10/06/28 16:07:54 WziT/4+G
>>1乙
ババア、結婚してくれ! ……っと即死回避
3:名無しさん@ピンキー
10/06/28 16:27:14 qJitUCiQ
.. -―- . .
. :´_:> ¨ 二二o ミ: 、
/≦/,. イ´: : ヽ:ムィ,:ミヽ\
/ . o/ /: _:z=ミノ′  ̄`7:ヽヽ
/ .:../ / : : > __ ヽ 小 人
′.:.:.:l /: :ィ´ __ ´ ̄` ∨:| `Y´
i .:.:.:.:. |{o:.:7 /⌒` /z≦ミV:l 人
}.:.:.:.:.:八:.:. { _ミ ' {爽:.} }V{. `Y´
|.:i .:.:.:.人.:.:i, ァ'r爽ミ Vツ ':ト、
}小.:. `Y´:∧ 《. VY+:} . :ヽ: ´ i: .\
V.:.:.:.:.:.:.:i⌒ ` `ニ´ . ーヘ 从:{⌒ >>1乙だね。
/:イ:./:,:.:.人廴,、 `「 ノ イヽ{`
ノ7フイ}/}:イ:i:/≧7> . ー ´,. く:::}ハ
i::/∨ノ:.ヽ':/:/`ヽ:::::::i≧,=rv爪} (フ⌒ヽ\
|:{\:\:.::::V ∧:.:.:|V / フTY 、ヽ `ノ 〉
|:|i\\:::::::| \ ∨:}.{ ' / }、 ヘノヽ
|:||:.:.i\:::::人 ` V 〉、 _ノV/ヽ `ーヽ
|:||.:.:|:.:.:i:〈\ ___ ノニ{/ / \/ i\ }
|:||:.:.|:.:.::::::≧.┬ ' / / ノ ` ー'′
ヽ|.:.:|:.:.:::::::::::::∧ ′ / }
\ .:.:::::::::∧ハ .ノ ノ ∧
\:__;イ 丶 ¨´ / }
∧{`vヘ ∧
/ 〈/i r’ / }
4:名無しさん@ピンキー
10/06/28 22:49:07 npYQ1abC
>>1乙
・・・だと・・・?
5:名無しさん@ピンキー
10/06/29 01:37:09 7D5RuH5o
はーい、>>1ちゃんよくできましたー。
でも前スレの容量を見ると、ちょっと早すぎたかもですねー。
>>1ちゃんはあとで先生と一緒に『すけすけみるみる』ですよー
6:鬼と狐と軍曹殿
10/06/29 07:09:36 O3JoicKP
>>1は建て替えお疲れ様です
なんかタイミング的に間に合ったので、この第2スレッド一番乗りのSSを投下させて頂きます
今回の要素
【夢】
それでは次レスからですー
7:夢魔の夜、貴方に逢う者がいる
10/06/29 07:11:05 O3JoicKP
ヒトは、夢の中で己の願望を満たす、という学説がある。
脳科学の発達した現在では「夢は脳が記憶を整理する際に見る、日常の再編である」とかいう説が主流を成しているが、未だこの学説よりも、夢=欲望と見るモノは多い。
特にその種の欲望の中でも「異性」や「快楽」に関する夢は特に多いとされ、宗教家やオカルティストが語るところによるとそういう夢は「サキュバス」「インキュバス」という悪魔が人間を唆し見せるものだというのだが……。
>>>
目が覚めた、と思った。
だけれど、そこに見えたのは一面の黒の世界。それと、そこにぽつんと存在する薄いピンク色の大きなベッド。
―そして、ベッドの上に肢体も露わなネグリジェで横たわる一人の幼女。
「こんばんわ、人間様。ちょっとセックスしてもらいに、あなたの夢にお邪魔させてもらったわ……それにしても、最近の人間様って、変な性癖してるのね? こんな未成熟な体が好きなんだ?」
その幼女が幼年期特有の舌足らずな声でしゃべる間にも、俺の体はふらふらとベッドに近付いている。
……自分の思考がただ一つのことに支配されている。
目の前の幼女を心のゆくまで犯す。絞りつくすほどの白濁で汚す。穴という穴を凌辱する。
「……さて、最初は口かしら? それともアナル? やっぱりヴァギナかしらね? あ、ちょっと趣向を変えて髪コキもいいかもしれないわね?」
深紅の髪をかき上げながら、未成熟な肢体に爛熟した色気を伴うその幼女が告げる。
どれでもいい、と思いながらその幼女を抱きしめる。わずかに骨ばって、肉の少ないその肢体が愛らしい。
「あは―人間様は手が早いね……よしよし」
頭をなでられる。なんだか馬鹿にされている気もするが、そんなことよりは目の前の体だ。
小さな乳房にぽつりと立ち上がった乳首を甘噛みする。
「ん、ぅん……」
俺の頭をなでながら、幼女が身をよじる。
「もぅ、本当に人間様ってカワイイ……ん、あふ―っぁ」
手を伸ばし、乳首と一緒に股間を刺激してやる。蜜があふれる、という表現ではないものの、男を受け入れるのには十分に湿っているその部分はしっとりとした感触を指先に返してくる。
指を伸ばして内部に侵入すれば、複雑な形をした膣の感触が迎えてくれる。
「ん、ゃ……なぁに? もう中に入りたいの? ―あんまりがっつくと、現実で女の子に嫌われちゃうゾ?」
そんなもの関係ない。目の前に差し出された好みの体を味合わないなど、それこそ男の風上にも置けない。
「んふ……さ、いらっしゃい、人間様」
上気した顔に欲情をたぎらせながら、幼女がゆっくりと脚をM字に開き、俺の腰に絡めてくる。
「何も遠慮しなくていいわ。人間様の思う通りに、私を蹂躙してぇ……」
くいくいと押しつけられる恥骨。柔らかな肉に包まれた骨の感触がコツリととがる。
絡みついた脚は小刻みに位置を調整して、あっという間に俺のペニスは幼女の入口に添えられていた。
遠慮は、いらない。
8:夢魔の夜、貴方に逢う者がいる
10/06/29 07:12:13 O3JoicKP
「んひぁぁぁぁぁぁぁっ! きたぁ! 人間様のおちんぽきたぁぁ!」
ずるりと挿入した瞬間、体の下で幼女が歓喜に震えた。
舌を突き出すようにして熱い吐息を吐きだし、絡みついた脚がぐいぐいと俺の体を引き寄せる。
「ああ、久々の感触っ! なんて、ぇ―気持ちいいっ! んぅっ! ああああっ!」
ごりごりと、それこそ抉るようにして俺のペニスが狭苦しい膣の中を往復する。
一度往復するたびに心臓が止まりそうなほどのゾクゾクとした快楽が背筋を駆け抜けていく。
俺は呻き声すら漏らすことのできないまま、数度目の往復でたやすく限界を迎えた。
「あ、あは、ぁ―奥で、びくびくして、せーえき、出てるぅ……」
これまで以上に強く脚を絡められ、意思と関係なく膣の奥底へ、子宮へと叩きつけるように精を流し込んでいる。
「は―ぁ……おい、しぃ……」
自分の腹を愛おしげに撫でて、幼女が淫蕩につぶやく。
「まずは一度、ありがたく頂きましたわ、人間様」
―お前は? と快楽に押し流されている理性が、かろうじて問いを発した。
「あら、すいません、余りにおなかが減っていて、がっついていたのは私みたい……はじめまして人間様、私はアルプ、男の夢に潜り込み、精を頂くサキュバスの眷族ですわ」
あなたの精、濃くておいしいわ、と続けるその口元がうっすらと笑みの形を浮かべている。
「最近の人間様って、あんまり夢を見ないの。だから、貴方みたいに豊かな感情を持ち、鮮明な夢を描く人って、探し出すの大変なの」
ゆらり、と幼女の手が俺の頬を撫でる。温かみを覚える柔らかさと、それに相反するわずかな冷たさ。おそらくそれが、彼女が人外であることの証。
「少し、疲れたかしら? 今度は、私が動いてあげるわね」
そして頬を撫でられた次の瞬間、気がつけば俺はアルプの股の下に寝そべるような、女性上位の騎乗位を取らされていた。
「気持ちよかったら、遠慮せずに吐き出してくれてかまわないわ?」
手を懸命に伸ばして、ようやく俺の胸板に届くような小さな体躯。
それが、手慣れた娼婦のように、俺の腰の上でダンスを踊っている。
一度の射精を経て、とうにしぼみ始めているはずのペニスはいつの間にか活力を取り戻し、熱い肉の槍となって踊るアルプの身体を貫いていた。
「ああ、ほんっっとに! 人間様のおちんぽっておいしい!」
脚のバネだけで上下に身体をゆすりながら、細い喉を露わにしたアルプが吼える。
叫ぶように開かれた唇の端からは粘度の高い透明なよだれがつぅぅ、と垂れ落ちていた。
「あ、はぁぅ! ん、んぅ! おちんぽ、ごりごりって、私の奥、叩いてるっ!」
ずぶぅ、と腰を打ちつけられれば、当然のように子宮を押し上げる快楽が叩き込まれてくる。
自分で腰を動かすのとは違う、予測できないタイミングでの快楽が、次第に俺の限界点を超え始める。
「どう? どう、人間様!? 私のナカ、気持ち、いいでしょ、ぉっ!」
状態を倒し、今度は前後にゆするような動きを始めたアルプが、切れ切れの猫なで声で問う。
ああ、という短い肯定の言葉すら返すのが難しいような快楽の責め苦の中、俺はなんとか頷くことができたと思う。
「あ、ああぁ、ああああ、クる、クるよ、キちゃうよぉぉぉ―あ、はぅぅぅぅ❤❤❤」
最後にぐぃっ、と強く腰を押し付けられた瞬間、胸板の上でアルプが猫のように震えた。
それと同時に膣が力強く俺のペニスを絞り上げ、子宮頚部が射精をねだるように亀頭を刺激する。
たまらず、二度目とはいえ勢い、量ともに馬鹿みたいな激しさでアルプの胎内にぶちまけた。
腰の奥から、しびれるような、それでいてゆっくりと浸透してくる快楽が脳を犯す。
「あ―ひぁ、ぅ……すごぉい、人間様の……」
アルプは茫然自失という態で、射精される快楽に酔っている。
しかし、俺自身も強烈な射精の快楽を押し込まれて、ロクに身動きができなかった。
そのまま、長い長い終幕を終えて、先に動いたのはアルプの方だった。
「ごめんなさいね、本当にがっつきすぎたみたい……もう、眠いのでしょう、人間様?」
言われて、確かに体を支配している倦怠感に気付く。
「なら、今日はもうおやすみなさい、そしてきちんと現実におはようを言ってらっしゃい」
胸板をすっ、と撫でる指先の感覚が、少しずつぼやけ始めた。
同時に、まるで眠りに落ちるときのように全ての感覚がフェードアウトしていく。
「私はアルプ、サキュバスの眷族―これからしばらく、貴方の夢にお邪魔させてもらうわね」
狭まる視界の中で、アルプはとびっきりの笑顔で笑っていたように思う。
9:夢魔の夜、貴方に逢う者がいる
10/06/29 07:14:29 O3JoicKP
>>>
「―っ!!!!!」
全身が少なくとも快くはない汗に包まれた感触がある。
ぜぇはぁと、まるで激しい運動をこなした後のように荒い息を吐きながら、俺はベッドサイドにおいてある目覚まし時計を見た。
普段起床するよりも、少し早い時間。
「一体、何が……」
起きる直前まで、とてもいい夢を見ていたように思うが、その内容をうまく思い出すことができない。
気にしていてもはじまらないだろうと、俺はすぐさま布団を蹴飛ばして、朝の支度を始める。
「―いってきます」
そして家を出る瞬間。
普段は言わない一言を、なんとなく家の中に向けて放っていた。
なぜだろう、今日は、夜が待ち遠しい。
やるべきことを終えて、安寧の眠りに就く瞬間がこれほど待ち遠しく感じるのは、初めてのことだった。
―いってらっしゃい、人間様。また、今夜ね?
to be continued
>>>あとがき?
すいません、2レスで済むはずが目測を誤りましたorz
最後にto be continuedと書いたとおり、これもまたシリーズにできればと考えています
具体案については現在試行錯誤中ですが(汗
もしご意見ご感想などあればぽろっと言ってくれると案外拾ったりする…かもしれません
過剰な期待は禁物でー
それでは失礼しました、今日一日、皆様にロリババ神の加護があらんことをー
おやすみなさい
10:名無しさん@ピンキー
10/06/29 10:41:43 xhH1Oazq
>>7-9
GJと言わざるを得ないですな。
いつもよりやや焦り気味な感もありますが、エロ度はさすがでございます。
魔性の者とのセックスは最高と申しますからね。
続きに期待です、ホントに。
11:名無しさん@ピンキー
10/06/30 00:47:06 IGAISED3
>>7-9
GGGGGGGJJJJJJJ!!!!!!!!
今回もえろえろでしたなー
12:名無しさん@ピンキー
10/06/30 04:58:45 aSedCpMx
>>6-9
一番槍GJ
サキュバス(・∀・)イイ!!
でも容量的にはまだ向こうでも行けたかもしれません
13:名無しさん@ピンキー
10/06/30 17:04:21 sg6vXzSR
GJやー
人間様ってなかなか珍しい呼称だな。
14:名無しさん@ピンキー
10/07/01 00:08:14 h9z2MsLg
>>1乙
>>9
GJ
エロエロですぅ
続きもお待ちしてます
ところで、ちょいとご報告
まとめwikiを作ってみたんだが…
まとめサイト作るのも、うぃきぺでぃあ弄るのも初めてなので、多分変な所だらけ…だと思う
もし良ければ色々御教授、ツッコミをお願いします(イヤモウマジデ
アドレスはこちら
URLリンク(llbba.wiki.fc2.com)
15:名無しさん@ピンキー
10/07/01 13:48:54 /09a2ba/
>>14
Wiki作成乙であります。
これで心おきなく、前スレが埋められるというものです。
16:名無しさん@ピンキー
10/07/02 00:25:44 ZFEax8A1
乙りー 頑張りすぎな編集でとてもいいんじゃなかろうか。
17:名無しさん@ピンキー
10/07/05 00:49:33 iperjeAR
こらー前スレ埋めなさーい
18:名無しさん@ピンキー
10/07/05 02:20:23 L1TxhisU
URLリンク(www.youtube.com)
19:WVzsr3HF
10/07/08 02:27:52 ryVDEqVq
失礼します。昔に投下した座敷わらしの続きみたいなのを投下します。
思いつきなので展開とか文章がおかしくて申し訳ございません。
20:座敷わらし!?1
10/07/08 02:30:05 ryVDEqVq
「まったく治のやつめ・・・もぐもぐ」
今日は、大学もバイトも休みというから一日中可愛がってやろうと思ってたのに・・・
朝起きてみるとメモとメロンパン置いて勝手に出て行っておった。
”免許の更新に出かける。それでも食べてろ”
「何が免許じゃ・・・わしよりもあんな紙切れを取るとは愚か者め」
これは、たっぷりお仕置きせんといかんな
「ふっふっふっ覚悟しとくのじゃ・・・後ろの穴のレベルアップといこうかの♪」
ピンポーン!
