10/06/10 18:12:58 K5PCScl1
番外編 本当のハッピーエンド(前編)
風に煽られ、木々がざわめいた。
鬱蒼とした雑木林の中、どこからか野鳥の鳴き声が響いている。
真上から照りつける太陽が木々の合間を縫うように光を落とす。
地面に目を落とせば愛らしい小動物が木漏れ日の中を駆け抜けた。
すう、と少女は歩きながら深く息を吸う。
清涼な草木の香りが肺の中に満たされ、心が安らぐようだった。
ぐぎゅるるるるぅ―
何処かで腹の虫が盛大に鳴った。
大自然の空気は心を満たしても空腹は満たせなかったらしい。
「ここらで休憩しましょうか」
「…まだ歩ける」
「貴女のお腹はそう思っていないみたいよ?」
「うるさい。まだ大丈、」
ぐぎゅるるる、と再び恥ずかしい音が響いて金髪の女が顔を真っ赤にして俯いた。
森の中を珍妙な集団が進んでいた。
先頭を行くのはは、下半身は巨大な肉の花、上半身は美しい女性という魔物だ。
アネモネと呼ばれるその魔物は浅葱色をした瑞々しい裸体を惜しげもなく晒している。
その後を歩くのは白金の軽装鎧に身を包んだ女剣士だ。
夕焼けと同じ色をした外套には黄金の林檎を守る女『ヘスペリス』の文字が施されている。
長く伸ばしたブロンドの髪は流水のように滑らかで、その顔立ちも女神かと思う程美しい。
空腹に恥らう姿も大変チャーミングであった。
「う、うるさい。褒めてるのかからかってるのかどっちなの」
両方だじぇい。
「…確かぁ、この先に小川が在った筈ですぅ…
そちらでお休みになればいいんではないでしょうかぁ?」
集団のしんがりを勤めていたのはこれまたアネモネの女である。
左右に大きく広がる新緑色の髪の下に、柔和な笑顔があった。
まるで大地母神もかくやと言った穏やかな笑みだ。
虫も殺した事がないと言われても不思議ではない。
だが、のんびりとした喋り方や、垂れ目や童顔に騙されてはいけない。
彼女の肉体は神が与えたもうた宝である。
主にオッパイ。乳房。胸。バスト。
実にけしからん。このオッパイを使って何人もの男達をたぶらかしてきたに違いない。
何と言う魔性の女。
さあ、お前の罪を数えろ!
「? そんなに多くありませんよぉ? せいぜい二十回やそこらですぅ」
十分多いわ。けしからん。そのオッパイ、神に返しなさい!
「というか。男の人とエッチした回数だけなら私が一番多いんじゃないかな?」
オッパイアネモネの先を行くのは愛らしい少女である。
ところが黒いゴスロリ服に身を包んだ彼女も人間ではない。
背中から生えた蝙蝠の翼。
ぴくぴくと自己主張する猫耳。
しなやかな猫尻尾と矢じり型尻尾を生やした彼女はネコマタと悪魔のハーフなのだ。
「人間も混じってるよ?」
そうでした。
少女は赤い左目を瞑ってウィンク。
金髪の剣士さんと同じ色をした優しい青い瞳がこちらを見つめます。
万人に愛されるべきお顔から八重歯が覗き、花が咲いたような笑顔を浮かべていました。
その笑顔を拝見出来るだけで幸せであります。
326:永久の果肉EX1 ◆VBguGDzqNI
10/06/10 18:13:55 K5PCScl1
「大袈裟だよぅ」
「そうかしら? リオの笑顔って作り笑いばっかり、っていうイメージあるわよ?」
先頭のアネモネのお姉さんが言いました。
イグザクトリィ! まさにその通り。
彼女に仕えたこの三年の間、本当の笑顔を拝見した事はありませんでした。
つい先日までは。
だからこそこうして感涙している訳です。
「……ちなみに『それ』いつまで続けるの」
「あはは。私も気になった」
「マリオンとリオから少し話は聞いてたけど…ほんと変わった子よねぇ」
「でもぉ、エッチの時はぁ、とっても可愛いんですよぉ♪」
三体と一人の視線が、一行の中央を歩く少女へと集まります。
非戦闘員、という事で隊列の真ん中を歩く少女はメイドさんでした。
栗色の長い髪は癖っ毛持ち。外側に撥ねてまるで犬耳のよう。
その下の顔も猫悪魔に引けを取らぬ愛らしさ。
そこいらのロリコンなど簡単にハートキャッチする事間違い無し。
メイド服もそつなく着こなしています。
勿論外見だけはありません。
料理、お掃除を初めあらゆる家事のエキスパート。
最近では『シモ』のお世話をする事もあります。
見た目良し。性格良し。能力良し。
弱冠十四歳とは思えない、正にパーフェクトメイド。
それが―
「―このパセットなのです!」
えっへんと胸を張り腰に手を当たる。
「自我自賛の嵐だったね」
「聞いてるこっちが恥ずかしい」
「あたし達の紹介は割と適当だった気がするんだけど?」
「私ぃ、オッパイばっかり言われてましたぁ」
「そうやって喋る度に『ぼよおん♪』ってオッパイが動くからでございます!!
クロト様だけ年齢に対する体の成熟具合がおかしいんでございますです!!
―ってくああぁぁっ!!? ひょっとして! まさか! これが未来のリオッち!?
あと七年もしたら、リオッちもこんなオッパイになってしまうのか!?
逆立ちしても勝てないじゃん!!
―と、世にも愛らしいメイドの少女は苦悩した!!」
「いやそれはもういいから」
あはははと、五人の笑いが森に木霊した。
―リビディスタの事件からおよそ三日経っていた。
先の見えない長い旅は始まったばかりだが、今のところは上手くやれていると言えた。
特にパセットの存在が大きい。
旅に必要なのは場を和ますムードメーカの存在だと、皆気付かされていた―
「お? 小川が見えてきたわ。流石クロトね」
「お褒め預かり光栄です、ネーア様ぁ♪」
クロトは人間だった頃から防御と探索に優れた魔術士だった。
それはアネモネとなった今も変わらない。
どころか花の魔物アドニスの魔力を得、その力は更に強大になっていた。
「クロトは、偵察やマッパーが仕事だったから。この辺りの地理も大体把握している筈」
「その通りですマリオン様ぁ♪」
(むう。クロトさんも中々やりおるわ)
いや待てよ。パセットは考えた。
(話を聞くところによるとネーアさんはリオッちの保護者で、このメンツの実質的リーダー。
リオッちは我らがアイドル兼戦闘員。マリオン様だって元ヘスペリスの一員。
そしてクロトさんは探索能力は元より戦闘だって出来る)
327:永久の果肉EX1 ◆VBguGDzqNI
10/06/10 18:14:58 K5PCScl1
だが、自分は? この中で何が出来るだろう?
