ポケモン その17at EROPARO
ポケモン その17 - 暇つぶし2ch173:名無しさん@ピンキー
10/09/30 23:20:55 Xe5e+y3f
以上

お粗末さまでした。
何か感想あればうれしいかも

174:名無しさん@ピンキー
10/09/30 23:25:35 QsYm50ic
>>173
GJです。
フウロさんエロ過ぎるw



175:名無しさん@ピンキー
10/09/30 23:26:57 FuXpd+jZ
>>163
で?

>>173
そうやって強要するのはよくない
職人は黙って待つべし。例え感想がなくてもそれもまた感想だ

176:名無しさん@ピンキー
10/09/30 23:27:42 rT8BJmxo
>>173
GJすぎる。流石本編でも台詞が何かエロいフウロさんや!

177:名無しさん@ピンキー
10/09/30 23:34:45 Xe5e+y3f
>>175
そうか・・・
そうだな。

178:名無しさん@ピンキー
10/09/30 23:36:21 Mhv0yIlP
>>173
乙!

>>175
強要してるまでにはみえないし、それは勝手な職人像の押し付けだよ
感想欲しいときはハッキリ欲しいって書くべき。それに応えるかどうかも読み手の自由

179:名無しさん@ピンキー
10/09/30 23:37:12 WxUy83tC
>>175
なにこいつ

180:名無しさん@ピンキー
10/10/01 00:07:37 +GFO+oHU
>>173
フウロさんエロ過ぎ
ヘタレなブラック君もいい感じですなぁ


チェレン×主人公ママとかいう誰得な電波を受信してしまった…

181:名無しさん@ピンキー
10/10/01 00:12:32 mmfnRv6S
>>180
安心しろ俺がいる

そういえばチェレンのSSってみたことないかも

182:名無しさん@ピンキー
10/10/01 00:12:57 ysP1+ECw
とりあえず投下すればいいじゃない

183:名無しさん@ピンキー
10/10/01 00:29:19 BQMaGv4a
>>173
ふぅ・・・ろ
いや、なんでもないけどGJ
>>180
超俺得

184:N主♀←ハルオ 前編 1/2
10/10/01 00:51:07 cOfNbV7u
N主♀←ハルオ投下 前半のみ。
微エロ、レイプ、ハルオのターン注意


彼がレシラムとともにイッシュ地方を去って、もうどれくらいになるのだろうか。
すごく長い時間が過ぎた気がする。だけど、鏡の中の私は、彼を見送ったあの時と少しも変わらない。
鏡を見るたびに、ひしひしと感じる。彼がいない。それだけで、まるで時間が止まってしまったかのように。
「サヨナラ」
それは、とても残酷な言葉だ。その一言を聞くだけで、すべての終わりを予感させてしまう。
あの時の私はただ呆然とレシラムとともに飛び立っていく彼の背中を見つめることしかできなかった。
あの時、もし私が彼の名前を呼べたなら。彼の腕を掴むことができたなら。抱きしめることができたなら。
たったそれだけの行為で、彼が予測した未来は変えられたはずなのに、どうしてそれができなかったんだろう。
やっと彼が解放される。心から分かり合える。そう思った矢先のサヨナラは、私の心をすり減らすには十分過ぎた。

「おい、聞いてんの?」
男の人の声がする。若干不機嫌そうな声。目の前には男の人が座っている。だけど、彼じゃない。
目の前の彼―ダンサーのハルオは、トレーナー仲間の一人だ。同時に観覧車友達でもある。
「あ、ごめん。聞いてなかった……」
「お前さ、おかしいんじゃね? 最近ボーっとしっぱなし。」
ハルオが大きなため息をつく。観覧車に乗っている間は、ずっと彼のことを思っているせいで、周りのことが何も見えなくなる。聞こえなくなる。
だったら乗らなければいいのに。だけど、足が自然とここへ動くのだ。この観覧車に乗ったのも、彼と一緒が初めてだった。だから、余計に乗りたくなる。思い出してしまう。
あの時の景色、あの時の彼の言葉、息がかかりそうなくらいにまで近づいて「チャンピオンを超える」と告げたときの、彼の悲しげな顔。
あの顔を見たとき、何か切ない感情が霧のように私の心にかかるのを感じた。きっとその時から私は彼の―Nのことを……
「なぁ、マシロ」
ハルオがまた不機嫌そうな顔をする。無理もない。ハルオは私のわがままに毎度付き合わされているのだから。
この観覧車は2人でしか乗れない。それを知った当時はなんてロマンチックなんだろう、と柄にも無く乙女のように目を輝かせたものだが、今となっては、そのルールが憎い。
もし1人でも乗ることができたなら、この気のいいハルオを無理に付き合わせなくてもすむのに。完全な密室の中で、彼のことを思い出して泣けるのに。
突然のサヨナラを受け入れられず、流すことのできなかった涙を、打ち明けることのできなかった感情を、すべて晒すことができたのに。
「ごめんねハルオ。何度も何度も付き合わせたりして。」
「いや、別にいいんだけどさ」
「よくないよ。ホントに、よくない……」
立ち上がって眼下のライモンシティを眺める。よくないに決まってる。ハルオにとっても、私にとっても。
「…彼氏のことでも思い出してんのか?」
真剣な声色でハルオがたずねる。心臓が跳ねた。図星ではないのに。
違う。Nは彼氏じゃない。そう答えれば終わってしまう話なのに、その言葉を口にすることができなかった。
プラズマ団の城で彼のすべてを知ってから、どんなに些細なことでも彼を否定するような言葉は口にはできない。
「そいつのこと、忘れられないのか?」
返事に困っている矢先だった。不意に後ろから抱きしめられる。背後から私をすっぽり包み込むように。
ああ、やっぱりハルオは優しい。私の気持ちを汲み取って、慰めようとしてくれている。そう思っていた。

185:N主♀←ハルオ 前編 1/2
10/10/01 00:53:00 cOfNbV7u
ハルオから伝わってくる体温が、急に熱を帯び始める。それを感じた頃には、もう遅かった。
「忘れさせてやろうか?」
耳元でつぶやかれ、全身に鳥肌が立つ。拒もうと身をよじるも、なかなか解放してくれない。
「ちょ、や、やめ……!」
「あのさ、マシロ。ひとつ忘れてないかい? ここ、密室なんだけど」
はっとした。ここは観覧車の中だ。例え解放されたとしても、逃げる場所はどこにも無い。
腰の辺りに固いものが当たるのを感じた。そして、瞬時に悟った。
私はもう子どもじゃない。だから、男の人がこのような状態になっている意味も、これから自分がされることも想像はつく。
だからこそ、私は必死に抵抗した。だけど、一少女である私が、青年であるハルオに力でかなうわけがなく、固いシートの上にあっさり組み敷かれてしまう。
「俺さ、お前と初めてこれに乗ったときから、お前のこと、いいなって思ってたんだ。でも、お前はまだ子どもだし、俺にも節操ってもんがあったし。
だけど、もう限界。耐えられねーよ。」
首筋に息がかかった。そのまま胸をもまれ、首筋を舐めまわされる。気持ち悪い。ハルオのことをはじめてそう思った。
「や…やめっ……!」
「やめねーよ。…こうでもしないと、お前は彼氏のことを忘れられないだろ?」
違う、と言いかけて言葉を飲み込んだ。こんな状況におかれても、私はNを否定できない。
ホットパンツと下着を一気にずらされた後、ハルオは自身のものを解放した。
初めて見た男の人のそれは、もうグロテスクだとしか言いようが無い。そんなもので貫かれるなんて……
「俺が忘れさせてやるよ。絶対に、お前をそんな顔にはさせない。だから……」
ハルオの顔が切なげに私を見下ろす。そして、優しく私の頭を撫でる。Nが去ってから久しぶりに感じた温かさ。
そのぬくもりは、徐々に私の心を溶かしていった。このままハルオを受け入れるのもいいだろう、と、そう思えるくらいに。
ハルオは優しい。私を散々犯しつくして、そのまま行方をくらますことはしないだろう。私の心からNが消えてしまうまで、傍にいてくれるだろう。
だったら、彼の優しさに甘えてしまいたい。もう、辛い思いをするのは、こりごりだ。覚悟を決め、目を閉じた。
が、その時。まぶたの裏に、Nの姿がよみがえる。
サヨナラ。Nの背中とともに、この静かで重い言葉が脳に鈍く響き渡る。目を開いた。
「だめ……やめて………!」
このままハルオを受け入れてしまったら、本当のサヨナラだ。嫌だ。それだけは絶対に。
「いやあああああああああああああああ!!!!!」
力の限り叫ぶ。これが精一杯の拒絶の言葉だった。私はまだ、いや一生。Nを忘れたくない。
だが、もう遅かった。秘口の入り口を擦っていたハルオの肉棒は、私の純潔を、心ごと貫き、穢した。
―N……
下腹部を襲う激痛の最中、祈るように、すがるように、彼の名を呼び、ひたすらに彼を思った。

186:名無しさん@ピンキー
10/10/01 01:03:38 rEMDG88X
ハルオ許さない
絶対に、絶対にだ……

187:名無しさん@ピンキー
10/10/01 01:59:25 facCTQZn
ハルオぶっころしてやる!っておもったけど、勝つと乗るんだから意味なかった
それに夏になってたから何ヶ月か会わないで済む!

188:名無しさん@ピンキー
10/10/01 02:32:06 KSmSh6DO
>>173
明るくてエロいフウロさん最強

>>184
主人公切ないな
後編にも期待

189:名無しさん@ピンキー
10/10/01 04:40:02 Oy0tSh0J
デフォルトネームのトウコで空の境界を真っ先に思い出した人挙手

190:名無しさん@ピンキー
10/10/01 06:10:07 noj5N8bK
>>185
切ねぇ……
後編がどうなるか期待


夏になったけど、エリートトレーナー♂ヘタレ過ぎて吹いたw

191:名無しさん@ピンキー
10/10/01 06:20:00 8zY//3h4
>>179
俺は事実を言ったまでだ

192:名無しさん@ピンキー
10/10/01 06:31:05 zjSqxQG6
粘着する自治厨は失せろ

193:名無しさん@ピンキー
10/10/01 06:35:44 8zY//3h4
しかし最近、質はともかく投下増えたな
>>185みたいなベテラン職人は一部除いてやっぱり上手いな
これだけ質がいいと初心者さん禁止にしてよかったと思う

194:名無しさん@ピンキー
10/10/01 07:25:56 noj5N8bK
ID:8zY//3h4以下スルー推奨

195:名無しさん@ピンキー
10/10/01 08:42:16 VNGcgvzV
スルースキルは重要
夏になってエリトレと観覧車乗ったけど…
あれはホワイトたんがリードするタイプでエリトレはショタ
そうなるとホワイトたんビッチビチになるんだが…だれかいい電波を持ってないか

196:名無しさん@ピンキー
10/10/01 08:54:58 noj5N8bK
>>195
ちょっと希望と違うが、高所恐怖症でガクブルなエリトレ♂の手をそっと握り『大丈夫』と微笑みかけるホワイト想像した。

197:名無しさん@ピンキー
10/10/01 09:03:59 8zY//3h4
>>194
>>195
敗北宣言かぁ
まぁこっちは好きにさせてもらうけどね
どうせだから別スレ立ててここはBW専用にしようか

198:名無しさん@ピンキー
10/10/01 10:38:09 1zFDdr3u
男主人公でエリートトレーナーたんと観覧車乗れないのはおかしい

199:名無しさん@ピンキー
10/10/01 10:43:02 kvsWGOGy
時に人間意は我慢が必要なわけで


200:名無しさん@ピンキー
10/10/01 11:39:00 FCsdw0N3
>>196
その微笑みが怖い微笑みに思えてしまった…

201:名無しさん@ピンキー
10/10/01 11:53:18 Oy0tSh0J
>>200微笑みっつーか笑い飛ばすイメージが強いんだが……

202:名無しさん@ピンキー
10/10/01 14:17:14 VNGcgvzV
今電波を回収した
ビビるへたれエリトレが怯えてる時にホワイトたんが苦笑いしながら
しょーがないなーって呟いて
「大丈夫大丈夫、怖くない怖くない」って優しく抱擁しながら微笑むホワイトたん
よし来たエリトレ♂殺す

203:名無しさん@ピンキー
10/10/01 14:27:20 DN03c/wN
>>184
GJ
続きも期待してる

204:名無しさん@ピンキー
10/10/01 15:55:00 noj5N8bK
>>201
「アハハ!何!?高いとこ苦手なの!?高所恐怖症!?チョーウケる!!」

書いておいてなんだが、凄く嫌なホワイトだなコレ。

>>202
ホワイトと観覧車に乗る♂トレーナーは皆殺戮対象かw

205:名無しさん@ピンキー
10/10/01 17:06:14 loaMufaO
アーティ×カミツレマダー

206:名無しさん@ピンキー
10/10/01 17:20:39 ebuTuwpJ
今書いてる途中だ辛抱しろ

207:名無しさん@ピンキー
10/10/01 18:31:33 xhsJmDPf
アニメが見向きもされなくて泣いた

208:名無しさん@ピンキー
10/10/01 18:47:23 KuLRM+iB
>>207
まだ始まったばかりだろwww 
そうあわてずに期待し続けるんだ

209:名無しさん@ピンキー
10/10/01 19:05:44 pbiSHxHm
ホワイトの説明書はアニメの盛大なネタバレだと思った

210:名無しさん@ピンキー
10/10/01 19:20:40 xhsJmDPf
>>208
ここの猛者達なら3話の時点でサトシ×アイリス関係の電波ぐらい受信できるんじゃないかと思ってな
確かにまだデントも未加入で話も少ないし役者不足だったかも

211:名無しさん@ピンキー
10/10/01 19:30:42 noj5N8bK
俺の地方じゃ明日からなんだ……


212:名無しさん@ピンキー
10/10/01 19:36:30 U7q+JmJF
>>211
俺は今日からだな……
まだ見てないが

213:名無しさん@ピンキー
10/10/01 20:15:54 Oy0tSh0J
なんとなく主♀♂で書きたくなったがピクシブの勝てる気がしないトウコ様の絵のせいでなんか知性系になりそうだ。型月っぽい主♀って需要あるかな?

