愛するが故に無理やり…… Part6at EROPARO
愛するが故に無理やり…… Part6 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
10/11/08 02:54:48 6pNJ61w6
>>1さん超乙!!!
んでもって即死回避

3:名無しさん@ピンキー
10/11/08 09:10:13 Km/XK19i
>>1

馬鹿!こんな無理矢理スレ立てしなくたって私は前から>>1の事…乙だったんだから!
…乙だったんだからぁっ!!


って事で乙でした

4:名無しさん@ピンキー
10/11/08 17:24:21 iV+Ix6ss
いちおつ!!!

5:名無しさん@ピンキー
10/11/08 22:17:37 CmIxkDic
>>1さん乙です

6:名無しさん@ピンキー
10/11/09 00:10:15 AAKuoWYt
祝新スレage

7:名無しさん@ピンキー
10/11/09 02:00:50 it46a8CJ
>>1さん乙~

今スレも愛故な雑談や投下で盛り上がりますように。

8:名無しさん@ピンキー
10/11/09 02:50:11 eYcYL/5v
テS

9:名無しさん@ピンキー
10/11/10 01:41:21 qrT/aZ/1
投下します。本編7レス消費。シチュ重視?エロ薄め
西洋ファンタジー、でも魔術ほとんど活用してないです。
NGタイトル「魔術師とその新妻」でお願いします。
人によっては「無理矢理」感が物足りないかもしれません。

10:魔術師とその新妻
10/11/10 01:41:55 qrT/aZ/1
「っはぁっ……はっ、うあっ……!」
男は何度目かの射精に腰を震わせて仰け反った。
「はぁ、はぁ……くっ!」
心地よい射精後の疲労に耐え、男は再び腰を振り始める。
ずいぶんと久しぶりの交わりだから、これくらいでは治まらない。
すでにシーツは男の精液で汚れ、彼女との結合部からはずいぶんと大きな水音が立ち始めていた。
「も……やめて……」
息も絶え絶えと言った具合に、少女はベッドにくくりつけられた手錠を揺らして懇願する。
「う、うるさい」
男はそれだけいうと、また行為を始める。今さらやめられるものかと思う。
がちゃがちゃと、鎖が擦れる音に男の良心が苛まれる。

二人は、夫婦である。

男はその若さでかなり有能な魔術師であったが、陰気な性格と外見から他者との関わりは少なかった。
少女の父は上流貴族の野心家で、しかも金好き、賭け好き、女好きと悪徳の見本のような男であった。
男の方としては、ただの色狂いの客として見ていたのだが、この父親に気に入られてしまい
娘を嫁にどうだと紹介されたのがきっかけであった。
娘と言っても正妻の子ではない。父親が戯れに手を出した女中の子で、どちらかと言えばただの召使だ。
よく、屋敷に呼びつけられた時、この少女が男を案内していたのを思い出す。
「娘は君が気に入っているようでね。君が来る時はいつも世話役をしてくれているよ」
その言葉に、馬鹿な男だと魔術師は思う。
貴族の娘様方の恋占いを専門とする、甘い言葉と顔が売りの占星術師ならともかく
色狂いの貴族に商売する陰気な魔術師など、誰が進んで世話や案内を申し出るものか。
きっと、その娘は召使仲間でも貧乏くじを引かされているだけなのだろうと、魔術師は思っていた。
それはあながち間違ってもいなかったのが、少々悲しいところだろう。

少女は灰色の髪を左右三つ編みのお下げにしていた。服は支給されるメイド服だ。
正妻の方の馬鹿娘は艶やかな金髪で、いつも違う髪型と豪奢な髪飾りをしていたから
この男は娘として扱っていなかったのだなと、魔術師は思う。

「持参金もつけよう。どうだね?」

体の良い厄介払いなのだと、魔術師にもわかった。
女中の子とはいえ、貴族を父に持つ少女にそう求婚できる男はいない。
貴族の男ならば、女中の子など問題外だし、同じ召使同士では貴族の血なんて恐れ多いのだろう。
どうせ付き合うような女もいないし、女中ならば家事もできるだろうと考えて魔術師はその話を受け入れた。

11:魔術師とその新妻
10/11/10 01:42:31 qrT/aZ/1
嫁にやってきた娘は、いつものように灰色のお下げを揺らし、服は粗末で地味な服を着ていた。
結婚式など挙げていない。ただ、魔術師の男の家に女中としてやってきたようなものだった。
「これからよろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げた時、あの娘はどんな顔をしていたのだろう。
入ってはいけない部屋を教え、家事をさせ、彼女の料理を食べて、初夜を過ごした。
水仕事で手は荒れていたが、年相応の瑞々しい肌に吸いつき、跡をつける。
娼館の女たちとは違う、少々硬い乳房。少女の足を押し開いて破瓜の血を流させる。
寝台で少女の灰色の髪が波打ち、波打つ銀色の海のようであった。
歯を食いしばって少女が痛みに耐える様を見て、男は初めてこの少女が愛しいと思えた。
寝台が軋む音と、少女の荒い息遣いが、男をひどく興奮させていく。

次の日、少女は血と精液で汚れたシーツを洗うなど、家事を進める。
男は部屋にこもって、依頼されていた薬や、新しい魔術道具を作っていた時、遠慮がちなノックがされる。

「あの……食材の買い出しに行きたいのでお金を頂いてもいいですか?」
「そうか、そこから適当に取れ」
部屋に入ってきた娘を見もしないで、男は革袋が置いてある机を指差した。
「あ、あの、金貨ばかりなんですが……」
普段の買い物て使うのは銅貨、大きいものでも銀貨しか知らない娘は驚いて問いかける。
「何か問題があるか?」
「い、いえ、では一枚貰っていきますね。何か食べたいものはありますか?」
「なんでもいい」
そっけないその言葉に少女は悲しそうな顔をしたが、男は気付かなかった。
少女が金貨一枚をそれはそれは大切そうに皮袋に入れて買い物に出かけるのが窓から見えた。
男の家は森の中にあり、近くの町に着くまで歩いて小一時間ほどかかる。
「……」
男は、低級使い魔を呼び出して、彼女に護衛と案内としてついていくよう命じる。
さすがに新婚二日目で、森の獣に襲われたりして死なれては目覚めが悪い。
何気なしに、男は鏡で使い魔の眼から少女の様子を眺める。
澄ました顔……というか特に表情も変えずに少女歩いている。
男は昨夜の少女のあの艶めかしい顔を思い出して、思わず顔をにやけさせた。
今夜は何をさせてやろうかと、下種な事を考えていると自然に下半身の物が硬くなる。
自慰してしまおうかと思うが、夜のために取っておくことにする。
鏡の中の新妻を今夜はどう責めてやるかと楽しそうに考えていれば、結構な時間になっていたらしい。
すでに少女は町につき、食材を買い集めている。
「……ん?」
少女は、笑っていた。
少女は晴れ晴れとした笑顔で、店主や女将と楽しそうに会話をしている。
あの屋敷の中や、男の家では見せたことのない笑顔だった。

12:魔術師とその新妻
10/11/10 01:42:56 qrT/aZ/1
『久しぶりだねぇ!いい果物があるんだ!持ってお行き!』
『はちみつはどうだい?特製だよ!』
屋敷で働いていたころからの知り合いなのだろう。少女は、とても楽しそうに買い物を続けている。
『金貨じゃないか!お前、ずいぶんと良いところに嫁いだんだね!』
その言葉に、一瞬、少女の顔が暗くなったのを男は見逃さなかった。
何かに気付いたらしい女将が、金貨を眺めている亭主を叩く。
『出来ることがあるならなんでもいいな。大した力にはなれないかもしれないけど……』
『大丈夫よ。ありがとう。屋敷の時より買い物にきちゃうかもしれないけどね』
『お得意様なら大歓迎さ!さ、これも持ってお行き!結婚祝いだ!』
結局、少女は店の者たちから両手でどうにか抱えられる程の大量の品を渡され、よろよろと戻っていく。
男は酷く不機嫌そうな顔をして、それを眺めていた。
あまりにも大量に持たされたものだから、少女は時々荷物を置いて休み休み歩いていく。
こつこつこつ、と机を指で叩くと、男は突然立ち上がった。

そして、乱暴な足取りで家から出ていく。

……――
「あ」
少女が見たのは、陰気な夫の姿であった。
「遅い」
「お帰り」でも「御苦労」でもない苛立つような男の言葉に、少女は無表情で視線を落としてすみません、と謝る。
「そんなに買ってどうする。持てる量を考えろ」
あれよあれよという間に、男はワイン瓶やら野菜の入った袋を奪っていく。
「帰るぞ」
「あ、はい」
荷物を持って、二人はぎこちない動きで家へと帰る。会話は、なかった。

家に戻ると、男は荷物を置いてまた部屋に戻る。
少女は急いでまた、家事を進める。何度か、男の部屋に入ろうかと思ったが、やめた。
そうして……食事をして、湯浴みをして、今夜も少女は男に抱かれた。
獣のように四つん這いにされて、後ろから乱暴に突かれる。
少女は顔が見えていないのをいいことに、枕を強く握りしめ、苦痛の表情を隠さなかった。
泣きだしそうになる小さな悲鳴も、男には悦びの喘ぎ声にしか聞こえていない。
「か、可愛い奴め」
俺のものがそんなにいいかと言わんばかりの言葉に、少女は小さく頷いてやる。
男はそれに機嫌を良くしたのか、さらに乱暴に激しく突きはじめる。少女の身体が小さく震えた。

13:魔術師とその新妻
10/11/10 01:43:43 qrT/aZ/1

結婚してから、一週間はこんな夜だった。
初めて彼女が拒んだのは月のものが始まったのが理由だった。
それなら仕方ないな、と男はあっさり諦めて、だが逃がさんと言わんばかりに同じ寝台で寝る。
次の日の朝、男はいつもより早く目覚めたが、既に少女は寝台にいなかった。
いつものように、食事の用意や家事をするが、まるで男と同じ部屋にいたくないとばかりにせわしなく動き回る。
呼べば来るし、家事も問題ない。ただ、どうしても、彼女が笑っていないのが気になった。
それからしばらく、月のものも終わっただろうと、男は少女に行為を求めたが、少女はすでに寝入っていた。
諦めて、男も大人しく眠りについた。

しかし、それが一週間も続けばさすがの男も、無言の拒絶だと分かる。

これには男も気になって、意味もなく少女を呼び寄せたり、買い物帰りは待ち伏せたり
なるべく傍にいようとしたが、少女の態度は変わらない。
勇気を出して帰り道で手を握れば、握らせはするが、握り返してはくれない。

心臓が、痛い。

こんなことなら、あんな娘、娶るんじゃなかった。と後悔するが、料理はうまい。家事も問題ない。
男が何を食べたいと言い出せば大抵は作ってくれる。
そうだ、女中としては、優秀だが……妻としての愛がないのだ。
夜になれば、同じ寝台に入るが、少女はこちらに背を向けて眠る。
彼女の灰色の髪に、そっと触れる。こちらを向け、お前は俺の妻だろう?
そんな言葉が喉まで出るが、男はそれを飲み下して、背を向けて眼をつぶる。
愛してくれ、と懇願するなどプライドが許さなかった。
男は有能な魔術師で、少女はただの召使だ。身分の差がある夫婦であり、男が娶って「やったのだ」
それなら少女が、男の言う事を聞いたり、機嫌を取るのが自然だろうが!と、男は苛立ちを抑える。
性欲処理なら娼館に行けばいいのだろうが、なぜかそんな気にはなれなかった。

結婚してから一カ月半というところで、とうとう男は我慢の限界に達する。

いつものように背を向けて眠ろうとする少女の肩を軽く掴むが、反応はない。
そのままゆっくりと少女の手に触れると、急に引っ張り、ベッドの枕元の柵に手錠をつなぐ。
「えっ!?」
驚いている少女に馬乗りになって、もう片方の手もつないでしまう。

14:魔術師とその新妻
10/11/10 01:44:06 qrT/aZ/1
「な、なんですか!」
がちゃがちゃと手錠を揺らすが、外れるわけもない。
「うるさい、だまっていろ!」
手錠と同じように枕の下に隠していたナイフで、少女の寝着を切り裂く。
ギラリと見えたナイフに、少女は怯えて小さく震えるだけになる。
一か月ぶりの少女の裸体に、男は生唾を飲み込んで、その乳房に吸いついた。
「あぁっ!」
少女の身体が跳ねる。男は赤子のようにその先を吸い、硬くなった彼自身を彼女の太ももに擦り続けた。
寝着を剥がされた少女は、下着一枚となっているため、男の先走りが彼女の肌を濡らしていく。
「やっ、いやぁっ……!」
荒い息のまま、男は少女の口を吸う。互いの唾液が交わり溢れ、少女の唇からつぅ、と流れた。
少々血走った眼で、少女の足を開かせ、久方ぶりのそこへと侵入する。
「濡れているではないか、そうか、お前も欲しかったか」
「ち、ちが……ああんっ!」
「うっ!」
随分と久しぶりの交わりに、入れただけで男は吐精してしまう。
少し硬度を失った男根を容赦なく彼女のモノが締め付けたものだから、すぐに再装填される。
先に出された己の精液を彼女の奥へと流し、かき混ぜるように、男は腰を動かし始めた。
少女は怯えた眼で、自分を力かませに犯している男を見ている。
嫌がる彼女より、己の欲望を優先させたことの罪悪で胸が痛むが、それでも行為は止まらない。
夫婦なんだ、交わって何が悪い。相手を求めて何が悪い。
「っぐぅぅ!」
二回目は、彼女の腹にかかった。
生温かい液体に、少女は身をよじらせた。中も外もこの男の精液で染め上げられる。
がちゃがちゃと手錠の鎖が軋む音が、まるで男の行為を非難しているようだった。
貯めに貯めこんだ男の欲は激しく、少女が泣いても止まらなかった。
「あっ!あっ!ああああああっ!!」
行為の最中、少女も達して、その身体を仰け反らせて震わせる。
彼らの結合部は汗と精液と愛液でこれでもかと濡れ、シーツの汚れは広まるばかり。
途中で何度も口づけしてやると、ようやく少女も返すようになり、男は喜んでまた強く突く。
次第に、強張っていた少女の身体もほぐれ、甘い声を出し始める。
「あっ!ふぁっ!駄目っ!もうやめてぇっ…!」
「だ、だまれ、やめるものか!」
何度目かしれない射精で内部に広がる感覚に、少女は切なくも嬉しそうな声を出す。
男はそれこそ体力の限界まで、少女の身体を貪り、何度も何度も腰を打ちつけた。

