井上堅二 バカとテストと召喚獣でエロパロ 4問目at EROPARO
井上堅二 バカとテストと召喚獣でエロパロ 4問目 - 暇つぶし2ch550:名無しさん@ピンキー
10/05/16 15:58:21 Ix4GYdnU
続きが読めればうれしいです
まだだ、まだいけるはずだ!

551:名無しさん@ピンキー
10/05/16 16:08:38 bseZpWBo
面白かったよ
GJ

552:名無しさん@ピンキー
10/05/16 16:20:15 u0GXkFWr
まだまだ先に逝けるはず
続きを希望するぜ

553:名無しさん@ピンキー
10/05/16 17:19:01 W30qCNJ6
え、美波って口に出すときだけ「ウチ」なんじゃないの?
周りが聞きづらいだかなんだかで。

554:名無しさん@ピンキー
10/05/16 20:56:04 ZXSNB5Z6
age

555:名無しさん@ピンキー
10/05/16 20:56:54 ZXSNB5Z6
規制解除

556:美子の人
10/05/16 21:59:04 r5OIvrsB
気が乗らんから今度また書く、さーせん

557:名無しさん@ピンキー
10/05/16 22:13:16 muzSKEkZ
楽しみにしてたのに

558:名無しさん@ピンキー
10/05/17 20:05:14 bLqUDTVm
>>553
「わたし」が「What a shit (man , you are!)」に聞こえるからだろ?

559:名無しさん@ピンキー
10/05/17 21:30:30 M9E2uZHX
>>558
ばーか、あいつが喋れるのはドイツ語。唯一得意な科目は数学だ。

560:名無しさん@ピンキー
10/05/17 22:20:05 PlFZHW7U
>>559
何言ってんのこいつ

561:名無しさん@ピンキー
10/05/17 22:35:08 pgL8CxcK
AKIHISAなアニメ派なんじゃないかな

562:名無しさん@ピンキー
10/05/18 03:43:27 hy4DcgEt
AKIHISAならしょうがない

563:名無しさん@ピンキー
10/05/18 07:41:15 E7dUeOgx
仕方ないなぁAKIHISAは

564:名無しさん@ピンキー
10/05/18 20:32:51 aHMTGTsn
美子の人はまだなのか!?

この季節はまだ裸だと肌寒いのに

565:名無しさん@ピンキー
10/05/19 00:42:40 UwI+1I3U
埼玉は死ぬほど暑いから裏山

566:名無しさん@ピンキー
10/05/20 20:53:07 Mk6c9UX6
保守

567:名無しさん@ピンキー
10/05/20 23:24:38 c701D6nE
久保君オナニー中・・・・

久保「吉井君!、よしっイクぞっ」

上手いことイッタと満足顔。

568:名無しさん@ピンキー
10/05/21 00:00:41 BVoTigWK
秀吉って明久でアナニーしてるんだろうか

なんかいつもお尻の穴綺麗にしてそうだよな

569:名無しさん@ピンキー
10/05/21 01:25:57 JKvHXVwM
あ、明久にいつ触れられても良いように、常に綺麗にしてあるのじゃ…

570:名無しさん@ピンキー
10/05/22 05:27:07 u0jlfyWc
秀吉のお尻を電車で触ったら痴漢になるんかな?(触る人は男)
秀吉のお尻を電車で触ったら痴女になるんかな?(触る人は女)


571:名無しさん@ピンキー
10/05/22 09:11:06 JD/ZmUgz
明久だけ許されるんじゃない

572:名無しさん@ピンキー
10/05/22 09:55:06 KIgPjudM
むしろ明久も痴漢される側なんじゃないかと思うんだ。
そして俺の中では秀吉は受けより攻め側だ

573:名無しさん@ピンキー
10/05/22 10:14:43 JD/ZmUgz
秀吉は明久のお尻に入れるのが夢なんですね

574:名無しさん@ピンキー
10/05/22 12:57:24 0Bio7GiT
あえてマジレス
男→男でも女→女でも秀吉→アキちゃんでも
相手の同意がなければチカンだろう

575:名無しさん@ピンキー
10/05/22 20:19:24 wNKt0n/s
ところがどっこい、二人の間には同意なんてものは必要がないほどに
愛し合っているわけであって(ry

576:名無しさん@ピンキー
10/05/22 21:47:00 O9Va9IEz
秀吉と間違えて優子さんを襲った場合は愛し合っていないと言えるのだろうか

577:名無しさん@ピンキー
10/05/22 22:50:12 JD/ZmUgz
そのまま恋人になる感じじゃないのかな



578:お前らそんなに尻が好きか
10/05/22 23:25:48 iN7j1rJp
俺も好きだぜ。秀x明お試し1/2


「いやー、秀吉が残っていてくれて助かったよ」
僕はそう言って優しい友人に礼を言う。
今日も今日とて。地獄の羅卒とも言うべき我が校の暴力教師―鉄人に体育用具の片付けを押し付けられた僕は、当然断れるわけもなく
無償労働に汗を流していたのだけれど、倉庫に大量のボールやネット、鉄棒やコーンといった物品を引っ張り込んでいるうちに、
自分が倉庫から出られなくなってしまったのだ。召喚獣で物をどかそうにも向こう側へ抜ける道も塞がっている。
腕力では人並みはずれた召喚獣だけど、乱暴に扱って道を作ったとして、学校の備品に何かあったらお説教は免れない。
もともと教師陣の覚えはよくない僕だから、余計なことをしてさらに波風を立てるのも拙い。

そこで携帯でクラスメイトに救助を求めたところ、演劇部の練習に残っていた秀吉が駆けつけてくれたのである。
ちなみに最初に連絡をしたのは雄二。
『色々あって体育倉庫から出られなくなっちゃったんだ……。暗くて狭くて心細いよ。助けて雄二……』
と切羽詰った現況をメールで伝えたものの返信がない。まったく薄情な奴だ。
ムッツリーニはいつも校内のカメラを回収して帰るから好都合……と思って連絡したあと、あいつは携帯を持ち歩かなかったんだと思い出した。
そんなこんなで、結局秀吉には用具を出して入れてと、二度手間な作業を手伝ってもらってしまった。
「なんの。困った時はお互い様じゃ」
秀吉はそれでも晴れやかな笑顔で応じてくれる。ああ、なんていい奴なんだろう。

「ワシとて男じゃからのう。力仕事の一つや二つどうということはないぞい」
「ホントにごめんね。手とか、痛くない?」
胸を張る秀吉。強がったりしてかわいいなぁ。でも、僕としては秀吉の柔肌が赤く充血しているのはいかにも痛々しく映る。
「平気じゃ!妙な気を使うでない!えぇいふーふーするなっ!」
そっか。僕はヒリヒリするとよくこうしてたけど確かに人の手に息を吹きかけるなんて失礼だよね。
心の中で謝りつつ、
「でも、こういう時って勢いで結構ムチャしちゃうものだし、帰ったらちゃんと手当てしてね?」
とだけ言っておく。見た目なんともなくても、作業で力が集中したところは染みたりするものだ。やらせた僕がいうのもなんだけど、
それだけに何かあったらちょっと責任を感じてしまう。

「わ、わかったわかった。おぬしは心配性じゃのぅ明久」
言いながら秀吉はやっぱり痛むのか、掌を揉みさすっていた。跳び箱とか、一気に持ってっちゃうんだもんなぁ。
「それじゃ、遅くなったし送っていくよ、秀吉」
「なに!?」
「もうすっかり暗くなっちゃったし、こうなったのも僕のせいだからね」
「わしは男じゃぞ?そのような気遣いは無用じゃ明久よ」
「そうとは限らないよ。最近は男だって狙われる世の中なんだから!」
特に秀吉は性別の境界線を理性が軽くまたげてしまうくらい可愛いのだ。悪しき考えのおぞましい暴漢が現れないとも限らない。
僕のがんとした態度が通じたのか、秀吉は渋々ながら送られてくれることになった。
もしかして秀吉は、僕とこんな夜遅くに一緒にいて変な噂になるのを気にしたのかもしれない。だけど心配には及ばない。
ご家族その他関係各所には、僕がはっきりとこう申し上げて納得していただくつもりだ。
『秀吉が可愛すぎてひとりにしてはおけませんでした』と。世の中には危険がいっぱいなのである。うんうん。

579:S吉M久時々玲さん…の予定
10/05/22 23:29:25 iN7j1rJp
「今日は新月か。確かに少し気味が悪いのぅ」
そんなわけで僕たちは学校を出て秀吉の家に向かっていた。湿気を含んだ初夏の空気が、前後もおぼろげな夜の闇と一緒に張り付く。
「大丈夫だよ秀吉。僕が付いてるからさ」
不安そうにする秀吉に、僕は努めて明るく声をかけた。
「……ん、んむ」
すこし強ばったような、そんな返事が返ってくる。やっぱり怖いのかな。
そう思って、僕は先導する秀吉の手を取る。
「な、なななな何をするのじゃ明久!!」
「え、あ、安心するかと思って……」
「も、もとより不安がってなどおらぬ!ワシが暗がりごときでどうこうなるような男でないのはおぬしも知っておろうが!」
なんてことだ。さっきから不躾に過ぎるぞ吉井明久。急に手を取られれば誰だって動揺するに決まってる。
第一、そういうことはもっと親密な、恋人のような関係でなければ許されないだろうに。
「……ごめん秀吉。ちょっと馴れ馴れしすぎたよね」
「い、いや、そういうことを咎めておるのではない。ワシらは親友なのだし、手を繋ぐくらい何事でもない。ないのじゃが―」
「いいんだ。それより急ごう。ほんとに遅くなっちゃう」
「あ……」
秀吉が何かを言いかけた。だけど気まずさもあって、僕はそれを振り切るように言葉を継いだ。
そうじゃな。と小さく言って、秀吉は振り返って先に進む。ぼんやりと映る背中からは、秀吉の気持ちは読み取れなかった。

さわっ。
ふと、ぶらつかせていた手に何かが触れた。それは柔らかく、僕の手に合わせて吸い付いてくるような瑞々しい感触だった。
僕は歩こうとしたけれど、その感触を無視することは出来なかったし、なにより肩の辺りに何かがつかえて先に進むことが出来ない。
鈴の転がるような音が一度だけした。月のない夜はともすれば自分の姿さえ見失いそうな暗闇だ。
僕は少しして、さっき触れたものが丸みを帯びていることを指先で感じた。何気なく力を入れると指先が沈んで、そこから先は押し合うように圧がかかる。
(なんだろう。これ?)
手を振ると自然に触れる高さにそのもの(ボールのようだ)はあって、僕は不思議さと、それだけではない気持ちで、きゅっと指に力を込め感触を確かめていた。
(柔らかくて気持ちいいや)
小指の辺りがくい、ともう一段沈んだ。くぼみがあるみたいだ。
「……あ、明久よ。」
「なに?秀吉」
「電車も行ったことじゃし……、先へ進まぬか?それと―」
「手を離して欲しいのじゃが……」
へ?
言われて気が付くと、踏切らしいところに僕らは差し掛かっていた。なるほど、秀吉は踏み切りで立ち止まって、
さっき僕はその秀吉につかえて先に進めなかったのだ。秀吉は僕の斜め前を歩いていて、立ち止まった時に僕の手が秀吉の……に触れていた。
なるほど。どうりで心地よい感触がしたわけだ……って、えええええぇぇぇえええ!!?


続きは明日。分量がちょっと行ってしまうかも知れないので一日で終わりきれるかはわからない。
俺は一足先に続き考えて抜くわノシ。
明久の地の文は初なのでわからんちん

580:名無しさん@ピンキー
10/05/23 18:00:59 90o1MpwI
わっふるわっふる

581:とりあえずできた分だけ
10/05/23 23:00:07 GsAbUoFA
「ごっ、ごめん秀吉!すごく柔らかくて気持ちよかったからつい!」
「ついで人の尻を揉むのは不味いと思うのじゃが……」
うん。これじゃ完全に変態だもんね!
僕はすぐさま手を引っ込めて頭を下げた。一時の気の迷いとしか言いようのないことだけど、やってしまったことはやってしまったことだ。
ああ、こんなことで僕と秀吉の友情は終わってしまうんだろうか。痴漢するつもりなんてなかったけど、結果としては立派な痴漢である。
友情が終わるどころか学園生活ともお別れということに……。
「そんな顔をするな明久」
「へ?」
「まったく。まるでこの世の終わりのような面をしおって」
予想外の反応に顔を上げる僕。僅かな空間の先で、秀吉は小さく苦笑していた。
「相手がワシでよかったのう。これが女子ならおぬしもしばらくは冷や飯食いじゃ」
なぜ女子がダメで秀吉がOKなのかわからないけれど、どうやら秀吉は僕を許してくれるらしい。ほれ、行くぞ。秀吉は踵を返して家路を急ぐ。
そうか!他の女子と違って秀吉とは一年以上一緒にいたから、好感度が上がっているんだ。
下校中にお尻に手が触れるくらい、仲のいいふたりにとってはちょっとしたハプニングとして処理されているに違いない。
行き過ぎてちょっとしたハプニングでは済まないくらい自覚的に力を込めてしまったけどそれはそれで許容範囲ということだ。
とは言え気を緩めてはいけない。ここから先は襟を正して、秀吉を安全に送り届けるのだ。
このまま秀吉の中の僕が『妖怪尻揉み』で固定されないためにも。

「ただいま帰ったぞい」
家まで着くと、秀吉はよく通る声で帰宅を告げ、扉を開けた。奥からパタパタと足音がして、お姉さんが現れる。
「遅い!今何時だと思ってんの?もうご飯冷めちゃったじゃない」
「いやすまぬ姉上。演劇部の練習が長引いてのぅ」
秀吉は玄関先で、申し訳なさそうに頭を下げつつ靴を脱いでいる。どうしよう。秀吉が遅くなったのは完全に僕のせいなのだけれど……。
「あら。吉井君じゃない」
言おうかどうか迷っていると、お姉さんが後ろで控えていた僕に気付いて声をかけてきた。
「あっ、あの……」
「帰ろうとした頃には日も暮れてしまっておったからの。明久が家まで送ってくれたのじゃ」
しどろもどろになっていると、秀吉が簡単にそうまとめてくれた。
「ふーん。そう。……そういうこと」
わかってもらえたかな?お姉さんは一瞬考えるように顎に手をやって呟いた。
「うちのバカが面倒かけちゃったみたいでごめんね。吉井君」
「あ、いえ。僕の方こそ引き止めちゃったから……」
僕はとりあえず挨拶を交わして、秀吉と別れた。
「また明日じゃ。明久」
「うん。また明日」
秀吉に見送られつつ、僕も来た道を駆けて家まで急いだ。姉さんが帰ってると面倒だ。何言ったって聞かないんだからあのひと……。

