パワポケでエロパロ17at EROPARO
パワポケでエロパロ17 - 暇つぶし2ch50:夢
10/10/10 00:02:27 QUSin/J6
未だにまとめのアキミのとこに投下が1つも無くてアキミ好きの俺が泣いた。
とりあえず自分で書いてみた。なんか書いてるうちにキャラ違う気がしてきたけど
まあいいや。期待を裏切ってバッドエンドじゃないですし、
需要無いかもしれないけど読んで頂ければ嬉しいです。

「じゃあ、また明日…じゃなかった。月曜日に。」
「またね!」
「バイバイでやんす~。」

吐く息は白く、トレーナーの上にコートを羽織ってもなお寒い、もうすぐ春とはいえ、やはり夜は寒い。
今日は楽しかった。久しぶりにわいわい騒ぎあった。
山田くんとユイさんと、いっぱい笑った。
親友、と呼べる人たちが居る。それに加えて恋人まで居る。
まぁ、俺は幸せなんだろう。…呪われたりもしたけどね。

なんて思いながら歩いていた。時計を見ると、10時。
今日は家に父さんが居ないのもあって、少し遊びすぎてしまった。
帰ったら…寝るのはもったいないな。久しぶりにバーチャルボーイでも……。


……?

家の前に誰か居る…?
遠巻きにも、人が座り込んでいるのが見える。
歩いていくにつれて、疑問は確信に変わっていった。
くりっとした丸い目に、茶色い巻き髪…やっぱりそうだ。

―寒さに震えるアキミが、いた。

「…よかっ…た。」

俺の姿を見つけたアキミは、そう呟いて、抱きついてきた。

「うわっ!どうしたんだよ!」
「よかった…よかった…」

手が食い込んで痛い。それほど強く抱き締められていた。

「アキミ、外は寒いからさ、とりあえず家に入ろうか。」


51:夢
10/10/10 00:03:43 Um0/fTZ6
「もう!せっかく来たのに誰も居ないし、知らない人ばっかりだし、道わかんないし、寒いし、心細いし、どこ行ってたのよー!」

しばらくして、アキミに俺は責められていた。確かにまだまだ寒く、日が落ちるのも早い。この島は街灯も少なく、あっという間に暗くなる。
しかもほとんど知らない土地だ。いつも強気とはいえアキミも女の子だ。さすがに怖かっただろう。
しかし、気になる。気になると言えば、アキミが何かおかしい。

…気のせいかな?

「ごめんごめん。でも来るんなら連絡してくれたらいいのに。
―ところで、『よかった』って言ってたよな。どうしたんだ?…何かあったのか?」
「…うん、ちょっとね。」

目を伏せ気味に答えた彼女は、やがて、意を決したように顔をあげて、不安げに尋ねてきた。

「ねぇ、約束してくれる?」
「何を?」
「えっと…笑わないって。馬鹿にしないって。あたしがこれからする話を聞いても。」

そんなもの、返事は決まっている。

「わかった。約束する。」

アキミの表情が若干和らいだように見えた。
ホッとした…そんな感じだ。
ポツリ、ポツリと話はじめてくれた。

「最近、夢を見るのよ。」
「夢?」
「うん、ここ一週間ぐらい、断続的に。」
「…どんな夢なんだ?」
「最初に、2日連続で見たんだ。一つ目は、ゲームの中みたいな世界で、あたしはあんたと旅をしていた。モンスターを一緒に倒したりして、楽しい夢だったよ。
…でも、次の日に見た夢は、あたしとあんたが戦ってる夢だった。あたしはなにかに操られているようで、体が言うことを聞かなかった。
そして、あたしは…夢の中のあたしはあんたを……。」

顔色が悪い。思い出したくない記憶を無理やり引っ張りだしているからだろう。

「…大丈夫か、辛いのなら無理して話さなくても…。」

しかしアキミは、自分を鼓舞するように、またNO、を意味するように首をプルプルと振って答えた。

「うん、大丈夫よ。…それに、あんたには聞いてほしい。」
「……わかった。」
「それでね、次の日には、あたしがあんたに手を引かれて、二人で必死に怪物から逃げている夢を見たのよ。
…この夢は、そんなに怖くないって思ってた。あんたと一緒だったし、大丈夫だと思った。
でも、あたしは喰われた。あんたをしっかりつかんだ手だけを残して。

寝るのが怖くなった。夜がたまらなかったよ。またいやな夢を見るんじゃないかって思うと、眠りたくなんかなかったのに、どうしようもなく眠たくて
…そして、また夢を見たのよ。
三つ目の夢は、のどかな町の街道で、あんたは金髪の美人といて、あたしはあんたたちと、また戦ってた。
三対一だったけど、そんなことものともしないぐらいあたしは強くて…それで、それでね、あたしはっ…あっさり、三人とも一突きに…」


52:夢
10/10/10 00:05:47 QUSin/J6
苦しさに歪む顔は、その夢にどれだけうなされていたかを物語っている。
…これ以上アキミに辛い思いをさせるわけにはいかない。

「…もういいよ。もう十分だよ。」
「あと一つ…あと一つだけ聞いて。…これで最後だから。
誰かに話さないと、わかってもらえないと、怖くて…。」
「……!わかった。…ごめん。」
「それでね、昨日の夜に…夜の村の裏路地でね、また、あんたと戦ってる夢だったのよ。しかも同じ金髪の女の人と居た。」

またか…何だか自分が申し訳なくなってきた。アキミの話は続く。

「今度は二対一だった。あたしは狼男みたいで、ライカンってあんたに呼ばれてた。
…やっぱりあたしは物凄く強くて、女の人のハンマーを掻い潜りながら、鋭い爪の一掻きで切り裂いた。
そして、あんたの方に向き直って、二掻きで、…あんたを切り裂いた。動かなくなった二人を、あたしは、あたしはっ………!
……喰らい始めたわ。食べちゃったのよ。まるで獣が獲物をむさぼるように、血にまみれて、生肉の食感を楽しむように、恍惚とした表情で…、
そんなことしたくないのに、気持ち悪くて、怖くて仕方がないのに、それでも体は言うこと聞かなくて…、
そしたら急に場面が変わって、あたしはあんたの家の前に居た。
戻ってきた、そう思って明るい玄関をみて心底ほっとして、夢中でドアを開けたら、中は小部屋で、血だらけのあんたが…首から下がばらばらで横たわってた。
頭がぐにゃりってなって、もう訳わからなくなって…

そこで目が覚めたわ。
べたっとした寝汗をいっぱいかいてて、気持ち悪くてしょうがなかったわ。」


53:夢
10/10/10 00:07:09 QUSin/J6
「…誰かに相談とかしなかったのか?」
「したよ!友達にも、お母さんにも、お父さんにも!
…みんな信じてくれなかったけどね。心配はしてくれたけど、ストレスとか、疲れてるだとかで、誰一人夢について真剣に考えてくれる人はいなかったのよ。
…へへっ、そりゃそうよね。こんな子供みたいな話、信じろって言う方がおかしいもん。…それにね、信じてくれないだけならまだましなんだけどね、
中には精神的な病気だとか、自意識過剰だとか言う人も居た。気を引くための嘘なんだろ、構ってほしいだけなんだろって言う人まで居た。そんなわけないじゃない!
あたしはただ本当にあったことを話しただけなのに!
…一旦そんなことを言われたら、みんなあたしのこと嘘つき呼ばわりしてるんじゃないか、バカにしてるんじゃないかって思えてきちゃってさ。
…ねぇ、あんたは信じてくれる?もう…あんたしか居なくて。」

涙をたっぷりとためたその大きな瞳に、いつもの快活なアキミの面影はない。心底参っているのだろう。疲れてしまったのだろう。
何て言おうか…、…悩むまでもないな。

「…信じないわけないだろう。大切な人が、俺のアキミがここまで辛そうにしてるのに、そんなときに信じてやれないようじゃ、恋人失格だ。」
「…じゃあ、じゃあ何で家にいてくれなかったのよ!
すがるような思いであんたに会いに来たのに、真っ暗な玄関を見て、血だらけの夢を思い出して、怖くて、どうしても中に入れなくて、知らない人ばっかりで、
しかも寒くて、どんどん暗くなって、いつまで待っても帰ってこなくて、辺りに誰もいなくなって、まるでっ…、まるで夢の中みたいで…、
いったいどこ行ってたのよぉっ……。」
「…悪かった。ごめんな、アキミ。」

腕の中で小さく震えるアキミを片腕で強く抱き締めながら、頭を撫でてやった。ふわふわとした、髪の感触が心地よく、その体は意外なほど小さかった。
ああ、やっぱり女の子なんだなあ…。


54:夢
10/10/10 00:08:16 QUSin/J6
「…ありがとね。」

しばらく経って、声が聞こえた。

「…なんで?」
「…信じてくれて。あたしの話を信じてくれて。」
「お礼を言われるようなことじゃないよ。むしろ、こっちが謝らないと。
…怖い思いをさせて悪かった。ごめんなさい。」
「………仕方ないなー、アキミちゃんの海より広い心に感謝しなさいよね!」
「……はいはい。」
「あー、はいはい、いうなー。せっかく許してあげようとしてるのにー。」

ちょっとだけ元気を取り戻した、そんな気がした。
抱えてたものを洗いざらい話して、少しだけ楽になった、そんな感じだ。
まだまだ本調子には遠そうだけど。

と、頭に何か引っかかった。

あれ…、そういえば……。

「なあ、アキミ。」
「ん、なに?そろそろ帰らないと。」
「その事なんだけど、もう帰りの船ないと思うんだけど…。」
「えっ、ウソっ!……どうしよう?」
「…泊まっていけば?」
「え!?でも…」
「布団は二枚はあるから別々に寝ればいいし、どうしても気になるなら、別々の部屋で寝ればいいよ。」

よしよし。いつもアキミに引っ張られてばかりの俺だけど、こういうときぐらい引っ張ってあげないとな。男として。
アキミはしばらく、あー、とかうー、とか言葉にならない声をいていたけど、
やがて、決心したように一言。

「…一つ、お願いがあるんだけど。」

…なんだろう?別に変なことなんてしないんだけどなあ。
でも、続いた言葉は心細げで、それでいて俺の予想の斜め上を行っていた。

「えっと…、別々じゃなくて、その、いっしょに、同じお布団で、寝て…、ほしい…。」
「!?」

瞬間、脳がオーバーヒート寸前になって、なにも考えられなくなり、
何で、そう聞こうとした瞬間に、…一気に冷めた。
そうだ。
…怖いんだ。まだ夜が怖いんだ。独りになりたくない、なれないんだ。
なのに俺は別々でも…だって?馬鹿じゃないか。酷い奴だ。
あまりに鈍すぎる。…ごめんな、アキミ。

「いいよ、アキミ。今晩は一緒に寝よう。…一緒にいよう。ごめんな、鈍くて、すぐにわかってあげられなくて。」
「…まったくよ!アキミちゃんがこんなに怖い思いしてるのに一人で寝ろって!?
…断られたらどうしようって思ったじゃないのよ……。」
「ごめん。…俺って鈍いよなあ。」
「いいよ、許してあげる。その代わり…、何かあったら、絶対に助けてね。ずっとそばにいてね。離れないでよ、…約束よ!」


55:夢
10/10/10 00:12:04 QUSin/J6
布団を敷く。二人分の布団を並べて敷くと、なんだかダブルベッドみたいで、アキミにそう言うと、恥ずかしいのか顔を背けてしまった。
…こんなアキミは珍しい。いっつも元気いっぱいだからなぁ。
そのギャップも相まって、アキミには悪いけどとってもかわいい。
二人で布団に潜ると、最初は冷たくて、でもだんだんフワッと、なんだかほっとする温かみにつつまれた。

「へへへっ、あったかい、あったかい!」

アキミも同じことを思ったようだ。なんだか嬉しい。

「電気、消して大丈夫?」
「うん、だいじょーぶ。…あー、でも、小さい明かりがほしいかな。」

了解した。父さんの部屋から、読書に使ってる電気スタンドを持ってくる。

「これでいいかな?」
「うん、ありがと。」

…闇夜をほんのりと照らす明かりのなか、俺はアキミとならんで天井を見つめていた。

「ねぇ…」
「ん?」
「あたしね、今ね、とっても幸せだよ。あんたが隣にいて、一緒のお布団で寝てて、温かくて、夜は怖いけど…それでも幸せ。
…もっとこっちに来て、ぎゅって…、その、…抱き締めて。」
「わかった…」

アキミの体に腕を回して、体の震えを止めるように、ちょっと強く抱き締める。…今夜は一緒だ、アキミ。



56:夢
10/10/10 00:17:07 QUSin/J6
―始まりはどっちからだったかはわからない。
気付けば、唇を二回、重ね合わせていた。最初に、触れるだけの軽いキス。
そして…

「んっ…」

舌を絡ませて、ぴちゃ…くちゃ…と淫靡な音を奏でる濃厚なキス。
今までは、ここまでだった。
ここから先は、二人にとって、未知の世界だった。

「アキミ…」
「…いいよ。あんたとなら…、ううん、あんたじゃないと…」

これが限界だったみたいで、顔が真っ赤に染まっていた。
…ちなみに俺の理性の限界もここまでだった。
アキミの服を脱がせると、普段服越しに見えるよりずっと大きくて、白くて、形のきれいな乳房が露になって、
指でつつくとぷるぷる震え、無防備にさらされたそれは見るからに美味しそうだった。

「アキミ…きれいだよ。とっても。―いただきます。」
「へへっ、そうで…、ひゃあ!」

片方を優しく揉んでみる。柔らかく、自在に形を変えるそれはとても心地よく、もにゅもにゅと堪能しながら、
もう片方の、白いお椀の頂点の、赤い小さな粒を吸ったり、弾いたり、なめ回したり…、とにかく知識を総動員して攻めたてた。

「はぁっ…ぁあんっ、うあっ!」

心なしか、アキミの息もだんだん荒く、熱っぽくなってきている気がする。
ふと、スカートの中に手を入れてみると、下着越しにも分かるぐらい濡れそぼっている。
そのまま、わざとまどろっこしい刺激を与え続けて、赤いつぶらな果実を甘く噛んだ瞬間、

「ダメぇ…ぁああああああ!!」

アキミの体が声と共に震え、スカートの中の手が一気にぐしょ濡れになり、
下着は、まるでおもらしでもしたかのようにぴちゃぴちゃで、もはやその役目を果たしていない。

「アキミ、ほら、下の方、もうびしょびしょで…、気持ち悪いだろうから、脱がしちゃうよ。」

手をアキミの目の前にかざし、指で見せつける。
絶頂の余韻に震え、恥ずかしさに直視できないアキミを尻目に、腰を浮かせて脱がせようとしたときだった。


57:夢
10/10/10 00:21:41 QUSin/J6
「ねぇ…で、電気を、消してぇ…」

懇願する声が聞こえてきた。残念ながら、その願いは聞けないけどね。
すでに布団は大きくはだけられていて、緩やかな曲線を画くくびれた腰、すらりとのびた健康的な足と、…そして、スカートと下着を脱がされて、
何にも守られることなく、外気にさらされたアキミの秘所がはっきりと見てとれた。