214:名無しさん@ピンキー
10/10/01 20:18:35 Oy0tSh0J
>>204『高いところが怖いの?キャハハ!だいじょーぶだよ!私と一緒なんだから!ね!』って感じが一般的かな、と

215:名無しさん@ピンキー
10/10/01 20:56:09 o39BVN/7
>>211
早いな

216:名無しさん@ピンキー
10/10/01 21:07:52 noj5N8bK
>>214
そういうのならアリか。

>>215
早い……か?
放送する時間は朝7時と早いかもしれないけどw


217:名無しさん@ピンキー
10/10/01 21:12:27 o39BVN/7
>>216
俺の所じゃ来週の土曜日だぜ

218:名無しさん@ピンキー
10/10/01 21:46:58 BQMaGv4a
>>213
需要があるかどうかは読んでから判断するから書く作業に移るんだ


219:名無しさん@ピンキー
10/10/01 22:14:59 Fx5DyzI1
>>213
需要なんて気にしてたらSSなんて書けないですよ

220:名無しさん@ピンキー
10/10/01 22:43:21 Oy0tSh0J
>>218>>219よろしい、ならばめくるめく愛の(原作)陵辱劇場をry

デートスポットがライモンシティに集中し過ぎな件について

221:名無しさん@ピンキー
10/10/01 22:59:32 di9O7qXn
♂主人公×ベルで幼なじみ補正の甘々純愛モノを構想してるが
チェレンのポジの処遇に困っている。まぁ多少チェレーンなことになってもいいか

222:名無しさん@ピンキー
10/10/01 23:10:46 LI1BxqMI
>>185
GJ!!
やべえ後半が楽しみで仕方ないwww

223:名無しさん@ピンキー
10/10/01 23:43:58 ysP1+ECw
>>221じゃあアララギ博士×チェレンってことで


…だめか…

224:名無しさん@ピンキー
10/10/01 23:47:09 VNGcgvzV
なぜ荒ぶる博士に人気があるのかよくわからない
熟女―もとい大人の魅力がわからんとです

225:名無しさん@ピンキー
10/10/02 00:17:27 X+D8NLnq
そう言うことわざわざ言わなくなったら分かるかもな

226:名無しさん@ピンキー
10/10/02 00:39:59 ANeScz3Y
シロナさんの場所に四天王(女)集まるんだな・・・
今知ったと同時に♂主がシロナさんやシキミやカトレアに可愛がられるという
素晴らしい電波を受信した、頑張る

227:名無しさん@ピンキー
10/10/02 01:01:25 cK4NGSw9
今♂主人公×ミハル(春に観覧車に乗れるミニスカート)を書いてる
無事投下出来るといいな

夏はあれと一緒だけど

228:名無しさん@ピンキー
10/10/02 01:10:34 AbKq0rL6
なんか電波が来ただの〇〇書いてる途中経過報告だのが多いな

なんつうか、報告しなきゃいけないルールでもあるのか?それとも誘い受け?

229:名無しさん@ピンキー
10/10/02 01:18:58 SSyR3Qmj
>>226
夏には女ジムリーダー(多分)が集まるぜ。
ランダムだと思うが、運が良ければアロエカミツレフウロアイリスと
女ジムリーダー全員が揃ってるぞ。当然夏なので水着だの海だのの話題も出たりする。
シロナさんも戦えない代わりに日ごとに多分ランダムで色々喋ってくれるし、素晴らしい。

230:名無しさん@ピンキー
10/10/02 01:20:30 0/m8YnQo
先に言っておく
書き手の人は不安かもしれんが俺は何でも歓迎!
少なくとも俺には需要あるから遠慮なく沢山投下してくれ

231:名無しさん@ピンキー
10/10/02 01:36:22 KvQv4SdU
>>229
夏はシロナとは戦えないのか…

232:名無しさん@ピンキー
10/10/02 05:17:07 lpvLVJfN
>>229
俺のソフトはアイリスとフウロがいるな。
アイリスがシロナさんの周りを走り回ってるw

フウロがカミツレさんの事を『カミツレちゃん』と呼んでるってのは既出?

233:名無しさん@ピンキー
10/10/02 05:47:54 hW1TwRpa
>>224荒ぶるアララギ博士が実はそこまで年食ってない気がする件

234:名無しさん@ピンキー
10/10/02 08:30:30 mQ/0H5bB
フウロとカミツレはともかく。アイリス居た時には
シロナさん幼女にまで手を出したのかとヒヤヒヤした

235:名無しさん@ピンキー
10/10/02 08:41:26 hW1TwRpa
>>234むしろシロナさんが手を出さないハズがない

236:名無しさん@ピンキー
10/10/02 08:42:42 rHbtg05r
しかし部屋の片付けはまだ苦手なシロナさん
片付けられない人の典型的台詞言っててワロタwww

237:名無しさん@ピンキー
10/10/02 08:56:05 lpvLVJfN
>>235
有無言わさぬ迫力におののいたアイリスをシロナさんがガブリと食ったわけか

238:名無しさん@ピンキー
10/10/02 10:08:44 hW1TwRpa
>>237きっとアイリスが家に入った瞬間に『トロン、トロン、トロン、トロン、トロロロロ……』以下スーパーシロナタイム

239:名無しさん@ピンキー
10/10/02 10:16:53 hW1TwRpa
ところで1レス最大何文字まで打てるんだ?ちょっと書いてるのが長くなりそうなんだが……

240:名無しさん@ピンキー
10/10/02 10:45:45 lpvLVJfN
>>239
詳しくは知らないけど、700文字以上は通るっぽい。

弾かれると嫌だから、書く時は600~700くらいで分けてるけど。

241:名無しさん@ピンキー
10/10/02 10:53:03 08igPRKn
普通に改行しながら書けば50行までだったはず

242:名無しさん@ピンキー
10/10/02 12:13:42 hW1TwRpa
>>240>>241ヤバイな……まだ中盤なのに10レスで収まらない……まだ挿れてもないのに……

添削作業に戻るぜ

243:名無しさん@ピンキー
10/10/02 12:36:21 vlrI7KOK
小ネタ程度に擬似姉弟プレイのカトレアと男主人公をチャレンジ

244:名無しさん@ピンキー
10/10/02 13:33:51 K4hLn16F
>>242何十ものレスでスレを占領しちゃ悪いと
むりくり短くして雰囲気を削ぐなら何回かにわけて投下って手もあるよ

245:名無しさん@ピンキー
10/10/02 13:54:20 KvQv4SdU
テキストファイルをうpろだに上げることは出来るのですかね?

246:名無しさん@ピンキー
10/10/02 13:59:25 hW1TwRpa
>>244そか。それじゃ更に加筆してちょっとここの住人をベランダに送るくらいラブいのを何編かに分けてねちっこく書くわ。

247:名無しさん@ピンキー
10/10/02 18:06:08 ovyJFCT8
BWの男主人公がブラックと呼ばれることになんか引っかかるなと思っていたけど
昔コロコロで連載されていた(そして打ち切られた)金銀版の漫画のライバルが
ブラックって名前だった

248:名無しさん@ピンキー
10/10/02 18:07:10 GeOhiin6
>>246
すげー楽しみにしてる
短編も長編もおkだ

249:名無しさん@ピンキー
10/10/02 18:31:13 TFP4F2dd
>>247
むねお氏のか…個人的にポケスペよりも三倍ぐらい面白くて好きだったわ……
あれなかなか古本でもなくて困る。ミカンとかが異常に可愛かった。

250:名無しさん@ピンキー
10/10/02 19:02:30 lpvLVJfN
>>249
アカネが妙にエロかった気がするな。

ポケモン→エロときたらおのさんだけどw

251:名無しさん@ピンキー
10/10/02 19:04:47 S6mb18XW
人間もポケモンも作画がエロかった

252:名無しさん@ピンキー
10/10/02 19:12:50 QCDPJSMS
おのさんと伊原さんはポケモンも人間も作画が綺麗でいいよな
また描いてほしいけどもうポケモンやってなさそうだしなー

253:名無しさん@ピンキー
10/10/02 19:22:19 lpvLVJfN
リザードン対決はコミック版で修正されてたな。

連載の時はもっと凄かった。

254:名無しさん@ピンキー
10/10/02 19:48:46 ovyJFCT8
>>249
アサギシティがアカギシティになっていたりバルキーがバルオーになっていたり
結構誤字があった

>>253
もう持ってないけど、電ピカの修正は凄かった
コミック収録時に修正とかならまだわかるけど、
普通に連載している途中でデザインが大きく変わったからな
「大人の事情です」とネタにしていたが

255:名無しさん@ピンキー
10/10/02 20:13:17 hW1TwRpa
>>254アカギシティ……ざわ……ざわ……

とりあえずメール一通いっぱいいっぱいまでは書いた。意外と短く済みそうで安堵なう。

256:名無しさん@ピンキー
10/10/02 21:16:37 lpvLVJfN
>>254
ポケモンの漫画は妹に譲ったから、読もうと思えば読めるぜ。

電ピカはサトシ×シゲル姉とか、タケシ×ナツメとかの組み合わせもあったなぁ。

…シゲルのおねえさんのオパーイに興奮してた記憶あるわw

257:名無しさん@ピンキー
10/10/02 21:43:22 +WntHJ+p
そういやアニメにはシゲルのお姉さん未登場なんだな
出してくれれば良いネタになっただろうに

258:名無しさん@ピンキー
10/10/02 21:50:07 Ktvy8arR
やべえ、せっかく男主と誰が観覧車に乗るかでカツミレ、フウロ、ベルあたりが
争う電波受信してたのに、夏のイベントを見たせいで、レベル100のギガイアス
を連れたナツミが全員を蹴散らし颯爽と男主かっさらう電波に上書きされたww

いかんな、フウロものでも書いて書いてこの電波を消さねば…

259:名無しさん@ピンキー
10/10/02 21:53:35 AbKq0rL6
>>258
いやぁ、もうそういう報告いいですわ
構ってほしいならSS投下してください

260:名無しさん@ピンキー
10/10/02 22:06:42 TFP4F2dd
>>256
電ピカのナツメさんは俺のバイブル
ナツメってメディアによってキャラ全然違うよなwゲームは結構大人しくていい人みたいだったから、電ピカのナツメはキャラ合ってて好きだ
いやポケスペの悪いナツメもいいけど実は内心ショックだったw
アニメは……ヤンデレお腹いっぱいですwww

261:名無しさん@ピンキー
10/10/02 22:08:13 jNgpQCmo
個人的見所
電撃ピカチュウ→カスミのエロさ・ショタの可愛いさ・まさかのジギー女装
ゴールデンボーイズ→幼女なミカン・アカネの可愛いさ
ポケモンDP→ミツミのおっぱい(巨乳)

コロコロのポケモンマンガって優秀だよね
おのとしひろがサトシの女装描いたらとんでもなくなりそう

262:名無しさん@ピンキー
10/10/02 22:16:19 KvQv4SdU
>>261
「なんか大事な作品が抜けてる気がするッピ」

263:名無しさん@ピンキー
10/10/02 22:17:21 z/oFVEWS
>>261
ギエピー

264:名無しさん@ピンキー
10/10/02 22:20:33 SSyR3Qmj
>>262
ギエピーことポケットモンスターはツツジが予想外にまともで驚いた覚えが。
しかし、最近ジムリーダー出てんのか?ヒョウタ以降は見てないんだが・・・。

265:名無しさん@ピンキー
10/10/02 22:22:52 ovyJFCT8
まあ、ここで出す作品ではないな。アニメでは登場したけど

スペを除いて、人間が出てくるポケモンマンガっていうとあとは
ゲットだぜとちゃお連載のやつぐらいかな

266:名無しさん@ピンキー
10/10/02 22:35:35 jNgpQCmo
>>262-263
お前らww

もう絶版で分からない人もいるだろうので

幼女なミカン
URLリンク(imepita.jp)
ジギーの女装
URLリンク(imepita.jp)


267:名無しさん@ピンキー
10/10/02 22:39:25 /RSje9qK
なんだこの流れ・・・

268:名無しさん@ピンキー
10/10/02 22:40:00 lpvLVJfN
>>260
電ピカのナツメはとてもいいお姉さんだったな。そして尻。

>>261
女装に関しては、おのさん前科があるから(笑)

>>265
ピピピは妹から借りて見てた。


269:名無しさん@ピンキー
10/10/02 22:41:28 AbKq0rL6
漫画の話がしたいなら角煮にでも行けばいいと思う

270:名無しさん@ピンキー
10/10/02 22:46:07 lpvLVJfN
スマン。

そろそろ真面目にエロ考えるか……


271:名無しさん@ピンキー
10/10/02 22:52:53 x6rrfjWg
別にいいんじゃないの。結局の所ポケモンだし。
そこからまた新しいSSの電波が受信される可能性だってあるし
何よりBW+そういう話でスレがにぎやかになるのはいい事じゃないか。

272:名無しさん@ピンキー
10/10/02 22:54:32 Ktvy8arR
>>269
まあ、そうなんだけどあんま言い過ぎるのもどうかと思うぞ、作品が投下されるまでは
普通の話題も無いと過疎るよ。むやみに仕切るのもウザイからやめとけ。

273:名無しさん@ピンキー
10/10/02 22:59:03 0/m8YnQo
ピピピはココナッツが可愛かったような

274:名無しさん@ピンキー
10/10/02 23:12:10 rHbtg05r
ギエピーの作品でエロSS書けたら俺は尊敬する

275:名無しさん@ピンキー
10/10/02 23:21:58 QgVoULsH
それは俺の金玉だー!

