Angel Beats!でエロパロ 3at EROPARO
Angel Beats!でエロパロ 3 - 暇つぶし2ch122:名無しさん@ピンキー
10/07/26 00:17:19 UZ5e+b54
idがかわってる!>>120>>121は両方俺

123:名無しさん@ピンキー
10/07/26 00:24:23 +/vMsAxa
>>122
虎の穴 でググる→同人誌でジャンル検索すれば1~2冊見つかる

124:名無しさん@ピンキー
10/07/26 17:14:23 UZ5e+b54
目覚めては繰り返す眠い朝は
襟のタイをきつく締め
教室のドアくぐるとほんの少し
胸を張って歩きだせる
そんな日常に吹き抜ける風
聞こえた気がした
感じた気がしたんだ
震えだす今この胸で
もう来る気がした
幾億の星が消え去ってくのを
見送った
手を振った
よかったね,と

廊下の隅見下ろす掃除の途中
おかしなものだと思う
あたしの中の時は止まってるのに
違う日々を生きてるように
埃は雪のように降り積む
待ってる気がした
呼んでる気がしたんだ
震えだす今この時が
見つけた気がした
失われた記憶が呼び覚ました
物語
永遠の
その終わり

いつの間にか駆けだしてた
あなたに手を引かれてた
昨日は遠く 明日はすぐ
そんな当たり前に心が躍った

聞こえた気がした
感じた気がしたんだ
震えだす今この胸で
もう来る気がした
幾千の朝を越え新しい陽が
待ってる気がした
呼んでる気がしたんだ
震えてるこの魂が
見つけた気がした
幾億の夢のように消え去れる日を
見送った
手を振った
ありがとう,と


125:名無しさん@ピンキー
10/07/26 17:15:32 UZ5e+b54
↑ごめんなさいヒマだったから....


126:名無しさん@ピンキー
10/07/26 17:18:21 VzQP95Hf
その歌詞を基にエロくしたら許す

127:名無しさん@ピンキー
10/07/26 17:20:38 q3w53Fn1
その歌詞をエロくしたら許す

128:名無しさん@ピンキー
10/07/26 17:29:55 KbXoBgqW
どうも、前スレの>>812から>>814を書いた者です。
最初は続けるつもりはなかったんですが、唐突続きが思い浮かんだので投下。


129:名無しさん@ピンキー
10/07/26 17:31:44 KbXoBgqW
 その翌日。
 ぶっちゃけ昨日の自爆のせいで、明らかに睡眠が足りてない。
 もちろん遊佐さんのせいでもあるんだけど、いつも通りに当の本人はこの部屋にいない。いるのは、いつもオペレーション時に行動する時のメンバーだ。
 あたしは眠たげな目を擦りながら、部屋を見渡す。
 あたしから見て出入り口の左側では、TKが松下五段にダンスを教えている。アホね、二人揃っていつもより余計に回っておりますとか言ってるわ。
 その右側では、大山くんと椎名さんがぜんまいで動く子犬のおもちゃを眺めながら、軽い雑談に興じている。
 ……はっ、べ、別に羨ましいとか思ってないんだからねっ!
 直井くんは……相変わらず態度でかいわね。
 椅子に深く腰掛け、机に両足を乗せて本を読んでいる。まるでこの世界は自分を中心に動いてます、的な感じね。自分で神とか言ってるくらいだし。
 同じく竹山くんも、パソコンのキーボードに指を走らせている。なんでもブログをやっているって聞いたことがあるけど。
「ふんっ、ふんっ、筋肉っ、筋肉っ」
 その隣では高松くんが上着を脱ぎ、汗が飛び散るほどの速さで筋トレをしていた。途中までは普通に数えていたみたいだけど、500回を越えたあたりから、なぜか筋肉に変わってるし。
 …暑苦しいわね。
「おい藤巻、この、“極めるに寒い”って、なんて読むんだ?」
「ああ、こいつは、漢検1級レベルの漢字じゃねぇか。確か、ゴッサムと読むって聞いたことあるぜ」
「なるほど、ゴッサムか。よし、しかと覚えておこう」
 そして間違った知識を吸収している馬鹿二人。もう完全にアホ丸出しだわ。
 備え付けのソファーでは、馬鹿筆頭の野田くんとザ・噛ませ犬の藤巻くんの馬鹿二人が、珍しく(?)一緒に漫画本を読んで納得し合っていた。
 ……漫画を読みながらハルバートと長ドスを振り回している姿はこのうえなくシュールね。
 と、ここで違和感を覚える。
「―あれ? そういえば音無くんは?」
「ああ、音無ならガルデモの連中たちの手伝いに行ったぜー」

130:名無しさん@ピンキー
10/07/26 17:33:26 KbXoBgqW
「そ、そう…」
 反対側のソファーに座っていた日向くんが、事の詳細を教えてくれた。
 なんでも、いつも通りにここへ向かってくる際、古くなった備品を交換するために、新しい音響道具の入ったダンボールを抱えていた入江さんと関根さんが覚束ない足取りで運んでいたらしい。
 もちろん作業は分担して行っていたようで、ユイとひさ子さんは別の場所で機材を運んでいるとのこと。
 それに音無くんが運搬役を買って出てあげたらしい。日向くんも手伝うつもりだったらしいけど、音無くんが自分一人でも十分と言ったようで、一足先にここへ来たようだ。
 ただの人助け。それ以上でもそれ以下でもない。
 でも、なぜだろう。
 …チクリ、と、胸に刺すような小さな痛みが走った。
 その時、ガチャリと校長室のドアが開かれた。
 あたしは反射的に視線を向ける。
「遅れてごめんなさい」
 現れたのはかなでちゃんだった。
 敵対心がなくなり、お互いに仲間として認識するようになってからは、彼女も直井くんと一緒にこの校長室に入り浸るようになった。
 良く見ると、来たのは彼女一人。音無くんはいない。
「…ゆり?」
「―え?」
 いつの間にかあたしの目の前に立っていたかなでちゃん。
 心配するようにあたしの顔を覗き込む。
「どうかしたの? 顔色よくないわよ」
 しまった、どうやら顔に出ていたようだ。なんとか取り繕わないと。
「なんでもないわ、ちょっと寝不足気味なだけよ。だからあたし、ちょっと顔を洗ってくるわね」
「わかった」
 そうかなでちゃんに告げて、あたしは逃げるように校長室を後にした。

131:名無しさん@ピンキー
10/07/26 17:34:16 KbXoBgqW
 あたしはグラウンドにある水飲み場で顔を洗ったあと、そのまま用を足して女子トイレから出た時だった。
 前方に見える、大きな背中。
 髪の色、背丈で音無くんだとわかる。声をかけようと思ったが、音無くんの左右には二人の女生徒がいた。
 言うまでもなく、金髪と紫紺のロングヘアーが特徴の入江さんと関根さんだった。
「いやー、助かったよ音無先輩。正直あたしたちだけじゃ、ちょっと荷が重かったし」
「別に気にしなくていいよ。見ていて危なっかしかったしな」
 話の内容を聞くに、どうやら先ほど日向くんの言っていた手伝いとやらがちょうど終わったところ、だろうか。
「あ、そうだ形無し先輩」
「誰だよ!?」
「失礼。噛みました」
「嘘付け、絶対わざとだろ。噛むような名前じゃないじゃないか」
「噛みまみた」
「あれ!? わざとじゃないのか!?」
「揉みました」
「なにを!? 部位によっては卑猥だからやめてくれ!」
 どこかで見たことがあるようなやり取りを交わす二人と、そんな二人を見てクスクスと笑う入江さん。
「あはははっ。話の続きですけど、手伝ってくれたお礼にジュースおごっちゃいますよ」
「いや、いいって。俺は別に見返りが欲しくて手伝ったワケじゃない」
「それじゃわたしたちの気が済まないんです。ね、しおりん」
「そうだねみゆきち。というワケで、自販機までレッツゴー」
「お、おい、わかったから引っ張るなって!」
 仲良く雑談しながら、入江さんと関根さんは満面の笑みを浮かべて、転びそうになる音無くんの両手を掴んだまま、あたしに気づくことなく走っていってしまった。

132:名無しさん@ピンキー
10/07/26 17:36:22 KbXoBgqW
取り敢えずここまで。
できる限り続けていこうかと思いますが、期待はしないでください。

エロはどうしようか迷ってる。

133:名無しさん@ピンキー
10/07/26 17:52:38 q+ZYV3Vj
>>129-131
GJ

134:名無しさん@ピンキー
10/07/26 17:58:33 43B6vZMZ
>>132
GJ!

できればエロをいれくれ
個人的にはゆりをまぜて3Pをキボンヌ

135:名無しさん@ピンキー
10/07/26 19:28:18 sTMsWXoN
>>132 GJ
ふきまみた

136:名無しさん@ピンキー
10/07/26 19:39:17 cQ/FA5Ss
>>132 GJ
ちょこちょこネタ入ってておもしろかった

137:名無しさん@ピンキー
10/07/26 21:09:49 UZ5e+b54
URLリンク(2bangai.net)
↑ひなゆい好きには神

138:名無しさん@ピンキー
10/07/26 21:39:10 ZR1uOHXM
>124
改めて見てみると、全13話の奏サイドの内容を見事に要約してるな…‥

139:名無しさん@ピンキー
10/07/26 21:41:21 XMuH0sMZ
>>138
相変わらず神だな

だが歌詞全面転載は違法行為だ

140:名無しさん@ピンキー
10/07/26 23:34:22 bPFus2pW
URLリンク(sea-mew.jp)
↑屑無好きには神

141:名無しさん@ピンキー
10/07/27 16:29:59 qsl1L3UZ
>>140
面白かった

142:名無しさん@ピンキー
10/07/27 21:25:02 Ju0Rp2Fu
本当に音無はぐうの音も出ない程の畜生だな

143:名無しさん@ピンキー
10/07/27 21:59:37 s2GvrUpy
だから周りを引き立てるw

144:名無しさん@ピンキー
10/07/28 22:05:13 jtdb0F0j
丸一日誰も書き込まなかっただと。。。

145:名無しさん@ピンキー
10/07/28 22:22:15 niFswO37
このスレ 糸冬 ってことだよ
いわせんな恥ずかしい

146:名無しさん@ピンキー
10/07/28 22:38:43 /fmAfEY2
俺がけっこry
皆規制?

147:名無しさん@ピンキー
10/07/28 23:58:33 uQX+S694
>>140
トーマス懐かしすぎワロタ

148:名無しさん@ピンキー
10/07/29 00:45:05 kEzv//Fc
今がんばって音無×入江書いてるから待ってちょ

149:名無しさん@ピンキー
10/07/29 00:57:26 70kumriR
よろーー


150:名無しさん@ピンキー
10/07/29 02:13:59 oLyjUAxJ
よろです
がんばってください

151:名無しさん@ピンキー
10/07/29 23:08:41 3LO0v2FF
なんやかんやで10日で150か

152:名無しさん@ピンキー
10/07/30 03:37:25 9b9o9hxy
乙です。
がんばってください

153:名無しさん@ピンキー
10/07/30 21:13:30 5EQh3YAd


154:名無しさん@ピンキー
10/07/30 22:19:13 CVa2YpX/


155:名無しさん@ピンキー
10/07/30 22:35:22 LgRgCPNg


156:名無しさん@ピンキー
10/07/30 23:18:05 mt4kcsxf
立華奏(R)はビジュアルアーツの登録商標です

157:名無しさん@ピンキー
10/07/30 23:22:01 CVa2YpX/
                  、人 '           ;’, ,
          (  ´Д`)   iニ二@ ´     (>>156)・  、
           )  ⌒~(__) ,Y`       ゝ   ( ` ´ .
          /   ィ,-─ ̄           /⌒   )
        l    /            / /  ' `/
       |   (          ⊂二__,/   /
        |    i                 l,   、 , l
        l ヽ.   |              /   _ノ, )
       l   |  |            / _./l  /
          l   |   |          /  ,ノ  ! /
        l  i.|   |           / /   l )
        l  i .|   |         ノ ')    i ,/        ┼ヽ  -|r‐、. レ |
      .....("_)("_゙)      └‐'´ .........厶).......      d⌒) ./| _ノ  __ノ

158:名無しさん@ピンキー
10/07/30 23:31:06 q7bfr/QT
終わってんじゃねー 諦めんなよ 
 俺はいつまでもまってんぜ

159:名無しさん@ピンキー
10/07/31 00:39:23 YOZymHJq
age

160:名無しさん@ピンキー
10/07/31 02:24:52 ithOos5q
誰か天使のハンドソニックで性的な悪戯をされるゆりっぺお願いします

161:カレナック
10/07/31 09:51:56 MkBUyy2L
入江ええええ


162:名無しさん@ピンキー
10/07/31 17:34:55 8crLOTw3
>>160
そ れ だ!!

163:アルミナ
10/07/31 19:15:18 K8buPnO5
誰か音無×岩沢の甘甘を~(裏あり笑)

164:名無しさん@ピンキー
10/07/31 19:49:21 6enru0B7
天使が分身同士で慰めあった場合
自慰になるのか百合になるのか

165:名無しさん@ピンキー
10/07/31 21:28:10 8crLOTw3
「「ええ~!!私達だけでこの人数を相手にすんの~!?」」
そう叫んだのはガルデモのメンバー
ひさ子、関根、入江、岩沢の四人。
目の前には全裸のNPCが30人ほどがいる。
「そうよ。一人残らず相手にしてもらうわ。」そう言い放ったのはSSSのリーダーゆりだった。
「この方がより天使を引き付けやすいわ。
生徒会長が生徒たちの乱交を絶対に見逃すわけないわ。」
「でもこんなに大人数相手にできないわよ!!」入江の反論虚しく、ゆりは何時ものように声をあげた。
「オペレーション、スタート!」





こんな感じで誰か書いてくれ!!

166:名無しさん@ピンキー
10/07/31 21:31:14 Zu3wF+WB
夏コミでありそう

167:名無しさん@ピンキー
10/07/31 22:01:20 jdc7YMQe
ところで直井に犯られるゆりっぺはどうなったのかね?

