仮面ライダー総合エロパロスレ11at EROPARO
仮面ライダー総合エロパロスレ11 - 暇つぶし2ch1:名無しさん@ピンキー
10/06/02 21:48:26 NBIDHTuj
「フィリップ本棚に入ってくれ。キーワードは純愛、陵辱、萌え…」
「なんでもありだね翔太郎。出たよ、検索の結果は…」
キュキュッ『eroparo』
「エロパロ?!私聞いてない!」

「それじゃ、みんなの作品まってるぜ!」
「ちなみにここはsage進行だよ。あとネタバレは前置きが無いとダメだってことも言わなきゃ」
「うっ…」
「やっぱりまだまだ詰めの甘い半熟卵・ハーフボイルドだね。」
「とにかく!お前の萌えを数えろ!」


*煽り・荒らしは放置&スルーしましょう
*あくまでも大人の為のスレです。
*作品投下後、数レスまたは半日後の作品投下のご協力をお願いします(作品が流れるのを防止するためetc.)。
*保管庫にはロックがかかっています。解除方法については>>2
*次スレは、>>980を踏んだ方が立てて下さい(不可能な場合は、代理を頼んでください)。

前スレ
仮面ライダー総合エロパロスレ10
スレリンク(eroparo板)


過去ログ
アギト・龍騎・ブレイドでエロ萌えスレッド
スレリンク(eroparo板)
仮面ライダー総合エロパロスレ
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仮面ライダー総合エロパロスレ2
スレリンク(eroparo板)
仮面ライダー総合エロパロスレ3
スレリンク(eroparo板)
仮面ライダー総合エロパロスレ4
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仮面ライダー総合エロパロスレ5
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仮面ライダー総合エロパロスレ6
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仮面ライダー総合エロパロスレ7
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仮面ライダー総合エロパロスレ8
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仮面ライダー総合エロパロスレ9
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関連スレ
【バイク】仮面ライダーの擬人化でエロパロ【怪人】
スレリンク(eroparo板)

仮面ライダー総合エロパロ 保管庫
URLリンク(maskedriderero.blog53.fc2.com)

2:名無しさん@ピンキー
10/06/02 21:49:58 NBIDHTuj
「ねぇ、保管庫ってこれからは鍵がつくんだよね?ここでちゃんと説明しなくちゃだめじゃない?」
「よく気がついたね亜樹ちゃん!もちろんそちらも検索ずみだよ。保管庫の鍵は『sage』
 次に出てくる質問に答えれば、今までに投下された作品が閲覧できる。
 歴代ライダーの作品も揃ってるんだ。すごく興味深いよ」

「なぁ、ここのスレに関する情報は他にもあるのか?」
「明文化されてないけど、『お約束』という項目があるね。

 *作中にネタバレを含む場合は名前欄に明記するか前書きで説明する
 *雑談でネタバレを含む場合は警告+改行を入れる


 などが見つかったよ」
「ちょっと堅苦しいけど、みんなが楽しくいられるためには必要だってことね!
 それじゃあさっそく、いっくわよ~~~!」

3:名無しさん@ピンキー
10/06/02 21:52:05 NBIDHTuj
ごめん、ほんとごめんなさい!
全然、残りの容量に気づかず投下してしまったよ!
前スレはもう書き込めないから、あげときます。
もう本当にごめんなさい。初めてのスレ立てがこれなんて、我ながらあほだ。


4:ぴかぴか※亜樹子メイン※
10/06/02 21:59:48 NBIDHTuj
で、すみません。前スレ途中になった続きだけ落としていきます。
もうホント、反省してます、スレ住人の皆様、すみません。
前スレ完全に中途半端に埋めちゃってごめんなさい。
だけど、書いてて楽しかった気持ちも、ダブルが好きな気持ちも、ここのスレが好きな気持ちも
本当なんだー!

5:ぴかぴか※亜樹子メイン※
10/06/02 22:00:18 NBIDHTuj
「……これ、割れるのか?」
亜樹子の手から翔太郎が星を取る。
真ん中で割れるように出来ていて、少しずれているのが見えたのだ。
「ホントだ。亜樹ちゃん、これ割れるみたいだよ」
「え?あ、ホントだ…」
翔太郎から星を受け取ると、亜樹子はつなぎ目の部分を少し力をこめて外した。
パカッと軽い音がして星が割れると、中から何かでてきた。
「あ……」
「これは……」
「……」
中から出てきたのは、一枚の紙だった。
翔太郎には見慣れた荘吉の文字。


To beloved daughter
I pray for happiness


「最愛の娘へ…。幸せを祈る」
フィリップの呟きに、亜樹子の瞳に更に涙が浮かぶ。
「お父さん…」
父の願いは、これだったのだ。
いつも他の誰かのために生きていた壮吉の心の中にあった願い。
たった一人の娘をいつも思い、願うことを忘れなかった。
どうか、幸せに、と。
「おやっさん……」
「やっぱりすごい男だね。亜樹ちゃん、君のお父さんは」
「うん…!うん、そうだね!」
もう寂しくない。悲しみの中に寂しさはない。
ずっと知りたかったのは、荘吉の心だったのだ。
父に愛されてたことを疑ったことはなかったけれど、飢えてはいたから。
だけど、今日、満たされた。
満たされて、溢れて、止まらない。
そして溢れた愛は、きっとまた誰かを幸せにしていく未来へと繋がっていく。
「よぉーし!」
亜樹子が気合を入れるように拳を突き上げる。
「頑張るぞ!だから、翔太郎くんもフィリップくんも一緒に頑張ろうね!」
「唐突なやつだなぁ」
「亜樹ちゃんらしいね」
「ま、な」
「もう、二人とも何納得してんのよっ!」
「いや別に」
「で、具体的には何したらいいんだ?」
「んー、とりあえず、おいしいたこ焼きでも食べようか!ね!」
いそいそとたこ焼き器を出しに行く亜樹子の背中を見て、翔太郎とフィリップは顔を見合わせて苦笑した。

6:ぴかぴか※亜樹子メイン※
10/06/02 22:00:49 NBIDHTuj
「……強いね、亜樹ちゃんは」
「ああ……」
「さすが、鳴海荘吉の娘だ」
「だな」
「……彼の、亜樹ちゃんのための願いを、僕らは叶えないとね。また一つ、義務が増えたよ」
「義務じゃねぇよ。……権利だ」
「権利?」
「亜樹子を幸せにする権利だよ」
「そうだね。僕らには、亜樹ちゃんを幸せにする権利がある」
「ああ、俺たちの権利だ」
「だとしたら、ちょっと困るなぁ」
「何が?」
「だって、さすがに僕ら二人と亜樹ちゃん一人と結婚ってわけにはいかないし」
「へ?」
「分かった!じゃあ、僕が亜樹ちゃんと結婚するから、翔太郎は僕らと養子縁組しようよ!」
「ちょっと待てぇぇぇぇぇ!」
「え?何か問題が?」
「あるだろー!」
とぎゃんぎゃんとフィリップに噛み付く翔太郎だ。
そんな二人を振り返って微笑んで、亜樹子は胸にぴかぴかと光る星を感じた。
(ありがとう、お父さん)
(出会えたよ、大事な人たちと)
(あたし、幸せだよ)
ずっと三人でいられたら、それはとても幸せなことだろう。
だから、幸せでいられる。
ずっとずっと自分たちは一緒にいる。
何があっても離れないと、誓おう、このぴかぴか光る胸の星に。
「ほぉーら!二人とも!たこ焼きの準備するよぉー!」



7:名無しさん@ピンキー
10/06/02 22:17:45 xrvN3VAG
>>1乙、そして反省も乙www

続きを急かそうとしたら、書き込めないのに気付いて新スレか?と思って板見たら、やっぱりそうだった
前スレはそれだけ投下が充実してたって事だし、気にするな!
亜樹子が、おやっさん大好きで可愛くて良かった!
三人仲良しも幸せだし!
フィリップの家族計画が成就したら、年下の両親で実に楽しそうだwww

このスレも職人さんたちの充実した投下がありますようにwww

8:名無しさん@ピンキー
10/06/02 23:10:45 4iu0Cb/J
>>1乙するけどいいよね?答えは聞いてない!

自分も続き待ってたけど投下ないから、ひょっとして、と思って見たらビンゴだった。
これだけ早く埋まるのも初めてじゃね?
まあ過疎スレも多いこの板で、これだけ投下が充実してるのはいいことだよなw
>>1の亜樹子のお父さんラブっぷりが可愛かったよ!
飢えてた部分が満たされるって幸せだよな。
ぴかぴか光る幸せを、三人ずっと大事にしていって欲しい。

Wも残り三ヶ月だし、次のライダーもそろそろ情報が出てきてるし、萌えはまだまだこれからだ。
このスレも楽しくいこう。
ちなみに自分は今更だけどクウガで、五代×桜子萌えが再燃中だw

9:名無しさん@ピンキー
10/06/02 23:30:55 wIwbJAay
何か保管庫に入れない…
ちゃんと初回放送日の2○○9○9○6で入力しているのに…

10:名無しさん@ピンキー
10/06/02 23:39:19 IalO1Y+p
さぁ、お前の>>1乙を数えろ!

>>9
「年月日」とはどこにも書いてないんだぜ?

11:名無しさん@ピンキー
10/06/03 02:03:17 US9ss2w7
>>1乙乙!
亜樹子の幸せを一番祈ってたのは、やっぱおやっさんだよな。
その想いを、亜樹子はきっと大事にして生きていくんだろうと思えた。
ありがとう!

新スレになったことだし、みんなマターリ萌え転がっていこうぜー。

12:名無しさん@ピンキー
10/06/03 18:49:06 7woTguhE
GJ!
父娘と三人組の絆に俺が泣いた!おやっさんの娘への想い、本編でも
見たいですね。

13:名無しさん@ピンキー
10/06/03 20:41:58 Tif+Hz5r
>>1乙!
今はいない大事な人と、その人の思い出と面影を共有する同じくらい大事な人達。
切なくも心温まる作品をありがとう。

自分も、まだ余裕だろうと前スレ容量見てなかったww
早さにはビックリしたが、スレが充実するのはありがたいことだ!

14:レッツ☆イクササイズ
10/06/03 22:13:51 45WtOlKH
>>1乙ー。本当前スレは色んな話やネタが多くてとてもウハウハしたんだぜ。
亜樹子パパはもう男前だなぁ。養子縁組とか言い出すフィリップもステキすぐる。

さて。こっそり753を待ってたけどスレが埋まったので新スレに投下させていただきます。
ええもちろん、なごめぐです。最終話以降の馬鹿ばっかりです。
あーあと、ぬるいですがおしりネタなので嫌いな人はスルーして下さいね。

15:レッツ☆イクササイズ
10/06/03 22:14:12 45WtOlKH
 名護家の朝は早い。

「名護君なにしてんの」
「イックササー……ん。恵か、ただの柔軟だ」
 早朝から爽やかに汗を流す背中に声をかけたのは、我らが愛しのお嫁さま。
応えるのは、旦那さま。時計は五時を告げたばかり。勿論、午前の。

 恵は思う。
彼が帰宅したのは、彼女に分かる範囲でも日にちが変わってからのはず。
彼女が就寝した時点ではまだ自分ひとりだったから。殆ど睡眠をとっていないはずなのだ、彼は。
 
 にも拘らず、トレーニングは欠かさない。まあ、戦士の性ってやつらしい。
それは理解できる。が、それでも新妻の目にはありありと不満が浮かんでいた。
「……ふうん」
「な、なんだその目は」
「別にぃ。可愛い新妻が待ってるのに、そういうことしてる暇はあるんですねって思っただけです」
 棒読みの敬語と、不機嫌そうな彼女の表情は、名護には何時もより子どもっぽく見えた。
思わず頭を撫でてみた。じっとりとした視線が彼を見上げてくる。

「寂しかったか」
「五月蝿い、自意識過剰。名護君なんか爆発しろー現れなくていいしー」
「じゃあ付き合いなさい」
「いや、意味わかんないし、っていうか何に」
「もちろん」

 夜のイクササイズに決まっている。
「……朝なんですけど」
 聞いているわけが無かった。

16:レッツ☆イクササイズ
10/06/03 22:14:58 45WtOlKH
「ちょ、手!やらしい!セクハラーッ」
「夫婦でセクシュアルハラスメントが通用するか!健全一直線だ!」
 他愛もない言葉の応酬。
昔だったら、この辺りで突っ掛かって手が出かねない状況になる。
いや、今も手は出しているのだが。

 そんなわけで、犬も食わないふたりは盛り上がるばかり。
「そんなに嫌ならそういう顔は止めなさい!」
「そういう顔ってどんな顔よ!」
「だから、そんなかわ」
 名護が固まった。
「……名護君?」
「何でもない」
 硬直は一瞬で、すぐに名護はそう告げた。今更取り繕ったところで、言質は既に取られてしまっている。

「なーごーくーんー。さっき、何て言おうとしたのかなぁ~?」
 先ほどとは打って変わって、極上のスマイルで首を傾げる恵。そして一方の名護は冷や汗を浮かべていた。
「嫌だ。言いたくない」
「教えなさいよ、今ならちゅーしてあげるわよぉ」
 にやにやと厭らしい笑顔で夫を懐柔せんと、妻はにじり寄る。
「要らんっ」
「へー嫌なんだ」

 そう返されてしまうと、つい否定してしまいたくなる名護である。
「い、嫌とは言ってない」
「じゃあしちゃおーっと。ほら、屈んで屈んで」
 ふてくされても、彼女のために顔を寄せる。そんな彼に近付こうと、恵も爪先立ちになった。

「ヘタクソ」
 目を開けた途端に、妻は三日月のようにきゅーっと唇を釣り上げてそう言った。
「してきたのはそっちだろう」
「こういうのは、お互いに切磋琢磨してこそでしょー。責任押し付けるなんてちっさーい」
「俺は名護だぞ。努力は怠らん」
「いや、あたしも名護だし。っていうか何の努力よ、もしかしてベッドの下のやつ?」
 どっきーん。彼の心臓が奏でる不協和音。確かに彼女にも聞こえた。

「な、ななな何のことかな」
「……言っとくけど、見つけたの私じゃないから」
 じゃあ誰だ、と聞きたいようで聞きたくない。なので、置いておくことにした。現実逃避上等である。
ごほん、ごほん。あーあーうーうー。仕切り直そうと口をもごもごさせる名護の姿は、滑稽だった。

17:レッツ☆イクササイズ
10/06/03 22:15:42 45WtOlKH
 焦って、慌てて。怒って拗ねて、そんな彼を気が付けば可愛いと思ってしまった。
その時にはもう不治の病に罹ってしまったんだから。
だって、そんな姿だけじゃなくて。偶に、……いや、本当に極々稀にだけど。
格好良かったり、男らしい顔なんて見せたりするから、悪い。