276:名無しさん@ピンキー
10/10/02 23:36:21 SSyR3Qmj
最初の方はともかく、RS編辺りからは絵自体はまともだぞ。
1巻のカスミとかと比べると凄い成長してると思うよ。

まあ致命的な問題はエロをかけるようなストーリーじゃないと言う事なんだがな。
ギャグ漫画だし。

277:名無しさん@ピンキー
10/10/02 23:40:25 8KDbFtxy
ピピピはポケモン漫画っぽくなかったが好きだったな

278:名無しさん@ピンキー
10/10/03 01:32:10 kqFYPcx4
できたので投下。

アーティ×カミツレ

恋愛要素あり。苦手な方はスルーで。

279:『ゲージュツ』1/6
10/10/03 01:32:56 kqFYPcx4
 ジムリーダーのカミツレの職業は、カリスマモデルである。その抜群のプロポーションとスタイルで、彼女の右に出るものはいない。
「さて、今日の仕事は…と」
スケジュール帳には、勿論ビッシリとスケジュールが書き込まれている。ジムリーダーと売れっ子モデルの兼業に、休みなど無い。
「あら、ヒウンシティで絵のモデルだったかしら。そういえば公募で募集してたから、応募しておいたんだっけ。」
カミツレは、仕事は出来るだけ自分で取るようにしている。それは仕事の大切さを忘れないようにするためだった。
「……ヒウンシティで絵、ね。何だかちょっと悪い予感がするんだけど。大丈夫よね。」
カミツレの頭にとある男の顔が浮かんだが、気にせず車に飛び乗り、ヒウンへと走らせた。

 「やだ、不安的中だわ。」
ヒウンで指定されたアトリエに着いたカミツレは、自分の不安が的中したことに気がついた。
「私あの人、ちょっと苦手なのよね。」
モデルの依頼人はヒウンジムのジムリーダーであり画家のアーティだった。モデルという職業柄、カミツレは何かと彼と会う事が多かった。
が、カミツレにとって彼は少し苦手であった。あのアーティスト気質というか、適当さというか。きっちりしていないというか……
てきぱきと物事をこなすカミツレにとってリズムが合わないのだ。姉のアロエは学者であり博物館の職員というところから、結構マシなのだが。
「どうしても嫌なら断ればいいし……とりあえず入らなくちゃ。」
カミツレはアトリエのドアを開け、中に入った。クルミルが出迎えてきて、カミツレはおもわず顔を顰めた。カミツレは、虫ポケモンがあまり好きではない。
たいがいの女の子がそうだと思われるのだが。カミツレが彼のことが苦手なのは、使うポケモンのせいもあったりする。
「あー、どうもどうも。って、モデルってキミなの?」
中から出てきたアーティは、カミツレを見て驚いていた。公募したのは自分だし、選んだのも彼のはずなのだから、当然知っていると思ったのだが。
「貴方知らなかったの?自分で公募してたじゃない。」
「ああ、あれ?募集でも出そうって言ったのは僕だけれど、実際に選んだのはマネージャーだからさ。今回はあまり気が進まなくてね。」
なによそれ、と呆れるカミツレに、アーティは面倒臭そうに続けた。
「いやあ、ある人に女性を描いてくれって依頼されちゃってさ。でも僕あんまり好きじゃないんだよねー、その人。でも関係上断りきれないっていうかー。」
「そういうことなのね。おかしいと思ったわよ、貴方がモデルの募集するなんて。いつもはポケモンばかり描いてるんだもの。」
「そうそう、そういうこと。納期明日だし、さっさと終わらせちゃいたいから、ほら早く入って。」
すっかりマイペースなアーティにのせられ、カミツレはアトリエの中に入った。モデルに座ってもらうのだろう、ビロードのソファーと布が置かれている。
また、ポケモンも一緒にモデルになってもらうのだろうか、レパルダスがこちらを向いてニャアオ、と鳴いた。
「じゃ、そこの椅子に座って。」
大きなカンバスをイーゼルにかけ、アーティはカミツレに指示を出す。よほどさっさと終わらせたいのだろう。カミツレも仕方がない、とすぐに終わらせようと椅子に座ろうとした。
「あ、ちょっとちょっと。」
椅子に座ろうとしたカミツレをアーティが止める。座ってといったのは彼なのに、おかしいわねと思った矢先、とんでもない事実が発覚した。
「服を脱いでくれなきゃ。募集したのは裸婦のモデルなんだから。」
「……なんですって?!」
カミツレはショックで眩暈がしそうになった。ろくに調べもせず、適当に応募なんてするんじゃなかったと。
「まさか、知らなかった…とか……?」
「そのまさかよ。……悪いけど、この話はなかったことに……」
冷や汗をかきながらカミツレは部屋を出ようとしたが、慌ててアーティがカミツレの腕を掴んで引き止めた。
「ちょ、ちょっと待ってくれ!納期が明日なんだ!!」
「知らないわよ!ヌードモデルなんて聞いていなかったわ!!第一前日まで放っておいたあなたが悪いんじゃないの!!」

280:『ゲージュツ』2/6
10/10/03 01:33:24 kqFYPcx4
「そんなこと言わずに頼むよ……水着や下着になってテレビに出たりもしているじゃないか、裸になるぐらい今さら何だって言うんだ。」
「水着はまだ着てるでしょ!下着はああいう仕事なの!!CMだからって出ただけ!!それに下着ありとなしじゃ全然違うわよ!!」
「そこを何とか頼むよ……!納期を破ったら援助を打ち切られてしまうんだ!!」
「絶対に、無理!私には関係ないでしょ!第一貴方がそんな卑猥な仕事を受けていただなんて、失望したわ。」
食い下がるアーティに、カミツレはぴしゃりと言い放った。が、最後の一言が余計だったらしく、アーティがムッとした顔でカミツレに反論してきた。
「裸婦が卑猥だって?!こっちこそキミには失望したよ!芸術を少しは理解してくれると思っていたのに……裸婦は女性の美しさを極限に表す永遠のテーマだなんだぞ!」
「ちょ、ちょっと、そんなにムキにならなくても……とにかく、私の体を貴方に見られるのも、その依頼主の人に見られるのも嫌なの!」
目を逸らして顔を赤く染めたカミツレに、アーティはははあ、と合点のいった顔で頷いた。これで諦めてくれたかとカミツレはホッとしたが、その逆だった。
「ウン、急にキミを凄く描きたくなった。頼むよ、カミツレ。顔だけは描き変えるから。ね?」
「……ちょっと、何よそれ!……だから私は……」
これだからわけの解らない芸術家の男は嫌いだわ、とカミツレはこめかみを押さえたが、らんらんと創作意欲に輝くアーティの顔に負けた。
恐らく、彼なら純粋に芸術として見るだけで、いやらしい目では見ないだろうし、人にも言わないだろう。顔も描き変えてくれるそうだし……
「……もう、しょうがないわね。ただし、これっきりよ。」
全くもう、と肩をすくめて、カミツレはついに折れた。

 「そうそう、いい感じ。そのまま、そのままだよ。」
一応布で大切な部分は隠されているものの、なけなしにかかっているだけなので恥ずかしい。おまけに素肌にレパルダスを腕に絡めているので、くすぐったい。
「いい子だ。動かないで……」
レパルダスはタレントポケモンらしく、とてもおとなしい。モデルを配慮してか、メスである。艶やかな毛が美しいのだが、カミツレにとってはくすぐったくてしょうがなった。
「ねえ、この構図で本当に描くの?」
「そうだよ。依頼主からのご指定なんだ。美女とレパルダスって。」
「くすぐったくてしょうがないんだけど……」
「すぐ終わらせるからさ、それまで我慢してて。」
筆を握り、黙々とと手を動かすアーティに、カミツレはもう何も言えなかった。集中して筆を滑らせていく彼の姿は、正にアーティストと呼ばれるのに相応しかった。
真面目な顔をしていれば、結構いいやつじゃない、とカミツレはふと思い、顔を赤らめた。
(冗談じゃないわ!何考えてるのよ私!)
絶対裸で見られてるせいよね、と自分を納得させ、カミツレはじっとすることに集中した。慣れてくれば裸婦のモデルも悪くはない。
かといって、ヌードの写真集とかを出すという話はお断りだけれどね、とカミツレはこの前そういった話を持ち込んできた出版社の男の顔を頭からもみ消した。

 5、6時間たった頃だろうか。二回ほど休憩を挟み、アーティの仕事は完了した。よくもまあ、こんな短時間で描けたものである。
カミツレがどれどれ、と覗き込むと、抽象画に近い色使いの女性の裸像がそこにはいた。顔は全く別人になっており、誰もカミツレがモデルだったとは気がつかないだろう。
「何よ、これじゃあモデルなんていらなかったんじゃない。」
不満そうにカミツレが言うと、アーティは笑って答えた。
「わかってないなあ、こいうのはね、自然にそこにあるものを感じ取らないと描けないんだよ。そーいうこと。」
そういや流石に急で悪かったから、何か奢るよ、と言って、アーティはカミツレの手を引いて街へ繰り出した。カミツレに拒否権はなかった。
ただ、振り回されているのに悪い気はしなかった。
 着いた場所は、路地裏にある店で、ひっそりとはしていたがなかなかいい雰囲気の店だった。行きつけらしく、店主とは顔見知りのようだった。
「じゃ、仕事の成功を祝して、乾杯ー。」
「私は貴方に付き合わされただけなんだけど?」

281:『ゲージュツ』3/6
10/10/03 01:33:52 kqFYPcx4
マイペースにつき合わされて呆れながらも、カミツレは料理を楽しむことにした。さすが大都会ヒウンでアーティの行きつけの店だけあって、料理は個性的でありながら美味であった。
「お姉さんのアロエさん、元気?」
「えー?まー、元気なんじゃないの?この前会った時もプラ何とかっての、追い掛け回してたしー。あ、僕も追っかけたっけ。」
「ふうん。でもいいわね、アロエさん。優しい旦那さんもいるし。」
「そーかなあ。義兄さんは尻にしかれっぱなしみたいだけどなあ。僕は嫌だなー。そーいうの。」
縛られるのって面倒なんだよねー、と呟きながらアーティはカミツレの皿から肉を取った。
奢るとか言っておきながら、それってどうなの、とカミツレは密かに突っ込みを入れたが、心の中にしまっておいた。
「カミツレならわかるんじゃない?仕事どころでそんな暇もなさそうに見えるけど。」
「……私?私は……そうね、でもいい人がいたら、結婚しちゃおうかな。ママになってもモデルしてる人って沢山いるし。」
いい人がいてくれたらだけど、とカミツレはそう言って窓の外を見た。カップルが通り過ぎていくのが見えた。
「貴方には……さっきのことを聞いてたら、いなさそうね、そういう人。」
と、話題を降って、カミツレはさっきからアーティがじーっと、自分を見ていることに気がついた。
そして、おもむろにカミツレの手をとると、カミツレの青い目を覗き込んで言った。
「好きだ、カミツレ。」
「……え?!」
「ウン、今日キミを描いてわかった。キミになら、縛られてもいいかもしれないって。」
「ちょ、ちょっと、何よいきなり……!」
突然の告白にカミツレは戸惑った。当たり前だ。何も脈略もなく宣言されたのだから。第一、そんなに付き合いがあるわけでもない。ジムリーダーとして話したことがある程度だ。
会うことも多かれど、それは仕事上のことであって……
「駄目かい?」
「……駄目とか、そんなんじゃなくて…!その、まだ私貴方のこと何も……」
知らないんだもの、と言いかけたカミツレに、アーティは詰め寄った。
「そんなの、これから知り合えばいいじゃないか。」
「……そんなのって、ないわ!第一、私のどこが好きになったのか教えて頂戴!」
「前からちょっとは、気になっていたんだ。でもキミが僕のこと避けるから……」
苦手なんだから、当たり前でしょ、とカミツレは思ったが、彼のことを避けていた自分に罪悪感が沸いた。
「初めて会った時のこと覚えてる?僕はキミになんて言ったっけ?」
それはカミツレも覚えていた。なぜなら、彼のことが苦手になった原因だから。
「……まるでハハコモリみたいな細いー手足だねって…でも、あれって……」
「おかしーなー、褒め言葉だったのに。」
やっぱり、感覚がちょっとズレてるのよねこの人、とカミツレは思った。そりゃ誰だって虫ポケモンなんかに例えられたら嫌がるわよ。アゲハントになら別だけれど。
「それで、キミが僕を避けているのって、僕のことがキミも気になってるからかなって思ったんだよね。
で、今日モデルやってくれって言ったら、キミ、恥ずかしがったろ?もしかしてこれはビンゴだッ!なんて思ったんだけど、さっきの聞いてたら違ったみたいだし。」
アーティの盛大な勘違いを聞きながら、カミツレは思わず笑い出しそうになったが、堪えた。
「で、だったらもうすぐに僕の気持ちを伝えなきゃって思って、言ってみたんだ。どうかな?」
そこまで聞いて、カミツレはついに声をあげて笑った。おかしな人。本当に、おかしな人だと。でも、正直な人だと。
「あれ?何で笑うのかな?」
「だって、自分のそんなかっこ悪いところ、自分で全部言っちゃうんだもの。それで付き合ってくださいなんて、中々いないわよ、そんな人。」
普通は好きな人の前じゃカッコつけるでしょ、勘違いしてたなんて面と向かって言わないわよ、と言ってカミツレは涙を拭った。それほど笑ってしまった。

282:『ゲージュツ』4/6
10/10/03 01:34:15 kqFYPcx4
「それで、私のどこが好きになったの?」
「あー、なんだろうな、言葉にしにくいなー、んー。」
「言ってくれて、もしそれで私を納得させてくれたら、付き合ってあげる。」
組んだ手に顎を乗せ、カミツレは意味ありげに微笑んだ。アーティはしばらく考えていたが、パッと思いついたらしく、答えた。
「ゲージュツ。」
「え?」
「ゲージュツ、って感じがした。君を描いたときに。」
そんなんじゃ答えになってないわよ、とカミツレは言ったが、アーティはそのままカミツレを見つめながら言った。
「キミの全体から、ゲージュツって感じがしたんだ。そうだね、キミが今までやってきたトレーナーとしての魅力、モデルとしての魅力、女性としての魅力ってやつかな。
あっ、そうだ、今までキミが頑張ってきたって自信、かな。そういうのが全部伝わってきたんだ。んー、やっぱりよく、わかんないや。」
やっぱ駄目?とカミツレを覗き込むアーティに、カミツレは困った顔をした。
とにかく、アーティが自分の体が目当てだとか、容姿がいいからという理由で好きになったのではないということはわかった。
代弁すれば、彼は自分の努力家なところが好きだと言っているのだろう。だが、それがどうして芸術となるのか。
「……どうしてそれが、芸術だって思うの?」
「えーっと、絵を描いていて思うんだよ、絵を描く時って、描かれる側をよく観察するだろ?するとね、その人がどんな人かがわかってきちゃうんだよ。
その中で、僕はその人が今までどれぐらい頑張ってきたかとか、それに自信を持ってるとか、そういうのに魅力を感じるんだ。」
カミツレは、彼の描く絵がまるで生きている感じがする、と言われるのがわかった気がした。
「キミが、僕の魅力を感じるものをすべて持ってる、そんな気がしたんだ。」
「私、そんなたいそうな人じゃないわ。付き合ったらガッカリするかも。」
「付き合ってみなきゃ、わからないだろ?その時は、その時さ!」
失敗してもいいじゃない、と言うアーティに、カミツレはクスっと笑った。気楽なものだ。しかし、そこに救われるものがある。
恋愛に臆病だったのかもね、私、とカミツレは微笑み、アーティの頬にキスを落とした。
「じゃあ、お試しに付き合ってあげる。でも、ガッカリしても、文句はいわないでね。」
アーティの顔がパッと明るくなり、カミツレをギュウ、と抱きしめた。
「キミってやっぱり最高だよ、カミツレ!」
「ちょっと、やめてよ、恥ずかしいでしょ!」
店内には客はまばらにしかいなかったが、全員の視線を一身に浴びてカミツレは顔を真っ赤にさせた。口笛や拍手まで聞える。
もっと人目を気にしてくれればいいのに、とカミツレは思いながら、もう恥ずかしいから本当にやめて、とアーティを諌めるのに必死だった。

