【友達≦】幼馴染み萌えスレ20章【<恋人】at EROPARO
【友達≦】幼馴染み萌えスレ20章【<恋人】 - 暇つぶし2ch400:名無しさん@ピンキー
10/06/11 20:05:58 AX5uD3Mk
>>415
腐れ縁とか好敵手的なポジションならアリ
昔から主人公にベッタリなら論外

401:名無しさん@ピンキー
10/06/12 00:00:14 lDG7fn5T
実は子供の頃にいたずらして膜をやぶいてたと言うオチはどうかな?
で、責任とんなさいよぅ、と迫られる

402:名無しさん@ピンキー
10/06/12 00:57:30 uNFYQYtt
>>413
子供のころから同じ幼馴染♂が好きだった幼馴染♀2人
しかし献身的な世話焼きタイプの幼馴染♀Aは明らかに好意が見えるBに遠慮して譲ろうとしてしまう
だが幼馴染♀BにとってAは恋のライバルと同時に大切でかけがえのない親友であった
幼馴染♀Aの配慮を受けてしまっては彼女が辛い思いをするし振っ切れないし自分も後味が悪い
幼馴染♀BはAの提案を断り正々堂々と幼馴染♂を取り合うことにしたのであった
しかし突如外国からやってきて幼馴染♂の婚約者を名乗る子幼馴染♀Cが現れ…

という小説を3010年公開

403:名無しさん@ピンキー
10/06/12 01:24:21 2Pe7RyRP
おれ、待ってるよ
1000年くらい屁でもないさ

404:名無しさん@ピンキー
10/06/12 06:21:13 MTfhVgAY
ジラーチ!

405:名無しさん@ピンキー
10/06/12 12:37:26 qYOmZSsj
>>415
子供の頃って好奇心で色々やっちゃうかな
パパとママがやってるみたいに裸で抱き合った=経験済みって流れを想像した

406:大きな夢と小さな私
10/06/13 13:32:16 RGDiORrm
かなり前に、ここに投下したものです
ここだったと思います
タイトルすら覚えてないので、検索出来ず、事情でキャラ名を変えたので、
頭から投下し直します
スミマセン

************************************************
私はオッパイが嫌いではない

いや、健全なる青少年として、当然の興味と関心も持ち合わせている
しかし、この状態は我慢ならない
「夢(ユメ)!
いつもいつも、乗せるなといってるだろうが
慮外者め!」
このアホたれは、学問に勤しむ私の神聖なる頭部を、あろうことか乳置きに使用してやがる

「いいじゃんか
彦(ヒコ)の頭、ちょうどいい位置にあって楽なんだよ」
全く悪びれず、後ろからしがみついた姿勢を保持したまま、私を離そうとしない
元々、勉強しにきたはずだが、早々に課題に飽き『かまえ』とばかりに……

すくすくと、身体ばっかり無駄に育ちやがったくせに、ガキの思考のまま行動しくさる
だいたいなんだ
自分ばかり、背を伸ばしおって
けっして、チビとは言えない身長(160あればチビではない)の私を、見下ろすほど育つな
心の中で、虚しい苦情を訴える私

「重いし、揺れるし、邪魔なんだよね~、コレ」
「ブラジャーを着けろ
横着者」
男子たる我が身には、全く共感出来ようはずもない感想
無視して冷たく突き放す

ブルンッ
「アンッ」
押し退けた手が、当たってはいけない処に当たってしまった
まるで水枕のような、重く柔らかい感触
一年ほど前は、ほぼ平地だったはずが、あっという間に隆起したパーツ
その異常な物体が、反作用で信じがたい揺れかたをした

「イタイよ~」
涙目でうずくまる夢
胸を押さえているだけだが、抱え込んでいるという表現が、妥当に思える質量
引き付けられる視線を、無理矢理引きはがし、勉学に没と……
「何をしている!!」
何故ゆえに、服をたくしあげておるのだ



407:大きな夢と小さな私
10/06/13 13:35:24 RGDiORrm
注意深く視線を外し、信じがたい行動をとる晶を、心中でキツく戒める

バカめ
バカめ
バカめ……
ここは私の部屋だぞ
何、乳をほうり出して……

「ホラ!!
先っちょが擦れて、朱くなっちゃったじゃないかぁ~」
ウ~~~~!
威嚇しているつもりであろう唸り声をあげながら、上目使いで睨んでいる、恐らくは……

視線を外している故に、確認は出来ない
しかしながら、視界に入れる訳にはいかずとも長い付き合い
奴の表情など、容易に頭に浮かぶ
……余計な、大きい部分まで

「ちゃんと見てよ
ほらっ!!」
「見られる訳ないだろう!
さっさとしまえ、バカタレが!!」
極力、穏便かつ穏健な表現で、優しく戒める私

一切、疚しいところは無い
断固として無い
無いのだが……

「おばちゃんに言い付けてやる!」

等と、ほざきながら部屋を飛び出ようとされた以上、止めざるをえなかった

そりゃあ、いくら幼なじみとはいえ、息子の部屋から余所の娘さんが、乳ほうり出して出て来たら
ましてや、無愛想な息子より、愛嬌たっぷりの、隣家の女の子を溺愛している愚母である
とりあえず、無条件で息子をぶん殴るだろう