「名護君の馬鹿」
 零れた憎まれ口に、名護は律儀に返す。
「馬鹿と言った方が馬鹿だ」
「知ってるわよ。こんなの好きになっちゃう馬鹿、あたしくらいしかいないもんね」
「……恥ずかしいことを言うな」
「名護君が言わないでよ」
 恵は照れくさかったけれど、気にならなかった。何しろ目の前にはタコみたいな奴がいるのだから。

「ばか」
「君がな」
「すき」
「……俺もだ」
 名護は顔を背ける。しかし腕は伸ばして、彼女を捕まえた。
抱きしめて、もう一度キスをする。それから、それから。

「しかし、奥が深いな」
 唇が離れて、うっかり本音が漏れてしまった。
「ん……何が?」
「その。ええと、色々だ」
「何それ答えになってないんですけどー」
「五月蝿い。今日は休みだろう、付き合いなさい」
 自棄糞気味の彼に、恵は薄く笑った。
「はいはい。じゃー招かれてあげるから、しっかりエスコートしてよね?あ・な・た」

 鼻先を突く指を掃い、名護は彼女を抱き上げた。
恵も首筋に腕を巻きつけると、大人しく彼の胸に顔を埋めて目を閉じた。

18:レッツ☆イクササイズ
10/06/03 22:16:37 45WtOlKH
 抱きしめあう、肌の温もりがそれまでの夜を思い出す。
夫婦の営みが刻まれた寝室で、ふたりはすぐにひとつに重なり合った。

「ひぁあッ、やだ、何これぇ……っ」
 が、その時、恵が異常に気付いて悲鳴を上げた。それは触感からだった。
名護の指ではない、固い何か。視線を走らせて、驚く。
「見たんじゃなかったのか」
「そりゃ、見たけど……んやぁっ!」
 ヴゥウン、と低いモーターの稼動音。その振動は、身体の奥から響いて恵を揺らした。

「ぅく……く、ぁぁあっ」
 もじもじと身を捩らせ、もがく彼女を名護は満足気に見つめる。
「やぁ、と、取ってよ」
「断る。折角だから楽しみなさい」
 ご満悦と言わんばかりに微笑む名護。
童貞だったクセに。そう毒づきながらもその笑顔に、ついときめいてしまう恵。
流されそうになる精神をどうにか奮い立たせて声を絞り出す。
「ん、で、でも名護君は、どうするつもり……ぃあッ」

「こっちを貰う」
 名護が体勢を変えさせる。180度回転の後、腰を抱えて。彼に尻を突き出すような格好。
恵の顔色が変わる。

「や……ぁあん!だめえ、や、ぁっだ……ッ」
 妨害しようと動く。けれど、そのせいで更に捻じ込まれた物のより深い侵入を許してしまう。
緩慢な震えた手は、届きやしない。
「もう慣れただろう」
 夫婦となってそこそこ。マンネリを防ごうとそれなりの種類をこなしてきた、が。
「だ、だって、んっ。一度に両方なんて、無理、ぃっ」
「そうか。なら今から慣れてくれ」
「ばぁあかぁーっ!!」

19:レッツ☆イクササイズ
10/06/03 22:16:58 45WtOlKH
 ずるりと取り出した彼の一物も、もう待ちきれないようだった。
「んぁああ……ッ」
 スムーズと言うには些か語弊のある挿入だったが、それすら今の彼女には快楽にしかならない。
「この体勢、顔が見れないのが難点だな」
「誰のせ……っふあぁ!熱いぃっ」
 こぽこぽと、彼女の太股から粘っこい液体が滴り落ちていく。

「んんん……ぁ、ぁあっ」
 前と後ろからの攻勢に、気の強い恵と言えど抵抗はままならないようだ。
「ひぁ、あ……っ、あ、あたしっ、名護くぅんッ」
 夫の名前を叫び、彼女の身体から力が抜ける。
名護はくたりとした身体を抱き寄せて、うなじに顔を埋めた。

「こういう時は名前を呼ぶべきだと思うぞ」
 恵がのろのろと首をもたげた。
「ぅ、うるさぁい……ん、名護君の、ばかぁ……っくう」
 乱れた甘い声に、悪態も気にならない。

 彼女の身体をなぞる。桃のような尻を改めて見つめる。
「恵は安産型だな」
「何よぉ……んく、ふぁあ……」
 会話を交わしながらも、行為の方も滞りなく。
火照った彼女の肌が心地良い。
「そろそろ子どもを作ろうとも思ったんだが。まだ無理のようだ」
 中で大きくなった彼に、彼女はぽつりと呟く。
「……そりゃ、お尻じゃね」

 名護は彼女を抱く腕に力を込める。
「子どもにお前を取られるのが嫌だ」
「子どもみたいなこと言って……はぅ」
 きゅん、と恵の子宮が疼いた。
可愛いと言われるのも嬉しいけれど、彼の可愛い所を知るたびに心も身体もどうにかなってしまいそう。

20:レッツ☆イクササイズ
10/06/03 22:17:21 45WtOlKH
「ッああん、そんなに強くしないで……ぇっ」
 名護が勢い良く突き上げると、恵が震えた。
そのまま彼女の腰を押さえ込んで、背面から彼女を犯す。
「ひ、ぁ、やッ……ふああん、くぁあ!」
 菊門が肉棒を締め上げる。その強い刺激に、堪らず精を吐き出しそうになる。
けれど、前も乱されている彼女が既に一度軽く達しているとはいえ、まだ耐えているのだから。

「んは、はぁあっ、ひぅううッ」
 更に深く肉を抉る。もはや嬌声は悲鳴に近い。
それでも快楽を貪っていると分かるのは夫婦の自負だろうか。
名護はこっそり微苦笑を浮かべた。

「なごく……ぁぁあ、だめ、イッ……早く、は、やくぅっ」
 そうこうしている間に、どうも彼女は限界らしい。
内心助かったと、名護が思った瞬間。
彼も限界だったことに気づいた時にはもう手遅れ。

「……あ」
「くふああっ、あ、―ッうくうぅあぁあ!!」

 勢いあまって、リモコンを押していたのはわざとじゃない。
断じて最強にしたのは故意にではない。

21:レッツ☆イクササイズ
10/06/03 22:18:50 45WtOlKH
「疲れた……」
「迎撃続行」
「お断りよっ」
「むう。ではソロプレイにしよう」
 ベッドから降りて、名護はさっさと身嗜みを整え再び珍妙な体操を始めた。
腕を振り足を蹴り上げて。リズムに合わせた可笑しな歌を歌いながら。

「そんなにやって欲しいならさー。それこそ子ども出来たら付き合ってくれるんじゃないの」
「成る程。一理あるな恵!」
 いい事を聞いた、と彼女に近寄ろうとした彼の顔面に、恵は枕を思いっきり投げつけた。
「もう今日はしないからね。けーすけのばーぁっか」

 名護美(仮)が生まれるまでは、まだまだひとりでできるもん状態は続くようだ。
そんな名護家は今日も平和なのである。めでたしめでたし。

22:名無しさん@ピンキー
10/06/03 22:23:43 45WtOlKH
早朝からイクササイズ、朝なのに夜のイクササイズ。
やりたかったのはそれだけだったんだけど、気が付いたら嫁が来た名護家にはきっと大人の玩具がある筈!
ベタにベッドの下とか!という脈絡のない考えがね、こう。
あ、なごみんは前スレ>>544から拝借しました。

おまけです。以下、最初書いた没った部分。嫁からお誘い掛けた場合
「名護君」
 ふわり。何もつけてないはずなのに、彼女からは相変わらずいい匂いがした。
「ん。……朝からか」
「だって、名護君帰ってこないし。起きたらアホな体操してるし」
「阿呆は止めなさい」
「なんでもいいけど、可愛いお嫁さん、ちゃんと構わないとダメよ?」
「そうか、伝えておこう」
「誰にだ馬鹿」

その後
「何時もこれくらい素直なら、君を『可愛いお嫁さん』と形容するのも同意できるんだがな」
「な、何よ……わる、ぁ……かったわね、っ」
はいはい終わり終わり。

23:名無しさん@ピンキー
10/06/03 22:25:44 7woTguhE
久々のなごめぐGJ!
名護さんキャリア短い割に随分と開発しましたね・・。
名護美(仮)が生まれたら三人でイクササイズすればいいww

24:名無しさん@ピンキー
10/06/03 23:06:58 zAgcU7W6
久しぶりに爆笑してしまったw
イクササイズGJ!

25:名無しさん@ピンキー
10/06/03 23:13:23 YbL3ViPp
名護さんは最高です!!!wwwwwww

結婚しても上から目線の名護さん、
結婚しても「名護くん」呼ばわりで、
妻と言うより保護者チックなめぐみんが
いかにもらしくてGJ過ぎるwwwwwwwww

26:名無しさん@ピンキー
10/06/04 01:01:18 mf2ZADmO
保管庫のパスワードって、月日だけで八文字ってどうするの?

27:名無しさん@ピンキー
10/06/04 01:03:15 dFnu6zoD
>>26
>>2

28:名無しさん@ピンキー
10/06/04 01:10:11 O+zIUg29
保管庫見たけどカブトの小説て少ないんだね。

個人的には映画版で加賀美とひよりが付き合ってる設定とかツボだったんだが

29:名無しさん@ピンキー
10/06/04 01:11:37 mf2ZADmO
2を読んで、いろんなパターン試してみたけどダメで(>_<)

アホですんません!

30:名無しさん@ピンキー
10/06/04 01:25:38 RdCM2miN
翔一くんと真魚ちゃんがないのも意外だったな
あの二人でエロはちょっと想像できないけど
あと海堂と長田さんとかもあるかと思ったらなかった

31:名無しさん@ピンキー
10/06/04 01:33:55 dFnu6zoD
>>29
前スレの>>141辺りを見ると良いと思う

32:名無しさん@ピンキー
10/06/04 01:53:36 Fzym36EJ
翔真魚は当時すっごいハマってたけど、今でもエロいのは想像できない。
どう頑張ってもここで投下できる話に持っていけなかった。

33:名無しさん@ピンキー
10/06/04 02:04:43 mf2ZADmO
前スレも見て、>>2+数字入れてるんだけど保管庫見れなくて…

携帯だとダメなんてことないですよね?

34:名無しさん@ピンキー
10/06/04 03:22:23 FpMsVs8p
>>22
GJ!
童貞だったくせにでコーヒー吹いたwww

35:名無しさん@ピンキー
10/06/04 03:22:35 W+8q7jhQ
新スレ早々、三人仲良し幸せSSに、753は315だしでGJ!
そして自分も、翔一くんだけはエロ方向にならないw

>>33
うーん、ヒントは露骨に出まくってるしな。
ここにズバリ答えは書けないから、頑張ってくれとしか言えない。
携帯でもパスが合ってれば大丈夫だし。
冷静に組み合わせを考えてみなよ。

36:名無しさん@ピンキー
10/06/04 08:09:21 RW0l5tTq
昭和の時代からライダーの主役って恋人できないよな。いても途中で死ぬとか
まあ元々そういうのを求める番組ではないんだけど

37:名無しさん@ピンキー
10/06/04 10:21:06 Y2PErGK0
草真理とか、かなりネタにしやすそうなのに何で少ないのかと思ったら
最近例の小説版の存在知った

38:名無しさん@ピンキー
10/06/04 13:00:15 /YgtbHX+
異形はなーw草加は全てがアレだが、海堂のセリフとかも中々アレだよな

劇場版の、真理の肩を無言で叩いてサイガと対峙する草加は格好いいと思った
テレビ版と劇場版はどっちも真理のために単独で戦い散ってるんだな
テレビ版では真理が一生懸命草加を捜してくれて、ちょっと報われたのかな
散華後、公式HPで草加の中の人が書いた詩と、真理とのツーショット写真が切なかった

39:名無しさん@ピンキー
10/06/04 14:45:27 Y2PErGK0
草加ほどヤンデレという言葉がピッタリな男はいない

40:名無しさん@ピンキー
10/06/04 18:27:21 9JFRIny9
>>38
しかし真理は全く同じ構図で撮った巧とのツーショットを
「ベストショットでーす♪」って紹介してたなww

41:名無しさん@ピンキー
10/06/04 18:43:10 Fzym36EJ
どこの世界でも報われないな、草加・・。

42:名無しさん@ピンキー
10/06/04 21:36:48 ljRjXE8Z
たっくん(というか半田健人だけど)誕生日おめでとう

43:名無しさん@ピンキー
10/06/04 21:45:21 kLfn61Ww
やっと規制解除された……遅ればせながら>1さんスレ立て乙です

ついでにまた書き逃げさせていただきます。
井坂と冴子、照亜樹の2本となります。

44:ありえない井坂と冴子
10/06/04 21:47:25 kLfn61Ww
井坂と冴子を書き逃げ。井坂ド変態で冴子がややM。ダメな人はスルー願います
************************************

「お飲みにならないの?」
冴子は井坂の肩にもたれながら、テーブルの上に置かれたまま口のつけられていない
井坂のワイングラスを、じっと見つめた。
その問いには答えず、無言のまま井坂は顎に手を添えて虚空を睨みつけている。
ふぅ、と溜め息をつき冴子は自分のグラスを目の上に掲げた。シャンデリアの眩い光が
グラスの中の紅を通して鈍く輝く。
「私はいただくわ」
冴子はワインを口に含む。舌の上で転がす。満足げに喉を鳴らして飲み込む。

これほど側にいるのに、心が遠い。
冴子は哀しみに沈む。井坂が自分を愛していないことは判っている。この園咲の屋敷に、
父に近づくために自分を利用しただけだということも。
だがそれは許せた。井坂と自分はそれぞれの目的に対して協調できる。二人の利害は
一致する。刹那的に結ばれた、二人のパートナーシップ。
それだけのはずだった。だが、しかし。
井坂の揺るぎない意思の強さ、その圧倒的な力に、冴子は惹かれていた。
一人の女として、惹かれてしまっていた。

もう一度ワインを口に含む。冴子は体を起こすと、井坂の頭を自分の豊かな乳房へと
押し当てるように、愛しげに胸元へ抱え込んだ。
井坂の頬を手のひらで挟む。上を向かせる。まだワインは口に含んだままだ。
見上げてくる井坂の瞳を、冴子はじっと見つめ顔を近づける。
そして目を閉じ唇を重ねる。だが井坂はまるで無反応だ。
先生……私を感じて……。
冴子は井坂の唇を舌でこじ開け、口に含んだワインをその中にゆっくりと注ぎ込んだ。