168:名無しさん@ピンキー
10/07/31 22:48:17 K8buPnO5

 >>167 おれそういう系ダメ笑

169:名無しさん@ピンキー
10/07/31 23:06:02 YxP3ESpo
知らねーよ夏厨

170:名無しさん@ピンキー
10/07/31 23:25:16 8crLOTw3
>>168
18になってから来いやks

171:名無しさん@ピンキー
10/08/01 07:42:43 Vo28p+7C
18以下でここに色々投下してる俺ってどうなんだろう……

172:名無しさん@ピンキー
10/08/01 09:43:05 0UoUeQEt
スレ過疎ってっし、誰でも

173:名無しさん@ピンキー
10/08/01 10:34:27 e6jov3Ya
あれ?18禁じゃなくて21禁じゃなかったか

174:名無しさん@ピンキー
10/08/01 11:02:35 7vAuP8z7
日本に21禁などない

175:名無しさん@ピンキー
10/08/01 11:15:40 eQYkV6uB
ちょっと前までは確かに21禁だったけど、18禁になった

176:名無しさん@ピンキー
10/08/01 11:33:57 UVc6ytf+
>>171
コイツは18以下で以下は18も含まれるから18歳ってことか?

177:名無しさん@ピンキー
10/08/01 12:21:44 bUFpr8si
>>175
ちょっと前どころかもう2年以上も前なんだがな。

178:名無しさん@ピンキー
10/08/01 22:48:25 rwJar/CB
この過疎りかたは一体・・・・・

179:名無しさん@ピンキー
10/08/01 23:33:18 kjMQOPtx
鯖移転とか規制だな

180:名無しさん@ピンキー
10/08/02 00:31:48 +1xyAnJ6
くそおおおお!AB!Fes行きたかった!

寸劇見たかったああああ!
保管庫のホテル、遊佐の人GJです

181:カレナック
10/08/02 01:30:15 pbbGOiOt
遊佐の方はわかるけど
ホテルはどっから更新されてんだかわかんねえ

182:名無しさん@ピンキー
10/08/02 12:34:24 uKh0NK+2
成仏したくねぇ

183:名無しさん@ピンキー
10/08/02 14:51:35 YsdugnE5
AB!Fesに行けなかった俺は成仏できない!やった!

…あれ、なんか違う気がする

184:名無しさん@ピンキー
10/08/02 16:12:20 9jnDt6Ms
思い込みがあれば理想のNPC彼女(彼氏)を創造したりもできるんですかねぇ。

185:名無しさん@ピンキー
10/08/02 16:40:34 uKh0NK+2
そいつは最高にry

186:名無しさん@ピンキー
10/08/02 16:44:30 J2O/6W3D
命あるものはつくれないから、精巧なシリコンドールくらい?

187:名無しさん@ピンキー
10/08/02 16:53:23 uKh0NK+2
ダッチワイフ?お名歩?

188:名無しさん@ピンキー
10/08/02 16:58:06 9jnDt6Ms
NPCって「命あるもの」の範疇に入るんだっけ?
# リトバスで恭介が猫(レオン)を造ってたのとごっちゃになってる?

189:名無しさん@ピンキー
10/08/02 17:17:57 J2O/6W3D
実は裏でNPC女子を漁りまくりの喰いまくりな大山くん
そして男子NPCを喰いまくりな緒方さん

190:名無しさん@ピンキー
10/08/02 17:27:36 FGt+sE1I
>189

そんなイイ事してるとそのうちイッてしまいそうだ。

191:名無しさん@ピンキー
10/08/02 18:11:45 uKh0NK+2
>>189
さぁ書け今すぐに

192:名無しさん@ピンキー
10/08/02 20:38:32 NLXuqg/f
>>189
けしからんもっとやれ

193:名無しさん@ピンキー
10/08/02 22:23:11 X0xpq7t6
くのいちどもが夢の跡

194:名無しさん@ピンキー
10/08/02 22:49:50 X0xpq7t6
ユイ「日向せんぱいったら、わたしがパイオツ揉んでイイすっよって言っても、全然揉んでくれないっす」
松下「それは奇妙な。女に会ったら挨拶がわりに乳揉みにいくような奴なのに」
藤巻「生きてた頃は、デパートでマネキンの乳揉んで職質されたらしいぜ」
大山くん「鍾乳洞って乳がいっぱいぶらさがってんの?なんて言ってたしね」

195:名無しさん@ピンキー
10/08/02 22:52:44 uKh0NK+2
取り合えず脱いだクーラー寒い

196:名無しさん@ピンキー
10/08/02 23:00:11 a0UD7Etl
取り合えず脱いだ扇風機寒い

197:名無しさん@ピンキー
10/08/02 23:15:52 nD1yM91j
とりあえず脱いだ視線が寒い

198:名無しさん@ピンキー
10/08/02 23:50:48 X0xpq7t6
「ユイ… しゃぶってくれっ」
日向は両手でユイの細い肩をぐっと掴んで、のけぞりながら下腹を突きだした。
ユイは、乱れた前髪のあいだから、小悪魔っぽい目つきでちらっと日向を見あげると、熱くこわばったペニスを頬張った。
幼い子供が氷菓子をねぶるような、たどたどしい舌遣いで、ちゅっちゅ、ちゅっちゅと啜り立てる。
「アアッ、ウウーッ!」
日向の身体がぶるぶると震え、背がくの字に折れる。
日向をを喜ばせようと一所懸命になって、ユイは両頬をぺっこりとへこませ、あらん限りの力で吸いたてる。
せばめられた唇が、じゅぽっ、じゅぽっと音をたてる。
たまらず、小悪魔のお口まんこに思いっきり大量に発射してしまう。
少女の咽喉にまき散らされる大量の白い液体。
「んんん…」
尿道に残ったぶんまで丹念に吸い取ると、ユイはにっこり笑って、口の中の精液を呑み尽くした。

199:名無しさん@ピンキー
10/08/03 07:46:12 PhHCTZGJ
まだ?そろそろ家族が起きるんだけど

200:名無しさん@ピンキー
10/08/03 20:08:54 PhHCTZGJ
なんで作品ないの~?♬

201:名無しさん@ピンキー
10/08/03 20:43:11 jI+yWpRD
(´・ω・`)知らんがな

202:名無しさん@ピンキー
10/08/03 23:06:07 FFIjYYVI
突如思いついた

ユイ×椎名
百合ではない
エロはあるけどネタ寄り

203:ユイと椎名
10/08/03 23:08:03 FFIjYYVI
[体育倉庫]

「椎名っち先輩いますかー」
「何用だ?」
倉庫の奥から椎名が顔を出した。
「お前が一人でいるとは珍しいな。日向はどうした」
「ひなっち先輩がかまってくれないので遊びに来ました」
「そうか。まあ、ゆっくりしていけ
大した物は置いてないが茶くらい出せるぞ」
「じゃあじゃあ!忍術見せてください!」
「忍…なぜだ?」
「先輩、忍者じゃないんですか?」
「違う」
「えー…見かけ倒しですかー?なんかこう、
分身の術ー!とか使えないんですか?」
「見た目で妙な期待をされても困るが…
ならば一つだけ見せてやろう」
「おぉ!どんなすごい術ですか!」
「忍術といえる程の技かはわからぬが…そうだな」
辺りを見回す椎名
「ちょっと扉を閉めてきてくれ。あまり人に見られたくないんだ」
「はーい」

「外には誰もいなかったか?」
「大丈夫ですよ」
「では、やるか」
「どんなすごい術なんですか?」
ユイは目を輝かせている。
「先に言っておくが大した技ではない
よく見ていないと見逃すかもしれんな」
それだけ言うと椎名は ふぅ と一息つき
「ではいくぞ」

ザッ  パサッ

「えっ」

204:ユイと椎名
10/08/03 23:08:37 FFIjYYVI
一瞬の出来事だった。
椎名は制服だけ残してユイの目の前から消えていた。
「ど、どこ行ったんですか?せんぱーい…?」
椎名の残した制服をめくって捜すユイ。
「どこを見ている。こっちだ」
「ほへ?」
ユイが背後を振り向くと、そこにはトレードマークの襟巻だけの椎名が立っていた。
羞恥心からなのか、クールを装っているだけなのか、胸が腕組みによって隠されている。
「すっ、すごいです!今のどうやったんですか!」
「あさはかなり…しっかり見ておけと言ったはずだが」
「早過ぎて目がついていけませんでしたよ!どうやったんですか!」
「お前には教えられん。お前だとライブ中にでもやる恐れがあるからな」
「ありえないですよ一瞬で裸になるなんて!制服のリボンもそのままじゃないですか!」
椎名の服を広げて状態を確認するユイ。
「人の服を荒らすな」
「スカートも下着もそのままですよ!」
「話を聞け」
「くんくん」
「匂いでわかるわけがなかろう」
「ところでこの技、どういう時に役立つんですか?」
「すぐに風呂に入りたい時とかな」
「他には?」
「他に即座に服を脱がなければならない状況があるのか?」
「…………」

205:ユイと椎名
10/08/03 23:09:56 FFIjYYVI
ユイは内心「アホですね」と思った。

「この包帯何ですか?」
次にユイが目をつけたのは制服に紛れて落ちていた包帯だった。
「それは『さらし』といってな、普段は胸に巻いている」
「ブラジャーじゃないんですか?」
「ブラなど生前から死後までつけた覚えがない」
「へー
これ巻くとどういう効果があるんですか?」
「揺れを抑えられるから戦闘中胸を気にすることなく戦えるな」
「ほえー、先輩も結構大きいですもんね
ひさ子さんとどっちが大きいですか?」
「意識して見たことはないが奴のが大きいのではないか」
「えへへへへー触って比べてみていいですか?」
ユイが手をグーパーさせながら椎名に近づく。
「やめぬか
それよりそろそろ寒い。服を寄越せ
今は女同士だからよいが、誰か来たらどうす」ガラッ
「椎名っちー、ユイ来てねー?ひさ子が探してて…」
椎名がユイに手を伸ばしたその時
扉が開き、入ってきたのは日向だった。
「「「あ」」」
椎名、ユイ、日向、三人の時が止まる。
最初に動いたのは日向だった。
「椎名っち、なんつー格好で…」
「あさはかなりぃぃぃぃ!!」
ずぶしゅぅぅ
「ぐはぁああ!」
「あ、ひなっち先輩が分身した」



206:名無しさん@ピンキー
10/08/03 23:10:56 FFIjYYVI
終わりと書いたけど思いついたら続くかも
一旦終わりということで

では

207:名無しさん@ピンキー
10/08/03 23:27:35 jI+yWpRD
GJ
オチがひでぇw

208:名無しさん@ピンキー
10/08/03 23:36:58 zvrvNE4M
(笑)gjもっとやれ


209:名無しさん@ピンキー
10/08/03 23:46:00 PhHCTZGJ
おういいいwwオチ自重ww
Gj!!!?

210:名無しさん@ピンキー
10/08/04 00:40:45 eqX/lvG/
>202-206
確かにアホですね(褒め言葉)

で、日向はプラナリアみたいに半分に切られても両方とも再生するんですか?

211:名無しさん@ピンキー
10/08/04 10:25:37 kzDqA7Rk
「日向くんは二人いるの…?」

212:名無しさん@ピンキー
10/08/04 12:49:54 5PxVdg6k
半分に切られたら片方だけが再生するんだろたぶん

213:名無しさん@ピンキー
10/08/04 13:10:49 xDdQPzk8
切り刻まれた松下五段はどうやって復活したんだろうな…

214:名無しさん@ピンキー
10/08/04 14:32:34 Ay/iSVHo
久々にパソコン入ったら妙なウィルスでフォーマットされてたため
最初から書くハメになりますた(泣)

同窓会の続きでいきます
セリフだけだと表現が難しいのでわからないところは勘弁
※注 オチはありません

215:名無しさん@ピンキー
10/08/04 14:34:29 Ay/iSVHo

「……ん?ありゃなんだ?」
「ホンダ製エアウェイブ、ストームシルバーメタリックね」
「いやそれはわかる。わからないけども。なんで奏がそんなことに詳しいのかは置いておくとして、なんでその車が明らかに制限速度以上の速さでこっちに向かって来てるかってことなんだが」
「トラップでも作動させるか?」
「チャーさん!てかこんなとこにトラップ仕掛けんなよ!」


「直井!もう止まれ!信号何回無視したと思ってんだ!そして俺たちがどれだけ死の覚悟をしたと思ってんだ!」
「黙れ!神に運転ミスなどない!」
「ゆりっぺに隣からフォローされてたヤツとは思えない台詞だな!」
「先輩どこ触ってんですか!!」
「デフォァッ!!?」
「絆創膏もうないの!?」
「今ので最後だ!」
「ていうかあのキズに絆創膏で手当てしようってのが無謀だな」
「くっ、高松!意識はあるか!?」
「いや大丈夫ですから。ほんのかすり傷d」
「野田!てめえがそんなもん持ってくっから!」
「Because of You!」
「ゆりっぺは俺が守る!」
「顔近いっての!」
「がはぁっ!!!」
「あさはかなり」


216:名無しさん@ピンキー
10/08/04 14:37:41 Ay/iSVHo
「ヤバいんじゃないのか?もうこっち来るぞ」
「パンクさせるか?」
「この世界でどうやってその物騒なモノをもちこんだんですか?」
「とりあえず、中で待ってれば大丈夫だろ」
「…………ゆり?」
「どうした?奏」
「あの車の助手席に座ってるのって、ゆりじゃない?」
「マジかよ。って運転してるの直井か?そういや免許とったって聞いたけど」
「なんかあの車内側からベコボコおされてるのが見えるんだが」
「とりあえず、中で用意してくれてるヤツらにこの事知らせといてくれ」
「わかった。ユヅルは?」
「俺は別の用事だ。」
「別の用事?そろそろ始まるのにか?」
「特別ゲストの迎えだよ。俺にとってのな」