ある意味、正しい行為ではあるが、身に覚えのない罪で、体罰を行使されるのは、極力避けたい
頭一つ大きい夢の体を、視界から外しながらも、必死で取り押さえる

「お前は一体、何がしたいのだ
このバカタレが!!」
「離せ~
バカってゆ~ほ~がバカだもん!!」
ジタバタ暴れる夢
ガキのように憤り、もはやわけが分からなくなっているようだ
ドタバタと続いた、非常に馬鹿馬鹿しい攻防は、やがて終焉を迎えた

「ウワッ!」
「キャッ!」
ドスン
バランスを崩し、夢を、後ろからのしかかるように、押し倒してしまった
「わ、悪い」
あまり悪くは無い筈だが、この状態で開き直れる程、太い神経を持ち合わせていない
慌てて、夢の上からおり、様子を伺う

「夢?」
夢は、両手で胸を押さえたまま、じっとうずくまっていた
「ユメッ!
大丈夫か!しっかりしろ!!」


408:大きな夢と小さな私
10/06/13 13:37:39 RGDiORrm
「……イタイ、イタイヨゥ」
微かな声で応えるが、痛みに呼吸もままならない様子だ
形状的に、酷くぶつけたのかも知れない
「大丈夫か?
なんなら、病院行くか?」
尋常でない様子にうろたえ、醜態を晒す私

「……ヤダ」
痛みに顔をしかめながらも、夢は、断固として拒否した
「しかしだな……」
「彦がみて」
……をい
「夢、オマエなぁ」
「ひーちゃんがみてくれなきゃヤダ」
常日頃、ひーちゃんと呼ぶなと言うておろうが
しかし、そんな主張をしてる場合ではない
嫁入り前の娘の胸に、傷でも残してしまったとしたら、一大事である
大体、数年前迄は、一緒に風呂に入っていたのだ
多少、形態の変化があったところで、うろたえることは無い
我ながら、詭弁をろうしてると思うが、そうでもしないと、割り切れるものではない

「わかった、診せてみろ」
極力、冷静に告げる
「えっ」
聞き返すな、バカタレ
「診てやるから、胸を出せと言っている」
「う、うん」
ペタンと床に尻を付けた、女の子座りで、体をこちらに向ける
意外そうに、ポカンと見つめる顔

口を閉じんか
全く、何も考えていない
警戒心のかけらも見えない表情
見慣れた筈のそれを、正視出来ないのは何故だろう
他の部分に、目が釘付けになってるからである

子供のように邪気の無い、愛らしい顔でも、意外に細い首や肩でもない
引き締まった腰や、薄く浮き出た肋骨でもない

全体的に成長しきっていない、薄めの肉付きの身体のなかで唯一、たっぷりと膨らむ部分
新雪を頂く、神聖なる霊峰のような、白さを保つ胸
その雪山の頂点に咲く、淡い桜のごとき乳首が、最高のアクセントとなる
突如顕れた、完璧な造形美に、私は完全に、魂を抜きとられた


409:大きな夢と小さな私
10/06/13 13:40:40 RGDiORrm
「ひーちゃん?」
凍りついた私に、不思議そうに話し掛ける夢
「夢の胸、おかしいのかな?」
不安げに問う夢の声で、私はようやく、正気を取り戻した
「そっ、そんな事はないぞ
立派な胸だ」
……取り戻してないかもしれん
イラン事まで口走ってしまったが、夢は気にしてないようだ

「……でっ、痛いのはどこなのだ」
アホウな発言をごまかす為に、問診を開始する
あくまでも『診る』のが目的あって、『見る』ではないのだ

「うん、あのね
ここと、ここと……」
夢は、ボリュームたっぷりの乳房を持ち上げるようにして、下乳の辺りを指し示す
目視してみるが、外見上、特に変化はない

「異常はないようだが」
「そんなことないよ
ホラッ」
グイッ
夢によって誘導された、私の双方の掌は、左掌右掌が、左乳房右乳房を、おのおの保持する
掌に伝わる重量は、おそらく、数キロの単位に達しているだろう
触感は、きめ細かさを感じさせながらも、しっとり掌に馴染む
硬度は、軟式のテニスボールが近いだろうか


