ベルサイユのばらでエロパロat EROPARO
ベルサイユのばらでエロパロ - 暇つぶし2ch350:名無しさん@ピンキー
10/12/06 00:02:59 4F8FjzE3
>>348
過去ログSSも当然の事ながら著作権あるよね
でも無いとしたらエロパロ全SSを土人にして誰か通販して欲しいなあ

351:名無しさん@ピンキー
10/12/06 02:24:13 tyezKYDH
>>349

URLリンク(www2.bbspink.com)

ここの608からです。

352:名無しさん@ピンキー
10/12/06 02:27:25 tyezKYDH
あれ?
フェルゼンの告白を読んだならビーバーも読んだよね?

353:名無しさん@ピンキー
10/12/06 07:38:20 0dM82vh+
>>348
大昔あるスレの過去の投下作品を、自分の作品として本にしてイベントで売った馬鹿がいました。
その事を知った原作者である職人さんは大激怒。
自分も過去作品に修正加筆して、さらに新作まで追加した本を出すと宣言し実行。
おまけに「他人に金儲けをさせる為に書いていたわけじゃないのに、そんな風に使われるなら、皆の望み通り今後作品発表は全てオフでやる」と宣言したのをきっかけに
悪用を恐れた他の職人さん達も、作品発表の場をブログやサイトに移行。
職人が消えたスレには「あの馬鹿のせいで」と怨みの書き込みが満ち溢れ、雰囲気最悪のままスレは消滅し二度と新スレが立つことはありませんでした。
本にして販売するという事はお金も絡むし、このケースと同じ事になる可能性もあるよ。
あまり安易にそういう事は言わない方がいい。


354:名無しさん@ピンキー
10/12/06 08:30:48 VQpgbEfX
>> 351
ありがとうネ。でも有害サイトってことでブロックされちゃってるの。解除の
方法もあるようだけど、子供も使うのでこのままにしてるの。
>>352
ビーバーはフェルゼンの告白と同じスレだったのかあ。告白はすごくよく出来てたのでゆっくり楽しむために印刷しておいたの。
あの時はJOをメインに探してたので気づかなかった。次に訪れたときにはもうブロックされてたの。
フェルは印刷しておいてよかったわ。

>>353
なるほど。おっしゃるとおりだな。流れていくのが2chのサダメ。
それもまたよし。
自分の楽しみのために気に入ったやつをとっておけばいいのだわ。


355:名無しさん@ピンキー
10/12/06 13:09:24 x7snnOEG
ビーバーはぜんぜん面白くないよ
エロでもないしパロとしても最下位
なのに、なぜか、いつもビーバービーバーうるさいのがいるw
スレみてても見逃したでしょ、それで正解
そんなレベル

356:名無しさん@ピンキー
10/12/06 18:30:12 eFekp+sf
蒼い波が好き。6年ぐらい前の。

357:名無しさん@ピンキー
10/12/06 18:34:41 oRWv2bTl
SS保管庫作るべき

358:名無しさん@ピンキー
10/12/06 20:36:28 tyezKYDH
>>354

URLリンク(www2.bbspink.com)
これが有害サイトでブロックで
このスレが見れるとか訳わかんね

359:名無しさん@ピンキー
10/12/06 20:37:18 tyezKYDH
>>355
あなたには理解できないのです。
それだけのことなのです。

熱くなるなw

360:名無しさん@ピンキー
10/12/06 22:02:50 ezIOsUjH
ビーバーはその時の流れで読んだらかなり面白い。
そこだけ抽出して読むと全然面白くなかった。

361:1リーブルの行方 その2.5
10/12/06 22:24:25 EXGVoWaY
その3まで話が飛ぶので補足いれときます。
>>235-238 >>278-281の続きです。
アンドレ(この頃31~32歳)のやけっぱち作戦が効を奏して、
オスカル(年齢非公表)との心の距離はどんどん開いていきます。
しかし同時に、オスカルの心の中のアンドレは「見知らぬ男性」に変わっていくのでした。
ちょっとしたケンカ状態になったふたりは当たり障りの無い会話しかしない関係になります。
そんな頃に首飾り事件は佳境を迎えます。
オスカルは宮廷で批判の的となり、自分を慰めてくれる心の支えのロザリーは
ジャンヌからの手紙をアンドレに託しポリニャック家に移る決心をしました。
そして急遽決まったサベルヌ遠征。
ベルサイユからサベルヌまでの距離は東京~京都間に匹敵します。途中山越えだってあります。
その距離を「男性多数の中に女性一人」の団体様で旅行するのです。
アンドレは基本的に職務には忠実ですから、プライベートな感情は抜きにして、
ジャンヌのアジトでの活躍以外にも、往路復路と、道中そりゃもう身を粉にして
ツアコンとして働きまくったに決まっています。
下心があろうがなかろうが、長旅の間、自分ひとりのために屈強でかつストイックな
三十路男がつきっきりで働いてくれるのですから、これでグッとこない女は、まあ、いなかろうと。
オスカルの人生の中で、ここまでアンドレと濃密に寝食と労苦を共にした時期はそうそう無いはずです。
過去にも二人は一緒にアラスへ旅行に行っていますが、
アラスなんてサベルヌに比べたらパリのスグソコちょっと北です。
(とはいえこれも東京⇔浜松くらいの距離はあるのですが。)
三十路兄貴のアンドレは近衛の隊員からの信頼もこの時点では充分に得ているので、
近衛の若者たち(ジェロ含む)はそんな二人を傍から見てちょっと羨ましく思うのでした。
帰宅後に准将に昇進したことを告げられて「アンドレ、昇進ならお前のほうこそふさわしいのに…」
とうつむき加減に言うオスカルの言葉は、サベルヌ修道院での救出劇以外にも
強行ツアーの道中で相当アンドレが活躍したであろうことを髣髴とさせます。
以上の経緯でオスカルの女スイッチはアンドレによってバッチリとオンにされてしまっているのですが、
そんなことアンドレはまったく知りませんし、オスカルもそんな自分自身を認められません。
でも慰めてくれるロザリーは、もう居ませんし、
唯一の逃げ道候補のフェルゼンはまだちょっと遠いのです。
サベルヌから帰ってきて1週間。周囲の人間がチヤホヤする一方で、
オスカルは女としてひとり眠れぬ夜を過ごしていたのでした。
アンドレの態度は憎らしいほどに昔から変わりません。もちろんそれは彼の努力の賜物なのですが。

という状況でスタートします。

362:1リーブルの行方 その3
10/12/06 22:25:46 EXGVoWaY
OAです。これだけアンドレの語りです。長めなので大まかに粗筋書きますと
「私に内緒でフーゾクに行くなんて何この人信じらんない酷い」
「謝らないもん!でも何でもするから許していやマジごめん」という、犬も食わないグダグダです。
誤字アッタラスマン
-----------------------------
1/8
サベルヌ遠征の喧騒も一段落して、オスカルも准将の地位に慣れてきた頃。
オスカルは現場仕事が好きな性分だっただけに、
事務作業や会議への出席が増えた今の仕事に必ずしも満足しているわけではないようだが、
職務上より責任ある地位に就いたことで、以前より振る舞いが慎重になり、
書斎でひとり思索にふけることも多くなった。
彼女が寡黙になった理由のもう一つは、ロザリーが屋敷から去ったことだ。
ロザリーは自らの意思でポリニャック家に入った。
それが喜びに満ちた帰還では無いことは誰の目にも明らかだっただけに、オスカルの後悔は止まなかった。
誰もが寡黙になりがちな初秋の、そんな退屈な時期だった。

「サベルヌでも思ったが、アルザス料理もなかなか美味いものだな」
オスカルはそう言ってビールを飲み干した。
「お前の目当ては料理じゃなくてそのビールだろうが。」
俺はそれがもう何杯目なのか数えるのを止めた。店の親父が近寄ってきた。
「あの~、旦那、お生憎様ですがそろそろカンバンなんで…」
まだ居酒屋が店じまいするには早い時間だ。
「なんだ、もう料理が終わったのか?親父さん、この店の煮込みは美味しかったよ!」
オスカルはすっかり上機嫌だ。
「いやあ、終わっちまったのはビールのほうでさ。」
…もう、なんて顔をしてるんだよ、このウワバミ女は。
酒が切れたくらいでこの世の終わりみたいな顔するなって。

王后陛下が来月パリのオペラ座にお忍び行幸されるという。
ただでさえ物騒な昨今、更には黒い騎士などという盗賊の噂もあり、
事前にオスカルが直接パリの導線の下見を行うことになった。
久しぶりの現場復帰だ。無論、この下見も隠密裏に行われなければならない。
オスカルは俺一人を供にして街を歩き、巡邏が一通り済むと、
「急ぎで報告する必要もないから」と、日暮れ早々下町の居酒屋に嬉々として乗り込んだ。
軍服とお仕着せはジャルジェ家のパリの屋敷で質素なものに着替えてきた。
こういう事に場慣れされちゃうと、俺の責任問題にもなるんだよね…。
「よし!次の店だ!行くぞアンドレ」
待ってくれよ、まだ勘定終わってないのに。

363:1リーブルの行方 その3
10/12/06 22:26:33 EXGVoWaY
2/8
流しのバンドネオン奏者がボヘミア調の適当な旋律に合わせて当世の流行り歌を口ずさんでいた。
「兄さん方、この街で男酒とは淋しいねえ。」
「ハハッ、おじさんにも神様の加護がありますように。」
すれ違いざまに皮袋に2スウ硬貨を落とした。
そんな間にもオスカルは一人でどんどん先へ行ってしまう。この辺りに詳しいわけも無いのに。
「あいつ、居酒屋を探り当てる鼻は利くんだよな。」
小走りで追いかけるともう一つの歓楽街に出た。パレ・ロワイヤルだ。…早く抜けるに限るな。

「あらぁ?貴方ロベールじゃない?もう来てくれないのかと思ったわ。」
"金の林檎"という名のテナントの前を過ぎようとした時、屈託の無い声に呼び止められた。
人違い、で通せる雰囲気ではない。まったく、素晴らしい記憶力だ。
「やあ、久しぶりだね。」
無難な笑みで返したが心は冷や汗で満たされ、酔いが一辺に冷めた。
傍らのオスカルは一瞬驚いた顔をしたが「ふーん、ロベールねぇ。」と横目で軽く侮蔑の表情を浮かべ、
意外にも、まるで遊びなれたかのような口調で挨拶した。
「今晩はマダム、何やら私の友人が随分世話になったようだね。
こんな美しい方と同じ時を過ごしたなんて、あいつも隅に置けないな。」
「お友達?まあ素敵な方。ふふふ、お二人一緒でも歓迎するわよ。」
な、何をどう、一緒に歓迎するって言うんだ?!!
俺は必死に口角を上げて余裕を装ったが、傍からどう見えていたのかは自信がまったくない。

オスカルはなおも続けた。
「これは残念なことをした。だが私はたった今こいつにカードで派手に負けたばかりで手持ちが無い。
マダム、済まないね。男同士の勝負の方が今は優先事項だ。今から取り返さなければならないのだよ」
そうしたらお店に来てくれる?と言いたげな顔で女が続けた
「ハンサムな旦那さま、もう一本先の通りにこの辺りで一番上等な調度品を揃えた店があるわ。
そこでなら貴方にもきっとツキが訪れてよ。」
「有難う美しい人。さあ行こうロベール、今夜こそ勝ち逃げは許さんからな。」
「あ、ああ。そんな訳で悪いがマルゴ。また今度。」
「ふーん、マルゴねぇ。」オスカルの視線がまだ痛い。

教えられた通りを更に2本過ぎた路地まで無言で並び歩いた所で、オスカルが口開いた。
「あの娼婦、実際美人だ。結髪の後れ毛が、悩ましくて」
娼婦、という言葉を今更否定はしなかった。つまらない男の見栄だった。
「私に…似ていた。」
こういう勘のよさは流石女だ。確かにマルゴの面差しはオスカルに少し似ている。
だからこそ俺は客になったんだ。
「気のせいだ。暗がりの中で美人も醜女もわかるもんか。それに金髪の女などいくらでもいる。」
オスカルは、そうじゃない、と軽く首を横に振ると歩む足を止めた。
「もう、あんな店には行くな。」


364:1リーブルの行方 その3
10/12/06 22:27:13 EXGVoWaY
3/8
「妬いているのか?」
「まさか…!従卒のふしだらな行いを正すのは主人として当然のことだ!」
ああ、お手上げですご主人様。目を伏せて"降参"の仕草で返した。
「アンドレ!飲み直しは屋敷に戻ってからだ。
父上がここの書斎にコニャックのコレクションを隠しているんだ。何本か空けてやる。」

別邸に戻り、続き間の長椅子にだらしなく身体を預けていると、
オスカルは着替えも早々に書斎の奥から高そうな琥珀色のボトルを持ち出してきた。
空のグラスがひとつ、俺の胸にぐいと突きつけられた。
いくらでもお付き合いしますとも、これで贖罪になるのなら。

長椅子から身体を起こすと姿勢を整え、覚悟を決めてテーブルを挟んで向かい合った。
自分の分を注ぐと、既にオスカルは軽やかに杯を干していた。
やはり無骨な陶器のビアジョッキよりも繊細なクリスタルのほうが彼女には似合う。
ガラス越しに透けて見える唇が酒のアテだ。
それに丁度いいことに、口元だけ見てれば視線を反らしたままで居られる。

だが、2杯目を注ぎながら語るオスカルの言葉は視線よりもキツいものだった。
「私より先にバージンを捨てやがって。」
お嬢様、いくらなんでもそれは直球すぎやしませんか?!第一、競い合った覚えがありません。
「…ずるい。」
狡いと云われましても。
俺の沈黙が肯定の意味に捉えられるのは今に始まったことではない。
オスカルのほうが、余程狡い。
「俺も、その、男だし。」
それで娼館通いが正当化されるとは思っていなかったが、この言い訳は浅はかだった。
「それでは女の私はどうしたら良いのだ。」
困ったことにオスカルは自分の都合で時々女に戻る。
貴族のお嬢様らしくさっさと結婚してあとは好きに恋愛してろとは、この人には口が裂けても言えない。
俺も2杯目のグラスをあおった。これ以上の科白を聞くのが恐ろしい。
「嫉妬…したんだ。私よりもずっとはやくに大人になったお前に。」
オスカルは普段なら自身の胸のうちなぞ絶対に口にしない。これは酒のせいだ。
大体なんだひとの気も知らずにこの女は。俺はお前から逃げる為に、その都度あの女を抱いたんだ。
「そして私はもう一つ嫉妬したんだ。お前に抱かれたあの娼婦に。」
俺は逃げ場を失った。

365:1リーブルの行方 その3
10/12/06 22:27:58 EXGVoWaY
4/8
「俺はお前のことを裏切ったのだろうか。」
あえて謝罪する気はなかった。
しかし、碧玉の目から涙が溢れるのを前にして、身の置き場を探すのに惑った。
何で泣くんだ。これじゃまるで浮気を問い詰められる下町の亭主じゃないか。
「お前の人生なのだから、女を抱くななどと言う筋合いが私には無いのはわかっているのにな。」
ああどうせ悪いのは俺ですよ。もう一口、酒に逃げた。