 夜もすっかり遅くなってしまい、カミツレはライモンシティに帰るべく、車を取りに行った。勿論、アーティも一緒だ。
「帰っちゃうのかい?」
「ええ。明日、また仕事があるから。」
キーを差し込み、オープンカーにエンジンをかける。車の番をしていたエモンガが、眠たそうに欠伸をする。
おやすみなさい、と挨拶のキスをして、カミツレは車のアクセルを踏もうとした。が、それは遮られた。
アーティに抱き上げられ、車から降ろされたかと思うと、そのまま彼はカミツレを抱きしめてキスの雨を降らせた。
「やっぱり駄目だ、帰らないでくれ、カミツレ!」
本当にこの人駄々っ子みたい、とカミツレは呆れつつ、彼の我侭を承諾した。
(私って、こういうタイプに弱かったのかしら……)

283:『ゲージュツ』5/6
10/10/03 01:34:38 kqFYPcx4
 ベッドの上で、カミツレはアーティに押し倒されていた。自然と流れでこうなった。いい歳をした大人の男女なのだから、それはそうだろう。
「とても美しいよ、カミツレ、まるで女神のようだ……」
カミツレの美しい素肌を、アーティの手が大理石の彫像を撫でるように這っていく。カミツレは思わずううん、と声を上げた。
「そういうのは、初対面の時に言って欲しかったわ。」
それだったら、最初から貴方のこと好きになってあげたかもしれないのに、とカミツレは呟き、彼の額にキスをした。
そのまま下へと顔をスライドさせ、お互いの唇を貪り合う。行き場の無い掌を相手の掌に絡ませると、質感の違いがお互いを刺激する。
美しく彫刻のようなすべらかさを持つカミツレの手と違い、アーティの手は彼の華やかさと相反して皮が厚く、ゴツゴツしていた。油絵の具が染みた、絵描きの手だ。
そのまま彼の手を自分の開いた服の隙間に滑り込ませ、カミツレは触って、とねだる。芸術家の巧みな指使いが、カミツレの胸を翻弄する。
「……慣れてる、のね。」
「そりゃあ僕も男だからね。今まで恋人が一人もいなかった、なんてことはないよ。」
むしろ絵が売れてからは結構モテたかな、と言いながらアーティはカミツレを覗き込んだ。キミこそモテるんだろ、と言わんばかりの顔であった。
「言い寄ってくる人は多いけれど…こんなことまでするのは、貴方が……初めてよ……」
気恥ずかしそうに顔を背けながら言うカミツレに、じゃあ僕は幸せ者だね、と耳元で囁いてアーティはカミツレの衣服を丁寧に脱がせた。
細いながらも気品のある足がすらりと伸びる。モデルである彼女の最大の武器とも言えよう。
カミツレの足を持ち上げると、アーティはそこへ太ももからつま先にかけてキスを落とした。
つま先に到達すると、カミツレはくすぐったかったのかビクン、と跳ねた。お互いに目が合って、ふふふ、と笑い合う。
足をアーティの手からするりと逃がすと、カミツレは逆にアーティの服に手をかけた。
「私ばかりじゃずるいでしょ。貴方が私の裸を見るのは、今日で二回目なんだし。」
カラフルなシャツのボタンを外すと、意外と男らしい体が露になる。されるがままになるのは嫌らしく、アーティはカミツレの手を止めると、彼女のうなじに攻撃を仕掛けた。
抱き寄せられ、うなじに舌を這わされてカミツレははしたない声を出してしまう。だらん、と落とされたカミツレの手に、硬いモノが当たった。
「……貴方でも、こんな風になるのね……」
「でも、なんて、そんな経験者ぶった言い方はやめときなよ。強がらなくても、僕がエスコートしてあげるからさ。」
落ちたままのカミツレの手を持ち上げ、自分の首にかけさせると、アーティはカミツレの金色の恥部へと手を滑り込ませた。
ひゃん、と飛び上がるカミツレをしっかりと引き寄せながら、アーティはカミツレの弱点を攻め続けた。
「ね……駄目、私なんだかおかしいわ……」
「何言ってるんだよ。ほーら、ちゃんとこういうことしておかないと、後で痛いんだから。ちゃんと濡らしておかないと……」
「ば…馬鹿!そんなこと言わないで頂戴!!……くうん……」
カミツレのそこは、もうすでに充分に潤っていた。爪を噛みながら真っ赤な顔で必死で堪えるカミツレは、いつもの涼しそうな彼女からは想像もつかないほどだった。
「……ああ、駄目……私……!」
カミツレがビクビクと体を震わせ、アーティにもたれかかる。息を荒げて汗を滴らせる彼女からは、なんともいえずいい匂いが香った。
香水だろうか。林檎に似ているが、ハーブのような。カモマイルのような香りだった。
「……話では聞いていたけど、なんともいえない気持ちになるわね。」
体が熱くなるわ、とカミツレが呟く。
「……そうだね。僕も熱くなってきたよ。それから、これからもっと、なんともいえないような気持ちになるよ。」
ズボンの金具を外す音が聞え、カミツレの潤った茂みに、熱いモノが押し当てられた。
「いいのかな、キミの初めてが僕で。」
「告白する時は断りなくいきなり好きだ、なんて言っておいて、こういう時には断りを入れるって、それってどうなの?」
カミツレがクスクスと鈴が鳴るように笑った。品があるのに、どことなく、色っぽかった。

284:『ゲージュツ』6/6
10/10/03 01:35:04 kqFYPcx4
「それに……」
こんなことまでしておいて、引くなんて貴方らしくないんじゃないの?と耳元で囁き、足を絡めると、アーティはカミツレの腰を引き寄せ、彼女を貫いた。
カミツレは一瞬呻き声を上げたが、お互いの体の熱で痛みなど感じなかった。麻痺した感覚はそのまま情熱へと姿を変える。
お互いのリズム、鼓動が重なり合って、ハーモニーを紡ぎだす。カミツレには目の前で自分を見つめる男性しか、目に入らなかったし、考えられなかった。
(痛い……かもしれないけど、こんな痛みならいいかもしれない……)
時折感じる異物感も、全てがいとおしく感じる。頭では考えられない、感情と感覚のみの世界。ある意味、芸術と近いものなのかもしれない。
「……好きよ……」
カミツレがアーティに囁く。それは部屋に響く、他人が聞けば卑猥な音とリズムに反した、爽やかで初々しい囁きだった。
「ほんとに?」
「……ほんと。」
アーティの緑色の瞳の中には今、カミツレしかいない。いつもの涼やかな人気者のモデルの、彼女ではない、ただ自分を愛してくれる女としてのカミツレが。
自分で、感情のままに乱れて言葉を口にするカミツレが。今まで関係を持った女性にはない、ただ純粋にその人を愛している、愛したいという対象としての女性が。
「カミツレ、やっぱりキミは……」
最高だよ、と言い、アーティはカミツレの最奥に達した。感じ取ったカミツレの体が跳ね、同時に彼の体にしがみつく。
離れたい、されども離れたくない、できるものならもっと奥にまで。葛藤の中、カミツレは体の底から何かが自分をジワジワと蝕むのを感じた。駄目、まだ、もっとしていたい。
「……ああ……駄目……駄目え……」
カミツレが口をはしたなく開けて喘ぐ。繋がった部分はお互いに濡れ、どちらもそのまま溶けてしまいそうだった。
「……カミツレ、そろそろ……」
僕も駄目かも、と呟き、アーティはカミツレの口を唇で塞いだ。カミツレの中で、受け入れていたそこが切なくなり、キュウッと締まる感覚がした。
同時に、カミツレの頭の中が白いペンキで塗りつぶされていった。体が震えて、電気が走ったみたいになって。それから先は、カミツレは覚えていられなかった。
カミツレが絶頂を迎え、締め付けが来ると、アーティは頃合を見計らって彼女から己を解放し、カミツレの美しい彫刻の上を白く塗りつぶした。
彼女のため、というのもあるが、自分が臆病だからかもしれない。
「……カミツレ……?」
ぐったりとして、そのままベッドで仰向けになって失神しているカミツレに、アーティは声を掛けたが、反応は無かった。
やれやれといった顔をすると、彼は後片付けに入るために、カミツレを抱きかかえてシャワールームに足を運んだ。
運ぶ途中でカミツレがポツリとうわ言に自分の名前を呟いたのを聞いて、アーティは急に気恥ずかしくなった。行為の最中ですら“貴方”と言っていた彼女が、自分の名前を呼んでくれた。
素直じゃないなあ、と息を吐いて、アーティはカミツレの閉じられた瞳に接吻をした。どこかで聞いた御伽話みたいに、カミツレが目覚めるかとも考えたが、そうはいかなかった。
「僕も、キミが大好きだよ。」
聞えていないけど、キミも僕に対してそうだったんだからおあいこだね、とカミツレにアーティはそっと言った。

 次の日、カミツレが目覚めたのは早朝だった。横ではアーティがくしゃくしゃにシーツを自分の腕に抱え込んで寝ていた。
冷えると思ったら、彼が全部取ってしまっていたのだと、カミツレは恨みがましい目でアーティを見た。
「風邪でも引いたら、どうしてくれるのかしら。」
頬をつねってみるが、起きる様子は一向にない。おそらく彼が着せてくれていたのだろう、アーティのシャツを脱ぐと、カミツレは自分の服に着替えた。
スケジュール帳を見る。今日の仕事は9時からファッション誌の撮影。ふとアーティを見る。大事そうにシーツを抱えて、むにゃむにゃ何か言っている。
早く起きないと、今日は納期なんでしょう、とおでこをつついてみたが、反応はなかった。
本当に、気ままなんだから、とカミツレがライモンへ戻ろうと部屋を出ようとしたところ、部屋の隅に布をかけて置いてある絵が目に入った。
おそらく昨日の絵だろう。布を取ってみると、絵は二枚あった。一枚は昨日の絵。そして、もう一枚は……
カミツレはしょうがない人、と呟いて悪戯っぽく笑うと、もう一枚の方の絵を布で包み、車に飛び乗った。勿論、書置きを残して。

 「返して欲しかったら、ライモンシティまで取りに来て」

もう一枚の絵には、それは見事な、写実で書かれた例のカミツレの姿があった。



285:名無しさん@ピンキー
10/10/03 01:36:33 kqFYPcx4
以上。期待に沿えてなかったらスマソ。
BWの人間キャラはイマイチキャラがわかりにくくて難しい……

286:名無しさん@ピンキー
10/10/03 01:42:23 8OaQ8dq+
乙!
アーティ×カミツレさんもいいな・・・
芸術家&モデル夫婦とか滾る

287:名無しさん@ピンキー
10/10/03 01:43:23 UDCFzR6i
>>285
乙乙。ハハコモリに吹いたw

シロナさんと一緒にいる時は多少喋るが、別荘とかしょうぶどころみたいなのは無いしなBW。
そんな中書いたのは凄いわ

288:名無しさん@ピンキー
10/10/03 01:44:57 udGKNjpV
乙!
気になったんだが、アロエさんとアーティの関係は兄弟で確定だっけ?
アーティがアロエを姉のように慕ってるとずっと思い込んでた…。

289:名無しさん@ピンキー
10/10/03 01:48:42 kqFYPcx4
>>288
乙アリガトンヌ。
アーティの故郷がどうやらアロエのいる町であること、あと確かアロエの弟であると何かしらの台詞でわかったと思う。
が、記憶がしっかりしてるわけじゃないのでようつべか何かで確認した方がいいかもしれん……

290:名無しさん@ピンキー
10/10/03 01:54:46 swHEQRUH
乙 カミツレもフウロもスタイル良過ぎで生きてるのが辛い

291:名無しさん@ピンキー
10/10/03 01:56:23 17PbzXDP
   ∩
    ( ⌒)     ∩_ _
   /,. ノ      i .,,E)
  ./ /"      / /"
  ./ / _、_   / ノ'
 / / ,_ノ` )/ /
(       /  good job!
 ヽ     |
  \    \
素晴らしい

292:名無しさん@ピンキー
10/10/03 02:18:31 blRYnrTU
>>285
待ってた!乙
カミツレさんかわいいよカミツレさん

293:名無しさん@ピンキー
10/10/03 03:03:17 jepEXFHR
>>285
超GJ!
このカップル好きになった!

294:名無しさん@ピンキー
10/10/03 03:51:52 74i6RzoG
大人のエロス…

295:名無しさん@ピンキー
10/10/03 04:14:55 vWRVLNGv
GJ
エロも大変よかったがおとなしいタレントレパルダスに萌えた

296:名無しさん@ピンキー
10/10/03 04:43:58 FnbERhv+
糞ビッチな女主人公が誘い受けなエロ投下してくれ
相手は誰でもいい

297:名無しさん@ピンキー
10/10/03 05:45:19 7C5ut77Y
>>285
あ、甘っ! GJ!!