410:大きな夢と小さな私
10/06/13 13:43:06 RGDiORrm
……フニフニ
いや、ソレにしては、弾力の戻りに違和感が……

……フユフユ
寧ろ、水風船
いやいや、アレは表面の硬さが似つかわしくない

……ポヨポヨ
スポンジでもないし、ゴムでもない

……クニクニ
高分子ウレタンの枕も違うし……
……タユタユ

「あ、あのね、ひーちゃん」
「何だね」

……コネコネ

「チョット、くすぐったいな」
「何が」

……プルプル

「その、オッパイが」
「胸がどうかしたか」

……モミモミ

「ひ、ひーちゃんってば~」
「だから何だね
質問は明確にしろ」

……プニプニ

「ひーちゃぁん、オッパイ壊れちゃうよお!」

ギュウッ!
全力で診断していた私の視界が、突如、暗闇に包まれた

『何事だ!!』
一瞬慌てたが、直ぐに事態を悟った
私の頭部は、何か、柔らかい物に挟まれ、押さえ込まれているのだ
ぎゅうぎゅうと、後頭部から圧力がかかっている
頬に伝わる、柔らかな感触が堪らない
良い香りがする
甘く、痺れるような芳香
身近な、それでいてどこか懐かしい
もっと香を、確かめたかった
しかし、顔面に密着する、圧力に邪魔される
そもそも、呼吸にすら差し支えがあるのだが、私の不満は、嗅覚に対してのみであった

精神が、いくらのぼせ上がり気付かなくなっていても、肉体は当然、科学的に悲鳴を上げる
酸欠と、それ以外の理由により、私の意識は呆気なく、現実から逃亡を果たした
両手とも未練がましく、柔らかい物を放してはいなかったが……

411:大きな夢と小さな私
10/06/13 13:47:19 RGDiORrm
「……おっきくなったらね」
「ホント?
ホントに、してくれる」
「うん。ゆったん、ちっちゃくて泣き虫だから
ボクが一生、守ってあげる」
「アリガト、ひ~ちゃん
ユメ、一所懸命おっきくなるね」
「ボクも!
早く、一緒におっきくなろうね」

………………
…………
……


……ピチャ
「……ャン、ひぃ~チャァン」
グスグス

頬に落ちる水滴
気がつけば、何か柔らかい物を枕に、寝そべっていた

『夢の膝枕か……』

ふむ、
状況を鑑みるに、夢の乳のボリュームに理性を失い、揉まくっていた私に、耐え兼ねた夢が、
制止をかけるために、私の頭を抱え込んだところ、興奮と酸欠で意識を失ったといったところか……
落ちる直前までの行動を、冷静に分析した
自嘲癖を刺激する以外の意味を、一切、持ち得ないものだが……

後悔と自虐の中、涙と鼻水でグシャグシャの、それでも愛らしい、夢の顔を見続けるのはツラい

……クルリ
寝返りをうち、うつ伏せになる

「アッ!?ひ~ちゃん
気がついた?」
夢は、やっと、私の覚醒に気づいたようだ
「ひ~ちゃん、ひ~ちゃん!?
ゴメンネ、ゴメンネ
大丈夫?」
喧しい、哦なるな
まだ、顔を合わせられない
故に、顔は伏せたまま……

ギュッ
「アンッ!?」
要らん動きを封じる為、夢の細い腰に、両手を廻した
決して、豊かな臀部にではない
手のひらにスパッツの、滑らかな感触なんて、伝わって来ない
胸部に近い、重量感も味わったりはしていない


412:大きな夢と小さな私
10/06/13 13:50:43 RGDiORrm

モミモミ……
「ヒャアアアッ……
ひ~ちゃん!?
何で、夢のお尻揉むのぉ?」
気のせいだ
お前は愚かだから、勘違いをしているのだ
顔を伏せた箇所から、微かに夢の薫りが漂う
鼻を突き当て、布越しに吸い上げた

「ファアアア……」
夢の、びっくりした声
グリグリ……
柔らかいスパッツの生地に、食い込む鼻づら
「ヒャン!?くすぐったいよぉ」
抗議を無視して、狼藉を続ける

スルリ
「フャッ!?」
尻から脇腹へ、掌で、なぞるように滑らせた

「ヒァアアァ……」
擽ったがらない
敏感な夢が、脇腹を触られて笑い出さないのは……
『受け入れ出来ている証拠だ』
そのまま、背筋を撫で上げた
「フャアッ!」
ゾクゾクと背筋を震わせる
埋めたままの鼻づらに、温もりと湿り気が……
夢の香が、濃厚になっていく