唇を離す。井坂の喉がゴクリと動くが、まだ何事もなかったかのような顔をしている。
無言まま再びワインを口にしようとした冴子の手を、井坂がそっと止めた。
「もうそれは結構。それよりも、見せてください。いつものように」
「……はい。先生」
欲しいのね、あなた。私が………いえ、タブーが。タブーの身体が。
また溜め息をつきながら立ち上がる。女としての自分の身体を求められないことは
頭では理解しているがその寂しさと満たされぬ欲望が消えるわけではない。
せめて、ほんの少しでも。私のこのままの身体に魅力を感じてくれたら。

立ち上がり、井坂に背を向けシルクのナイトウェアの前を開く。
上から脱ぎ、次は下。身をくねらせるようにしてゆっくりと脱いでゆく。
メモリを挿すために脱ぐ必要はない。だがあえてその肌を井坂の前に晒してみる。
冴子は振り向く。その見事な肢体に身に着けているのは煽情的な深紅の下着。
胸と股間、最も井坂の手で触れてほしい場所を包む「深紅」。
この意味がお判りになる?先生……。

髪を艶かしくかき上げ、必要以上に胸を前に突き出す。その盛り上がる乳房の形を
井坂に見せつけるために。唇から舌をちろりと覗かせる。その舌が出来ることを、
そのさまざまな淫らなことを井坂に想像させるために。

だが井坂は何の反応も見せず、相変わらず無表情のままだ。
ひそやかな哀しみを目に浮かべつつ、冴子はメモリをカチリと鳴らした。
そして叩きつけるようにドライバに挿し込もうとした時、井坂が声をかけてきた。
「待ってください」
そして立ち上がり、ゆっくりと冴子に近づきその背後に立つ。

45:ありえない井坂と冴子
10/06/04 21:48:32 kLfn61Ww
「美しい肌だ」
井坂の指が、すーっと、冴子の背筋を撫でた。
ぞくりと体が震える。「あぁ……」と甘い吐息が漏れる。

先生?もしや……今夜は、今夜は……私を?タブーではなく、私を!?
だが井坂はそんな冴子の心に湧き起こった期待と欲望を打ち崩すように、淡々と
その身体を点検し始めた。
「もし私が、メモリを直接挿せるように君の体にコネクタを作るとしたら……」

あぁ、そんな……やっぱり。
ガク、と冴子の肩が落ちる。期待に潤んでいた瞳に涙がじわ、と浮かぶ。
井坂は欲望とはまるで縁の無い、探究心に溢れた様子で冴子の体を撫で回し始める。
「人間の体というものは多かれ少なかれ、左右のどちらかに歪むものだ。しかし……
冴子君、君の体は。奇跡的と言って良いほど見事にバランスを保っていますね」
また井坂の指先が背骨に沿って、つーっと下から上に撫で上げる。
この行為に自分が期待している意味はない。それは理解しつつも、その指の動きに
反応してしまう。ぞくぞくとしたものを感じてしまう。
冴子は声を漏らすまい、と唇を噛みしめた。井坂は女としての自分が快楽に悶える
様子などを見せたら、一瞬で興味を失ってしまうだろう。

「中心がいい……体の中心が。冴子君、君のこの体に。コネクタが黒く花を開いたら
どれほど美しいことか……!」
井坂の指がそっと冴子の喉元をくすぐる。冴子のあごが上がる。体が震える。
「ここがいいかな?」
「……は、……はい」
「いや、それとも」
「井坂は冴子の前に立つ。指先を冴子の胸元の中心にぴたりと当てる。
「ここの方がいいかな?うむ、そうだ。ここがいいでしょう」
指がその一点をゆっくりと撫で、つつく。冴子の欲望が昂ぶり激しく燃え盛る。
先生……見て。どうか見て。私の胸を。この乳房を。
これはあなたのもの。あなただけのもの。私を感じて。女の私を。どうか……どうか!

「コネクタが成長し、この肌の上を伸びる。こうして」
つい、と動いた指が冴子のやわらかく張りのある乳房の上を這い始める。
井坂の爪が冴子の肌の上にやや強めに押しつけられ、線を描いていく。
その線を描くのに邪魔になったのか、井坂はいきなり冴子の胸を包む下着を毟り取り
床に投げ捨てた。その激しい勢いで美しい乳房がこぼれ出て揺れる。
「あっ!せ……せん、せい……んっ……」
あぁ、だめ。声を出してはだめ。
今の自分の声に混じってしまった悦びの響きに気づかれただろうか。冴子は胸を
露わにされ井坂に直接その目で見られ、触れられていることに激しく興奮する。
だが冴子は耐える。沈黙を守る。手をきつく握りしめ歯を食い縛る。
井坂の指は執拗に乳房の上を這い回る。その爪がコネクタの図を肌の上に描いていく。
やわらかな乳房がその指の動きで歪む。持ち上げられる。重たげに揺れる。
井坂の指が何度も乳房の先端を掠めていく。びく、と震えてしまう。乳首が固くなる。
尖ってくる。もっと触れてほしい、唇に含んでほしいとせがむようにツン、と上を向く。

「ん……っ。んんっ………、んん!」
井坂の爪が冴子の肌に僅かな、ごく僅かな痛みを与え続ける。その痛みが甘い。
足の震えが激しくなる。冴子は脚の付け根にあるその部分が激しく潤っていることを
意識する。内股に滴り落ちそうなほど雫が溢れている。

先生……お願い、触って。その指で、ここに。
優しく、そっと。でも先生が望むなら荒々しくでもいい。どんなに激しくてもいい。
弄ってほしい。私が泣き叫んで許しを乞うまで。その指で責め抜いてほしい。
それが叶わないなら、せめて。先生の目の前で。私に自分で……触らせて。
せめて自分でここを慰めさせて!そして私が狂う姿を見て!先生……先生!

46:ありえない井坂と冴子
10/06/04 21:49:21 kLfn61Ww
「どうだね冴子くん。美しい、実に美しい。完璧だ!」
冴子の白い肌の上、乳房の谷間を中心に描かれた薄赤いコネクタの模様。
その模様が冴子の呼吸により妖しく蠢く。荒い吐息と共に上下する。
冴子の肌が熱を帯び汗ばみ始めた。その描かれた模様も紅く息づく。

満足げな笑みを浮かべていた井坂が突然、眉を上げた。
そしてたった今気付いた、という目で。冴子の顔に浮かぶ苦悶にも似た表情を、
痛いほどに尖り震える冴子の乳首を、溢れ出して脚の付け根を濡らしている雫を
観察するようにじっと眺めてくる。
「冴子君、君は……」

あぁ、許して。先生。どうしようもないの。なってしまうの。
女は、こうなの。女の身体は、こうなの。あぁ……お願い。先生!

ふむ、と頷いた井坂はいきなり冴子の股間に手を伸ばし、下着の中に差し込んだ。
井坂は無言だ。している行為に何の興味も感慨もない、といった冷ややかな態度で
そこを探ってくる。その表情はたいした病気でも無いのに目の前で体の不調を
長々と訴え続ける患者を眺める、退屈しきった医者の顔。
だが冴子は。初めて井坂に触れられた悦びに震えながら激しく身悶えた。
「あぁっ!先生っ!」
叫び、びくんと反応した冴子のやわらかなその場所にあるもの、その裂け目の奥に
複雑に隠された最も敏感な突起を、井坂の指がぐり、と抉った。
「あぁぁっ!いやぁっ!!」
たった指一本で。井坂は冴子の身体をそこを支えにしてぐい、と持ち上げた。
触れたままの指先が冴子のとめどなく潤いを滴らせる場所にずぶりと食い込む。
冴子の体が床から離れふわりと浮く。体の重みで指がさらにずぶずぶと沈んでゆく。

「せ、先生っ………!すご………いっ……!」
井坂が素早く、すくい上げるように、ほじくるようにその指先をぐりぐりと動かした。
ほんの数回だった。だがそれで充分だった。これまでさんざんに昂ぶらされていた
冴子はあっと言う間に快楽の高みに上りつめていく。

「そんな、そんな……!嘘!嘘!こんなこと!まさか!あぁ、ああぁ!……いっ!!」
冴子は絶頂を迎える。絶叫と共に宙に浮いた全身がのけぞる。
またびく、と激しく体が震える。驚愕に目が見開かれるが冴子にはもう何も見えない。
叫びを上げた口がその形に開かれたまま固まる。
つま先が床につく。だがもう立っていられない。びくびくっと震えながら冴子は床に
そのままどさりと崩れ落ちた。
倒れ込んだ冴子の目に井坂の姿がぼんやりと映る。井坂は自分のその指先を見つめ
「私はどうしてこんなことを?」とでも言いたげな顔をしている。
だが井坂はちらりと冴子を見て頭を振ると、背を向けてソファへと戻っていった。

「あぁ……、あっ……ん」
甘い吐息を漏らしながら横たわっている冴子の体には目も向けず、井坂はグラスを
手に取ると中のワインを一気に飲み干した。
喉を鳴らした後、渇きがまだ治まらないといった様子で冴子の飲みかけのグラスも
その手に取る。
「飲みませんか?」
尋ねてくる。だが冴子は答えられない。体を起こすことすらできない。
まだ微かに震えの残る体で。太腿の間に両手を挟み肩で息をしながら、冴子は床の
一点をじっと見つめている。

「では私がいただこう」
井坂はまたワインを口に含むと、今度は堪能するようにそれを舌の上で転がした。

─終わり

47:ありえない照亜樹
10/06/04 21:53:14 kLfn61Ww
照亜樹を書き逃げ。長い(6レス)及びややキャラ崩壊気味かも
***********************************

亜樹子は照井に、泣き顔を見られてしまった。

翔太郎とフィリップが用事で出かけた後。亜樹子は独り、事務所の中で泣いていた。
こうして時折、誰にも知られず独りで泣く。父親のことを考えながら。
さほど頻繁にではない。たまに、少し泣くとスッキリするのだ。大声を上げながら
思い切り泣くことが、ある種の発散になっていた。
だが先日、依頼人から父の話を聞かされその時に自分の口で「父は死にました」と
答えてしまった時から。以前よりも泣く回数が増えてしまった。
涙の質も変わった。号泣ではなく、しくしくといつまでも泣き続けてしまう。今までは
思い切り泣けば発散できていた哀しみも、その度に不完全に癒えないまま胸に残った。

そんな姿をいま、事務所を訪ねてきた照井に見られてしまったのだった。

「所長……?」
呆気に取られている照井に、亜樹子は慌てて涙を拭って、無理に笑顔を作る。
「あ、竜くん!へへ。あー、あのね。いま翔太郎くんもフィリップくんもいないんだよ。
そうだ。あたしがコーヒー淹れたげる。ちょっとあっち座って待ってて」
喋り続けながら照井の横を通り過ぎようとした亜樹子の腕を、照井の手が強く掴んだ。
「……父親の、ことか?」
亜樹子は立ち止まった。
だめだ、竜くん勘がいいから……やっぱり隠せないんだ。
また目に涙の粒が浮かんでしまう。亜樹子はそれを見られまいと、照井の背中に隠れ
顔を合わせないようにした。
「ごめんね、ちょっとだけね。うん。でも、だいじょうぶだから」
照井は唇を噛み、何をどう言おうか迷っている様子でいる。
「俺は……その、俺が何か口出しするような話じゃないが」
亜樹子に気をつかったのか、振り向かずにぼそりと呟いた。
「もし悲しいなら。泣きたいなら……肩くらいは、貸す」

亜樹子の涙腺がまた緩んだ。
本当はこんな顔は照井に見られたくはない。いつも一番かわいい自分でいたい、と思う。
だがダメだった。ぶっきらぼうだが優しい照井の言葉に、抑えていた哀しみが甦った。
「う、うぅ………っ」
泣き声を押し殺しながら、亜樹子は目の前の照井の背中におでこを押し当てた。
溢れてくる。うつむいた亜樹子の瞳から次々に涙の粒が落ち、その粒が床の上で弾けた。

照井はしばらく黙ってそのまま立っていたが、ぎゅっと眉間に皺を寄せるとくるりと振り向き
いきなり亜樹子の体を抱きしめた。
そして亜樹子の頭にそっと手を添え、自分の胸へもたれさせる。
「やはり……泣くなら、こっちだ」
突然のことに驚き、亜樹子は潤んだ目を見開く。だが照井の強い腕に優しく抱かれその
あたたかな胸に頬を寄せるうちに、ここしばらく、どうしても拭いきれずに胸に残っていた
哀しみが何故かいきなり爆発してしまった。
「う、うぅ……っ、うわぁぁぁぁんっ!!」
亜樹子は号泣した。久しぶりに大声を上げて泣いた。
泣きながら亜樹子は不思議に思った。何でだろう、ここだと、思いっきり泣ける。
竜くんの胸の中だとすごく……何だか、安心して泣ける。何でだろう。

48:ありえない照亜樹
10/06/04 21:54:22 kLfn61Ww
心がほどけていくような、そんなどこか不思議な気分で。しばらくの間その照井の胸の
中で亜樹子は泣き続けた。

亜樹子の涙がほんの少し静まったのを見て、照井は亜樹子の体をいきなり、ひょいと
抱き上げた。
「わっ!竜くんっ!?」
お姫さま抱っこの形で照井は亜樹子の体を抱き上げたままつかつかとソファまで歩き、
そしてそこにどすん、と腰を下ろす。
「ねぇっ、竜くんってば!」
「静かにしていろ」
「え?」
「黙って、目を閉じるんだ」
照井は、亜樹子を赤ん坊を寝かしつける時のように。ゆらゆらと揺らし始めた。
わ、なに?なにこれ!?
照井の膝の上に抱かれ、子供のようにあやされている。亜樹子はこの状況にすっかり
涙が引いてしまった。何となく、笑い出したくもなった。

でも、何だか。
ちょっと気持ちいい。
亜樹子は気づいた。照井は不器用なりに、自分を落ち着かせようとしてくれているのだ。
嬉しくなり亜樹子は目を閉じた。そして照井の胸のあたたかさを楽しむ。
うん、落ち着く……落ち着くよ、竜くん。
こっそりと想い続けてきた男の胸の中で小さく丸くなる喜び。抱きしめられ守られていると
感じる喜び。亜樹子は照井のことが、今までもよりももっと愛しくなった。
しばらくそうして照井の胸にすがりながら、亜樹子は幸せに浸っていた。

「竜くん、ありがと」
呟き、見上げると照井は口をヘの字に結んだまま、どこか照れたような顔をしている。
その顔、その唇。亜樹子は衝動に駆られる。照井の頬に手を伸ばす。
ハッと息を飲み見下ろしてきた照井の口許に、亜樹子は自分の唇を押し当てた。