確かにハハコモリはモデル体型だよなぁw

298:名無しさん@ピンキー
10/10/03 06:21:25 kb876P/2
>>289
内容はそれなりだが、感想の感想返しはやめた方がいい。荒れる元になる
SS職人は必要最低限の事だけ書いて後はひたすら黙るべし
>>296
空気読めアホ

299:名無しさん@ピンキー
10/10/03 08:37:14 7C5ut77Y
なんだいつもの人か

300:名無しさん@ピンキー
10/10/03 09:40:11 R7RTdDxB
自治厨うぜえ

職人は職人のやりたいようにやっていいと思うぞ

301:名無しさん@ピンキー
10/10/03 10:58:58 t9M2YGPu
まずはお前が書いて見ろって話。職人さんが一生懸命書いてわざわざ投下してくれてるのに
「それなり」扱いなんだからさぞかしお前さんは素晴らしいSS書けるんだろうからな

302:名無しさん@ピンキー
10/10/03 11:11:04 mqTxSz0/
某所の書き込みで
マルチトレインで男主人公の足を引っ張ってしまい
後でお仕置きされる
……のを期待しているドM女主人公というのを夢想した

303:名無しさん@ピンキー
10/10/03 11:19:18 fB6E6zWg
ホワイトさんはSが多いので新鮮な電波だなw
ヘタレアデクのジジイに嫌々調教されて心ならずもSからMへ堕ちるホワイトさんとかも……

304:名無しさん@ピンキー
10/10/03 11:27:05 cI9t55uv
>>302
女主スレか
それもいいな
ここってエロなしもおkなの?

305:名無しさん@ピンキー
10/10/03 11:44:02 Qq6vsNpU
>>304
大丈夫だ、問題ない。

306:名無しさん@ピンキー
10/10/03 13:14:43 ZGHoaEpO
列車で保育士さんに連れて帰って育てたいとかわたし好みに育てたいとか言われて妄想が広がりんぐ

307:名無しさん@ピンキー
10/10/03 13:15:24 kb876P/2
>>301
そういうの必ず返ってくるけどさ、正直あほかと

308:名無しさん@ピンキー
10/10/03 13:18:02 ACko7hWC
ぶっちゃけ神職人だからって人を批判して良いかといわれれば多分批判すれば叩かれる
けど人を批判するくらいなら自分で作れって話なのは正論

309:名無しさん@ピンキー
10/10/03 13:33:38 74i6RzoG
>>307
自分の思い通りに行かないなら自分の納得いくスレでも立てたら?
・初見さんお断り
・BWのSSのみ投下してください
・質の悪いSSは投下しないでください

保管庫見りゃすぐわかるだろうけどここポケモン総合スレみたいなもんだから
いい加減空気読めアホ

310:名無しさん@ピンキー
10/10/03 13:35:08 Di1n6cRJ
いい加減>>307がいつもの荒らしだということに気づくべき

311:名無しさん@ピンキー
10/10/03 13:42:18 T/SwvTGt
反発したい気持ちをグッとこらえて全員でスルー
可能であれば出たと思ったら即NGへ
ここは仮にも年齢制限付きの板だし皆そんくらいできるでしょ

312:名無しさん@ピンキー
10/10/03 18:14:05 fB6E6zWg
バカンスに行ったシキミはシロナさんに食われたんだろうか……

313:名無しさん@ピンキー
10/10/03 18:16:28 uXukq6fm
アイリスが海でずっと潜ってたら心配されたって非常識な肺活量をアピールしてたけど
何故かプリルリに捕らわれ、あんな事やこんな事をされるアイリスが頭をよぎってしまった
痺れる肉体、息が保たず朦朧とする意識。そんな身体を蹂躙し弄ぶプリルリ
アイリスを救う為に問答無用で電気技を海に乱射するカミツレと
巻き添えで感電して浮かんで来たアイリスを回収するフウロとスワンナ

314:名無しさん@ピンキー
10/10/03 18:26:25 fB6E6zWg
しかし、全員都合よく感電したところを美味しくいただく主人公。

315:名無しさん@ピンキー
10/10/03 19:05:41 Qq6vsNpU
こんなことっ…して…ただっ!? …済むと思わない゙っ?!

最後のい゙!で目を見開いて体をガクガクさせるアイリスか

316:名無しさん@ピンキー
10/10/03 19:28:40 7C5ut77Y
そういやブルンゲルって生命エネルギー吸うんじゃなかったっけ……

317:名無しさん@ピンキー
10/10/03 19:55:20 Qq6vsNpU
生命エネルギーを言いかえれば精力
参ったな

318:名無しさん@ピンキー
10/10/03 19:58:26 7C5ut77Y
メノドク以上のクラゲ責めが可能なわけですね。

触手成分はひかえめだけど。

319:名無しさん@ピンキー
10/10/03 20:53:34 uXukq6fm
>>316
地味にイッシュ地方のポケモンって怖すぎなんだよね
シャンデラなんか魂を燃やせるらしいから。シャンデラの術中にハマって魂を焼かれたら最後。
手加減されて魂を燃やし尽くされ無かったにしても
幽霊ポケモンに捕まって、あんな事やこんな事をされるって事だし
逆らえば魂を焼かれて拷問されたり

320:名無しさん@ピンキー
10/10/03 21:16:44 fB6E6zWg
墓荒らしと間違えられてデスカーンに色々されちゃうバックパッカー……

……ゴクリ

321:名無しさん@ピンキー
10/10/03 21:27:26 Qq6vsNpU
デスカーンと初めて会って
青姦:アオカーン
獣姦:ジュウカーン
和姦:ワカーン
強姦:ゴウカーン
って思った奴は俺だけじゃないはず

322:名無しさん@ピンキー
10/10/03 21:33:16 XUnE7//i
その理屈でいくとデスカーンは……
うん、マニアックすぎる

323:名無しさん@ピンキー
10/10/03 21:50:06 7C5ut77Y
>>321
その発想はなかったわw

ショッピングモールの帰り道にコマタナの集団に襲われるお嬢様とか……最高じゃね?

324:名無しさん@ピンキー
10/10/03 21:57:15 9yxQhVHI
一般トレーナーはいいの素材がある

325:名無しさん@ピンキー
10/10/03 22:29:12 gKAWTxh5
そういや今回虫とり少年と大人のお姉さんリストラされちゃったね
OLも勿論いいんだけど大人のお姉さんがよかったんだよ…
あの挑発的な感じがよかったんだよ…
あと、ビキニのお姉さんも寄り道にしかいなくて寂しい

326:名無しさん@ピンキー
10/10/03 22:36:06 74i6RzoG
>>325
挑発的なのはよかったんだが、HGSSの大人のお姉さんは髪型に難があった。俺だけか

逆にデフォがいたたまれなくなったキャラは居るのか

327:名無しさん@ピンキー
10/10/03 22:57:32 ACko7hWC
何か足りないと思ってたら虫取り少年だったか
確かに今回いなかったな
…とはいえここ的には需要は無いが

328:名無しさん@ピンキー
10/10/03 23:02:21 kqFYPcx4
>>327
♀主に逆レイーポされるならまだある

329:名無しさん@ピンキー
10/10/03 23:04:28 9lNoVF6x
>>316
pixiv見て知って確かめたが…
オーベム様はマジでこのスレ向けのポケモンとしか言いようが無い件


330:名無しさん@ピンキー
10/10/03 23:15:23 4Hk0u6b0
>>327
虫取りに森に来たところでアオカーンに遭遇
少年が初めて性に触れる・・・・・・とかあるじゃまいか

331:名無しさん@ピンキー
10/10/03 23:22:00 Jh7MwDev
そろそろ投下に期待

332:名無しさん@ピンキー
10/10/03 23:27:28 kqFYPcx4
>>329
何?!オーベム様がどうしたって?!

333:名無しさん@ピンキー
10/10/04 01:24:55 EpZUrWXT
今さらカリン様で誰得なもん投下しますが許してくだされ。BWからはギーマさんに出てもらいました。

シキミさんやお嬢様を苛めてもよかったのだが、また大人なエロスが書きたかったので悪四天王三人揃ったよつながりでHGSS(金銀)からカリン様。

カリン、カゲツ、ギーマ三人。悪四天王の集会。

カリン様一人勝ち

本編と関係ないパラレルっぽいの嫌な方はスルーお願いします。

334:『悪い三人』(1/9)
10/10/04 01:25:48 EpZUrWXT
 年に幾度か行われる、ポケモンリーグの交友会。様々な地方からジムリーダー、四天王、そしてチャンピオンが集まり、それぞれの近状報告や意見を交換する。
カントー、ジョウト、ホウエン、シンオウ、そして遠い海を隔てたイッシュさえも。
今年は開催地がカントーとあって、豪華客船サントアンヌ号が貸切りになり、そこが会場となった。
選ばれた者達だけが招かれる場。ずいぶんと華やかである。特にリーグを統べる象徴ともいえる四天王とチャンピオンの場は、一線を駕していた。
その場に相応しく、カントー・ジョウトの四天王のカリンは豪華な雰囲気を漂わせながらシャンパンを手にカードゲームに興じていた。
今日は様々な地方の強者と交流する日。勿論カードゲームの相手は他の地方の四天王。
ホウエン出身の赤いモヒカンがワルっぽい男、カゲツ。そして、カードゲームのディーラーをしているのがイッシュの四天王、ギーマだ。
「ベッド」
「じゃ、俺もベッド。」
手札を伏せて動きを止めた二人とは違い、カリンはもう一枚カードを引いた。手札は合わせて21。先程引いたブラッキーの描かれたスペードのエースが微笑んだ。
三人同時にカードを返す。20と20。カリンは目を閉じてうっすらと笑った。
「あたくしの勝ち、ね。」
カリンはギャンブルに対してはかなり強運の持ち主であった。もしかしたら、相手が彼女の魅力に負けてしまったからなのかもしれないが。
だが、今回の勝負はそういったことは抜きだった。実は先程ポケモンバトルを嗜み、三人が引き分けとなったので、カードゲームで勝敗を決めようと言ったのだ。
言い出したのは勿論カリンだ。イッシュの海の向こうからわざわざやって来たギーマに、あえて塩を送ってやったのだ。
勝負師としても有名な彼を負かしてからかってやろうと思っていた。カリンに同意したカゲツも同じ考えだったらしい。
昔は曰くつきの不良だった彼もまた、勝負には自信があった。ブラックジャックの三本勝負で、先に2回勝ったものが勝ち。
三人とも一勝し、手に汗握る展開で最後はカリンが勝った。
「そうきたか。カリンのお嬢にはやっぱ敵わねえや。」
まあ楽しかったからいいぜ、と笑うカゲツに対し、ギーマは涼しい顔でカードを手早く収めた。
「まあいいさ。次の勝負では負けない。」
悔しそうな顔でもするかと思いきや、さらりとキザに台詞を言ってその場を去ったギーマに、カリンはあらつまらないわね、とカゲツに耳打ちした。
すると、カリンのゲンガーが影から這い出してカリンの足に擦り寄った。いつもはカリンはブラッキーを側においているが、今日はゲンガーだった。
「ごめんなさいね。ちょっとやりすぎたかしら。」
ゲンガーをしまい、カリンは呟いた。実のところ、最後だけゲンガーにカードを偵察させていた。そして相手の手を読んでいたのだ。
「おいおい、何だよイカサマか?」
「ちょっとね。最後だけよ。嫌ねえカゲツ、貴方も彼の涼しい顔が剥がれるところ見たかったんじゃないの?」
「バレてたか。まっ、別に俺はかまわねえけどよ。勝とうが負けようが、こんな勝負なかなかできねえからな。」
いつの間にかボールから出てきたブラッキーがカリンの膝に乗った。赤いルビーのような瞳がらんらんと、薄暗めの照明で色めき立つ会場を移している。
カリンはブラッキーの頭を撫で、グラスに残っていたシャンパンを飲み干した。
「それにしても、四天王にも悪使いが増えたことね。」
「まあな。エスパー使いもお嬢んとこのヤツ含めて3人いるじゃねえか。」
「そうね、ゴーストも貴方のところを含めて3人…いえ、キクコさんは引退したから2人ね。」
ジョウトとカントーはリーグを共有しているから、私と一緒に三人も変わったのよね。と呟きながらカリンはブラッキーの豊かな毛を撫で、首を掻いてやった。
「色々やってりゃそりゃ変わるって。最近俺んとこに挑戦してきた小僧なんざ、まだまだヒヨッコだったけどよ、いい勝負しやがったぜ。まさか、チャンピオンまで打ち負かすたあよ。」
俺らももっと強くならねえとな、と言うカゲツにカリンは説教臭い男ねえ、と呆れ顔で返す。カリンのところにもそんな少年が来た。
ポケモンを誰よりも信頼し、彼らに信頼されたその少年は、あのドラゴン使いワタルまでも打ち破った。噂では今、リーグの申請を断って、また別の地方を旅しているらしい。