『たまらない』
脳髄を痺れさせるような、魔の誘い
堪らず、細い腰から、張りのある臀部へ掌を滑らせる
……直接、スパッツの中に

「フェ?」
驚く夢
構わずそのままズリ上り、平らなおなかを頭で押す

「ヒャアッ!」
コロン……
呆気なく、仰向けに転がる夢
間髪入れず、スパッツを引き下ろした

「し、しるの(するの)?」
驚きに、舌が回っていない
ことここに及んで、漸く、私の意図に気づいたらしい
「な、何れ(で)、急に?」
夢にしては、もっともな問



413:大きな夢と小さな私
10/06/13 13:52:31 RGDiORrm
どう、答えるべきか……
まさか、
『乳揉んで、発情した』
とか
『愚行を誤魔化す為』
とか
『夢に、逃げられ無いように』
等と、言う訳にはいくまい

自らの本性の如く、ゴキブリのように夢の身体をズリ上り、卑劣な口封じにでる

「ネェ、ひ~ちゃ……」
クチュ
元々、おっきな目が、更に、零れ落ちそうな位、見開かれた
白い頬が、真っ赤に染まる

「…………ンッ!?」
驚く夢の頭を抑え、強引に責め続けた
舌をねじ込み、絡めとる
溢れでる、甘い唾液を啜った
柔らかい唇を、敏感な口蓋を、舌先でなぞる……

「ンン~~~!」
混乱しきったままの夢を、むりやり墜した

クテッ……
力が抜けた夢
童顔がほんのり上気して、何時に無い色気を見せる
荒い息をついで喘ぐ、夢の口元に光る涎を舐めとり、そのまま細い喉元に舌を這わした

「アッ、ハアッ……」
何と言うか、何時もの幼さが信じられないほど、色っぽい声で鳴く
堪らず、次に進んだ
一番の目標である、山脈の攻略に挑む
逸る自分を焦らすように、麓から一歩づつ
指先に触れるアバラの硬い感触と、親指の根元に感じる柔らかな手触りが対照的だ
ジックリ楽しみながら、山頂を目指してジリジリと高度を上げていく

「ヒッ、ヒィッ!」
喘ぐ夢
食い込んだ指が、溶け込むかのように柔らかい肌
我慢出来ず、山頂にテレポート

チュッ
「ヒァッ!!」
好物のさくらんぼを口にした
甘い甘い果実を、舌先で転がす
掌から零れるような乳房に似合わす、ささやかなサイズ
吸い付き、かじり、擽り、弄る



414:大きな夢と小さな私
10/06/13 13:54:28 RGDiORrm
「アンッ!ヤンヤン!」
甘やかな拒絶を見せながらも、夢は、私の頭を、しっかり抱え込んだ

『そろそろだな』
少し膨らんだ乳首と、もともと大きい乳房に与える刺激を強め、更に高めていく
止めとばかり、軽く歯を当てたまま、強く乳首を吸い上げた

「ヒャアアアッン!!」
ビュクビュク……
達っした夢の、痙攣する肢体と同調するように、口中に吹出してくる甘露
貪るように飲み下していった

初めての時は、ビックリしたもんだ
慌てて調べてみたら、体質によって出る人もいるとのこと
こんだけデカけりゃ、そう言うこともあろうと、有効に摂取する事にした

コクコク……
毎日、一リットルは牛乳を飲んでいるが、これほど美味く感じるものはない
「プハァ」
跡が付いてしまうほど、夢中で吸い続けた後、息継ぎの為、未練がましく、しぶしぶ離す

「ふゃあ~~……」
息を乱してグッタリと身を臥せる夢
カチャカチャ……
そのすきに、私は、自分の服を脱いだ
そそり立つ愚息
こんなところばかり、成長して無駄に大きい
ムギュ
挟んでも、先からはみ出た

「夢、頼む」
「……ン、ひーちゃん」
夢うつつでも、夢は素直だ
ピチャッ……
顎を引いて、くわえてくれる
ウマイわけ無いだろうに、丁寧に……
唇で皮との隙間を抑えつつ、舌でクルクルと亀頭の粘膜を嘗め上げていく
先端までたどり着くと、鈴口にまで、舌先で潜り込ませた
優しく、時には強く……

お返しに、私の指にも力が入った
挟む陰茎を圧迫するように、巨大な肉塊を中央に寄せつつ、マッサージ
滑らすように揉み上げ、頂点の乳首に抜ける
ジワジワと染みだす乳が、張りのある乳房を濡らした

その、圧倒的なボリュームの肉に、埋もれる私の陰茎
敏感な亀頭を擽る、熱い舌先
流れる唾液と溢れた乳が、滑りを助け、更に加えられる甘やかな刺激
我を忘れた私は、夢中で腰を使った


