【合法ロリ】見た目幼い女性【ロリババア】その2at EROPARO
【合法ロリ】見た目幼い女性【ロリババア】その2 - 暇つぶし2ch82:名無しさん@ピンキー
10/08/01 14:04:11 d6VqbbwJ
こちらでレスしたあと反応頂けたものの
42歳と母親設定はロリババア系列でもマニアックですよねぇ

83:名無しさん@ピンキー
10/08/01 17:25:22 Iu24S/by
>>82
というよりシチュがヤバいんでは?
俺は好きだけど

84:LLT
10/08/02 02:59:26 gWrXICGa
どうもご無沙汰してます
リトルリトルTの完結編書きました
投下させてください

85:リトルリトルT
10/08/02 03:02:16 gWrXICGa
目が覚めると見覚えのない部屋の中、朋ちゃんが俺の顔を覗き込んでいた。

「よぉ、朋ちゃん……無事だったか」

とりあえず片手を上げて挨拶すると、すぐに何があったのか思い出した。チンピラ達から逃げ、一時間程逃走劇を繰り広げた俺達は結局学校に戻ってきた。どうやら俺はそこで力尽き、意識を無くしていたらしい。

(じゃあ、ここは……宿直室?)

どうやら俺は教師が泊まる為の備え付けの布団に寝かされているようだ。2、3度しか入ったことがない部屋な上に横になっているので一瞬何処だかわからなかった。

(しかし、文化祭もオブジェも無事に守れたみたいだし、結果オーライかな)

決してスマートとは言えないやり方だったけど、当初の目的は達成された。殴られた痛みを押し殺し、俺は満足感に浸っていた。しかし―、

「うう……ぐす、ひぐ……あうぅ」
「と、朋ちゃん!? な、何!? どしたんだ!?」

俺の顔を覗き込んでいた朋ちゃんがいきなり胸に顔を埋め、嗚咽を洩らし始めた。

「だって……小野田くんが……ぐす、学校まで戻ってきたら……ひっく、急に倒れちゃって……うぅ……し、死んじゃったかと思ったんだよ!」
「あー……悪い、心配かけたな」

俺はその小さな身体を抱き寄せると、安心させるように頭をぽんぽんと撫でてやった。抱きかかえてみるとその軽さと意外に女性らしい柔らかさに驚く。

「あぅ、なんであんな無茶したのよぅ……」

咎めるように朋ちゃんが見つめてくる。俺は少し迷ったが結局正直に話す事にした。

「今日……朋ちゃんが売り子やってんの見て、すごく楽しそうでさ……なんていうか、俺も文化祭に参加したくなったんだ」
「え……」
「あいつらから文化祭を守れたら、俺も参加できた事にならないかなって、そう思ったんだよ」
「小野田くん……」
「まあ結局あのザマだったけど…………朋ちゃん、俺も文化祭に参加できたかな?」

そこまで言ったところで突然朋ちゃんが首筋に抱きついてきた。一気に鼓動が激しくなる。

「ちょっ!? 朋ちゃん!?」
「……できたよ」
「えっ?」
「小野田くんはちゃんと文化祭に参加できたよ。先生が認めるんだもん。絶対だよ」
「朋ちゃん……」
「小野田くんが私達のオブジェを守ってくれた事、とってもとっても嬉しかった……」
「いや、結局俺はボコられただけだし……」

そこで朋ちゃんは一旦俺から身体を離した。そして俺の自嘲的な言葉を無視するように言った。

「小野田くん、『私達の文化祭』を守ってくれてありがとう……」

86:リトルリトルT
10/08/02 03:03:47 gWrXICGa
涙を拭いながら微笑む朋ちゃん。その笑顔はとても魅力的で、俺の理性を失くすには十分で……。
気付くと俺は無意識に彼女に口付けしていた。

「……んんっ!?」

困惑したように見開いた目が俺を見つめる。一方、俺は俺で自分の行動に驚いていた。
キスするつもりなんてなかった。確かに朋ちゃんはほっとけないし、特別な人だと思っているが、それはあくまで小さな子に向ける感情だったはずなのに。

(すまん、大助。どうやらお前の言った通り俺はロリコンだったらしい)

今の俺の気持ちすら見透かしていたかのような悪友に心の中で謝罪する。あいつは正しかった。
まあ、それはそれで別にいいか。ロリコンヤンキー略してロリンキー万歳だ。

「……はぁっ」

唇を離すと2人とも思い出したように大きく息を吐いた。

「あ、おの……く、わた……き、きすし……」

真っ赤になっておたおたし始める朋ちゃん。言葉にならない何かをモゴモゴ言っている。俺は慌てふためくその頭に手をのせると軽くなでなでしてやった。

「俺の方こそ助けてくれてありがとう、『先生』」
「うぅ、助け……小野田く……キスし、え? あ、先生って……初めて…………あうぅ」

テンパるのは収まったが今度は俯いてちぢこまってしまった。俺は赤く染まった耳元で囁く。

「……ヤだった?」
「ヤじゃ……ない、けど……あ、ヤじゃないってのは先生って呼んでくれた事で、別に変な意味じゃ……あぅ……で、でもき、キスしたのが嫌って訳でも……あうぅ……」

とうとうそのまま黙り込んでしまった。顔をちょっとだけ上げて恨めしそうに見つめてくる。

「ズルいよぅ、小野田くん」

確かに今のはズルいだろうな。あのタイミングで嫌なんて言ったら先生と言われた事も否定する事になる。朋ちゃんの教育への熱意を利用した卑怯極まりない手だ。
だが俺は「こういう事」で手を選ぶほど清い人間ではないのだ。
少しだけ拗ねている朋ちゃんに俺はもう一度顔を近付けた。それに気づいた彼女が微かにぴくりと反応を見せる。
警戒させてしまったか、と少し残念に思った。だがここで強引に行こうとはしない。朋ちゃんが嫌がるようならここで止めるつもりだった。しかし次の瞬間、彼女は意外にも自分から唇を触れさせてきた。

「んっ」

お互いの喉から熱い吐息が漏れる。二度目のキスは2人の理性を取り払うには十分だった。
小さく柔らかな唇の感触を楽しみながら、俺は少し強引に舌を滑り込ませていく。

「んっ、はぁ、ちゅぷ、はむ、はぁ、んんぅ」

互いの舌が絡み合うように動き、徐々に朋ちゃんの身体から力が抜けていく。荒くなっていく吐息が俺の興奮を掻き立てた。

87:リトルリトルT
10/08/02 03:08:15 gWrXICGa
長いディープキスを終え、すっと唇を離すとその顔はすっかり快楽に蕩けていた。だらしなく開いた口からは涎が一筋垂れている。

「はぁ、気持ち良い……キスって気持ち良いね、小野田くん」
「ん、そうだな……」
「って何してるの!?」
「いや、脱がせようと思って」

受け答えながらもブラウスのボタンに伸びていた俺の手を我に帰った朋ちゃんが慌てて押し留めた。

「あ、あの、やっぱり正面からは恥ずかしいかな~って……」
「じゃ、こうするよ」

俺は朋ちゃんの身体をひょいと抱えると、そのまま体勢を変えて座らせてた。後ろから抱きすくめるような形になり、俺より40cmも小さい身体が腕の中にすっぽり収まってしまう。

「顔見えなきゃ恥ずかしくないだろ?」
「う、うん……。でも小野田くん、なんか手慣れてない?」
「……そんな事ないデスよ? 初めてデスよ?」

嘘ではない。実際、初めてだし、リードしてるように見えてもいっぱいいっぱいだ。手慣れてるつもりも余裕もない。
特に今腕の中にいる女性は小さくて華奢で、ちょっと扱いを間違えれば壊れてしまいそうなほどなのだから。
話しながらもブラウスを脱がせていく手を止めてはいない。さらにワイシャツのにも手をかけ、ボタンを外していくと下着に包まれた胸の谷間が晒された。

「あっ、やあぁ」

後ろから見てもわかるくらい耳まで真っ赤にした朋ちゃんが羞恥の声を上げる。その声を聞いてつい俺の悪い癖が出てしまった。

「かぷ」
「はああぁぁ!? み、みみぃ、耳やあぁ! あぁ、む、胸もぉ!」

真っ赤になった耳に軽く甘噛みしてやるとおもしろいほど敏感に反応した。同時に胸にも手を伸ばすとあっさりと声に泣きが入る。
うーん、やっぱりこの娘は泣かせたくなるな。

「はむはむ」
「やああぁ、はぅ、うんんっ! もぉ、ばかぁ! 小野田くんのばかぁ!」
「はは、ごめんごめん」

本気で泣きの入った朋ちゃんが半ば怒りだしてしまい、俺はさっと耳から唇を離した。肩越しにキッと睨んでくる可愛い瞳に笑いかけて、愛撫を胸へと集中させる。

「それにしても朋ちゃん、結構胸大きいよな」
「えっ、うんと……そんな事……ないよ」
「いやいや、ちっちゃい身体の割に、くっ、この大きさは……」
「はぅ……ん、ちっちゃく、んん、ないよぅ……」

88:リトルリトルT
10/08/02 03:09:25 gWrXICGa
柔らかな弾力に指が沈み込む。朋ちゃんの喘ぎ混じりの否定も耳に入らないほど、俺は夢中でその柔らかさを堪能していた。実際、朋ちゃんの乳房は子供のような体躯には不釣り合いな大きさだった。しかも手足や胴体が細いので相対的にも大きく見える。
調子に乗った俺は素早く下着も外してしまった。桜色の綺麗な突起が顔が出し、朋ちゃんがまたあっと羞恥の声を上げる。
すでに十分固くなっているそれらを俺は嬉々として責めた。乳房は裾野から掬い上げるように、先端は転がしながら外側へと引っ張るように。

「くふっ、んっ、やあっ、ち、乳首ぃ、コリコリしないでぇ……んああっ、引っ張らないでぇ」

薄々気付いていたが朋ちゃんはかなり敏感らしい。乳首を責める度に身体を振るわせるため、おっぱいがぷるぷると揺れて手のひらに感触を伝えてくる。

「!! あぁ、そ、そこは! くひいぃぃん!!」

胸責めに戸惑う朋ちゃんの隙を付き、俺の右手はすでにその下にたどり着いていた。思わず止めようとした朋ちゃんの手が伸びてくる。だが一瞬早く俺が指を動かしそこを刺激すると、びくりと身体を折って快楽に気を取られてしまう。

「やあ……ひぅ、そんなとこいじっちゃ……んっ、だめだよぅ……ああぁぁ!」

懇願を無視して下着の上から秘部を何度も擦りつけると、弾かれたように身体を揺らして悶える朋ちゃん。すでにぐっしょり濡れているそこは、クチュクチュといやらしい水音をたてて新たな愛液を分泌する。

「んああぁぁっ! ひぅんっ、やっ、ひゃふ、んんっ、くふぅん! ダメぇ! あうぅぅ、んんんん~~~っ!!」

腕の中の女の子は蹲るように身体を丸め、絶叫を圧し殺そうとする。その身体が一際大きく震えると、波が去ったかの如く静かになった。
丸めた事でさらに縮まって見える小さな身体が時折ビクンビクンと痙攣しているのに俺は気付いた。

「は……あぅ……」
「朋ちゃん、もしかしてイッた?」
「…………」

返事はなかった。だが代わりに背中を向けていた朋ちゃんが、振り向きざまに無言で首筋に抱きついてくる。一瞬戸惑ったがそんな朋ちゃんが愛おしくなり、俺も同じように小さな身体を抱きしめた。多分今、朋ちゃんも同じ気持ちなんだろう。

「朋ちゃん……いい?」

これだけ密着しているなら朋ちゃんにも伝わっているだろうが、すでに俺のモノもガチガチになっていた。
「ん……いいよ、小野田くん」

俺は自分のモノをズボンから取り出すと、再び朋ちゃんの身体を抱え上げ、ゆっくりとその上に降ろしていった。くちゅ、と性器同士が触れ合い、2人とも小さく唸り声を漏らす。

「くっ、キツい……」
「はあぁ、ひぅ」

小さな身体に似合いの陰唇は相当に狭く、ゆったり挿れようとしてもなかなか進まない。俺はなんとか亀頭の先を入れると、できるだけ手加減するつもりで膣内に突き入れた。ミリと何かが破れる感覚がして、悲痛な声が響く。

89:リトルリトルT
10/08/02 03:12:22 gWrXICGa
「ひぐっ……かはっ……」
「ご、ごめん! 大丈夫!?」
「ん……だ、大丈夫。でも、もっとゆっくり……」

震える声で健気にも朋ちゃんは答えてくれる。結合部からは赤いものが垂れていて、その痛みを想像させた。俺のモノは膣奥まで達しているのにまだ1/3ほど入っていない。朋ちゃんの身体には大き過ぎるのだ。

「大丈夫、だから……動いても……」

腕の中の朋ちゃんが痛みに耐えながら笑いかけてくる。その笑顔に思わず胸打たれ、俺はなるべく負担にならないようにゆっくりペニスを引き抜き、出し入れする。
膣内の襞が異物を逃さないように、または侵入を拒むように絡みつく。朋ちゃんの膣内はとても熱くヌルヌルで、それでもとても狭かった。

「かは、くうっ……ぐっ、あっ? ……んん、ふぅ、んっ、あぅ、はあぁ、んんんぅ」

何度も熱い膣内に出し入れするうちに、次第に朋ちゃんに変化が起きた。堪えるような声には甘える響きが混じり、痛みを噛み殺す表情はだらしなく蕩けていく。

「ふあっ、はぁ、あっ、んあぁ!」
「大丈夫か、朋ちゃん?」
「んっ、うん。気持ちいいよぅ、小野田くん」

完全に朋ちゃんの声が嬌声に変わった事で安心したのか、俺の突きも段々激しくなっていく。

「ひあぁ、ふあ、はぅ……んっ、す、すきぃ、好きだよぅ、小野田くん」
「俺も、んぅ……く、好きだよ、先生」
「あはぁ、嬉しい!ま、また先生って、ああんっ!」
「くぁ、ヤバ……もう、出る……」
「いいよ、だして!私も、わたしもイキそ……んああ! ひうぅ! 奥、熱いの出てるぅ! うあ、はうぅ、ふああっ!くうぅ、んあああぁぁぁぁ!!」

ぶちまけられた精液が小さな膣穴から溢れ、朋ちゃんは全身を反らしながら絶頂の声を上げる。そのままくたりと力なく、失神するかのように俺の胸に倒れ込んできた。


(…………朝か)

翌日、宿直室にそのまま泊まった俺は、目覚めて一番、隣で朋ちゃんが顔を覗き込んでいるのに気付いた。
昨日の事を思い出しているのか、なんだか恥ずかしいそうにモジモジしている朋ちゃん。俺はその頭に手を置くと優しく撫でてから言った。

「今日の2日目の文化祭、一瞬にまわろうか」

すると朋ちゃんは太陽のような笑顔で、

「うん!」

と答えたのだった。



90:LLT
10/08/02 03:14:43 gWrXICGa
以上ここまでです
書き終えて一言…このロリンキー氏ねば良いのに…
いやあ朋ちゃん泣かせたり惚れられたりドSな責めしたりカッコつけたり何様なんでしょうかね!? 同意見の方がいたら待ってます
思いついて書き初めてからえらい時間かかって申し訳ない。しかもここクオリティ高い人が常駐してるから自分の稚拙なのが恥ずかしくて…これも最後駆け足過ぎだし…
だらだら書いてしまいましたがこれで終わります。また妄想が降りて来たら書きますので良ければお付き合いを

91:名無しさん@ピンキー
10/08/02 05:15:35 eqKlYhAL
朋ちゃんが可愛い過ぎるw
そうかおっぱい大きかったか、トランジスタグラマですね、わかります。

92:名無しさん@ピンキー
10/08/02 05:34:13 URGayY6S
ちっちゃくないよぅキタコレ  乙です!