「いやぁぁ……、み、見ないでよ……でんき、けしてよぉぉ……」

凝視する俺をポカポカと叩きながら、か細い声で半分泣いて懇願するアキミ。
ハイ見ませんと、そんな男がいるわけがない。
とろとろと蜜を溢れさせ、くらっとさせられる香りを放つピンク色の花弁と、それを守るかのように、しっかりと、濃い目に生い茂った陰毛が目に映る。
…なるほど、本人は気にしているのか、恥ずかしがっているようだけど、白い肌と恥毛が生み出すコントラストは美しく、…それでいてどうしようもなく卑猥で、
一匹の雌として、これ以上なく目の前の雄を興奮させていた。

「電気を点けてって言ったのはアキミだろ。それに、消しちゃったらなんにも見えないじゃないか。勿体ない。
―綺麗だよ、アキミ。こんなにしちゃって、とってもいやらしくて、…魅力的だ。」
「もうっ!い、いやらしいのは、あんたでしょうが!」

俺だけじゃないだろう。ちょっとムッとする。

「ふーん、ほんとにそうなのかな?まぁいいや。」
「えっ!?ちょっ、ちょっと!そんなところでっ、何をっ…ひゃあああっ!!!」

ちょっとしたダイバー気分で、アキミの股の付け根に潜り、濡れて艶やかに光る陰毛をかき分け、舌で冬の寒さに負けない熱気を放つそこに舌で割って入る。
擦り付け、なめ回し、溢れる蜜と唾液をひとまとめにして吸い上げる。ぷっくりと肥大した豆の皮を、剥いて転がしたり…弾いたり…。

「あっ、んあっ!やっ、やめてぇぇ…き、きもひっ、よふぎっ、てっ、ひゃんっ!おかしく、なっちゃうぅっ!!」

すでに一度絶頂に達し、より敏感になっているアキミにとって、刺激が強すぎてひとたまりもないみたいだ。
…やめるつもりは毛頭ないけど。舌の代わりに指を差し込み、ゆっくり抜き差ししながら、なにかを探るようにアキミのそこを攻める。


58:夢
10/10/10 00:23:16 QUSin/J6
「ふにゃあああ!?」

ふと、あるポイントに指が触れたときだった。
アキミの反応が、明らかに違った。これはいい。俺はにんまりして思った。少しアキミをいじめてやろう。

「どうした?アキミ。」
「そ、そこはっ…!」
「ん?ここがどうかした?」

ちょっとだけ強く攻めてやる。

「ダメぇぇぇぇ!そこはっ…!はぁっ!…ふぁあああっ!やめっ…!」

アキミの叫びに耳を貸さずに、ひたすらそこを攻める。舐める、掻き回す……。

「やめぇぇぇ…そこはやめてぇぇっ……!…あっ!?
やぁっ!?や、やめてぇ!でちゃうぅっ!なにかが、で、でちゃう、ぁあああああ!!!」

アキミの絶叫が聞こえた瞬間だった。
ぷしゃあっ、と飛沫が顔を濡らし、布団にじわぁぁ…、とシミが広がる。
さらさらしていて、舐めると、ほんのりしょっぱい。

「はぁ…はぁっ……、ゃぁあ…、でちゃった……。ばかぁあ…、だ、だめって、言ったのに…。」
「ごめんごめん、ちょっと歯止めが効かなくなっちゃってさ。…お詫びに、責任持ってきれいに掃除させてもらうよ。」

『責任』を強調して、再び舌を動かす。体液に濡れる秘所の周りを舐める。丁寧に、執拗なくらい舐める。

「ふゃあ!?なっ、なにを、してるのっ…?」
「何って…きれいに後始末してるんだよ。」
「後始末って…、ぁっ!き、きたいでしょ!あたしの、その…。」
「アキミのなら全然汚なくなんてないよ。それにこれ、おしっこじゃないみたいだし。」

はっきり言ってやる。
恥ずかしさの極み、といった感じのアキミ。うんうん、こういうアキミもとってもかわいい。

ちょうどあらかたなめ終わったときだったか、アキミの口から、弱々しく言葉がこぼれた。

「ねぇ…、も、もういいでしょ。」
「ん?何が?」
「もうっ…焦らさないでよ…あたし、もう限界で……してほしい…」
「だから、何をどうしてほしいのかはっきり言ってくれないとわかんないよ。」

俺はこれ以上ないほどの笑顔を作り、ゆっくりとアキミに尋ねる。

「アキミちゃんは、俺に、どうしてほしいのかな?ん?言ってごらん?」
「ぅうう……、そんなこと言わせないでよっ!…ぐすっ…い、いじわるっ!
さんざんあたしの体をいじめたくせにぃっ…、まだっ…ひっ…いっ、いじめたりないのぉっ!?ばかぁっ…!ひくっ…人でなしぃ!」


59:夢
10/10/10 00:24:00 QUSin/J6
…あー、ちょっとやりすぎちゃったかな?普段強気だと、やっていいことと悪いことの線引きが難しいんだよなあ。
反省反省。怒ってこっちに背を向けてしまったアキミを、背後からそっと抱き締める。

「…アキミ。」
「何よ…!」
「ごめん、俺、ちょっと調子に乗りすぎた。なんかこう、しおらしいっていうか、ちょっとおとなしめのアキミもかわいいなぁって思ったら止まらなくて。…悪かった。この通り、あやまる。」

若干の間。そのあと、アキミはこっちを向いてくれた。

「…もう!そりゃあたしは普段騒がしいし、ちょっとわがままだし、魅力的でもないかもしれないけどさ、これでも一応女の子なんだから、もうちょっと丁寧に扱いなさいよね!
…今回は許してあげるけど、次からはもう知らないから!」
「…わかった。ありがとう。…でも、一つ間違いがあるぞ。」
「間違い?」
「うん。アキミは、普段から十分女の子らしいし、それに、とっても魅力的だよ。」

…言ってから自分の台詞の恥ずかしさに気がついた。

「…………ありがと。」

アキミの顔も赤いが、言った俺の顔もきっと赤いだろう。
…なんだか気まずい。俺のソレだけが空気を読まずに主張している。
ええい!
もう一度アキミを抱き締める。
「あのさ、アキミ…、実を言うと、俺ももう限界で…、いい、かな?」
「………うん、あたしも、もう…」
「できるだけ優しくするけど、痛かったら、…ごめん。」
「うん。だいじょうぶ。…あんたとなら。
あのさ、…する前に、もう一回だけ、その……、キス、して。」
「ああ、わかった。」

俺たちは、今日三度めの口づけを交わす。一番長く、一番濃厚なキスだ。舌を絡め合い、互いを貪りあうキス。

…それが合図だった。


60:夢
10/10/10 00:24:48 QUSin/J6
「じゃあ、いくよ、アキミ。」
「うん…来て…。」

アキミの、今日何度も味わったそこに俺の分身をあてがい、ゆっくりと挿入していく。
散々前戯をしたとはいえ、やはり初めてだ。かなりきつい。

「ぅああっ……ひぐっ…」

暴発しそうなそれを堪える俺も辛いが、アキミはもっと辛そうだ。
顔は苦痛に歪んでいる。
それでも、確かに中に入りつつあった。ゆっくり、ゆっくりと侵入していく。

「アキミ…もう少しだから、頑張って。」
「うん…、っ…!わかった…。」

すると、先が何かとぶつかった。アキミの、初めてたる証。…そして、俺がこれから奪うもの。

「アキミ、もうすぐだ。…ゆっくりすると痛いから、一気にいくよ。」
「うん………、ひいぃっ!ぁああっ!ぅぐっ…!」

腰を入れて、一気に突いた。

―ぷつん

そんな音が聞こえた気がした。アキミの顔に汗が浮かぶ。大きな瞳からは涙が零れ、結合部からは血が流れていた。

「アキミ…大丈夫か?」
「っ…うん…。ねぇ、つながった、よね。」
「ああ…、いっしょ、だよ。」
「………。」
「なぁ、アキミ、動いていいかな?」
「…うん。…もう、だいじょうぶだよ。」

腰の動きを再開する。アキミの中に、最初はゆっくり、だんだん早く、媚肉に擦り付けるように前後に動かす。

「あっ…!ふぁっ…!ひっ…」

アキミももう痛くないのか、それとも快楽が痛みを上回っているのか、息を荒げ、快感に身を任せていた。
俺も限界だ。

「アキミっ…そろそろ出すぞ…!」
「あたしもっ…、ふぁあああっ!」

体勢を少し変えて、若干ポイントをずらして、より早いストロークで腰を動かす。
さっき触れなかった敏感でまだ慣れていない点に擦り付ける。
「ひぁあぁっ!だめぇっ!また、またイっちゃうよぉっ…!!」
「俺もだっ…!くぅっ…いっ…イくぞっ、アキミぃっ…!!」
「あっ!ひゃぅっ…!ぁああああああ!!!!」

どっちが先だったか、同時だったかもしれない。
アキミは三回目の絶頂を迎え、俺は溜まりに溜まった子種を余すことなく放出した。

「ふぅ…ふぅ……、アキミ、…アキミ?」

息を整えて、射精の疲労に襲われながら、アキミに話しかける。…しかし、答えは返ってこなかった。
かわりに返ってきたのは、すぅすぅという寝息。
そういえば、最近ちゃんと眠れてなかったんだったな。
おやすみ、アキミ。
そう思うやいなや、俺も眠りに落ちていった。


61:夢
10/10/10 00:39:18 QUSin/J6
…目が覚めたのは、誰かの声でだった。とても悲しい声。怖くて、辛くて、逃げ出したくて、…それでもその願いは叶わず、苦悶し続ける声。
「ぁあ…うぁああ…」
アキミが、うなされている。
顔は歪み、涙をこぼし、まるで地獄を見ているかのようだ。
とりあえず起こさないと…。
そう思って、アキミの体を揺すろうとしたとき、『それ』に気づいた。
アキミの枕元に何か居る。
決して見てはならないと、脳が警鐘を鳴らす。

「…アキミ、アキミ!」
「いや…あ…、たす、けて…」
「アキミ!!」

体を起こして、ゆさゆさとアキミを揺らす。やがて開き始めた目。
よかった。なんとか目を覚ましてくれたみたいだ。

「え…ぁ…あ…?また…ゆめ?」
「しっかりするんだ。アキミ、俺だよ。」
「……うっ…、ひっ…」

よっぽど怖い夢だったのか、しゃくりあげてしまっている。

「もう大丈夫だ。枕元を見ないようにしながら、こっちへおいで。」
「ひっく……まくら、もと?」

しまった。枕元なんて言う必要なかったんだ。
こっちに来いとだけ言えばよかったのに…

「だめだアキミ!見るんじゃない!」

だが、時すでに遅く、アキミの目は既に『それ』を捉えてしまっていた。

「ぁ……あ…あ…ひぃっ…」

腰がぺたんと抜け、目は恐怖に見開き、がちがちと、歯がぶつかり合う音が聞こえる。
助けを求める手は震え、体はなにかに釘つけにされたみたいに固まってしまっている。
急いでアキミに手を伸ばし、体を抱き寄せてやる。
背中と顔の後ろに手を回して、固く、強く抱き締める。

「ひぃぃっ…ゃああ…、もういやぁ…、たすけて……」

むせび泣くアキミの声を聞いて、俺は決めた。
顔をあげて、『それ』を真正面から睨み付けてやった。

62:夢
10/10/10 00:44:24 QUSin/J6
―まさしく怪物だった。一応人の形はしていたが、肉は所々脱落し、腐り、変色していた。
腹部には大きな空洞があり、そこから腸が垂れ下がっていて、長い髪は血に染まり、顔の右半分は焼け爛れ、左半分は白骨だった。
ぽっかりと空いた眼窩の奥は、吸い込まれるような、闇。
…普段の俺なら飛び上がって逃げ出していただろう。
だが、不思議と恐く無かった。心を怒りと憎しみが支配していた。
こいつがアキミを…俺のアキミをこんなにも苦しめたのか…!
そう思うと、膨れ上がった感情が、口をついて出た。

「おい!なぜこんなことをするんだ!?一体アキミが何をしたって言うんだ!?
俺の…俺の一番大事な、大好きな人をよくも傷つけやがって…!消え失せろ、化け物!!……はぁ…はぁ…はぁ…。」

一気に捲し立てる。頭のどこかで意味がないとわかっていたが、感情がそれを無視した。
息をついていると、声が聞こえた。

「……ま…た……また…ぁ…ぃに…い…く…か…ら…ぁああ…、に…ぃ…ぃ…がぁ…さ…な…………ぃいい…!」

そう言い残して、化け物は消えていった。
ふぅ、と一息付く。とりあえずこの場はなんとかなった。
未だ腕の中で泣いているアキミを、優しく、赤ん坊をあやすように抱いてやる。

そろそろ落ち着いたかな?
そう思った俺は、アキミの頭を優しく撫でつつ、ゆっくり話しかける。

「もう大丈夫だぞ。…怖かったよな。」
「うん…。」
「俺のせいだな。俺が枕元を見るな、なんて言わなければよかったんだ。」
「そんなことないよ。…あんたは必死にあたしを守ってくれた。へへ、嬉しかったよ。」
「当たり前じゃないか。アキミは俺の恋人、だからな。」
「うん…ありがと。あたしも、あんたのこと、大好きだよ。」返事の替わりに、唇を重ねる。あまりにいとおしくて、それしかできなかった。
「…ね、このまま、朝が来るまで、抱き締めててよ。こうしてると、何だかとってもホッとするんだ。」
「わかったよ、アキミ。…もう離さない。」

なんとか抱きつかれたまま布団に入る。
しばらく後に、アキミの寝顔が少しだけ和らいだように見えた。今度こそおやすみ、アキミ。もう夜は残り少ないけど、せめて残りだけでも安らかに君が眠れますように。


63:夢
10/10/10 00:49:17 QUSin/J6
…どうも俺は眠れそうにないけど。
よく考えたら、俺とアキミは完全に密着している。…しかも全裸で。服を着たかったが、ガッチリ絡まったアキミの腕はそれを許さない。
つまり俺の胸板にはアキミの…おそらくそこそこ豊かな方である…その…おっぱいが…やわらかい。そしてふわふわとした、柔らかな感触…行為の余韻を残す秘所…。
再び元気を取り戻す俺のソレ。しかも柔らかなアキミの肌に触れる、擦れる。
…生殺し、か。
あぁ…朝が待ち遠しい…。布団にくるまりながら、俺はそう思った。