最後の方では、少女の顔が悦びでとろんと蕩けた笑顔に見えたのは、
彼女を愛しすぎた男が見た、悲しい幻覚だったのだろうか。

15:魔術師とその新妻
10/11/10 01:45:18 qrT/aZ/1
……――
少女は、自分の胸の顔をうずめて眠っている男を見て、小さくため息をつく。
手錠で手首が痛むし、もう朝だからいろいろ家事に取り掛かりたいのだが、男は起きそうにない。

少女はただ、愛されたかった。

母は死に、父は気まぐれで少女を可愛がるが愛してはいなかった。
正妻の娘は自分を異母姉妹とは知らないし、正妻も特に少女の存在を気にしなかった。
出生を知っていたり、何かに感づいた同僚は、少女に接することさえ避けていた。
気軽に接してくれるのは、出生を知らない行きつけの店の人だけ。
この魔術師との結婚の話は、少女には拒否権がないから心配していたが、来てみればごく普通の少し陰気な男だ。
妻になるからには、この人を愛そうと思った。
それなのに、男は自分にろくに振り向きもせず、構ってくれない。
なんだか、とても悲しかった。ここでも、愛されないのかと半ば諦めたとき、月のモノが来た。
恐る恐る拒絶すると、案外あっさり男は行為を諦めてくれた。
あぁ、この男にとって自分はその程度なのかと思ったが、男は寝台から出ていけとはいかず一緒に寝てくれた。
ぎゅうと、抱きしめられて寝るなんて、ずいぶんと久しぶりだった。

この人に愛されたいと、心から願ってしまった。

月のモノが終わったので男が行為を求めるが、寝たふりをする。
残念そうなため息が聞こえたが、男は諦めて少女を抱いて寝てくれた。
自分の我がままな理由で拒絶したことで心が痛んだが、気遣ってくれたことに少女は喜びを見つけてしまう。

背中を向けて寝ると、構ってくれと言わんばかりに髪の毛を弄られて、少し笑いそうになった。
初めはろくに会話をしてくれなかったのに、拒んでからは妙に話しかけたり、料理のリクエストを言い始めたときには心底喜んだ。
手を握られたときは、嬉しくて嬉しくて、その握られているという感覚を楽しんだ。

もしかしたら、ただ抱きたいがためのご機嫌とりなのかもしれない。
このまま、わざと冷たくすればいつかは離縁されるかもしれない。
それでも、少女は男に優しくしてもらいたかった、構ってほしかった、愛してほしかった。

昨夜の無理矢理には少し驚いたが、少女の自業自得なので男を責めるつもりはない。
むしろ、あんなふうに激しく求められるのも……と、少女は顔を赤くする。

「おはようございます」
男が目覚めたのに気付き、少女は優しく囁く。
てっきり、嫌われると思って恐る恐る少女の顔をのぞいた男は、その優しい笑顔に驚く。
「……おはよう」
「昨夜は、その、素敵でした……」
今まで冷たくした分、優しくしようと思っていた彼女はそう言って男に足を絡めた。

16:魔術師とその新妻
10/11/10 01:45:58 qrT/aZ/1
「そ、そうか?」
照れたような男の言葉に、少女の下腹部がキュンとなる。
「あの、今まですみませんでした……」
「や、あの、お、俺も、その、すまん」
痛いか?と男は少女の未だ繋がれている手首を撫でさすった。
「外してもらえますか?」
「お、おお」
ようやく自由になって両腕の使い方はもう決めていた。
目の前の「旦那様」にぎゅうと抱きつき、今までの分をたっぷりとキスの嵐でお返しする。
しがみついて、男を寝台に無理矢理仰向けに寝そべらせ、少女は男に跨る。
「ま、待て」
もう朝だとか、出ないとか、弱音を吐く男に、少女は優しく微笑む。

「だって、好きなんです」

一晩中繋がれていた少女は男根を掴んで擦りあげ始めた。
「お、おい、やめ……」
そう口では言うが、微妙に期待しているのか笑っているし、何より硬くなっている。
「んんっ……」
今度は少女自ら男のモノをゆっくりと下腹部へと飲み込む。
みちみちと、また、互いの接合部が擦れて甘い痺れを走らせ、二人は喘いだ。
「っはぁ……き、気持ちいいですか?」
ぶんぶん!と男は首を縦に振る。
「そうですか、じゃあ」
朝日に照らされている彼女は、腰を動かし始める。
「ちょ、ちょっと待て、もう本当に出ない……」
「そうですか?でも」
もう少し頑張れますよね?という少女の可愛らしくも淫靡な笑みに、男は気を失いそうになる。
そんな眼で見つめられたら、頑張るしかないじゃないか。と、男は今にも出そうになるのを必死で耐える。
そんな顔をされたら、もっと欲しくなってしまう。と、少女は艶めかしい笑みを浮かべて腰を動かし始めた。


……――
「怒ってます?」
行為が終わり、出すもの出しきって疲れて、いつも以上に陰気な男に少女は恐る恐る問いかける。
「いや、怒ってはいないが……」
「今夜は旦那様の好きなものたくさん作りますね」
ぎゅう、と甘えるように少女に抱きつかれ、男は照れたように笑う。
「まぁ、なんだ、その、今度一緒に買い物に行くか」
その言葉に少女は嬉しそうに、「大好き」と囁いて男の頬にキスをした。
今さらながらに、男も、少女に「愛している」と初めて囁く。

ようやく夫婦らしくなった二人が、手をつないで町に行く日は、そう遠くないだろう。



終わり

17:魔術師とその新妻
10/11/10 01:49:51 qrT/aZ/1
以上です。
押してダメ(そう)なら引いてみろを実践してたらこうなりました。

18:名無しさん@ピンキー
10/11/10 02:07:55 QBpIiAUg
>>17
素晴らしすぎる・・・GJ!!
この二人なんか可愛すぎるw

19:名無しさん@ピンキー
10/11/10 02:32:58 qrT/aZ/1
ちょっととんでもない誤字があったので訂正させてください。
>>15の「少女は、自分の胸の顔をうずめて眠っている男~」を
「少女は、自分の胸に顔をうずめて眠っている男~」です。

20:名無しさん@ピンキー
10/11/10 17:08:28 H0YOmOC9
GJ!
二人ともかわいいな。萌えた

21:名無しさん@ピンキー
10/11/10 17:29:27 QRYoGn/i
>>17
超GJ!!!
男を狂わす悪いおにゃのこですね!!
実に可愛かったw

22:名無しさん@ピンキー
10/11/10 17:30:05 +UjyRpkI
すばらしい!二人とも健気で微笑ましいwGJ!!

23:名無しさん@ピンキー
10/11/10 20:57:42 ucxiH2pb
ふたりが可愛すぎて萌えた
GJ!

24:名無しさん@ピンキー
10/11/10 21:23:40 xCskdPoe
二人とも愛するが故に無理やりだったねw
GJ!

25:名無しさん@ピンキー
10/11/12 00:23:37 4oc/UxkT
前スレ埋まった
状況開始!!

26:名無しさん@ピンキー
10/11/12 02:27:10 jpY8YqsF
前スレ>896
オフィシャル小説で実際少し似た展開があって(勿論未遂)めっちゃ興奮した記憶が蘇ってきたw

27:名無しさん@ピンキー
10/11/12 07:54:28 BO/ysgJn
900 :名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 18:45:19 ID:laRKN3wC
このスレって男女比率どうなってるのか気になる。
ちょっと似てる男ヤンデレは女性が多いみたいだけど。


901 :名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 19:28:41 ID:r2cvL/Kw
他スレの名前出すな
汚物婆


902 :名無しさん@ピンキー:2010/11/11(木) 20:22:50 ID:0WgFPQAI
駄目なのは他スレのSSの紹介だろ
お前も散々あそこはエロパロ板最底辺を脱してここが最底辺になったとか
別スレの名前を出してたのにって埋め


SSだけじゃなくて他スレ紹介禁止は付け足したほうが良かったな
例の人(900=902)のいいエサになっとる

28:名無しさん@ピンキー
10/11/12 11:28:19 RXhcRL03
いや、なんかスマン。900だけど902ではない。
某スレの話題を出したのは埋めついでと、前スレの過去ログ見てちょっと気になっただけなんだ。
そこまでタブーなんだとは知らなかった。
ホントにすみません

29:名無しさん@ピンキー
10/11/12 11:57:22 8FaZGi2a
>>28
荒らしの自治厨が一人で騒いでるだけだから気にしなくておkw
普段はのんびりしたスレだけど、荒らしはわざとムード悪い方に持って行きたいみたいだから乗っちゃダメだ
テンプレによると「他スレのSS紹介禁止」だから、偶発的に他スレ名が出るくらいは許容範囲
もちろん他スレの話だけになってしまうのはあれだけど、気をつけて謝ってくれる人がその許容範囲を間違えるようには思えないし

30:名無しさん@ピンキー
10/11/12 15:06:59 n7PjlP6h
350 :名無しさん@ピンキー:2010/11/12(金) 12:52:11 ID:8FaZGi2a
荒らし自身で別スレの名前出してたのに何を言っているんだ。自分に甘いのはお前だよ鏡見ろ…
スレが荒れてるのを「自分の仕事」だと思ってニヤニヤ見守るのが好きなんだろうな
SS書けない、ROMもできない、GJもしないんじゃ荒らす事くらいしかできないってわかるけど
お前の存在はあの場じゃ誰からも望まれてないって事をそろそろ認めて精神科行った方がいいと思うよ

お疲れさん
頑張って糞スレの宣伝してくれや

31:名無しさん@ピンキー
10/11/12 16:23:01 +zIFZnRo
この程度でいちいち誤爆や愚痴に出張するなよ。だから荒らしを呼び込むんだろうが。
そんな書き込みするくらいならエロい妄想書き込んで下さいお願いします。

32:名無しさん@ピンキー
10/11/12 17:05:42 5EzOnurq
保管庫見れないのに訂正するの忘れてた。
次スレの時はこのアドレスを張るべきなのかな?
URLリンク(red.ribbon.to)

33:名無しさん@ピンキー
10/11/12 18:38:54 BjGjpCbN
>>>17
なにこの可愛いカップルGJ

今後この男は妻を縛り好きと勘違いしてしまいそうだな 笑

34:名無しさん@ピンキー
10/11/12 20:35:54 vba+v8x0
>>17
超GJ
死ぬほどかわいいなこの二人

35:名無しさん@ピンキー
10/11/12 21:08:40 4oc/UxkT
まぁ、俺が902だけどあえて例の人みたいな言い方するなら901だろw
別に積極的に他スレ話なんざする必要も無いが

>>31
最初から荒し目的なんじゃないの?

>>33
仲が良くてSM好きで男S、女Mのカップルは多そうだしねw

36:名無しさん@ピンキー
10/11/13 00:30:04 vSL9wVMj
愛故に可愛い女の子にいけないお仕置きをしたい

37:名無しさん@ピンキー
10/11/13 01:10:56 q5u+hpif
腐女子きもいです><

38:名無しさん@ピンキー
10/11/13 02:37:49 vSL9wVMj
腐女子かぁ、ポリフォニカのプリネとか腐女子だが可愛くて犯したくなるなぁ
てかラノベとかにはチョクチョク腐女子なキャラが出てくるご時世だが
結構可愛いキャラが多くて困る、ちょっとおじちゃんに股開いてみないか?つか開けみたいな気分になる
こういう気持ちになるのは勿論そのキャラへの深い愛のせいです。

39:名無しさん@ピンキー
10/11/13 12:44:41 fU8fKTPv
>>17
かわいかったーグッジョブ!
チヤーミー○リーンがにあう二人になりそうだなぁ
町に二人で買い物バージョンが見たくなったw


>>38
38の妄想のせいでいま投下しようと思ってるのうっちゃって
腐女子モノかきたくなったじゃないかw

40:名無しさん@ピンキー
10/11/13 15:26:36 piGBWQaU
虹男にしか興味がありません、と公言する痛い腐女子高生。
見た目は可愛いのに言動が残念なもんだから男なんか寄り付かず、友達らしい友達は幼馴染みの男くらい。
そんななか、ブログ通じて知り合った腐女子とタイマンでオフ会することになるが、
ネカフェと教えられた胡散臭い店に会いにいってみると何と相手はネカマ。
ブログに掲載したコスプレ写真と女子高生との情報から彼女に興味を持ち、
世間知らずな腐女子を出会い喫茶に誘い込んで強姦しようとしていたのだった。
心配と嫉妬から後をつけていた幼馴染みによって何とか助けられるも、軽率だときつく責める彼の言葉に反発。
「友達を作ろうとして何が悪いの」!」
「俺がいるだろ!」
「うるさい!あんたなんか私の話全然わからないし、一緒にいても面白くないのよ!」
幼馴染みヤンデレ覚醒。どんな目に遭ってたか教えてやると言ってそのままレイープ。

こうですか!?わかりません><

41:名無しさん@ピンキー
10/11/13 18:04:29 IeNoQ0h+
>>40
なにそれ萌える

42:名無しさん@ピンキー
10/11/13 18:20:47 fU8fKTPv
>>40の妄想いいな~
自分の妄想は腐女子って本当の意味の腐女子だったw



オタクの漫画描き巨乳少女を幼馴染として持つ男の子が
君にしか見せられないの…と言われて少女の書いた漫画を小学校のころから見せられ続け
段々と見せられる漫画内容がBLになりBLに耐性が付き
「こんなことあるわけねーだろ」とツッコミを入れながらつつ感想を言っていた。
どんな漫画をかいても俺には見せてくれる。
そう自分が少女の特別だと思っていたら、ある日これだけは「君に見せられない」とノートを隠された。
その中に書いてあるものが気になり、少女がいないときについ見てしまうとそこには
学校でも有名な人気のある男子×自分の凌辱モノ。
読み終わり、愕然とした男の子はその凌辱ものと同じシチュで怒りを少女にぶつけ犯してしまう。

