10/03/28 00:56:25 M43zHrGx0
目に涙を浮かべて、頭を床に擦り付けて土下座する両親。母親とリカは嗚咽を漏らしていました。正に、修羅場といった状況でした。
余りの驚きで私はまともに返答する事ができず、とにかく帰ってもらい、後にリカと話し合いました。
リカの左頬は赤く腫れ上がっており、どう見ても平手ではなく、拳で殴られた様な感じでした。
…リカは自分のした事を本当に悔いているようで、私が言わなくても良いと言ったのにも関わらず、親に全てを話してしまったようです。私に対してと同じ位に、育ててくれた親を裏切ってしまったという罪悪感があったとの事でした。
私はリカのこの行為を聞いて、付き合い始めた頃を思い出しました。
私はリカの容姿は勿論ですが、愚直なまでに真っ直ぐなところに強く惹かれ、何度もアタックし、やっと付き合ってもらったのです。
赤く腫れた頬を弱々しくさすりながら話すリカを見て、正直なところ私の心は大きく揺れました。本能的に、守ってやりたいと思いました。