結局、アキミが目を覚ましたのは、もう昼間際の11時頃だった。

「あ、おはよう、アキミ。」
「…う、ん…おはよう…。ふゃ?あのまま、寝ちゃったの?」
「うん。俺に抱きついたまま。しかも…その…はだか……。」
「ふぇ……?………!」

目をまだトロンとさせ、状況をまだ理解できていない。
あ、気付いた。みるみる顔が朱に染まっていく。
…寝起きの女の子って、何だか色っぽいなぁ。

「とりあえず、お風呂入ろっか。…一緒に。」


64:夢
10/10/10 00:54:40 QUSin/J6
ちゃぽん…
湯船に向い合わせで浸かると、さっきまでのことがまるで嘘みたいに思えてくる。全身の筋肉が弛緩する。
あぁ、極楽極楽。

『寝るな!寝たら死ぬぞ!』

…あまりの気持ちよさに脳内雪山ワールドに突入する勢いだったが、すんでのところでアキミの声に引き戻された。

「ねぇ、…一つ、聞いていい?」
「…ん?あぁ。」
「あのね、あの化け物は、また会いに行く、逃がさないって言ってた。…今回はあんたがいてくれた。あんたのお陰で、助かった。怖かったけど、あんたと一緒だったから、大丈夫だった。でも、いつもそういうわけにはいかない。」

あぁ、何を言いたいのか大体の予想はついた。だけど…。

「そう思うと、えっと、…だからさ、
ずっと一緒にいてくれない…?」
「アキミ、それは…。」

きゅっ、と心が締め付けられるように痛む。
心からそうしてあげたい。
それが出来たらどれだけいいだろうか。でも…それは…まだ…。

「ううん、いいんだ。…へへへっ、バカよねー、あたしも。
…そんなこと、無理に決まってるのにね。ごめんね、今のは忘れて―」
「無理じゃないさ。」

アキミの言葉を遮る。

「え…?」
「もう一度言うぞ、無理じゃないよ。確かに今はまだ難しい。…俺だって、アキミといつも一緒がいい。あの化け物のこと関係なしに、単純に一緒に暮らしたい。
でも、俺たちはまだ学生だし、俺にはまだ何の甲斐性もない。
…俺、プロ野球の選手になろうと思うんだ。一応、いくつかの球団のスカウトさんにも目をかけてもらってる。
プロになって、一生懸命頑張って、一杯活躍して、少しでも早く一人前の男に…、アキミを貰いに行けるような男になるから、待っててくれないか?
絶対に、そんなに長くは待たせないから。…約束するから!」
勢いに任せて言い切る。…正面の、アキミの返事は…、久々に魅せてくれた晴れやかな笑顔。

「…うん!じゃあ、約束よ!」

そのまま、顔を寄せ合い、誓いの口づけを交わす。
…アキミ、待ってろよ。俺は必ず…。


―彼女が本当の安らぎを、幸せを手に入れるのにはもう少し時間がかかるのかもしれない。もうしばらく一人でいることに耐えなければならないのかもしれない。
だが、明けない夜は無い。
いつか来るその日を信じ、彼女は眠りにつく。使い古されたグローブとボールを、必ず胸元に抱いて。




65:名無しさん@ピンキー
10/10/10 00:57:27 QUSin/J6
これで終わりです。
13の裏作では久しぶりにアキミが味方キャラになってくれますように

66:名無しさん@ピンキー
10/10/10 00:59:47 FTCigAfF
大作乙!

アキミの件はスタッフにそげぶされそうだけどな…

67:名無しさん@ピンキー
10/10/10 01:19:05 WrAK+ecW
GJ!とても良かった
しかし改めてみると裏ではひどい扱いだなw
7みたいに秋生が助かっても美咲が助からないケースもあるし
表もオチがアレだったしな・・・

たまには扱いを良くしてあげてください、スタッフさん

68:名無しさん@ピンキー
10/10/10 01:32:19 hPIqqC1Z
GJ
ないから自分で書く、良い事だ

69:
>>67 扱いよくする→むしあん化 とかやりそうだから困るw



70:名無しさん@ピンキー
10/10/10 11:20:09 IJlHK3UL
GJ!いい話でした

まだ1作品も書かれてないキャラも8人近くいるのね。
まぁその中には見たくもないキャラとか違法ロリとかあるんだけどw
ミキさんの作品が無いのには驚いた

71:名無しさん@ピンキー
10/10/10 12:15:53 N8nieIIG
おつ~
表でもハッピーになれないし、裏は言わずもがなな人だけにハッピーエンドが際立つな!


72:名無しさん@ピンキー
10/10/10 23:34:35 i880M1Kd
GJ

73:名無しさん@ピンキー
10/10/11 04:45:08 cQeiQtQL
良かったです。アキミは表や裏サクセスの内容の為、話が作りにくいと
思うのですが、それを逆手にとっての良い作品でした。

74:名無しさん@ピンキー
10/10/11 19:28:30 +b7u44Rk
自分の作品をまとめサイトで見ると、なんとも恥ずかしい気持ちになるわw

75:名無しさん@ピンキー
10/10/11 21:00:54 rsOiUGQ5
でもコメント付くとそれ以上に嬉しいぞ
ここに投下して乙言われんのとコメントは相当な励みになるわ

76:名無しさん@ピンキー
10/10/11 23:01:09 rxyPWDGz
自分の見たら厨房コメントついててワロタ
でも一番最初の作品は絶対見ない 未熟さが露呈してて死にたくなるw

77:名無しさん@ピンキー
10/10/12 02:08:36 aiGNDtxB
一番最初の作品ばかりコメント付く俺はどうすれば・・・

78:名無しさん@ピンキー
10/10/12 02:38:02 FCDaQ5Ur
どれが>>77の処女作(この表現考えた奴と酒が飲みたい)かは知らんが、
一番最初ってことはリビドー溜まってたんじゃないの?
溜まってるほうがいいのが書ける気がするし。

79:名無しさん@ピンキー
10/10/12 19:26:44 xbdNwiq3
武美の13登場記念!ということで8主&9主&友子&武美の4Pを書き始めて早10日
5日前にエロ直前のところまで来たものの、どうしてもいい展開が思いつかない…
まあここまできて諦めるわけにはいかないけど、誰か書いていそうなネタなのに未だに書かれていなかったのがなんとなく分かった気がする。これは書くのが難しい…

80:名無しさん@ピンキー
10/10/12 20:03:14 Hc8BnaSY
>>79
そういやかなり前に書こうとした人がいた気がする
もう諦めたか忘れてると思うけど

応援してるぜ、頑張れ

81:名無しさん@ピンキー
10/10/12 23:58:45 qXrouezD
>>79
…え?武美が13に出るって?
どこの情報だそれ?
本当なら、個人的には少々複雑な気分……

82:名無しさん@ピンキー
10/10/13 00:18:24 9ieVOdt7
>>81
裏で出るみたいだよ

83:名無しさん@ピンキー
10/10/13 18:53:14 YZglHeuv
裏には朱里、貴子、しのちゃん、漣、ミキさんあたりを…

84:名無しさん@ピンキー
10/10/13 20:31:13 o+IcFg2I
俺的にはそろそろキリちゃんをだな・・・

85:名無しさん@ピンキー
10/10/13 20:41:25 WpPlDYbd
いやいや、俺としては明日香に葉月さん、それにあの赤髪の子をだな……あれ?何て名前だっけ?

86:名無しさん@ピンキー
10/10/13 20:52:04 LPAy2d4b
な、な・・・
長井? 長門? 長野?
喉まで来てるのに、あと一歩の決定打が出てこない

87:名無しさん@ピンキー
10/10/13 20:55:30 jfJmleKQ
長田まゆみさんの本名書いてるやつ、それ全然面白くないから

88:名無しさん@ピンキー
10/10/13 21:45:13 1ZmTpswI
名前ネタと空耳ネタはどこの誰のネタでも基本的に気持ち悪い

89:名無しさん@ピンキー
10/10/13 22:26:15 oU+Z/Qn9
まあ落ち着けよ
俺は表サクセスの彼女にも期待したいな。高校編の彼女候補は結構レベルが高いし
TXクイーンだったっけ。13にはグラも登場しそうな気がする

90:名無しさん@ピンキー
10/10/13 22:40:01 JWC+bxCx
まゆみが空気と呼ばれなくなるには、裏で活躍するしかないな

でもなー、変なキャラ付けだったら別のあだ名がつきそうだよなあ
まあ、まゆみ自体のキャラがシナリオのせいか薄いから仕方ないのかね
むしろ7主の母が強すぎるよね

91:名無しさん@ピンキー
10/10/13 23:56:21 jkMcLmae
まゆみは育成に役立たないし、超特殊狙いでも真央ちゃんいるし、ハッピーエンド見るのも大変だしでアルバム埋める2回しかやってない奴が大半じゃないの?


92:名無しさん@ピンキー
10/10/14 00:24:47 iA/Kt0N6
というか終わり方が面白くなかった。あれなら湯田とくっつく方がよほど妄想の余地がある。

93:名無しさん@ピンキー
10/10/14 01:55:26 XdVDst4o
>>92が湯田×まゆみを書いてくれると聞いて

94: ◆Freege5emM
10/10/14 03:18:56 yO8VxLTf
※注意
3主と寺岡さんのSSです。
容量的には19KBくらいです。
3主はまだ金属製です。
3の爆発事故イベント(超特殊能力が貰えるところ)のくだりをかなり改変しています。
以上の記述で何か良からぬ気配がした人は、読まないことを推奨します。



「あーいらっしゃいいらっしゃい、忙しいところわざわざ来てくださって、ありがとうございます」

大学の通用門の近くに、薫は立っていた。
暖かそうなセーターと、細い脚がさらに細く見えるシンプルなロングパンツ。その上から、膝下まで裾のある白衣を羽織っていた。
少し前から吹き始めた木枯らしが、長い白衣を軽くなびかせていた。

「寺岡さんっ、そ、そんな走らなくてもすぐ行くよ!」

門から走り寄ろうとする薫を、小波は制止する。その表情が、いつかの自動車事故を思い出させたからであった。
彼女はひとつの対象に意識が集中してしまうと、他のものに対して注意散漫になってしまう悪癖があった。
彼はその危うさを、一度身をもって知ったことがある。もっとも彼女に自覚があったかは分からないが。

小波が薫からの電話を受けたのは、数日前のことだった。
『サイボーグ用のパーツで、すごいものができました。自信作なので、近いうちに大学に試しにきてくれませんか』と彼女は話していた。
彼女の『自信作』という言葉に対して、不安を覚えないわけでもなかったが、彼の足は大学へ向いていた。
彼がプロペラ島へ再び乗り込む日は、そう遠くなかった。彼女と顔を合わせるのも、最後になってしまうかもしれない。

「何でも、12月に野球の大会に出るらしいじゃないですか。
 キミにはいつも色々とお世話になってますから、できれば、それに間に合わせたかったんですよ」

小波から見て、いつになく薫は上機嫌だった。灰色の秋空の下、休日で閑散とした学内を、彼の腕を引っ張りながら歩く。
高卒でプロ野球選手になった彼にとって、大学は未だに腰の据わりの悪い場所であった。
彼女の研究室を訪ねるときも、彼は足早に構内を過ぎて、何度も彼女の実験の犠牲となった研究棟の扉をくぐっていた。
秋風に乗って、無造作に纏められた彼女の髪から、研究室と違った匂いを感じた気がした。そういえば、いつもの寝癖が直っている。
「寺岡さん、もしかしてあの門でずっと待ってたの? 寒かっただろう」
「え、いいや、そうでもありませんでした。何ででしょうね」
「もしかして、壁の一枚二枚ぶち抜いてるから、外と研究室の寒さが大して変わらないとか?」
「あっ、ひどいですよーそんな言い方。そんなこと言う人には、自分の最高傑作は差し上げませんから」

どうやら、薫にとって今回のパーツは相当な出来栄えのものらしかった。
いつも発明品に対しては自信たっぷりの彼女であったが、彼女から最高傑作という言葉を聞いたのは初めてだった。

「すごい自信があるみたいだけど、一体どんなパーツなんだい?」
「まぁまぁそう焦らない。今からパーツを持ってきますので、キミはここの部屋で適当に座って準備しててください」

薫の研究室は真新しかった。大量の電子機器が隅に追いやられ、かろうじて応接用らしきスペースがある。
また無茶な実験をして、どこかの部屋を吹き飛ばしたのだろうか。どうしてもよくない連想をしてしまう。
それでも最近は、小波は爆発についてうるさく言わなくなった。
慣れ、というのもあったが、実際こんな彼女のきわどい研究によって、彼は命を永らえたこともあった。
そもそも、彼女が研究棟を爆破しなければ、ふたりは出会わなかった。今更諫めるのも気が進まなかった。
座布団の乗せられた回転椅子と、病院によくある革張りの長椅子。座布団は彼女の指定席だった。
彼は長椅子に座って、サイボーグとしての内部機構の確認を行う。出かける前にも念入りに行ったことを、今一度。
大学までの道中では問題なく稼動していた。ショート箇所も無い。かさかさ虫やウイルスもいない。それでも油断は禁物。
いつかなど、放り込まれたキムチの匂いが取れないまま中身を見られて、彼女に笑われたことがあった。
サイボーグになる前よりも、身だしなみ(?)に気を遣うようになったかも知れない。


95: ◆Freege5emM
10/10/14 03:19:50 yO8VxLTf
「……って、おい。いきなりノックもせずに開けるなよ!」
「いいじゃないですかー、どうせ自分は、キミの体のことは隅々まで承知してます。
 だいたい、これから腹に手を突っ込まれて中身を弄繰り回される人間が、そんなこと気にしてちゃいけませんって」
「気にするよ! 寺岡さんならともかく、こんなところ他人に見られたら大騒ぎだろうが!」
「その点はだいじょうぶです。自分の研究室は危険地帯扱いですから。立入禁止の紙切れ一枚で、誰も近付かなくなります」

ドアを閉めると、薫は悪びれた様子も無く、小波の隣に座った。腕には真新しいサイボーグのパーツが抱えられている。
彼の人工皮膚に手を触れた瞬間から、彼女の目つきが変わる。
うきうきしていた子供のようなそれが、厳しい自戒を背負う科学者のものへと変わっていた。
野球どころか、トンネル工事やボディガードさえこなす彼の身体は、ある意味人間の肉体よりも丈夫である。
それでも彼女は、デリケートな実験器具や精密機械を扱うよりも慎重に、彼の身体に触れていく。
程なくして、彼女のパーツ取り付け作業は終わった。

