10/07/21 00:20:51 R0S6JeZE
「わあ、すごーい!」
「大きい旅館だねぇ~」
バスから見える、和の香り漂う旅館。子供のようにはしゃぐ関根と入江に
やや呆れながらも、俺こと音無結弦はパンフレットに目を通す。
数日前、どこで手に入れたのか、関根が福引き券を持って食堂にやってきた。
話によると、その福引きはこの死後の世界の学園が用意したもので、一等は
温泉旅行と中々豪華なものであった。
それを、なんと関根が当てたのだ。
この世界に温泉なんてあるのかと最初は疑ったが、確認したところ実在していた。
学園しかないと思っていたのでこれは収穫だった。
旅行は3人分。もちろん当てた関根、1番仲の良い入江が行くのは当然で、
残りのひとつはどうするかを戦線のリーダーであるゆりに相談したところ、
「女の子二人だと危ないから、音無くんボディーガードしなさいっ!」
で、今に至るというわけだ。ちなみに俺を選んだ理由は、俺が一番の常識人だからだそうだ。
とにかく、これを機に入江たちともっと親交を深めれれば
良いと思ったので、俺も了解した。
「おーとーなーしー! 早くしないと置いてくよー!」
「音無くーん、早く~!」
……さっそく振り回されそうだ。
旅館に到着したのは夕方だった。部屋に案内されると、そこにはご馳走の数々が
俺たちを迎えにきてくれた。この世界に来てからは学食にしかありつけなかったので、
見てるだけでも満腹になりそうなほどだった。荷物を降ろし、さっそくご馳走にありつく。他愛もない話をし、時には腹を抱えるほど笑いながら食べる飯はとても美味だった。
入江と関根の笑顔も一段と輝いていた。
すまん、低クオリティーで申し訳ないんだが、少し体調がよろしくない
明日は必ず書き、切、る、ぜ……
追伸
関根と入江、どっちが胸大きいと思う? 俺は入江に一票だ