「ただいま!」
急いで靴を脱ぎ、僕は框を上がる。声は廊下を抜けて薄く反響した。返事がない。間に合っ……
「おかえりなさいアキくん。食事にしますか?お風呂にしますか?それとも姉さんにしますか?」
てなかった。今日は和風に割烹着を着てお出迎え。ちなみに裸エプロンとメイド服とのローテーションである。
「遅くなってゴメン。おなかペコペコだからとりあえずご飯食べたいな。お風呂は、どっちが先に入る?」
「あら。そんなに空腹では仕方ありませんね。これ以上体力を消耗しないように姉さんが口移しで食べさせてあげます。
それからお風呂も、疲れた体を姉さんの香りで癒してあげられるように私が先に入ることにしますから、アキくんはゆっくりしていてください」
「空腹な時こそ食事を確保できる体力がなきゃ、男は生きていけないよ姉さん。というわけで箸かスプーンかフォーク。
とにかくまともな食器があれば十分だから。それと、早く寝ちゃいたいからお風呂はやっぱり僕が先でいいかな?」
姉さんの毎度のボケに付き合う方が疲れるんだけどなぁ。
なんて思いながら扉を開けると、ダイニングテーブルの上には所狭しと惣菜が並び、ご飯が湯気を立てていた。
うん。これなら失敗はないね。強いてあげればやっぱり量が多すぎてどう詰め込んだって食べ切れそうにないことくらいだ。
「ありがとう。姉さん」

582:今日はここまで
10/05/23 23:04:03 GsAbUoFA
「遅くなる時は連絡ぐらいなさい。それじゃあ警察には姉さんが連絡を入れておきますから、先に食べていて構いませんよ」
「警察!?どうして姉さんが警察に!?」
まさかあの現場を見られてたんじゃ……。
「ええ。あまりアキくんが遅いものですから捜索願いを。ですが無事帰ってきたのですから、断りを入れておかなくてはいけません」
「普通弟の帰りが遅いくらいじゃ警察動かせないよね!?」
いや、姉さんならそのくらいやりかねない。今後は、僕が寄り道でもしようものならポリスメンに迷惑がかかるものと覚えておこう。
彼らには街の平和を守る重要な任務があるのだ。余計な手を煩わせるわけにはいかない。

それから僕はお腹が張るほどの満腹感と重くのしかかる疲労感を抱えながら、ベッドへ倒れこむように横になった。
すぐに眠れるものと思っていたけど、意外に意識を手放すことはできなかった。代わりに浅いまどろみが体の自由を奪い、思考を鈍くさせる。
そして電気が走ったように右手がぴくりと跳ねて、ひとつの感覚を呼び起こした。
秀吉のお尻。
僕は恥ずかしさと怒りでカッとなる。ダメだダメだ!考えるな!
せっかく秀吉が僕らの友情に免じて笑って済ませてくれたのに、僕の方からそんな秀吉を裏切っていやらしい気持ちになるわけにはいかない。
『なんじゃ。ワシは許すと言ったではないか』
秀吉!?
さらりとした髪の奥に細い首筋が見える。なだらかな肩、小さな背中……そして……。
『それでも気に病むようなら、想うだけならタダじゃろう。ほれ、どうじゃ?』
その秀吉は、身動きの取れない僕に近づき、手を腰に回させた。
『こうして……両側から揉みしだいてみたくはないのかの?』
誰に言われたわけでもなく、そして僕自身は強くその行為を忌避しているにもかかわらず、僕の両手は全力で秀吉の尻肉を掴んでいた。
奥に筋肉と骨のあるのがわかるくらいに。
『……んっ、そうじゃ……。もっと荒々しくまさぐってもよいのじゃぞ?』
秀吉は震えを押さえ、頬を赤らめながら僕を誘惑した。そんなこと……許されるわけがないのに。
『じゃから、この時限りじゃ』
秀吉は僕の腕を掴んで乱暴に動かす。まるでモップか箒を使うみたいに、僕の手でそこを撫でさせた。
(この時限り……)
この秀吉は僕が生み出した幻なんだ。そんな考えが頭をよぎる。
(それに、夢で我慢して本物の秀吉に会った時に抑えられないんじゃどうしようもないじゃないか)
『おお。そうじゃそうじゃ。存外賢いの。明久』
僕は誘いに乗った。爪を立てたり撫でたりを繰り返すと、秀吉が声を抑えきれないでいるのが可愛い。
『無体じゃ明久……!ひと思いに……』
しばらくそうしていると秀吉がそう縋ってきた。だけど、僕にはこれ以上どうしていいのかわからない。
それに、指が相変わらず秀吉のお尻から離れようとしない。まるで磁石で付いてるみたいだ。
僕はその感触を存分に楽しんだ。息を嗅げるほど密着している二人の間で、僕の一部分が熱を持ち始める。
『これじゃ。これを―』
秀吉は待ちかねたとばかりに顔を綻ばせて何かを言おうとした。幻はそれを最後に僕の前から姿を消した。

「あちゃー……」
姉さんに見つからないように処理しなきゃ。久しく覚えのない感触に目を覚まして、いつも以上に慌しい僕の朝が幕を開けた。
そしてこの一日は、僕の運命を左右することになるのだった。


一回どのくらいだと読みやすい?
明日は書きたかった部分にたどり着く予定。オナヌーお付き合い㌧

583:名無しさん@ピンキー
10/05/23 23:05:37 ZKEWIBYL
>>582
GJ もっとカイテ(はあと)

584:名無しさん@ピンキー
10/05/23 23:09:27 90o1MpwI
乙乙!
これで久々に明秀成分を補充できる。

585:名無しさん@ピンキー
10/05/23 23:22:29 G1C8T1rI
応援してます。

586:名無しさん@ピンキー
10/05/24 03:44:31 MnkC1v9m
よいのじゃ

587:名無しさん@ピンキー
10/05/24 05:53:19 g5FYiNLu
明×優かいてたけど、あなたの文才は神です

588:名無しさん@ピンキー
10/05/24 13:04:20 CtMlb+gK
明久x木下姉妹が一番いいと思う

589:名無しさん@ピンキー
10/05/24 13:14:19 KRwKLpSU
>>588
ちょっと待てそこは明久がやられる場面だろう

590:名無しさん@ピンキー
10/05/24 14:11:30 LDur5E64
>>587
早くかき上げるんだ!

591:名無しさん@ピンキー
10/05/24 17:11:12 iDJTnENk
>>587先生の作品に期待。

592:>>582-
10/05/24 22:39:11 MMu0gGBT
「起立、礼。着席」
クラスの大多数が授業なんて興味がないFクラスにも、様式というものはあるものだ。どんなに騒いでいたって先生が来れば席に付くし
こうして挨拶もする。その後は個人の良識に任されているけれど。
とは言え教師の監視はそれなりに厳しい。声だし禁止、居眠り罰則、非常時は無視される傾向が強いとは言え、後のことを考えると
出来ることは少ない。僕は自然手持ち無沙汰になり、何気なく辺りを見回す。
欠伸をしながらも教科書とノートを広げ、ペンを走らせている雄二。教科書のページが違うので独自に先を進んでいるのだろう。
ムッツリーニは教科書を立てて手元を隠しつつ、写真の発注を整理していた。
美波と姫路さんは至って真面目に授業を受けている。二人はFクラスでも前の席に陣取っているしサボり方に迷うようなことはないだろう。
そうして目を動かしているうち、僕はある一点に引き付けられてしまう。
(秀吉……)
どう振り払っても今朝のことが思い出されてしまう。ひとりのクラスメイトとして仲良くしていたつもりだったけど、心の中で僕は
秀吉に対してイヤらしい気持ちを持っていたのだろうか。そんなはずはない、とは今は言い切れない。
秀吉は机に肘を付いて、うとうとと落ちかける頭を支えている。ふっくらとした頬が手の甲が受ける重さに合わせてぷにぷにと上下していた。
(柔らかそうだなぁ)
もし僕が今秀吉の隣にいたら、その感触を確かめるためにつついていただろう。
『なんじゃ明久。ワシの顔に何か付いておるかの?』
こんな風に小首をかしげる仕草なんて、いままで何人の男を虜にしてきたことか。
そしてそのまま視線を下に下ろすと、行儀よく正座をした足の上に、小さなお尻が位置していた。
こう考えると、秀吉の胸がいっこうに成長の兆しを見せないことはなんら問題にならない。むしろお尻もおっぱいも完璧では
誰も秀吉の魅力に抗えなくなってしまう。これは当然のことだ。そしてだからこそ、秀吉のお尻は最高の手触りなのに違いない。
(ヤバっ……!)
考えているうちに体が反応してしまったらしい。こんな男だらけの教室でそうなってしまうなんて、
ホモか、不可侵の盟約を交わされた女子によからぬことを考えていたかのどちらかしかない。
どちらにしてもロクなことにならないことだけは確かだ。
(くそっ、鎮まれ僕のマグマよ!)
僕は授業の間、懸命にこれを鎮めようと努力した。今日ほど必死に学園長の半裸の記憶を手繰ったことはない。だけど、それも無駄だった。
思い浮かぶのは、恥ずかしそうに両腕を胸の前で交差させる秀吉の水着姿ばかりだった。
「うしっ。明久。飯行こうぜ」
「ごめん!ちょっと用があるから先行ってて!」
「……まあ、構わんが。えらい慌てようだな」
「ち、ちょっとお腹の具合が良くなくて……」
昼休憩を迎えて、雄二がそう誘ってきた。僕は前屈みになりながら言い訳半分に教室を出ようとする。


593:名無しさん@ピンキー
10/05/24 22:42:45 MMu0gGBT
「そんな……。大丈夫ですか?吉井君」
って姫路さん!?お願いだから今の僕にピンクな刺激を与えないでぇ!!
心配そうに僕を見つめる姫路さん。屈んだ僕の目の前には風船がふたつ接近していた。これに触れるとゲームオーバーは免れない。
「少し落ち着けば大丈夫だよ。……じゃあちょっと行ってくるね」
「それじゃあ、ウチらは中庭にいるから。何かあったら言いなさいよ」
美波の声を背に僕はトイレへ向かう。
待てよ?よく考えたら学校でオ○ニーなんてできるわけないじゃないかあああぁぁ!!
何の気なしにトイレに向かおうとしていたけど、休憩時間ともなれば当然大勢の生徒が用を足しに来るだろう。
いくら壁で区切られた洋式トイレがあるからと言って独特な匂いは隠しようがないし、一人で長い間個室に篭っていれば
ある種の疑いは避けられない。大かGか……。
(最悪だ……)
目の前が真っ暗になりかけた僕の頭に、ひとつの考えが浮かぶ。
(秀吉トイレがあるじゃないか!)
その性別で物議を醸す木下秀吉専用のトイレ。混乱を避けるために秀吉専用脱衣所、秀吉専用シャワー室なども用意されている。
僕は黒塗りのドアの前で思わず息を呑んだ。男子トイレと女子トイレの間に位置するそこの前を何度も往復し、
人のいないのを確かめる。ちなみに秀吉本人は雄二達と一緒に昼食に行ったのを確認済みだ!
(いける!)
ノブに手をかけるとドアはこちら側に開いた。僕は何かに追われるようにそこに入り込み、急いでドアを閉めた。
「誰も……いないよね」
誰にともなく言いながら、僕は内鍵を閉めて歩き出す。数歩のうちに、洋式便器のある個室を見つける。
「よかったぁ……」
ぴかぴかに磨かれた、たった一人の生徒のために用意された便座に腰を下ろす。
僕は安堵のため息とともにズボンを下げ、上を向いた息子を思い切りしごき倒した。
(ここに秀吉も腰掛けてるんだよね……)
ふと頭をよぎったその想像は、思いのほか僕を興奮させた。次の瞬間には思い切り息を吸い込み、そして吐きながら、
千切れそうなほど激しく右手を上下させる。その瞬間はあっけなく訪れた。ティッシュで抑えても溢れながら芯を伝う精液が
快感の強さを物語っていた。
「ひとまず、これで大丈夫かな」
あれこれ始末をしながら、僕は友人である秀吉に謝り倒していた。緊急時とは言え秀吉のトイレをこんなことに使ったこと。
そして何よりも、秀吉を性欲の対象としたことに。けれどだからこそ、僕はこれから、秀吉にとって良い友人であろうと心に決めた。
秀吉は中庭で昼食を囲みながら僕を待っているはずだ。急がなくちゃ。
『遅れてごめん!』
僕は備え付けの芳香剤を何度もスプレーし、最初にかける言葉を決めて個室を出た。
「随分長い用足しであったのぅ」
え……?
「秀吉……?」
「おう、明久ではないか」
皆、心配しておったぞ。秀吉はいつも通りに軽く僕に話しかけた。
でも、ここは僕がいちゃいけない場所なんだ。ここは秀吉のトイレで、僕は今までいけないことをしていて、それで―


あまりエロくならなかったので風呂入ってからもう少し続ける。
>>587先生の作品に期待。

594:名無しさん@ピンキー
10/05/24 23:37:17 SnPq7exI
お風呂プレイだと?

595:名無しさん@ピンキー
10/05/24 23:42:35 fcC1gnEC
どんだけ焦らすんだ…
そろそろ風邪ひきそう。

596:名無しさん@ピンキー
10/05/25 00:06:27 lGULed4f
まさかの放置プレイ!?

597:名無しさん@ピンキー
10/05/25 00:38:46 E1XvRgCg
「どうして、ここに?」
鍵をかけたはず……。謝罪より言い訳が先に立つのは僕の悪い癖だ。
聞くが早いか、秀吉はポケットから銀色の金属片を取り出した。
「実はあの後ワシも催しての。ここに来たんじゃが妙なことに内から鍵がかかっておってな。ワシ以外に使う者などおらぬはずなのじゃがのう」
秀吉はまっすぐ僕を捕らえて離さない。目を細めて、可笑しそうに言葉を続けた。
「まあどちらでも同じことよな。ワシの厠じゃというんで、この通り鍵は預かっておるのじゃから」
「で、せっかくじゃから不届き者に説教のひとつもくれてやろうと待ち伏せておったのじゃ。……が、まさかそれがお主とはの」
「ご、ごめん!」
僕の方は秀吉の顔を直視できず、腰を折って謝った。謝って済むことじゃないかもしれないけど、謝らずにはいられなかった。
(……)
反応がない。恐る恐る顔だけを上げて様子を伺うと、秀吉がすんすんと鼻を鳴らして匂いを嗅いでいる。
「妙じゃのう」
(き、気付かれた!?)
「嫌に芳香剤が臭うと思わんか?」
「そ、それは……慌ててトイレ借りたけど大きい方だったから、後に残らないようにと思って」
「それは気付かなんだ。じゃがあまり人工的な臭いがきつくても辟易するのう」
芳香剤のほうか。よかった。内心ほっとして僕はとっさに考えた言い訳を話す。確かに、ラベンダーとかフローラルとか言って、
使いすぎた挙句、『トイレの臭い』を助長するタイプの芳香剤は少なくない。
僕は先に入っていたから鈍感になっていたけど、その辺りを配慮すべきだった。
「それともうひとつ妙なことがあるんじゃが……」
「も、もうひとつ?」
つかつか。秀吉が僕に近づいてくる。にっこり。秀吉は僕に笑いかけた。
「おぬし、大のほうでこちらに来たのじゃな?」
「え、うん。そうだけど?」
恥ずかしいけど、言い逃れできそうにない。僕は観念して言った。
「それにしてはココから妙な匂いがするんじゃが?」
「ぐえっ……それは、ほら。日本人って大と一緒に小も出ちゃう珍しい民族らしいから、僕も例に漏れず……」
密着した秀吉が仕事を終えた息子に手を当てた。息の詰まるような感覚がして、半ばむせながら言葉を返す僕。
「ほお。随分粘つく小水じゃ。一度医者にでも見てもらったほうが良くはないか?明久」
秀吉が人差し指と親指をねめつける。ま、まさか出したのが服に染みてたとか……。僕は思わず視線を下にやって確認する。
「ここで何をしておったのじゃ?明久」
はい、ナニを。なんて言えるかー!!!
青ざめながら後ずさると、さすがにトイレにそこまでのスペースはないらしくすぐに壁と肩がぶつかってしまった。
「別にただ咎めようとは思わぬ。おぬしがよからぬ妄想をしておった相手がこの学園の女子でなければ何も問題はない」
この学園の女子でなければ?それって僕が誰でオ○ニーしてたか答えろってこと?
「仮にこの学園の女子が相手なら、こうまで切羽詰っておるのじゃ。次に何をするかも知れぬ」
「しかしおぬしのことじゃ。姉上殿の誘惑に耐えかねるところもあるじゃろうからのぅ」
姉さんに?冗談じゃない。そんなこと考えたこともないし、仮にここで姉さんの名前を出してそれが姉さんの耳にでも入ったら
本格的に家の敷居をまたげなくなってしまう。つまりこの場面の正解は……。
「秀吉だよ……」
正直に本当の答えを言う!
「?……はっはっはっはっは!」


全裸待機は忍びないので書けたところまで。なかなか肝心なところに行かないけど今日はここまでってことで。
ダラダラしてもなんなので明日には終わらせるよ。いざとなったらショートカットだ!