「今回のパーツのコンセプトは、単純な燃費の向上です。12月に、野球大会がありましたよね。
 それまでに、どうしてもキミの役に立つものが作りたかったんです。
 でも自分は、あまり野球について詳しくありません。急激に野球が上手くなるパーツは無理でした。
 だから代わりに、自分の専門分野……エネルギー工学の今までの成果を、そのパーツひとつに集積しました。
 キミの身体のエネルギー効率は、今までの約2倍に向上した筈です」
「2倍……2倍ってあっさり言うけど、それって、実はすごいことじゃないのか」
「……えへへ。伊達に研究費ねだってた訳じゃないですよー。おまけもあるんですが、それはまた後で。
 先に、今取り付けたこのパーツの最終テストを行いましょう。稼動状態に異常はありませんか」

小波の隣に座り直した薫が、真剣そのものの眼差しで彼の顔を見上げる。
彼女の声に合わせて、反射的に彼は顔を向けた。下縁の無いハーフリムの眼鏡越しに、息のかかりそうな距離で視線がぶつかった。
疾うの昔に失くしてしまったはずの心臓が、脈打つ幻覚がした。かろうじて残っていた脳が、記憶の洞から呼び出したのか。
先ほど外で感じた匂いが、電子工学の粋を凝らした嗅覚受容器から、電気信号となって知覚される。
彼はそれが、生々しくも懐かしく思われた。生身の肉体を持っていないことを、忘れてしまうほどに。

薫の手が小波の頬に触れた。素人目には、人間のそれと見分けのつかない人工皮膚。
しかし血管が通っていないからか、血色が変わる事は無く、また体温も無い。触れた指先から、彼女の体温を奪っていく。
薫はそのまま、もう片方の手を彼の膝上に添えた。長椅子の人工皮革と、彼女の白衣が擦れる音がした。
かすかな機械の稼動音しかしない静かな研究室で、彼女はくちびるを重ねようとした。
がくん、と体勢が崩れるのを薫は感じた。長椅子の脚が小さく軋みを上げる。
一瞬の後、彼女の身体は、小波の腕に抱き止められていた。前歯に軽い痺れが残っていた。

「……かっこ悪いですね。初めてなせいか、失敗しちゃいましたよ」
「中腰なんて、そんな無理な体勢じゃ失敗するに決まってるだろ。血出てないか?」
「えぐい鉄の味がしますね。でも、これはキミの味ですよ」

薫は顔を赤くしてはにかむと、小波の肩に腕を回した。
彼女の上気した熱が、機械の体に広がっていく。
その熱が、彼の唯一生きていた脳まで伝わったような気がしたところで、薫は口を開いた。


96: ◆Freege5emM
10/10/14 03:20:30 yO8VxLTf
「分かってましたけど……冷たいですね、キミの身体は」
「……寺岡さん」
「でも、この中には自分がいます。寺岡薫がここにいた証が、いくつも」

薫は小波の胸板に、いとおしげに頬ずりした。その皮一枚隔てた先には、彼女手製の生命維持装置が稼動している。
小波の意識は、ふわふわと下から浮かされていた。幾年振りの人肌の温もりが、ついていないはずの涙腺に沁みた。

「無理を承知で、小波さんにお願いがあります……自分を、抱いてもらえませんか」
「寺岡さん、それは」
「ええ、分かっていますよ。サイボーグに水気は厳禁。所謂性行為を行うための機能は、キミには搭載されていない」

そのこと自体は、小波が薫と出会って早々に分解されたときに分かっていたことだった。
唐沢博士の技術力を以てすれば搭載も可能だったかもしれないが、博士にはそれを搭載する理由が無かった。

「で、でもその、そこらへんはキミの方の経験で何とかならないかな、なんて」
「経験って、俺は一体どんな目で見られてたんだ?」
「いや、その、深い意味は無いですっ、少なくとも自分よりはマシかなーと」

小波は薫を抱えたまま立ち上がると、しどろもどろのままの彼女を長椅子に横たえた。
ばさりと広がった白衣。セーターの向こうの肌が汗ばんでいるのが分かる。そのまま彼は彼女に覆いかぶさった。

「その、残念ながら、この身体にここまで触れたのは寺岡さんだけなんだ」
「この身体に、というのが少し引っかかりますが……それなら、こういうのはどうですか?
 ほら、キミと出会った時、自分はキミの身体を分解して隅々まで調べちゃいましたよね。
 だから、今度は自分の番です、ほらどうぞ、隅々まで遠慮無く調べちゃってください、なんなら頭蓋骨とか開いて脳を見ても―」

小波は人差し指と中指を薫のくちびるに乗せた。荒い吐息が指の腹をくすぐる。

「もう一回、キスしていいかな。今度は焦らないで」
「よろしくお願いします……」




97: ◆Freege5emM
10/10/14 03:21:05 yO8VxLTf

再びくちびるが交わされる。最初は浅く、次はくちびるを抉じ開けて口内へ舌を滑らせる。
一瞬走った金属特有の痺れさえ、逃さないように、もっと深く、絡み合わせていく。
頭がぼうとして、意識が昂ぶっていく。遠く離れた肉欲の残滓に、深く酔いしれていく。

「む、むぐぐっ、むむぅううっ」

長椅子を叩く掌の音で、小波は我に返った。薫は、すっかり息を切らしていた。

「……ごめん。結構長いことこの身体だったものだから、つい呼吸するのを忘れて」
「し、死ぬかと思いましたよ小波さんっ。それにあんなところまで……」
「隅々まで調べちゃって、というのはやめにする?」
「ちょっと驚いただけですよ。まだまだこれからです、あまり面白くない身体かもしれませんが、さぁ遠慮無く」

小波は黙って頷いた。柔らかいセーターを臍下からたくし上げると、薫の素肌が現れる。
彼女が息を呑んでも、彼はゆっくりとした手の動きを止めない。
白衣と同じくらい眩しい下着が、彼の前に晒された。白い肌を彼の陰が包んで、長椅子とのコントラストが淡くなっている。

「あ……う……その、変じゃないですか。ほら、自分は、あんまり普通の女性らしいわけじゃないですし」
「ううん。可愛いと思うよ。でも、見ただけじゃまだ分からないことがあるから、もっと詳しく調べようか」

フロントホックのブラに小波は手をかけた。経験が無さそうに見えて、こういうところの用意はいいらしい。
あの大学の門で待っていた時から、こうなることを考えていたのだろうか。
触れれば溶けてしまいそうな肌に、小波は指を這わせる。それでも薫の肌は、温みを持って指を押し返す。
やや控えめなふくらみまで手が伸びると、不意に彼女は肩口を強張らせた。

「もう少しゆっくりにしようか」
「いや、これは、あれです、た、単なる反射ですよあははっ」
「緊張してるなぁ」
「そんなことは……え、ええ、ありますよ、ありますとも」

これ以上ないくらいに薫は頬を紅潮させていた。人工皮膚を通しても分かる熱さと息遣い。
さらに手を伸ばして胸に指を埋めていく。心臓の鼓動が指先から伝わってくる。指先で感じ取って、彼は目前が眩む思いがした。

それだけではない。
類稀な才能。それを注ぎ込むための目標。自分の歩む道に対する自信。尊敬できる恩師。温かい肉体。
記憶が戻っていくにつれて、強く渇望するようになったもの。
かつては全て近くにあったのに、いつの間にかどこかへいってしまった。


98: ◆Freege5emM
10/10/14 03:21:39 yO8VxLTf
「はぁっ、こ、小波さん、すこし、痛い、です」
「……ごめん。あの、また俺がやり過ぎたら、止めてくれないか」

今なら、欲情に突き動かされて止められないなんてことは、きっと無いから。
喉元まで出かけた言葉を、小波はかろうじて飲み込んだ。

「いーや、やりたい放題どうぞっ、ほら、高圧電流流したりとか、爆弾プレゼント渡したみたいに」
「そんなこともあったな。やりたい放題って自覚はあったんだ」

上気して髪の張り付いた上に、妙に必死な形相な薫を見て、小波は微笑を零した。
爪先でそっと稜線をなぞる。アンダーバストからもっと内奥に近いところまで揉み込む。
呼吸に合わせてわずかに震える頂を扱く。強弱、緩急の幅が広がっていく。彼女の吐息のトーンが変わっていく。

「声。我慢してない?」
「そんな、あの、恥ずかしいじゃ、ないですか……あうぅっ」
「俺は寺岡さんの、もっとそういうところが見たいな。今まであまり見せてくれなかったし」
「ひぅ、そんなことはないはずで……んんっ!」

不意に小波は、薫の耳朶を指で触った。胸に意識が向いていた中で、これは不意打ちだったようだ。

「寺岡さん、今日は最初から髪梳かしてきたよね。触ってもいいかな」
「うう、今までは寝癖がついていても何とも思わなかったのに。キミのせいですよ?」

薫の上半身を起こさせ、小波は膝立ちになって彼女を抱き締めた。
ずり落ちたセーターの裾の下から彼女の背中に手を回し、同時に耳元で囁く。

「もっと明るいところで調べたいんだけど、どうかな」
「いいですとも……ちょうど、キミの陰になってて暗いなって思ってたところなんで」




99: ◆Freege5emM
10/10/14 03:22:28 yO8VxLTf


いつも使っている回転椅子の上に、薫は座っていた。小波は床に膝をついて、彼女と正対している。
皺になった白衣と着崩れたセーターが、部屋の蛍光灯に照らされてよく見える。ひどく倒錯的な光景であった。
研究室で淫らな行為に及んでいるこの状況に、薫も小波も陶然としていた。

「そ、そんなとこ舐めてもおいしくないですよ」
「失礼な。サイボーグだってちゃんと味は分かるんだ。しっかり調べておかないと」
「ううう……」

小波は薫の臍を堪能していた。敏感なところではないが、細身の彼女は、下腹部から内臓まで愛撫されている錯覚がしていた。
手は両膝の横に。その上から、彼が手を組んで重ねている。少しでも感じようものなら、すぐに分かってしまう。
たまらず彼女は指を強く絡ませる。彼女の膝まで彼は身体を密着させている。ほんのわずかな震えさえ、無防備に伝わってしまう。

「くすぐったいですって、そんな、ところばっかり」
「本当に、それだけかな」
「そんなの分かりませんよ……」

ついに小波は薫のロングパンツに手をかけた。
彼女は顔だけ渋って見せたが、彼が膝元から見上げてくると、わずかに回転椅子の座布団から腰を浮かせた。
ブラジャーよりやや曇った色合いの、白い下着が顕わになった。もっと手を引くと、薫の細い脚が蛍光灯の光を照り返してくる。
籠っていた匂いが、部屋の中に拡散していく。明らかにそれは女の匂いであった。

「あの~寺岡さんこれは」
「あーっ、だから、だから恥ずかしいって言ったじゃないですかぁ!」

下着の曇った色合いは、彼女がつけた染みだった。
彼にとっても予想以上の事態だったらしく、まじまじとその場所を見つめてしまう。
サイボーグでなかったら、危うく唾を飲み込んでしまうところだった。意を決し手を伸ばそうとして、彼はあることに気付く。

「これは、紐の―」
「いいい言うのはやめてください、こんな下着なんて普段着ないんですから……」

普段薫がつけない香水、妙に準備の良い下着、そして薫の反応。
加藤先生に頼ったな、と小波は勝手に納得した。極亜久高校のときといい、あの先生にはつくづく世話になっている。
不慣れな睦事のために、羞恥を忍んで色々やってきた薫が、いじらしかった。
蝶々結びの一端を引っ張る。地味で清楚なはずの白い下着が、ひどく扇情的に見える。
荒い息遣いはひとり分。張り詰めた視線がふたり分。薫の秘所を隠していた最後の一枚が剥がされる。
生まれて初めて異性の目の前に、どうしようもなく火照った女陰を曝した。余韻に浸る間もなく、彼の指が侵食を始める。
反射的に薫が膝を閉じようとしても、既に両脚の間に彼の身体が割り込んでいた。彼女はまったくの無防備だった。


100: ◆Freege5emM
10/10/14 03:23:05 yO8VxLTf

「もしかして、外を歩いているときから、こうされるのを想像していたんじゃないか」
「ふえ……どどどどうしてそんなことを」
「最初から、いつもと様子が違ってたし」

中途半端に脱がされたロングパンツが、膝頭と一緒にびくつく。単語にならない嬌声が、無機質で静謐な部屋に響く。
彼の指が、慎ましやかな花芯を撫でる。細く白い肢体がわずかに跳ねる。薫愛用の回転椅子が、長椅子より露骨な不平を漏らした。
背もたれにかかった彼女の長い髪が揺れる。彼が秘所に顔を近づける。
臍下から、腿からその気配を感じる。迫ってくる視線に灼かれていく。ついに彼は秘所にくちづけた。

「ひゃぅうっ、きゃぁあ……んんんっ」

押し殺しきれなくなった喘ぎが、研究室の白壁を叩く。零れ落ちた潤みが、長椅子の座布団を濡らした。
欠けてしまった物を取り戻すように、ひたすら小波は薫の熱を貪った。
昂ぶりが血を伝って、神経を駆け抜けて、薫の意識を追い詰めていく。
小波は最初のキスよりも容赦無く秘所を責め続けた。

「あうう、こ、小波さん、あ、あの、なんだかっ」
「もっとして欲しい?」

花芯を舌で舐りながら、秘裂に指を沿わせる。粘ついた水音が、耳から入って脳髄を犯す。
燎原と化した肢体の熱で、じくじくと炙られて溶かされていく。世界が閉じていって、彼の蠢きしか感じられなくなって。
目蓋の裏が眩しい。そのまま自分がどこかに抜け落ちてしまいそうで、彼女は手を強く握った。
すべすべとした彼女の腿が、彼の頬をしめつける。そんな柔らかい圧迫感が、彼には心地よく思えた。
彼女の尖った花芯を直接舌と歯列で嬲りながら、同時に襞に這わせた指で裏手から刺激する。

「きゃあっ、もうだめ、だめです、そんなに、いじっちゃっ……!」

回転椅子が、またきいきいと軋みをあげた。痙攣してバランスを崩しそうになる薫を、小波は腕や肘を使ってかろうじて支える。
彼女の愛液がしどけない二人の姿を濡らしていく。切れ切れの吐息が、ずれた眼鏡の曇りを上塗りしていた。
激しい口と指との応酬に、彼女は絶頂へと押し上げられていた。




101: ◆Freege5emM
10/10/14 03:23:46 yO8VxLTf


服装をある程度整えた薫は、渋い顔で自分が愛用している回転椅子の座布団をつまんでいた。

「あーあ、こうやってはっきり痕跡が残されていると、自分の事ながら浅ましいですね。これも洗濯しないと」

座布団には、彼女が行為の間に滴らせていた愛液の滲みが広く残っていた。
下着や服の着替えは用意していても、こちらの換えは想定していなかったようだ。

「いやに静かじゃないですか。通常の動作に問題は無いと見えますが……まさか、どこかショートしてるんですか」
「少し、ぼーっとしてただけだよ。こういう形で、寺岡さんに触れるとは思ってなかったし」