唇を離す。照井の顔を見つめる。
わぁ……あたし、すごいことしちゃった。
今さらながら顔が赤くなる。だが、不思議なほどに後悔などはない。
むしろもう一度したいくらいだ。
照井は呆気に取られている。ぽかんと開いた口、丸くなった目。普段のクールな様子は
まるで欠片も無い。
そんな照井の表情に思わず亜樹子はクスクスと微笑んでしまった。

「何を……するんだ」
「え。だって。何となく、そんな雰囲気かなー?なんてさ。えへへっ」
亜樹子は照れてわざとらしく笑う。
「お、俺は!ただ必要なことをしただけだ。所長が泣くことが必要だと思ったから
胸を貸した!落ち着かせることが必要だと思ったからこうして抱いた。それだけだ!
他に意味など無いっ!」
吐き捨てるようにそう言った照井に亜樹子はカチンと来た。
もちろん亜樹子も照井が照れ隠しにこんなことを言ってるのは承知している。
だがもうこうなったらお互いに売り言葉に買い言葉である。

49:ありえない照亜樹
10/06/04 21:55:04 kLfn61Ww
「なによ!そんな言い方ないでしょっ!こんな、こんなやさしく抱っこまでしてくれて、
今さらそんなつもりじゃなかったなんて通用しないんだからね!」
「だから言っただろう!俺は必要なことであればする、それだけだ!」
「じゃ、じゃあ何よ!あたしが必要だって言ったら竜くん、してくれるの!?」
「何をだ!」
「だ、だからっ。その。ちゃんとしたキスとか、抱いてくれたりとか!してくれんの!?」

ガク、と照井の口が開いた。また呆気に取られている。
うわぁ、あたし。なんてこと……嘘!信じらんないっ。
勢いで言ってしまった。だが今さら後には引けない。ひとことでも照井に「すまん」と
言わせなければ気が済まない。
亜樹子は何も言わず唇を尖らせて照井を見つめた。照井は口をパクパクさせながらも
真剣な目で、ようやくぼそりと呟いてきた。
「必要、なのか?」

今度は、謝られると思っていた亜樹子が驚愕する番だった。
え!?
あ。ちがう。竜くんごめんっ。ちょっと勢いで言っちゃっただけ。ごめんって!
「あ、その。あのね、竜くん」
照井はじっと、亜樹子の瞳を見つめてくる。まっすぐに、いたわるような瞳で。
あ、竜くん……だめだよ。そんな目、だめ。
亜樹子のことを気遣う優しさに溢れているが、どこか哀しげなその瞳。
その瞳のまま、照井は亜樹子にそっと顔を近づけ、そして唇を重ねてきた。

そのキスはどこまでも甘く、そして優しかった。
最初は驚き照井の胸を強く押しのけようとした。だがその手が知らず知らずのうちに
そっと添えられるだけとなり、いつしかためらいながら照井の背中にまわる。
「ん……」
甘い吐息を漏らしつつ照井の背中を撫で始めた亜樹子の手のひら。小鳥がついばむ
ような照井のキスにうっとりとなり全身の力が抜けていく。
その亜樹子の様子に自信を得たのか何かが吹っ切れたのか、照井は素早く亜樹子の
スカートの中に手を入れ、そのやわらかな太腿を撫で始めた。
指先が往復する。徐々に脚の付け根の部分に近づきながら。
あ、だめ。竜くんっ、だめっ!
身を強張らせる。太腿をすり合わせて固く閉じる。だが照井の手は断固とした動きで、
そして優しくその脚を再び開いた。

「ふわぁん」
亜樹子は恥ずかしさに思わず声を漏らす。照井は怯むことなく亜樹子の下着の上から
その脚の付け根のやわらかな場所を、そっと撫でた。
ぴくん、と亜樹子の体が震える。眉をきゅっと寄せていやいやと首を振る。
「竜くん、だめだよぅ……」
「力を抜くんだ」
「でも、でもでも。でも!」
「必要だと言ったろう」
言ったよぅ。言っちゃったよぅ……。だけど、だけどだけど。あぁ、どうしよ。

50:ありえない照亜樹
10/06/04 21:55:51 kLfn61Ww
だが亜樹子は照井に唇をキスで塞がれ、それ以上何も言えなくなる。
照井は指先の動きを再開する。今度は少しだけ強めに。沈み込ませるように。
その指の動きに合わせて亜樹子の体がびくん、と震え始めた。

気がつけば下着を脱がされている。いったいいつの間に。脱がされやすいように自分で
腰を上げて協力してしまったような気もするが、よく覚えていない。
キスと同様、照井の指は優しい。決して焦ることも痛みを与えることもない。
微かに触れるか触れないか、程度の動きでくすぐるようにそこを撫で続けている。
竜くん、やだぁ……そんな触り方、ずるい……。
照井の胸に頬を押し当てその襟をきゅっと掴む。亜樹子の口から吐き出される熱い息が
胸元にかかり、照井も徐々に昂ぶり始める。
照井の親指の腹が、亜樹子の最も敏感な突起にそっと押し当てられた。

「ひゃうっ!」
思わず漏らした声。その自身の声の甘さに恥ずかしくなる。
こんな、こんな声だしちゃって……あたし、もう……うわぁぁん。
だが照井がその親指で触れた部分をゆっくりとこね上げるように動かし始めると、亜樹子が
漏らす声はその程度では済まなくなった。

「んぁ……ふん………あっ。あ、あ、あ、あぁぁぁ。やぁっ!りゅ、竜くんっ!」
亜樹子の声は途切れることなく続く。照井の指にリズミカルに優しく弾かれ、甘く優しく
触れられる。じっとしていられない。太腿で照井の腕を挟みその動きを止めたくなるが
「もっと」と求めるようにまた開いてしまう。ジタバタと暴れてしまう。
長く続く愛撫と優しく繰り返されるキス。身を任せ翻弄されながら亜樹子の心の奥に、
一つの言葉が浮かぶ。

欲しい。
あたし、竜くんが欲しい。欲しいよ。

だがその言葉を口に出すことは恥ずかしくてできない。どうしても無理だ。
代わりに亜樹子は照井の体を強く抱きしめた。そしてその顔をじっと見つめる。
伝わってほしい、そう願いながら。
照井が見下ろしてくる。二人はしばらく見つめ合う。
そして照井が頷いた。
思いは、伝わった。

ソファの上にそっと横たえられる。
亜樹子はもう覚悟を決めている。決して自棄になったわけでも捨て鉢になったわけ
でもない。亜樹子は照井が欲しかった。たぶん、こうなるずっと前から。

必要だったんだ、あたしには。
竜くんが、必要だった。

目を閉じる。ゴソゴソと照井が服を脱ぎ出した音がする。
その音に何故か昂ぶりが増す。「もうすぐ、来る」と思う。それだけで胸が高鳴る。

51:ありえない照亜樹
10/06/04 21:56:50 kLfn61Ww
脚を開かれた。「あぁ……」と自分が漏らす吐息が聞こえる。照井が囁いてくる。
「……所長、いくぞ」
羞恥に襲われながらも照井のその問いかけに、亜樹子はコクンと頷く。
照井がのしかかってくるのを感じる。亜樹子の心に「あたしは奪われるのかな、それとも
竜くんにあげるのかな」と、何故かふとそんな疑問が浮かぶ。
その疑問を断ち切るように、照井が一気に貫いてきた。

「あぅっ!」と、これまでで最も大きな声で叫んでしまった。
凄まじく熱く固いものが入ってきた。それを自分の体が包み込んでいるのが判る。
「くっ」と小さく息を吐き出す音がする。照井が亜樹子の中に包まれる感触に思わず
漏らした声。快感に耐える声。
わぁ。竜くんも、気持ちいいんだ……。
それが嬉しい。目を閉じているため照井の顔は見えないが、おそらく自分と同じように
快感に耐えながら額に眉を寄せているのだろう。そんな顔をしているのだろう。
照井が動き出した。ゆっくりと。亜樹子の反応を見るような動きで。
亜樹子は照井が作り出すそのリズムに身を任せ、漂い始める。

あぁ、どうしよ。すごく気持ち、いい。
ゆるやかで優しいその動き。まだ叫んだり泣いたりするほどの快感ではない。
だがじわじわと、あたたかい何かがそこから体全体に広がっていく。
徐々に照井の動きが早くなる。広がっていたぬくもりが全身を包み込むような快感に
変わる。亜樹子の息が速くなる。そして照井の呼吸も。
照井が挿し込む角度を変える。ぐり、と抉られるような快感が亜樹子の体を貫く。
「あぁっ、だめっ」
叫び、伸ばした手で照井の腕を掴む。照井はもう一度抉る。そして二度、三度と。
「りゅ、竜くん竜くんっ……あ、あたし……やだぁっ、なんか、何か!」
照井は無言のままさらに速度を上げる。突き上げられ穿り続けられることで亜樹子の
体の奥から凄まじい快感が弾け出す。こんなことは初めてだ。亜樹子はもう体を
くねらせ快感の波に溺れ啜り泣きの声を上げること以外何もできない。

「竜くん、好き……!」
快感と共に愛しさが激しくこみ上げ亜樹子は照井の体を強く引き寄せる。亜樹子には
見えないが照井が耳元で口を開き何かを言いかける。だが照井は口をぎゅっと
噤むと言葉の代わりに亜樹子を強く固く抱きしめた。そして勢いを上げる。ゴールに
向けて全力疾走を始める。
亜樹子の体がのけぞる。「あ、あ、あ」と漏らし続けていた声が叫びに変わる。
「あぁっ!竜、く………んっ!も、もう……あたし、だめっ………!いっ……!!!」

びくん!と亜樹子の体がこれまでで最も激しく震えた。
その身体が足の爪先までピン、と伸び、片足がソファから転げ落ちた。
頂点を迎えた亜樹子の身体がガクガクと痙攣するように震えだす。その震えの中で
照井も達する。亜樹子の腰を掴み引き寄せ、その最も奥深くで。

ふぅ、と息をついた照井は亜樹子のあごにそっと手を添え、その唇にキスをした。
しがみついてくる亜樹子を強く抱きしめ、そして微かに震えが残る亜樹子の身体が
落ち着くまで、その髪や肌を優しく撫で始めた。

52:ありえない照亜樹
10/06/04 21:58:03 kLfn61Ww
照井の膝の上。亜樹子はまた最初の時と同じ姿で小さく丸く抱かれている。
亜樹子は照井がきちんと避妊してくれていたことに気づく。その気遣いは嬉しいが
照井があの状況でそんな心の余裕があった、ということが何故か少し寂しい。
夢中だったのはあたしだけだったのかな……悔しいなぁ。

「竜くん、ひどいよ。あんなこと……ひどいよ」
思わず口にしてしまった憎まれ口。だがこうして寄り添いながらではその非難の
言葉もまるで説得力はない。
照井が眉を上げる。何が?というような涼しい顔で。
「俺は必要なことをしたまでだ」
あー、もう。にくったらしいーっ。
照井の体にぎゅっとしがみつきながら、亜樹子は不満げに口を尖らせる。
「竜くんには、それだけなの?」
「それ以外に何がある」
照井は亜樹子を膝から下ろし立ち上がる。
その背中を寂しげに見つめながら、亜樹子の目にじわ、と涙が滲む。
もう……竜くんの、いじわる。

だが照井は亜樹子に背を向けたまま、小さな声でぼそり、と呟いた。
「俺に、必要だったんだ」
「え?」
「あの時、俺をずっと見守っていてくれたな」
「あの時?」
「シュラウドとの特訓の時だ。死に物狂いになっていた俺を、それでも所長は
俺を信じて、ずっと見守っていてくれた。あの時は必死だったから気づかなかった。
だが後になってから判った。所長が見守っていてくれる。それが俺にどれほどの
力を与えてくれたか」
「竜くん……」
「俺には、これからも……所長が、必要だ」

ただそれだけの言葉だが、照井にとってそれを口にすることは一大決心を要した。
その頬が紅く染まっている。照井のその様子と耳にしたその言葉に、亜樹子は
パッと顔を輝かせる。

あたしが必要?これからも?ねぇ……竜くん!それって!?

「竜くんっ!」
顔を赤くしたまま照井はゴホン、と咳払いをする。
「喉が渇いたな」
「ねぇ、ちょっと待ってよ。いま何か言ったよね?ねぇ、ほんと?今のほんと?」
「何のことだ。さて、コーヒーでも淹れるか」
「ちょっと!大事なことなのっ!すごく大事なことなんだからぁっ、ねぇ竜くんっ!」
やや早足で歩き出した照井を、亜樹子は立ち上がり喚きながら追いかけた。

コーヒーの缶を手にした照井。その背中に向かって大騒ぎしている亜樹子。
これまでと何も変わらない、いつもと同じ二人。いつもと同じ事務所の光景。
だが二人の間には。これまでとはまるで異なる目に見えない何かが。二人の未来へ
続くあたたかい何かが、確かに存在していた。

亜樹子はこの日を最後に、独りで泣くことをやめた。
泣くのは照井の胸の中と、決めた。

─終わり

53:名無しさん@ピンキー
10/06/04 22:00:10 kLfn61Ww
以上です。
照亜樹も一回は書いてみたかったものの、やっぱり上手く書けなかった。
この二人の難しさを思い知った。出来が悪いので、もし最後まで読んでくれた
方がいたとしたら全力でごめんなさいを申し上げます。

54:名無しさん@ピンキー
10/06/04 22:13:05 Fzym36EJ
GJ!
自分で自分の行動を理解できていない様子の先生もいいし
亜樹子を泣かせたくないのか鳴かせたいのかわからない照井も良い。
確かに照亜樹は自分も難しいと思う。そんな中難易度の高い二組を投下してくれた
>>53に感謝。

55:名無しさん@ピンキー
10/06/04 22:29:51 y6Yc/qxZ
>>53
GJ!GJ!!
先生エロいよ先生!
コネクタの位置でスイッチ入っちゃってるいつもの変態先生もエロいが
無表情且つ無自覚で冴子さんイカせてる先生もエロくて素敵だ
先生の前では冴子さんも健気でかわいいなぁ

照亜樹もごちそうさまです
俺はこんな照亜樹を読みたかったんだ……

56:名無しさん@ピンキー
10/06/05 00:45:49 KBiOr7mb
GJGJ!
井坂先生エロすぎワラタ
まさか「冴子かわいいよ冴子」と思う日が来るとはww

そして照亜樹キター!!待ってました!
照井さんも照れてないでちゃんと亜樹子に好きだって言いなさいよ

どちらも乙でした!

