【1・2・4】ペルソナ旧作総合エロパロ1 【トリニティ】at EROPARO
【1・2・4】ペルソナ旧作総合エロパロ1 【トリニティ】 - 暇つぶし2ch4:名無しさん@ピンキー
10/06/07 01:04:14 l2rzY8FN
一個問題残っちゃったけど別にP3とフェスもこっちで問題ないよな
次スレ立てるときに修正すればいいし

5:名無しさん@ピンキー
10/06/07 01:10:57 J0m1EvD8
すいません、保管庫のことだけど
絵板はもう存在しないのか?


6:名無しさん@ピンキー
10/06/07 01:11:30 hWyGAWyY
いいんじゃないのー俺も両方見るし
ゴネたって始まらんよ

7:名無しさん@ピンキー
10/06/07 01:12:56 tkx9ZClu
>>4
問題があったら困る
こっちでP3とP3Fの話していいならもういいや

>>1

8:名無しさん@ピンキー
10/06/07 13:47:49 iz7+n3yU
P3こっちでいいんだよね?
P3Pつーかハム関係が別のスレで

9:名無しさん@ピンキー
10/06/07 14:03:41 V2Lygr4w
あっちのペルソナスレ、実質3専用になってるじゃないか
3もP3Pも同じじゃないの?

10:名無しさん@ピンキー
10/06/07 14:17:27 U4s9CXha
つーか、4は旧作なんですか?

11:名無しさん@ピンキー
10/06/07 16:11:41 VVZiSnHd
主直と花千枝お願いします♪♪

12:名無しさん@ピンキー
10/06/07 22:59:18 kHIQrisV
ペルソナ画像スレないのか・・・

13:名無しさん@ピンキー
10/06/07 23:56:21 iz7+n3yU
>>9
P3Pとその他を分けるんじゃなかったか
P3でハム以外を書くとハムハムうっさいのがいたから分けた気が
何か勘違いしてたらすまん

14:名無しさん@ピンキー
10/06/08 02:29:18 FYw9KXPJ
つまりあっちはハム専用スレってことね
何にせよ>>1乙。まったりいくか

15:名無しさん@ピンキー
10/06/08 20:27:35 it+ocW+j
えーと、じゃあハム子要素無しの無印P3のSSはここでいいんだよな?
スレタイに入ってないから悩んだけど

16:名無しさん@ピンキー
10/06/08 22:13:09 hNaoKRb2
>>15
何ですかぁそのメル欄(´ψψ`)

17:名無しさん@ピンキー
10/06/09 00:40:18 1nXG/ZFQ
ピアスとマキとエリーのP3きぼう

18:名無しさん@ピンキー
10/06/09 04:07:31 O8tfuonv
>>17
それは3Pが見たいのか、その3人でタルタロス登ってるのが見たいのか、どっちなんだw

19:名無しさん@ピンキー
10/06/09 13:24:40 Z9YkdTLO
>>18
3人で仲良くコミュランクアップw、もちろんMAXあり

20:名無しさん@ピンキー
10/06/09 16:30:21 ODnHByrB
いや案外3人でタルタロス巡り方が面白いかも

そういえば初出は異聞緑だな、タルタロス

21:名無しさん@ピンキー
10/06/23 15:15:08 GBZWVDtN
イラストの投下はここでいいですか?

22:名無しさん@ピンキー
10/06/24 00:50:56 buQpcoVM
おk

23:名無しさん@ピンキー
10/06/24 01:01:23 il4j6g4s
流石基地外が勝手に立てたスレだけあって板のルールもお構いなしだな

24:名無しさん@ピンキー
10/06/24 10:34:42 hClUGYDP
まずかったのか・・・
女神転生系総合スレの方はなんだか人間キャラの絵が投下しにくい雰囲気だけど


25:名無しさん@ピンキー
10/06/24 12:53:12 pfpUDEct
なんで板のルールって言ってるのに雰囲気って単語が出てくるのか理解できない

26:名無しさん@ピンキー
10/06/24 15:07:54 prUfLLLp
わかった、わかったから

27:名無しさん@ピンキー
10/06/29 02:34:15 //qdmeq+
結局静まってるなこっちのスレ。最初から疑問だったが、やっぱり分ける必要なかったな。

28:名無しさん@ピンキー
10/07/04 11:23:09 IvJ5cUPb
まあ、いいか。ハム子なんか見たくないからこのままでいい

29:名無しさん@ピンキー
10/07/04 17:57:39 r8FypS4f
そして誰もいなくなった

30:名無しさん@ピンキー
10/07/04 21:09:21 jHB8Hrlz
この調子だとdat落ち→P3スレとの統合も時間の問題だな

31:名無しさん@ピンキー
10/07/04 21:21:57 Fq2PD/Fp
だがあっちが断るだろう
建て前はどうあれ、ハム子の話で占領するなって追い出したわけだし
適当に保守するしかないんじゃ?

32:名無しさん@ピンキー
10/07/04 22:12:36 +VdwmSUK
まあハム子の時代はP5までだ

33:名無しさん@ピンキー
10/07/05 00:57:31 +182KwDs
というかなんでこっちまで分けてるのか不明
P4は二本も投下されてるのに向こうにしか報告されてないし

34:名無しさん@ピンキー
10/07/19 20:07:14 FzCGCBlx
保守

35:名無しさん@ピンキー
10/07/24 12:33:42 NPzkuRlu
ほしゅぴたる

36:名無しさん@ピンキー
10/08/02 09:33:30 RUo0D4Ji
保守
ネタがないなー

37:名無しさん@ピンキー
10/10/03 18:49:36 J7L44ZxV
保守。
ここまで沈めば荒らしも来ない?…と思いたい。

38:名無しさん@ピンキー
10/10/16 18:01:23 kw4mQ3fj
あっちにも書いたけど保守

分裂ってなにそれおいしいの?
誰かこの状況がいまいちわからない俺に3行で説明してくれ。
ペルソナシリーズが好きで好きでで舞い戻ってきた奴で申し訳ない。

39:名無しさん@ピンキー
10/10/16 22:29:37 pfkguJQ5
>>38
荒らしの自演なのか馬鹿なのかは不明だが荒らし対策に新作と旧作に分けようとか言い出す奴が出る
このスレともう一つを上の馬鹿が立てるがなんと住民の大半と保管庫の管理人も馬鹿だったので本前スレを引き継いだスレをスルーしもう一つのスレに書き込みをする
これによりまともな人はいなくなったが荒らしが消える訳は無く馬鹿は荒らしを無視出来ず完全にスレ終了、荒らし大勝利

40:名無しさん@ピンキー
10/10/17 01:40:44 j9qogdhY
何か書いて投下すればいいんじゃね?
短いのでも共感できそうなシュチエーションをぽつぽつ投下しておけば職人さんが連れるかも

41:名無しさん@ピンキー
10/10/17 17:29:20 /lf/g9FW
まず自分が書けばいいんじゃね?

42:名無しさん@ピンキー
10/10/17 21:54:15 NRWvgo0q
>>39
説明サンクス。
といっても、何をどうしていいのかわからんのでしばらくはROMってみる。

43:名無しさん@ピンキー
10/10/18 06:38:02 KWVGrU3l
ROMっとこうと思ったが、俺の書き手魂が勝手に一筆書いちまった。

ペルソナ3、岳羽ゆかり×男性主人公なんだけど、これはこっちに投下していいんだよね?
約一日待ってみる。

44:名無しさん@ピンキー
10/10/18 06:54:49 Kjtbp2ID
問題ない、過疎っているし、どーぞお願い

45:名無しさん@ピンキー
10/10/18 07:01:30 KWVGrU3l
「約一日待ってみる。」と言ったが、すまん、ありゃ嘘だった。
了解した。

ゆかり×男性主人公。合計8レス。
「―」「―君」は男性主人公の呼び名です。

46:名無しさん@ピンキー
10/10/18 07:02:38 KWVGrU3l
「……でね、あの店のケーキってふわふわな食感が良いんですよ。今度行ってみません?」
「そうだな。ケーキといえば来週辺り、新作の試食会があるんだ。ゆかりも来るか?」
事が起こるしばらく前、岳羽ゆかりと桐条美鶴は一階のロビーで談笑していた。
修学旅行以降、すっかり仲良くなった二人は放課後や休日に、ショッピングや食事を楽しんだりしていた。
思えば父親繋がりで気まずい雰囲気があった二人だが、今は女の友情が芽生えていた。
ケーキを切り分けているフォークを持っているゆかりや美鶴の手は白くて綺麗だ。
柔らかな彼女達の唇にケーキが運ばれ、クリームの食感を味わう。
一時の楽しい時間が過ぎていった。

「あ、もうこんな時間ですね。それじゃ、おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
時計を見たゆかりはもう寝る時間だという事に気がつく。
女達だけの時間を楽しんだゆかりは美鶴と食器を片付け終えると階段を上って行った。


「あ~、さすがに寝る前にケーキは明日にとっとけばよかったな……って、あれ?」
3階にある自室に戻る途中で、ゆかりは妙な事に気づく。
上の階が電気がついていたのだ。
「3階から上は美鶴先輩が男子に上がってくるなって言ってるし、誰かトイレに入ってるのかな? お化け?」
お化け……という単語を思いついてしまった途端、ゆかりは戦慄してしまう。
幽霊やお化けの類が苦手なゆかりは背筋がぶるぶると震えだし、この場から逃げ出したくなる思いに駆られた。
「美鶴先輩呼んで来ようかな…」
いくらその類が苦手なゆかりでもそれなりの意地がある。
「もし本当にお化けだったらどうしよう…」
恐怖が妄想を呼び、妄想が更なる恐怖心を駆り立てる。
伊織順平アワーと称した順平のくだらない怖い話を思い出してしまい、こころなしか尿意を感じてくる。
「どうしよう、こんな時におしっこしたくなってきちゃった…」
たかが、「おしっこするから一緒について来て」と他の皆に言うのも癪に障る。
ゆかりは仕方なく誰か他の女子がいる事を願いつつ、一人で階段を一歩一歩上る事にした。

47:名無しさん@ピンキー
10/10/18 07:03:27 KWVGrU3l
「きっと風花がいるんだ」
あるいは排泄機能があるらしいアイギスかもしれない、そう思うことにした。
こんな時彼がいてくれたら、とゆかりは思う。
彼ならきっとゆかりがお化け嫌いだろうが、おしっこの事だろうが微笑みながらついて来てくれるだろう。
ゆかりは何より彼を他の男とは違う目で見ていたが、やはり彼に頼める筈も無い。

彼は今、美鶴と付き合っているのだ。
相思相愛の彼らはある時は普通に接したり、ある時は人目を忍んだりする。
ゆかりにとって、美鶴を応援してやりたい立場だったが、実はゆかりも彼の事が好きなのだ。
「やっぱり、私にとって恋なんて無謀だったのかな…」

階段を上ると、作戦室前の女子トイレの明かりがついていた。
「風花かアイギスだと思いたい。男だったら即、美鶴先輩に引き渡す」
お化けじゃないかと思うと、再び背筋が震え上がる。
「風花? アイギス? まさか美鶴先輩?」
小声で女子トイレの方に向かって囁きかけるように呟くが、返事は無い。
そっとドアに手をかけ、ドアノブを回す。
ギギギという古ぼけた音と共に、ゆかりは中の光景に目を見開く。

「ねえ、そこで何してるの…?」
岳羽ゆかりが声をかけた時、そこにいた者と目が合った。
女子トイレの便器に触れ、ゆかりの顔を見るなり、恐怖と絶望の色が顔にさあっと浮き上がった。

48:名無しさん@ピンキー
10/10/18 07:04:26 KWVGrU3l
※ゆかりの心の声

         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|        あ…ありのまま 今 起こった事を話すわ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       彼の事をちょっぴり思っていたら
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        その彼が女子トイレの便器に顔を擦り付けていた。
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´■■■■■ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        私も何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    異常な性癖だとか変態だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと(ry

「ていうか、そこで何をしてるの?」
「ト、トイレ掃除を……」
「こんな時間に? しかも清掃用具持ってないでしょ」

女子トイレの中にいた者、それはゆかりの思っている彼だった。
パジャマの上からでも確認できる肢体は、いつ見ても女性のようにほっそりとしている。
上目遣いにゆかりを見上げる視線は子羊のように弱々しく、卑屈な感じさえ漂う。
うるうるした目が大人に怒られる子供のように可愛らしく、端正な顔立ちから育ちの良さが窺える。

「た、頼む。美鶴には言わないで! なんでもするから!」
恐らくゆかりの彼を見る視線が冷たかったのだろうか、跪きながらゆかりの腰をがっしりと掴んだ。
非常におどおどした様子で、且つ、来ているのはゆかり一人なのかも確認していた。
「この事が知れて寮から追い出されたくないんだ…。ゆかりや美鶴とも会えなくなっちゃう…」
少年の視線はおぼつかず、それでいて必死さが態度から滲み出ている。
「ほんの好奇心からやってしまったんだ、魔が差してしまっただけなんだ」
哀れな少年の瞳はどこか虚ろで、かつ遠くを見ているかのようだった。
『将来の自分』という遠くを……。

49:名無しさん@ピンキー
10/10/18 07:05:32 KWVGrU3l
その間、ゆかりは彼の言葉を聞いているようで聞いていなかった。

「ねえねえ、―君ってこうして見るといじめがいがあるよねぇ。ここで弱み握っといて味見でもしてみない?」
心の中で真っ黒のエナメルボンデージなファッションに身を包んだ小悪魔なゆかりがけらけらと笑う。
紫のアイシャドウの目が彼をいたずらっぽく見つめ、ゆかりの周辺を飛び回る。
「それにしても、これは絶好の口実だわ。もしかしたら自分の物にできるかもね」
「いけません! こんな事してはいけないと、誠意を込めて説得してから美鶴先輩に引き渡すべきです」
煙と共にもう一人現れたのは真っ白なローブを着た天使姿のゆかりだった。
こちらは可憐な印象を体に帯びて、穢れのない上品な感じがある。
「何よ! あんたね。普段から建前ばっか言ってないで、たまには本音で話ししなさいよ! 世の中ツッコミが大事なのよ、ツッコミが!」
「あなたこそ、下品な妄想は頭の中だけに絶対留めておいてください!」