93:名無しさん@ピンキー
10/08/02 09:55:06 BIO3Mvpp
>>90
いやあGJでございます、朝から良いモノ読ませていただきました。
沈まれ、俺のアバレマックス!




そしてロリンキー氏ねwww

94:名無しさん@ピンキー
10/08/03 12:30:58 /DGtxrwR
>>80
GJ
今度はこっちにも投下していってね!

>>90
こちらもGJ
次回作お待ちしております

95:名無しさん@ピンキー
10/08/05 05:38:18 3M9gQzVL
幼女先生とか心が躍るな
小萌先生とかチョコ先生とか

96:名無しさん@ピンキー
10/08/05 11:09:51 Q0gawvun
幼女とはちょっと違うような

97:名無しさん@ピンキー
10/08/05 13:33:36 HOwiIqKN
ここ最近色んなスレに書き込みが少ないのはやっぱり規制のせいかね

職人さん達大丈夫かな


98:名無しさん@ピンキー
10/08/05 16:37:08 esgV55Fv
>>96
>>95が言ってるのは見た目幼女っぽいって話でしょ
二人共そんな感じのキャラだし

>>97
規制で殆ど書けないプロバイダがあるみたいだしなぁ

99:名無しさん@ピンキー
10/08/10 02:58:19 UErNFJF3
99

100:名無しさん@ピンキー
10/08/12 02:26:07 0tp4+m8J
100

101:名無しさん@ピンキー
10/08/13 00:48:31 30FBcNUH
規制に巻き込まれ携帯から保守
職人さん達も規制に巻き込まれているのだろうか心配だ

102:名無しさん@ピンキー
10/08/13 04:29:24 QRttaSkN
ロリババアと海水浴に行ったら、誘拐犯と間違われて逮捕されかけて
何とか疑いを晴らして遊んだ揚げ句に人気の無い岩場で青間したら今度こそ逮捕されちゃった


みたいな妄想が沸き上がる暑い日々、皆様如何お過ごしでしょうか?

103:名無しさん@ピンキー
10/08/13 05:57:40 pXvJmqQF
>>102
その設定で書かれたSSが読みたい……

104:宣伝させていただきます
10/08/15 02:10:39 Pp6oF9+5
幼女「やあ諸君」

幼女「イキナリだが、ここに幼女で萌えたい変態はいるか?」

幼女「もしいるなら、是非我が家においでいただきたい」

幼女「人もロクにいないし、勢いも全くもってないが」

幼女「幼女と変態のほのぼのとした日常の妄想を垂れ流していってくれれば嬉しい」

幼女「これが招待状だ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
幼女「おい変態ちょっとこっちこい」@制作速報vip
URLリンク(ex14.vip2ch.com)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
幼女「変態紳士諸君のお越しをおまちしt」

幼女「ちょっと変態、待ってよ今まじめな話してるんだから」

幼女「えっ?!そ、そんなことないぞ!わたしは変態一筋だって・・・ぁっ、ちっ違っ・・・!/////」

幼女「あっ?!ま、まて変態!み、皆見てるから!皆見てるから!」

幼女「こんなトコでちゅーとかはずかs・・・んっ」チュー

幼女「バカぁ・・・/////」

105:名無しさん@ピンキー
10/08/16 08:33:23 uWJlDoDv
保守

106:名無しさん@ピンキー
10/08/16 10:54:35 cu+FrJ5O
困っている男を助けてやったものの頭を撫でられてぶすくれるロリババア

107:名無しさん@ピンキー
10/08/16 21:18:11 gsTf1QBU
>>106
凄く良い妄想です。

108:名無しさん@ピンキー
10/08/17 09:52:03 YpaSU9d6
酒を飲みに行ったら警官やら青少年パトロールやらに捕まりまくるロリババァ

109:名無しさん@ピンキー
10/08/20 06:50:48 uzoecyR4
ダ・カーポ2のさくらさんとか好き

110:名無しさん@ピンキー
10/08/21 20:05:44 5E7EUtQy
投下来ない……

111:名無しさん@ピンキー
10/08/21 20:54:18 KMqWgCyG
君が書けばいいじゃない

112:名無しさん@ピンキー
10/08/22 02:54:30 f3OXjws1
可愛い俺好みのロリババアと爛れた性生活を送りたい

113:名無しさん@ピンキー
10/08/22 13:14:37 ED4IjCrU
「お前、若い嫁さんもらったんだって?一度会わせてくれよ」
「ああ、いいぜ」

「はじめましてー」

(わ、若すぎる…!)

114:名無しさん@ピンキー
10/08/23 01:25:50 YFxzZSO5
ロリババアな嫁か……最高だな

115:名無しさん@ピンキー
10/08/23 01:33:52 yPBXkxdB
だがラブホに入ろうとすると引き止められるロリババァと男

116:名無しさん@ピンキー
10/08/23 02:15:27 AU1XIu3n
欲しかった成年コミックをレジに出すも
「あのね、これは大人のひとしか読んじゃいけないのよ」
とお姉さんに嗜められ小一時間ゴねるロリババア

117:名無しさん@ピンキー
10/08/23 02:26:35 BUfM9UUG
>>116
何か

成年コミックレジに出して窘められた後に相方の男指刺して
「あの人に買ってこいって言われたの」
と言い通報一歩手前の店員(女性)に必死に言い訳する男を見て
輝くほどにニヤニヤする幼い年上の図を幻視した

118:名無しさん@ピンキー
10/08/23 09:30:40 K+7bjTHu
たまに幼女の振りをするのっていいな

119:名無しさん@ピンキー
10/08/23 11:17:52 zJtk/Ixe
>>117
見てぇw

>>118
むしろ王道だなw

120:名無しさん@ピンキー
10/08/23 13:21:17 xoTDHlBW
そういえば声優の坂本千夏は、勧誘等の面倒くさい電話がかかってきた時には幼女声を駆使して、「今お父さんもお母さんもいないからわかりません!」と言ってやり過ごしたらしい

121:小ネタ 最悪の出逢い
10/08/23 21:19:59 RtEweDmU
「困ったなあ…」
新しく引っ越す予定のアパートに向かう道で私は頭を抱えていた
私は俗に言う方向音痴というやつで、地図を持って歩いても気が付けは道に迷ってしまう
私が地図とにらみ合っていると
「どうかしましたか?」と小さな女の子に話しかけられた
娘と同じ位の年の、小さな女の子だ
「ああ、道に迷ってしまってね」
私はできるだけ小さい子にもわかりやすいように説明した
「メゾン○○ですか、それならここの大通りを真っ直ぐ抜けて…」
私の話しを一通り理解すると、女の子は私の地図を参考にアパートまでの道のりを教えてくれた
女の子はとてもしっかりとした子で私は内心驚いていた
妻が早くに亡くなって、娘と二人暮らしであるため家の娘も同い年の子らに比べてかなり落ち着いているが、この少女は落ち着いているというどころではない
道を教えるにも年相応の稚拙さもなく、わかりやすく、要点をつかんだ話しの運びをする
「…と、これで着けると思いますよ」
女の子が説明を終えて微笑む
「ああ、ありがとうお嬢ちゃん、助かったよ」
その笑顔が余りにも愛らしかったので私は彼女の頭を娘にするように二、三度撫でると、教えられた通りの道を進み、アパートへ向かった

中年男性が去った後
取り残された少女(正確には違うのだが)は唖然としていた
しかしみるみるうちに顔が真っ赤になっていき
「う、ううう…うわああんっ!どうせ私は二十四になっても外見幼女よ!!」
ぷくりと頬を膨らまして叫んだ
「み、みてろよあの中年オヤジー!」
彼女はこのあとこの中年男性と色々あるのだが、それはまた別のお話

122:名無しさん@ピンキー
10/08/23 21:21:52 RtEweDmU
パソコン規制で書き込み出来ないから暴走してしまった
今は後悔している

123:名無しさん@ピンキー
10/08/23 21:58:42 xoTDHlBW
続き続き!

124:名無しさん@ピンキー
10/08/23 23:42:32 YFxzZSO5
>>121-122
乙!!
携帯で書いたのかw
素晴らしい、是非続きを


それにしても24歳という事は小萌先生的方向性ですね
でも見た目が幼い娘と大して変わらん後妻とか犯罪のかほりがw

125:鬼と狐と軍曹殿
10/08/24 00:13:45 /owpNLq0
皆さんお久しぶりです
夏の熱気などなどにやられてPCがダウンしていた鬼狐軍曹です

単発ものが一本書き上がりましたのでさくっと投下させていただきます
今回の要素
【家庭教師】【浮気というかなんというか】

126:鬼と狐と軍曹殿
10/08/24 00:14:54 /owpNLq0
「テル、お前の所の、家庭教師きてるそうじゃん?」
 友人の好奇心丸出しの声。
「しかも女って―マジか?」
 ニヤニヤ笑いが表情に出ている。
「一体何を教えてもらってるんだ? おい、テル?」
 一体何を期待しているのか。
「あ、でもさ……彼女には、なんも言われねーの、お前?」

『一緒の学校にいこ、ね、テルくん』

 その台詞を思い出した瞬間に。
 オレは、現実に引き戻される。

 >>>

 机の上には、開いただけでロクに書き込みのされていないノートと、問題集。
 股の間に、幼い顔に智慧と淫欲を浮かべた女が―オレの家庭教師が顔を埋めて、熱心にいきり立ったペニスに舌を這わせ、口に含んでいる。
「このまま……口に出して……いいからね?」
 根元を擦り、玉を弄び、亀頭を、竿をしゃぶる舌の感触に、オレは低いうめき声を上げながら腰を突き出す。
「んっ―む、ぅ……」
 ドクン、と迸った精液は一滴残さず先生の喉の奥へと消えて行き、最後にちゅるりと尿道の残りを吸いだされて背筋が震えた。
「……ごくっ」
 一際大きく先生の喉が動いて、口の中の精液を全て飲み干したのがわかった。口の端にわずかに溢れた白い塊をぬぐう舌の動きが、外見年齢にそぐわない艶やかさを生み出す。
「……テルユキくん、何を考えているのかな?」
 れろ、と唇に舌を這わせながら、秀才の顔をして、実際秀才である以上に淫乱な先生が尋ねてくる。
「―別に、なんでもねぇよ」
 熱心にフェラしてくれたことへの感謝と、その瞬間に全く別のことを考えていた罪悪感。その二つから、オレは先生の目線を避けるようにしてそっぽを向く。
「……彼女さんのことかな?」
「……」
「あ、図星だ♪」
 内心を見透かされ、思わず舌打ちする。
 と、オレの頭を先生の細い腕がホールドして、そのまま引き倒されてしまった。
 いくら小さな先生とはいえ、全力で体重をかけられればさすがにこらえきるのは難しい。
「ねぇ、こういう時に他の女の子の事考えるの、反則だぞ?」
 そのままごろりと転がされて、上に乗っかられる。
 オレの胸板に触れ、小さいなりに押しつぶされている先生の乳房の感触が心地よい。
「ね、その彼女さんって、どんな子なの?」
「……関係、ねぇだろ」
 またもや視線を避けるようにそっぽを向く。
 オレの態度に、先生はひとつ溜息をつくと、オレの首に回していた腕を自分の後頭部に回し、髪の毛を括っていた紐を解いた。
「もっとさ、気軽にいこうよ」
 ばさり、と肩甲骨程度まで伸ばされている髪の毛が開放され、ふわりと、女性独特の匂いが広がる。ナリは幼いとはいえ、仮にも成人女性だ。その香りに、同年代の青臭い少女とは比べものにならないほどにそそられる。
「私はさ、テルユキくんと遊びたいんだから」
「遊び、ね……」
 オレの身体の上からどいた先生は、ベッドに身体を横たえ、輝くほどに白い肢体をオレに見せ付けている。
「そ、遊び!」
 片手がオレの頬に伸びてきて、そのままゆっくりと首筋まで撫でていく。
「テルユキくんはさ、遊びと勉強、どっちが好き?」
 肩を掴まれて、先生の胸元に抱き寄せられた。
 全身があの独特な香りに包まれる。
「……む、ぅ―ガキだと思って、舐めやがって……」
「へへ、かわいいっ♪」
 とんとん、と頭を叩かれた。
「さ、もっと、楽しいことしよう?」
「ん、なろぉ……」
 バカにされたようで、プチンと堪忍袋の緒が1つ切れる。