57:名無しさん@ピンキー
10/06/05 00:52:58 ydLC3ccb
GJGJGJ!!
井坂先生ツボすぎwww
もうこの変態さが好きでたまらん。
自分、草加も大好きなんだが、男の側があっちの世界の人がツボなんだろうか。

照亜樹もGJ!!
この二人の難しさはよく分かるよ、挫折したからwww

ぜひ今度はフィリ若を読んでみたいです!!

58:名無しさん@ピンキー
10/06/05 11:03:27 OccynrU9
録画した電王の劇場版をさっき初めて見たんだが、モモハナに萌えた!
あのケンカップルな殴り愛がたまらない。
デンライナーであちこち観光してる様は普通にデートですね、分かりますw
ちょっと改めてレンタル逝ってくる!

59:名無しさん@ピンキー
10/06/05 11:46:23 yM9w0MTX
やっと見つけた!!
>>ピカピカ亜樹子。GJです!
本編であまり語られることなかった
亜樹子とスカルの関係。
パズルのピースが嵌った気がする!
ありがとう!
仲良し三人のほのぼのも好きだが、自分エロも好き。





60:名無しさん@ピンキー
10/06/05 18:21:20 jRLIky6S
ウルフオルフェノク×真理とか、スコルピオワーム×ミサキーヌがすごい読みたいw

61:名無しさん@ピンキー
10/06/05 19:44:32 uyjk3otf
>>60
何で変身体のほうなんだwww

62:名無しさん@ピンキー
10/06/05 19:55:00 Pk+KfV3f
確かにあえて変身体でっつーのも読んでみたい

63:名無しさん@ピンキー
10/06/05 20:00:26 l6k82GFU
なんか投下が無いなと思ったら・・・!!
今日やっと気づいた・・・orz

64:名無しさん@ピンキー
10/06/05 20:15:37 kYGkUe14
新スレも進みが早いなー。
で、投下させて頂きます。
前スレの>17以降で投下させてもらった長めの翔亜樹の続き。
またちょっと長いです、すみません。
エロ部分は軽く翔太郎が鬼畜で、強姦なのでそういうテイストが苦手な方はスルーしてください。
内容はメロドラマ風味なので、そういうのが苦手な方もスルー推奨。
NGワードは「さよならを言う日」でよろしくお願いします。

65:翔亜樹※さよならを言う日※
10/06/05 20:17:17 kYGkUe14
「ねえ、翔太郎くん」
「どうした、亜樹子」
「連れて行って欲しいところがあるんだけど」
ヘルメットを差し出した亜樹子の笑顔は、どこか寂しげだった。



 山の天気は変わりやすいと言うが、本当だ。
麓にいた時には青空が広がっていたのに、霧が出たかと思ったら雨になった。
濡れなかったのが幸いだ。
「はぁ、やまないねぇ」
窓を叩く雨粒はそれほど大きくはないが、小さくもならない。
山の夜の始まりは早く、ランプだけに照らされた部屋の中は少し寂しい。
「寒くないか?」
「平気」
とはいうものの、普段人のいない家というのは、それだけで空気が冷えるものだ。
翔太郎は自分のジャケットを脱ぐと、亜樹子の肩に着せ掛けた。
「着とけ」
「あ、ありがと……」
 荘吉の山荘に連れて行って欲しいと亜樹子に頼まれ、ここまで来たが目的は話してもらってない。
何となくそれを自分から聞き出すのも躊躇われて、翔太郎は帽子を弄ぶ以外に何かできることもなかった。
(……あの夜以来、だな)
亜樹子とこうして夜に二人きりでいるのは。
(ああ、くそっ。そんなこと思い出してる場合じゃねぇだろ!)
だが、沈黙の中にいるとつい心に沸き起こるのは、亜樹子を抱いた夜のことだ。
だがそれは朝になると夢のように消えた。
甘えるように寄り添って笑っていたはずの亜樹子が背を向け「忘れる」ときっぱりと言い放った時、情けないが動けなかった。
 あの日から、二人の間に微妙な距離が出来たように感じる。
もちろん、亜樹子はいつもと変わりなくように思えるし別に避けられているわけでもない。
だが、じゃれ合わなくなった。
触れるのも、突っ込むのも、引き寄せるのも当たり前のようにできていたのにあの夜を境にできなくなった。
確かに変わってしまったものがあり、知ってしまった感情がある。
(……亜樹子は好きでもない男とああいうことができる女じゃない。だから、亜樹子の気持ちは疑わない)
だから、伝えた。
亜樹子が好きだと。
これは罪悪感や義務感から生まれた感情じゃない。
鳴海亜樹子という存在の愛しさを、封じることはもう出来ない。
だが、そこからどうしていいのか分からないのだ。
「翔太郎くん、今日はもうこれじゃ帰れそうにないね」
「だな。フィリップに連絡いれておく」
「うん、じゃああたし、上のベッド借りるね。探し物があってきたんだけど、明日にする。もう休もう」
翔太郎に上着を返すとき、一瞬だけ指先が触れ合った。
違う温度。
自分以外の誰かの温もり。
何より、抱き合った相手の温度は一気に心を騒がせ疼かせる。
「……おやすみ」
「ああ、おやすみ」
お互いの声が少しだけ震えている。
そんな気がした。


66:翔亜樹※さよならを言う日※
10/06/05 20:18:52 kYGkUe14

 やまない雨が耳に痛い。
翔太郎は冴えたままの目で、暗い天井を見上げぼんやりと考えていた。
(……あいつ、寝てるのかな)
階段の上からは、特に亜樹子が起きている気配は感じない。
(……どうして、俺と来た)
一度、あんなことがあったのに二人きりになる事を何も思わなかったんだろうか。
だとしたら、本当に亜樹子はもう忘れてしまったのだろうか。
(そんな訳、ねぇ。あいつは……そんな女じゃねぇの、俺が一番分かってる)
 どれくらい時間が経っただろうか。
少し浅い睡魔に絡め取られていたらしいが、カツン、という音で覚醒する。
何よりも空気に混じる女の気配が翔太郎の感覚を呼び覚ましたが、構わずに寝た振りをした。
ベッドに近寄ってくる気配。
敵意はない、あったとしても困るが。
「……大丈夫、かな」
小さく呟いた言葉は吐息を含んでいて、翔太郎の背筋をゾワリとさせた。
ぺたぺたと床を歩いてベッドの傍をすり抜けていく気配。
小さく引き戸が開く音がして、雨の音が一瞬大きくなり、亜樹子が外に出て行こうとする気配を感じ、翔太郎の心が跳ね上がる。
 行かせては、いけない!
誰かに急かされた気がして跳ね起き、亜樹子の手を後ろから捕まえた。
「えっ?」
驚いて振り返った亜樹子が見たのは、ひどく追い詰められた目をした男だった。
苦しそうで、悲しげで、何かをむき出しにした、目。
「しょ、翔太郎、くん?起きてたの?」
「どこ行くんだよ」
「……」
「こんな時間に外に出たってどこにも行けないだろ」
「……少し、ベランダに出るだけだよ」
「雨も降ってる」
「ちょっとくらいなら、平気」
「だめだ」
何故か、駄目だと思った。
今ここで、手放したら。
亜樹子の手を離したら、もうきっと一生彼女の目を見られない気がして。
「行かせない」
強引に引き寄せて、勢いのままベッドに組み伏せる。
驚いたような亜樹子の大きな瞳に、翔太郎は自分の心が燃え上がるのを感じた。
 今しかない。
今、聞かなければ、きっと分からないままだ。
「……亜樹子」
「な、に……」
「どうして俺とセックスしたんだ」
回りくどさなど一切ない、ストレートな翔太郎の問いかけに、亜樹子が息を飲む。
どうして、なんて。
言えない、言いたくない、絶対に、もう好きだなんて言えないから。

67:翔亜樹※さよならを言う日※
10/06/05 20:20:46 kYGkUe14
 乱暴にシャツをたくし上げられ、ボタンを引きちぎられるように外され、あっという間に肌が晒される。
まだ、この肌が覚えている。
あの夜、彼がどんな風に優しく愛撫してくれたのか。
「や……ッ!」
最初の一撃、そう、まさに一撃という言葉が相応しい衝撃が亜樹子の肌を襲う。
噛み付かれるようにうなじに歯を立てられ、音を立ててきつく吸い上げられ、亜樹子は悲鳴を挙げた。
ジリッと焦げ付くような熱の痕がうなじに刻まれたのが分かる。
それは一度で終わらない。
翔太郎の唇が亜樹子の肌を食む度に、赤い印が無数に刻まれる。
「や……だぁっ!やだっ!や、めて……っ!」
必死で手のひらに力をこめて翔太郎を引き剥がそうとするが、圧し掛かってくる体から放たれるオーラに圧倒される。
萎縮する体が頼りなくて、亜樹子は今更ながら悟られたことを後悔し、彼の思いが怒りに彩られていることに恐怖した。
(……こわ、い)
あの夜抱かれた時と違う怖さに涙が滲む。
だが、もう泣かないと決めた亜樹子にはその涙を零さない。
翔太郎にも分かっていた。
亜樹子の恐怖も、痛みも。
だが、もうやめられない。
(……離せない。絶対、離すか)
 亜樹子が荘吉の娘だと知った時、苦しさという言葉だけでは表し切れない想いが溢れた。
目の前の少女のたった一人の父親を奪ってしまった事実は、自分が彼を失った想いとは違う痛みだった。
 償う方法を考えた。
だが、償いきれない。
生きている限り、この苦しみを抱えていく。
亜樹子が苦しむなら、それも抱えていく。
エゴだと言うなら言えばいい、笑えばいい、全部飲み込んでやる。
「んぁ、あ……ッ!」
固く尖った胸の先端を甘噛みすると、亜樹子の唇から吐息混じりの切ない悲鳴が零れた。
翔太郎は亜樹子の体に申し訳程度に残っていた衣服の残りを全て剥ぎ取ると、薄い暗闇の中にほんのりと浮かぶ亜樹子の白い体を見つめる。
ゴクリ、と息を飲んだ。
しどけない色香を含んだ肌に体の奥で熱が疼く。
まだ、体も心も覚えている。
あの夜抱いた亜樹子の体の柔らかさ、熱さ、甘さ。
苦痛に耐える表情がひどく扇情的で煽られた。
 翔太郎は亜樹子に圧し掛かったまま自分も服を脱ぐと、押さえつけていた亜樹子の両手を取り、その手のひらに口付けた。
その優しい口付けに、亜樹子は小さく彼の名前を囁いた。
「翔太郎……くん」
その切なげな声にまた欲情が煽られる。
そんな顔をして、そんな声で呼ぶのに、どうして離れようとするんだ。
 押さえきれない怒りと苛立ちが、亜樹子の体に容赦ない雨になって降る。
「ひぁ…ぁ、ぁっ!やぁぁ……っ!」
指の腹で強く胸の先端を弄り、固さを増していく未熟な蕾に歯を立てて、舌先で刺激して転がすとビクビクと痙攣するように肩を震わせて腰を捩る。
強すぎる痛みに逃がす方法も分からなくてただ、快楽と言うには強すぎる刺激に耐える。
「や、だ……っ!も……やぁ……ッ!」
「こんなにしといて、何がやなんだよ」
指先で胸の先端を弾くと、痛みと痺れに背中がしなる。
「ちゃんと、おまえの体は俺を覚えてるだろ?」
「……そ、んなの分かんない……」
「じゃあ、思い出せよ。思い出させてやるから」
腰を抱いて強引に脚の間に割り入って、まるでピンで留められた蝶のような体を見下ろす。
白い肌に散る無数の赤い痕を消さないためにはどうしたらいいのだろう。

68:翔亜樹※さよならを言う日※
10/06/05 20:21:27 kYGkUe14
「俺が嫌いか?」
「そんなことない!」
「じゃあ、どうしてだ?どうして、俺から離れようなんて思う?」
ぐっと唇を噛み締める。
この弱さと身勝手な恐怖を、彼には言えない。
「言う気はないってことか」
「……」
「そうだな、おまえはそんな女だよ」

強情で、気が強くて、甘えなくて、……今はこんなに遠い。
だから、追いつく、捕まえる、離さない。

「……だけど、俺もおまえが思ってるほど単純で甘い男じゃねぇ」
翔太郎の瞳がすぅっと細められる。
底光りする光は、亜樹子の意識の中に刺さってまるで麻酔のように抵抗の気力を霧散させていく。
「こんなひどい事も出来る男なんだよ、俺は」
「翔太郎くん……」
「おまえがどれだけ嫌だって泣いたって、やめない。……おまえが欲しい」
 見下ろす白い肢体に、翔太郎の心が痛む。
男とは違う、しなやかで柔らかくて、男を受け入れることの出来る体を持つ性。
自分が惚れた女は、その強さを心にも持っていて父親譲りの強い正義感に何度も感動した。
だが、今はただこの白い肢体を犯したい、ねじこんで、突き上げて全部感じて、自分のものにして食らい尽くしてしまいたい。
そして、翔太郎はその衝動に忠実に行動した。
「ぁあっ!」
まださして潤っていない場所を指先で無理やりこじ開ける。
たった一回きりしか男を知らないそこはまだ固く閉じていて、少し力をこめて侵入させると引き攣った痛みを亜樹子に強いた。
「痛い…っ!いやぁ、やだぁあ、ぁっ!」
生々しく感じる翔太郎の指の形に、亜樹子は体を固くして拒もうとしたが少しずつ潤ってくる蜜が翔太郎の指の侵入を許してしまう。
「ん…ぁ、あっ!やぁっ!」
「俺としてから、誰ともしてない?」
「し、てな……っ!やだぁっ!翔太郎くん……ッ!」
「俺としかしてない?俺以外に、この可愛い体、許してないんだな?」
「翔太郎くんしか……知らな……ッ!も、おねが……ッ痛い…ッ!」
懇願するような亜樹子の声に、翔太郎は指を引き抜いて亜樹子に見せ付けるように舐めた。
いつのまにか溢れるくらいに濡れていることに、亜樹子は気づいていない。
だが、まだ翔太郎は足りなかった。
「もうちょっと、かな」
亜樹子の膝を割り、そこに躊躇うことなく顔を埋める。
「ひぁ……ッ」
指とは違うねっとりとした生暖かい愛撫と、濡れた音。