598:名無しさん@ピンキー
10/05/25 00:42:27 6eQmGVFT
キタタタター

599:名無しさん@ピンキー
10/05/25 01:02:42 aYlayNsz
姫路さんは女神

600:>>597-
10/05/25 11:12:00 E1XvRgCg
しーっ!声が大きいよ秀吉!!僕は慌てて秀吉の口をふさぐ。笑い声が落ち着いても、秀吉は冷めやらぬといった風に
目に涙を浮かべながらこう言った。
「いや、しかし意外じゃのう。そういったものの相手はてっきり姫路あたりじゃと踏んでおったが……」
「惚れた女は汚せぬものかの?」
一瞬頭の中が真っ白になる。僕が姫路さんをなんだって?
その間に、僕はもう一度個室の中に押し込められてしまった。意識が向いていなかったから、僕の体は棒か何かのようにあっさりと傾いてしまう。
「っ痛う……」
そのまま便座に押さえつけられ、したたかに腿を打ち付けると、僕は反射的に苦悶の声を上げた。
見上げるとそこに秀吉の顔があった。いつもは僕が見下ろす側だから、秀吉が僕を見下ろすというのは珍しい。
さっきから珍しい事が続くなぁ。
「喜んでいいやら悪いやら、じゃな。明久」
「ワシは常々……、自分のことを男として扱って欲しいと願っておったのじゃが……」
「まさか親愛の情をこうも性的に示されるとは思っておらなんだぞ?」
じぃっ、と股間のチャックが下ろされるのを、僕はほとんど無抵抗に見ていた。状況が掴めずにいたせいだけど、何をどうしたってこれはまずい。
「秀吉!やめてよっ!」
だけど、体勢が悪すぎる。座った状態では、頭を抑えられるだけで立つことさえ出来ない。
やがて僕の下半身はみっともなく露出し、体温を放出して外気に触れた。
「まだ少し、残っておるかの」
だらりとしたそれを秀吉が絞り上げるようにぎゅっと掴むと、さっき吐き出した物の残りが出てくる。
秀吉はその雫を指で掬って僕に差し出して見せた。
「一体どうすればおぬしを悦ばせることが出来るものやら……」
「男のワシには見当も付かんぞ、明久よ」
ぎゅっと目が絞りを使ったように僕の意識が一点に集中する。指が運ばれる秀吉の口元。少しして、紅く色づいた唇が白い液体ごと指を舐めた。
「こう……咥えてみせればよいのかのう」
僕は何も言えなかった。目の前にいる秀吉は、まるで今朝見た幻のように妖しい目つきで僕を見つめる。
「そうか!これは夢だ!秀吉もいつもと感じが違うし、むしろ夢の方が近い感じだし!」
「夢と思うなら、おぬしの自侭にした方が得じゃの」
秀吉は個室の中でかしずくように座り込み、少しだけ硬くなった僕の息子と舌を触れさせた。
さっき達したばかりで敏感になっている僕の息子は、そんな小さな刺激でも全身を巡るように伝えた。
「おぬし次第、ではあるが、どうする?」
腰が抜けそうな状態で、僕はお預けをされる。え?と喉から漏れ出たような情けない声とともに、心は決まっていたのかもしれない。
「……お願い」
僕は天井を見つめながら言った。次の瞬間から、何も考えることが出来なくなっていった。

601:名無しさん@ピンキー
10/05/25 11:13:27 E1XvRgCg
「はっ、はっ、はっ……」
どちらがそうさせたかなんてことはもう関係がなくなっていた。僕は二人居る狭い個室の中で、叩きつけるかのように腰を振っていた。
(秀吉のほっぺ……。やっぱり気持ちいい)
時々秀吉が僕をもてあますようにして口の中で舐ると、内側からくっきりとその形に頬が膨らむのがわかる。
逆に窄まって吸い付くようにされると、今度は僕が腰が引けるほど気持ちよくなる。
「らんぼうな……」
継ぎ継ぎにそんな言葉を聞くと、脳裏を激しい罪悪感がよぎる。かと思えば、離さないぞと言うように一層強く吸われたりもして、
僕はなにがなんだかわからない。
その内に身体から熱いものが滾ってきて、意識がそこに集中してしまう。
僕はぜんまいの切れかけた人形のように、同じ動きだけを繰り返した。足の先から太ももまで、次第にそれが小刻みになっていって
ついに秀吉の口の中にある先端まで昇っていく。
「秀吉!もういいから!出ちゃうから!」
僕は、秀吉の口から今にも爆発しそうなものを引き抜こうとする。だけどそれも叶わない。
いつの間にか、秀吉が僕の腰を抱くようにして手を回していたからだ。
どくん、どくんと、どろどろとしたものが僕の中を駆け抜けて秀吉の口の中へ吐き出される。目がかっと見開いて強引に頭を振るわせる。
覚醒した頭で、僕は秀吉の喉がこくんこくんと鳴るのをやけに冷静に見ていた。
「……ふぅ」
すべてが終わると、秀吉は腕で口元を拭って息をついた。
「それほど嫌った味でもないものじゃ」
そう言った秀吉の笑顔は、もういつものものだった。重い身体を動かせないでいる僕に、
秀吉は囁き声でいくつか約束事をした後、みんなの元へと促した。時計の針はもうすぐ予鈴を鳴らすところだった。

「遅れてごめん!」
「お前なぁ。もう飯食ってる時間なんかねーぞ?」
「ワシも同様じゃ。午後の授業はキツくなりそうじゃのう」
秀吉はあれから口をゆすいでもいない。秀吉が口を開くたび、僕はその動きに釘付けになった。
「あの……お昼を食べるのはもう無理でしょうけど、栄養ドリンクがありますからそれを……」
「あ、ありがとう姫路さん!でもここで栄養を補給しちゃうとお弁当が入らなくなりそうだし、遠慮しとくよ!残して帰ると姉さんがうるさいしね…」
「そうですか…、無理にお勧めしちゃってすみません」
「そ、そんなことないよ!わざわざごめんね」
とっさの受け答えで姫路さんを傷つけてしまったかもしれない。けれど、そんなことを振り返る余裕は僕にはなさそうだった。
「ほら、アキ!急ぐわよ!団体で授業に遅れちゃうじゃない!」
「す、すぐ行くよ美波!」

602:名無しさん@ピンキー
10/05/25 11:17:42 E1XvRgCg
それからは抑揚を欠く教師の声など耳に入るはずもなく、あっという間に放課後となった。
「帰らねぇのか?」
雄二が片付けを終えて不審そうに尋ねた。こ、こういう場合やっぱり隠しておくべきだよね?
僕は秀吉のことを伏せて、且つ自然に居残りが出来る手段として、また鉄人からの用を押し付けられたと告げた。
「そうか。まー適当にやれや」
ひらひらと別れの挨拶をして雄二は教室を出た。
「吉井。さよなら」
ドアの前には霧島さんもいる。なんだかんだ言って、雄二は幸せそうだよなぁ。
………
「待たせたのう。明久」
びくっ!
「なんじゃ。ワシは鬼でも蛇でもないぞ?」
「い、いきなり声をかけられたら誰だってびっくりするよ!」
時計の短針がふたつほど進んで、秀吉が部活から帰ってきた。準備室に置いておけばと思うような小物を大量に抱えている。
もっとも、そのうちのいくつかは今から使用されるものなのだけれど。
「さて、美しく仕上げてやるとするかの。アキよ」
とほほ。心で涙を流しながら逆らえるはずもなく、僕は秀吉のメイキャップにされるがままになっている。
あの時秀吉が僕に出した条件がこれで、今回のことを口外しない代わりに、家まで女装して帰れというのである。
姉さんに対して爆弾を投下するのと、学園で針の筵になることを天秤にかけて僕は前者を選んだ。
今日はまだそんなに遅くなっていないし、上手くすれば遭遇前に着替えられると踏んだのである。

「今日は、日が暮れる前に帰れそうじゃのう」
「そ、そうだね秀吉」
迷子を怖がる子供のように、僕は秀吉の手をしっかりと握って学校を出た。
スカートを履いている足元や風になびくウィッグ、胸元で小刻みに揺れるパット。違和感はそこらじゅうにある。
こんな状態で一人にされてはたまったもんじゃない。僕は、蝙蝠の羽が見えそうな可愛い悪魔の後ろを黙って付いていくほかない。
「あー、おぬしの家はこっちでよかったかの?どうも道に明るくなくていかん」
「もう、こっちだよ秀吉。こんな格好なんだから、急いで着かなきゃみっともないよ」
「すまぬ。案内はおぬしに任せるゆえ、先を歩いてくれんか?」
「いいけど……、ちゃんと着いて来てくれなきゃ怒るよ?」
いざとなったら姉さんに事情を説明してもらうんだからね。
「わかっておるよ。明久」
「アキにして!……やっぱり明久……いーや、アキで!」
「?おかしなアキじゃ」
「そう。そっち」
僕のアイデンティティに関わる問題に決着をつけ、ずんずんと歩き出す。この際恥はかき捨てだ!
それに秀吉のメイク技術は本物だし、普段の僕と同一人物だとは思われないはずだ。問題なし!

603:名無しさん@ピンキー
10/05/25 11:19:56 E1XvRgCg
……さわっ
(!?)
突然ぞくぞくとした寒気が背中を走りぬけ、僕はとっさに後ろを振り返る。誰もいない。
さわさわっ
(秀吉~っ!)
再びの感触に、僕は右後ろを着いてきている秀吉を小声で咎める。この間の仕返しに違いない!
「ち、ちょっと……!」
すると秀吉は手を引っ込めるどころかなおも動かし続けた。
スパッツごしに密着した手のひらとお尻は、べったりと張り付くような粘っこい感覚を伝えていて思わず膝が笑いそうになる。
(ほれ、しゃんとせぬか。周りが訝っておるぞ?)
『誰のせいだよ!』と声に出しかけた時巡り巡って自分のせいなのを思い立って息を飲み込む。
「~~っ!!」
結局何も出来ないまま、夕暮れの町を二人で歩く。買い物帰りのおばちゃん、部活帰りの中学生……、お願いだからそっとしておいて!
……黙って歩いていると秀吉の行為はだんだんエスカレートしてきた。
最初は手を入れるのもそっとしていたけど、今では制服のプリーツを明らかに持ち上げている。
自分の身体を影にしてうまく見えないようにしてるみたいだけど、だんだん手の動きが大きくなってきた。
「タ、タイム……」
結局家まで2/3ほど来たところで、心臓の動きがほとんど限界に達した。僕が音を上げると秀吉はすっと手を抜き、
マジシャンがやるように両手を広げ、耳の横に掲げて見せた。いつもは可愛いと思える仕草が今日は憎らしい。
「随分艶のある腰つきじゃのう、アキ」
へ?と思って、とっさに自分が電柱にもたれかかった姿勢になっているのを確認する。
腰にはしなができ、縋るような手つきで荒く息をする女子高生(の格好をした僕)。
「さ、い、急ぐよ!秀吉はこの後家に帰らなきゃいけないんだから!」
恥ずかしさを振り切るために、僕はわざと大きな声を出した。空気にビンと響いて静けさが戻る。
「恥ずかしがったり大胆になったり……アキは忙しいおなごじゃのぅ」
涼しい顔で秀吉が言うのでさすがに睨み付けてやると、そこから先は何もされずにすんだ。

「ただいま~……」
へろへろになりながら家にたどり着くと、まずいことに姉さんが先に帰っていた。
「あ、姉さん。とりあえず顔洗ってすっきりしたいからお風呂……お願い」
「私は妹を持った覚えはありませんよ、アキくん」
あ、そうか。今僕は女装してるんだった。……ってアキくん!?
しっかり認識してるじゃないか姉さん!!と、姉さんの顔を見ると、視線の先に秀吉を捉えて微笑んでいた。
その向こう側では秀吉も同じく微笑んでいる。

604:名無しさん@ピンキー
10/05/25 11:22:26 E1XvRgCg
(まさか……ふたりともこの一瞬で結託した!?)
「それでは姉上殿。遅くなって申し訳ないがアキはこの通り送らせていただいた。後のことは姉妹水入らずということで」
「ええ。どうやらウチの子が我慢が利かなくてご迷惑をおかけしたみたいで……」
「いやいやなんのなんの」
はっはっはー、秀吉は朗らか極まりない笑い声を残して去っていった。あとついでに女物の服一式とかカツラとかも。

「さてアキくん。先ほどアキくんの部屋からこんなものを見つけたのですが……」
げっ!あれは今朝のヨーグルト……!姉さんが帰る前に処分しようと思ってたのに!
「アキくんの性欲の矛先は誰なのですか?」
「……え、え~っと……」
「姉さんならば問題ありません」
大有りだよ!!
「アキくんには不純な同姓交友は許すと伝えてありましたし、秀吉くんならば2:2で許可します」
「そ、その数字はなんなの?姉さん」
「もちろん、姉さんと秀吉くんの発射数分配です」
僕の与り知らないところでそんな協定がっ!!
「もしそれ以外の女子だったとしたら……」
「したら……?」
「姉さんの子を産む分の精子を冷凍保存したあとアキくんを去勢します」
「相変わらずさらっとエグいよ姉さん!」
「さてアキくん」
「は、はい?」
「同性との交わいも結構ですが、異性との愛の語らいも至高の物であることを勉強しましょう。お風呂は沸いていますのでそのあとでゆっくり」
「い、いやあああぁぁあぁあ!!」


おわれ


無駄に文章が長くなってごめんぬ。ひとまず書きたいものは書けたので寝るノシ

605:名無しさん@ピンキー
10/05/25 11:42:58 AhL9JFMw
どう考えてもWORKINGの方が面白いだろ

606:名無しさん@ピンキー
10/05/25 11:46:21 BBIDvt2/
さんわんわんわん

607:名無しさん@ピンキー
10/05/25 16:57:21 fngv7gbE
ドS秀吉最高!