正直言って、どちらもゆかりの『本心』だった。
小悪魔な自分と天使の自分の口喧嘩が始まり、余計なノイズとなってゆかりの心を苦しめる。

「うーん……」
「ゆかりさえ黙っていてくれればいいんだ。頼む、見逃してくれ!」
ちらっと彼の瞳を見るとゆかりを方を向いていて、普段の雰囲気からはなんとも情けない。
「うーん、じゃあ私の足を舐めたら考えてもいいよ……なーんて、ハハハ」
「わかった」
這い蹲るようにゆかりの片足を掴むと遠慮なしにペロペロ舐め始めた。
「あ……え、えーっと……」
「何? 足りない? じゃあ次はもう片方の足だね」
そう言うと同じようにしてゆかりの使い慣らした靴を舐め回す。
ゆかりは放心状態になる。
「ね、ねえ、あんた自分が何やってるのかわかってるの!?」
「ゆかりが望んだ事じゃないのか」
「望んでないわよ! 冗談半分で言っただけ! あー、もー、どうしていいかわかんない!」
その時、先ほどの尿意が勢いを増してきた。
「とりあえずどいて!」
「なんで?」
「おしっこしたいに決まってるからじゃない!」
「わ、わかった。ごめん」
彼を押しのけて入った時、ふとある事が閃いた。
小悪魔ゆかりに影響されてか、ゆかりの表情がにたりと不気味に微笑む。
邪悪な気配を感じ取り、思わず後ずさる彼。
「ちょっと作戦室でやりましょ」




50:名無しさん@ピンキー
10/10/18 07:07:11 KWVGrU3l
「ごくっ、ごくっ、ぷはっまだ出るの? ごくっごくっ」
「ほらほら、喋ってこぼしたら美鶴先輩にチクっちゃうわよー」
ゆかりはこう思っていた。
数々のエッチな防具を、はいこれ着てと言わんばかりに渡されて着なきゃならなかった恨みを。
そのせいで順平や真田、コロマルや、果てはいとこの天田までこれまたエッチな視線を感じていた事を。
またこんな恨みもあった。
風花救出の際、自分が怖がってるのに「この鍵何の鍵?」と聞いた時に「死体置き場の鍵」と彼が適当にボケた事を。
復讐はいつか果たされる。この時を以て。
もし自分のおしっこを一滴でもこぼしたら美鶴に引き渡す。

結局、最後まで一滴残らず飲み終えた彼だったが、次なる試練が待っていた。
「靴と靴下、どっちでしてほしい?」
「は?」
「だから靴と靴下、どっちでしたほしいのかって聞いてんのよ」
言うや否や、彼のズボンとパンツを下ろす。
「これから10分くらい足でしてあげる。美鶴先輩と付き合ってるんなら何の事は無いよね?」
靴を脱いだゆかりは靴下を履いたまま、両足で彼のペニスを掴む。
そのまま踏んだり上下に擦ったり、先っぽを指先で弄るなどして彼の感度はぐんぐん増す。
「ゆかり、いけないよこんな事…。美鶴に知れたら……」
「美鶴美鶴、って同じ事しか言えないの? 私がこれらの行動を通して言いたいのはね!」
ぐいいっと一際力任せに足で擦り、踏みつけたりしているゆかりの顔が赤らむ。
「わ、私の事も、たまには見てよ、って事」
「ゆかり……」
「―君、10分どころか、まだ2分経ってないよ。こんなんで美鶴先輩を好きなままでいられると思う?」
「ぅあぁ、ぁああ…!」
彼のペニスから先日が溢れてくる。
それを足の指の先ですくい取り、まんべんなくペニス全体に刷り込ませる。
「ふふ、ヌルヌルしてきちゃった。男の人って、こういうのが『近い』んだよね?」
「やめ、ゆかり、やめてくれ……ああぁっ、ああああああっ!!」
ちょうどゆかりの足が亀頭を責めているところで彼は射精した。
大量の精液がゆかりの足を、靴下を履いた足を汚す。
「―君、舐めて。まさか人に処理できないもの、押し付ける気じゃないでしょうね?」
彼がよろよろと体を起こすと、自分の精液のついたゆかりの足を舐める。
よっぽど吐き気を催す臭いと味なのだろう。
彼はオエッと一度なった後、再び勇気を振り絞って丁寧に、反対側の足も舐めとっていく。

51:名無しさん@ピンキー
10/10/18 07:08:36 KWVGrU3l
「ゆかり、あの……」
「美鶴先輩には黙っといてあげる。その代わりもう二度とこんな事しないようにね」
「……」
「あー、もし性欲が溜まったら美鶴先輩にでも言うのね。先輩も自分の彼氏の事になると鬼じゃないでしょ」
「ち、違う。さっき『私の事も、たまには見てよ』って、もしかして…」
ゆかりは「あ」と思い出した。行為の最中に思わず自分の本心をばらしてしまうのは失策だったかもしれない。
赤くなっている彼は話を続ける。
「もしかしてゆかりも僕の事が好きなの? 僕も美鶴は好きだけど、ゆかりも好きなんだ」
「え……」
一瞬、何の事かわからなかったゆかりだった。が……。
「……ええぇーーーっ!?」
今度はみるみるうちにゆかりの頬が紅潮する。
ボケだらけの特別課外活動部の面々を、せめて自分だけはツッコミ役でいようと思ったが、彼女も恥じらいを知る女の子なのだ。
必死に両手を頬に当てて熱を冷まそうとする姿は、彼の目にとっては、動揺する可愛い女の子にしか映らない。
「え、だって美鶴先輩と付き合っていたんじゃ…?」
「さっきも言ったが美鶴も好きでゆかりも好きなんだ」
ゆかりの顔が臨界点に達する。
あわわわと声にならない呻き声を発しながら、ある事を確信した。
ルールを捻じ曲げはしたが、自分の恋は、一応、ついに、叶えられたのだ。

「じゃあ、ええと、―君!」
「ゆかり!」

52:名無しさん@ピンキー
10/10/18 07:10:42 KWVGrU3l
「話はそこまでだ」
作戦室のドアが突然開いた。
「―、並びにゆかり……私のアルテミシアがもう索敵能力を失ったとでも思っていたのか?」
その人物は彼の交際相手である美鶴だった。
怖がるゆかりの気配を感じて不安になって美鶴はペルソナを使って索敵を開始したという。
ところがこうやって駆けつけてみれば、作戦室のドアの向こうからいやらしい声と彼の情けない声。
美鶴には彼にとっては自分はただの遊びだったのか? という苦しい自問自答がその幾度と無く起こった。
美鶴は怒りを抑えろ、これはゆかりなりのお仕置きなのだと暗示し続けたが、彼のゆかりへの告白によって切れてしまった。
それはもう、プッツンと。

「覚悟はできているか? 私はできている」
美鶴が入ってきたドアや窓ガラスが、冷気によって氷に包まれ逃げ場が無くなる。
さっきまで恋愛感情まっさかまだった彼とゆかりは共に恐怖にひきつった。
「きゃーーーーーーーーーーー!!」
「美鶴、やめてやめ……」
「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ」
美鶴のアルテミシアが物凄い拳のラッシュで浮気した男とその相手の女性を殴りまくる。
殴った先から氷ができ、あっという間に二人は氷漬けになってしまった。
                                           _  _
「アリーヴェデルチ!(さよならだ)」                 __ _ | | | |              
                                      // \\     二二二/_         iヽ,    /i
                                     //   \\         ̄Z二二二二二  ヽ!   / |
                                     ^      ̄                       ノ /
                                                                /二「__」
                                              /└────┬┐
                                             <     処 刑 完 了...   | |
                                              \┌────┴┘


53:名無しさん@ピンキー
10/10/18 07:26:35 KWVGrU3l
      r ‐、
      | ○ |         r‐‐、
     _,;ト - イ、      ∧l☆│∧  良い子の諸君!
    (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l
    |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)  いくら仲の良い女の子だって
   │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|
   │  〉    |│  |`ー^ー― r' |  浮気されたらさすがに切れるぞ!
   │ /──| |  |/ |  l  ト、 |
   |  irー-、 ー ,} |    /     i   彼女を作る際には慎重にな!
   | /   `X´ ヽ    /   入  |

                                                  お わ り

54:名無しさん@ピンキー
10/10/18 09:18:43 JtOFqlFx
この場合被害者はキタロー?
異常性癖のせいで弱みを握られ恋人からは事情も聞かずにボコられるって言うのは可愛そうな気がするのに
微塵も同情しようって気が起こらないのはなぜ?w

とにかくGJ

55:名無しさん@ピンキー
10/10/18 10:38:47 cvo+IR8Y
カビがはえた古臭い旧キャラで話作る暇があるならハム子を題材にしろよ馬鹿じゃねーの?
本スレが過疎ってんだからそっちを優先すんのが常識じゃねーか?あ?

56:名無しさん@ピンキー
10/10/18 17:59:53 fBUt2aEA
お前が書けw

57:名無しさん@ピンキー
10/10/18 18:02:39 JtOFqlFx
まぁ、こういう人がいるんだね。
で、職人さんが嫌になって出て行ったと。
相手にしないでおけばそのうち飽きるよ。

58:名無しさん@ピンキー
10/10/18 18:04:22 BPc9eNfk
>>55
なんでわざわざ隔離スレの方を優先しないといけないんだ?w

59:名無しさん@ピンキー
10/10/19 02:02:18 A2exxCe5
久しぶりにGJ!

60:名無しさん@ピンキー
10/10/19 14:38:12 wIegTw34
>>45からの作品の作者だけど>>55は俺のレスなんだよね
何でこんな事をしたかというと初めは頑張って作品書いてここをもう一度盛り上げてみようと思ったんだよ
でもスレが廃れちゃったのは荒らしとスルー出来ない人ばかりだったからじゃん
だからみんながスルーしてくれる事を祈ってわざと荒れるような書き込みしたんだけど…
残念だね、バイバイ


61:名無しさん@ピンキー
10/10/19 15:47:34 C2tHK3a9
面白いなw
エロパロの書き手かと思ったら、童話の中の妖精さんみたいだw

62:名無しさん@ピンキー
10/10/24 01:09:33 tX7OMLB9
ペルソナシリーズのクロスオーバーが見たいな…
原作では見られないキャラ同士の絡みなど
シリーズや作品を越えて好きなキャラが絡んでいたらこれほど素敵なことはありません


63:名無しさん@ピンキー
10/10/24 14:04:49 mEqEKTjf
>>62
クロスオーバーってそもそもなんだっけ……。

例えばゆかりとか順平が、P4のキャラと関わったり、
たっちゃんやピアスの少年と絡む内容とか?

64:名無しさん@ピンキー
10/10/24 14:47:21 MwXvLnZ+
尚也「きみの~す~が~た~は~」
キタロー「ぼくに~に~て~い~る~」

65:名無しさん@ピンキー
10/10/25 02:30:01 t2YOeVqU
どうやって出会うか考えるのがめんどくさいかも。
P1主人公は行方不明だし、P3主人公はデッドエンドだしこの辺は使えないかな?
社会人になったら地元から動けなくなるし、旅行先で出会った事にするのが自然かね?

周防兄が旅行先で事件に巻き込まれて地元の警察の担当が堂島刑事とか
社交関係の仕事で南条くんと美鶴さんが出会うとかそう言うシュチエーションしか思い浮かばないわ

66:名無しさん@ピンキー
10/10/25 02:32:58 E5jTASbC
無理にEND後にしなくてもいいんじゃね
時系列考えたらほぼ不可能なんだし
旅先で出会ってもいいし不可思議な力でペルソナ使い同士が惹かれ合ってもいいし

67:名無しさん@ピンキー
10/10/25 06:56:38 DWEJMDQD
>>65
現実世界ではなく、タルタロスとか時の狭間とか深層モナドとかモナドマンダラとか、
不思議な空間を使えばいいじゃん。もしくは全部マヨナカテレビ。
特に時の狭間の設定は「実際は10年前から存在しており、各エリアの最深部にも扉があり、それは過去の世界へと通じている」
10年前ならちょうど2の時間。

3の時代では、1、2のキャラたちはもう30代ですね。
だが年齢差にとても惹かれてしまう自分としては最高の要素!

68:名無しさん@ピンキー
10/10/26 02:34:21 Fd1WQWIQ
>>63
こんな感じかな?
スレリンク(doujin板)l50

69:名無しさん@ピンキー
10/10/26 17:33:35 Rrzvt9Zu
>>68
説明サンクス。
あなたのおかげでクロスオーバーという単語が大体はわかりました。
要するに「原作では接点が無い・会話した事が無いキャラ達が絡む」って事ですね。

70:名無しさん@ピンキー
10/10/26 17:54:17 Fd1WQWIQ
>>69
クロスオーバーもうまく話をまとめられれば面白くなる、
もしくは話をまとめることを放棄する、単純なエロスでも良い


71:名無しさん@ピンキー
10/10/27 17:26:44 g7hl8vgX
P3キャラがタルタロスを上ってるときにP1側のタルタロスから迷い込んでくるとか

某小説投稿サイト用に考えてた構想だけど

72:名無しさん@ピンキー
10/10/27 17:46:04 JDQNu3tb
>>71
俺もP3のキャラが旅行客としてP4の旅館で会うのなら考えてる。

……それで、もうこういう所には投下しないのかい?