「でも…お前は卑怯だ。いつの間にかいかがわしい場所に出入りして男女の睦事に通じたかと思えば、
私の…私のロザリーにまで手をかけやがって!」
なんだこの説教部屋状態は。オスカルはこんなに酒癖悪かったっけ?…いや、結構悪いんだった。
「そうやってお前は大人面して離れた所から私がしていることを笑って見ているんだ!
男の振りをして生きる私の人生は、今のお前からはさぞや滑稽だろう?!」
はいはい全部悪いのは俺ですよ。
「私は…私はお前が羨ましい。私がロザリーと…あんな事をしたのは、お前が羨ましかったからだ。
私にお前と同じ身体があったなら、こんなに辛い想いをすることは無かったのに!」
それはこっちの科白だ馬鹿野郎。オスカルが本物の男なら俺だってここまで思いつめたりするもんか。

身勝手なのはお互い様だが、言われ放題でいるつもりもない。
ロザリーのひたむきさを思い出すと、俺も心が痛い。
「そういえばロザリーが言っていたな。
『本当の男性だったらどんなに楽だったか』とお前がこぼしていた、と。
オスカル、自分でそれが何故なのか、解るか?お前は別に心底男になりたい訳じゃない。
ただ女であることから逃げたがっているだけなんだ」
自分でも不思議な位、言いづらいことを一気に吐くと、俺はグラスの中身も一気にあおった。

「男の人生が気楽だとでも思っているのか、オスカル?ふざけんな。
あの子がジャルジェ家を去ったのは、ポリニャック家からの脅迫があったからだけではないのだぞ?!
当のお前が気付いていないわけではないだろう?!」
オスカルもグラスを空にした。ボトル2本目に突入だ。

「俺のことが羨ましいだと?フン、まさか娼婦の扱い方を知りたいとでも言うんじゃないだろうな」
ブラフをかけると、さっきまでまくし立てていたオスカルは途端にうつむいた。
「お前があの娼婦を、どのように愛したのかを、この私が知りたがっていると…?」
だから、こっち見んな馬鹿。
「…教えたら、それで俺のお前への裏切りの罪が購えるのなら。お前に教えてやる。」
オスカルは再びうつむいて、コクリとうなずいた。…こんな筈じゃなかったのに!

366:1リーブルの行方 その3
10/12/06 22:29:17 EXGVoWaY
5/8
オスカルは開け放たれた扉向こうの続き部屋までトボトボと歩き、ベッドに倒れこんだ。
正確には倒れこんだ音が聞こえた。中を覘くと、うつ伏せのまま横たわっていた。
「おい。」
寝室に入り声をかけるとオスカルは半身をおこして肩越しに振り向いた。眼差しが誘っていた。
灯りを背にした俺の顔が見られていないのが救いだった。
酔いが足りない、酒をもう一口。と続き間に戻り、グラスとボトルを持って薄暗い寝室に入ると、
すでに手を貸すまでも無くオスカルは自分からシャツを脱ぎ始めていた。
コルセットは最初からしていなかった。露に開かれた胸からは上気した酒精の匂が漂う。
俺はここ何年も、こんな事態になるのを一番恐れていた筈だった。
「だめだ…こんなことは…。どうか、この不実な従卒を赦してくれ。」
寝台の脇で額づき、主人の手をとり赦免を乞うが、オスカルから赦しの言葉は無かった。
ならば行動にて示せ、と言わんばかりに、最初の口付けはオスカルから与えられた。
覚悟を決めて覆い被さると、あとはひたすら一方的にオスカルの口腔を攻めた。
心なしか彼女はそれを待ち望んでいたかのように思えた。
キスにここまで時間をかけた経験は今までに無かった。
ようやく顔を離すと、オスカルはまだ濡れた唇から思いも寄らぬ言葉を紡ぎだした。
「わたしはこれを待っていた…二度目だ。」

相手に音が聞こえるのではないかと思うほどに、心臓がドキリと鳴った。
わずかに怒気を込め、喉の奥から吐気出すのが精一杯だった。
「…あの夜のことを…気付いていたのか。なんて奴だ。」
「言うつもりは無かったんだ」
いつぞやパリから歩いた夜のキスのことをオスカルは覚えていた。
むしろ、これまでずっと気付かぬ振りをされていたのだ。
もしやオスカルを女として苦しめていたのはフェルゼンではなく、俺の方だったのだろうか?

「なんて事だ、今まで俺のしてきたことは…畜生!」
自分の仮説に押しつぶされそうになるのを堪えるのに必死だった。
怒りにも似た感情が込み上げてくるのが抑えきれない。
グラスに残った琥珀色の液体を横たわるオスカルのむき出しの上半身に振りかけた。
「あ…」
「お前という奴は。」
抱きすくめると、コニャックで濡れた肌の部分を唇でなぞり、吸い上げた。
つんとした乳首に食らいつくと、先端が舌の上でさらにきゅっと固くなるのを感じた。

367:1リーブルの行方 その3
10/12/06 22:30:03 EXGVoWaY
6/8
オスカルは嬌声をあげて身をくねらせたが、術中に嵌っていたのはむしろ俺の方だった。
キュロットの上から目的の間隙を探り当てるのは造作も無い。
布の上から股間を撫で上げると背筋が一瞬ばねのように反ったが抵抗する意思があるわけでもない。
俺は自分自身の指をぺろりとひと嘗めしてからキュロットの隙間から手を差し入れ、
しかるべき箇所に無遠慮に、指を2本挿し入れた。
「指を濡らす必要無かったな。」
逃げ場の無い愛撫だった。腕の中のオスカルはまるで手負いの牝鹿だった。

「わたしの知らぬ間に…お前がこんな事を覚えていたなんて…赦さない。アンドレ。」
この期に及んでなお俺を支配しようとするのか。俺は耳元に口を強く押し付けて囁いた。
「ロザリーから聞いた。指だけじゃ満足出来ないらしいな?」
うっとりと腰を優雅に揺らし、自分自身で男の指の感触を楽しみながら、
オスカルは「そうだ」と一言答えた。
キュロットを脱がせるとオスカルは「喉が渇いた」とベッド脇のテーブルの上に手を伸ばし
命の水で喉を潤した。その間に俺も衣類を外した。
「これ以上は俺も引き返せないぞ。」
「構わない。」
このままオスカルと身体を繋ぐ前に、俺は理由が欲しかった。愛以外の理由が。
「いつぞや馬車の中で貸した1リーブル、」
「?」
「お前からまだ返してもらっていない。」
ああ、あれ、とオスカルは意外にすんなりと認めた。
「今夜返してもらうよ。これで今夜の事は金の繋がりだ。互いに気兼ねする必要はない。
お前は一夜限りの娼婦で俺は行きずりの客だ。明日になれば何もかもご破算。」
オスカルからの返答は無い。

368:1リーブルの行方 その3
10/12/06 22:31:44 EXGVoWaY
7/8
オスカルの手を取り「ほら…ね」と猛る部分を闇の中でひと撫でさせると、
「ああ…」とオスカルはうっとりと目を閉じた。
その後は何も語らずに仰臥させて脚を割り、緩やかに腰を進めた。
(娼館でマルゴを抱いた時はもっと力任せに打ち付けて、何度かオスカルの名前を呼んでしまったっけ。
彼女にも少し、悪いことをしたな。)
女同士の睦み合いの経験はあっても男性を受け入れるのは初めての身体。
律動のリズムは限りなく穏やかに心がけた。
始めはつらそうな素振りだったオスカルも次第に艶やかな悦びの声で啼いた。
ロザリーの言うとおり、自分の胸に愛しそうに触れている。
「あ…どうなってる?どうなってるのだ、私の中…。あ、ああ…いっぱい擦れて…。」
「擦れて、何だ?気持ちいいか?気持ち良かったら云えよ、『女で良かった』ってさ!ほら、云えよ!」
オスカルの口から「男だったら良かったのに」なんて言葉を俺はもう聞きたくなかった。
これ以上自分を否定して生きて欲しくはなかったのだ。
「あ…あ…凄く、凄くイイ…っ、アンドレ、わたし、わたし…。」
「私は…何だ?これでもまだ、男だったら良かったか?女に生まれて後悔しているのか?」
腕の中でオスカルは女としての法悦を狂おしいほどに求めていた。
辛い想いを抱えていたのは俺やロザリーだけだなんて、思い上がりも甚だしいことだった。

今頃酔いが回って来たのか、今夜の感度はいささかニブっていた。
その間にオスカルは何度か身体をこわばらせ、熱い息遣いと共に足指の先を震わせていたが、
「もっと」とも「止めろ」とも指示はまだ無い。代わりに口から出たのは懇願だった。
「アンドレ、お願い…もう、あの女の店には行かないで。」
まだ喋る体力があるのかこの女。
「お前の男の部分が辛くなったら、またこうして私を抱けばいい…。1リーブルにまけてやる。」
畜生、俺はこれでは永遠に報われない。一体何の罰だ。
幾度も夢に見た愛しい者が腕の中に転がり込んで来たのに、それを自分自身で打ち砕かなければならないなんて。

369:1リーブルの行方 その3
10/12/06 22:34:42 EXGVoWaY
8/8
その後も黙々と奉仕を続けていたが、気付くとオスカルは力なく微睡んでいた。
「おい、何だよ、先に寝ちまうなんて。俺はまだイッてないぞ?!」
オスカルにもようやく酔いが訪れたのか、そのまま起きる気配がない。
まだ固さの残る陰茎をぬるりと引き出すと、ふら付きながら起き上がり、
テーブルの上の、酒の残り全てを喉に流し込んだ。
そして寝台には戻らず、「馬鹿野郎」と吐いて隣部屋の長椅子の上に堕ちた。
眠りに落ちつつある意識の中で辛うじて理解したことには、
俺はどうやらオスカルから離れようとすればする程、結果が裏目に出るらしい。
そもそも俺が娼館通いなぞしなければ今宵の事態は避けられたかもしれないのだ。
肌を合わせはしたが、俺の口からオスカルに愛の言葉を告げることはついぞ無く、
思わず口走りそうになりながらも、それだけは耐えきることが出来た。それでいい。
しかしなんと非道い女だ。愛していると口に出来ない辛さを代わりに肉欲で解消しろとでもいうのか。
ああ、俺もアメリカ遠征に志願すりゃ良かった。

~数日後~
アンドレは、雪になる前に母の墓参に行ってくる、と、珍しく休暇を取った。
出立の日、思いがけないことにオスカルが見送りに出てくれた。
「プロヴァンスはサベルヌよりもずっと遠いんだぞ?!?」
「ふふ、帰ってくる頃には訛りが戻っているかもな。」
しばらく供が出来ないことを済まなく思うが、代理の者に引継ぎは済ませてある、と言い残すと、夜明け前に南へ出立した。
オスカルは主人なのだから行くなと命じることも出来たはずなのだが、
言葉からにじみ出る意思の強さに気圧されて「そうか、気をつけて」としか言えなかった。
アンドレがわざと自分と距離を置こうとしていることは、もはやオスカルにも明確だった。
あの夜以来、結局アンドレはオスカルに一度も触れないし、まるで無かったことにされている。
2ヶ月もすれば戻ると言ったが、もしかしたらもう戻ってこないつもりなのかもしれない。
「今年のノエルはひとりで過ごすことになるのだろうか。わたしも彼から離れる努力をしなければならないな…」
オスカルはクローゼットの中にまだ一度も袖を通したことの無い気の毒なドレスがあることを思い出した。

その3おしまい。


370:1リーブルの行方 その3
10/12/06 22:37:52 EXGVoWaY
以上です。
重箱の隅にばらを咲かせる。
コマの隙間に無限の時間が。
苦しめれば苦しめるほど(ベルばらへの)愛が深まる。
をコンセプトにわりと原作の時間軸を守って書いてみました。

以上でシリーズ一応完結です。続きを考えていないわけではないのですが、
エロ要素が限りなく無くなりそうなので投下は未定です。
駄文長々と失礼しました。

371:名無しさん@ピンキー
10/12/06 22:47:46 BUjjx2C+
GJ!

すれっからし気味のアンドレが良い~

372:名無しさん@ピンキー
10/12/06 22:48:24 eFekp+sf
GJ!

軽やかな感じの文体がとても心地よかった。

373:名無しさん@ピンキー
10/12/06 23:32:17 wgpeLZpo
GJ! このタイトルはそういう意味だったのかー
しかしオスカルは身勝手だよなぁ
やさぐれたアンドレに同情しちゃうよ

374:名無しさん@ピンキー
10/12/07 00:38:27 mb7wTjUV
GJ!
エロが無くても続き読みたい!


375:名無しさん@ピンキー
10/12/07 01:23:10 X2tVpDLg
良かった!
ふたりが心の内を隠しながら、割り切って振る舞ってるところに萌えました。

376:名無しさん@ピンキー
10/12/07 12:23:06 f/WsHpto
18禁ベルばらかるた出てほしい

377:名無しさん@ピンキー
10/12/07 15:21:48 Y0SLareb
じゃあ作ろうよ

お おれにはまだ見たいものがある!

378:名無しさん@ピンキー
10/12/07 15:32:52 frBQMhgk

ち  ちゃっかり読んでたオスカル様 (「オルガンの作者か?」で)

379:名無しさん@ピンキー
10/12/07 15:38:05 D3EOKLn9
あ アンドレあとでわたしの部屋へ…
こ こわ…い…!!

380:名無しさん@ピンキー
10/12/07 15:51:53 eoX/Dgh9
普通のカルタじゃね?

381:名無しさん@ピンキー
10/12/07 15:52:51 Ta+r4HM2
い いちどでいい、契りたい・・・!
う 生まれてきてよかった!


382:名無しさん@ピンキー
10/12/07 19:29:12 zDD7/yvM
ね 熱っぽくて 弾力があって

383:名無しさん@ピンキー
10/12/07 19:31:22 GK7CJPV7
ぐにゃっとしていて思ったよりも硬い









秋刀魚

384:名無しさん@ピンキー
10/12/07 21:44:42 N64iMhH7
し 初夜なのに青姦
あーアニメだ

385:名無しさん@ピンキー
10/12/07 21:58:28 SphKwoa6
ほ 蛍が見てる

386:名無しさん@ピンキー
10/12/07 22:10:18 ZAcJpSCM
アニメのアンドレの裸、赤すぎない?

387:名無しさん@ピンキー
10/12/07 23:28:34 SphKwoa6
は 放せアンドレ

388:名無しさん@ピンキー
10/12/07 23:39:54 Y8oTGEmv
い いやああ~ッ!!