「あれ?音無さん!?どこ行くんですか!?」
「バカ!追いかけんな!ひとまず店の前で止まれ!」
「うわぁ!なんか中からたくさん出てきましたよ!」
「戦線メンバーのみんなね。懐かしいわ」
「ギルドの連中もいるじゃねえか」
「直井!止まれ!このままじゃ轢き殺すことになるぞ!」
「ちっ!愚民どもめが」
「なんか凄い悪役っぽい台詞で諦めたね」
「Sounds the Villain!」
「といくとでも思ったか!!」
「直井君!?」
「何がなんでも音無さんを追う!」
「くっそ!そこまで堕ちたか!」
「サイテーですね。ある意味先輩に会う前よりタチ悪いです」
パァン!
「ぐっ!?なんだ!?」
「いってぇ!」
「ぐあぁ!」
「高松君に二撃目が!」
「あれ?野田は?」
「そこでのびてる」
「なんだこの振動は!?」
「クソッ!」
「どうやらタイヤがパンクしているようですね」
「竹山ぁ!ってなんで眼鏡が赤く染まってんだよ!?」
「おかげで何も見えません。それから僕のことはk」
「クソォ!音無さあぁああぁぁぁあぁぁあああん!!!」
「こうして、自称神の野望は阻止されたのであった」
「諦めて………たまる……………か………………………」
「あーあ、終わっちゃった」
「お前何気にこの状況楽しんでたろ」
「キタ――――――\(∇゜)/―――――――!!!」
「直井が復活した!」
「バカな!たった二行で!?」
「いやそれ以前にキャラが崩壊してるぞ!」
「どうした直井!?何があった!?」
「今……今…………横を通り過ぎてった車の中から……………」
「中から、何があった!?」
「音無さんが、手を振ってた。」
「……………………………………………………………………………………………………………………あっそ」

217:名無しさん@ピンキー
10/08/04 14:38:55 Ay/iSVHo
「くっだらねー」
「あーあ、テンション下がった」
「ってか別にお前一人に特定して送ったんじゃないと思うぞ」
「かまうものか。これまでメールにも電話にもほぼ無反応だった音無さんが、僕に手を振ったんだぞ。」
「スパム扱いしてたんじゃね?」
「要はツンデレ効果というヤツだな」
「……………なんでそこで私を見るのよ」
「とにかく暑いぜ。みんなそこにいるんだし、はやく降ろさせてくれ」
「野田君はどうする?」
「ほっとけ」
「でもこのまま放置してたら銃刀法違反で捕まるんじゃない?」
「ほっとけ」


「あーヤバい!もう同窓会始まってんじゃないの!?」
「開始予定時刻は20:00。現在19:45です」
「もう20分もないじゃん!関根がサイン書くの邪魔するから!」
「だって暇だったんだもん!字ヘタだからってあたしだけ書かせてもらえないんだもん!」
「へほほひゃひははふほひれふほふぁひゃへへほぅ!(でもお茶にタバスコ入れるのはやめてよぅ)」
「なんて言ってるのかわかんないよ!」
「くそっ!タクシーも来る気配ねえな。」
「手配は既に完了しましたが到着は3分後になるかと」
「間に合いそうにないな。しかたない。ゆりにもう少し遅れるって伝えとくか」
「了解しました」
「おい、その必要はないぞ」
「え?」
「乗ってけよ」
「おほはひひゃん!」
「は?なんて」
「丁度いい!乗せろ!」
「音無、あんたも役に立つねぇ!」
「ほろひふほへはいひはふ!」
「今からなら時速100キロ以上で間に合うかと」
「関根、目隠しすんのはやめろ。死にたいか?」
「ちっ。ルームミラーか」
「音無!とばせよ!」
「免許とってから一年も経ってない若造にキツいこと言うね!」
「大丈夫だ!お前はやればできる男だ!」
「めちゃくちゃ自信なくなってきたぜ!」
「あたしらの指にキズつけんなよ」
「プレッシャーたけぇな!」


218:名無しさん@ピンキー
10/08/04 14:40:48 Ay/iSVHo
「あー、暑かった」
「なんか久々に外出た気がします」
「おお、ゆりっぺだ!」
「会いたかったぜ!ゆりっぺ!」
「久しぶりだなゆりっぺ!」
「みんな…………ただいま!」
「……………俺達はなんも言われねえのな」
「おかえり、ゆり」
「ええ、奏ちゃん。…………チャー、あなたでしょ。パンクさせたの」
「まあな。ああでもしないと止まりそうになかったからな」
「おかげで助かったわ」
「音無のヤツはさっきまでいたんだがな」
「ええ、見てたわ。そういえば音無君はどこに行くって?」
「特別ゲストの迎えだって言ってたわ」
「特別ゲスト?」


「音無ぃ!お前ちょっととばしすぎじゃねえか!?」
「とばせって言ったのはそっちだろ!」
「時速120キロを超えていますね」
「高速道路に制限速度もクソもあるかよ!」
「随分手馴れてる感じだよねぇ」
「日夜走りまくってるとか?医大生が事故んないでよ~」
「どちらかというと、事故らない為の特訓みたいなモンだ」
「それで事故ったらシャレになんねえな」
「あふないでふよ!」
「てかさっきから気になってたんだけど、入江はなんでまともにしゃべれないんだ?」
「ああー。これにはちと深い事情が」
「ひおひんのへいはよ!」
「え?なんて?」
「要はサイン書いてる途中に、関根がお茶にタバスコ入れてたんだよ」
「ひたがひひれまふ」
「浅ッ!とんでもなく浅ェ!」
「そのせいで空港を出発に遅れたわけですが」
「いい加減に反省しろよ」
「………………………はい」
「おい音無、マジでとばしすぎだろ。まるで他に寄りたいとこがあるみたいな……………」


219:名無しさん@ピンキー
10/08/04 14:41:47 Ay/iSVHo
「コレ、全部作ったの?」
「ああ、あのギルドに比べりゃまだまだ小さいがな」
「すげぇだろ」
「日向君」
「みんなから金集めて土地買って、みんなで協力して建てたんだ」
「まぁ資金の三分の二はガルデモが提供してけどね」
「正確な人数は把握できちゃいねぇが、ここにいるのはみんな、ゆりっぺの世話になったヤツばかりだ」
「途中で消えたヤツも含めてな」
「大変だったぜ。全員と再会するのに半年はかかったからな。音無のおかげだ」
「音無君の?」
「ああ。コイツを建てる企画も、みんなの指揮も全部アイツがやった」
「もう…………あたしよりリーダーに向いてるんじゃないの」
「まさか。みんなゆりっぺの為だって言ったら喜んで手伝ってくれたぜ」
「みんな…………」
「ま、ほぼあたしのおかげですけどね」
「お前ほとんど何もやってねぇじゃねぇか!」
「んだとゴラァ!あたしのツテでみんなを探しだしたんじゃねぇか!」
「実際一番頑張ったのは野田だったけどな」
「音無との喧嘩が一番多かったのも野田だがな」
「そういえば野田は?」
「…………………お、あれじゃねえか?」
「あぁ、なんか警察っぽい人に引きずられてるな」
「っぽいってかモノホンじゃねーか」
「どうする?」
「しかたねえな。助けにいくぞ」
「でも顔見られたら後々面倒じゃないか?」
「ならコレを使え」
「おぉ、ナイス」
「ってちょっと待て!なんで直井が目出し帽なんか持ってんだよ!」
「神というものは常にどんな事態にも対応できるようにしているものだ」
「でもよ」
「いいから、さっさと行ってきなさい」
「うわーなんだコレ。苦労して用意したの俺らなのに」

「あのーすいません」
「な、なんだお前ら!」
「あのーソイツ俺たちのツレなんで、できれば」
「手を頭の後ろに!」
「えぇ!?なんで!?」
「そんな怪しい格好をしておいて今更何を!」
「あぁ!そだった!」
「早くs」
パァン!
「うぉお!何が起こった!?」
「……とりあえず野田つれて逃げるか」


220:名無しさん@ピンキー
10/08/04 14:42:34 Ay/iSVHo
「おつかれ」
「なあ、今のなんだったんだ?」
「俺だ」
「チャーかよ!てかその物騒なモン撃ったのか!?」
「バカ。麻酔銃だ」
「コ○ン君かよ!」
「ゆり。準備は終わったけどどうする?」
「どうって?」
「ユヅルは待たなくていいの?」
「そうね…………まぁいいわ。岩沢さん達も遅れるかもしれないって話だし。時間になったら始めましょ」
「うん。」
「にしても改めて見てみるとすげぇなこの人数」
「ザッと見500はいるな」
「てかそれだけ入るクラブハウスを建てた俺たちも俺たちだがな」
「三分の一がギルドにいたからこういう仕事は慣れてんだろ」
「酒あるか?」
「飲むなよ」
「もう成人だっつーの」
「お前酔ったら暴れ出すじゃねーか」
「外に叩き出すまでどんなに苦労したと思ってんだ」
「ちょっと待て!てことは何?俺がこの前ゴミ捨て場で寝てたのはそういうわけか!?」
「ぷぷ、気づいてなかったんですか?」
「うるせぇよ!」
「く、苦しい……!今回私何も悪くないのに…………!」
「悪いだろーが!お前が俺をゴミ捨て場に置いてくるように言ったの知ってんだからな!」
「え!?覚えてたんですか!?」
「いや、嘘だ」
「このヤロォ!!」
「てかあの人だかり何?」
「中心にいるのは…………五段か?」
「ああ、アイツやせてから激モテだったからな」
「嘘だろぉ!親友だと思ってたのに!」
「ホントあいつがモテるとムカつくな」
「そんであのダンサーズ何よ?」
「TKの教え子達だろ」
「随分ノリノリだな」
「よっしゃ俺も混ざってくる!」
「やめとけ」
「ついていけないと思いますよ」
「てかお前上着ろよ」
「諦めるな!諦めなければついていける!」
「見苦しいだけだと思うが」
「うるせぇ!」


221:名無しさん@ピンキー
10/08/04 14:44:06 Ay/iSVHo
「…………………………そろそろ時間ね」
「音無君遅いね」
「ん、ああ、音無待ってんだっけ?」
「てっきりもう始まってるかと」
「貴様ら!音無さんを忘れるとはどういう了見だ!腹を切れ!」
「はぁ!?そこまでいくか!?」
「さぁ僕の目を見るんだ……。……お前は雑巾だ。……床に擦りつけられながらも床を綺麗にする健気さに気づくがいい……」
「あばばばばばばばばばばば………………」
「こら直井君、それ以上やると音無君に怒られるわよ」
「む、そうだな」
「おい、なんか今気持ち悪いのが床を這ってったんだが」
「気のせいだ」
「…………しかたない。始めるか」
「じゃあ、ゆりっぺ。」
「ええ……。乾p」
バンッ!
「みんな!待たせたな!」
「あれ?岩沢さん!?」
「遅れるんじゃなかったのか?」
「なんとかまにあったな」
「ひさ子!」
「もう、寄り道してるからこんなギリギリになっちゃったじゃない!」
「まにあってよかったぁ」
「音無さんが向かえに来てくださったので予定より早く到着しました」
「音無君が?」
「で?当の本人はどこにいるんだよ?」
「もう来るわよ」
「お、待たせたな」
「音無さん!お久しぶりです!会えない間ずっとお慕い申しておりました。ああ、その背中に後光が差して見えますよ。あなたこそこの神を超える者、
神さえも配下におさめるにふさわしき存在。その美しく凛々しいお姿をこれほど近くでお目にかかれるのをずっと待ち焦がれておりました。この度は音
無さんと食事できると思うと僕は………………」


222:名無しさん@ピンキー
10/08/04 14:44:39 Ay/iSVHo
「久しぶり。ていうかその子誰?」
「ん?ああ、妹の初音だ」
「ああ、あなたが音無さんの妹さんですか。さすが音無さんの妹だけあって美しく可愛らしいお姿だ。お兄さんにはいつもお世話になっております。初音さん、あなたも十分神の如きお方だ。あなたともじっくり語り合………………」
「お兄ちゃん、この人は……」
「ああ、無視してくれていいぞ」
「うん。はじめまして。えと……」
「ゆりよ。よろしく、初音ちゃん」
「よろしくおねがいします、ゆりさん。ところで、その」
「ん?なに?」
「お兄ちゃんとゆりさんは付き合ってるんですか?」
「なっ………………」
「音無ィ!!!」
「ぅお!?野田!?」
「貴ッ様ぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああ!!!」
「落ち着け!何が言いたい!?そしてお前らニヤニヤしてんじゃねえ!」
「あ、あのね、初音ちゃん。お兄さんが付き合ってるのは私じゃなくて、こっちの奏ちゃんの方で…………」
「あ、そうなんですか?すみません、勘違いして」
「…………………………………………………」
「おい、奏?なんでそっぽ向くんだ?俺の所為か?俺の所為なのか!?」
「音無ぃぃぃぃぃいいいいいい!!」
「だぁもう、うっさい!」
「ゲボハッ!!?」
「今日だけで何回目のダウンだよコレ」
「ゆりっぺの為に一番頑張ってたのにな」


223:名無しさん@ピンキー
10/08/04 14:45:20 Ay/iSVHo
「あばばばばばばばばばば………………………ぐぎゃ!?」
「あ、悪ぃ日向。床にいるのに気づかなくて」
「ソレで済ませるのかよ!ていうか直井!てめえよくも!」
「ん?なんだ汚物?」
「ひでぇ!この恨みはらさいでか!」
「よせ二人とも。ここは祝いの場だぞ」
「でもよ音無」
「わかりました音無さん。こんな汚物と話す気はありません」
「なっ、てめ」
「日向、落ち着け。とりあえずゆり、乾杯の続きを頼む」
「え、ええ。ここにみんなで、また会えたことを祝して………………乾杯!」
『乾杯!!!』
「あ、そういえば罰ゲームまだだったわ」
「罰ゲーム?」
「なんかこの場にふさわしくない単語が聞こえた気がするよ」
「Punishment Game!」
「日向君、藤巻君。ちょっとこっちに来てくれるかしら?」
「「ギクッ」」
「今更逃げようなんて気じゃないわよねぇ?」
「どういうことだ?藤巻がなんかしたのか?」
「ひさ子か。俺達もよくわかってねぇんだが」
「ひさ子さん、ちょっと耳貸して」
「?」
「ボソボソ…………」
「…………!ほぉ」
「あ、ひさ、子、?おい、ちょっと、なんで、肩を掴むんだ?」
「ん?いや何。ちょっとね」
「ひさ子さん。藤巻君の罰ゲームは任せたわ」
「OK」


224:名無しさん@ピンキー
10/08/04 14:46:34 Ay/iSVHo
「おい、何があったんだ?」
「気にしなくていいわ。あとは日向君だけね」
「なぁ、もう床這いずり回ったんだからもういいだろ?」
「ダメよ。ちゃんと自分の意思でやらないと」
「鬼かてめぇは!」
「はいじゃもう一周いってらっしゃい」
「くぅ、畜生!」
「ユイを乗せてね」
「とりゃぁ!」
「ゲはァッ!?」
「なぁおいこれもう恥辱プレイなんてレベルじゃねえぞ!鬼畜プレイだぞ!」
「何をおっしゃいますか!いつも私に技かけてくるクセに!」
「でもコレはないだろ!この状態で這腹前進しろってのが無理なんだよ!」
「先輩!応援してますよ!」
「ありがとう!だったらまず降りろや!」
「いってらっしゃーい」
「にぎやかな人たちだね」
「まあな」


225:名無しさん@ピンキー
10/08/04 14:47:07 Ay/iSVHo
「Nice To Meet You!」
「?お兄ちゃん、この人は?」
「あー、ラッパー?」
「なんで疑問形?」
「いや、正直よくわかんねえから」
「Lovely Girl!」
「えぇ?」
「よかったな。褒められたじゃないか」
「Be My Friend!」
「I also ask」
「あれ?奏?」
「My name is Kanade Tatibana. Nice to meet you」
「Me too. Could you be my friend?」
「ゆりまで……」
「お兄ちゃん、なんて言ってるの?」
「ああ、初音は英語の勉強してなかったっけな」
「うん。何言ってるのかわかんない」
「………………………」
「お兄ちゃん?」
「Why do you speak English?」
「お兄ちゃんまで」
「Because seem to be interesting」
「Actually interesting」
「Stop but understand」
「何言ってるかわかんないよぅ」
「あああぁぁぁああぁあぁあああぁぁああぁあぁああ!?やめてくれえええええええ!」
「野田、耳を塞げばいいだろう」
「………………………………Oh」
「ねえ、さっきからTKが黙っちゃってるんだけど!」
「この場で!傷がつき、よりワイルドになったこの肉体を見せつける時が!」
「Don’t show to her!」
「ぐはっ!!?」
「なんか音無がTKみたいだな」
「初音!大丈夫か?見てないよな!?」
「う、うん?えと、何を?」
「いや、なんでもない。ちょっと露出狂がな」


226:名無しさん@ピンキー
10/08/04 17:10:13 5CqLWdEd
なにがなんだかわからない

227:名無しさん@ピンキー
10/08/04 17:22:13 5JHO2L2x
続きキタw相変わらずすげぇカオスw
GJ!!