415:大きな夢と小さな私
10/06/13 13:56:08 RGDiORrm
「ウクッ!!」
達っする瞬間、思わず腰を引く
ビュビュッ!
飛び散る、私の汚れた白濁液が、愛らしく紅潮した、美しい夢の顔を汚していった

「アムッ」
汚液を吐き出しながら、痙攣し暴れる肉棒を、夢の艶やかな唇が捉える
ビュクビュク……
しつこく放出しながら、私は、更なる快楽を求め、いぎたなく空腰を使い続けた

チュポッ……
陰茎に粘りつく分はおろか、尿道に残る汚汁まで吸い出すと、夢は私の肉棒を解放する
そして、顔中を汚したものを指先で集め、これも口に運ぶ

「コクン」
クチュクチュと口中で、味わうように持て遊んだあと、一気に飲み下した

「ひーちゃんのお薬、ちゃんと飲んだよ」
あーんとばかりに口を開け、口中を見せる
成長を促す薬にになるという、私の与太を、素直に信じて……

たまらず抱き締め、口を塞ぐ
自分のモノを放出したところだが、夢を介すると、全く気にならなくなるのが不思議だ
ついでに、頬や額にまで飛び散った跡を拭いとる

「アハッ、くすぐったいよぉ」
上機嫌な夢
無邪気な笑顔に、罪悪感を抱きつつ先に進む

「いいか?」
「う、うん。優しくしてね」
頬を赤らめながら、身体を開いてくれた
四つん這いになり、豊かな尻を、こちらに向ける
「夢、キレイにしてるから……」
―続―

416:名無しさん@ピンキー
10/06/13 14:03:21 RGDiORrm
スミマセン
投下中に、エライミスを見つけてしまい、修正するので続きます

何時出来るかわからないので、皆様ご歓談を

417:名無しさん@ピンキー
10/06/14 22:01:47 FmKwD9/5
つづき待ってるぜ

幼馴染と相性のいい属性って何だろう?
共依存とかヤンデレとかツンデレとか甘えっことか色々考えてやたら万能だなおいと思った
関東甲信越入梅の今日

418:大きな夢と小さな私
10/06/14 22:36:53 FLhJX7qY
夢は処女である
正確には、膣に挿入したことが無いというだけであるが……
とある卑怯者(クソチビのひねくれ者の根性なしのどスケベの……)が、
『前に入れねば良かろう』と、誤魔化し、幼少期から凌辱を重ねた結果だ

チュプッ……

お医者さんゴッコの頃から色々試された結果、痛みを伴う膣を嫌がり、肛門ばかり開発された
今では、性交とは肛孔性交を表すと、勘違いしている
自業自得ではあるが、膣に挿入したことがないという意味では、私も、童貞といえるかも知れない
何の価値もないが……

クチクチ……

夢への行為の前に、参考資料を集めすぎたのも悪かった
エイリアンの内臓のような、成人女性のソコに、辟易してしまったのだ
むろん、夢の清らかな秘部は大好きだ
だが、もしも夢のソコがあんな風になってしまったらと考えると、積極的に開発する意欲も起きない

クニィッ……

舐めたり、指を入れたりなどの愛撫で馴らしてはいるが、
夢も私も、肛門のほうを好むようになってしまうと、一向に順馳が進まないのである

困ったもんだ

チュポッ!
「アンッ!」
指を引き抜く
考え事をしながらも、慣れた作業だ
三本、楽に入るぐらいまで、ゆっくりと拡張した
ポッカリ、口を開き、中まで覗ける夢の菊門
さらに、潤滑液を追加する

ピチャッ……
「ヒャアァアァ……」
ゆっくりと舌を這わした
私にされるのは恥ずかしいと、夢は何時も、キレイにしている
なんかズレた気遣いだが、お陰でこんなことも、平気で出来た

チュッ
唇を合わせ、菊門を吸うと、キュッとばかりに引き締まる
拡がりきっていたとき、完全に消えていたシワが、戻ってきた

サリッ……
舌先で、細かな襞を刺激
「ヒイッ!?」
新たな刺激に、鳴く夢
調子にのり、激しく責める私

グイッ
両の掌で、たっぷりとした夢の尻たぶを、包むように掴み、強く割り開く
その、質感を楽しみながら、両方の親指で、菊門付近を独立マッサージ


419:大きな夢と小さな私
10/06/14 22:39:54 FLhJX7qY

「アッアッアッ……」
実に、良い声で鳴く
引き吊れるように、様々な表情を見せる、愛らしい菊門
その下に見える、白い割れ目
ピッチリ閉じながらも、ジクジクと蜜を涌き出たす
舌を広く使い、内股まで垂れたソレを、掻き取るように拭っていった

