10/09/05 22:42:13 ngRGt5ca
「……いいぜ、オレもそろそろ上がろうと思ってたところだ」
デス=アダーはそのままガシッとノーマッドを掴むと湯船から立ち上がる。
ザバァッ! …と湯を散らしその巨躯を見せつける様に堂々と立ちあがり湯船から出た。
「「「「――!」」」」
「じゃあ、ごゆっくり」
その時、天草達の視線にデス=アダーの男のシンボル部分が目に入る。そして自分たちの“それ”とを見比べた。
「fooo……」
「……自信無くすなぁ……」
「―――OTZ」※完全敗北
「うわー貴方随分大きいですね」
脱衣所に戻ったデス=アダーは体を拭きながら片手を上げて魔力を少しだけ放出。
ほんの少し、ほんの一瞬、ほんの一発、誰にも気付かれない程度の小さな雷が男湯の湯船に落ちた。
パチンッ! ギャアアアアアア!!!
湯船から3人の悲鳴が聞こえて消えた……
「貴方って随分怖い人ですね。デス=アダーさん」
「……ぬいぐるみ、お前はオレの正体に気が付いていたのか」
「ノーマッドです。私の分析能力と演算能力を舐めないでいただきたい」
「そうか……」
「まぁ計算よりも女湯にあの女が入ってきましたから。男湯に貴方がいる事は想像できます」
「あいつも買物終わって温泉に入ってたか」
「ちなみに私を投げ飛ばしたのはその女ですよ、全く…あんな乱暴な人はヴァニラさんの爪の垢でも飲ませてあげたいですよ」
「ほう……」 ギリギリギリギリッ!
「な、何をするんですか、顔が歪んじゃうじゃないですか!」
「あいつが乱暴なのは知っている……だがなぁオレの目の前であいつを馬鹿にする奴は許さねえ」
着替え終えたデス=アダーはノーマッドを掴むと売店に足を向けるとそこで温泉玉子を購入、その後、
そのまま温泉玉子が浸かっているお湯の中にノーマッドを沈めた。
「あー助けて下さいヴァニr」ゴポゴポゴポゴポゴポポポ―――
「……よしっ、じゃあ約束通り『男湯の前』にある売店に『運んだ』ぞ」
可愛そうなノーマッド。
それから数時間後、ヴァニラ・Hによって温泉玉子と一緒に泳いでいる所を救助された。
そして男湯では、天草・アッシュ・ドラクロが湯船に浮かんでいる姿で発見され、ゲーニッツ以外が医務室送りとなった。
【暴君とドラゴンの温泉旅行~野郎の風呂編~】FIN → next【暴君とドラゴンの温泉旅行~女性陣の温泉編~】