73:名無しさん@ピンキー
10/10/27 21:41:31 g7hl8vgX
>>72
気が向けばというか納得できるようなのができたら投下したいとは思ってる

ペルソナ2リメイク記念カキコ

74:名無しさん@ピンキー
10/10/28 00:23:21 5A9n8sXU
罪リメイク記念に自分もカキコ
2関連の投下も増えますように

75:名無しさん@ピンキー
10/11/04 18:35:16 Z72aBmai
現状、投下されるとすれば、3か4だと思うのに本当に投下できんのかねぇ……。
広東語話すギンコとか色々な意味でどう料理できるのか地味に興味ある。
と、半ば他人事みたいな事を言ってみる。

76:名無しさん@ピンキー
10/11/04 20:05:20 yC4TiIq8
半ばどころか完全に他人事だな…

77:名無しさん@ピンキー
10/11/07 22:59:02 Vj4+SebC
>>75
広東語といってもインチキで(「Sorry呀」みたいな造語もある)
ほとんど日本語+エッセンス程度の使用頻度でしかないから
シリアスな場面ではオール日本語で無問題だと思うんだけどな>2罪ギンコ
栄吉なんかも同様だし、罰ではさらに広東語自体使わないし…

2といえばパオフゥとうららに萌えて仕方ないが
こいつらED直後位の時間軸だとコンビや漫才の発展の域でしか絡まないだろうし
なかなかアダルトな雰囲気に持っていきにくいのが難点だな

78:名無しさん@ピンキー
10/11/11 21:10:26 5xzMoLdR
パオとうららは、ED後に一緒に仕事してるよね。戸籍ないから結婚は無理らしいけど

ペル2でエロ関連な話題と言えば、リサが援助交際まがいな事をやってたかね?
他の女性陣は舞耶姉は巨乳で処女とかそれくらい?うららは男性経験豊富だっけか
2てか、昔のペルソナシリーズは男性向けのエロパロ少ないよね。やおいは多いのに
新ヘッドにやられて、舞耶・リサ・ゆきのが不良共に輪姦されるとか(男前なゆきのさんが陵辱されるなんて想像できんが)
防空壕に閉じ込められた達哉たちを助ける為に康夫らにリサが陵辱されるとか
空の科学館クリア後で、単独行動中の舞耶がシャドウの仲間に陵辱されるとか(どうせ殺すならその前に存分に楽しもうと)
舞耶やリサが自分のシャドウにねっちこく苛められるのも良いなぁ
妄想ストーカーにやられるエリーとか
そんなワンパターンな陵辱ネタはよく妄想するんだけど、文才ないからな…ORZ

79:名無しさん@ピンキー
10/11/11 22:28:06 EyqtsJc6
1は雪の女王編で暖め合おう…ってのには仕様上持っていきにくいか。残念
後2のトリッシュが可愛すぎてイタズラしたい

80:名無しさん@ピンキー
10/11/11 22:49:06 gn8KVuFo
>>79
寒くて震えてるエリーを後ろから抱きしめたい

81:名無しさん@ピンキー
10/11/11 23:20:11 qxagns+c
1は状態異常が豊富だったから
(魅了、混乱、病気、麻痺、石化、睡眠、恐怖、獣人等)
バッドステータスでひどいことになったエリーや綾瀬にいたずらしたいとか
考えてたあのころ
ただいざ書こうとするとキャンディボイスでチャームされるなんじょうくんの図しか思い浮かばねえ
ハイエロファント精神攻撃に弱いもんな

82:名無しさん@ピンキー
10/11/11 23:37:28 EyqtsJc6
>>80
同意
そんでゆきのさんにたかまれっぷうだんされたい

2の雅が栄吉の目の前でシャドウ栄吉に緊縛&言葉責め&失禁プレイとかも
(「水」の神殿だけに)考えたが考えるそばからミカベルネタが脳裏をよぎる罠
女性陣が自分のシャドウに…は是非見たいなあ。舞耶さんなんかたまらん事になりそう

83:名無しさん@ピンキー
10/11/11 23:47:29 5xzMoLdR
>>82
寝取られもいいなぁ。しかも、自分の悪い部分に
ミカベルの水の神殿・雅ネタ大好きだw
楽して痩せた女などただムカつくだけの存在! 真実の愛を見付けたW栄吉

シャドウ舞耶はエロすぎるよな。本体が健康的過ぎるだけに

84:名無しさん@ピンキー
10/11/12 00:07:15 Z5G+Njnr
そうそう、金子絵でも副島絵でも目立たなかったFカップが
シャドウとの百合だと2倍になるから美味しいんだよなあ
ギンコやうらら相手でもそれはそれでイケるけれどw

うららといえばカリストがせっかく亀甲縛りなんだから
罰面子で誰かアレを手本にして縄を打つ奴はいないのか

85:名無しさん@ピンキー
10/11/12 00:36:10 2p060zcJ
>>84
舞耶姉って、Fカップだったの?まぁ、身長と体重からして巨乳はありえないんだけどね…
顔グラやムービーだと、他の女性キャラよりはでかいけど。会話でも本人も周りも巨乳だって言ってるけど

シャドウ舞耶×舞耶だとシャドウがふたなり化とかかな?
シャドウ=鬼畜なイメージあるから、二穴に舞耶姉愛用の拳銃(弾抜き)を挿入とか
リサの場合は強制オナニーか?それとも、援交で騙した親父を呼び出す?

罰面子での場合、誰を縛るのか…。ストーカーしか縛る対象いなくね?

86:名無しさん@ピンキー
10/11/12 01:04:42 Z5G+Njnr
>>85
すまん、こちらの勘違いだったみたいだ>Fカップ
罪罰どちらのペルソナ倶楽部でも「巨乳」止まりで具体的なカップは書いてなかったな…
シャドウは言葉責めしか思いつかんが舞耶の銃責めはエロいね。ピンクだし。
リサだとヌンチャク責めとか、後はセックスドラッグとか? ゾディアックやトニー経由ですぐ手に入りそう

ストーカーを亀甲縛りしたらその後のボス戦がえらい事になりそうだなw
とここまで書いてワンロン千鶴思い出した。オリジナル入るけど
爺の愛人だし(ねちっこいプレイしそう)神取ともフラグ立ってるし
影のある美人だから縄が映えそうだ

87:名無しさん@ピンキー
10/11/12 02:17:52 ucXk2mV7
ワンロン千鶴関連で思い出した
ストーカーよりピアス(偽)×エリーが見てみたいな

88:名無しさん@ピンキー
10/11/12 10:19:57 2p060zcJ
>>86
舞耶姉の168㎝がブーツの靴底を含んでたとしても、48㎏は軽すぎだし
巨乳な事には変わりないから、パイズリネタとか出来そうなんだが
3以降は巨乳キャラ増えたけど、2以降はあんまりいないよね

シャドウネタは、仲間達の前での公開プレイが良いな
舞耶だと、リサとかは「お姉ちゃん」を崇拝してるっぽいとこあったから、
その「お姉ちゃん」がシャドウに責められたりしてショック受ければ良いよ
弾抜いた銃を突っ込んだ状態で、引き金引かれて、つい失禁しちゃったり
上の雅さんもだけど、やられてる側も見せつけられる側も精神的にきつくて、シャドウ責めは良いな

すまん。ストーカーを亀甲縛りなんて誰得だったなwギャグにしかならん

偽ピアス×エリーも言葉責め系かな?嫌われたくない一心で奉仕?

89:名無しさん@ピンキー
10/11/12 21:28:22 Z5G+Njnr
>>88
ありそうだなー>偽ピアスにエリーが嫌われたくなくて奉仕
そこん所かなりエリーは一途だよね
親友である麻希への接し方や、偽ピアスとやっちゃった事でかなり精神的に打ちひしがれそうで
偽ピアスとやっちゃったエリーのその後を期待してる自分マジ鬼畜

ゆきのさんって俊介さん以外だと女性相手(冴子先生・杏奈・アヤセ・舞耶etcetc…)しか浮かばない不思議
高身長・姐御肌で相手が雪の女王編だと主人公・ブラウン・南条の3択だからだろうか
マークは麻希一筋だしレイジとは同時にPT入らないしブラウンはアレだから実質2択だよなあ

90:名無しさん@ピンキー
10/11/12 23:25:08 2p060zcJ
>>89
ゆきのさん、男前だからなぁ。女子高だったらかなりモテモテなイメージ。男装を一回見てみたい
個人的には、ピアスの相手はマキかエリーのイメージが強いな
南条君だと、そういう相手っていうか普通に信頼できる友人ってイメージが…
ゆきのさんは、年が同じ男性とは釣り合わないと思っちゃうな。藤井さんが印象強い

偽ピアス×エリーで、やってる最中にピアスがストーカーに変化する鬼畜展開なら妄想出来た

91:名無しさん@ピンキー
10/11/12 23:30:06 Y2u33yBW
>ピアスがストーカーに変化する

鬼畜すぎるwwww

92:名無しさん@ピンキー
10/11/13 00:12:24 bNl0bxWn
>>90
凄い目に浮かぶ>ゆきのさんの男装
学祭で男装喫茶なんて事になったら大人気だったろうが本人は普通に裏方に回りそうだ
そしてやってる最中にピアスがストーカーに変化、かなり美味しすぎる
エリーが可哀想だが是非見たい
そんな事思いつくワンロン千鶴(だよね、奇門遁甲掛けたの彼女だし)マジ鬼畜w

サブキャラ周りはレオとイシュキック辺りが行けそうだな
パオフゥは美樹さんとは完全プラトニックだったんだろうな

93:名無しさん@ピンキー
10/11/13 00:53:47 Oi/9xuo6
>>92
ゆきのさん、そう言うのは嫌いそうだもんね。見たいけど

うん。あの呪術仕掛けたのはワンロン千鶴だよ。超鬼畜w
想い人と添い遂げられて嬉しいのと麻希を裏切ってしまった罪悪感で複雑のエリー
で、目をあけるとそこにはストーカー
恐怖心からパニック状態になり、逃げようとするも叶わずそのまま中出し
ってな感じなのかな?

レオとイシュキック…犯罪臭がw
某サイトさんでレオに犯される舞耶のイラストがあったな。意外とこの組み合わせ?も良いなと思った
カプというか、鬼畜陵辱だけどw
パオが惚れてたと自覚したのは、美樹さんが亡くなった後だしな。プラトニック以前の問題かな?

94:名無しさん@ピンキー
10/11/13 02:00:19 bCeLZF6L
千鶴にとってエリーもある意味ライバルですね
オカルト同士的意味で

95:名無しさん@ピンキー
10/11/14 14:50:32 mz5hbiAB
みんながあれこれとカプやシチュを妄想する中、颯爽と予想外の王道っぽいものを投下させていただきますよ。

作品:ペルソナ2罰
カップリング:達哉×舞耶。5レス
注意事項:特にない

はーじまーるよー

96:名無しさん@ピンキー
10/11/14 14:51:30 mz5hbiAB
床も天井も黄金で彩られたアメノトリフネから一行は脱出した。
醜悪な怪物、菅原だったものは、確かに強靭な回復力を持っていた。
だがその姿に似つかわしい醜い叫び声をあげながら奈落の底へと落ちていくのを皆が確認、その後、転送装置で脱出したのだ。
無意識の世界の産物から逃れたメンバーだったが、一難去ってまた一難だった。

「ちょっと、何なのよこれ! この街一体どうしちゃったの!?」
再び街に出た時は異様な空模様が圧倒した。
そこはまさに異界だった。
それがこの街に今も住んでいる珠閒瑠市の人々の気を吸い取っているかのようだ。
不思議な事に舞耶一行がその迫力に気圧されればされるほど、空が嘲笑っているようにも見える。
狂気に取り憑かれた叫び声が遠くからから聞こえてくる。
「チッ、竜蔵の野郎……」
突如としてそびえ立っている城。
あの場所に須藤竜蔵がいるのだ。
そして奴を倒した先に這い寄る混沌、ニャルラトホテプが待っている。
『向こう側』の達哉がいた世界を破滅に追いやった普遍的無意識の存在。
「奴も、奴を操る存在もきっと裁いてみせる」」
珠閒瑠城を睨む克哉とパオフゥの目は険しく、苦虫を噛み潰したような顔をした。

「……」
何か言いたそうに舞耶の方をちらちら見る周防達哉。
こんな大変な事になっている世界なのに、舞耶の肢体から目が離せない。
頭の中にある雑念を振り払おうと努力すればするほど、余計に囚われる。
……心の奥底で『奴』が笑っているような気がした。

97:名無しさん@ピンキー
10/11/14 14:52:50 mz5hbiAB
「すまない、舞耶姉以外、先行っててくれないか」
「あぁ? 何寝ぼけた事言ってるんだ。こんな時に冗談言ってる場合か」
「達哉、これからあの城に乗り込まなきゃいけないんだぞ」
当然、パオフゥは半ギレで、すぐにでも竜蔵をなんとかしたいようだ。
克哉も『向こう側』の弟の意外な言葉に驚いたようだ。
うららは、自分が舞耶の方に向けている視線に気づいたのか、やがてにやついた表情を浮かべた。

「ははーん、わかったわ、それじゃマーヤよろしくね。達哉君」
「すまない……」



「達哉君、こんな所で何するつもり?」
達哉と舞耶は神社の裏側に回った。
舞耶と向かい合って達哉はうつむいていた。
この2人っきりになれる機会をも『奴』が操っているのかと思うと、正直はらわたが煮え返る思いだ。
だが未練や後悔するような思いは二度としたくないと思い、舞耶姉と慕う女の顔を見る。

『向こう側』で死んだ、快活な印象で笑顔が素敵だった舞耶と違い、『こちら側』の舞耶は純情で美人という感じがした。
単に口数が『向こう側』の世界と比べて減っているからそう思うのかもしれない。
「舞耶姉……」
胸のあたりでつかえている言葉をなんとか引っ張り出して言う。
「そ、その……し、してくれないか……」
「え?」
「手……手で、俺のを、してくれないか?」

舞耶は一瞬、何を言われたのかよくわからなかった。
だが達哉の悲痛な面持ちを見て状況を把握する。

98:名無しさん@ピンキー
10/11/14 14:54:00 mz5hbiAB
「してくれ、って達哉君のを……?」
「そうだ」
達哉が舞耶の顔をちらりと見た時、彼女はちょっと困った顔をしていた。
まるでこんな時にこの子は何を言っているの? とでも言いたげな顔だ。
いつも達哉達に見せる慈愛に満ちた表情は当惑に満ちている。
「手でしてくれるだけでいい。それで俺は、満足だ」
『こちら側』で全てが片付いた時、俺は『向こう側』へ帰る、そんな事を達哉は告白する。
彼女が目を見開いて驚く。
達哉にとっても、今までそんな事は言っていなかったし、叶わぬ恋だろうと思って諦めていた。
今までの彼女の勇気ある行動の数々が、達哉にとって「姉と慕う女」という枠から外れた。
恐らく全てが終わったら、2度と『こちら側』の世界の彼女とは会えないかもしれない。
目で舞耶姉お願いだ、と訴えたのが通じたのか、彼女も頷いた。