ちゅ……ぴちゃ……くちゅ……ぐちゅ、くちゃ……っ

ざらついた柔らかな舌の感触に、亜樹子は羞恥と快感が一気に背中を駆け上がって行くような気がして、泣き声にも似た嬌声を挙げた。
「や…ぁっ!やぁぁ……っ!」
茂みの中で震えていた敏感な場所を吸い上げられ、亜樹子の体が跳ねる。
引きずり出されていく快楽は、痛い。
なのに、触れているのが翔太郎だと思うだけで、心に溢れるのは悦びなのだから、もうどうしようもない。
「これだけ濡れてりゃいいな」
「え……?」
翔太郎がキスを落としてきて、覆いかぶさってきたかと思った時、強引に両足を開かされ、一気に貫かれた。
「――ッ!!!」
悲鳴はキスで噛み砕かれ、引き裂かれるような痛みで、頭が沸騰する。
遠慮なく突き上げてくる猛々しい熱は、翔太郎の怒りそのままで亜樹子を食らい、犯す。
「は…ッ!あ、ぁっ!やめ…ッ!痛い…ッ!やぁぁッ!」
だが、どれだけ声を挙げて訴えても、懇願しても、体を開かれる痛みは増していくばかりだ。

69:翔亜樹※さよならを言う日※
10/06/05 20:22:37 kYGkUe14
 これは、怒り。
自分が翔太郎を怒らせた痛みだ。
雨の音より濡れた音が耳に痛い。
自分たちが確かに繋がっている、今、この瞬間はここから先どこへ向かうのか分からない。
それでも。
(……すき、なの)
好きで、好きで、こんなにひどいことをされているのに、苦しいくらい彼が好きで、だけど別れを覚悟した以上、これ以上好きになってはだめだと言い聞かせて。
それなのに、こんなひどいことをされていても、悦んでいる、心も体も。
他の誰でもない、翔太郎だから。
「あ、ぁ、……ッん、あ……しょ、たろ……く……ッ」
いつの間にか、彼の背中に縋っていた。
自分の中で暴れる猛々しいものに、組み伏せられ支配されていく、染まっていく。
「……中で、出すぞ」
だめだ、と言おうとしたのに、亜樹子の唇から零れたのはそれを許す切ない喘ぎだけだった。



 雨の音がする、まだ降っている。
亜樹子はベッドの中でぐったりとした体を横たえたまま翔太郎の腕に抱かれていた。
まだ、熱い。
体が熱くて、ジリジリとした感覚が燻っている。
「……これ、強姦、だからね」
ポツリと呟くと、翔太郎が腕に力をこめる。
もういっそこのまま潰してくれればいいのに、なんて馬鹿なことを考えてしまう。
「そうだな」
「……最低なんだからね」
「ああ」
「だけど、ね。あたし、馬鹿だよ。……イヤじゃなかった」
だって、好きな男なのだから。
苦しいくらい好きになった初めての男なのだから。
触れられた悦びで満たされているなんて、本当に馬鹿だ。
「亜樹子、こっち向いてくれ」
一瞬だけ躊躇って、亜樹子は翔太郎の腕の中で体を反転させた。
薄い暗闇の中、整った顔立ちが見えた。
「……ずっと、考えてた。おまえがどうしてあんなことしたのか。何で、初めての男に俺を選んだのか」
「……」
「俺はおまえが好きで、おまえも俺を好きだから。それが結論だった。なのにお前は忘れるように言った」
「……うん」
「だけど、忘れられなかった。無理に決まってる。……思い出して、その度に頭がイカレそうだった」
一人でいる夜、傍らにあった温もりを、肌を思い出しては欲情していた。
「……俺は何回もしたよ」
「え……?」
「おまえとした夜の事思い出して、何回も自分でした」
かっと亜樹子の頬が赤くなる。
それは自分も同じだから。
どうしようもなく寂しい夜、彼の手を、唇を思い出して何度か自分で慰めたことがある。
「……どうやって忘れろって言うんだよ、亜樹子」
「……」
「忘れられるわけ、ないだろ。おまえだって分かってるはずだ。……あの夜、抱き合った俺たちの気持ちに嘘はなかった」
「……う、ん」
亜樹子は認めた。
忘れられるはずなんかなかった。
思い出して、心は痛むのに同時に甘い記憶だったから。

70:翔亜樹※さよならを言う日※
10/06/05 20:23:32 kYGkUe14
「おまえが好きなんだ」
「翔太郎くん……」
「……たとえ、おやっさんに許してもらえなくても」
「……!」
「それでも、俺はおまえを離せないんだよ」

初めて、聞いた。
彼の中で絶対であり、永遠でもある父を越える言葉を。

「……翔太郎くん。あたし、あたしは……」
「乗り越えろ、亜樹子」
「……」
「おまえが何に戸惑って傷ついてるのか、情けないけど今の俺には想像しかできない。……俺のせいだってことは分かるけどな。
だったら乗り越えてくれないか?俺の傍にいることを考えてくれないか?」

 傍にいたい、傍にいたい、本当はずっと傍にいたいよ。

溢れ出してしまう。
翔太郎が好きで好きでたまらなくて、他の女が彼の腕に抱かれることを想像するだけで胸が焼けそうで、叫びたくなる。
「あ、たし……怖いの」
「……怖い?」
「……いつか、翔太郎くんを傷つけてしまうのが、怖い」
この思いが、自分の存在が、翔太郎を傷つけて、自分たちが傷つけあってしまうかもしれない「いつか」が怖くてたまらない。
「……おまえが怖がってたのはそれか」
「……うん」
「分かった。うん、分かった」
翔太郎が亜樹子の瞼にキスを落とす。
涙が、やっと零れた。
「……あのさ、亜樹子。傷つけて何が悪い?」
「え……?」
「傷ついたら、治せばいい。塞がらない傷口なんかない。痛みは残っても、ちゃんと癒される」
翔太郎の手が亜樹子の頬を撫でる。
その指先が零れた涙を掬い取って、温かなものへと変える。
「俺はおまえに出会って、良かったと思ってる。おまえになら傷つけられたって構わない。
……こういうの、惚れた弱みって言うんだろうな」
「翔太郎くん……」
「俺が一番怖いのは、おまえを失うことだ。大事なものは、もう何も失いたくない。血反吐を吐いても守ってみせる。そう決めたんだ」
「……」
「傍に、いてくれ、亜樹子。……俺はおまえが好きだ。だから離したくないし離さない。
他の男におまえを渡すくらいなら、この場で俺に死ねって言え」
激しい独占欲が翔太郎からあふれ出している。
ああ、そうだ、あの夜も。
この激しさが心地良くて、幸せで、嬉しかった。
「あ、たしだって……やだ…。ほ、他の人とこんなことする翔太郎くんやだ……っそれくらいなら……ッ」
心ごと、自分を殺してしまったほうがいいに決まってる。
 本音があふれ出してしまう。
もう言わないと決めたのに、だめだと戒めたのに、それでも亜樹子の心から溢れ出してしまうのは翔太郎への恋情だ。

71:翔亜樹※さよならを言う日※
10/06/05 20:24:28 kYGkUe14
「すき……すきなの……っ、しょ、翔太郎くんがだいすきなんだからぁ……っ」
「俺もだ。……愛してる」
最上級の甘い言葉が亜樹子の耳に注がれる。
愛なんてまだ分からない。
だけど、翔太郎となら、そこまで辿り着ける気がした。
「……ごめんなさ……っごめんなさい、翔太郎くん……っ」
「俺も……ごめん。おまえを苦しめてごめん」
ぎゅう、と強く翔太郎が亜樹子を抱き寄せる。
罪を犯す苦しみを、翔太郎は知っている。
誰よりも大事な人を失う罰を受けて知った痛みだ。
「……やっぱり、いっしょにいたいよぅ」
泣くような小さな亜樹子の声が翔太郎には、ただ愛おしい。
 離れたくない、傍にいたい。
ただそれだけを強く願うことを、亜樹子は恐れていた。
この願いはいつか彼を傷つけて壊すと思っていた。
だけど、彼は壊しても傷つけても構わないと胸を張る。
手放す痛み、失う苦しみを知っているからこそ、大事なものは間違えたくないと。
「ああ、ずっと一緒だ。……うん、一緒にいような」
「うん……」
大きな腕の中で甘えるように寄り添って、亜樹子は失いたくない人に甘えた。
「あの、ね、翔太郎くん」
「何だ?」
「……さっきの、その、ちょっと怖かった、からね」
「……悪かった」
「ち、違うの。だ、だから、ね。もっかい、その……や、優しくして、ほしいなぁ、なんて……」
「亜樹子……?」
「わー!もー!はずかしー!」
「ええっと、それはあれか?もう一回ヤリたいってことでいいのか?」
「かかかかか確認しないでよー!ばかぁぁぁぁ!!!」



 目を覚ますと、間近にある翔太郎の寝顔に驚いて、だけど嬉しくて小さく亜樹子は微笑んだ。
あの後、これでもかと優しくアレコレされて、自分でもびっくりするくらいすんなりと、気持ちよさも痛みも受け入れられて蕩けさせられて喘いだ。
恥ずかしさも、全部彼のせいで彼のためで、幸せだった。
(……あ、無精ひげ)
そっと指先で翔太郎の綺麗なラインの顎に触れる。
こんな彼を見られるのも、この腕の中にいる権利がある自分だけなのだ。
「あれ?」
ふと、指の重さに気づいて亜樹子は自分の左手を見て思わず声を挙げた。
「ひぇぇぇぇぇ!!」
「……うるっせー。何だよ……」
翔太郎が眉根を寄せて、うっすらと目を開ける。
起き抜けの気だるさを含んだ視線が色っぽい……じゃなくて!
と亜樹子は見とれそうになった自分の心を慌てて、指の重みで思い出す。
「しょ、翔太郎くん、これ……っ」
持ち上げて見せた亜樹子の左手の薬指に、いつも翔太郎がつけているウインドスケールのピンキーリングがおさまっていた。
少しゴツいデザインで亜樹子の華奢な指にはアンバランスに見えるが似合ってる。
今更ながら、自分がつけたら小指でおさまるのに、亜樹子だとそこでも少しブカブカなことに翔太郎は苦笑した。
こんな小さなこと一つ一つが馬鹿みたいに愛おしい。

72:翔亜樹※さよならを言う日※
10/06/05 20:25:36 kYGkUe14
「笑ってないで、答えなさいよー!」
「本気にしろよ?」
「へ?」
「それ予約」
「よ、予約?」
「そこの指、俺が予約済みってこと。あ、それは次のをやるまでの繋ぎな。ごついから邪魔だろうけど、外すなよ」
「……うそぉ」
「嘘ついてどーすんだ。いらないのか?」
「い、いるっ!いるけどっ!で、でもでもっ!びっくりしすぎて……」
「おまえ、ホントいちいち大げさ」
「大げさになるわよー!だ、だって……この指、とかえっと……意味、その……」
「うん、俺の嫁さんになってほしい」
「さらっと言うなぁぁぁぁぁ!!!」

スパパパパーン!

どこからか出したスリッパが、翔太郎の前頭部を直撃する。
「おっまえ、ふつーこの場面で殴るか!?」
「だってもっとこう、やっぱりちゃんと言ってほしいのー!」
「言っただろー!」
「違う!なんか違う!女心はもっと回りくどいもんなの!」
「うわ、めんどくせ」
「翔太郎くんは順番抜かしすぎなの!」
「何がだよ。好きって言ったし、実際、おまえのことめちゃくちゃ好きだし大事だし、離す気もねぇし、おまえも俺を好きでこうやってセックスもする関係で、で、次に嫁さんにしたいってことの順番のどこに問題が?」
「……ないけど、なんか違うのー!」
ああ、もう嬉しいような悔しいような、昨日まであんなに苦しんで悩んで切なかったことが、全部全部消えて、いっそどうしていいのか分からないような。
なのに、早くも次の未来をきっちり見てる翔太郎はやっぱり大人で、強くて、悔しいけど大好きだ。
 亜樹子は薬指の重みに心臓を弾ませ、むき出しにした心を繋いだ相手を改めて見つめる。
未来。
翔太郎といる、未来。
約束を、彼は求めているのだ。
「しょ、翔太郎くん」
「何だよ」
「えっと……い、今すぐじゃないよね?」
「あーまぁな。まだやらなきゃならねぇことあるしな」
「それが終わったら?」
「だな」
「……じゃあ、その、約束して」
そうだ。
それなら、自分に出来ることが確実に一つある。
「約束?」
「うん、あのね、翔太郎くん」
「ん?」
「戦っててね、もしももうだめかもって思った時には、あたしとの約束を思い出して。
必ずフィリップくんと一緒にあたしのところに帰ってくるって踏ん張るって、約束して」
「……亜樹子」
「あたしは、一緒に戦ったり出来ないけど、だけど二人が絶対に帰ってくる場所であり続けるから。
だから、ちゃんと戻ってきてあたしの傍にいるって約束して」
「……ん、約束する」
どんなにきつい状況になっても、絶体絶命になっても、帰る場所で待つと言ってくれる亜樹子のために。
相棒と二人で、必ず帰る、必ず。

73:翔亜樹※さよならを言う日※
10/06/05 20:26:28 kYGkUe14
「俺は、俺たちは、ちゃんとおまえの傍に帰る。ずっと、一緒だ」
「うん……」
「フィリップにも、言われてるだろ?おまえを傷つけるやつは、俺もフィリップも絶対に許さない」
「あたしもだよ」
「俺はさ、おまえのことが大好きだけど、そこにはフィリップも一緒にいてほしいって思う気持ちもあるんだ。贅沢か?」
「贅沢だよ。だってあたしも一緒だもん。あたしも、フィリップくんのこと大好きだからずっと一緒にいたいよ。
ううん、三人でずっと一緒にいられたらいいなって思ってる。すごく贅沢で幸せな気持ちだね」
「一緒の気持ちだな」
「そうだよ」
「じゃ、それを踏まえて俺と結婚してくれ!」
「あああ、だから、もうちょっと溜めてよぅー!」