228:名無しさん@ピンキー
10/08/04 18:31:31 8NL5vMlz
ここは、エロパロスレなんだよねwwwもう非エロはお腹いっぱいなんだよwww

229:名無しさん@ピンキー
10/08/04 18:40:50 5JHO2L2x
お前エロ「パロ」なんだぞww
よく嫁よwwww

230:名無しさん@ピンキー
10/08/04 18:45:46 wqZ2iVI7
>>228
盛ってんじゃねーよ猿

231:名無しさん@ピンキー
10/08/04 18:46:27 Ay/iSVHo
すいません
連続投稿のエラーで最後まで投下できませんでした

232:名無しさん@ピンキー
10/08/04 18:46:56 Ay/iSVHo





「ふう、終わった終わった」
「? ひさ子、どこ行ってたんだ?」
「や、ちょっと野暮用で」
「はやくしないと料理なくなっちゃうよー」
「おい関根
。そのタバスコまだ持ってたのか」
「えへへ。いーじゃん面白いし」
「何人犠牲になったと思ってるんですか?」
「あさはかなり」
「お、椎名もいるのか」
「誘われてな」
「一緒に飲むか?」
「いや、下戸だからな」
「つれねえなぁ」




「…………ねえ、お兄ちゃん」
「ん?どうした?」
「友達、いっぱいいるね」
「ああ、まあな」
「お兄ちゃん、楽しそうだった」
「そ、そうか?」
「お兄ちゃん、言ってたよね。友達なんかいない方がいいって」
「……そうだったかな」
「うん。言ってた」
「そうかもな。でも、今は友達といられて、本当に楽しい」
「……よかった」
「ああ…………」



233:名無しさん@ピンキー
10/08/04 18:48:01 Ay/iSVHo
以上です
すいませんでした

234:名無しさん@ピンキー
10/08/04 18:52:31 5JHO2L2x
>>233
なぜ謝るwお猿さんは無視しろよ

235:名無しさん@ピンキー
10/08/04 20:39:58 8NL5vMlz
そんなに非エロがいいなら、他でやれバカ共が

236:名無しさん@ピンキー
10/08/04 20:44:17 pnEnJU4q
>>1も読めないヤツは帰れ。

237:名無しさん@ピンキー
10/08/04 20:48:49 wgJF2Zut
GJwww
こうして見るとABは本当にキャラ多いな、そしてキャラ濃いな

238:名無しさん@ピンキー
10/08/04 21:08:03 pl6lEsGA
どんだけエロが好きなんだよw
夏だから盛ってんのはわかるがまぁ落ち着けw

普通に面白いぜ、GJ

239:名無しさん@ピンキー
10/08/04 21:35:56 8NL5vMlz
そう、まず
>>1
が問題なんだよ


240:名無しさん@ピンキー
10/08/04 22:11:17 pnEnJU4q
>>239
前スレからずっと今のLRでやってるんだからそれが気に食わないやつは他所へ行け。

241:名無しさん@ピンキー
10/08/04 22:29:43 5JHO2L2x
エロエロうるせえと思ったら、
夏でした(^q^)
ここは18禁だぞーw

242:名無しさん@ピンキー
10/08/04 23:04:51 JB3dL28I
>>232

椎名は何故か酒のめないイメージがあるなw

243:カレナック
10/08/04 23:20:37 I8pQWvif
なに・・・椎名が酒で酔ってそのまま(ry
だと?大歓迎じゃないか!!


244:名無しさん@ピンキー
10/08/05 00:00:41 wqZ2iVI7
>>239
エロパロ板ってのは読者様(笑)のための板じゃねーぞ
書きもしないでLRも守れないクレクレくんは今すぐ吊って氏ね

245:名無しさん@ピンキー
10/08/05 00:03:18 5JHO2L2x
ゆりっぺの太ももまじえろいな
直井羨ましいぜ

246:名無しさん@ピンキー
10/08/05 13:33:46 m2dbcaxo
太ももを間近に拝んだ音無も羨ましい
不可抗力とはいえ(多分)おっぱいを掴んだ日向も羨ましい
ああ羨ましい羨ましい

247:名無しさん@ピンキー
10/08/05 17:59:57 oY1zv0lc
改めて見直すと校長室のイスに座った
ゆりっぺの太ももエロすぎww

248:名無しさん@ピンキー
10/08/05 21:40:07 BPai17ka
こないだユイと椎名の話書いた者なんだが
なぜかwikiにタイトルが「ユイと椎名 体育倉庫」で保管されてるから編集しようとしたらやり方がわからなかった
だから誰かわかる人編集してくだされ

249:名無しさん@ピンキー
10/08/05 22:23:19 oY1zv0lc
編集もいいけど
新作希望

250:名無しさん@ピンキー
10/08/05 23:58:46 Hz44xh7u
続きも希望

251:名無しさん@ピンキー
10/08/06 14:02:03 nPzmR3gp
保管庫の「音無×椎名×ゆり×奏」ってタイトルのSSの続きまだかな
白衣の天使と忍者メイドはあの後どうなるんだ

252:名無しさん@ピンキー
10/08/06 17:32:27 tvMn2yMq
続きマダーーーーーー!!

253:248
10/08/06 22:09:57 mshPElLQ
編集してくれた人ありがとう

254:名無しさん@ピンキー
10/08/07 02:54:16 aDzl7PNF
>>251
むしろゆりがどうなったか知りたい

255:名無しさん@ピンキー
10/08/07 04:57:24 UVhQAdig
ゆりっぺのエロまだかよ

256:名無しさん@ピンキー
10/08/07 18:56:22 Iz5+7ms5
「全部」見てみたら
同窓会だけで四分の一占めてるのに驚いた

257:名無しさん@ピンキー
10/08/07 23:50:45 tefkO+Wo


258:名無しさん@ピンキー
10/08/08 04:26:23 buPa4erP




259:名無しさん@ピンキー
10/08/08 04:27:22 7qZ5Kcxu
ゆりっぺ陵辱お願いします

260:名無しさん@ピンキー
10/08/08 04:39:04 SQIaRXqe
まず遊佐をだな

261:名無しさん@ピンキー
10/08/08 05:28:24 buPa4erP
お前ら・・・・・・

262:名無しさん@ピンキー
10/08/08 11:35:10 S8yelm/u
遊佐をゆさゆさと揺する。

263:名無しさん@ピンキー
10/08/08 11:49:38 ytFYUf4e
遊佐をゆさゆさとゆさぶる、ならチョトワロタのに惜しいな

264:名無しさん@ピンキー
10/08/08 22:45:27 buPa4erP
ここらだゆりっぺが脱ぐ!!

265:名無しさん@ピンキー
10/08/08 23:11:45 7qZ5Kcxu
取り合えずレイパー音無が一人ずつ犯していけばいいんじゃね?オールスターで

266:名無しさん@ピンキー
10/08/08 23:13:38 buPa4erP
野郎共も?

267:名無しさん@ピンキー
10/08/09 00:36:36 NRVVsmSP
ガチホモ展開は勘弁w

268:名無しさん@ピンキー
10/08/09 13:57:12 qcQIKO9Q
>>131の続き。
書くまでもないけど、一応音無×ゆりです。

269:名無しさん@ピンキー
10/08/09 13:58:02 qcQIKO9Q
「~♪」
 しばらくしたある日。あたしは久しぶりに音無くんと一緒に川原へ、明日のオペレーション、モンスターストリームを行うための下準備に来ていた。鼻歌まで歌って。
 川の主は以前かなでちゃんが釣り上げたから、今回は本当にただの魚釣り。危険はないはずだけど、一応念のためってことで。
 だから別にモンスターストリームじゃなくてもいいんだけど、考え直すのもめんどくさいし、このままでいくことにした。
「どうしたゆり? 今日はなんか機嫌よさそうだな」
「え? そう見える?」
「ああ。なにかいいことでもあったのか?」
 音無くんが不思議そうに問いかけてくる。そりゃあ、久しぶりに音無くんと一緒にいられるんだもの。頬も緩むし、自然と笑顔にもなるわ。おまけに胸の痛みも感じないし、もう最高ね!
 今までは緊張して悶絶することが多かったけど、あれはきっとまだこの感情を完全に自覚していなかったからだろうし、音無くんへの恋心を本格的に自覚した今は、若干スッキリした気持ちになっていた。
 遊佐さんにバレた、ということも少しは拍車をかけているんだと思う。だったら、もうバレたらバレたで開き直ってやるわ。そのほうがあたしらしいし。
 だからと言って大っぴらに行動するのはまだ抵抗があるから、今は少しずつ外堀を埋めていけばいいと思っている。
「音無さん」
 不意に背後から声が聞こえたので、歩みを止めて後ろを振り返ると、ある意味あたしにとってラスボス的存在の遊佐さんが立っていた。
 え? この娘、なんでここにいるの? オペレーションメンバーには行き先を伝えてあるけど、遊佐さんやガルデモのみんなには伝えていないはず。ということは、ほかのメンバーから聞いたのかしら?
「あれ、遊佐? おまえ、どうしてこんなところにいるんだ?」
「音無さんとゆりっぺさんが二人で校内から出て行くところを見かけたので、付いてきました」
 チラ、とこちらを軽く一瞥する遊佐さん。
 う、あの日以来この娘、ちょっと苦手だわ。なんかあたしの心の中をすべて見透かされているような気がするし。
 オペレーションの時は私情を持ち込まないけど、こういった私生活の中で出会うと、少しばかり警戒してしまう。なによりあたしの気持ちを知っているから、それを材料になにかしてきそうで。
 百歩譲って戦線の女性メンバーにバレるならまだしも、仮にもほかの男性メンバーや音無くんにバラされでもしたら、あたしは今すぐにでも壁に頭を打ち付けて、自ら死を選ぶだろう。
 いや、すでに死んでるから意味ないわね。じゃあ、この世界からの消滅かしら。
「付いて来た理由ですが、ちょっと音無さんにお聞きしたいことがあったので。少しお時間よろしいですか?」
「ああ、構わないよ」
「では失礼して」
 遊佐さんはそう言うなり、音無くんに擦れ合うほど近寄ってきて――。

270:名無しさん@ピンキー
10/08/09 13:58:46 qcQIKO9Q
「―なっ!?」
「お、おい遊佐!?」
 あろうことか、遊佐さんは音無くんと腕を組み始めたのだ。それどころか腕をさらに抱き寄せて、その豊満な胸を音無くんに押し付けているようにも見える。
 いや、押し付けている。完璧に。
 あたしは慌てて止めにかかる。
「ちょ、ちょっと! なにくっついてるのよ! 離れなさい!」
「いえ、わたし独自でちょっとしたアンケート調査をしているんですが、女性の意見はあらかた聞いたので、今度は男性メンバーの中で、唯一の常識人である音無さんの意見をお聞きたいんです。極秘なので、密着しないと耳打ちできませんし」
「だったら、なんでどさくさに紛れて必要以上に胸を押し付けるようなことすんのよ! っていうか、そもそもどうして耳打ちなのよ! アンケート調査なら普通にアンケート用紙に記入でいいでしょ!」
「…………実はアンケート用紙を忘れてしまって…」
 嘘だ。絶対嘘だ。
 明らかにわざとでしょ。それ以前にアンケート調査自体が嘘でしょ。その証拠に、目がほんの一瞬だけ泳いだもの(あまりにも速かったので、ほとんどの人は気づかないと思うが)。
 だいたい、音無くんも音無くんよ! いつまで遊佐さんの胸の感触を確かめてるのよ! さっさと振り払うなり腕をほどくなりしなさいよっ!
「いいから離れなさいっ!」
「……仕方ありませんね」
 スッと遊佐さんが音無くんから離れ、改めて隣に立つ。
「音無さん。アンケートは次回に回すとして、聞いて欲しいことがあります」
「あ、ああ…。な、なんだ?」
 遊佐さんの抱擁からようやく解放された音無くんが、どもりながら返答する。
 そんな中、遊佐さんは盛大な爆弾を投下した。
「わたし、音無さんのことが好きです。わたしと、結婚してくれませんか?」