とかそんなんw

43:名無しさん@ピンキー
10/11/13 23:59:34 vSL9wVMj
>>39
>>42
書いてくれると嬉しいけど今書いてるのも投下希望w

>>40
そりゃ腐女子というより女オタかも
いや女オタでも可愛ければ全然良いんだけどねw

44:名無しさん@ピンキー
10/11/14 01:35:14 xHizVvRH
さて>>39>>41だが義理姉弟物は大丈夫か?
大丈夫問題ないという人間だけ読んでくれ多分6レスで投下終了できると思う。




「久しぶり、いきなり呼び出してごめんね」
「ううん、ちょうど私も報告したいことあったから」

 某高級ホテルの最上階のディナー。
 目の前にいるのは、高そうなスーツに身を包んだ見事なエリートサラリーマン。
 でも、メガネの奥の瞳がやさしそうに微笑んでいて、人に拒絶させないやわらかな雰囲気をまとっている。

 目の前の人間は、デキスギクンだった。
 今も女性客が振り返るほどの、イケメンで。
 そしてこの不況の中、誰もが名前を聞いたことのある一流企業に勤めてる。
 学生時代はテニスでインターハイに出るほどの腕前で、スポーツ万能。
 語学も一年の留学で英語はネイティブかと思うぐらい堪能。
 私の知る限り、彼ができないということは一度も見たことがなかった。
 反対に私は大学卒業後は就職決まらず、いまだに派遣社員の平平凡凡な女。
 彼といると女の視線が痛い、通行人その一ぐらいの十人並みのスペックだ。
 もう十分に慣れたけど。

 そんなスペックの違いすぎる私たちがなぜ一緒にいるのか。
 理由はもちろんある。
 私は彼の、義理の姉だからだ。

 彼から呼び出されたのは、理由は何となくわかってる。
 わかっているけれど、やさしい義理の姉を演じている私としては相手を立てて、初めて聞いたという顔をしてあげるのが正解だろう。
 そう思って、相手が話し始めるのを待っていたら、先になに? って顔をされる。

「ううん、侑大から話してよ」
「いや、聞きたいな」
「…………じゃあ、先にいうけど」
「うん」
「私、結婚することにしたの」

 やさしげに、相槌を打っていた、侑大の顔が固まる。
 晴天の霹靂といった表情に、私は少し溜飲が下がる。侑大はかなりの時間が経ってからやっと言葉を発した。

「相手……相手は誰?」
「えっと、柿崎君覚えてる?」
「……中学の時の?」

 柿崎君は中学の頃、一年間だけ一緒のクラスだった男の子だった。
 そんな彼との突然の再会。
 久々にあった彼の姿はむさいおっさんって感じで、ひげもそってないような感じだったけど。
 変わらない、温かい笑顔と、誰でも許容してしまう温かい空気。

 なにより彼は私にとって、特別な存在だった。
 それはなぜかというと……彼は私と侑大を比べない人だったからだ。


 私はこの目の前にいる完璧超人の義弟が、本当は………大嫌いだった。

45:名無しさん@ピンキー
10/11/14 01:40:02 xHizVvRH
 私は、目の前の侑大と仲の良い姉弟を演じているに過ぎない。
 初め弟として紹介された時は、こんなにかわいく素晴らしい弟が自分にできるなんて、しっかりしなきゃとかすごくうれしかった。
 でもその気持ちは一年ぐらいしか続かなかった。
 なぜなら、この光り輝くほどの弟のそばにいると、私の存在なんてかすんでしまうのだ。
 何をするにも侑大の姉だから。
 侑大の姉らしく。
 侑大はできるのに……。
 そうことごとく比べられ続けて……まだ、侑大が嫌な奴だったらよかったのに、侑大はこんな十羽一絡げの何も取り柄のない私にも純粋にやさしく、姉として敬った。
 私のゆがんだ嫉妬心は、吐き出す場所がなくだんだん心の中でたまっていく。
 その淀みが支えきれなくなり、破裂しそうなほど苦しんでいた時に、まるで換気をするように空気を抜いてくれたのが、転校生の柿崎君だった。
 柿崎君はすごく風変わりで、両親を亡くしてカメラマンのおじさんに引き取られているといっていた。
 そのおじさんの都合で一年しか一緒にいられなかったけれど、私を侑大の姉としてではなく一人の女の子として見てくれる。
 多分、柿崎君に会っていなかったら、私はもっと歪んだ人間になっていただろう。

 そんな彼に再会したのは、飲み屋でぐだぐだに酔っぱらっているときだった。
 社会人になって一人暮らしをはじめて、侑大の影響からは抜け出たと思っていた。
 派遣先にはもちろん侑大のことなんて知っている人なんていない。
 それだけで、羽が生えたように心が軽くなった。
 それなのに、突然私の派遣先が侑大の会社と提携することになり、屈託なく私に話しかける侑大にどういう関係? と聞かれて……。
 私は、「私」の居場所がなくなってしまうと感じた。
 また侑大の付属物になってしまう。学生時代のトラウマがよみがえる。
 ……それで、やけ酒を飲んでいたところ、偶然にあったのだ、柿崎君と。
 初めは思い出の男の子と、目の前のひげもじゃで大柄のくまさんのような人物が、同一人物だとは思えなかったけど。
 柿崎君はおじさんの影響で海外を飛び回る写真家になっていた。
 ひげをあまりそらないのは、ひげがないと成人男子として認めてもらえない国にもいくから、らしい。

 私に再会して、「君はいままでどうしてた?」と聞いてくれるのは、彼だけだった。
 皆、私に久しぶりに会うと「侑大君どうしてる?」と聞いてくるのが当たり前なのに。

 やっぱり柿崎君は柿崎君で、私は年甲斐もなく泣いてしまった。
 それから、彼が日本にいるときは何度か飲んで、今度は長期で外国に行くと言っている彼に、私も行ってみたいなと言ってしまった。
 どこでもいい、侑大がいない場所に行きたい。
 すると、柿崎君はまるで近所のコンビニに行くような気軽さで私にいった。

「じゃあ俺と結婚して、一緒にいくか?」
 
 すごく大変なことなのに……私はすぐに「うん」と答えていた。

46:名無しさん@ピンキー
10/11/14 01:42:43 xHizVvRH
「柿崎先輩か……」
「うん、偶然会って。それで、彼写真家なんだけど仕事の都合で、結婚したら一緒に海外に…」
「ダメだ! 許さない」
「!!」

 私は初めて、侑大が声を荒げるところを見て、びくっとする。
 どんなときにもニコニコやさしい彼が、しかもこんな公衆の面前で大声を出すのはらしくない。
 案の上、私たちは店内で注目の的だった。
 でも、突然カメラマンなんて職業の人種と結婚するなんて言われたら、家族はきっと反対しても仕方がない。
 けど、今まで私の言うことをなんでも聞いてくれた侑大は応援してくれると思ってた。
 ずるいけど、こういう時は侑大さえ味方につければ、両親の陥落はすぐだと思ったので、侑大に先に話したのに。
 これだけの拒絶は予想外だった。

「ちょっと、侑大?」
「…………」
 侑大は私の腕をつかむと、私の抗議の声を無視して店を出る。
 このまま、実家に連れられてお説教コースなのかも。そう思ったのに、侑大は私には無言のまま腕を離さずタクシーに乗り向かった先は侑大のマンションだった。
 私が一人暮らしするといって家を出た後に、侑大も就職が決まって一人暮らしすることになった。
 私の収入では細々としたアパートだけど、侑大は高級マンションだ。
 侑大は一緒に住もうと言ってくれたけど、一緒にいたくないなんて言えなくて家賃折半できるほどのお金はないという理由で断った。事実折半しても私のアパートより高い金額で。
 いつでも来ていいよ、と合鍵を渡されたけれど、私は一度も使っていないし、使う気もなかった。
「カメラマンと結婚するなんて言うと心配だろうけど、柿崎君は意外とすごい人でねびっくりしちゃった、写真集とかいっぱい出てて……」
 騙されてるんじゃないのかとか言われそうだなと思っていた私は、柿崎君がそれなりに有名であることを説明する。
 事実、私は柿崎君は売れないカメラマンだと思ってた。
 でも有名じゃなくても、貧乏カメラマンでも、私は柿崎君のプロポーズを受けていただろう。
「知ってる」
「え?」
「柿崎……姉さんが唯一気にしていた男だったよね、忘れるわけない」
「知ってたの?」
 私が柿崎君のことを好きだって知ってたなんて、びっくりだった。
 だってそんな話、侑大だけじゃなく誰にもしてなんかない。
 柿崎君との思い出は私の中で別格で、ほかの誰にも知られたくない宝物のようだったから。

「ど、どうだっていいでしょ、とにかく。私柿崎君と結婚するから」
「僕がいやだって言っても?」
「どうして、侑大の許しがいるの?」

 まるで大切な思い出を踏みにじられたような気分になっていた私は、いらだっていた。
 目の前に侑大がいるのに、もう柿崎君との未来しか考えられなくて侑大から逃げきった気分でいた。
 
「私が誰と結婚しようと、侑大には関係ないでしょ!」
「弟がこんなに頼んでも?」
「本当の弟じゃないくせに!」

 売り言葉に買い言葉だったので、私のいつもの本音がするりとでた。
 弟だなんて思ってない。侑大は私のコンプレックスを刺激させる元凶の男だってだけだ。

「そうだよね、本当の弟じゃないよね、僕は…………だから、いいよね。姉さん」
 泣きそうな顔だった。そして、私の姉を演じている仮面がはがれたのと同じように、侑大の仮面もはがれた。
「!!」
 異変を感じて逃げるのが遅れた私は、壁を背にしてあっさりと侑大の腕の中に納まってしまう。

47:名無しさん@ピンキー
10/11/14 01:47:25 xHizVvRH
「ちょっと、姉さんに何をする気!」
 姉の仮面を最初に脱ぎ捨てたくせに、それにすがる私。
 状況は最悪だった、嫌いな人間に触られる嫌悪。

「ずっと、ずっと好きだったんだ……姉さん」
「い、嫌! やめてっ私は侑大のこと嫌い、嫌い、大嫌い!!」
 何をされるか……わかっているけどわかりたくなくて……なぜか私を好きという侑大に混乱している私は、もうかなぐり捨てて本音を吐露する。

「知ってたよ」

 私の動きが止まった。
 侑大は情けない顔をしている。

「だからもう、これ以上嫌われても変わらないなら……とことん嫌われるよ」
「やだ、やだやだっ!!」
 ゾッとした。
 嫌いだけど……弟だと認識していた人間から、性的な目で見られるなんて。
 抵抗してみても、男の力にかなうわけない。
 手が侑大のメガネにあたって、床に派手な音を立てて転がったが、侑大は気にも留めないで私の首筋に唇を這わす。鳥肌が立った。
 壁を背にしながら……足を侑大の体で押し広げられ、スカートはめくりあげられて、ショーツの隙間から大事な場所を指でじかに触られる。
 今まで侵入されたことのない場所に異物が入ってくる感覚に耐え切れず、体は硬直しずるずると私は床にへたり込むと、そのまま侑大は私に覆いかぶさっていく。
 怖い……なんで、どうして、こんなことされているのか。
 私が嫌いって知っていたのに……侑大は私のことが好き? ありえない。
 おとなしくなった私の服はいつの間にやら脱がされて、あらわになった胸が外気に触れる感覚にびくっと震える。
「っ!」
 胸の先端を口に含まれ、舌で弄られると、何とも言えない感覚が体中に走る。
 まるで、食べるかのように、侑大は私の胸を好き勝手にする。

 嫌いな男に、犯されてるのに……。

 ぴちゃぴちゃといつの間にか、下半身からは粘着質な音が聞こえていた。
 こういうことは初めてだけど、濡れてる意味はさすがに分かる。
 柿崎君とはまだハグしあったり、手をつなぐだけの関係で、満たされたのに。
 侑大から触られても、ただただ違和感しか心は感じない。
 でも体は裏腹にほてる。
 嫌なのに、嫌なのになぜこんなに体は反応するんだろう。悔しくて涙が出てくる。

「や、やぁ! いやぁんっ!」

 毅然と「嫌だ」と言っているつもりの自分の声に、自分でびっくりした。
 触られている個所から熱と疼きがわく。刺激を与えられるたびに反応してしまう自分の体に考えられなくなりそうになる。
 今まで痛かった中に入れられていた指の感覚さえも、痛さとは違った感覚がだんだんと強くなっていた。
「ひっ!」
 押し広げるように、指を抜かれると、代わりに熱くてかたいものが当たる。
 入り口でじらすようにこすりつけられて、私はそれがなんなのかわかっているから視線を向けられない。

48:名無しさん@ピンキー
10/11/14 01:50:54 xHizVvRH


「い、いや」
「……入れるよ、姉さん」
「やめて……っ! お願いだから」
「僕のお願いは聞いてくれなかったのに」
「くうっ!」

 容赦なく侵入してくる熱いものに、私はたまらずうめき声を漏らす。
 痛い、痛い、痛い!!!! みしみしと押し広げられる感覚に息もできない。

「っ……力を抜いて、姉さん。食いちぎられそうだ……」
「っはっ……うっ!!」

 力を抜く? どうやって、こんなに痛いのに痛い、痛い……私は痛みをこらえることしか頭になかった。

「姉さんっ……はっ、好きだ、好きだ、好きだったんだっ……」
「ん、んっ!! くっ、あ、はっ……」

 熱のこもった声で好きだというたびに、侑大は私の中で動く。中で暴れる熱い熱の塊。
 私は痛くて、その言葉を言われるたびに嫌になる一方的な行為。
 ぐたぐちゃとつながっている所から、音が嫌に響いて……その責め苦は、気が遠くなるように長く感じた。