小波は苦笑していた。さっきまで快楽に弄ばれていた姿態は、なまめかしくも蠢惑的であったが、
ほんの少しのやり取りだけで、彼女が紛れもなく寺岡薫であることを実感させられた。

「結局、もらってくれませんでしたね、自分のはじめて。どうしてでしょうか。
 他はともかく、ここのところだけはあのパーツが動作不良です。これはバージョンアップが必要です」
「寺岡さん……俺、人間に戻れないのかな」

薫はじっと小波の顔を観察した。何かしらの突込みが入ると予想していたのに、また予測を外してしまった。
行為の後の気だるさのせいで感傷的になったのか。あのパーツが一応稼動している以上、この程度でエネルギーが不足することは無いはずだった。

「自分にできるか、と言われたら、無理です。まぁ時間をかければ、何か閃く可能性は勿論あります。
 ですが、自分は……自分は、今年中に、カナダの研究所の方に行ってしまうんですね。
 その、サイボーグのパーツとか、勝手に作って売ってたのがバレそうになりまして。
 もうここには居られなくなってしまいました。だから、もし何か思いついても、キミに試すことは―」
「―お金ってもしかして、去年の俺の件かな」

小波は、薫がそんな小細工をするような性格ではないと分かっていた。
彼女が研究費をねだるときは、当然のような顔で請求してくるはずだった。
しかし、唐沢博士でさえ切り詰めて200万円はかかると言った生命維持装置を、彼女は開発費用も含めて合計140万円で作ったことになっている。
他にも研究資金を提供したことがあったとはいえ、明らかに計算があっていない。

「キミが気に病むことはないです。もともと自分は厄介者ですから。コネとお情けで、かろうじて置いてもらってたんです。
 ……ところで、自分の質問には答えてくれないんですか?」
「今まで、俺は寺岡さんとどこか遊びに行ったり、ご飯食べたり、話をしたり、人間らしいことも結構やってたよね。
 けれどああやって、寺岡さんに触れてると……どうしても、俺の身体は人間じゃないんだって、思ってしまうんだ。
 気持ちと身体がずれてて、他の誰かが寺岡さんを抱いてるみたいだった。それ以前に、キスもまともにできないし」

研究室に沈黙が降りた。蛍光灯の唸りさえ聞こえるほどだった。
薫はしばらく黙りこくっていた。小波がさっきの言葉を後悔し始めた頃、彼女は口を開いた。

「あの、それじゃあ、自分が、小波さんを人間の身体に戻せたら、その時は今日の続きをしてくれますか?
 それなら、あっちでも頑張れそうな気がしてきますから」
「そうだね。何か必要なものがあったら、言ってくれ。俺も頑張って手に入れてくるから」
「期待、しちゃいますよ。そりゃあもういろんな意味で」

薫はそわそわしながらも、はっきりと言い切った。
彼女の研究に小波が投資する。いつものことだった。研究対象が、サイボーグから生体組織に代わっただけ。

「ところで、最初に言ってたおまけって何?」
「ああ。それはですね、追加のパーツがあるんです。何ですかその目は。え? 今度は普通の野球用パーツですよ!」



102: ◆Freege5emM
10/10/14 03:25:57 yO8VxLTf



世間は慌しい12月になっていた。
乾燥した、抜けるような冬晴れの空。普段あまり外出しない生活だったからか、太陽の光がじわりと熱い。
国際線の乗り入れる空港は、いつでも独特の雰囲気がある。小さなスーツケース一つを引いて、薫は明るいフロアを歩いていた。

今頃、彼は遠くの島で戦っている。彼女の作ったパーツは、問題無く稼動しているだろうか?
残念ながら、その野球大会は限られた人間しか観戦できないものらしい。
一度くらいは、彼が野球をするところを見ておきかった。もっと触れ合いたかった。今更詮無い事であっても、彼女はそう呟かずにはいられなかった。。

「……何が『隅々まで遠慮無く』だったんですかね。結局あなたには、一番大事なことを言えませんでした。
 あなたは、黙っていたことを知ったら怒るでしょうね。師匠にも呆れられるだろうなぁ。
 まぁ、ちょっとやらなきゃいけないことが増えただけです」

空港のガラス越しに、また一機ジェットが空へ飛び立っていくのが見えた。
もう少しで、薫が搭乗する便が滑走路にやってくる予定だった。

「あきらめたりしませんよ。この寺岡薫、小波さんの依頼に応えられなかったことはありませんから」

(終わり)

張っ付けた直後に誤植に気付きましたOTL
>>100
× 押し殺しきれなくなった喘ぎが、研究室の白壁を叩く。零れ落ちた潤みが、長椅子の座布団を濡らした。
○ 押し殺しきれなくなった喘ぎが、研究室の白壁を叩く。零れ落ちた潤みが、回転椅子の座布団を濡らした。


アキミの一番槍とられっちまったなぁ……まあいいや。

>(顔を赤らめて)こ、これ、持っていて下さい! 一年後にバージョンアップしますから。
>『絶倫』を手に入れた!

シリアスな場面なのに、この流れで笑ってしまったプレイヤー、俺以外にもいると信じている。
……もしかして、いない?

103:名無しさん@ピンキー
10/10/14 04:57:14 WDRi538K
>>94 こんな時間だから誰もいないと思って来たら……乙です

104:名無しさん@ピンキー
10/10/14 14:57:42 HCOktVRB
正直裏にはさらだけ出ればいいや
他はイラネ

105:名無しさん@ピンキー
10/10/14 15:04:27 lR+SQ7Wi
乙乙!
改変でも十分に良かったぞ!

106:名無しさん@ピンキー
10/10/14 19:44:49 sD+LxPUa
>>94 乙です。
絶倫は意識してイベントを入れられてる気がする。
五十鈴然り、冬子然り。
>アキミの一番槍 
自分の未熟な作品で申し訳ない。

107:名無しさん@ピンキー
10/10/14 23:34:56 HCOktVRB
さらー

108:名無しさん@ピンキー
10/10/15 01:12:32 c0CD8YEJ
GJ

正直寺岡さんあまり興味なかったけどこれからは見方が変わるかも

109:名無しさん@ピンキー
10/10/15 05:52:09 wbM3y8K2
素晴らしい。まったくもってGJ

110:名無しさん@ピンキー
10/10/15 21:38:08 NVq+vAg4
超乙
寺岡さんの健気さが伝わった

111:名無しさん@ピンキー
10/10/15 21:45:24 dqL2aKcO
今回裏には春香来たか…

112:名無しさん@ピンキー
10/10/15 21:50:39 TU+Sixhs
しあんも来てほしいなぁ

113:名無しさん@ピンキー
10/10/15 23:01:21 nSUAFBCp
>>112
オイオイ…前回も前々回も超が付くほどのおいしいポジで出たじゃないか。まだ物足りないのか?
今回はたぶんカズや朱里の出番だな

114:名無しさん@ピンキー
10/10/15 23:03:47 nbD86IjU
しあーんは自分も大好きだけど裏3回連続は多くないかw
いや慢性的な悪役不足なのはわかるけど・・・

裏といえば12のソネ:ミュラーさんがかっこよくてすごくびっくりしたな
なんというかあの3人からは「意地」というものをすごく感じた

115:名無しさん@ピンキー
10/10/16 00:44:51 5H29QPQM
11からは華音あたりきそうかな?
一番女海賊っぽい気がする

116:名無しさん@ピンキー
10/10/16 00:48:32 XYks0+7u
リコも来るな、たぶん

117:名無しさん@ピンキー
10/10/16 00:57:55 DmhOg56B
10月って18日がなおとさら、25日が天本さん、29日が維織さんの誕生日だっけ?


118:ハイパープラゴミ
10/10/16 01:06:05 w9xBJZvi
裏にはさらだけ出ればいい
春香みたいな古い作品のキャラは不要

119:名無しさん@ピンキー
10/10/16 01:12:49 FoMaH4dd
海賊ならリコかねえ?奇数だし。
幽霊船で葉月さんとか。

120:名無しさん@ピンキー
10/10/16 01:25:21 TdH0z9F7
五十鈴は無理かなぁ…

121:名無しさん@ピンキー
10/10/16 01:52:30 ZZ3vCoDJ
タマちゃん…

122:名無しさん@ピンキー
10/10/16 02:26:33 x8WfacWJ
ようこ先生…

123:名無しさん@ピンキー
10/10/16 08:23:50 6kk4eIGQ
リンをパーティに入れたい・・・

124:名無しさん@ピンキー
10/10/16 08:32:20 2fO3dn5O
頼むからそろそろまゆみをだな・・・

そういやどっかで聞いたが羽柴君出るんだって?

125:名無しさん@ピンキー
10/10/16 09:00:49 RSC3qNQV
アカネは・・・春香と微妙にキャラ被ってるから厳しいか

126:名無しさん@ピンキー
10/10/16 10:12:34 3YGR61wQ
エリに出てほしい…性格は5のエリで
9や11のエリはちょっと……

127:ハイパープラゴミ
10/10/16 11:32:24 HJRFoL96
さらだけでよくね?

128:名無しさん@ピンキー
10/10/16 11:56:01 WKEsVRk1
そういやエリは9、11ときたら13に出てもおかしくない・・・のか?
これ以上若くなるとこのスレ的には無理があるかもしれないがw
5に近い性格ってならある程度年食ってないと駄目だろうな。俺は別に9や11みたいなのでも良いけど

129:名無しさん@ピンキー
10/10/16 12:05:58 RSC3qNQV
エリは少し病んでて主人公に尽くす感じが良かったのにな
中学生じゃ仕方なかったかもしれんが

130:ハイパープラゴミ
10/10/16 12:17:27 HJRFoL96
さらのみが必要
他は不要

131:ハイパープラゴミ
10/10/16 14:09:06 lBof4Uqu
さらー

132:名無しさん@ピンキー
10/10/16 22:01:02 /zGN4BEJ
裏に出るのが確定なのは
武美、春香、あとレンっぽいのもいたな
今年は贔屓のチームが優勝したし、武美は出るし、買わないわけにはいかんな

133:名無しさん@ピンキー
10/10/16 22:13:33 edQTk5td
な、なんか投下しづらい雰囲気なんだけど、投下してもかまいませんねッ!

134:名無しさん@ピンキー
10/10/16 22:16:07 zcltJq9d
>>133
頼んだ
雑談は気にせずぶった斬ってくれ

135:名無しさん@ピンキー
10/10/16 22:20:07 edQTk5td
よ、よし、それじゃあ投下させていただきます。
処女作なので稚拙なところがありますけど、そこはなんとか広い目で……



デウエスとの戦いの後、開田くんが戻ってきてパカは部屋を追い出された。
その代わり、ミーナさんと共に行動するようになった。
ミーナさん達の活動については既に知っているだろうから割愛するが、
その活動のために俺達は、しばらく顔を合わせないでいる。
そんな中、ミーナさんが気を使ってくれたのか、俺は久しぶりにパカとデートをすることになった。
「お二人とも、青春真っ只中なんだからデートの一つでもしてきたらどうですか?」とはミーナさんの言。
ミーナさんの活動に影響が出るんじゃなかろうかとは思ったが、あの何か微笑ましいものを見ているような
眼差しで見られたら、何も言い返せなくなってしまう。
俺の提案で、デートの場所は二人で行ったあの遊園地になった。

そういうわけで、俺はパカと遊園地にいる。前にも来たことがある場所だから、
文句の一つや二つは覚悟していたが、前にも増して楽しんでいるように見えた。
王子のコスプレは相変わらず。遊園地だからなのか違和感はないが、
今日くらいは普通の服を着て欲しかった。
もっとも、そんなことを言ったら叱られそうだが。

アトラクションには殆ど乗り終わり、俺達は売店の近く椅子に腰掛けていた。
開園からぶっ通しで遊んでいたから休む暇が無かったのだ。
もう午後を2時間程過ぎたというのに、昼食をとっていないせいで腹が減って仕方ない。
値段が高い割に食欲が損なわれるようなハンバーガー? を昼食にすることにした。
しかし、このハンバーガー? はこの遊園地の名物の一つでもあったりするのだ。
「……ずいぶん変な色だな。チェーン店のもののほうがよっぽど……」
「そういうことを言うもんじゃない。それに案外旨いんだぜ、これ。なんとも言いがたい味がするけど」
「う、うむ……しかし、この原色ばかりというのは些か食欲が失せるような……」
「いいから黙って食え」
俺はパカに食べるよう催促した。パカも覚悟を決めたのか、一気にかぶりついた。そして咀嚼。
「むむむ……これは……確かになんとも言いがたい味じゃな。しかし、旨いといえば旨い」
やっと旨さを分かってくれたようだ。俺達はしばらく無言でこのハンバーガー? を食べていた。
「病みつきになるようでならないような……だがなんだかんだで旨かったのは事実だ」
「気に入ったようでよかったよ」
案外早く食べ終わり、まだまだイケると思うが、パカはそうでもなさそうだ。
目は口ほどになんとやら、さっさと済ませろと言っているような気がする。
「……アトラクションはもう殆ど乗っただろ。あとは何をするんだよ」
「お前の頭蓋骨には何が詰まっておるのじゃ。赤味噌でも詰まっておるのか?」
「酷い言われようだな、オイ」
「いや、もしかしたら白味噌かも知れんぞ。それとも合せ味噌……」
「もう味噌の話はいいよ!」
「ほっほ、これくらいのジョークは受け入れる寛容さがないといかんぞ」
「いや、ジョーク以前の問題だから」
「さて、米みそが詰まっているお主の話は置いておくとしてじゃ」
だから、いつまで味噌ネタを引っ張るつもりだ。なんて言ったら負けな気がする。
「気づかなかったか? まだ乗っていないアトラクションがあるじゃろ」
「流石に気づいてるよ。殆どとは言ったけど、全部とは言ってない」
「そんなで言い回しで誤魔化すでない。面倒な奴め」
「面倒なのはどっちだよ。素直に観覧車に乗りたいって言えばいいじゃないか」
「それではつまらないではないか」
「……つまり、俺から誘えと」
パカは無言で睨んでいる。そういう事なのだろう。本当に面倒な奴だ。
「わかったよ。パカ、観覧車に乗ろう」
おれはパカの手を引いて観覧車まで連れていった。