「ん?なんじゃ、治いないから無視じゃ無視」
ピンポーン! ピンポーン!
セールスの類か?まったくしつこいの、追い払ってやる
わしは、イライラとチャイムが鳴り響く玄関に向かった。
「うるさいぞ!いい加減にし・・・んっ?」
扉を開けるとそこには、小柄な少女が立っていた。
茶色い髪の毛を左に束ねて、ハーフだろうか少し瞳が青色に見える。
そして、端麗な顔立ちだけでなく大きく主張している胸に目がいってしまう。
わしと大して背丈が変わらんチビっ子のくせに・・・最近の子供は発育おかしいぞ
「あの・・・治君の家ですよね?」
「ん?そうじゃが今は留守じゃ、一体なんのようじゃ?」
なんじゃ治の知り合いか・・・妹とか何かか?
「・・・やっぱり思った通りだ」
「何ぶつぶついっとるのじゃ?」
なにかじーとわしに敵意があるのか睨んできておる。
まったく、初対面で態度も乳も失礼なやつじゃ。
「なんじゃこっちを見て!!治は、おらんさっさと帰るんじゃ!!」
「治君の様子を見に来て正解だったみたい、あなたもしかして・・・物の怪ね!!」
「なっなぜそれを!?お主何者じゃ!!」
小柄な身体から、張り出した胸をぼよんと揺らしながらわしを問い詰めてきた。
こやつ、ただのロリ巨乳ではなかったのか・・・それにしても、なんて乳をしておる。牛ではないか!!
「その様子だと治君の家に上がり込んで好き勝手してるみたいね」
「くっそんな見せ付ける乳を揺らしおって~・・・ってなんじゃ
わしが居るのは治の同意の上じゃまあ、同棲と言うやつじゃな」
「物の怪風情が治君に!許せない!!」
21:座敷わらし!?2
10/07/08 02:30:40 ryVDEqVq
「ふん、どこの誰だか知らんがそういうことだからとっとと帰ったらどうじゃ?」
治とどういう関係かは知らんが治が帰ってきたら後ろの穴の開発の予定じゃ
こんな客人など邪魔なだけじゃ、お引取り願いじゃ!!
わしとロリ巨乳は、玄関で舌戦を繰り広げていたが・・・
「あっ先輩!!どうしたんですか!?」
「治君!下がってて、私がこの物の怪を退治しますから」
「退治って、わしを何だと思って・・・先輩じゃと?」
この修羅場の中、タイミングが良いのか悪いのか治が帰宅してきたのだ。
「先輩、こいつはですね、えーとなんというか・・・物の怪って、ええっ!?」
「大丈夫です。お姉さんに任せてください」
「お主が例のバイト先の先輩かっ!?なんということじゃ・・・」
あの先輩とやらがこんなロリ巨乳じゃったとは・・・
あやつロリコンじゃから普通の女になびかんと軽く見ておった不覚じゃ
「とりあえず、中で話しましょ?俺も状況がわからないし」
「・・・治君がそういうのでしたら」
「こんな乳反則じゃ・・・って何をしておる!待たんか!!」
3人とも状況が理解できずアタフタしていたので治の提案により室内に入った。
「治!!こんなロリ巨乳だとは聞いとらんぞ!!」
「何しているの!物の怪は、黙ってなさい!!」
「ちょっちょっと2人とも落ち着いて、ねっ」
わしとロリ巨乳の険悪な状況に治が体裁に入る。
「サチは、ちょっと待ってて・・・先輩、今日はどうしたんですか?」
「ん・・・そうですね、治君にも説明が必要ですね」
「威張るのは乳だけにせい、それに名も名乗らんとは礼儀がないやつじゃ。」
「くっ・・・私は、治君と同じ職場でバイトしている沙希といいます。」
「サチ!!すみません、こいつのことは気にしないで下さい。」
「治君が謝ることはありません。早速ですが本題に入りましょう」
治のやつ、ロリ巨乳なんぞを庇いおって・・・後でたっぷり可愛がってやる
「サチといいましたか・・・この娘は、人間に見えますが物の怪です。」
「ほっ本当ですか!?ずっと自称だと思ってましたけど」
22:座敷わらし!?3
10/07/08 02:31:57 ryVDEqVq
「治め・・・ふんっ何を根拠にそんなことをほざけるのか
それに物の怪だったとして何の問題があるのじゃ?」
「私には、そういうのがわかるんです。恐らくあなたは・・・ぬらりひょんですね」
「なっ!?」「マジですかっ!?」
誇り高い座敷わらしであるわしを低級妖怪のぬらりひょんじゃと!?
乳といい態度といいどこまでわしをコケにすれば気が済むのじゃ
「わしは、座敷わらしじゃ!!治の家に住んで平穏をもたらしておるのじゃ」
「嘘はいけません。治君の家で自堕落な生活をしているその様子、まさにぬらりひょんです」
「言われてみれば・・・それっぽいですけど」
治まで・・・こやつら、わしを何だと思っておる!!
「わしが居るから、治がより良く・・・んっ?」
「なっなんですか!?いきなり近づいて」
この沙希というロリ巨乳、わしを物の怪と見抜いたのがおかしいと思っていたが
人間とは違う瞳の色をしているしよく見てみると耳が少し尖っている?
なんだかこの匂い・・・くんくんっ・・・これは・・・!!
「この匂い・・・あっ!お主も物の怪じゃな!!」
「っ!?なっなんでってなんのことことですかっ?」
「おい、先輩がそんなわけ・・・先輩?」
「それも、淫魔じゃな!おかしいと思ったわ!!
わしのことを棚に上げて治のことを狙っておったな!!」
同じ物の怪ならわしのことがわかったのも道理がいく。
それにこの男に媚びるような見た目に匂い、淫魔に間違いない!!
治も沙希のあからさまな慌てように庇いきれないみたいじゃ
「先輩・・・本当ですか?」
「あっあのその・・・えとっ・・・そうです」
「ふんっまさかお主がエロ妖怪じゃったとは・・・危なかったわ」
「お前がいうなよ・・・ってはおぅ」
「残念じゃが治はもうわしとラブラブなんじゃ・・・
ほれっ乳首を弄るとこんなに悶えるんじゃぞ?」
わしは、沙希から引き離すように治を後ろから抱きしめてついでに乳首も弄ってやる。
ちゃんと治を動けないように細工もしておこうかの
沙希は、真っ赤にして唇をかみ締めて唸っておるわ
「治を満足させるのは、わしに任せてお主はとっとと帰るのじゃ
物の怪は、座敷わらしのわしで間に合っておるわ」
23:座敷わらし!?4
10/07/08 02:32:42 ryVDEqVq
「ちょぅ・・・サチっくぅ・・・せっ先輩」
「うぅ・・・そんなの駄目です!!私が治君を満足させます!!!」
沙希がタックルするような勢いで治に抱きついてきた。
そんなことをしても、わしと治の関係は崩れん・・・あっ!?
必死なふりをして乳を治に擦り付けておる。油断も隙もあったもんじゃないわ
「先輩・・・そんな無理しないで・・・」
「いいえ、私・・・治君の為なら、何だってできます!!
物の怪だからとか関係ありません。ただ、私は治君が・・・」
「せっ先輩、沙希先輩ぃぃおおぉさっサチぃ」
「勝手に変な空気を作るでないまったく・・・そうじゃな
治には、乳なぞただの脂肪とわからせる必要もあるしな」
「・・・どういうことですか?」
「その自慢の乳で治を満足させられるか、試してやると言っておるのじゃ」
わしの力で治は金縛りにしてあるのでそのまま、わしがさっきまで寝ていた布団の上へ寝かす。
そして、乳首弄りですっかり膨らんだ股間を指でなぞりながら、沙希に問いかける。
「俺の意見も・・・聞いてくれぇ・・・」
「治は黙っておれ・・・どうじゃ、別に帰ってもいいんじゃぞ?」
「わっわかりました・・・治君・・・」
沙希は、仰向けになっている治に少し不安げな表情で覗き込む。
「治君・・・今まで私のこと黙っていたのは謝ります・・・
けど・・・私はただ・・・純粋に治君と仲良くなりたかったの」
「先輩・・・」
何か決意したのか沙希は、少し深呼吸すると両手を上げ何か唱え始める。
すると、一瞬白い光に包まれそこには、先輩である沙希ではなく
黒いももまでのストッキングにガーターベルト、小柄な身体と豊満な乳に食い込んだ
際どいビキニを着て背中にはコウモリのような羽が生えた淫魔である本来の姿の沙希が現れた。
「うぅ・・・ごめんね・・・こんな醜い姿で」
「そっそんなこと・・・すごく綺麗です・・・」
「ようやく本性を現したようじゃの、猫を被りおって」
生まれ持った淫魔としての素質だろうか、小柄な体格で胸以外は細いのに
色艶があり、男を視線を誘うような色気が十二分に溢れている。
「治君・・・ありがとう、それじゃあ・・・」
「ごくっ・・・ああぁ!!」
「ふんっ、もったいつけおって・・・!!」
ぷよよよん
24:座敷わらし!?5
10/07/08 02:33:45 ryVDEqVq
治の食い入る視線に軽蔑がないことに安心したのか軽く息を吐くと
零れんばかりのバストを包んだブラに手をかけた。
その瞬間、抑えがなくなった巨乳がカップからすべりでた特大プリンのように
重力にも負けずたゆんたゆんと揺れ自己主張している。
「んっ・・・大きくて気持ち悪いよね・・・治君」
「すっすごっ・・・先輩、むっちゃエロぃんっ綺麗です・・・」
「ありえん・・・でっでかすぎじゃぞ」
決め細やかな肌に控えめなピンク色の乳首に手がたぷたぷと添えられ
両手で恥ずかしそうに隠す先輩は、俺の感想を聞いてはにかんだ。
サチは、自分の胸と見比べて俺以上に驚愕している。
「治君、嬉しいです・・・痛かったら言ってね」
「せっせんぱ・・・ああぁ!」
惜しげもなく美巨乳をさらけ出し下半身も下着同然の先輩は、俺の股間にひざまづく。
細く小さい指がたどたどしくベルトをはずしズボンのファスナーを開けていく。
サチと先輩が注目している中で治のズボンから準備万端のイチモツが飛び出した。
「こっこれが・・・男の子の・・・すごく元気」
「こんなにしおって!これは、わしが乳首を弄ったからこうなったのじゃ!!
決してお主の乳など見て大きくなったのではないぞ!勘違いするな!!」
イチモツを間近で目撃した先輩は、恥ずかしくとも興味深いのかまじまじと眺め
サチは、なにやら怒ったように俺のほうを睨んできている。
「ふっふんっまあよい、その乳で治のイチモツを挟むのじゃ
ぶよぶよするだけで全然気持ちよくならないがな!」
「そんなことありません!・・・治君、私がんばるね」
「あっああぁ先輩ぃ・・・おぁあ!!」
ぐにゅぅぅ むにゅにゅ
「あうぅう」
俺のイチモツが暖かく柔らかいものに包まれむにゅむにゅと圧迫される。
根元から先っぽまで覆ったすべすべで柔らかい未知の感触に喘ぐことしか出来ない。
「うぅん・・・硬くて、熱いです・・・それにびくびくって・・・」
「すっすごぃ・・・やらかいくて気持ちいい・・・」
「うっ嘘は行かんぞ治!お世辞などよい、ハッキリ言ってやるのじゃ!
ぶよぶよしてるだけで全然気持ちよくないとな!!」
思いもよらない俺の反応にサチは焦るがイチモツを溶かすような乳の感触に返事をする余裕もない。
気になっていた可愛らしい先輩が顔を赤くしながら、巨乳でイチモツを挟む姿に視覚的にも
興奮を仰ぎ恥ずかしい声が抑えることが出来ない。
そんな治の姿を見た沙希も気分が高潮してきたのかイチモツを挟み込んだ巨乳を
ゆっくりと上下に動かし、治の大事な部分を摩擦していく。
25:座敷わらし!?6
10/07/08 02:35:13 ryVDEqVq
むにゅぅ むにゅにゅ むにゅぅ
「治君・・・私の胸いいんですね・・・嬉しいです・・・もっともっと良くなって」
「うあぁ・・・いい先輩・・・やらかくてもう・・・おおっ!」
「そっそんな・・・治!そんな中途半端な刺激ではイけんじゃろ?
わしが・・・れろぉんぅちふび・・・はむぅなめうちゅぅ」
俺の快感に喘ぐ姿に余裕がなくなったのかサチは、急いで俺のシャツを捲くり上げ
乳首に舌を伸ばしれろれろと舐めしゃぶりもう片方は、先輩と同じような小さい指でコリコリ弄る。
少し涙目になりながらもいつも弄ってくるだけあって俺の感じるポイントを的確についてくる。
むぎゅう むにゅぅ むにゅぅむにゅ
はむはむれろれろ ちゅちゅれろれろ
「さっサチまでっおああっくぅ・・・はおぁ!」
「治くぅん・・・治くぅん・・・んっんっ」
「おはふ、んっちゅぷ・・・はひほほうはひほひいいふぁほ?」
俺は、快感に耐えるように背筋を反り顔をしかめていたが先輩は、徐々に乳を揺するテンポを上げ
サチに感じるようにされてしまった乳首を舐められ、もう頭の中が真っ白に染まった。
イチモツに駆け巡る快感と射精感に身を委ね、治は身体をびくびく震わせている。
「あっあっ・・・熱いのが大きく・・・おさむくぅきゃぁぁ!!」
「おはふ、おはふちゅちゅぅ・・・おはふぅぅ!!」
「おおおっおおぅ・・・出る出る出る!!」
どびゅどびゅどぶどぴゅぅどびゅぅ
先輩の胸の中で熱い液体が広がり、谷間から白い粘着質な液体がびゅっびゅっと飛び出した。
「すっすごい熱い・・・私のおっぱいよかったんだ・・・嬉しい・・・」
「ちゅぅぅぱっ・・・やはりわしの乳首舐めがなければ満足にイけんかったじゃろ」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
俺は、先輩の胸を汚し乳首をサチの唾液でねとねとにしながらも余りの快感に半分意識を失っていた。
先輩は、イチモツから胸を離すと谷間にたっぷり掛かった精液を感慨深く眺めてサチに問いかけた。
「あんっ・・・熱くてねばねばしてる・・・治くん可愛い・・・
どうですか?治君は私で満足してくれたみたいですね」
「むぅ~治め~・・・まっまあ、わしは寛大だから妾の一人くらい許してやらん事もないがの
じゃが本妻はわしじゃからな!!お主は、妾の2号ってところじゃ!身分をわきまえるのじゃ!!」
「・・・わかりました。今のところは、それでいいです・・・いずれは私が治君の・・・」
身長140ほどしかない物の怪が2人、純情な淫魔の先輩と淫乱な座敷わらしサチの俺を巡っての争いが進んでいた。
俺は、幸か不幸か両手に花状態になっていることにまだ気がついていなかった。
26:WVzsr3HF
10/07/08 02:38:56 ryVDEqVq
以上です。スレ汚しすみません。 >>14まとめGJです!