127:そんな家庭教師
10/08/24 00:16:22 /owpNLq0
 抱きしめられた状態から、そのままガバっと襲い掛かる。
「んっ!!!」
 胸に手を這わせ、丁度良く視界の端に乳首が映ったので甘く噛む。
「ん、や、ぁぁ!」
 ホールドされる力が弱まった所で一気に戒めを振りほどき、唇を奪う。
「ん―む、ぅっ! ぐっ!!」
 ガチリ、と硬質な音がした。
 歯が当たったのだろう。
 幸いにも唇が切れることはなかったので、そのまま唇を割るように舌を伸ばし、開いた隙間から歯茎を舐め、蹂躙する。
「ふ―ん、ぁ……」
 先生は、唇が性感帯だ。一度、じっくりねっとりとしたディープキスをした時には、10分ほどでキスだけでイってしまったこともあるほどに。 
 抱え込んだ身体が震えている。
 目線を移せば、つま先は背伸びをするときのように突っ張られていた。
 さすがにやりすぎたか、と唇を離す。
「この、ダメ家庭教師が……なんも教えずに、月給だけ持っていって―」
 つるりと口から罵倒が零れた。
「ふ、は、ぁっ……んむ―へ、へぇ、そういうこと、言うんだ」
 キスの余韻から帰ってきた先生が、眦を釣り上げる。
「最初に、喜んで飛びついてきたのは、どこの誰だったかな?」
 ニヤリ、と嫌な微笑をする。
 言葉が耳に痛かったので、敢えて反応せず、先生の腰を掴んだ。
「え、ぁ!? ひっ!」
 そのまま、寝そべる先生の身体を、その下半身を持ち上げる。
 女性の身体というのは本当に柔らかく、そして軽い。それが小柄なものなら尚更に。
 片手で先生の腰を支えながら、もう片手でまだ脱ぎ捨てられていなかったショーツ越しに、ちょこんと自己主張しているクリトリスを摘む。
「やっ! ちょ……ん、は、ぅぁぁぁぁぁ!」
「痛い位のほうがいいって……言ってたよな?」
 摘む力を強くする。
 指を軽く擦り合わせるようにクリクリと刺激すると、先生がさらに喘ぎ声を上げながら身を捩った。
「中は……もう、ぐちゃぐちゃじゃねぇの?」
「んっ! んぅっ! ふ、ぅ―!」
 ショーツを横にずらし、指で蜜壺の中をかき混ぜてやる。
 案の定、粘着質な音で迎え入れてくれたので、気分を良くして指先で引っかくようにして中を愛撫してやる。
「はっ、淫乱だね」
「そ……そんな、台詞、ぅ!? 言ってて、恥ずかしく……ない、の?」
 息も絶え絶えに細い呼吸を繰り返す先生は、もはや虫の息とは言わずともかなり限界が近いように見える。
「だって、本当のことだろ?」
 挿入する指の数を増やして、折り曲げて引っかく。
 ぐちゃぐちゃという淫らな音がする。
「あ、んっ! ん、んぅぅぅぅぅぅ!!!」
 目を瞑った先生がガクガクと身体を震わせた。
「なぁ―」
 自分が下卑た笑みを浮かべていることが容易に想像できた。
 けれども、とまれない。
「生でやるのが好きだからピル飲んでる?」
「ひ―あ、ぅ」
 おそらく絶頂に震えているであろう先生の胎内を、さらにねちっこく指でかき回す。
「病気の心配がないから、年下の童貞がいい?」
「あ―あっ! あぅぅ❤」
 ぬと、っとまとわりつく蜜を意に介せず、オレは先生の胎内から指を引き出す。
「オレはさぁ」
 さっきからギンギンにいきり立ってしょうがないペニスを掴む。
「アンタの、都合のいいオモチャじゃねえんだ、よっ!」
 先生の足を掴んで、思いっきり開脚させる。
 幾度も、それこそ両手両足で足りないほどの回数挿入してきた先生の入り口に照準を合わせて、一気に貫いた。
「ん、あぁぁぁぁぁっ!!!」
 挿入しただけでも快楽は圧倒的なのか、先生の身体がびくりと震えた。

128:そんな家庭教師
10/08/24 00:17:53 /owpNLq0
 ずぶり、ぬぷり、といやらしい音を響かせながらオレは先生を攻め立てる。
「さすがに、これだけ回数こなしてると―」
「ひぁ……」
「ガキのオレにだって、どこがイイのか覚えられるぜ」
 一度ピストンをやめて、先生のお腹を撫でる。
「ここだろ? この天井の部分を擦られるのが、好きなんだろ?」
「ん……あ……う、ぅ……」
 目をとろんとさせ、頬を快楽に上気させた先生がおぼろげに頷く。
「でも、オレはガキだからさぁ……そんな、悠長なこと―」
 先生の腰と腕を捕まえて、子宮まで犯し尽くせと思いっきり強く突きこむ。
「嫌いなんだよねっ!!」
「ひきゅぁぁぁぁぁ!」
 ぐりぐりと恥骨を密着させ、奥の奥まで犯しぬく。
 パンパンと肌のぶつかり合う乾いた音に、ぬちゃりぴちゃりという性器が擦れあう粘着質な音が重なる。
「もっと……ペース、あげるぜ」
「あっ―あんっ、や、ぁ……らめ、ら、めぇぇぇぇ!!!!」
 ガクン、と先生の身体が引きつって、ブリッジをしているような海老反りになる。
「さっすが、経験豊富なお姉さんは演技が上手だよなっ!」
「いっ! あ―い、ぅぅぅ!?」
 腕を離してやり、腰を支えながらデタラメに、激しく突き上げる。
「この、まんこのとこの白いドロドロも……演技で出せるんだろ?」
「や、やぁぁぁぁ、そ、んな、はやくぅ、うごい、ちゃ……」
「はっ、ほんと、巧い演技だよ、なっ!」
 ずぐん、とストーロークの長さで叩きつけるように奥を犯す。
「あっ―らめ、ぇ、いっ! ふぁ、ん、ぁぁぁ、っ……ん、ぁぅふっ!!!」
 先生の身体が震えて、オレから逃げるように身を捩った。
「あれ? まさか、軽くイっちゃったとか? それとも、演技かな?」
 まだオレは射精に至っていない。
 だが、邪魔なショーツをどけるために、一度先生の胎内からサヨナラする。
 ぽちゅん、という水音を立てながらオレのペニスを抜き去られた先生のおまんこは、何かを求めるようにヒクヒクと震えていた。
「さって、もっともっと演じてもらおうかな」
 先生のショーツを脱がして、そこいらに放り投げる。
 べちょべちょに濡れていたそれは、重い音と共に床に落ちた。
「ガキ相手に……イキまくるお姉さんを!」

 >>>

 背後から先生を責め立てながら、オレは口を開く。
「ほら、いつもみたく言ってよ」
「あ、ぅぁ……」
 女性上位の騎乗位。けれども、主導権を握っているのはオレだ。
「エロい言葉をさ! 『おちんちんがおまんこに入ってるぅ』とかさ!」
 ズンズンと身体を跳ね上げるようにして強烈に出し入れする。
「ひっ……やぁ、やら……そんな、のぉ……」
 先生を上にしたのには、それなりに理由がある。
「すっげぇ腰振っちゃって……スケベ」
「ちっ、ちがっ……腰が、身体が、勝手に―止まんない、のぉ」
 ぐりぐりと尻を横に振り、その動きが先生自身の快楽だけでなくオレにも伝わってくる。
「ぐ、ぁ……まずは、かけてやるから、よっ!」
 暴発寸前のペニスを引き抜いて、そのまま、勢い任せに射精して先生の身体の上にぽたぽたと白い雫を迸らせる。
「あっ……ぅ」
 ぶっかけられてうっとりとした表情をしている先生が、エロい。このうえなく、扇情的で一度出したはずのモノはまるで収まらない。
 暴力的なその衝動に任せて、先生の身体をまたまさぐる。
「まだ、休みの時間じゃ、ねぇ、ぞっ!」
「んっ―あっ! い、うぁぁぁ」
 無理に引き倒し、脚を開かせて勃起したペニスを押し込む。

129:そんな家庭教師
10/08/24 00:18:56 /owpNLq0
「ダメなら……やめてもいいんだぜ?」
「いやっ!」
 面白半分にピストン運動をやめると、先生は涎を垂らした酷い顔を必死の形相にしながら、オレの腕を掴んでくる。
「やなのぉ、やめちゃ、やなのぉ……」
「じゃあさ」
 先生の身体をひっくり返して、四つん這いになった彼女に圧し掛かる。
「言ってよ、エロい言葉」
「……」
「マジで、やめるよ?」
「言う、言う言う言ういいますぅ! おまんこ、おまんこ気持ちいいっ!!!」
 吐き出された言葉に頬を歪めながら、オレは先を促す。 
「おまんこ、おまんこもっと擦ってぇぇ❤」
 顔を真っ赤にして、涎できれいな顔を台無しにしながら、必死に淫らな言葉を垂れ流す先生。
「よく、できました!」
「ひぅん!」
 ご褒美というわけではないけれど、叩きつけるように強烈な挿入をプレゼントしてやる。
「ん、ぁぁ❤ テルくんの、きたぁ……もっと、もっとぉ、おまんこぉ、してぇ……」
「―」
 呼び名に、急激に醒めた。
 オレは、先生との約束を破って、責めるのをやめて中途半端に性感の高まったペニスを引き抜く。
「……あ……え? ん……えぇ……」
 先生が呆然とした表情でオレを見る。
「ホント、いい眺めだよ」
 奇妙に醒めた目で―『あいつ』と同じ呼び方で醒めてしまった目で先生の、愛液にまみれた女性器を見る。
「い、いじわる、ぅ……やくそく、したのに、ぃ……抜いちゃ、だめ、ぇ❤」
 それでも、淫らに身をくねらせてオレを誘う……求める先生の姿に股間の息子は正直に反応する。
「お、お願い……最後、まで」
「……ん?」
 とろり、と先生の股間から愛液の糸が伸びる。
 不意に、呼び名のことがどうでも良くなる。
 脳裏で、悪魔が性欲を発散しろと囁く。まだキスすらさせてくれない恋人より、今抱かせてくれる誰かの方が大事だろうという、まさに悪魔的な言葉。
「最後まで、シて……」
「―最後まで、って?」
 何が必要なのか、何を求められているのかは言わずとも判っていた。
 けれども、むかついているオレは敢えて判らないフリをする。
「い、イかせ、てぇ……お願い……」
 まるで蚊の鳴くような声。
「んー? 聞こえねぇなぁ」
「お、お願い! イかせて! イかせてぇ……」
 顔だけこちらを向いた先生が、真っ赤な顔で必死に哀願する。
「はっ……じゃ、この指でイかせてやるよ」
 オレがわきわきと指を動かすと、先生が頭を振って違うと言い募る。
「それじゃ、ぁ、だめ、なのぉ……おちんちん、おちんちんが、いい、のっ!」
 嗜虐心をそそられた。
 敢えてもっとすっとぼけてやる。
「あのさぁ、もっと具体的にハッキリ言ってくれねぇと、どうして欲しいかわからねぇな」
 頬を掻きながらそんな台詞を吐いてやる。
「あ、あ……」
 先生が震える腕を自分の尻に伸ばして、その指先がぐい、と尻たぶを引っ張った。
 引っ張られて、先生のぐちゃぐちゃになっている女性器がこれでもかというほどに見せ付けられる。
「は、はやく、おちんちん、入れてぇ……お願い、おまんこ、おまんこに、おちんちん入れて欲しいのぉ」
 ふりふりとお尻をふるおまけ付き。

130:そんな家庭教師
10/08/24 00:19:31 /owpNLq0
 さっきの醒めた気分はどこへやら、オレの気分はそれなりに盛り上がってくる。
「うう……これ以上、いじわる、しない、でぇ……ひくっ」
「ああ、もう、判ったよ」
「あっ……っ……んぅぅっ!」
 にゅぷにゅぷとゆっくり挿入してやる。
「ほら、いくぞっ!」
「んぁぁぁぁぁ!」
 四つん這いになった先生の身体を、抱きかかえるようにして思いっきりよく抜き差しする。
「ああーーーーー! これ、これ、なのぉっ! あ、んぁ、あ、あああああ! い、ぃぃぃ! もっと、も、っとぉ……ああっ! いっぱい! いっぱいぃ❤」
 ぼちゅん、ぷちゅん、とこれまでとは比べ物にならないほどの淫らな音がする。
 オレも一度醒めてまた盛り上がったのだし、先生は先生で焦らされた……先生の言い方をすれば意地悪をされた所為だろう。
「奥がっ! いいんだよなっ!」
「おくぅ、おくまで、シてぇ―ひっ! いぎっ!? あ、ぅあ、イく、イっちゃうぅぅぅぅ❤」
「ほれ、まんこの奥突かれて、イけ、よっ!」
「おまんこ、おまんこ、おまんこのおく、おくぅぅぅ! ひあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ❤」
 先生の身体が突っ張るのと同時に、オレも限界を向かえて先生の奥底に向けてどろどろとした白い液体を吐き出していた。

 >>>

 空気が、気まずい。
 オレと先生は、ベッドの両端にわかれて座っている。
 部屋の中にはセックス後の独特の臭気がただよっていて、シーツはオレがぶっかけた精液や先生が漏らした愛液でべちょべちょになっている。
「これだから」
 先生が下着を身につけながら言う。
「ガキって……イヤ」
 ティッシュをさんざん使いたくって粘液塗れの身体を清めてから、こんな感じである。
「確かに、オレはガキだよ」
 トランクスを履いてしまうと手持ち無沙汰になったオレは、溜息をつく。
「でもさ、アンタだって……似たようなモンだろ」
「……そ」
 さら、と先生の指が髪の毛をまとめ始める。
「ねえ」
「……ん?」
「明日も、私、来るから」
「え?」
「お金も、タダでいいわ」
「はぁ?」
 いつのまにか服を着終えた先生がそっぽを向いたまま喋っている。その服も若干少女趣味が入ってるから、よけに外見と実年齢がかけ離れてしまっている。
「志望校、入れさせてあげるわ」
「……」

『一緒の学校にいこ、ね、テルくん』

 脳裏を、純真な笑顔でオレを見る『あいつ』の顔がよぎる。
「本気だから、厳しくするよ」
 目線だけ、先生がこちらを向く。
「遊びは、これでおしまい」
 悪戯っぽい微笑み。
 どこか胸にぽっかり穴が開いた気がしたけれど、オレは気にしないことにした。

 END


131:鬼と狐と軍曹殿
10/08/24 00:24:09 /owpNLq0
都合7レスお借りいたしました
これの原型自体はだいぶ昔に書いたものなので、今回はそれを手直しする形でお披露目となりました
しかし、見直しながら自分にもこういう理想の幼女家庭教師がいればなぁと思いました
それでは皆さん暑い夜ですが体をこわさずに合法ロリとロリババァへの思いを胸に秘めて乗り越えましょう
でわわ

132:名無しさん@ピンキー
10/08/24 00:46:47 De9WOYwU
>>131
乙です!
この爛れっぷりが堪らんw
彼女も見た目ロリぃんですよね、わかります。

しかしガチ修羅場に突入してもおかしくない空気だw

133:名無しさん@ピンキー
10/08/24 03:44:40 XIGBhkVX
>>121
GJ
なんかプロローグみたいなので続きを書いてください(ぇ


>>131
こちらもGJ
大学入学後の三角関係とか期待しちゃダメですか?


まだまだ残暑も厳しいですが、お二人だけでなく、
住人の皆様もお体とPCをご慈愛くださいませ

134:名無しさん@ピンキー
10/08/24 06:20:46 0FuSBoF/
>>131
そうそう淫乱ロリというか、外見は幼くても女を感じさせるってのがいいんですよね。
子供は子供でいいんだけどそれ以上に大人な面が強い。
そういうものをしっかり感じさせてくれるいい先生でした。こうでないと。

ロリは間違いなく好きなんだけど幼稚じゃないほうがいいんだな。

135:名無しさん@ピンキー
10/08/24 21:25:05 yaN4I1or
>>125-131
GJ!!
素晴らしいです。
これは三角関係期待?

136:名無しさん@ピンキー
10/08/24 23:10:54 HctcimZq
>>121
投下乙であります!
早々に規制が解除されることをお祈りいたします。

>>131
GJ! そしてお帰りなさいであります!
大人の火遊びか、それとも本気なのか……とにかくよかったであります!