389:名無しさん@ピンキー
10/12/07 23:59:37 GK7CJPV7
あ 愛している 愛している 愛している

390:名無しさん@ピンキー
10/12/08 00:19:59 eR6czNTI
け 結婚なんてやめてくれ

391:名無しさん@ピンキー
10/12/08 00:20:52 eR6czNTI
の 望むことはわがままなのか

392:名無しさん@ピンキー
10/12/08 00:21:47 eR6czNTI
か 体を重ねてみたい

393:名無しさん@ピンキー
10/12/08 01:27:09 3jEJ5JvH
わ 私の体の中をあんなにもくるおしく熱く
駆け抜けていったのはおまえではなかったか

394:名無しさん@ピンキー
10/12/08 01:46:02 QGHrXvIW
す 吸うようにしっとりと おしつつみ しのびこみ

395:名無しさん@ピンキー
10/12/08 08:45:00 /cFLUQqm
台詞やモノローグだけで十分18禁だな

396:名無しさん@ピンキー
10/12/08 09:36:58 aZH98ozs
ち 近く近くタマを寄せ合い・・



あ、違った たましい か

397:名無しさん@ピンキー
10/12/08 09:38:27 aZH98ozs
か 体の中を、くるおしく熱く駆け抜けていくアンドレ

398:名無しさん@ピンキー
10/12/08 10:02:14 eR6czNTI
こ この甘い疼きはなんだ

399:名無しさん@ピンキー
10/12/08 12:20:14 pj6lh2w1
女ってこういう無意味なこと好きだね

400:名無しさん@ピンキー
10/12/08 14:30:54 iDstaoxa
も もう待たない

401:名無しさん@ピンキー
10/12/08 15:18:25 r0U/npj7
ベルばら色かるた か

402:名無しさん@ピンキー
10/12/08 15:51:51 /cFLUQqm
お 女だということを体で思い知らせてやる

これ少女マンガだよね

403:名無しさん@ピンキー
10/12/08 18:52:10 l5D+aLcC
へ 兵舎でろうそくプレイ
な なにせみんな女には飢えた野郎ばかりでね

404:名無しさん@ピンキー
10/12/08 19:06:15 eR6czNTI
ま 前髪ちりちり焦がされて

405:名無しさん@ピンキー
10/12/08 20:56:24 eWQo+bh+
みんながジャンに見えるw

406:名無しさん@ピンキー
10/12/08 21:36:23 eR6czNTI
や 破けたブラウス

む 無理矢理キスして襲いかかる

う 動くな動かずに聞け

し 寝台に押し倒す

な 涙を流して犯されずに済む

に 二度としないと涙の誓い

407:名無しさん@ピンキー
10/12/08 21:38:37 D+OvRC3x
さ さあオスカルわめくがいい、さけぶがいい!
ほ ほかの女になぞ いちども目をむけたことがなかった。
え エロ本は大ベストセラー ジャンヌ・ド・ラ・モット回想録


408:名無しさん@ピンキー
10/12/08 21:38:57 7L7hksSh
少女漫画じゃないみたいww

409:名無しさん@ピンキー
10/12/08 21:53:47 D+OvRC3x
と 年下の男なんぞ私の趣味ではない!
そ それで どうしようというのだアンドレ

410:名無しさん@ピンキー
10/12/08 22:01:48 zA7jITIv
皆、天才ww

>>406
「涙を流して犯されずに済む」って身も蓋もねぇ~w

411:名無しさん@ピンキー
10/12/08 22:11:25 D+OvRC3x
み 身をひくことがただひとつの愛の証

ひ ひとの心に命令はできませんぞ

つ つよく賢いこどもを産め・・・?


412:名無しさん@ピンキー
10/12/08 22:44:17 SM5HF/tq
ひ ひんにゅうぅぅぅ・・・・これほど小さいとは・・・・・あぁぁぁぁ・・・

413:名無しさん@ピンキー
10/12/09 00:23:29 2uU7ggi/
わ わたしのこの胸でよければ

414:名無しさん@ピンキー
10/12/09 00:41:23 j/wc3VRT
き キスの上手さが分かれ道

415:名無しさん@ピンキー
10/12/09 04:39:29 j/wc3VRT
は パレ・ロワイヤルで筆おろし

416:名無しさん@ピンキー
10/12/09 06:18:54 /1U0TIrY
り 輪姦寸前にアンドレ乱入

417:名無しさん@ピンキー
10/12/09 08:44:51 VLYTlOxH
>>412-413
この流れにワロタ

418:名無しさん@ピンキー
10/12/09 09:42:38 GVhJtecx
ユリウスとオスカルってどっちが貧乳だろう?

419:名無しさん@ピンキー
10/12/09 11:48:43 tGclJZpX
た 頼むから、と泣き泣き哀願

420:名無しさん@ピンキー
10/12/09 12:39:42 VLYTlOxH
頼み込んだり跪いたり這い蹲って泣いたりする姿が
ここまで様になるキャラはそういない
>>418
ユリウスって公式なサイズとか出てるのかな?
何となくオスカルの方がありそう でも妊婦時のユリウスには負ける

421:名無しさん@ピンキー
10/12/09 12:44:28 pGDvqD3p
全裸でオスカルの足元に土下座するんですね。
解ります。

422:名無しさん@ピンキー
10/12/09 13:33:27 /1U0TIrY
み 三十路過ぎでもやっぱり怖い



423:名無しさん@ピンキー
10/12/09 13:45:25 4g1UN4hv
あ あ……

う うう… ぐうっ………!

424:名無しさん@ピンキー
10/12/09 15:00:38 /1U0TIrY
す 全てがほしいと身もだえる

425:名無しさん@ピンキー
10/12/09 15:06:35 /1U0TIrY
く 暗闇でお嬢様にやらしい狼藉

ち 契りたい頭の中はそれでいっぱい

に 二度としないと誓い立て

し 死にそうなぐらい実はやりたい

426:アンドレ×オスカル公開子作り
10/12/09 15:14:08 NYXSUUkl
全裸土下座といえばアンドレの十八番ですよ

427:名無しさん@ピンキー
10/12/09 15:14:33 NYXSUUkl
げっ
名前欄残ってた
すみません

428:名無しさん@ピンキー
10/12/09 15:36:38 /1U0TIrY
か カーテンを開けっ放しでやりまくる

429:名無しさん@ピンキー
10/12/09 15:41:35 tGclJZpX
ほ 頬寄せ合うイメージで肉欲あらわす

430:名無しさん@ピンキー
10/12/09 15:43:16 ySOwnmNG
や やらせてください。お願いします。(全裸土下座)

431:名無しさん@ピンキー
10/12/09 15:49:04 tGclJZpX
ぜ 全裸で両腕広げます

432:名無しさん@ピンキー
10/12/09 15:51:45 pGDvqD3p
ふと思ったんだが、かるたなら絵札がいるよね?
だれが絵師ならいい?
正直ベルばらをリアルタイムで連載していた頃の御大なら文句なしなんだが
今の絵だとね…。

433:名無しさん@ピンキー
10/12/09 16:14:52 /1U0TIrY
今の御大の絵になるぐらいなら、長谷川哲也のほうがなんぼかマシ。

冗談抜きで考えると、デスノートのころの小畑健。
でも、エロさが足りない気もする。



434:名無しさん@ピンキー
10/12/09 17:37:17 nEfu0+0Q
リアルタイムで連載していた頃の御大の絵

でいいじゃないか
>>431の絵札想像しただけで吹いたぞ

435:名無しさん@ピンキー
10/12/09 17:39:23 nEfu0+0Q
補足:苦しませはしない・・・の絵だよね?>全裸で両腕広げます

436:名無しさん@ピンキー
10/12/09 17:56:54 tGclJZpX
>>435
んだ

けど濁音の札なんて無いわな。書いた後で気づいた。
「苦しませはしない」を頭につけてちょ。

437:名無しさん@ピンキー
10/12/09 17:58:14 lvZaxS14
本家のかるたみたいにマンガのコマにレタッチでええじゃないか。

438:名無しさん@ピンキー
10/12/09 20:41:25 FmsUCwRt
>>413 わ わたしのこの胸でよければ

この札は絶対に取ります!

439:名無しさん@ピンキー
10/12/09 22:06:00 ySOwnmNG
本家のカルタ同様にフェルゼンの影が薄い…つか無い。

440:名無しさん@ピンキー
10/12/09 22:17:29 4WPrsM5E
もう一つ わ で

わ 若い頃の胸の張りが欲しいぃぃぃwwwwwwwwww(ロザリーの胸を見て)
  解説:オスカル10代後半の頃は体つきもピチピチして小さいながらも胸に
     張りがあったと自分の妄想ではそう
     しかし近衛連隊長の激職や宮廷内の政治的駆け引きなどで一回り半くらい痩せて
     その分胸もしぼんで張りがなくなって
     とそういう妄想から以上の事が閃いた 


441:名無しさん@ピンキー
10/12/09 22:28:03 j/wc3VRT
>>439

お おまえ…女だったのか

が欲しいな。

442:名無しさん@ピンキー
10/12/09 23:05:47 FmsUCwRt
>>439 いくつか考えた。 

ふ フェルゼンは一度。 でもアンドレも一度。

ふ ふたりを裁くものはただ神のみ

は ハンス様 お気がふれられたか

や やっぱり、やっぱりおまえだったのか

な なぜ私はきづいてやれなかったのか

443:名無しさん@ピンキー
10/12/10 08:19:22 ems+l03q
ちっともエロくない・・・(泣)

444:名無しさん@ピンキー
10/12/10 08:23:51 ems+l03q
こ 心冷たい権力者
も もう二度と会うことはできないな
な なぜわたしは生きている!?
ま マリー・アントワネットわが女王・・・!!
わ 我が名はハンス・アクセル・フォン・フェルゼン!




やっぱりエロくない・・・(号泣)

445:名無しさん@ピンキー
10/12/10 08:39:31 NR6oP2SP
フェルゼンってカッコイイのにどうも印象が薄いのは
エロさが足りないのかも

446:名無しさん@ピンキー
10/12/10 08:49:19 DBBGHXVY
>>444
それじゃ売られてるカルタとかわんねーじゃんw

447:名無しさん@ピンキー
10/12/10 12:14:42 zGTGUERL
ベルばらのフェルゼンって全てにおいて完璧なんだけど、個性がないんだよね。
付き合ってもいい人で終わっちゃいそうで、エロ妄想がしづらい。

448:OA  オスカル豹変
10/12/10 13:57:58 bBclJENV
カルタの途中にすいません。 書きあがったので投下します。
OAです。淫乱なオスカル様。苦手なかた、スルーお願いします。OAですが、
ひねってあります。基本形のOAではありませんのでご注意ください。

オスカルはアンドレを探して屋敷の裏庭へとまわっていった。このあたりは下働きの使用人たちの部屋へと続く
勝手口がいくつかあり、彼らの通常の出入り口となっている。近くには人目をさけるのに格好の打ち捨てられた
作業部屋や物置部屋などが並んでおり、それらは別の目的で使われていたがとりたてて野暮なことを言うものはいなかった。

建物の角を曲がってしばらくいくと宵闇に蠢く若い男女の姿があった。くちづけをかわしながら、
女を壁に押し付けた男がスカートを捲り上げようとしていた。女の脚が薄闇にぼんやりと白く
浮かび上がっているのが見える。オスカルに気づいた女はオスカル様!と低く叫び、
あわてて男を押しのけた。 振り向いた男はアンドレだった。

「探したぞ、アンドレ。 用があるからちょっとこい。」
最初はまずいと慌てたアンドレだったが見られてしまったら仕方が無い、どうとでもなれとふて腐れた顔で
オスカルの後をついていった。 オスカルは黙ったまま後ろも見ずにスタスタと階段を上がり自室のドアをあけ、
そのまま居間を通り抜けて寝室へ入った。アンドレが後に続いて寝室へ入ると、オスカルは振り向きざまに
お楽しみの最中に悪かったな、とニヤリと笑った。
「お前はいつもああして使用人たちとやっているのか?」
「まあ、ね。誘われれば、それなりに。」アンドレは男女の事をこんなふうにあけすけに言うオスカルは
初めてだったのでとても驚いた。しかもこの様な場所で女主人が自分に何の用があるのだろうと当惑していた。
「そこのドアを閉めて鍵をかけろ。」オスカルが唐突にいった。
「え?」
「鍵をかけろといったのだ。」
か、かぎ?アンドレは耳を疑ったが言われるとおりに寝室のドアの鍵をカチャリとかけ、
オスカルの顔をじっと見た。その表情から何を考えているか探ろうとしたがまったく
分からなかった。堅物のオスカルがさっきの相手のようなことを自分に要求するとも思えないが?
このようなことを言われるとは一体どういうことなのだろう。

「ベッドに横になれ。」
そんな、と思いつつも有無を言わせぬ口調につられてベッドにはいあがり身を横たえた。
これは本当に自分の知っているオスカルなのか。 オスカルはベッドのかたわらに
立ってじっと横たわったアンドレを見下ろしていた。その顔はいつもと変わらぬ
冷静なオスカルの顔だった。ふいに両手が伸びてきてアンドレの白いシャツの襟を
つかんだかと思ったら、左右に肌蹴させ逞しい胸をあらわにした。呆然とする
アンドレを尻目に彼の首筋から喉のあたり、胸、腹を柔らかい手のひらでゆっくりと触れていった。
あまりのことにアンドレはあわてた。
「ま、待て。オスカル、お前・・」
「動くな。」
オスカルはぴしゃりといって彼の動きを制した。そのまま男の肌の感触を味わいながら
みぞおちを撫ぜ、さらに下腹へと手を滑らせていく。アンドレの体は緊張で強張り、
心臓の鼓動は早鐘のように鳴った。白い手の動きは一瞬下腹の辺りで止まったが、
すぐに前をあけ、キュロットからアンドレのものを躊躇なく取り出した。
女主人の手で触れられてそれはたちまち硬くはちきれそうになった。
「あ・・」
激しい官能に体を貫かれ、思わずアンドレは身じろぎ、首を左右に振って呻いた。
「お前、なかなかいいぞ。思った以上だ。これならあいつらと比べても遜色ないな。」
「あ、あいつらっ・・て?」
オスカルはふふっと笑っただけで何も答えなかった。オスカルが手を離したの
でアンドレは思わず体を起こそうとした。
「動くなといったろうが。」オスカルはアンドレを睨みつけた。
アンドレがシーツに沈みこむとオスカルは身をよじってキュロットを脱ぎ捨て、
ほっそりとした大腿部をブラウスの裾からちらつかせながらベッドの上にあがり、
アンドレの両足をまたいで膝立ちになった。


449:OA  オスカル豹変
10/12/10 14:03:06 bBclJENV
アンドレは思わず息をのんだ。これは現実とも思えない。どうして?何故あのオスカルがこんなことをするのだ。
アンドレは頭が混乱して何も考えられなくなっていた。まるで金縛りにあったかのように息を潜め、
体を硬直させたまま、捕らえた獲物を満足げに眺めおろすオスカルを見詰めていた。