魔物組はそもそも服を着ていないので洗濯する物も無い。
リオは一応服を着ているがあれは魔力で編み出した物らしく手間いらず。
食事を取るのも自分とマリオンの二人だけだ。
リオは性交を介して精気を吸収するので基本食事を取らない。
掃除をしようにもする場所も無いし。
(あれぇ? メイドの存在価値無くね?)
さっきは調子に乗って自我自賛してしまったが。
ひょっとしたら自分はこの五人の中で一番お荷物なのではないだろうか。
「……パセットは望まれて生まれてきた子では無かった!?」
「いいからご飯の支度して。お腹空いた」
「左様でございますか。少々お待ち下さいませ。少々キレ易いお嬢様の姉君様」
「空腹だとイライラし易いのって知ってる?」
「じょ、冗談ですよぉマリオン様、あはははっ」
愛想笑いを浮かべて誤魔化すと小川の近くで平らな場所を見つける。
背負った大荷物から食料食器を取り出して食事の準備に掛かった。
「クロト。近くに危なそうな魔物や動物は居る?」
「んーーそうですねぇ―川の向こう側の林に三体程、動物が居ます。
ここからだと見えませんが―まあ、様子を伺ってるんでしょうね。
何かあればお知らせしますよぉ」
「頼んだわ」
「そのぉ…代わりといってはなんですがぁ…
誰でもいいので早くエッチさせて欲しいですぅ♪」
触手が疼いてたまりませぇん、と触手と一緒に全身をくねらせるクロト。
一見、理性的に見えるこのアネモネ。
ところがネーアによるとアネモネになるとエッチする事しか考えられなくなるという。
しかしそれだと旅とか以前の問題だ。
皆で相談した結果、昼間は移動。
その代わり夜はエッチしまくり、と割と常識的な指針で落ち着いた。
(あれ? 野外エッチって常識か? まあいっか)
このメンツと旅をする為に人間のモラルなんて置いて来てしまった。
「駄目。皆で決めたでしょう?『夜まで我慢なさい』」
今はネーアが『強制力』とやらでクロトを無理矢理抑え付けているのだ。
これが無くなると何時でも何処でもエッチしまくりという事である。
しかもレイプするという事に対する人間的な罪悪感は消えてしまってるのだとか。
のほほんとした性格でもやっぱり魔物という事だった。
「ふぇぇぇんっ…可愛い女の子がこんなに沢山居るのに生殺しですぅっ」
「あたしだって我慢してるのよ? クロトも我慢しなさい」
アネモネはアネモネで悩みはあるようで。
人間と魔物の共存は中々難しいな、と思い知らされた。
(むー。しかし便利だなあ、クロトさんの能力は)
周囲の情報を素早く得る事が出来る探索能力は旅の要と言える。
彼女のお陰で、メンバーが安心して休む事が出来る。
(認めよう。クロトさんがパセットのライバルだ!! オッパイ的にも!)
しかしそうなると、敵はなかなか手強い。
(クロトさんに勝たなければパセットもこの先生きのこれんぞ)
なんとか自分の有用性に気付いてもらわなければ。
「―やはりあれか」
(エロ系か)
このメンツで純粋な人間は自分とマリオンの二人だけ。
マリオンは性に関してはやや奥手なところもあるし。
いやいや。かと言って自分がエロエロだというわけでもないが。
積極的にエロモンスター三匹の性処理を行っていけばよいのではないのだろうか?
(というかこれしかない!)
覚 悟 完 了 !
今更、気が知れた仲間達の性処理係だなんて全然大した事ないぜ!
328:永久の果肉EX1 ◆VBguGDzqNI
10/06/10 18:15:47 K5PCScl1
むしろどんとこい!
(そうと決まれば今夜決行!)
そうだ。精が付くものも食べておかないと。
何せ彼女達の性処理となると大変だ。
それはここ二、三日でよーく分かっている。
夜、溜まった鬱憤が爆発したアネモネの性処理程過酷なものは無い。
っていうか意識が失うまでしてるし。
ばっちり種付けまでされました。
お腹の中にはあのエロイ花の種が寄生しています。
普通なら昼夜問わずズッコンバッコンしまくりです。
が、現在のアネモネクイーンであるネーアさんが我らの性欲を抑制しているらしい。
夜になると抑制が解除されて酷い事になるけど。
(まあそれは兎も角。―食うぞ!)
そして夜に備えるのだ。
***
という訳でその日の夜。
森の中の一角で例によって、魔物三匹と人間二人による乱交が始まろうとしていた。
「今日のパセットは昨日のパセットとは違うぜ」
「あら? 頼もしいじゃない。はったりじゃないわよね?