137:名無しさん@ピンキー
10/08/25 02:32:43 /v8whDCF
>>131おつ


たった今湧いたんだけど
女の方は実年齢より20歳は若く見えるロリババァなのに
男の方は実年齢より10歳は老けて見える
老成系の高校生とか
どうですかね



138:名無しさん@ピンキー
10/08/25 02:39:57 RiWEcEdO
>>131
乙でした
遊びは、これでおしまいってこの淫乱合法ロリ家庭教師ったら
完全に本気になったんじゃ……

彼女カワイソス
ドロドロの三角関係に期待してしまうw

139:名無しさん@ピンキー
10/08/26 19:51:33 HK+xPy8V
>>58
夏のカーテンの続き待ち

140:名無しさん@ピンキー
10/08/27 06:09:09 ckZayn7F
投下期待

141:名無しさん@ピンキー
10/08/30 14:36:34 XXCsKFNu
冬にコタツで温まってお茶すすりながら相撲中継見ていると近所に住む青年に「ババくさいちびっこだな」と言われてキレるロリババア

142:名無しさん@ピンキー
10/08/30 15:03:42 DvDzhinN
>>141
何それ萌える

143:名無しさん@ピンキー
10/08/30 15:06:11 opGHDHAx
体が未熟なので、愛する人の子供産めないロリババア可愛い。

144:名無しさん@ピンキー
10/08/30 17:40:37 n318ZuTQ
普通の子供だと勘違いされてるロリババア良いなぁ
で、近所の青年と良い仲になるが…

145:名無しさん@ピンキー
10/08/30 21:07:14 yUawwXeF
ラブやんの天使長が可愛くて可愛くて仕方ないんだが
あれはロリババァと言えるのかな
作中に年齢が出てこないしな…

146:名無しさん@ピンキー
10/08/30 22:00:29 XXCsKFNu
ロリ寮母
ロリ大家
ロリ婦警
ロリ許嫁


147:名無しさん@ピンキー
10/08/30 23:47:42 gdgN8Wii
>>145
ラブやんより上司関係なく年上っぽい雰囲気出してるからロリババだと思う。

148:名無しさん@ピンキー
10/08/31 12:37:23 P6ayYV3l
母性溢れるロリババアに甘えたい

149:名無しさん@ピンキー
10/08/31 13:53:57 Lcb9NCBd
※属性的にダブリまくりなので、どこの板に投下しようか悩んだのですが、とりあえずコチラに。前述のとおり、びみょ~に属性が複雑です。

 俺には、妹がいた。

 ─いや、こう書くと、某涙腺崩壊必至のエロゲーみたいだな。
 訂正しよう。俺には妹が、現在進行形で「いる」。いや、いるんだが……。
 チラと、その「妹」に視線を向けると、俺のベッドの上にYシャツ(当然俺のだ)一枚羽織って寝転がりながら、雑誌を読んでいた「妹」が顔を上げる。
 「ん? どうした、兄者? 何か考え事かえ?」
 「……なんでもない」
 「ふむ、大方、妾(わらわ)の雌鹿のように優美な肢体に見とれておったのじゃろ? フッ、美しさは罪よのぅ」
 「ちげーーよ、バカ!」
 「フフフ、よいよい。シたい盛りの若い男の前に、このように肌も露わな姿をさらすとは、妾も少々配慮が足らなんだ。ささ、特別に許す故、獣の如くたぎった兄者の欲望を、蒼い果実たる妾の身体で思う存分満たすがよいぞ」
 「カナの姿で、そんなコト言うなぁ!!」
 はぁ……どうしてこーなった?

150:『巡恋華』
10/08/31 13:54:45 Lcb9NCBd
 そうそう、念のため断わっておくが、妹と言っても正確な意味での「実妹」じゃない。
 就職したての頃だから、もう5年前になるのか。
 従兄夫婦が事故で亡くなり、その娘が天涯孤独の身になった時、親族会議でいい年した大人連中が互いにその子を押し付けあってたのを見かねて、「俺が引き取る!」って言っちゃったんだよなぁ。
 以来、俺こと藤堂陣八は、その娘─加奈子とひとつ屋根の下で暮らしてきたのだ。
 加奈子は、8歳という幼さにも関わらず、非常によくデキた子で、両親を亡くして寂しいだろうに、ロクロク面識もなかった(親戚の集まりで2、3回会ったくらいか?)俺に引き取られても殆ど泣き言も言わなかった。
 ……なに? 相手が8歳でお前が23歳なら、「妹」と言うより「娘」じゃないか?
 えぇい、言うな! 気にしてるんだから。まだまだ近所の子供とかにも「おじさん」じゃなくて「お兄さん」と言われたい年頃なんだよッ!
 まぁ、それはともかく。
 俺の両親並びに弟も既に鬼籍に入ってたから、兄ひとり妹ひとりで、この世知辛い世の中を懸命に生きてきたワケだ。
 無論、最初の頃はそれでもそれなりに行き違いとかトラブルとかもあったさ。でも、互いにハラを割って話し合い、また日々の生活を共にすることで、俺達は本物の「家族」「兄妹」に、徐々になっていくことができたんだと思う。

151:『巡恋華』
10/08/31 13:55:16 Lcb9NCBd
 そして、先月─4月の7日に、加奈子は13歳の誕生日を迎え、同時に中学校の入学式を迎えたワケだ。
 「ねーねー、お兄ちゃん、どう? 似合う?」
 とある名門学園の今年から設立された中等部に見事に合格した加奈子は、真新しい制服に身を包んで、嬉しそうに俺に見せびらかす。
 「うむ、かぁいいぞ、カナ。さすがは我が妹!」

 言っておくが、確かに俺も多少シスコンな傾向はあるものの、カナが可愛いのは、世界の真理だからな?
 背中の半ばくらいまで伸ばした黒髪はツヤツヤ&サラサラ。
 やや細身の卵型の顔には、小造りなパーツが整然と並んでいる。
 人形のように整った顔立ちは、それだけなら冷たい印象を与えかねないのだが、いつもホワンとした微笑を浮かべているおかげで、見る者をまるで春の野原にいるような優しい気分にさせてくれる。
 背丈は145センチちょっとと同年代の女の子達よりはやや低めだが、なに、成長期なんだし、まだまだ伸びるだろう。
 オマケに、小柄な体に似合わず、体つきそのものはかなり女らしい曲線を描いている。小4の頃からブラジャーも付け始めたみたいだし、月のお客さんもそのぐらいから来てると思う。
 ─いや、イヤラシイ目で見たり、してませんヨ? ぼかぁ、あくまで保護者としてですねぇ……。
 コホン。

152:『巡恋華』
10/08/31 13:55:43 Lcb9NCBd
 外見だけじゃなくて気立てもすごくいい。ちょっとおっとりさんで、天然気味ではあるが、それもまた立派なチャームポイントだ。
 また、働いていてあまり家のことをしてる暇のない俺に代わって、小学生時代から家事全般─料理や掃除、選択などを、文句ひとつ言わずにやってくれている。
 近所に住む俺の友人からは、「どっちが保護者がわかんないわねぇ」と呆れられたくらいだ。
 名門私学に入っていることからわかるように成績も優秀だし、時々ドジっ子なところがあるとは言え、運動神経だって悪くない。
 正直、俺があと10年若かったら、絶対「オレのヨメ」候補として唾つけときたい優良物件なのだ。
 将来、「カナちゃんをお嫁にください!」と言ってくる男と、父親代わりの兄としてガチで殴りあいをするためだけに、俺は近くの拳法道場に週一で通ってるくらいだ。
 俺が拳法を習い始めた動機を聞いて、例の友人は脱力していたが。

 「しかし、今日からカナも中学生か……初めて会った時は、こ~んなにちっちゃかったのに。月日が経つのは早いもんだなぁ」
 「やだ、お兄ちゃん。5年前だもん、いくら何でもそんな小さくないよぅ」
 うふふ、あはは、と笑い合う俺たち。
 そのあと、入学式に出るカナをクルマで送ってから出社する俺。さらに、今日は特別に5時で早退する許可ももらっている。
 会社の連中も、俺が妹を溺愛していることをよく知ってるので「ああ、またか」で済まされてしまうのは、いいんだか悪いんだか。

 その日の晩飯は、今の俺にデキる精一杯として、高級ホテルのレストランのディナーを御馳走した。
 俺は普段より上等なスーツに着替え、カナも制服を脱いで、ちょっとだけ背伸びしたお洒落なワインレッドのワンピースに白いボレロを合わせ、足元にはヒールがやや高めのハーフブーツをはいている。
 ブッチャけ、下手なアイドルなんてメじゃないくらい可愛い。いや、マジで。その証拠にレストランのお客も男女問わずカナに注目してるんだぜ。
 「モデルかなぁ?」「子役俳優なんじゃない?」って囁き声も聞こえるしな。

153:『巡恋華』
10/08/31 13:56:07 Lcb9NCBd
 「誕生日あーんど入学式おめでとう、カナ」
 「ありがとう、お兄ちゃん」
 俺達は軽くワイングラスを掲げて乾杯する。無論、カナのグラスの中身はノンアルコールワインだ。
 (いや、実はカナの数少ない欠点が酒乱なのだ。昨年の正月、本人の懇願に負けておとそを飲ませてみたらエラい惨事に……以来、俺はカナにアルコール絶対禁止令を出している)
 にこやかに食事と会話が弾んだのは良かったんだが、俺はカナの様子がどこか寂しそうなのが気掛かりだった。どうやら悩み事があるみたいだ。
 余人ならわからないだろうが、俺にはわかる─何故なら、俺は、藤堂加奈子の「お兄ちゃん」だからだ!
 とは言え、さりげなく水を向けてみても、カナはことごとくかわしてしまう。
 しばし考え込んだ後、俺は正面からブツかることに決め、少なからぬ出費を覚悟しつつ、ホテルにツインの部屋をひとつとった。
 家に帰ればカナは、自室と「日常」という殻に隠れてしまうだろう。兄思いなこの子は問題を自分で抱え込むクセがある。
 幸いにして明日は土曜日だし、今夜はひとつ部屋の中、とことん兄妹で話し合おうと思ったのだ。
 もっとも、あの後、「あんなできごと」が控えていると知ってたら、絶対そんな馬鹿な真似はしなかったろうが。

-つづく-

※てな感じ。あらかじめネタばらしすると「転生系」。加奈子の中には、合計年齢500歳を超える(ババアな)女性の意識が眠っており、裳着(女子の成人)を迎える頃、すなわち13、4歳になると目覚めると言うもの。
このまま投下してよいものでしょうか?

154:名無しさん@ピンキー
10/08/31 16:22:51 nbiNDJYL
>>153
GJ
しかしこりゃ確かに際どいな
精神のみババアもロリババアなのだろうか、修行が足りんせいか俺には分からん
しかし個人的にはセーフかな

155:名無しさん@ピンキー
10/08/31 17:56:03 1wL+3gGX
>>149-153
乙です!!
続き投下もおkじゃね?
精神は完全にババアに入れ替わってるんなら
ババアが目覚めた後は不定期に入れ替わって
カナちゃんとババアで身体を共有してる感じか?

何はともあれ続き超期待

156:名無しさん@ピンキー
10/08/31 20:15:34 4yQZfPQ9
ううむ…

若返ったババアはロリババアなのか、とゆー非情にデリケートな問題を
どう解釈するか、だな

取りあえず、これだけでは判断出来ないので、最後まで投下してもらいたいのだが

157:名無しさん@ピンキー
10/08/31 20:23:10 D3ySkRp3
>>153
GJですよ!
転生という発想がすごいです!続き期待

158:鬼と狐と軍曹殿
10/09/01 00:55:59 upE9rep/
問題ないように感じます
自分の年齢がいくつであるのかという自覚は本人に強く拠ります
転生系と題している通り、内部の精神が数百歳を自覚しているのならば、
戸籍での生年月日云々などは別としてその年齢として相手を扱う必要があるでしょうから

細かい点としては初潮や妊娠の可否、あるいはセックスがどちらの人格主導で行われるか、かと思います
個人的な所感としてはロリババァというよりも合法ロリが近いような…?

何はともあれGJです、続き期待してます

159:名無しさん@ピンキー
10/09/01 20:18:00 vMNwenB8
うむ、合法ロリもロリババアも素晴らしい
よって続きを書くべき、いや書いて下さいお願いします
>>153の人へ

160:名無しさん@ピンキー
10/09/01 21:38:20 Yu+50J5f
まあ精神性だよね。数百歳でも中身がロリならあんまりロリババアっぽくはないし。
GJでしたー

161:『巡恋華』其ノ二
10/09/02 02:47:44 6FzD8gNJ
 「わぁ、すごぉい♪ お兄ちゃん、こんな素敵なお部屋、よくとれたね」
 「ハッハッハ、なんのなんの」
 無邪気に喜ぶカナの様子に鼻高々な俺。
 ……もっとも、この手痛い出費のおかげで、向こう1ヵ月は、お兄ちゃん、会社の社食でかけそばしか食えないだろうけどな。
 無論、そんなコトは妹に対して微塵も覗かせないのが兄のたしなみ。
 ベッドの上でバインバインと跳ねてるカナを笑顔でたしなめるのみだ。
 「おいおい、せっかく大人っぽい格好してるのに、それじゃ台無しだぞ」
 「あ! ……てへっ。そうだね。あたしも、もう中学生だもんね」
 うむ、わかればよろしい。妹よ、淑女たれ!
 ─実のところ、膝丈のワンピースの裾が翻ってピンクのショーツが見え隠れしているのはヤバい、という兄的事情もあるのだが、さすがに口には出せない。

 「それで、だ。カナ、お前、何かお兄ちゃんに隠していることがあるだろう?」
 窓際の応接セットに向かい合って腰かけ、備え付けのティーセットで紅茶を淹れた後(料理の腕前は抜かれたが、コーヒー・紅茶類を淹れるのは未だ俺の方が上手い)、俺は静かに問いかけた。
 「……あーあ、どうしてお兄ちゃんには、わかっちゃうかなぁ」
 逃げ場がないと悟ったのか、ちょっとだけスネたような口調で言うカナ。
 「そりゃあ、お前……」
 「「俺はカナのお兄ちゃんだからな!」」
 俺とカナの言葉がピタリと唱和する。顔を見合わせて笑顔になる俺達。
 けれど、ふとカナの顔に翳りが差す。
 「だからこそ、お兄ちゃんにだけは知られたくなかったんだけどなぁ……あのね、あたし、もうすぐ消えちゃうと思うんだ」
 は?
 あまりに唐突すぎるカナの言葉に、俺の頭は理解が追いつけない。
 いや、真剣そのもののカナの口調や表情を見れば、冗談で言ってるのではないコトは、十分わかるのだが……。