源泉までたどり着くと、更なる蜜を求め、啜り上げる
「ヒャウッ」
慣れない刺激に、夢は怯えたような声を出した
かまわず、舌をこじ入れる
「ヤァア~~……」
甘やかな制止とは違う、怯えの見える拒絶
やはり、膣は怖いようだ
潤滑液も溜まったし、所定の位置に戻る

蟻のとわたりをユックリ移動し、菊門にたどり着いた
お土産の蜜を、唾液と混ぜ、擦り付ける
半分は、飲んでしまったが、まだまだ、たっぷりあるソレ
舌ごとネジ入れ、中までシッカリ塗布した
度重なる執拗な愛撫に、夢の菊門はヒクヒクと閉じ開きを繰り返す
テラテラと濡れ光りながら……


クルクルと形状を変える菊門を、触覚で、視覚で、味覚で楽しんだ
後は……

ふ~~……
息を吹き込んでみる
「えっ?なに!?」
驚く夢
なにをされたか、わからないらしい
気付く前に、少し膨らんだ下腹を強く押し込む

Puuuu……
可愛らしい音色
生々しい薫り
聴覚と嗅覚を、満足させた

……最低である



「ふぇえぇえ……」
泣かせてしまった
顔を隠し、床に突っ伏して……
『さすがに、酷すぎたか』
反省はしているが、身体の一部が、言うことを聞かない
顔を伏せている分、夢の魅力的な尻が目の前で、フルフルと揺れている
とりあえず……

ツプッ
「ヒャア!?」
もはや、私の色欲の増大は、入れないと何もできない状態だった
はち切れんばかりに膨れ上がった肉棒を、夢に納める

420:大きな夢と小さな私
10/06/14 22:41:46 FLhJX7qY
「アギギギ……」
唸るような声を上げる夢
苦しそうに、やり場のない手で、自分の髪を掴む
物理的には受け入れ出来ても、精神的には拒絶の最中だったのだろう
快楽と苦痛の間、夢は言い放った

「……ひーちゃんなんてキライだ」

『グッ』
効いた
大抵のことは許してくれる夢だから、嫌われることに慣れていない
むろん、バカな私が、夢を怒らす事は、多々ある
しかし、泣きながら拒絶されるの……

おそらくは、拗ねているだけとはわかっていても、一瞬で自我の鎧を突き崩された


「……ゴメンね
ゆったん」
ボクはあやまる
ゆったんに、しがみつきながら……

何時からだろう
ボクを、私に作り替え始めたのは……
ゆったんに、背比べで負けた頃からか
ゆったんが、大人っぽくなってきた頃からか
ゆったんの周りに、妙な男どもがまとわりついてきた頃からか

ゆったんが、よそ見をした訳ではない
ボクが、追いていかれまいと、無意味な改革をを始めただけだ

むやみに、身体を鍛えた
むやみに、勉強に励んだ

並の奴らを、打ちのめす力は付いた
全国模試で、トップクラスに入る程度の、学力は付いた

それがなんだ

いくら鍛えても、背は伸びない
いくら学んでも、人当たりは悪いまま

ゆったんの隣に立てない……

ねじくれ、方向性を見失った、ひねくれ者の、無駄な努力

それでも、ゆったんを離したくないボクは、ただ、しがみつき、支配する事を望んだ
素直なゆったんを、騙して無理矢理……
それでゆったんを泣かしていたんじゃ、本末転倒だ


「ゴメン
本当に、ごめんなさい」
虚勢を張る気力も失せ、ただ、無意味に謝罪の言葉を重ねる



「……ゆるさない」

421:大きな夢と小さな私
10/06/14 22:43:37 FLhJX7qY
絞り出すような声

「ギュッて、抱っこしてくんなきゃ、ゆるさない
いっぱいチューしてくんなきゃ、ゆるさない
やさしくしてくんなきゃ、ひーちゃんなんか、ゆるしてあげない!」



心底、肝を冷した私は、全力で仰せに従うことにした

「よっ!」
夢を抱き上げる
成りは小さくても、パワーはあるのだ
夢を抱き上げらるだけの筋力は、常に保持している
とは言え、このポジションだと、結構ツラい

「アアン!」
抜くのは嫌だから、入れたまま
夢の後ろから、膝の裏に手をかけ、一気に抱え上げた
俗に言う、シーシーポーズ
その格好で、ベッドまでの小旅行
途中の姿見で、状態を確認する

男の部屋なのに置いてあるのは、この為と言っても、過言ではない
果たして、そこには夢の、愛らしくもイヤらしい姿が、写し出されていた

潤んだ瞳
桃色に上気した頬
とろけそうな、女の表情
ショートの髪は、所在無い両の手でかき回されている
ブラ無しでも全く崩れない、見事な張りを保つ巨乳
その先端、小さいながらも健気に尖り、存在を主張する桜色の乳首
一旦、細く括れ、また豊かに膨らむ腰つき
スラリと伸びた足は、左右に広げられている
その中心には、淡く柔らかな草むら
カミソリで軽く引いたかのような、シンプルな割れ目
さらにその下の、突きだされた丸い臀部
白い尻たぶがひろがり、露になるはずの菫色の蕾に、グロテスクなほど、大きな肉棒が埋まっている