やがてオスカルはゆっくりと身を屈めアンドレの腰の両脇に手をついた。 ええっ?ま、まさかとアンドレはうろたえ、
どっと頭に血が上っていった。 オスカルはそのまま頭を下げ、美しい唇をそそりたったものにそっとあてた。
柔らかい舌でゆっくりと嘗め回すと優しく切っ先を口に含んだ。オスカルの動きにつれて流れ落ちた金髪が
アンドレの下腹をくすぐるように揺れた。

「ううっ」アンドレの呻き声が部屋に響いた。思わずオスカルの頭を掴もうとしたが、手で振り払われた。
オスカルはきっと顔を上げるとはき捨てるように叱り付けた。
「おい、動くな! 何度も同じことを言わせるな。」
「オスカル、や、やめるな。やめないでくれ・・頼む。」
今まで味わったことのない強烈な快感を突然とりあげられ、アンドレは泣きたいような
心地でオスカルに哀願していた。
「大人しく言うことを聞けばな。」
「き、きく。言うとおりにするから・・」
オスカルが行為を続けるとアンドレは深いため息をついた。
「あ、ああ・・」
そっと手が根元に添えられ優しく、ゆっくりと握られる。柔らかい舌は焦らすようにゆるゆると
それを嘗め回した。アンドレは悦楽に我をわすれて両の手でシーツをきつく掴み、呻き声をあげた。
そのまましばらくアンドレの腹の上でオスカルは金髪をゆらしていたが、顔をあげ
そっと確かめるように口に含んでいたものをさわった。

「このくらいで充分だろう。」オスカルは独り言のようにつぶやくと膝をついたまま
アンドレの腰のあたりまで体をずらし、片手を使って自分の会陰にあてがった。
濡れそぼった女の場所がそっとキスするかのように切っ先に触れられた。
アンドレの男根はお預けをくらって今にも泣き出しそうなほど天を向いて怒り狂っている。 
「オスカル、ああ・・何故、こ、こんな・・・」
オスカルは触れさせるだけで身悶えるアンドレの分身をじっくりとじらしながら、
苦悩に歪む顔をおもしろそうに見ていた。アンドレが耐え切れずに両手で
オスカルの腰を捕らえようとすると、ふっと体を離した。
「お前は動くな。このままでいいのか? ふふふ、ここでやめてもいいんだぞ。」
「う・・」アンドレは呻くとばったりと両手をおろした。
はやく、オスカル、はやくとうわ言のようにつぶやく。
「いい子だ。」
満足げに微笑むとゆっくりと腰を沈め、アンドレを自分の
熱い体のなかへするりと銜え込んで行った。
苦痛から開放されたアンドレは新たな歓喜へと投げ出されていく。
動くなといわれていたが、どうにも押さえられず下からオスカルを突き上げた。
「ああっ」
アンドレに馬乗りになったオスカルは唇をかみ締めながら
しなやかな姿態をのけぞらして低く叫んだ。これはきっと夢だと
悦楽に溺れながらアンドレは思った。あのオスカルがこんな淫らな事をするはずがない。
一体全体どうして? どうしていきなりこんなこと・・。 
自分の体の上で絶世の美女が乱れ狂っている。激しく腰を使って官能を
執拗にむさぼりくっている。夢なら覚めないでくれとアンドレは思った。
「いいと言うまでイクな。」
「あ?」
「いいな、いいと言うまで・・イクなよ!」荒い息遣いのなかで
オスカルが喘ぎながらアンドレに言った。
「わ、わかった。」


450:OA  オスカル豹変
10/12/10 14:08:20 bBclJENV
そう答えたものの、吸い付くように締りのよい魅惑的なオスカルの体はアンドレを翻弄し、
制御できないほど攪乱していた。すでに限界が近づいていた。思わずウエストを両手で掴み、
体ごと反転させベッドに押し倒すと引き抜いてオスカルの下腹に吐き出した。
「バカヤロ! イクなって言ったろうが!」
「すまん、でも無理だよ。中に出されなかっただけでもありがたく思え。」
ふん、しょうがない奴だなといいながらオスカルは下腹についた精液をシーツでぬぐった。
潤んだ青い瞳を妖しく輝かせオスカルは放心状態のアンドレを見ていた。やがて体を寄せ
アンドレと向いあった。アンドレが思わず抱き寄せようとすると、その手を振り払い、
背後に両手をついて上体をささえた。 
「オ、オスカル?」
動揺するアンドレを前にしてオスカルはゆっくりと両膝を開き彼に自分をさらけ出した。
ごくりと生唾を飲み込み、アンドレはオスカルの顔を見た。謎めいた微笑みを
くちもとに浮かべながら、オスカルはゆっくりと上半身を仰向けにシーツの上に倒した。
アンドレは吸い寄せられるように広げられたオスカルの股座に顔を埋め女主人の望むことをした。

待ち受けていた場所に舌を這わせるとオスカルが激しく身もだえした。
蜜は溢れアンドレの愛撫に何の恥じらいも躊躇もなく敏感に反応して来る。
今まで出会ったことのない清廉にして成熟した女の体だった。
性の喜びに、本能の赴くまま身をゆだねるオスカル。
自分のまったく知らなかったその姿を目の前にして、
アンドレはいいようもない不安と嫉妬にかられていた。

今までのオスカルといえば、氷の華と謳われるほど潔癖で堅物で
性的な事は軽い冗談でさえもいうことが憚られたのに。
これはどうした事なのだ。オスカルに何がおこったというのだ。
誰かが自分の知らない間にオスカルを変えたとしか思えない。
いつの間に一体誰がオスカルをこのような女にしたのか、
と思わず歯噛みせずにはいられなかった。その持って行き場のない
憤りと悔しさが欲望に拍車をかけ、彼の舌は執拗にオスカルの体を責めていった。
頭上からオスカルの喘ぎ声が絶え間なく聞こえてくる。ふいにオスカルは
全身を左右に揺すり、ああっと鋭い呻き声をあげ体を弓なりに
緊張させたかと思うと、シーツの上に崩れ落ちていった。

アンドレはぐったりとしたオスカルの顎を手にとり顔を自分に向けさせると、
「誰だ? 誰がお前をこんなふうにした?!」と声を荒げて問いかけた。
「ああ?そんなことはどうでもよいではないか? アンドレ、お前だって
さっきのように女たちと今までずいぶんとやっていたのだろう? なかなかよかったぞ。」
「オスカル、お前はいったい? 何故? 何故だ!」
「ぐちゃぐちゃしょうもないことを言うな。気分がそがれる。それより・・・」
オスカルはアンドレの問いかけをはぐらかすように手を伸ばしてアンドレのものに触れた。
「アンドレ、お前だってまだ大丈夫だろう?こいつの方が正直なようだぞ。」
あまりにも本能に忠実な分身にアンドレは黙るしかなかった。
オスカルは膝と両手をシーツにつき後ろ向きになまめかしい腰をくゆらした。
「今度こそ、いいというまでイクなよ。」
艶然と微笑みながらオスカルはアンドレを誘った。 アンドレは魔物に
魅入られたかのように、望まれるままオスカルに覆いかぶさり、
歓喜にうち震える分身で差し出された美しい女主人の体を獣のように愛した。

この夜からアンドレの職務に従僕、護衛という女主人に勤める以前からの
お役目の他、夜のお勤めという項目が加わり、まさに24時間滅私奉公することになった。
使用人は体力勝負の職業だ。頑健な体に生んでくれた亡き両親にアンドレは
心から感謝したのであった。

おしまい。


451:名無しさん@ピンキー
10/12/10 15:36:25 NR6oP2SP
GJ!
淫乱なオスカル様いいね!
あいつらってことは複数なんだな

452:名無しさん@ピンキー
10/12/10 15:58:39 Ll0tcNKF
GJ!アンドレにとっては願ったり叶ったりな状況だね

453:名無しさん@ピンキー
10/12/10 17:45:39 AC1M+Eye
GJ!
しかし、オスカルどこでそんなことを覚えた?

454:名無しさん@ピンキー
10/12/10 18:53:24 JJbx5Hrb
GJ!!

わるいオスカルさまだ

こっちもぶった切って悪いけど土下座アンドレ書いてみた

URLリンク(www.dotup.org)

455:名無しさん@ピンキー
10/12/10 19:02:45 AC1M+Eye
>>454
おおお、これもGJ!
平民従僕の悲哀に充ち満ちてますね。

456:名無しさん@ピンキー
10/12/10 19:39:02 zVREmXTL
>>454
GJ!!!!

457:名無しさん@ピンキー
10/12/10 20:05:02 zVREmXTL
>>448
GJ!
あいつらが誰だか気になるw

458:名無しさん@ピンキー
10/12/10 20:13:03 0w5o3vKl
>>454
爆笑ww
アンドレは土下座してなんぼだww

459:名無しさん@ピンキー
10/12/10 22:09:32 NR6oP2SP
>>454
ちょwwハマり過ぎるGJ!


460:名無しさん@ピンキー
10/12/10 23:34:51 qRf15reX
>>454
GJすぎる!
アンドレもだけど下半身だけ浮かび上がるオスカルがまた・・Wwwww

461:名無しさん@ピンキー
10/12/11 00:09:58 Myfy0pbY
単なる手抜きです。
Dタンならこんな手抜きはしない。

462:名無しさん@ピンキー
10/12/11 06:33:48 MKlG/T8q
>>448
>>454
どっちもGJ!


463:名無しさん@ピンキー
10/12/11 11:21:10 TP+eE6yf
アンドレが犬でオスカルが女王様だね

464:名無しさん@ピンキー
10/12/11 14:45:04 96FJ4fzE
Dタンならこんな手抜きはしない。

って、Dタンのつもりなんかな
痛過ぎw

465:名無しさん@ピンキー
10/12/11 14:52:33 MKlG/T8q
>>454
GJ。何気に絵上手いね。
しかし漫画の主役の一人なのに、これほど卑屈な姿の似合う人も珍しいよな。

466:名無しさん@ピンキー
10/12/11 14:52:35 zuH93/V7
ベルサイト絡みの書き込みに触っちゃダメ

467:爆誕! アンドレ専用肉便器!(アンドレ×オスカル)
10/12/11 16:44:28 tfvITWeW
すみません。
もっとアンドレの股間を描きこむべきでしたね。思い切りが足らず申し訳ないです。

というわけで投稿します。
テーマは『今年流行るのはプチ堕ち! アヘ顔で彼の気を引いちゃえ☆ミ アブナイプレイで彼のイジワルな一面新発見! 思わずわたしも堕ちちゃいました(テヘッ』です。
エロシーンもがんばったのでベルばらにしてはちょっとエグいかもです。道具ありです。
でも基本ラブラブでハッピーエンドです。アンドレ×オスカルのみです。





「アルバイトを始めようと思います」

本日も宮廷に呼び出された。
もちろんわたしは王妃さま付きなのでこれは当たり前のことだが、子作り大使云々で平和なこのフランスでは、特にイベントなどでが無い限りわたしは王妃様の護衛をする必要が無い。
よってお呼び出しの内容はもっぱらくだらないことばかりだ。
あの子作り大使にはじまり、腋毛を剃るの禁止だとか、妊娠しろだとか去勢しろだとか(さすがに妊娠と去勢だけはお許しいただいた)……。
いまでも鮮明に思い出すことができる。
本日のご命令はなんだろうと身構えていると、つんとした唇から放たれたのは冒頭の一言。

「アルバイト? ……ですか」
「そう、アルバイトです」

思いのほか平和な内容でほっとした。むしろ拍子抜けした。
王妃さまから与えられる性に関する過酷なご命令に、わたしは恐れと同時に愉しみも覚えていたのだ。

「フランスは潤い平民の生活環境は充実しました。しかし、王室が潤ったとはいえません。今までの税制度では、王室はこの変化の恩恵を受けることはできませんでした。さらにわたくしの趣味である精液風呂に、プチ・トリアノンの精液噴水……」

精液噴水とは、文字通り男性器を模したモニュメントの先端から精液が噴出す装置のことである。最初は絞りたての精液を使用していたのだが、さすがに最近では王妃さまの残り湯を使用している。

「これらはお金がかかりすぎます。国民は潤っても王室は破産寸前なのです」
「しかし、なにも王妃さまのような尊いお方ご自身がそのようなことをなさらなくとも、プチ・トリアノンの娼婦や男牧場の精液搾り体験、採れたての精液を使用した精液アイスなどの利益があるではないですか」
「オスカル、わたくしは思うのです。王妃ともあろうものが、自分以外のものによりかかって良いのでしょうか。わたくしは国民を守る立場にあるのです。」
「王妃さま……」

わたしに諭すように優しく語る王妃さまは、とても美しかった。
これぞフランスを統べるものだ。

「なので、アルバイトです。わたくしは今まで一度も自分でお金を稼いだことは無いから、たのしみだわ」
「このオスカル、王妃さまのお考えに感服いたしました。貴族たるもの、これからの時代は平民の作ったものを享受するだけでなく、自分で生み出さねば。ところで、職種はどうなさるのでしょうか。わたくしとしては、やはり基本のスーパー、
それもレジ打ちをお勧めするのですが」
「娼婦です」

!!
やはりこの方は普通ではなかった。
普通のアルバイトだと思ったわたしが馬鹿だった。
しかし、こうしてわざわざわたしを呼びつけるとは……もしや!! このままではわたしも……

「お、王妃さま、なにも王妃さまともあろう方がそのような下賎な職業になど……」
「下賎とはなんです! オスカル、忘れてはいけません。このよに必要の無い職はないのです。それもこの性大国のフランスでそのような発言は許しません」
「も、申し訳ございません!!」
「わかればいいのよ。実はもうパリの下町に特設会場を設けてあるから、明日の夜8時にここに集合ね。遠足みたいでわくわくするわ……あなたの乱れっぷり、楽しみにしているから準備をしておいてちょうだい。今日はもう明日に備えてさがっていいわ」

すでに決定事項なのか。
わたしは呆然としながら王妃さまの前から下がった。
扉の外ではアンドレが待っていてくれた。

「オ、オスカル、呆然としてどうしたんだ。中で何があった? また陰毛焼きか?」
「実は…………」

468:爆誕! アンドレ専用肉便器!(アンドレ×オスカル)
10/12/11 16:48:29 tfvITWeW
*

その晩
ジャルジェ家大広間

「ではただ今より『オスカル娼婦化対策本部』の設置、およびジャルジェ家総会議を開催する」

二人の帰宅後レニエによって速やかに対策本部が作られ、同時に会議が開かれた。
この『ジャルジェ家総会議』とは、ジャルジェ家およびその家族に重大な危機が訪れたとき、屋敷のもの一同が招集され開かれる会議のことである。
優しい女主人の身に降りかかろうとする不幸に、男は険しい表情で、女たちはさめざめと涙を流し嘆いている。

「おいたわしやオスカルさま……女の身に産まれたばかりに……」
「もっと早く安全な巣に逃がしてやっていれば」

レニエは、誰よりもオスカルの身を案じている者たちを静めると、今回の状況をおさらいしはじめた。
会場はパリの下町の広場。上下が空いた簡易な仕切りしかあつらえられておらず、やろうと思えば誰でも外から覗くことができる……。
しかも何より問題視すべきなのは、料金はたった1ドゥニエなのだ。
国民とのふれあいもかねており、より多くのものに愉しんでもらいたいからとのこと。
一見立派なお考えに思えるが、これではただの民衆のおもちゃだ。