雨が上がる。
霧が晴れる。
朝が来る。
そして、風が吹く。

ここには、未来が、ある。


「あ、そうだ」
一通り、いつもの夫婦漫才を終えた後、不意に翔太郎が思い出す。
「おまえ、ここに来た用事って、結局何だったんだよ?」
「あ、うん」
亜樹子も思い出して、きょろきょろを山荘の中を見回し、ため息をついた。
「ちゃんと探さないとな、と思って来たの」
「だから、何を?」
「お父さんの、写真」
「……写真?」
「お父さんのっていうのとは、ちょっと違うかも。あたしと、お父さんが写ってる筈の写真」
幼い頃の自分と父を写し取った、たった一枚の写真があったことを覚えていた。
もし父が持っているのなら、と思い、事務所を探してみたがなくて、あるとしたらここかもしれないと思って来たのだ。
「見つけたかったの」
いつか、翔太郎の元を離れる時までに、せめてそれだけはこの街にいた証として。
「……おやっさんが写真をしまっておくとしたら、か」
少し考えて、翔太郎は荘吉の性格ならば簡単に見つかるところには隠したりしないだろうと思い、ふと思いついたことを口にしてみる。
「亜樹子」
「何?」
「もし、おやっさんがその写真をしまっておくとしたら、確かに事務所じゃないと思う。この山荘にあるのなら、たぶん……」
 いつかここに連れてこられた時の事を思い出す。
あの時、荘吉は依頼人を匿い、いつもバーカウンターに座っていた。
お気に入りの場所だったのだ。
だとしたら……。
服を着て、亜樹子をカウンターの内側へ促す。
「……これか」
カウンターの下に整然と並べた酒瓶の間に一枚の写真があった。
「ま、待って!」
それを抜き取ろうとした翔太郎を、一瞬亜樹子は止め、それから息を整える。
「……うん、いいよ」
翔太郎は小さく頷いて、写真を手に取り見ることなく亜樹子に渡す。
先に見る権利があるのは亜樹子だから。
「……うん、これ、だよ」
そっとそっと亜樹子が微笑む。
「……やっと見つけたぁ」
亜樹子は愛おしむように写真を自分の胸に当てて抱き締める。
遠い遠い微かな記憶の欠片を見つけた安堵感は、今、左手の薬指にある幸せに似ている。

74:翔亜樹※さよならを言う日※
10/06/05 20:27:03 kYGkUe14
「翔太郎くんも、見てくれる?」
「いいのか?」
「うん」
翔太郎の手のひらに渡した写真。
そこには翔太郎が知る荘吉より少し若いけれど知った笑みと、腕に抱かれた無邪気な幼い亜樹子がいた。
幸せな一瞬を永遠に切り取った温もりに触れて、自然に翔太郎にも笑みが零れる。
「……いい写真だな」
「うん」
「おやっさんの笑顔なんて、なかなか見る機会なかったからな」
「翔太郎くんは怒られてばっかだったからでしょー」
「う……っ」
図星をつかれて眉を寄せる翔太郎に、亜樹子は笑った。心から、笑った。
「ね、翔太郎くん」
「ん?」
「いつか、教えて。お父さんがいなくなった日の事」
「……ああ」
「あたし、待ってるから」
「ん……」
「大丈夫。あたし……何があっても、翔太郎くんが大好きだよ」
亜樹子の声に、一瞬だけ驚いて、それから翔太郎も微笑んで亜樹子の目を正面から覗き込む。
「俺もだ」
「うん」
「あのさ、とりあえず今から三回目のプロポーズしたいんだけど」
「だから、ちゃんと溜めてってばぁ」
「ばか、これ以上のタイミングがあるもんか。おやっさんが見てるんだから」
「え?」
二人の手の間にある写真の荘吉が笑っている。

おやっさん。
大事な大事な一人娘、俺がもらいます。
殴るなら、夢の中で待ってますから。

「一生、傍にいてくれ」
「……イヤだって言ってもいてやる。翔太郎くんくらい、スリッパでツッコミ甲斐ある人いないもん」
「上等」
「うん!」

ああ、ほら。
ちゃんと笑い合って、抱き合って、温もりを感じて、未来を見て。
勇気を出してみれば、こんなに簡単なことだった。
大丈夫、本当に大丈夫だと信じられるのは、心を繋いだ証。
「亜樹子」
「何?」
「ありがとう」
「……馬鹿」
笑ってキスをして、指を絡めて、温もりに安堵して。
それから、そろそろ、さよならを言おうか。

長いお別れを決めたあの日に。

そっとそっと、幸せな気持ちをこめて、今、さよならを言おう。




75:翔亜樹※さよならを言う日※
10/06/05 20:34:03 kYGkUe14
やっぱり長かったwww
調子に乗ってメロドラマにしたせいです。
前スレの書いた後、やっぱり二人を幸せにしてやりたいなぁ、と思って書きました。
なんか前スレの書いた後、モヤモヤしてた気持ちがスッキリしたwww
読んでくださった方、ありがとうでしたー。
明日の放送はフィリ若が楽しみすぎる!
でも、若菜姫の死亡フラグになりませんように…。

76:名無しさん@ピンキー
10/06/05 21:07:54 OccynrU9
>>75 GJ!
じゃ正直足りない…。
何だろう、本気で涙腺が大崩壊中なんだが。
苦しいような、でも嬉しいような…。
うまく言えないから、ちょっと頭まとめてくる。
でも、先にこれは書いておく。
最高だ!ありがとう!

77:名無しさん@ピンキー
10/06/05 23:01:01 d9zVaq3k
>>75良かったです!
しかし亜樹子は受けが似合う

78:名無しさん@ピンキー
10/06/05 23:31:02 KBiOr7mb
本スレの流れが不穏な感じでドキドキ

79:名無しさん@ピンキー
10/06/05 23:54:30 MN1ax1C+
GJ!
自分も涙腺崩壊中。二人を幸せにしたくてたまらなくなった。
本スレでここの話題出てたけどあれは揉めたうちに入るのか?

80:名無しさん@ピンキー
10/06/06 00:07:37 Jsn03HtI
もう、涙が止まらない。
GJ!!GJ!!
夜中に泣いている自分。
最初、題名見て辛い結末かと
思いきや…。
胸締め付けられて、ティッシュで
涙と鼻水拭いたわ!
互いの息遣いが聴こえてきそうだ。
やっぱり、幸せになって欲しい、
二人には。
ありがとう。本当にありがとう。

81:名無しさん@ピンキー
10/06/06 00:20:44 50AdnSux
言い忘れた。「これでもかと優しくアレコレ」の内容を激しく希望します。
本当に二人は激しいのもイチャイチャラブラブも似合うなあ。

82:名無しさん@ピンキー
10/06/06 00:54:28 d3LJysId
ごめん、自分も涙が止まらない。
前スレのと合わせて読み返して涙腺決壊。
あなた、本気で神か?
こんな暖かなさよなら、の描写でくるとは・・・。
内容も描写もエロも、自分の理想通りすぐる。
幸せって、乗り越えたところにあるって思ったよ。
ああ、もう語りたい、>>75さんと語り合えたら、なんかこう色々分かる気がする!
ここが2ちゃんじゃなければ・・・!と今ほど思ったことはない!

83:名無しさん@ピンキー
10/06/06 01:40:42 c2RcBY/0
ここは、涙もろい人の多いインターネットですねwww
って自分もだがな。
>>75さん、本当にGJとしか言えない。
あなたの、翔亜樹への思い入れの深さを、作品にすごく感じたよ。
スッキリしたとか言わないでまた投下してほしい。
待ってる。

84:名無しさん@ピンキー
10/06/06 12:47:35 +Rdcdu8n
>>75
GJ!
こういうメロドラマ大好きだ
二人の夫婦漫才とか、亜樹子の翔太郎くんほどツッコミがいのある人いないとか笑ったw
公式は公式、二次は二次ってこういうことなんだなーと萌えながら読んだよ、ありがとう!

しかし、今日は若菜姫の死亡フラグが濃くなった気がしてこええ
闇姫、って感じだった
若菜を守ろうとするフィリップを精神的に支えるのが、翔太郎と亜樹子の役目だと、あの写真を見つつ思った
若菜が助かるといいな・・・これ以上園咲姉妹の闇落ちはかわいそうすぐる

85:名無しさん@ピンキー
10/06/06 13:01:11 U6sCE66H
フィリ若な自分にはけだるい昼下がりだぜ…
フィリップを守るために闇落ちしたふりをしてる若菜でも、一緒に逃げてくれなかったフィリップを憎んでるヤンデレ若菜でも美味しくいただけるが、
やっぱり幸せにしてやりたいー!
なんだあの切ない電話は!
フィリップが「姉さん」て言ったのが泣ける…

86:名無しさん@ピンキー
10/06/06 15:18:59 W406Ooxc
フィリップと若菜が、姉弟フラグ立ちまくりなのは覚悟してたんだが、若菜の闇落ちが併せてきつかったんだぜ・・・
何を知ったんだ、若菜・・・
来週が放送休みなのがもどかしいが、次はギャグ回ぽいしなぁ
しかし、ここから先シリアス怒涛展開になるのなら、ギャグ回も一回はないときついか。
今日は所長の「一緒にいよう」に何故かひどく切なくなったよ・・・
ああ、もうエロパロ板向きの話じゃないかな

冴子様のバスローブ姿はエロいので、もっと見たいですwww

87:名無しさん@ピンキー
10/06/06 18:38:12 9livm6QU
今日の放送を見てのフィリップと黒若菜の小ネタ…というか妄想
エロなしどころかこれはカップルなのかもちょっとアヤシイので注意です

タイトルは「それでも守りたい人」です

88:それでも守りたい人
10/06/06 18:39:34 9livm6QU
自分の家族についての事実や若菜に襲われた事にすっかり沈み込み
ガレージの隅で転がっているフィリップの携帯が鳴った
翔太郎も亜樹子も事務所にいるし、他に今すぐ出るべき人物はもういない
出る気になれず放っていたが、いつまでも鳴り続ける呼び出し音に折れ
誰からの着信かも確認せずに携帯を手に取った
「もしもし?」
『こんにちは、フィリップくん』
聞き間違える筈の無い大好きな声
彼女は……
「若菜…姉さん」
『ふふふっ……驚いた?』
携帯の向こうで楽しそうな声があがる
少し前ならば彼女の声が楽しそうならば自分も楽しかったに、今は……
「なんで……?」
『この前私が言ったこと、覚えている?』
「僕を殺す……と、自分の使命を思い出せ……ですか?」
『そう、覚えていてくれて嬉しいわ』
「なぜ急に貴女は…若菜姉さんは変わってしまったんですか?僕は貴女と一緒にこの街を出るつもりで……」
『それが私の使命だから』
「……」
『忘れないで。この前言ったことが、この組織のTOPである園咲若菜の言葉よ』
「ミュージアムのTOP……」
『それじゃあまたかけるわね、フィリップくん』
「あっ、待って……」
フィリップが止めようとした時には既に電話は切れていた


「姉さんは言った。『組織のTOPである園咲若菜の言葉』と……」
それは逆に言うと『本当の園咲若菜の言葉』では無いと言う事なのかもしれない
そういえば、通話中一度も僕の事を『来人』と…
ミュージアムが命を狙っている人間の名前で呼ばなかった……
もしかしたら若菜姉さんは、相手が誰か組織にバレないように話していた?
何のために?声を……聞きたかったから?
もう一度話をして確かめたいと思った
しかし、若菜のナンバーを選んで通話ボタンを押す直前で手が止まる
もし彼女が園咲来人の居場所をわかっていながら組織に隠しているとしたら
そしてその事が他の組織の幹部にバレたとしたら彼女の身が危ない
「あんな目に合いながらまだ若菜姉さんの心配なんて……翔太郎のハーフボイルドが移ったのかな?」
自嘲しながら呟くと、事務所へと向かう
今、無性に2人に会いたかった


ドアを開けると翔太郎と亜樹子が一斉にフィリップの方を見た
心配そうな2人の顔に、帰る場所があって良かったと思った
願わくば、若菜姉さんにも帰る場所が…
フィリップがなりたくてなれなかったものがありますようにと願う
「聞いてくれ翔太郎、亜樹ちゃん。どうやら僕もハーフボイルドの仲間入りみたいだ」
きょとんとした表情の2人に、フィリップは自然と笑顔を浮かべた

89:名無しさん@ピンキー
10/06/06 19:32:57 3tBefGRW
>>88
GJ!!
若菜が心配すぎてハーフボイルドになっちゃうフィリップいいよ!!

なんというか、フィリ若姉弟フラグはずいぶん前からわかってはいたけども
それでも今日の展開はつらすぎる・・・
若菜姫、とりあえず死なないでほしいがどうだろう・・・・  

90:名無しさん@ピンキー
10/06/07 03:16:52 t/iRjtiN
やっぱイナゴさん退場かぁ…
自分が変身するモチーフを人に「食べる?」と聞いて食べさせるなんてなんて性的な、とか気付いた矢先に

91:名無しさん@ピンキー
10/06/07 22:25:17 K0S6GW8e
>>88
GJ
崩壊していく園咲家と結束していく事務所の対比がますます顕著になる中
どうかフィリップと若菜がいい方に向かうように祈らずにはいられない

本編での事務所3人の
自分達は家族なんだ、一緒にいたいんだ、離れるなんて考えられないんだ
でも誰かが何かのために離れることを決意したら、残るメンバーはちゃんと見送る
って姿勢?が理想過ぎて禿げた
今週の放送見た後に>>75を読み返したらさらに泣けてきて参った…

92:名無しさん@ピンキー
10/06/07 22:31:05 VuodJcNb
フィリ若いいなぁ
姉弟だと知らないまま一緒に駆け落ちしてほしかった
違う意味でドロドロ展開になるけど

93:名無しさん@ピンキー
10/06/08 00:04:05 z4iDNYxi
「愛した人は敵のトップだった」「血族で骨肉の争い」…
キバの二の舞はよしてくれよ…ほんと、ハッピーエンドでお願いします…orz

94:名無しさん@ピンキー
10/06/08 00:50:21 ai6sMhkj
>>93
>キバの二の舞

若菜姫が太牙兄さんポジになったんだから生存フラグ成立!