162:『巡恋華』其ノ二
10/09/02 02:48:16 6FzD8gNJ
 「えっと……それは、死んじゃうってコトか?」
 「ううん、ちょっと違うかな。あたしがあたしじゃなくなるって言うか……。
 あのね、半年ぐらい前から、頭の中で時々声がするようになったの。ひと月前から、寝てる時ヘンな夢を見るようになったし……。
 それでね、自分の中に知らない自分が占める割合が、少しずつ増えているのがわかるんだ」
 えーと、コレはもしかして、思春期特有のイタい思い込み、いわゆる「中二病」というヤツか? まぁ、カナも今日から中学生なんだし、罹患する資格は十分あるワケだが。
 ここはアレだろうか。「今お前が感じている感情は精神的疾患の一種だ。直し方は俺が知っている。俺に任せろ」とでも言うべきなのだろうか?
 ……いや、だからって、本家みたく鬼畜なコトをする気は毛頭ないぞ。
 俺が悩んでいるのをよそに、カナの告白は続く。
 「それで先週になって、ついにその「別の自分」が話しかけてきたの。あたしがあたしでいられる時間が、もう残り少ないって。
 ホントは、2、3日前にあたしの時間は終わってたはずなんだけど、今まで育ててくれたお兄ちゃんに、どうしても中学生になった姿を見せたくて……気合い入れて頑張ったんだよ?
 オマケに、こんなドレス姿で、大好きなお兄ちゃんにエスコートされて、高級ホテルでディナーだなんて素敵な思い出も作れたし……もう、思い残すことはないよ」
 目に涙を浮かべながら、そう告げるカナの姿は真剣そのものだ。まるで、本当に俺にさよならを言おうとしているような……そんな不吉な予感が脳裏をよぎる。
 「お、おい、加奈子……」
 俺が衝動的に何か口にする前に、いつの間にかソファから立ち上がり、窓から夜景を見つめていたカナが、クルリと振り返った。
 「─お兄ちゃん、だいすき……」
 そう呟くと、カナは、俺の大事な大事な妹は、そのまま意識を失い、糸の切れたマリオネットのように床の上に崩れ落ちたのだった。


#一応、お許しが出たみたいなので続けてみました。ロリババっ子の登場は次回に持ち越しですが。
#発想の元は「BAST●RD」のダーシュとルーシェ。あるいは神奈様の人格が蘇った観鈴ちんと言うべきか……。ただし、加奈子の容姿自体は黒髪の錫華姫@むげフロといった感じです。

163:夏のカーテン3
10/09/02 13:09:43 KL5dDNXB
規制解除を受け復活
そして>>162氏に惜しみないGJを

ついでに夏のカーテン3が出来たので投下させていただきます

「これから、よろしくお願いします」
軽く一礼して、今日からの我が家に上がる
その日も日差しはかんかん照りで、肌が焼けるように暑い
しかしそんな暑さも気にならない
「こちらこそ、よろしくね、晃ちゃん」
玄関で、俺を出迎えて、優しく笑ってくれる人
琴さんとの暮らしが始まるのだ
俺は、年甲斐もなくその事実にはしゃいでいた
今日から始まる、温かい日々に胸を躍らせながら

夏のカーテン3

「縁側で昼寝って、一回してみたかったんだよな」
屋敷の縁側で寝そべって、風鈴の音を聞く
我ながら贅沢だ
「晃ちゃん、飲み物だよ」
お盆に麦茶を載せて琴さんがやってくる
ちっちゃい身体に少し大きめのエプロンを着けてとことこ歩く姿が可愛らしい
(そういう趣味の人はたまらないだろうなぁ)
琴さんは齢こそ六十一歳のお婆さんだが、外見は恐ろしいほどに若い、というか幼い
小学校の教室に混ざってても違和感はないし、もちもちとした肌はまさに小さい子のそれだ
そして極めつけは琴さんが歩くたびにゆれる涼しげな白い髪と琥珀色の瞳
(いつ見ても綺麗だよな)
「どうしたの、晃ちゃん?」
俺の這い回るような視線に気がついたのか琴さんは不思議そうな顔をして聞いてきた
ちょこんとかしげた首の動きにあわせて、しゃらりと白銀のカーテンが翻る
「す、すいませんっ!」
愛らしさと美しさを内包した仕草
どきどきと胸が高鳴る
どうも俺は琴さんの表情や仕草のひとつひとつに弱い
初めて会った時といい、眠れなくて添い寝してもらった時といい、やけに動悸を起こしてしまうのだ
一体どうしたと言うのか
ごまかすように冷たい麦茶を口に含むと、俺は赤くなった顔を琴さんに見られないように寝返りをうった

164:夏のカーテン3
10/09/02 13:11:21 KL5dDNXB
頭を撫でられる
琴さんの手が背中を優しく叩く
小さな胸に俺の頭を抱いて、耳元で優しく子守唄を歌ってくれる
鼻腔に広がる琴さんの匂い、甘い、ミルクのような匂い
ちろっと少しだけ出した舌が琴さんの小さな胸を撫ぜる
くすっと小さく笑って、琴さんが仕返しとばかりに俺の耳を甘く食んだ
琴さんが着ている純白のキャミソールの肩紐をゆっくりとずらしていき、鎖骨と可愛らしい膨らみが露になる
小さな身体を抱き締めると、あたたかくて、華奢で、あまりにも儚い
俺は、腕の中の大切なひとを傷つけないように、白い頬に手を添え、小さな唇にキスをする
軽く二、三度触れ合うだけのキス
もっと繋がりたい
がっつくように舌を絡めようとする俺をたしなめるように、琴さんが人差し指を俺の唇に軽く当てる
琥珀色の瞳が悪戯っぽく自分を見ていた
その意図を汲んだ俺は、彼女のささやかな胸に手を当て、撫でるように愛する
琴さんの漏らす細かな吐息が耳に心地いい
そして俺はもう一度彼女のふにふにの唇にキスをしようとして



165:夏のカーテン3
10/09/02 13:11:52 KL5dDNXB
気がつくと畳に思い切り唇を押し付けていた
「・・・・・・夢か」
どうやら軽い昼寝のつもりが、完璧に熟睡していたらしい
しかも淫夢のおまけ付き
最近いろいろあったせいか溜まってるのだろうか
「それにしても・・・」
思い出す
夢で見た白い肌、小さな膨らみ
幼い身体つきとは裏腹に老成した仕草や表情、宝石のような瞳
その全てが合わさって、なんとも言えない色香を漂わせていた
「俺はいったい何を考えているんだ」
そこまで妄想して我に返る
俺の性癖は極めてノーマルであり、幼女趣味はない
そもそも琴さんは外見こそ幼女だが立派なお婆さんである
こんなことを考えて息子を大きくしているなんて、男の尊厳に関わるのだ
「よしっ俺はロリコンじゃない、俺はロリコンじゃない」
魔法の言葉を口にして、自分を落ち着ける
しかし、それでも脳裏に浮かぶ白い流れるような髪
柔らかい身体の感触
「うおおおおおおおっ俺はロリコンじゃないぃいいいいいいいっ」
「晃ちゃん?」
襖が開いて琴さんが顔をのぞかせる
どうやら騒ぎ過ぎたらしい
「いや!なんでもないですからっ!」
俺は適当に虫が出たと言い訳をして急いで自分の部屋に向かった
このもやもやは持ってきたエロ本で消化しよう
そう、俺の性癖は極めてノーマル
若いし、健全に育ってきたのだ
どうしようもなくもやもやしてしまう時だってある
だから、きょとんとした琴さんの顔があまりにも可愛らしくて、つい欲情してしまったなどということは、決して無いのだ


166:夏のカーテン3
10/09/02 13:12:28 KL5dDNXB
「いただきます」
「どうぞ」
夕食時、食卓に並んだ料理を二人でつつく
琴さんは料理をしてる時の姿は危なっかしいものの、その腕はかなりのもので細かいところまで工夫されている
俺が夢中で食べていると、向かいに座った琴さんと目が合った
にこにこしながらこちらを見ている
「いっぱい食べてね」
琴さんはとても嬉しそうだ
「なんかいいことでもあったんですか?」
あんまり嬉しそうな顔をしているから、俺はそう聞いていた
聞いてから、人の詮索をした自分に驚いた
他人になんて興味が無かった自分が、他人に深く立ち入っている
琴さんの雰囲気や人柄の成せる技だろうか
「そうだねぇ」
そんなことを考えていると、琴さんがにこっと笑って
「だって家族ができたんだよ?」
そう言った
ああ、この人はこんな顔もできるんだ
いつもの歳を経た、落ち着いた、それでいて花がゆっくりと咲くような笑顔ではない、無邪気な少女の微笑み
これから楽しいことや素敵なことが起こる前のような期待に満ちた、そんな笑顔
風も無いのになびく、白い髪
どうして
どうしてこの人は、こんなにも綺麗なのだろう
この星が創った、小さな小さな奇跡
それが今、目の前で無垢な笑顔をしている
今まで感じたことの無いほどの胸の高鳴りを感じながら、俺はその動悸の正体がわからない
とっさにうつむき目を逸らしてしまう
「琴さん・・・俺・・・」
唇が、自然と動く
何を言おうとしているのか、自分でもわからない
「俺・・・!!」
ただ、溢れる正体のわからない感情のままに言葉を紡ごうとして顔を上げると


167:夏のカーテン3
10/09/02 13:13:10 KL5dDNXB
「すー・・・すー・・・」
琴さんは座ったまま眠っていた
「こ、琴さん・・・?」
目は線のように細くなり、小さく空いた口からは穏やかな寝息が聞こえてくる
俺は、この時知らなかったのだ
ご老人の就寝時間は早いということを
「琴さん・・・ここで寝ちゃうと風邪引きますよ」
脱力しながらも、琴さんの肩を軽くゆすりながら、俺は思った
俺はいったい、何を言おうとしていたのだろう
琴さんをゆすっている手とは逆の手を、自分の胸に当ててみる
さっきまで早鐘のようになっていた鼓動は、今はマイペースにリズムを刻んでいるだけだった


168:夏のカーテン3
10/09/02 13:18:21 KL5dDNXB
以上です
今回若干エロ描写を試験的に入れてみました
本番はもっとエロくしたいなと思いつつ
では

169:名無しさん@ピンキー
10/09/02 15:36:59 PFpFvUqA
>>161-162
乙です!!
あれ、この展開だとカナちゃんの精神は完全消滅?
その場合兄ちゃんとババアの確執は埋まらなそう……

>>163-168
琴さんが可愛い過ぎるwww
後、晃ちゃんの内心独白が変態的過ぎて好感と親近感を覚えます。
琴さんは幼い少女と可愛いお婆ちゃんが混じりあった独特の萌えがあって素晴らしい
まさに「ロリ」「ババア」って感じ

170:名無しさん@ピンキー
10/09/02 23:45:25 fw6H/Fn0
>>162
GJ
ロリババアっ娘の復活編に期待

>>168
こちらもGJ
エロさ溢れる文章で良かったw
これは本番に期待が高まる

171:名無しさん@ピンキー
10/09/02 23:47:22 fw6H/Fn0
しまったsageチェックが外れてた
ごめんなさい

172:『巡恋華』其ノ三
10/09/05 18:26:12 h/r4B0uX
 カナが床に頭を打ち付ける直前で何とかその身体を抱きとめた俺だったが、正直途方に暮れていた。
 腕の中のカナはお芝居とかタヌキ寝入りとかじゃなく、本気で気絶している。
 さすがに先刻のカナの言葉を一から十まで鵜呑みにはできないが、同時に全部が嘘だと決めつけるのも憚られた。
 少なくとも、カナの中では「ソレ」が事実なのだろう。
 とりあえず、薄いボレロだけ脱がして赤いワンピース姿のまま、ベッドの上にカナの身体を横たえる。
 いや、さすがに着替えさせるのはムリ! 服が皺になってるかもしれないが、どうせクリーニングに出すんだから構わないだろう。
 それより、本当に何らかの問題がある─たとえば脳や神経系の疾患だとか、あるいは心理的な病気だとかだった時のコトも、一応考えておくべきかもしれない。
 ひょっとして救急車を呼んだ方がいいのだろうか……と、俺が悩み始めた数分後、カナは呆気なく意識を取り戻した。
 ベッドの上で、パチリと音がしそうな勢いで、双つの眼が開かれる。
 「よ、よかった、カナ、目が覚め……」
 「たんだな」と俺は続けられなかった。
 スーッと人形のような動作でベッドの上に身を起こしたカナの様子が、明らかにヘンだったからだ。
 「ふむ、ようやっと表に出られたか。この娘も、なかなか粘りおったものよ。或いはこれが「愛」の成せる業かのぅ……」
 俺の方を見ようともせずに、何事かブツブツ呟いているカナに、俺は恐る恐る声をかけた。
 「お、おい、カナ……大丈夫、なのか?」
 「ん?」
 今まで見せたこともないような胡乱げな目つきを向けてきたカナだが、すぐに俺の顔を見て、顔をほころばせた。
 「おぉ、兄者か。うむ、大儀ないぞえ」

173:『巡恋華』其ノ三
10/09/05 18:26:35 h/r4B0uX
 「! お前……誰だ?」
 その言葉遣いのみならず、俺を見る目つきからして、断じて俺の知るカナではない。直感だったが、俺はコレでも自分の兄としての妹センサーに自信を持っている。
 たとえ、99人のカナのソックリさんの中に本物が混じっていたとしても、瞬時にして見分けられると自負しているからな。
 「ホホ……これは異な事を言われるのぅ。妾(わらわ)が「藤堂加奈子」以外の何者に見えると言われるのかえ?」
 「ソレ以外のナニカだ!」
 多重人格か、あるいは悪霊とか狐とかの類いがとり憑いてるのか知らんが、今、このカナの体を使って動き、しゃべっているのは、断じて俺の知るカナ本人じゃない。
 「ふむ……無駄に勘がよいのも考え物じゃな。或いは妹めと同じく「愛」故か……」
 誤魔化すことを諦めたのか、カナモドキ(仮称)はベッドの上に改めて正座する。
 「そうじゃな。確かに、藤堂の末裔であり、加奈子の家族であるお主には、知る権利と義務があるじゃろう。話してしんぜようぞ」
 「お、おぅ」
 意外と往生際のいい相手の態度に少々拍子抜けしたが、俺も隣りのベッドの上に乗り向かい合って胡坐をかき、ひとまず話を聞く体勢を作った。
 「まずは妾も名乗っておこうか。我が名は「華名」─「華麗なる名前」と書いて「かな」と読む」
 「俺は……」
 「存じておる。藤堂陣八。28歳・会社員。独身、彼女もなし。趣味は録り溜めしたてれびの番組を休みの日に観ること。好物は烏賊の塩辛と海王軒の中華蕎麦、それと……加奈子の作る料理なら何でも、じゃな」
 「……正解だ」
 少なくとも、コイツがカナの記憶を読めるというのは確かなようだ。
 「さて、話を始めるにあたって、念のため確認しておきたいのじゃが……兄者よ、お主、両親その他から藤堂家にまつわる因縁話なぞ聞き及んではおらぬのかえ?」
 「カナの記憶が読めるなら知ってるだろうが……俺の家族は俺が19歳の頃に事故でなくなっている。カナの両親も同様だ。
 もしかしたら、俺が大人になったら話してくれたかもしれんが、少なくとも俺は聞いていないな」
 「ふむ、やはり、か。ならば語ろう。優しき陰陽師と、はぐれ者の龍の物語を」
 いつものカナより数段大人びた……まるで、俺よりずっと年上の女性のような深い瞳の色を覗かせて、ソイツが語ったのは、まるで夢のような昔むかしの御伽噺だった。