608:名無しさん@ピンキー
10/05/25 21:09:10 DsvGSUMg
よくわからんけど
男とエッチするのはokなのに
姉と弟がエッチしたらまずいの?

609:名無しさん@ピンキー
10/05/25 22:00:18 2UuRyzPM
まあ原作どおりの会話だからね

610:名無しさん@ピンキー
10/05/25 22:52:07 fngv7gbE
そのへんはアニメでも原作でも分かると思うが…

611:名無しさん@ピンキー
10/05/26 00:38:31 yOtjri4y
姉さんは、瑞希の料理と美波の暴力、翔子の束縛、
さらに愛子の実技と優子の腐趣味を
オリジナルにはかなわないレベルで兼ね備えた完璧ヒロインだからな

612:名無しさん@ピンキー
10/05/26 00:43:28 E0w0S9k0
別に不純な同姓交友を良しとしてるだけで
腐趣味は無いんじゃないか?

613:名無しさん@ピンキー
10/05/26 00:47:53 c2KqDnKq
明秀の構想を練ってたらケツが痛くなってきたんだが…
明久受けだからってフィードバックするとは。


614:名無しさん@ピンキー
10/05/26 00:50:28 AxQ/Jqn2
それだったら秀明だろjk

615:名無しさん@ピンキー
10/05/26 00:52:13 E0w0S9k0
秀吉のおにんにんがごんぶとだったら
明久はなんて言うかねえ。

616:名無しさん@ピンキー
10/05/26 11:33:58 ae7sbQz3
すごく……大きいです……

617:名無しさん@ピンキー
10/05/26 15:15:08 kNb6MIWl
明久「大丈夫だよ!僕はそれでも秀吉のすべてを受け入れるつもりでいたから!」
秀吉「明久・・・やっぱり大好きなのじゃ・・・」

END

618:名無しさん@ピンキー
10/05/27 02:05:58 g74fKSBj
>>615

秀吉「明久!?ハサミなぞ持ってきてどうするつもりじゃ?」

明久「だって僕、自分の彼女にこんなモノがついてるなんて嫌だよ」

秀吉「き……嫌わないで欲しいのじゃ!切っていいのじゃ!!」


こんなssが頭に浮かんだ

619:名無しさん@ピンキー
10/05/27 02:36:10 bPKrYXec
>>618

期待してる

620:名無しさん@ピンキー
10/05/27 23:44:35 z3bRyOIs
>>618 いや、そこは無理やり性別転換させて、女性ホルモンを注入され、神おも越える美しさに……

621:名無しさん@ピンキー
10/05/27 23:51:34 aPwHMY7P
三つほど秀明(明秀)の構想を閃いたがどれがいい?

①腹黒秀吉にヤられる明久
②ムッツリーニの薬で暴走した秀吉にヤられる明久
③普通の純愛もの

622:名無しさん@ピンキー
10/05/28 00:03:19 bPKrYXec
③はありきたりだから1か2で頼む

623:名無しさん@ピンキー
10/05/28 00:05:37 SytI/TAC
全部!

624:名無しさん@ピンキー
10/05/28 00:39:56 pxL8UxF+
欲張りなきみには姫路さん特製クッキーをプレゼント(はぁと

625:名無しさん@ピンキー
10/05/28 10:59:46 o6YIocGc
ババババババババババ

626:名無しさん@ピンキー
10/05/28 15:23:24 PDBw6pB7
魂を刈り取られ(ry

627:名無しさん@ピンキー
10/05/28 16:44:23 YCoat6Ki


628:名無しさん@ピンキー
10/05/29 10:28:48 LJJchLju
①でお頼み申す

629:名無しさん@ピンキー
10/05/29 14:22:56 mlMvN29O
いっそのこと①+②にしちまおうかなあ。

630:名無しさん@ピンキー
10/05/30 01:56:57 WTYcxCSY
明秀SSがより多く読めるのなら姫路さん特製クッキーを皿まで食らうことも辞さない

631:名無しさん@ピンキー
10/05/30 02:43:13 F6Fjl75v
>>630
無茶しやがって・・・・

632:名無しさん@ピンキー
10/05/30 09:40:43 yRjEEy4K
久保×吉井のSSはまだか?

633:名無しさん@ピンキー
10/05/30 10:01:22 XFRH/7lc
もうホモSSにはうんざりだ
801板とかどこか別の場所でやってくれよ

634:名無しさん@ピンキー
10/05/30 10:13:16 Fa4KMAFE
嫌だったらNGにすりゃいいのに…

635:名無しさん@ピンキー
10/05/30 10:34:56 qOa+fQIM
嫌ならNGかスルー
最初から触れなきゃ無駄に荒れずに済むし

636:名無しさん@ピンキー
10/05/30 11:41:54 4cFLK24S
秀吉が圧倒的人気ナンバー1なのだからしょうがない

637:名無しさん@ピンキー
10/05/30 11:48:04 dve+YlZe
でも事実上ホモだよね
なんのために801板があるのやら

638:名無しさん@ピンキー
10/05/30 12:19:09 UQF24e8u
秀吉のエロ同人はとらのあなやメロンブックスで男性向けにカテゴライズされています。

639:名無しさん@ピンキー
10/05/30 12:49:00 iEvhdqwp
ガキじゃあるまいし少し黙ったら?気に入らないならNGワードなりNGIDにでも突っ込んどけ
それで幸せになれるだろ俺もお前も
丁度、クッキーも焼き上がったみたいだし、皆で頬張ろうぜ!

640:名無しさん@ピンキー
10/05/30 13:32:07 lXw/Djjo
瑞希や美波で妄想してもフツーになってしまってつまらんからなぁ
そろそろムッツリーニで書きたいけど眠い。

641:名無しさん@ピンキー
10/05/30 13:51:40 5rhqRZHl
秀吉は秀吉だからホモじゃないだろ

てかバカテスって秀吉とか抜いたらなんかつまんないじゃん

642:名無しさん@ピンキー
10/05/30 14:59:01 qOa+fQIM
書き手が秀吉と男を絡ませたSSを投下する時はちゃんと注意書きする
それを読むのも自由、嫌ならスルーするのもNGするのも自由
スレは個人のものではないのだから、お前嫌いだ出てけ、とかそういう自己中心的なレスはなし
こんな感じでよろしいんでは?

643:名無しさん@ピンキー
10/05/30 19:04:45 vRDYHcqG
とりあえず注意書きさえ書いとけば原作破壊だろうがスカだろうがリョナだろうがホモだろうが割と問題ないと思う

644:名無しさん@ピンキー
10/05/30 21:46:41 VeeFYd1n
美波がドイツに戻らなきゃなんなくなっちゃって、それまでに明久に振り向いてもらおうと~

なんて話でも注意書きを書いておけばおk?

645:名無しさん@ピンキー
10/05/30 23:02:48 XppM8vZu
注意書きしてればおk
何でも好きなのを自由に書けばいい

646:名無しさん@ピンキー
10/05/30 23:04:20 32SRil6b
とりあえす秀吉×明久か優子×明久きぼー

647:名無しさん@ピンキー
10/05/31 00:08:35 rKKK/yYQ
優子って出番のわりに人気あるのよな

648:名無しさん@ピンキー
10/05/31 00:09:32 K6SYtZn+
どうでもいいけどお前のIDがKKK。

649:名無しさん@ピンキー
10/05/31 06:24:46 +D5mSnZf
FFFの元ネタか
>>647は須川

650:名無しさん@ピンキー
10/05/31 09:12:18 RqSUUZZe
K(彼女持ちを)K(刀で)K(斬ってみたい)団

651:名無しさん@ピンキー
10/05/31 12:41:17 NdcA0xi+
オリキャラはありですか?
実力は翔子以上、頭の回転は雄二以上、運動神経抜群、ルックスは上の中だけど
キレたナイフのような目をした男

652:名無しさん@ピンキー
10/05/31 16:21:32 tOsqrQOl
無しじゃないけどメアリー・スーでググってからにした方がいいかもね
そしてこの板の控え室とか見てから投下した方がいいかもね

653:名無しさん@ピンキー
10/05/31 20:01:04 Dk4bLDea
おもしろければ歓迎される
つまらなければ叩かれる

オリジナル入れるとハードルがあがる

654:名無しさん@ピンキー
10/05/31 23:26:53 jTHvjShA
てか実際んとこ、翔子は実力じゃなくて成績だろ?
実力はむしろ明久

655:名無しさん@ピンキー
10/05/31 23:31:30 ktOK7916
俺的な希望は明×姫
ストーリー的なのとやっぱり1番違和感がないこと




というのはうそで素直に姫路がいい性格だと思う。美波を侮辱するつもりはないが、ツンデレは好きじゃない

656:名無しさん@ピンキー
10/05/31 23:47:36 K6SYtZn+
俺はやっぱ明秀だな。

657:名無しさん@ピンキー
10/06/01 00:01:50 mQ+zNbAF
たまには秀明もいいかもしれない

658:名無しさん@ピンキー
10/06/01 03:06:30 1S/EONXE
なんか大学にありそうな名前だの

659:名無しさん@ピンキー
10/06/01 21:01:51 7n51G1nU
清水さん→美波 を見てみたい

660:名無しさん@ピンキー
10/06/02 02:20:15 tK2mKAgh
明久×美春なら妄想したことあるが
どう転んでも明久殺されそうになるんだなぁ、これが

661:名無しさん@ピンキー
10/06/02 07:25:46 wmMXsNqB
久保×美春の仮面カップルって考えたけど、
二人とも同性愛者公言してるからな…

662:名無しさん@ピンキー
10/06/02 09:10:45 3CBuiG/v
明久×美波はどうも原作4巻の二番煎じになってしまう
あと美波にデレる明久が意外と想像しにくい

663:名無しさん@ピンキー
10/06/02 10:20:56 FNoez0vM
清水さんが明久に抱かれるほうがいい

664:名無しさん@ピンキー
10/06/02 19:40:30 xuiqIqvm
でも確実に明久は殺されるからな・・・。

665:名無しさん@ピンキー
10/06/02 22:05:34 WgX95MVO
>>662
>明久×美波はどうも原作4巻の二番煎じになってしまう
何か問題あるのか?

666:名無しさん@ピンキー
10/06/02 23:53:42 vmMDAthv
明×姫 プリーズ

667:名無しさん@ピンキー
10/06/03 00:32:01 yWT+gXL7
やっとこさ規制解除だ!
さぁ、職人さん達が来るのを待つとしよう

668:名無しさん@ピンキー
10/06/03 10:39:20 RK9jQuUY
清水「私の身体を好きにする代わりお姉様に手を出さないでください」

こういう展開をだな

669:名無しさん@ピンキー
10/06/03 14:24:56 P1iWxD2e
「えぇー……美波ほどじゃないにしても、清水さんの体じゃちょっと……」
「なっ!? い、言いましたわね豚野郎! お姉さまを侮辱した罪と美春をバカにした罪、償っていただきますわぁっ!!」
という美春暴走をだな

670:名無しさん@ピンキー
10/06/04 09:57:14 UQ4Q1QK2
ちょうど致している最中に美波がやってきて

671:名無しさん@ピンキー
10/06/04 14:39:23 nxOZqE0a
書き出しに悩むなぁ美晴x明久

672:名無しさん@ピンキー
10/06/04 18:31:30 rDUaTfP1
美波と明久がヤっているのを美春が目撃

美春が間接セクロスと称して明久と

こんな感じとか

673:名無しさん@ピンキー
10/06/04 19:42:16 nxOZqE0a
いつもどおり地の文とシチュチェックお試し版(1/2)

『あ、アキっ!ウチ、傘忘れちゃったんだけど、良かったら入れて帰ってくれない?』
『明久君。私も傘を忘れてしまって……。もしよければでいいんですけど、家までご一緒してもらえませんか?』
と、美波と姫路さんが言うので送っていたらすっかり遅くなってしまった。
『それなら僕は濡れても構わないし、二人で使ってよ。この傘』
僕はそう提案したのだけれど、貸し主は雨に降られるのは忍びないと固辞されてしまった。
律儀だなぁふたりとも。そんなの気にしなくても良いのに。
「それにしても凄い雨だなぁ」
薄暗くなり始めた住宅街の中を小走りに歩いていると、どこからともなく声をかけられた。
「お待ちなさい!そこの豚野郎!」
「あれ、清水さん?」
珍しいところで会うな、と僕は目を丸くした。家が同じ方向なんだろうか?いや、これは多分……
「美波なら家まで送っていったところだよ。入れ違いになっちゃったね、清水さん」
美波目当てなんだろうなぁ。
これまでなら学校で色々コミュニケーションできてたけど、あんまり過激なので接近禁止になっていたし、
登下校の僅かな時間は清水さんにとって貴重なのかもしれない。それが僕がずっと一緒だったから、
男嫌いの清水さんとしては気後れしたんだろう。申し訳ないことしたなぁ。
「知っています。後ろからずっと見ていましたもの。まったくあなたと来たらいつも美春の邪魔ばかりして……」
後ろから!?そんな気配はしなかったけど……。清水さんは人を殺せそうな鋭さで僕を睨んだ。
僕は思わず息を呑んで黙ってしまう。
「まあ、それは構いませんわ。今日は豚に確認したいことがあって呼び止めましたの」
相変わらず人間扱いはしてもらえないらしい。それにしても豚だなんて……。この頃は改善してきたけど、
つい最近まで食うにも困る有様だったのに……。
「美春言いましたわよね?お姉さまを女性として見て差し上げなければ、お姉さまの気持ちに失礼だと……」
「それをなんですの!?お姉さまの好意を知っていながら姫路瑞希にも手を出すなんて!」
「ちょ、ちょっと待ってよ!?僕は姫路さんには何もしてないってば!!」
「言い逃れは見苦しいですわ!お姉さまの気持ちを踏みにじるかのように目の前でイチャイチャと!」
「ああ……、おかわいそうなお姉さま。例え男に浮気をされようとも惚れた弱み。何も言えずに三歩下がって付き従うしかないなんて……」
「誤解だよ!美波もだけど、姫路さんと僕は本当になんでもないってば!ただ今日は傘を忘れたって言うから貸して帰っただけで……」
「嘘おっしゃい!あまつさえお姉さまには不可能な『あててんのよ』状態で相合傘だなんて馬鹿にするにも程があります!」
い、いつの間にそんなゼータクなシチュエーションに!?
僕は頭をフル回転させて記憶を探り、全身の神経をそばだたせてその時の感触を思い出そうとする。
が……。
やっぱりそんなことなかったよ!清水さんの嘘つき!!
内心で血涙を流しつつ、僕は真剣に清水さんに向き直る。
僕にとってはちょっと胸の痛いことだけど、姫路さんの名誉を守るためにはっきりさせておかなければならない。
「姫路さんは、雄二が好きなんだ……」
「え?」
「だから僕とは本当になんでもないんだよ」
「そうでしたの……」
このことは、多分僕しか知らないことだ。それに姫路さんは、幼い頃からずっと同じ思いを抱き続けているという。
聞かなかったことにしてくれるかな。姫路さんの思いは、姫路さんの力で雄二に届けて欲しいから。
僕は清水さんにお願いする。清水さんはしばらくうつむいたまま無言だった。