うぶで耳年増なロリババアもいいけど淫乱なロリババアに弄ばれるのもいいよね!
27:名無しさん@ピンキー
10/07/08 10:22:37 BaC/SZ9F
>>26
投下乙です。
先輩がサキュバスとは、何ともケシカラン。
ただ地の文の視点が定まってないのが、ちょっと気になったかな。
このシチュだったら、地の文は三人称固定だったらもっとよかったと思うのですよ。
28:先輩と弟子の人
10/07/09 00:11:35 Nx6Iy4ax
ご無沙汰しまくりやがっております。
新スレが立ち、保管庫もできたということで、無限書き直しループから抜け出してきました。
いよいよ今回の投下で、このシリーズは一区切りとなります。
今回は最後ということで、これまでに登場した主要キャラをほぼ全員登場させました。
また今回は、これまでのような甘々えっちではありません。
かなりの暴力的表現・流血などがありますので、そういうのが苦手な方はスルー推奨です。
タイトルは『先輩と嵐のお正月』、12レスほどお借りいたします。
29:先輩と嵐のお正月01/12
10/07/09 00:12:46 Nx6Iy4ax
※ここまでのあらすじ
地方の進学校に通う男子高校生テツは、夏休みに不思議な美少女シズカと出会った。
その正体は実年齢五十を超える魔女であり、テツの高校の先輩でもあった。
テツは彼女に筆おろしされ、そのままシズカへの弟子入りを決意する。
夏休み明けにやってきた留学生エリスは、シズカの師匠テレサの孫娘だった。
エリスが来日した目的は、テツと身体を交えて魔女の正統後継者を作る事。
テレサの査定を受けて実力を認められたテツは、エリスの初めての相手を務める。
出産準備のためにエリスが帰国すると、今度はダークエルフのソフィが出現する。
テツは仕方なくソフィと身体を交えるが、それはソフィに憑いていた悪魔の罠だった。
だがその悪魔は、シズカと因縁の深い仙人メイホァが符術で退治した。
元のエルフに戻ったソフィは、そのままシズカの家の居候となる。
そしてテツがソフィやメイホァとも日々身体を重ねる中、遂に成績が急落する。
修行中止を余儀なくされたテツは、以後しばらくは勉学に専念することに。
いよいよ受験本番となる高校三年の年末、エリスから一家で来日するというメールが来た。
テツは元日だけ休みをもらい、一緒に初詣とパーティーをすることにした。
───
新しい年を迎えると、僕は朝早くから眼を覚ました。
僕は両親に新年の挨拶をすると、形だけのお屠蘇とお雑煮をいただいて家を出た。
空はどんよりと曇っていて、今にも雪が降りそうなくらい寒い。
身を切るような寒風の中、僕は自転車を飛ばして先輩の家へと向かった。
「はぴぃにゅーいやーっ、まいだーりんっっっ!!
あいみっしゅー、ろんぐたいむっ!!」
先輩の家の玄関ドアを開けた瞬間、エリスが飛び出してきて僕に抱きついた。
抱き締めた感触から、二年前と比べるとかなりボリュームが増したような気がする。
18歳になったエリスは、胸も尻も明らかに前より大きくなっていたんだ。
猛烈なキスで歓迎を受けた僕は、彼女と唇を重ね終えると笑顔で答える。
「よく来たね……いや、お帰りなさいかな、僕も会いたかったよ、エリス」
まるで子供のように甘えてくるエリスの頭を撫でてやると、他のみんなも出てきた。
シズカ先輩、ソフィさん、テレサさん一家が僕を出迎えてくれる。
初対面となるエリスの母親のサラさんは、エリスに負けず劣らずセクシーな金髪美人だ。
彼女の外見年齢は23歳だが、エリスの母親だから実年齢は40歳以上のはず。
その腕に抱かれている小さな女の子が、僕とエリスの娘のレイナってことになる。
レイナの年齢は満一歳と三カ月、僕が思っていたよりもずっと大きく育っている。
頭のぽわっとした栗毛は、僕とエリスの中間の色だろうか。
父親の欲目もあるとは思うけど、顔だちはまるでお人形さんのように可愛いんだ。
僕はすやすや眠っているレイナを受け取ると、その頬をそっと撫でた。
すると彼女は目を覚まし、僕の顔をじっと見てからキャッキャと笑いはじめた。
僕は嬉し涙がこぼれはじめるのを、こらえる事なんかできなかった。
30:先輩と嵐のお正月02/12
10/07/09 00:13:47 Nx6Iy4ax
感動の再会と対面を終えると、僕らは初詣へ行くことにした。
レイナはサラさんとお留守番にして、あとの全員が一緒に近所の小さな神社へ向かう。
歴史は古いのだが規模が小さく、初詣先としては人気薄の穴場である。
人の多い大きな神社を避けたのは、やはり目立つと色々まずかろうという判断からだ。
ソフィさんは耳を隠すため、コートのフードを被っての出発だ。
先輩の家から徒歩で五~六分も歩くと、目的の神社に到着した。
予想通り参道を歩く初詣客の数もまばらで、これなら知り合いに会うこともあるまい。
僕らはお賽銭を投げて柏手を打ち、無病息災と僕らの受験の成功を祈願した。
エリスも今年、アメリカで大学を受験する予定なんだそうだ。
いざ御神籤を引こうと社務所に向かうと、そこで僕らは意外な人物に出くわした。
「あれ……、テツ君と……エリスじゃない……どうして、二人が一緒に?」
そこに立っていたのは、小柄で眼鏡をかけた、激しく見覚えがある童顔の巫女さん。
何故かは知らないが、委員長のユキが巫女さんとしてそこにいたのだ。
僕とエリスをよく知る人物、つまりは一番会ってはいけない人物なのである。
どうしていいか僕が迷っていると、エリスが先に口を開いた。
「はっぴぃにゅーいやー、ユキ! ひっさしぶりぃー!
年明け早々からテツとユキに偶然会えるなんて、今年はベリィベリィラッキーね!」
エリスは僕に会った時と同じ調子で、委員長に抱きついた。
委員長はわたわたしながらも、エリスとの偶然の再会を喜んでいるようだった。
ようやく熱烈なハグから解放された委員長は、一息ついてから話しはじめた。
「ふわぁ……本当に偶然だよね、あけましておめでとう、エリス。
でも偶然会えてって、……それじゃテツ君とも偶然?」
ユキがそう言うと、エリスは笑顔で答える。
「ざっつらいと、ここへ初詣に来たら、偶然入口で会ったんだよ!」
エリスはウインクで、僕に調子を会わせろと伝えてくる。
「本当さ、受験合格祈願に来たら、鳥居の前でバッタリとね……驚いたよ。
それはそれとして、どうして委員長はここで巫女さんのバイトを?」
僕が話題を逸らしにかかると、ユキは恥ずかしそうに顔を赤くした。
「これ、バイトじゃなくて……毎年やってるお手伝いなの。
実は叔父さんがここの神主をしてて、中学の頃から毎年元旦はお手伝いをね。
ほら、そっちでお守り売ってる娘いるでしょ、あれ私の従妹なの」
ユキがそう言うと、隣の巫女さんがこっちを向いて会釈した。
「始めまして、私はユキ姉の従妹でアキ、中学二年生ですっ!」
そう言ったアキちゃんは、どう見てもユキより5センチは背が高い。
おかっぱ頭で丸顔のユキに対し、アキちゃんはセミロングヘアで細面である。
どっちかと言うと向こうが高校生で、こっちが中学生の方がしっくりくる感じだ。
もっとも、そんなことは口が裂けても言ってはいけないのだが。
31:先輩と嵐のお正月03/12
10/07/09 00:14:48 Nx6Iy4ax
エリスはテレサさんとソフィさんを、それぞれ妹としてユキに紹介した。
シズカ先輩については、ホームステイ先の家の子ということで納得させた。
僕らは御神籤を引き、僕とエリスは学業成就のお守りを買った。
ユキは僕らに神社の裏にあるご神木を見せたいと言って、案内してくれた。
神社本堂の裏手には、樹齢五百年にもなる山桜の古木があった。
その山桜には、戦国時代からの言い伝えがある。
この地で豊臣軍と戦い、善戦しながらも落命した地方城主がいた。
その妻が夫の仇を討つために、夫の遺した鎧兜をまとって出陣した。
しかし彼女もまた返り討ちとなり、この山桜に寄りかかったままで絶命。
その返り血を浴びたために、この山桜は異常に赤い花を咲かせるのだと言う。
その女性を『サクラヒメ』と呼んで祀っているのが、この神社なんだ。
もちろん今は正月、山桜には花どころか葉っぱ一枚ありはしない。
ご神木の周りは囲いがあって注連縄が巻かれ、その中には入れなかった。
僕らは遠巻きにご神木を眺め、いざ帰ろうとしたその時、ものすごい突風が吹いた。
そしてその風がおさまった直後、頭上から以前に聞いたことのある声が響いた。
「─久しぶりだね魔法使いの少年、この一年半の間、元気にしていたかい?
ついでにチンケな魔女のお師匠様と、へたれエルフも一緒か……都合がいいな。
全員まとめてぶっ殺してやるから、せいぜい喜びな!」
僕がまっ黒な雲に覆われた空を見上げると、紫色の電光がすぐ目の前に落ちてきた。
とっさにテレサさんが魔法障壁を張ってくれたので、辛うじて僕らは直撃を免れていた。
稲妻の落ちた地面は深く抉られ、もうもうと煙を上げている。
僕はユキをガードする位置に移動して、防護呪文詠唱の構えを取った。
「な、何が起こってるのテツ君、今の声はいったい?」
半分泣きそうな声で、ユキが僕に説明を求めてくる。
だが、たとえ真実を語ったところで、彼女には何も理解できないだろう。
僕は声のした方を睨みつけると、大声で怒鳴りつけた。
「おい『自称大魔王』、お前はメイホァさんに倒されたんじゃなかったのか!
やられた恨みを晴らすなら、僕らじゃなくてメイホァさんにしてくれ!」
僕がそう叫ぶと、低く垂れこめた黒雲の中から人影が降りてきた。
外見的には憑依されていた時のソフィさんとそっくりな、浅黒い肌で全裸の少女。
ただし額には二本の角、背中には蝙蝠の翼、そしてお尻には長いトカゲの様な尻尾。
まあ要するに、絵に描いたような『悪魔っ娘』が出現したと言うわけだ。
「ゴチャゴチャうるせーんだよ、こっちはやっとダメージ抜けてこの世界に来れたんだ。
そしたら偶然お前が目についたんだよ、あのチビ仙人は後でギタギタにしてやるさ。
さあ、そろそろ本気でぶっ殺してやるから、覚悟しなッ!」
悪魔っ娘はそう言い放つと、巨大な紫の光球を作り始めた。
そのエネルギー量がさっきの電光の比でないことは、僕にもすぐに理解できた。
あんなものが炸裂したら、この辺一帯が軽く消し飛んでしまうだろう。
それを防御するには、僕ら全員の魔力を合わせても足りないことは明らかだった。
32:先輩と嵐のお正月04/12
10/07/09 00:15:45 Nx6Iy4ax
悪魔っ娘の生み出した光球が、一気に凝縮されて手のひら大のサイズになった。
いよいよそれが放たれようとした瞬間、僕の目の前に灰色猫が飛び出した。
それは瞬時に道士服姿のメイホァさんに変身し、すぐに大量のおフダが用意される。
「いつかはアンタが復活するに違いないと、ずっとボウヤに張り付いていて正解ネ。
今回は前回よりもっと強力なおフダを、百枚以上準備したアル! 月華封神!」
僕めがけて飛来した光球は、大量のおフダに囲まれて空中で停止してしまった。
どうやら双方の力が拮抗した状態のようで、ピクリとも動かなくなっている。
「─フン、チビ仙人まで出て来たか、でも探す手間が省けただけだぜ。
そっちは今の攻撃を止めるだけで精一杯らしいが、こっちはまだまだいけるぜぇ。
お前ら全員、そこから動くなッ!」
悪魔っ娘がそう叫んだ瞬間、僕の身体が急にずっしりと重くなったように感じた。
おそらくは行動を縛る術をかけたのだろうが、声も出せず指一本ですら動かせない。
それは他のみんなも同じようで、メイホァさんでさえピクリともできないでいた。
悪魔っ娘は勝利を確信したかのように笑顔を浮かべ、ゆっくりと降下してくる。
そして地上に降り立ち、僕の目の前につかつかと歩いてきて、そこで立ち止まった。
「ちょっと待て……少年の後ろに隠れてるちびっ子、お前はなぜ動けるんだ?」
悪魔っ娘がそう言うと、僕の後ろで震えていたユキが小さく「ひっ」と声を発した。
この場にいる他の者は誰一人動けないのに、なんと彼女だけは動けるのだ。
しばし考え込んでいた悪魔っ娘は、少しいらついた表情でユキを睨んだ。
「ははぁん……そう言うことか、お前はここの土着神の巫女なんだな。
こんな最下層の神でも、自分の術を破る程度の加護はできるってことかい。
それなら……物理的に縛ってやったら、どうなるかなっと!」
悪魔っ娘はそう言い終わるや否や、尻尾を長く伸ばしてユキを絡め取った。
まるで蛇のように自在に動く尻尾が、ユキの小さな身体を縛りつけて吊り上げる。
「きゃああ───ッ、助けて、テツ君!」
僕の頭上でユキが悲痛な叫びをあげているが、僕にはどうすることもできない。
両腕ごと胴体を縛られたユキは、足をばたつかせて必死に抵抗している。
「このまま絞め殺してもいいんだけど、それじゃあ面白くないよな。
おいちびっ子巫女、お前はどんな風に殺して欲しいんだ?