271:名無しさん@ピンキー
10/08/09 13:59:26 qcQIKO9Q
 刻が止まった。
 そして、流れる沈黙。
 訪れる静寂。


 ……………………。


『えぇえええええええぇぇぇええええぇぇえぇえぇッ!?』

 耳を劈(つんざ)くような、けたたましい驚きの声が川原付近に木霊した。
 は? いや、ちょっと待っ―えぇ!?
 今この娘、なんて言った? 音無くんのことが好き? 結婚してくれ?
 …………はぁ!? なぜ!? ホワーイ!?
 付き合うんじゃなくて結婚!? いくらなんでも発想がぶっ飛びすぎてない!?
 いきなりの爆弾発言に思考が追いつかない。当然ながら、それはあたしだけでなく音無くんも同様で――。
「あ、あの…遊佐さん?」
「音無さん、結婚してください」
「えぇっ!? いや、そのだな…」
「わたしでは、ダメですか?」
「あ、いや、そういうワケじゃ……」
「わたし、音無さんのことがどうしようもないくらい好きなんです。わたしになにをしても構いません。音無さんのしたいこと、して欲しいこと、全部してあげます。ですから、わたしと結婚してくれませんか? そして、わたしの苗字を遊佐から音無にしてください」
 遊佐さんの告白に、頭の中がオーバーヒートしてしまった音無くんの目がグルグル回っている。
 当然だ。交際をぶっ飛ばしていきなり結婚だなんて、そうそうあるものじゃない。
 その隙に彼女は音無くんの懐に入り込もうとする。そして妖艶に、音無くんに顔を近づけていく。
 ここでなにかしなければ、二人はキスをしてしまう。
 そう直感したあたしは、無我夢中で声を大きく張り上げる。
「ダメぇえぇえ!! 音無くんの苗字をもらうのはあたしなんだからあぁあぁあッ!!」
 力の限り叫んだ。
 どのくらい経っただろうか。あたしは呼吸を整えると、二人を視界に入れる。
「…………」
「…………」
「…………はっ」
 流れる沈黙の均衡を破ったのは、直接的な原因でもあるあたしだった。
 





 ……結局、この日の出来事は熱に浮かされていたことによる気の迷いということで、ようやく決着がついた。

272:名無しさん@ピンキー
10/08/09 14:00:12 qcQIKO9Q
 その夜。
 あたしは再び校長室にいた。今度は遊佐さんもちゃんといる。
「……もう死にたい…」
「わたしたち、すでに死んでいる身なんですが…」
 遊佐さんのツッコミに返す元気もないくらいに、あたしは衰弊しきっていた。
 紆余曲折あったが、なんとか音無くんも納得してくれて、それからは何事もなかったかのように普段通りに接してくれた。
「そういえばさ、今日のあれ、本気なの?」
 机と融合するように突っ伏していた顔を上げて、遊佐さんに問いかける。
「秘密です」
 またこれか…。
 何度聞いても、遊佐さんは「秘密です」の一点張り。
 彼女の場合、本気っぽく言っても実は冗談だったり、冗談っぽく言ったら実は本当のことだったり、逆に本気っぽく言ったら実は本当のことだったりと、本気なのか冗談なのか、心境がまったく読めない。
 おまけに素性、生い立ち、死亡経緯、その他諸々がとにかく謎に包まれすぎているから、余計に気味の悪さに拍車をかけている。
 この娘、下手をすればTKよりも正体不明の謎キャラなんじゃないかしら。
「しかしゆりっぺさん、ご自分の発言を撤回なさるなんて、意外とチキンだったんですね」
「チキン言うな! もしそうだとしても、あなたに言われるとなんかすごく腹が立つわ!」
「失礼しました。仮にも恋のライバルなんですから、心配なんですよ」
「……別にあなたに心配してもらわなくても大丈夫よ」
 恋のライバルについてはもういいわ。
 どうせ聞いたところで同じ返答しか帰ってこないことは目に見えているので、敢えてスルーする。
 まぁ、遊佐さんなりにあたしのことを心配してくれていることについては嬉しいんだけど。
「ホテルは取りましたか? ティッシュはありますか? 避妊具はいりますか?」
「なんの心配してんの!? 実はあなた、あたしのこと全然心配してないでしょ!?」
「……そんなことありませんよ。じゃあそうですね……レモン食べますか? クラシックかけます? もうベビーベッドは買いましたか? お子さんの名前は決めました?」
「接続詞おかしくない!? そもそも妊娠もしてないから!」
「では二人で全裸待機でもしていましょうか」
「猥褻物陳列罪!」

 それ以前にこの世界って妊娠できるのかしら、なんて考えつつ、あたしとスターを取ってフリーダム状態となっている遊佐さんの、理解不能のアホトークは深夜の3時過ぎまで続いた。
 ……ってかあたし、また寝不足じゃん。主にこの人のせいで。

273:名無しさん@ピンキー
10/08/09 14:01:12 qcQIKO9Q
今回はここまで。
取り敢えずエロあり前提で進めてみますが、初書きなので挫折する可能性あり。

274:名無しさん@ピンキー
10/08/09 14:27:24 RB0b2yPq
新作ktkr

275:カレナック
10/08/09 18:28:29 NUF8MpAs
キタ―――――!!
エロス展開に期待


276:名無しさん@ピンキー
10/08/09 20:57:42 /IWj6J/j
>>273
GJ!!

続きに期待

277:名無しさん@ピンキー
10/08/09 21:00:41 NOCGw1mE
エロまちGJ!!ふさしぶりだから嬉しー!!

278:名無しさん@ピンキー
10/08/09 23:21:17 X4MdZsBu
テストの回の時、もしも椎名さんが居たら……

ゆり「椎名さん、お願いねっ」
高松「言った通りにすればうまく行くはずです」
椎名「うむ、分かった……」

ガタッ
椎名「先生!」
教師「……ん?」
椎名「実は私、着痩せするタイプ何です」
男子共「おぉっ!」
教師「さっさと服着て座れ」
椎名「浅はかなり」カタッ
い~つも~ひ~とりであ~るい♪

椎名「次は、下も脱ぐか……」
高松「次は、下も脱ぐか……」

お目を汚してすみませんでした

279:名無しさん@ピンキー
10/08/09 23:38:23 NRVVsmSP
それをちゃんとした作品にするんだ!

280:名無しさん@ピンキー
10/08/10 04:50:58 Te/JMkcc
おい!すんど眼はひでえ!

281:名無しさん@ピンキー
10/08/10 11:35:47 0dtZR+ti
ユイが「し~ん~わ~ざ~」って日向に言った後
日向がシカトするから「もういい、大山先輩にかけよ」って言ってたから 妄想

大山「ギブギブッ!痛い痛い痛い痛い痛いぇ!」
ユイ「ハァ~、大山先輩って弱っちぃですね~」むにゅ
ユイ「むにゅ?」
椎名「貴様、許さんっ!」
ユイ「う、うわぁっ!みんな、見てます!おろして下さい!椎名先輩!」
藤巻「おおっ!椎名の子犬を踏んだユイを椎名が!」
ゆり「見事に決まったわね」
日向「あ、あれは!キンニクバスター!!!」
大山「ザマァw」
松下「パンツまるみえだぞ!」
ユイ「見いいぃぃいいるなああぁぁああ!!!」
椎名「浅はかなり」
ユイ「後で覚えとけよ貴様ら!!!」

後でみんなの肉便器になるユイにゃんでした

282:名無しさん@ピンキー
10/08/10 12:45:45 y4vTTm+k
大山キャラ違ぇwww
それにしてもいろいろと乏しい体型に興奮するとはな・・・
俺はユイに誘惑されても耐えきる自信があるわ

283:281
10/08/10 14:53:37 0dtZR+ti
大山「ここでキャラ変えたら、神様も吃驚仰天かなって」

284:名無しさん@ピンキー
10/08/10 15:14:01 Te/JMkcc
>>281
なぜそっから肉便器wwww
gjww

285:281
10/08/10 16:21:46 0dtZR+ti
大山「松下五段!ちゃんと抑えといてよ」
松下「おうっ」
ユイ「え?何するんですか?」
大山「次は、僕達が技をかける方だよ」
ユイ「え!?聞いてないですよ!そんなの!」
松下「体勢はこんな感じでいいか?」
ユイ「え、何ですか!?この体勢?」
TK「Oh!! Sex!!」
ユイ「セック……!?も、もしかして大山先輩!?」
大山「取りあえず、濡らそっかw」
ユイ「いやっ!やめっ、あぅっ、あっ、あっ!」

一方その頃 後にやんよと言う男は
直井「お前は、この鉛筆より……」
日向「うああぁぁああ!!!」
音無「やめろ、この馬鹿」
直井「音無さん!聞いて下さいよ!」パアァ
日向「鉛筆に比べて俺は!俺は!」

やんよの日
ユイ「ユイ、初めて大山先輩に盗られちゃったよ……」
日向「へ(裏声)……、あ、えと、あの、あっ!どんなハンデでもつったろ!!!」

gj、初めて貰って調子にのりました。

286:名無しさん@ピンキー
10/08/10 17:44:33 6ky5rDL/
大山ァ……
5話の純粋さはどこ消えた

287:名無しさん@ピンキー
10/08/10 18:41:43 Te/JMkcc
大山!お前には椎名がいるんじゃないのか!?
GJ!!

288:名無しさん@ピンキー
10/08/10 18:46:32 y4vTTm+k
大山のキャラ崩壊ワロタwww
GJ!

289:名無しさん@ピンキー
10/08/11 22:41:17 iTJW8r4N
URLリンク(www29.atwiki.jp)

これは使われてない系?

290:名無しさん@ピンキー
10/08/11 22:43:26 Q2c6Vk4c
使われてないの?

291:名無しさん@ピンキー
10/08/11 22:47:21 wvBekvPc
移転したからな

292:名無しさん@ピンキー
10/08/11 23:01:18 Q2c6Vk4c
まじかよ移転先は?

293:名無しさん@ピンキー
10/08/11 23:19:27 wvBekvPc
>>1

294:名無しさん@ピンキー
10/08/11 23:27:50 Q2c6Vk4c
ああwどうもです

295:名無しさん@ピンキー
10/08/11 23:53:27 U9lEUHWu
中村さんは音無より日向のイメージがあるんだが・・・
俺だけ?

296:名無しさん@ピンキー
10/08/12 00:04:58 RW5MaSRm
主人公はどのキャラとの組み合わせても許される感じだけど
日向とユイは公式でカプだからわざわざ日向とゆりはなあって人が多いんじゃね?


297:名無しさん@ピンキー
10/08/12 00:20:37 j3fjl6lj
第1話を見た時は音無とゆりが公式になると思ってたぜ

最終的にまさか敵キャラが公式とはな・・・

298:名無しさん@ピンキー
10/08/12 06:17:00 UD8Mu2rs
まさに百合っぺ

299:名無しさん@ピンキー
10/08/12 08:25:21 4aAjilFB
>>297 普通わかるだろ



CMの時点で

300:名無しさん@ピンキー
10/08/12 20:02:15 UD8Mu2rs
まだかよ!!

301:名無しさん@ピンキー
10/08/12 20:10:26 j3fjl6lj
>>299
仕方ないだろ

CMなんか見たこと無かったんだ



自分で公式=敵キャラっていう可能性を
脳内で排除してたのが悪かったぜ
結構あるパターンなのにな

302:名無しさん@ピンキー
10/08/12 20:13:14 j3fjl6lj
>>300
気長に待とうぜ

303:名無しさん@ピンキー
10/08/12 20:37:27 FBg/wlzN
>>300
>>302
明日から有明で祭りだからな
職人さんにも参戦する人多かろうよ
それに祭りの後には新ネタがごっそり出てくるし

304:名無しさん@ピンキー
10/08/12 21:06:17 UD8Mu2rs
よし、信じるからな、それ

305:名無しさん@ピンキー
10/08/12 22:52:42 E3qcHSr+
どーも
非エロでいきます
ちなみにコレは演劇です


「桃太郎」

306:名無しさん@ピンキー
10/08/12 22:56:23 E3qcHSr+
昔々、あるところに、おじいさん(TK)とおばあ……おねえさん(ゆり)がおりました。

ある日、おねえさんは川へ洗濯に、おじいさんは家でダンスを踊っていました。

おねえさんが川で洗濯をしていると、川上の方からどんぶらこどんぶらこと、大きなハルバートが流れてきました。

「TK。ちょっと芝刈りに行って来てくれない?」

「OK! ! Here We Go!」
おねえさんはその拾ったハルバートをおじいさんに渡し、芝刈りに行かせました。

おじいさんが山で芝刈りをしていると、小さな鬼(天使)に出会いました。

「Who Are y」

おじいさんの言葉を遮るように、鬼は手にした短刀でおじいさんの胸を貫きました。

ブシャァッ!




おねえさんはなかなか帰ってこないおにいさんが心配になって山を登ると、おじいさんが血まみれの状態で倒れていました。

「TK……そんな……」

おねえさんがショックで呆然としていると、切り裂かれたおじいさんから、元気な男の子が出てきました。

「TK……あなたの仇は討つわ………………………この子がね!」

おねえさんはその子供に『桃太郎』と名づけ、自分に服従するように、適度に甘やかし、適度に鍛えて育てました。

そして数年が経ち、健やかに育った桃太郎(野田)は、おねえさんにはしっかり従うものの、里に下りては悪さばかりする困り者でした。

「桃太郎、里の人たちから苦情が来てるわよ。なんでこんなことしたの?」

「むしゃくしゃしたから」

「ワオ、今時の若者ね。じゃあ桃太郎、ちょっとお願いがあるの。これを見事にこなせたら、今回の事は見逃してあげる」

「怒らないのか!?わかった!なんでもするぞ!」

「鬼ヶ島(天使ヶ島)に殴りこみに行ってきて」

「おお!まかせとけ!」

何も理解せず、安請け合いした桃太郎は、おじいさんの形見のハルバートとおねえさんが作ってくれたキビダンゴを持って旅に出ました。

307:名無しさん@ピンキー
10/08/12 22:59:15 E3qcHSr+
ある日、桃太郎は強そうな犬に出会いました。

「なあ、そのキビダンゴ分けてくれたら力になるぞ」

「黙れ!ゆりっぺの手作りキビダンゴを誰が貴様なんぞにやるものか!」

桃太郎は冷たくも突っぱねました。

「いやでもさ、俺たちいないと鬼に勝てないぞ」

「貴様らの力を借りるまでもない」

桃太郎は内容を捻じ曲げるつもりのようです。

犬(音無)は困り果てました。

「じゃあもういいよ。手伝わせてください(棒読み)」

「ふん、そんなに手伝いたければしょうがないな」

「(腹立つなコイツ)」

犬が仲間になりました。


308:名無しさん@ピンキー
10/08/12 23:00:11 E3qcHSr+

続いてある日、桃太郎は強そうなキジに出会いました。

「そのキビダンゴを分けてはくれまいか?」

「ダメだ。コレはゆりっぺから貰ったものだからな」

またも桃太郎は拒みました。

「そうか、ならば仕方ない」

キジ(椎名)は早々に諦めました。

「はいストップ!!」

「何を急に叫びだすんだお前は」

「(おい椎名!ちゃんと台本どおりにやらなきゃダメだろ)」

「しかし、ヤツの方からアドリブで言ってきたぞ?」

「(アイツはアホなんだ!こっちが大人になってサポートしてやらないといけないんだ!)」

「………………フム、仕方あるまい。」

キジは覚悟を決めたようです。

ブシャアァ!!!