674:名無しさん@ピンキー
10/06/04 19:47:09 nxOZqE0a
「でも、でしたらなおさらですわ!」
雨音のノイズの中に、きぃんと清水さんの強い声が響いた。
「それでしたら、あなたがお姉さまの想いに応えるのに、何の支障もないじゃありませんの!」
「まさか、世界で一番愛らしい私のお姉さまに慕われておきながら無碍にするなんて、この美春が許しません!」
「それも誤解だよ清水さん!だって美波が好きなのは……オランウータンなんだから!」
「……」
「……」
「あんな与太話を信じる人がいますか!知能は猿並ですのね!この豚野郎!」
それが冗談でもないんだけどなぁ。
そう思いつつ、さすがに女性のベッドルームの中のことについて人に吹聴するのは憚られてつい押し黙ってしまう。
「……もういいですわ。豚がそこまでトボけるつもりなら美春にも考えがあります……」
「あなたがお姉さまの気持ちをこれ以上弄ぶことのないよう、しかるべき処置を取らせていただきますわ」
そう言って、清水さんは行ってしまった。まるで嵐のような出来事だった。
僕は清水さんの言葉の意味がわからないまま、どうするでもなく家路に着いた。

そして次の日の放課後。
「くすっ。いいバカ面で寝てますわ。皆さん、お願いします」
『背信者に罰を』
昨日の雨から一転、暖かな午後の日差しに重くなった瞼の裏で、かすかにこんな声を聞いた。
――
「ん?んーんぅ!んんっ!」
目覚めると、全身の自由が利かない。それどころか口も塞がれてるみたいだ。
バチっ、という音とともに、白い光が目の前を覆った。
「んんんぅ!!」
目が慣れてくると、プライベート確保用の大量のみかん箱が映ってきた。
そしてそこに薄く笑みを浮かべた清水さんが立っている。
なぜ?僕はまったく意味がわからないままガムテープでぐるぐる巻きにされた身体をよじる。
「いい格好ですわね、豚野郎」
鷹揚に言いながら清水さんは僕に近づく。唇が焼けるように熱い。
僕の唇を覆っていたガムテープを、清水さんが勢いよく剥いだからだ。
「清水さん!?どうして僕は芋虫にされてるの?そもそも立ち入り禁止だったはずなのにどうしてFクラスにぶへあぁっ!!」
清水さんは細い足をしなやかに振りかぶり、僕の体に綺麗なシュートを決める。
「おバカなあなたには関係のないことですわ豚野郎。ですがひとつだけ……」
「あなたが今後、間違ってもお姉さまを傷つけてしまうことのないように、美春が調教して差し上げることにしましたから、そのつもりで」
??調教?……失礼な!いくら僕がバカだからって、サーカスや動物園のどんな動物よりも賢いに決まってるんだから、
かくし芸や一発芸の仕込ならもっと穏便なやり方があるだろうに!
怒って見せても、す巻きで転がっていては迫力がない。なにより、清水さんはさっきからずっと妖しい笑みを貼り付けていて、
それは例え何一つ悪いところがなかったとしても謝まりたくなってしまうような恐ろしさなのだ。


直前レスまで参考にして書いてみた。美春がこのままお姉さま一筋か明久にコロっと傾くかは未定。
足コキだけは考えてあるけどどうしようかな。

675:名無しさん@ピンキー
10/06/04 20:03:43 l+y2/IPs
GJ!

「もう二度と女子に興味が持てないようにしてやりますわ」とか言って、明久を
女装させてお尻を…

な展開希望ノ

676:名無しさん@ピンキー
10/06/04 20:24:34 BkuZomf9
どっちのルートも読みたいって言うのは贅沢なんだろうな……
ここは敢えて不覚にも明久にデレてしまう美春も見てみたい

677:名無しさん@ピンキー
10/06/04 21:01:58 nxOZqE0a
とりあえず今日はメモ帳で唸るので投下はない予定
色々考えてみます。土日中には終えるので~


678:名無しさん@ピンキー
10/06/04 21:04:37 BkuZomf9
忘れてた
>>677
GJ!
大いに続きを期待してます!

679:名無しさん@ピンキー
10/06/05 03:05:29 xMbrk/zq
かなり異質なんだけど
キャラスレ住人×秀吉ってダメ?

680:名無しさん@ピンキー
10/06/05 03:55:55 xMbrk/zq
すまん読み返したら流石に雰囲気違いすぎるからやめておく

681:名無しさん@ピンキー
10/06/05 12:53:27 PLyHQDFt
優子さんと清水が吉井を奪い合うというマイナーカップリング好きが喜ぶSSがいいなぁ

682:名無しさん@ピンキー
10/06/05 13:25:56 nl/Jebwz
マイナーカップリングと言うなら女の子同士で恋愛談義するノリで
お試ししている間に始めちゃう秀吉×美波とかが嬉しい

683:名無しさん@ピンキー
10/06/05 17:42:37 S6LerTt3
>>680
見たぜ。
なかなかよかった。

684:-674
10/06/05 20:45:43 HQucGKHy
「あなたに関しては調べがついていますのよ、スケベ豚」
その言葉に僕がなんのことだろうと思っていると、清水さんは懐から一冊の本を投げて寄こした。
「……こ、これはっ……ぼ、僕の秘蔵の参考書!?どうして清水さんがこれを!?」
「それだけではありませんわっ!これも、これも!これもこれもこれもっ!」
まるで魔法の壷のように、清水さんの鞄からは参考書が溢れてくる。……どれも僕が日頃勉強に使っているものと同じだ。
「あなたの模擬試験範囲についてはあなたの友人の写真屋が証言してくれましたわ」
「ムッツリーニめ……!また僕を裏切ったのか!!」
「あなたもその他大勢の豚どもと同じだったのですね。こんな胸の脂肪に目が眩んで、お姉さまを蔑ろにするなんて」
「いやそういうことじゃないでしょ!?」
「あなたに与えられた選択肢はふたつ。ひとつはこれまでの無礼を悔い改め、お姉さまに永遠の愛を誓うこと。
もうひとつは、お姉さまに今後一切手を出さぬよう、美春に従属すること。悪いお話じゃないと思いますわよ?どちらを選んでも、絶世の美少女とお近づきになれるんですもの」
「これからゆっくり、美春の責めを味わって結論を出してくださいませ」

清水さんはそう言うと、白い手袋をはめて畳に寝そべる僕に近寄ってきた。それは見紛うことなく魅力的な女子高生のはずなのに、
喉元にナイフを突きつけられたような恐怖感が拭えなかった。
ジャキッ!
「うわっ!?」
「動かないで。妙な動きをすれば欲塗れの性器を切って落とします」
(えぇ~!?)
言葉にならない驚きを抱えている間に、清水さんは僕のズボンをすっかり解体してしまい、自由にならない両脚と下着が露になった。
途中、ひやりとする裁ち鋏の先端が大事な部分に触れて、僕はそれこそ肝の冷える思いだった。
「教えて差し上げますわ。あんな牛のような乳なんて女性の魅力のなにものも担っていないということを」
「うぇっ!?」
不意に下腹部に圧迫感を感じ、空気を吐き出す僕。
けれどその苦しさは一瞬で過ぎ去って、かわりにやわやわとそこをさするような感触が伝わってくる。
視線の先には、傲然と僕を見下ろす清水さんの姿と、すらりと伸びた脚が見える。ソックスとスカートの間に覗く白い腿が眩しかった。
「……んんっ!」
まるでくすぐられるような感触がむず痒く、もどかしい。僕はどうにもならないのを承知で激しく首を振ってしまう。
「あははっ!苦しいんですの?スケベ豚!美春に身を任せてしまえば気持ちよくなりますのに、わかりの悪い豚ですのね」
清水さんは哄笑を浴びせつつ、僕の下腹部に乗せた足を微妙に操作する。すでにぴんと張り詰めた裏筋に足の指の凸凹が絶え間ない刺激を加える。
その下の睾丸には、なだらかにカーブした土踏まずをポンプを踏む要領でリズム良く押し当てられる。
スイッチを入れたり切ったりされるような断続的な行為は、僕の心に慣れを生み出さなかった。
「うぐっ、あっ!……ぁはっ……はっ」
僕は神経からの信号を腰がすべて引き受けているような錯覚に陥っていた。圧迫感と膨張から来る痛み、性感を刺激される快感。
身体を支える背骨は長時間の無理を訴えて軋んでいる。肺は入り口が急に締まったように空気の大部分を押し返していて、お腹が引きつったように苦しい。
清水さんの足の動きは、どんな微細なものでも痛みと快感の大波となって押し寄せる。
僕は涎を撒き散らしながら身体をくねらせ、受け止めきれない信号から逃れようとする。けれど清水さんはほんの僅かに足の位置を変えるだけで、
再び僕の神経の一番敏感な部分を捉えてしまう。
「我慢は体に毒ですわよ?いくら憎い豚とは言えお姉さまへの献上品が狂ってしまっては元も子もありませんし……」
「あああああああっ!」
と、清水さんが足先に体重を乗せ、小刻みに震わせてきた!
(電気あんま!?)
「射精してしまいなさいな」
膨大な苦しみ、腰が抜けるような快感とは釣り合わない間の抜けた音の単語が頭に浮かんだのも束の間、僕は女の子の足を乗せたままびくびくと達してしまう。
息を整える間に汚物を扱うようにそろりとした白い手が伸びて、ついに下着も剥かれてしまった。
「まだここに煩悩が溜まったままのようですわね」
大量に吐き出された精子が下着から漏れてお腹に垂れる。その冷たさに頭を覚ましていると、つい、とまだ堅さを保つ性器に清水さんの指が触れる。
「とりあえず、すべて吐き出させてから真意を質すことにしましょうか」


685:名無しさん@ピンキー
10/06/05 20:51:50 HQucGKHy
日の落ちていく教室の中で、耳はどんどん鋭くなっていく。
滑らかな布地で包まれた清水さんの指が、牛の乳でも搾るようにきゅっと揃えて握られると、
その中に包まれた僕のモノは跳ねるように頭をびくんと振るわせた。
しゅ、しゅと、その手が上下に動くたび、僕の喉は言葉にならない声を上げる。
性器の先端まで性欲の塊が上り詰めるのを感じるのは何度目だろう。
それが吐き出される寸前で、清水さんはぴたりと手を止めてしまう。初めはただの疑問符しか浮かばなかったものの、
次第に目に涙が浮かび、哀願するような格好になる。
「しようのない豚ですこと」
呆れたように清水さんは言ったけれど、僕には教会の扉が開かれたような心持ちだった。
涎と涙でべとべとになった顔は笑顔を作っていたに違いない。
「ふーっ……」
(!?)
清水さんは手を離してしまうと、すっかり口を開けた僕の性器に息を吹きかけ始めた。
それはそれこそ傷口に風が触るような刺激だったけれど、僕が頼るものはほかになかった。
……清水さんは広いみかん箱のドームを後ずさりながら、ふーっと蝋燭を吹き消すように息を吐いていく。
僕はそれを少しでも受け止めたくて、ずるずると腰をたたみに這わせた。
「ああっ!!」
「ハイ、おしまい」
ほんの僅かな刺激を脳内で膨らませていると、終わりを迎えるのにそれほど時間は必要なかった。
噴水のようにびゅるびゅると精子を吹き上げながら、僕はすべてを投げ出してしまったような気分だった。

「それで、心中定まりまして?吉井明久」
「……」
清水さんが問いかけてきても、僕には遠い世界の出来事のように感じられてなんとも言いようがない。
「何も言わないということは、美春の良いようにさせていただいてよいのですわね?」
その距離を埋めるかのように、今度は耳元で囁く清水さん。なんの話をしていたんだっけ?
そうだ。清水さんのことだもの、美波のことで……
―――
「もうやめようよ……。こんなこと」
最初から数えたら、もう何度目かわからない清水さんとの関係。
僕たちは毎日のように二人きりで会い、調教と称してセックスや、その真似事をしていた。
「あなたに拒否権はありませんわ。吉井明久」
清水さんは涼しげに言う。
「まあ別に止めても構いませんけれど、その時はここでの行為が公になることでしょうね。……それに」
「もう美春がいなくては収まりがつかないんじゃありませんの?アキ」
「うぅ……」
僕をアキ、と呼ぶ時の清水さんの声は柔らかく、優しい。
行為のときに女装をすることについても、強制なのかそうでないのか、今では曖昧になってきている。
「さ、いつものとおりにやってごらんなさいな」
そう言って清水さんはくるりとスカートを舞わせて見せる。スカートと肌の境界線はどこまで上っていっても尽きない。

「……美春、お姉さま」
ウィッグに瞼を伏せながら、僕は屈服の口上を始める。
「今日もアキは、雄豚の醜い煩悩に頭を支配されてっ、……おチンポっ、チンポがちがちにしたまま
美波お姉さまや姫路さんの傍でイヤらしいことばかり考えてました……っ」
他の誰に聞かれるものでないとわかっていても、恥ずかしいと思う心の動きを止めることは出来なかった。
「このまま、アキが欲望に負けてお姉さまたちにヒドいことをしてしまわないように、美春お姉さまに躾けていただけないでしょうか」
「そのためなら、アキはなんでも、……なんでも言うこと聞きますからっ!お願いします!今日もアキの調教してくださいっ!」
そして、僕は誰に言われるでもなくスカートを持ち上げて、スキンを被せた性器を曝け出す。
これが僕たちの始まりの合図だった。
「今日は、ここを使わせてあげますわ。アキ」
そう言って微笑む清水さんも頬を赤らめている。性器は既に濡れそぼっていて、スカートの中で探り当てるのに時間はかからなかった。
「あんっ」
挿入の瞬間、清水さんは小さく声を上げる。
「相変わらず遠慮というものがありませんのね、アキ」
黒板に背を預けたまま、清水さんはすぐいつも通りの口調に戻っていた。張り詰め、余裕をなくしてしまうのはいつも僕のほうだ。
「一度では許しませんわよ。せめて明日も一日、あなたの欲望を制御しなければいけませんもの」
清水さんはあくまで僕の上に立ち、押さえ込もうという姿勢を崩さない。
けれど、幾度となく体を重ねるうち、きっとそればかりではないだろうと思うようになった。
僕の予感は外れているだろうか。

686:名無しさん@ピンキー
10/06/05 20:52:15 HQucGKHy
今日はここまで。これで美波が乱入したらBAD ENDだな…。ほかも大差ないけど。どうするかなー。
あと684プレビューで改行整理するの忘れた。見にくかったらごめんね。

687:名無しさん@ピンキー
10/06/05 21:56:47 cSztYg0x
なかなかいける。いけるぞ。

688:名無しさん@ピンキー
10/06/05 22:56:00 vK+BzNUB
これは素晴らしい……とってもブリリアントじゃないか!
GJ!美春かわいいよ美春!

