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ベルサイユのばらでエロパロ - 暇つぶし2ch549:BxRo 捕まった黒い騎士
10/12/20 14:22:37 IwSwpr0L
ベルナールとロザリーで書いてみました。 ソフトな陵辱ありです。

パレ・ロワイヤルの地下に続く秘密の階段を下りるとひんやりとした冷気が感じられた。
黒いマントの男が両側に蝋燭の灯がついた重い木の扉を開けると3人の見張り番が先ほど
自分がさらってきた娘を取り巻きいて声を荒げ仲間割れをしていた。
「俺が先だ!」
「いや、俺に先にやらせろ。」
青ざめた娘は恐ろしさに今にも気を失ってしまいそうだった。男たちは突然部屋
に入ってきた黒装束に覆面の男を見ると、顔色を変えてさっと娘から身を引いた。
「おい、お前ら誰に許しを得てこんなことをしている!表の見張りはどうした。
いいか、こいつを助けにくる奴を捕らえるのが肝心なんだぞ。」
「へ、すいません。」
「さっさと仕事に戻れ。さもないとボスに言いつけるぞ。」
「わ、わかりました、黒い騎士。」
男たちは口々にボスには言わないで下さい、それだけは勘弁してください、
といいながら部屋を出て行った。

黒い騎士と呼ばれた男は床にへたり込んだ娘の顔をじっと見た。どうもこの顔に
見覚えがあるような気がする。でも貴族の娘など知り合いは無いし、一体この娘は?
と思っているうちに以前パリの街で出会った、母親を貴族の馬車にひき殺された
少女の面影が記憶の底から蘇ってきた。これはあの時の助けてやった娘じゃないか? 
なぜ貴族の館などにいるのだ。それにまるで貴族の娘のような姿で、こんな上等の夜着を着ている。
使用人をしているとも思えないが。 そうか、ということは・・・。
この娘はあの近衛将校の囲われ者なのか。

「お前はあの家の令嬢じゃないな? 貴族ではないだろう?」
「は、はい。私は違います。」
「やはりそうか。でもその格好・・・。お前は使用人でもないだろう?」
「・・・私はオスカル様に引き取られて・・・。 お願いです!ここから出してください。」
「だめだ。 お前は大事なおとりだからな。きっとお前の近衛将校が助け出しに来るさ。」
「そ、そんな! 私はどうなってもかまいません!でもあの方だけは!」
涙を浮かべて必死に近衛将校を助けようとする娘の姿に男は怒りがこみ上げてきた。
「お前、頭を冷やせ。貴族の囲われ者になっているくせにあいつの味方をするのか?」
「え?」
娘はあっけに取られて男を見た。
「今はそうやっていい暮らしが出来るかもしれないが、しょせん貴族の慰み者だ。
すぐにお払い箱にされるのがオチだぞ。」
「違います!私はそんな囲い者なんかじゃありません。第一あの方は女性です!」

「なにい、あれが女だと?」信じられん、と男は思ったがふと以前読んだ
ジャンヌ・ド・ラ・モットの回想録に王妃が同性愛の相手として
女性の近衛将校をそばにおいているという話を思い出した。
「ああ、そういえば王妃の犬の中に女の将校がいたな。
ジャンヌ・ド・ラ・モットの回想録に載っていた近衛将校があいつか。

「そうか、なるほどね。ではお前はレスボス島の住人というわけだな。」
娘はこのあまりにひどい誤解をどうやって解いたらよいものか頭が混乱してしまい、
一言も言い返せなくなった。 男はそんな娘の様子に、図星だろう、
と勝ち誇ったように言い放つと、冷たい声で娘の心を突き刺すように言葉を続けた。

「それで先ほどのお前の必死な形相も納得できるよ。身も心もあいつに絡め取られて
しまっているわけだな。 だがな、よく聞け。あいつは貴族だ。飽きたら犬猫のように捨てて、
またべつの女を囲い者にするさ。 そしてお前はまたパリの貧民窟にまい戻るわけだ。」
「違います!違います! あの方はそんな方ではないわ!」
「お前が知らないだけで、俺はそんな話を掃いて捨てるほど見聞きしているのさ。 
お前も今のうちに考えを改めたほうがいいぞ。 パリで売春婦になるったって
同性愛専門じゃなあ。 そうだ、ひとつこれから俺が教えてやろう。男もいいものだぞ。」
男は楽しそうに扉の内側から閂をかけた。




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