 気が付けば、裸のまま侑大に抱えられてベッドの中。寝ていても逃がさないというかのように、侑大はがっちりと私を離さない。
 体中が痛くて、特に胸と……乱暴にされた体の中がしみるように痛い。
 どろどろに足についていた、精液や血なんかは寝ている間に拭かれたのだろうきれいになっていた。
 自分のわからないところで触られていたと思うと、気持ち悪いし悔しかった。
 何とか逃げようと、腕を起こさないようにほどいてベッドから出た瞬間。体の中から自分の意志とは関係なく流れる液体に、愕然とした。

 気持ち悪い。
 嫌だ……柿崎君……。

 柿崎君の事を考えて、私ははっとして、合わせる顔がないと思った。
 弟に犯された私なんて、会えない、会えるわけない。
 どうして、どうしてこんな目に? なんでこんなことするぐらい私を好きなんだろう、この完璧な弟だったら選び放題だろうに。
 今日、侑大から呼び出された理由は、昇進と彼女ができたって報告だと思ってた。
 昇進の話は、うちの会社でも持ちきりだったし、うちの会社でも女優さんかと思うほどの美女と、付き合っているという噂が流れていたから。

49:名無しさん@ピンキー
10/11/14 01:59:59 xHizVvRH

 このままここにいたら、侑大に何をされるのか怖くて、洋服を拾い集めて着た。犯された痕跡が残る服に嫌悪感がつのったが、この服を着ないと帰れないから仕方がない。
 とにかくここから逃げたかった。逃げて自分の狭いアパートに逃げ込みたかった。
 ふと、顔を上げるといつの間にか侑大が起きていた。ひっ、と悲鳴をあげそうになる。

「姉さん……」
「こ、来ないで……嫌」
 すごく悲しそうな顔をして私を見る侑大の表情にも、もう私の心は動かない。侑大はどうしたらいいかわからない顔をしてから、決心したように眼をつぶった。
 そして、何を考えたのか、携帯で電話し始める。

「誰に、かけ、てる……の?」
 嫌な予感がした、本当ならその携帯電話を奪いたいのに、侑大に近寄りたくなくて私は問いかけるしかなかった。侑大は答えない。
 しばらくすると、相手が出たようだ。
「あ、義母さん? ごめんこんな早い時間に。大事な話があるんだけど」

 何で、今こんな時にお母さんに? 私はびくっと震える。

「実は僕、結婚しようと思うんだ……え、相手?」
 ちらりと、侑大が熱い視線でこっちをみた、じっとりとその場に縫い取られたように私は硬直する。

「姉さんと……実は姉さんと僕、付き合ってたんだ」
「!!」
 う、嘘!! そんなウソ。そういいたいのに声が出ない。
「ちょっと言いにくかったんだけど……やっぱり責任を取りたいと思って」
 嫌な予感は、あたった。

「うん、姉さん僕の子供……妊娠してるかもしれないから」

 私は、侑大の強い視線を感じながら、自分のお腹を抑える。
 散々吐き出された侑大の精が自分の中に存在していると、さっき嫌というほど思い知らされたばかりだ。
 そのあと、どんな話をお母さんと侑大がしていたのか、全く耳に入らずに私はひたすらお腹を押さえていた。
 いつの間にか、侑大は電話を切って、私のそばに来て私のバッグから携帯電話を取り出すと操作をしていた。

「ごめんね姉さん。もう嫌われる覚悟を決めたんだ……姉さんを僕のものにする」

 浮かぶのは泣きそうな笑顔。泣きたいのはこっちだ。
 そして私は、侑大が今まで成し遂げようとしたことを一度も成し遂げられなかったことはないと思い出し、にげられないことに気が付き絶望した。


 終。

50:名無しさん@ピンキー
10/11/14 03:55:11 HrbdD5Ek
>>44-49
GJ
義弟ぱねぇw
この後は義姉をじっくりねっとり調教するのだろうか?
精神的に完全に叩き潰して反抗心を削ぎ落とすような方向性かな?w

51:名無しさん@ピンキー
10/11/14 17:39:59 if9EP9h8
>>44-49
GJGJ!萌え滾った
続き待ってます!

52:名無しさん@ピンキー
10/11/14 17:42:12 if9EP9h8
>>51
す…すまん
萌えすぎて「終」が「続」にみえてたorz
素敵なヤンデレな義弟探しにいってくる

53:名無しさん@ピンキー
10/11/14 17:55:56 xHizVvRH
GJありがとう以上ですと書こうと思ったら502の嵐で弾かれて
終了宣言できなかったんだが終って打ってるからいいかと思ったら
>>44で41の名を騙ってしまったことに気が付きすぐに謝れなくてすまんorz
正しくは>>42だったよ……。

実は夕兄と蛇モノ宣言していた者と同一人物なんだが
ほとんど書いてたんだがPCアボンしてデーター消えたのでむしゃくしゃしてこれ書いたw
深夜のヤホオオオオなテンションで書いたから最後弟が姉の携帯でしていたことは
くまさんの連絡先調べていたってこと書き忘れてたが、まあいい。

>>50
姉は性的な陥落はしてるので、ベットの中では拒めないじっくりねっとり性調教。
普段は姉の真面目で常識から外れた行動ができないことを弟は長い付き合いで知っているから
最小限の動きで体を監禁することなく心を監禁で反抗心を削ぎ落とすような方向性でw
ちなみに姉は本気でくまさんの胸に飛び込めばあっさりと受け止めてくれるのに
自分で自分を縛り付けてしまっているって感じなんだが
別視点から書かないと表現できなかったんで説明しなかった。

>>51
すまん、続きはないんだ……浮かんだネタがこのスレ向きじゃなくなったw

54:名無しさん@ピンキー
10/11/14 19:19:07 VKs9+ua+
GJっす!
シチュ的にはそのまま突き進んでほしいが、姉とくまさんの幸せルートも願ってしまうな!

55:名無しさん@ピンキー
10/11/14 19:50:23 N85amE9u
後書きだらだら自己主張強い職人ばかりだな

56:名無しさん@ピンキー
10/11/14 20:07:11 aDdVyNpI
>>53
GJ!こういう主人公的にバッドエンドぽいのもいいね。
ただ作中で表現できなかったことを後から継ぎ足すのは止めた方がいいと思う。
後書き云々というより力不足を露呈しているだけのように見える。

気を悪くしたらごめんよ。
また何か書けたら是非とも投下してくれ。

57:名無しさん@ピンキー
10/11/14 20:35:47 xHizVvRH
いや本当にすまなかった
テンションおかしくて空気読めてなかったもう投下自重して空気読めるようにROMに戻るよ…
投下予定の続きものも消えたんでいいくぎりだと思ってさ

今まで読んでグッジョブくれた人本当にありがとう!

58:名無しさん@ピンキー
10/11/14 21:01:33 Olpb11OM
しつこいw

59:名無しさん@ピンキー
10/11/14 21:48:06 HrbdD5Ek
>>53
なんと夕兄と蛇モノ消えたのか……
そのうち投下してくれる事を待ってる

60:名無しさん@ピンキー
10/11/15 00:19:05 5ZyXTvJ8
>56
たしかに53はうざかったけどまた出たよw批評家気取り
プロじゃ無いんだからと何度言ったらわかるのか
そんなに質のいい作品読みたかったらプロ作品読んだらいいよ

>55と>58は書き手追い出し成功してよかったねw
53はもう投下しないってさ

61:名無しさん@ピンキー
10/11/15 00:43:43 Ypm8wgrs
<まとめ>
書き手…自己主張&補足し過ぎない。投下したら基本黙って待機。
読み手…むやみやたらと叩かない。ナチュラル&スルー。


↓てことで、まったり愛するが故に××語りどぞー

62:名無しさん@ピンキー
10/11/15 01:13:06 5ZyXTvJ8
そうだよな書き手はただの萌え製造機になって黙々と投下してればいいんだよな

63:名無しさん@ピンキー
10/11/15 01:17:28 cSZtt5dQ
続きを投下します。10レス頂きます。

64:神竜の謳 Ch.5
10/11/15 01:18:19 cSZtt5dQ
 巨大な布で覆われた小型の檻が、船へと積み込まれていた。外界からの光を完全に遮断している鉄格子の中には、
ドラゴンへと姿を変えられ、轡と枷を嵌められながらも暢気に眠っているライラの姿がある。共に閉じ込められて
いるケイトには、牙により引き裂かれた衣服の代わりに質素な布の服が与えられており、当然ながら獲物である
剣も手元にはない。
 檻はドラゴンの力を以ってすれば破壊できそうなものではあったが、如何せん彼はケイト一人の前では全く
暴れない。暴れるよう手を出しても、蚊が止まったかのような涼しい顔で再び丸くなってしまうのだ。

 出航の汽笛が科学都市との別れを告げる。煙を上げる船にケイトが乗船しているとも知らず、姉を追って
街へと辿り着いたティトはセラと共に、港を素通りして城塞へと向かっていた。一般公開されていない研究施設に
余所者が入れるはずもなく、駆け付けた二人の行く手は門番により阻まれてしまった。
「許可のない者を通すことはできない」
「金髪の女の子と赤い奴が来たはずだ。門番なら見ただろう?」
「あの二人ならまとめて出荷された。ここにはもう居ない」
「出荷……?」
 セラの呟きと不穏な眼差しに、ティトは彼女を連れて慌てて門から離れた。今の彼女ならば果敢にも門番相手に
食い下がり、騒ぎを起こし兼ねないと判断したのだ。
「出荷ってことは人身売買か……多分、さっきの貨物船だな」
「早く後を追いましょう!」
「ここの連中がわざわざ僕らのために、しかも同じ港への船を出すと思う?」
 セラは首を振るが、どうしても先を急がずにはいられなかった。ライラの無事を祈る気持ちは当然あるが、
自分を庇ったせいで川へ落ち、挙句の果てには人身売買などという非合法な取引の材料にされてしまった
ケイトが何よりも気掛かりなのだ。
「人間を商品として搬送できる都市なんて一つしかない。ケイトもあれでも一応女の子だし、余計なのが
 付いていても買い手くらいつくだろう」
「先回りはできないでしょうか?」
「無理だね。万全を期すなら、二人とも権力者の手に落ちた前提で打つ手を考えるべきだ」


65:神竜の謳 Ch.5
10/11/15 01:18:48 cSZtt5dQ
 力尽くで奪い返す手もあるが、問題はセラの存在。彼女を一人放置するわけにはいかず、かと言って一国の
王女に賊の真似事に加担させるわけにもいかない。
「僕に考えがある。一度ラスニールへ戻ろう。世界屈指の大国だし、待っていれば船の一隻くらい出るはずだ」
 悠長に国へ戻っている場合ではない。セラはそう言い掛けたが、ケイトの弟であるティトが姉の救出に手を
抜くとも考えにくい。
 急がば回れということなのだ。セラは逸る気持ちを抑え、ティトの指示に従った。


 自分達を乗せた船が目的地へと到着し、然るべき場所へと運び出されようとしている。檻全体の揺れが、
ケイトに今現在の状況をそう伝えていた。ドラゴンを刺激しないよう搬入に細心の注意が払われている中、
掛けられた布をこっそりと捲り外の様子を覗くと、都市名が刻まれた看板がケイトの目に飛び込んだ。
その都市の名は、外界についてはほとんど無知であるケイトでさえ耳にしたことのあるもの。
 『ミランダ』─かつて貿易都市と呼ばれ、数多の交易商人を抱え込んでいた都市。それも今となっては
完全なる闇市場と化してしまっているという。それ以上の知識については、ケイトの知り及ぶところではない。

 とある屋敷の中へと運び込まれたところで視界を遮っていた布が取り払われ、再びケイトは檻ごと地下の
牢獄へと幽閉された。ドラゴンの手足に繋がれている枷は、彼が寝ている隙に頑丈な鎖へと繋がれた。
これによりライラは完全に自由を封じられたが、最後に檻の扉が開かれ、ケイトにのみ牢内を自由に動き回る
権利が与えられた。
 ライラを自由にすれば脱走の可能性も見えて来るのかもしれないが、枷も鎖も硬質でそう簡単には壊せない。
彼の目蓋を強引に抉じ開け眠りから覚ましても、特に怒る様子もなくただ穏やかな眼差しを湛えるのみ。
 やはり脱走は無理かと諦め掛けたその時、突然牢獄内に足音が響いた。ケイトが咄嗟に振り向くと、牢の外に
同い年ほどの少年が佇んでいる。憐れみの眼でケイトを見つめる彼の手に握られているのは、牢の鍵だ。


66:神竜の謳 Ch.5
10/11/15 01:19:16 cSZtt5dQ
「ここから出してあげようか」
「!?」
 到底考えられない台詞に、ケイトは少年を睨み付けた。こうも簡単に解放されるような都合の良い展開など、
あるはずがないのだ。
「甘い言葉は信じない?だったら……」
 警戒の視線を浴びながら彼はおもむろに牢の鍵を開け、こともあろうか自ら牢内に入り込む。扉は開放された
ままであるが、何を企んでいるかもわからない人間に近寄ることはできない。
「ここは昔収容所として使われていたところだ。それなりに設備が整っているから脱走は難しい。だけど
 ぼくなら逃がしてあげられるかもしれない」
「人を買収した奴の台詞じゃないな」
「君を買い取ったのはぼくの父だ。昔ここに囚われていた女の人達を売り渡したとかで、あの都市の人間とは
 昔から付き合いがあるらしい」
 互いの距離を保ったまま、少年は平然と裏事情を話し出す。味方であるという意思表示だとしても、真意が
わからないうちは油断はできない。警戒態勢を崩さず、ケイトは鎌掛けを兼ねて挑発文句を口にした。
「つまり人身売買なんて日常茶飯事だと。ここの人間、頭おかしいんじゃないか?」
「……そう、おかしい。ここだけじゃない、この街自体おかしいんだよ。だからせめて、助けられる人は
 助けてあげたい」
 少年の真っ直ぐな眼差しは、彼の言葉が嘘偽りないことを示している。澄んだ瞳に毒気を抜かれ、拍子抜け
してしまったケイトに彼は僅かに笑い掛けた。始終ドラゴンに睨まれていようとも決して恐れず、歩みを
進めようとした、その瞬間のこと。
 ケイトの背後から低い咆哮が上がった。傍らで沈黙を守っていたライラが突然牙を剥いて立ち上がり、
少年を威嚇し始めたのだ。
「ど、どうした!?」
 この娘に近付く者は誰であろうと敵と見なす。そう訴えるかのように、彼の眼は敵意に満ち溢れている。
ケイトがいくら宥めようとも、迸る殺気は一向に収まらない。
「……君をここに閉じ込めたのは、そのドラゴンがいるからだ。君がいれば大人しくなると聞いている。
 皆が寝静まった頃……夜にまた来るよ」
 少年は如何にも残念そうな面持ちで牢を施錠し、ルイスという名を名乗って地下から立ち去った。