昨日みたいに三回やっただけで気絶とかしないわよね?」
と、のたまわれたのはネーア様だ。
この三日間、三日ともこの方の夜伽の相手を務めたのだ。
いやー愛された愛された。妙に可愛がられましたとも。
「いやあの。いくらパセットが逞しいとは言ってもまだピチピチの十四っすから。
あんまりハード過ぎるのは体力的にキツイっすよ」
催淫ガスの中、三点三穴同時責めとか当たり前でした。
死ぬっちゅーねん。ちょっとは手加減してくれてもいいじゃん。
「……なんか言外にオバサン呼ばわりされてる気がするわ。気のせいかしら」
「いやですねぇ。そんなわけないじゃないですか♪」
そりゃ二百歳と十四歳を比較すれば―どちらが若いか考えるまでもないけど。
「まあ別にいいわ。折角気合を入れてくれたんだし。今日もお相手を頼もうかしら?」
「来るなら来い! 当方に迎撃の用意あり!」
「何だか今からセックスするとは思えないテンションねー」
しゅるしゅると触手が伸びて体を拘束され、いざ桃源郷へ。
「―ひょっとして強がってるだけなのかしら?」
「ひゃ、んっ…!?」
花の真上へと下ろされると、襟元から侵入したおしべ触手がいきなり乳首を掠めた。
ぬらり、とした感触が肌着と肌の間に纏わり付いたかと思うと甘い電流が走る。
「恥ずかしくて、自分から正直に『おねだり』が出来ないんじゃないの?」
ぬらり。
「ひゃぁっ…!」
うなじに触手が這い、粘液の跡を残す。
拘束した触手が一本、また一本と服の中へと侵入した。
清楚なメイド服の下、グロテスクな触手が何本も這い回る。
くちゅくちゅくちゅ…っ。
「んはっ…! ひゃっ…! だめっ、服、汚れるっ」
脇を。臍を。胸を。
メイド服の内側で触手が這い回り、もどかしげな官能を呼び起こす。
卑猥な音と共に肌着が粘液を吸い、湿り、肌にべたりと張り付く。
ねちゃねちゃとした感触が体中を襲う。
(あ、やば…っ、お腹、どくどくしてきたっ)
腹のアドニスが覚醒し始めている。
子宮がドクドクと脈打つと、体中が熱くなり、肌が敏感になっていく。
服の下で暴れまわる触手が。
肌に張り付く濡れた裏地が。
更なる劣情を催し、パセットの理性を徐々に追い詰めていく。
329:永久の果肉EX1 ◆VBguGDzqNI
10/06/10 18:16:36 K5PCScl1
「服はねぇ、汚れるのがいいんじゃない…っ」
ネーアが興奮気味に言い放った。
目を爛々と光らせ、荒い息を吹き掛けてくる。
(なんか、様子がおかしい?)
気のせいだろうか。昨日よりもなんというか―余裕が無い?
「パセットちゃん? 大口を叩いて、あたしを挑発しているでしょ?
そうしてもっともっといやらしい事をして欲しいんでしょ?
そういうのをね、誘い受けっていうのよ。
サディストに見せかけたマゾヒストなのよ。
分かるわ。貴女本当はマゾなのよね?
もっと苛めて欲しいのよね?
いいわ。もっとしてあげる。もっと、気持ちよくしてあげるっ」
(あれ死ぬ? パセット死ぬんじゃない? 何で今日のネーア様こんなにハイなの?)
あの日か。いや違うか。
兎も角何かヤバイ雰囲気だ。
逃げ―る事は出来ないだろうけど助けを呼んだ方が、
「リオ。貴女も手伝いなさい」
「うにゃ? ネーアさん? ―っ? どしたのネーアさん!? 何かおかしいよ!?」
リオとネーアは他の者よりも『繋がり』が強い。
そのリオがネーアに、何らかの異常を見出したらしかった。
「リオっち、ネーア様、どーしちゃったのっ?」
「うにゃ…っ、多分、魔力が、」
「リオ。『黙りなさい』」
びくん、とリオの体が痙攣したかと思うとその愛らしい口が言葉を封じられる。
強制力―アドニスを植え付けられた者は、植え付けた者の言葉に逆らえない。
「何だっていいじゃない。この娘のやる気十分みたいだから、望み通りしてあげるのよ。
『リオもこの娘としたいでしょう? だったら遠慮する事無いわ。三人で愉しみましょう』」
びくり、と再びリオの体が痙攣。
そのまま糸が切れた人形のように脱力し、膝を付いた。
「り、リオッち!?」
ただならぬ気配を感じ、親友に声を掛ける。
「にゃぁーい♪」
意外にもリオは割りとしっかりとした返事をし、顔を上げた。
「ひきっ…!?」
「パセットちゃぁん♪ 大好きにゃぁ♪ エッチするにゃぁ♪」
顔を上げたリオは完全に発情していた。
(さっきまで素面だった筈ですが…あぁ、お腹のアドニスを使って強制発情させられた?)
「うにゃぁ♪ うにゃおうっ♪」
「わわっ!?」
リオが飛び掛り、花の上であっと言う間に組み敷かれる。
「ちょ、リオッち、正気に、」
言葉はキスに遮られた。
ちゅううぅぅぅぅぅぅうっっっ!!
「っ!? っ! …っ! 、っ…!」
いきなり強烈な吸引攻撃をされて視界で星が散った。
やわらかい唇。ざりざりの舌。甘い唾液。
それらの感触を愉しむ暇も無く、幾分かの精気と一緒に唾液を啜られる。
「―ぷあっ♪ パセットちゃんの精気美味しいにゃぁ♪」
「ふえぇぇ…っ」
力が抜け、体がふにゃふにゃになる。
屋敷から持ち出した精力剤を昼飯に使い、精をつけたつもりだったがこれで帳消しだ。
(…やばい。やばいぜ。
このメンツに付いて行くって事はこういう事もありうる―そうは思ってたけど)
330:永久の果肉EX1 ◆VBguGDzqNI
10/06/10 18:17:25 K5PCScl1
兎も角ネーアの暴走っぷりは度を越している気がする。
この三日間きちんと性処理をしてきたつもりだが、ひょっとして足りていなかったのか。
(…うん? こうやって暴走するから、尚更ガス抜きをする人が必要なんじゃない?)
例えば自分のような。
だったらやっぱり、ここはあえて彼女達を受け止めてあげよう。
それが彼女達の為、ひいては自分の為になるのだ。
「リオっち」
「うにゃぁ♪」
「ネーア様も」
「なぁに? 今更止めてって言っても止めないわよ? うふふふっ」
「今日はパセットがまとめて面倒見てやる! 掛かってこい!」
正面の親友の目を見ながら、宣言する。
リオは何だか良く分からない、といった表情でぼんやりしていた。
「うふふっ。うふふふっ…! 良く言ったわ…! 流石パセットちゃん…!
でも知らないわよ…っ? 今日のあたしは手加減できないわよ?
滅茶苦茶に、犯してあげるわよっ? 壊れちゃうわよきっとっ。
うふっ、うふふふふふっ!」
恍惚とした表情で笑うネーアを見て、早計だったかなぁ、と思った。
「さあ、先ずは沢山注いであげるわねぇ」
ずるるるるっ!