どうせここにいる全員が死ぬんだ、死に方ぐらいは選ばせてやってもいいぜ」
悪魔っ娘は勝ち誇るかのように笑いながら、尻尾で吊り上げたユキを玩んでいた。
左右に振ったり、地面にたたきつける寸前で止めたりしては笑っている。
ユキは何も言うことができず、ただ震えながら涙を流すだけだ。
すると悪魔っ娘は目を閉じ、しばし沈黙してからまたニヤリと笑った。
「ふうん、そうか……お前は巫女のクセに、この少年が好きなのか。
そんな巫女にあるまじき感情を持ってるとは、こりゃ最高に笑えるな。
よし決まった、それじゃあお前の望みを今すぐ叶えてやるぜ……アハハハ!」
悪魔っ娘は狂ったように笑いながら、ユキを僕の目の前に持ってきた。
そして尻尾の先を矢じりのような物に変化させ、ユキの巫女装束を引き裂きはじめた。
33:先輩と嵐のお正月05/12
10/07/09 00:16:45 Nx6Iy4ax
「嫌ぁぁッ、やめて、そんなのダメぇぇぇッ!」
神社の境内に、ユキの悲痛な叫びが響き渡った。
だがそれに反応できる者は、この場に一人として存在しない。
僕もシズカ先輩も他のみんな全てが、悪魔っ娘の術で身体がマヒしてるんだ。
そもそも悪魔が出現した時点で、この周囲が異界化し外界とは隔絶されている。
だからテレパシーで助けを呼んだとしても、おそらくは無駄だろう。
メイホァさんはあらかじめ僕の近くに潜んでいたから、例外的に介入ができたのだ。
「お前……背はちっちゃいけど、おっぱいは生意気にも結構大きいじゃないか。
ほれ見ろよ少年、意外と美味しそうな乳してるぞ、このちびっ子巫女は」
悪魔っ娘はユキの巫女装束の胸元を切り刻み、ブラジャーをずり上げていた。
それをわざと僕の目の前に晒して、ニヤニヤしているのだ。
「やだッ、見ないでテツ君、見ちゃダメぇぇ!」
ユキは頬を羞恥で真っ赤に染め、涙を流しながら懇願している。
でも僕は身体がマヒしていて、目を閉じる事も顔を背けることもできないんだ。
だから否が応でも、彼女の推定Bカップの柔らかそうな膨らみが目に入る。
乳輪はやや大きめで色は薄いピンク、乳首は両方とも陥没しているのが分かる。
悪魔っ娘は心底嬉しそうな顔で、そんなユキと僕を交互に見やっていた。
「へへへっ、どうだい……まだまだここからが本当のサービスだぜ?
一気に初体験まで済ませてやるから、ありがたく思いなッ!」
悪魔っ娘はそう言うと、今度はユキの赤い袴を切り裂いた。
あっという間にユキの真っ白で飾り気のない下着が、僕の視界に晒される。
そして悪魔っ娘は、その小さな布切れすらも無残に切り裂いてしまった。
その上で吊り上げたユキの両脚を腕で抱え、僕の目の前で強引に開かせたのだ。
ユキの陰毛は密度が薄いため、半開きの秘裂がほぼ丸見えだった。
「嫌ぁぁ───ッ、見ないで、見ないで、見ないでぇぇッ!」
ユキは半狂乱になって泣き叫び、必死で悪魔に抵抗している。
だが悪魔っ娘は見た目こそ華奢だが、その力はとんでもなく強いのだ。
しばらくバタバタしていたユキだったが、すぐに疲れてぐったりしてきた。
「やっと大人しくなったようだね、それじゃあいよいよ本番といこうか。
その前に、少年のチンポを出してやらないとな……それっ!」
悪魔っ娘が右手で僕の股間を指差すと、ベルトが勝手に緩んでジッパーが降りる。
おそらくは念力の類なんだろうが、僕のジーンズの前が勝手に開けられてしまった。
そして悪魔っ娘が指を下に向けると、下着ごとジーンズが引き下ろされた。
情けない事に半勃ち状態の僕の分身が、ユキの目の前に晒された。
「おやおや、こんな可愛らしい女の子のアソコを見ても、まだ勃ってないのかよ。
そんなんじゃこのチビ巫女のマクを破れないぜ、ちゃんと勃てろよな。
─仕方ないなぁ、それじゃあもうちょいサービスしてやるよ……ほれッ!」
悪魔っ娘はそう言うと、尻尾の先の形状を変化させはじめた。
34:先輩と嵐のお正月06/12
10/07/09 00:17:45 Nx6Iy4ax
悪魔っ娘の尻尾の先端が、矢じり状の刃物から大きな蛇の頭に変わった。
その口からは二股になった長い舌が、ちろちろと蠢いている。
それがユキの股間へと延びると、縦筋に添って舐め上げ始めたのだ。
「ひぃっ、あッ、やめ……っ、っくひぃぃぃっっ!」
蛇の舌で敏感な粘膜を刺激されたユキが、悲鳴とも嬌声ともつかない声を発した。
薄桃色の粘膜がほぐされ、ぴったり閉じていた花弁が次第に口を開いていく。
やがて僕の眼前には、ユキの処女穴が完全に見えるようになっていた。
ピンク色の粘膜は蛇の唾液とユキ自身の淫蜜によって、かなりの水分を滴らせている。
それに呼応するかのように、僕の海綿体に血液が流入して大きさと硬度を増した。
身体がマヒしていると言っても、心臓の呼吸や鼓動は止まってはいないのだ。
だからこういう生理現象も、僕の意思とは無関係に起きてしまうみたいだった。
「よしよし、少年のチンポも準備万端みたいだな。
ちびっ子巫女のオマンコの方も、それなりに濡れてきてるみたいだし……。
それじゃいよいよお待ちかね、マクの開通式といこうぜ!」
悪魔っ娘は抱え上げたユキを、ゆっくりと僕の分身に向けて下ろしはじめた。
そして僕の切っ先がユキの秘芯に触れる寸前で、ぴたりと動きを止める。
「どうだちびっ子巫女、いよいよお前の望み通り、少年にマクを破ってもらえるぜ。
なあ嬉しいだろ、嬉しくてたまらないだろ、そうだよなぁ!」
悪魔っ娘は一方的にそう言い放つと、一気にユキの身体を押し出してきた。
そして僕の先端に強い圧力がかかった直後、一気に熱いものに包まれる感触がした。
「ひっぐうぅぅ……ぃいいぃぃぁあぁああぁあぁぁ……ッッ!」
僕の肉棒が一気にユキの処女穴に突き刺さり、既に七割ほどが埋まっていた。
ユキはあまりの激痛に口をパクパクさせ、ぼろぼろと涙をこぼしている。
結合部からは破瓜の血が滲み出し、ぽたぽたと滴り落ちていた。
「イイねぇ、最高にイイ悲鳴だぜ、思わず自分まで濡れてきちゃいそうだぜ。
嬉しいだろォちびっ子巫女、アンタのお望み通りこの少年に処女を捧げられてさ!
これがそこらの悪魔だったら、自分の尻尾突っ込んで先にマクを破っちゃうところだぜ。
自分が慈悲深い悪魔で、本当に良かっただろ? なァ!」
悪魔っ娘は誇らしげに笑いながら、ユキと僕の顔を覗き込んでくる。
僕はさっきから眉ひとつ動かせないが、ユキの顔は破瓜の痛みと深い哀しみに歪んでいた。
それを見た悪魔っ娘は、まるで人食いザメのように大きく口を開いてケラケラと笑う。
そして抱えているユキの身体を、強引に上下させ始めた。
じゅぶじゅぶと淫靡な水音を立てる度に、傷付いたユキの膣壁が更に痛めつけられる。
しかも彼女に苦痛を与えている凶器は、他ならぬ僕自身のペニスなのだ。
それが悲しくて、悔しくて、でも僕にはどうすることも叶わない。
窮屈な彼女の肉壺は、否応なしに僕の分身へと極上の快感を与えてくる。
やがて僕は、腰の奥から次第に熱い物がこみ上げてくるのを感じ取っていた。
「おおっ、少年のタマがきゅっと上に上がってきたってことは、そろそろか。
喜びなよちびっ子巫女、今から大好きな少年に膣内射精してもらえるんだぜ?
ホレホレ、少年も無駄な抵抗なんかせずに、さっさとイッちまいな!」
悪魔っ娘はユキの身体を大きく引いて、ペニスが抜ける寸前まで持って行く。
そこから一呼吸おいて、一気にユキの身体を僕に押し付けた。
僕の先端がユキの膣奥を深々と抉る感触がすると、成すすべもなく射精が始まった。
35:先輩と嵐のお正月07/12
10/07/09 00:18:45 Nx6Iy4ax
(ずびゅっ、ずびゅるるぅぅっ、ぶぴゅううぅぅ───っっ!)
僕の分身がビクビクと脈打って、ユキの胎内に濃厚な白濁液を注ぎ込んでいった。
ユキは滂沱の涙を流しながら、自分が汚されていく様を呆然と見つめている。
そのユキを抱えている悪魔っ娘は、本気で嬉しそうに僕らの結合部を眺めていた。
「うんうん、自分が思ってたとおりに、たっぷりと出したよねえ……少年。
ここんところ受験勉強ばっかでさ、ロクに抜いてなかったんだろ?
今日はイイ姫始めができて、良かったじゃんかぁ……アッハハハハハハ!」
悪魔っ娘は腹の底から笑い声を上げると、僕の身体からユキを引きはがした。
ユキの秘裂は精液と破瓜の血の混合物でドロドロに汚れ、痛々しくひくついている。
そして悪魔っ娘は、ユキの身体をまるでゴミ屑のようにご神木の方へ投げ捨てた。
放り出されたユキの小さな身体は、ご神木を囲っていた注連縄の内側に転げ落ちていく。
そしてご神木の幹に勢いよく頭をぶつけて、そのまま昏倒してしまった。
ユキの額からは一筋の鮮血が流れ出し、それがご神木にポタポタと滴り落ちていった。
その直後のこと、いきなり周囲の空気が一変した。
悪魔の発する邪気とは正反対の、清浄でありながら怒りに満ちた気が感じられてくる。
それはご神木の山桜から、周囲全体に向けて放射されているようであった。
{{黙って見ておれば、わらわの神域でのやりたい放題……堪忍袋の緒が切れたわ。
しかも我が末裔たる巫女を玩び、傷付けるとは言語道断じゃ!
木端悪魔の分際でこのサクラヒメを怒らせたる事、心底悔いるが良いわっ!}}
強烈な怒気を持った思念が僕の脳裏に突き刺さった瞬間、身体がすっと軽くなった。
サクラヒメの力で悪魔の術が破られ、僕たちは動けるようになったのだ。
慌てて振り返ると、ご神木から霞の様なものが出てきて、それが女性の姿を形成する。
勇ましい鎧に身を包んだ美しい女性、まさにサクラヒメの姿そのものだ。
「しまった、調子に乗って崇り神の封印を解いちまったか……ちょっと失敗したな。
でもアンタ程度の実体化もできない下級神ごとき、今の自分には勝てないぜ?
二度と復活できないように、そのご神木ごと焼き払ってやるっ!」
悪魔っ娘はご神木に向けて両手を突き出し、高熱の火炎を放射し始めた。
だがその地獄の業火は、ご神木の手前で遮られた。
テレサさんとシズカ先輩が、共同で魔法障壁を作ったのだ。
「サクラヒメ様のご加護のおかげで、アタシらの魔力も増大しているのだ。
もはやお主の魔法など、少しも怖くはないのだ!」
シズカ先輩がそう言うと、テレサさんも大きく肯く。
今度はその背後から、ソフィさんとエリスが攻撃を始めた。
二人の手から無数の光弾が放たれ、それが次々に悪魔っ娘の身体に命中する。
一発一発の威力は大したことないのだが、とにかくその数が多い上に途切れない。
悪魔っ娘は両腕でガードの姿勢を取りながら、じりじり後退していった。
「ミーの大事なダーリンと、ベストフレンドのユキに酷い事して……許せない!」
エリスはものすごい勢いで、これでもかと悪魔っ娘に攻撃を続けている。
ソフィさんもそれと同調して、かつて身体を乗っ取られた恨みをぶつけているようだった。
36:先輩と嵐のお正月08/12
10/07/09 00:19:45 Nx6Iy4ax
シズカ先輩とテレサさんも攻撃に加わったことで、完全に形勢は僕らが有利になった。
僕はこの隙に、倒れているユキに走り寄って彼女を抱きあげた。
どうやら頭の傷は深いものではなく、数センチほど皮膚が切れているだけのようだ。
これなら早めに適切な治療処置を行えば、生命に係わることはないだろう。
その頃、防戦一方となっている悪魔っ娘は、心底困惑しているようだった。
間断なく降り注ぐ魔法攻撃を受けて、もはや手も足も出ない状態だ。
「こんな低レベルの魔女やへたれエルフの攻撃なんかで、この自分が押されるなんて。
たかが下級神の加護を受けただけなのに、こんなにも威力が上がるとはね。
ここは一度退いて、体勢を立て直す必要がありそうだなッ……!」
悪魔っ娘がそう言って大きく翼を広げた瞬間、メイホァさんが遂に動き出した。
両手にいっぱいのおフダを握りしめ、それを天へと放り投げる。
「それを待ってたネ、究極奥義・百鬼殲滅!」
天空に舞い上がったおフダの一枚一枚が、青白い炎を発して燃え上がる。
その炎はやがて光の剣に変わり、悪魔っ娘めがけて雨のように降り注いだ。
「うっぎゃぁぁあああ───ッッッ!!」
降り注いだ無数の剣が、悪魔っ娘の角をへし折り、翼を引き裂き、尻尾を切り刻んだ。
そしてまだ天空に残っていた一枚のおフダが、ひときわ大きな剣に姿を変える。
それが真っ直ぐに悪魔っ娘の背中から突き刺さり、腹側へと貫通した。
悪魔っ娘は傷口から紫色の体液を吹き出して、その場に崩れ落ちた。
「畜生っ、自分は死なないぞ、いつか必ず復活して、必ずお前らを……殺してやるッ!」
悪魔っ娘は腹の傷を手で押さえながら、よろよろと立ちあがった。
あれだけの攻撃を受けて、まだ動けるだけの力があるのだ。
「マズイね、持ってきたおフダは全部使ってしまったアル。
でもここでとどめを刺さないと、後々面倒なことになりそうネ……」
いつもは冗談めかしているメイホァさんが、珍しく焦った表情を見せていた。
しかしメイホァさんのおフダ以上の攻撃手段は、今の僕たちにはない。
たとえ僕ら全員で合体魔法を出したところで、この悪魔を完全に滅ぼすのは無理だろう。
その時、サクラヒメ様が動いた。
{{もうその辺りで良かろう、あとはわらわが直々に手を下してやるわ。
我が末裔たるユキよ、しばらくそなたの身体を借りるぞ……}}
サクラヒメ様はそう言うと、霞になってユキの身体の中に入っていった。
すると昏倒していたユキの眼が開き、むっくりと起き上がった。
そして鬼気迫る表情で、ご神木を囲っている注連縄をがっしりと掴む。
「この神域を乱した罪、わらわの末裔を傷付けた罪、その身をもって購うが良い!」
サクラヒメ様はそう叫ぶと、注連縄をまるで鞭のように悪魔に対してふるった。
注連縄で打ちすえられた箇所に火花が飛び、しゅうしゅうと白煙が上がる。
深いダメージを受けた悪魔っ娘は、悲鳴を上げてその場にがっくりと膝をついた。
37:先輩と嵐のお正月09/12
10/07/09 00:20:45 Nx6Iy4ax
悪魔っ娘は注連縄で一撃を受けた個所を手で押さえ、苦痛に顔を歪めた。
そして低い声でうめきながら、恨めしげな視線をサクラヒメ様に向けている。
「うぬを滅ぼすことが叶わぬのなら、わらわの手で永遠に封じてやるわ。
そして未来永劫、己の犯した罪を悔いるのじゃ!」
サクラヒメ様が再度注連縄をふるうと、それは見事に悪魔っ娘の身体に巻き付いた。
悪魔っ娘が注連縄に触れている個所から、ぶすぶすと白煙が上がっている。
かなりの苦痛に襲われているのか、悪魔っ娘は悶絶しながらそこらじゅう転げまわった。
「分かったよ、もうしない、絶対に悪い事はしないから、コイツを解いてくれ!