689:名無しさん@ピンキー
10/06/05 22:59:29 PLyHQDFt
乱入して乱交すればgoodendだ

690:-685 長いお(´・ω・`)
10/06/06 22:12:11 kUqux5KL
キーン、コーン、カーン……
僕はクラスの最奥からふたりの女子の背中を追うようになった。座り心地最悪の座布団にきちんと足を揃えて座る美波と姫路さん。
時折、スカートの裾を直す仕草に目が離せない。
隙間だらけの教室の窓から風が吹き込むと、鬱陶しそうに手で避けながら髪を整えるのが可愛いと思う。
けれど、そのすべてが僕の中でとても口に出せないような想像と結びついてしまうのが情けなかった。
「アキ、なんだか苦しそうだけど大丈夫?」
心配そうにうつむく僕の顔を覗き込む美波。僕は小さな唇に目を奪われてしまう。
「ご、ごめんっ!僕、用があるからっ!」
「あっ、アキ!?」
もし美波に僕のを咥えられたら……。一瞬でもそんなことを考えてしまったことが恥ずかしくて乱暴に振り切ってしまった。
Fクラス横の空き教室。人気のなくなったのを確かめて、僕はアキとしてお姉さまを出迎える準備をする。
「待たせましたわね。今日もいい子にしてまして?アキ」

「お姉さまっ!僕……僕もう我慢がっ……」
なぜだろう。最初はとてもひどいことをされたと思っていたのに、今では清水さんだけが僕を救ってくれる希望のように思えた。
清水さんは、欲情を抑えることの出来ない僕の浅ましさを聞いても、決して笑うことなく受け入れてくれる。
「そう、お姉さまがあなたのモノをね……」
こんなふうに?上目づかいに確かめながら、清水さんが僕の脚の間に顔を埋める。
「あっ…!」
痺れるような感覚に腰を浮かせながら、僕は情けない声を上げた。
口腔に熱い性器を包まれながら、ぬらぬらとそこを這う舌の動きだけがリアルだった。
血管の起伏さえ追いかけてきそうな舌先が、僕の性感を捕らえて離さない。
「くぅ……っ」
そしていつも、あと一歩のところで性戯は途絶えてしまう。僕が、彼女に頭を垂れるまでは。
「それが現実になるかどうかは、ひとえにお姉さま次第ですけど……こんなに堪え性のないようではねぇ」
くすくすと笑いながら、一緒に喘ぎそうな僕のものを指で弾く。
「お姉さまで達してごらんなさい。美春の前で、お姉さまを汚すのです」
「そ……んなぁ……」
おかしな、理不尽なことを言うと思った。だって、清水さんは美波のことが好きなのに?
「お姉さまのことが好きではありませんの?お姉さまではお嫌ですの?」
それに、……これは僕が美波や姫路さんにおかしなことをしないようにって……。
「あっ!?」
きゅうっと性器の口が根元から搾られて、僕は思わず声を上げる。
「あなたがそうするのなら美春は胸を張ってお姉さまを愛することが出来ますわ。
……できなければ、あなたを意気地なしだと思うだけです」
くすりと笑って、清水さんはすっと腰を上げた。僕を見下ろすようにして、そのまま動かない。
「……っ!」
僕は意を決して自分自身を持ち上げる。
「……美波っ、美波っ!!」
美波の脚で挟まれることを、美波の唇に触れることを、フラッシュのように思い浮かべながら、自分の性器を弄る。
それまでに刺激を受けていたこともあって、終わりはあっけなく訪れた。
ぽたぽたと白い雫を垂らすのを眺めていると、言いようなく惨めな気持ちになる。
「美春お姉さまぁ……」
僕がか細く彼女を呼ぶのと、ぐちゃぐちゃになったスキンの端を彼女が摘むのが同時だった。
怪訝そうにしていると、ぱしん、と頬が打たれてじんと熱を持つのを感じる。
清水さんは、またにっこりと笑っていた。

691:ageちまった…orz
10/06/06 22:14:21 kUqux5KL
「いいこと?吉井明久。あなたは醜い欲望でお姉さまを汚しましたの。己の欲望を満たすためだけに、想像とは言え、
口に出すのもおぞましい痴態をお姉さまに課すような下衆野郎ですのよ?」
「!!?」
ああ、そうだ。大切な友達だったのに。美波を傷つけないようにって、清水さんにあれほど言われたのに。
僕はなにをやっているんだろう。
「お姉さまにふさわしいのは美春だけ。そうですわね?アキ」
そうだよ。美波を愛せるのも、守れるのも、僕なんかじゃなかったんだ。
そう考えると、悔しくて、悲しくて、涙が出てきた。
「そして、罪深い豚のことも美春が愛してあげますわ」
一瞬、何を言われたのかわからなかった。
けれど、美春お姉さまに抱きしめられて、暖かいものが僕の胸の中に戻ってくるのが、わかった。
「ゴムは使い切ってしまいましたわね」
「まあ、出涸らしの茶葉なら水と変わらないでしょう」
今日は肌と肌で繋がってみませんこと?

「あっ……!……んぅ、もぅ!アキったら本当に現金なんですからっ」
「だって!お姉さまとこんな風にするなんて……、思ってなかったから」
何度もイっていたせいで性感の巡りが遅いのか、腰を打ちつけあいながら会話をする余裕ができていた。
本当にそうだ。ほんの少し前まで、こんなことになるなんて思っても見なかったから。
「ふふっ……、他所にかけたりしたら折檻ですからね、アキ?」
「う、ぅえぇ??」
「あら?あなたの汚らしいもので私の玉の肌を汚すつもりですの?」
そ、それって、膣内にってこと?
驚いたのも束の間、捩れたように膣道が狭くなり、根本深くまで挿入していた性器が絞り上げられる。
清水さんは、正常位の姿勢から寝返りをうつように体を横たえ、泳ぐように全身を伸ばして半身になった。
まるで、繋がっている僕まで回転したかと思うような感覚があって、それは未体験の快感だった。
「イきますっ!お姉さまの膣内でイきますっ!」
ガタンッ、
合板の、薄い教室のドアが大きく揺れた。
けれど、僕の意識はそんなものではなく、今や他人の体に没している杭の方にあって、そんなことは気付かなかった。
気付いていたのは、清水さん。
「ふふっ、孕んでしまうかもしれませんわね」
「あ、あのっ!」
僕はその言葉にすっかり動揺してしまうが、清水さんはやはり小さく微笑んだきりだった。
精液を道標のように垂らしながら、ひたひたとドアへ向かい
「そうしたらどうなさいます?お姉さま」
まるで美波に言うように声を掛けて、力強くドアを開けた。
ドア越しに清水さんがそうしたのはまったく正解で、そこには、へたり込むようにして教室の壁に背中を預ける美波の姿があった。
「ここに来るまでに、人払いを確認しませんでしたの?アキ」
問い掛ける清水さんの口調はどこまでも柔らかい。どこか、この状況を楽しんでいるような感じさえある。
美波は夢うつつと言ったような状態で、清水さんに手を引かれるまま部屋の中へと入ってくる。
「どういう、こと?」
僕と清水さんの間に投げかけられた美波の問い掛けは、ややあって清水さんが答えを持たせた。
「予行演習ですわ。すべて、この時のための」
「きゃっ!」

692:名無しさん@ピンキー
10/06/06 22:15:41 kUqux5KL
言うが早いか、清水さんは美波を押し倒し、ショーツをまさぐり始めた。
いつも僕を捻り倒している美波とは思えない弱々しい抵抗。
「やっぱり……」
目に涙を溜める美波と笑みを浮かべる清水さん。
「おひとりでしてらっしゃいましたのね。お姉さま」
その瞬間、糸が切れたように、美波の身体が床に沈んだ。
「悔しいですけど、最初は譲りますわ。アキ」
僕は、その視線からすべてを受け取って行動した。
腰に手を掛けると、今まで美波を守っていたものは力なく縮んで落ちた。
すでに赤く充血し、ひくひくと蠢くそこは、ほとんど魔的な何かを帯びて僕の目に飛び込んでくる。
「アキ!やめて!!」
痛いほど擦れ、もうどうすることもできないだろうと思っていた僕の性器は、今再び獣欲を滾らせて立ち上がっていた。

「痛い……、痛いよ、アキぃ」
美波の言葉が、僅かに残る良心に刺さる。
「ふぅ。やっぱり男ってダメダメですのね。いざとなると自分のことばかりで……」
美波の上で呆れるように言う清水さんが、もぞもぞと後ずさって視点を美波の胸の辺りに定めた。
ふりふりと揺れるお尻が可愛い。
「い、嫌ぁ…」
清水さんは美波の上着をまくり、ほとんど千切るようにブラをずり下ろすと、それまでの乱暴さが嘘のように優しく、
美波の乳首を愛撫していく。
胸の上でわずかに持ち上がる乳房をなぞるように唾液をまぶし、掌でそれを延ばすように揉み回す。
僕は体を本能に任せながら、その行為に見とれてしまう。
(綺麗だ……)
「あ……、ん……っ」
やがて美波の吐息のなかに苦悶以外のものが混ざっていく。
「ほら、吉井ももうすぐですわよ」
子供に言い聞かせるようにゆっくりと囁きながら、美波の意識を僕に向ける。
「アキ……。ひとつだけ聞かせて」
ウチのこと、好き?

693:名無しさん@ピンキー
10/06/06 22:16:29 kUqux5KL
「ほ、ホントにやるの?」
「何言ってんのよ、今更」
「そうですわ、男らしくありませんわよ」
そう言われても、今の僕は男らしさとはかけ離れた格好をしているわけで……。
「ただいま~」
わっ!待ってよ美波!まだ心の準備が……。
「おかえりです!お姉ちゃん。……あれ?そっちのお姉ちゃんはお友達ですか?」
「ええ、清水美春と申しますの、よろしくお願いしますわ」
「島田葉月です!よろしくお願いします!それと……」
葉月ちゃんが挙動不審の僕に向く。まずいっ!何か言わないと……。
「吉村……アキです。よろしく……」
「はじめましてですっ!恥ずかしがり家のお姉ちゃん!」
「葉月ぃ。そのコのことは『バカのお姉ちゃん』でいいわよ」
美、美波っ!なんてことを!
「え~っ……」
言われてもう一度僕を見つめる葉月ちゃん。……ごくり。
「このお姉ちゃん、バカっぽくないです」
「あら、馬子にも衣装ですわね」
「ちょっ、さりげなくひどいこと言わないでよ!清水さん!」
「葉月。お姉ちゃんたちは大事な話があるから、お部屋は開けちゃダメよ」
「はぁ~い」
バタン、
葉月ちゃんの元気なお返事を背に、甘い拷問の幕は開く。
「美波お姉さま、美春お姉さま。今日もアキはお股の涎が止まりません……。どうかはしたないアキを、たくさん、叱ってください」


おわった

694:名無しさん@ピンキー
10/06/06 22:19:09 kUqux5KL
意外としんどかった。
gdgdであんまエロくないねごめんね。
またなんかあったら書くかも。
そんじゃおやすみ。

695:名無しさん@ピンキー
10/06/06 22:34:13 ncaOIfGK
清水さん絡みのエロは貴重GJ

696:名無しさん@ピンキー
10/06/06 23:01:49 NMOuFBME
>>694
何を仰る!エロ可愛いではないか美春!
貴重な萌えをありがとう!GJ!

697:名無しさん@ピンキー
10/06/06 23:34:03 YL82iT3a
アキちゃんが。アキちゃんが!

698:名無しさん@ピンキー
10/06/07 01:14:35 bFgfm+LQ
美波も随分あっさり堕ちるね。
まあとにかくGJ!

699:名無しさん@ピンキー
10/06/07 04:53:41 A31DYizo
なかなか黒い展開でよかった。

700:名無しさん@ピンキー
10/06/07 13:10:26 JImXOFnW
エロくて良かったぜwだが何故だ…
何故アキちゃんのアナルを犯さないんだぁぁぁぁっ!

701:名無しさん@ピンキー
10/06/07 22:49:14 xIgZe9a1
葉月ちゃんのエロは犯罪ですか?

702:名無しさん@ピンキー
10/06/08 00:13:30 du5NoNkM
>>701
おk

703:名無しさん@ピンキー
10/06/08 00:18:18 fqj+Ax7p
バチコイ

704:名無しさん@ピンキー
10/06/08 00:43:42 Xi/gfbhF
優子主観で書いてんだけど、過去とかクラスの奴とか、勝手に設定作っちゃっても大丈夫かな?
具体的にいうと、優子のバカ嫌いは過去の~が原因で、みたいな

705:名無しさん@ピンキー
10/06/08 00:51:27 fqj+Ax7p
注意書きでオリ設定あり、とかにすれば問題はないかと
優子さん大好きなんで期待しちゃいますよー

706:名無しさん@ピンキー
10/06/08 00:52:39 GZWQ46Uk
明秀小説が一応ひと段落ついたんだが…

・エロなし
・日本語でおk部分多数あり
・そもそも話が余りすすんでない

これでもいいなら投下するけど。

707:名無しさん@ピンキー
10/06/08 00:59:35 FrQoUu5m
ひと段落付いてるならおk
エロなしもスレないので可

708:1/4
10/06/08 01:04:08 GZWQ46Uk
んじゃ投下するね。
つーか今気づいたが明秀というより秀明だな、こりゃ。

文月学園 某所

「ムッツリーニ、例の物は用意できたかの?」
「………ここに。」
「うむ、恩に着るぞい。」
「………この程度、俺には造作も無い。」
「クックックック……これでやっと明久をワシのものにできるわい。」
「………明久を呼ぶときは俺も一緒に呼んでくれ。」
「構わんが、どうするのじゃ?」
「………いい絵が撮れそう。」
「……編集し終わったらワシにもダビングしてくれ。」

『秀吉の異常な愛情 または僕が如何にして抵抗するのを止めて秀吉に抱かれるようになったか』

キーンコーンカーンコーン…
「ふう…ようやく終わった。」
いつものように退屈な授業を秀吉とにゃんにゃんする妄想で
切り抜けた僕は、早速帰り支度をしていた。
いよいよ待ちに待った週末だ。姉さんもいないことだし、思いっきり遊んで過ごそう。
そんなウキウキ気分で教科書や筆箱をしまっていると、秀吉が話しかけてきた。
「明久、週末は空いておるか?」
「特に何も予定は無いけど…なんで?」
「今は両親が旅行でいなくてのう。
その上姉上も今日から出かけるらしいのじゃ。」
ってことは……
「週末、秀吉は一人ってこと?」
「うむ。そこでじゃが、週末はワシの家に泊まりに来てくれぬか?
何分一人では不便でのう…」
秀吉と二人っきり…?
しかも、誰もいない家で!?
こんなチャンス逃す手は無い!
授業中の妄想も手伝って僕のビッグマグナムは最高潮に達しつつあった。
「も、勿論行くよ!二人っきりで熱い週末を過ごそうね!」
「二人っきり…?ムッツリーニも来るのじゃが。」

709:2/4
10/06/08 01:06:25 GZWQ46Uk
先ほどまで本物のマグナム銃と見まごう程の大きさに達しかけていた
僕のビッグマグナムはあっという間にデリンジャー並みの大きさに縮んでしまった。
「な、何でムッツリーニまで…?」
「どうしても来たいと言って聞かぬのじゃ。
あそこまで頼まれたら…待て明久!
そのカッターで何をするつもりなのじゃ!?」
「いやあ、ちょっとムッツリーニのリストを軽くカットしてあげるだけだよ。」
「さも大したことじゃないような言い方じゃが間違いなく致命傷じゃからな!?
頼む!後生じゃから止めてくれ!」
「そこまで言うなら……」
秀吉の頼みなら止めるしかないだろう。
ムッツリーニめ、寿命が延びたのを神に感謝するんだな。
「ところで、まさか雄二まで来るなんてことは無いよね……?」
「雄二は霧島と用事があるので来れぬ、と霧島が言っておった。」
よかった…悪友を二人も手に掛けるなんて僕には絶対出来ない所業だ。
一人だったら間違いなく手に掛けていたけど。
「明久君、何の話をしてるんですか?」
「二人で何話し合ってるの?」
そんな僕らの会話が気になったのか、姫路さんと美波が話しかけてきた。
く……これはまずい。迂闊に変なことを言ったら間違いなくお仕置きだろう。
どうやって切り抜けようか。
「いやあ、その……」
「何なの?はっきりしなさいよ!」
僕の態度がはっきりしない事に何かを感じ取ったのか、美波が執拗に問い詰めてきた。
姫路さんは問い詰めこそはしなかったが表情から明らかに僕に対する疑念が見て取れる。
ど、どうしよう…そうだ!秀吉に助けてもらおう!
すかさず秀吉にアイコンタクトを取ると、秀吉は小さく頷いた。
良かった、分かってくれたみたいだ。
「明久はムッツリーニとワシとで熱い週末を過ごすのじゃ。」
………へ?