67:神竜の謳 Ch.5
10/11/15 01:19:39 cSZtt5dQ
 その後、彼の父親らしき人間を含む数名が地下に訪れたが、ケイトの耳には何の言葉も届かなかった。
差し出された食事にも手を付けず、牢越しであろうと少しでも自分に近付く人間を威嚇し続けるライラを
ただ呆然と眺めていた。

 ドラゴンへと姿を変えられた時から、彼は自分を守り続けている。今も、そして恐らくこれからも。
 野生のドラゴンが人間を守るはずがない。これは、紛れもなくライラ自身の意志なのだ。
 そう考えながらケイトが何気なく頭部を叩くと、彼は心地良さそうに目を細め一度だけ尻尾を振った。
「犬みたいだな……」
 呟かれた言葉の意味を知ってか知らずか、彼は安心した様子で再び目を閉じ休息に入った。その寝顔を見つめる
ケイトの表情は、苦渋に満ちている。

 黒竜のDNAを持つ青年。他者の意思に干渉できる白竜とならば、意思の疎通は可能であるはず。『救出』を
理由にケイトを強引に外へ連れ出して事に及んだあの夜から、彼は白竜の存在を知っていたのだ。
 先日の裏切り行為もどうにも腑に落ちなかった。実戦における力量差は明らかで、その気になればいつでも
連れ去ることができたはずだった。にも拘わらず、彼はそうしなかった。
 彼の意図と何よりも、心の底が見えない。問い質そうにも、今は人の言葉を話せない。
「ライラ……、おまえ、よくわかんないよ……」
 吐かれた弱音は静寂に消える。返事代わりに入れられるはずの喝もなく、先日も感じた虚しさが再びケイトを
支配し始める。
 苛立ちしか覚えなかったはずの普段の何気ないやり取りが、如何に大きく自分の日常を占めていたか。
 修行相手としか見ていなかったはずの彼の存在を欠いただけで、何故これほどまで喪失感に襲われるのか。

 心の混乱は、背後より響いた足音によって一時的に鎮められた。牢の扉は解錠され、ルイスと名乗った昼間の
少年が牢の外から中の様子を窺っている。
「出ておいで。ここに居ても退屈だろう」
「……そう、だな」
 彼が何を思っていようとも、外の様子を窺える機会であることに変わりはない。普段通りの気丈な態度を装い、
眠りに落ちているライラを残してケイトは静かに牢を抜け、ルイスに付き従った。


68:神竜の謳 Ch.5
10/11/15 01:20:05 cSZtt5dQ
 予め手配しておいたのか、地下を出ても警備の人間は見当たらず、二人は何の苦もなく二階のある一室へと
辿り着いた。一目で彼の部屋と見て取れるその部屋にはバルコニーが設けられており、ルイスはその場所まで
ケイトを導く。横からの視線を感じながらも、ケイトは振り向かずに街の景観を眺めている。
「辛そうな顔をしていたね。やっぱり自分の国に帰りたい?」
「こんな状況じゃ誰だってそうだろうよ」
「あのドラゴン何?何であんなに君に懐いてるの?」
「そんなの、こっちが知りたい」
 素っ気無い返答にも顔色一つ変えず、淡い瞳と同じ色の髪を夜風で靡かせながら、ルイスはケイトと共に
街の景観を眺めた。
 元の姿に戻れるかどうかもわからないライラと、今頃自分を探しているであろう母を思い不安に駆られても、
ケイトは弟の助けと彼の協力を信じ、辛抱強く毎日を送っていた。
「この街も、一昔前はもう少しまともだった。詳しくは知らないけど、当時この屋敷で起きた事件を境に少しずつ
 おかしな方向に傾いて行ったらしい。ぼくの父は、その頃からの権力者なんだ」
「つまり、首謀者だと?」
「そこまでは……わからない。でも、ぼくはこの家の跡取りだ。将来的にこの街を変えることも不可能では
 ないと思ってる。それからケイト、近々君をここから逃がすことも……」
 彼は至って真剣な面持ちで話してはいるが、現にこうして牢から出られている以上、ケイトには逃げる機会は
いくらでも与えられている。今も、負傷を覚悟でバルコニーから飛び降りてしまえば脱走は可能なのだ。
しかし、それではライラが取り残されてしまう。仮に枷を外すことができたとしても、ドラゴンを引き連れて
誰にもばれずに屋敷を出ることなど不可能だ。
「ここにあのドラゴンを残すことはできない。一人でというわけにいかないけど、いずれ必ず帰すと約束する。
 父の考えはまだわからないけど、何とか説得してみるよ。君も早く家族に会いたいだろう」
「…………」


69:神竜の謳 Ch.5
10/11/15 01:20:30 cSZtt5dQ
 該当する人物の姿が、ケイトの脳裏を過ぎる。それは自分を探しているであろう母と弟、そしてもう一人の姿だ。
 不意に押し黙り、拳を握り締めるケイトの表情は明らかに曇っている。様子の変化に気付きながらも敢えて
そのことには触れず、ルイスは近々の解放を約束してケイトをドラゴンの眠る牢へと戻した。
 やるせない気持ちを誤魔化すよう、枕に見立てたライラの胴体に飛び込み、渡された毛布を被って目を閉じる。
 そのままできるだけ何も考えず、まどろみを待った。


 その日から夜には必ず牢を抜け、ルイスの話し相手となることがケイトの日課となった。たとえ解放の目処が
立たなくとも、彼は他愛無い話でケイトを楽しませようと努めていたが、本当に楽しんでいるのは誰でもない
ルイス本人であることをケイトは感じ取っていた。普段の彼の姿など知る由もないが、二人で話すこの時だけは
彼は笑顔を絶やさない。羨ましく思うほどに、嬉々とした表情を見せるのだ。
 だからこそ、ケイトはルイスは信用した。どの道一人の力で脱走などできるはずもなく、何より心から
笑い掛けてくる人間に悪意などあろうはずがない。それに、今頃ティトが救出に向かっているかもしれないのだ。
 しかし、会話の始めに必ず報告されていた説得状況も、いつしか行われなくなっていた。屋敷の主人である
ルイスの父親への探りは常に行われているものの、彼は最近、その結果を報告したがらない。良い手応えを
得られていないのだと予想はできても、流石に数日間一切の報告も無しとなるとケイトも口を出さずには
いられなかった。
「本当に、最近は何の進展もないのか?まだ私達の扱いを決め兼ねているのはわかってるけど……」
「あ……、あぁ……」
 唐突に話を切り出され、彼は決まりが悪そうに視線を落とす。わざわざ金を出して引き取った人間を、ただで
解放するなどという虫のいい話はまず有り得ない。それでも彼は、根気強く父親への説得を続けているのだ。
「父の意向は固まっていたよ。ある程度予想はしていたけど……このままでは君は身体を売らなければ
 ならなくなる。元を取るにはそれが一番手っ取り早いんだ」
「身体を?冗談じゃない。そんな話応じるわけ……」
「そう、冗談じゃない……」


70:神竜の謳 Ch.5
10/11/15 01:20:53 cSZtt5dQ
 不意に低い声調で、ルイスはケイトに同調した。その声色に孕む静かな怒りは、ケイトが思わずたじろいで
しまうほどのものだ。
「ケイト。今すぐにでも祖国へ戻りたい?ここに落ち着くという選択はない?」
 二人が将来を約束する仲となれば、当然ルイスの父も考えを改める。息子が気に入った娘ならば、資産的
損失に対する対価も見出せるはず。外出の許可を取れさえすれば、旅行という名目でいくらでも他国へ足を
運ぶことができる。
 先々のことまで考えられたルイスの案に、しかしケイトは首を縦には振らなかった。
「だめだ、できるならすぐにでも戻りたい。母様は今一人なんだ。今戻らなければ意味がないんだよ。
 第一、おまえだって好きでもない女に嫁がれても嬉しくないだろうに……」
「そんなことはない!」
 ケイトの気遣いに、ルイスは咄嗟に強く反発した。すぐに我に返り口篭るが、自分の気持ちをはっきりと
言動で示してしまった以上、最早誤魔化しは利かない。腹を括ってケイトを真っ向から見つめ、彼は粛々と
思いの丈を打ち明け始める。
「嫌いな女の子とこうして毎日会おうとするものか。最初はただの同情心しかなかったかもしれない。
 でも、今は違う」
「会ってまだ日も浅いのに、そんなに簡単に他人を好きになれるわけないだろ……」
「時間なんて関係ない。君は芯の強い優しい女の子だ。一緒に話していれば、それくらいわかる」
 決して煽てて口説き落とそうとしているわけではない。心から好意を寄せ、父親の謀りから自分を守ろうと
している。彼の直情的な口振りは、それらをケイトに自覚させるには十分だった。
 悪意無き人間を傷付けたくはない。その思いから、どうにも気の利いた答えを返せず困惑するケイトの頬に触れ、
彼は静かな声で問い掛ける。
「既に誰か、気になる男でも?」
「え?」
 不意に、見慣れた男の顔が脳裏を過る。それが誰であるのかを認識した瞬間、ケイトはルイスの手を払い
大きく頭を振った。
「そ、そんな奴、いるわけない!」
 自分の問いを全力で否定するケイトへと、彼は安堵の眼差しを湛えて再び近付く。


71:神竜の謳 Ch.5
10/11/15 01:21:18 cSZtt5dQ
 ケイトが顔を上げた頃には既に二人の距離は零に等しく、唇同士の接触から逃げることは叶わなかった。
触れるだけの口付けではあるものの、後頭部を押さえ逃すまいとする行動が彼の確かな思いを示している。
 想定外の行動に戸惑うケイトの髪を、身体を、彼は愛惜しげに撫でて行く。腰へと達した手は二人の距離を
更に縮め、程無くして長い口付けが終えられた。
「もう一度言う。このままだと君は金儲けの道具にされる。少しの間だけでいい、ぼくを受け入れてくれないか」
「それは……できない……」
「……他の男の餌になった方がましだと?」
 徐々にルイスの表情から穏やかさが失われて行く。声は震え、激情を必死に抑え込んでいる様子が見て取れる。

 自分の恋人である振りをするだけでも良いと言っているのだ。その程度で最悪の危機を回避できるならば、
彼の提案に乗ることは悪い選択ではないはずだった。しかし、母親の事情を差し引いても明らかに乗り気でない
自分がいるのだ。ケイト自身その理由がわからず、それ故追及を続けるルイスにも説明がつかず。遂には自ら
牢へ戻ると言い残し、逃げるように部屋の入り口へと向かっていた。
 当然ながらルイスとしても、見す見す逃すわけにはいかない。背後から腕を引かれ、身体の重心をずらされた
ケイトは簡単にベッドへと倒された。
 肩を押さえる手の震えが、彼の人間性を明々と示す。しかし良心の呵責に苛まれた末にルイスが導き出した
結論は、正しく彼の本心そのものだった。
「他の男に手を付けられるくらいなら……!」
「ル……っ!?」
 再び唇が重ねられ、粗末な衣服の内側をルイスの手が這い回る。触れるだけだった口付けは一転して濃厚な
ものへと変わり、彼は執拗に舌を絡ませながら胸を揉み拉く。唇をすぐに離し、声が部屋の外へと漏れないよう
タオルを巻いてケイトの口を封じ、彼は掴んだ両手を握り締めながら胸の先端を吸い上げた。
「うっ……!」
 顔を顰めるケイトの様子を気に掛けることもなく、彼は夢中で行為を続ける。密やかに存在を主張する突起を
口に含み、唇で挟んでは丹念に扱く。集中的な愛撫は女の本能を刺激し、ケイトに男を受け入れる準備を
整えさせている。伸ばされた手に纏わりつく潤いがそれをルイスへと伝え、埋め込まれた指は先を急くように
荒々しく蠢いた。


72:神竜の謳 Ch.5
10/11/15 01:21:45 cSZtt5dQ
 指の腹による摩擦と圧迫は愛液の漏出を促し、塞がれた口とタオルの隙間から艶のある声が漏れ始めていた。
 絶頂を与えられることはなかったが、彼は片足を持ち上げいつでも挿入可能な体勢を取っている。そのまま
子供をあやすように優しく髪を撫で、この期に及んで再び取引が持ち掛けられた。
「ケイト、今ならまだ引き返せる。考え直してくれないか」
「…………」
 頷きさえすれば、自制心を取り戻せると思っていたのだ。しかし、ケイトは首を縦にも横にも振らない。
 一向に交えられない視線から答えを察し、彼は悲しげな瞳を湛えた。
 握られている手に力が篭る。瞬間、強い快感がケイトの身体に襲い掛かる。
「んっっ!!」
 一息に行われた挿入を経て、彼は火がついたように腰を振り始める。突かれる度にくぐもった声が漏れる中、
その勢いは衰えることを知らない。卑猥な音を立て、彼は言い訳のように耳元で同じ言葉を繰り返し呟きながら、
小刻みに腰を打って快楽を味わっている。
「好きなんだ、本当に……」
「ぅっ……、んんっ!」
 声を絞り出し、首を振って制止を訴えても俯いている彼の瞳には映らなかった。

 ルイスの気持ちは紛れも無く本物だ。しかし異性に本気で慕われたことのないケイトにとって、この状況下で
どうすれば彼を傷付けずに諦めさせることができるのか検討がつかない。何も考えず、行為が終えられるまで
大人しく身を委ねてしまっても良いのかもしれないが、心の底に燻る罪悪感がそうはさせなかった。
 ライラは今、人であることを放棄させられ地下で何もできずに眠っているのだ。
 それなのに、自分は今ここで何をしているのか。