自分にできる事なら何でもするし、あっそうだ、その巫女の怪我を……」
悪魔っ娘がそこまで言ったところで、サクラヒメ様はその背中を足で踏みつけた。
そして足元を睨みつけると、右手でさっと頭を撫でる。
すると今までだらだらと流れていた血が、あとかたもなく消え去った。
続いて引き裂かれた巫女装束も一撫ですると、元の通りに修復されてしまった。
「……で、お主は今何と申したかな、確か『何でもする』と言ったか。
その言葉に嘘偽りがないのであれば、多少は考えてやらなくもないがな……」
サクラヒメ様にそう言われて、悪魔っ娘はぶんぶんと首を縦に振っている。
しばしの間考え込んだサクラヒメ様は、いきなり僕の方を向いて口を開いた。
「そこの若者……テツとやら、そなたは西洋魔術の使い手であったな。
どうじゃろう、こやつをそなたの使い魔にするというのは、面白くないかの?」
サクラヒメ様はそう言うと、指をパチンと鳴らした。
すると注連縄が姿を変え、鎖で繋がれた首輪と手かせ足かせに変化した。
悪魔っ娘は慌てて枷を引きちぎろうとするが、どうにもならない。
「使い魔って……この悪魔を、僕の使い魔にするんですか?」
僕が困惑してそう言うと、サクラヒメ様は笑顔で肯く。
「その通りじゃ、こやつにはめた枷には特別な術を施してあるでな。
それはわらわの血をひく者に、永遠に従属しなければならぬという術じゃ。
テツよ、そなたもユキと同様にわらわの血をひいておる。
魔導を修めたそなたであれば、こやつを有効に使役することができようぞ」
サクラヒメ様は笑顔で言うと、悪魔の首輪に繋がった鎖を僕に手渡した。
僕は渡された鎖を握り締めると、困惑した表情の悪魔っ子を見下ろす。
「サクラヒメ様がああ仰るから、一応キミの事は僕が預かるよ。
ぶっちゃけこれから先のことはノーアイディアだけど、これからヨロシクな」
僕がそう言うと、悪魔っ子はふてくされた表情でぷいっとそっぽを向いた。
「ヨロシクなって言われても、自分は全然ヨロシクないんだけど……わひゃぁあっ!?」
悪魔っ子が憎まれ口を叩いた直後、彼女はまるで電流に撃たれたように飛び跳ねた。
その様子を見ていたサクラヒメ様が、クスクスと笑い始める。
38:14
10/07/09 00:21:21 aso1XeSE
遅くなりましたが
>>15,16
ありがとう
問題無く読んでもらえてるみたいで安心した
何か気が付いた事が教えてください
>>26
GJ
そしてありがとう
この三角関係が何処まで爛れるのかwktkしながら収納します!
後、作品名や作者名、シリーズ名の変更、コピペミス、質問等ありましたら、wikiの方へでもご連絡くださいませ
39:先輩と嵐のお正月10/12
10/07/09 00:21:45 Nx6Iy4ax
「だから先程も言ったではないか、わらわの血をひく者に従属しなければならぬと。
もしまた同じように反抗的な態度をとれば、お主には罰が与えられるのじゃ。
そういうことじゃから、ゆめゆめ逃げようなどとは思わぬようにな」
サクラヒメ様の言葉を聞いて、悪魔っ子はガックリとうなだれてしまった。
その様子を見て大きくうなずいたサクラヒメ様は、ユキの身体を離れてまた霞となった。
するとユキが意識を取り戻し、何が起こったのかとキョロキョロし始めた。
{{我が末裔たるユキよ、わらわの話を良く聞くのじゃ。
今日のことは真に災難であったが、それも我が血をひくが故の宿命。
同じく我が血をひくテツと巡りあったのも、その血が呼び合ったが故のこと。
テツが尋常ならざる者たちと出会い、その身を重ねてきたのもまた同じなのじゃ。
西洋の魔女、中国の仙人、異界の妖精にこの悪魔と、よくもここまで集ったものよ。
じゃがそれこそが、テツにより大きな力を与えてきた……そうであろう?}}
サクラヒメ様の言葉に、僕は大きくうなずいた。
{{ユキよ、不本意な形ではあろうが、そなたは今日テツと身体を交えた。
しかし形はどうであれ、そのこと自体はそなたにとっては長年願っていたことのはず。
それ故に、わらわはあえてそなたの女陰の傷は治さずにおいた……許せよ}}
ユキもサクラヒメの言葉に大きくうなずいて、一呼吸おいてから口を開く。
「……サクラヒメ様、どうもありがとうございます。
サクラヒメ様の仰られます通り、私はずっとテツ君のことが好きでした。
でも、今までずっとそれを言いだせないままでいたんです。
それはエリスが留学を打ち切った時、その理由が妊娠なんだって気付いたから。
エリスのお腹の赤ちゃんの父親は、きっとテツ君だって思ったから……」
ユキはそう言うと、目に涙を溜めながらエリスの方を見やった。
エリスはバツの悪そうな顔でユキに歩み寄ると、彼女をぎゅっと抱きしめた。
「ソーリー、ユキ……ユーは今でもマイ・ベスト・フレンドよ。
ユキがテツを好きなことは、もちろんワタシも知ってた。
だからこそ、ワタシはユキには本当のことを言えなかったの……ゴメンね」
ユキをハグしているエリスのそばに、サクラヒメ様がすうっと移動する。
{{エリスとやら、そなたがテツとの間に設けた娘もわらわの末裔となる。
これも何かの縁なれば、そなたの娘とともにテツやユキの事もよろしく頼む。
そなたの魔導の力を必要とすることが、この先もあるやも知れぬでな}}
エリスはサクラヒメ様に向かって、笑顔で大きく肯いた。
サクラヒメ様もそれに笑顔を返すと、今度は僕の方へと向き直る。
{{さて、テツよ……そなたにはちと問いただしたい事がある。
そなたはユキが好意を持っておること、かねてから分かっていたはずじゃ。
それでいて、今まで明確な態度を示さなかった……その訳を問いたい}}
サクラヒメ様に問われた僕は、ちらりとユキの方を見てから口を開いた。
40:先輩と嵐のお正月11/12
10/07/09 00:22:43 Nx6Iy4ax
「委員長の僕に対する気持ちを知った時、僕はもう魔法使いの弟子でした。
しかもその日に、僕はエリスとの間に子供を作れと言われたのです。
そんな僕が、委員長の様な普通の娘と恋愛するなんて、許されないと思いました」
僕がそう答えると、サクラヒメ様は鋭い視線で僕を見据えながら言葉を繋ぐ。
{{いかにもそなたらしい、優等生的な答えじゃな。
なれば何故に、今に至るまで曖昧な態度を取り続けたのじゃ。
何故ユキとは付き合えぬと、きっぱり言わなかったのじゃ}}
サクラヒメ様の指摘に、僕は思いっきり動揺した。
おそらくサクラヒメ様には、僕の心の奥のすべてが分かっているはずなのだ。
それで敢えて問いかけるということは、その真意は一つしかない。
僕自身で本当の気持ちを、言葉にしてユキに聞かせろということなんだ。
「─理性ではそう考えていても、僕の心の奥底は違ったんです。
この僕自身も、委員長には惹かれるものを感じていたからです。
もし許されるのなら、委員長と普通の恋愛をしてみたい、ずっとそう考えていました。
その葛藤を抱えたまま、僕は今日までどうするべきか答えを出せずにいたんです」
僕がそう告白すると、突然ユキが僕に走り寄って抱きついてきた。
「嬉しい、テツ君もずっと私のこと気にしてくれてたんだね。
私なら全然気にしないよ、テツ君が魔法使いでも、子供がいても、全然平気だから。
何もかも全部ひっくるめて、私はテツ君のことが好きだから!」
そう言って涙を流すユキを、僕は思わず抱きしめてキスをした。
「二人とも受験に無事合格したら、同じ大学の同じ学部だよね。
そうしたら、正式にお付き合いを始めるってことで、イイよな?」
僕がそう言うと、ユキは嬉しそうに微笑みながらうなずいた。
するとサクラヒメ様は、身体の向きをシズカ先輩たちのいる方に変える。
{{テツと縁のある他の者たちよ、そなたらにも頼みがあるのじゃ。
どうかテツとユキの二人を、これから先も温かく見守ってやって欲しい。
いずれこの二人が子を成せば、その者は我が力を色濃く受け継ぐこととなる。
その力が誤った方向へ向かわぬよう、導いてやってはくれまいか}}
サクラヒメ様の言葉に、シズカ先輩たちは大きく肯いた。
それを見てサクラヒメ様は満足気に微笑むと、またご神木の中に戻ってしまった。
いつの間にか天を覆っていた暗雲は晴れて、周囲の異界化も解消されていた。
太陽はまだ天の高い場所にあり、悪魔の出現からほとんど時間は経過していなかった。
異界となった空間の中は、外界とは時間の流れが少々違っていたようだ。
ユキは破瓜の痛みで少し足を引きずりながら、また御神籤の販売に戻っていった。
僕らはユキに別れを告げ、神社をあとにしてシズカ先輩の家に戻った。
41:先輩と嵐のお正月12/12【END】
10/07/09 00:23:46 Nx6Iy4ax
先輩の家では、既にサラさんがパーティーの準備を終えて待っていた。
リビングのテーブルの上には、沢山の料理と飲み物がずらりと並べられている。
それを目にした僕は、思わず感嘆の声を上げた。
「うわぁ……これはスゴイや、和風に洋風、中華料理までありますね」
シズカ先輩はニヤニヤと笑みを浮かべながら、僕に向かってピースサインを出す。
「そりゃあ、昨夜からアタシや師匠たちが全員で腕をふるったのだ。
にーちゃんにはたっぷり食って、しっかり精をつけてもらわなきゃいけないからな」
続けてエリスが、飲み物の入ったコップを僕に突き出してにこやかに言う。
「ダーリンはさっきヒメハジメ済ませちゃったけど、ワタシたちはまだなんだよ。
エヴリバディ・アット・リースト・トゥワイス、頑張ってもらわないとネ?」
エリスの言葉に、僕は思わずテーブルの上に突っ伏した。
「ちょ、ちょっと待ってよ……全員と、最低でも二回ずつ?
全員って、シズカ先輩と、エリスと……」
「もちろんソフィ、テレサ師匠にサラ、なぜかメイホァもまだここにいるのだ。
これだと朝までかかるかも知れんのだが、まあ……頑張ってくれ。
相手をする順番は……そうだな、今からくじ引きで決めるのだ」
シズカ先輩の発した絶望的な言葉に、僕は全身の血の気が引く音を聞いた。
本当にこんなことで、僕は受験に合格できるんだろうか。
そして、無事にユキと交際をはじめることができるのだろうか。
ダイニングテーブルの向こうでは、アミダクジに一喜一憂するみんなの姿があった。
僕は大きなため息をつくと、やけくそで並んでいる料理をほおばり始めた。
今からどれだけ体力を消耗させられるか、分かったもんじゃないからね。
【とりあえず完】
───
とりあえず、これで一応のシリーズ終了です。
本当は前スレで完結させたかったんですが、弄り回している間にスレ容量が足りなくなりました。
書き始めた当初は、委員長の強制処女喪失ではありませんでした。
瀕死の重傷を負わせるだけで、事件の解決後に甘々エッチの予定だったのです。
合計50キロバイトほどになったので、何とか減量できないかというところで時間を食いました。
推敲の途中で「そういえば鬼畜展開はやってないよね」と思い立った結果、こうなりまして。
当初構想とはずいぶん違う方へすっ飛んで行きましたが、それもまた運命。
途中からキャラが勝手に暴走してくれたので、書くこと自体はすごく楽しめました。
それではまたどこかで、何かの形でお会いすることもあるでしょう。
ではでは~。
42:名無しさん@ピンキー
10/07/09 01:20:50 aso1XeSE
>>41
おおう!
GJ!!
そして割り込み失礼しました
またお会い出来るのを楽しみにしてます!
お疲れ様でした!
追伸
ロリババアハーレムパーティーの次の冒険マダー?
43:先輩と嵐のお正月12/12【END】
10/07/09 09:54:31 tuvmpuqF
>>42
IDが微妙に惜しい件について
44:先輩と弟子の人
10/07/09 09:56:19 tuvmpuqF
おおっと、間違って途中で送信しちゃいました。
GJありがとうございました。
割り込みはお気になさらず。
45:先輩と弟子の人
10/07/12 10:27:03 zGmURVhc
>>43-44
こういうのってカッコ悪いぜ
46:名無しさん@ピンキー
10/07/12 10:37:31 lg9q4z4O
気にすんな
47:名無しさん@ピンキー
10/07/12 13:42:13 yokKIhx/
四十二歳で高校生の息子がいるのに小学生に見える母親……
……ジャンプ始まったな
48:名無しさん@ピンキー
10/07/12 20:58:51 D1pX5s1B
ジャンプで思い出したがそういやダブルアーツもそんな感じだったなぁ>息子がいる小学生くらいの母
49:名無しさん@ピンキー
10/07/13 00:45:36 7LC90Rik
八神くんの家庭の事情がとうの昔に通り過ぎた道
50:名無しさん@ピンキー
10/07/13 21:10:44 0xudFaNL
スレチだが
息子が高校生で、自身はブルマの似合う美少女な父親ってのはサンデーだったっけ?