と思えばむしろ良いことだ
というかそうでも思わないとやっていけない……

95:名無しさん@ピンキー
10/06/08 13:45:21 OH6LHj9E
バスローブ姿の冴子さんに滾った前回。
投げやりになって、なおかつ色々な意味で溜まってて
財団の使者の白い人に抱かれて乱れてしまうというのを想像した。


96:名無しさん@ピンキー
10/06/09 01:25:32 7pGaCu1f
真夜中にいきなり渡静香投下。
エロはなし。

97:君といる月の綺麗な夜※渡×静香※
10/06/09 01:28:29 7pGaCu1f
 時々、自分の中の「血」が怖くなる。
夜にふと目覚めた時、月を見た時、この手で引き裂いたファンガイアたちを思ってしまった時。
「人間」と「ファンガイア」の間で生きる自分を、怖いと思ってしまう。
そんな時、渡は大切な少女の言葉を思い出す。
目を閉じて、心の中に響く優しい音色に耳を澄ます。

「渡は、渡だよ」

それは、どんな調べより甘く、優しい。



「……渡?」
 静香が目を覚ました時、隣にいるはずの渡がいなかった。
枕元の時計を見ると午前2時を指している。
「うー……」
抱かれた後は、いつも気だるい心地良さと渡の腕の中で幸せに眠れるのだが、今夜は何故か目が覚めた。
(渡がいないせいかな……)
今まで気にしたことはなかったけど、ひょっとしたら、こんな風に渡が傍にいない夜もあったのかもしれない。
それは少し寂しい、なんて思ってしまう。
体を起こすと、部屋の中を見回してみるがやはり渡の姿はない。
「……どこにいるんだろ」
ベッドから出ると、シャツを羽織り静香はそっと部屋を出た。
今夜は満月で、家の中に差し込んでくる光で足元は危なくない。何より、勝手知ったる渡の家だ。
(バイオリオンのところかも)
渡が何よりも大切に大切にしている、父親の最高傑作にして形見のブラッディローズのそばかも、と思い静香はそちらへ足を向けた。
(いた……)
 やっぱり、ここだった。
椅子に座って見上げるようにブラッディローズをじっと、ただじっと見つめ、何かを問いかけるような渡の横顔が月の光に照らされている。
(……ちょっと、寂しそう、かな)
静香の知る渡は、いつも優しくて人に対して不器用で少し臆病で、だけど愛されたがっていて。
満たされることを求めてた。
今は、自分がちゃんと満たしてあげられているのだろうか?
(そうだといいのに)
ずっと、近くにはいたけれど本当の渡の気持ちや寂しさを理解したのは、きっとつい最近。
渡が色々な人たちと出会い、恋をして、別れてその秘密に苦しんで受け入れた後で、きっと自分は全てを知った。
(置いていかれたって思った)

98:君といる月の綺麗な夜※渡×静香※
10/06/09 01:29:02 7pGaCu1f
渡が新しい世界に出会って、友達が出来て、好きな人もできて嬉しかったのも寂しかったのも本当。
ずっとずっと渡の世界の一番近くにいたと思っていたのに、本当は一番遠かったのだと知って、苦しかった、だけど渡には言えなかった。
渡の中にある自分を壊すことが怖かったから。
その怖さの正体を考えたとき、ああ、そうか、自分はとてもとても渡が大好きで大事で仕方ないんだと、今更のように自覚した。
だから、置いていかれて寂しくて。
でも彼が幸せそうに笑っているのはとても嬉しくて。

だから、知りたい。
今、彼は幸せなのだろうか?

「静香ちゃん?」
 ふと、渡が人の気配に気づく。
この家のいるのは二人だけだ。
何より、静香の気配を間違えたりはしない。
「こら、何をこそこそしてるの?出ておいでよ」
「……別にこそこそしてたわけじゃないもん」
ドアを開けて、少し拗ねた表情の静香が顔を見せる。
「起きたら渡がいないから、どこに行ったのかなって思って探しに来ただけ」
「ごめん、ちょっと寝付けなくて」
「……」
「違うよ、静香ちゃんのせいじゃないから。……月があんまり綺麗なせいだよ、きっと」
「……月なんか見てないくせに」
「見なくても、今夜の月は綺麗だって分かるよ」
クス、と笑って渡が隣の椅子を引いて静香に勧める。
別に拒む理由もないし、と静香がそこに腰掛けると、渡がポツリと呟いた。
「……ねえ、静香ちゃん」
「何?」
「僕はさ、自分が何者なのか、ってあまり考えないようにしてたんだ」
 キバであること。
キバを継ぐものであること。
それがどんな意味を持つのか、ファンガイアとは何なのか、考えて戦ってきたわけではなかった。
ただ「血」がそうさせた。
「……僕は人間じゃない」
「……うん」
「そこで、否定しないのが静香ちゃんだね」
「だって、人間でもファンガイアでも、渡は渡だもの」
「うん、静香ちゃんは絶対そう言ってくれるんだよね。だから、僕は君に甘えてるんだ」
優しい笑みで渡が静香を見る。
「だから、僕はいつもそう言ってもらいたいんだろうなって思う。静香ちゃんに僕は僕、紅渡だって言ってもらって安心したいんだ」
「それくらいで安心できるのなら、幾らでも言うよ」
「うん、そうだね」
 こんな風に心を許してくれる彼は、幸せなのだろうか。
これはただの気休めではないのだろうか。

99:君といる月の綺麗な夜※渡×静香※
10/06/09 01:30:42 7pGaCu1f
「……ね、渡」
「ん?」
「あたしね、渡が思ってるほど優しい女の子じゃないと思うよ」
嫉妬したり、意地悪したり、勝手に寂しがったり怒ったり。
お母さんみたいな気持ちになったり、妹みたいな気持ちになったり、でも本当はずっとずっと……。
「あたしね、きっと、ずーっと渡のこと好きだったんだ」
「静香ちゃん…」
「渡が他の人の事を好きな時も、ずーっと好きで嫉妬したりしてすごーく嫌な子だった」
もし、今、彼女が渡の隣にいたりしたらきっとすごく醜い気持ちになるだろう。
それはまるで彼女がもうこの世にいないことを喜んでいるかのようで、そんな自分が情けないし醜い。
だから、こんな自分では彼の幸せにはなれないかもしれない。
「だからね、もし渡をね、ちゃんと幸せにしてくれる人が他に現れたら、あたし、勝てないかもななんて思うの」
「……」
「……ごめんね、変な事言って。こういうとこも、あたしのだめなとこなんだ、きっと」
「ん……」
渡が静香の頭に手のひらを乗せる。
「……静香ちゃんのそういうとこ、好きだよ」
「渡……」
「だめなとこも、怒りっぽいとこも、だけど僕の事本気で大事にしてくれて愛してくれてる君が、僕は大好きだよ」
「……」
「愛されてるの、分かってる。僕も静香ちゃんにだから甘えられるし我侭も言える。他の誰にも言えないよ?甘えさせてほしい、なんて」
「……そっか」
「さっきまで、ここで一人でバイオリンを見てて、考えてた。僕は君をどうやって幸せにしたらいいのかなぁって」
父と母が、短くとも濃厚で幸せな時間を過ごしたように、自分はどうやって愛してくれる彼女を幸せにしたらいいのかと。
「……あたしも、聞きたい」
静香が渡の顔をまっすぐに見上げる。
「渡、あたしにも教えて。あたし、どうしたら渡を幸せにしてあげられる?」
「静香ちゃん」
「あたしが幸せにしたいなって思ってるのは渡だけだから。……ねえ、どうしたらいい?」
じっと見上げてくる揺れる視線が愛おしい。
渡は静香の頬を撫でて、優しくキスを重ねた。
「……渡」
「僕は君じゃなきゃ、やだ。絶対やだよ」
「……もう、どうしてそんなにあたしを安心させるのがうまいのかなぁ、渡ってば」
少し泣きたいような気持ちになったけど、笑って渡の首筋に手を回して抱きつく。
「今、渡は幸せ?」
「うん」
「怖いことはない?」
「あるよ。だけど、静香ちゃんがいてくれれば大丈夫だよ、きっと」
「うん」
「……絶対、離さないから覚悟しててよね」
「うん、覚悟する」

100:君といる月の綺麗な夜※渡×静香※
10/06/09 01:31:26 7pGaCu1f

覚悟をしよう。
彼を、彼の人生を幸せにする力を持つ覚悟を。

抱き合ってキスをして、額を合わせて笑みを交わす。
静寂な夜の世界で、そこだけが陽だまりのように温かくて渡は自分に染み付いた血の匂いを忘れられる。
 この腕に抱くのは、ただの人間の少女。
だが、どうしようもなく愛おしい。
(母さんも、こうだったのかな)
ただの人間でしかなかった父に惹かれ、全てを捨てて尚惜しくないほどの恋をして。
だとしたら、人間もファンガイアも関係ない。
己の心があるものは、ただ己の心に従えばいい。

「渡は、渡だよ」

その声が、想いが、渡の心を生かし無敵にする。
そうだ、これが心だ。
大丈夫、幸せだ。
ちゃんと自分たちは幸せだ。
不安になったり寂しくなる日もあるけど、生きているからこそだと、今は思える。
「ね、静香ちゃん、ちょっと冷えてる」
「シャツ一枚だから」
「ベッド戻ろうか?」
「あっためてくれる?」
「……したいの?」
「ばか!そういう意味じゃないの!」
「僕はしたいな」
と、にっこりと強請るように笑うと、静香が困ったように目を泳がせ、それからため息を一つ。
「……明日、寝坊確定」
「お休みの日で良かったね」
「もう、渡のエッチ!」
「僕も男だもん」
「もー……一回だけだからねっ」
「はーい」

 月が、綺麗だ。
ここが人間とファンガイアの狭間の世界なら、ここで生きることを怖く思いながらも、きっと逃げないでいられる。
静香が傍にいてくれるのなら、この世界を美しい音楽で満たしていく未来を見つめていける。
 ああ、そうだ。
月が綺麗だから、今夜はもっとちゃんと伝えよう。
君と入る月の綺麗な夜は、きっと今夜だけじゃないけど。

「ずっとずっと傍にいて」

と。




101:名無しさん@ピンキー
10/06/09 01:32:30 h1jyTuCc
>>100
この二人はなんだか和むなー!
GJ!

102:君といる月の綺麗な夜※渡×静香※
10/06/09 01:36:52 7pGaCu1f
静香の中の人が出演中の深夜ドラマにハマってて、すごく可愛くて、これが今の静香なら渡と並んだら
すごい可愛いと妄想してしまったので書いてみた。
渡は基本的に幸薄いので、どうにか幸せにしてやりたい主人公だったなぁと当時思ってました。
そしたらなんかメロドラマ系になったw



103:君といる月の綺麗な夜※渡×静香※
10/06/09 01:38:38 7pGaCu1f
って、うああ、誤字発見!
ラストの>>100
君と入る月の綺麗な夜は、きっと今夜だけじゃないけど。

君といる月の綺麗な夜は、きっと今夜だけじゃないけど。
だ!
最後の最後で何やってんだ自分…
ちょっとアクセルさんに蹴られてきます。

104:名無しさん@ピンキー
10/06/09 02:48:42 +oPMOHZ2
>>103
寝る前にいいものを読ませてもらったよ!ありがとう。
できれば寝坊の原因をくわしくお願いしたいw

以下、保管庫トップより代筆します。

またまた規制中(PC・携帯ともに)のため、こちらから失礼致します。
 本スレ>>129氏のご指摘の件ですが、どうにもお借りしているサーバーの仕様のようです。
 対応策がないかヘルプなどを参照にいじっていますが、いまのところ良い対応策がなく手をこまねいている状況です。
 ここまで携帯で見難いのは、予想外の出来事の為、パスワード制自体をどうするか判断しなければならないのだろうかとも思っています。
 私個人の判断でパスワード制を導入した早々から、本当に申し訳なく思っております。
 ジャンルを考えると、あまりおおっぴろげに公開しない方がいいのでは、という考えから今回の判断に至っております。
 何か、良い案はないでしょうか?
 ご指導・ご意見・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

 方向性が決まるまでは、パスワード制をそのまま続行したいと思います。ご理解・ご協力、よろしくお願いいたします。




105:名無しさん@ピンキー
10/06/09 02:54:26 +oPMOHZ2
コピペする場所をまちがえた・・・なにやってんだ自分

 携帯・PCともに規制をくらっているため、こちらから失礼致します。
 現在、ブログと同じサーバーで、このブログの内容を移植して認証方式を採用した保管庫を作成中です。
 ブログでパスワードロックは限界があると感じたためです。更新が楽な方をとりたかったのですが、堂々と人目につく状態で(簡単に)アクセスできるというのは、ジャンルを考えるとやはり避けたいと思うからです
 このブログを見ている人が「18歳以上の方」だということを前提としておりますので、私の思っていることが分かっていただけると信じております。
 HPが完成次第、ご連絡をしますので、今しばらく不便だとは思いますが、現行状態のまま保管庫をご覧くださいますようお願い申し上げます。


管理人様、いつもご苦労様です。
無理はしないでくださいね。気長におまちしてます。

106:名無しさん@ピンキー
10/06/09 11:59:24 LvMT3LV0
ネタバレ嫌いな方はスルーして下さいね!!

ダブルの夏映画制作発表
URLリンク(www.youtube.com)
照亜樹萌えの方たちにご朗報です。

107:名無しさん@ピンキー
10/06/09 12:47:30 0gxz6I0z
>>106
ようつべに限らず、外部サイトは直リンご法度だと知らないのか。
今すぐ削除依頼出してこい。

108:名無しさん@ピンキー
10/06/09 14:48:16 b7AbTuOO
>>106
正直、ムッときました。
照亜樹派は公式認定となり、翔亜樹を含む他のCP
妄想は止めておけとでも言いたいんでしょうか?
皆知ってることなのに、敢えて雰囲気を
悪くする話題をもってくるのはどうかと思う。
すぐに反応するのは大人気ないと思うけど。
スルーしようにも、書き方に挑戦的な感じが
見れたから。

109:名無しさん@ピンキー
10/06/09 15:11:40 LUWlk1Dk
前スレであれだけ揉めたネタを直リン+この文面で貼る時点で
106はどう見ても108みたいな反応目当ての愉快犯だと思うんだけど
あといちいち特定カプの名前挙げるのもやめてくれ
公式に反発してるのは翔亜樹派とでも印象付けられているようでいい気分じゃない

110:名無しさん@ピンキー
10/06/09 15:20:17 4x3Os3oa
>>103GJ!
この二人にも幸せになってほしかったのでここで見れて幸せです。
渡父母の蜜月が短かった分二人は長く長く幸せでいてほしい。

ここ見てると皆さんの愛が文面から伝わってきて、
自分も好きカプ幸せにしたくてたまらなくなる。



111:名無しさん@ピンキー
10/06/09 16:32:46 kL6tQweu
>>110は大人

112:名無しさん@ピンキー
10/06/09 20:21:24 UYs4kG0a
>>103
GJ!!正直、静香ちゃんってどうなの?(いらんこと言ってすみません==;)
って思ってたけど、これはよかった!!
すごい静香ちゃん可愛い!!いい話をどうもありがとう。

113:名無しさん@ピンキー
10/06/09 20:22:44 UJt7iGSv
>>106
恋をするってだけで別にくっつくとは言ってないしな。

114:名無しさん@ピンキー
10/06/09 21:40:56 7pGaCu1f
自分>>75です。
ここの空気悪くなるの、住人と職人の一人としてやだよ。
自分の萌えは他人の萎えで、他人の萎えは自分の萌え。
これがパロを楽しむ上で大事な事だと思うんだ。
今はまだ発表されたばかりで、どのカプが好きな人も色々言いたいことや溜め込んでることがある
時期だと思う。
でも、ここは単一作品のスレじゃない。
W以外の作品やカプも好きな人もたくさんいるんだから、空気を悪くしちゃいけない。
>>108も反応しちゃいけない。
言いたいことも、気持ちも痛いほど分かるから。
うーん、ここが2ちゃんじゃなければな。
自分のサイトに呼んでやりたいよ。

保管庫管理人様、いつも乙です。
気長に待ってますので、よろしくお願いします。


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