「そんなの、アルバイトなどではなくただの王妃さまの趣味じゃないか! ご自分が愉しむ口実だ」
「せめてプチ・トリアノンで、それも高額であれば、ある程度身分のしっかりとした男が相手だというに……」

皆が憤る。
長い間王家に使えてきたジャルジェ家にとって、唯一の反抗心かも知れぬ。
あまりのことに若い女中がわっと泣き出してしまった。
それをきっかけに、涙もろい者たちが肩を振るわせ始める。

その様子を見ていたオスカルは、自分は幸せ者だと思った。
いや、一番ひどい目にあっているのは自分自身だが、ここまで召使いに慕われているということはなかなか無い。
なんという幸福だろう。
女中をなだめてやりながら彼女は覚悟を決めた。
もう引き返せない。このまま男たちの欲望の中に身を投じよう。

すっと顎を引くと、堂々たる口調で父に告げた。

「わたしは今まで男の中に身をおき、無我夢中で王妃さまに使えてきました。そしてこれからもそうあり続けます。わたしの命はとうの昔に王妃様と、このフランスに捧げております」

その軍人としてのオスカルのフランス全土に響き渡るような気高い宣言に、レニエもまた軍人として対することにした。
やさしいまどろみに背を向けて、自ら嵐の中に飛び込んでいくのをもう止めはしない。
あとは父として、この誰よりも美しく産まれた娘の恐怖をできるだけ減らしてやるだけだ。
これからのことは王妃さまを裏切ることになる。
辺りを確認し、声を低く抑えた。

「もうどうやっても止めることはできない。となれば買占めだ。」

オスカルの貞操を守る道はそれしか残っていない。

「今からアンドレに会場に行って一番に並んでもらう。アンドレ、もはやオスカルを守ることができるのはおまえだけだ。おまえであればまだオスカルは立ち直ることができる。決して最後まで剣を折るでないぞ」
「は。かしこまりました」



お開きになり静まり返った広間。
そこに飾られている白馬にまたがった娘の肖像画に振り返り、父は一人静かに涙を流した。

469:爆誕! アンドレ専用肉便器!(アンドレ×オスカル)
10/12/11 16:50:01 tfvITWeW
*
一方そのころジャルジェ夫人の部屋

荘厳な雰囲気をまとっている鈍い親バカ父とは打って変わって、とても和やかで楽しげな空気に溢れている。
暖かい紅茶の湯気が立ち昇り、暖炉の優しい灯りが笑い声を誘う。
ばあやに運んでもらったティーカップに口付けながら、夫人はしっとりと笑った。

「一時はどうなるかと思いましたけど、相手がアンドレなら安心ね」
「奥様、あの子にはもったいのうお言葉にございます」

そういいながらもにこにこしているばあや。
細心の注意を払っていたつもりだが、わたしとアンドレの仲は事実上ジャルジェ家公認となっていたらしい。
すでに使用人たちもいつもどおり活発に働いている。
あの泣いていた若い女中などは素敵な主人のアブナイ恋について話に花を咲かせていたりする。
知らぬは父ばかりなり……。

「あのひと今頃眉間にしわを寄せているんですのよ。深刻な顔をして」

母上はこんな性格だっただろうか。

「まあ、たまにはちょっと危ない恋も楽しんでいらっしゃい」

刺激的どころではない愛の交換を想像すると、恐怖もだが身体の奥から熱く甘い疼きがこみ上げてきた。
どうせアンドレが良いようにして守ってくれるさ。
せっかくだし楽しんでこよう。

王妃との交流で感覚がおかしくなっていたオスカルだが、これもひとつの愛の形だ。


*

翌日、夕方


「さあ、オスカル。これを身に付けてここにお座りなさい」

会場裏につくと、誇らしげな王妃さまがそういって与えたのは荒縄と目隠しと小便器。

あえて言おう。これでは娼婦などではなく肉便器だ。いや、それ以下だ。
よくある『一発百円』より安いぞ。
妙に手つきの良い王妃さまにされるがままになっていると、ものの数分で軍服をまとった軍人からただの肉便器ができあがった。

「ああ、いいわオスカル。立派な肉便器の完成よ。ほんと素敵な肉便器、肉便器の鏡だわ」

これは肉便器だと知っていたのか。しかも三回も連続でおっしゃったぞ。
外を覗いた王妃さまは、目隠しで何も見えないわたしに興奮気味で様子を伝える。

「外はすごい行列ね。すごい熱気だわ。任命式を思い出します」

さて、そろそろ準備をしないと……その前に。
王妃さまはなにやらつぶやいて再びこちらにやってきた。
目隠しをされているわたしは王妃さまがなにをなさろうとしているのかがわからない。

アンドレ……わたしのアンドレ……。おまえがたえた暗闇なら……わたしもたえてみせよう。たえてみせるとも
あ……だけど……だけど……こわ……い……!!

「さて、仕上げはこれね」

といって王妃さまは、わたしのふとももやお腹になにかを押し当ててなぞった。

470:爆誕! アンドレ専用肉便器!(アンドレ×オスカル)
10/12/11 16:52:03 tfvITWeW
*


会議が解散してすぐ会場前に並んだので、なんとか一番をとることができた。
後30分遅かったら……いや、もしものことを考えるのはやめよう。恐ろしすぎる。

聞いたことがる。
愛する妻が肉便器になっているとのだということに気づくとき……
たいていの夫にはもうすでに子供ができてしまっている……と……
よかった
遅すぎなくて……。

ここに陣取って丸一日。夕日が彼方に沈んでいくのがほぼ見えない目にもまぶしい。
そろそろというころあいで辺りがざわつき始めたとき、王妃さま付きの侍女がどこからともなく現れ目の前のテントの垂れ幕を開き、オスカル列一番のおれと、隣の王妃さま列の一番が通された。
後ろで厚い布がおろされ薄暗くなる。
さらに奥に通されると、じめっと冷たく陰気な雰囲気。
この雰囲気、どこかで……
灰色に塗られた木製の簡素な扉をきしませながら開くと……
 
ものすごい美女二人が全裸に縄で並んでいた。
縛り付けられ大きく開いた脚の間や腹には『↓一発1ドゥニエ』『精液専用便所』と黒々と書かれてある。
この誰が見ても美しい文字は、間違いなく王妃さまの筆跡。
そしてそのまろやかな尻が腰掛けているのは、黄ばんだ白の小便器。

What's?
娼婦? 肉便器?
『これは娼婦ですか?』『いいえ肉便器です』
『きみ(あるじ)が肉便器で客がおれ(従僕)で』
『じゃじゃーん! にくべんきぃ~!!』

ああ、あたまこんがらがってきた
少なくとも目の前で股を広げている最愛の女の格好は、おれが知っているパレロワの娼婦とは違っていた。
しっかしここまでの気高さ放つ肉便器なんて聞いたこと無いぞ。
なるほど、これからおれが堕としていくのだな。

あらためて観察してみる。
夏のむしっとした熱気で立ち込める小便臭のなか、小さく切り取られた薄暗い空間にぼんやりと浮かぶ、月の光で輝きを放つ真っ白でふっくらした太もも。
その間に位置する熟れた真っ赤な性器は、だらしなく口をあけてしとどに蜜をたらしている。
じっとりと浮かんだ汗で頬に張り付く黄金の髪……。

隣の男はズボンを下ろし汚いいちもつを引っ張り出すと、さっそく王妃さまの肉体にかぶりついた。
正直言って見たくない。
それを打ち消すようにおれもペニスを取り出し硬く勃起させると、目の前の精液吸入口に押し当てた。

「いやだ……アンドレ以外のものかもしれないのが、わたしの中に……」

びくりと肩を震わせて、不安がるオスカル。
(オスカル……可哀想に。おれだとわからずに泣いている……かといって王妃さまの手前正体を明かすことはできない。でも大丈夫だよ。ちゃんとおれがお前の相手になれたから。…………せっかくだし楽しもうっと)

普段させてもらえないプレイもさせてもらおう。
健気に夫への貞操を気にするオスカルの肉の穴に、おれは徹夜で風呂に入っていないチンカスまみれの臭気漂うペニスを遠慮なく押し込んでいった。

471:爆誕! アンドレ専用肉便器!(アンドレ×オスカル)
10/12/11 16:55:06 tfvITWeW
「う……ぐぅっ、はぁっ……くっ」

窮屈な肉の道を無理やり押し広げ進入してくる肉の塊の圧迫感に、オスカルはつぶれたかえるのような声を上げた。
じゅぶっと奥まで到達し、オスカルの腰におれの腰が密着する。
包皮に包まれながらも硬くしこりピンとっ勃っているクリトリスが割れ目の中から現れ、擦り付けた腰の陰毛がさわさわと撫でる。
恥骨に当たる、弾力のあるオスカルの恥ずかしい肉……。
おれはオスカルのおまんこに全体重をかけたままペニスにまとわりつき溢れている蜜をたっぷりと親指の腹につけると、それを円を描くように擦ってやった。

「はひぃっ!! いやっ、だめぇっ!!! はうぅううう!!」

こりこりとした感触を楽しみながら一旦ペニスをぬるりと引き抜くと、びっしりとこびりついていたチンカスが消えている。
すべてオスカルの肉壺に扱き取られたのだ。
普段はぴったりと閉じてしめっている生の肉、粘膜、内臓……。
その中におれの排泄物のかたまりがお引越しするなんて、なんて不衛生で素敵なことなんだ。
たまらなくなったおれは一気に奥が突き抜けるほどに押し込んで、全力で腰を振った。

オスカルの胸に顔を埋め、ピンク色のぷるんとした乳首を交互に吸う。
口の中で転がし、舌でパンチングマシーンのように弄り、本能のまま思いっきり吸い込みどこまでも引っ張り伸ばす。
前屈体勢のままへこへこと腰を振るたび、お互いの色々な汁で濡れた太もも同士がぺちぺちと音を立てる。
膣の柔らかい襞がペニスの凹凸に沿って絡みつき、押し込むときは抵抗して、引き抜くときはどこまでもついてくる。
そのまったりとしていてかつ意外とコリコリと刺激のある快感に、おれもオスカルも思わず腰を振るわせる。
目の前の小ぶりでまあるい胸がプルプルと震えるさまを楽しみながら、クリトリスを左右からつまみ引っ張った。

「いぎぃ!! ひぐぅ!!!!!」

摘んだ指をぐにぐにと擦り合わせるようにもみながら、その真下の結合部にペニスを叩き込む。
円を描いて中の伸び具合を堪能し、オスカルにより強い圧迫感を味あわせる。

「はあぁあああああああ!!!! もうだめだ、だめっ!! いく、いくいくううううううううっっ!!!!!!」

ぶしゃああああああああ!!!!!!!
オスカルはのけぞり白い喉をさらすと、がくがくと痙攣した。
と同時におれの指にはあたたかい液体がかけられる。
タイルの床に飛び散って、しぶきがおれのズボンのすそを黒くぬらす。
たまらずおれも、オスカルの後を追うように射精した。

「はあ、はあ……」
「ふう……」

おれたちはしびれる性器を未だ結合させたまま、呼吸を整えた。
イったばかりの亀頭は敏感で、ぞわぞわと蠢くオスカルの中は絶えられないほどむずむずする。
しかし抜きはせず押し込んだまま放置して、時折軽く身体を揺らし、襞の一枚一枚まで精液を刷り込み吸収させる。

備え付けのペンでオスカルの輝く太ももに正の文字を刻んだ。
これからこの肉体は黒いインクに埋め尽くされるだろう。
その記念すべき一文字目だ。
これをもって肉便器はとりあえず完成した。


まだまだいける。
おれがブチまけた精液が二人の結合部をどろりと満たす。
ふと隣を見ると、すでに三人目が激しく腰を振っていた。
交代しないまま二回戦をおっぱじめるとどんな非難を受けるのだろうか。
そう思いながらおれもゆらゆらと腰をゆすり始めた。

「はあ、はあ、はう……」

動きにあわせて深い息をつく。
腹が異物で膨らむ分、胸に溜まった空気を吐き出しているかのようだ。
頬を染めよだれをたらし、うっとりとしている最愛の妻を見ていると、さらに喜ばせてやりたいと思うのは夫として当然のこと。

472:爆誕! アンドレ専用肉便器!(アンドレ×オスカル)
10/12/11 16:59:57 tfvITWeW
「便器は掃除してやらないとな」

そういっておれはトイレ用の円筒型ブラシを取り出した。
顔の前に掲げ、見せ付けるように軽くまわしてみせる。
オスカルには見えはしないが。

「このブラシでオスカルのおまんこを擦りまくって、テカテカの真っ黒にしてやるよ」

耳元で宣言すると、年の割には幼く、いまだふっくらまっしろなソコにブラシを押し当て激しく回転させた。

「あっぎいいいいい!!!!! ぎゃああああああああ!!!!! あばあああああ!!!!!」

クリトリスを覆っている包皮の間にブラシの毛が入り込むたび、オスカルの肩は怖いくらい飛び上がる。
このまま死んでしまうのかと心配するほどにだ。
その勢いか、彼女は普段では考えられないようなことを口にした。

「ああああああああ!!!!!!! わ、わぁたぁしぃはぁぁぁ、アンドレ専用精液便所だからぁあぁ、中にいっぱい排泄してもらってぇ、すっきりしてもらいたいのだ、ああああ」

これが氷の華か。
鬼の隊長からは程遠い、俺だけに見せるオスカルの痴態。
たまらない。
下腹を密着させて、身体をゆすった。
ブラシがペニスを刺激してくる。
感覚が鈍い竿の部分にはちょうどいい。
オスカルはこれを一番敏感な粘膜に受けているのだと思うとちょっとかわいそうで興奮した。

「あはああああん、おっほおおおおおおお!!!! いい、いいいいい!!!!! んおおおお!!!!」

隣の王妃さまは髪を振り乱し大きな胸をぶるぶると揺らしながら快感に喜びの歌(ユーベル)を上げている。
負けたくない。オスカルにも我を忘れるほどの快楽を味あわせてやりたい。
突き出された女らしいぽってりとした舌をすいながら、さらに腰とブラシの速度を早める。
唾液で運動と熱気でカラカラになった喉が潤う。
おれの腰にはぴゅっぴゅっとオスカルの尿が絶えずあたってびしょぬれだ。
またたっぷりと精液便所に子種を排泄してやろう。

絶頂の予感を感じぴったりと身体を引っ付けると、夢中で腰を振った。
腰を打ちつけあうパンパンという音が、狭い空間に反射し幾重にもこだまする。
オスカルの尻はおれの股間に向かって持ち上がり、おれの腰の筋肉は痙攣しだす。
オスカルの中でペニスが射精感に跳ねる。
舌と性器同士が絡みつき、おれたちは文字通りひとつになっているのだ。
その事実に涙を流し、おれの顔はオスカルのよだれとまざってぐちゃぐちゃになる。
すべてがぐちゃぐちゃに絡み合ってひとつになった頂点で、身体の内側からおれは、再びオスカルの膣にすべてを吐き出した。

ぶちゅっ!!!! びゅるるるるるるるぅぅぅぅぅぅ!!!!!! 