136:名無しさん@ピンキー
10/10/16 22:21:46 edQTk5td
観覧車前に到着したとき、客は全くいなかった。
今の時間帯は他のアトラクションに行っている客が多いのだろう。
ヒーローショーとかの時間帯とも被っているから観覧車には必然的に人が少なくなんだろう。
それでもちらほらといるにはいるが、それでも混んでいるようには到底見えない。
観覧車の中に乗り込み、俺とパカは対角線上に位置するように座った。
「まったく……お前は乙女心というものを全くわかっておらん」
「はいはい、すみませんでした」
「まあよい。ところで、お主の話をなんでもいい、聞かせてはくれぬか」
それから俺達は様々なことを話した。俺がコーチをやっている野球部が秋季大会で準決勝まで進んだこと。
野球部にいる個性的なチームメイトの話。
それから、パカがミーナさんたちとしている活動について、たくさんのことを聞いた。
話は長く持ったと思っていたが、観覧車はまだ三分の一も行っていなかったみたいだ。
さすがに、これは観覧車が遅いのではないだろうかと思う。
話の種は尽きた。何を話したものか。微妙な空気のまま終わるのは……流石に嫌だ
「あー、えっと、その……ミーナさんに感謝しなきゃな」
「む……あ、まぁ、そうじゃな」
パカもなんとなくこの微妙な雰囲気を感じ取っているのか、どこがぎこちない。
「やっぱ、その、こういう機会は滅多に無いからさ、あはは……」
「…………」
駄目だ、やっぱり会話が続かない。どうしようも無いと思ったが、そんな考えは5秒で吹き飛ばす。
ああ駄目だ、やっぱ辛気臭いのは駄目だな。
俺はパカをぎゅっと抱きしめた。服の上からでも、肌の柔らかさが伝わってくる。
「な、いきなり何をするのじゃ!」
突然抱きしめられたからだろう、パカは動揺している。
「ずっと寂しかったんだ。長いこと会えなくて、それで、お前とこうして居られるのが嬉しくてたまらないんだ」
「小波……」
「やっぱりさ、俺、パカが好きなんだよ。声も、髪も、瞳も、性格も、何もかも全部好きなんだよ。
その生意気な態度も、背が小さいくせに高慢ちきなところとか、そういう悪いとこも含めて全部、な」
気がつけば、俺はパカを押し倒すような姿勢になっていた。
「う……ま、待ってくれ。まだ、心の準備が……」
「パカは、俺のことは嫌いか?」
「嫌いなわけがないだろう! そういうことじゃなくて、こんな場所で……」
「こんな場所でって……あ」
どうやら、いつの間にか俺の下半身にいるジョニーが臨戦態勢に入っていたらしい。
こんな急接近していて、肌の柔らかさを感じ、女の子特有のいい匂いを嗅いでいたのだ。
それなのに、ジョニーが興奮しないわけがない。正直、俺も半ば興奮している。
たぶん、パカにもこいつの感触が伝わったのだろう。
「いったい、ナニを想像してたんだ? お前」
「……そんなことを、女子の口から言わせるな」
俺は顔をニヤつかせ、目の前で顔を紅潮させているパカを見て、さらに顔をニヤつかせた。
「悪いな、そういうことを敢えてお前の口から言わせたいんだよ」
「……お前という奴は、どこまでも意地悪だな」
「ああ、意地悪さ。意地悪な奴だよ。それでだ……その、して、欲しいのか?」
頬の筋肉がつりそうなくらい顔がニヤついているのがわかる。
「勝手にしろ!」
パカは顔を赤らめたままそっぽを向いた。

137:名無しさん@ピンキー
10/10/16 22:24:04 edQTk5td
もうすぐ頂上に来る。なら、やはり"あれ"だろう。
「ん……」
まずは、軽い口付けを交わした。
「これは、前来た時のお返しな」
「いちいちそういうことを……んっ、んぐっ!」
二回目は、舌をねじ込んでやった。
「ん……んちゅっ、くちゅっ、んむ、んっ……ぷはっ、んんっ!」
舌と唾液同士が絡まり合って、粘り気のある音が耳に入ってくる。
二度、三度と繰り返す間に、服の下から手を入れた。
いったいどこから入れるものか困ったが、案外簡単に服の中に入った。
服の下から、女性の象徴でもある二つの膨らみの片方を掴んだ。
柔らかい。
それが、初めて触ったこの膨らみに対する感想かもしれない。
パカは着痩せするタイプだから、見た目によらずスタイルは良い。
というより、体型が年相応であると言う方が正しい。同い年の女性よりは身長が低いだけだ。
「んむ……ちゅっ……ぷはっ……パカって、でてるところはちゃんと出てるんだよな。ちゃんとした女性の体で……」
「そ、そういうことを言うなぁ……恥ずかしいではないか……ひゃうっ!」
膨らみの先にある小さなものを軽く刺激しただけなのだが、かなり感じているみたいだ。
だが、このままではもう片方の手が手持ち無沙汰でちょっぴり寂しい。
服を一気にまくり上げて、空いてる方の膨らみの先を、口で刺激した。
もう片方の手は、下半身へと移動させた。
パカの膨らみの先にあるそれは、既に硬くなっていた。
「パカ……もう、こんなに硬くなってるよ」
「あ、はぁっ…… こ……小波ぃ……そういうことを……ふああっ……」
強がっている割には、ずいぶんと体は正直らしい。
同時に、もう片方の手を下へと移動させ、タイツの上からパカの秘所を擦った。
タイツの下は何も履いていないのは感触でわかる。
「小波っ! そ、そこは……んんっ!」
少し擦っただけで、パカのここがずいぶん濡れているということを理解した。
俺はパカの秘所に指を入れ、内部を強くかき回した。
陰核も軽く転がすように刺激した。
「ああああああああああっ! こ、小波っ! 小波ぃっ!」
パカは絶頂寸前になっているのだろう。
ただ、このまま昇天させるのは癪に障るので、ちょっといじめてやろうと思う。
そこで俺は、パカの二つのふくらみと、秘所への刺激を止めた。
「はあ、はあ、こ、小波……?」
「お前だけ先にイくというのは、ちょっと気に入らなくてね。それと、俺のジョニーも、ずっと戦闘態勢に入ってるからさ」
俺はベルトを外し、ジッパーを下げ、膨張しているジョニーを見せつけた。
「こ、こんなものを、入れるというのか?」
「……もしかして、初めてなのか?」
「あ、当たり前だ! 婚前交渉など、私は……」
「婚前交渉がダメなら、ここでやめようか?」
「……お前は、本当に意地悪だな」
「不完全燃焼のまま終わるのは嫌だろ? それに、俺も我慢出来ないし」
「くっ……こ、今回だけだからな! 特別だからな!」
俺は、うん、とだけ返した。

138:名無しさん@ピンキー
10/10/16 22:26:01 edQTk5td
タイツを片方だけ脱がせたのは、完全に俺の趣味だ。全部脱がせるよりは、半脱ぎの方がいい。
俺はこいつをパカの秘所へと照準を合わせた。
「じゃあ、入れるぞ……」
「ええい! か、覚悟はできておる! 煮るなり焼くなり―っ!!」
パカの中へ入っていく。さっきの愛撫では不十分だったのか、スムーズには入らない。
中でぎゅうぎゅうと絞めつけられているのがわかる。
「――っ! あ、は、ああああああああああああああっ! あ、あ、こ、小波ぃっ!」
「はぁっ、が、我慢して……くれ……」
「あ、ふ、ううっ、だ、大丈夫だ、こんなもの……んんんっ!」
声にこそ出さないが、相当痛いに違いない。初めてだから、血も出ている。
きっと、パカは苦痛を耐えようと必死になっているんだろう。
だけど、決して「痛い」とは言わない。恐らく、俺がためらうことの無いように。
罪悪感を感じながらも、同時に快感の波が少しづつ押し寄せていた。
「パ、パカ……っ! 全部、入ったよ……! きつ、い、けど、すごく、気持ち、いい…………」
「はあっ、ああっ、こ、小波っ……小波のが、中で、大きく……」
それから、俺はパカの中を無我夢中にかき回した。理性も、何もかも吹き飛ばして。
「はぁっ、あ、パ、パカぁっ、好きだっ、パカぁっ!」
「はあああああんっ! こ、小波、私も、は、ああんっ!」
俺達はただ、お互いに名前を呼び合うしかできなかった。
「パ、パカっ、俺、もう、そろそろ……っ!」
「小波っ! わ、私も、ひあっ! もう、限界……」
「パカ、だ、出すよっ!」
「こ、小波いいっ!、あああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」
俺達は同時に果てた。俺は、欲望の塊たる白濁液を、一方的にパカの中へ注ぎ込んだ。
ここ最近、仕事が忙しくずっと自慰もして無かったものだから、かなり溜まっていたのかもしれない。
すべて注ぎ終わって、俺はパカの中に挿し込んでいたものを抜いた。
そして、茫然自失となっているパカに再び"あれ"をした。

「う、う~~馬鹿者っ! よりにもよって観覧車の中でっ!」
観覧車から降りて、パカが完全に正気に戻ったとき、俺は両頬にビンタを食らった。
あと一、二分で元の場所に戻ろうというところで、慌てて服を直していたのは微笑ましいものがあった。
とはいえ、ギリギリ間に合ったから良かったものの、間に合わなかったらどうなっていたことか。
「うう、お前のせいでまだ痛みが……」
「えっと、その、本当にごめん」
俺は、謝ることしかできなかった。ジョニーがどうこう言っても、結局は俺の意志でやったのだから言い訳をしていいはずがない。
「小波、余は帰るのじゃ。もう疲れた」
「……了解」
正直、俺もかなり疲れている。だが、パカはそれ以上に疲れている。まあ、俺のせいなのだけれど。
俺はパカの手をとった。が、パカは動かない。
「? 帰るんじゃないのか?」
「疲れたと言ったろう! だから、その、歩けなくてだな」
そういう事か、横着な奴め。いや、原因は俺にあるんだけど。俺はパカを背負うことにした。
「よしよし、それでいいのじゃ」
「ちゃんと捕まってろよ」
パカは俺の首に腕を巻きつけて、足を腰に回した。かなり密着しているものだから……
「? どうした」
「いや、その……何でもない」

139:名無しさん@ピンキー
10/10/16 22:30:34 edQTk5td
とりあえず、俺はアパートへと連れていった。開田くんは就職先を求めていろんな場所を
点々と移動しているので、今日は帰ってこないらしい。
「どうしよっか」
「どうするもこうするも、何もすることが無いではないか」
「……第二ラウンド、いっちゃいますか?」
「それは断る。……まだ、痛みが少し残っておるからな」
観覧車の中でのことを思い出す。思い出すだけで恥ずかしくなる。
「いや、あの、悪いとは思ってるよ? ちょっと、やりすぎたって言うか」
「悪いと思っているのなら、まあ、良いのじゃ。それより、あの、あ、"あれ"をだな」
俺はパカの顔を見て、ふふっと笑った。
「わかったよ。それなら、いくらでも」
そう言うと、俺はパカに口づけをした。今度は、最初から舌を入れて。
「んっ……くちゅ……んんっ、んむ……ん……はあっ、んぐっ……」
どれくらいしたただろう。五、六回はしたと思う。
「ちゅ……んにゅ……んくっ……はぁ、はぁ、むちゅ……ぬちゅ……」
やばい。やばい。とにかくやばい。またしても俺のジョニーが臨戦態勢に入り始めている
我慢できなくなった俺は、自然にパカの下半身へ手を伸ばしていた。
「こ、小波っ! それは駄目っ!」
その一言で、ようやく俺は正気に戻った。
「あ、ご、ごめん!」
「そ、それは駄目だと言ったではないか……」
「あの、その、すごく、気持ちよくて……つい」
「うう……に、二回目からは、契りを結ぶまでお預けじゃ!」
「ああ、うん、そういうことにしよう」
「で、でも、"あれ"なら好きなだけ……」
「うん。でも、今日はこれで最後にしよう。またいつか、再び会ったとき、な」
俺は、今日最後の"あれ"をした。

140:名無しさん@ピンキー
10/10/16 22:32:29 edQTk5td
以上で終わりです

ハンバーガーの下りはいらないんじゃね、とか、最後蛇足じゃね、とか
自分でもそんなことを思ったのですが、とりあえず本当に終わりです
観覧車の中でやるという電波を受信した時点でどうかしてるんじゃないかと……

141:名無しさん@ピンキー
10/10/16 22:53:21 zcltJq9d
パカかわいいよGJ

観覧車プレイなら俺も受信したことあるから安心しとけ

142:名無しさん@ピンキー
10/10/16 23:34:01 2fO3dn5O
>>140
GJ!
蛇足なんてとんでもない、よかったよ
ピンとアイデアを思いつけるのは羨ましいな

しかし最近は作品投下が多くていいね

143:名無しさん@ピンキー
10/10/16 23:45:37 NE0QNnoy
13も出るし人増えるといいなぁ

144:名無しさん@ピンキー
10/10/17 01:07:17 SmAe4D/7
乙!

観覧車プレイは新作でポケモンもやってたし流行ってるのかな・・・・普通の観覧車は一周15分くらいだっけ?

145:名無しさん@ピンキー
10/10/17 01:16:31 5PJR9cjM
>>144
こらこら、あの場面はちょっと暗転しただけだぞ(棒読み)

13の裏の題名「海洋冒険編」

う・・・海・・・だと・・・?

146:名無しさん@ピンキー
10/10/17 01:28:34 aeAGmwRP
船上プレイですねわかります

147:名無しさん@ピンキー
10/10/17 08:18:09 JgNW0Q8i
む~ん!すばらしい!
キミももっと劣情ゆえの電波に身を任せてもいいと思うのだよ!!

148:名無しさん@ピンキー
10/10/17 13:42:03 3US0yHnc
>>147
アニキとスペースコックローチの合体とか勝てる気がしないんですけど…

149:名無しさん@ピンキー
10/10/17 14:00:15 iBkSAQlh
>>148
ハルツグ兄妹に捕まえるよう頼めば・・・いや、捕まえるよう前に兄が喰われるか

150:名無しさん@ピンキー
10/10/17 14:19:56 w9YsV/CG
まさか裏で鬼鮫出ないだろうな
カントリー君も出るらしいし心配だ・・・

151:名無しさん@ピンキー
10/10/17 15:25:04 1WG6PXqI
海洋冒険編か
海賊役でリコとか出るかもねえ

152:名無しさん@ピンキー
10/10/17 18:04:08 c7FtfTdZ
さらー

153:名無しさん@ピンキー
10/10/17 22:44:06 zZG9sTN+
>>149 ハルツグ見てる時うっとりしてたからなヒラヤマには反応ないけど

154:名無しさん@ピンキー
10/10/18 05:31:20 5pvKhMcw
ナオは可愛らしいなあ とか考えてたら
いつのまにかこのスレを発見していた
何を言っているのか分からねーと(r

まあ1&10を友人から借りたそれぞれ数日で
テキトーにやった事しかないんですけども。
初見、決勝で負けてあすかBADで心臓がキュッてなったっけ…
すぐさまやり直して全国制覇したのもいい思い出

155:名無しさん@ピンキー
10/10/18 06:51:22 +Mp4p0GQ
そういや今日は奈桜と桜空の誕生日だな

156:名無しさん@ピンキー
10/10/18 14:08:19 5fXFqrzL
>>155
ほう・・・・

157:名無しさん@ピンキー
10/10/18 18:05:03 F+rjua+P
すごいの発見したぞ!
URLリンク(www.qrbeen.com)

158:名無しさん@ピンキー
10/10/18 19:26:35 lhz392aq
ブルーベリーのパウンドケーキ焼いたんだけど奈桜と桜空はいつになったらうちに来るの?