 ルイスとて、ケイトの心が自分に向いていないことは承知している。しかし、もう抑えが利く段階ではない。
 本人の意に反し、侵入物を締め上げるケイトに応えるよう、彼はより強く、奥深くまで突き上げる。
相手を悦ばせることを最優先とした小刻みな抽送はなかなか終えられず、その過程でケイトは何度も震え上がった。
 やがて二人の息が急激に上がり、彼の腰使いもたちまち激しいものに変わり行く。先程までとは一転し、
強く長いストロークでの打ち込みが繰り返される。
「─!!」
 彼が果てるまで身を捩ることも許されず、ケイトは積もり行く快楽に悶え続けるしかなかった。




73:神竜の謳 Ch.5
10/11/15 01:22:33 cSZtt5dQ
 精は身体の外へと放たれた。口を塞いでいたタオルが解かれても、ケイトは決してルイスを罵倒するような
真似はしなかった。その代わりに、強引に自分を手篭めにしたことに対する見返りを与える。

 代償は、不屈の信念。

「金で、身体は買えても……、愛情は……、買えないぞ……」
 弱々しく言い放たれた言葉が、ルイスの心を大きく揺さ振る。身売りのみを指して言っているわけではない。
自分にも向けられた言葉であることを、ルイスはケイトの重い眼差しから否応なしに痛感させられた。
「……ごめん」
 冷静さを取り戻し、途端に罪悪感に駆られ始めたルイスが口にすることができたのは、ただ一言の謝罪のみ。
今は自分の下で眠り始めたケイトを抱き締めることしか、償いの手段は思い付かなかった。
 せめて今日だけでも、朝まで温かい布団の中で眠らせてあげたい。そう思うのは山々ではあったが、地下に
戻さなければ毎夜ケイトを連れ出していることが屋敷の人間にばれてしまう。

 自分の精で汚れたケイトの身体を拭き取り、毛布を何枚も与えてルイスは地下へと向かった。無意識のうちに
枕代わりのドラゴンに寄り添い、寝息を立てるケイトを尻目に、名残惜しげに立ち去る彼の足取りは重い。
 ルイスの好意に気遣い、ケイトはあからさまな非難を行わなかった。しかしそれこそが、彼にとっては正しく
罰と成り得るものだったのだ。好意を抱いている少女に対し、嫌なものを嫌と言わせず、我慢することを強いて
しまったのだから。

 明日はどんな顔をして会えば良いのか。自責の念に駆られるルイスの心には、後悔しか残されていない。


74:名無しさん@ピンキー
10/11/15 01:22:55 cSZtt5dQ
以上です。続きます。

75:名無しさん@ピンキー
10/11/15 23:59:59 EP/Nee1I
>>53
>>57
投下GJ!!
女性側が本気で嫌がってるのが堪らんw
絶望感溢れるENDが良いですねぇ

そしてもう投下しないんなんて……
別に空気読めてない事も無いし、そもそも>>1に気に入らないならスルー
感想を越える批評は控えてねって書いてるし気にする事無いよ
もし夕兄と蛇モノのデータサルベージに成功したり
新しく出来たりしたら是非投下して欲しい……

>>74
こちらも投下GJ!!
登場人物的には行動が全部裏目な局面ですね

76:名無しさん@ピンキー
10/11/16 00:55:05 O74z8jP9
>>74
投下はGJだが、正直内容が…。
長編向かないんじゃないかな?

77:名無しさん@ピンキー
10/11/16 14:30:37 +ZPLGp3O
>>74

真摯な人だと思う。必死で頑張ってこたえようとしてくれてるんだと思う。
読者を喜ばせようとする姿勢に敬意と感謝を伝えたいと思います。
そして今後もここで書いてくれたらとても嬉しいです。
でも今一度書いたものを見直してみて下さい。落とす前に数日ねかせて再推敲したり、長編の場合は、
あらかじめ作ったプロットや構想を主眼に、以前に書いた部分と比較して不自然さや余計な描写がないか、説明不足がないか、ゆっくり見直すとか。
長編書きはそういう部分でより気を遣う必要があるから、焦らずゆっくり書く方が楽だと思いますよ。
前作からそうですが、少なくとも効果的な伏線は全く張れてないように思われます。
180分の映画で、150分くらいまで悪逆の限りをつくして畜生の名を恣にしてた人間が
次の10分でいきなり「好きだったんだ」「愛してる」とか言い出して、その次の5分で主人公とくっつき、
その後エンディングで結婚したところで、その男にも主人公にも全く感情移入できないでしょう。
その10分と5分の逆転をもっと縮めて、いきなり登場した新キャラにやらせたら、それ以上に現実味がない。
そして、そんな突貫工事で設けたキャラに「愛のあまりレイプ」なんて重大なことをやらせれば、
否が応でもそのキャラにスポットライトを当てざるを得なくなるから、話の筋、各キャラの立ち位置を大幅に変えるとか、
何らかの大工事が必要になる。書き手にとっては本当に大きな損失ですよね。
だからそういうキャラを出すのにも勇気がいるし、万一出すにしても綿密な描写を以て、
そいつがどういう人間で、立場的事情はどうで、どんなことを考えてて、感情の動きはどうだとか、
あらゆることを書いて、その全てからレイプなんて行動に至った動機を説明するか、
ないしは容易に推測出来るようにしない限り、他者から共感を得てはもらえなくて、書く側としてもすごいしんどいと思うんです。
まして強姦って凄まじく反倫理的な行動であって、相手の人権を修復不可能なほど侵害し、
知己の場合は互いの関係についても、もう取り返しがつかないレベルで破壊する危険があるものです。
男のほうも本当に捨て身ですよね。少なくとも人物として他者から共感を得られる程度に善良な男であれば、
強姦に至るまでの凄まじい葛藤とそれを乗り越えてまでの決意とがあるはず。
そしてそれは数行、一レスで簡単に描写できるものじゃないと思います。

長々偉そうにごめんなさい。

78:名無しさん@ピンキー
10/11/16 15:25:46 gYLDjcwA
なにこれ

79:名無しさん@ピンキー
10/11/16 15:50:37 6vPCCFRC
   ;ヾ、,.、,、.、rツ ッッシ、:':' r':' _,、-'゙_,  や 公 帰 そ
 ,、,、,ミッン、,._        _,、-'゙_,、-'゙.   っ 園. り ん
 、ィッ ,:、 ゙''ゞ=ミ、~.: _,、-'゙_,、-'゙  __,  て の 道 な
 }; ヾ ゙' {!li;:,. _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,::|_|  来  ト に わ
 ゞァ''゙ぐ _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,、-''" .|_   た イ  あ け
 ,ヘ:'_,、-'゙_,、-'゙..::「┴_,エ ┴  ''"_|_|  の. レ る で
  └i'゙-ニ,ニエ,.:|ニ「 _エ ┴  ''"_|_   だ に
    |エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴  __.|_|_
   |エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ 「fj.||__|__| _|
    |エ | ニエ, |[8] _エ ┴ └‐_|_|__l__,|⊥ |__
    |エ | ニエ, |二 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_
    |エ | ニエ, |┴ _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__|
    |エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_
    |エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__
  -,-=''┷━|┬ニエ ┬--  .|__|__| _|_|_
   ''ーニ_''ー::、_ ゙┷ 工_二'‐-、,_|_|__l__,|⊥ |__
  二二二`''ーニ`_''ー-、_¨''━、L|__|__| _|_|_
  二二二二二二二`''ーニ_''ー 、_       |⊥ |__

80:名無しさん@ピンキー
10/11/16 16:28:05 s9OQ6aKc
書き方の好みとか展開をただ気にくわないって言うのは横暴だけど、
こんなに批判が相次いでるのは単純に作者の技量が足りないからだろ。
気に入らなければスルーが原則だが、客観的に見て著しく技量が足りず、
または主題が全うされておらず、読者からの評判も薄い、むしろ職人のオナニーに近い状態なら、
中傷はともかく、>>77みたいなのは言われてもおかしくないと思うが。
つか簡単に新キャラ出しすぎだし、主題や方針や話の筋以前に長編をこなせてなさすぎる。

81:名無しさん@ピンキー
10/11/16 17:08:52 E4s/iUV7
>>56
>>76-77
>>80
お前等>>1でも読んどけよ何処の批評家だよ

82:名無しさん@ピンキー
10/11/16 17:52:10 EJLUCEQE
同じ人だろうね

同人板の嫌覧で愚痴られてそうな人だな
そんなに批評したかったら文章読んでくださいみたいなスレあるからそこにいって十分に腕を振るったら?
気を悪くしたらすまないけど

83:名無しさん@ピンキー
10/11/16 18:15:44 yrJjdO1Q
嫌ならスルーして別の話題に入るのがお勧め。
SS書きとしてこれほど落ち込んで作品を見直すことはない。場も荒れないし、何より平和的!

愛するが故に無理矢理のシチュで好きなのは身分差や立場の差だな
身分差故に愛しても、そう簡単に結ばれないから、片方が無理矢理ーってのが好きだ。

84:名無しさん@ピンキー
10/11/16 19:32:36 s9OQ6aKc
>>1に反してるのは承知してるが、中傷や一方的な展開の強制は禁止にしても、
称賛以外の意見が封殺されてるのはあまりにも不自然だろう。
確かに自分のサイトで同人やってる人に対して長々批判つけるのはナンセンスだが、
ここは仮にもほかの書き手もいて、少なからず公共性のある場所だ。
職人全体に対する批判をしてる訳じゃない。
普通に目に余るほどひどくなきゃスルーして何も言わない。
無制限に批判を加えることを許容するつもりはないが、書き手だから何書いても許されるわけではないだろう。
ところで批判してる人間を同一人に違いないとかゲスパー(笑)したり、
批評家乙とか批判してるあなたがたは、何故>>74に乙やGJをつけないんだ。
技量の不足には頷けるからじゃないのか?
あなたがたは>>74の作品を面白いと思って読んでるのか?
何から何を守ろうとして>>1を作り、そして批判に対する再批判をしているのか。


85:名無しさん@ピンキー
10/11/16 19:38:11 48eC6hpj
スレを愛するが故に無理矢理批評ですね分かりません

86:名無しさん@ピンキー
10/11/16 19:43:35 yrJjdO1Q
そういや、無理矢理の定義について聞きたいんだけど
相思相愛ですでにH済みの二人で、片方がしたくて、片方がしたくないってのに
無理矢理するってはこのスレ的におkなのかな?

87:名無しさん@ピンキー
10/11/16 19:49:56 X0u35mqx
>>86
個人的にはどんとこい
女性側が生理中で…とかの理由での拒否なら注意書きは欲しいけど

88:名無しさん@ピンキー
10/11/16 19:56:54 48eC6hpj
そこに愛があって、愛故の無理強いならいいんでないか

89:名無しさん@ピンキー
10/11/16 20:09:48 EJLUCEQE
やりたい盛りの年下男と仕事で疲れて明日も早いおねーさんとかいいな

90:名無しさん@ピンキー
10/11/16 22:38:10 boznPIDP
>>74だけど
蒸し返すようで悪いが今帰ったんだ…ちょっと返事させてくれ。

>>1
>・愛あるレイプに確定的な定義はありません。
これ前提+あまり見ないような愛故のシチュを書いてみたくて、自分の嗜好全開で話を考えてたんだ。
でも反応見てるとあまり受け入れられない方向に偏ってしまったんだろうな。
技量が伴っていればまた違って来るのかもしれないが…

で、今回全体的に自分の嗜好の塊のような話になってるので、こちらにそのつもりはなくとも
この先読んでいて気分を害することもあるかもしれない。
一番書きたいところまで辿り着けていないので、個人的にはスルーされること覚悟で書き続けたい
ところではあるけど、投下の度にまずい空気になるなら我を通さずに遠慮すべきだろうとも思う。

連載を故意に未完で終わらせて次に移るのは、今まで読んでくれていた方としてはどうなんだろうか。
投下の度にスルーすることになるなら、打ち切ってしまった方がスレ的にも良いのかな?
他の場所に行くという選択もあるかもしれないけど、そもそも当初はこのスレの活気付けたい一心で
長編書いてたので、他スレに移るくらいなら別のものを考えたい。

91:名無しさん@ピンキー
10/11/16 22:44:15 NmunhG4P
嵐にいちいち気をつかわんでいいのでは?
完結楽しみにしてますよ

92:名無しさん@ピンキー
10/11/16 22:45:41 E4s/iUV7
>>90
俺は読みたいぞなもし
別に気にするこたぁねぇと思う

93:名無しさん@ピンキー
10/11/16 22:46:37 nf11+Ovo
>>90
自分は毎回楽しみにしてるので完結するまで書ききってもらえるとありがたい
月並みな言葉しか書けなくて申し訳ないが、続き楽しみにしてます

94:名無しさん@ピンキー
10/11/16 22:50:22 KZ8DCt6r
「専用スレに投下できないSS」スレもあるから、
荒らしが来るのが気になるなら、そこも活用してみてはどうだろう。

95:名無しさん@ピンキー
10/11/16 22:53:36 NmunhG4P
ここでいいんでないの?
だっていつだって荒らしいるし

>>90氏は目立ってて特定できるから標的になってるだけだと思うし

96:名無しさん@ピンキー
10/11/16 23:06:03 FJrMU898
>>90
ぶっちゃけ、今後おもしろくなるの?
エロファンタジーとしてではなく、愛するが故シチュ的に

97:名無しさん@ピンキー
10/11/16 23:18:08 q5mzKj23
>>17と比べて皆辛口すぎワロタww

98:名無しさん@ピンキー
10/11/16 23:29:31 dfQ2tR1Y
na

99:名無しさん@ピンキー
10/11/16 23:41:44 dfQ2tR1Y
すまん、途中で送信を。

>>90
自分もいつも続き楽しみに読ませてもらってるから続きを見たいと思ってる。
今のところ愛するがゆえに成分がたりないんで
早く90が隠していることが明るみになってすっきりしたいよw
でも今のところ散々犯され続けたケイトが
私的に気になるのは
ライラを好きになるような魅力というかいい所がよくわからなかったり
犯した相手と普通に旅ができているように見える
セラとかの気持ちがよく見えなくて
あれ?って思うことがあるぐらいかな。
でもそういうところを抜きにしても
読みたいと思わせる90の作品はすごいと思う。

100:名無しさん@ピンキー
10/11/16 23:47:20 boznPIDP
勿論内容にもよるが、真面目なレスをくれる人を荒らしとは思えないんだ…

>>96
読み手の感覚にもよるのではっきり面白くなると豪語することはできないですが、
愛故的に書きたいと思っているシチュは全部この先です。

>>91-95 >>99
ありがとう。何というか、まず話の構成からしくじっていたのだとよくわかりました。
とりあえず、まだ需要はあるようなのでもう少し続けてみます。
申し訳ないですが、合わないと思った方はテンプレ通りスルーしてしまって下さい。

101:名無しさん@ピンキー
10/11/17 00:20:28 CP42bvgx
いや、言葉は丁寧なだけでまじめじゃないと思うよw

私も悪いと思ってる(>>1のルールを破ってることはわかってる)
でも~(以下どれだけ自分の主張が正しいか言い訳)
とかいうやつにはロクな人間いないってばっちゃんが言ってた

102:名無しさん@ピンキー
10/11/17 00:29:45 5J8P0xdi
>>100
なんか誘い受け的なところが気持ち悪い

活気付けたい一心でといってるが、別にお前のがなくても
十分活気づいていると思うが?
書いてほしいでちゅ!って言ってほしいんだろ?
GJなくても書きたいなら書けよ
応援してやるから

103:名無しさん@ピンキー
10/11/17 00:31:29 omi8R/xy
>>97

>>57よりは引き止められているから需要あるし人気あるって事じゃない?