ペニスの先端から発射された精液は、子宮めがけて飛ぶ。
塊のような精液はあまりの勢いに鈴口でつぶされ、のたうちながらオスカルのヒクつく壁に着地する。
射精中も快感を殺さぬよう腰をでたらめに振りまくり、出したばかりの精液を塗り広げ、またその上から精液をかけていく。

びゅるる、びゅくんびゅくびゅく……ぶりゅりゅりゅ、ぴゅ……ぴゅっぴゅ、ちゅぷ。

「はああ、ん、はうぅぅ……」
「はあ、はあ……」

またオスカルの子宮はおれで満たされた。
胸の谷間に伝う甘い汗を唇ですいとる。

オスカルにもたれかかり余韻をたのしんだまま、おれはまたペンに手をのばし正の字を書き加えていく。
いつまでも続く愛の交換。
どんどん増える黒い愛の証……。

473:爆誕! アンドレ専用肉便器!(アンドレ×オスカル)
10/12/11 17:02:05 tfvITWeW
満足しながらそれを眺めていると、幾度の性交で腫れ上がり擦り切れそうになった、ひりひりする性器に違和感が走った。

(最後にトイレに行ったのいつだっけ……)

列から離れている間に順番を抜かされる心配で、排泄した記憶が無い。
意識すればするほど股間がむずむずする。
しかし、今だってここを離れるわけにはいかない。
ちょうど目の前には素敵な便器が。
そして都合よくおれの排泄器はその中に埋もれている……。

すこし小さくなった股間に意識を集中させる。
……ん、出るかも。
…………緊張する。なかなかでない。

排尿時の感覚を思い出して、ゆっくり息を吐き出しながら尿道付近の筋肉を緩めていく。

……あ。
でる。

じょろろろろっしゅしゅぃいいいいいいいっ!!

「あっ! へ? ……いやっぁ」

惚けていたオスカルも、胎内にとつぜんあふれ出した暖かい大量の液体に、驚き意識をはっきりとさせる。

「……あ、あ、あ……わたしのなかに……おしっこでてるぅっ!! 膣内放尿されてるっ!! あついぃい……」

尿が膣壁にぱしゃぱしゃあたる。
みるみる間に膣内は尿で満たされ、妊婦のように腹が膨れる。
内側から圧迫されるとはどういう気分なのだろうか。
あふれ出したおれの尿が、床で先ほどのオスカルの尿と混ざり合う。
ペニスだけが風呂に入っているときのように暖かい。

しゃああああああ、しゃあああ……

終わった。
おれの便器になってしまったオスカルは、初めての刺激に心ここにあらずといったよう。
普段しているように、腰を軽く上下に振って小便を切ろうとするがここは便器の中だった。
そう、オスカルは完全に、おれ専用の便器になってしまったのである。

「うぅ……お腹が……ちゃぽちゃぽ……どうしてくれるのだぁ……くすん」

ちょっぴり泣いてしまったうぶなオスカルの頭を撫でてやると、目隠しの上からでもわかるくらい嬉しそうな顔で微笑んだ。
涙を唇で掬って、そのまま口付けしあう。
今度は便器に対してではなく、愛しい妻へのがんばったごほうびとして……。

さすがに疲れた。
おれたちはそのまま気絶するように眠りに堕ちて行った。




「アンドレ、よくがんばった……。くっ……この上は、この父自ら」
「おほおおおおおおおおお!!!!!! いぐううううううう!!!!!!」

474:爆誕! アンドレ専用肉便器!(アンドレ×オスカル)
10/12/11 17:03:56 tfvITWeW
*

その後のことはよくわからないが、誰かが良くしてくれたのだろう。
まだ危険は過ぎ去っていないのに眠ってしまったが、おれのペニスが栓をしていたおかげで助かったみたいだ。




明るい日差しが差し込む大広間、旦那様はオスカルの肖像画を見上げながらおれに話しかけた。

「もうオスカルは嫁には行けぬ。アンドレ、お前が責任を持ってオスカルを幸せにしてくれ」
「旦那様……」

決してこちらを向かないその背中は、娘の幸せを祝福しながらも、この手から巣立ってしまう寂しさに満ちていた。
オスカルとおれは二人寄り沿い、昔よりひとまわり小さくなったようなそれを眺めていた。


後日、急遽おれたちの結婚式は執り行われた。
内輪だけのちいさな結婚式。
大貴族の娘にしてはとても小さいけれど、ここにはおれたちの仲を引き裂くものはいない。
みんなが祝福してくれたやさしい結婚式。
それは、子供のころ二人で夢見たそのものだった。
……子供心にもそれは、ただの夢でしかなかった。
だのに今、長いときを越えて実現した。

おれの横に寄り添う、おれの精液で黄ばんだドレスに包まれたまぶしい笑顔のおまえ(おれの見たいものその2)をこの瞳に映すことはもう叶わないけど、とても幸せだ。
そしてこの式には、なんと国王陛下ご夫婦も駆けつけてくださった。
おふた方もとても喜んでくださった。
この方ご公認とあらばもう恐れることはなにも無い。
おれはこれからの輝かしい未来を思って、乾杯の音頭とともに王妃さま特製精液ジュースを飲み干した。

ジャルジェ家のトイレにはたまに、アンドレ専用便器が出現するのでした。

めでたしめでたし

475:名無しさん@ピンキー
10/12/11 17:39:27 Myfy0pbY
あー、まじ
頭おかしいわ。

もっとおかしいの書いて。

476:名無しさん@ピンキー
10/12/11 21:29:01 8GIKK0zR
こういう変態チックなノリ嫌いじゃない

477:名無しさん@ピンキー
10/12/11 21:58:44 ClsDvGwW
あほでいいぞ~GJ!
このバカップルにはこのまま変態プレイを極めてもらうしかないな

親父もとんでもねぇ~w

478:名無しさん@ピンキー
10/12/12 13:19:36 /1QH+L7T
次は妊娠して妊婦プレイだ

479:名無しさん@ピンキー
10/12/12 18:09:00 c0hnUxFL
なら母乳パイズリもやらないと

480:名無しさん@ピンキー
10/12/12 22:13:51 I1Cdyxzm
バカップルは変態プレイに目覚めて人に見られてやらないと興奮しなくなったりして

481:名無しさん@ピンキー
10/12/13 12:14:54 4c2z+ZsN
それで青カンなのか

482:名無しさん@ピンキー
10/12/13 22:28:20 /Prk8Z6S
最近OAカップルの良さがわかるようになってきた

483:名無しさん@ピンキー
10/12/14 13:09:53 6XPTXBjq
モンテクレール×オスカル×ロザリーの百合3P

484:名無しさん@ピンキー
10/12/14 15:38:11 VM+BSJj5
外伝の伯爵夫人か
面白いかも
あの夫人って処女ばかりを狙ってたんだっけ

485:名無しさん@ピンキー
10/12/14 17:04:54 mcNZVFbK
きっと、処女じゃないカロリーヌを殺害したので、
それでケチがついて死ぬことになったんだよ(ガクブル>モンテクレール夫人

486:名無しさん@ピンキー
10/12/14 18:28:01 6XPTXBjq
伯爵夫人は絶対レズ

487:名無しさん@ピンキー
10/12/14 19:24:36 r74Oh5XK
連れてきた女達が贅沢をさせて生かしてる間に男に走って処女を散らさないよう、城の下女達を使ってレズ調教とかだと萌える。
でもロザリーみたく特に気に入った子だけは、自らの手で調教。
調教終了後はガーターベルトに絹の靴下+乳首にピアス姿で側に侍らせて、他の娘の調教を一緒にみながらさらなる調教を…とかならなおいい。

488:名無しさん@ピンキー
10/12/15 00:11:51 cF4rDEGR
>>344
うれしいのはわかるけど何度も何度も同じこと書かなくてもいいよ。
べからずさん。

489:名無しさん@ピンキー
10/12/15 08:12:31 VjXnryCJ
>>487
夫人の館にはリオネル作ったムシュー以外に男っていなかったような
あのおっさんなら調教につかえそうな玩具も作れそう

490:名無しさん@ピンキー
10/12/15 10:55:47 /c09U6Zf
オスカルのレズ行為を見ながらハアハアするアンドレ

491:名無しさん@ピンキー
10/12/15 12:36:50 TU2cx0mt
>>489
誘拐した後は言葉巧みに騙して贅沢三昧させて安心させてる期間があるんだから
ジャンヌみたくちょっと知恵の回る娘なら、村にいた頃の恋人を引き込み財産強奪を企んだり、または夫人の真の目的に気がついた娘が外の恋人に助けを求める可能性も高いぞ。
そうならない為の調教というのはどうかな?


492:名無しさん@ピンキー
10/12/15 16:02:17 VjXnryCJ
肉欲の虜にして服従させる訳か
なんだかその後惨殺するのは勿体無いね
ベルばらってレズっぽい描写も多いな
OAは見た目BLだし、そこはかとなく倒錯的なものを感じさせる漫画だ

493:名無しさん@ピンキー
10/12/15 18:52:00 nZ2aLsjM
レズのサディスト

494:名無しさん@ピンキー
10/12/16 09:51:03 u9GaHa4b
>>492
百合やBLブームの前から時代を先取りした漫画だった

495:名無しさん@ピンキー
10/12/16 10:15:03 wKezprXa
ベルばらは体が生々しくてエロいんだ
前はそれが嫌だったけど今はむしろそこがいい

496:名無しさん@ピンキー
10/12/16 12:28:50 rZbgbZ+e
ベッドシーンもっと描きこんでくれてもよかった

497:名無しさん@ピンキー
10/12/16 12:40:42 i/RDQFyg
今ならマーガレットじゃなくて性コミあたりなら、濃厚なベッドシーンのベルばらの連載も出来そうな気がするけど。
あの当時だと、間違いなく発禁になるんじゃないか?

498:名無しさん@ピンキー
10/12/16 13:07:48 eTmvaHFz
あの程度の描きこみだから、想像の余地があって
20年以上経った今でも楽しめるのかなと思う。
アンドレの乳首はあんな○描くぐらいならない方が良かった。
たしか5巻辺りでオスカルの首がどんどん長くなって、
鎖骨がめっちゃ下のほうに描いてあったから、
一体乳はどこまで下にあるのかと謎だった。

499:名無しさん@ピンキー
10/12/16 13:52:10 tS5dLX4s
AL×O。鬱展開注意。しかもあんまエロくないという。
(原作アランだと荒れそうなので、アニメアランです)

ディアンヌを亡くしたアランが兵舎に戻ってきたことで、B中隊の面々は色めき立った。
「三部会の開催をこの目でどうしても見たかった」
そう語る彼の目は暗かったが、幾ばくかの生気を取り戻したようだった。
夜半、歩哨の交代を終えてとりとめもなく練兵場を歩いていた彼は、司令官室に灯りがついていることに気づいた。
 ─隊長は今夜泊まっている? そんな予定にはなっていないはずだが─
建物に入り、司令官室のドアをノックしてみた。
一拍間が開いて、「入れ」という凛とした声が低く響く。
「アラン・ド・ソワソン、入ります」
オスカルは無言で窓の外を見ていた。
「隊長さん、泊まりだなんて聞いてませんよ。女が一人で物騒だ。ドアの前に歩哨を置くべきでしょう」
「いや、いいんだ。仕事があるわけではない。単に屋敷に帰りたくないんだ」
そういう様子はあまりにも儚げだった。
何か消え入りそうなものを感じて、思わず彼はオスカルの手を取り、引き寄せた。
彼女は全く抵抗をしなかった。当たり前のようにアランに抱きすくめられ、アランのほうが驚いた。
白い顎を指で取り、そっと口づけると、オスカルは幾筋もの涙をこぼした。
彼の心の中で、何かが外れた。
華奢な軍服姿の女を抱き上げ、そのまま司令官専用の仮眠室へと向かい、寝台の上に彼女をそっと置いた。

服を脱がす間、彼女は身じろぎもしなかった。
酔っているのだろうかと思ったが、酒臭さは一切なかった。
白くてすらりとした体は、少年のしなやかさと女の柔らかさが一つになっていた。
首筋に何度も唇を這わせてみた。
しかし、彼女はあらぬ方角を見て、じっとしているだけだ。
もどかしくなった彼は、強く乳房の尖りを吸った。
それでも彼女はまるで彫像のようなたたずまいを崩さなかった。
それが却って男の欲望に火を付けた。
この女を乱れさせてみたい。
強く抱きしめ、貪るように肌に口づけを落とし、紅く痕を散らした。
脚を開かせ、金色の茂みの中の蕾を舌で探り出したとき、一瞬彼女は体をこわばらせた。
だが、それだけだった。
潤うことのない花びらに、アランは唾液を塗り込めた。
彼はオスカルの上にのしかかると、膝で脚を割って、女の部分を蹂躙した。
この女は悲しんでいるのだ、とアランは直感した。
しかし、抱かれることで慰めを求めているふうでもない。
むしろ、自分を罰しているかのようではないか。
いぶかりながらも彼は絶頂に達した。自身を引き抜くと、そこには純潔の証しである紅い滴りが付いていた。
 ─初めてだったのか─
痛々しいものを感じて、アランはしばらくオスカルを抱きしめていた。
オスカルは嗚咽した。
「この程度……この程度のことだったんだ……。
私はたかだかこの程度のことで、彼を追い詰めて殺した……」
ぎょっとしてアランが尋ねる。
「殺したとは穏やかじゃありませんや、隊長さん。何があったんですか?」
問われるままにオスカルは答えた。
「私には、一緒に育った幼なじみがいたんだ……」


500:名無しさん@ピンキー
10/12/16 13:52:41 tS5dLX4s
          *
その幼なじみは平民だったが、誰よりも私に近しい者だった。
あまりに近すぎて、異性として意識などしていなかった。
だが、彼はそうではなかった。私の知らない間に、私のことを愛するようになっていたんだ。
あの時、私は女であることを意地でも棄てようとしていた。
だから、永く私の従者をしていた彼に、「もう供はしなくてよい」と言いつけた。
それが彼にとってどれだけ残酷なことなのかなど考えもせずに。
その時彼の言った「紅く咲いても白く咲いても薔薇は薔薇だ」という言葉が私は許せず、彼を平手打ちした。
襟首を掴んでそれはどういう意味かと問い詰めると、彼はその手を握って、私に口づけてきた。
そのまま、寝台に押し倒されて体を求められたんだ。
いきなりのことで、私は怯えた。
押しつけられた体は、熱く、強かった。抵抗などなんの役にも立たなかった。
だが……彼は私のブラウスが裂ける音で我に返った。
私に夜具を掛けると、もう二度とこのようなことはしないと誓った。
そして、二十年もの間、ずっと私を愛していたと……。
今考えれば、翌日からまたいつものように彼に接することもできたはずだ。彼は誓いを守る男なのだから。
なのに私はそうしなかった。私が驚いた以上に、彼がどれだけ傷ついていたかわかっていたはずなのに。
彼に冷たい態度を取り、もう二度と供はするなと念を押し、ノルマンディーの別荘に一人で出掛けた。
いつも、彼を伴っていたあの思い出の場所に、だ。
その時は、そうするのが彼にとって最もいいことだと思っていたんだ。
しかし、早馬が来て……。
彼が首を吊ったと……。
          *