174:『巡恋華』其ノ三
10/09/05 18:27:03 h/r4B0uX
 今から遡ること600年余り前の話。とある大きな湖のそばにある里の近くに一匹の龍が住み着いた。その龍は、元は高名な龍神の眷属であったのだが、とある失敗から下界に追放されたのだ。
 しばらくは元の主の手前大人しくしていたものの、もともと我侭なタチであったためか、雨量や嵐を制御することと引き換えに、付近の民衆に無理難題を押し付けるようになった。
 エスカレートする龍の要求に困り果てた村人は、隣国に住んでいたとある陰陽師の夫婦に龍退治を依頼したのだ。
 龍と陰陽師夫妻の戦いは3日3晩続いたが、ついに3日目の夜、よこしまな龍が打ち倒され、地に伏す時が来た。
 いざとどめ……という時に、妻の方が夫を制止して、龍に話しかけた。
 なんと龍は、女陰陽師と以前面識があったのだ!
 童女の姿に化けたものの、下界に下りたばかりで右も左もわからなかった龍は、幼い日の女陰陽師と出会い、意気投合し、しばらくのあいだ彼女の家で暮らしていた。ある意味、幼馴染のような存在だったのだ。
 あるいは、もし彼女の家が陰陽師などでなければ、少なくとも彼女が存命中は龍も人として共に過ごしていたのかもしれない。
 彼女の父は寛大であったが、その弟子や出入りの者たちに見咎められ、人でないことがバレることを恐れた龍は、半年ほどして少女の家を出たのだ。
 龍は、旧友であった彼女に殺される、あるいは封じられるなら本望だと目を閉じたが、女陰陽師は首を横に振り、不思議な術を使い始めた。
 それは封印術の一種ではあったが、特定の「物」や「場所」に封じるのではない。
 封印先は、術者自身の体─正確に言うなら、女術師の胎内。子を身ごもったばかりの彼女は、まだ形も定かではない我が子を龍の封印先、いや転生先として選んだのだ。
 「しばしの間だけ、さようなら。そして、今度は敵味方ではなく、母娘として会いましょう」
 女術師の思惑通り、龍は彼女の娘として転生した。
 「華名」と名づけられたその子は、優しい両親に見守られて、スクスク育つ。そして、13歳になる頃、前世の記憶を取り戻したものの、もはやそんなことくらいでは揺るがぬ絆が親子の間には形成されていた。
 やがて成人する頃には、龍としての魂を持つが故か、「華名」は両親をも凌ぐほどの通力を備え、「女晴明」と呼ばれるほどの術師へと成長していた。
 かつての友で今は生みの親となった母同様、想いを交わした男を婿に迎え、子宝にも恵まれ、72歳という当時としては破格とも言える長生きをして、稀代の陰陽師・「藤堂華名」は子や孫に見守られつつ、満足して世を去った。
 ─そこまではいい。むしろ滅多にない幸せな結末だと言える。
 だが、問題は、それが「結末」などではなく、それこそが彼女の苦難の始まりだった事だ。

175:『巡恋華』其ノ三
10/09/05 18:27:39 h/r4B0uX
 「万物は流転し、生ある者は皆死して輪廻す。それはこの世の理じゃ。妾もまた然り。
 じゃが、妾は生まれ変わっても、前世の記憶をすべて保持しておる。おそらくは、核となる魂が人ではなく龍のそれじゃからかもしれぬのぅ。
 生まれた時は、鍵がかかったように封がされておるのじゃが、成長するにつれて徐々にその鍵が緩み、裳着(女子の成人)を迎える13、4歳の頃になると、完全にかつての記憶と人格を殿戻すのじゃ」
 そこまでの長い語りを終えた「華名」は、俺が入れた紅茶をズズッと音を立てて飲みながらひと息ついた。
 「─言いたいことはおおよそ理解した。だが、ソレがアンタの妄想や嘘でない証拠は?」
 真実を知る者だけが持つ説得力のある語り口に、俺は半ば以上信じ始めてはいたものの、それでも何とか反論しようと無駄なあがきを試みる。
 「ふむ、「証拠」かえ。そうじゃな。では……」
 と自らの服装を見下ろす「華名」。
 「この洋装も悪ぅはないが、これから寝るにはいささか窮屈じゃの……ホレ!」
 口の中で何かを唱えたのち、彼女が右手の人指し指で宙に星型の図形を描いた瞬間、カナの着ていた服装が唐突に変化する。
 さっきまでのワンピースとは似てもにつかない浴衣─それもお祭りなどに着て行く華やかなものではなく、寝間着としての無地のソレだ。
 「な!?」
 「ふむ、久々じゃったが、問題なく使えるようじゃのぅ」
 間違いなく、この「華名」がやった事だろう。
 「手品、とかじゃないよな?」
 「たわけ! 手妻の類いで、あれほど一瞬で下穿きまで変えられるか!」
 と、白い浴衣の胸元をめくって見せる。その下からは、何も着けていない膨らみかけた白い乳房がのぞき、慌てて俺は目を逸らした。
 「わ、バカ、やめれ!」
 「フフ……三十路前じゃとは思えぬほど、ウブな男よ。それとも、愛しの妹の柔肌を目にして興奮しておるのかえ?」
 「な、なにを……」
 俺の反論に「ああ、わかっておる、何も言うな」とでも言いたげな表情で、ウンウンと頷く「華名」。
 ちくそー! さっきの話がもし本当だとしたら、相手は結婚出産どころか、子育て孫育てまで経験してる人生経験合計数百年の超ババアだ。口で勝てるワケがねぇ。
 「まぁ、よかろう。それでは、そちらの電気らんぷを、妾の方にかざしてみやれ」
 「こ、こう、か?」
 枕元のアンティーク調の電気スタンドを手に取り、カナの身体を照らす。
 「何が起きるってん……だ…」
 背後の壁に大写しになったカナの影を見て俺は言葉を失った。
 電灯に照らされたとは言え、妙にくっきりとした影。その頭部には、紛うことなく麒麟のような二本の角が存在していたのだから。

#以上で状況説明終り。次回からずっとロリババアのターン!
#そして、最愛の妹を奪われたような状態の兄の心境は次回の冒頭で。

176:『巡恋華』の人
10/09/05 18:58:58 h/r4B0uX
忘れてた!
「夏のカーテン」の続きにワクテカっス!
琴さん、エロかーいいよ、琴さん……

#あ、ちなみに、元ネタがDSなので、「加奈子」も消滅はしてません。
#あと一瞬の衣裳替えは龍時代に身に付けたスキル。応用すれば、簡易魔法少女ネタも!?

177:名無しさん@ピンキー
10/09/05 20:08:00 joX6KbGI
良かった! うまくいけば一粒で二度美味しいロリババアですね!!

178:名無しさん@ピンキー
10/09/06 04:13:07 aWuOxJfR
>>172-176
GJ!!
性欲を煽り立てるロリババアワロスw
カナちゃんは消えてないんですね
それだとそれなりの関係は築けそうだけどけどどうするのか?

そしてロリババアの魔法少女ネタだと…俺得過ぎる
次回も楽しみにしています。

179:名無しさん@ピンキー
10/09/06 19:02:10 qW24aqXI
完全に消えたらちょっと悲しい話だけど、二つあるんだったらラノベちっくでいい感じっすなー

180:名無しさん@ピンキー
10/09/07 19:58:17 CMUv46p1
保管庫あったっけ?

181:名無しさん@ピンキー
10/09/07 23:18:08 oiJqD+DB
>>180
>>14


182:名無しさん@ピンキー
10/09/08 00:31:35 8k/wFvN/
>>176
このババアに煽られ妹だ、妹だと思ってたけど
欲情してたって事実から逃れられなくなるんだろうか?

183:名無しさん@ピンキー
10/09/08 12:09:39 ygOlJacC
夫と歩いていると通りすがりのおばはんに「パパとお出かけ?良かったわねぇ~」と言われて複雑な気持ちになるロリ妻

184:名無しさん@ピンキー
10/09/08 15:09:09 GGRFuE0D
>>183
それは萌えるw

185:名無しさん@ピンキー
10/09/08 19:22:51 mNhLE/1z
>>183
「親子じゃないですっ! 夫婦ですっ!!」
「あらあら、パパのことが大好きなのねえ」
「きー!!!」



カワユスw

186:名無しさん@ピンキー
10/09/08 22:14:35 00ajvwyP
「あら、妹さんの子守り?えらいわねぇ」

「わ、私の娘ですっ!」

187:名無しさん@ピンキー
10/09/09 00:11:51 Pa3/zJdN
本当に姉妹にしか見えない母娘w
むしろ母親のほうが妹に見えたり
萌えるな

188:名無しさん@ピンキー
10/09/09 00:35:20 +a5oI4MP
投下させていただきます。


・ロリババアというよりは合法ロリものです
・続きものです
・今回はエロなしです
・微妙に文体がくどいかもしれません
・まぁ、雰囲気だけでも楽しんでいただければ……


これらが大丈夫な方は、どうぞご覧ください。

189:アンジェリカ
10/09/09 00:35:58 +a5oI4MP
 /1.


 ―今は、夏だ。
 とりあえず、俺はそのことを思い出す。胡乱げな意識の中、僅かな手掛かりを逃さないように。
 電車を降りた駅では、蝉がうるさいほどに鳴いていた。けれどもさて、この場所ではあまり蝉の鳴き声は聞こえない。
 ……電車を、降りた。駅の名前は、確か竜ヶ水だ。山以外何もない、ほとんど訪れる人もいないような場所。
 そんな辺鄙な所に、俺はどうして来たのだろう。
 会いに来た。誰かに。誰かって誰に?
 ……そんなことは、決まってる。
「そろそろ、気が付いたかしら?」
 目の前で発せられた声に―俺はようやく、目を開いて世界を視認する。
 俺は、テーブルにいつの間にか座っていた。
 手元には小さなケーキが切り分けられていて、空のティーカップが添えられている。飲み干したという感じではない。俺はこのお茶会の席に、今ちょうど座った所だったのだ。
 そして、意識を失った。いや、覚醒したと言うべきか。そもそもそんなことは、俺にとっては大したことではない。
 テーブルを挟んだ向かい側には、一人の少女が座っている。
 外見だけで判断すれば10歳にようやく届いたくらいだろう。シックな黒のドレスに身を包み、レースのアームカバーもまた黒で整えられている。ゆったりと伸ばした髪だけはブロンドだったが、それをポニーテールに結わえているリボンはやはり黒い。
 まるで喪にでも伏しているかのように、全身を黒に染め上げている少女。そのせいか、幼い外見の中にどこか大人の気品のようなものを感じさせる。
 そして何より、少女は美しかった。それがまるで、一個の絵画として存在しているかのように。
「……やぁ、アンジェ」
 あぁ。
 やっと実感がわいた。―俺は今年も、この少女に会いに来る事が出来た。
「いらっしゃい、ユート。そろそろ来る頃だと思っていたわ」
 そして彼女は微笑む。
 小さい少女、幼い彼女、しかして俺よりも遥かに永い年月を生きる魔女―アンジェリカ。
「貴方の……貴方達の話を、聞かせて?」

190:アンジェリカ
10/09/09 00:37:08 +a5oI4MP

 ある、ありふれた御伽噺をしよう。
 むかしむかし。ある所に、ごくごく普通の少年がいた。
 特に顔立ちが良い訳でもなければ、賢い訳でもない。野山を駆け回ることが好きな、どこにでもいそうなやんちゃな少年。
 彼は夏の里帰りの度にこの山を訪れ、虫を採るのが好きだった。この山は彼の遊び場であり、縄張りと言っても良かった。
 しかし―偶然か必然か、ともあれ不運は起こる。
 縄張りであったはずの山。そこで彼は道に迷い、足を踏み外し、崖から転落してしまったのだ。
 ― 一瞬の、衝撃。
 全身を激痛が駆け抜け、血は体から流れていく。少年は死を覚悟した。覚悟というか、自分は死ぬのだな、と理解して納得したというのが正しい。
 しかし、そんな時“魔女”は現れた。
 現れて、少年にこう囁いた。
 あなたを助けてあげましょう。
 けれどその代わりに、あなたは私の言うことを一つ聞かなければなりません。
 そういう契約。
 無償の奇跡など存在しない。あるのは契約と代価だけ。助かるためには、自分の何かを差し出さなければならない。
 けれど少年は一も二もなく頷いた。一つには事の重大さがよく分かっていなかったということもあり、もう一つには、何より生存への欲求が彼を突き動かしたということもあった。
 かくて、少年は命を長らえた。
 それでも、そこで話は『おしまい』とはならない。当たり前だ。少年の生き死により、物語的には支払わされる代価の方が重要に決まっている。
 魔女が少年に望んだ代価、それは―



「―しかし、まぁ。命の代償がただ『会話すること』ってのは、未だによく分からねえな」
 俺はアンジェが紅茶を淹れるのをじっと見ながら、言った。
 年に一度アンジェの館まで行き、彼女と会話をする。内容は、その年に世界がどう動いたのか―それを、この魔女に伝える。
 それが、俺の命の代価。
 だから俺はアンジェに救われた11歳の夏から毎年欠かさず、彼女の元へ訪れている。……『彼女の元』、といっても、ここがどこなのだか俺には良く分かっていないのだけど。
『分からなくてもいいのよ。意志さえあれば私の元へ辿り着けるようになってるから』
 そう、彼女は言う。彼女の話によると、彼女の館を中心にこの山にはケッカイが張ってあって、それがセンテイジュツシキの役割を果たしてあるらしい。
『私に敵意がある者は絶対に来れないし、私に好意を寄せている者は絶対に来れる。つまりは、そういう魔法なのよ』
 ……とはいえ、そんな事を言われたってこちらはサッパリだ。俺に分かったのは、どうやら具体的な場所が分かっていなくてもこの館に辿り着けるらしいということと、道を覚えていないのはその魔法のせいらしいということ。
 この山を登ってアンジェの館まで辿り着くのは骨だと思うのだが、その苦労も俺は覚えていないので、何て事は無い。
 命の代価としては、安すぎるほどに安い代物だった。