「アウゥ……」
羞恥に唸る、夢の機先を制し
「綺麗だよ。夢」
褒めあげてしまう

「フャッ!?」
滅多に出ない、ひねくれ者の褒め言葉
戸惑う夢の隙をつき、ベッドに到着した

「ねぇ、ひーちゃん
もう、いち……『ズンッ!!』アウッ!?」
責めを強め、リクエストさせない戦術にでる、チキンな私
『何度も言えるか』
いつも、全力で制御しているのだ
ペラペラと、垂れ流す訳にはいかん


422:大きな夢と小さな私
10/06/14 22:47:07 FLhJX7qY
とりあえず、うつ伏せに寝かした夢の足を

ガバッ
持ち上げながら、半回転
側臥位に、体位を変える
貫いたまま、小刻みにピストンを繰り返し、私だけ身体を起こした

「アッ、アアンッ……」
当たる所が変わり、新たな刺激に、喘ぎがさらに高まる
私は、夢の足を取った
くぐって、正常位に持ち込むつもりだが、その前に……

アムッ
「フエッ!?」
不意討ちに、慌てている
図体の割に、小振りな夢の足
その指を、一本一本しゃぶっていった

「だ、ダメだよぉ
そんなことしちゃ……」
未知の感覚に悶える夢

『楽しい』
チュプッ、チュプッ……
少ししょっぱく、少しだけ臭う
だけど、全く気にならない
夢の媚態を、生む為と思えば……

「ヤン、ヤン、ヤ~ン!」
しゃぶる毎に、キュウキュウと締め付けてくる
しかし、夢の限界が近づいたようなので、愛らしい足指に別れを告げた
『また今度、楽しもう』

ペロッ
「ヒャン!?」
未練がましく、膝裏に舌を這わせた後、アンヨを解放する

「ふうっ」
ようやく、向かい合わせに、体位変更
夢の顔が見られる
夢の胸が見られる
夢のアソコが見られる……

呆然と見つめていた私に、夢が不思議そうに、話しかけてきた

「ひーちゃん?
なんで、ニコニコしてるの?」

バッ
慌てて、口元を、右手で覆い隠す
確かに、顔筋が突っ張っていた
ニヤけてるのだ

『マズイ』
こんな無様なツラを、晒すわけにはイかん
焦りはつのるが、ニヤケは治まらない


423:大きな夢と小さな私
10/06/14 22:51:51 FLhJX7qY
「ネェ、ひーちゃ……キャアッ?」

グィン!
夢の腰に手を伸ばし、そのまま担ぎ上げた
対面座位に移り、夢の胸に顔を埋める
素晴らしいものを拝め無くなったが、とりあえず、マヌケ面を隠せた

ズグン!
しかし、この体位だと肉棒が、更に深く、夢を穿つ
「ヒグウッ!」
喘ぎに、切迫したものを感じ、私は、ラストスパートをかけた

頭を、胸に埋めつつ、両手で尻を鷲掴む
そのまま持ち上げ、引き落とす
ハラワタを突き潰す勢いで、責め続けた
「クッ、クアッ、ヒアッ……」
切迫する、夢の喘ぎ
焼き溶かされる、私自身
接触部から繋がったまま、一つに融合していく感覚
同調する快楽は、やがて、爆発的な終演を迎えた

「アアッ~~~……」
「……クッ!」
夢が達っすると同時に、私も限界を迎える
ビクビクと、痙攣を重ねる夢の中に、ありったけ放出した
背を反らし、天を仰ぐように硬直する夢は、私をシッカリ抱き締めたまま、落ちていった

『さっきと逆だな』
夢の胸の中で、私は一人、苦笑する
ならば、夢が起きるまで、私もこのまま見守ろう……



トントン……
慎重に階段を降りる
「ウフッ、フフフ……」
夢が、懐で笑みを溢した
甘ったれのコイツは、ことのほか横抱きを好む

「お姫様ダッコ~♪」
『やかましい』
状況を理解せんか
いろんな汁で汚した夢を、そのまま返す訳にはいかない
とりあえず、風呂に入れることにした
別に、夢が、家で風呂に入っても、よくあることで不自然ではない
しかし、入る前に、どのようにして汚れたか悟られたら、それは非常にマズイ
足腰立たないと主張する夢を、速やかに洗うため、抱き上げ階下に運ぶ