159:名無しさん@ピンキー
10/10/18 20:22:09 UUX5rS6W
親父さんのいる病室にそろって居るからいくら待っても無駄だよ

160:名無しさん@ピンキー
10/10/18 20:45:57 Wah+/tvQ
さらー

161:名無しさん@ピンキー
10/10/18 23:20:54 Z/R/1i63
>>155
そんな設定あったのか

162:名無しさん@ピンキー
10/10/18 23:32:59 +Mp4p0GQ
>>161
うん、公式設定
確か、桜空攻略してる時の2年目の10月1週に10主の机に手紙が入ってて(たぶん奈桜の仕業)
その手紙に桜空の誕生日が書いてある
10やってる人はまあ知ってると思う

163:名無しさん@ピンキー
10/10/18 23:42:43 dFmSvORY
10主ハーレムの作者じゃないですが10主ハーレムSSを投下していいですかね?

164:名無しさん@ピンキー
10/10/18 23:43:38 d8BzlWFQ
男は度胸
何でもやってみるものさ

165:名無しさん@ピンキー
10/10/18 23:57:33 142E8xOd
桜空の誕生日祝いに初めて書いた小説です。駄文ですが読んで頂けたら
幸いです。

俺は小波。親切高校の主将としてこの夏の甲子園で見事優勝を果たした。

荷田君を始めとした仲間達のおかげでもあったが・・一番大きかったのは最愛
の彼女、さらだと思う。

彼女は「小波君のおかげでお姉ちゃんと仲直り出来ましたし、それにもう一度
人を信じようという気持ちになれました。小波君、ありがとうございます。」
と言ってくれたが俺は優しい彼女の笑顔に救われたんだと思う。

彼女は頼りない俺を信じてくれた。それが何よりも嬉しい。

今は野球部を引退して二人で過ごす時間が増えた。

学校の勉強は正直好きになれないが昼休みに彼女と屋上で話したり彼女に膝枕
してもらって少し眠ったりするのが俺にとって一番の楽しみだ。

そんな風に彼女と過ごして10月になったある日、同室の荷田君が雑誌の懸賞で
当てたい物を間違えてしまったらしく遊園地の1日フリーパスペアチケットが
送られてきたそうだ。

それの処理に困っていて俺の元に来たという訳だ。湯田君は「オイラが持って
てもしょうがないでやんすから小波君にあげるでやんす!友達とか連れてって
あげるでやんす!感謝するでやんす!」とか言っていた。

彼はいい奴なんだか悪い奴なんだかわからない。

少なくとも彼と3年間同室でバッテリーを組んでいたから彼が決して悪い奴で
はないのはわかっているが。

そしてそのチケットは10月20日まで使えてしかも今年の10月18日・・
最愛の彼女の誕生日は日曜日だった。だからその日に行こうと思った。

先週彼女にその事を提案してみても笑顔で喜んでいただけで自分の誕生日であ
る事に気づいてないみたいだった。

最近ナオの方の成績がやばいらしく、彼女と同じクラスの三橋妙子とかいう女
の子と一緒に勉強を見てあげてるみたいで忙しそうだったからかもしれないが




166:名無しさん@ピンキー
10/10/18 23:58:04 142E8xOd
そして当日。学校に外出届を出して今遊園地にいる。午前中さらと一緒にジェ
ットコースターに乗ったりおばけ屋敷に入ったりして楽しんだ。

一通りアトラクションを回って楽しんだ後、園内にあるカフェテリアみたいな
所で昼食を取っている。

「おばけ屋敷に入った時のさらの怖がりようは見ててからかいがいがあったな
あ・・ずっと俺の腕にくっついてすごい悲鳴だったもんな。」
(涙目で可愛かったけど。)

「小波君だってジェットコースター降りた時震えてたじゃないですか。グラウ
ンドの時の自信満々な小波君を知ってる人が見たら驚きますよ?」

「さら。そんな事言わないでくれ・・ホント怖かったんだから。」

「くすくす・・わかってますよ。誰にも言いませんよ。」

こんな感じでたわいも無い会話をして昼食を楽しんだ。

その後もプリクラを取ったりクレーンゲームでぬいぐるみを取ってあげたり。

今まで野球ばかりで出来なかった「普通の高校生活」を楽しんだ。


167:名無しさん@ピンキー
10/10/19 00:03:16 142E8xOd
そして5時近くになった・・

「確か学校方面に行くバスの時間って7時くらいが最後だからそろそろ出よう
か。」

「待って下さい、小波君。最後に乗りたい物があるんです。」

「え、いいけど・・何?」

そして彼女が自分の手を引いて向かった先は・・観覧車乗り場。

「観覧車か・・そういえば乗ってなかったね。乗ろうか?」

「わぁ・・夕焼けが綺麗・・」


「この時間が一番綺麗に見える時間なんだよ。」


少し風が強いけど、どうにか観覧車は動いていた。

この時間帯はカップルの利用者が多く、また少し風が強いため乗れないかと
思っていたがどうにか乗れた。

2人は向き合わせに座り、目があうと顔を赤くして背けたりしていた。



(やっぱりさらって可愛いな・・そしてこんな可愛い彼女が出来た俺って幸せ
者だなあ・・)

(小波君が私の彼氏さんで良かった・・安心する。)


「・・子供みたいな夢ですけど」


さらは窓の外の夕日を見ながら呟いた。彼女の顔は夕日で赤く染まっていた。

・・いや、彼女の事だ。本当に赤かったのかもしれない。

「私、大好きな人と遊園地に行って…最後に観覧車に乗るのが、小さい時から
の夢だったんです。お姉ちゃんから「さらってロマンチストだね♪」って笑わ
れましたけど。」

「ううん。笑わないよ。」

小波の言葉にさらは驚きを隠せない。



「笑われるかと思いましたけど・・」


「笑わないよ。だって、俺も子供っぽい夢持ってたんだから。」


「小波君の夢って何だったんですか?」

168:名無しさん@ピンキー
10/10/19 00:06:16 ywIEvIWI
「好きな女の子と手をつないだり抱きしめてあげる事・・今好きな子が出来て
 夢が叶ったから俺、嬉しいんだ。」

「くすくす・・小波君も子供っぽい夢持ってたんですね。」

「おいおい、笑うなよ。女の子に言うの恥ずかしいんだから。」

小波は肩をすくめて言った。

さらは何だかおかしくなって笑い出してしまった。

そんな彼女を見て、小波までおかしくなり笑いだしてしまう。
「じゃ、お互い夢が叶ったわけだね?」


「えぇ。…きゃっ!」


いきなり突風が観覧車を襲い、さらは小波の方に倒れてきた。

間一髪で小波はさらの身体を支え、抱きしめる。


「さら、大丈夫か?」


「はい、大丈夫です」


「よかった。…それにしても、かなり風強かったな。突風かな?」


「えぇ…。……あれ?」


さらは小波から離れ、窓の外を見つめる。そんな彼女の不思議な行動に、
小波は怪訝そうな感じで彼女を見つめる。

「どうしたんだ?さら。」


「・・動いて無いんです。」


「え?」


小波も急いで外を見る。すると、観覧車の周りの景色が変わらない。


169:名無しさん@ピンキー
10/10/19 00:09:45 ywIEvIWI
いくらゆっくりでも動いているのは感じることができたり、見ることだって
できるはず。

なのに、動いていない。

「さっきの突風か…」

「観覧車のご利用の皆様。只今の強風のため、観覧車を動かしている電気を
配給するシステムに何らかのトラブルが発生しました。只今復旧作業に全力を
上げています。今しばらくおまちください」

繰り返し放送が入る。

小波とさらは顔を見合わせ、小さく溜息をつく。

観覧車が止まって10分。

会話のネタも少々つきかけていた。


付き合い始めた2人が、互いを意識しないわけないのだ。

先程から、小さな溜息がつきない。


すると、2人の頭上から何やら若い男女の大きな喘ぎ声が聞こえて来た。


2人は顔を真っ赤にして耳を塞ぐ。


(こ、こんな所で恥じらいもなくするなんて…////ある意味すごいですけど、
やめてくださいっ!////)


(人が我慢してるっていうのに…。どうしてそう、駆り立てるようなことする
んだよ!////)


2人はあまりの恥ずかしさから顔を見ることも出来ない。

「・・俺達も、してみる?」


小波は顔を真っ赤にしながら、さらに告げた。

彼女は驚いた顔で、小波を見つめる。

小波は恥ずかしさのあまりさらの顔を直視することが出来ず、顔を背けたまま
言う。

「やっぱり嫌だよな・・」

「いい・・ですよ?////」

「えっ・・」


170:名無しさん@ピンキー
10/10/19 00:11:51 ywIEvIWI
さらのその言葉に驚いた小波は、急いでさらの顔を見る。

さらの顔は耳まで赤くて、軽く俯き、視線だけずらしていた。

そんな彼女の仕草に小波はドキドキしていた。


「本当にいいのか・・?////」


「…私は、小波君の事が大好きですから……構いません////」

「ありがとう、さら。じゃあ抱きしめていいかい?」

「ええ、来てください・・小波君。優しくしてくださいね。」


小波はそっとさらを抱きしめ、優しく唇をあて、深いキスをした。

舌と舌を絡めあい、より強く抱きしめあった


「ん・・////っんん、ん・・。ふぁ、ん・・////」

「さらの唇、甘いね・・」

小波は何度も何度も角度を変え、まるで彼女を食べるかのように口づけを交わ
していく。

「何でそっち向くの?…さらの可愛い顔見せてよ」


小波は片手でさらの顎を掴み、自分の方へと持ってくる。

そして唇を再び重ねる。


「ん・・ふっ////んんっ!?」


小波はキスをしながらさらの服を少しずつ脱がしていく。

服をはだけさせると、露わになるさらの雪のように白い肌。

「やっぱりさらって綺麗だね・・」

そしてやわらかく、小ぶりだが綺麗な胸が露わになる。

小波はキスをし続けたまま、彼女の胸を愛撫し始める。

171:名無しさん@ピンキー
10/10/19 00:15:00 ywIEvIWI
揉み方にも強弱をつけて。わし掴むように強くしたかと思えば割れ物を触るよ
うに優しく。