派手な音を立てながら尻餅を付いた股の下から生殖器が生え出す。
クイーンのそれはもう大層立派で大の男が裸足で逃げ出すくらいの巨根である。
ここ三日間お世話になりっぱなしでアソコの直径がそろそろこの触手と同じになるだろう。
ならないっての。
「今回はぁ、サービスしてあげるわぁ♪」
うふふ、と背中で嫌な笑い声。
同時に目の前で鎌首をもたげている雌しべ触手に二本のおしべ触手が取り付いた。
「え」
二本のおしべ触手は螺旋を描きながら雌しべ触手の根元から先端へと巻き付いていく。
まさか、と思いながら見ている目の前で、雌しべ触手の直径がすごい事になっていた。
元でも太いそれが、二本の雌しべ触手を纏わり付かせた事により更に極太になっている。
(なんかもう挿入れるサイズじゃないんじゃない?)
エロ、というより攻撃に使うのが正しい利用方法なのでは。
テンタクルドリルクラッシャアァァァァ!!!!
みたいな。
「それ、挿れませんよね?」
「さあ、挿れるわよぉー…♪」
「う、嘘っ!? あわわわっ!?」
触手に体を持ち上げられる。
小さな体は花から僅かに浮き上がり、膝立ちを強要された。
太い生殖器はスカートの中に潜り込み、未成熟の割れ目を目指して狙いを定める。
(―ってあれ!?)
「え、ちょ、待っ、パセットはまだ脱いでいません!
パンツだって穿いたままでっ、」
「うふふ♪ いいのよそれで♪」
先端の繊毛触手が蠢き白い下着を横へとずらされる。
スカートの裾から涼しい外気が入り込んで股下がスースーした。
(やば、マジで犯されるっ)
ところが。種を植え付けられた体はこんな異常なシチュエーションにも興奮している。
体がぽかぽかして、子宮がじゅん、と蜜を絞りヴァギナから垂れ流した。
散々拡張され、歳の割には頑丈なアソコになったと思う。
だがこれは流石にキツそうだ。
(っていうかパセットの腕、と言わず脚くらい太いんですけどっ)
こんなもの突っ込まれたら―
それを想像すると、どきり、と胸が妖しくときめいた。
331:永久の果肉EX1 ◆VBguGDzqNI
10/06/10 18:23:40 K5PCScl1
(―ええ? パセットってば、まさか、期待してるの?)
違う。これは腹のアドニスの意思だ。
腹を空かせた赤ん坊が餌をねだるのと同じ。
決して自分に被虐願望がある訳では無い―筈。
「うふふ♪ パセットちゃん、表情が段々すけべになってきたわぁ♪
蕩けて、発情したメスそのもの…♪ じゅるっ…♪
うふふっ、もう我慢出来ないっ。頂きますっ」
ふ、と体の拘束が緩んだ。持ち上げていた触手の力が緩んだのだ。
ともすれば万有引力の法則により小さな体は落ちて、
ずりゅりゅりゅりゅっっ!
「ひきゃぁぁぁぁぁっっ!!?」
一息でネーアの生殖器を奥まで咥え込んでしまう。
(んはっ!? あぁっ! き、キツイっ! おまた、苦しいっ)
ただ、膣内が裂けたりした感触は無い。それが救いといえば救いか。
しかし腹の圧迫感はかつてない程凶悪なものだ。
ペニスを二、三本同時に突っ込まれているような気さえする。
パセットからは見えなかったが。
触手を咥えた陰唇は限界まで伸びきり、ピンク色の肉ビラも白んでいた。
アドニスに寄生、侵蝕されていなければ裂けていたかもしれない。
「はぁ…っ♪ 貴女のおマンコ、何度犯してもいい具合だわぁ♪
あたし、癖になっちゃうっ♪」
首元に顔を寄せてネーアが興奮気味に囁いた。
褒めてくれるのは嬉しいが、こちらには余り余裕が無い。
はっ、はっ、と短く呼吸を繰り返しながら膣を拡張する触手に耐えるしかない。
「なぁに? あたしの触手、気持ち良くないのぉ? ノリが悪いじゃないー」
ずるるるっ!
「んひゃぁっ!?」
奥まで突っ込まれた触手をずるずると引きずり出される。
(お腹の内側、まくれちゃうっ)
螺旋を描く二本触手が肉ヒダに絡み付く。
そして開発された肉壷は触手の凹凸に喰らい付くように締め上げ、離さない。
お陰で極太触手が引き抜かれると、未練がましく肉ビラまで捲くり上がるのだ。
「うふふ? どれどれぇ?」
ぴらり、と別の触手がスカートを捲り上げると結合部が丸出しになった。
「あは♪ パセットちゃんのおマンコすごいにゃぁ♪」
「ひゃぁ!? ばかっ、リオッちっ、見るなぁ…! ―ひゃうんっ…!」
触手が陰唇の肉ビラを引き出すシーンをばっちりと観察され、羞恥心で頭が茹った。
「ほうら…次は入っていくわぉ?」
ずりゅ、りゅ、りゅっ、りゅっ…!
「あっ!? ひゃっ! ひゃぁうっ!」
ごりごりと膣を拡張されながら触手をゆっくりと挿入される。
引きずり出されていた肉ビラが奥へと押し込まれ―ぶぴっ。
膣内で圧迫された空気が愛液と混じり結合部から噴出す。
「んっ…! ひゃっ、…あっ」
腹のアドニスのせいか圧迫感が徐々に薄れ、快楽を感じる余裕が生まれてきた。
(ドリル触手っ、膣にがりがり擦れてっ―んひゃっ!? これ、やばいっ)
極太触手に巻き付いた親指程の太さのおしべ触手が敏感な肉ヒダをがりがり削る。
急速に体が順応しつつある今、パセットは快楽しか感じなくなっていた。
「うふふ♪ 解れてきたわねぇ? そーれもう一度ぉ♪」
ずりりりりっ…!
「あっ!? ひゃっ! あっ、あっ、あっ! 駄目だめっ!」
ドリル触手に肉壁を耕されると、今度こそ激しい官能に体が戦慄いた。
口はだらしなく半開きになり、粘度の高い唾液が糸を垂らしてスカートの裾へと落ちる。
触手に引き出された肉のビラビラは白濁とした本気汁に塗れていた。
アドニスの催淫香に混じって、パセットのキツイ雌の匂いが辺りに漂い始める。
332:永久の果肉EX1 ◆VBguGDzqNI
10/06/10 18:25:28 K5PCScl1
「はぁっ♪ はあっ♪ パセットちゃんっ…!
