10/04/24 17:41:06 OUEeoEy9
外道丸投下します。拙い文章ではありますが、よろしければどうぞ。
ある日の昼下がり、銀時は万事屋のソファで読みかけのジャンプを腹の上に乗っけて大イビキをかいていた。
そんな彼のイビキを遮り、万事屋の玄関のチャイムが鳴った。
ピンポーン!
「んあ?誰だよ…ったく…。人が気持ち良く寝てたっつうのによぉ…。ほっとこ。」
銀時はチャイムを無視し、再び寝ることにした。
ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!
「ああもう、うるせえなぁ…。勘弁してくれよ…。」
外の人物は尚もチャイムを鳴らし続ける。しかし、銀時は起き上がろうとせず、居留守を決め込む。
ピンポン!ピンポン!ピンポン!ピンポン!ピンポン!ピンポン!ピンポン!ピンポン!ピンポン!ピンポン!…
「だあああっ!!!何々だよ一体!?何処のどいつだ、コノヤロー!」
今度は短い間隔で何度も何度もチャイムが鳴らされ、いい加減銀時も頭に来たらしく、玄関の戸に向かって駆け出した。
「うるせえええええええっ!!!……って、あれええええええっ!!!???」
戸を蹴破って外の人物をぶっ飛ばそうとした銀時だったが、突然玄関の戸が開かれた。
銀時は飛び蹴りの勢いそのままに外へと飛び出し、下へと落っこちていった。
「銀時様ぁー、大丈夫でござんすかー?」
『万事屋銀ちゃん』の看板の上からひょっこりと顔を出した連続ピンポンの犯人は、銀時憧れの女子アナにして陰陽師である
結野クリステルの、そして銀時の式神・外道丸だった。