710:3/4
10/06/08 01:10:16 GZWQ46Uk
「ひひひひひ秀吉!?何を言ってるの!?」
まさか秀吉自らバラすなんて!怒った姫路さんと美波の怖さは秀吉も分かってるはずなのに!
「……アキ?どういうことかしら?」
「私達が納得できる説明をお願いしますね、明久君。」
その顔はどう考えても説明しても納得してくれない顔だよ!
「まさか明久君が木下君と土屋君にまで手を出していたなんて…」
「アキは坂本一筋だと思ってたのに…」
「ちょっとぉぉぉぉぉ!ホモ疑惑は否定しないの!?
二人とも一体僕をどんな目で見てるのさ!?」
二人はそんな子じゃないと信じてたのに…
「まぁまぁ、姫路も島田も落ち着くのじゃ。」
爆弾発言をかました当の本人は反省の色一つ見せずに落ち着き払っている。
流石演劇部のホープなだけあるなあ。この状況下じゃまったく褒められないけど。
「落ち着くも何も…」
「ちょっと二人に話があるのじゃが、廊下まで来てくれぬか?」
なおも二人は食い下がろうとしたが、秀吉の真剣な表情を見ると
黙って頷いて秀吉と一緒に廊下に出て行った。
しかし、あんな真剣な顔した秀吉を見るのは初めてだ。
一体どんな話なんだろう?

「ワシが明久の……に……を……する……」

「まさか……木下君が……そんな過激なことを…」

「可愛い顔してやることはとんでもないわ…」

「明久の……写真をお主らに……」

「「本当に(ですか)!?」」

711:4/4
10/06/08 01:14:20 GZWQ46Uk
何の話をしてるかさっぱり分からないけど
なにやら三人とも興奮している様子だ。
姫路さんと美波をそんなに興奮させるなんて
秀吉は二人に何を話したんだろうか。
しばらくすると三人は戻ってきたが
姫路さんと美波の顔は熟れたリンゴよろしく真っ赤になっていた。
うーむ……何の話だったのか気になる……
「アキ、さっきは怒ったりしてごめんね?」
「明久君……あんな酷い言ってごめんなさい。」
おまけに機嫌まで元通りだ。
「ウチ達のことはいいから木下や土屋とのんびりしたら?」
美波が僕にそんな優しい言葉を!?!どういう風の吹き回しだろうか?
「美波、一体どうしたの?なんか変だよ?」
まさか胸が肘がちぎれるぅぅぅぅぅぅぅ!」
この痛み、やっぱりいつもの美波だ。
「いちいちうるさいわね!気を使う事ぐらい
ウチにだってできるわよ!」
「美波ちゃん、落ち着いて…
とにかく明久君、週末は皆さんでゆっくりしてください。
ただでさえ最近は忙しいみたいですし。」
姫路さん……なんて優しいんだ…
「ありがとう二人とも!
僕、楽しんでくるね!」
二人も認めてくれたことだし、ようやく気兼ねなく秀吉の家に―――

トスットスットスッ!(←僕の頬を何本ものカッターがかすめる音)

――― 行けなさそうだ。

TO BE CONTINUED……

712:名無しさん@ピンキー
10/06/08 01:17:54 GZWQ46Uk
この先秀吉による明久の処女略奪劇場を予定してるけど
ぶっちゃけると秀吉・ムッツリーニ・明久以外の出番はないと思う。

713:名無しさん@ピンキー
10/06/08 01:27:17 FrQoUu5m
>>712
乙。続き期待してる

714:名無しさん@ピンキー
10/06/08 02:20:18 4oCnSDXM
>>712
別に他の皆の出番はなくても問題ないぜw
期待してます

715:名無しさん@ピンキー
10/06/08 07:24:32 Vkd0GY3q
>>712
乙!!期待

716:名無しさん@ピンキー
10/06/08 22:41:26 4F54qOTT
あれ?久保君は?

717:名無しさん@ピンキー
10/06/08 23:44:23 8nGn9dnE
投下させていただきます

  ・明久×優子
  ・エロ無し
  ・優子の性格が丸め

エロ無しで申し訳ありませんがよろしくお願いします
 「勘違いから始まる恋もある」 序章 
次レスより投下します

718:勘違いから始まる恋もある
10/06/08 23:49:48 8nGn9dnE
「はぁ……」
学校からの帰り道、ついため息がこぼれる。
今日も疲れたなぁ。特別なイベントがあったわけでもないのに何故か疲労は溜まる一方だ。
朝から僕が美波に (雄二曰く) 失礼な事を言ってしまったらしく関節をおもいっきり極められた上にかなり怒られた。
昼には姫路さんが僕のところまで来て、天使ようなの笑顔で
『明久君。お弁当作りすぎちゃったので食べてくれませんか?』
と言ってくれた。目の前のかわいらしい弁当箱の中身はどう見ても一人分で、雄二達を巻き込む事もできずに一人で死地に旅立つしかなかった。
そんなわけで今日の午後は保健室で過ごすことになったんだけど、
「これぐらいならいつものことだったんだけどなぁ……」
結局放課後まで保険室にいたら、雄二が来てくれた。
帰る前に一応体温を測っておこうと思ったんだけど、体がうまく動かなかったから雄二に頼んだ。
雄二は面倒くさそうにしてたけど、弁当の件の罪悪感があったのかしぶしぶながら体温計を脇に挟もうとしてくれたところでふとドアの方を見ると―
頬を軽く染めながらも怒りの表情を隠さない美波と、何故か恐怖を感じる笑顔を浮かべた姫路さんが立っていた。
状況だけを見れば、僕は(体温計を挟むために)シャツのボタンを二つ程外していて、雄二はベットの上に軽く乗り出して僕の胸元に手を伸ばしている状態だ。
ともすれば誤解されそうなシチュエーションだけど、僕も雄二も性別はれっきとした男だ。変な勘違いをする人はいないだろう。
『やっぱりアキは坂本のことが好きなの!? ウチは一体どうすればいいのよっ!』
『男の子同士でなんていけません! 明久君にはちゃんと女の子を好きになってもらわないと困りますっ!』
と思ったのに何故か二人から一時間以上の説教を受けて、もう僕はボロボロだ。雄二はいつの間にか逃げちゃったし……。
「はぁ……」
またため息をつく。
最近、姫路さんや美波の思考がとても悪い方向に染まっている気がする。いくら雄二とはそんな関係じゃないと説明しても分かってもらえないんだよなぁ。
なんて言うか……、癒しがほしい。なんてことを考えてたら見知った顔を見つけた。あれは……
「おーい、秀吉ー」
帰り道に秀吉に会えるなんてついてる!普段は部活のある秀吉と一緒に帰れることは少ないしね。
「あら、あなたは……」
「秀吉は今まで部活? 大変だね。よかったら一緒に帰ろうよ」
「いや、アタシは」
「そういえば聞いてよ秀吉。さっき保健室で美波と姫路さんがね……」
「だから秀吉じゃ……」
「ひどいと思わない? そんなことあるはずないのに……って秀吉?」
何故か秀吉は顔を俯けてプルプルと震えている。もしかして具合が悪いんだろうか、よく見れば耳も少し赤くなってる。
「秀吉? どこか具合が」
そこまで言ったところで右腕をつかまれた。
「ひ、秀吉? なんで腕を、ってあれ感触がいつもより柔らかいたたたたたぁぁぁ!!関節が逆に!」
「だから秀吉じゃなくて優子よ! いい加減にしなさいっ」


719:勘違いから始まる恋もある
10/06/08 23:51:32 8nGn9dnE
ようやく腕を解放された僕は改めて木下さんに向き直る。
「ごめん。お姉さんのほうだとは思わなくて」
木下さんは息を整え、僕のほうをチラッと見てから
「分かればいいのよ」
全く……、なんて言って鞄を持ち直す。
しかし、見れば見るほど秀吉とそっくりだよなぁ。双子ってここまで似るもんなんだろうか、なんて考えていると、まだ少し機嫌悪そうに木下さんが口を開く。
「ていうか、顔見て判別しろとは言わないけど、制服が違うんだから気付きなさいよね」
確かに木下さんは普段の秀吉とは違い、(当たり前だけど)女子用の制服に身を包んでいる。
「いやぁ、秀吉ってたまに演劇の衣装のまま帰ってる時があるからさ。今日もそうなのかと思って」
と言い訳をすると、何故か木下さんは聞き逃せない事でも聞いたかのように表情を強張らせる。
「吉井君。今の話詳しく聞かせてもらえないかしら?」
口調こそ穏やかだけど、すでに右腕はロックされている。
「い、いやぁもう帰らないといけないし」
「まだ明るいし大丈夫よ。そこの喫茶店でも行きましょう」
逃げられないことを悟った僕は、仕方なく木下さんについていくことにした。

店内に入り、木下さんと向かい合って座った。
とっくに腕は放してくれているけど、帰らせてくれる気配は全くない。ウェイトレスに注文を済ませた木下さんはこちらに向き直る。
「さーて、あらいざらい話してもらいましょうか」
と言って、話を始めようとしたところで何かに気づいたようにして、問いかけてきた。
「あれ、吉井君は何も頼まないの?」
僕がメニューも見てないのを疑問に思ったようだ。だけど正直、喫茶店で飲食する余裕なんてない。
「うん、僕は水だけでいいよ」
まあ、水があるだけ十分だしね。
「ああ、そういえば吉井君は常に金欠らしいって秀吉が言ってたわね。アタシが奢るから気にしないで注文していいわよ」
「ええっ! さすがにそれは悪いよ」
「いいのよ。話が聞きたくてアタシが誘ったんだから。それに普段ろくなもの食べてないんでしょ? なんなら食べ物も頼んだら?」
いくらなんでも申し訳ないと思ったんだけど、木下さんはメニューを開いて強引に決めさせて注文してしまった。
「さーて、対価に料理が来るまできっちり話を聞かせてもらうわよ」
悪戯っぽく微笑む木下さんは本当に美人だと僕は思った。

720:勘違いから始まる恋もある
10/06/08 23:53:10 8nGn9dnE
「うん、だからね衣装を着ていたかったんじゃなくて、練習に熱中しすぎて下校時間を忘れちゃうんだって。それで着替える時間がなかったりするらしいよ」
「どれだけ演劇バカなのよ……。というか、それでも着替えくらいはしてきなさいよね。たまに、ただいまも言わないで部屋に行くのはそういうわけだったのね」
結局雑談に花が咲き、本命の会話ができたのは僕がパスタを食べ終わる頃だった。店に入る時は正直怖かったけど、いろいろ話したせいか雰囲気も悪くない。
「他にはバカなことやってたりしない? 正直Fクラスでどんな風に過ごしてるのか分かんないのよ」
「えーっと、ははは」
文化祭のチャイナドレスとかは知ってると思うけど、女の子物の水着を着ていたこととかは言ったらまずいんだろうなぁ……。
姉を持つ者として、姉に自分の学校生活がばれた時の恐ろしさは骨身にしみている。あの時秀吉は喋らないでくれたし、ここは気を強く持って
「吉井君? 隠すとあいつのためにならないし、アタシも誰かの関節を曲げたくなってきちゃうかもしれないのよねぇ」
ゴメン、秀吉。耐えきれないかもしれない……。
「なんてね、冗談よ。確かにやめてほしいことはあるけど、細かくグチグチ言うつもりはないしね」
なんて言って笑ってくれた。半分わかっていて目を瞑ってくれるんだろう、もしかしたら木下さんは結構優しい人なのかもしれない。
「ねぇ、それよりさっきの海に行った時の話とか聞かせてよ。楽しそうじゃない」
「あ、うん。そのときは僕の姉さんが車を運転してね……」

「あはははは! なによそれ、なんで吉井君達が女装するのよ!」
まさにお腹を抱えてって表現がふさわしいくらい木下さんは大笑いしている。
「だって! 仕方なかったんだよ。あの時の女子達には逆らえるような状況じゃなかったんだってば」
「だからって女装してコンテストに出るなんて……っぷぷ、ごめんやっぱり堪えられないわ。もー勘弁してよ」
僕もそろそろ勘弁してほしい。調子に乗って話し過ぎなければよかった。あの時のことを思い出して、古傷を抉られている気分だ。
「Fクラス代表の坂本君も女装したんでしょ? 写真とか残ってないの?」
「ないない! 絶対無いよ」
あの時はムッツリーニもこっち側だったから残ってないハズ……、いや、もしかして姉さんだったら……、マズイ帰ったら早急に探さなきゃ。
「あーもう、あらもうこんな時間」
ひとしきり笑って落ち着いた木下さんは、腕時計を見てそう言った。確かにもう陽もほとんど落ちている。
「そろそろ出ましょう。さすがにこれ以上遅くなるとまずいわ」
「そうだね」

721:勘違いから始まる恋もある
10/06/08 23:55:06 8nGn9dnE
会計は約束通り木下さんが全部支払った。でもやっぱり悪い気がして、木下さんを送りながらの帰り道、それとなく切り出してみた。
「ねえ木下さん。やっぱり僕の食べた分は払うよ」
「なによ、まだ言ってるの? 私が話を聞かせてってお願いしたんだから気にしなくていいわよ」
先程と同じように軽くあしらわれる。でもやっぱり釣り合ってないと思う。
「うん。でも僕は木下さんと話してて楽しかったし、僕ばっかり得して割に合わないと思うんだ」
そう言うと、木下さんはなぜか驚いたような顔でこっちを見てすぐに目をそらした。
「そ、それは良かったじゃない。アタシも結構楽かったし……」
なにやら小さな声で喋ってるけどよく聞こえない。
そういえば美波もよくこういう状態になるんだよね。女の子特有の喋り方なのかな?
木下さんは小さく息をついて、こっちに視線を戻した。
「そうね、じゃあ代わりにひとつお願いを聞いてもらおうかしら。携帯出してくれる?」
言われたとおりにポケットから携帯電話を取り出す。でも携帯なんて何に使うんだろう……ってまさか。
「ま、待って。写真は本当に入ってないよ!?」
もしかして女装の写真を渡せって言われるんじゃないだろうか。無いものは渡せないし、そもそもあったら僕は社会的に死ぬ。
僕の慌てる姿を見て木下さんはさっきと同じように一瞬驚いたような顔をすると、今度は軽く苦笑した。
「ふふ、違うわよ。いいから貸して。」
僕の携帯を手に取り開いて操作をし始める。
「あ、同じメーカーの機種ね。これならっと……」
カチカチとボタン操作をした後、いつの間にか取り出していた木下さんのものであろう携帯と向き合わせて……ってこれは赤外線通信?
「よしっ、完了。はい、アタシの番号とアドレスちゃんと登録されてる?」
「うん、ちゃんと登録されてるよ」
って、あれ?木下さんのお願いってアドレス交換ってこと?
「じゃあ、これからたまにメールとかするからFクラスでのこととかまた教えてよ」
なるほど。つまり監視役みたいなものか。うーん、でも秀吉のことを告げ口するみたいな真似はちょっと気がひけるなぁ。
「秀吉のことを言いたくないなら、今日みたいに面白いことを話してくれれば許してあげるわよ?」
僕の考えを読んだみたいに、笑みを浮かべながら木下さんが付け足す。もしかしたら監視なんて目的じゃなく、僕らのバカな話が聞いてみたいだけなのかもしれない。
「わかったよ。なるべく面白い話を用意しておくね」
「ええ、楽しみにしてるわ。うちはもうすぐそこだから、ここまででいいわ。ありがとう」
「うん。じゃあまたね、木下さん」
「またね、吉井君」