首を吊ったという言葉に、アランは眉を寄せた。
ディアンヌがそうやって自身の命を絶った光景が生々しく蘇ってきた。
「昨日、屋敷で引き出しの整理をしていたら、彼の遺書があった。遺書と言ってもただの紙切れだ。
そこは一言だけ……
 ─オスカル、永遠に愛している─
……と。
私に人生も、片目も捧げた彼に、私が与えたのは拒絶と絶望だけだった。
彼が私に求めたものは、こんなささやかなことだったのに……」
オスカルは静かに涙を流し続けた。
「片目……?」
アランはふと思い出したように呟いた。
「もしかしたら、そいつの名はアンドレですか?」
オスカルははっとして顔を上げた。
「なぜ、なぜアンドレの名を知っている?」

501:名無しさん@ピンキー
10/12/16 13:53:04 tS5dLX4s
          *
俺がアンドレと知り合ったのは、一年以上前ですかね。
仕立ての良い服を着ているのに、しけた安酒場で呑んでいるので、訳ありだろうとは思ったんです。
ちょっと声を掛けてみると、素直でいいやつだった。
所作に貴族の匂いがしたけれど、おそらく貴族ではなさそうだなと。
どっかの貴族の館で上級使用人でもしているって感じでしたけど、やっぱりでしたか。
やつは自分のことを何も話さなかったけどね。
言うに言えない悩みを抱えているというのは、俺だって同じだったからなんとなくわかりました。
最後に会ったのは、俺がパリ市中見回りをしていた仕事中だったかな。
あまりに蒼い顔をしていたので、これは何かあったんだとぴんときました。
そのままどっかに呑みに連れて行きたかったけれど、仲間が呼びに来たんでそうもいかなかった。
そのあと会わないので、気にはしてたんすけど。
……そうか……。やつももう亡くなっているのか……。
俺の言うに言えない悩み?
まあ隊長にだから言っちゃいましょうか。
俺の悩みはディアンヌだったんです。
あいつは、俺と血が繋がってないんです。本人は知らないままでしたけどね。
俺が衛兵隊に入った直後ぐらいかな、近所の子連れ女が乳飲み子残して亡くなりまして。
おふくろがあまりに可哀想だと引き取ったんです。
その時はまだうちには親父だっていたし、おふくろだってぴんぴんしていた。みなしごを引き取る余裕ぐらいありましたさ。
でも、あいつがようやく読み書きが出来る頃に親父が亡くなり、おふくろもそれからはどうも寝たり起きたりになってしまってね。
あいつには本当に苦労ばかりかけました。
歳が離れていたんでずっとただのちびすけだと思っていたんですが、それがここ二三年かな、びっくりするほど綺麗になりやがった。
たまの休暇に家に帰ると、あいつが隣の部屋で寝ていることが気になって気になってしかたない。
思い切り抱きしめて言っちまいたかった、「おまえは俺の妹なんかじゃないんだ、嫁になってくれ」って。
言えばあいつのことだ、おそらく恩を感じて嫌とは言わなかったはずなんです。
でも、俺はあいつにこんな貧乏暮らしから抜け出して欲しかった。
あの器量だ、どこかの裕福な商人にでも見そめられて幸せになったほうがいいに決まっている。
アンドレに会ったとき、こいつでもいいかなと思いました。
誠実そうだし、おそらく給料だってきちんともらえているだろうし。
しかし、アンドレにはあれきり会えなかったし、ディアンヌは自分で相手を見つけておふくろの許可を得てたんですね。
俺は、あいつの幸せだけが望みだった。
だから、あいつが嬉しそうにしているのを見て、これを喜ばなくてどうするんだと必死に心を抑えたもんです。
それが、あんなことになって……。
……ディアンヌ……!!
          *

アランは目を閉じた。
まぶたの裏には、幼い頃「兄さんのお嫁さんになる」と言って彼を追いかけ回していたあどけない姿と、結婚を報告したときの幸福で輝いていた笑顔が交差していた。
「辛いことを思い出させたな……」
謝るオスカルに、彼は「それはお互い様でさ」と笑ってかわした。

502:名無しさん@ピンキー
10/12/16 13:53:58 tS5dLX4s
すいません、連続投下しようと思いましたが、エロシーンをちょっと追加してから残りを投下します。

503:名無しさん@ピンキー
10/12/16 14:31:23 tS5dLX4s
それからも二人の関係は途切れ途切れに続いた。
最初、死んだように体を横たえていただけのオスカルだったが、回を重ねるごとに何かが柔らかく変化してきた。
アランはふと思う。
俺はこの女を愛し始めているのだろうかと。
オスカルを抱いていると、ディアンヌを失った哀しみが薄れてゆくようだった。
ディアンヌの面影は忘れがたいものだったが、それは彼を引き裂くような辛さをもたらすものではなく、優しい記憶へと変わりつつあった。
オスカルはどうなのだろうか。
アンドレのことは男として意識したことはなかったと、彼女は語っていた。
しかし、それは彼女が気づいていなかっただけではないのか。
抱かれている彼女は時折甘い呻きを漏らしそうになることがあった。
だのに、それを必死で抑えている。
「声を出してもいいんだぜ」
アランはそっと声を掛けた。
しかし、オスカルは首を左右に振るばかりだった。
 ─愛してもいない男に体を与えることで、自分を罰しているつもりですかい、隊長さん─
だとしたら、あまりにもそれは哀れだった。

A中隊に続き、B中隊にもとうとう出撃命令が下ることになった。
報告のためにアランは司令官室のオスカルを訪ねた。
「俺たちのどちらか……いや、両方とも命はないですかね」
「さあな。だが、手はず通り我々は市民側に寝返る。これは決定だ。覆さない」
「そうこなくっちゃ」
アランは笑った。
そして、
「おそらく最後です……。もう一度だけ俺に抱かれちゃくれませんか」
と言って彼女に口づけた。

504:名無しさん@ピンキー
10/12/16 14:32:49 tS5dLX4s
白い肌は相変わらずひんやりと冷たかった。
だが、最初の頃と違い、彼女の花びらは愛撫に応じて蜜を滴らせるようになっていた。
この女の体は開きつつある、とアランは感じている。
しかし、強い罪の意識がそれを押さえ込んでいた。
乳房への口づけは、いつもよりずっと念入りにした。
舌は乳暈をなぞり、そのあとで先端を唇がつまんだ。
最初はただ静かにしていたオスカルだが、次第に息に甘さが混じる。
そのたびに、彼女ははっとして目を見開き、体を緊張させた。
アランはそんな体を優しく抱きしめて頬にキスを落とし、髪を撫でた。
 ─もしもディアンヌを嫁にして抱くとしたら、自分はどうしただろう─
そんな思いが胸をよぎった。
いつものように脚を開かせる。
体の重みを掛けようとした瞬間、オスカルは小さく怯えて首を僅かに横に振った。
「どうしました……? 嫌ですか?」
そう問われて、オスカルは
「いや、そんなことはない……大丈夫だ」
と言って体を任せた。
小さな輪をくぐり抜けるような感触の奥に、柔らかな肉のうねりがあった。
今までにない、小刻みな痙攣がある。
この体は今、完全に女になろうとしているのだということがアランに伝わってきた。
だが、それを抑制しているものがある。
それは一体……ふとアランは思いついて、オスカルの耳元で囁いた。
「俺をアンドレと思っていい。体が感じるとおりにしていいんだ」
それを聞いて、オスカルの目からどっと涙が溢れた。
「アンドレ……! アンドレ、アンドレ!」
彼女はそう言って脚を強く男の腰に絡めた。
そのまま彼を強く絞り上げ体を反らせると、小さな叫びと共に彼女は果てた。
しばらくののち泣き寝入った女の顔は、月の光に照らされて美しかった。
 ─アンドレ、おまえは愛されていたんだ。そして今も─
アランはそっと心の中で呟いた。

オスカルはバスティーユ攻撃で鬼神のような指揮ぶりを見せた。
しかし、それも一斉射撃を受ける直前までである。
その時、彼女は空に白い鳩が飛んでいるような気がした。
彼女はふと思った。
 ─ああ、アンドレだ─
激痛と薄れゆく意識の中で、オスカルは最後の指示をアランに与えた。
「砲撃を緩めるな……。続けろ。バスティーユを落とすんだ……アラン……」
アランは叫んだ。
「全員配置に付け! 撃て。撃ちまくれ!」 
その声を聞いて、オスカルは安堵したように目を閉じた。
「アデュウ」の一言を残し、彼女の魂は空を飛ぶ白い鳩のところへと翔んでいった。

 ─ 了 ─

505:名無しさん@ピンキー
10/12/16 16:48:46 Ux4ZpzFp
GJ!
こういうのもありだと思うよ
哀しみを共有する二人が切ないね

506:名無しさん@ピンキー
10/12/16 17:50:27 a4fHbkrG
GJ!
とてもよかった。
OAが好きだけれども、これはあり。
しんみりした。

507:名無しさん@ピンキー
10/12/16 20:22:12 KIQKppO1
アニメってこんなに原作と雰囲気違うの?
キャラの名前を取っ払ったらベルばらイメージの欠片もない感じ

508:名無しさん@ピンキー
10/12/16 20:41:15 tS5dLX4s
>>507
はい、特に後半は監督の交代もあって、大きく原作と雰囲気が変わりました。
オスカルもアンドレも、非常に物静かで抑制の効いたストイックなキャラ。
アンドレはブラビリはあっても、ショコラぶっかけ、発砲草むしり、毒殺未遂などはなし。
一番大きく違っているのはアランで、オスカルとアンドレを見守る年長者というポジションでした。
ディアンヌが十代後半だとしたら、おそらく20ぐらい年上だったんじゃないかなと。

509:名無しさん@ピンキー
10/12/16 20:47:02 +aUvzVOm
>>507
見たことないんだ?

特に改変が著しいのがアラン班長

原作 年下 オスカル好き
アニメ どうみてもオッサン アンドレ大好き ケツアゴ

510:名無しさん@ピンキー
10/12/16 21:23:52 Ux4ZpzFp
原作アランとアニメアランは完全に別人だよね
確かにアンドレ>オスカルだし

511:名無しさん@ピンキー
10/12/16 21:58:06 mGCI6vxD
GJ!良かったよ~
アニばら好きだから違和感なかった

512:名無しさん@ピンキー
10/12/16 22:00:20 mGCI6vxD
>特に改変が著しいのがアラン班長

アニメで180度変わったジャンヌを忘れてるぞ




513:名無しさん@ピンキー
10/12/16 22:05:33 tS5dLX4s
白薔薇がオスカル、紅薔薇がアントワネットならば、ジャンヌは黒薔薇でした。

514:名無しさん@ピンキー
10/12/16 22:59:59 +aUvzVOm
原作ジャンヌはひょうきんだよね
つか、オスカルさまも原作はひょうきん

515:名無しさん@ピンキー
10/12/17 09:54:16 k8v+7JrL
アニメのオスカル堅物過ぎ

516:名無しさん@ピンキー
10/12/17 12:13:24 dbe64oY4
そのストイックな中に漂う、女の色香がいいんじゃないか。
考えてみると原作オスカルは、軍人にしてはなよなよしてるよな。
特に後半。


517:名無しさん@ピンキー
10/12/17 12:29:22 OE+fQb1Q
アニメのオスカルは隙がなさすぎ。
だからいいという人もいるんだろうけど。
ジェローデルもアランも(まあアランは別物だからしかたないか)
オスカルにキスするチャンスはなかったし、
衛兵隊員もあれではオスカルを拉致できないだろう。
そういう意味ではあまりエロパロ向きではない。
儚い美しさという意味では原作を超えているんだが、
あの衛兵隊員のムサさは原作ファンに怒られても仕方あるまいて。

518:名無しさん@ピンキー
10/12/17 20:22:42 3ERSzLku
いやエロパロ的にはどちらかというとアニメの衛兵隊員の方が迫力あって
拉致設定もしっくりくるとオモ



519:名無しさん@ピンキー
10/12/18 09:55:36 z7d58P6g
アニメの衛兵隊員は少年漫画っぽい

520:名無しさん@ピンキー
10/12/18 11:00:48 YBdrSS0m
なよなよはアニメの方だと思ったな。
私はアンドレの妻になった…ウヘーーってな感じでw
印象は人それぞれなんだなあ、それが面白いとこだけどな。

521:名無しさん@ピンキー
10/12/18 11:45:57 jBz2nOAD
原作では決闘はアランとの一回だけなんだけど、
アニメのほうでは三回やってるね。
二回目の決闘ではケリの付け方で背筋が寒くなるほどオスカルって強いんだって
印象づけた。
三回目、アランとのやつではアランがかなりしぶとくて本当に手に汗握った。
それを辛勝したオスカルもまた凄いと。

…うん、やっぱりこれは少年漫画の作り方だな。

522:名無しさん@ピンキー
10/12/18 13:30:07 /uGjrSKy
アニメ見てから原作読んだクチなのだけど。
オスカルのキスシーンの多さとアンドレのストーカーっぷりに驚いた。

523:名無しさん@ピンキー
10/12/18 13:39:51 k6M1fM0y
>>520

確かに最後のあれは引いたわ。
というかあの流れできてなんで最後に妻宣言なのかが今だ理解できない。
原作みたく自分の意思で民衆の味方になるでよかったんじゃないか。

524:名無しさん@ピンキー
10/12/18 14:29:12 5yQvuv/7
>>518
アニメは拉致してないよね


525:名無しさん@ピンキー
10/12/18 14:37:00 jBz2nOAD
アニメの衛兵隊員で拉致すると永井豪的バイオレンスの世界に突入してしまう。

526:名無しさん@ピンキー
10/12/18 15:45:14 5yQvuv/7
すごのおう的な?