「わかったわ……時間が無いし、手早くやりましょう」
達哉がズボンのジッパーを下ろし、既に半分勃っていたそれを取り出す。
皮をかぶったものはピンクとも赤ともとれる健康的な色だった。
舞耶は一瞬、躊躇った後、恐る恐る根元の方を握った。

「確か、こうしごけばいいのよね?」
「ああ……」
申し訳無いと心の中で繰り返しながら、握られている手に身を任せる。
はじめは慣れない様子でゆっくりとだった。
それが硬くなるにつれて、徐々に緩急をつけてくる。
「達哉君、気持ち良い?」
「ああ……あの、舞耶姉、できれば、その……口で……」
「わかったわ」

99:名無しさん@ピンキー
10/11/14 14:54:44 mz5hbiAB
口でしてくれるのはどこかぎこちなくて、あまり上手くはなかった。
勢い余ってすぽんと抜ける度に、彼女は果敢に口に入れ直して挑戦する。
『向こう側』の世界ではモテていても、『向こう側』の仲間達と心を分かち合っても、人との関わりは未だに慣れない。
そんな達哉でも『向こう側』で仲間の1人だった舞耶に思いを寄せていた。
『向こう側』で達哉達の目の前で息を引き取ってしまったのだから、『こちら側』で生きている彼女は正確には別人かもしれない。
自分が記憶を引き継いでしまったが為に生まれてしまったこの世界と、この世界で生きている舞耶は今どう思っているのだろうか。
そんな事をわざわざ聞いたらそれこそ罪かもしれない。だが―。

「舞耶姉は……俺を恨んでいるか」
俺が未練や後悔を残してしまった為に苦労を背負わせてしまった、と、かすれる様な声で言う。
姉と慕う女は達哉の顔をじいっと見た後、首を横に振る。
それを見て、いよいよ彼女への思いの塊が募る。それだけで達哉の心は救われた。
「ありがとう……そろそろ、出る。できれば口の中で出したい」

舞耶が口でくわえ、達哉が軽く喘ぐ。
ビクビクとしながら、彼女の口の中でハジけた。



「それじゃ、みんな待っているから行きましょう」
「ああ、ありがとう」
どういたしましてと色っぽく微笑む『こちら側』の舞耶に改めてときめきを感じる。
「あの、舞耶姉、もしかして俺の事―」

「おつかれー、2人共。しっかし達哉君もなんだかんだ言ってやっぱり男の子なのねー」

100:名無しさん@ピンキー
10/11/14 14:55:09 mz5hbiAB
神社の陰からうららとパオフゥがやってきた。
普段はしかめっ面をして、みんなに怒号を浴びせるパオフゥも、この時ばかりはサングラスの下からにやりとしている。
「みんな……見てたのか」
「ああ、天野と2人で何やるかと様子見に来てみりゃなぁ。やるじゃねえか、ますます気に入ったぜ」
ふと舞耶の方に顔を向けてみると、恥ずかしそうにしていた。
「マーヤ、悪いけど今の達哉君との時間は今後じっくりいじらせてもらうわ」
「そういうこった。運が悪かったなぁ」



神社の鳥居まで来ると、克哉が1人で立っていた。
「兄さん……」
「兄さんと呼ぶな……行くぞ」
てっきりまた「達哉、一体どうしたのか僕に説明してくれないか」と言われるのかと思っていた。
それが気のせいか、サングラスの下から覗く克哉の目は嫉妬や殺意の色をしていた気がした。
いつも兄として気遣いを見せてくれる姿は、この時ばかりは無かった。
でも達哉には、兄が何を考えているのかわかる気がして胸が痛んだ。
そんな兄は、さっと達哉から背を向けて先頭を歩いて行く。
「よーし、気を取り直してこの事件の全てを片付けにいくわよぉ!」
うららが拳を振り上げ、獅子奮迅の活躍を見せようとはりきっている。
さっきの会話は盗聴するべきだったなと独り言を言うパオフゥ。
そして、『こちら側』の舞耶は「レッツポジティブシンキング!」といういつもの口癖を叫ぶ。

達哉は意識を集中してペルソナの状態をチェック、及び武器として扱う日本刀を携える。
心の海ではもう1人の「自分自身」も、絶対に『奴』に屈するなと激励してくれたりするのもいれば、これで心残りは無いなと微笑んでくれるのもいる。
刀はよく手入れしている為、まるで今の達哉のように錆びつきも一点の曇りも無かった。

『こちら側』に来て、初めて達哉は、自分が心から楽になった気がした。


おわり

101:名無しさん@ピンキー
10/11/14 16:09:48 p/x+2Ceu

エロというより切ない話ですね、だがそれがいい!達哉への愛情が伝わる

つーかパオフゥ、 覗きは犯罪だぞ

102:名無しさん@ピンキー
10/11/14 20:00:09 qgPaBBMB
パwオwフwゥwww 出歯亀にも程があるだろwww
達哉も何だかんだ言って十代の男子だしなあ
微笑ましいけどこの後を考えると切ないなー
この後のモナドマンダラがどうなるか期待だw

何はともあれ乙でした! 面白かったよ

103:名無しさん@ピンキー
10/11/14 22:29:24 tzMwR7ee
乙でした!
この二人好きだけど、やっぱ切ないなぁ
パオもだけどうららww達哉と舞耶姉が気まずくなるだろww
兄さんは怖いし…シャドウに付け込まれそうだな

104:名無しさん@ピンキー
10/11/15 10:49:49 3CppWCSk
乙でした、2のss本当に久しぶりだな

105:名無しさん@ピンキー
10/11/16 01:08:01 0iIzJqT/
乙でした。本当、2以前にSS投下される時点でかなり久しぶりだけど
PSPで2出るし、増えると良いな。自分、文才ないから投下出来ない…

シャドウ×女性キャラの百合の話題上がってたけど、普通にシャドウ(男)×女性キャラも良いと思った
その場合も和姦じゃなくて、陵辱なんだろうけどw
シャドウ達哉×リサの場合、ピアス(偽)×エリーみたいな感じかな?

106:名無しさん@ピンキー
10/11/16 02:43:00 uFg79T2s
何故ペル2の同人って、P3P4と比べるとやりにくく感じるのは、
やはり時間的な密度さというのがあるからだと思います。
P3P4では、まる一年間の時間があって、いろんなことをやらせるチャンス
がそれなりにあるということですね。それに比べると、ペル2は何日間しかないので、
そこまでいろんなことをやらせる余裕がないように思えます。


107:名無しさん@ピンキー
10/11/16 23:14:26 FRmyCb+7
投下していい?

108:名無しさん@ピンキー
10/11/16 23:15:47 FRmyCb+7
ぎゃーさげわすれた

109:名無しさん@ピンキー
10/11/16 23:27:21 pA/22TYO
いいよ。
注意書きとか忘れないように。

110:名無しさん@ピンキー
10/11/16 23:50:25 WNoZXO2f
>>107
全力で待機


111:名無しさん@ピンキー
10/11/17 00:51:21 b8V8InbM
>>107待ってる!

112:名無しさん@ピンキー
10/11/17 00:54:02 OmM80gHH
107です。慌ててしまっておまたせしました

作品名、  ・ペルソナ罰 
カップリング・パオフゥ×舞耶
注意事項、 ・珍しいカップリングかも、なので注意?
      ・恋愛はないかもしれないHです。

113:名無しさん@ピンキー
10/11/17 01:07:10 m/R3WUIZ
珍しいから新鮮味があっていいね
P2キャラ×P3キャラのクロスと同じように

114:ペル罰 パオフゥ×舞耶① 
10/11/17 01:09:47 OmM80gHH
ペルソナ罰「すべて終わったあとの話 舞耶」



この世界からあの少年がいなくなって
世界の揺らぎが無くなって、何ヶ月が経ったろう。
そして世界に取り残されたのは、私の心。

      *      *      *

無数のライトが連続し過ぎていく車の列、街の騒音。
いいかげん深夜に近づいた時刻の繁華街で、起こる幾多の喧騒、揉め事。
常に新しい情報を探すパオフゥにとって、この街を歩くのも仕事のようなものだが
いちいち揉め事に首をつっこむわけにも行くまいと、せいぜい視線を向けるくらいだ。
だが。
パオフゥは怪訝な顔で、その中のとある人影を見つめた。

「ん?あれぁ…」
しばらく見ていないから自信は無い。
似ているような気がするが、似つかわしい時間と場所じゃない。
だが、確かに天野 舞耶だった。

いいじゃん、乗ってってよ、などと
このへんじゃよくいる、暇で面倒なチンピラもどきの連中に絡まれている。
はなしてと女は抵抗するも
男達は3人がかりで自分達の乗る車へ乗せようとしている。
その中の一人に、好きなとこへ連れてってやるからさ、といわれたあたりで
彼女の抵抗が薄れ、車のドアを開けられてしまった。

チッとパオフゥは舌打ちをする。
まずい。
なにやってんだアイツ?

パオフゥが男達の前に立つ。
「すまんね。そいつは俺と待ち合わせだ。勝手に連れ出さないでもらおうか」
せいぜいもったいぶってそう言い放つ。
獲物をさらわれそうになったハイエナ達は怒号をあげる。
「あぁ?! 後から出てきてナニ言ってんのオッサン?!」
女はこちらをみて驚いた表情をし、声を出さずにパオフゥ、という唇をした。
やっぱり天野だ。
「ふざけんなテメエ、殴られてえのか!」
色めきたつ男達は、
だが、パオフゥの思いきり怪しい風貌に少したじろぎはじめた。
ダブルのスーツに濃いグラサン。皮手袋にハードケースを提げている。
「な、なんだこいつ…」ざわめきたつ動揺が見えてくる。
確かにどうやっても堅気には見えないだろう。

相手は勝手に怖気づいている。こうなりゃしめたモノだ、とパオフゥは
「お前達、俺が誰かわかってんのか?」そういって
胸ポケットに手をやり、にやりと笑って見せると広東語でなにやらつぶやく。
「や、やべえ。あっちのマフィアかもしれねえ! ここは行こうぜ!」
そう誰かが早口で叫んで、男達は大慌てで乗り込み発進して行った。



115:ペル罰 パオフゥ×舞耶② 
10/11/17 01:19:57 OmM80gHH
(2)

走り去る車を横目で見送り、
「クックックッ、あちらのマフィアだってさ。そう見えるかね」
パオフゥはさも愉快げに笑い、胸から取り出したライターで煙草に火をつけた。
ここにかつての仲間達が複数いればあるいは和んだのかもしれない。
しかし舞耶を見ると、黙ってうつむいている。

ちょっとの間、沈黙が流れた。
闇夜に煙を吐き流す。
「天野、お前さん、最近あまり家に帰ってないと聞いたが…。どうしてるんだ?」
パオフゥの問いに変わらずの沈黙のあと、やっと一言

「探しているのよ」

それからもう一度
「探しているの、あの人を…」舞耶はそう虚ろな目でつぶやいた。


      *      *      *


世界はもう、揺らいではいない。
あちらの世界なんてもう、ここでは存在しない。
では何故、私の記憶にあるの、あの人は。

そう考えて
答えは出なくて
でもやっぱり記憶はあって。

最後に見たのは
かばうように背中を向け、肩越しに泣くように笑って自分を見つめたあの少年の顔。
救えなかった彼の顔が心に刻まれて、棘のように痛くて堪らない。
それが私の心を壊していく

でも世界は救われて
取り残された、少年と私は世界に断絶されもう会うこともないままで
誰にも私の心など言えないでいる


      *      *      *

さがさないといけないの。
そう虚ろにつぶやく舞耶を見て
パオフゥは状況を漠然と理解し
やむをえず自分のアジトに連れ帰った。
こんなところに、まして一人にもしておけないだろう。

しかしそうしてみたはいいものの、パオフゥは舞耶を持て余していた。
どうすべきだったのか。
うららに連絡して、無理にでも家に返すべきだったか。
だが。

かつて恋人を喪ったことのあるパオフゥだが
彼女と自分とではやはり状況が違った。自分のときは殺された憎しみが生を支えたが
舞耶は… 違うのだ。

116:ペル罰 パオフゥ×舞耶③ 
10/11/17 01:36:26 OmM80gHH
(3)


「飲るか?」
ウィスキーをグラスに注ぎ
氷を入れる。
舞耶の座るソファの傍らに置くと、グラスのある方を見つめてはいるが
その瞳は何も映さない。

まるで魂の抜けた人形だな。そう思いながら
パオフゥは自分にもウィスキーを注ぎ、グラスをあおる。
何かを心に決めたようなそぶりで。

パオフゥはゆっくりと舞耶に近づき、傍らに座ると
唇をあわせ琥珀色の液体を彼女の喉の奥へと流し込んだ。
突然に唇を塞がれた舞耶は、驚いて少しもがいたが、
やがて大人しくなり
喉を漏れ伝う液体は、彼女のブラウスの襟から胸元へと滑り込んだ。

「パ…オフゥ…?」
何故?と彼女の驚く瞳が語るが、無視してさらに口付けて飲ませていく。
喉を通る焼け付くような原液。煙草のにおい。
やがて舞耶の瞳にまた、なげやりで虚ろな色が戻る。
違う。そういう目をして欲しいんじゃない。

口付けしたままで、スカートに手をいれ、
下着の隙間から強引に、まだ濡れてはいない場所に指を突き入れ強く動かす。
舞耶は少し悲鳴を上げ、
倒れまいとパオフゥの肩へかけた舞耶の指に力が入る。
「ひ… ああ…! い、痛い…!! 嫌あ…!」
服を着ているままで秘部に指だけを出し入れされ、体のほかの部分がかえって痺れていく。

パオフゥは低い声で言う。
「何故、あいつらについていこうとした?」
舞耶は苦痛に耐えながら思い巡らせ、それがさっきの連中の話だというのを
思い出すと自嘲するような表情で
「すきなところへ、つれていってくれるっていうから」
そう言った。
「嘘でもいいから、行きたかった…」
泣くように微笑んだ。
「なんて…無茶をする」パオフゥは眉間に皺を寄せた。