リオもっ、リオも、もう我慢出来にゃいにゃあぁっっ♪」
悪魔の少女はスカートのフロントスリットからアドニスの生殖器を露出させる。
その衝撃に軽いアクメを迎え、体をピクピクと痙攣させ、涎を垂らした。
「はあーっ♪ はあーっ♪」
かと思ったら徐に立ち上がり、ヘッドドレスごと両腕で頭を引っ掴まれた。
正面にはびくびくと脈打つアドニスの触手ペニス。
何をされるか馬鹿でも分かる。
じゅぽぉっ!
「んむぅぅぅっ!?」
半開きの口に容赦無く触手ペニスを突き込まれる。
ネーアのモノに比べれば少しマシだが、それでも並みの男性のモノに比べれば大分太い。
そんなものをいきなり喉の奥まで突き込まれたのだ。衝撃で顎が外れるかと思った。
「うにゃぁっ! パセットちゃんの口マンコっ! いいっ! いいにゃぁっ♪」
じゅっぷ! じゅっぷっ! じゅっぷっ!
「んんっ!? んむぅぉ!! んぐんっ!!」
問答無用のイマラチオが始まった。
理性がトンでしまった友人は情け容赦無く、本気でピストンを繰り出してくる。
喉の奥をがつがつと小突かれ、吐き気と共に喉が蠕動した。
「にゃうっ!? しまるっ! 喉、しまってっ! うにゃっ!
パセットちゃんっ、もっとっ! もっと口マンコしてぇ!!」
じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷ! じゅぷ!
「んぐっ!? んむぅ! んんんんっっ!!」
苦しい。吐きそう。
フェラはこの三日間で経験済みだったが、これはそんな生易しいものじゃない。
苦痛は勿論の事、まるで物のように扱われている気がするのだ。
―どくんっ。
子宮が、急に疼いた。
(―いや、嘘っ、まさかパセットは、こんな滅茶苦茶にされて、コーフンしてるの?)
ネーアがマゾヒストと言っていたがあながち冗談では無いのか。
(ち、違うっ、パセットは、リオッちや皆に、楽になって欲しいだけっ)
だからこれは単なる奉仕なのだ。メイドらしく、主人に尽くしているだけ。
そう思ったらイマラチオの苦痛も多少は和らぐ。
(リオっち、もっと気持ちよくなって)
「んむっ! んぢゅっ! ぢゅるるるっ!」
「にゃっ!? パセットちゃ、―にゃうぅっ!?」
されるだけでなく、こちらから積極的に奉仕する。
唇を窄め、舌を添え、思い切り吸引する。
柔らかな咥内が突如性器のような締め付けを持った媚肉へと変わり、リオが嬌声を上げた。
「こし、ぬけちゃうっ! にゃぁ、ぁ、あぁっ!」
余程具合がいいのかご主人様は眉根をハの字に寄せ、涎を垂らした。
蕩けた雌の表情をしながらがつがつと獣のように腰を使う。
花開いた花弁の内側の肉ヒダがべちべちと顔を叩く。
興奮したリオが発する、淫魔とアドニスのフェロモンを吸い込み、頭が朦朧とした。
「うふふ♪ やっぱり。貴女ってマゾよね? 無茶苦茶にされた方が、興奮するのよね?」
(違う…パセットは、皆に喜んで欲しいだけ)
多分、その筈、だ。
「だったらもっと滅茶苦茶にしてあげないとねぇ♪」
じゅるじゅると音がした。
視界の端で見せびらかすように数本のおしべが揺れている。
それは互いに絡まりあうと、膣を犯している極太触手のように絡まり合う。
(え、それってっ)
目を見開いたパセットの前で四本のおしべは一本の極太触手となった。
「うふぅ♪ 前だけじゃ寂しいわよねぇ? だからぁケツ穴も埋めてあげるわぁ」
いやそれは流石にまずいだろう勘弁して、と抗議する事も出来ない。
ぐちり、と菊門に歪な形状の肉蛇が押し当てられ、
333:永久の果肉EX1 ◆VBguGDzqNI
10/06/10 18:27:18 K5PCScl1
ずっ、ずっ…、ずっ、ずっ…!
「うむううぅぅっっ!?」
肛門から侵入する四本の触手に目を見開く。
(無理っ! ムリムリムリムリっ!)
アナルを押し広げる触手に流石に戦慄した。
慣れてきたとはいえ前だけでも相当キツイのだ。
それに加えて後ろにも追加ともなると体への負担は大きい。
(さけ、さけるぅっ!)
みりみりみり…っ。そんな音すら聞こえてくる気がする。
下腹部を襲う圧迫感と膨張感。口を塞がれ呼吸すらままならない。
(苦しいっ、死ぬっ)
「さあっ動くわよぉっ」
ずりりりっ! ずりりりっ!
「……っ!? っ! っ!!」
ところが。
尻穴の触手を前後されるといきなり快感が弾けた。
螺旋を描く触手の凸凹が腸壁を抉り、耕して、ピンク色の電気をばちばちと流す。
開発された体は腸壁からすぐにでも粘液を染み出させ、触手の動きを滑らかにした。
「あんっ…! うふふ…! やっぱりっ、パセットちゃんはドMなのねぇっ。
こんなに滅茶苦茶にされて、感じるなんてっ!」
(違う…! パセットは、普通の女の子だ…!)
だが、必死にネーアの言葉を否定しながらも頭の片隅でふと考える。
一番最初の性行為は半暴走状態のリオに犯された時だ。
ペニスを生やされ、散々焦らされた後に連続絶頂させられた。
精神にも少し異常をきたしてしまって―だがそれがとんでもない快感だったのだ。
今思えばその頃から自分はマゾとして目覚めていたのかもしれない。
(あ、やっぱり、パセット…変態さん?)
だからこんなに滅茶苦茶に犯されて―まるでレイプ紛いの行為にも感じている。
いくらアネモネと淫魔の二人掛かりでもこれはちょっと、おかしくないか?
ずりりりっ! ごつ…!
「……っ!!?」
前と後ろの触手を同時に引き抜き、即座に突き込まれて軽く達した。
体がびくびくと痙攣し、太い二本の触手を更に深く咥え込む。
(あはっ。いいや。もうなんでも。
どうせ今日はネーア様にも満足してもらうつもりだったし。
パセットは、マゾ。それでいいじゃん)
心が軽くなった。
おかしくなってしまったのだろうか。身を襲う苦痛も、何だか心地良く感じる。
じゅくり―子宮が酷く疼いていた。
「あっ!? 締め付けがっ、」
腹に力を入れてみるとネーアが大仰に声を上げた。
それを可愛いなと思いながらがつがつと咥内を犯す触手にそっと歯を立てる。
「みゃぁうっ!!?」
びくり、とリオが体を震わせ硬直した。
それをチャンスとばかりに、今度はこちらから責め立てる。
「んっ! じゅぅっ!! じゅるるっ!! んじゅっ! んむぅっ! んちゅっ!!」
「にゃぁうっ!? にゃぁぁんっ!」
口を窄め、強く吸引。咥内に擬似的な真空を作り出して顔を思い切り振る。
鼻先が花弁の内側にぶつかり、喉の奥を生殖器にがつがつと小突かれる。
苦しい。苦しい、が。
頭の上で親友が可愛らしい声を上げているのを聞くと、止められない。
「うふふっ。のってきたじゃないのっ! こっちも愉しませてよねっ」
ずりりっ! ずりりっ!
二穴に挿入された触手に責められ、愉悦に蕩けてしまう。
ヴァギナの触手とアナルの触手が交互に深いストロークを繰り出してくる。
334:永久の果肉EX1 ◆VBguGDzqNI
10/06/10 18:28:18 K5PCScl1
太い触手が引かれる度に穴の内側の粘膜が一緒に引き出される。
(あはっ、内臓、引き出されちゃうっ)
不浄の穴の入り口も、内側のピンク色の粘膜が露出していた。
腸をこねくり回され、引きずり出されるような衝撃。
だが、それがいいのだ。
(もっと、もっとっ)
リオの腰の後ろに手を回し、体重を支える。
そうして肉の花に顔を押付けながら、パセットは自分から腰を動かした。
ずちゅっ! ずちゅっ! ずちゅっ!
「っ!? あぁっ! すごっ! いぃっ!」
腰を上下に運動させると、極太の触手を二つの穴を以って扱きたおす。
勿論負担も大きい。
ネーアの突き込みに対して腰を落とせば子宮口がしたたかに打ち付けられ、息が止まる。
子宮を突き破りそうな衝撃に意識が飛び掛ける。
だが触手詰めにされた下腹部は純粋な快楽しか感じていない。
螺旋状の凸凹が敏感な肉ヒダを掻き回せば、際限無く粘度の高い蜜を吐き出す。
(たまんないっ…! もっと、もっと欲しいっ…、滅茶苦茶に犯して欲しいっ)
性感帯となった子宮を小突かれる度に、そこがキュンと収斂し小さなアクメが起こる。
それが堪らない。
腰が、止まらない。
ずちゅっ! ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっずちゅずちゅずちゅっ!
「あっ!? あっ、あっ! いいっ! パセットちゃんのロリマンコっ!
さっきからっ―あぁんっ! きゅうきゅう締め付けてっ!
堪らないっ! いいっ! いいわっ!」
腰の動きが徐々にリズミカルになる。
自然と触手が子宮を打ち付ける回数も増え、小さな絶頂が細波のように何度も起こる。
じゅぷじゅぷと二つの結合部から卵白でも掻き混ぜたかのような音が響いていた。
股座はキツイ雌の臭いを発する本気汁でどろどろだ。
(いいっ、いいっ、もっともっともっとっ)
小さな絶頂を何度も続けたせいで、アソコと尻の感覚が蕩けていた。
二つの穴が繋がってしまったような気がする。
いや、それどころか触手と自分の体が徐々に溶け合うような錯覚すらしてしまう。
「ふにゃぁっ! パセットちゃん、パセットちゃんっ! もうっ、リオ出るっ!
びゅるびゅるっ、ってしゃせーしちゃうぅっ!!」
「あたしもっ、あたしも出すわよっ! このっ、エロメイドっ!
貴女のせいで、もう止まらないわっ! 中も外も、あたしのスペルマでっ!
はあっ! あぁんっ! いいっ! どろどろにっ! どろどろにしたげるっ!
貴女の体を精液詰めにしたげるっ!」
ぐちょぐちょぐちょぐちょっ!
二匹の魔物がペースを上げた。
再び始まったイマラチオ。そして極太触手二本による苛烈なストローク。
更に服の下の触手達までもがのた打ち回る。
多量の粘液があちこちで擦れ、潰れ、まるで泥でも掻き回すような音が響いた。
侍女の小さな体は玩具のように揺さぶられ―だがパセットは恍惚とした表情をしていた。
小さなアクメの波は今や巨大な波へと変貌しつつある。
蕩け、敏感になった体は触手が肌の上を這い回るだけで甘い愉悦を産み、快楽に戦慄く。
目の前に、大きなオーガズムが迫っているのが分かった。
―あ。イく。
「うにゃあぁぁぁぁぅっ!! もう出るでるでるでるにゃああぁぁっ!!
んにゃあぁぁぁっ!!! にゃっ! にゃあっ! いくっ、いくいくいくっ!
あにゃっ!? にゃっ! にゃあっ! にゃ、にゃ、にゃあっ!
んにゃああぁぁぁぁああぁぁぁぁあぁあぁぁぁっっっ♪」
「ああんっ! 出るわぁっ! 触手ザーメンびゅるびゅるしちゃうっ!
ああっ! ああっ! あっ! あはぁっ! もうだめ限界っ!
いっくううぅぁぁぁああぁぁぁぁぁぁっっっ♪」
335:永久の果肉EX1 ◆VBguGDzqNI
10/06/10 18:29:31 K5PCScl1
そして二人の魔物が達すると同時に。
服の下をまさぐっていた触手が、勃起した三つの頂に思い切り噛み付いた。
ぎちりっ…!
「んんむぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!!?」
食い千切らんばかりの刺激に、あっと言う間に絶頂の更にその上に打ち上げられる。
びゅるるるるるっ!
どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ!
同時に咥内に、子宮に、直腸に。
メイド服の下に、白目を向いたアヘ顔に。
体の内と言わず外と言わず、熱いスペルマを大量に注がれた。
べちゃべちゃと体中を叩く熱い感触にパセットは歓喜した。
ガクガクガクガク…!
小さな体が危険な程痙攣する。
自分の被虐性を完全に解放したオーガズムは正に法悦だった。
壊れてしまうかと思うほど子宮が激しく収斂し、その余りの快楽に意識が飛んだ。
***
(あたしのアホぉぉぉっ!!!)
パセットへと大量射精し、賢者モードへと突入したネーアは自分を呪った。
「ぱ、パセットっ? 大丈夫っ? 死んで無いわよね!?」
口の中に触手を突っ込んだままのリオを無理矢理引き剥がす。
二穴に突っ込んでいた二本の極太触手も引き抜く。
げほぉっ、と大きくむせるとメイドの少女は口から大量の精液を吐き出した。
「あわわわっ」
その背中を擦ってやる。
ぶびゅるるるるるっ―
スカートの内側からまるでお漏らしでもしたかのように白濁液が零れ出した。
性器と尻に注いだ精が逆流したのである。
下手をするとリットル単位はありそうなスペルマが花冠の中央へと流れ落ちていく。
これらを下半身のアドニスが吸収し、魔力へと変換される。
結構出してすっきりしたと思ったのに、これでは元の木阿弥だった。
(ああそれよりもパセットちゃんよっ)
何て事をしてしまったんだろう。
初めてリオを犯した時から何も変わっていない。
魔物の本能に抗えずに、こんな可愛い少女をレイプしてしまった。
(…あー自己嫌悪で死にそう…)
昨日までに三回。いや、三夜か。
回数にすると八回以上。この娘と交わった。
アネモネへ変異する仕組みを話すと、種付けも喜んで引き受けてくれた。
マリオンも種付けされているのに自分だけされないのは不公平だと。
その言葉に甘んじ、自ら彼女の子宮へと種子を植え付けた。
ただそのままでは旅にも支障が出る。
アドニスは精が足りなければ宿主を発情させる。
そして十分な精を得る事が出来ればそれだけ成長する。
どちらにしても長い旅先には邪魔になる。
だからクイーンである自分がリオ、マリオン、パセットのアドニスを管理しているのだ。
発情を抑制し、成長速度を遅らせている。
具体的には、エッチの後リオに頼んで三人の魔力を自分とマリオンに分配するのだ。
三人の腹に宿るアドニスから魔力を吸収し、還元すれば成長しない―そういう事だ。
336:永久の果肉EX1 ◆VBguGDzqNI
10/06/10 18:31:01 K5PCScl1
だがこれには欠点があった。
アネモネは種付けや射精。ガスの噴出で魔力を消費する。
エッチには魔力が必要なのだ。
しかし消費した分だけ魔力を取り戻すとなると―徐々に魔力が蓄えられていく事になる。
そして魔力が蓄積されれば、今のように暴走してしまうわけだ。
(…単なる言い訳ね…)
屋敷での一件で色々琴線に触れるものを経験したが、所詮自分は魔物である。
魔物は本能に逆らえない。
目の前に可愛い女の子が居れば犯したくなる。
それを少しくらいは我慢する事も出来るかもしれない。
だが忍耐の限界なんてすぐに訪れる。さっきがそうだった。
「…情け無い…」
親御さんからリオを任されたというのにこの体たらくは一体何だ。
(…そもそも皆、あたしに期待しすぎなのよ)
なんだか良く持ち上げられる気がするが、自分はそんなに強い人間ではないのだ。
むしろ弱い。
だから欲望に負けて、パセットをぼろぼろになるまで陵辱してしまった。
「はあ…」
「…ん…にゃぁ…? ネーア、さん…?」
花弁の上でぼんやりとしていたリオが正気を取り戻した。
「どうか、したんですか?」
「いや、どうしたもこうしたもないわよ。あたし、調子に乗りすぎよ」
はあ、と再び溜息一つ。
「…さっきのは、やっぱりその…」
「暴走してたのよ。貴女が屋敷でプッツンしてたのと似たようなものだわ」
「うにゃぁ…」
人の心を持った魔物同士、悩みの種は同じだった。
リオは苦虫を噛み潰したような表情でこちらの話を聞いてくれていた。
「そっか…ネーアさんやクロトさんに魔力を返すだけじゃ、何の解決にもならないんですね」
「そう。むしろ凶暴になるわよ。現に―」
「あっ!? ちょっと、待っ、あっ!? やだっ! それっ、感じすぎてっ!」
「いいじゃないですかぁっ、マリオン様も、どんどん感じて下さいよぉ!
私もぉ、いっぱい気持ちよくなりますからぁ!」
「いやっ! やあぁっ! 変になるぅっ! 狂うっ! 死ぬぅっ!」
「はあっ! はあっ! マリオン様のオマンコもケツマンコもっ! んっ!
ああぁぁっ!? いいですぅっ! 名器ですぅ! ずっとハメハメしていたいですぅ!」
「駄目ぇっ! ずっとは駄目ぇっ!」
「ああんっ! イきますっ! 射精しますっ!
マリオン様の子宮に、びゅるびゅる出しますっ!
あははっ♪ 溜まってるんですよぉ! 全部っ、全部吐き出しますよぉっ!
すっきり、しますよぉ!」
「…………うわぁ…」
触手に絡め取られながら二穴責めを受けるマリオンに妹が哀れみの声を漏らした。
「ね? ―あぁ、マリオンも大変そうね。大丈夫かしら?」
他人事のように呟いてから再び溜息。
やっぱり、楽観的だったのだろうか。
アネモネと悪魔と人間。
これらが旅をしながら上手くやっていくなど無理だったのだろうか。
「あたし、何だか自身無くなってきたわ…」
勿論一人で旅をする方が楽、という訳ではない。
だが、こうやって誰かに多大な迷惑を掛けるくらいならもう一度一人になった方が……
337:永久の果肉EX1 ◆VBguGDzqNI
10/06/10 18:32:15 K5PCScl1
「だ、大丈夫ですよ…!」
「…慰めてくれるのはいいけど…具体的にはどうするのよ?」
「えー、ええとですね? あー、えーと…例えば……ちゃんとガス抜きをすれば…」
溜まった分だけ出せ、という事だ。
今みたいに暴走する前に。
「それじゃ一日中エッチする事になるわよ?」
「そ、そんなに溜まってるんですか?」
「そうよ! っていうか溜まってるのは『種子』なの!
汁を出すだけじゃもう駄目なの!!
種付けしたいのぉぉぉぉっっっ!!!」
ところがこのメンツは全員種付け済み。
新たに種を植え付ける為には一度アドニスを産ませた後にもう一度種付けするか―
「こ、こうなったら道すがらの女の子を襲ってっ、」
「そ、それは駄目です…っ!」
「うふふっ、いいじゃない! こっちの方が魔物らしいしっ!
っていうかあたしもう駄目になっちゃうのよぉ!
種付けしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!」
「女の子はどこですかぁああぁぁぁぁっっ!!」
ネーアの欲望の叫びに呼応するようにクロトも吼えた。
「…、こ、困った時は…空を、見ろ…」
と、懐から死に際のようなか細い声。
「パセット!? 貴女、大丈夫なのっ?」
「げほっ―は、はい、何とか。天国から無事帰還しましたです」
文字通り死にかけたという事か。笑えないジョークだった。
「ごめんなさいっ。あたし、無茶苦茶にしちゃってっ」
「…いえいえ。ネーア様の為を思えばこそした事でございますゆえ」
「……う…っ」
(何て良い子なのっ)
リオも優しくて思い遣りのある子だと思っていたが。
それはひょっとしたらこの子のお陰だったのかもしれない。
そんな子に自分は酷い事をしてしまった。
マゾだのなんだの勝手な事を言って。
挙句こんなボロボロになるまで陵辱して。
本当に自分が情けない。
(でも。自分でも性欲が抑えられないの!)
「ねえ、パセットちゃん、やっぱり貴女、ここに居ちゃ、」
「ストーーーーップ!!」
「え? な、何?」
「リオッちどころかまさかネーア様からその言葉を聞くとは思っていなかったじぇい」
「でもでもっ。こんな事続けてたら貴女の体が持たないわよ!?
リオが一回暴走する間にあたし十回くらい暴走しちゃうわっ」
こんな可愛い女の子が常に傍に居るのだ。
馬の鼻先に人参を吊り下げるようなものである。ちょっと違うか。
だが誰かの子宮にアドニスの種子を植え付けない限り性欲が収まる事はない。
永遠と女の子達を犯してしまう。
それではやっぱり旅どころではないのだ。
ところがパセットはくくく、と意味ありげに笑うと高らかに宣言するのだった!
「当方に現状の打開策あり!」
全身精液まみれで!
「な、なんですって!?」
338:永久の果肉EX1 ◆VBguGDzqNI
10/06/10 18:33:30 K5PCScl1
「パセットちゃん、本当!?」
「モチのロンでございます。クロト様やマリオン様にもお話をしようと思うのですが…」
「はぁぁっ♪ マリオン様ぁっ♪ マリオン様ぁ♪
あははぁ♪ ケツ穴、いいですよぉ♪ オマンコよりもケツマンコの方がいいですぅ♪
さあ、あと何回しましょうかぁ? 何回でもしましょうか♪ あはは、うふふふっ♪」
「…もう、許し―ああぁぁぁぁっっ!?」
ずんずんぱんぱん♪
「…まだまだ続きそうでございますね…」
「うにゃぁ…姉様気持ち良さそう…」
「止めようと思えば止められるけど?」
「いえいえ。クロト様も取り敢えずはすっきりさせてあげましょう」
「でもまだまだ時間が掛かるわよ?」
問い掛けて―ふと気付く。
メイド少女の表情が再び蕩け、こちらに熱い視線を送っているのだ。
実に当たり前の事なのだがパセットは現在、体の外も中もアドニスの精液でどろどろだ。
ちなみにこれの催淫効果が非常に高いのは周知の事実な訳で。
「実は、まだパセットはヤリ足りません。
ええ。マゾですから。この程度では到底―満足できねぇ!」
「あっ!?」
花弁の上で漂っているおしべ触手を二本、右手と左手で一本ずつ引っ掴まれる。
「ちょ、何をっ」
「ぱくんっ♪」
「きゃっ!?」
更に一本、おしべ触手を咥えられて可愛い悲鳴を上げてしまう。
「くくくくっ…! ネーア様、実に愛らしいお声でございます…!
さっきまでの威勢はどうされました?
先程はあれほど激しく、深く愛してくれたではあーりませんかっ!!」
しゅっ! しゅっ! しゅっ!
「あっ! いやっ! 出したばっかりで、敏感なのにっ!」
二本のおしべ触手を手コキされて無様に感じてしまう。
「パセットは…っ、パセットも我慢出来ないのですっ!
お腹のアドニスがじくじく疼いてっ、頭の中がエロイ事しか考えられないのです!
ネーア様のせいですっ!
ネーア様のせいで、パセットはマゾのど変態になってしまったのです!
責任とって下さいっ! もっと滅茶苦茶に犯して下さいっ!
じゃないと、パセットが、ネーア様の事を、くくくくっ…!」
パセットM属性開眼。
さっきの陵辱紛いの性交が余程気に入ったらしい。
誘い受けの境地を目指すようだった。
「あの…ネーアさん? パセットちゃんもこんなだし…」
「え、ええ、そうね…あっ!? そこっ、気持ちいいっ…!」
というかMな人はSにもなりうるらしいし機嫌を損ねると怖いかもしれない。
仕方なしに―いやいや、これは役得だ。
リオと二人で協力してMメイドを犯したのだった。
339:乙×風 ◆VBguGDzqNI
10/06/10 18:35:26 K5PCScl1
はい。という訳で前半戦終了。
続きを新スレに投下してきます。
340:名無しさん@ピンキー
10/06/11 00:23:05 6SrkUjRE
パセットちゃんのターンキター!
もっとえろえろしてください。
341:名無しさん@ピンキー
10/06/11 21:11:43 XfAuM+yJ
GJ!!!
まさかこのスレでACLRネタをみることになるとはwww
342:名無しさん@ピンキー
10/06/12 00:34:11 +TIK1+MB
色んなネタ盛り込みすぎですwww
こんなんじゃぁ…満足した!
パセットかわいいよパセット
343:名無しさん@ピンキー
10/06/16 03:35:57 zbZ21rBf
あと20kB
344:名無しさん@ピンキー
10/06/18 01:09:22 sxNlIR2I
おや?パセットちゃんの様子が…?
テロレロ
テンテンテンテンテンテンテン デーン
テンテンテンテンテンテンテン デーン
チャーラーラー チャララレレララー♪
345:名無しさん@ピンキー
10/06/20 03:54:37 v4uzYfgS
新スレ誘導
スレリンク(eroparo板)