527:名無しさん@ピンキー
10/12/18 16:00:53 qJZN8nla
媒体がテレビだから茶の間で見るわけだし、漫画以上に制約あるよね。
製作者が拉致はまずいと思ったのでは。 

528:名無しさん@ピンキー
10/12/18 16:20:12 qJZN8nla
ごめん、アゲちゃった。

529:名無しさん@ピンキー
10/12/18 17:48:12 wZNeEwZ0
>>523
あの妻になった宣言の時
こらーそんな発言したらみんな想像しちゃうだろ!
と余計な事を心配してしまった

530:名無しさん@ピンキー
10/12/18 18:58:55 jBz2nOAD
みんな一瞬どん引きしたんだろうけれど、
オスカルがあまりに真面目くさってるので
笑って祝福したんだと思う。

531:名無しさん@ピンキー
10/12/18 22:51:12 ZikUrr6K
あの荒くれ男どもがよく冷やかさずに祝福したものだ

532:名無しさん@ピンキー
10/12/19 00:11:19 bU405dy2
永井で思いついたんだが、けっこう仮面みたいに法ではけして裁かれない
悪い貴族を夜な夜な懲らしめるオスカルというのもおもしろそうだな。
「どうせやるなら、正体を隠し通す為にも
普段のお前からは想像も付かないくらい、大胆な変装をした方がいい」
とアンドレにそそのかされ、黒革のボンテージルックに長手袋
網タイツに黒のロングブーツ、黒いマント、蝶を模した赤いアイマスクを身につけ
鞭を武器に戦うその姿はいつしか貴族達の間で話題になり
中には彼女のお仕置きを求め、わざと悪事を働くものまで現れる。
その有様を目の当たりにして「これでは逆効果ではないか」と胸を痛めるも
その時すでに男をしばく快感に目覚めていたオスカルはもう引き返すことが出来なかった。
「望むことは・・・我が儘なのか・・・・・・一度で良い、俺にもお仕置きしてくれ」
悲痛な従僕の叫びはオスカルに届くのか?
「こんな私でも愛してくれるのか? アンドレ・・・」
情熱の命ずるままに新たな世界に踏み出そうとするオスカルの愛の行方はいかに・・・なんてな。


533:名無しさん@ピンキー
10/12/19 00:28:21 EXQ4aSeh
それじゃもうベルじゃないよ
つかラセーヌの星?

534:名無しさん@ピンキー
10/12/19 10:11:07 GLf9T957
まーエロパロだし
ブーツと鞭は基本的に装備されてるしね
気になるのはお仕置きの内容かな

535:名無しさん@ピンキー
10/12/19 15:39:56 VnQXQqVL
2ちゃんエロパロだし、ラ・セーヌの星とのコラボなんてのもいいかもしれない。

536:名無しさん@ピンキー
10/12/19 19:12:55 EXQ4aSeh
ここなら何でもOKでサイトだと駄目っていう境界線の
基準みたいなものってどのあたりにあるんだろうか
教えてエロい人

537:名無しさん@ピンキー
10/12/19 19:34:41 lZByVhP6
OAはいいけど、OJはダメ
OJも下手はいいけど、上手いのダメ

荒れるから

538:名無しさん@ピンキー
10/12/19 19:59:47 VnQXQqVL
OJで上手いのあったけれど、荒れてなかったよ。
あれは下手だから荒れなかったんだ、と感じる人がいてもいいけれど。
だったらどんなの書いても下手だと思う人はいるだろうからという理由で
OJはどんなの書いてもいいことになってしまうと思う。

539:名無しさん@ピンキー
10/12/19 20:41:51 bU405dy2
>>536

スレによってはエロ成分薄め~非エロ話でも投下すれば喜んで貰える
場合もあるが、ここはあくまでキャラのエロ話を読みたい人が集っているスレ。
ある程度キャラっぽさが出ている、文章に破綻がない、エロ成分濃い目~特濃
という条件を満たしてるなら、多少原作を逸脱したトンデモ設定の話でもがんがん投下して欲しい。
むしろそういう冒険話が読めてこそ、この手の匿名スレの真骨頂じゃないか。
逆にベル世界を遵守しようと変にあがいた結果、エロ成分が極薄~非エロになっちゃった話は
どんなに上手くてもここ向きじゃない気がする。
カプに関しては一時は色々あったみたいだが、今はきちんと冒頭にカプ表記してれば
数字以外は投下しても問題ないんじゃないか? 
自分も基本はOAだけど,ちょっと前に投下された調教JOとか、ALOとかも楽しく読めたし。
むしろ変な縛りを付けることで、職人さんのモチベーションを下げちゃうことの方が怖い。


540:名無しさん@ピンキー
10/12/19 20:55:49 GLf9T957
職人さんには色々気にせず好きなものを好きなように書いてもらいたいな
話は変わるけどOAはともかくOJって何だか新鮮だね
別にJ受けって訳じゃないよね

541:名無しさん@ピンキー
10/12/19 21:23:48 yIIb6XsW
>>539
どうして百合はよくて数字はダメなの?

542:名無しさん@ピンキー
10/12/19 21:32:30 bU405dy2
>>541
数字は専用板があるから。ちなみに大昔にはベルばらの数字スレもあった。


543:名無しさん@ピンキー
10/12/19 21:45:37 yIIb6XsW
>>542
そういう事かありがと
>ベルばらの数字スレ
今はないんだね



544:名無しさん@ピンキー
10/12/19 21:49:14 8ljlmhf8
サイトはOAばかりなのはそれ以外だと荒れるからなのか。
このエロパロはOA以外でも色んなカプが読めて楽しい。エロ好きだけど、
いい話ならドエロでなくても嬉しい。何人か職人さんがいてそれぞれの
萌えで超エロだったり、笑える話だったり、シリアスだったりの
SS書いてくれたらいいな、とオモ。

545:名無しさん@ピンキー
10/12/19 21:53:38 7fTevJNp
一応美男美女のカプールなのにエロパロからまったく相手にされないのがロザリー・ベルナールだなぁ

546:名無しさん@ピンキー
10/12/19 22:19:31 wu9n2Xft
美男美女でも全く萌えないカプっているよね

547:名無しさん@ピンキー
10/12/20 07:51:09 TMX6vOqz
>>いい話ならドエロでなくても嬉しい。


この手のカテゴリーにはいっていた人だったら過去にいたじゃない。
指◯さん、婿◯子さん、毒◯さん。
みんな連載途中でぶん投げた上に、結局スレが荒れる原因を作っただけだったじゃん。
毒の人はともかく、上二人はもう戻ってこないでしょう?
まあエロ漫画雑誌の4コマ漫画みたいに、箸休め的にたまーに上手い微エロ、非エロ短編を落としてくれるならいいけど
シリーズ物とか長期連載のエロくない話は、もういらない。


548:名無しさん@ピンキー
10/12/20 08:20:14 2yCpXAsZ
ここはエロパロだから、読み手も最初から過大な期待はしてないよ(したらアカン)
エロだったらなんでもいいさ
好みに合わんものは華麗にスルー
エロ少なめ長文は、禿しくスレ違いだとやっぱりスルー


過去の人の作品を、しつこくしつこく賞賛するのも正直ウザイ

549:BxRo 捕まった黒い騎士
10/12/20 14:22:37 IwSwpr0L
ベルナールとロザリーで書いてみました。 ソフトな陵辱ありです。

パレ・ロワイヤルの地下に続く秘密の階段を下りるとひんやりとした冷気が感じられた。
黒いマントの男が両側に蝋燭の灯がついた重い木の扉を開けると3人の見張り番が先ほど
自分がさらってきた娘を取り巻きいて声を荒げ仲間割れをしていた。
「俺が先だ!」
「いや、俺に先にやらせろ。」
青ざめた娘は恐ろしさに今にも気を失ってしまいそうだった。男たちは突然部屋
に入ってきた黒装束に覆面の男を見ると、顔色を変えてさっと娘から身を引いた。
「おい、お前ら誰に許しを得てこんなことをしている!表の見張りはどうした。
いいか、こいつを助けにくる奴を捕らえるのが肝心なんだぞ。」
「へ、すいません。」
「さっさと仕事に戻れ。さもないとボスに言いつけるぞ。」
「わ、わかりました、黒い騎士。」
男たちは口々にボスには言わないで下さい、それだけは勘弁してください、
といいながら部屋を出て行った。

黒い騎士と呼ばれた男は床にへたり込んだ娘の顔をじっと見た。どうもこの顔に
見覚えがあるような気がする。でも貴族の娘など知り合いは無いし、一体この娘は?
と思っているうちに以前パリの街で出会った、母親を貴族の馬車にひき殺された
少女の面影が記憶の底から蘇ってきた。これはあの時の助けてやった娘じゃないか? 
なぜ貴族の館などにいるのだ。それにまるで貴族の娘のような姿で、こんな上等の夜着を着ている。
使用人をしているとも思えないが。 そうか、ということは・・・。
この娘はあの近衛将校の囲われ者なのか。

「お前はあの家の令嬢じゃないな? 貴族ではないだろう?」
「は、はい。私は違います。」
「やはりそうか。でもその格好・・・。お前は使用人でもないだろう?」
「・・・私はオスカル様に引き取られて・・・。 お願いです!ここから出してください。」
「だめだ。 お前は大事なおとりだからな。きっとお前の近衛将校が助け出しに来るさ。」
「そ、そんな! 私はどうなってもかまいません!でもあの方だけは!」
涙を浮かべて必死に近衛将校を助けようとする娘の姿に男は怒りがこみ上げてきた。
「お前、頭を冷やせ。貴族の囲われ者になっているくせにあいつの味方をするのか?」
「え?」
娘はあっけに取られて男を見た。
「今はそうやっていい暮らしが出来るかもしれないが、しょせん貴族の慰み者だ。
すぐにお払い箱にされるのがオチだぞ。」
「違います!私はそんな囲い者なんかじゃありません。第一あの方は女性です!」

「なにい、あれが女だと?」信じられん、と男は思ったがふと以前読んだ
ジャンヌ・ド・ラ・モットの回想録に王妃が同性愛の相手として
女性の近衛将校をそばにおいているという話を思い出した。
「ああ、そういえば王妃の犬の中に女の将校がいたな。
ジャンヌ・ド・ラ・モットの回想録に載っていた近衛将校があいつか。

「そうか、なるほどね。ではお前はレスボス島の住人というわけだな。」
娘はこのあまりにひどい誤解をどうやって解いたらよいものか頭が混乱してしまい、
一言も言い返せなくなった。 男はそんな娘の様子に、図星だろう、
と勝ち誇ったように言い放つと、冷たい声で娘の心を突き刺すように言葉を続けた。

「それで先ほどのお前の必死な形相も納得できるよ。身も心もあいつに絡め取られて
しまっているわけだな。 だがな、よく聞け。あいつは貴族だ。飽きたら犬猫のように捨てて、
またべつの女を囲い者にするさ。 そしてお前はまたパリの貧民窟にまい戻るわけだ。」
「違います!違います! あの方はそんな方ではないわ!」
「お前が知らないだけで、俺はそんな話を掃いて捨てるほど見聞きしているのさ。 
お前も今のうちに考えを改めたほうがいいぞ。 パリで売春婦になるったって
同性愛専門じゃなあ。 そうだ、ひとつこれから俺が教えてやろう。男もいいものだぞ。」
男は楽しそうに扉の内側から閂をかけた。



550:BxRo 捕まった黒い騎士
10/12/20 14:27:25 IwSwpr0L
「さ、これでしばらく誰にも邪魔はされない。」
娘は男から逃げなくてはと思ったが、狭い牢獄の中は身を隠す場所とてない。すぐに抱き抱えられて
ベッドに押し倒されてしまった。両手の拳で男を思い切り打ちすえ続けたが、空しい抵抗だった。
「いてて。大人しくしたほうがいい思いができるのに。」男は仕方ない、とつぶやくとシーツを
切り裂いて娘の両手首を縛りベッドの柱にくくりつけた。

「これでやっと落ち着いて取り掛かれる。さてと・・」
「いや、いやあああ。やめて!やめて!」
男は娘の暴れる脚を押さえつけ裾をゆっくりと捲り上げると下着を取り去った。むき出しの下半身は
男の目の前にあらわにされ、白い太腿と淡い陰のような茂みが揺れていた。娘はあまりの
恥ずかしさに気を失いそうになった。ぼんやりとした意識のなか男の声が響く。

「綺麗な肌だ。貴族のところでずいぶんといい生活をしていたようだな。」
そして内股のあたりに顔を埋め、くんくんと鼻を鳴らしいい匂いがするなとつぶやいた。
男は幼いころこんな匂いを嗅いだことがあるような気がした。
贅沢なシャボンと香水の匂いが呼び覚ます豊かな生活の遠い微かな記憶。 
愛する母と二人の餓えも不安も寒さも暴力もない穏やかで優しい満ち足りた日々。
それをほんの気まぐれでいきなり取り上げられ、捨て犬のように路頭に
ほおリ出された。寒さに震え、母と二人腹をすかせながら街を
さまよった惨めさ。実の父親からの信じられないような非道な仕打ち。
身を切るような冷たいセーヌの流れ。愛する母との永遠の別れ。
この娘にもこれが現実なのだと思い知らせてやらなければ。 しょせん貴族は
俺たちを人間扱いなどしないのだ。この俺がその証だ。

男は唇で優しく何度も柔らかい内股にキスを繰り返した。娘の体はずっと震えている。
小さな足から、形のよいふくらはぎへと手を這わせ、一点の染みもない新雪の
ような太腿を、そして柔らかくて弾力のある形のよい尻を撫ぜ回した。
一番恥ずかしい場所を男の目にさらされて抵抗する気力をうせた娘をみて、
観念したようだなと、男は手の戒めを解いた。

茂みの奥へ指を侵入させたい気持ちを抑え、襟元をゆるめて肩から夜着を
引きおろし、胸をはだけさせた。 女らしい華奢な肩も好ましいが、
なによりも目に飛び込んできた形のよい両胸のふくらみ、薄紅色の乳房の先端が 
幼い少女にも成熟した女にもない瑞々しい色気を醸し出していて瞠目した。
あの近衛将校め、うまいことやりやがって。これは女だけのものにしておくのは
もったいなさすぎる。

男は娘の首筋に顔を埋めると、お前はとても綺麗だと囁きながら唇をうなじや
肩に這わせ、手で乳房を優しく愛撫していった。頬から耳へと唇を移すと
そっと舌で耳を舐めてみた。無反応だった娘の体が少し揺らいだような気がした。
耳朶に歯を立て甘く噛んだ。低い声で娘を怖がらせないように優しくお前の名前は?
と問いかけた。おびえきった娘は口をきつく結んで答えない。
「言いたくないか。そうしているお前もすごく可愛いな。知っているか?お前はとても
美しい。今まで抱いた女のなかで一番綺麗だ。 あの近衛将校もお前に夢中だろう?」
違います、違います、あの方と私は違います。と娘は涙ながらに何度も訴えた。
「ああ、泣かなくていい。おまえが悪いんじゃない。あいつのせいだろう? 
ものすごく女にもてそうだからね。 大丈夫、俺がまっとうな女にしてあげるよ。 
もうあいつのことなんて忘れるくらいにね。」
オスカル様と私は違うのに。何を言っても全然信じてもらえない。
娘は情けなくてまた涙が溢れた。どうしたら信じてもらえるのだろう。
「ベルナール」
「え?」
「俺の名はベルナールだ。覚えておいてくれ。」
大きな瞳に涙を一杯浮かべた可憐な娘の顔をじっとみていると
男はおかしな気分になってきた。まるで自分がこの娘の恋人になって、
今から最初の夜を迎えるとでもいうような・・・。




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