51:名無しさん@ピンキー
10/07/14 00:09:18 ianpbGQ7
>>50
葵デストラクションでググれ
52:名無しさん@ピンキー
10/07/17 15:39:45 wcu1bcHs
そろそろ次が来ないかな、わくわく
53:夏のカーテン2
10/07/20 04:58:17 zaEPvhwz
どうもです『夏のカーテン』の続きができました
どこまで続くかわかりませんがお付き合いして下されば嬉しいです
夏のカーテン2
遠縞町の駅前で、転んだ女の子を助けてから少し後
俺と女の子は一緒にベンチに座ってアイスを食べていた
「お前の親戚、来るの遅いな」
「そうだねぇ」
ぺろぺろ、アイスを舐める
「一時に着くって言ってたんだろ」
「そろそろ来ると思うんだけどねぇ」
ぺろぺろ、またひと舐め
よく考えると、俺は何で彼女と一緒に彼女の親戚を待っているのだろう
別に俺がここにいる必要なんてない
だけど何故か、俺は彼女と待っていて、この時間がもう少し続けばいいと思い始めている
隣を見ると、可愛らしい舌を出したり引っ込めたりしながら、女の子がアイスを舐めていた
なんだか和んだ気持ちになったが、そんなことをしている場合ではなかったことを思い出す
俺も親戚に会わなければいけなかったのだ
しかも一時ごろにはそっちに行くと言っておいて、時刻はもう二時を回ろうとしていた
「しまった・・・」
いそいで携帯を取り出して、俺の親戚、御堂 琴さんに電話をかける
すると、隣から着信音が流れた、デフォルトの、味気ない電子音だ
女の子は携帯を取り出して(女の子の携帯は、ご老人でも使いやすいシンプルなタイプのものだった)それを耳に当てた
「もしもし、晃(ひかる)ちゃんかい?」
御堂 晃(ひかる)、俺の名前だ
そして彼女の台詞とシンクロするように俺の携帯からも聞こえる『もしもし、晃ちゃんかい?』という声
「も、もしもし・・・」
いやな予感がしつつも、俺はそう返答するしかなかった
女の子も気がついたようで、俺の方を向いて口元に手を当ててくすくすと
「ああ、お兄さんが晃ちゃんだったんだねぇ」
そう言って本当に可笑しそうに笑っていた
54:夏のカーテン2
10/07/20 04:58:46 zaEPvhwz
両親が亡くなって、俺には親戚がいるということがわかった
今まで両親は頑なに親戚はいないと言っていたのに、である
しかもその人は親切に、天涯孤独の俺を引き取るとまで言ってくれているのだ
当然俺は疑った、もしや、遺産目当てとかそういうやつだろうかと
しかし、どうやら俺の心配は杞憂だった
今現在、自分を引き取ってくれるという親戚の家の前にいるのだが
「お屋敷だ・・・」
と自分でも思わず口に出してしまうような立派なお屋敷だった
これだけでかい家に住んでれば若造から金なんぞ掠め取るなんてことしなくても良いぐらいの金持ちだろうことは想像できる
それ以前に
「一人で暮らすには大きすぎるんだけどねぇ」
そう言って苦笑している『ちいさな』親戚に、俺は警戒心が持てなかった
俺の親戚、御堂 琴(みどう こと)さんは今月で六十二歳になるという高齢の方だ
しかし、その外見はどう見ても十代前半
真っ白い髪の毛は確かに年齢を感じさせるかもしれないが、さらさらふわふわで、地毛が白髪ですと言われても冗談に取られないし、琥珀色の色素の薄い目は珍しいが綺麗の一言だった
偶然、駅前で会ったときは早熟な娘だと思っていたが、それもそのはずである
あの駅での携帯電話事件の後、しばらく俺は放心していたが、とにかく意地で精神を安定させると琴さんに一通りさっきまでの無礼を詫びて、お家に案内してもらい、着いてみればこのお屋敷
こんなに金持ちの親戚がいたなんて自分でもびっくりだ
両親も自分の家と比較なんてしたくないから、「親戚なんていない」と言いたがるのもわかる
55:夏のカーテン2
10/07/20 05:00:07 zaEPvhwz
屋敷の中は広く、真夏の日中であるというのに涼しい
建築物に関する知識がないのでよくわからないが、風の通りやすい造りなのだろう
琴さんは俺が驚いたり、感心したりしているのが可笑しいのか、隣でくすくす笑っていた
「ここが俺の部屋か」
案内された俺の部屋になる予定の一室
広さも申し分ないし、風通しも良く、二階にあるので景色も上々だ
さしずめ、RPGにでてくる旅の宿といったところか
質素ながらも清潔感のある机や椅子、そしてふかふかのベッド
何よりも、かけようと思っていた白いカーテンがあるのが嬉しい
「晃ちゃんが好きに使って良いんだよ」
琴さんはにこにこしながらそう言うと下の居間へと去っていった
恐らく、後は好きにしろということだろう
俺はしばらく、椅子に座ってみたり所在無く歩き回っていたが、それに飽きると窓際に置いてあるベッドに倒れこみ、風になびくカーテンを見つめた
かちゃかちゃと音を立てて風に吹かれるカーテンを、脳裏に焼きついた琴さんの白い髪に見立てて
そよそよと身体中を撫でる優しい風
旅の疲れと気だるさ
心地よい眠気に身を任せ、段々と降りてくる目蓋
寝てはいけないという意思に負け、惰眠を貪るのに、そう時間は必要にならなかった
次に目が覚めたとき、外は真っ暗だった
携帯で時間を確認すると時刻は九時をまわっている
本当なら今から三時間前には帰宅の途についている時間だった
「やっちまった・・・」
田舎の終電は早い
遠縞町の電車は、九時半には全て止まってしまう
そしてここから駅まではどんなに急いでも三十分以上かかる
「最悪だ・・・」
今日は泊めてもらおう
56:夏のカーテン2
10/07/20 05:01:01 zaEPvhwz
下に降りると琴さんが可愛らしいエプロンと三角巾をつけて台所で夕飯を作っていた
台所もこれまた無駄に広く、でかい
琴さんは爪先立ちになりながらせっせとお鍋をかき混ぜている
ご老人であることはもちろん知っているのだが、その幼い外見のせいで包丁を持ったりするとものすごく危なっかしく見えてしまう
「あ、晃ちゃん」
琴さんは俺に気がつくと
「ご飯はもう少しでできるからね」
と言ってふわりと笑った
この花の咲くようなほっこりとした笑顔に見とれてしまいそうだが、そんなことをしている暇は、生憎と無い
こちとら今日の寝床が賭かっているのだ
「あの・・・今日帰れなくなっちゃったんで、泊めてもらえませんか?」
俺が恐々、と言った感じにそう言うと、琴さんは「最初から泊まっていくつもりじゃなかったの?」と不思議そうな顔をしていた
部屋に戻ってベッドに寝転んだのはいいものの、昼寝をしてしまったせいか寝付けない
窓の外は周囲の山々が大きな影をつくり、虫が涼しげに鳴く
この屋敷の周りには他の民家がないので、夜空の星も、都会で見る味気ない星空とは違い、きらきらと空いっぱいに輝いている
外の景色をぼんやりと眺めていると、歌が聞こえてきた
風に乗って流れる、泣きたくなるほど、優しい歌声
「何処から・・・?」
気がつくと、俺は歌声を追って導かれるように歩き出していた
歌は、屋敷から少し離れたところにある雑木林の奥から聞こえていた
人通りもあるのか、林道も設置されている
しかし、夜中に人が入ることを考慮してないのか、電燈がなく、真っ暗だった
鬱蒼と茂る木々の隙間を通るように優しく、緩やかな旋律が流れる
ぽっかりと口をあける暗い闇は不気味だったが、それよりも歌声への興味が勝っていた
「よし・・・」
俺は決心して、雑木林の中へと歩を進めた
57:夏のカーテン2
10/07/20 05:01:29 zaEPvhwz
林道に入ると、歌声のほかに、小さく水の音が混じっていた
「川が近いのか」
しばらく歩いて薄暗い林道を抜けると、思ったとおり、小さな川が流れている
そして、見つけた
ふわふわ、しゃらり、髪がなびく
きらきらと光る白銀のカーテン
月のように輝く琥珀色の瞳
白昼の中で見るよりも遥かに可憐で、物悲しい、ちいさな『そのひと』
月灯りを白いワンピースが反射して、辺りを照らす
小さな足を水面に浸して、跳ねる飛沫を愉しみながら、優しい声で歌っている
古い童謡が宵闇に響き、木々も眠ったように静かだ
俺はただその幻想的な光景と歌声に魅入られていた
やがて、歌い終わった彼女が俺を見つけて「晃ちゃんも眠れなかったんだねぇ」と困ったように笑った
「よしよし」
何故こんなことになっているのか
川辺で琴さんを見つけてから三時間ほど後
俺は、琴さんに添い寝してもらっていた
「なぁんにも心配しなくていいんだよ?」
外見幼女にあやされる俺
「・・・・」
すごく、いたたまれない気持ちになる
俺の頭を小さな胸に抱え込み、背中をぽんぽん優しく叩きながら、もうかれこれ二時間
琴さんの身体はちっちゃいので、彼女的には抱き締めてくれているつもりだろうが、端から見れば俺が覆いかぶさってるようにしか見えないだろう
だけど
「おばあちゃんがついてるからね」
俺を心配して、俺のために何かをしてくれている
それがなんだか嬉しくて、照れくさくて
こんな生活も悪くないかもな
琴さんの胸に埋もれながら、俺はそんなことを考えていた
58:夏のカーテン2
10/07/20 05:04:25 zaEPvhwz
以上です
物語の舞台の『遠縞町』の由来は年増です
それではまた
59:名無しさん@ピンキー
10/07/20 07:20:26 MBjRHLjb
なんというGJ。
続きが楽しみです。
60:名無しさん@ピンキー
10/07/20 10:06:56 1KpbdU9K
>>58
GJですよー!
えちぃ展開が待ち遠しいのです
61:名無しさん@ピンキー
10/07/20 16:29:06 2eoUun6y
>>53-58
乙!!
琴さんはロリババアである事以外のファンタジー設定皆無の方?
良い雰囲気だしエロ展開が楽しみ、続き待ってます。
62:名無しさん@ピンキー
10/07/21 01:33:58 woiQW7b6
おお!
続きが楽しみだぜ
63:名無しさん@ピンキー
10/07/21 23:45:23 eCySOHcZ
規制だったので凄く今更ですが
>>19-26
先輩がロリ巨乳で純情なサキュバスだったとはw
確かにこれも見た目幼い女性
しかし先輩の体型は奇跡的バランスだろうな、是非イラストで見たいw
そして相変わらず座敷わらしが淫乱ロリババア可愛い
>>28-37
>>39-41
乙です。
シリーズ完結おめでとう御座います、機会があれば続編も読みたいです。
ユキと普通にカップルになるとはw
後、サラ母さんもちゃっかり最後混じってるんですねw
生意気な悪魔っ子調教編とかも期待
>>53-58
続き乙です。
これは期待が高まる展開
次回が楽しみです。
64:名無しさん@ピンキー
10/07/23 20:13:30 cWKS24Ap
そろそろ次期待
65:LLT
10/07/26 02:07:44 iwu/hskA
前スレでリトルリトルTというのを書いた者です
続きをまた書いたので投下させてください
66:リトルリトルT
10/07/26 02:09:57 iwu/hskA
あっという間に土曜日はやってきた。その間、俺は学校を大した理由もなくサボっていたが、なぜかその日は気が付くと校門の前まで来てしまっていた。
「いや、違う……。違うんだ……」
周りには誰もいなかったが、俺はぶつぶつと誰に聞かせるでもなく言い訳していた。
「そう、俺は今日ちょっと学校の近くに用事があったからついでに寄ってみただけなんだ……。決してあのミニマム教師のお願いにほだされた訳じゃない……」
よく見ると周りの人間が俺を避けて行ってる事に気付いた。まあ、こんな所でぶつぶつ言ってる奴はどう考えても怪しい。俺は人目を避ける為に中に入る事にした。
校内は意外と盛況だった。独特の浮かれた雰囲気がそこかしこに充満している。当たり前だが俺は何一つ参加してないのでちょっとばかりの疎外感を感じる。
居心地の悪いままに校内を歩いていると、横から声をかけられた。
「よぉ~サボり王」
「……大助か」
我が悪友がしたり顔で立っていた。ニヤニヤした表情からはからかう気満々なのが見て取れる。
「今週ほとんど出てこなかったくせに文化祭だけ来るなんて、ものぐさなお前にしちゃ珍しいな」
「い、いや、違うんだ。俺は今日ちょっと学校の近くに用事があったからついでに寄ってみただけなんだ!別に朋ちゃんに絶対来てとかお願いされたからじゃないんだ!」
「……盛大に自爆してるな」
「…………」
墓穴を掘りまくっていた。大助は生暖かい視線を向けて俺の肩にぽんと手を置いてくる。
「大丈夫、お前が朋ちゃん大好きなのはみんな知ってるから。照れなくてもいいぜ、ロリコンヤンキー略してロリンキー」
「人に斬新なあだ名をつけんな!俺は三角形のスナック菓子か!」
あと、さりげなくロリコン疑惑を定着させようとすんな!
「ほれ、お前の愛しのちびっこはあっちにいるぞ」
冷やかすように中庭の方を指差すと、大助はそのままふらふらとどこかへ行ってしまった。
取り残された俺は仕方なく中庭に向かう。大助の言う通りに動くのはシャクだったが、他に行くあてもないしせっかく来た事を朋ちゃんに知らせた方が良いと思ったからだ。
67:リトルリトルT
10/07/26 02:11:00 iwu/hskA
中庭は屋台の集合場所になっており、焼きそばやらフランクフルトやら定番メニューが売られていた。文化祭のお遊びと言えど、売る側は真剣そのもので、女子生徒が気合いを入れて売り子をやっている。その中で一際異彩を放つ売り子がいた。
某黄色い電気鼠の着ぐるみを着て「焼きそば300円」というプラカードを持っている。いや、そこまでは良いが、問題はその着ぐるみ売り子の身長がどう見ても150cmもない事だ。
「……朋ちゃん、……だよな、アレ……」
うちのクラスはオブジェ制作だったはずだよな……。何でよその出し物の売り子やってんだ?