104:名無しさん@ピンキー
10/11/17 00:33:05 VsEtw+W8
また茶番が始まったw

105:名無しさん@ピンキー
10/11/17 00:43:59 hCFqlnFS
少し前の和か洋かの質問にも出てきてたけど誘い受けの基準がようわからん。
意見聞くのも誘い受けになんの?

106:名無しさん@ピンキー
10/11/17 00:49:35 4US3AKEC
>>103
>>57さんの話も読みたいよ……

>>105
最近誘い受けって言葉を覚えてマイブームなんじゃね?
いや知らないけどさ

107:名無しさん@ピンキー
10/11/17 02:49:21 aPQkGJWg
読んでみて合わないと思ったら、
タイトルでNGにしたらいいだけの事
万人受けするなんて難しいんだからさ

人の読む楽しみを奪わないでくれ

108:名無しさん@ピンキー
10/11/17 04:06:47 AiQb65kd
                //
                /:::/
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  |/  .|/   ./:::/   |/  .|/
 ━━ Ohsho /:::/Food Service Corp
          //    [おまえらちょつと落ち着け]

109:名無しさん@ピンキー
10/11/17 05:46:49 wUq7cOSI
この流れはエロパロの様式美にすらなりつつあるな。繰り返し。

無理矢理シチュ
シスターを…っていうのが無理矢理多くて結構好きだ。
成金のやな奴がシスターに改心させられるものの、シスターに恋慕してしまい
思い悩んだすえに、みたいな。

110:名無しさん@ピンキー
10/11/17 09:05:08 2qWMgdYX
シスターならば高潔な神父に無理やり…というのはベタなんだろうか?

111:名無しさん@ピンキー
10/11/17 11:00:27 hCFqlnFS
場所はもちろん教会ですね

112:名無しさん@ピンキー
10/11/17 14:10:02 fokZcim4
筒井康隆であったな。
「信仰性遅感症」 てやつ。


113:名無しさん@ピンキー
10/11/18 07:55:38 EkR1jZHw
なんかそれググったらおもしろそうだったw

>>109のシチュ見たいな
「何かお悩みですか、私にできることなら何でも協力しますよ」
とかシスターが思い悩んでいる男に言った瞬間に
「神の愛よりあなたの愛が欲しい何でもしますって言ったのはうそだったのですか?」
と言質を取ったかのように理性が吹っ飛び教会で…とかw

114:名無しさん@ピンキー
10/11/18 17:40:39 jgWtV34D
>>113
何それ萌える

115:名無しさん@ピンキー
10/11/18 23:07:05 ZGY/uE4a
>>112
筒井さんは基本なんでもありだよなぁw

シスターならやはり好きになって告白するけど
私は神に使える身ですからとか言われて断られ
全然自分に靡かないから強姦
これだなうん


後は愛してるけど無理矢理なら美しい人妻
愛してるけど既に他人の物なので強姦して、その後策を弄して自分の物にする
自分好みの見た目の美しい人妻とかそれだけで性欲が沸き上がる気がする

116:名無しさん@ピンキー
10/11/19 00:36:49 jlDU34KH
外見だけなら人形でも抱いて寝てればいいとかキッツイ人妻に罵られながら…って考えたぜ

117:名無しさん@ピンキー
10/11/20 06:12:46 b3Ce0RgW
政略結婚とはいえいつまでたっても自分にツンな態度の婚約者を無理矢理とか
政略結婚だったら相手がその家の娘ならば姉でも妹でも同じだって思って婚約者じゃない方と
結婚するため無理矢理とか婚約者を無理矢理ってのが萌える

118:名無しさん@ピンキー
10/11/20 15:28:08 stqhv4GO
>>117
逆もいけるな。政略結婚で選ばれた娘がいつまでたってもツンな態度の男を無理矢理って感じで

119:名無しさん@ピンキー
10/11/20 16:53:23 teNJWKI6
>>118
そっちもいいなw



こんな仮面夫婦を妄想したw

主人公は父子家庭の箱入りのお嬢様
ある日父親の仕事の関係者のかっこいい青年とニアミスし気になっていたら
何度かデートに誘われたり→結婚の申し込みをされ受ける。
青年は仕事が忙しいみたいで帰りが遅くなるぐらいが不満だったが
やさしくかっこいい旦那様との新婚生活という夢のような幸せな生活を送っていた。
しかし、父親が死んで父親の事業を青年が継いだときに
青年が父親の事業を乗っ取りたい&青年に友達と紹介されていた美女は実は結婚前からの恋人だったりと
自分の幸せはすべて幻だったと現実を知ってしまう。
それを青年にぶつけて「恋人とそんなことをしてください」とお嬢様が夫婦生活を拒否するが
青年は構わず「夫婦なんだから」「子供を産むのは本妻の役目だ」と言って構わずお嬢様を犯す。

青年に本当に好きになってもらえないんだと絶望。そんな中妊娠をしてしまい
父親を失い夫も頼れず家族がいないと思っていた唯一の家族の子供を愛そうと決心する。
夫にそのことを話そうとしていた矢先に
父親の元右腕はお嬢様のことを好きで、そんな男と別れて私と結婚してくださいと
お嬢様を無理やり自分のものにしようとするが、お嬢様が妊娠しているとわかると一度は引く。
しかしお嬢様の部屋から出ていく右腕を青年は見ていて自分に愛人がいることは棚に上げて
お嬢様をののしり、子供のことを考えていつもより強く拒否するお嬢様の口を塞ぎ手ひどく犯す。→流産。
そんな中、お嬢様は愛人に嫌味を言われたりして勝手に家を出て行こうと決心する。
実は青年はおままごとのような新婚生活時代に純粋で愛情を向けてくるお嬢様のことを愛し始めていて
後半は愛人の所にはいかず、愛人は青年のことをあきらめきれずに嘘を言っていたとかいうオチ。
青年は妊娠のことを全く知らずに右腕に諭されて……というところまで妄想してもうネタが切れたw
中世ヨーロッパ系で読んでみたい

120:名無しさん@ピンキー
10/11/20 21:10:33 nuktMI7E
>>116
そんな事言われたら余計に犯したくなるだろ常考

>>119
憎い相手に無理矢理孕ませられた子供なのにお腹の中の子供を労って
性交を拒否するって凄く好きなしちゅだな
もうすぐ精神的にも屈服しそうな感じだし「貴方の子供でもあるのに乱暴な事しないで」とか言うシチュで一つ
そしてお腹の子は生かしておく展開でも良いじゃなーい

121:名無しさん@ピンキー
10/11/20 22:13:01 wmvZtOQ+
ピロピロピロ

122:名無しさん@ピンキー
10/11/20 23:34:15 teNJWKI6
>>120
120をみてラストがまとまったwちょっと書き直してみる。



子供のことを考えていつもより強く拒否するお嬢様の口を塞ぎ手ひどく犯す。→流産しかかる。
いつもの情事後と様子が違うお嬢様をあわてて病院に運び
青年は子供を身ごもっていると聞かされ右腕の子供かと思い裏切られたのかと絶望する。
しかし、病院に駆け付けた右腕と大げんかの末、病院に担ぎ込まれる
その時右腕に子供はお前の子だ!自分は拒否されたと言われ自分の子供だとわかり青年は自分の行動を反省。
お嬢様の見舞いに訪れるが子供を流産しかけて混乱しているお嬢様はまた犯されると思い
「貴方の子供でもあるのに乱暴な事しないで」と泣きじゃくるそれで目が覚める青年。
妻を愛していると自覚し、お嬢様をやさしく抱きしめる。
それ以降優しくなった青年しかし内心体のことを考えてお嬢様に手を出せない
青年の献身的な態度にまた青年への愛が甦ってくるが
抱かれないことで自分で愛人にいけばと言ったのに不安が募るお嬢様。
そんな中、お嬢様は愛人に嫌味を言われたりして勝手に家を出て行こうと決心する。
しかし青年に許してくれと愛を囁かれ仲直りし本当の夫婦になるってのはどうか?

123:名無しさん@ピンキー
10/11/20 23:46:38 nuktMI7E
>>122
良いと思う


まぁ、俺は孕ませ好きでボテ腹の女の子を犯す話が好きだからという訳なんだがw

124:名無しさん@ピンキー
10/11/20 23:54:00 NYpyGUoc
さぁ!筆を手に取るんだ!

125:名無しさん@ピンキー
10/11/21 01:29:39 d4ZiJr8+
話はおもしろいんだけど
愛故レイプはどこ?

126:名無しさん@ピンキー
10/11/21 01:32:29 QF2/a+8M
>>125
後半はお嬢様を愛してるそうだし
今更優しく出来ないからレイプなんだろきっと

127:名無しさん@ピンキー
10/11/21 02:19:38 rHpP/8Vz
>>123よかったら何より
誰か書いてくれないかね



>>125説明不足ですまん
>実は青年はおままごとのような新婚生活時代に純粋で愛情を向けてくるお嬢様のことを愛し始めていて
という文章は。
>青年は構わず「夫婦なんだから」「子供を産むのは本妻の役目だ」と言って構わずお嬢様を犯す。
この時はもうお嬢様を愛し始めていたから拒否されて無理やり犯していたっていう感じのつもりだった。
>しかしお嬢様の部屋から出ていく右腕を青年は見ていて自分に愛人がいることは棚に上げて
>お嬢様をののしり、子供のことを考えていつもより強く拒否するお嬢様の口を塞ぎ手ひどく犯す。
は完璧嫉妬にトチくるって愛するがゆえに無理やりということだった。

128:名無しさん@ピンキー
10/11/21 10:12:22 6tUZzXcC


129:名無しさん@ピンキー
10/11/21 11:14:48 7/5OeaNH


130:名無しさん@ピンキー
10/11/21 11:19:08 iEB1h7At


131:名無しさん@ピンキー
10/11/21 13:29:00 d4ZiJr8+


132:名無しさん@ピンキー
10/11/21 16:22:44 QF2/a+8M
お前等wwww

133:名無しさん@ピンキー
10/11/21 16:38:52 mhbOgrwG
>>128-131
されたいの?w

134:名無しさん@ピンキー
10/11/21 18:01:55 0/33yZ3K
拾われずに過去スレに埋もれていった妄想書き込みって結構数ありそうだな
拾われてない妄想リストとかあればいいのにw

135:名無しさん@ピンキー
10/11/21 18:21:04 QF2/a+8M
>>134
多分前々スレが一番多い気がする>拾われなかった妄想

136:名無しさん@ピンキー
10/11/21 19:45:51 0/33yZ3K
>>135
dat落ちしたのはPart2以前か
まだ収拾できるな

137:名無しさん@ピンキー
10/11/21 21:34:09 nGwQ7Wxt
投下します。
家族のように育った、お嬢様と使用人。
ぬるいうえに書きなれていないものでいろいろ拙いです。
多分11レスほど。


138:一樹と百合子
10/11/21 21:35:27 nGwQ7Wxt

『一樹、大好き』
そう言って、笑う彼女のことが好きだった。ずっと。


-----

俺が九条財閥の一人娘である百合子様と出会ったのは今から12年前。
彼女が6才で俺が10才のときだ。出会ってからずっと彼女専属の使用人だった。
俺の家系は代々九条家に仕えている家柄で、10才になると親元を離れてお仕えすることが決められていた。
忙しい旦那様になかなか構ってもらえず、母親は早くから亡くなられていて
いつも広い屋敷の隅で退屈そうに座っていた彼女。
お互い孤独な者同士、俺は彼女の格好の遊び相手となった。

彼女は旦那様に大事に育てられてきたせいか、プライドが高くわがままなところがあった。
俺はしょっちゅう彼女に言いように使われ、振り回されていた。
『…百合ちゃんなんて嫌いだ』
ささやかな仕返しとして拗ねたように呟く俺。
しかし彼女は悪戯に笑ってこう言うのだ。
『ふーん。でも私は一樹好きよ。大好き』
その顔を見るたび、自分が今まで怒っていたことも忘れてしまう。
かなわない、と思った。
俺は彼女の笑った顔が何よりも大好きだった。

この頃からずっと、彼女に淡い恋心を抱いていた。

 

俺は彼女の使用人に過ぎない。
当然想いを告げてしまえば、俺は彼女の側に居られなくなる。
俺にとって彼女の側から離れることは、何よりも耐え難いことだった。
そして彼女が自分を本当の「家族」のように慕ってくれていることも分かっていた。
そんな彼女を裏切ることなど、出来るはずもない。
だから、想いを隠して優しく笑った。
彼女の望む自分でありつづけようと決めた。

見返りは望まない。
彼女とずっと一緒にいられればいい。
それが俺の一番の望みだと、なんの疑いも抱かなかった。
例え彼女がいつか結婚することになっても
遠くから彼女をずっと見守っていけばいいと思っていた。

そうして日々は滞りなく過ぎていくはずだったのに。



あの日、全てが崩れ去った。



139:一樹と百合子
10/11/21 21:36:28 nGwQ7Wxt
-----

あの日は確か、心地よい快晴だった。
ある程度執務を終えた俺は、気分転換に屋敷の庭園へと赴いた。
季節は初夏を迎えた頃で、屋敷の前の庭園には真っ白な百合の花が見事に咲き乱れていた。
百合子様と同じ名前の花。
その真っ白で穢れのない美しい姿は、彼女を思い出させる。

ついこの間まではあんなに幼かった彼女も、今年で18を迎える。
短かった真っ直ぐな黒い髪は胸元に届くほど伸びて、やんちゃなあの頃と比べ今ではすっかり女らしくなった。
子供の頃と変わらない笑顔は、ときどき目を見張るような色っぽさがあり
最近彼女を見る度胸の奥に妙な切なさを感じていた。

しばらく百合の花を見つめて物思いにふけっていたところを、通りがかった庭師に声をかけられ我にかえる。
百合の花を彼女の部屋に飾ろうと思って、庭師に頼んで摘めるだけ摘んでもらった。
それを両手に抱えて屋敷へ引き返そうとした時、庭の噴水の前に見慣れた人影を見かけ足を止めた。

百合子様と、伊集院様だった。

伊集院財閥と九条財閥は古くから繋がりがあって
その関係で伊集院財閥の御曹司である彼は最近よく屋敷に姿を見せていた。
一度話したことがあるが、雰囲気が旦那様に似ていて物腰の柔らかな人だった。

…何を話しているのだろう?