722:勘違いから始まる恋もある
10/06/08 23:57:09 8nGn9dnE
運動したわけでもないのに鼓動が少し速い。
玄関のドアを閉めて、ただいまと発声する前に深く深呼吸をして気持ちを落ち着ける。……顔赤くなってないわよね。
「姉上か、おかえりなのじゃ。どうかしたのかのぅ?」
ドアの音がしたのに声が聞こえてこないのを不思議に思ったのだろう。アタシと瓜二つの顔を持つ弟が玄関まで様子を見にきた。
「なんでもないわよ、ただいま秀吉」
努めて平静を装って返事を返す。なんとか普通に喋れたようだ。秀吉は特に気にもせず会話を続ける。
「姉上にしては珍しく遅かったのう。もう夕飯もできておるぞい」
「そう。着替えたらすぐ行くわ」
「今日は用事があるとは聞いていなかったのじゃが、何かあったのかの?」
「別に? ちょっと本屋に寄ってきただけよ」
「……また乙女小説なのかのぅ」
「それは通販で買ってるの知ってるでしょ。それにアタシだって普通の本も読むわ。ていうか人の趣味にいちいち口出ししないで頂戴」
口煩い弟を振り切って二階の自分の部屋に入る。鞄は椅子の上に置いて、着替えもせずにベットに倒れ込む。
今日のアタシはちょっとおかしい。吉井君からあのバカの話を聞こうとしたのはともかく、人の話にあんなに大声で笑って、帰り際には……。
スカートのポケットから携帯電話を取り出してアドレス帳を開く。あまり登録数の多くないヤ行に新しく登録された名前。
アドレス帳の中には男の子のものもあるけど、自分から男子にメールアドレス聞いたのは初めてだな……。
頬が熱を持ってる気がする。ま、まあ、弟のクラスメイトでもあるんだし仲良くしたっていいわよね。
でも……、
「楽しかったな……」
あんなに笑ったのはホントに久しぶり。別に常に優秀であろうとか、お堅く生きてきたつもりはないんだけど。
楽しそうに話す吉井君を見て少しだけ羨ましくなっちゃったのも事実。ついでにうちの馬鹿弟にまで同じ感情を持ってしまったのはちょっとくやしい。
ま、それはそれとして。
「彼に惚れちゃったら大変そうよね」
思わず笑いが零れる。海での話も何故女の子達が怒っていたのかの根本的な理由は分かっていないのだろう。
多分かなりの鈍感。その上、無自覚でああいうことを―木下さんと話してて楽しかったし、僕ばっかり得して―あ、ヤバい。今確実に顔赤い。
手に持ってる携帯の画面をもう一度見据える。アドレス交換してすぐその日にメールするのはどうなのかしらね。
ちょっと悩んだけど一通だけならと思って文章を打ち始める。意外とすらすらと言葉が出てきたことに少しだけ驚いた。
出来上がった文面をもう一度見直して、ほんの少し躊躇してから意を決して送信ボタンを押す。送信完了の画面が出てからまた内容を見直すと、ちょっとだけ恥ずかしい気がする。
返事はすぐ来るのかな。それとも……コンコンコン。
「姉上? 夕飯が冷めてしまうぞい」
「はいはい、いま行くから」
携帯はベットに置いたまま、部屋着のスウェットに手早く着替えてリビングに向かおうとドアを開けた。
ドアを閉める直前に何気なくベットの上を見ると、携帯のランプがメールの受信を知らせていた。

続く

723:名無しさん@ピンキー
10/06/08 23:58:56 8nGn9dnE
以上です。

次回予定 「二人きりの勉強会」編
書けたらまた投下しますのでよろしくお願いします。

724:名無しさん@ピンキー
10/06/09 00:34:34 4ZB4FLBO
よくやった!GJじゃ!
はよ続きを!

725:名無しさん@ピンキー
10/06/09 00:46:41 Vby/cjYU
なんという純なストーリーだ!
続きに期待GJ!

726:名無しさん@ピンキー
10/06/09 02:12:53 TSHiq9Hz
これは期待が高まりますね
純愛さいこー

GJ!

727:名無しさん@ピンキー
10/06/09 06:54:38 tittK1kE
GJ!
続き楽しみすぎる

728:名無しさん@ピンキー
10/06/09 17:37:55 lQnoC6wz
GJです!!!

729:名無しさん@ピンキー
10/06/09 18:18:00 OVREKHfP
優子ってツンデレだよね?

730:名無しさん@ピンキー
10/06/09 18:35:49 kBfCsOrY
このまま優子と明久が付き合ってそこに秀吉が割り込んで3Pに

731:名無しさん@ピンキー
10/06/09 18:38:12 H2iIP+gw
秀吉が優子と明久を侍らせるだと・・・?

732:名無しさん@ピンキー
10/06/09 20:32:28 5XCqAYjs
>>729
ツンデレはちょっと違う気がする
暴力は振るうけど別に態度がキツいわけじゃない、というか態度はむしろいい方

733:名無しさん@ピンキー
10/06/09 22:21:06 9gdc5o5v
要するに気恥ずかしくて素直になれない女の子だよな、明久が押せば倒れる

734:名無しさん@ピンキー
10/06/09 23:44:41 lW7OzD0w
優子さんは明久には基本的に暴力を振るわない
原作にあったのは例外

せんたく板は暴力が趣味、コミュニケーション

735:名無しさん@ピンキー
10/06/09 23:52:53 aMdoqp+K
ここからの展開が楽しみすぐるw

736:717
10/06/10 22:34:16 Ho54L3tj
717です。前回の明久×優子の続きを投下させていただきます。

 非エロ
 優子の性格が丸め

それと、今回から原作に対する独自解釈とオリ設定を若干含みます。
これらが苦手な方はご注意ください。
 「勘違いから始まる恋もある」
  二人きりの勉強会 前編
次レスより投下します。

737:二人きりの勉強会 前編
10/06/10 22:36:04 Ho54L3tj
「ねえ、さすがに酷すぎると思わない!? あのバカ河原でメイドの服着て発声練習してたのよ!?」
「あはは……、確かにそれはマズイと思うけど、今回の役はやりがいがあるって秀吉すごく張り切ってたみたいだしさ」
「それにしたって限度ってものがあるでしょう! 他人から見たらどうやっても頭が残念な子にしか見えないじゃない!」
電話口から聞こえてくる木下さんの声は興奮冷めやらぬといった感じだ。まあ、今回の件は僕でもちょっとどうかと思うしなぁ。
それとは別に、秀吉のメイド服はぜひ見てみたい。きっとものすごく似合うんだろうなあ。
「ほんとにアイツは……、アタシと同じ顔してるって自覚が足りないのよ! 私にまで変な噂が立ったらどうしてくれるつもりなのよ」
若干手遅れな気がしないでもない。そういえば一時期木下さんは下着を穿かない人らしいなんて噂があったんだけど、あれも秀吉が関係してるんだろうか。
……ちょっとだけ妄想してしまったのは健全な男子高校生なら仕方のないことだと思う。
「全く……バカって言葉が相応しいわ。熱中すると周りのこと全然見えなくなるんだから……って、聞いてる? 吉井君」
「あ、うん。聞いてる聞いてる」
危ない危ない。妄想の世界から戻れなくなるところだった。
「なんかごめんね? 一方的に喋っちゃって……」
「ううん。そんなことないよ」
喫茶店でいろいろ話したあの日から、木下さんとはよく話をしている。
とはいっても、直接会うなんてことはほとんどない。たまに学校で見かけても挨拶がてら喋るくらいだし。
会話手段はメールや電話。それも最初はメールだけだったんだけど、最近は電話も週に二、三回かかってくる。
内容も最初の頃は僕やFクラスでの話がメインだったんだけど、徐々に木下さんも自分のことなんかを話してくれるようになった。
共通の話題ってことで秀吉のこともよく話す。今日みたいに愚痴を聞かされることもあるんだけどね。
でも、最初に持っていたイメージより棘も少なく、何よりすごく楽しそうに話してくれる木下さんとの会話を、僕も楽しみにするようになっていた。
「なんかあいつの話すると愚痴ばっかりになっちゃうわね……。」
「大丈夫、そんなに気にしないでよ。でも、秀吉に直接注意したりはしないの?」
「え? もちろんしたわよ? ついでに曲がらないとこまで関節を曲げてあげたし」
その痛みを容易に想像できる自分が悲しい。
「でも反省はしてるみたいだけど、たぶん行動を改める気はないのよね……。またそのうち似たようなことで注意することになりそうだわ」
「あはは、秀吉は演技のことに関しては頑固だからねえ」
「こっちは笑い事じゃないのよもう……」
「どうにかするには秀吉を演劇から切り離すくらいしないとダメそうだよね」
冗談めかして言ってみた。
まあ、秀吉は誰に言われてもやめないだろうなぁなんて呑気に考えていると、なぜか木下さんは慌てたように口を開いた。

738:二人きりの勉強会 前編
10/06/10 22:39:00 Ho54L3tj
「あ、いやそこまで言うつもりは無いのよ? ほ、ほら確かにバカはバカなんだけど、あれはあれで頑張ってるみたいだし」
「あ、うん」
「部活動に全力で打ち込むっていうのも高校生の特権みたいなものだしさ、だからそれはそれで悪くないっていうか……」
「そうだね。秀吉すごく頑張ってるよね」
「いや、その……そう、かもしれないわね」
木下さんも理解はあるみたいだ。迷惑を被っててもこんな風に言えるなんて……。
失礼かもしれないけど、正直意外だ。
「ちょっと意外だな。木下さんってそういうのを良く思ってないのかと思ってたよ」
「……そうね、正直ちょっと前までは勉強を疎かにしてあんなことばっかりしてるのはいただけないって思ってたんだけど」
耳が痛くなるワードが聞こえた気がするけど気にしないでおこう。
「ちょっと前にね、秀吉にお願いをしたことがあったの。自分の体裁を守るようなことに秀吉を体よく使っちゃったんだけどね」
自身の失敗談を話すみたいに、木下さんは少し恥ずかしそうにしながら話を切り出した。
「その時のあいつを見て、アタシの考えって偏屈……っていうか、すごく視野の狭いものだったんだなーって思ったの」
話に相槌を打ちながら、木下さんって透き通ったすごく綺麗な声してるんだななんてことを考えてた。
「アタシはあいつに出来ないことがたくさん出来る。でもなんてことはなくて、あいつもアタシにできないことを難なくやってのけたのよ」
散々迷惑もかけられたんだけどね。と、苦笑しながら付け足す。
「くだらないってレッテル貼ってたものに悩まされて、バカだって思ってた弟に助けられたアタシはなんなんだってね。あの時は結構恥ずかしかったわよ」
「そっか、木下さんでもそういうこともあるんだね」
「ええ、まあね。ていうかなんで話しちゃったんだろう。この話秘密にしといてね、吉井君以外には誰にも話してないんだから」
「え、う、うん。わかったよ」
「うん。お願いね」
ちょっとドキッっとした。最近少しづつ仲良くなっている気はしてたけど、こんな風に話してくれるなんて。
ちょっと言葉に詰まっちゃったけど、流してくれて助かった。
「ま、だからって勉強を疎かにしていいわけじゃないんだけどね。テストも近いわけだし、練習があるとはいえあいつにも勉強させなきゃ」
そういえば、テストまでもう一ヶ月もない。
うう……頭が痛いなぁ。ひどい点を取れば姉さんにどんなお仕置きをされることやら。

739:二人きりの勉強会 前編
10/06/10 22:40:44 Ho54L3tj
「吉井君はテスト大丈夫なの?」
「あはは……」
「そう、ダメそうなのね」
何故分かったんだろう。
するとなにやら木下さんは考え事をしているみたいに小さく唸った。
「うーん、じゃ、じゃあさ今度の日曜日に勉強会でもしない?」
「勉強会?」
「そ、そうよ。ほら、一人でやるより分かんないところを聞けたほうが効率いいでしょう?」
うーん、確かにそうかもしれないけど。
「でも木下さんに迷惑じゃないかな?」
Aクラスの木下さんに教えてもらえるのはありがたいけど、僕が木下さんに教えられることなんて何一つないからメリットはないだろうし。
「ううん、そんなことはないわ。教えるのって自分の勉強にもなるし、秀吉にも勉強させたいから吉井君が来てくれれば、二人きりよりあいつも勉強する気になると思うし」
うーん、せっかくの休みに勉強したいなんて思わないけど、こんな機会はそうそうないしなぁ。
前回のテストの時もみんなで勉強していろいろ教えてもらえたから、(名前のミスさえなければ)割と点を取れたわけだし。
なにより今まであまり交流のなかった木下さんが、こんな風に心配して誘ってくれたのはすごく嬉しい。だったらせっかくだし……。
「うん、じゃあ大変かもしれないけどお願いしてもいいかな」
「う、うん! まかせて。Aクラス並にしてあげるわよ!」
それは、さすがに無謀なんじゃないだろうか。
「場所はどうしようか? 秀吉が場所知ってるし、スペースもそれなりにあるから僕の家はどうかな」
今は姉さんもいないし問題はない。そうすると部屋を掃除しなきゃいけないな。
「いやっ、ちょっとそれは……その」
「? ダメかな?」
「ダ、ダメっていうかまだ早いっていうか……」ゴニョゴニョ
何て言ってるんだろう? ちょっとよく聞こえない。
「木下さん?」
「そ、そうよ! 吉井君の家には参考書とか無いでしょう? 家にならあるからうちでしましょう!?」
あ、なるほど。そんなこと全然思いつかなかった。
「確かにそうだね。じゃあお邪魔してもいい……」
あれ? ちょっと待って。僕が木下さんの家に行くってことは……。うわっどうしよう。
「よ、吉井君どうかした?」
「い、いやその……女の子二人の家に僕が一人でお邪魔してもいいのかなって」
「……ちょっと待ちなさい。どう計算しても女はアタシ一人のはずよね?」
いやいや、ただの勉強会なんだ。変な考えを持ったら誘ってくれた木下さんに失礼だ。
でも、女の子の家に一人で行くのは初めてだし……。
「吉井君? ねえ、ちょっと聞いてる? あいつは男だからね!? ねえってば!!」


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