335:『悪い三人』(2/9)
10/10/04 01:26:17 EpZUrWXT
今までロクな挑戦者がおらず、飽き飽きしていたカリンにとってそれは刺激となり、今まで以上に強さに磨きをかける元となった。
「あたくしのところにも、そんなことがあったわ。ホント面白いわよね、ポケモンは。」
その少年の顔を思い出し、カリンはフフフ、と笑った。
「こうやって他の地方のトレーナーと話していると、世界にはまだまだ色々な可能性があるって、楽しくなってきてしまうわ。」
長い銀髪を掻き揚げながら、カリンはブラッキーに目配せした。ブラッキーは彼女の膝から降り、そのまま会場へと姿を消す。
「ん?誰か探し人か?」
「ええ。シンオウのチャンピオン。女性なんですってね。ちょっと興味があって。」
「へえ。」
一度女同士お話でもどうかしらと思ってね、とカリンはシャンパンの二杯目に手を付ける。と、カゲツが不意にカリンに言葉を発した。
「お嬢ってよお、そんだけ美人で強いのに、浮いた話一つもねえよな。」
「……!」
突然の話題に、カリンは思わずシャンパンを吹きそうになった。
「……いきなり、何なの?」
「いやあ、あのシンオウのチャンピオンもそういった噂聞かねえしなあ。やっぱ強すぎると魅力もなくなっちまうのかねえ。」
俺だったら守ってやりてえような娘がいいしなあ、と悪戯っぽくカゲツは笑った。
「言っとくけど、あたくしはいい男しか相手にしないの。誰でもいいってわけじゃないのよ。」
カリンはさらりと切り替えした。カリンはモテないわけではない。言い寄ってくる男は沢山いる。だが、たいがいの男はカリンの地位などが目当てで、つまらない連中ばかりだったのだ。
正直、そういった類の男にはうんざりしていた。
「ほほう。じゃあお嬢んとこの大将とかはどうだ?あいつの強さはホウエンまで聞えてくるぜ。仲もいいんだろ?」
「ワタルはそんなんじゃないのよ。時々、お互いの都合で体は重ねても、それは愛しているとかではないの。」
「……そういうモンかねえ。」
「純粋な貴方には、わからないかもしれないわね。」
カゲツは元ガチガチの不良で筋を通すということもあってか、恋愛感情を持たない女性には手を出さない主義だった。クラブぐらいは行ってるかもしれないが。
四天王という高い地位を持つ男にしては、珍しいタイプだった。
まあカリンの所属しているリーグでも、キョウは既婚者であり、シバはあまり興味がなく、イツキはいたって真面目であったのでカリンからすればそこまで珍しくはないが。
他の地方でもそこまで遊びが激しい者はいない。していたとしても、完全に隠されているだろう。カリンもワタルとは極稀にしかそういった関係にはならない。
お互いどうしようもない時ぐらいなのだ。そうでないと、同じ地方同士では、恐らく関係のもつれなどで四天王の威厳が損なわれてしまうだろう。その辺は皆わきまえているのかもしれない。
とはいっても、カリンの場合はただ単に興味の持てる男性がいなかっただけなのだが。ワタルでさえも、彼女の意中の人とはなりえなかった。
「でもここだけの話、ウチの大将には関わらない方がいいぜ。金持ちの坊ちゃんだ。結構遊んでるらしくってな。」
ホウエンのチャンピオンは大企業の息子だと聞く。それだけでも自由奔放なのは目に見えている。
「アタクシ、興味ないわ。第一生意気そうで気に食わなかったから、まずお近づきになりたくなかったもの。」
「ははは、違ェねえ。だが、バトルの腕前はピカ一ってとこよ。一度勝負してみな。認識変わるぜ。」
「そ、貴方がそこまで言うならさぞかし腕のある男なのね。ちょっとは興味が持てたわ。」
一通り話した後、ブラッキーがカリンの元へと戻ってきた。
「いい子ね。そう、向こうの席で待ってて下さるって?」
カリンがブラッキーの頬をなぞってやると、ブラッキーは気持ち良さそうに目をうっとりと閉じた。
「それじゃ、またね。悪タイプ使い同士、また話しましょう。」

336:『悪い三人』(3/9)
10/10/04 01:26:39 EpZUrWXT
カゲツの元に去る際に、カリンは彼の元へメモを残していった。
“後で、アタクシの部屋でゆっくりお話しましょう”
カゲツはメモを見て、フッと笑った。これは彼女が後でポケモンバトルで決着をつけよう、という合図なのだ。先程は気にしていない様子だったが、やはり気になっていたらしい。
ダイゴのことを話題に出したからだろうか。カリンのバトルへの誘いは、いつもこうしたさりげない言い回しで行われる。勘違いして馬鹿を見る男も多い言い回しなのだが。

 シロナの待つ席へと向かう前に、カリンは化粧室でメイクを直した。ふう、と息をつく。会場は騒がしく、今だザワザワと喧騒がホールに響いている。
特にチャンピオン勢は人気で、下の階ですでにフリータイムとなったジムリーダー達が我先にと押しかけては握手を求め、勝負を挑む。
中には四天王と知り合いのジムリーダーもおり、久しぶりの再開と会話を楽しむ。
またある者は勝負の秘訣を聞きに来る。まだ幼いジムリーダー達は親に連れられてすでに眠りについているが、それでも全地方を合わせると中々の数だ。
おまけにリーグ関係者も勢ぞろいしているのだから、会場内の人は凄まじい人数であった。
そんな中、カリン一人が姿を消しても誰も気がつかなかったし、彼女の姿を追ってくるジムリーダーや関係者もいなかった。
ただ一人を除いて。
「さて。」
そろそろ行こうかしら、とカリンはバッグにメイク道具を直し、化粧室を出た。この後パーティが終了し、喧騒が冷めて集中力が戻ったら、カゲツと改めて勝負をする。
今日勝負をし、そして彼と会話をするうちに、やはりまだポケモンバトルに対してもっと腕を磨きたいと深く感じたのだ。
だとすれば、別れる前にもう一度勝負をしておきたかった。
(明日の朝、あのボウヤにも申し込んでおくかしらね。)
イカサマをしてやった罪悪感からだろうか、今夜は彼と会うことが少し躊躇われた。状況が空気がどうであれ、相手の顔に泥を塗ってしまったのだから。
ま、でも相手は負けてもそんなにダメージがなかったみたいだし、とカリンは割り切ることにした。明日のバトルで全力を出し切って戦い、チャラにしてやろうと思った。
しかし、その相手が今、カリンの目の前に現れた。さりげなくスッと、カリンの歩いている廊下の前に立っていたのだ。
「やあ。奇遇だね。」
絶対に待ち伏せしていたでしょう、とカリンは目を細めた。
「ちょっと貴女に話したいことがあってね。」
相手の顔は怒ってもいないし、笑ってもいない。いや、いつも彼がしているように薄っすらと笑っているのだが、その笑いはいつもしている表情なので、笑いに入らない。
ポーカーフェイスというわけだ。真意を読まれたくないらしい。
「あたくし、人を待たせているの。後にしていただけないかしら。あと、先約がいるのよ。」
「そいつは困る。さっきイカサマしたね。ポケモン使って。」
ギーマの口元が嫌な感じに笑った。腹が立っているのだろうな、とカリンは感じた。側でカリンのブラッキーが、小さく唸り声を上げている。
「あら、気がついていたの?ちょっと貴方をからかいたかったのよ。気に障ったのなら、ごめんなさいね。」
あくまでさらりと言って、そのまま避けて通ろうとするカリンに、ギーマはその道を塞いでカリンの足を止めさせる。
「わたしは、イカサマをするやつは嫌いでね。アンタも四天王の端くれなら、わたしとキッチリ勝負して決着をつけようじゃないか。どうだい?」
「だから、人を待たせているの。ボウヤ、貴方の気持ちもわかるけれど、後にしてくださる?」
苛々とした態度でカリンが応じると、さすがに彼も身を引いた。
「じゃあ、待ってるよ。終わったら甲板に来てくれ。来なかったら、貴女もそこまでの人ってことだ。人を待たせてるってのも、本当かどうやら。」
「馬鹿ね。あたくしは約束を守る女よ。」
ぴしゃりと言い放ち、カリンはその場を後にした。カゲツという先約がいたが、どうせこんなヤツすぐに叩きのめしてやるわよ、とカリンはカツカツとヒールを鳴らしながら廊下を歩いた。
年下の男に思い切り挑発され、先程までの罪悪感はどこへやら、完全に彼女の機嫌は斜めになった。
「にしても、ボウヤとはね。わたしも軽く見られたもんだよ。」
カリンのいなくなった廊下で、ギーマはやれやれと肩をすくめた。

337:『悪い三人』(4/9)
10/10/04 01:27:13 EpZUrWXT
カゲツの元に去る際に、カリンは彼の元へメモを残していった。
“後で、アタクシの部屋でゆっくりお話しましょう”
カゲツはメモを見て、フッと笑った。これは彼女が後でポケモンバトルで決着をつけよう、という合図なのだ。先程は気にしていない様子だったが、やはり気になっていたらしい。
ダイゴのことを話題に出したからだろうか。カリンのバトルへの誘いは、いつもこうしたさりげない言い回しで行われる。勘違いして馬鹿を見る男も多い言い回しなのだが。

 シロナの待つ席へと向かう前に、カリンは化粧室でメイクを直した。ふう、と息をつく。会場は騒がしく、今だザワザワと喧騒がホールに響いている。
特にチャンピオン勢は人気で、下の階ですでにフリータイムとなったジムリーダー達が我先にと押しかけては握手を求め、勝負を挑む。
中には四天王と知り合いのジムリーダーもおり、久しぶりの再開と会話を楽しむ。
またある者は勝負の秘訣を聞きに来る。まだ幼いジムリーダー達は親に連れられてすでに眠りについているが、それでも全地方を合わせると中々の数だ。
おまけにリーグ関係者も勢ぞろいしているのだから、会場内の人は凄まじい人数であった。
そんな中、カリン一人が姿を消しても誰も気がつかなかったし、彼女の姿を追ってくるジムリーダーや関係者もいなかった。
ただ一人を除いて。
「さて。」
そろそろ行こうかしら、とカリンはバッグにメイク道具を直し、化粧室を出た。この後パーティが終了し、喧騒が冷めて集中力が戻ったら、カゲツと改めて勝負をする。
今日勝負をし、そして彼と会話をするうちに、やはりまだポケモンバトルに対してもっと腕を磨きたいと深く感じたのだ。
だとすれば、別れる前にもう一度勝負をしておきたかった。
(明日の朝、あのボウヤにも申し込んでおくかしらね。)
イカサマをしてやった罪悪感からだろうか、今夜は彼と会うことが少し躊躇われた。状況が空気がどうであれ、相手の顔に泥を塗ってしまったのだから。
ま、でも相手は負けてもそんなにダメージがなかったみたいだし、とカリンは割り切ることにした。明日のバトルで全力を出し切って戦い、チャラにしてやろうと思った。
しかし、その相手が今、カリンの目の前に現れた。さりげなくスッと、カリンの歩いている廊下の前に立っていたのだ。
「やあ。奇遇だね。」
絶対に待ち伏せしていたでしょう、とカリンは目を細めた。
「ちょっと貴女に話したいことがあってね。」
相手の顔は怒ってもいないし、笑ってもいない。いや、いつも彼がしているように薄っすらと笑っているのだが、その笑いはいつもしている表情なので、笑いに入らない。
ポーカーフェイスというわけだ。真意を読まれたくないらしい。
「あたくし、人を待たせているの。後にしていただけないかしら。あと、先約がいるのよ。」
「そいつは困る。さっきイカサマしたね。ポケモン使って。」
ギーマの口元が嫌な感じに笑った。腹が立っているのだろうな、とカリンは感じた。側でカリンのブラッキーが、小さく唸り声を上げている。
「あら、気がついていたの?ちょっと貴方をからかいたかったのよ。気に障ったのなら、ごめんなさいね。」
あくまでさらりと言って、そのまま避けて通ろうとするカリンに、ギーマはその道を塞いでカリンの足を止めさせる。
「わたしは、イカサマをするやつは嫌いでね。アンタも四天王の端くれなら、わたしとキッチリ勝負して決着をつけようじゃないか。どうだい?」
「だから、人を待たせているの。ボウヤ、貴方の気持ちもわかるけれど、後にしてくださる?」
苛々とした態度でカリンが応じると、さすがに彼も身を引いた。
「じゃあ、待ってるよ。終わったら甲板に来てくれ。来なかったら、貴女もそこまでの人ってことだ。人を待たせてるってのも、本当かどうやら。」
「馬鹿ね。あたくしは約束を守る女よ。」
ぴしゃりと言い放ち、カリンはその場を後にした。カゲツという先約がいたが、どうせこんなヤツすぐに叩きのめしてやるわよ、とカリンはカツカツとヒールを鳴らしながら廊下を歩いた。
年下の男に思い切り挑発され、先程までの罪悪感はどこへやら、完全に彼女の機嫌は斜めになった。
「にしても、ボウヤとはね。わたしも軽く見られたもんだよ。」
カリンのいなくなった廊下で、ギーマはやれやれと肩をすくめた。

338:『悪い三人』(5/9)
10/10/04 01:27:39 EpZUrWXT
 カリンの部屋は見晴らしのいい窓際に取られていた。窓からはクチバの港から発されるネオンサインが美しく瞬いているのが見える。
ブラッキーをクッションの中で休ませて、カリンは酒をグラスに注いで一息ついた。
これじゃあ、カゲツとバトルするのは無理ね、とカリンはチラリとその原因を作った男を見やった。先程から壁にもたれかかりながら、ずっとカードを切っている。
カゲツとはバトルをするどころか、顔を合わせることも叶わないかもしれないのだが。しかしながらカリンはカゲツに何も連絡しなかった。
生意気な青二才一人ぐらい、さっさと終わらせてやれる自信があった。その後でカゲツに会って思い切りこいつのことを愚痴ってやればいい。
「で?私は貴方のカードゲームのお相手でもすればいいのかしら?」
わざと挑発してやると、ギーマはカードを切る手を止め、カリンにカードを差し出した。
「運試しだ。君がジョーカーを引いたら、カードゲームの相手で満足してやろう。」
カリンにとって、別にこういったことに及ぶのは全く問題は無く、むしろ弄んでやろうと思っていたので彼の提案は自分をバカにしているかに見えた。
「生娘じゃあるまいし、貴方あたくしを軽く見ているんじゃなくて?」
キッと目を詰めて言ってやると、相手はいつもどおりの優男の顔で口元を笑わせた。
「軽く見てるのはそっちだろう?ボウヤだの散々好き勝手言ってくれてるようだけれど。わたしは君とそんなに歳は変わらないんだが?」
「あら、そう。失礼したわね。よかったじゃない、若く見られて。」
適当に受け流し、カリンはカードを引いた。ハートのエース、はずれだった。
「おや、残念。」
わざとおどけて大袈裟にポーズを取る目の前の男に、カリンはカードを放り投げる。彼の側にいたレパルダスがカードを口にくわえてキャッチすると、主の下へとカードを運んだ。
「あたくしはどっちでもよかったのよ。あなたとすることがカードゲームだろうが、男女の関係だろうがね。」
言っておくけど、避妊はしてよね、とだるそうにカリンは呟いて上着を脱いだ。礼服である黒のドレスから肩とデコルテが露になる。
白い作り物のような肌が生えるような黒いドレスは、彼女の色気を引き立てる。ソファーから立ち上がり、相手の前に仁王立ちになると、おもむろに腕を絡ませ、頬を撫ぜた。
「貴方、顔はそこそこいいみたいだけれど……どうなのかしらね、実際。」
細く長い指で顎の辺りを撫ぜてやると、ボウヤ扱いはいい加減にしろよ、と手を掴まれ、引き剥がされた。
「自分で言うのも何だが、今まで女に不自由したことは一度もないんだぜ?」
「どうかしら。」
あまり人を馬鹿にするなよ、とため息を吐いてギーマはカリンのドレスの止め具に手を描ける。止め具を外すと、一瞬でカリンの纏っていたドレスが下に落ちた。
「こんなことしておいて、まず失礼とか断りも無ければ謝りもしないのね。傲慢な男だこと。」
カリンは軽蔑した目で相手を見たが、見られた本人は全く表情を変えずに続け、カリンの胸を解放する。豊かな双山が弾力を伴って揺れた。
「謝るのはむしろそっちじゃないのか?イカサマなんか仕掛けやがって。」
そのまま、ギーマの手がカリンの腰の方へと伸びていく。それと同時に、カリンの耳元で低い声がした。
「そういえば、一つだけ君に謝らないといけないことがある。」
カリンのストッキングを止めていたガーターベルトも、そのまま床へと音も無く落ちる。
「実はこのカード、全部ハズレなんだ。」
ギーマにやりと笑うと、カリンの腕を掴んでそのまま床に押し倒した。
「ちょ…ちょっと、床の上でなんて痛いからあまり好きじゃな……んっ…」
抗議するカリンの口を口で塞ぎ、そのまま舌を絡ませて侵入する。自分を押しのけようとするカリンの腕をひねり上げ、首に巻いていた長いマフラーで拘束していく。
「土壇場になって抵抗するなんて、往生際が悪いな、なんだい、口では強がっていながらもしかして処…」
言いかけたところで、カリンの蹴りが顔に入った。
「貴方、あたくしを誰だと思っていて? 床 で す る の が 好きじゃないって、言っているでしょう?肌に傷が付いたら、どうしてくれるのかしら?」
睨みつけるカリンに、蹴りを入れられた頬を撫でながら、ギーマははいはい、カリン様はか弱いお方ですから、と嫌味を吐きながらカリンをソファーに担ぎ上げた。