別に隠れる必要などはないが、なんとなく覗きのような罪悪感もあって
近くの茂みに体を隠して様子を窺う。


140:一樹と百合子
10/11/21 21:37:46 nGwQ7Wxt
 
…彼女は泣いていた。

彼は彼女の頬に手を添えて、その涙を拭ってやる。
ただの知り合いにしては、近すぎるその距離。

見つめ合う二人。
やがて彼は身をかがめて、彼女の唇に自分のそれを重ねた。


その美しい光景に息が止まりそうになった。

しばらくして唇が離れると、彼女は頬を赤らめはにかむように

…笑ったのだ。

花の咲いたような笑顔、俺の大好きな…。

手元に抱えていた百合の花が、いつのまにか滑り落ちていた。



ひどい吐き気がした。

今までずっとあの笑顔が向けられるのは、俺だった。
あの涙を拭って、震える肩を抱きしめるのは、俺だった。
十年以上誰よりも近い場所で、大切に大切に大切に守ってきたのは俺だった。


出会って間もないあの男が全て奪っていってしまうのか。
彼女にふさわしい家柄と身分を持っているという理由だけで。

自分の立っている場所が分からなくなるほどの殺意。
今すぐ飛び出しっていって、あの男を絞め殺しそうな自分がそこに居た。

二人が並んでいる姿はどこか気品が漂っていて、怖いぐらいお似合いだと思った。
きっと旦那様に似て優しい彼は彼女を幸せにするだろう。
これでいい、はずなのに。
どうして自分の体は、こんなに怒りに震えているのだろう。
こんな日が来るのはわかっていて、自分の中で納得していたのに。

こんなのは間違っている。
決めたではないか。遠くから彼女を優しく見守り続けると。
けれどあの嬉しそうな笑顔を思い出すだけで、こらえることのできない怒りが込み上げてくる。
あれは俺だけに向けられていたものだったのに。


141:一樹と百合子
10/11/21 21:38:23 nGwQ7Wxt
その日から、うまく眠ることができなくなっていた。
やっと眠れても、あの日の情景が夢に出てきてはすぐに目が覚める。

屋敷からこっそり抜け出せる道は知っていた。
彼女の眠ったであろう時間、夜毎屋敷を抜け出し街に出かけて知らない女と寝た。
そうすることでそのうち苛立ちは忘れられるような気がしていた。
だがどんな女を抱いても、彼女のことが頭から離れない。

彼女ならどんなふうに喘ぐだろう
彼女ならどんなふうに乱れるだろう
彼女なら…

今まで彼女をそんな目で見てはいけないと押し込めていた欲が、堰を切ったように溢れ出す。
彼女は今抱いている女と同じで、触れられない存在じゃない。
見知らぬ女を抱きながら、俺は彼女を頭の中で何度も何度も犯していた。
あの小柄な体を組み敷いて、無理やり足を開かせて、情欲を吐き出してしまえたらどんなに気持ちいいだろうか。
夜毎訪れる衝動に、気が変になりそうだった。
次の日の朝彼女を見かけるたび、また彼女を汚してしまったと後悔する日々。

「一樹…?」
「すみません、今忙しいので」

彼女から話しかけられても、そっけなく突き放すことが多くなった。
罪悪感で彼女の顔が真正面から見られなかった。


そう、あの日気づいてしまった。
そういった意味で、彼女が好きなのだと。
きっと遅かれ早かれ気づかざるを得なかった。

…遠くから見守る?
そんなのは最初から無理だったんだ。
いつだって、手の届く距離に居たい。
俺が誰よりあなたの近くに居たい。

…気づきたくなかった。
あなたを、自分のものにしたいと。

…だからもう、あなたの側にいられないのだと。



142:一樹と百合子
10/11/21 21:39:27 nGwQ7Wxt
-----

「近々この仕事をやめさせてもらおうと思ってます」
「え…?」

夜更けが近い頃、彼女を自分の部屋に呼んだ。
椅子に座った彼女を見下ろしながら開口一番に吐き出してしまう。
どこか心の重荷が解放された気持ちになった。

「…なにを言ってるの?一樹」

真っ直ぐに自分を見据える視線を感じる。
耐えられなくなり、自分の足元に目をやった。

「なんで、目を、合わせてくれないの…?」
「…ごめんなさい」

彼女は勢いよく立ち上がり、俺に詰め寄って声を荒げた。

「謝ってほしいんじゃない!…理由をちゃんと言ってくれないと、納得できない!」
「……理由、ですか」
「最近私のことを避けてたでしょう?
私が、なにか気に障ることをしたから…?だから怒ってるの?」

当たらずとも遠からずな言葉に、うっすらと自嘲めいた笑みがこぼれた。
この人は、本当に何も分かってない。

その純粋さが、時折憎くて仕方がなくなる。

「……嫌いだからですよ」
「…え?」

自分はこんなに冷たい声が出せたのだなと、どこか他人事のように思う。
彼女はびくりと体を強張らせた。

「あなたのような身勝手でわがままな人」
「うそ、…」
「うんざりなんですよ。ここであなたの世話を続けて一生を終えることが。
俺はずっと自由になりたかった。」


143:一樹と百合子
10/11/21 21:40:03 nGwQ7Wxt
随分と身勝手な事を言っているのは分かっていたが、止められなかった。
彼女に俺が苦しんだのと同じぐらい苦しんで欲しい。


「そ、んな…」 
「…話はそれだけです。もう出て行ってもらえますか?」

やっと絞り出した声は、変に掠れていた。
彼女の両目が大きく見開かれる。

やがて大きな瞳から、涙の粒が次々に零れ落ちた。
その美しさに目を奪われ、心臓の音がどくんと跳ね上がった。

震える肩を抱きしめたい。
でも今抱きしめたら、多分もう止まれない。

だから、早く、俺から逃げてください。

「…っいや!!…」

声が聞こえたと思うと、彼女は俺の胸の中に飛び込んできた。
胸に温かい感触を感じる。
肩にすがりつく指が震えているのが分かった。
自分の心臓が早鐘を打っているのを感じる。

「っひっく、ごめ、ん、ごめんなさい
…嫌いなとこ、なおす、から…」
「百合子、様…」
「お、願い…一緒にいて…」


ああ。彼女はどこまでも鈍感で、無自覚で
十年以上も俺の思いに気づきもしない。

だから今もこうして泣きながらすがりついて
家族として兄弟として幼馴染として俺を求めている。
そんな俺は、もうどこにも居ないのに。

あの男が居るくせに、俺なんてもう用済みのくせに。
俺を縛りつけようとするあなたが、憎くて憎くて仕方がない。
けれど俺のために涙を流してすがりつく姿がたまらなく愛しい。愛しい。愛しい。

もっと泣かせたい
もっと、もっと泣いて欲しい。
…欲しい、この人が。
めちゃくちゃに犯して自分のものにしてしまいたい。


連日の睡眠不足で朦朧とした脳内。
いつも自分を押し留めている理性が、追いつかない。



144:一樹と百合子
10/11/21 21:41:02 nGwQ7Wxt
「んんぅ!!」

衝動のままに壁に彼女を押し付けて、無理やりに口付ける。
薄く開いた唇から口内へ舌を滑り込ませ、奥へと逃げる舌を絡めとり
口内をむさぼると、彼女が小さく声を漏らし始めた。

彼女が強く肩を叩いてきたので、ようやく口を離すと、互いの唾液が糸を引いた。


「な、に…?」

目の前の彼女は信じられない、といった表情を浮かべて腰を抜かしてしまう。
予想通りの反応に思わず笑ってしまった。

「あなたが悪いんですよ」
「あ…、か、一樹…?きゃあ!」

地面にへたりこんでしまった彼女の片足を引っ張って仰向けに引き倒した。
その上に体全体で囲い込むように覆いかぶさる。
白いワンピースの胸のあたりに手をやるとびくりと体を震わせ、下半身をじたばたと暴れさせた。

「やだっ、やだやだやだ!!なんで、こんな…!」
「無駄ですよ」
「ひっ…!!」


服の上から胸を強くもみしだくと、彼女はがたがたと震えだした。
本気で怯えているその様子に、加虐心を煽られる。
想像じゃない、本物の彼女が目の前にいる。
興奮のあまりボタンをはずす手が震えて、もどかしさに途中から全て引きちぎってしまう。
ブラジャーのホックもはずして、強引に引き剥がすと、白く艶かしい肌が露になった。
現れたのは随分と小ぶりな胸だった。
確かめるように、やわやわと揉みしだくと小さく声を漏らす。
先端の突起をギュッと摘むとびくびくと体を震わせる。顔を寄せ、舌で舐め転がすようにすると何度か甘い声が上がった。
ちらりと上を覗き見ると、声を漏らさないように口に手を当てて堪える姿に笑みが浮かんだ。


脱げかけたワンピースを剥ぎ取って、ついでに下着も無理やり引きずり下ろす。

「やだ!!やだやだやだああ…」

閉じそうになっていた両脚を無理やり割り開くと、生まれたままの姿の美しさに息を呑む。
何年も焦がれていた肉体が目の前にある。
その事実に頭の奥がくらくらした。
赤く充血したそこを、そっと指でなぞる。


145:一樹と百合子
10/11/21 21:41:44 nGwQ7Wxt

「…ここ、もう濡れてますね」
「う、あ」

逃げを打つ体を押さえつけて、浅いところをそっとなぞさする。
「あっ…なに…!?」
先端の突起をぐりっと押すと、びくりと体が跳ね上がる。
そのままこすりあげるように指を動かすと、顔を真っ赤にして首をいやいやするように振った。
「やだ、そこ、…う、ああ、あ」
「…気持ち良いですか?」
「ちが、…そんなんじゃ、あ、」

摘んだり転がしたりしていくうちに、彼女の体が熱くなっていくのが分かった。
彼女が高ぶっていくにつれて、自分の息もあがっていく。

「だめっ…なんか、くる、あ、あああ」
「ん、いいですよ。…イって」
「やあっ…あ、あああああぁあ!!…あっ」

足の付け根から、どろりと透明な愛液がこぼれる。
「あっ…ん、あ…」
口の端から唾液を滴らせて淫らな吐息をこぼしながら、体をよじらせて余韻に浸る姿にごくりと息を呑んだ。
…たまらない。


もどかしい気持で上着を脱ぎ捨てた。
下まで脱ぐ余裕はなかった。
ジーンズのベルトをはずし、きつくなっていた前を緩める。
その隙に彼女が逃げ出そうとしたのか、上体を起こそうとしているのを視界に捉え腕を掴んで取り押さえた。


146:一樹と百合子
10/11/21 21:42:23 nGwQ7Wxt
「どこに行くつもりですか?」
「ひっ!」

片足を抱えもって逃げられないようにすると、濡れそぼった秘所の奥まで一気に指を突き入れた。

「っいた、いたい、やだぁっ!」
「痛い?あの方といつも、なさってることでしょう?」
「やあっ、なに、言って、っくああ」

中を探るように、指をバラバラに動かす。
抜き差しを繰り返すたびに、ぐちゅぐちゅと淫靡な音が響いた。
閉じそうになる脚を片手で支えながら、しつこく彼女の内部を侵す。
きつく締め付ける内部が、俺の指を拒んでいるように覚えて苛立ちがつのる。

早く、早くあの男との跡を全て消し去って
俺のものにしてしまいたい。

わけの分からない焦燥感で頭がぐちゃぐちゃになる。

「もう、入れていいですよね…?」
「え…?」

答えは聞かないまま、黙って腰を進めた。
中は固く締め付け侵入を拒むが、強引に押し進める。
まるで彼女自身を引き裂いている錯覚におちいった。

「いぎぃっ、…あ、あああああ、」
「くっ…きつ…」
「あ、あああ、ぬい、て、いたい、…う、あ」

肩に爪が痛いぐらい食い込む。
逃げるように腰が引けるのを、ぐっと引き寄せて最奥まで進む。
固くて狭くて痛いぐらいだけど、熱く蕩けそうな熱がたまらなく心地良い。
全て持っていかれそうな、ひどい射精感を必死で堪える。
ようやく全て入れてしまって、一息ついたところで妙な違和感に気づく。
かすかに血のような匂いがする。
すんっと鼻を鳴らすと、確かにに鉄の匂いが漂う。
まさかと思い、少し自身を引き抜いて接合部に目をやる。
引き抜いた先から、真っ赤な血がシーツに伝い落ちた。




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