「ぐわぁぁぁぁぁああああああああ!!」

「おい椎名!何やってんだ!?」

「台本ではキビダンゴを受け取って仲間になると書いてあった。よこさないのだから力づくで奪うしかなかろう?」

「いやそんなドヤ顔されても困るんだが。…………仕方ない。本人が生き返るまで待つか」

桃太郎が生き返るまでその死体を眺めるという不毛な時間を過ごしました。





309:名無しさん@ピンキー
10/08/12 23:01:09 E3qcHSr+

そしてある日、強そうなサルに出会いました。

「でなんで俺がサルなんだよ!?」

サル(日向)は出会った瞬間に意味不明なことを叫びました。

桃太郎一行はそれに生温かい視線を送り、その場をあとにしました。

「ちょっとまて!キビダンゴをくれ!」

「ダメだ」

とぼとぼと去っていきました。




またある日、熊に出会いました。

「なんかひとつだけ格が違うのキタ!」

熊(松下)はのっそりと、興味も無さそうに肉うどんを食べていました。

「なぁ、熊なんてすごい頼りになりそうじゃないか?キビダンゴあげて仲間にしようぜ?」

「何度言えばわかるんだ?俺はゆりっぺのキビダンゴを他人にやる気は微塵もない」

「はぁ…………」

犬の提案をバッサリと切り捨てた桃太郎に犬は少し苛立ちます。

「(なぁ松下五段。あんたはどういう設定なんだ?)」

「通りすがりのただの熊だ」

「そうか。いまどきの熊は肉うどん立ち食いしてるのか」

「ゆりっぺに日向の代役として参加するよう言われてな」

「そうか。じゃあとりあえずこの食券三枚で協力してくれるか?」

「勿論だ!」



310:名無しさん@ピンキー
10/08/12 23:02:12 E3qcHSr+

鬼ヶ島にて―――

「うわ、たくさんいるな………」

小船で鬼ヶ島の陰に隠れながら犬が呟きました。

犬の言うとおり、その島は見た目可愛らしい鬼たちで埋め尽くされていました。

「桃太郎、どうする気だ?」

「正面突破だああああああああああああああああああああああ!!!!」

「あ、バカ!」

鬼たちの群れに飛び込んでいった桃太郎は、あっという間に串刺しにされてしまいました。

「主人公が噛ませ犬でどうすんだよ…………」

「これからどうする?」

「俺達だけで倒せるか?」

「……やれるとこまでやってみよう」




そこからは犬たちの逆襲でした。

一人でいるところをキジがすばやさで岩陰につれこみ、三匹がかりで倒す。

それを繰り返し、なんとか鬼ヶ島を制圧したのでした。




めでたしめでたし


311:名無しさん@ピンキー
10/08/12 23:02:58 E3qcHSr+
駄文失礼しますた

312:名無しさん@ピンキー
10/08/12 23:06:44 Y0gVJtvv
俺も下半身にキビ団子が二つついてるんだけど
誰か仲間にならない?

313:名無しさん@ピンキー
10/08/12 23:53:11 XHy+8aBY
>>312
もぎ取ってもいいのか?.

314:名無しさん@ピンキー
10/08/13 00:00:43 j3fjl6lj
>>312
その団子は潰しても良いのか?

315:名無しさん@ピンキー
10/08/13 00:19:15 OMk9BdgB
つーか喰わせるのか?
団子丸ごと喰わせるのか?
いまさら「餡」だけなんてオチをつけるなよ?
団子は丸ごとかぶりつくものだぞ?

316:名無しさん@ピンキー
10/08/13 00:20:15 JIn5yZqk
>>312いじめw

普通に面白かった
おじいさんと猿の扱いひどすぎてワロ

317:名無しさん@ピンキー
10/08/13 00:32:55 QVQfOQeS
ちょっとふやけててもいいならな

318:名無しさん@ピンキー
10/08/13 04:48:56 a0+d4f2A
>>311
普通に面白いwゆりっぺワオじゃねーよwwww

319:名無しさん@ピンキー
10/08/13 13:15:14 kZUH+WgM
>>306
遊佐さんがナレーターだと思うと胸熱

320:名無しさん@ピンキー
10/08/13 21:54:19 pGPQQTGN
音無×岩沢
でいきます
我ながら気持ち悪いくらい純愛にしすぎた気がする。

321:名無しさん@ピンキー
10/08/13 21:55:09 pGPQQTGN


「音無、いるか?」

コンコンとノックしてみたが、一切の返事がない。
おかしいな。この時間帯に外出する用事もあまり考えつかない。
おそるおそる扉を開けると、電気がついていなかった。
本当に外出してるのか?
真っ暗な室内の中、手探りでスイッチを見つけてつける。
すると足元に音無が倒れているのが見えた。
「ぅわっ!」
声をあげて、我ながら柄じゃないなと思う。
クスクス笑って、足元でスースー寝息を立てている音無を揺さぶった。
「おい、音無。起きろ」
「ぅぅ、ん」
微かにうめき声をあげて、起きるのかと思ったがまた寝息を立て始めた。
「はぁぁ……。ったく、」
こめかみを押さえて呆れる。
オペレーションがあった後はいつもこうだ。
しかもなかなか起きない。
「おーい、いますぐ起きないとキ、キスするぞー」
「んん…………いらない……」
カチンときた。
こっちが少し照れながらも言ったというのに断った。
何も言わなけりゃよかったのに。
いや待てよ。
ここでキスしちゃっても誰にもバレないんじゃ?
音無は新入りで新しい部屋にいるから相部屋の人なんていないし。
となれば他の人が来ることもない。
肝心の当人は目の前で寝てる。
「大丈夫……だよな……」
いつもと違い、あどけない表情の寝顔にドキドキしながら
その唇にゆっくりと近づき―――


322:名無しさん@ピンキー
10/08/13 21:56:07 pGPQQTGN



「おーい、音無いるかー?」

「!!!」
途中で入ってきたひさ子に遮られた。
慌てて音無から飛びすさる。
だがひさ子の表情を見れば見られたかなんて一目瞭然。
「ひさ子!」
「いいよ?離れなくても」
ニヤニヤとした顔がさらに焦燥感を掻き立てる。
「そっかぁ。岩沢にその気があったのは知ってたけど実行するところを生で見られるとは思いもよらなかったよ」
「ちょ……違うって!」
自分でもわかるくらい顔が熱かった。
「あはは、したヤツは大抵そういうの」
「……んん」
口論をしてると脇で音無がモゾモゾと動き始めた。
急いで扉の前のひさ子のところまで戻る。


323:名無しさん@ピンキー
10/08/13 21:57:03 pGPQQTGN
「……んと…………なんで岩沢とひさ子がここにいんの?」
起き上がった音無の寝ぼけた視線にドキリとしたが、ひさ子のニヤニヤ顔を見てまた腹が立った。
「おいひさ子!いい加減にしてくれ」
「大丈夫だ。関根と入江以外には黙っといてやるから」
「?…………ぇと、話が見えないんだが?」
「それはな……」
「ストップ!」
疑問符を頭上に浮かべる音無に説明しようとしたひさ子の口に慌てて蓋をした。
その行動に不満があるのか、ひさ子が口をとがらせる
「いいじゃないか。他の娘にとられる前に早めに言っといた方がいいぞ?」
「いやだからそういう問題じゃなくてな」
なんとかこの状況を打開する方法はないかと頭の中で暗中模索。
「もっとそれにふさわしいシチュエーションで言いたいっていうか……二人きりじゃないと……」
「そうか。じゃああたしは退散するか。」
「え?ちょっとひさ子?」
「ふたりきりじゃないと言えないんだろ?」
「いやでも場所的に……」
「音無の部屋なんて絶好のシチュだろ」
「今日は勘弁……」
「明日明日言うヤツは信用されないよ」
「く……」
諦めるしかないのか……。
「なぁさっきから何の話してるんだ?」
頭上の疑問符を増やしている音無に向かい合うようにすわると、
ひさ子は何かを察して、出ていった。
「おい、ひさ子はいいのか?」
「ん、いいんだ」


324:名無しさん@ピンキー
10/08/13 22:24:53 a0+d4f2A
wktkしてきた!

325:名無しさん@ピンキー
10/08/13 22:36:08 esc3ttQw
>>323

GJ!!

続きに期待

326:名無しさん@ピンキー
10/08/13 22:58:56 h1s7vRPF
続きはまだか!!





生意気言ってすいません、続きお願いいたします

327:名無しさん@ピンキー
10/08/14 21:31:50 CH2LMjfc
>>295
日向をユイ以外とくっつけるのは子供からおもちゃを取り上げるような罪悪感がしてさ

そのかわりユイにゃんには日向のおもちゃになってもらうけど

328:名無しさん@ピンキー
10/08/15 11:52:09 YlwHh8Ps
どうした?と尋ねてくる音無を見て、自分が未だに覚悟できていないのに気がついた。
もし断られたらどうしよう。
自然と肩が震えた。
『ごめん、俺好きなヤツいるから』
『俺はそこまで君が好きなわけじゃないし……』
そんな答えだったらどうしよう。
……きっとあたしは耐えられない。
バンドもできないだろう。
ギターひとつで立ち直れるだろうか?
「おい、どうした?」
音無の心配そうな声にハッとした。
「大丈夫か?震えてるみたいだし、休んでいったらどうだ?」
「……いや、いいよ」
やっぱり遠慮した。
明日にしよう。
このままじゃ自分の想像に殺される。
「いや、ダメだ。そんな顔してる女子を放って置けるか」
もうやめてくれ。
それ以上優しくしないでくれ。
お前を好きになればなるほど、フラれたときの悲しみが大きくなる。
きびすを返して出ようとすると、腕を掴まれた。
「………………何?」
「今日は休んでけ」
「………………いい」
「ダメだ」
「………………帰らせてくれ」
「ダメだ」
「………………なんで」
断固として意見を変えない音無に苛立ちを覚える。


329:名無しさん@ピンキー
10/08/15 11:52:36 YlwHh8Ps
コイツがこんなに頑固だったことなんてあったか?
「………………なんでそんなに引き止めるんだよ」
もういいだろ。
「………………なんでそんなに力こめてるんだよ」
もう許してくれ。
「………………なんでそんなに真剣な顔なんだよ」
あたしをこれ以上、
「………………なんでそんなに…………優しくするんだよ」
苦しませないでくれ。
心中を吐露し、掴んでいる腕をダランと垂らした。
俯いた顔を上げたくなくて、そのまま外に出ようとする。
「お前が心配だからだろ」
その言葉に驚いて顔を上げると、優しい表情の音無がいた。
あんなに苦悩したあたしの心をそっと受け止めるような、そんな顔。
何かが拭いさられた気がする。
やっぱりあたしは、どうしようもないくらい音無が好きだ。
「なぁ音無…………」
たとえフラれても、音無が誰かを好きになっても。
「…………何だ?」
この気持ちは変わらない。
「あたし…………」
そっと、呟いた
「好きだ………………」




330:名無しさん@ピンキー
10/08/15 11:53:26 YlwHh8Ps




「好きなんだ…………音無が…………」
ああ、もう伝えてしまった。
「どうしても、好きなんだ…………」
もう引き返せない。
「岩沢…………」
驚いた顔の音無に、あたしは笑ってやった。
「あんたの返事がどうでも、かまわない…………フラれる覚悟も、今できた」
音無はその文字どおり音ひとつ立てずに立っていた。
あたしにはその沈黙でほとんど理解できた。
次に言われる言葉も。
「俺は…………」
また震えがぶり返してきた。
覚悟したのに。
もうダメだ。
堪えられない。
双眸から水がこぼれる。
「―、――」
掴まれた腕を引っぱられて抱きしめられた。
正直、あたしには何が起こったかわからなかった。
音無が口を開いた瞬間、何も聞こえなかった。
音無に引っぱられた時、何も感じなかった。
抱きしめられてからしばらくして、音無の体の熱が伝わってきた。
その熱で体が溶かされていくようだった。


331:名無しさん@ピンキー
10/08/15 11:53:58 YlwHh8Ps
「…………ごめん、音無。今、聞こえなかったからもう一回言ってくれ」
「……………………………好きだ」
「どういうトコが?」
「考えたことないな」
「……なんだそりゃ」
「気がついたら気になって、気がついたら好きになってた」
「…………じゃあ、あたしと同じだ」
音無が腕をほどくと、あたしは今度はこっちから飛び込んでやった。
「おい!」
首に手をまわして体重をかけ、押し倒した。
背中から床に倒れた音無からうめき声が聞こえた。
「…………岩沢、かなり痛ぇんだけど」
「あぁ、ごめん。そこまでする気はなかったんだけど」
ったく、と呆れる音無とは対照的に、あたしははしゃぎっぱなしだった。
下の位置になった音無が、あたしを見上げて何かに気がついたように声をかけてきた。
「なんて顔してんだよお前」
「え?」
「鏡見てみろ」
言われたとおりにクローゼット前の鏡を見ると、涙で顔を腫らしたあたしがいた。
見ていると、その顔は急に吹きだした。
「自分の顔見て笑うのか」
「いや、だってさ」
ひとしきり笑ったあと、ホッと息をついた。
「…………なんでフラれた場合のことばかり考えてたんだろ」
「なんで俺がフッた場合のことばかり考えたんだよ」
それもそうだな、と頷いた。
「とりあえず、おりてくれるか?」
そういえば、まだ上に乗ったままだったな。
少しの間考えこんで、
「嫌だ」
音無の上でうつぶせになって体重をかけた。
「あのな……」
音無が困ったような表情になる。
ふと、音無の視線を追うと、なんで困ってるのかがわかった。
「へぇ、意外とウブなんだな。胸があたったくらいで」
「っ……あのな、少しは恥じらいを持てよ」
「へぇ。音無はあたしの照れ顔がみたいのか?」
「…………アホ」
ニヤニヤしながら言うと、音無が呆れたように呟いた。
「で、どうする?」
「どうって?」
「このまま帰るか?それともキスくらいはしとくか?」
「する」
ホント遠慮ないな、と呟きながらもまんざらでもなさそうな音無。
フフッと笑ってその唇に重ねた。


332:名無しさん@ピンキー
10/08/15 11:57:33 YlwHh8Ps
ここまでです
最初はガルデモハーレム書く予定だったのに
どうしてこうなった。
岩沢視点は難しいです。
続きはエロにしたいけど
エロに関しては語彙が少なすぎるので辞退させていただく。
誰か書いてくれ。

333:名無しさん@ピンキー
10/08/15 12:12:03 rWwMS3pu
GJ!