「ああいった連中じゃこんな優しくはすまないぞ」
声に少々の怒気を含め舞耶をソファに倒し、ブラウスの合わせ目を臍のあたりからさぐって
強引にたくし上げると、一気に両手で大きめの生の胸をわし掴んだ。
さすがに羞恥心で舞耶の体が身悶える。
パオフゥの手がそのまま留まると、手のひらに舞耶の鼓動が伝わっていく。
ゆっくりと乳首を指で押し、転がすと
びく、とおおきく反応する体。
そうしてむきだしになったふたつの胸の先の突起を舐めあげると
やがて、ゆっくりと舞耶の力が抜けていった。

117:ペル罰 パオフゥ×舞耶④ 
10/11/17 01:53:38 OmM80gHH
(4)


「ぁ… はぁ… っ… あっ…」

小さく漏れ出る喘ぎが
恍惚を含んでいく。
小声で呼ぶのは、あの少年の…名前。

「いいぜ。もっとちゃんと声をだして呼んでも。」
そういわれてまた強く胸を掴まれ、大きく反応する女の体。
緋色に染まり悶え、艶やかにしなってゆく。
確かにいい女だ。女神の器。
惚れていなくても余裕で抱ける。
しかし、了解の上とはいえ、他の男の名を呼ばれてなんだか少々意地悪をしたくなる。

「!?…きゃあぁ!!」
パオフゥは舞耶の、スカートを脱がされむき出しのそこへ、突然冷たいものをあてがったかと思うと
すぐ中へと押し込んだ。
グラスの中にあった氷。
のけぞる体、あえぐ唇は次に、声にならない鋭い悲鳴をあげた。
求めるようにひくついていたそこを、今度は間髪いれず熱いものがふさぐ。パオフゥ自身だ。

「あ…っ 嫌…!! ああ、冷たい!!あああああ!!いやああああああ!」
入れた氷を奥へと押し込むように、パオフゥは舞耶を強く突き上げる。
何度も、何度も。
尻肉を掴み強く引き寄せながら、自身を深く飲み込ませていくパオフゥを
舞耶はおおきく腰を揺らしてなぶるように締め付けていく。
氷は舞耶の奥で溶けて水となり、二人の接合部を伝って汗と交わる。
やがて喘ぎ声がだんだん擦れ、息が荒くなり、
互いの額がちかづいた。汗で濡れる髪越しに見上げるように舞耶が目を合わせる。
パオフゥの黒髪が舞耶の体にかかると
「いくぞ」と言うや否や
互いの感覚がはじけて、パオフゥは舞耶のなかに思い切り欲望を放った。


    *      *       *


やがて、闇の中に言葉が響いた。
「…」
「全身が、痛いわ」
舞耶はなんだかすこし、晴れやかな声で言った。
抱かれながら彼の名を呼ぶことで、
誰にも言えずにいた気持ちを少し、開放できたような、気がした。
大人だからできる、卑怯なことかもしれないけれど。
「でも、ありがとう」


「俺は礼をいわれるようなことは、なにもしてないぜ」
パオフゥは快感の余韻にひたりたい体を、無理やりはがすように起きて
ソファに背をもたれ煙草に火をつける。
なんでもないことだとでも言うように。
おおきくふーっと煙を吐き出す。

「だがな、もっと頼りやすい男がお前にはいるんじゃないのか」


118:ペル罰 パオフゥ×舞耶⑤ 
10/11/17 01:57:13 OmM80gHH
(5)

舞耶に気持ちのある男。
だけどそれは。同じ顔のあのひとの…兄。
そして。

「そういうのに付けこむのが心底嫌なの、私って」
舞耶は、まるでいつもの舞耶のようにしっかりと言い放つ。


ああ、そうだな。
確かにそういう奴だ、こいつは。
元気になると面倒なんだよな。


やがてそう思ってにやついたパオフゥは
ちょっとだけ、正気に返り

うららもそうだが
克哉には一生、絶対に、とてもじゃないが言えないな……、と


明け方のソファの上で、ちょっと身震いをしたのだった。


~終わり~

119:名無しさん@ピンキー
10/11/17 02:00:28 OmM80gHH
以上です
もう逃げていいですか
初投下でいろいろと不手際ですみません

120:名無しさん@ピンキー
10/11/17 02:05:11 b8V8InbM
乙です!
ちょっと?かなり珍しい組み合わせだけど、良いなぁ。雰囲気も大人っぽいしね
仕方ないとは言え、うららと克哉にばれたらちょっと怖いな
あと、氷突っ込まれたシーンでグッと来た

121:名無しさん@ピンキー
10/11/18 14:11:23 llLBOeTy
GJ!また来てくださいね

122:名無しさん@ピンキー
10/11/18 15:06:45 eVNfdEZY
しかしなんで氷で・・・?

123:名無しさん@ピンキー
10/11/18 16:29:02 llLBOeTy
意地悪しようとしたら、そこに氷があったからじゃない?

124:名無しさん@ピンキー
10/11/18 22:30:06 4JnNm+gM
おおおまた新作キテター!
舞耶もパオフゥもエロくてよかった…
氷責めも萌えた。その辺にあるもので変わった責めとかしそうなのは
年の功だからだろうかw>パオフゥ

話は変わるが罰ED後の罪世界の罪面子ってどうなってるんだろうな
罪達哉は罰達哉と同調しきれなかったから罪世界に戻る事が出来たし
世界リセットに関わらなかった人々も罪世界と罰世界で別々に存在してるだろう
でも「あちら側」と同調したギンコ・栄吉・淳の三人って罪世界にいるのかな? と考えると
独りぼっちな達哉のその後が気になった

まあゆきのさんの絡ませ相手を考えていて気付いたんだけどな!
罪の戦闘ボイス結構被ってる所あるよね、あいつら

125:名無しさん@ピンキー
10/11/18 23:41:17 EaXw3/o/
あっちの世界はあらかた吹っ飛んだんじゃなかったっけ?
ごめん、何分昔の話で覚えてないw

126:名無しさん@ピンキー
10/11/19 00:25:50 nOB9R1w0
>>124
たっちゃんならあっちの世界でも、生存中のお若い女性軍団に争奪戦されてるよ
ある意味恐ろしいw
もしかして罰メンバーのうららやパオフゥはいるのかな?初対面になるだろうけど。
達哉にはまあ、それでもクラスメイト的なのもそこそこ残ると信じたいね。
リメイクで救いが増えるといいね。(とはいえあのエンドがいいんだけど)

127:名無しさん@ピンキー
10/11/19 00:55:02 e0Lu6H+5
いると思うけど、イデアリアンに進化してる可能性あるよ
パオもうららもエルミンのメンバーもクラスメイトも街の人達
リメイクで救いあるのかな?てか、どうすれば救えるんだろ?
あと、心の海で繋がってるからいつでも会える的な事言ってたけど、その意味がわかんない

128:名無しさん@ピンキー
10/11/19 01:40:18 nOB9R1w0
パオだと全てに懐疑的だし世界の疑問にいくらかは気づきそうだね、いるとすればだけど。
でもそれも怖い話だね。その街以外存在しないし。
うららと克哉はどうだろう。どちらも達哉に味方してくれるといいなあ。
心の海は深層心理や集団の無意識かなあ。もう「夢で逢えたら」的な世界なのかな。
「くだん」は怖かったわ。小松左京の小説読んだ後だったから。


129:名無しさん@ピンキー
10/11/19 10:04:23 H7aa0Dj+
>>127
>あと、心の海で繋がってるからいつでも会える的な事言ってたけど、その意味がわかんない
俺の個人的な予想だと達哉のペルソナ、舞耶のペルソナ達が心の海でつながってるだけで
達哉と舞耶が直接会ったり、会話したり、抱き合ったりする事はもう無いと思う……。
今生の別れって奴。

130:名無しさん@ピンキー
10/11/19 11:11:25 e0Lu6H+5
>>129
そりゃ辛いなぁ。マキや栄吉達みたいに融合できたらよかったのに

131:名無しさん@ピンキー
10/11/20 02:00:51 6uEsapn1
ひゃくななです、乙とGJ下さった方々ありがとうございます
勇気だして初投下してよかった。
特にはじめての感想をいただけた120さんありがとう、とても嬉しかった
リメイク万歳ー!

132:名無しさん@ピンキー
10/11/20 02:30:30 5nNzKrL9
タッちゃん可哀相

上のパオ×舞耶で、氷責めで思い出したけど、舞耶の専用ペルソナって氷結系が多いね
あと、あのSSの舞耶、非処女?男達に連れて行かれる場合も読んでみたかったり

133:名無しさん@ピンキー
10/11/21 01:28:22 At3MVEya
達哉との対比とか月とか処女神のイメージで付けたんだろうね>舞耶の専用ペルソナが氷結系
罪か罰のどっちかではマイアはアクア持ちだったけどそっちは母イメージだったのかも

万魔殿でボロンティックに萌えたんだが流石にこれは無理くさいなあ
顔が割れてるのもだけどレオタードどっから脱がせばいいんだこれは

134:名無しさん@ピンキー
10/11/21 02:09:38 eGJTCj1R
罰だとアクアだね。マイア 罪だと改がアクア持ち
マイアって、良き母・乳母の意味だよね

あの宇宙人に萌えれるのか
あいつらでエロ…繁殖か陵辱か…

135:名無しさん@ピンキー
10/11/21 18:53:32 At3MVEya
いやヘソのラインが浮き上がるほどのレオタードなら
当然下も…なもんだと思って>ボロンティック
大分昔だから覚えてないがあいつら雑魚だったっけ

個人的にはパーティー全滅して一人残った淳を
よってたかって凌辱する最適要員だと思うが良く考えなくても誰得

136:名無しさん@ピンキー
10/11/21 22:05:27 jIOGluYx
気の強いキャラは凌辱向け、気の弱いキャラは和姦向けかな


137:名無しさん@ピンキー
10/11/21 23:43:17 eGJTCj1R
>>135
ああ、ぴっちり全身タイツってエロく感じるかも
あいつら雑魚じゃなかったよ。ボスキャラだし
男を陵辱か…てか、あいつら女なのか?
あいつら全員が男なら、舞耶とリサを犯して、繁殖すればいいよ

気の弱いキャラの陵辱も良いと思うぞ。気の強い女子の和姦も良いし
ペルソナ使いは精神力が普通の人より凄いから、鬼畜責めも耐えられそうだ

138:名無しさん@ピンキー
10/11/22 00:27:33 rtFGJOII
>>137
バリバリ女だよ。おっぱいあるし(あの白ラインで区切られてるので分かり辛いが)
腰も張り出してる、戦闘中のコンタクトで出るボイスも女声
ピースサイン(スタートレック版)出しながら「エサ!エサ!」言って襲ってくるから
予想以上に搾り取り要員として優秀だな…素股よし、盛り上がってきて自ら破るもよし
やっぱり萌えないのが最大の難点なのは変わらないけど

ちなみにボロンティック画像はこちら(規約違反ならすぐ消す)
URLリンク(imepita.jp)

139:名無しさん@ピンキー
10/11/22 00:53:26 YSLTQi2R
>>138
携帯で見た。女だったな…なんで女しかおらんのだろ。あれって、大昔の民族紛争での居残り組だよね?
「エサ!エサ!」って、食べ物って意味だろうけど、エロパロ的には、肉食系女子って感じで良いかも
異種姦で陵辱って萌えるけどな。やっぱ、あの頭の金ぴかがなぁ。

140:名無しさん@ピンキー
10/11/22 01:07:20 wW4u18Tf
エサ!エサ!
そんな餌で俺様が釣られクマ―w

141:名無しさん@ピンキー
10/11/26 00:19:28 3ZnLV8Wy
某実況動画で、罪の女三人の色仕掛けコンタクト見たんだが、舞耶姉が大胆過ぎて吹いた
他の二人はポーズとセリフだけで肌は晒してないのに
リサは援交モドキやったり、ゆきのさんは藤井さんにアピールする為に横乳見える服着てたらしい
その二人よりエロいってどういう事だよ
年頃の男子がいるのに良く太もも晒したもんだw

142:名無しさん@ピンキー
10/11/26 00:27:08 83GSuG4P
色仕掛けと聞くと
「我は食べごろなり!」しか思いつかねぇ

143:名無しさん@ピンキー
10/11/26 02:07:35 3ZnLV8Wy
よりによってあのドラマCDかよwあのドラマCD冒頭以外同人的なノリじゃないか
温泉の話なんて、リサが腐女子化してたし
温泉の話の冒頭で、プロポーション良いとか胸おっきいとか胸が少年みたいという女性陣のセリフはグッときたけど
でも、罪の舞耶って、指先から胸まで残る大火傷のせいで肌見せたくないイメージがあったからあの話は違和感あったけど
それを言うなら、達哉も背中にナイフの刺し傷があって、それを栄吉が反応しないのもなぁ

144:名無しさん@ピンキー
10/11/26 17:36:45 04DKVHQq
>>138
初めて知った…
ボロンティックって女だったのか…
なんという衝撃

145:名無しさん@ピンキー
10/11/27 02:22:43 JbuJWpYB
らしいね。あそこにいるの女しかいないなら、どうやって繁殖するんだろ?

146:名無しさん@ピンキー
10/11/27 02:46:28 xoALx8/R
単純に細胞分裂?

147:名無しさん@ピンキー
10/11/28 05:10:08 fESILYo0
寄生とか… 猟奇っぽいな~

148:名無しさん@ピンキー
10/11/29 15:38:45 uohNZBfa
もしかしたら、性別変えれるとか?