どちらの愛撫も、今のさらにとっては快感以外の何物でもなく、声の出ない口
から苦しみ混じりの喘ぎ声が聞こえる。

「んん・・・やぁ・・//」


小波は唇を離し、すぐさま胸の突起をくわえる。


「あぁんっ!////・・あ、ゃ////」


小波は両手で愛撫しながら突起を舌で愛撫する。

愛撫すればするほど、さらの突起はつんと立ってくる。


「ふぁっ!////ぁ、あぁっ!////ぁあんっ!小波君・・」

「感度良好。可愛い・・」


小波は口を突起から離し、さらの瞳を見つめる。

突起と彼の舌は銀色の糸が繋がっていた。

それを見てさらは顔を真っ赤にして、目をつむる。

彼は軽く笑い、さらの秘部に指を当てる。

「やっぱり・・恥ずかしいです・・」

「まだまだこれからだよ・・」

「Σんぁっ!?////あ・・そこ、は・・////」


そこはもうぐちょぐちょに濡れていた。

下着はもうさらの愛液で濡れていて、下着としての役割を果たせていない。


そして愛液はさらのふとももを伝い、床に少しついていた。

小波はさらを前の椅子に座らせ、下着を脱がし、足を開かせる。


「あ・・////だ、め…です。見ないで・・////」


「キスと胸を愛撫しただけでこんなに濡れることが出来るんだ・・?やっぱり
さらってエッチだね。」

彼の言葉にさらは顔を赤く染め、俯く。小波は微笑みながら、右手の中指を愛
液に絡めながら、愛液の沼に沈めていく。

172:名無しさん@ピンキー
10/10/19 00:17:50 ywIEvIWI
「あ・・あ──っ!////」

彼の指が入った瞬間、さらの身体は強張り、小波のたった1本の指を締め上げ
る。

「きつ・・。そんなに締めないで、まだ指は1本なんだから・・」
「ごめ、な…あぁっ!!////」

彼女がちゃんと謝る前に、小波はものすごい早さで指を抜き差しを繰り返す。

ぐちゅ、ぐちゅっと卑猥な音が響き渡る。
「さら・・すごい量の愛液が流れ出てる。感じてくれてるんだね?」


「ぁああんっ!////あ…んんぁ…っ////は、ふぁ…あんっ!!////」


あまりにも声が出てしまっているので、さらは口元を手で押さえ、声を出さないようにする。

だが小波はさらの手を口元から外し、しっかりと両手首を片手で握る。


「何で声を抑えるの?可愛い声もっと聞かせて。」


「だって、恥ずかしいです・・////」


「大丈夫。上の人ほどでてないし、それに…さらの声の方が素敵だよ。」


彼はただ笑い指の抜き差しを再開する。


「ふ…あっ!////あ、あぁっ!////」


「もっと、出して。甘い声…」






173:名無しさん@ピンキー
10/10/19 00:19:05 ywIEvIWI
小波は彼女の秘部に顔を近づけ、舌で穴をなぞる。

さらは身体をビクッと反応させ、震わせる。

小波は丹念に秘部を舐め、蜜を吸っていく。


「あ、あぁっ!////あんっあ・・んあ、ぅ・・////小波君・・そんな・・あぁ
っ!!////」


「さらの蜜、甘くて…美味しいよ」


「美味しいわけ…な、あぁっ!んん…////あぁんっ!は、あ…////」


ぴちゃ…という舐める水音。

くちゅ…という指と蜜が混ざり、絡まりあう水音が混ざりあい、さらの耳に入ってくる。

そして、どんどん感度が増していく。

小波はさらの顔に顔を近づけ、優しくキスをする。

さらはゆっくりと瞳を閉じ、彼の唇と熱を感じる。


「今、どんな気分?さら・・」

「何だか、包まれてるみたいであったかくて・・///幸せです」

ふわっと優しく笑うさらに小波の理性は、完全に吹き飛んだ。

彼はさらを抱きしめ、軽く持ち上げて自分の膝に乗せる。


174:名無しさん@ピンキー
10/10/19 00:21:57 ywIEvIWI
「さらと1つになりたい…。もう、いいかな?」

小波の言葉にさらは頬をほんのり赤く染め、頷いた。

彼はにっこりと優しく笑い、自身をとりだし秘部にあてがう。

そして彼女の腰を掴み、ゆっくりと下に降ろしていく。


今までになかった下からの圧迫感に、さらは小波の肩を掴み爪を立てる。

「あ・・・あ、あぁ──っ!!////」


「うわ・・っ!・・閉まる」


奥まで入れた後、2人は動かず抱き合う。

「奥で・・////すご、く・・ああっ!////」


「大丈夫・・?辛く、ない?」


「大丈夫です・・」



小波はさらの髪を軽く撫で、頬に手を添える。さらは彼の手に自分の手を重ね
、頷いた。


繋がっている箇所からは、とめどなく蜜が溢れ、小波が着ている服を汚してい
く。

「小波君・・服が・・////」

「構わないよ。大丈夫だから、余計な心配はいらないから。俺を感じて?」


「あ、んっ!////ぁ・・・腰が・・・////」

さらの腰は小刻みに動いていた。

小波はそれを見て、もう動いていいと確信する。

175:名無しさん@ピンキー
10/10/19 00:23:57 ywIEvIWI
「自分から動かすなんて、やっぱりエッチだね?・・俺も動くよ。」

小波は再びさらの腰に手をあて、自分の腰を上下に動かし中を自身で
荒らしていく。動くたびに水音が聞こえ、彼女の温かさを感じる。

「く、あぁっ!!////あ、あんっ!////はっ、ふぁ…っ!から、だが…なんだか…ああっ!」


閉めることの出来ない口からは、唾液が一筋流れている。

そして、今まで感じたことのない快感に少し苦しくて、涙を流す。


「痛くないか・・さら。」


「いたく・・ないですっ!あ、んあぁっん・・////」


「じゃ、気持ちいい?」



「すごく・・気持ちい、ですっ!!////」


小波はさらの叫びに似た言葉を聞き、少し顔を赤らめながら笑い、更に律動を早める。


さらの喘ぎ声は高くなり、締め付けは強くなっていく。


「あ、い・・イイですぅ////ふっあんっ!////ん、んんっ・・あ、はっ!////」


「さら…好きだ」


「はい・・私も・・あぁ!!」



小波はさらの秘部の奥まで自身を突き上げる。


「小波君・・わたし・・もぉ、あ、あぁっ。ああぁぁあぁ─っっ!!////」


さらは小波にしがみつき、大きな喘ぎ声をあげ気を失う。

さらがイキ、思い切り秘部は小波自身を締め付ける。

それにより小波は大きな吐精感に煽られ彼女の中に欲望を吐き出した・・

彼女の可愛い寝顔を見ているうちに彼は罪悪感が生まれてきた・・

「ちょっと無理させちゃったかな・・・ごめんな。さら。」


176:名無しさん@ピンキー
10/10/19 00:25:35 ywIEvIWI
[大変長らくお待たせしました。只今から運転を再開いたします]


観覧車の中で放送な鳴り響く。

外はもうすでに真っ暗で、人数も少なくなってきていた。

動き始め、小波は優しく彼女の頬をつつき、起こした。

「さら、観覧車動いたよ?起きて・・」


「あ・・じゃ、急いで服を着なきゃ・・・」


さらは焦って立ち上がろうとするが、小波がさらの身体を抱きしめ、動けなくなる。


「・・小波君?」

「・・ごめんな。さら。ごめんな・・」


「いいえ、気にしないでください。小波君は私にとって世界で一番大事な人なんですから・・」


2人の唇が重なり、舌を絡めあう。

そして、互いの熱を感じる。

・・・急いで服を着たということは、いうまでもないであろう。


177:名無しさん@ピンキー
10/10/19 00:29:28 ywIEvIWI
観覧車に乗った後、急いで電車に乗り、学校へ向かう。


バスに乗り門限ギリギリの時間に間に合った・・

「それじゃあ、小波君。私はこれで・・」

「待ってくれ。さら。最後に渡したい物があるんだ・・」

そう言って彼は鞄の中から箱を取り出す。

「これは・・」

箱の中には小さな指輪があった。

「前に後輩達の試合を見に外に行った時に売ってたんだ。さらに似合うかな・・って思って買ったんだ。それに今日さらの誕生日だろ?」

「そうでした・・本当にありがとう・・ございます。」


「お礼を言うのはこっちさ。今日最後に無理させてごめんな・・」


「いいえ。小波君を感じる事が出来て幸せです。」


俺の方こそ彼女に救われてるのかもしれない・・そう感じる一日だった。

これで終わりです。

この10主は自分に近付けてあるので(ポジションがキャッチャー、憧れてた
事等)ゲームの性格とかと若干違うかもしれませんが許して下さい。

長々とした長文になってしまったのと18日に全部UP出来なかったのを深く
お詫び申し上げます。



178:名無しさん@ピンキー
10/10/19 00:30:33 m9EFhZOz
乙だが、下げようぜ

179:名無しさん@ピンキー
10/10/19 01:06:33 yOZB0nuu
GJ!興奮した
最近職人さんの投下が増えて嬉しい

180:名無しさん@ピンキー
10/10/19 01:11:03 rlFc48Qh
GJ!甘々しくてよかったよ
でも、下げてほしいな
まあ、次から気をつけてください

181:名無しさん@ピンキー
10/10/19 03:31:33 TjkYo211
GJ!次からは下げ忘れに気をつけてね

182:名無しさん@ピンキー
10/10/20 01:07:56 B8xGOf2x
GJ!湯d・・・いやなんでもない。

183:名無しさん@ピンキー
10/10/20 09:22:27 NpdnkZpd
初々しく微笑ましくて素敵ですね!
再三言われてるけどもう一回だけ

sageるのはこのスレの「約束」事だから守ろうね
さらが好きなら特にだ!
約束を守れない人は信じられない、なんて嫌われちゃうぞ!(バッドエンド的な意味で)

とにかくGJ!

184:名無しさん@ピンキー
10/10/20 10:30:43 tE2NGqdZ
維織さんの誕生日に向けて書いてるけど、主、維織さん、准って登場させるとどうしても主と准の会話が多くなって維織さんの影が薄くなっていくでござる……


185:名無しさん@ピンキー
10/10/20 10:49:45 FQY3FEnb
重要

このスレの糞四天王

wapokya-
調教大好き陵辱大好きの人格破綻者
公安に監視されてもおかしくないレベル

管理人
実力はまあまあだが作品ペースが遅いのと
やはりレイプを書くので気に食わない

水道局
無駄に長いだけでまったくエロくない問題作を書く
消えてくれて本当に嬉しい

◆EqHQZWqzB.
盗撮、痴漢好きな性犯罪者
1レスが長すぎなんだよゴミが
なお別の板で荒らし行為をしていたようでこの点からもスレに迷惑をかけるクズ



186:名無しさん@ピンキー
10/10/20 10:50:00 FQY3FEnb
◆EqHQZWqzB.は有名な荒らし情熱です。
みなさん相手しないようにお願いします。
念のため情熱テンプレを貼っておきます。

<情熱の演じる女キャラの簡単な特徴>

・ケツがでかい
・頭が悪い
・芋臭い
・平気で寝落ちすっぽかしをかます
・やたらと【】で注文つける
・特に文章量にはうるさい
・感謝や謝罪といった感情が根本的に欠落している

・長文
・尻コキ
・盗撮
・痴漢
・擬音でたぷたぷとかぷるぷるとか
・ケツの感触や匂いを果物に例えて
・奇形サイズまで肥大化
・幼児パンツ
・相手はキモオタ
・ケツ文字を書く

・【お尻の匂いをかいでどんな匂いだったか果物にたとえて教えてくれませんか?】
・【もっと長文を希望します】
・【お尻の感触を食べ物にたとえてほしいです】
 【あと擬音もふんだんに使ってほしかったり……】

ここらへんは特に重要だから覚えておくように!



187:名無しさん@ピンキー
10/10/20 10:50:12 FQY3FEnb
<情熱の特徴>

・長文傾向(短文は嫌いな様子)
・とにかく要求が多い(一度言うことを聞くと際限なく)
・名無しの時は初心者を狙って強引な尻コキ(尻コキ出来れば誰でもおk)
・ネカマの時は気に食わないとすぐ落ちる(ゆえに反感を買う)
・オリキャラ、キャラサロン、雛雛、ピンクの難民、ピンクのなんでもなどを股にかける(凄まじい尻への執念)
・その際いずれも待機ageスレを用いる(スレをそのままageることもしばしば)
・使用キャラやスレが多すぎて本人も把握し切れていない(たまに混乱している様子)
・特徴的な文章の癖がある(書くとバレるのでこれは伏せておく)
・たまに発狂する(順や男児がいい例)

・とにかく尻コキに拘る(挿入やアナルには興味なし)
・キモオタに盗撮&痴漢されるのが好き(自己投影?)
・擬音要求(これぞ情熱ならでは)
・尻の感触や匂いを果物に例えたがる(凡人には理解不能)
・小さい尻も肥大化させたがる(ただし最近は叩かれるので控えめ)
・幼児パンツ大好き(やたらと下着に注文をつける)
・体は成熟しているが精神は幼いキャラを好む(この傾向は非常に顕著)
・尻文字をかいたり尻を地震のように揺らしたり(もはやギャグの領域)



188:名無しさん@ピンキー
10/10/20 13:01:53 xa7k9hUM
また懐かしいのが来たな

189:名無しさん@ピンキー
10/10/20 13:10:24 fTkcgPFT
>>188
>>152みたいにずっとさらさら言ってるじゃないの
スルースルー

190:名無しさん@ピンキー
10/10/20 14:26:35 ktVV7tTC
>>182
確かに上にあるさらの小説一部荷田が湯田になってる・・書いてる時気づ
かなかった・・

あと好評みたいで嬉しいです。

191:名無しさん@ピンキー
10/10/20 14:34:32 ktVV7tTC
それと下げ忘れてすみませんでした。

192:名無しさん@ピンキー
10/10/20 16:39:07 fTkcgPFT
>>190
ドンマイ、保管庫にのせる際に訂正してもらうように
管理人さんに言っとけばいいと思う

193:名無しさん@ピンキー
10/10/20 19:08:39 D4K+MHJ8
今回トチっても、学習して実践していけば大丈夫。
それが本当に大事だから。

194:名無しさん@ピンキー
10/10/20 20:33:27 DGRuxHL0
糞四天王のその後w
wapokya-
リアルに公安から監視されているようで逃走

管理人
レイプ禁止令により作品を書けなくなるw
哀れww

水道局
リア充の振りをしているのか姿を見せなくなる
みんなお前がニートだって知ってるからw

◆EqHQZWqzB.ってか情熱
相変わらずサロンでフルボッコ

情熱について知りたい方は
キャラサロンに行って爆尻で検索してみよう!

195:名無しさん@ピンキー
10/10/20 20:33:47 DGRuxHL0
さらー

196:名無しさん@ピンキー
10/10/20 21:56:34 DGRuxHL0
さらー

197:名無しさん@ピンキー
10/10/20 22:08:18 ri666yJ6
>>184 准のほうが会話を想像しやすいしな

198:名無しさん@ピンキー
10/10/20 22:20:05 DGRuxHL0
さらー

199:名無しさん@ピンキー
10/10/20 22:20:11 DGRuxHL0
さらー

200:名無しさん@ピンキー
10/10/20 22:36:19 DTpN80Yk
13に期待する

201:名無しさん@ピンキー
10/10/20 22:42:45 hRY3DGQO
ようこ先生ッ

202:名無しさん@ピンキー
10/10/20 23:17:34 DGRuxHL0
さらー

203:名無しさん@ピンキー
10/10/21 00:40:52 oQzw5F2m
今月は作品多いな…と思いつつも投下準備
なんか異様に長くなったので前後編にしました
もっと無駄を省いた書き方が出来るようになりたいです

改めまして
10アルバムコンプ記念&11購入記念&12『バッド』エンドコンプ記念に書いたよー
廉価版のせいで11より先に12買っちゃってかなり寄り道しちゃったよ…とっくに俺の心は0よ!

今回はカズです。10で一番好きなのは五十鈴だけどネタが出ない…

   ※注意
・導入部分なのでエロくないです。
・後編が異常な長さなので長文苦手な方は現時点でスルーを推奨します。

ではでは、投下しまーす!

204:カズの特訓・前編
10/10/21 00:43:12 oQzw5F2m
カズの特訓・前編 ~朱里先生のスパルタ授業~


「はぁ…」
暖かな日差しの降り注ぐ放課後の屋上で、そびえ立つ柱が溜め息を吐いた。
否、それは柱の如き長身の少女だった。
カズこと大江和那。親切高校に通う、ごく普通の少女。
身長は190を越え、古武術の達人。
更に、自分や手に取った物の重力の方向を操る事が出来る超能力を持つ。
そんな事が出来るだけの、普通の、まっとうな高校生である。
そんな彼女が、校舎の屋上で溜め息を吐いている理由。
それは、今彼女が抱えている、ある悩みが原因だった。
「はぁ…」
再び大きな溜め息を吐くのとほぼ同時に、屋上の扉が開かれた。
「やっと来たか、待っとったで。」
振り返りながら言うカズに、来訪者は近付いていく。
「何の用かしら大江さん、こんな所に呼び出して。」
そう言ってにこやかに、来訪者――浜野朱里は笑った。
「ここにはウチしかおらん。気色悪いしいつも通りでええで。」
カズの言葉を聞いて、朱里は周囲を見回す。
キュィィン、と機械の動く音が小さく聞こえた後、朱里の表情が消えた。
「で、用件は何?」
先程の笑顔はどこへやら、鋭い目つきでカズを睨む。
「また勝負がしたいって言うんなら相手になっても良いわよ?」
何があっても対応できる適当な距離を保ち、朱里が構える。
「いやいや。素の状態での勝負やったら、まだあんたにはかなわへん。」
言葉の通り、へらへらと笑うカズに戦おうという意思は感じられない。
「だったら何よ。」
苛立ちを露わにし、朱里の語気が強まる。
すると、カズはそれまでの陽気な表情に影を落とし、頭を掻く。
「そう怒るなや。その…言いにくい事やから、こっちかて心の準備がやな…」
「あぁそう。じゃあ出来てから呼んでね。」
「ま、待たんかい!」
ばっさり切って帰ろうとする朱里を慌てて止める。
「気が利かんなぁお前。そこはこっちが話しやすくなるように、どうしたのーとか何かあったーとか聞くところやないか?」
「あら、気が利かなくてごめんなさい。ならもっと優しい人に相談しなさい。」
「だー!わかった!言うからちょい待て!」
居直り気味に告げると、朱里はようやく向き直った。
「…どうぞ。早くね。」
「…あ、あんなぁ…」
カズは大きく深呼吸をすると、意を決して口を開けた。


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