エロ無くてもいいんで是非続きを!

334:名無しさん@ピンキー
10/08/15 17:24:13 4roBrR4Y
>>332


GJ!!








エロでも非エロでもかまいませんから

続きを書いてくださいお願いします

335:名無しさん@ピンキー
10/08/15 23:53:49 r6Swg0i0
入江には是非とも足コキを…
キャラコメネタ的に

336:名無しさん@ピンキー
10/08/16 00:06:05 xo5xuB4m
キャラコメkwsk

337:名無しさん@ピンキー
10/08/16 00:11:02 ZbQaK2z6
>>332
GJ!
音無岩沢いいわ~。音楽キチ以外の恋する岩沢さんたまらん
ぜひ続きをお願いしますw

338:名無しさん@ピンキー
10/08/16 04:01:56 DABQQROy
>>326=>>334
わざとやってるだろ

339:名無しさん@ピンキー
10/08/16 08:18:11 O6fAmLzr
普通に面白いじゃまいか。

340:名無しさん@ピンキー
10/08/16 09:01:27 yVYGdNN1
新作キターーーー!!gj

341:名無しさん@ピンキー
10/08/16 16:33:45 yVYGdNN1
エロシーンまだー!!

342:名無しさん@ピンキー
10/08/16 17:07:29 cFZt+SBi
>>269-272もお待ちしております

343:名無しさん@ピンキー
10/08/16 23:58:34 s8jTZ11S
岩沢らしくなくていい!!

344:名無しさん@ピンキー
10/08/17 22:28:00 8fpv9C73
岩沢・・・音楽キチ
ゆりっぺ・・・戦闘狂

なぜ差がついたのか

345:名無しさん@ピンキー
10/08/18 02:29:33 8HFo+Ck3
魂かな?

346:名無しさん@ピンキー
10/08/18 04:53:18 s8xHRi/7
おっぱい

347:名無しさん@ピンキー
10/08/18 07:48:08 pCjbhQt7
ゆりっぺの方がでかいよな。
つうか、おっぱいランキングって
ひさ子>椎名>ゆりっぺ>遊佐>関根>岩沢>入江>ユイ>かなで
ぐらいだと思うのだが。

348:名無しさん@ピンキー
10/08/18 08:03:07 Fj/ggjzG
ゆりっぺ>椎名だと思うが・・・
さらし巻き付けてるらしいからな・・・

349:名無しさん@ピンキー
10/08/18 09:55:40 VtFEH6yS
チャー>松下>大山>TK>高松>野田>竹山>音無>日向>直井>藤巻


こうだな

350:名無しさん@ピンキー
10/08/18 10:50:15 9IMYVMQr
夏コミの新刊、4対1か5対1くらいで圧倒的に天使ちゃんだな


351:名無しさん@ピンキー
10/08/18 11:38:28 5CbSRkkU
天使ちゃんの立ちションが見たいです…

352:名無しさん@ピンキー
10/08/18 16:04:06 02IqKgQK
>>349
それは何のランキングだ?

353:名無しさん@ピンキー
10/08/18 16:14:46 Fj/ggjzG
自前の刀の(ry

354:名無しさん@ピンキー
10/08/18 17:11:47 wqdygorN
お前らTKはアメリカ人なんだぞ? 刀だって……あれ? そいやTKって何人?

355:Love Me Tendar
10/08/18 18:43:41 l/js7KBn
>>272の続きです。
この物語もようやく後半に入ったんで、タイトルをつけてみました。

356:Love Me Tendar
10/08/18 18:44:02 l/js7KBn
 時刻は昼食時。いつものメンバー(あたし、音無くん、かなでちゃん、日向くん、直井くん)で食堂に向かう。
 今までならオペレーション、トルネードで食券を巻き上げるところだけど、かなでちゃんと闘うことがなくなった以降は、陽動でゲリラライブを行う必要はもうない。なので、普通に食券を購入する。
「うへー、今日はほとんど満席じゃん。全員座れるかねぇ? 音無、そっちはどうだ?」
「あそこなら6人くらいはギリギリ座れそうだぞ」
「音無さん、なに食べますか? 僕が食券を買ってきますよ!」
「―って、いちいちくっついてくるなよおまえは!」
 すり寄ってきた直井くんの首根っこを掴み、引き剥がす音無くん。
 あたしも同意だわ。確かに申し出自体はありがたいかもしれないけど、だからと言ってわざわざくっつく必要性はないと思う。
「じゃあ、音無さんはここで待っててください! 僕が今日音無さんの食べたいものを見事に当ててきますから!」
「お、おいこら、直井!」
 直井くんは音無くんの制止も聞かず、そのまま食券販売機へ走っていってしまった。
 ふぅ、と溜め息を吐く音無くんも頭をかきながら若干呆れ気味だ。
「あっ、おーい! せんぱぁーい!」
 ふと聞き覚えのある声。
 食堂の出入り口から声が聞こえたのであたしたちが振り返ってみると、ユイが手をブンブンと振っていた。尻尾をピコピコと動かしながら、嬉しそうにこちらに走り寄ってきた。
「えーいっ♪」
 ユイは迷うことなくそのままの勢いで日向くんに抱きつき、日向くんもユイを優しく抱き止める。周囲(NPCを含む)にとってはいつものことなので、特に誰も反応しない。俗に言うバカップルというやつだ。
 ちなみに、そのバカップルの片割れであるユイ曰く―。

「バカップルは、恋人たちにとっては最高の褒め言葉です」

 とのことらしい。
 つまり、周囲の人間からその言葉を引き出せるということは、きっと、それだけ幸せ者に見えるからなのだろう。

357:Love Me Tendar
10/08/18 18:44:27 l/js7KBn
「バンドの練習は終わったのか?」
「はい! それで先輩をお昼に誘いに校長室へ行ったんですけど、大山先輩が食堂に行ったって教えてくれて」
「そっか」
「先輩先輩。あたし、ここんところガルデモのほうで忙しくてあまり一緒にいられませんでしたけど、ようやく一息ついたんで、明日から一緒にいられますよっ。あたし、明日はひなっち先輩とずっと一緒にいたいです!」
「そうだな。久しぶりだし、それもいいな。じゃあ、校内で悪いけどさ、明日はデートにでもしゃれ込むとするか」
「あ、うんっ♪」
 ユイは頬を紅潮させ、蕩けるような笑顔でそのまま日向くんの腕を取り、俗に言う腕組状態で食券を買いに行く二人。おそらくその後の日程は、食事を摂りながらゆっくり決めるのだろう。
「…………」
「ははっ、あの二人、本当に仲がいいな」
「うん。羨ましい」
「でもあいつら、絶対俺たちも一緒にいるってこと忘れてるな。まぁ、久しぶりに一緒に過ごせるんだから、目の前でいちゃいちゃされても多少は目を瞑ってやるか」
「うん。久しぶりだものね」
 これから日向くんとユイのラブラブっぷりを嫌と言うほど見せ付けられるとわかっているのに、音無くんとかなでちゃんからは、羨望の眼差しこそあるものの、妬みなどの感情は見られない。むしろ、あの二人を温かく見守っている感じだ。
 あたしは無言のまま俯いてしまう。
「じゃあ結弦、あたしたちも食券を買いに行きましょう?」
「そうだな。直井の奴、変なもの持ってこなけりゃいいけど……。ゆり、おまえはなに食べたい? 俺がついでに買ってきてやるよ」
「……いらない。あたし、用事を思い出したからもう行くわ」
「え? あ、お、おいゆり!」
 なぜか唐突に居た堪れない気持ちになったあたしは、音無くんの制止を無視して食堂から飛び出した。

358:Love Me Tendar
10/08/18 18:45:37 l/js7KBn
 それからも、あたしの情緒は不安定になっていくばかりで。
「あ、音―」
「おーい音無ー、一緒に麻雀やらなーい?」
「ああ、いいよ。メンバーは?」
「あたしと藤巻、そんでTKと松下五段だよ。んじゃ、親はあたしねー」
「くそっ、今度こそひさ子の独壇場を阻止してやるぜ!」
「次は負けん…!」
「絶望のカーニバル…」
「…………」
 次の日。
 廊下にて。
「音な―」
「あ、先輩先輩ー!」
「音無ー、視聴覚室にゲームしに行こうぜー」
「は? そんなものまであるのか?」
「もちろん。こっちの世界にも、向こうの世界(げんせ)のものがちゃんとあるんだぜ」
「まぁ、いいけどな。んで、メンバーとジャンルは?」
「えっと、あたしとひなっち先輩、先輩と天使さんに大山先輩、そしてしおりんにみゆきちの7人です!」
「ジャンルは格ゲー。メル○ラな。へっ、俺、生きていた頃はこのゲームやり込んだんだぜー」
「それ、なんかズルくないか? おまえが圧倒的に有利じゃないか」
「大丈夫だって。メインキャラは使わないようにするからさー」
「メインキャラじゃなくても、ゲーム全体の立ち回り方を知っている以上はどのキャラでもそれなりに強いだろ。日向はハンデありで、使用キャラはランダムセレクトな。やり慣れていないこっちとしては、これくらいのハンデをもらわないと正直やってられない」
「えぇっ、なんだよそれー」
「ひなっち先輩以外は全員初心者なんだから、ハンデを付けるのは当然ですー。さっ、もうみんな先に行って待ってるんで、あたしたちも早く行きましょー!」
「…………」
 次の日。
 校長室にて。
「お―」
「音無さんっ、おはようございますっ! 今日は図書室でこんな本を見つけたんですよ! 一緒に読みませんか?」
「どれどれ……タイトルは、男の友情を超える時―ブッ!? おま、これ、BL本じゃないか! なんでこんなものが図書室にあるんだよ!」
「音無さん、一緒に読みましょう! そして、あわよくば実践を!」
「いやだよ! 俺は完全にノーマルだ! そっちの趣味はねぇよ!」
「僕にはあるんです!」
「言い切った!?」
「音無さんは最近、女どもの相手ばかりしていて、全然構ってくれないじゃないですか。僕にも音無さんの無限の愛を注いでくださいよっ」
「気持ち悪いこと言うなよ!? 確かに女子メンバーと一緒にいることは多いけど、愛とかは関係ないからな!」
「音無さん、僕、もう我慢できません!」
「人の話を聞けって―うわっ、馬鹿! やめろ来るな近寄るな!」
「…………」
 音無くんは直井くんから逃げるように、校長室から出て行った。

359:名無しさん@ピンキー
10/08/18 18:46:44 l/js7KBn
今回は短くてごめんなさい。
では失礼します。

360:名無しさん@ピンキー
10/08/18 18:52:26 Fj/ggjzG
ヒャッハーーーーー!!
GJ!

361:名無しさん@ピンキー
10/08/18 18:58:06 x5P/AizW
遂に来たか!
GJ 続き楽しみに待ってるぜ

362:名無しさん@ピンキー
10/08/18 20:56:23 ChDHo2NT
GJ!!

直井www

続きに期待

363:名無しさん@ピンキー
10/08/18 22:28:58 s8xHRi/7
きたあああああ!GJぅうう!!

364:名無しさん@ピンキー
10/08/18 23:43:57 fP0CV61v
過去ログ追って読んだがおもしろいなw
音無主人公のゆりルートも見たかったかもw
続き待ってる

365:名無しさん@ピンキー
10/08/19 02:43:35 ioJ1HTGU
天使の麻婆豆腐が辛いんだけど

366:名無しさん@ピンキー
10/08/19 08:09:05 gQ5bqz8J
芋っぺ男いないからな・・・
音無と日向は鉄板の相手がいるし

367:名無しさん@ピンキー
10/08/19 16:20:53 FEoJ837v
野田さんがいるさ

368:名無しさん@ピンキー
10/08/19 16:33:34 LMDFFgKM
>>366
男いないなら女とくっつけばいいんじゃね?

369:名無しさん@ピンキー
10/08/19 16:48:59 0U0JYifi
>>368
頭いいな!

370:名無しさん@ピンキー
10/08/19 17:47:35 ZnoXMdTV
正にゆりっぺだなw

371:名無しさん@ピンキー
10/08/19 18:44:14 LAOVzsCB
攻めも受けもどっちも対応できそうだしな

372:名無しさん@ピンキー
10/08/19 21:27:06 3Qvtv+6r
百合っぺ見たいけど、レイプッペも見たいな

373:名無しさん@ピンキー
10/08/19 21:39:31 LMDFFgKM
ゆりっぺ×奏が好きです

374:名無しさん@ピンキー
10/08/19 22:39:38 7Ejmi2ND
レズっペまだー?

375:名無しさん@ピンキー
10/08/20 00:01:53 lWaxFm/6
もはやエロゲ化しろよ

376:名無しさん@ピンキー
10/08/20 00:08:26 DHOtZs48
>>372
と、いうわけで 鬼畜直井×ゆりっぺ お願いします

377:名無しさん@ピンキー
10/08/20 00:43:13 ysY/ra4v
天使軍団に集団レイプされるゆりっぺ

378:名無しさん@ピンキー
10/08/20 10:41:59 J5CtXIzE
それだっ!

379:名無しさん@ピンキー
10/08/20 20:41:45 JJf5Xxw4
18禁SS倉庫が更新されてると思ったら新しいシリーズが乗ってる!ぜひ続きを!

山の上のホテルの人も乙です!