149:名無しさん@ピンキー
10/12/01 00:46:03 FBtSZHjU
ひ、ひとがいない…

いまのうちにコッソリ投下します。
ひゃくななです。
続き書いてみました。でもこれで完結です。

ぺルソナ罰
カップル克哉×舞耶

過疎ってるのでちょっとでも貢献できればと、
前回SSの >>114-118 の続きを書いてみました。

計6レス(予定)

◎◎◎注意事項。以下が無理な方は回避でお願いします。

・無理やり系なお話です。
・キレてまっ黒状態の克哉が出てくるので、克ファンの方はオススメできません…
・でもなるべく救いがあるよう頑張ります
・おまけつき


150:「ペル罰 そのあとのお話 克哉」1
10/12/01 00:48:01 FBtSZHjU
罠にかけた。
捜査協力などといって非番の日に呼び出した。
最近使われなくなったばかりの空きビルの一角、薄暗い中に
舞耶は居た。

いや、待ち構えていたのは僕だ。
ずっとこの瞬間を焦がれていた。あの時から。

「久しぶりね、克哉さん。こんなところでもお仕事?」
逆行で見え辛いのか、ちょっと経ってから僕の姿を認め、疑いもせず親愛の笑みを向ける舞耶に
「ああ、久しぶりだね…」
高ぶりを悟られぬよう目を伏せ、適当なあいずちをうって近づく。

僕の胸には闇がつかえるように渦巻いていた。
軽くカールされた黒髪に縁取られた、綺麗な微笑。
僕はそれを破壊したい衝動で一杯なのに、何も知らないで。
無邪気な様子が更に駆り立てる。


だん。と音をたて鈍く響く壁。
唐突に舞耶の体を壁に押し付ける形にして
左手を掴んだ。

「いっ、たた…、痛いわ。何…?   ね、…克哉さん?」
舞耶が怪訝な顔で僕をのぞく。
僕は意を決して問いかけた。 

「聞きたいことがある。
 きみは、あいつと寝たのか?」
手をつかまれ、背中を壁に当てられた形の舞耶は
バランスを崩してショルダーバックを落とし、中身が床に撒き散らされた。
しかしバッグには視線を向けることもないまま
僕のただならぬ様子を見て、舞耶の表情に緊張が走る。

「え…?」
初めは質問の意味を考え、そして
驚いた表情をしたのち、顔を背けた。
状況を悟ったのだろう。

「もう一度聞く。あいつと寝たのか?…パオフゥと」
俯く舞耶は今度は顔をあげ、悲しみの目で見あげてきた。
自分はきっと嫉妬に狂う顔をしているだろう。この眼鏡でいくらかでも覆えるだろうか。
舞耶は軽く首を振りながら涙を流す。
「…や、 やめ… て… …お願い…」
青ざめ懇願するような目で見られて、僕は最悪の確信をした。



151:「ペル罰 そのあとのお話 克哉」2
10/12/01 00:49:29 FBtSZHjU
よりによって僕が二人を見てしまうという皮肉。
信じたくない気持ちもあった。
だが沈黙は時に雄弁だ。
そしてこれで-----迷うこともない。

「いいんだ。君は僕の恋人じゃない。言い訳などしなくていい」

自分でも驚くほどの冷たい声が出る。
僕は舞耶の襟をつかみ、左右にブラウスを引き裂く。
布の裂く音と短い悲鳴が一瞬響き、緊張する舞耶の、露にされた胸。
下から親指を肌の上に差し入れ、上へずらしたブラジャーはホックを外すと簡単に落ちた。

「君が誰のものでもないことを、いまさら気づく僕は馬鹿だ…」
そうして彼女の両腕を着ていたブラウスで拘束し、舞耶の体に唇を寄せる。。
「や、、嫌」
逃れようともがく蝶のようだった。
むき出しの震える胸の先に吸い付き、舌で刺激すると
顔を上げ、声をあげる。

「…っあ、あ、だめ…!」
そういいながら赤く染まっていく体。
もう感じているのか。
さっきからつくづく、絶望的な気分だ。



      *      *      *



指一本、触れていなかった。
既にここに居もしない男、それも弟____に
義理立てしていたなど愚かなことだ。

いや、違う。
それは単なる言い訳だ。
本当は自分が拒絶される恐怖を避けたに過ぎない。

すくなくともそれを、彼女が他の男に奪われる前に気づくべきだった
嫉妬と、自分への怒りをぶつけるだけの愚劣な罠くらいしか、僕にはないのか。
だがもう抑えられそうにない。


舞耶は僕の突然の乱暴に、意外にも、大きく抵抗はしなかった。
恐怖で呆然としているのか。いや、その瞳は意思的で懇願していた。
「や、ぁ…、 やめて…! 克哉さん… お願い…!」
ストッキングの足が、床に残され散乱した機材に引っかかり破れていく。
舞耶のスカートをたくし上げ、下着を確かめるように触れる。。。
高まりに眩暈を覚える、息が苦しい。
ずっと、手に入れたかった、恋人だった。
だが無理やりに手折れば、もう二度と手に入らないことも理解していた。


152:「ペル罰 そのあとのお話 克哉」3
10/12/01 00:51:45 FBtSZHjU
下着に手がかかると彼女は叫んだ。
「…だ、…だめよ! あなたのためにならない… 克哉さん!」
どうやら刑事という僕の立場を心配しているようだ。
それでなのか? むやみに騒がないのは?
逆効果だ。僕に黒い闇が増すだけだ。
いつまでその余裕を持てるだろうか。

躊躇無く下着とストッキングの片足を抜く。舞耶の息を飲む様子がわかる。
「光栄だね、僕を心配してるのか?
 …なら、もっといい声で鳴いてくれないかな…!」
そうして自身を強く差し込んだ。まだ指も入れないままだった。

「う、、ぁああああっ!…っあ」
部屋に叫び声が響いた。
舞耶の苦痛そうな様子をみてわずかな快感を覚える。憐憫も快感だった。
そのまま壁に押し付け、密接だけをわずかな動きで愉しむ。
しかし苦痛なためか硬直し、締め付ける力が強すぎる。とても動かすことは出来そうにない。
意識を持っていかれそうになるのを抑えるのが大変だ。

仕方なくそのまま抜き、足を持ち上げたまま
今度は自身を差し入れたばかりのその場所に、舌を入れた。


「ふっ、あっ…?! あぅっ…ん」
びくッと体を振るわせる。
苦痛から開放されたばかりの舞耶はいきなりの感覚に驚いたようだ。
そしてどこを舐められているのか理解して慌てる。

「…あ、あっ あんっ…! …え、か、克哉さん…!? だ、だ、めぇそんな所…!汚い、から…っ」
後のほうはほとんど悲鳴まじりにそう言う。
意外だ。こうされたことが今までに無いのか?
更に深く舌で攻めると、ぎこちなく腰が動き乱れ、濡れた声がもれ、掬えないほどの蜜が溢れる。

「は… は…ずかし…いの、 やめ・て… あ、あんっ…! か、からだが… とまらない…の…!」
感じているのか、羞恥か。泣きながら腰を回し、声はうわずり、紅潮し熱くなっていた。
しかしこの分では経験はそう多くないようだ。編集者なんてのは遊んでいるとばかり思っていたが。
尚更にあの男に殺意が沸く。

荒くなる息の中、うわごとのように甘い声を出し、目の焦点も虚ろになった舞耶に僕自身も限界を感じる。
もう一度自身を差し入れて、舞耶の中の熱さに驚く。
奥まで収めると、びくびくと閉まるも今度はゆっくりと動けた。

片手で胸を刺激しながら、舞耶の息遣いに合わせる様に動く。
いつのまにか腕の拘束は取れ、舞耶は僕の体を強く掴んでいた。
「ぁ、ふう…っ、や…、 か、かつやさん…!あ、あんっ! 克哉さん、あっ、ああああああああ!!!」
絶頂に達した舞耶の中で、僕も脈動しながら、長く欲望を放っていた。


153:「ペル罰 そのあとのお話 克哉」4
10/12/01 00:53:54 FBtSZHjU
      *      *      *

憔悴し呆然と横たわる舞耶の体の上半身を
起こしてやり、はだけた胸をあわせてやる。
冷静になってみれば、到底許されることではなかった。
ブラウスのボタンは飛んでいて、前を覆うのは無理だった。
破れたストッキングは脱がせるしかなく、裸足に靴を拾って片足ずつ持ち上げて履かせる。
自分を思うままにした男に、なおもされるがままになっている舞耶の姿に
ほかにどうしようもなかったのかと自答する。
忌々しいことにパオフゥからメッセージが入っていた。



「克哉。女を抱くのは体だけじゃないぜ
女が誰を好きでも、その心ごと、一緒に抱いてやりな」



思わず振り返る。
…ふざけるな。偶然などではないだろう。一体どこから見ているんだ。
しかし自分にとって、相当に痛いところを突かれたのも確かだった。


…心ごと、だと?
…相手が誰を好きだろうが、だと?
そんなことは、考えたことも無かった…

また僕は道を見失うのか。



立ち尽くし、搾り出すように

「…悪かった… 舞耶…くん。
  下に車がある。送ろう… 」
そう言葉にするのがせいいっぱいだった。



僕の後悔が伝わったのか
舞耶は無理やり明るい声で言った。
「だ、大丈夫よ、私なら…!ほら、どこもなんともないわ、
 上着を貸してくれれば、帰れるわ」

そのときつながった。
舞耶は僕の感情を受け入れようとしたのだろうか?
行き場のない想いに苦しむ僕を開放しようとしてくれたのだろうか?

「……すまない……」

舞耶にも。
そして達哉にも。

ちゃんと向かい合う、逃げない強さを持たなければ。

154:「ペル罰 そのあとのお話 克哉」5
10/12/01 00:56:28 FBtSZHjU
そうして散らばった舞耶のバッグの中身をひとつひとつ拾い上げ
彼女の傍らへ置き
なるべく体に触れないように自分のジャケットを舞耶の肩にかける。

すると、離れようとした僕の腕を突然に、舞耶が手にとり
僕の体を引き寄せて、
軽く唇にキスをした。

今度は、驚かされたのは僕だ。

あんなにも酷いことをした僕に、君は一体何を?
混乱し呆然とする。
どうしていいのかわからなくなる。


だが彼女… 舞耶は

「そうして困って弱ってる克哉さんのほうが、克哉さんらしいわ」
そういって微笑んだ。



      --------後日談---------


数日後。
パオフゥが仕事に目途をつけ事務所のドアを開けたとたん

「お・か・え・り・な・さ~い(はーと)」

いつもよりバカ丁寧な迎えの声がする。

顔をあげると
ニッコリ、と特上の笑みでうららが待っていた。
いや、笑みには殺気がたっぷりと籠もっている。

パオフゥは最悪に嫌な予感がした。


「今日はもう、臨時休業にしちゃったんだよねぇ♪

…んじゃさ、とりあえず、裸になってそこに座ってくれる?
あ、武士の情けでパンツだけは許してあげるから」

血の気が引く。
「な、なん、でだ……?冗談はよせ、うらら……


   …済まん!
 俺が悪かったなら謝るから、 助けてくれ!」

両手を挙げて降参するも

青筋を立てそうな凄惨な笑みのうららに、

「また、懲りずに悪いことしてんのは誰?!」
凄まれてパオフゥは観念し、諦めて言うとおりにした。


155:「ペル罰 そのあとのお話 克哉」6
10/12/01 01:01:13 FBtSZHjU
「…これでいいのか」かなり渋い表情のパオフゥとは対照的に

「ふっうううぅん? 随分と素直なんだぁ。やぁっぱり色々心当たり、あるぅ?」
なんだかうららは楽しそうだ。

  (ち、あるから言いなりなんだろう…。)
椅子に座らされ、毒づいた呟きが
後ろに回した腕にあたる、ヒヤリとする固い、重いもので遮られた。


ガチャリ。


官製の本物手錠。

 

きっちり両手を拘束され血の気が引く。
「バッ…! おっ、お前、こ、こんなもの一体?!」

うふふ、と笑いうらら。
「周防刑事がね、快ーく貸してくださったの」
はーと、と語尾に見えそうだ。


あ、あいつ…!!
容赦が無さ過ぎる…!!!

「色々とご報告までしてくださったわ?♪

 ご て い ね い に ね!!」

パオフゥは絶句するしか無かった。
敏腕刑事を敵に回すということを、身を持って知る。




156:「ペル罰 そのあとのお話 克哉」ラスト
10/12/01 01:02:08 FBtSZHjU
「さぁて、どう料理しようかしら?
三つ編み一週間の刑、なんかじゃあ全然容赦しないわよ?
加えて恥ずかしい格好とかさせればいいかなあ? 」

うららが実に愉しげに言いながら
股間にあるものをピンとはじく。

「は、弾くな!」

「あら、だって悪いことする場所を き っ ち り と!
 締めないとね。じゃ、こうかな?」

ぎゅっと。

「に、握るな!!!」


「え? ダメ?
じゃあジャブの標的がいいかなあ?
それとも… ねえ、なんか希望あるぅ? 」


悪魔の笑みのうららは最強状態だった。

パオフゥにとっての絶望の一夜が始まった。

【end】

157:名無しさん@ピンキー
10/12/01 01:09:23 FBtSZHjU
ひゃくななです。
以上読んでくださった方、お疲れ様でした。
7レスになってしまいました。

慌てず落ち着く、を心がけましたが
同じ書き手が続くのも良くないのでここで消えます。
他の書き手さんが降臨なさるのを首長くして待ってます。

内容的に仕方ないとはいえ舞耶が続いたので
次はギンコがいいなあとか、思ってもいます。

前回の時にいただけた意見、参考にした部分があります。
なんでもいいのでくださるとうれしいです。

過疎が少しでも解消される、
そんな噂を現実にしたい。
では。

158:名無しさん@ピンキー
10/12/01 01:18:15 rhgbuNIH
乙です。過疎てった時にSS投下ありがとうございます。というか、まさかの続き
ひゃくなな氏の舞耶が責めらせるシーン大好きです
オマケも良いですね。うららさんつえぇw

159:名無しさん@ピンキー
10/12/01 23:16:10 KUOKQN8q
>>157
続きが読めて嬉しい! 投下ありがとうございます
舞耶は相変わらずエロいなあ
克哉も余裕なくていっぱいいっぱいなのが萌えた
この後の二人も読みたいし名残惜しいな。いつまででも待ってるよ