黄色い着ぐるみ姿の朋ちゃんは、プラカードが重いのか、よたよた歩きながら必死に客寄せしていた。周りの女子達もそれを応援している。
「ほら先生、声出して出して!」
「う、うん。焼きそばいかーっすかー!」
それは野球場の売り子の掛け声だ……。
突っ込み処満載の朋ちゃんを見てなんだか脱力してしまった俺は、とりあえず売上に貢献してやろうと屋台の方へ近づいていった。
だが俺が声をかけるより早く、横から飛び出してきた数人の小学生が自分たちと同じくらいの大きさしかない着ぐるみに突撃する。
「なんだコレ~!ちっさい着ぐるみ!!」
「中に入ってんの子供じゃね!?」
「うにゃ~~っ!?」
さしもの怪力の朋ちゃんも耐えられず、奇声を発しながら地面に倒れこんだ。そこに殺到する小学生達。
「それ~、電気出して見せろ~」
「きゃーっ!? にゃーっ!? にょわー!!」
「…………」
子供に遊ばれる子供、という珍しい光景に思わず見入ってしまった。俺は我に帰るとどうしたものかと頭を抱える。
声に泣きが入っている朋ちゃんを見ると助けるべきだとは思う。が、ちびっこ達の楽しみを邪魔するのもどうかと思うのだ。
「……すんません、焼きそばひとつ」
結局焼きそばだけ買って、その場はスルーする事にした。小学生達は実に楽しそうだし、朋ちゃんが泣くのはいつもの事なので問題ないとの判断だ。
ゴタゴタしてるし、朋ちゃんへの挨拶は後にするか、そう考えながら俺はその場を後にした。
68:リトルリトルT
10/07/26 02:12:01 iwu/hskA
俺達のクラスが作ったというオブジェは裏門の近くに展示されていた。時刻はすでに日没前。夕日に染まったそれはなんだか妙に儚く見える。モチーフはなんだかわからなかったが、これは制作に参加してないんだから当然だ。
ただこれを指して「青春のよくわからない情動を形にしてみました」とか言えば、評論家気取りの大人の4割くらいは騙さそうな気がする。そんな作品ではあった。
「おいてめえ!何よそ見してんだ!」
ぼんやりオブジェを見上げていた俺の思考は無粋な声で中断される。
俺の目の前にはいかにもな風体のチンピラ集団が6人、目をぎらつかせながらこちらを睨み付けている。
こいつらはいわゆる「文化祭荒らし」ってやつだ。ついさっきまで校内で展示物を壊すわ、屋台の売り子に絡むわ、生徒にたかるわやりたい放題だった。目に余る行為だったので二言三言挑発してやるとあっさり彼らは激昂し、俺はまんまと人目のない所に連れ込まれた訳だ。
連れて行かれる前の周りの生徒の顔が妙に印象的だった。騒ぎを起こさないでくれ、という迷惑そうな顔と問題児が厄介者を引き受けてくれた、という安堵の顔。
(まぁこういうのは俺の役目だよな……)
目には目を、刃には刃を、厄介者には厄介者をって事だ。俺はコキコキと首を鳴らして、チンピラ達を睨み返した。
文化祭荒らしなんて幼稚な事やってるだけあって驚くほど簡単に挑発に乗ってはくれた。もう辺りも暗くなってきているから、騒ぎを起こしても一般客に迷惑がかかる事もない。
とはいえ、今から文化祭に戻って参加する事はもう出来ないだろう。俺の脳裏に絶対来てね、と食い下がって来たちびっこの姿がよぎる。
(朋ちゃん、泣くかなぁ……)
結局今日1日朋ちゃんには挨拶出来なかった。俺が来ていないと思われても仕方ない。その事で落胆する朋ちゃんがありありと想像出来てしまい、俺はちょっと気が滅入った。
(くそ、それもこれもこいつらのせいだ)
半ば八つ当たり気味の怒りをぶつけ、俺は目の前の6人に向き合う。それからニヤリと余裕そうな表情を一つ作ると、精神的にではなく、物理的に怒りをぶつけるために俺は6人に突っ込んでいった。
69:リトルリトルT
10/07/26 02:16:57 iwu/hskA
偉そうな口を叩いたが、結果から言ってしまうと俺は負けた。それも存分にフルボッコにされた。まあこれも当然と言えば当然。いくら俺が喧嘩慣れしてても、現実的に6VS1で勝てる訳ないのだ。
という訳で2人まで殴り倒した所で抑えつけられ、現在の俺は2人がかりで拘束された上に残る2人に散々殴られていた。
「なぁおい、急に元気がなくなったなぁ。さっきみてーなナメた口叩いてくれねーのか……よっと!」
「ぐっ!」
腹に蹴りを入れられ、呼吸が止まりかける。それを見て俺を拘束している2人がゲラゲラ笑った。
(6VS1でやっといて無茶言ってくれるぜ……)
文化祭から目をそらさせるためとはいえ、自分から挑発して喧嘩を売った事をさりげなく棚に上げて悪態をついていると、やりとりに参加してなかった残りの1人が口を開いた。
「なぁ、そんな反応しなくなった奴よりさ、『これ』ぶっ壊してみようぜ」
指し示されたものを見て、俺はさっと血の気が引いた。俺達のクラスの展示物、あのなんだかよくわからないオブジェだ。
「おい!それに触んな!」
知らず声を張り上げていた。チンピラ共は身を乗り出した俺を容赦なく殴りつける。
「ぐぁっ!」
叫んだ瞬間にしまった、と思った。これではオブジェを壊したら俺にダメージがあるとわざわざ教えているようなものだ。
「よっぽど壊されたくないらしいなぁ。こんながらくたをよぉ~」
オブジェを壊そうとしていた奴が汚く笑う。
(るせぇな……関係ねーだろ、てめえには)
頭の中で悪態をついたものの、俺自身も自分の行動に疑問を持っていた。
なんで俺は勝ち目のない喧嘩して、こんなにぼろぼろにされてまで必死にあれを守ろうとしてんだ?
(ああ、そうか……あの人が泣くからだ)
脳裏にあるのは小さな身体を奮わせて涙目で怒るあの姿。そうだよな、あの人を泣かせていいのは俺だけだ。こんな奴らの為に泣いていい訳がない。
70:リトルリトルT
10/07/26 02:18:19 iwu/hskA
チンピラの1人がどこから取り出したのか鉄パイプを持ってオブジェの前に立ちはだかった。
「やめ……ろ……」
振り絞るように声を上げ必死に止めようとするが、散々殴られた上に押さえつけられている身体はうまく動かない。
チンピラがニヤニヤと笑いながら鉄パイプを振りあげるのを見て、俺は「畜生……」と呟いた。もう無理だ、間に合わない!
だが来るべき破壊音は聞こえなかった。代わりに「ぐえぇっ」という低いうめき声と共に吹き飛ぶチンピラが視界の端に映る。
「な……!?」
視線を戻すとオブジェの前に小さな人影が立っていた。そいつは両手を目一杯広げ、まるでオブジェを庇うようにしている。
(朋……ちゃん……?)
俺の知る限りあんな小さな人間はあのミニマム教師しかいない。なんでここに、なんて聞くまでもなかった。学校の校内なんだから教師である彼女がいたって不思議はない。
チンピラ達も突然の乱入者に戸惑っていた。最初に吹き飛んだ奴はピクリともしない。朋ちゃんの怪力で突飛ばされたんだからしばらくは動けないだろう。
「な、なんだお前!」
ようやくチンピラの1人が誰何する。それに対し朋ちゃんは震える声で答えた。
「……めて」
「あん?」
「やめて!こ、これを壊さないで!私達が作った、私達の文化祭を壊さないで!」
俺は目の前の光景が信じられなかった。あの朋ちゃんがこんなことをするなんて。お化けどころか不良生徒にすらビビり、俺が脅かすといつも泣いて逃げてくあの泣き虫で怖がりの朋ちゃんが!
怖くない訳ではないのだろう。目に涙を浮かべ、足をガクガク震わせている。しかしなおも朋ちゃんは叫んだ。
「……それに私の生徒に、小野田くんにも手を出さないで!!」
その時の俺には朋ちゃんの小さな身体がなんだかとても大きく見えた。この後に及んで俺の心配とは。いい先生だよあんた。
「て、てめえ、この……」
それまで完全に圧倒されていたチンピラの1人が我に返り、朋ちゃんに手を伸ばす。びくりと朋ちゃんが身をすくませるが、俺はそれよりも早く行動を起こしていた。
すっかり緩くなっていた両腕の拘束を振りほどくと、押さえつけていた2人を殴り倒す。そのまま朋ちゃんに襲いかかっている残りの1人にタックル。3人共地面に倒れ伏しているのを確認すると、朋ちゃんの小さな身体を抱え上げて走り出した。
「待てコラァ!」
「おい、起きろ!追うぞ!」
背後からチンピラ達の声が聞こえる。どうやらうまく追って来てくれるようだ。これで少なくともオブジェは守れる。
「お、小野田くん?」
「逃げるぞ、掴まってろ……」
腕の中の朋ちゃんが戸惑いの声をあげる。俺は端的に答えると、校外に出て夜の街へと逃走を開始した。
71:LLT
10/07/26 02:21:06 iwu/hskA
また途中でぶつ切りで申し訳ありません…
次で終わらせますから!あとなるべく早く書きますから!どうかご容赦ください!
72:名無しさん@ピンキー
10/07/26 07:20:49 o2BlGsFw
gjっすー 夜の街が気になるな
73:名無しさん@ピンキー
10/07/26 12:04:48 BFu4nUL+
乙!!
あー朋ちゃんの純潔がロリコンヤンキーに奪われそう!!
74:名無しさん@ピンキー
10/07/27 11:56:36 xsijlNAu
>>71
GJですよー。
お待ちしておりましたとも。
いよいよ次はエッチですよね? ネ?
75:名無しさん@ピンキー
10/07/28 08:05:04 ZsutsQvD
「リトルリトル」だけ見てクトゥルー系かと思ってたら先生可愛かったw
76:名無しさん@ピンキー
10/07/28 16:55:02 sxFo0J+S
>>75
ク・リトル・リトルは良いエロゲだね
最近予約して買った数少ないエロゲ
77:名無しさん@ピンキー
10/07/28 20:39:23 YO7Xumad
申し訳ないんですが二次スレに投下した
ロリババアキャラ凌辱ssのリンク張ってよろしいでしょうか?
力足らずスルー気味だったのでどなたかに読んでもらいたくて。
場面抜き出しなので注釈も付けて分かりやすくします。
78:名無しさん@ピンキー
10/07/28 21:12:57 jHOBSjDm
どうぞ
79:名無しさん@ピンキー
10/07/28 21:38:43 o6ECprx1
私は一向に構わん!
80:名無しさん@ピンキー
10/07/28 22:40:31 YO7Xumad
ありがとうございます。 貼らせていただきます。
多少の苦痛描写と主に輪姦シーンがメインです。
スレリンク(eroparo板:162番)-167
キャラ
・人吉瞳
42歳子持ち、外見は制服に大きな白衣とスパッツ、ポニーテール
身長見た目など小学生にしか見えない。強い。カウンセラー
・球磨川禊
どこにでもいそうな高校生。
巨大なネジを幾つも持ち人を意味もなく串刺しにするが、その傷はネジを抜くだけで治る。
台詞が全て『』で囲われて言動のほとんどが嘘か本当かもわからない歩く災害。
人吉瞳にカウンセリングを受けた過去があり初恋の人らしい。
原作で瞳が球磨川にエロ本を買うので選んでくれませんかと誘われて
逃げきる所を敗北した場合のifとなります。
善吉
人吉瞳の息子 名前だけ出ます。
怒江
ヤンデレで善吉の天敵 名前だけ出ます。
81:名無しさん@ピンキー
10/07/31 22:25:26 sEAy1EFf
>>80
個人的には良かったが最初からここか他のシチュスレのが良かったかもね本スレは不味い
82:名無しさん@ピンキー
10/08/01 14:04:11 d6VqbbwJ
こちらでレスしたあと反応頂けたものの
42歳と母親設定はロリババア系列でもマニアックですよねぇ
83:名無しさん@ピンキー
10/08/01 17:25:22 Iu24S/by
>>82
というよりシチュがヤバいんでは?
俺は好きだけど
84:LLT
10/08/02 02:59:26 gWrXICGa
どうもご無沙汰してます
リトルリトルTの完結編書きました
投下させてください
85:リトルリトルT
10/08/02 03:02:16 gWrXICGa
目が覚めると見覚えのない部屋の中、朋ちゃんが俺の顔を覗き込んでいた。
「よぉ、朋ちゃん……無事だったか」
とりあえず片手を上げて挨拶すると、すぐに何があったのか思い出した。チンピラ達から逃げ、一時間程逃走劇を繰り広げた俺達は結局学校に戻ってきた。どうやら俺はそこで力尽き、意識を無くしていたらしい。
(じゃあ、ここは……宿直室?)