380:名無しさん@ピンキー
10/08/20 23:55:48 jxG6ICj6
>>347
俺、ひなっち先輩だけどユイにゃんは絶妙なやわらかさだったよ

381:名無しさん@ピンキー
10/08/21 05:49:10 eA/v2tmR
>>380
うp

382:名無しさん@ピンキー
10/08/21 08:02:22 3RicSqrm
陵辱・百合・エロなし

ユイやんいないしやや長いです

携帯からのうpなのでちんたらしてしまいますが
この時間帯からならいいかなと思いました

383:確信への歩み
10/08/21 08:05:42 3RicSqrm


天井と蛍光灯の白さが目に飛び込んだ。

「……はぁあっ」

何度目の目覚めになるだろう。覚えがある。間違いない。
ここは、今や馴染みとなった保健室だ。
まず自分の指を見つめて、それを動かしてみた。
うん、動く。
足はどうだろうと思って膝を曲げてみるがこちらも問題なしだ。
ベッドから上体を起こして大きな伸びをすると、肺の中にすうっと新鮮な空気が入っていった。
あらためて体を見渡すが切り傷ひとつない。
制服も新調されたばかりのようにみえるが、誰かが俺のことを着替えさせたというわけでもなさそうだ。

「あー、意識ははっきりしてそうだな。無事でなにより、この世界に感謝だな」

片手を挙げた日向がすぐ隣りのベッドに横たわっていた。
頭部を打ったんだろうか。俺とは違い、頭に包帯を巻いていた。

「こんなとこで会いたくはなかったな」
「まったくだ」

きっと『死んだ』んだろう。
日向の包帯、それにシャツは赤々と染まっていて痛々しかった。
いまだに血を見ることは慣れない。というより慣れることはないと信じたい。
他人の血を見ることに慣れてしまう人間になってしまうことは怖いことだ。
少しだけ目をそらそうとして保健室の奥を見つめたら、そこにもう一人の患者がいた。

384:確信への歩み
10/08/21 08:13:30 3RicSqrm

「ったくゆりっぺのやろう容赦ねぇぜ、一度は自分がなってみやがれってんだ」

藤巻がなにやら文句を言っている。
見たところ健康そうだが、こいつにもやっぱりなにかがあったんだろう。

「その声さ、ゆりに届くか? それにゆりだってここにいる以上は一度はそういう目にあってるんだろ」
「今度は直に言うつもりだからちっと揉め事になるかもな」

ゆりのことは俺よりよっぽど知っているんだろうがそれでも腹に据えかねているらしい。
こいつそれだけのことはされてきていそうだし、分からないでもない。
でも俺はゆりはリーダーはやれてる。むしろゆりはゆりにしか出来ないことをやってるとも思ったので口を噤んだ。
まぁギルド降下作戦のときも俺は幸いにして生き残れたわけだし、これまであまり痛い思いはしていない。
だからこれはラッキーだった側の人間が思うことに過ぎない。

俺にとっての衝撃はといえば……かなでに胸を貫かれたときのあの瞬間的な痛みしかなかった。
あれはここに来て早々の出来事だったし、あのいきなり具合は今から思ってみてもかなりの怖さだ。
と、ふとそんな風にかなでのことを思っていて思い出した。
俺が今ここに横たわっている理由だ。
それは……

「なあ音無。起きたら訊きたいと思ってたんだけどさ」
「なんだ?」
「いやさ、実は俺がここにいるのはゆりっぺがらみなんだけど……お前もそうなのかと思ってさ」
「ああ、俺はゆりとは関係ない。自業自得ってやつだ。にしてもお前のそのゆりがらみって……?
 その状態からすると校長室のトラップに引っかかって転落したようにしか思えないんだが」
「落ちたのは当たってる。けどあの罠にかかるほど落ちちゃいないさ」
「じゃ、高いところっていったら屋上からとかか? またどうして?」
「ご明察。理由はわれらが姫君に訊いてくれ」

385:確信への歩み
10/08/21 08:20:02 3RicSqrm

なんとなく、落ちた、というより落とされたように見えた。だとしたら同士討ちだ。怖いもんだ。
日向を見ていると藤巻も似たような事故に遭ってここにやってきたのかもしれないなと想像させられた。

「てめぇはどんな死に方したんだ?」
「俺? まぁあれだ。お前らと同じようなもんだよ」
「にしては外傷がねぇじゃねぇか。不自然だぜ」
「外傷がないのはお前もだろ、……さては水死か」
「くそっ、それは仕方ないだろうが!泳げねぇもんは泳げねぇんだよ!
 お前ゆりっぺに気に入られるだけあるよな、人の痛いとこ突いてきやがる」

ゆりは皮肉や揚げ足とりの上手さなんか評価したりするだろうか。
あながちなくはないとも言えないから恐ろしい。
ところで、藤巻は俺も死んだからこそここにいるんだと思い込んでいるみたいだけれども、
実はそうじゃない。俺は気を失っただけだった。


 ※ ※ ※

「……あのさ、いつも思うんだけどお前って色んな力持ってるよな」
「そんなことない」
「ハンドソニックとかさ、あれだけでも凄いと思う。
 あれってやられる側からしたら相当の脅威だから」
「………」
 風に流れた髪を手ぐしでさらりと梳かしたかなでは、かすかに眉をひそめた。
 その仕草は淡くはかないものだった。
「そこでなんだけど、俺からひとつ提案があるんだ。
 かなでがこれ以上恐れられると天使っていうより悪魔とさえ呼ばれかねないから……
 なんとかしたい。だからもうちょっとかなでのことを教えて欲しい」

386:確信への歩み
10/08/21 08:26:13 3RicSqrm

「天使でも悪魔でも変わりはないわ。私は私だもの。
 でも結弦は気になるの?」
「……例えばだけど、かなでが使える力のなかでもっと穏やかなものってないかな。
 あまり目立たないもので、人に影響を与えられるものとか。
 そういうのがあったら試しに使ってみてくれよ。俺に向けてでいいから」
「私もあまり知らない」
「そっか……」
「……知らないスキルならある」
「あんのか! あーでもそれってものすごく怖いなー」
「フェイズシフト」

 ※ ※ ※


そう、そこから先のことは覚えていない。これが先ほど思い出した記憶。
かなでと行動を共にしていることはなるべく隠しておきたいので藤巻には隠した話だ。
はたして実験の結果はどうなったんだろうか。
自分でも確認した通り四肢に異常はないし、全身滞りなく動く。
確かに穏便で、何事もない。
気を失わせるだけなら非暴力的だし、ひょっとすると成功ってやつなんだろうか。
ただ被験者は俺ひとりだし、なんの副作用もないというのもあやしい。不発だったということも有り得た。

「こんなんで本当に天使に敵うもんか?」
「叶えるのよっ」

ガラガラッと威勢のいい音を立てて戸が引かれた。弾かれたといってもいいくらいだ。
さすがわれらが戦線のリーダーゆりだ。ここを病室だとは思っていない。
三床が横並びになったベッドの中央に歩み寄り、とうとうとまくし立て始めた。

387:確信への歩み
10/08/21 08:30:37 3RicSqrm

「あなたたち起きるの遅すぎる。いったいなんなの?
 時間は無限だけどいつまでも眠っていていいとは言ってないわ。
 あたしにやられてるようじゃまるで駄目じゃない。ぜんぜんね。
 藤巻くんはいい加減に弱点克服しなさい。プールに突き落とされたくらいでなによ。
 言っておくけど水に慣らしてあげようとしたんだからね、あそこ足着くのよ?」

「ゆりっぺてめぇ! 世の中どうにもならねぇことだってあんだよっ!」
「どこがどうにもならないことなのよ。いい加減恥ずかしいと思ったほうがいいわ。
 それと日向くん……あなたほど学習能力のない人あたし知らないんだけど」
「だいぶ学ばせてもらってっから。落ちる方に関しては。
 ってか今回はなにが目的なんだよ」

「SSS一斉危機管理定期テストよ」
「は?」
「んだと?」

「他のみんなは全員無事なの。それだけに、あなたたち二人のだらしなさは際立っていたわ。
 二人にはいずれ抜き打ちテストを受けてもらうから覚悟してね」
「今回だって抜き打ちじゃねぇかよっ」
「それより音無くんだけ見当たらなかったんだけど、どうしてここにいるのよ。
 まさかあなた消毒液のにおいがたまらなく好きでここにいついちゃった消毒液フェチなの?そうなのね?」
「そんなわけ……」

なぜだろう―

「あるのかもしれないな」
俺は自分でも思ってもみない言葉を口にしていた。

388:確信への歩み
10/08/21 08:36:26 3RicSqrm

「ちょっ、あなた大丈夫? そんな奇癖持ちなんて奇跡だわ。キモッ」
「ゆりっぺ寒いぞ」
ぐしゃっと鈍い音が立ち、日向が前のめりに伏せった。
有無を言わさないゆりの前蹴りだった。

「鳩尾一直線か。日向まだ内蔵完治してないと思うぞ」
「ああっ? なにか文句あるわけ? あたしは腹が立ったらそのままにはしておけないの!」
「いい蹴りかもな。俺も受けたいくらいだった」
どすっと鈍い音が立ち、激痛に襲われた。
…息ができない。俺はあえぎあえぎ酸素を求めた。
つーか俺ェ…なんてこと言ってんだ……
「ゆりっぺェー、白いもん見えてっからなー」
ガツン、という金属音がした。藤巻ェ……

「あなたたちどうしようもないわ。しかも音無くんまで堕落してるとはね」
「あまり責めるのはよしてよゆりっぺ」
大山が俺たちを擁護する。
あまりの存在の希薄さに気がつかなかったがゆりと同時にこの部屋に入ってきていたようだった。
「あのね、腐ったリンゴを一緒にはしておけないの」
「僕たちはみかんやリンゴじゃないよ! 人間なんだよ!」
「そんなベタなセリフ物書き志望のやつが書いたら……」
日向は苦痛のあまり最後まで言い切れない様子だ。なにが言いたかったんだ?

「ゆり……」
意図せずして、それも唐突に、俺の口が開いた。あれ?
「なにかしら」
「……もっと聴かせてくれないか」
「へっ?」
「さっき言ってくれた、堕落してる、って言葉」

389:確信への歩み
10/08/21 08:41:46 3RicSqrm

辺りが水を打ったように静まり返った。
なによりも、俺自身が自分の言葉に傾注させられた。
うわ!? そんなの聴きたいなんてことがあるわけあるかっ!!

「音無くんって消毒液フェチなうえにMだったのね。見抜けなかったあたしが悪かったわ」
冷ややかな視線を感じる。それはゆりからばかりではない。
気絶寸前な日向や藤巻からも感じられる。

「僕たち人間なんだよ! ちょっとした性質上のかたよりだってあるよ!」

大山が俺を弁護してくれる。
きっと性癖という言葉を知らないんだろう。ややこしい言い方をしている。
しかしなんていいやつだったんだ大山は。

「ふざけんなよっ! Mのなにが分かんだよ!」

けたたましいくらいの大声が響いた。
一瞬誰の声だか分からなかった。
俺だ。って俺!!

「お前…結構いっちゃってるやつだったんだな……」

日向の罵声がなぜか心地いい。
ボイスレコーダーで録音してリピートしまくりたい感じだ。
って俺!?

390:確信への歩み
10/08/21 08:48:37 3RicSqrm

「ちょ、ちょっと待った。勘違いさせるようなこと言って悪いな!ジョーク…だ、ジョーク!」
なんとか声が絞り出た。が、動悸がして止まない。
苦しい言い分だが大山は許してくれるだろうか。
「少しなら分かるような気がするよ。それってゆりっぺになじられたときのような気持ち……かな」
「大山くん、こういうときはかばったって良くはならないのよ」
完全に真性だと思われている。
しかし本当は大山が真性なんではなかろうかという疑問も生まれた。
「つまらねぇジョークだぜ」
ほんと、冗談にならない。
かなで……なんかマジでやばいんだが……


「そうだ日向! お前がいつか言ってたけど大山って魔法みたいなものが使えるんだっけ!」

場にしらっとした空気が流れた。
なんでここで突然、と日向は思ったことだろう。けれども乗ってくれた。

「脱力系の魔法しか使えないが幾度となく戦線の分裂を阻止してくれたたしかな賢者ではある」
「そんな前振りされたらいやでもハードル上がっちゃうね!」
「大丈夫よ。期待していないからやってあげて」

大山は神妙な面持ちで身構えて言った。
「それじゃ……死せる魂を常世の闇へ葬らん…。安らかに眠れッ! イクソシズム!!」
空に十字を切っていた。
その光景は陳腐だがどことなく神秘的でもあった。

「音無はなにかに取り憑かれてたのか? 珍しく的を得てる方かもな」
「で、どーなんだよ?」
「く、下らないんじゃないか」
どの口がそれを言う! 大山マジごめん。


391:確信への歩み
10/08/21 08:53:58 3RicSqrm

「少し期待しちゃったあたしも馬鹿みたいじゃない。とにかく音無くんと日向くんが定期的に検診を
 受けないといけないメンヘラだとすると今後の戦力のことを考えないといけないわね・・・・・・誤算だわ」
「なんで俺も含まれてんだよっ!」
「当たり前じゃない。魔法とやらのことを音無くんに吹き込んだのはあなたなんでしょ?おとなしく連座しなさい」

「おっと、一緒にしてもらっちゃ困るんでわりぃが俺はもう行くからな」
藤巻は頭にへし曲がった保冷温庫を引っ付けたまま、保健室を後にした。
よっぽどの強打だったんだな。


「別に……メンヘラじゃないけどさ」
またかっ!頭んなかはわりと冷静なのに……!?
「……なんていうか……そう呼ばれるのも悪く……ない」

ああ、みんなどん引くぞ。そりゃそうだ。
日向がお前最近なんかで無茶したのか?と冗談めかすがさきほどの俺のジョーク発言の効果はもはやない。
すでに冗談としての限度はオーバーしていた。

「どうしよう僕のせいで音無くんがもっとおかしくなっちゃったよお!!」
「……消毒液フェチでMなうえにメンヘラだったのね。ムリ、SSSに置いておけない」

ゆりはにこやかに微笑んでいる。
が、それに反比例した冷ややかな言葉が胸に突き刺さる。
ひと言でいい。これはささいな行き違いなんだ、と俺は言いたかった。

「ゆり……冷静に聴いて欲しい。俺は」



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