191:アンジェリカ
10/09/09 00:38:20 +a5oI4MP
「俺はてっきり、魂でも取られるのかと思った」
「それなら、貴方を助ける意味なんてないじゃない」
 アンジェは呆れ顔をしながら、俺のカップに紅茶を注いだ。
 真夏に紅茶なんてうんざりしそうなものだが、不思議と屋敷の中はひやりと涼しかった。魔女の屋敷にクーラーなどあるはずがないので、きっと魔法でも使ったのだろう。
 『魔法でも使ったのだろう』なんて。俺の思考も随分と、アンジェに引きずられている。
「まぁ、ねぇ。深い意味はなかったのよ。代価無くして魔法は使えないからね、とにかく貴方から何かを貰わなくてはいけなかった。それで、その時一番欲しかったのが、館の外の知識」
「それで、年一での訪問?」
「平たく言うとそう。難しく言うと、時間と知識の強制徴収ね。私はここから滅多に動かないし、色々外のことを知るのには誰かから聞くのが一番良かったのよ。
 ―角砂糖、2つでいいの?」
「あぁ、うん。いつもので」
「相変わらず、甘党なのねぇ」
 良くないわよ、とでも言いたげな口ぶりで、アンジェは俺の前にカップを置く。
 ……ともかく、だ。
 この魔女は単に話し相手が欲しかっただけ、ということらしい。
 こんなことでいいのか、と少し思う。少なくとも俺は命を助けられたことを恩義に感じていて、アンジェの為なら大抵のことはやるつもりでいるのに。
「さて。準備も整ったことだし、そろそろ貴方の話が聞きたいわ」
「あぁ、うん」
 しかし目の前の小さな魔女は、まさに『こんなこと』がお望みなのだった。だとすれば、応えない訳にもいかない。
 ―俺は一つ一つ、用意してきた話題を語りだす。世界の事、日本の事、俺の周りに起きた出来事。
 アンジェの興味は、話す話題によって明確に差が出るようだった。
 例えば世界首脳が集まってのサミット、だとかいうものにはあまり興味を示さない。『ふぅん』とか『へぇ』とかでお終いだ。
 けれど俺が昨日どんな本を読んだか、とかいう話題だと、途端に食いついてくる。俺の主観的な意見を聞きたがるのだ。だから俺が何とも思わないような遠い世界の事柄は、あまり食いつかないということらしい。
 そのため『世界がどう動いたか』ということを伝える契約の割には必然と雑談が多くなり、本当にただのお茶会のようになってしまう。
 これもまぁ、毎年の事だった。
「あぁ、そう言えば……今年の夏は、馬鹿に暑いよな」
「あら、そう?」
 そして話題は既に、そんなしょうもない所に流れつつあった。
 アンジェは頬に手をやり、きょとんとする。魔女は暑さにも強いのだろうか。
 ……まぁ、そうだろう。暑さに強くなければ、こんな黒づくめの格好もできまい。
「私は、特に何とも思わなかったけど。そうねぇ……言われてみれば確かに、普通の人間には堪える暑さかもね」
「そういや学校の授業で習ったな。地球温暖化で世界の気温が上がり続けてるっていう―」
「……何それ?」
 首を傾げるアンジェ。彼女にとって科学とは彼岸の領域、つまりは全くの管轄外だ。

192:アンジェリカ
10/09/09 00:39:01 +a5oI4MP
 俺は学生時代以来しまいこんでいた科学の知識を頭から引っ張り出し、掻い摘んで地球温暖化のメカニズムを説明する。温室効果ガス、海面上昇、エトセトラエトセトラ。
 門外漢の俺の説明はたどたどしかったが、それでもアンジェは興味深かったようで、「なるほど」と一つ頷いた。
「発展と進化の代価、と言った所かしら。急速な進歩と享楽を求めた結果、自分の首を絞めるようになったという訳ね」
「まぁ、そういうことだろうな」
「しかし、人類というものはいつまで経っても変わらないものねぇ」
 アンジェは一口紅茶をすすり―会心の出来だったのだろうか―ほぅ、と満足げな息をついた。
「利用できるものは利用し、貪り、奪い尽くす……相も変わらず元気そうで何よりだわ」
 文面だけ見れば皮肉としか取りようのない言葉だが、表情から察するに本心らしい。相変わらず、彼女の考えることは読み取りづらい。
「いや……そこは何と言うか、自然と共存できぬ愚かな人類め、みたいな感じになるんじゃないのか。超越者的な意味で」
「いやね、ユート。私は魔女であって仙人じゃないのよ」
 くすくす、とアンジェは笑う。その姿だけ見たら、万人が『魔女』というよりは『魔女に憧れる子供』と思うだろう。
「それに自然と共存なんてことになったら、個人としてはともかく種としては破滅ではないかしら? 善悪はともかく、環境に対する征服欲がこれまで人類を突き動かしてきたのだから」
 しかし、俺は彼女が間違いなく『魔女』であることを知っている。だからこんな見た目に似つかわしくない話題が出ても、すんなり受け入れることができた。
 何しろ彼女は、『人類』を語れるくらいにはこの世界を生きてきたらしいのだから。
「そんなものかね」
「そんなものよ」
 かたり、と目の前の魔女はカップを置いた。視線は前へ……いや、俺の方へ。
「でも……私は人類よりも、目の前の貴方の方が気になるわ」
「……え?」
 俺はと言えば、その言葉に目を丸くするしかない。
 俺の主観的な意見を聞きたがる、というのはいつものことだ。ただ、俺本人のプライベートに対して、アンジェが踏み込んでくることは殆んどない。
 俺のことを聞きたがる―それはこの14年間で、ひょっとしたら初めてのことかもしれなかった。
「俺のこと?」
「そうよ、貴方のこと。そうねぇ、さしあたっては……」
 アンジェは指を組み、肘をついたままのポーズで可愛らしく小首を傾げて見せる。黒いレースのアームカバー、肩から手の甲まで覆うそれから伸びた指は、まるで白魚のように白い。
「この一年で恋人が出来たかどうか、とか」
 ―少し、どきりとした。

193:名無しさん@ピンキー
10/09/09 00:41:33 +a5oI4MP
とりあえず、今回はここまでです。
お目汚し失礼しました。

194:名無しさん@ピンキー
10/09/09 03:28:14 HuElQFg9
よくも悪くもラノベすなあ

195:名無しさん@ピンキー
10/09/09 14:01:02 C4NQGJ2o
続きが気になるぜ
楽しみだ

196:名無しさん@ピンキー
10/09/09 18:04:04 B3oNTk1j
>>193
乙!!
続き待ってる


そういやあんまりラノベって読まないからわからんが
良いロリババア居るの?

197:名無しさん@ピンキー
10/09/09 18:08:59 1WzJUmn7
>>196
「サーベイランスマニュアル」の寧が好きです大好きです。
「神様のおきにいり」と「もふもふっ 珠枝さま!」の珠枝さまも好きです。
ただ珠枝さまは続刊が出る希望があまり無いみたい。

198:名無しさん@ピンキー
10/09/09 18:58:49 C4NQGJ2o
>>196
実際の年齢は出てこないが、「這い寄れ!ニャル子さん」は合法ロリ&合法ショタの

ん?
あれは何だ窓に!まd

199:名無しさん@ピンキー
10/09/09 19:34:47 s8VvsS7v
>>198のSAN値は犠牲になったのだ…

200:名無しさん@ピンキー
10/09/09 19:37:29 b7qtqT23
>>193
会話で読ませるパワーがあるな。乙ー

あんま読んでないけど、探せばロリでもロリババアでもそれなりにいるっぽい。
いまのとこ化物語ぐらいしか読んでないな。

201:名無しさん@ピンキー
10/09/09 19:46:11 Hm9McF9C
ごく普通の二人は、ごく普通の恋をし、ごく普通の結婚をしました
でも、ただ一つ違っていたのは…

奥様は合法ロリだったのです

202:名無しさん@ピンキー
10/09/09 20:52:43 l3u1GEeG
>>201
素晴らしい、タイトルはもちろん「奥様はロリ」だな

子持ちのロリ妻にも何とも言えないエロさがある

203:名無しさん@ピンキー
10/09/09 21:44:59 Pa3/zJdN
>>188-193
GJです!!!
続きが楽しみですお

>>201-202
人妻子持ちで熟女な合法ロリハァハァ

204:最悪の出逢い~茅毬の災難~その1
10/09/10 01:27:29 xs4+Gu5Z
投下いたします
プロローグとして>>121の小ネタを見ていただけると嬉しいです

けたたましい目覚ましの音が鳴り響き、私は目を覚ます
「う・・・ん」
すばやく目覚ましを止め、まだ寝ている頭を無理やり覚醒させた
朝か
私は起き上がり、すぐに台所へ向かう
通路に立ち塞がるダンボールたちを乗り越え、あるいは退かし、目的地へ
一昨日引っ越してきたばかりの狭いアパートは、まだ荷物のほとんどがダンボールにつめられており、お世辞にも片付いているとは言えない
なんとか引越し初日に取り付けることの出来た冷蔵庫を覗くと、卵がふたつ、余っていた
今朝は、玉子焼きにしよう
卵をふたつ取り、割ってボウルの中に入れ、かき混ぜる
何のことない料理だが、妻に先立たれたばかりの頃は、こんなことをするのにも一苦労だった
『雄兵くん』
記憶の中、妻が呼ぶ
『ほんとに大丈夫かなぁ』
困ったような、ぽやぽやとした表情や、ふにゃふにゃとした声
「・・・重症だな」
いつの間にか視界が霞んでいるのに気づき、私は袖で目じりを拭った
感傷的になっている暇はない
会社に出勤するまでにはまだ時間があるが、小学校の登校時間は、どうも早い
急いで作り終えた玉子焼きを二分し、皿に載せ、簡素な野菜を盛り付ける
後は二人分の茶碗にごはんをよそって、机代わりの大きなダンボールに置くだけ
そして仕上げにまだ眠っている娘を起こせば終了だ
小さく丸まってタオルケットに包まれて眠っている娘を見る
よく『天使のような寝顔』というが、納得である
娘の寝顔を見ていると、今日も一日頑張れそうだ

205:最悪の出逢い~茅毬の災難~その1
10/09/10 01:28:09 xs4+Gu5Z
「音色(ねいろ)、起きなさい、もう朝だぞ」
毎度、可愛い娘の眠りを妨げるのは気が引けるが、だからといって学校に遅刻させるのは、親として失格である
「んー」
不機嫌そうに寝返りをうつ、娘の小さなお腹がパジャマから顔を出した
女の子だというのに、これはいかん
「こら音色、だらしないぞ」
「ん・・・おとうさん?」
「朝ごはんできてるから、早く着替えておいで」
「うん・・・」
やっと目を覚ました音色は、しばらくぼーっとしていたが、やがてどんどん傾いていき
ばふっ
と布団に倒れこみ、また寝息を立て始めた
「まったく」
私は苦笑して、また愛娘を起こすために立ち上がるのだった

伊勢野 茅毬(いせの ちまり)は背が小さい
どれくらい小さいのかと言うと、それはもう小さい
そして壊滅的に童顔である
ひとたび外を歩けば、知らないおばちゃん、おっちゃんに
「おつかい?えらいわねぇ」
「どうしたの?迷子?」
「ちいせぇのに偉いなぁお嬢ちゃん、お魚一本おまけしとくよ」
「お嬢ちゃん可愛いね・・・ハァハァ、い・・・いくつなのかなぁ・・・」
などと言われてしまうのである
ついでに学生時代のニックネームは総じて『ちび毬』だった
これは彼女にとって非常に不名誉なことである
男には特殊な性癖のヤツ以外からは言い寄られることもなく、女からはマスコットとして扱われ
こうして二十四歳になった今でも、彼女には男性経験と言うものがなかった
「んぐんぐっぷはぁーっやっぱ朝缶サイコー!」
だからこうして朝っぱらから缶ビールを空けて、オヤジくさい行動をしようが何しようが、彼女にはあまり関係がないのである

206:最悪の出逢い~茅毬の災難~その1
10/09/10 01:28:44 xs4+Gu5Z
「どーせあたしなんかに気のある男なんてロ○コンくらいのもんよ!」
開き直りついでに叫ぶ外見幼女、伊勢野 茅毬
もはや目も当てられない状況であった
「ああ、もうすぐ仕事かー」
こんな体たらくでも彼女は一応社会人
「さーってと、今日も先生すっかなー」
この女、これでも幼稚園勤務である

のんベー状態なので、車は使わない、というか持っていない、足が届かないから
戸締りを適当にして、家を出てふらりふらりと歩き出す
その道の途中で、ある男性とすれ違った
小学生の女の子と並んで歩いている
既視感のある顔だ、と茅毬は思う
『ああ、ありがとうお嬢ちゃん、助かったよ』
刹那、記憶がフラッシュバック
「あああっ!!中年男!!」
思わず叫んでしまった
二週間ほど前、自分をお嬢ちゃん呼ばわりした挙句、頭を撫でた失礼な男
あの日から茅毬はあの男をぎゃふんと言わせようと心に決めていたのだ
これはまたとないチャンスである
しかも、男はこんな時間から年端もいかない女の子を連れまわしているではないか
「犯罪のにおいがする・・・ロリコ○許すまじ!!」
茅毬は中年男と少女の尾行を開始した

207:最悪の出逢い~茅毬の災難~その1
10/09/10 01:29:15 xs4+Gu5Z
娘と二人、娘が通う新しい小学校へ向かう
小学校最後の一年間だけだが、それでも実りある一年になって欲しい
思えば、私は妻が亡くなってから、仕事に一層力を入れるようになり、あまり音色に構ってやれなかった
だからせめて、学校では沢山の友達を作って、楽しく過ごして欲しいと思う
「もうすぐ新しい学校だな、音色」
「そうだねー・・・」
音色はまだ眠そうだ、時折こしこしと目を擦りながら、ぽつぽつと相槌を返す様がなんとも微笑ましい
そんなことを考えているうちに、学校の校門に到着していた
「さ、行っておいで」
「うん、じゃあおとうさん、仕事頑張ってね」
「ああ」
娘を送り出し、学校を後にする
立ち止まり、振り返ると、校舎からは楽しげな笑い声が響いて来る
どうか、娘に充実した日々を
そう願い、私はまた歩き出した

「が、学校・・・?」
茅毬は唖然としていた
彼女の尾行していた中年と少女は、彼女の予定ではいかがわしいホテルに入るはずだったのだが
何のことは無い、目的地は学校だった
「なに!なんで・・・そんなつまらないオチなの!?」
あの二人組みは要するに援助交際をしてる不埒者ではなく、ただの仲睦まじい親子だったのだ
「疑ったあたしが悪者みたいじゃない・・・」
彼女はプライドが高く思い込みが激しい負けず嫌いの意地っ張りだが、悪人ではない
いくら自分を馬鹿に(本人はしている気が無くても)した人間だろうと、頭に血が上って、勝手に仲のいい親子を援助交際だと思い込んでいたそんな自分が許せなかった
そうして打ちひしがれていると
「どうしたんだい、お腹が痛いのかい?」
真上から、声がした
「えっ・・・」
顔を上げると、あの中年男性がこちらを覗き込んでいる
「おや、君は・・・」
男性は茅毬のことを覚えているのか
「あの時の子だね」
そう言って笑った