339:『悪い三人』(6/9)
10/10/04 01:28:23 EpZUrWXT
「全く、これじゃあどっちが言うことを聞いているんだか。わたしの顔に対する配慮はなしかい?」
「男の顔なんて、どうにでもなるでしょう?それよりこれ、解いてくださらない?邪魔でしょうがないわ。」
カリンは拘束された手を自由にするように促した。手が自由ならば、この目の前の青年を虜にしてやるぐらいわけはない。
「嫌だね。わたしはこういうシュチュエーションのほうが燃えるんだよ、こう、気が強い女のハナをへし折ってやる快感ってやつかな。」
そのままカリンを押さえつけると、胸を力任せに掴み上げる。はちきれんばかりの美しい胸が、変形して歪む。
「やはり大きいな。イイねえ。この感触。ほれぼれするよ。」
「……ッ……たまには、こういうのもいいかも……ね」
乱暴にもみしだかれ、カリンは声を上げそうになるが、堪えた。久しぶりだからだろうか。いつもよりも、敏感になっている気がする。
「いつまでその余裕が持つか見ものだねえ。セキエイリーグの四天王トップのカリン様が、な。」
意地悪く笑うと、そのままカリンの胸の突起に噛み付く。突然の攻めに、カリンが思わず上擦った声を上げた。
「おやおや、強くされるのが好みかな?好きモンだな、全く。」
「違うわよ、少し驚いただけ…やっ…んん…」
噛み付かれたかと思うと、下でゆっくりと転がされる。そんな飴と鞭の愛撫に、カリンはしっかりと感じていた。
「意外と……上手なのね……感心する…わっ…」
「このくらいで感心しちゃあ、身がもたないぜ?これからもっと凄いことをするんだからな。」
カリンの胸を攻めながら、もてあました片方の手でカリンの恥部を撫で回す。ゆるく触るだけかと思えば、時折爪を立ててガリガリと引っ掻きまわす。
引っ掻き回される度に、カリンの体に電撃が走る。胸と局部の快楽に溺れんとすると、拘束された手をマフラーで掴み上げられ、無理矢理体を起こされた。
「このまま、自分だけが気持ちが良いなんてずるいと思わないか?」
「さあね。あたくしを抱きたいと言ったのは貴方でしょう?」
息を切らせながらも強気なカリンに、ギーマは口を嬉しそうに歪める。そのままカリンの頭を掴むと、己の股間の前におもむろに彼女の頭を寄せた。
「わたしも気分良くさせてもらおうか。ただし、口だけでやってもらおう。おっと、手はわたしが使えなくしたから、当然かな。」
くつくつと笑う青年を心の底ではいつか見てらっしゃい、と睨みつけながら、カリンは口で器用にベルトを解放し、ファスナーを降ろした。
あれだけ人の体を弄り回しておきながら、姿を現したソレはあまり勃っていなかった。なるほど、こちらもポーカーフェイスということだ。
カリンはまず、薄っすらと全体に舌を這わせ、先だけを重点的に唇だけで吸う。ようやく立ち上がってきたところで、口の中に含み、転がした。
上目遣いで様子を伺ってみるが、表情を動かす気配はない。そのままぴちゃぴちゃと行為を続けると、頭を掴まれ、乱暴に揺すられた。
「……ン!!」
「もっと本気を出してくれ。せっかくの二人っきりの懇親会が、つまらないだろ?」
喉の奥を突かれたカリンは、苦しそうな顔をする。荒々しく揺さぶられているせいで、呼吸が出来ない。息が苦しくなり、酸欠になりかけたところでおもむろに口が解放される。
元々男性を手玉にとって自分本位で行為を進めているカリンは、完全にペースを握られてしまっていた。普段、こういう男性を相手にしていないというのもあったかもしれない。
「女王様気取りはそろそろやめてくれるかな?今夜は誰の言うことを聞くか、わかってないみたいだな。」
髪の毛を掴まれ、股間に膝を当ててぐりぐりとのしかかられて、カリンは悲鳴を上げた。相手の横暴さに、今度勝負する時はこっちが勝って好き放題してやるわ、とカリンは心に決めた。
押し当てられた膝にカリンの愛液が滲み、スーツのズボンに染みていく。スーツを汚されたギーマは、汚いな、と笑いながらカリンの胸を手で弄び、膝を押し当てるのを止めない。
「どうだ?欲しいか?このわたしが。」
ジャケットに手をかけながらも、ニヤついてボタンを外しあぐねながら、彼はカリンに問うた。膝で乱暴に擦られたカリンの局部は、ひくひくと引きつり、充血していた。
言いたくはないが、言わなければずっとこの状態が続く。カリンはプライドを次の勝負に繋ぐため、思い切りいやらしい表情で言った。
「……きて……」
「欲しいか、欲しくないか聞いているんだが?」
嫌な男!とカリンは先程の作った表情はどこへやら、苛立たしい声で言い放った。
「ええ、欲しいわよ!これで言ったわよ!さっさと挿れたらどうなの?!」

340:『悪い三人』(7/9)
10/10/04 01:28:54 EpZUrWXT
怖い怖い、と大袈裟に片手で耳を塞ぐ仕草をすると、ギーマはジャケットを脱ぎ捨ててカリンを背後から抱きかかえ、後ろから貫いた。無論、避妊はしている。
カリンの体が跳ね上がり、行き場のない衝動を体現するかのように、体を揺すった。
「……は……く…!」
後ろから抱きかかえられ、足を観音開きにされて貫かれるカリンは、もはや四天王の貫禄も形無しとなっていた。今はただの、一人の女だった。
貫かれながらも、後ろからは腕が、手が、這ってきてカリンの胸や敏感なところを容赦なくいたぶる。カリンを拘束していたマフラーは既に乱れ解かれ、シーツの上に落ちていた。
「すごいな…四天王ともあろう女性が……くっ……!」
カリンを嘲笑っていたギーマが、顔を顰めた。カリンが反撃に出たのだ。思い切り、彼のモノを締め上げてやったのである。
「その言葉、そっくりそのまま貴方に返すわ。いい歳した四天王ともあろう男が賭けを使って夜遊びなんて、見物ね。」
クスリ、と笑い、溺れかけた表情が消え去り、カリンは余裕の笑みを浮かべた。
「あたくしは、そこまで単純な女じゃないの。残念だったわね。 ボ ウ ヤ 」
カリンが繋がった部分の根元に手を伸ばし、長い指と爪で引っ掻く。先程まで主導権を握っていた余裕のギーマが、うっ、と呻きながら仰け反った。
負けじとうなじに噛み付こうとしたその時、人の足音と、部屋のドアが開くのが見えた。この女、鍵をかけていなかったのか?!
「よう。勝負しにき…ってうおおお!取り込み中かよ!!」
やってきたのはカゲツだった。それもそうだ。カリンと約束していたのだから。カリンから誘ったのだから。
「あら、カゲツ、早かったのね。」
「しかも何だ、そいつと?!お嬢、アンタそういう男が趣味だったのか?」
「馬鹿言わないで頂戴!こいつの賭けに負けたのよ!で、あたくしに相手しろって言うものだから、あたくしが遊んであげてるだけよ!」
行為を続けながらも、カリンは何事もないようにカゲツと会話をする。それをギーマは、しかめっ面で聞いていた。
「しかし、坊ちゃんは不機嫌そうだな。しゃーねえ、俺は退散しますかね。」
しょーがねーなー、と頭を掻きながらカゲツが去ろうとすると、意外な人物から声がかかった。
「もし、君がよければ。」
「ん?」
不機嫌そうであったはずの彼が、何か企んだような笑いを浮かべ、カゲツに誘いをかけていた。
「三人で、楽しまないか?同じ悪タイプ使いとして。」
そう言うと、ギーマはカリンから己を引き抜き、カゲツへよく見えるようにカリンの恥部を広げて見せた。
「マジでか?」
いいのかよお嬢、とカゲツが聞くと、カリンも人数が多いほうが楽しいでしょ、と妖しげな笑みを浮かべて答えた。
「ま、お嬢がいいならいいか。」
カゲツはネクタイを緩め、シャツのボタンを外した。カリンの前に座ると、ギーマがカゲツに耳打ちしてきた。
「どうだ、彼女を二人で陥落させないか。四天王カリンが思い切り乱れる様を見たいだろう?」
こいつも若いくせしてワルだなあ、とカゲツは苦笑したが、それもなかなか面白そうだったので承知した。
「お嬢が男二人ぐらいでへばるなんて、思わない方がいいぜ。」
まあお嬢の相手できるなんてそうねえし、楽しもうぜ、と笑いながらカゲツはベルトを緩めた。カゲツのモノは酒が入っていたせいか、既に勃っていた。
カリンはそれを手に握ると、しょうがないんだから、とクスクス笑って己の秘部へと導いた。全てが飲み込まれると、カリンはカゲツにのしかかった。
「貴方とは全然、こういうことしなかったけど…なかなかいいモノ、持ってるじゃない?」
だろ、と返してカゲツはカリンを攻めにかかった。

341:『悪い三人』(8/9)
10/10/04 01:29:50 EpZUrWXT
「…ん…あん……いいわ、そこ……上手じゃないの……」
カゲツからの攻めを受けて、カリンは甘い声を上げた。そして、その声を打ち消すかのように、ギーマが割って入る。
「三人でしていいなら、ここも使わせてもらおうか。」
カリンの美しい尻を掴み、先程中断されたことで欲求不満の怒涛をねじ込むと、カリンは体をびくつかせて喘いだ。
「ああ…二つも……凄い……」
前も後ろも同時に攻められ、カリンは久しぶりの饗宴に踊る。そこに愛は存在しない、ただ肉欲のみの世界。しかしカリンはそれで満足だった。
恋愛とそういったことは、カリンの前では全く別のものだからだ。
「あーあ、3Pっつーのは、女がいい顔すんのは格別だけどよ、野郎のモンと体見なきゃいけねーのが、嫌だよなあ。」
カリンの素肌をもみしだき、性感帯を感じさせながらカゲツがボソリと呟く。
「もう、ムードがないのね。いいのよ、あたくしは別に貴方としなくても。」
「そりゃないぜお嬢、こういうときこそフォローしてくれねえとな。」
だから嫁の貰い手がないんだぜ、とうっかりカゲツは口を滑らせそうになったが、心の奥にしまっておいた。
「おいおい、そっちばかりじゃなくてこっちもちゃんと相手してくれないと。」
カゲツの首に手を回し、胸板に口付けるカリンの後ろから、ギーマが腕を伸ばしてカリンの胸を弄ぶ。
「ん…やん…そんなこといちいち言わなくても、こっちで相手してあげてるでしょう?」
尻の肉を締めると、ビクっと相手が震えたのをカリンは感じた。さっきまではあんなに強気だったくせに、一体どういう風邪の吹き回しかしらね、とカリンはほくそえんだ。
「……あまりこっちは使ってないんだな……かなりキツい……」
「あたくし、生憎アブノーマルな趣味は持ち合わせていないのよ。貴方みたいにね。」
三人揃って快楽に乱れる様は、もはや四天王という肩書きを彼らから剥ぎ取ってしまったかのようだった。
今他の場所で懇親会を続けているジムリーダーや、他の四天王が知ったら驚愕するだろう。いや、もしかしたら事に及んでいる者もいるかもしれないが。
部屋の空気はどんよりと湿り、それでいながら熱気で上がっていた。汗の匂いと人の性交の匂いが混ざり合って、なんともいえない不気味な香りが充満する。
卑猥な音が響き、女の喘ぐ声と男の呻く声だけが薄暗い部屋で重なる。悦びを含んで。
「あ……二人とも……はあっ……素敵よ……あたくし、もうそろそろ……」
イクわ、と呟いてカリンは身を震わせる。同時に二人も果て、カリンの中に欲情を叩き込んだ。薄いゴムの皮を隔てて、二人分の男の欲情が注がれるのをカリンは感じた。
「ああ…熱い……」
同時に引き抜かれて、支えを失ったカリンはシーツの上に倒れこんだ。荒い息がカリンを支配していた。
「あー、やっぱ、俺あんまし好きじゃないわ、3Pってのは。」
気だるそうにカゲツが言い、後始末をする。あと恋人じゃないとこういうこともしなきゃならんのがかったりぃんだよな、とも言った。
相変わらず表情の読めないギーマは、満足なのかそれともし足りないのか、よくわからなかった。
行為の最中ずっと部屋の隅に控えさせていたレパルダスを呼び寄せると、側に侍らせてその毛並みを撫で回した。
「……何だかあっけなかったな。まあ、こんなものか。」
もっと苛めてやりたかったんだが、とレパルダスの頭を撫でながらギーマが呟くと、それまでシーツの上で伏していたカリンが急に飛び起き、ギーマを押し倒した。
「あら、そう。まだまだ、し足りないってことなのね?」
妖しげに微笑むその姿は、後ろにどす黒いオーラを纏っていた。本気だ。本気で、やるつもりなのだ。
「……いや、その……何だ、明日はイッシュに帰らない…と!」
不意をつかれて急に弱気になり出したギーマに、カリンは追い討ちをかけ、彼の股間を握り締めた。
「まだまだ、使えるんでしょう?あたくしを、屈服させるのがお望みだったんじゃなくって?」
じりじりとにじり寄るカリンに、レパルダスがさっと身を翻して部屋の隅へと戻っていく。カゲツがあーあ、やっちまったなお前、と苦笑いしながら見ているのが見えた。