どうやら俺は教師が泊まる為の備え付けの布団に寝かされているようだ。2、3度しか入ったことがない部屋な上に横になっているので一瞬何処だかわからなかった。
(しかし、文化祭もオブジェも無事に守れたみたいだし、結果オーライかな)
決してスマートとは言えないやり方だったけど、当初の目的は達成された。殴られた痛みを押し殺し、俺は満足感に浸っていた。しかし―、
「うう……ぐす、ひぐ……あうぅ」
「と、朋ちゃん!? な、何!? どしたんだ!?」
俺の顔を覗き込んでいた朋ちゃんがいきなり胸に顔を埋め、嗚咽を洩らし始めた。
「だって……小野田くんが……ぐす、学校まで戻ってきたら……ひっく、急に倒れちゃって……うぅ……し、死んじゃったかと思ったんだよ!」
「あー……悪い、心配かけたな」
俺はその小さな身体を抱き寄せると、安心させるように頭をぽんぽんと撫でてやった。抱きかかえてみるとその軽さと意外に女性らしい柔らかさに驚く。
「あぅ、なんであんな無茶したのよぅ……」
咎めるように朋ちゃんが見つめてくる。俺は少し迷ったが結局正直に話す事にした。
「今日……朋ちゃんが売り子やってんの見て、すごく楽しそうでさ……なんていうか、俺も文化祭に参加したくなったんだ」
「え……」
「あいつらから文化祭を守れたら、俺も参加できた事にならないかなって、そう思ったんだよ」
「小野田くん……」
「まあ結局あのザマだったけど…………朋ちゃん、俺も文化祭に参加できたかな?」
そこまで言ったところで突然朋ちゃんが首筋に抱きついてきた。一気に鼓動が激しくなる。
「ちょっ!? 朋ちゃん!?」
「……できたよ」
「えっ?」
「小野田くんはちゃんと文化祭に参加できたよ。先生が認めるんだもん。絶対だよ」
「朋ちゃん……」
「小野田くんが私達のオブジェを守ってくれた事、とってもとっても嬉しかった……」
「いや、結局俺はボコられただけだし……」
そこで朋ちゃんは一旦俺から身体を離した。そして俺の自嘲的な言葉を無視するように言った。
「小野田くん、『私達の文化祭』を守ってくれてありがとう……」
86:リトルリトルT
10/08/02 03:03:47 gWrXICGa
涙を拭いながら微笑む朋ちゃん。その笑顔はとても魅力的で、俺の理性を失くすには十分で……。
気付くと俺は無意識に彼女に口付けしていた。
「……んんっ!?」
困惑したように見開いた目が俺を見つめる。一方、俺は俺で自分の行動に驚いていた。
キスするつもりなんてなかった。確かに朋ちゃんはほっとけないし、特別な人だと思っているが、それはあくまで小さな子に向ける感情だったはずなのに。
(すまん、大助。どうやらお前の言った通り俺はロリコンだったらしい)
今の俺の気持ちすら見透かしていたかのような悪友に心の中で謝罪する。あいつは正しかった。
まあ、それはそれで別にいいか。ロリコンヤンキー略してロリンキー万歳だ。
「……はぁっ」
唇を離すと2人とも思い出したように大きく息を吐いた。
「あ、おの……く、わた……き、きすし……」
真っ赤になっておたおたし始める朋ちゃん。言葉にならない何かをモゴモゴ言っている。俺は慌てふためくその頭に手をのせると軽くなでなでしてやった。
「俺の方こそ助けてくれてありがとう、『先生』」
「うぅ、助け……小野田く……キスし、え? あ、先生って……初めて…………あうぅ」
テンパるのは収まったが今度は俯いてちぢこまってしまった。俺は赤く染まった耳元で囁く。
「……ヤだった?」
「ヤじゃ……ない、けど……あ、ヤじゃないってのは先生って呼んでくれた事で、別に変な意味じゃ……あぅ……で、でもき、キスしたのが嫌って訳でも……あうぅ……」
とうとうそのまま黙り込んでしまった。顔をちょっとだけ上げて恨めしそうに見つめてくる。
「ズルいよぅ、小野田くん」
確かに今のはズルいだろうな。あのタイミングで嫌なんて言ったら先生と言われた事も否定する事になる。朋ちゃんの教育への熱意を利用した卑怯極まりない手だ。
だが俺は「こういう事」で手を選ぶほど清い人間ではないのだ。
少しだけ拗ねている朋ちゃんに俺はもう一度顔を近付けた。それに気づいた彼女が微かにぴくりと反応を見せる。
警戒させてしまったか、と少し残念に思った。だがここで強引に行こうとはしない。朋ちゃんが嫌がるようならここで止めるつもりだった。しかし次の瞬間、彼女は意外にも自分から唇を触れさせてきた。
「んっ」
お互いの喉から熱い吐息が漏れる。二度目のキスは2人の理性を取り払うには十分だった。
小さく柔らかな唇の感触を楽しみながら、俺は少し強引に舌を滑り込ませていく。
「んっ、はぁ、ちゅぷ、はむ、はぁ、んんぅ」
互いの舌が絡み合うように動き、徐々に朋ちゃんの身体から力が抜けていく。荒くなっていく吐息が俺の興奮を掻き立てた。
87:リトルリトルT
10/08/02 03:08:15 gWrXICGa
長いディープキスを終え、すっと唇を離すとその顔はすっかり快楽に蕩けていた。だらしなく開いた口からは涎が一筋垂れている。
「はぁ、気持ち良い……キスって気持ち良いね、小野田くん」
「ん、そうだな……」
「って何してるの!?」
「いや、脱がせようと思って」
受け答えながらもブラウスのボタンに伸びていた俺の手を我に帰った朋ちゃんが慌てて押し留めた。
「あ、あの、やっぱり正面からは恥ずかしいかな~って……」
「じゃ、こうするよ」
俺は朋ちゃんの身体をひょいと抱えると、そのまま体勢を変えて座らせてた。後ろから抱きすくめるような形になり、俺より40cmも小さい身体が腕の中にすっぽり収まってしまう。
「顔見えなきゃ恥ずかしくないだろ?」
「う、うん……。でも小野田くん、なんか手慣れてない?」
「……そんな事ないデスよ? 初めてデスよ?」
嘘ではない。実際、初めてだし、リードしてるように見えてもいっぱいいっぱいだ。手慣れてるつもりも余裕もない。
特に今腕の中にいる女性は小さくて華奢で、ちょっと扱いを間違えれば壊れてしまいそうなほどなのだから。
話しながらもブラウスを脱がせていく手を止めてはいない。さらにワイシャツのにも手をかけ、ボタンを外していくと下着に包まれた胸の谷間が晒された。
「あっ、やあぁ」
後ろから見てもわかるくらい耳まで真っ赤にした朋ちゃんが羞恥の声を上げる。その声を聞いてつい俺の悪い癖が出てしまった。
「かぷ」
「はああぁぁ!? み、みみぃ、耳やあぁ! あぁ、む、胸もぉ!」
真っ赤になった耳に軽く甘噛みしてやるとおもしろいほど敏感に反応した。同時に胸にも手を伸ばすとあっさりと声に泣きが入る。
うーん、やっぱりこの娘は泣かせたくなるな。
「はむはむ」
「やああぁ、はぅ、うんんっ! もぉ、ばかぁ! 小野田くんのばかぁ!」
「はは、ごめんごめん」
本気で泣きの入った朋ちゃんが半ば怒りだしてしまい、俺はさっと耳から唇を離した。肩越しにキッと睨んでくる可愛い瞳に笑いかけて、愛撫を胸へと集中させる。
「それにしても朋ちゃん、結構胸大きいよな」
「えっ、うんと……そんな事……ないよ」
「いやいや、ちっちゃい身体の割に、くっ、この大きさは……」
「はぅ……ん、ちっちゃく、んん、ないよぅ……」
88:リトルリトルT
10/08/02 03:09:25 gWrXICGa
柔らかな弾力に指が沈み込む。朋ちゃんの喘ぎ混じりの否定も耳に入らないほど、俺は夢中でその柔らかさを堪能していた。実際、朋ちゃんの乳房は子供のような体躯には不釣り合いな大きさだった。しかも手足や胴体が細いので相対的にも大きく見える。
調子に乗った俺は素早く下着も外してしまった。桜色の綺麗な突起が顔が出し、朋ちゃんがまたあっと羞恥の声を上げる。
すでに十分固くなっているそれらを俺は嬉々として責めた。乳房は裾野から掬い上げるように、先端は転がしながら外側へと引っ張るように。
「くふっ、んっ、やあっ、ち、乳首ぃ、コリコリしないでぇ……んああっ、引っ張らないでぇ」
薄々気付いていたが朋ちゃんはかなり敏感らしい。乳首を責める度に身体を振るわせるため、おっぱいがぷるぷると揺れて手のひらに感触を伝えてくる。
「!! あぁ、そ、そこは! くひいぃぃん!!」
胸責めに戸惑う朋ちゃんの隙を付き、俺の右手はすでにその下にたどり着いていた。思わず止めようとした朋ちゃんの手が伸びてくる。だが一瞬早く俺が指を動かしそこを刺激すると、びくりと身体を折って快楽に気を取られてしまう。
「やあ……ひぅ、そんなとこいじっちゃ……んっ、だめだよぅ……ああぁぁ!」
懇願を無視して下着の上から秘部を何度も擦りつけると、弾かれたように身体を揺らして悶える朋ちゃん。すでにぐっしょり濡れているそこは、クチュクチュといやらしい水音をたてて新たな愛液を分泌する。
「んああぁぁっ! ひぅんっ、やっ、ひゃふ、んんっ、くふぅん! ダメぇ! あうぅぅ、んんんん~~~っ!!」
腕の中の女の子は蹲るように身体を丸め、絶叫を圧し殺そうとする。その身体が一際大きく震えると、波が去ったかの如く静かになった。
丸めた事でさらに縮まって見える小さな身体が時折ビクンビクンと痙攣しているのに俺は気付いた。
「は……あぅ……」
「朋ちゃん、もしかしてイッた?」
「…………」
返事はなかった。だが代わりに背中を向けていた朋ちゃんが、振り向きざまに無言で首筋に抱きついてくる。一瞬戸惑ったがそんな朋ちゃんが愛おしくなり、俺も同じように小さな身体を抱きしめた。多分今、朋ちゃんも同じ気持ちなんだろう。
「朋ちゃん……いい?」
これだけ密着しているなら朋ちゃんにも伝わっているだろうが、すでに俺のモノもガチガチになっていた。
「ん……いいよ、小野田くん」
俺は自分のモノをズボンから取り出すと、再び朋ちゃんの身体を抱え上げ、ゆっくりとその上に降ろしていった。くちゅ、と性器同士が触れ合い、2人とも小さく唸り声を漏らす。
「くっ、キツい……」
「はあぁ、ひぅ」
小さな身体に似合いの陰唇は相当に狭く、ゆったり挿れようとしてもなかなか進まない。俺はなんとか亀頭の先を入れると、できるだけ手加減するつもりで膣内に突き入れた。ミリと何かが破れる感覚がして、悲痛な声が響く。
89:リトルリトルT
10/08/02 03:12:22 gWrXICGa
「ひぐっ……かはっ……」
「ご、ごめん! 大丈夫!?」
「ん……だ、大丈夫。でも、もっとゆっくり……」
震える声で健気にも朋ちゃんは答えてくれる。結合部からは赤いものが垂れていて、その痛みを想像させた。俺のモノは膣奥まで達しているのにまだ1/3ほど入っていない。朋ちゃんの身体には大き過ぎるのだ。
「大丈夫、だから……動いても……」
腕の中の朋ちゃんが痛みに耐えながら笑いかけてくる。その笑顔に思わず胸打たれ、俺はなるべく負担にならないようにゆっくりペニスを引き抜き、出し入れする。
膣内の襞が異物を逃さないように、または侵入を拒むように絡みつく。朋ちゃんの膣内はとても熱くヌルヌルで、それでもとても狭かった。
「かは、くうっ……ぐっ、あっ? ……んん、ふぅ、んっ、あぅ、はあぁ、んんんぅ」
何度も熱い膣内に出し入れするうちに、次第に朋ちゃんに変化が起きた。堪えるような声には甘える響きが混じり、痛みを噛み殺す表情はだらしなく蕩けていく。
「ふあっ、はぁ、あっ、んあぁ!」
「大丈夫か、朋ちゃん?」
「んっ、うん。気持ちいいよぅ、小野田くん」
完全に朋ちゃんの声が嬌声に変わった事で安心したのか、俺の突きも段々激しくなっていく。
「ひあぁ、ふあ、はぅ……んっ、す、すきぃ、好きだよぅ、小野田くん」
「俺も、んぅ……く、好きだよ、先生」
「あはぁ、嬉しい!ま、また先生って、ああんっ!」
「くぁ、ヤバ……もう、出る……」
「いいよ、だして!私も、わたしもイキそ……んああ! ひうぅ! 奥、熱いの出てるぅ! うあ、はうぅ、ふああっ!くうぅ、んあああぁぁぁぁ!!」
ぶちまけられた精液が小さな膣穴から溢れ、朋ちゃんは全身を反らしながら絶頂の声を上げる。そのままくたりと力なく、失神するかのように俺の胸に倒れ込んできた。
(…………朝か)
翌日、宿直室にそのまま泊まった俺は、目覚めて一番、隣で朋ちゃんが顔を覗き込んでいるのに気付いた。
昨日の事を思い出しているのか、なんだか恥ずかしいそうにモジモジしている朋ちゃん。俺はその頭に手を置くと優しく撫でてから言った。
「今日の2日目の文化祭、一瞬にまわろうか」
すると朋ちゃんは太陽のような笑顔で、
「うん!」
と答えたのだった。
了
90:LLT
10/08/02 03:14:43 gWrXICGa
以上ここまでです
書き終えて一言…このロリンキー氏ねば良いのに…
いやあ朋ちゃん泣かせたり惚れられたりドSな責めしたりカッコつけたり何様なんでしょうかね!? 同意見の方がいたら待ってます
思いついて書き初めてからえらい時間かかって申し訳ない。しかもここクオリティ高い人が常駐してるから自分の稚拙なのが恥ずかしくて…これも最後駆け足過ぎだし…
だらだら書いてしまいましたがこれで終わります。また妄想が降りて来たら書きますので良ければお付き合いを
91:名無しさん@ピンキー
10/08/02 05:15:35 eqKlYhAL
朋ちゃんが可愛い過ぎるw
そうかおっぱい大きかったか、トランジスタグラマですね、わかります。
92:名無しさん@ピンキー
10/08/02 05:34:13 URGayY6S
ちっちゃくないよぅキタコレ 乙です!
93:名無しさん@ピンキー
10/08/02 09:55:06 BIO3Mvpp
>>90
いやあGJでございます、朝から良いモノ読ませていただきました。
沈まれ、俺のアバレマックス!
そしてロリンキー氏ねwww
94:名無しさん@ピンキー
10/08/03 12:30:58 /DGtxrwR
>>80
GJ
今度はこっちにも投下していってね!
>>90
こちらもGJ
次回作お待ちしております
95:名無しさん@ピンキー
10/08/05 05:38:18 3M9gQzVL
幼女先生とか心が躍るな
小萌先生とかチョコ先生とか
96:名無しさん@ピンキー
10/08/05 11:09:51 Q0gawvun
幼女とはちょっと違うような
97:名無しさん@ピンキー
10/08/05 13:33:36 HOwiIqKN
ここ最近色んなスレに書き込みが少ないのはやっぱり規制のせいかね
職人さん達大丈夫かな
98:名無しさん@ピンキー
10/08/05 16:37:08 esgV55Fv
>>96
>>95が言ってるのは見た目幼女っぽいって話でしょ
二人共そんな感じのキャラだし
>>97
規制で殆ど書けないプロバイダがあるみたいだしなぁ
99:名無しさん@ピンキー
10/08/10 02:58:19 UErNFJF3
99
100:名無しさん@ピンキー
10/08/12 02:26:07 0tp4+m8J
100
101:名無しさん@ピンキー
10/08/13 00:48:31 30FBcNUH
規制に巻き込まれ携帯から保守
職人さん達も規制に巻き込まれているのだろうか心配だ