208:最悪の出逢い~茅毬の災難~その1
10/09/10 01:29:40 xs4+Gu5Z
「大丈夫?具合悪そうだけど・・・無理しないでおじさんに言ってごらん?」
優しい、慈しむような顔
そういえばこの男は子持ちだったか
これが父の顔というものなのだろうか
とくん、と胸が高鳴る
「あの・・・あたし、具合悪く・・・ないです」
茅毬は自分の鼓動が速くなっているのに少し戸惑いながらそう言って立ち上がった
今すぐにでも駆け出したい
身体中から変な汗が出て、顔はゆでだこのように真っ赤
茅毬は初めて感じる不思議な気持ちに動揺していた
「顔、真っ赤じゃないか、おじさんがついていってあげるから、さ、行こう」
男性は茅毬の手を掴み歩き出す
「おじさんは、久崎 雄兵(くざき ゆうへい)っていうんだ」
まだお互い名乗ってなかったからね、と、男性は言った
手を引かれながら、真っ赤になって俯いていた茅毬は小さく「伊勢野、茅毬です・・・」と返すのが精一杯だった
口の中で、反芻してみる

雄兵

久崎 雄兵

雄兵、さん

その響きは、どことなくくすぐったくて
「えへっ・・・」
小さく漏らした微笑
悪戯をするかのようにそっと口に出す
「雄兵さん」
雄兵は呼ばれたことに気づかず歩き続けている
それがなんだか楽しくて、くすぐったかった


209:最悪の出逢い~茅毬の災難~その1
10/09/10 01:30:07 xs4+Gu5Z
「それじゃあよろしくお願いします」
「・・・・・・」
たどり着いたのは、木製のタイルを敷き詰めたような床に、ベットが三つほど置かれた狭い部屋
「はい、ありがとうございました」
「・・・・・・」
白衣を着た女医がにこにこしながらお礼を言う
「いえ、それじゃあ」
「・・・・・・」
そう言って久崎 雄兵は部屋を後にする
「はい、じゃあ出席番号ここに書いてね」
「・・・・・・」
そう、ここは小学校の保健室
「・・・・・・」
「学年はー・・・・六年生かな?」
小学生の、来る場所
「・・・・あの」
「ん?どうしたの?」
「あの中年オヤジーっ!!!!」
「ひゃあっ!」
茅毬は力の限り叫んだ
「二度も子供扱いしくさって・・・覚えてろーっ!!!!!」

210:最悪の出逢い~茅毬の災難~その1
10/09/10 01:33:59 xs4+Gu5Z
以上です
PC規制が解除された喜びでやった、今は反省している
夏のカーテンの方も並行して作っていきたいななどと甘い考えをしている次第
出来ればお付き合いください

カテゴリとしては
温いシリアス 夏のカーテン
温いほのぼの 最悪(ry
となる予定です

211:名無しさん@ピンキー
10/09/10 01:45:05 uRrOnLbZ
小ネタからここまで発展させるとは…職人恐るべし…

212:名無しさん@ピンキー
10/09/10 01:59:12 97P7B1WB
これはなかなか親近感の持てるお人。
一緒に焼肉とビール飲みいきたい。

213:名無しさん@ピンキー
10/09/10 02:02:48 lgKCKnEU
>>210
乙!!
夏のカーテンの人だったのかw
素晴らしいその文才に嫉妬

しかし雄兵くんは良いパパンだw
茅毬ちゃんの性格を考えると最高の旦那だと思うが
亡くなった奥さんの事を考えると結構厳しそう
頑張れ合法ロリっ娘w

夏のカーテンも待ってますお
琴さんが可愛い過ぎて(ry

214:名無しさん@ピンキー
10/09/11 08:28:44 pWTPkLnm
>>125-131
ビッチな淫乱合法ロリ家庭教師の続きマダー

215:名無しさん@ピンキー
10/09/11 19:59:32 zswuQ5V7
オレも合法ロリ婚したい

216:名無しさん@ピンキー
10/09/12 18:03:07 9m/I5s3G
俺も年上の合法ロリ美女を娶りたい

217:名無しさん@ピンキー
10/09/12 22:10:10 KGqQQuc2
投下来い

218:名無しさん@ピンキー
10/09/13 08:56:07 G3JVvcYi
「マクロスF」で、ゼントラディ(巨人族)のクラン・クランってムチムチプリンのアダルト女性が、
マイクローン(人間化)装置で小さくなると、何故かょぅt゛ょ化するって設定があったけど、
(普通はマイクローン化しても年齢や体型は変わらない)
その応用で、マクロス初代のミリアみたく40歳超えた年増のゼントラ女がマイクローン化すると、
なぜか11、2歳のロリっ子になる……とか言う話も、ここの範疇かな?
たとえば、本来は部下である新米社員に「お兄ちゃ~ん」とか言って甘えたりとか。
(無論、新米社員は、その娘が上司本人とは知らず、上司の親戚と勘違いしてたり)



219:名無しさん@ピンキー
10/09/13 13:39:48 fL6ihsJr
幼女社長か。萌えますな

220:名無しさん@ピンキー
10/09/13 14:00:12 /TfwCth8
いいねそれ

ロリゼントラとヴァルキリー内でドッキングしてデカルチャーしたい
「ひあああ!○○のが中で暴れてキューンキュン、キューンキュン私の彼はパイロット~してるよぉっ」て感じで絶頂すんの

221:名無しさん@ピンキー
10/09/13 17:26:01 iHkK+sRh
っていうか普通にクランが好きにきまっちょる。

222:名無しさん@ピンキー
10/09/13 19:24:59 /TfwCth8
そういえば成人女性が若返るのは合法ロリになるのかな

223:名無しさん@ピンキー
10/09/13 20:22:55 LAu61Cfe
>>218-219
直接会ってる上司が正体をバラさずプライベートでロリ化してお兄ちゃんと甘えてくるのも良いけど
直接会った事の無い更に上の上司が合法ロリ、ロリババアで 自分の正体をバラさず甘えてくるのも良い

>>221
クラン良いよね

>>222
話の展開次第でありでは?

224:『巡恋華』の人
10/09/13 22:01:52 ppNe6PpO
「アンジェリカ」続き楽しみにしちょります。「最悪の出逢い」も期待大!
>218
マクロス設定は私も好きですが、やや汎用性に欠けるので、「実験段階の若返りマシーンを試してみたらロリ化した年増女社長」と新入社員で書くといいかも。

では、相変わらず蝸牛の歩みのごとき拙作を投下致します。

225:『巡恋華』其ノ四
10/09/13 22:02:39 ppNe6PpO
 スーハーッと深呼吸して、ひとまず自分を落ち着ける。
 「OK、了解、わかった。お前さんが言ってるコトをひとまず信じよう。話の流れからすると、アンタは俺達藤堂家の御先祖様で、かつ藤堂家の血筋の女性の中に転生する、でいいのか?」
 「うむ。やはり、兄者は勘がよいの。その通りじゃ」
 「華名」は、成績の良かった我が子を褒めるような表情で満足げに頷く。
 「て言うか、何で俺のことを「兄者」と呼ぶんだ? 精神的に見れば、アンタの方がずっと年上だろう?」
 「そう言われてものぅ。妾(わらわ)はこれまで、加奈子の意識の裏で微睡みつつ夢を見ていたような状態じゃった。その夢の中で、加奈子である妾は、お主を兄として暮らしてきたのでな」
 成程。カナの記憶が見れると言うより、傍観者として常にカナとともにあった存在だから、カナや俺のことを熟知しているのか。
 「偉大な御先祖様に会えた事自体に感慨がないわけじゃないが、今俺が知りたいのはただひとつ。
 ─どうやれば、アンタを追い出す、あるいは消してカナを元に戻せる?」
 迂遠な聞き方をしても仕方ないので、この際、真正面から直球を投げる。
 「ふむ……少し誤解があるようじゃな。妾(わらわ)は、何もこの者の身体に取り憑いたり、同居しておるワケではないぞえ。表に出ている人格こそ違って見えど、妾もまた「藤堂加奈子」には相違ない」
 対面のベッドの上に横座りした「華名」が苦笑する。
 「? どういうことだ?」
 「そうじゃのぅ。なかなか巧い比喩が見つからぬが……魂というものを氷山に譬えてみようか。俗に「氷山の一角」などという言葉があるが、人間の表に出ている部分も魂のほんの一部分だと言ってよかろう。
 あるいはサイコロで、上を向いて壱の目が出ているとしても、サイコロ自体には他に弐から六までの目もある、と言ってもよいかの」
 いわゆる表層意識と潜在意識、あるいは無意識ってヤツかね。

226:『巡恋華』其ノ四
10/09/13 22:03:06 ppNe6PpO
 「……つまり、カナという人格は水面から見えている氷山もしくは壱の目で、アンタはそれ以外の部分だと?」
 「然り。故に現在のこの体は、先の氷山の譬えで言うなら、ひっくり返って今まで水面下にあった部分が水上に出て、代わりに今まで水上に出ていた部分が水面下にある……とでも言うべき状態なのじゃよ」
 細かい事はともかく、おおよそのイメージがわかった。
 「ん? それなら、もう一度氷山ないしサイコロをひっくり返せば、またカナがまた表に出られるんじゃないのか?」
 「─さすがに兄者は鋭い。理屈では確かにその通りじゃ。しかし二つ……いや三つばかり問題があってのぅ」
 「華名」はいつの間にか、横座りの姿勢からキチンとした正座へと姿勢を改めていた。
 「まず、最初の問題は妾の意思。妾自身に変わってやる気がなければ、そも入れ替わりは起こらぬ。ま、コレについては条件次第では飲んでやってもよいぞえ」
 「本当か!?」
 「うむ。ただし、先ほど言ぅた通り、条件次第じゃがな。
 ふたつ目は、霊的な観点に基づけば、現在の状態のほうが自然ということじゃ。
 先の氷山の譬えで言うなら、水中に浮く物としては今の体勢のほうが安定してるとでも言うべきかの。
 ─兄者も加奈子本人から聞いておったろう? ある日突然入れ替わったわけではなく、妾は少しずつ表に出るようになっていったのじゃと」
 確かに、そんな話はしていたな。
 「安定した体勢で浮いているものを無理やりひっくり返して不安定な態勢に戻す……兄者の言っておるのは要はそういうことじゃ。それには少なからぬ労力がいるし、また一度その姿勢にしたとて再度ひっくり返らぬとも限らん」
 「……」
 不自然な行為だと言いたいのだろう。確かに、稀代の陰陽術師であり何度も転生を繰り返してきた「華名」にしてみれば、当然の観点なのかもしれない。
 しかし。

227:『巡恋華』其ノ四
10/09/13 22:03:47 ppNe6PpO
 「─それでも、俺はカナに会いたいよ」
 残酷なことを言っているという自覚はある。
 目の前の女性も、俺自身は知らなかったとは言え、あるいは俺達とともに暮らしてきた「家族」と呼ぶべき存在なのかもしれない。
 それなのに、俺はカナを、加奈子を選び、「華名」にその体の主導権を譲れと迫っているに等しいのだから。
 「……仕方ないのぅ。他の者ならともかく、兄者にそんな顔をして弱音を吐かれてしまっては、妾も胸が痛む」
 それなのに、この幼い体に宿る御先祖様は、少しも俺を責めようとせずに、逆に慈しむような目で見つめてくれる。あたかも、やんちゃしたり我儘を言ったりしている幼子を見守るように。
 「まぁ、よいじゃろう。先ほども言うたとおり、兄者がこれから妾が出す条件を飲んでくれれば、加奈子の人格が表に出られるよう、協力してしんぜよう」
 こういうオカルティックな非常識事態で、その専門家の協力を得られるというのは、非常に有難いのだが、何かが引っ掛かる。
 「一応、念のために聞くが、俺に出来ることだよな? あと、あんまり金も持ってないぞ」
 「ホホホ、無論。兄者が万年金欠なことなぞ、妾は元より加奈子とてお見通しぞ?」
 なにィーーっ!?
 「……マジで?」
 「うむ、マジじゃ。なんなら、今月の通帳の残高を当ててみようかの?」
 それは勘弁してほしい。
 「安心せい。さして大金のかかることではないわぇ」
 「さして」ということは多少はかかるのだろうが、俺としては、カナを取り戻せるなら仮に腎臓売っても惜しくはないのだから、否やはない。

228:『巡恋華』其ノ四
10/09/13 22:05:03 chV4kw/2
 「その……条件と言うのはじゃな……」
 と、ココで突然「華名」がモジモジし始める。
 つい先ほどまでは、外見はともかく、精神的には確かに俺よりずっと年上の人間らしい余裕と懐の深さを見せていたのに、今の彼女の様子は、まるで外見相応の年若い少女のようだ。
 「? 何だ? そんなに言いにくいことなのか?」
 「う、うむ……その、明日明後日は土曜日曜で兄者も加奈子も休みであろう?
 日曜の深夜には加奈子を戻す儀式をする故、それまでの丸二日間は、妾と「家族」として一緒に過ごして欲しいのじゃ」
 ……へ?
 無理難題をフッかけられるだろうと想像していた俺は、拍子抜けしてしまった。
 「そ、そんなコトで……」
 「いいのか?」と聞きかけ、だが、彼女の瞳に宿る真摯な懇願に気づいて口を閉じる。
 何を意図してそんなことを言ってきたのかは知らないが、少なくとも冗談や気まぐれの類いでは無さそうだ。
 「─わかった。この週末限定で、「華名」のことを俺の妹として扱う。それでいいんだな?」
 そう言った途端、彼女の顔がパッと綻んだ。あるいは、今の表情だけ見れば、カナより幼いかもしれん。
 「そ、そうか。うむ、礼を言うぞ、兄者」
 「ばーか、どうせ礼を言うならコトが終わってからにしてくれ」
 まだ「儀式」とやらの詳細は聞いていないが、どうせ俺が聞いてもよくわかんねーだろうし。
 (少なくとも「華名」が俺を騙したり裏切ったりするとは思えない……って、俺、随分とコイツのこと信用してんのな)
 まぁ、本人の言葉を借りれば、彼女もまた「加奈子の知られざる一面」なんだし、な。
 とりあえず、今夜は色々なことがありすぎた。精神的疲労も限界だし、さっさと寝ちまおう。
 俺は、ベッドの上から降りると、天井の電灯を消し、枕元の電気スタンドのほの暗い光の元で、スーツとYシャツ、そしてズボンを脱ぎ、Tシャツ&トランクスというラフな格好になって、布団に入った。


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