342:『悪い三人』(9/9)
10/10/04 01:30:16 EpZUrWXT
「それはそうだが…この体勢ではやり方が間違っているのでは?」
「馬鹿をお言いなさんな。女が有利な状況で屈服させてこそ、男でしょう?違う?」
あたくしを満足させることが出来れば、だけど。と言ってカリンは力任せにシャツをはだけさせた。まるでアマゾネスの男狩りだ。
「ははは、お嬢を本気にさせちまうとロクなこと起きないぜ。」
笑うカゲツに、カリンがとどめの一撃を言い放つ。
「何笑ってるの?貴方ももカゲツ。あたくしを満足させて頂戴。」
「……マ……マジでか……?」
他人事と笑っていたカゲツが頭を抱え、うなだれる。カリンに馬乗りになられ、シャツを掴まれて引き寄せられているギーマは、やれやれ、といううんざりした顔をしていた。

 次の日。改めてカリンは二人とバトルをしよう、と持ちかけたのだが、二人とも生憎そのような体力は残っていなかった。
昨晩は結局、カリンが失神するまで盛り上がっていたからだ。予想外で若干しぶしぶながらが含まれていたものの、二人ともそこは男だったので逆に楽しんでしまった。
そして、そのツケがこれである。カゲツは酒の飲みすぎかと思われ、特にホウエンの仲間に何も言われなかったのだが、ギーマは違った。
カリンに顔を蹴られたときの青アザが残っており、イッシュのリーグ関係者に合うたびにその理由を聞かれた。
「そ、そそそそれどーしたんですか?!大丈夫ですか?!昨日何があったんですか?!」
小説家という職業柄からだろうか、同僚のシキミにはやたらと詮索された。
苛々した口調で言うと余計に何か言われるので、涼しい顔で別に、と答えておいたが絶対に彼女は詮索を諦めないだろう。
「……前から言おうと思っていたが……夜遊びもいいが、ほどほどにしておけよ。」
レンブだけは事情を察知していたらしく、そう言うと他は何も言わなかった。
やってしまったと言わんばかりに青アザを手で押さえながら船の甲板でたそがれていると、カゲツがやってきて、お互いに昨晩のことを愚痴り合った。
「……彼女はいつもああなのか……?」
「知るかよ。お嬢と俺はそういう関係じゃねえぜ。」
「へえ。それにしては随分と親しそうだったな。」
「仲はいいが、お互いそんな対象じゃないってこった。お嬢の理想は高いからなあ。」
ふと見ると、カリンだけはつやつやしていて、シロナというシンオウのチャンピオンと話し込んでいた。
「お前、何でお嬢に手を出したんだ?」
「いやあ、気が強くて屈服させる甲斐があると思ってね。楽しめるかと思って。最近、楽しめなかったからさ。もっとも、屈服させる甲斐がありすぎたけれども。」
こんな顔に傷までつけられちゃってね、と苦笑いしながらギーマはカゲツにカードを渡した。レパルダスがモチーフに描かれている、名刺だった。
「あ?何だこりゃ。」
「親睦の証にね。……また、彼女のことで困ったら、相談しようじゃないか。」
また来年もこの懇親会はあるんだろう、とギーマは言ってジムリーダーの女の子達が集まっているところへと足を向けた。
黄色い声が上がって彼が女の子達に群がられるのを見て、カゲツは懲りてねーな、と苦笑した。そうしてカリンに目を向け、やっぱしお嬢には敵わねえよな、とポツリと呟いた。

343:名無しさん@ピンキー
10/10/04 01:31:40 EpZUrWXT
ギーマの一人称は再戦後会話から「わたし」としています。俺だと思ったんだがなあ……

大人のエロス書きたかったとかいいつつ、なってなかったらスマソ。最後ギャグで締めちまった。

344:名無しさん@ピンキー
10/10/04 01:35:34 0qiL+BpU
>>343



345:名無しさん@ピンキー
10/10/04 01:51:13 Q4Rj/9VG
乙!カリン様の作品って意外に少ないからファンにはありがたいな
>>325
ピクニックガールがいないというのが個人的にはショックだな

346:名無しさん@ピンキー
10/10/04 02:49:24 HRAq4h+z
>>343
GJ!
まさかカリン様が読めるとは…!

347:名無しさん@ピンキー
10/10/04 04:12:41 GQn6zIdY
投下します。
・エロ無。
・男主×カミツレ純愛。
・細かい設定抜けてるかも。
・駆け足。
それでもいい方のみどうぞ。
タイトルは『マトリカリア』
NGはタイトルで。

348:『マトリカリア』
10/10/04 04:13:17 GQn6zIdY
 ある日のイッシュテレビ。
 昼下がりの生放送企画番組のゲストとして、カミツレはスタジオにいた。
 「どうもーカミツレさん!今日はお仕事で忙しい中、うちに出ていただいてありがとうございます!」
「はい・・・どうもー」
 モデルらしく、その細い脚を軽く組んで座るカミツレ。挨拶や経歴紹介などが終わったところで、今回の特集コーナーである。
 「さあ、早速参りましょう!ゲストを見れば分かるように、今回は『発見!ジムリーダー』の特別編をお送りしまーす!」
 MCの声がスタジオに響く。観覧席から拍手を貰う。
 カメラと観客席に向かって軽く微笑むカミツレ。しかし、内心は緊張と不安でいっぱいだった。なにせ、今回初めて台本無しでテレビに出演しているのだから。
 そして、番組が始まった。
 「それじゃあカミツレさん、早速最初の質問です!いつも電気タイプのポケモンを使っていらっしゃいますが、何か思い入れはあるんですかー?」
「ええ、まあ……」
 そんな感じの軽い質問から始まったコーナーだが、ライモンジムの紹介や、バトルVTRを間に挟み進行していくにつれ、突っ込んだ質問が増えていった。最後の二つなど、極めつけだった。

349:『マトリカリア』
10/10/04 04:14:42 GQn6zIdY
 「そういえばカミツレさん、先日このコーナーで紹介したお手紙なんですがー……『ジムリーダーの カミツレさんが ライモン ポケモン つよいもん 
って いってたんですよ だれも 笑わなくてー でも わたしは すっごく 面白いと 思うんですよー どうですか!?』ってありましたけど、ビリビリスーパーモデルってカミツレさんの事ですよね!?」
 もう、読み上げている途中から顔が真っ赤になっているカミツレ。誰が見ても本人である。
 「いや、あの、そのですね……なんというか、別に私は……」
「やっぱりご本人でしたかー!……そうだ、今日は特別に、カミツレさんご本人がこの決めゼリフをやってくれるそうでーす!」
「えっちょっ何それ怖い待ってくださいってばっ……」
 MCの無茶振りに、涙目になる。カンペには何も書いていない。やれ、ということだ。
 カメラが寄り、スタジオが静かになり始める。
 もう逃げられない。覚悟を決めてカメラに視線を向ける。
 潤んだ目で、恥ずかしさ故に無意識に上目遣いをして、頬を染めながら。
 「……ライモン ポケモン つよいもんっ……」
 ああ、やってしまった。カミツレは思った。もうダメだ、しらける―そう思ったとき、スタジオから黄色い歓声が巻き起こる。
 「キャー、カミツレさーん!」
 観覧の女の子たちが騒ぎ出す。MCはしたり顔を一瞬だけ見せ、そのまま場をまとめた。

350:『マトリカリア』
10/10/04 04:15:34 GQn6zIdY
 だがしかし、調子づいたMCは、最後にある意味最悪の質問をしてしまう。
 「さあこんな綺麗でおちゃめなカミツレさんですが、彼氏とかー、意中の人、っているんですかー?」
 「えっ―」 
 彼氏はいない。しかし、意中の人……心当たりが、あってしまった。自身を倒し、現在はイッシュの新たなチャンピオンである少年の顔を。その無邪気さと、大切なものを守る時に見せるあの凛々しさ、それに胸を苦しめ、忘れようとしながらいつも想っていた自分の事も。
 ただでさえ思考回路がぱちぱちと音を立てていたのに、カミツレは完全にショートしてしまった。
 「そっそんなのっ……いるわけ無いじゃないですかーっ!」
 その大声にスタジオがどよめく。
 「はっはいっ、ということで『発見!ジムリーダー』特別編、フリーのカミツレさんでしたー!」
「うるさーいっ!」
「はいっCM!CMの後は『どれでも鑑定団』のコーナーです!」
 カミツレさんの謎の怒りに、なんとか場をまとめたMCだった。

351:『マトリカリア』
10/10/04 04:16:07 GQn6zIdY
 その後は平静を取り戻し、なんとか生放送を終えた。
 しかし、タクシーを断り徒歩で帰る道すがらずっと、あの少年の事を思い出していた。
 そして、自宅手前の最後の角を曲がると、思わず目をこすった。
 「えっと……おつかれさまです、カミツレさん」
 信じられなかった。今日一日夢想していた少年が、目の前で自分に労いの言葉をかけている、その事実が。
 「えっと……その……」
 「生放送、見てましたよ!カミツレさん、あんな面白い事も言えるんですねー。マルチタレントっていうのかな、すごいよかったですよ!」 また、顔が真っ赤になってしまう。もう今すぐにでも駆け出したかった。
 「それに、とってもかわいかったです。大好きですよ、カミツレさん!」
 少年の言葉に、他意はない。しかし、瞬間湯沸かし器のカミツレには、それだけで。駆け出す方向を間違えるにはそれだけで充分だった。
 ぎゅっ。
 その細腕に出せるあらん限りの力で、少年に抱きついた。
 「カミツレさん……?」
 「ちょっと、このままでいさせて……っう、ぅえっ、うう、ひぐっ、うえぇん……」
 ついには、少年を抱いたまま膝から崩折れ、泣き出してしまう。少年は、訳がわからない……だが、普段あんなに強いカミツレが泣き出すからには、きっと自分にも何かあるのだろうと、その何かも分からず、カミツレの身体を抱き返した。

352:『マトリカリア』
10/10/04 04:18:07 GQn6zIdY
 「カミツレさん……?僕に、言えることだったら、言ってみてください……」
 「ううっひっぐ……私、私ね……君の事が、好きなのっ……
初めて出会った時からずっと、君が私の一番だった……君が私を倒して、
その後、最後の戦いに挑む君を見送った時、思ったの。
本当の私は、君が、戦いの中で大切なものを守り、ポケモンやトモダチと心を通わせていく君が、大好きなんだって……
だから、君に大好きって言ってもらえて、嬉しかったの……モデルの時のニセモノの、愛想笑いの私じゃないわ。
本当の私は、心の底から、君の事が好き。大好き。
返事は、出来ればでいいわ……純粋な君に、私のこの気持ちはきっと、解らないから……」
 そう言って少年の腕の中で、吹っ切れた微笑みを浮かべるカミツレ。
 そんなカミツレに、少年はゆっくりと、首を横に振った。
 「ううん……解るよ、カミツレさん。僕が今日来たのも、決心がついたからなんだ。
この前までは、まだ幼かった僕だけど、チャンピオンになって、イッシュの全てを見た。
そしたらね……カミツレさんの顔がさ、浮かんだんだ。
ライモンのジムで、僕に全力で挑んでくれたカミツレさん。
ベルのお父さんを説得してくれたカミツレさん。
そして、僕を笑顔で見送ってくれたカミツレさん。
……気付いたんだ。僕は、カミツレさんが好きなんだって。
今日、生放送を見て、カミツレさんが好きな人はいない、って言ったから。
そんな汚い決心だったけど、今、カミツレさんは僕を大好きって言ってくれた。
……うん。僕も大好きだよ、カミツレさん。大好きだよ……」

353:『マトリカリア』
10/10/04 04:18:55 GQn6zIdY
 何秒抱き合っていただろうか。
 「キス、しよっか……」
 言い出したのはカミツレだった。
 少年もこくりと頷く。
 目を閉じたカミツレに、少年は一度自分の呼吸を確かめた。そして、
「好きだよ、カミツレさん」
 はじめての、キス。二人が、赤い糸で、結ばれた。
 そのまま、無音で唇を重ね合う。
 そして、どちらともなく唇を離し、その間には、名残の銀の糸が垂れる。
 それが千切れると、もう、二人に言葉は必要なかった。
 カミツレが先に、家の鍵を開け、中に入ると、少年もその後に続く。
 そしてその晩、カミツレの家の灯りが灯る事は、なかった。

 その後、ビリビリスーパーモデルの電撃結婚会見があったとか、なかったとか。
 真相は、灯らぬ灯りだけが知っている―。

354:名無しさん@ピンキー
10/10/04 04:21:44 GQn6zIdY
終わりです。
貼ってみると短いなあ・・・
カミツレさんで少しでもビリビリしてくれたら幸い。

355:名無しさん@ピンキー
10/10/04 04:33:32 QD51FS1W
>>343
>>354
お二方乙。

カリン様エロ強いわカミツレさん可愛いわで良かったです。

356:名無しさん@ピンキー
10/10/04 07:38:22 cAiTvcn8
>>343
とりあえず空気読め

>>354
一応言っとくがここはエロパロ板だ
内容はそこそこだが、非エロなら別にここじゃなくてもいいんじゃないかなぁ…



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