【5号機】 新世紀エヴァンゲリオン 【起動!】at EROPARO
【5号機】 新世紀エヴァンゲリオン 【起動!】 - 暇つぶし2ch124:【専属慰安婦(第14回)(12)】LASキッチー
11/02/13 02:22:29 goh3rl+Z

ネルフ本部の一室で、2人の女性が、向かい合う。
「いきなりピンタしたのは悪かったけど、アンタそれだけのことはしてるんだからね」
「私の愛しい、被保護者達に」
デスクに座った赤城リツコ博士に、同じデスクに頬づえをつきながら、葛城ミサト三佐は友人同士の仲直りのような口調でしゃべりかける。
「倫理的に許される行為ではないという自覚くらいはあるわ」
「でも、誤解が一つあるようね」
「今回の処置は、アスカをただ犠牲にしているというわけではないのよ?」
「見て、これがここ数週間の3人にシンクロ率の測定結果」
リツコが壁面にグラフを映し出す。
「これは…」
ミサトは目を丸くする。
リツコが微笑む。
「そう、アスカのシンクロ率の低下が止まったのよ」
「いえ、むしろ僅かながら回復の兆候さえあるわ。予断はゆるされないけど」
「そこまで考えてアスカを…?」
ミサトは椅子の背に体を持たせかけて呟く。
「それじゃあ、結局のところ私はただのお邪魔虫だったのかしら?」
「だったら、ちょっと寂しいわね」
ミサトは少々の疎外感を感じ、愚痴めいた言葉を漏らす。
「子供はいつまでも親の保護下にいるわけじゃないでしょ?」
拗ねた子供を諭すように、リツコがコメントを返す。
「この世界は、いつまで続くかわからない」
「使徒との戦いに勝ったとしても、平和な世界がやってくるとは限らないわ」
リツコの表情がこの時だけ、さらに険しくなるのをミサトはやや怪訝に思う。
「でも、あの子達なら未来を変えられるかもしれない。不器用で寂しがりのあの子たちが」
「そう。そうかもしれない」
ミサトは、そうあって欲しいと願う。
「ふふ、でもね。アスカを選んだのは、本当は、私の個人的な感情なのかもしれないわよ?」
「何?それ?」
ミサトはリツコの浮かべた複雑な笑みの理由を問う。
さっきまでのの科学者、子供達に対する母親という顔とは別の表情の意味を。
リツコはミサトの問いに応える。
「同じ碇家の男に魅入られてしまった女としての同情…」
「まあ、私たち親子の、ユイさんとレイに対するささやかな復讐といったところかしら」

(つづく)

ストーリィ半ばにして、ようやくタイトルが出てきましたw
エロ話より、ミサトさんの説教のほうが書くの大変でしたが、
ミサトさんにバレない訳ないしなーw、ということで結構重要なエピのつもりです
ミサトさんはアスカに冷たかった(絡みが少ない)、てな印象がちょっとあるので、その辺のフォローの意味もあります
珍しく予定どおりに投下できましたが、次は早くて一ヶ月後くらいですかね

レスありがとうございます。励みになります


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