そして完全に尻に敷かれたパオフゥに爆笑してしまった
あの組み合わせでは大人っぽいはずなのに、何でか低レベルな喧嘩が一番似合うよね、パオフゥとうらら

160:名無しさん@ピンキー
10/12/04 23:27:44 fp+/cVwA
>>158 >>159
感想いただけてありがとうございました。
すごく嬉しくてメールで転送して保存して読み返しています。>ご感想

書いてみて、ここでの発表の利点と欠点がちょっとだけ見えました
(長いのはかけませんし、さらに続き物とかも、続々々…とかになると住人の迷惑になりそう)
どっか別のところで続きかいたり、まとめるかもしれません
そのときにお会いできましたら、また。

単発でまたきます。きっと。

161:名無しさん@ピンキー
10/12/04 23:34:39 fp+/cVwA
別のペルソナ総合スレで、いまペルソナが3スレに分かれている件で
個人として希望を出しました。

違う意見のある方、もっと良い意見の方など
旧作ファンの住人の方で、意見などがお上手という方、
この先について話し合いに参加いただけたらと思います。
まあ自分は玉砕っぽいかんじでw 
どうも、うまい意見になりませんでかきまわしてしまい
ご迷惑をかけ、大変失礼致しました。

162:名無しさん@ピンキー
10/12/05 00:21:56 i/BJ1p62
また来てくださいね。というか、来て下さい!
続き物大歓迎ですから。過疎気味になりやすいので

舞耶姉好きなんで、連続でも嬉しいです
リサなら、相手は誰になるのでしょう

163:名無しさん@ピンキー
10/12/08 00:26:54 k4sDmu70
出来ることをやります。
投下いきます。
SS連続投下に、縛りってあるんでしょうか
教えて板の人。

リサ。思い出したあとの話「達哉 MY LOVE」

SS管理の方、収録をありがとうございました。
タイトルにキャラ名も入れてください。
------------------------------------------------------------------------------

《注意書き》
リサ×達哉希望の話。(あくまで希望)
微エロ。高校生補正。
ライト&ベタ話。
前編・後編のうちの前編。6スレ予定。
※リサ会話の中国語は半角カタカナ表記です、字探すの面倒なので。

------------------------------------------------------------------------------

164:「達哉 MY LOVE」 1
10/12/08 00:27:58 k4sDmu70

珠閒瑠市を見渡せる高台の陸橋。丸い道路鏡が真下に遠く広がる街を写す。
夕暮れの空のなか、2つの人影が並んで道路に大きく影を伸ばしていた。

「イヤッホオオオオォォォォォ!ミッシェル栄吉さまの、参上だぜ!!おまたせベイべー!」
「・・・・・また、馬鹿なことやってんじゃん。相変わらず。」

叫び声をあげていたのは、個性的にアレンジされた青い学ラン姿の少年、栄吉。

両腕をガードレールに乗せ、毒づいて呆れ顔で見上げるのはセーラー服の金髪少女、リサ。

世界が元に戻っても、記憶が無くなりはしなかった、たった二人が
ここで時々会っては、誰にも相談できない心の内を話していた。

「・・・ってな。せめて挨拶ぐらい元気にしねえとよ。暗くなりがちじゃねぇか俺ら?
 思い出した達哉は帰っちまったしよー、淳は思い出さずに済んだし。
 ははは。どうすりゃいいんだろうな、この先」

「んーもう!アンタ何回ソレ話てんの? ・・・・・・あたしさ、考えたんだけど」

「・・・え?何を!?ギンコが考えたって!?(笑)」

「ケッヘイ! ギンコっていうな! ・・・今なら達哉を落とせるかも。」


     *     *     *


しばし沈黙。ののち、

「・・・っはあああああああ~~~~??
 まだ、そんなこと言ってんのお前…?」呆れ顔の栄吉が言う。

「だって達哉に、おねえちゃん・・・舞耶姐の記憶が無いんだよ?
 ・・・記憶あったときは、・・・正直勝ち目なさそうだったけど…
 ・・・・・・今なら!」リサの目が光る。

「フゥ~!や~れやれ、そっちいくかぃ… 強いねオンナはね!」
呆れながら栄吉は手にしていたペットボトルを開け、一口飲む。
そして、しょうもないなぁ、と思いつつ
うわべだけでも明るい?話に栄吉ものっかることにした。

165:「達哉 MY LOVE」 2
10/12/08 00:29:30 k4sDmu70
「あ、おい、でも、達哉がうっかり思い出したらどうするんだ?
 無いとは思うけど、よ…」

「思い出したら助けたのと同じジャン?こっちの世界にこれたってことでしょ?
 ファーンナ!できることはすべてやるのよ!後悔なんてあとからすればいいんだ!」
栄吉の顔が引きつる。

すんげー、ポジティブシンキングじゃなくて、これは・・・何も考えて無い。
もっかい崩壊したらどうすんだい世界。もう行きたくねえよ異次元。何回行ったと思ってんだ。

だけど栄吉もお年頃。興味もあった。

「ふ、ふーん、で、どうすんの?ギンコとしちゃ、具体的に・・・」顔を赤らめていう栄吉に

「夜這い!」元気に言い放つリサ。
飲んでいたミネラルウォーターを栄吉はふきだす。

「ごぶはっ・・・! マイガッ!・・・お前、ほんっと~~~に何も考えていないだろ・・・」
袖で自分のあごを拭き、
栄吉は頭を抱えたがリサは意に介さず、自分のプランの成功を信じて疑っていなかった。


     *     *     *


夕暮れが深まり二人が陸橋の坂を下りると、見たことのある人物が向こうからやってくる。

「!!!!あっ! シャドウのおっさんだーーー!!」
リサが思いっきり指を差して叫んだ。
お、おいギンコ!、と止めようとした栄吉だったが

「誰がシャドウのおっさんだ、ガキ!」
言い返したのはパオフゥだった。

「ケッヘイ!だって…私さらわれたんだもん!この顔の人に」(注※ モナドマンダラ)
「・・・こんな往来でとんでもないこというんじゃねえ。おい、コイツなんとかしろ」
栄吉に助けを求めるも、面白がってか、ニヤついて助ける気配は無い。

「ケッヘイ!だって…こんなに怪しいじゃん」
「お前の日本語ほどでもないけどな」
にらみ合う二人に、もう栄吉は腹を抱えて笑っている。

「は、腹イテぇ… な、なあ、パオフゥさん、こいつさ、達哉と、ど~~~~うしてもつきあいたいってさ」
笑いすぎて出た涙をぬぐいながら栄吉が言う。
「何?達哉?」
ああそういえば。チンヤンチンヤンと煩かったのがいたっけな。そんな記憶がよみがえる。

「そんでさ、夜這いするっていってきかないんだ。なんとかならないかよ?あんたって情報通なんだろ?」
「夜這いぃ?! ・・・だからお前ら往来でなんつう・・・」
「キャー栄吉、頭いい!パオフゥさん、協力してして!!」いきなりころっと態度を変えるリサ。
「なんだよ、突然勝手なことを…?」
首に抱きついたリサに驚きながら、この道を通るんじゃなかった、とパオフゥは後悔した。


166:「達哉 MY LOVE」 3
10/12/08 00:32:57 k4sDmu70
     *     *     *


周防家間取り図。
両親不在日。
以上をパオフゥから(強引に)入手し、勝手口の開いている時間内に侵入する。
情報源は厳重に口止めされた。犯罪の片棒を担ぐのは嫌だそうだ。

 ふーんだ。犯罪なんかじゃないもんね。誰よりも達哉が好きなだけなんだから。

我ながら大胆な行動だとは思う。
でも、だって、学校で先輩後輩として会うだけじゃ埒があかないのだ。
あたしは達哉のファンのうちの一人に過ぎない、なんて嫌だ。
もっと知ってる… 昔からの達哉。
会わなかったことになってるけど、達哉は達哉だもん、きっと変わらないよね・・・

 でも、拒絶されたらどうしよう・・・
 嫌いってハッキリ言われたら?

考えると足がすくむ。ぶんぶんと首を振り、自分を奮い立たせるように
その時はその時よ、コッチからいくわ!とつぶやいた。

 まっててね、チンヤン、あたしがきっと幸せにするからね・・・

着替えて部屋のクローゼットの中へもぐりこみ、達哉の帰宅を待っていたリサは
幸せな想像の中、そのまま眠りこんでしまった。


     *     *     *


「・・・はっ!今何時?!」
クローゼットの中でリサが目覚めると、周囲は闇の中だった。
ずいぶん遅い時間なのか、何も見えない。
誰にも見つかりませんように、と手探りでクローゼットのドアを開け、裸足の足をそっと床につけ外に出る。
すでに帰宅していたのか、すぐ近くに、ベッドで眠る達哉が居た。

どっくん、と大きく胸がはずんだ。

 …どうしよう。どうしよう。どうしたら。 ・・・ええと、私。私どうすればいいんだっけ???

緊張でリサの鼓動が高まり、頭が真っ白になる。

 とにかく、ベッドに・・・ も、もぐりこんじゃえば、いいかな?寒いし。

鼓動が激しく高鳴る。震える手でベッドの上掛けをそっとめくると、なるべくスプリングを軋ませないように
足をすべりこませ、静かに、ゆっくり、時間をかけて隣の位置へともぐりこんだ。

「た、たつや・・・」
深呼吸し、落ち着いたところで勇気をだして、背中を向けて眠る達哉にささやいてみる。
「…ねえ、起きて達哉・・・」
軽くゆすると、大きく寝返りをされ、体に被さられた。

 えーーーーーーーーー!
 ちょっとまってちょっとまって!い、いきなり?!



167:「達哉 MY LOVE」 4
10/12/08 00:37:36 k4sDmu70

リサは慌てたが、その後は何も起きない。達哉は動かない。
どうやら抱き枕か何かと勘違いされたようだ。華奢なウエストに腕をぎゅっと手を回されつつ、熟睡している寝息がする。

真っ赤になってしばらく固まるリサだったが、我に返る。
い、いけない、これじゃ何もならないし。

埒が明かず、ちょっと大きめに声をだしてみる。
「す、周防先輩、私、リサです。いっつもついてまわってるから、覚えてもらえてますよね・・・・・・?」
そうして腰の手をはずして、リサの胸の上で、達哉の腕を両手で包んだ。

・・・起きる気配が無い。だめか。リサが失望のため息を漏らそうとしたあたりで
突然、胸の上の手が動いた。

 
 あ、やだ、 いやな感覚。

片手のひらの指がリサの胸の先端に触れると、指がさぐるようになぞってきた。
目の前が閉ざされたよう。顔をしかめるリサ。
じんわり浮かぶ嫌悪と恐怖、冷や汗がにじむ。落ち着かない気分になる。

「・・・せ、せんぱ・・・、 たつ、や・・・!」
目をぎゅっとつぶって、手を硬く握り我慢する。
リサの息は混乱で乱れ、酸素が足りない。涙が滲む。
胸を弄んだのち、指はすべり、肩、わき、胸をとおって腰を掴む。
「・・・・・・ぅぅっ!」
奇妙なはじめての感覚に、リサは口を手で押さえ、叫びだしたいのを堪えていた。

 こわい こわいよ… 誰か助けて!
 だけど だけど達哉と・・・!

達哉と。そう考えて覚悟をきめる。


168:「達哉 MY LOVE」 5
10/12/08 00:41:51 k4sDmu70

相手の体が少し起き上がったかと思うと、今度はリサの首筋に唇を寄せてきた。
吐息をかけながら、一番上のボタンを外される。

 な、なんでこんなに慣れてるのチンヤン! 浮気モノ~~!

思考がめちゃくちゃになりながら、半泣きで内心で達哉を批難するも。
肩口に唇が触れると、リサの体がびくっと弾んだ。

 う う ごけない… なに これ、    あつ・・・ い・・・

リサの体が脱力するのが分かる。力を入れようとしても入らない。
ゆっくりと降りて位置を変える唇からは、時々舌が肌をくすぐるように舐め、
そのたびにリサは小さくうめいた。

 も、もうダメぇ・・・!   

体が痺れるようになり、我を忘れそうなリサの
胸の丘にあるフリルチェックのブラが、舌の侵入を許しそうになったとき

ささやく声が聞こえた。
「・・・ま・・・」

 ・・・ま?
 ・・・ま、て何?
 ・・・舞耶姐?



「イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 
リサは全身の血液が逆流し、反射的に渾身の蹴りを放った。


     *     *     *


169:「達哉 MY LOVE」 6
10/12/08 00:42:47 k4sDmu70
ごふっ!という苦悶ののちに
部屋のライトが点く。

明るくなった部屋のベッドには、胸をはだけさせたピンクのパジャマ姿の金髪少女が
胸をおさえ、半泣きになってこっちを見ていた。
その表情が見る見る驚愕に変わる。

「なん・・・・っ!なんだ君は・・・っ! どっから入った?!」
腹部に蹴りをくらうも、驚きすぎていっぺんに痛みも眠気も吹っ飛んだ克哉が言い終わらないうちに、
克哉の顔を凝視しリサが絶叫する。

「何でーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?!
 なんで達哉じゃないの?どうしてよ!どうしてよ!ひどいよーーーーー!!!!
 達哉達哉達哉達哉達哉あーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

リサが達也だと思っていたのは、兄の克哉のほうだった。

叫ばれた方の克哉は・・・状況が全く掴めない。

だが、ベッドで少女が泣き崩れるのをみて、克哉は青くなった。
自分の左手を見て、少女を見る。
そういえば、さっきまで手の中に・・・成長中の・・・、・・・あったような気がする。
・・・いい夢を見ていた気がしたが、まさか。


「・・・そっ、その、僕は君にどこまで・・・    じゃない!
 な、何か、したの、かい??」

更にリサの泣き声が大きくなる。ベッドに完全に突っ伏している。

・・・まずい。両親不在時にこの有様。このままじゃご近所になんと思われるか。
克哉は青ざめながらも長い時間をかけて説得し、最終的にリサをなだめるのには、
次の非番の為にと用意していた克哉とっておきの、有名店お取り寄せスイーツを出さねばならなかった。


     *     *     *

170:「達哉 MY LOVE」 7
10/12/08 00:44:08 k4sDmu70

一階のダイニングキッチンで、換気扇の下で煙草を吸う克哉が、深い大きなため息をついた。
灰皿で吸殻をもみ消しながら言う。
「・・・達哉なら、最近遅いが・・・。
 しかし、今時の高校生は大胆だな・・・あんまり感心しないぞ。本当なら家宅侵入罪という犯罪になるところだ」

「ご、ごめんなさい・・・」
セーラー服に着替えたリサが赤い顔のまま、
克哉にお茶をいれてもらい、テーブルでケーキを食べている。
でもこれすっごく美味しい。おいしくてまた泣きそう。今度、どこで買うのか教えてもらおうっと。

「ところで・・・嫌なら答えなくてもいいが。 君はそんなにも達哉が好きなのかい?」

克哉が問うと、リサはこくんとうなずく。

「達哉の記憶があっても、なくても。
 あたしの記憶があっても、なくても。絶対いつも達哉が大好き」

にっこりと悪びれずに断言する、少女の素直な一途さと怖いもの知らずの強さに
克哉は胸を打たれた。
大人には眩し過ぎる笑顔。

そうか、彼女はどちらの達哉も知っているんだったな、と思い出す。
世界を超えてまで思われる弟を、兄は少し羨ましく感じた。

「で、でも・・・ ぅっく、まさか達哉じゃない人にぃ・・・!」
リサはどうやら部屋を間違えたらしい。向かい合う兄弟の部屋のドアの確認が甘かった。
自分の失敗を思い出してまた涙が浮かんでくる。

「ああ、泣くんじゃない君、もう」
自分が(それほどは?)悪いわけじゃないのにうしろめたい克哉はリサの涙に慌てたが
遠くから響くバイクの音に気づくと、安堵のため息をついた。

「ああほら、お待ち兼ねの達哉がご帰宅だ。
 ・・・夜這いだなんていうのは、言わないでおくから、もっとうまくやりたまえよ?」

恩に着せました、みたいな顔で克哉が言う。

 ・・・・・・・・・なんだかなあ。

あんまりに上から目線にカチンときたリサは、克哉をじっと見上げて
「ねえ、刑事さん・・・。淫行条例違反・・・って知ってるよね?」きゃは、とイジワルな笑い混じりにつぶやくと
克哉は直立のまま硬直し、煙草に大きくむせ込んだ。



  <後編に続く>

----------------------------------------------------------------------------------------------

※淫行条例はフィクションです。珠閒瑠市にあるのか。

171:名無しさん@ピンキー
10/12/08 00:50:33 k4sDmu70
以上です。続きはまた後日に。
何故かコピペでフォントが統一されない。
「・・・」が種類が違っているのが気になりすぎる。

172:名無しさん@ピンキー
10/12/08 01:38:21 k4sDmu70
あ、そうだ結局また、7スレになってしまいました。計算が難しい…

>>162さん、ありがとうございました。一瞬で戻って来てるしw
前後編ですが今回は単品作、でも世界は一緒と思ってください。
克哉ファンの方、またもごめんなさい。
因果な兄弟は使えすぎます。

総合スレでの真摯なご意見に気合をたくさん頂きました。感謝です。
って、年末なのに何やってんだ自分orz

173:名無しさん@ピンキー
10/12/08 06:07:13 dLD/69YB
おつかれ様でした。
パオフゥさん、協力してして!!ってワラタ


174:名無しさん@ピンキー
10/12/08 10:48:27 FI1t+3/F
後半楽しみです。兄さんかわいそww
リサも一途でうざくて可愛いです
こちら側の達哉、帰りが遅いって事は、女のとこにでも行ってたんだろうか?

175:名無しさん@ピンキー
10/12/08 12:34:11 Q9QMQ6A7
こちらで聞いた方がよかったかな?

保管所にある世界の果てでアイアンクローをくらいつづける少年コミュって外道ENDしか無いの?
めちゃくちゃ笑ったのに続きが見れなくてモヤモヤしてます

176:名無しさん@ピンキー
10/12/09 12:09:27 u5LOqoMy
>>175
ここの保管庫の管理人さんはマメだから
保管庫になければたぶん無い

>>163
リサがリサらしくウザ可愛いw
カタカナ広東語はリズム感がでていてGJ

177:名無しさん@ピンキー
10/12/09 21:55:00 3GfLf0jM
後半投下です。

リサ。思い出したあとの話「達哉 MY LOVE」後編

《注意事項》 
 >>164-170 の続きです。

・前編UP時、引用作品タイトル入れ忘れました。「ペルソナ2罪罰」両方で。
・単に長くて切っただけなので、もうエロ場がありません…、内容も閉めるだけ…
・引っ張るほどの内容もないのに、なぜか5スレも(予定)

178:「達哉 MY LOVE」後編 1
10/12/09 21:56:35 3GfLf0jM
時間は既に深夜0時を過ぎた頃。
両親が不在の解放感もあったにせよ、高校生の帰宅としてはずいぶん遅い時間に
達哉は帰宅した。

このところずっと、落ち着かない気分をぬぐえなかった彼は
晴れない気分をバイクのエンジン音と振動、速度に乗ることで解消していた。
ヘルメットを外すと、空に月。
何かが騒ぐので見ないようにする。
言い表せないモヤモヤが常に不機嫌な表情をつくり、周囲からは勝手にクールだなどと思われていた。

バイクのエンジンを止め
メットを抱えた達哉が、家の鍵を開けて玄関に入ると
いつもこの時間なら消えているはずの明かりを、奥に見る。

着ていたジャケットのファスナーを降ろしながら達哉は、兄が起きているとまた煩そうだと考え
あえて無言で通り過ぎようと、ただいまをも言わずあがると 話し声が聞こえた。

 こんな時間に、一体誰だ? 今日は親父もお袋も居ないはず…
 兄貴の客? でも兄貴は滅多に客なんか…?

ダイニングに続くリビングのドアを開けると、
そこには、泣き腫らした顔の制服の金髪少女と、気まずそうな兄が待ち構えるように居た。

……なぜだか、その光景は達哉の不愉快を呼ぶ。

「あ、たつや… (じゃない)…周防先輩!」
リサがテーブルから立ち上がり近づく。
「相変わらず今日も遅かったな、達哉。ずっと彼女がお待ちかねだ」

小言は心配の現れなのだが、この年頃には通じない。
達哉は兄のいつもの一言多さにむっとしつつも、いぶかしむ。

 …彼女? そんな覚えはない。
 いつも勝手について来る後輩の一人。金髪で目立つから顔は分かるが、特に親しい訳ではなかった。
 確か …リサ、とかいう。

「…こんな時間に一体、何? 月曜に、学校で済ませてくれないか」
学校の後輩などに家まで来られて更に不愉快だった。わざと冷たい表情で言い放つ。 

すると、ショックを受けたのか少女の顔はみるみるうちに、泣き顔に変わっていき

つかつかと迫ってきたかと思うと、ほとんど触れそうなほどに近づき、唐突に眼前で叫んだ。

179:「達哉 MY LOVE」後編 2
10/12/09 21:58:21 3GfLf0jM

「…チンヤンの馬鹿ーーーーーーーーーーーーーー!!」



鼓膜に破壊的な大声が直接響き、思わず耳を押さえる。
 
 …チンヤン? なんだ、それ?

達哉が振り返るも、
少女は鞄も靴をもつかんで、つかの間に玄関から飛び出してしまっていた。

「…台風みたいな娘だな…」

達哉が驚きで呆然と去ったほうを見送ると
距離のあるはずの兄までもが耳を押さえながら、一言つぶやいた。

     *     *     *


全力疾走で、鞄と靴を手にしてハイソックスのままで、
アスファルトの道をリサは泣きながら、ただひたすら、逃げ出していた。
あっさりと覚悟を踏みにじられた、今日の出来事から。過去の全部から。

 全部忘れたい。 なかったことにして。 今日をもう一回やりなおさせて。

そう唱えるようにつぶやきながら
すっかり暗くなった夜の道を。夜の街を。


一体どれだけ走っただろう?

疲れて歩き出すと、リサは自分が靴を履いていなかったのに気づく。
足が痛くなって辛かった。靴を履こうとすると、どこかに落としたのか片方が無い。
仕方なくそのままで、重い足で再び歩き出そうとした。

触れられた首筋が熱かった。
思わず手で押さえ、かがみこむ。

「お、大人って、ズルいよ…」
 …あんなこと、してるんだ。

痛いような疼きにたまらなくなって目を閉じると、勝手に体中にあのときの感じが蘇って、震えた。

 克哉さん、…慣れている感じだった…
 …舞耶姐とかもしてるのかなあ、皆、しないといけないの?

 …出会った記憶が無いと、達哉にはもう、優しくしてもらえないの…?


道を照らす夜景の光が滲んで、見えなくなった。


180:「達哉 MY LOVE」後編 3
10/12/09 21:59:34 3GfLf0jM

     *      *      *


再び歩き続けて気がつくと、いつの間にかよく知るコンビニがある。
店の前には、…なぜか栄吉が居る。

「…よお、ギンコ。 どうしたよ?失敗したー!みたいなカオして」

「栄吉…」

いつもの軽い冗談みたいな口調と軽い笑顔で、リサの顔に安堵の笑みが生まれた。

「あったりぃ。…失敗しちゃった」
「ハハハ、やっぱなあ。計画に無理があったんじゃねえ?」
 
笑い流してくれる。嬉しい。

「そっちこそ何? こんな時間に。あーーー、カス高時間?」
「馬鹿いえ。腹減ったから、食いモン買いに来たんだッつーの!」

でも、栄吉の手には何も無い手ぶら。
優しい嘘だと気づく。
ここはいつもの場所から一番近いコンビニだもんね。
心配してくれたんだ。
栄吉のなにげなさがリサには、ありがたかった。

なんか疲れたなぁ…。そうつぶやき店の前に座り込んでしまう。

「…やっぱ、無理…? 大人の女性には、かなわないのかな…?今のあたしじゃ無理?」
 なんでも持ってるみたいに見える大人たちが羨ましかった。むしろ嫉ましい。

「…いんや。ギンコはそのままでいいとおもうぜ、俺は。」

栄吉はそういってくれたけど、そうは思えなかった。
片方だけの靴を、履いてみる。

「どうしたよ、靴?」
「…落としたっぽい。」仕方が無いから、笑ってみせる。

その時。
遠くからバイクの音がした。


181:「達哉 MY LOVE」後編 4
10/12/09 22:00:40 3GfLf0jM

「お? …来たんじゃねえ? もしかして王子様がさ」
栄吉が通りの向こうを見て、リサに向かって笑う。
「なんだぁ。 そう失敗ってわけでもなさそうじゃん」

リサは目と耳の両方を疑った。

 そんな、そんなわけない。達哉怒ってたのに…
 しかも最後に、あんな怒鳴っっちゃって…っ

振り返ると、達哉のバイクが近づき、側に止まった。

「…もう遅いから送るよ。家どこ?」

達哉がバイクに跨ったまま、予備メットをリサに投げて寄越す。中には、落とした靴の片方。
 
 
 …そんな、出来すぎた話、あるわけない……

リサは大きな目を見開き、達哉を見つめる。声が出ない。

「…もしかして、お邪魔だったか?」

リサと栄吉に向かって、ヘルメットをはずして達哉が問いかける。

「とんでもない。…俺達あんたをずっと待ってたんだぜ。なあギンコ。」


    *     *     *

182:「達哉 MY LOVE」後編 5
10/12/09 22:01:45 3GfLf0jM
 …俺達?
 …ギンコ?

いちいちわからない言葉をいう奴だ。

達哉がリサの足元を見ると、片足はソックスのままだった。顔には涙のあとがついていた。

 ここまでその足で歩いてきたのか。 意地悪すぎたな俺…

兄貴がやたらしつこく、送れ送れ追いかけろと煩いから渋々来たのだが、…確かに送るべきだった。
しかし謝るのが苦手な達哉は、感じた罪悪感を横へと押しやり
代わりに青制服のことを、バイクの側まで来たリサに小さく聞く。
「あいつ… 知り合いか?有名人?見たことがある気がする…」

リサは言った。
「本当のともだち… 仲間だよ」
そうしてメットを被り、背中にしがみついてくる。
「チンヤン… 達哉、あなたも」
バイクの発進音にかかる直前、ごく小さな声で言ったリサの声が、かすかに聞こえた気がした。

 …本当のともだち?
 …仲間?

発進させると、ミラーに青制服の姿が映り、遠ざかった。なんだろうこの感じは?
考えてもわからないなら、考えるのをやめるしかなかった。今は。
疑問のもやもやを再び速度で解消したかったが、同乗者がいて出来なかった。


     *     *     *


バイクに乗り達哉の背中にしがみつきながら、たくさんの光が後ろに流れていくのを見つめる。
リサは満足していた。

ずっと表情が硬かった達哉が
ふっと緩んだ。
本当のともだち。仲間。
その言葉で。

 今日のこと、やっぱり忘れないことにする。
 また、新しい思い出をたくさんつくっていけばいいんだ。
 …達哉と。みんなと。


二人を乗せたバイクは夜の道を駆けて行った。

 
 〈 end 〉
--------------------------------------------------------------------------------

183:名無しさん@ピンキー
10/12/09 22:07:25 3GfLf0jM
以上です。読んでくださった方お疲れ様でした。

・リサの相手が思いつかず、手探りのため書いたらこうなった…。
・登場する全員とリサで恋愛フラグ立ててみた、という内容になっております。
 お好きなキャラでリサとの続きを妄想で補完願えたら、本望です。
・内容ベタなライトノベルまがいで、すんません。萎えたかた、すんません。
 同じパターン続くと飽きるのでやってみた。
・リサに不機嫌達哉さんを落とすのは難しそうだ。(勝手設定)
 >>173さん>>174さん>>176さん、ありがとうございました
 達哉が女のとこから朝帰りも楽しそうだと思いましたが、どうもうまく思いつきませんで…。
・作者は学生エロがどうやら苦手なようです…多分。この分だと。
 非実在成人(?)のほうが書きやすい…

 書ける方、このスレにどうか学生エロ成分お願いします!切実に。

じゃあ次回もしよろしければ、年明けくらいまで時間を置いて、”爛れた大人編”で~!
(うそかも)


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch