10/05/18 19:36:27 1x6tXIUo
ここでまさかのきらきーEND
151:名無しさん@ピンキー
10/05/18 23:24:42 cOIvC0y5
では更に意外なとこで薔薇水晶
152:名無しさん@ピンキー
10/05/19 08:12:35 Y+D678r4
じゃあEDは巴で。
153:名無しさん@ピンキー
10/05/19 08:18:03 fp/wsr/g
EDになるJUM
154:名無しさん@ピンキー
10/05/20 00:57:03 rHvOOpuD
翠かなぁ・・・やっぱり。
今回、我慢した分を最後に思いっきり・・・
155:名無しさん@ピンキー
10/05/20 01:10:52 t3dn2426
ここまで雛苺無し・・・
156:名無しさん@ピンキー
10/05/21 23:36:56 oF5uUS19
雛はどのEDでもちゃっかり妾になってるイメージ
157:名無しさん@ピンキー
10/05/22 14:30:51 W+ZvxYiY
個人的には蒼い子、話的には翠…なのかな。
つうか可能なら全員分キボンヌ
158:名無しさん@ピンキー
10/05/22 18:06:35 QaD/ZKu7
こんにちは。MCメイデンを書いている者です。
アンケートに答えてくれてありがとう。
これは、非常に迷う結果になったな。
まぁ、ここから先は筆に任せてみることにしよう。
では、桜田のり編その2を投下します。
159:MCメイデン110
10/05/22 18:09:03 QaD/ZKu7
◆桜田のり編 その2 『倒錯』
翌日。
僕は自室に翠星石と蒼星石を呼んでいた。
「あの……、ジュン君、用って何かな」
「ひょっとして、蒼星石と一緒に、ですか」
恥ずかしそうに言いながらも、期待した目で見ている翠星石と蒼星石。
僕が二人に頼みがあると告げると、いつもと違う雰囲気を感じてか二人して首を傾げる。
「のりに、僕たちの関係がばれた」
しかし、この一言で翠星石と蒼星石は凍りついた。
「ば、バレたって、翠星石とジュンが、その……、エッチしていることがですか?」
「そうだ」
「それって、見られてたってこと?」
「それは分からないけど、声くらいは聞かれていただろうな。のりは訝る感じじゃなく、きちっと特定したことをにおわせて言っていたから」
凍りついていた二人の顔がみるみるうちに赤くなる。
自分たちが行為をしている最中、のりにこっそり見られていたか聞き耳を立てられていたことを想像してしまっているのだろう。
食事中、のりの目の前で気付かれないように僕のチンポをしごいていたことのある翠星石はなおさらだ。
二人はしばらく羞恥にうつむいていたが、やがて蒼星石が声を上げた。
「でも、ばれたことのなにがいけないの? 僕たちはジュン君にして欲しいって思っている。ジュン君だってきっと、その。だったら、これは僕たちの問題じゃないか」
少しばかりバツの悪そうにしながらも、頬をふくらませて言う蒼星石。
それは、今の段階では僕の作りあげた関係が勝っていることの証拠でもあった。
「そうだな。本来はそうだ。だけど、のりはドールたちと僕がそういったことをするのを異常だと思っている。間違ったことだと思っている」
「そんな……」
「この先、僕にそういうことを止めさせようとしてくるだろう。蒼星石にも言ってくるかもしれない。どの道、今までみたいに出来ないのは確かだ」
その言葉に、蒼星石は勢いをしぼませる。内心わかっていたのだろう。翠星石は僕がのりに関係がばれたと言った時からそんな様子だ。
当然だと思う。出会って間もない頃、真紅や翠星石は自分の口から「人形に欲情するなんて」と言っていたのだから。
もし、真紅や翠星石たちがその頃の認識に立ち返ったら? 僕との行為や僕自身のことをどう思うか?
そう、僕にはこのまま突っ切るという道しか残されていないのだ。
だから……。
160:MCメイデン111
10/05/22 18:11:31 QaD/ZKu7
「そこでだ。二人にのりの心の庭を剪定してほしい」
今度は、先程とは違う意味で二人が凍りついた。
これが、僕の思いついた打開策。
以前、蒼星石が翠星石の処女を奪った僕に「そういった行為をする気が起こらないように、心の樹を剪定する!」と宣言したことがある。
そのことを思い出し、利用できないかと考えたのだ。
「僕たちがこのままでいられる方法は一つ。のりをこちら側に引き込むことだ」
「でも、そんなこと」
翠星石が言いよどむ。心の庭に薔薇乙女が手を加えるのは、あくまで庭の持ち主のため。そういう気持ちがあるのだろう。
気持ちは分かる。が、退くわけにはいかない。
感情の板挟みになったのか、そのまま黙り込んでしまう翠星石。
その隣で、声が上がった。
「僕はやるよ!」
蒼星石が切羽詰った様子で宣言したのだ。
「ジュン君のために今までケツマンコ頑張ってきたんだもん。それを今更やめるなんて、耐えられないっ」
蒼星石の言葉に驚く翠星石。僕は蒼星石に歩み寄って抱きしめると、半ズボンの中に手を突っ込んで尻を撫で回す。
「ありがとう。実はこの方法を思いついたのは、蒼星石のおかげなんだ」
「あんっ。何のことか分からないけど、役に立てたのなら嬉しいよ。あひぃ、お尻ぃっ」
お尻の穴に埋まっているアナルビーズの輪っかに手をかけ、クイクイと刺激すると蒼星石は途端にふやけた声を上げた。
口からヨダレを垂らし、僕に抱きついて胸にスリスリとほお擦りしてくる。
「上手くいったら、ご褒美をあげるからな」
「うんっ。ケツマンコ可愛がって。ジュン君の逞しいチンポで、いっぱいズポズポしてぇ」
そんな蒼星石の痴態を、翠星石は焦燥にかられた顔で見つめていた。
やるとは言わなかった。
しかし、翠星石はゴクリと生唾を飲み込む仕草をし、頷いたのだった。
161:MCメイデン112
10/05/22 18:14:57 QaD/ZKu7
◆
そして、とうとうこの日が来る。
階段下で話した時から三日が経った週末。
のりは大事な話があるから二階にはしばらく来ないようにとドールたちに言い、僕の部屋に足を踏み入れる。
「最近は翆星石ちゃんがお掃除してくれるから入ることはなかったけれど、ジュン君の部屋、変わってないわね」
室内を見まわしてそう言うのり。言ってから机にあるデッサンの束に気づいたのか、視線をそこに止める。
のりは手を伸ばそうとしたが、僕が嫌がると判断したのだろう。素振りを見せただけで触れることはしなかった。
声や仕草、表情はいつもと同じ。いや、流石に少し違う雰囲気が含まれている。だが、それがなんなのか僕には分からない。
穏やかな中にその雰囲気があるのは僕を糾弾するためか? それとも剪定がうまく行っているからなのか?
測りかねて、じっとりと嫌な汗がしみでるような感覚に襲われた。
「ジュン君、そこに座ってくれる?」
向かい合わせに座って、うつむきぎみな姿勢でのりの顔を盗み見る。心の庭を剪定するという対策は講じたが、不安はあった。
というのも、この方法は黒い指輪と違って僕自身が書き換えれるわけではない。
好きなときに一瞬で催眠状態に落として、その都度強力な誘導性を持って変えていくこともできない。
なにより、心の庭と言うからには、そこにあるのは植物なのだ。
「真紅ちゃんたちって、ほんとにいい子よね。みんな個性的だけど、とってもいい子たちだっていうのはお姉ちゃんにも分かる」
「ああ」
「だから、ジュン君が真紅ちゃんたちを好きになるのはちっとも悪いことじゃないと思うわ」
植物。それは言い換えれば刈っても伸びる性質のあるものである。
僕は蒼星石の鋏で、のりの心の庭にある『ドールたちとの行為を異常だと思う気持ち』を刈り取るように指示したが、必ずしも刈られたままの状態を維持しているか。
それがのりにとって違和感を覚えるものであれば、またそういう気持ちが芽生えているのかもしれない。
自分の価値観から大きく離れていればいるだけ、刈っても刈ってもまた伸びる状態になってしまうのではないのか。
しかし、僕にはそれを確認する術がない。確認して、その都度自らの手で刈って、除草剤を撒くような強力な手段もない。
果たして……、僕の講じた手段はうまくいっているのか?
のりの口が再び開き、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「でもね、ああいうことをするのはちょっと違うと思うの」
162:MCメイデン113
10/05/22 18:18:41 QaD/ZKu7
沈黙が部屋を支配した。
のりの心の庭にある『ドールたちとの行為を異常だと思う気持ち』は、依然として残っている。僕の不安は的中したのだ。
そのまま、沈黙は続く。言葉を待つように見つめてくるのりに、どう返せばいいか分からない。沈黙だけが続く。
心の庭を剪定するのに失敗した今、どうすればいい?
黒い指輪の力は使えず、さりとてこの件から手を退くなど到底できず、とはいえ次の手段は見つからず……。
「きっと、女の子に触れる機会が少なかったから、お人形の真紅ちゃんたちにああいうことをするようになっちゃったのね」
のりの言葉にズキリと怒りに似た感情が走って、思わず顔をあげる。
しかし、目の前の光景がその感情を一気に塗り替えた。
「だからね……。お姉ちゃんが、女の子の体、教えてあげる」
のりがゆっくりと上着を脱ぎ捨て、僕に向かって微笑んでいたのだ。
◆
何が起こったのか分からない。
駄目だったと思った次の瞬間、目の前に映っていたのはのりの半裸の姿だった。
眼鏡の奥にある瞳は優しいまま。しかし、上は野暮ったいプラジャーを一枚着けただけの姿で、お腹の肌や丸みをおびた肩がさらけ出されている。
スカートとブラジャー姿ののり。普段、服を着ている姿しか見ていない僕にとって、それは思った以上に鮮烈なものだった。
「ジュン君、触ってみて」
側に寄り、僕の手をとるとおっぱいの上に持っていく。ブラジャー越しに揉んだのりの胸は柔らかかった。
揉むと胸がふにゅりと形を変え、ブラジャーの間に隙間ができる。その隙間から薫る匂い。
ずっとのりの胸を包んでいたブラジャーが僕の手によって空間を開放され、布地にこもっていたおっぱいの匂いが鼻孔をくすぐる。
背中に手を回してホックに手を掛けると、のりが「あっ」と小さな声を漏らす。
パチンという音とともに露になるのりの胸。それは思わず顔を埋めたくなるほど大きくて柔らかそうで、桜色の乳首が控え目に揺れていた。
欲求に従うままのりのふくよかな胸に顔を埋める。頬でその柔らかさを味わい、埋めたまま手で何度も揉む。
「んっ、ふあっ、どう? お姉ちゃんのおっぱい」
応える代わりに乳首に吸い付く。
のりは背中をのけぞらせ、僕の頭をかき抱いて喘ぎ声を上げた。
163:MCメイデン114
10/05/22 18:20:55 QaD/ZKu7
「ひああっ、ジュン君、そんなにお姉ちゃんのおっぱい吸い上げちゃだめぇぇっ」
だめと言う言葉とは裏腹に、のりは僕の頭を抱いたまま離そうとしない。
ジュパジュパと音を立てて吸い上げると柔らかかった乳首はたちまちツンと立ち、口の中でも形がわかるほどに感触を伝える。
乳首の輪郭をなぞるように舌を回転させるとのりの声はさらに甘いものとなり、眼鏡の奥の瞳はますます怪しく潤んだ。
「なぁ、のり。なんでこんなことしてるんだよ」
乳首から口を放して、僕はのりを見上げる。
きっと翠星石と蒼星石が上手くやったんだろうが、どうしてこうなったのか分からないままでは気分が落ち着かない。
なにせ、ドールたちとの行為を異常に思う気持ちは剪定出来ていないのだ。
「それは……、ジュン君に人間の女の子の体を教えて上げるため」
「それだけじゃ、こんなことしないだろ」
僕はのりの答えにすぐさまそう返す。
異常を正常に戻したいというのなら、今やっていることは矛盾している。今起こっていることはまた別の異常な光景なのだから。
その異常に浸かりきるように僕はのりの胸の感触を手と顔で感じ、空いた手でのりのパンティーの中に手を突っ込む。
「あくっ、ジュ、ジュン君、そこはお姉ちゃんの、ああんっ」
そこにある濡れた感触。のりは僕の腕をとろうとするが、クリトリスを探り当てて刺激し続けるとそれどころではなくなって喘ぎ始めてしまう。
そのまま指で乳首とクリトリスをこね回し続けるとのりは快感に酔ったように声をいっそう甘くし、とうとう白状した。
「お姉ちゃん、ジュン君で何度かオナニーしたことがあるの」
「なっ、僕で?」
「こんなこといけないからやめようって思ったけど、ジュン君が真紅ちゃんたちとあんなことをしてるのを知ってから、止まらなくなって」
言われた内容に驚く。まさかのりがそんなことをしていたなんて、想像もしなかった。
「ここ数日は、オナニーだけじゃ我慢できなくなって、ジュン君を見ただけでもうどうしようもなくなって」
「は、はは……。そういうことか。そうだったのか」
驚くのは驚いたが、それが終わって込み上げてきたのは笑いだった。翠星石と蒼星石が細工をしたのはこっちのほうだったのか。
つまり、僕の方法はうまく行ったのだ。ドールとの行為を異常に思わせないようにできなかったという誤算はあったが、別の有効な手段が存在した。
翠星石と蒼星石は、心の庭にあるのりのそんな欲求を成長させた。
もともと根づいているものを利用したから無理なく馴染み、しかも今は大げさなほど大きくなっている。
僕は、この局面を乗りきったのだ。
164:MCメイデン115
10/05/22 18:24:14 QaD/ZKu7
「そうか。のりは僕が真紅達とああいうことをしているのはおかしいと言っておきながら、僕をおかずにしてオナニーしてたのか」
「んはぁ、ごめんなさい。ジュン君」
「おかずにしていた僕に触られてどんな気分だよ」
「ごめんなさい。でも、気持ちいのっ。ずっとこういうこと想像してたのぉっ」
パンティの中で好き放題に指を動かし、僕はのりのオマンコの感触を味わう。
ドールたちと違って毛の生えているその場所は、ドールたちと同じように熱く柔らかく、蜜を溢れさせていた。
「あんっ、指ぃ、そんなにお姉ちゃんの入り口でずぽずぽしないでぇ」
「なぁ、のり。僕でオナニーする時、どんな想像をしてたんだ?」
膣を指で弄びながら、空いた手でのりの腕を取り、チンポへと持っていく。
その白くほっそりとした指を竿に絡ませて握らせると、のりは感嘆の言葉を吐いた。
「これが、ジュン君のオチンチン……。小さい頃に見ていたのと、ぜんぜん違う」
「ふふふ、これでオナニーするときも想像しやすくなったな」
僕の言葉に顔を真っ赤にするのり。しかし、チンポを握らされた手は離そうとせず、僕に動かされるまま手コキをしている。
視線は僕のチンポに釘付けのまま、膣やクリトリスは指で弄られ、いつものおっとりとしたのりの顔は、だんだんと淫靡な色合いにとろけていく。
いつの間にか、手を離してものりの指は手コキを続けるようになっていた。
「ああ……、ジュン君のオチンチン、熱くて、硬くて、こんなになるなんて」
「今度は指じゃなくて、口でするんだ」
のりの頭に手をおいて、唇の前にチンポを突きつける。
のりは戸惑っていたが、心の庭で生い茂った樹には逆らえない。
不自然に肥大化された欲求に火がつけられ、その唇はだんだんと亀頭との距離を近づけていく。
「ちゅっ、はむっ、んんっ」
本来なら話しあうべき運命だったこの場所で、のりは僕のチンポを一生懸命に舐めしゃぶっていた。
165:MCメイデン116
10/05/22 18:26:03 QaD/ZKu7
「いいぞ、のり。もっと奥まで咥えて、口の動きを早くして、歯は立てるなよ」
「んっ、ぺろっ、なんで? 私、ジュン君とちゃんと話し合いをするつもりだったのに」
「ほら、のり、おっぱい揉んでやるよ」
「んああっ、そんなにモミモミしちゃだめぇ。あっ、あっ、気持いいよぅ」
頭に置いていた手を下に伸ばし、柔らかい胸を揉み続けるとのりは次第に押し流されていく。
今さらながらに口にした疑問もチンポを舐める音に変わっていってしまう。
戸惑いと欲求の狭間に居るまま、のりは不器用なフェラチオを続けていた。
再び頭においた僕の手で前後に動かされ、小さい頃の僕と今の僕の違いを確かめるように舌を絡めてくる。
「んはぁ、チュウッ、ジュブッ、ジュブッ、レロレロレロ、んっ」
「出るぞっ。もうすぐ出るぞ、のり!」
「え? きゃあっ」
不覚にもそんな姿に興奮して、僕のモノは一気に限界を迎えた。
頭に置いた手の動きが突然早くなり、それが苦しくなってチンポから口を放してしまうのり。
外気に触れた途端、竿を震わせて僕はのりの顔に射精する。
「ふああ、ん……」
びゅくびゅくと出された精子はのりの眼鏡にかかり、レンズを白く汚す。
レンズに張り付いた僕の精子を見て、のりは驚きと放心が入り交じったような声を上げていた。
なにせ弟に顔射され、レンズ越しの間近な距離でかけられた精子が垂れ落ちていく様を見ているのだ。無理もない。
その淫靡な姿にたまらなくなって、僕はのりの両脇を抱えてベットへ横たわらせる。
「のり、挿れるぞ」
のりは緊張した顔をしていたが、逃げようとはしなかった。
僕に太ももを抱えられるがままで、指でマンコを割り開かれてもただ熱い吐息だけを漏らしている。
「これが、のりのマンコか……。行くぞ」
「あああっ、んんっ!」
小さな頃、一緒にお風呂に入ったときの記憶にあるツルツルのものとは違うもの。
卑猥な形になったのりの穴に、僕はそそりたった肉棒を押し込んでいく。
今までスカートに遮られていた、パンティに包まれていたその部分。
姉ということもあって特別意識しなかったそこはとても濡れそぼっていて、僕を求めるように絡み付いてくる。
しかし、その途中で僕は違和感を覚えた。
166:MCメイデン117
10/05/22 18:28:15 QaD/ZKu7
引っかかるものがない。
真紅や翠星石に初めて挿れた時の処女膜の感覚。それが感じられないのだ。
まさか……? 違和感が、背筋に寒いものを走らせる。よく分からない感情がこみ上げてくる。
それを感じたのか、のりは恥ずかしそうに小さな声で言った。
「部活の帰りに血が出たことがあって、その……、破れちゃって」
僕に貫かれたままの姿で、のりは顔を真っ赤にして言う。
確かに、激しい運動をしている時や自転車に乗っている時に処女膜が破れるのは聞いたことがある。
こんな姿勢で弟にそんなことを告白するのはこの上なく羞恥心を煽るものなのだろう。
しかし、のりは一生懸命に僕を見ると、優しく微笑んだ。
「でも、ジュン君が初めての人なのは間違いないから、安心してね」
あいかわらずだ。無自覚に、逆に苛立たせるような気遣いを見せてくる。
でも、のりの言葉で心底安心している僕も僕だ。
僕はのりの太ももを抱えたまま、濡れそぼった秘部に何度も腰を打ち付ける。
「んっ、んっ、んっ、あっ、ジュン君、激しっ」
腰の動きに合わせてのりの太ももが揺れ、胸が揺れる。
抱いた太ももから腕を放して、上半身を屈めると目の前で揺れる桜色の乳首に吸い付く。
のりの膣内を存分にピストンしながら、腹部を擦り合わせてその熱っぽい肌を感じ、乳首を吸い続ける。
そんな密着したまま揺れ合う状態でのりは僕の背中に手を回し、さらに密着させるように抱きしめてきた。
「んんっ、ふあっ、あんんっ、あっ、どう? ジュン君、これが人間の女の子のナカなのよ」
今の倒錯した状況と当初の目的を必死に関連させようとするその姿。
しかし、それがまた僕を苛立たせる。僕は人間の代用品として真紅達を見ているわけではない。
きっとのりに悪気はないのだろう。のりはいつもそうだ。
でも、僕にはそれが許せなくて、腰の動きをさらに乱暴にしてしまう。
167:MCメイデン118
10/05/22 18:33:13 QaD/ZKu7
「全然ダメだっ。水銀燈のナカはもっと気持ちいいぞ! 翠星石なんか、僕を気持ちよくするために一生懸命マンコで締め付けてくるぞ!」
「ああんっ、そ、そんなぁ……、あんっ、あんッ」
本当は全然ダメなんかじゃない。
おっとりした顔に似合わずラクロスで引き締まったマンコは気持ちよく、水銀燈や翠星石たちと遜色が無いほどだった。
「でも、安心しろよ、のり。僕好みのオマンコになるように改造してやる」
感じる快感とは裏腹に出る言葉。
僕はそのままのりを犯し続けた。真紅のことを引き合いに出してはフェラチオをさせ、僕でどんな想像をしながらオナニーしていたのか、口に出させて実演させる。
それが終わると横から後ろから様々な体位でのりのオマンコを味わい、射精する。
そのたびにのりは乱れ、もはや真紅達を遠ざけてここに来たのは話し合いをするためではなく、二人きりでセックスをするために変わっていた。
そうして時間は過ぎ、やがて斜陽の光が窓から差し込んでくる。
「んあっ、はぁ、はぁ……、晩御飯の準備、しなきゃ」
汗に肌を光らせ、何度も出された精液を膣口から垂れ流しながらのりは言う。
「のり、これからは僕がしたいと言った時にいつでもセックスさせるよう約束するんだ」
「あっ……」
「人間の女の子の体を僕に教えるんだろ?」
僕の言葉に戸惑っていたのりだが、僕が後ろから抱きついて胸とマンコに指を当てながら言うと、押し流されるように頷いてしまうのだった。
168:名無しさん@ピンキー
10/05/22 18:34:51 QaD/ZKu7
今回はここまで。
次回は桜田のり×真紅×翠星石×雛苺編をお送りします。
それでは。
169:名無しさん@ピンキー
10/05/22 18:37:23 s/hH9waN
/  ̄`ヽ
. | /
_.ゝ ∠_ < 乙
/ ヽ
./ ヽ
| || ヘ ヽ
170:名無しさん@ピンキー
10/05/22 18:44:20 YX7RDAm0
乙です
次回は大所帯だな~、今からwktk
171:名無しさん@ピンキー
10/05/23 01:36:59 I/RdP0iq
乙
やはりハーレム形成か
172:名無しさん@ピンキー
10/05/23 05:34:28 ZsOsMQ1n
gj!
レンズに垂れる精子いいね!
デリカシーのないのりは逆上したジュンに犯されるが正道だね
人間の処女膜を破れなかったのは残念だけど、まあそこは巴にさせてもらえばいいさw
173:名無しさん@ピンキー
10/05/23 21:29:27 rSHuIYb3
174:名無しさん@ピンキー
10/05/29 20:23:26 SB/Phlvk
こんばんは。MCメイデンを書いている者です。
前回レスしてくれた方ありがとうございます。
連載も残すところあと僅かになってきました。
では、桜田のり×真紅×翠星石×雛苺編を投下します。
175:名無しさん@ピンキー
10/05/29 20:24:53 SB/Phlvk
◆第十四章 桜田のり×真紅×翠星石×雛苺編『報告』
あれから数日が経ったある日。
「は~い、今日の晩御飯は花丸ハンバーグよ~」
「わ~い!」
歓声を上げる雛苺に優しい笑みを返してプレートを置くのり。真紅と翠星石の前にも熱々と湯気が立つハンバーグを置き、微笑みかける。
食卓で振舞うのりの姿には母性が溢れていて、まぶしいくらいだ。
「ほら、ジュン君も席について」
以前ならその甲斐甲斐しさが燗に障ることもあったが、今はもうない。
「それじゃあ、みんな、いただきま~」
「のり、セックスするぞ」
僕の言葉に、のりの顔が一気に青ざめた。
「えっ? ジュン君、今なんて?」
「聞こえなかったのか。セックスするぞって言ったんだ」
「で、でも……」
「約束したよな。僕がしたいときに何時でもさせてくれるって」
強く言うとのりは押し黙る。僕は席を立ってのりの後ろに回り込み、ドール達が唖然としている中でのりの胸を揉みしだいた。
服の上から大きな胸の感触を楽しみ、「あっ、あっ……」とか細い声を上げてされるがままになるのりの横顔を視姦する。
「ほら、僕とのりがどういう関係になったか、ちゃんとみんなに説明しなきゃ。みんな状況が飲み込めなくて呆気にとられてるじゃないか」
翠星石はおおよその見当がついているためかうつむいているが、真紅と雛苺は目を見開いたまま固まっている状態だ。
のりは羞恥に顔を赤らめながらも、そんな二人に向かって口を開く。
「わ、私、桜田のりは、いつでも好きなときにジュン君に、セッ、セックスさせてあげると約束しました。あんんっ! だ、だから、今からちょっとうるさくなるけど、みんなは気にせずにご飯を食べてね」
喘ぎ声混じりにドールたちを気遣う言葉を口にするのり。
「なっ、何をしているのだわ、ジュン!」
その姿を見て、真紅が今更ながらに非難の声を浴びせてくる。
176:MCメイデン120(↑は119)
10/05/29 20:28:35 SB/Phlvk
「やめなさい! 姉弟でそんなことをするなんて不潔だわっ」
「へぇ」
「へぇ、じゃないのだわ! 今すぐそんな汚らわしい行為はッ」
「真紅、僕の言葉を聞くんだ」
「あ……」
指輪に力を込めてしゃべると、真紅の目が虚ろになる。
「真紅、セックスっていうのは愛し合うの者同士が、心の許した者同士がすることだよな?」
「はい……なのだわ」
さすが普段から気高い真紅。こういう事に関しても気高く綺麗に考えているのか、すぐに答えが返ってくる。
「なら、僕たちがこうしていることはお互いに強く結びついていて、とてもいいことなんじゃないか?」
「それは……」
僕の誘導と自分の感情でせめぎ合う真紅。
「真紅、そうだな、キスだ。キスは親愛の証だな?」
「はい」
「じぁあ、僕とのりがキスをしているところを見ると、真紅はとても微笑ましい光景だと思うようになる。そして、その先にある行為はもっと親密で素敵な行為に見えるようになる。いいな?」
「……はい」
ここで指輪に力を込めるのをやめる。虚ろな瞳から生気を戻した真紅は、さっきまでのことがまるでなかったように厳しい非難を再開した。
「何を考えているの! ジュン! よりによって食事の時に、血のつながった姉と弟でそんなことをするなんてっ」
そんな真紅に見せつけるようにしてのりの頬に優しくキスをする。
「どうしたんだ? 真紅」
「えっ、あれっ」
とたんに肯定的に受け入れることができるようになった真紅は、怒りのやり場を失ったように戸惑いの声を上げた。
177:MCメイデン121
10/05/29 20:31:13 SB/Phlvk
「のり、口を開けるんだ。舌を絡めるぞ」
「んふあっ、ちゅっ、ちゅっ」
「それで、真紅、よりによって食事の時になんだって?」
「えっ、あっ、二人とも、とても仲が良さそうで、微笑ましいのだわ」
きょとんとした様子で言う真紅に笑いを堪え、僕はのりにさらなる命令を出す。
「のり、挿れるぞ。席から立ってパンティを脱ぐんだ」
「わ、分かったわ、ジュン君」
言われるままに席を立ち、するするとパンティをおろしていくのり。
僕はさっきまでのりが座っていた席に座り、ズボンとパンツを下ろしてギンギンに勃ったチンポをさらけ出す。
「さぁ、のり、自分から挿れるんだ」
「んっ、ジュン君、お姉ちゃん、重くない?」
人差し指と薬指でマンコを広げ、のりは僕に重なるようにして座る。
ドールたちに見られて興奮していたのか、のりの穴はすんなりと僕のチンポを根元まで飲み込んだ。
「真紅、ちょっとテーブルの下を見てみろよ」
テーブルの下に真紅の頭が沈んだのを見届けてから、僕は見せつけるようにのりのスカートを上にあげ、大股を開かせる。
「どうだ? のりのマンコに僕のチンポがズッポリ突き刺さっているだろ?」
「ええ、本当だわ。こんなにズッポリと根元まで」
下から聞こえる声に非難の響きは見られない。
「ああ……、すごいのだわ。姉のオマンコと弟のチンポがこんなに親密につながり合って……。ジュンはひょっとしてのりのことが嫌いなのかもと思った時もあったけれど、本当はこんなに愛していたのね」
むしろ、聞こえるのは僕への賞賛の声だった。
そう、今の真紅にとって、キスから続く行為は過激であればあるほど親密さの増した素晴らしいものに思えてならないようになってるのだ。
「あっ、んんっ、んっ、んっ、んっ。ジュン君、ジュン君」
「ほら、僕の動きに合わせてのりの腰が動いてるだろ。このまま膣に精子をぶちまけたらとても素晴らしいと思わないか?」
「ええ、本当に……」
うっとりとした声で言う真紅。
僕はのりの上着を捲し上げてブラジャーをおろし、おっぱいを絞るようにつかんでから雛苺に話しかける。
178:MCメイデン122
10/05/29 20:34:30 SB/Phlvk
「雛苺、のりのおっぱい吸ってみるか?」
「うにゅっ、吸ってみるの~っ」
小さくて軽い体をのりの膝上に移動させ、ちゅうちゅうとのりの乳首を吸い立てる雛苺。たまらずのりは甘い声をあげ、膣内がキュッと収縮した。
「ちゅう、ちゅっ、ちゅう~、えへへ、のり、お母さんみたい」
「ああん、雛苺ちゃん、母親はオマンコに突き刺されたままおっぱいなんてあげたりしないのよ」
無邪気に甘える雛苺に蕩けた声でのりは言う。
「ふふふ、真紅。『ミルクの乾き』」
僕は未だにテーブルの下で覗いている真紅にキーワードを放った。
「あ……、あああっ」
「真紅、僕とのりが繋がっている所を舐めるんだ。出たおちんぽミルクは真紅が飲んでいいぞ」
「わ、私は雛苺みたいに子供じゃないのだわ。姉と弟の水入らずの行為に水を差すなんてことは」
「いいからいいから。真紅だって僕の立派な家族なんだからさ」
「ジュン……」
下から感動に打ち震えた声が聞こえ、やがて僕とのりのピストン運動に真紅の舌の動きが加わる。
「翠星石、こっちにくるんだ」
僕は、うつむいたままでいる翠星石を傍らに呼び寄せた。
179:MCメイデン123
10/05/29 20:36:26 SB/Phlvk
「翠星石、ありがとう。これもみんなお前のおかげだ」
必死に腰を動かすのりの横で、翠星石はまだうつむいたままでいる。のりの心の庭を変えてしまったことへの罪悪感に苛まれているのだろう。
しかし、その可愛い尻を撫で、抱き寄せて胸を揉みしだいていると、切ない声を上げ始めた。
「ジュン……、翠星石は、翠星石は……」
いつもとは違うさめざめとした艶にどきりとしながら、僕は翠星石の頭をなでる。
「翠星石、お前は本当にいい子だな。どんなに辛くても僕のために頑張ってくれる」
「のりの心の中に、ジュンとそういうことをしたいって樹が芽生えてたです。だから、翠星石と同じなんだと思って、如雨露で……。でも……」
「後でしっかりご褒美をあげないとな」
「あっ、うっ、ひっく……、うん、翠星石はジュンのものだから……。いっぱいして。めちゃくちゃにして」
ハラハラと流れる涙を掬い取り、僕は翠星石に口づけする。
翠星石が気に病む必要はない。
元凶は僕だ。罪も狂気もこの僕一人にある。
「のり、もっと動くんだ。そんなことじゃ、ドールよりも生身の人間の方がいいなんて僕に思わせるのは無理だぞっ」
「うんっ、お姉ちゃん、もっとオマンコ頑張るね」
もはや、この家で僕の邪魔をする者は誰も居ない。
そのことを噛み締めながら、僕はのりの子宮に精液を叩きつけるのだった。
180:名無しさん@ピンキー
10/05/29 20:38:49 SB/Phlvk
今回はここまで。
次回は桜田ジュン編と桜田ジュン編その2をお送りします。
それでは。
181:名無しさん@ピンキー
10/05/29 21:06:03 PQLa36K8
今回も乙です!
みんな狂ってるきたな~、そこがいいんだけど
182:名無しさん@ピンキー
10/05/30 07:55:29 b/5KP+FR
>>180
乙。淫靡な雰囲気が濃くなってきたね。いいことだ
桜田ジュン編?どんなんだろう。続きも期待して待ってるよ
183:名無しさん@ピンキー
10/05/30 12:40:25 Jd54ozLv
催眠効果を複数人の前で堂々と使うのはこれが始めてじゃないのか?
双子に改心させられるENDかな
184:名無しさん@ピンキー
10/05/30 17:06:32 4J4q+Y6r
>>180 乙です
>「うんっ、お姉ちゃん、もっとオマンコ頑張るね」
滅茶苦茶ツボにきた・・・、もう俺のライフはゼロだ・・・・・・!
185:名無しさん@ピンキー
10/05/30 23:08:20 Rgj59qdB
今さらローゼンを視聴中だが雛苺がいいね。あと金糸雀も好きだな
…あれ?オレってロ(ry
186:名無しさん@ピンキー
10/05/30 23:25:38 M52uyitL
ロリじゃないドールなんていません!
187:名無しさん@ピンキー
10/05/30 23:32:33 0D/eappl
金糸雀は2番目だが炉裏になるのか
188:名無しさん@ピンキー
10/05/30 23:54:12 iI/lK47M
合法ロリ
189:名無しさん@ピンキー
10/05/31 01:10:17 YMpgOinG
ばらしーも改造計画ではロリになってしな
190:名無しさん@ピンキー
10/05/31 13:49:25 gpHqL4fr
・みっちゃんからカナを奪って二人で愛の逃避行
・みっちゃんと結婚してみんなで仲良く暮らす
迷うぜ…
191:名無しさん@ピンキー
10/05/31 13:52:51 gpjXEpl/
>>190
おれは後者だな
192:名無しさん@ピンキー
10/06/01 01:35:36 dQidlzdm
確かに、以前のオレなら迷わずカナをさらっていく所だが、今ではやっぱり後者
朝、出勤前にみっちゃんにチュッしてもらい(オレからしてもいいが)、カナは「いってらっしゃいかしらー」と言いながら手をふってオレを見送る
休日になるとカナと一緒に散歩したり茂みに隠れたりするわけよ。で、そんな場面を近所のオバサンとかに
「本当にお人形さんみたいにかわいらしいお嬢さんで」とか言われたら本当は嬉しいくせに
「困っちゃいますよ、ハハハ」とか言って照れ隠ししつつカナを肩車するわけ
で、年に一回は温泉とか旅行に行ってさ、家族で目一杯楽しむの
それでカナが眠った後にひと息ついて酒を一杯やってたら、みっちゃんがオレの隣に座って
「わたしも少しだけ飲んじゃおうかしら」みたいな事言ってさ。それでクイッと一口だけ飲んだら頬をほんのり赤くして、
「あなたと結婚して本当によかったわ」
…みたいな展開って幸せじゃね?真面目な話で
193:名無しさん@ピンキー
10/06/01 11:23:46 lmlz6JkL
みっちゃんをバックでガンガン突きまくりたい
中出しして女の幸せを教えてドール全員とセックス三昧で暮らしたい
194:名無しさん@ピンキー
10/06/01 12:36:27 HRVcB5oJ
俺は銀様を生で見れれば死んでもいい
195:名無しさん@ピンキー
10/06/04 23:23:55 Xy5XEwbg
蒼い子にチンチン生えて、翠とズコバコしてくれれば
俺は見てるだけでも良い
196:名無しさん@ピンキー
10/06/05 15:27:06 tqCLJ7Dw
こんにちは。MCメイデンを書いているものです。
前回感想をくれた方ありがとうございます。
では、桜田ジュン編を投下します。
197:MCメイデン124
10/06/05 15:28:21 tqCLJ7Dw
◆第十五章 桜田ジュン編 『催眠饗宴』
休日の午後。お茶会をするためにドールたちは一堂に会する。
それは今までにも何度かあったこと。
しかし、今、僕の目の前に広がる光景はこれまでに見たことのないものだった。
「真紅、何の本を読んでるんだ?」
ソファに座り、涼やかな面差しで活字に目を落としている真紅に話しかける。それは普段と変わらない姿の真紅に見えるが。
「これは『雌豚奴隷 ~私のアソコでご奉仕三昧~』っていう本よ。なかなか面白いのだわ」
口から出されたのは、いかにも頭が悪そうなエロ本の題名。およそ真紅が読みそうにない卑猥なもの。
この種の本を読むのが知的と書き換えられた真紅は、いつも読んでいる英語の本の代わりにこれを読んでいるのだ。
「へぇ、さすが真紅だな。少し内容を読み聞かせてくれるか?」
「仕方ないわね。少しだけよ」
得意げな顔をして、卑猥な文章を朗読し始める真紅。その頬は、声とともに赤くなっていくのだった。
次に僕は台所へと様子を見に行く。
台所では、翠星石と蒼星石が裸エプロンでスコーンを作っていた。
「んっ? なんですか、ジュン。まさかつまみ食いに来たんじゃねーですよね? はっ、んああぅん」
「スコーンならできるまで後もう少しかかるよ。ああっ、お尻ぃ、ブルブル震えてるぅっ」
翠星石のオマンコと蒼星石のアナルにはバイブが埋め込まれている。
僕がスイッチを押すと二人は語尾を砕けさせ、気持ちよさそうに腰を震わせ始めた。
「はぁっん、ダメですぅ。バイブ落としたら、美味しいスコーンが作れなくなっちゃうですよぉ~」
「んんっ、僕はケツマンコだからまだ落ちにくいけど、翠星石は大丈夫?」
僕は翠星石の後ろに立つと、下へ手を伸ばす。
「あんっ、ジュン、抑えてくれるですか? ひああっ、手でゴリゴリ動かすなですッ。あっ、ああん、おっぱいも揉み揉みしないでぇ」
「あ……、ジュン君、僕もケツマンコからアナルバイブがずり落ちそう」
バイブを揺さぶり、エプロンの上から翠星石の可愛いおっぱいを揉みしだくと、面白いように声が上がる。
その様子を見て、もじもじとお尻を振って羨ましそうに言ってくる蒼星石。
しばらく翠星石と蒼星石のお尻とおっぱいを揉みしだいてから、僕は台所を後にする。まぁ、あんまり邪魔しちゃ悪いからな。
「バイブを挿して作ってるから、今日のスコーンは飛び切り美味しいですよ」
「ジュン君。期待しててね」
二人の声を背にリビングへと戻る。
カーペットの上では、金糸雀と雛苺がオセロをしていた。
198:MCメイデン125
10/06/05 15:31:13 tqCLJ7Dw
「んふふ、40対24、カナの圧勝かしら!」
「う~、まだ勝負は決まってないの~」
二人は下着を脱ぎ始めると、幼い秘所が互いの口にくるように上と下に重なりあう。シックスナインの体勢だ。
「いい? ヒナがカナのオマンコを舐めれるのは24回。カナは40回。回数を守らないと反則負けかしらッ」
「うゅ~、絶対、ヒナがカナをイカせるんだもん!」
小さな体を折り曲げて、互いのマンコを一生懸命にペロペロと舐め合う金糸雀と雛苺。
僕が教えた『遊び』に夢中な二人を見やってから、水銀燈の横へと座る。
「私までお茶会に参加させるなんて、ジュン、どぉいうつもりなの~。そこまで慣れ合う気はないんだけどぉ」
水銀燈はマングリ返しで両手を花弁に添え、マンコをパクパクと開閉させながら喋っている。
今の水銀燈は、上の口を動かす時は下の口も動かさないといけないと思い込んでいるのだ。
「おや、水銀燈の下の口からエッチな匂いがするなぁ」
「なっ、なに匂いなんて嗅いでいるのよぉっ。バカっ、やめなさい!」
水銀燈は怒鳴るが、口を開く度に一緒にマンコをパクパクとさせてしまうため、まるで誘っているような姿になる。
匂いを嗅ぐどころか奥まで覗かれて、水銀燈は顔を真っ赤にしながらもマンコを濡らし始めるのだ。
「ふふ、水銀燈のアソコ、物欲しそうにヒクつき始めてるぞ」
「そ、そんなわけ、あんっ、指でクチュクチュしないでぇっ。オマンコの音立てないでぇ」
「大声出すとそれだけ下のお口も広げなくちゃならないからな。奥まで丸見えだ」
「は、恥ずかしい。でも、喋るならちゃんとオマンコをパクパクさせないと」
M属性を開花させ始めたのか、どこかうっとりとした様子で水銀燈はマンコを動かしている。こういう水銀燈も中々いいな。
「ジュン君。そろそろジュン君のココ、準備してあげるわね」
水銀燈の表情を観察していると、のりが後ろから抱きついてくる。
のりはズボンのチャックを下ろして僕のモノを大事そうに取り出すと、後ろから抱きついたまましごきはじめた。
「うわぁ、もうこんなに大きくなってる。お姉ちゃんの手コキ、必要なかったかな」
「いや、そんなことないさ。ほら」
「本当、もっと大きくなったわ。これが後でお姉ちゃんのナカに入るのね。……素敵」
優しい手つきで上下にしごかれて、さらに大きくなる僕のモノ。
マングリ返しの姿勢のまま、水銀燈は息を飲んで僕のチンポを見つめている。
「それにしても、ジュン君がドールたち全員とこんなことしてたなんて」
「なんだよのり、文句あるのか」
「ううん、だったら、お姉ちゃんがもっとジュン君を気持ちよくさせればいいだけの話だから」
のりは背中におっぱいを押し付けてさらに情熱的に手コキを始める。
おかげで先走りの我慢汁が出始め、準備は万端過ぎるほどに万端だ。
199:MCメイデン126
10/06/05 15:33:33 tqCLJ7Dw
やがて、午後三時を伝える時計の音が鳴る。
「あ……」
一瞬目を虚ろにすると、ドールたちは今までやっていたことを中断して横一列に並び始めた。
並び終わると四つん這いになり、下着を脱いでお尻を高く掲げる。のりもドールたちに習い、四つん這いになってお尻を振った。
「ジュン、そろそろ『お茶会』が始まるのね」
「ああ。それにしても、すごい……。壮観だ」
真紅、翠星石、雛苺、蒼星石、金糸雀、水銀燈、のり、形や大きさが違うマンコを丸見えにしてお尻を振る姿に興奮が抑えきれない。
真紅からソファの上で横一列になっているが、全員がソファの上に乗ることはできず、金糸雀と水銀燈とのりは床の上で四つん這いになっている。
そんなふうに並んだ七人と、これから一斉にセックスをするのだ。
「じゃあ、みんな。始めるぞ」
とうとう、とうとうだ。夢に見た以上の光景が今ここにある。
はちきれんばかりに高鳴った心音。それを始まりの鐘にして、僕は一歩を踏み出した。
200:MCメイデン127
10/06/05 15:35:12 tqCLJ7Dw
◆
まずは、ソファの上で四つん這いになっている真紅のお尻に手を掛ける。
染み一つない、見た目も感触も曲線までも、美しさと気品に満ちたその肌。夢中で撫で回していると、真紅は艶やかな声を上げた。
「ジュン……。真紅のオマンコに、ジュンのミルクを頂戴」
教えた礼儀作法を守り、ドレスの端を持って恥ずかしそうに催促する真紅。気品と恥らいと淫靡さが相まった声が、たまらなく愛しい。
僕は真紅の尻たぶを割り、後ろから一気に挿入する。
「んはぁんっ、い、いきなり、奥まで入って来るなんてぇ」
貫くと、真紅はマンコに入った深さを表すように背中を大きく反り返した。
真紅の秘所は洪水のように濡れており、僕のモノをすんなりと深くまで受け入れると、ニュチャニュチャと音を立てて蜜壷全体で締め付けてくる。
「なんだよ、真紅。ずいぶんと濡れ濡れだな」
「あんっ、だって、あんな、知的だけど、その、いやらしい本を読んでたら、んっ、変な気持ちになっちゃって」
「それで、こんなに物欲しそうに締め付けてるのか」
「ジュンだって、すぐに出そうなくらい大きくなっているのだわ」
それはそうだ。『お茶会』の前からみんなのあんな姿を目にしてたんだ。
その上、一斉にマンコをさらけ出して一列に並ぶ姿を目にすれば、挿れる前から爆発寸前にもなるというもの。
すぐさまに僕は限界を迎え、真紅の膣内に大量に射精する。
「んあああぅっ。オチンポミルク、いいっ」
ナカ出しされると真紅は気持ちよさそうな声をあげる。だが、まだ終わりじゃない。
僕は真紅のマンコから引き抜かず、そのままピストン運動を続ける。
「そんな、ジュン。出したばっかりなのに、また大きくなって」
「真紅のナカが気持ちいいからだよ」
「わ、私のオマンコの中でミルクがかき混ぜられてる。んっ、んっ、んんぅ、凄いのだわ。こんなの、あはんっ、き、気持ちよすぎて」
「真紅っ、真紅のオマンコは、もう僕のものだよなっ」
「んっ、いきなり、なにを言い出すのだわ。私は、あんっ、ジュンのミルクを貰っているだけで、イイッ、オチンポ、いいっ」
僕の質問に一瞬厳しい声を返すが、突き上げる度に真紅の声はどんどんと甘くなっていく。
「あっ、あんっ、そうよ。私のオマンコは、もうジュンのものなのだわ。だって、こんなにジュンのおチンポミルクを待ちわびてるもの」
「嬉しいよ、真紅。一杯出してやるからなっ」
「うんっ、うんっ! 私もジュンのオマンコになれて嬉しい。ジュンのミルク、いっぱい頂戴」
「くっ、出すぞ」
真紅は二発目の射精を受け入れて、尻を震わせる。
「あはぅ、ジュンのミルクで淹れた紅茶、とてもおいしいのだわ」
そして、マンコにティーカップを当て、垂れてくる精液と混ぜ合せると、美味しそうに飲み下すのだった。
201:MCメイデン128
10/06/05 15:36:40 tqCLJ7Dw
次は翠星石の番だ。
「翠星石は、後ろから貫かれるよりも前からの方がいいです。だって、ジュンの顔が見えるから」
エプロンを脱ぐと翠星石はソックスとスリッパを履いているだけの姿となり、正常位の姿勢で股を広げる。
僕が顔を近づけておっぱいを舐めると、翠星石は鼻を鳴らすような声を上げて背中に手を回してきた。
「くふぅん、まるでしゃぶりつくみたいにペロペロして、ジュンは翠星石のおっぱい、そんなに好きですか?」
「ああ、大きくはないけど柔らかくてとても感じやすくて、大好きだ」
「大きくないは余計ですぅッ」
「はは、ごめんごめん」
「でも、翠星石も、ジュンにおっぱい舐められるの大好きですよ。ああっ、おっぱい舐められながら、オマンコにも入ってきてるぅ」
ぎゅっと抱きつく力を強くして、同じようにオマンコも締め付けも強くしてくる。それでいて、膣内は優しく包みこむような柔らかさも残していて、最高の感触だ。
まさしく、ナカの全てが僕のために動いてくれている。翠星石のオマンコは、そう思わせるくらいに一途なものだった。
「あふぅ、んっ、んっ。どうですか? 翠星石のナカ、気持ちいいですか?」
「ああっ、まるで僕のチンポの全てを知り尽くしてるみたいだ」
「んふふ、当たり前ですよぅ」
正常位で一生懸命に腰を動かす翠星石。大きく広げた足がお互いの動きによって揺さぶられ、僕の後ろでパタンとスリッパが落ちる音がする。
「ジュン。翠星石はオマンコだけじゃなくて全部、ジュンのものです。だから、したくなった時はいつでも言っていいですよ。パイズリでも、オマンコでも、何時だってやってあげるです」
「翠星石は本当に可愛いな。そんなこと言われたら、お前を見る度にお願いしたくなりそうだ」
「それでも、全然構わないです」
貫かれたまま、上気した顔で翠星石は微笑む。僕の腰の動きは急速に速くなっていった。
翠星石のナカに思いっきり射精したくて、奥の奥まで激しく突き上げてしまう。
「ああっ、ジュン、好き。大好きぃっ」
それでも、翠星石は僕を受け入れた。足を絡ませて、一生懸命に僕を気持ちよくしようと腰を合わせてくる。
僕は翠星石のオマンコを目一杯突き上げて、ナカに精子を吐き出す。
「んっ、はぁはぁ、出たですね。ジュンの精液が翠星石のオマンコにどくどくと流し込まれてるの、分かるですよ」
動きを止めて僕はナカ出しの余韻を堪能する。
翠星石は僕との結合部を嬉しそうに眺め、下半身に手を伸ばして、オマンコ越しに僕のチンポを撫でるのだった。
202:MCメイデン129
10/06/05 15:38:12 tqCLJ7Dw
「次はヒナの番なの~」
翠星石からチンポを引き抜くと、雛苺が無邪気な声を上げて僕に飛びついてくる。
始まるのは『いやらしいジュン登り』だ。
「んしょ、うんしょ、ジュンのオチンチン。濡れ濡れなの~」
よじ登ると、雛苺はぺったんこな胸全体を使って僕のチンポをスリスリとしてくる。
「ジュン、ヒナのロリマンコでいっぱい気持ちよくなってね」
さらに少しよじ登ると、雛苺はそう言って腰を下ろし始める。
雛苺のナカは相変わらず狭かったが、それでもゆっくりと奥まで入っていくのだった。
「はふぅ、雛苺のナカに、全部入ったな」
「うん、あふっ、ジュンのオチンチンが奥まで刺さって、ヒナの体を支えてるの」
そう言うと、雛苺は僕にしがみついたまま腰を上下に揺さぶり始める。
「うゆぅんっ、あっ、あんっ、きゅうぅん、すごいのっ、ヒナ、どんどんエッチになっちゃう」
片手で持てそうなくらいに軽い体の雛苺が、僕のチンポを咥え込んで必死に腰を動かしている。
その光景に僕のモノはますます興奮して、ただでさえ狭い雛苺の膣内を更に圧迫していく。
「あゆぅん、おっきくなったの~」
「雛苺が可愛すぎるからさ。それっ、僕も動くぞ」
「きゃんっ、そんなに突き上げられたら、ヒナのロリマンコ壊れちゃう。でも、気持ちいいの~」
僕に突き上げられる度に、ふわふわの髪を揺らして可憐な喘ぎ声を上げる雛苺。
その体からは、ほのかなミルクの匂いに混じって、発情した匂いが香り始めていた。
「こんなにちっちゃなマンコで締め付けて、気持ちよさそうに声まで上げて、雛苺は『いやらしいジュン登り』がすっかり好きになったな」
「あんっ、あんんっ、もうイキそうなのっ。これも、ジュンと翠星石がヒナを開発してくれたおかげなの~」
本来なら受け入れるはずのない五歳児のような体で、マンコを目一杯広げて奉仕する雛苺。それをなんの疑問も持たずに見守るドールたち。
そんな背徳的な光景に臨界点を迎え、僕は雛苺の膣内に思いっきり精子をぶちまける。
「あぅんっ、イッちゃう、ヒナ、熱いのいっぱい出されて、もうイッちゃう~」
絶頂を迎え、小さなマンコから僕の精液をぼたぼたと溢れ出させて脱力する雛苺。
ヌポリと引きぬいてソファの上に横たわらせると、雛苺はハイハイをして真紅に近寄った。
「えへへ、真紅にジュンのミルク、分けてあげる~」
「はぁはぁ、すごい匂い……。雛苺は優しいのね」
「はい、どうぞなの、真紅」
「んふぅ、ぺちゃぺちゃ、雛苺のオマンコからジュンのミルクが一杯。雛苺の愛液と混ざり合って、ちゅう、じゅるッ、とても深い味わいなのだわ」
精液だらけのマンコを差し出す雛苺と、舌をナカにまで突っ込んでぺちゃぺちゃと美味しそうに舐める真紅。
そんな二人の姿を見て、僕のチンポはすぐにいきり立ってしまう。
203:MCメイデン130
10/06/05 15:40:03 tqCLJ7Dw
「ああぁん、ジュン君、次は僕の番だよね」
隣では、裸エプロン姿の蒼星石が、物欲しそうな顔をして尻をふりふりと振っていた。
「んはぁ、早く挿れてよぅ。ジュン君がみんなを犯している姿を見て、僕のケツマンコはもうトロットロッになってるんだよ」
物欲しそうにアナルをヒクつかせ、蒼星石は熱っぽい声をあげる。
「そんなに期待されたら、応えて上げないと、な!」
「んはああああっ、ジュン君の立派なチンポォッ、僕のケツマンコにずぶずぶ入ってきたああぁん」
後背位で一気に挿入すると、蒼星石は大声を出して喜びにお尻全体を震わせた。
「はは、凄い感じようだな、蒼星石」
「ああっ、僕ばっかり気持ちよくなってごめんね。すぐにジュン君も気持ちよくするから。……んっ」
蒼星石はそう言うと腰を動かし始める。
ゆっくりとアナルを味合わせるように前後に動いたと思うと、左右に少しカーブをかけて亀頭とカリをこそげるように刺激したり、かなりのテクニックだ。
「はぁはぁ、ケツ穴でこんなにチンポをしごけるなんて……。気持ちいいぞ、蒼星石」
「ああんっ、褒めてもらえて嬉しいよ。僕、もっと頑張っちゃう」
僕のチンポがさらに深く入るようにお尻を密着させ、蒼星石はお尻の穴で円を描くように腰を動かし始める。
「はぁう、ケツマンコの中でジュン君のチンポの形が分かるよぉ。僕、男の子なのに女の子みたいにチンポ受け入れてる、幸せぇ」
「犬みたいに舌をだらんとたらして、僕のチンポを味わうように腰を動かして、男の子の癖に蒼星石は本当に犯されるのが好きなんだな」
自分のことを男だと思い込んでいる蒼星石は、僕の言葉でますます燃え上がり、本来の女の子らしい声を喘ぎ声にしてアナル奉仕をしてくる。
「だって、ジュン君は僕のお尻の処女をもらってくれた人だから、お尻の穴をケツマンコにしてくれた人だから、挿れられるだけで幸せになっちゃうんだもん」
僕の快感をかきたてるように小刻みに腰を動かし、快楽にとろけた顔で言う蒼星石。僕は蒼星石のアナルを抉るようにチンポを突き入れる。
「んひぃぃんッ、イイようッ、ジュン君のたくましいおチンポに犯されて、ケツマンコがキュンキュンしちゃうよぅ!」
揺さぶられて蒼星石はアクメ寸前の声を出している。僕は蒼星石の尻を食い込むくらいに掴むと、射精した。
「ふぅ、よかったぞ、蒼星石」
「はぁはぁ、ジュン君も素敵だったよ。僕のお尻はジュン君専用だから、もっとエッチなケツマンコになれるように頑張るからね」
「ふふふ、蒼星石は本当に真面目で努力家だな」
「えへへ、ジュン君、大好きだよ」
精液を垂らしたお尻を掲げたまま、蒼星石は上半身を力なくソファにつける。そんな姿で振り返ってイキ顔を僕に見せるのだった。
204:MCメイデン131
10/06/05 15:41:54 tqCLJ7Dw
「うう~、すごく緊張するかしら」
次は金糸雀。金糸雀は小さなオマンコを両指で広げ、おどおどとした表情で眉根を寄せている。
無理もない。金糸雀にとって、今日が処女喪失の記念日になるのだから。
「いいか、金糸雀」
「う、うん。ジュンの精子をゴックンするのも慣れてきたし、きっと大丈夫だと思うの」
僕のザーメンに慣れたことは直接関係ないだろうけど、まぁ、安心するために大丈夫だという理由をかき集めているんだろう。
雛苺と変わらないちっちゃくてぷにぷになワレメ。ある程度舐めてふやけさせると、僕は亀頭で小さな膣口を掻き分けて挿入した。
「あっ、ずにゅうってカナの中に、んぎっ、あああああっ」
そりたったチンポを押し進め、ブチブチと金糸雀の処女膜を破っていく。
小さな体を強張らせて喪失の痛みに耐える金糸雀。それを他のドールたちが口々に励まし始めた。
「カナ、あいとーなの」
「大丈夫です。チビ苺だって処女を捧げれたんだから、チビカナにもきっと出来るですよ」
「辛かったら『オチンポミルク』と言うといいのだわ。きっと気持ちよくなれるから」
「ああ、あんなに小さな体なのに、女の子の穴を逞しいチンポで犯してもらえるなんて。金糸雀、これはとても幸せなことなんだよ」
「ふぅ、仕方ないから、私が手を握っていてあげるわぁ」
金糸雀が処女喪失する姿を、お尻を丸出しにしたみんなが見守って支えている。
これ以上ないくらいに倒錯した光景。淫靡な性臭と温かい雰囲気が交わりあう濃密な異常。
「はぁ、はぁ、みんなに応援されて嬉しいかしら。これで、カナのオマンコも一人前」
そんな中で、金糸雀は幸せそうに微笑み、貫かれたまま浅い息を繰り返していた。
「よく頑張ったな、金糸雀。ご褒美におでこナデナデしてやるぞ」
「あんっ、感じちゃう。おでこ撫でられて、エッチな気分になっちゃう」
僕はおでこをすりすりと撫でてやりながら、ゆっくりと腰を動かし始める。
「どうだ、金糸雀。初めてオマンコで味わう僕のチンポは」
「あふっ、あうぅん。カナのオマンコ、女になっていってるかしら。ジュンに貫かれて、女になっていってるかしら」
巻きつくようにきつい膣内を往復し、金糸雀の性のさえずりを耳に射精感を高めていく。
「んっ、もうすぐ出るぞ。おでこナデナデしながら、ナカ出ししてやるからな」
「はっ、はっ、はっ、はっ、おでこイイの。おでこ気持ちよくなって、オマンコもエッチになってきてるの」
「うあっ、出る。もう出る!」
「出してっ、カナの初めてのオマンコに、熱い精子をたくさん出してぇっ」
びゅるびゅると、狭い膣内を白濁液で染め上げる。
金糸雀はマンコにたっぷりと注がれた精子を確かめるように指で広げると、僕に見せて誇らしげに微笑むのだった。
205:MCメイデン132
10/06/05 15:43:44 tqCLJ7Dw
金糸雀から離れると、今度は水銀燈にのしかかる。
「あんっ、ジュン。チュッ、チュ、ムチュゥ、チュウ~」
水銀燈は、僕の首に手を回して熱心にキスをしてきた。
「ふふ、水銀燈、そんなに僕のチンポが待ち遠しかったのか」
「ぷはっ、や……、そんなわけ」
「素直になるんだ」
愛液に濡れたクリトリスをこしこしと擦り上げると、水銀燈は目をとろんとさせて悩ましい声を上げる。
「んんっ、だってぇ、ジュンがみんなの並んだオマンコに逞しいのをハメハメしている姿を見たら、どんどんと欲しくなっちゃって」
「よし、じゃあ、今から水銀燈のオマンコにも挿れてやるからな」
「うん、私の一番大切なところ、いっぱい突いて」
水銀燈は胸をはだけて横になると、すらりと長い脚を掲げる。僕は天井を向いて伸びた細い脚を抱きしめ、そのまま腰を押し出して挿入した。
「んはぁ、あんっ、あんっ、イイの……、ジュン。横から突かれて、気持ちイイの」
「僕も気持ちいいぞ。水銀燈のオマンコは、相変わらずの名器だな」
僕のピストン運動にあわせて銀の髪が揺れる。艶やかな胸のふくらみが揺れる。声に違わぬ喜びを示すように、蜜壷は濡れて絡み付いていた。
水銀燈は横たわって僕に貫かれているため、結合部が他のドールたちに丸見えだ。
マンコが僕のモノを咥え込んでいる様子も、クリトリスが立っている様子も、愛液を太股まで垂らしている様子も、全てさらされて僕に貫かれている。
以前の水銀燈なら、その恥辱は耐え難いものだったろう。
しかし今では、水銀燈はそのことに喜びを見出していた。
「ああん、見られてる。私がジュンに愛してもらっているところ、みんなに見られちゃってる」
「嬉しいか、水銀燈」
「うん、うんっ、嬉しいのぉっ。みんなに見られて、ジュンにオチンチンを激しくハメハメされて、もうイッちゃいそう」
喜びの声を上げながら、水銀燈は僕に絶頂が近いことを報告してくる。
僕が腰の動きを早めると、さらに可愛い喘ぎ声を上げて、動きに合わせてきた。
「はぁはぁはぁ、いくぞ、出るぞ!」
「んあああっ、一緒に、一緒にイッてぇっっッ」
誘い込むように襞が動き、僕は水銀燈の膣内に射精する。水銀燈はひときわ大きな嬌声を上げると、満足そうな顔をして床に頬を付けるのだった。
206:MCメイデン133
10/06/05 15:46:23 tqCLJ7Dw
最後はのりだ。
射精して萎んだ僕のチンポを、のりは水銀燈と一緒になってパイズリ奉仕している。
「んっ、ふあっ、水銀燈ちゃんの乳首と擦れ合って、私の乳首も立っちゃう」
「あんぅ、のり、私のことをちゃん付けなんてしないでよ。それにしても、のりのおっぱいって大きいわね」
二人のたわわなふくらみが、僕のチンポを愛撫する。
お互いの胸が、僕のチンポを中心にしていやらしく形を変え、柔らかい感触と沸き立つ色気を伝えてくる。
互いの乳首をこりこりと擦れ合わすたびにのりと水銀燈は甘い声をあげ、さらに情熱的に僕に奉仕をしてくるのだった。
「んっ、んっ、んっ。ジュンのオチンチン、さっきナカ出ししたから、私の愛液でヌルヌルしてる」
「ああっ、私と水銀燈ちゃんのおっぱいで硬くなってきてるわ。今度は私のオマンコにこれが入るのね」
胸から覗く僕の勃起をうっとりと見詰めているのり。
準備が出来ると、僕はのりを四つん這いにさせて後ろから貫いた。
「ふあああぁん、ジュン君のおチンポ、入ってきたよぉ」
ねっとりとした淫靡な膣内の感触が僕のチンポを包み込み、ゆっくりヌメヌメと締め付けてくる。
「さぁ、のり、今度はここで僕を気持ちよくするんだ」
「うん、お姉ちゃん、オマンコ運動がんばるね」
眼鏡の奥の瞳を怪しく色づかせ、のりは大きな尻を淫らに動かしていく。
いつでも突き込めるようになったのりの穴は、日に日にいやらしくなって僕のチンポに奉仕するようになっていた。
「あんっ、あぁん。ねぇ、ジュン君、お姉ちゃんのオマンコどう?」
「だいぶ良くなったな。腰の動きもいい。さすが、毎日、登校前にヤっただけはある」
「うふふ、ジュン君に犯されながら朝ごはんを食べるの、すっかり癖になっちゃった」
のりは膣内の襞で僕のチンポを舐め尽すように腰を動かし、振り向いては僕に熱っぽい視線を向けてくる。
僕は後ろからのりの大きな胸を揉みしだき、腰の動きを早めた。
「あっ、あっ、あっ、イイ、ジュン君、その動き、気持ちイイよぅ」
「のりのオマンコに、いっぱい出してやるからな」
「うはぁん、ジュン君、キスして、後ろからキスして。キスしながらお姉ちゃんのオマンコにザーメン流し込んでぇっ」
振り向いて訴えるのりに腰をかがめて顔を近づけると、僕はディープキスをする。
舌を貪りあっての射精。
のりは全身を震わせて、僕のナカ出しを味わっていた。
207:MCメイデン134
10/06/05 16:03:55 tqCLJ7Dw
「んはぁ、ビュクビュクいってる。私のオマンコの中でビュクビュクいってるのがわかるよぅ」
「ああ、すごいのだわ。のりったらあんなに嬉しそうにオマンコで咥え込んで、なんて美しい光景なの」
キスから始まる姉弟の行為は過激であるほど素晴らしいと認識するようになった真紅は、僕たちの光景を見て憧憬の眼差しを送っている。
「ははは、真紅、僕も褒めてくれよ」
「ええ、のりのオマンコをあんなに激しく突いて、ナカ出ししているジュンもとても素晴らしいのだわ」
真紅の言葉に満足して、僕はのりのオマンコからチンポを引き抜く。
「さぁ、みんな、最後に『誓いの言葉』だ」
そして、締めくくりのキーワードを放つと、みんなが幸せそうな顔をしてM字開脚を始めた。
真紅、翠星石、雛苺、蒼星石、金糸雀、水銀燈、のり。それぞれがナカ出しされた穴を指で広げて、僕に顔を向けてくる。
「みんなが今広げている穴は、誰のものだ」
精液が垂れたままの穴をさらに大きく広げて、口々に呼ばれる僕の名前。
こうして、饗宴は終わりを告げるのだった。
208:MCメイデン135
10/06/05 16:05:52 tqCLJ7Dw
◆桜田ジュン編その2『ラプラスの魔』
ラプラス。
フランスの数学者と同じ名前を持つタキシード姿の兎は、nのフィールドからその饗宴を眺めていた。
「ふ、ふふふ」
いつもは慇懃な雰囲気で本心の全てを覆い隠しているような姿なのだが、今のラプラスの魔にそれはない。
赤い瞳は邪悪とも純粋とも取れるような喜びで満ちていた。
「くくく、思ったとおり、思ったとおりだ」
以前よりも遥かに人間らしい声をあげているドール達。その姿を見てラプラスの魔は笑う。
「見ていますか。ローゼン」
勝ち誇った声で、ラプラスの魔はnのフィールドの何処かにいるであろう人形師に声をかけた。
傍観者に過ぎないこの兎は、いつの頃からか、ある疑問を抱くようになっていた。
アリスゲームというものは、なんとも非効率なものではないかと。
ローゼンの作り出したドール達は、どれも人形の水準を遥かに超えた素晴らしいものだ。
それを、至高のアリスと言うもののために潰し合わせるのはなんと勿体無いものであるか。
ラプラスの魔にドール達への愛というものは全くない。しかし、ローゼンのとったアリスゲームという方法には苛立ちを感じていた。
それこそ、順当な解を導けない数式を目の前にした、数学者のように。
至高のアリス。それを目的に人形を作るのは素晴らしいことだろう。
しかし、ドールから人間を生み出していない現段階で完璧なアリスを創り上げようとし、あまつさえ、せっかく作り上げたドールを傷つけ壊す方法をとるというのはあまりに愚策だ。
「ローゼン。わたくしは常々思っていたのですよ。目的に近づくには段階を踏まねばならないと」
そう。まずは人形からアリスを作るのではなく、人形から人間を作るのが先ではないのか。
そこで白羽の矢を立てたのが、桜田ジュンだった。
人間の命の一部とも言える精。それをローザミスティカに与え続けることによって、ドールを人間へと近づかせる検証を行っていたのだ。
今、仮説が成り立ち、ドールが人間へと近づき始めていることを知ってラプラスの魔は満足する。
209:MCメイデン136
10/06/05 16:07:48 tqCLJ7Dw
「少年、君には感謝せねばなりませんね」
感謝の気持ちが全くこもっていない声でラプラスの魔は言った。
「期せずして、君は指輪のからくりと同じ方法を実践しましたが、気付く由もないでしょう」
ドールたちを書き換えることのできる黒い指輪。
しかしこの指輪は、ドールだけを書き換えるのではない。装着者である人間をも書き換えることができるのだ。
桜田ジュンは翠星石と蒼星石を使ってのりの心の庭を剪定させたが、全く同じ原理で彼も心の庭を剪定されている。
指輪をつけた時点から徐々に、そして、今ではもう完全に。
彼は自らの魂を削りながら死ぬまでドールたちに命の欠片を与え続けることだろう。
……もっとも、その時間もあまり長くはなかろうが。
「さあ、少年。わたくしの取った方法が人形師ローゼンよりも確実で正しい方法だと証明してください。その時こそ、このわたくしは傍観者でなく、求道者として完成するのです」
ラプラスの魔は語りかけるのだった。
当の者たちには届かぬ言葉を、広大なnのフィールドの中で一人、妄執にかられながら。
210:名無しさん@ピンキー
10/06/05 16:10:06 tqCLJ7Dw
今回はここまで。
次回、終章をお送りします。
それでは。
211:名無しさん@ピンキー
10/06/05 19:11:47 +jmcHF1d
今回も乙です
ジュンがやけに精力絶倫なのはそういうわけか・・・
なんとか生き延びて、新しい痴態を見せておくれ
212:名無しさん@ピンキー
10/06/05 19:42:15 8ArqJl7O
次回終章ですか。淋しいような楽しみなような…
213:名無しさん@ピンキー
10/06/05 20:10:02 yMmBRKOn
稀に見る良SS。
このまま7人が人間になって、指輪が壊れて洗脳が解ければ嬉しいんだが……。
どうもっていくのかな……。
楽しみだぜ
214:名無しさん@ピンキー
10/06/05 20:33:24 VJtBHA0V
>>213
のりは元から人間ですよ?
てかのりは妊娠ってオチが待ってそう…
215:名無しさん@ピンキー
10/06/06 02:54:20 7eDxc7t/
おう…実に素晴らしいな。
エロくてストーリーもしっかりあって、ストーリーがまたエロさを際立たせていて…
エロエロ最高だね
216:名無しさん@ピンキー
10/06/07 11:43:52 STI36X9r
77 名前: 40歳無職(東京都) [sage] 投稿日: 2007/10/21(日) 22:26:21 ID:nU6siOSR0
[ 水銀党員向け回覧 ]
翠に援軍を出すべし。
相手に偽が入っているのは間違いないが、実際のところは全くわからない。
投票数:5320レス 18:30:00現在
1位 2254票 柊つかさ@らき☆すた
2位 1816票 翠星石@ローゼンメイデン オーベルテューレ
救援のメリット
・党員が翠の負けを望んでいるみたいな不名誉なうわさを否定できる。
・翠の支援なしには銀様も勝っていくのは厳しい、こちらも救援の姿勢を見せる必要あり。
・今回、アンチがローゼン潰しに成功したら、味をしめて銀様にも仕掛けてくる可能性が高い。
・もし翠が圧勝すれば、アンチローゼンの士気が落ちて、最強といわれる銀様潰しは断念してくるかも。
・なにより、苦戦している仲間を見捨てれば、銀様と党員は卑怯者の烙印を押されてしまう。
デメリット
・翠が勝ったとき枠数の関係で、銀様戦では、より激しい抵抗が予想される。
217:最強オナニスト巴ちゃん
10/06/07 12:48:40 Duxf7UQk
柏葉巴はオナニストである。故に今日もオナニスト道を究めるべく自室で自慰っていたのだが、
そこに思わぬ来客が現れた。何と鏡の中から巴の幼馴染の桜田ジュンが現れたのである。
「おーい柏葉、久々に来てやったぞ…って何をしてるんだお前!」
「さっ桜田君!」
鏡から人が出て来ると言うのは本来あり得ない事だが、ローゼンメイデンのドールズのマスターたる
ジュンならドールズの力を借りてnのフィールドを通って巴の部屋の鏡に出るのも容易かった。
まあそんな事はどうでも良い。大切なのは巴が自分の自慰をジュンに見られてしまった事である。
「お前…それ僕知ってるぞ…。自慰って奴だろ…。」
巴が自分の自慰を見られてしまい呆然とする中、ジュンの瞳には涙が浮かび始めていた。
「見損なったぞ柏葉! 自慰はいかんって学校で教わらなかったのかよ!
自慰やりすぎると馬鹿になるって先生に言われなかったのかよ!?」
「ええ!?」
ジュンの言分は確かに正論だが、普通学校でそういう事は教えないよな。と、そこでジュンは
巴の部屋に一つのトロフィーが置かれている事に気付いた。
「ん? 何だこのトロフィーは。どうせ学校の剣道部で大会に出て優勝した時のも……って何だこれは!?
オナニストワールドカップ2010優勝トロフィー!? お前こんなのに出てたのか!? ってか優勝!?
おまけにワールドカップやる位に規模の大きい自慰の大会とかあるのかよ!? それが一番怖いわ!」
巴の部屋に置いてあったトロフィーは何とオナニストワールドカップ2010なる大会の優勝トロフィーだった。
つまり巴はワールドカップで優勝してしまう程のオナニストだったのである。これは恐ろしい事だ。
しかし、桜田ジュンにとってはこの上ない程悲しい事であり、目から涙がボロボロと流れ落ちていた。
「見損なった…見損なったぞ柏葉…。お前はこんな事する奴じゃないって信じてたのに…。
こう言うのはお前みたいな優等生がやる事じゃないんだよ! 全世界の巴ファンに謝れ!
よし。こうなったら僕が人肌脱いでやる。僕がお前を自慰の呪縛から解き放ってやる!」
するとジュンは自分のズボンとパンツを脱ぎ下ろし、そのまま巴を押し倒した。
「キャー! やめて! やめて桜田君!」
「やめるもんか! それに元はと言えばお前が自慰なんかするから悪いんだからな!
嘘吐きは泥棒の始まりって言葉があるけど、自慰はエロテロリストの始まりなんだぞ!」
巴は力一杯抵抗しようとするが、ジュンは思った以上に力が強く、振り解けない。
「僕を侮るなよ! 伊達に毎日あの呪い人形にいびられてるわけじゃないんだぞ!」
何と言う事だろう。ドールズにいびられる毎日はジュンを思った以上に強くしていたのだ。
そして巴の自慰して濡れ濡れな淫唇に向けてジュンの剥き出しな肉棒が押し込まれた!
「うっ!!」
ジュンの肉棒が押し込まれた瞬間、巴は苦悶の表情となり、接合面からは真っ赤な血が流れ出る。
ジュンが巴の処女膜を貫き、処女を奪ったのだ。しかし、意外にもこれに最も驚いているのはジュンだった。
「な…お前…処女だったのかよ! あんな凄い自慰っぷりだからもう経験あるのかと思ってたぞ!
って言うか…お前が処女だったなんて…不自然過ぎるだろ! だってお前学校のアイドルになっても
可笑しくない位可愛いし、ヒキコモリな僕なんかと違って優等生だから相手なんていくらでもいるって思ってた!
剣道部の先輩とか他の運動部の主将やらエースやら、果てには教師とだってやりまくりだと思ってたぞ!
だけど実際は処女とか…幾らなんでも裏切られすぎだろ僕! まあ裏切られたって言ってもこれは良い意味でだけどさ。
よし、そうと決まれば思う存分やりまくってやるぞ!」
「らめー! らめー! 桜田君らめー!」
こうして桜田ジュンとの始めてのSEXを経験した柏葉巴はオナニストを引退した。
もう自慰をする必要が無い程の性的快感をジュンが与えてくれる様になったのだから。
-完-
218:名無しさん@ピンキー
10/06/07 14:14:45 HAhvPfA5
文体から先生が出てくるのかと思ったがJUMでワロタ
219:名無しさん@ピンキー
10/06/07 14:54:01 BaZPbeKf
>人肌脱いでやる
あながち間違いでもないな
ある意味
220:名無しさん@ピンキー
10/06/07 20:10:51 wJd5qp5R
JUM台詞なげーなw
221:名無しさん@ピンキー
10/06/07 23:44:56 tAV+94lO
>>217
>オナニストワールドカップ
ワロタww
が、待てよ? 前にν速にそんなスレが…と、思ったら
マスターベーションマラソンで(ry
URLリンク(blog.livedoor.jp)
222:名無しさん@ピンキー
10/06/09 22:24:50 +6mMIK1C
どうやったら一等になるんだよそんな競技www
回数か?逝く時間か?潮の飛んだ距離か?
わからない…
223:名無しさん@ピンキー
10/06/12 10:17:08 v4oW8V1x
>>222
俺達凡人には見守ることしかできない
224:名無しさん@ピンキー
10/06/12 14:10:37 88A50+L5
こんにちは。
MCメイデンを書いている者です。
今回が最後の連載。
それでは、終章、投下します。
225:MCメイデン137
10/06/12 14:14:53 88A50+L5
◆ 終章『新たなるマエストロ』
あれから幾年かの月日が過ぎる。
桜田ジュンは、自室のベッドに腰掛けて水銀燈と肩を寄せ合っていた。
「こうして、二人っきりになるのも久しぶりね」
「ああ、そうだな。でも水銀燈、体のほうは大丈夫なのか? どこか具合の悪いところとかはないか?」
「もぅ、最近のジュンは少し私の身体に気を使いすぎよ。そこまで過保護にされると、むず痒くなっちゃうわぁ」
「悪い。でも心配なものはやっぱり心配でな」
ジュンはそう言うと水銀燈のある場所へ手を伸ばす。19歳になった彼の手は、少年のものからいつしか青年のそれへと変わっていた。
より太くなった手首、関節のふしくれ、いつの間にか割れた拳。それには、青年のものというだけではなく、匠の若き年輪さえ感じる。
顔も、眼鏡を掛けているところや髪型は相変わらず。少年としての面差しを残しながらも、やはりその顔つきは青年に近づいている。
……そして、水銀燈の身体にも変化はあった。
「なにせ、僕にとってこれは初めての体験になるのだから」
ジュンは水銀燈のお腹を優しく撫でる。
それは、かつての水銀燈にはなかった部分。彼女が自分をジャンクと苦しんでいたポッカリと空いた穴。
だから、ジュンは水銀燈を抱くときに全てを脱がすことはなかった。彼の初めての人形作りは、彼女の欠けた部分を補うために行われた。
作り上げた腹部をはめ込んだとき、水銀燈がボロボロと涙をこぼしていたのを今でも鮮烈に覚えている。
「不思議なもんだな。もう部品でも部位でもない。今ではここは完全に水銀燈の身体だ。だから、こんなに息づいている」
あの出来事がきっかけとなったのかは、分からない。今ある水銀燈の体の変化が奇跡なのか必然なのかも。
「んっ、あっ、そんな事言われながら撫でられると、なんだか変な気持ちになっちゃう」
水銀燈は、妊娠していた。
幾度となくジュンの精を受け続けた水銀燈は、人間に近づくだけではなく、新たな命をも宿していたのだ。
「ねぇ、ジュン。今の私、ひどく不恰好じゃないかしら」
「そんなこと言ったら、お腹の中の赤ちゃんが怒るぞ」
「うん。ごめんね、赤ちゃん。でも……、やっぱりまだ実感が湧かないのよ」
水銀燈はそっとお腹を撫でると、戸惑った顔をして眉根を寄せる。
「ずっと一人でさまよっていて、ローザミスティカを奪うことを一番にしていた私が、ママになるなんて」
「僕は、水銀燈はいいお母さんになると思うけどな」
226:MCメイデン138
10/06/12 14:17:37 88A50+L5
ジュンは水銀燈の服を脱がし、乳首に吸い付く。
「あっ、ひゃん!」
「だってほら、こんなにたくさんミルクが出るじゃないか」
「だめよぅ。そんなにじゅぱじゅぱたくさん吸っちゃ、赤ちゃんの分がなくなっちゃう」
「こんなことでなくなりはしないさ。ほら、お前のママのおっぱいはすごくおいしいぞ」
「もう……。ふあっ、また出ちゃう」
お腹の中に居る赤ちゃんに語りかけるジュン。
大きく張った胸を揉みしだかれる快感に悶えながらも、水銀燈はジュンの股間へと手を伸ばしてくる。
「流石にナカは無理だから、手でしてあげるわね」
そう言うと、水銀燈はジュンのモノをしごき始めた。
今まで何度も自分のマンコを突いてきたそれを、幾度となく奥で熱い精子を流し込んできたそれを繊細な手で握り締め、コスコスとしごき続ける。
乳首を何度も吸い上げられ、丸くなったお腹の上に母乳を垂らしながらも、水銀燈はジュンによって仕込まれた動きを情熱的に繰り返していた。
「水銀燈、口を開けて」
「ん、こう?」
ジュンは水銀燈の乳首から出た母乳を口にため、キスをする。
「ほら、これが水銀燈のミルクの味だ」
「んく、……甘い。これが、私のおっぱいの味」
口に含んだミルクを、水銀燈の舌に絡ませるように動かしてのディープキス。
水銀燈もそれに応えるように舌を動かしてきた。自分の母乳が絡まった舌でジュンの口内を愛撫してくる。
指は亀頭のくびれや裏筋を刺激し、距離をゼロにするかのように身体を寄せて激しくキスをせがむ。
ベッドの上には、何枚かの羽根がひらひらと落ちていた。
「んちゅ、チュゥッ。もっとキスして、ジュン」
「ああ、大好きだ、水銀燈っ」
「ふああっ、そんなこと言って、真紅達にも同じように言っている癖にぃ」
「そうだっ、真紅だって翠星石だって、みんな愛してる。それでもな、水銀燈を世界で一番愛しているのはこの僕だッ」
熱くほとばしる精子が水銀燈の太ももとボテ腹を白く濡らす。
射精しても勃起したままのチンポを水銀燈は乳首で愛撫し、母乳にまみれさせるとフェラチオを始めた。
「んああっ、ジュンのチンポぉ、何回も何年も私のオマンコを突いてきたチンポ。私をママにしちゃったオチンポぉっ」
ジュンを気持ちよくさせるためだけに舌を絡ませ、首を上下に動かして深く浅くストロークを繰り返す。
引き出される快感の波に脳髄を痺れさせて、ジュンは水銀燈の口内に何度も精を放つのだった。
227:MCメイデン139
10/06/12 14:19:49 88A50+L5
ことが終わると、ジュンは服を来て水銀燈の肩を抱き、聞く。
「水銀燈、今、幸せか?」
数年前に水銀燈とした約束。
その気持ちに今も偽りはないが、幸せというのは人により定義が変わる。
こんなことを聞いてしまうのは、ジュンにまだ普通の人間として、気弱な少年としての過去が微かに残っている証なのかもしれなかった。
「ふふ、そんなの、教えてあげるわけないわ」
水銀燈は、ジュンの頬に手のひらを添えるとそう答える。
「ジュン、あなたは私からアリスゲームという存在意義を奪った。だから、あなたがそれに替わるものを用意するのよ」
「分かってる。けどな、水銀燈、お前は用意されなきゃ存在意義を確かめられないような弱い薔薇乙女じゃないぞ。だから、二人で作るんだ」
何度か苦しそうに咳き込み、過去の気弱な自分を吐き出すように息を吐くと、ジュンはいっそう強く水銀燈の肩を抱いた。
水銀燈は頬に添えた手のひらを離して微笑むと、話し始める。
なんだかんだ言って、真紅が一番世話を焼いてくれていること。
翠星石や蒼星石が羨ましがっていること。雛苺と金糸雀がお腹を触らせてと言ってくること。
日々の様子を話す水銀燈の顔は、嬉しそうだった。
228:MCメイデン140
10/06/12 14:23:01 88A50+L5
◆
水銀燈が部屋を出ていくと、ジュンはパソコンを起ち上げて届いたメールをチェックする。
依頼の内容と提示された金額をまず確認。日本語以外で書かれたものはプリントアウトして束ね、真紅に見せるためにまとめる。
19歳になった彼は、人形の服を作り出すデザイナーとしてその腕を振るっていた。
ネット上でジュンのマエストロとしての腕は囁かれ初め、今では多くの好事家から依頼が舞い込んでくるようになっている。
依頼の内容の多くは単純。
『この人形に世界一似合う服を作ってくれ』
まずは依頼者が金額を提示し、出来た作品が本当に世界一似合うと思えるものなら倍額を支払うというものだ。
この依頼者の匙加減でどうとでもなりそうな条件で、彼はほとんどの倍額報酬を受け取っていた。
他にも修繕など、人形に関わることならほぼ全ての依頼を引き受けている。ただ一つ、その人形が嫌がるとジュンが判断した場合を除いて。
桜田ジュンの作品に息を吹きかけるのはミューズかグラシャラボラスか。
振るわれる腕は、神に愛されたとも、悪魔に魂を売り払ったともとれる芸術の領域。
好事家であるほど、その輝きに心を奪われるのだろう。
あるいは、作品からにじみ出る雰囲気に、桜田ジュンの常識とはかけ離れた生活ぶりを感じ取っているのかもしれない。
「おーい、真紅。この文章を全部日本語に訳しておいてくれないか?」
「ジュン、いい加減、英語くらい覚えたらどうなの」
「馬鹿を言うな。そんなものに時間を使うくらいなら、人形に時間をかける」
ジュンは真紅に翻訳を頼むと、工房がわりに使っている空き部屋へと移る。
彼はひきこもっていたあの頃と同じく、これから先も家から出ることは滅多にないだろう。
今日もまた、ジュンは工房でその腕をふるう。
後ろに降り立つ、一つの影に気が付くこともなく。
229:MCメイデン141
10/06/12 14:26:54 88A50+L5
◆
ラプラスの魔はnのフィールドを介してジュンの後ろへと降り立つ。
目の前には、黙々と工房で仕事をしている、かつて少年だった『何者』か。
本当は、二度と会うつもりはなかった。
取るに足らぬ実験用具として、桜田ジュンはすでに枯れ果てているはずだったから。
「なぜ、まだ生きているのです?」
声をかけられてジュンは振り返る。
「お前は確か……」
「ええ、お久しぶりです。あなたに黒い指輪をプレゼントした兎ですよ」
シルクハットを取って慇懃に礼をするラプラスの魔。しかし、声には苛立ちが隠せないでいた。ラプラスの魔自身にも理解し難い、猛烈な苛立ちが。
「まだ生きてるっていうのは、どういう意味だ?」
「ああ、そうでしたな。あなたは何も知らないのだった」
シルクハットをかぶり直し、ラプラスの魔は赤い目を細めて説明を始める。
「その指輪、ドールを書き換えるだけでなく装着者自身も書き換える代物でしてね。つけた時点からあなたの心は書き換えられていたのですよ。ドールたちを犯し、自分の命を吸い出して精を与えるようにとね」
そうしてラプラスの魔は崇高な探求を語る。
自分の考え出したドールを進化させる方法。その道具としてジュンを指輪の力で書き換えたこと。ジュンを命を削ってドールに与える消耗品とみなしていたこと。
語るうちに、ラプラスの魔は笑みを剥き出した。感情を表に出さないラプラスの魔らしからぬ表情になっていく。
ひきこもりで心の弱い少年など、大した魂の持ち主ではない。
弱い心であればあるほどねじ曲げて吸い尽くし、寿命を削り取るのが黒い指輪だ。それを身につけた桜田ジュンは、すぐに死に果てるはずだった。
それが今こうして生きているのは何故か分からないし、気に入りもしないが……。
結局、自分の手のひらの上に居るではないか。むしろ、代用品を探す手間がなかったのだから便利だと評価してもいい。
「なん、だって?」
「説明は以上で終わりです。種明かしが随分と遅れてしまったこと、お詫びいたしますよ。操り人形さん」
「あひゃ、ははは……」
呆然と聞いていたジュンだが、やがて話の意味を理解したように瞳孔が大きく広がる。
手から……、工房用の道具がカラリと落ちた。
230:MCメイデン142
10/06/12 14:30:33 88A50+L5
「はははははははははっっ!」
「おやおや、どうしました?」
ケタケタと笑い始めるジュンに、ラプラスの魔は語りかける。
「今さらになって自分が操られていることを知って絶望しましたかな? それとも、知らずに寿命を縮めていたことを嘆いておられるのですかな?」
天井を仰いで笑い続けるジュンの姿に、ラプラスの魔は溜飲が下がるのを感じる。
二度と会わぬつもりだった相手に会ったのは、この為かもしれない。
真実を知って壊れたように笑い続ける、情けない姿を見たかったのかもしれ……、
「……違うな」
「はい?」
低い声で呟くジュンに、ラプラスの魔は目を細める。
「絶望? 嘆き? そのどっちでもないね」
「では、一体?」
「あまりのどうでもよさに、笑ってるんだ」
「なっ」
予想外の言葉に、ラプラスの魔は思わず声を上げた。
「あなたは、わたくしに操られ、命さえ削られていることをどうでもいいと?」
「ああ、どうでもいいね。取るに足らないことだ」
「なっ、何故ですっ? わたくしを憎いとは思わないのですかっ!」
「自分の意思で行動し、自分の判断で命を削っているのなら、あんたを憎むのは筋違いだろう?」
言っている意味がわからない。
ラプラスの魔は混乱する。
「分からないか? なら教えてやるよ」
瞳に狂った光をたたえたジュンの顔がラプラスの魔に突きつけられる。
「あんたの崇高な探求通り、アリスを生み出してやるよ。ただし、『僕の目的』としてな」
強い意志の瞳などという、綺麗な表現にはとても似つかわしくない眼光。
それゆえに、綺麗な瞳とは比べものにならないくらい燃え盛る野卑な灯火。
ラプラスの魔は、この世に存在してから初めて畏怖というものを味わった。
231:MCメイデン143
10/06/12 14:33:13 88A50+L5
「僕はドールたちにアリスゲームなんて殺し合いを絶対にさせないッ! 彼女たちを全員幸せにしてみせるし、アリスも生み出して見せる!」
今、目に映っているジュンの表情を、ラプラスの魔は何億時間の時が経とうとも忘れることができないだろう。
「狂った愛に勝てるのは、狂った愛だけだッッ!!!!!」
初めから、桜田ジュンはラプラスの魔など相手にしていなかった。
書き換えられたことも、自らの命も、陥れられたことも、彼にとっては全て瑣末なことに過ぎなかった。
彼が見ていたのは、ローゼンだったのだ。
─これは、昔と今を結ぶ物語
作り手はアリスのために人形を愛し
ネジを巻いた者は人形のためにアリスを愛した。
兎は指輪を片手に走り回り、自分が主役と思いながら二人をつなげる─
─これは昔と今を結ぶ、そんな狂ったおとぎ話─
─そして、物語の扉は開かれる─
232:MCメイデン144
10/06/12 14:36:44 88A50+L5
◆
ローザミスティカが新たな命を宿して十月十日が経ったその日、桜田家は大騒ぎだった。
いくら人間に限りなく近づいたとはいえ、やはりドールであった身。
手続き上のことも含めて病院に見せるわけにはいかず、出産は当然自宅となる。
「な、なぁ、僕に何か手伝えることはないか?」
「大丈夫ッ、出産に関する知識はこのカナの頭脳にバッチリ入っているから安心して待ってるがいいかしら!」
「いや、お前のその自信満々な態度が逆に不安を助長させるっていうか」
初めての経験に、まるで気弱なあの頃に戻ったかのようにオロオロとするジュン。
「大丈夫よ、ジュン君」
そんなジュンに、のりが話しかける。
「女の子はこういう時、とっても強いんだから」
「そういうこと。薔薇乙女の前ではどんなことだってヘッチャラかしら!」
「金糸雀ちゃん、そこは薔薇乙女+α、でね」
OLになったのりは、今日は会社を休んで手伝いをしてくれている。
初めこそ巻き込まれたかたちだったが、あれから五年を越えた今、のりはジュンの薔薇乙女への気持ちを受け止め、支えるようになってくれていた。
「だから、ジュン君はどっしりと構えて待っていて。ね?」
「あ、ああ、そうだな」
ジュンは工房へ足を運ぶと、椅子を引っ張り出してずっと待つ。
待ちながら、昔のことを思い出していた。
「ずっと、思っていた」
真紅にドールたちの過酷な運命を聞いてから、彼女たちが殺し合う日々などなくなればいいと。
233:MCメイデン145
10/06/12 14:41:09 88A50+L5
壁と廊下を挟んだ向こうの光景を想像しながら、ジュンは思う。
アリスゲームを繰り広げる日々が続いていれば、まずこのような光景が訪れることはなかったろう。
それどころか、今居る何人かが、いや、一人を除いて全てが動かぬ骸となっていたかもしれない。
しかし、ジュンにはこれを免罪符に自分の行ったことを正しいと主張するつもりはない。
彼は自分のやっていることを誰よりも狂っていると自覚している。
「けれど……」
だからこそだ。
正しくもなく、戻れぬ道を選んだからこそ、力づくでもそれを正しいものに変えて見せる。
ドールたちが殺し合うことなく、幸せで居られる日々を……。
過去に思った願いと、今の決意をジュンは胸に刻み込む。
やがて、声が聞こえた。
新たな命の息吹を知らせる元気いっぱいの泣き声が。
座っていた椅子がガタリと倒れる。脚が自然に走り出す。
「水銀燈!」
扉を開けると、そこには生まれた赤ん坊を抱きかかえている天使のような顔をした水銀燈が居た。
「ふふっ、ジュンの言っていた通り。私もそうじゃないかって思ってたけど、やっぱり女の子だったわ」
姉妹たちに囲まれた水銀燈は、指であやすように赤ちゃんの頬をくすぐるとジュンに微笑む。
ジュンは水銀燈の側へ寄ると、恐る恐る手を伸ばしてスヤスヤと寝息を立てる小さな命に触れた。
そこにある確かな温かさ。感触の重み。
「目元は、水銀燈に似てるな」
「そうかしら、私はジュンに似ていると思うけれど」
互いにクスリと笑うと、生まれたばかりの赤ん坊に改めて視線を落とす。
ジュンと水銀燈の口から、自然に言葉が紡がれた。
こうなることを予想していたわけではない。二人で言おうとあらかじめ決めていたわけではない。
しかし、心のどこかで予感していた言葉が、新しい命に向けて紡がれていく。
「「こんにちは、アリス」」
二人の声が、重なった。
〈了〉
234:名無しさん@ピンキー
10/06/12 14:42:48 88A50+L5
これにてMCメイデンは完結です。
振り返ってみれば、半年間の連載。
ここまで続けてこられたのは、スレの皆さんがGJや感想をくれた部分が非常に大きいと思います。
本当にありがとう。
235:名無しさん@ピンキー
10/06/12 16:48:09 v4oW8V1x
GGGJJJ!!!!!
なかなかいいENDだな。
最初から最後までハイクオリティで楽しませてもらったわ。
ありがとう
236:名無しさん@ピンキー
10/06/12 19:05:53 PlYd/L6N
GJ!
良かった、そしてよく頑張りましたね!!
ローゼンお爺ちゃんがアリスを受け入れるかどうかも少し気になりますね
てか水銀燈って妊娠率高いですね何気に…乙!!!
237:名無しさん@ピンキー
10/06/13 01:29:43 z0mCs2r6
最後はほのぼのだったな 乙!
238:名無しさん@ピンキー
10/06/14 21:12:36 4AjFKNl3
GJ!いいもん見さしてもらったよ
239:名無しさん@ピンキー
10/06/15 06:59:26 Rb4fVrRP
なるほど、誰エンドがいい?ってこうゆうことか…乙!
240:名無しさん@ピンキー
10/06/16 00:20:16 V/lrA6sQ
半年間おつかれさまです
破滅エンドかと思いきやこうくるとは・・・!
241:名無しさん@ピンキー
10/06/19 21:31:52 d3S8gmrC
保守
242:名無しさん@ピンキー
10/06/20 00:44:14 3/hGsMCX
>>234
お疲れ様でした。
エロさとストーリーが相まって実にいい作品だったと思います
やっぱりハッピーエンドがいいな
ジュンと人間になった水銀燈との夜の性活を妄想して二度おいしい
真紅や翠星石も妊娠させていったい何人ガキ作る気なのか。エロス
243:名無しさん@ピンキー
10/06/20 03:32:38 kZQliIVN
>>234
完結お疲れ様
きらばらが結局出番無しなのが少し残念
244:名無しさん@ピンキー
10/06/20 18:33:42 bDggzUIi
>>234
乙……圧倒的に乙!
BADENDかと思いきゃこう来るとは。
しかし、誰か忘れられているような……
245:名無しさん@ピンキー
10/06/22 22:23:57 nylakjWG
>>242
よく考えたら蒼星石だけ妊娠しないんじゃ…
246:名無しさん@ピンキー
10/06/23 17:31:07 TTqTwsw9
1から一気に見た。GJとしかいえないけど本当素晴らしかった。
MCスレの保管庫にも入れたいくらいだけど。ローゼンのストーリが肝だしやはりこちらの保管庫でかな。
どっちも好きな自分にとって最高だった。
247:名無しさん@ピンキー
10/06/23 22:12:13 0je7nfnQ
そういえば、このスレの保管庫の更新が止まったままだったな…
248:名無しさん@ピンキー
10/06/26 17:16:29 C5QMMu2D
きらきーには体がないから誰かにとりついて
体は斉藤さんで中身がきらきーなんて出来るのか?
249:名無しさん@ピンキー
10/06/26 17:56:04 4ixf7t6H
>>248
眠ってる隙に斎藤さんになにかしらの暗示はかけれると思う(オディールがそんな感じだったし)
取り憑くのは流石に無理じゃない?ローゼンの作った体じゃないと
250:名無しさん@ピンキー
10/07/01 22:56:51 0OIdZ+Db
ちょっと後日談でも予想するかな…
水銀燈の次に妊娠するの誰かとか
たぶん翠星石だね
一つの作品にそこまで考えてもダメだろけど
251:名無しさん@ピンキー
10/07/03 13:00:51 qYZ+EO4P
JUMさんの人元気かな…
最近生存報告がないから心配だわ
252:名無しさん@ピンキー
10/07/03 14:05:37 LJDplCMY
ハンタのせいでJUMさんがムキムキになっちまったぜ
253:名無しさん@ピンキー
10/07/04 00:21:07 +PWb0Gwq
蒼星石が翠星石を孕ませる話が読みたい
254:名無しさん@ピンキー
10/07/04 13:13:14 jRyXTluS
プリティは正義
255:名無しさん@ピンキー
10/07/09 14:20:15 4f/yxyi9
保守
256:名無しさん@ピンキー
10/07/15 14:09:57 +MLr7fGw
ほす
257:名無しさん@ピンキー
10/07/20 00:43:27 YQIcvIOz
翠かわいいよ翠
258:名無しさん@ピンキー
10/07/24 21:45:15 jkXji7Eh
ここの住人でちゃんとヤンジャン読んでる人どれくらいいるんだろうか…
のりが猫出してきた時に翠とジュンが
「ちがーう!!」ってすげー怒ったのが
真っ最中にいきなり部屋に入ってきたみたいに…
それはそうと、巴がそろそろでてほしいすね
259:名無しさん@ピンキー
10/07/24 21:48:48 f/gF272R
巴かわいいよ巴
ジュン君には巴とくっついてほしいな
260:名無しさん@ピンキー
10/07/25 01:46:10 qfD6hv4L
もちろん読んでるよ
そろそろ巴も出るんじゃね
まぁやっぱり原作は最終的には巴とくっつくんだろうな
まかなかった世界は今後も絡むのかなぁ
261:名無しさん@ピンキー
10/07/25 17:40:30 WTDt+ud0
巴とくっついて終わりだとなんか違和感あるっつーか
せいぜいJUMが復学した時に親しくしてるぐらいしか想像できね
薔薇姉妹達に比べて存在感薄すぎるし
BIGJUMの物語はアレで一応完結じゃね
きらきー人形の存在はちと気になるけど
262:名無しさん@ピンキー
10/07/27 19:04:52 A+GOYJZe
ヤンジャンはまかなかった世界を中心に話が進むと思っていたのだが、人気が出なかったのだろうか
作者インタビューでは「前作は箱庭的世界だったので、今作は社会とのつながりを書きたい」と言っていたが
263:名無しさん@ピンキー
10/07/28 10:39:14 zJmB6lKO
>>262
バーズ版からの流れからいって、巻いたジュンも復学とかするんじゃないか?
終盤は巴と図書館デートするくらいまで回復してたし
今までみたいな自宅オンリーじゃ話作るのも限界だろうし
264:名無しさん@ピンキー
10/08/01 11:59:52 Z7g0y41S
保守
265:名無しさん@ピンキー
10/08/08 11:54:38 oLwsBfLX
>>262
別に不評って事はないだろうけど、再連載するなら別の切り口から始めないといけない訳で。
で、ようやく元の線に戻り始めただけではなかろうか
266:名無しさん@ピンキー
10/08/14 00:19:33 Ar0u7iP7
あげ
267:名無しさん@ピンキー
10/08/19 12:54:40 UgYFVjzF
蒼星石も巴もエロいよどうしよう
268:名無しさん@ピンキー
10/08/20 12:54:37 ADWBKBKj
なんかトゥモエ顔幼くなってね?
269:名無しさん@ピンキー
10/08/20 20:12:07 QsN8FtrS
>>268
オレは純粋に美人になったと思った
若返ってるのはむしろ真紅達だと思うんだけど
270:名無しさん@ピンキー
10/08/22 12:46:48 1/uASPaK
蒼星石のマスターに合わせるドールっぷりがすごく良い
271:名無しさん@ピンキー
10/08/22 20:37:50 4+UQTexO
>>270
「マスター、本当に脱ぐの?」
「そうだ、許可するまで服に触れる事もダメだ。それから下着も脱ぐんだぞ」
冷静な無表情の顔に隠しきれない羞恥心を見せながら、ゆっくりとズボンに手をかけていく。
「俺は家の中では全裸で過ごすことにしているからな。うちに来たからにはそれに従ってもらうぞ」
もちろんこれは真っ赤な嘘だ。
「これでいい?」
眼前に晒された蒼星石の透ける様な白い肌を俺は舐めるように視姦する。
控えめな胸、その先端の桜の花のような淡い色の乳首、そして股間の未熟なつぼみ・・・
「そんなに眺められても・・・」
頬がりんごのように真っ赤になっている。顔は無表情なままだが・・・
そのギャップがまた堪らなく、外気に晒された俺の逸物はさらに怒張した。
「お前も俺の体好きなだけ見てもいいんだぞ?別に二人とも裸なんだから恥ずかしがることなんて無いんだし」
言いながら俺は蒼星石に誇示するように逸物を見せ付ける。
「は・・・はい、ああのマスター、あの・・・掃除とか洗濯とか僕に何か手伝えるようなことない?」
逸物から慌てて目をそらすと、話題を変えようと焦った様子で話を続ける。
全裸で掃除や洗濯をしている姿を眺めるのも一興かもしれないが、あいにく俺の股間の高まりはその程度では静まりそうに無い。
「そうだな・・・それじゃあ・・・」
即興で書いた。続かない
272:名無しさん@ピンキー
10/08/23 00:07:37 gtTnMN8C
「風呂で背中でも流して貰おうか」
「えっ!?」
「歳を取ると肩があがらなくなってな。 背中とか洗うのが大変なんじゃよ」
「あ、ああ…そおなんだ」
「さぁ、いくぞ」
「あ、あの、ちょっと…」
反論を一切受け付けないと言わんばかりに、両手を掴んで万歳の格好で
吊り上げ、蒼星石を風呂場へ連行した。
☆
ワシッ
蒼星石にボディシャンプーを含ませたスポンジを強引に握らせる。
「さ、頼む」
「は、はい…」
ゴシッ… ゴシッ… ゴシッ…
「マスター、これでイイですか?」
「いや、だめだ」
「えっ?」
「前も頼む」
「はい… ぁ…」
前に回った蒼星石は、いきり立ったままの逸物を見て声を漏らした。
あれから俺の逸物はいきり立ったままなのだ。
ゴシッ… ゴシッ… ゴシッ…
「マスター、これでイイですか?」
「いや、だめだ」
「えっ?」
ガシッ
「ッ!?」
「ココもだ。 繊細な箇所なんで素手で頼む」
蒼星石のか細い手首を掴むと、スポンジを取り上げ、いきり立った逸物を
握らせる。
即興で続き書いた。続かない。
273:名無しさん@ピンキー
10/08/23 05:05:42 Tg1nHGoc
ここまで呼び捨てなし
あれが一番どきっとした
274:名無しさん@ピンキー
10/08/24 10:43:36 djYIKNk5
巴の嫁っぷりが半端なかった
275:名無しさん@ピンキー
10/08/24 21:39:15 /ToRszzi
>>273
アレは刺激強かったね、すげーな蒼星石……
昔真紅がネジ巻き二回目の後に
「紅茶を淹れてちょうだい、ジュン君……」
って言ってたのを思い出した
276:名無しさん@ピンキー
10/08/31 02:07:14 lJ0Xd1F4
巴のターン来たな
277:名無しさん@ピンキー
10/09/04 04:45:17 sfv708UG
保守
278:名無しさん@ピンキー
10/09/09 17:29:06 OoM0ZeVh
真紅と蒼星石をバックから攻めたい 保守
279:名無しさん@ピンキー
10/09/10 02:48:44 gng0tDEj
最近真紅と金もいけるようになってきた
保守
280:名無しさん@ピンキー
10/09/10 08:36:39 GTcP9e4c
真紅かわいいよ真紅
281:名無しさん@ピンキー
10/09/11 16:48:23 t2wfTnLZ
>>274
翠星石も通い妻気取りとか言ってたな
みっちゃん少し若返ったか?
282:名無しさん@ピンキー
10/09/16 00:45:11 AQxJOecK
投下します。
話全体としてはジュン×翠星石・蒼星石・金糸雀の三話構成を予定しています。
今回は主にジュン×翠星石・蒼星石です。
あんまり楽しい話ではないですが…。
283:名無しさん@ピンキー
10/09/16 00:45:58 AQxJOecK
『チビ樹』
前編
一
いつものように草をかきわけて樹の中に入ると、
翠星石が彼にキスをしている最中だった。
僕らのマスター、桜田ジュン。
彼は目を閉じていて、まだ眠っているようだった。
あどけない寝顔。
けれど翠星石はそんなことはまったく意に介さないという風に、
構わず彼の頬に両手を添えて、
少し顔を傾けながら熱心に唇を押し付けていた。
虚ろな目をしながら舌を突き出して唾液を流し込み、
時折唇を離すたびこぼれた体液が彼の顎に跡を作った。
頬の揺れ動くさまから、口内では翠星石が彼の舌を激しく貪っていることが想像できる。
翠星石は僕がいることに気づいていないようだった。
もっとも、気づいたところで何か変わるわけでもない。
ただロボットのようにキスを繰り返すだけ。
彼の口周りはベトベトだ。
もうどれだけキスを続けているのだろう?
濃厚なキスのうちに、彼の目が開いた。
焦点が合わない。
天体望遠鏡で隣の庭を覗くことができないように、その瞬間の彼に翠星石はみえていない。
けれども、彼の頭部近くに埋め込まれたレンズの絞りは少しずつ適切な大きさに変わって、
ついには眼前の翠星石を捉える。
彼は翠星石をそっと抱きしめた。
右手を背中に回しながら、左手で髪を毛の流れに沿って愛撫する。
翠星石は破顔一笑して彼の首に手を回し、けれど瞳は空虚なまま
彼の襟元からのぞく首筋に舌を這わせ始めた。
彼の色白で細い首はとても色っぽいと思う。
僕はその首に巻きついてぎゅっと締め上げたい衝動に駆られた。
でもやらない。
以前やったときに、翠星石に怒られたから。
彼は翠星石のドレスに手をかけた。
スカートをめくりあげると、翠星石の素肌がみえた。
何もつけていない。
翠星石の白くカタチのいいお尻が見える。
そしてさっきまではドレスの下に隠れて見えなかった彼の下半身もまた、
素肌を剥き出しにして中心に一本の斜塔を構えていた。
服を脱がせる手間を煩わしいと思った翠星石が、あらかじめ下半身だけ脱がせておいたのだろう。
ジュン君のおちんちん。僕たちにないもの。
彼の大きく膨れ上がったおちんちんは今にも爆発しそうで、
ひくひくと揺れながら収まりどころを求めているようだった。
彼は翠星石のお尻を掴むと、熱くたぎるおちんちんを翠星石の秘部にあてがった。
ほとんど前戯もしていないのに、翠星石のアソコはすっかり濡れていた。
彼が寝てる間にしたあの一方的なキスが前戯代わりだった。
キスだけでイッちゃうんだ、翠星石は。
でも誰のキスでもいいというわけではなくて、
たとえば僕が戯れにキスをしても、翠星石には手を繋ぐ程度の感覚しか与えられない。
そのことを思うと、僕は時々どうしようもなく暗くなってしまう。
嫉妬?あるいはそうかもしれない。そうでないかもしれない。
なんにしたって、僕にできることがあるわけではないし、僕の気持ちも鬱屈として変わらない。
284:名無しさん@ピンキー
10/09/16 00:46:38 AQxJOecK
翠星石のお尻が少しずつ沈み、彼の欲望で固められたおちんちんの刀身を、鞘の中に隠していく。
おちんちんの大きさに対して鞘はあまりに小さいから、
半ば無理矢理押し込めるようにぐっと力を入れなければいけない。
すると棒の太さに合わせて内側から広がっていく。
それは慣れない間はとても痛くて、僕も初めて彼を中に受け入れたときには、
このまま中心から真っ二つに体が割れてしまうんじゃないかと思った。
当然彼を締めつける力は凄まじいはずだけど、それは彼にとってただ快感にしかならないようだった。
僕が自分の中に指を入れるだけでも吸いついてきて仕方がないのに、
あんな大きなものを入れたらどれほどのものになるのだろう?
挿入時の彼の呆けた顔を見れば、その程の一端を知ることができる。
けれど本当のところは、女の僕にはどうあってもわからないだろうと思う。
男の彼に、彼を受け入れる僕たちの痛みと快楽がわからないように。
彼を自分の中に導くことは、これ以上ない苦痛であると同時に至福でもあった。
身を引き裂かれるような痛みはやがて体をバラバラにするような快楽に変わる。
僕らは彼が僕の中にいることを全身で感じる。
翠星石が涎を垂らしながら彼に抱きついている。
今彼女の中には何もない。ただ欲望だけが翠星石の小さな体の中に充満し、動力となって彼女の体を動かしている。
やがておちんちんの先端が翠星石の最奥を突いた。
翠星石はびくっとのけぞって、彼をますます強く抱きしめた。
自ら腰を振って、彼に少しでも多くの快楽を与えようと懸命に体を動かす。
繊細な動作を忘れた壊れかけのロボットのように、激しく、上下左右に跳ね回った。
口をだらしなく開けながら、涎をまき散らして、目だけは胡乱なままに。
動きがあまり激しいので、翠星石を支えていた彼の右手はやがてぽっきりと折れてしまう。
けれど、翠星石はもたれかかるようにして彼の胸元に顔をあずけるので、
支えがなくなったからといって彼女が倒れることはない。
それどころか、自分を固定する枷がなくなった彼女はより奔放に動き回りさえした。
何一つ音を立てずに。
もちろん、本来ならここには肉の擦れる音や体液の弾ける音が充溢している。
ただ、このフィールドにおいては一切の音がかき消されている。
それは翠星石の望みだった。
このフィールドは、僕たちの望みの種を大きく育て上げてできたものだ。
目の前で繰り広げられる光景は、音のないテレビがそうであるように少し滑稽だった。
こうしている間にも、彼はどんどん腐り落ちていった。
爪がはがれる。指が折れる。足首が曲がる。
顔とおちんちんだけは残したまま、腕ははがれ、足はめちゃくちゃになって、
翠星石にキスされ性交されるだけの出来の悪いロデオの馬になる。
あでやかな翠色のドレスには薄赤色の血液が染み込み滴り、
補色関係にある両者は互いを引き立たせ合って僕の視界を占領する。
彼の血は初めて見た頃に比べると随分薄くなったような気がするけれど、
それだけに翠星石のドレスに触れるとかえって際立つのだった。
あの赤いどろっとした液体を見るたびに、体がむず痒くなるのを感じる。
たとえば僕の腕を切り落としたとして、ただごとんと文鎮を落としたような音と一緒に、
僕の腕は床に転がるけれども、それを彩るあの鮮やかな血というものは影も形も見せない。
血、僕たちにないもの。
血を流しなら、彼はエビ反りになってぴくぴくと痙攣した。
翠星石は呆けている。
射精したらしい。
翠星石の股下から、今度は真っ白な液体が少しずつこぼれてくる。
精液と呼ばれるその白濁液には、彼の生命が宿っていて、
僕たちはそれを受けることで創造主になることを夢見る。
285:名無しさん@ピンキー
10/09/16 00:48:42 AQxJOecK
精液は熱く粘っこい。
僕たちの中でおちんちんから精液を放たれると、体中が熱くなる。
でも僕たちの膣内は大きくないから、彼をすべて受け止めることができなくて、
どうしてもこぼれてしまう。
僕たちは肉体を彼に占有される幸せを噛み締めていても、彼のほうは僕たちの中から溢れでて脱出してしまう。
僕たちはそれが耐えられない。
翠星石は名残惜しそうに接続部から流れ落ちる白色の水流を見ていた。相変わらず焦点の合わなそうな目で。
膣から彼のおちんちんを引き抜くと、翠星石は跪きおちんちんにしゃぶりついた。
ああやって、僕たちは少しでも彼を僕たちの中に取り込もうとする。
それはフェラチオとかイラマチオとか言われるらしい。
僕も何度も精液をすべて飲み下そうとしたけれど、できたためしがない。
舌はもちろん、喉のあたりにも絡まって、飲み込もうとしても飲み込めなくなる。
それにひどい味だし。
あれなら腐った牛乳に砂糖でも入れたほうがまだ飲めるんじゃないかと思う。
それでも僕たちは彼の精液が飲みたい。
ニ
「やぁ」
僕が声をかけると、金糸雀は勢いよく振り返った。
「蒼星石、おはようかしら!」
彼女の屈託のない笑みが好きだ。
「君のマスターは相変わらずかい?」
「もちろん、カナのことをとても可愛がってくれるわ。
今朝だって、ほら、カナのためにお弁当を作ってくれたかしら!」
そう言って見せてくれたお弁当の中には不自然な空白があったけれど、
彼女の大好物のはずの卵焼きが見当たらないことから、その謎はすぐに解けた。
あまり簡単すぎて、口に出す気にもならなかった。
「幸せそうだね」
「そうね……幸せかしら。幸せだと思うわ」
金糸雀は自分自身に言い聞かせるように、うんうんとうなずきながら答えた。
「本当に?」
「そう言われると……わかんないかしら。でも、今は毎日が楽しいわ。
先のことなんて考えたってどうにかなるものでもないし、カナは満足してるかしら」
「へぇ」
彼女はデフォルメされた豚のアップリケが貼られたポシェットを取り出した。
「ほら見て」
「可愛らしいポシェットだね」
「そうじゃなくて、これかしら」
ポシェットの中にあったのは、一冊の漫画本だった。
「読めるの?」
「あったりまえかしら!雛苺でさえこの国の字を覚えたのだから、
この才女金糸雀にかかればこの程度のことお茶の子さいさいってとこかしら!
あーっという間に覚えちゃったかしら」
「なるほどね…でも、夜はちゃんと寝ないといけないよ?」
「うー……でも、少しでも早く読めるようになりたいから……ハッ」
彼女のわかりやすい反応に、僕はついくすりと笑ってしまった。
金糸雀と話すと、忘れていたことをいろいろ思い出させてくれる。
286:名無しさん@ピンキー
10/09/16 00:49:45 AQxJOecK
「金糸雀は昔から勉強熱心だったものね」
「……そ、そうね。才女は一日にしてならず、才能に溺れることなく勉強あるのみ、かしら」
「はは…そういえばヴァイオリンも、ずっと練習してたよね」
「れ、練習じゃないかしら、演奏!演奏してただけよ!」
彼女はあまり努力を人に見せたがらない。その気持ちはわかる。
僕たち人形は、もって生まれたものがすべてだから。
「……ねぇ」
話題を変えたいのか、あさっての方向をみながら、しかし言いづらそうに金糸雀は僕に尋ねた。
「翠星石は?最近何度も蒼星石と会っているけれども、一度も翠星石を見ていないかしら」
「どうして僕に聞くんだい?」
「どうしてって、あなたたちは双子かしら。いつも一緒にいるわ。今も、そうじゃないのかしら?」
「常に一緒というわけじゃないよ。僕たちは双子で姿も似ているけれど、考えていることは全然違う」
「そう……それはアリスゲームのときによくわかったかしら」
「だろう?」
「でも一緒にいるのよね?」
「まぁね」
僕は正直に答えた。嘘をつく理由はなかったから。
「翠星石……久しぶりに会いたいかしら」
「そう」
「会わせてくれないかしら」
「きっと翠星石は会いたくないと思うんだ」
「そうなのかしら?翠星石がそう言っていたのかしら?」
「いや…言ってはないよ。ただ僕がそう思ったんだ」
「なら、カナに会ってくれるかどうか聞いてみてほしいかしら」
「それはできない」
「できないの?」
「うん」
翠星石はもう随分前から音を失くしている。
いや、音だけじゃなく、たくさん。
「正直に言うとね、あまり関わってほしくないんだ」
「でも……」
金糸雀は諦めきれないようだった。
彼女も寂しいのだろうと思った。
「優しい金糸雀。君は今の生活に満足しているんだろう?なら、それでいいじゃないか。
余計なことに首を突っ込むべきじゃないと思うよ」
金糸雀はふるふると首を振って言った。
「蒼星石……やっぱり翠星石はただごとじゃないのね?
そうよね……彼女はとっても、ジュンのことが好きだったから……
ねぇ、蒼星石。行き場を失ってさ迷ってるのは、なにもあなたたちばかりじゃないかしら。
真紅も、水銀燈も、雛苺も、雪華綺晶も……カナだって、本当にこれでいいのか、よくわからないかしら」
「だろうね。でも、他の姉妹たちはもう目覚めることさえやめてしまったのに、
君は今も生きることを諦めていない。体は姉妹の中でも幼いのに、その心は誰よりも強いんだね。
僕らが君のようになるのは、もう少し時間がかかる…ひょっとすると、ずっとなれないかもしれない」
「蒼星石、違うわ。カナは強くなんかないかしら……普段も、ふとした拍子に目の前が真っ暗になって、
涙が溢れそうになるのかしら。蒼星石……一緒にいてほしいかしら…翠星石にも会いたいかしら」
彼女はすがるような目で言った。
彼女は僕たちのお姉さんで、誰よりも強いけれども、雛苺のように甘えん坊だ。
「だめだよ」
「お願い、ねぇ、お願い」
「そう言われてもね」