よし
後は、廊下を渡れば風呂場だ

「「ズズ~~~……」」
ビクッ!
わざとらしく、茶を啜る音
しかも、タンデムで……



424:大きな夢と小さな私
10/06/14 22:55:17 FLhJX7qY
音源に目をやると、ダイニングで茶を喫む二人
我が愚母はともかく、夢のオバさんまで……
「夢ちゃ~ん♪
オヤツあるわよ~」
「わ~い
食べる、食べる~♪」
「夢。その前に、お風呂頂いてきなさい」
「は~い」
元気よく立ち去る夢
残された私

「彦、ちゃんと勉強教わってるのかい」
愚母が、感心もなさそうに尋ねてきた
「私が教えているんだ」
「何いってんだい
夢ちゃんの方が、成績いいんだろ」

事実ではある
夢は愚かだが、その分単純で、素直に丸暗記する能力だけは長けている
学校のテスト程度なら、要領のよい暗記が出来れば、楽に良い点が取れるのだ
ちなみに、ポイントは私が教えているし、私自身は、興味のない文系に、力を入れたりしない
まあ、愚母には腹が立つが、オバさんの前で主張するようなことでもないだろう

「まあまあ
夢が彦クンに、色々教わってるのは、本当だし」
オバさんが口添えする
夢を大人っぽくしたような、朗らかな美人だが、なんか、目が笑っていない
「部屋の配置に、問題ありだね」
愚母。何を言って……

ギクッ
あることに気づいた
このダイニングの上は、ちょうど私の部屋

まさか……
「夢も、もう大人ねぇ」
ズズ~……
「家のバカ息子には、もったいないけどねぇ」
ズズ~……

『きっ、気付かれて』
ダラダラ……
吹き出るアブラ汗
我が家の居間が、針の筵に変わる
逃げるに逃げられず、立ち尽くす私


425:大きな夢と小さな私
10/06/14 23:00:14 FLhJX7qY
「キャ~!ひーちゃん
シャンプーが目に~~」
そこに、夢の悲鳴が届いた
脱出には、絶好のチャンスだが……

「呼んでるよ
行ってあげな。犯罪者」
「彦クン
夢を可愛がってあげてね」

ズズ~
追い立てるように、茶を啜る親共
……後のことはよい
とりあえず、今はこの場を離れたかった

向かった場所が風呂場であり、風呂には通常、裸で入る
音響の良い所で、もう一戦かましてしまい、さらに出辛くなったことは、言うまでもない



―終―

やっと終わった
修正から書き足ししてしまい、エラク時間がかかってしまいました

426:それ何てエロゲ?
10/06/16 19:25:59 urWjQDiB
>親族を含めるなら女と喋ッた事がある俺
>含めないとするなら斜向かい家のオバさん、娘しかない(会話として)
>そんな俺が来週の月曜日に婚姻届を役場に出す奇跡

(〃▽〃)キャー♪

427:名無しさん@ピンキー
10/06/16 21:29:07 o75XZ1ai
未亡人と結婚か

428:名無しさん@ピンキー
10/06/18 15:53:57 LL6RJFaG
正直なところ、幼馴染みと未亡人の相性はそれほど良くないと思う

429:名無しさん@ピンキー
10/06/19 20:16:30 meT556IO
「久しぶり」
「よう」
自然に挨拶を交わしあった。
よく考えてみれば、何年会っていなかったか……
ずっと一緒に育ってきたコイツが、家出同然に消えてから、どれくらいたつのだろう。
風の便りで、結婚したときいたが……
「里帰りか?」
「ハハハ……
出戻りだぁ」
「エッ?」
「旦那が逝っちゃってね
がさつな嫁は要らないって
跡取りは、取られちゃったけど……」
明るく笑う。
でも、この笑顔は……
「アンタこそ、子供が出来たんだって」
「ああ、姉貴が事故でな
俺が引き取った」
「……いいなぁ」
寂しさのあまり、無意識に漏らしてしまったのだろう。
すぐに、無礼な言葉に気付き、慌てる。
「ゴメン!
そんなつもりじゃ……」
「いいんだよ
俺も手を焼いてんだから」
わざと、突き放すように応えた。
「仕事もあるし、女の子の面倒なんてみきれねぇ

「エッ?」
突然のボヤキに、意外そうに俺の顔を伺う。
むろん、可愛い姪っ子……、いや、娘だ。
しかし、それ以上に……
まだ、視線を読んで貰えるだろうか……
「あ、あの……」
「ウン?」
口ごもるアイツから、次の言葉を促す。
「あ、あたし、手伝おうか?」
「ん?」
「ほら、今は暇だし、姉さんの子なら、あたしだって……」
「頼むよ」
余計なことは言わず、すぐさまお願いした。
『ゴメンな』
心の中で、色んな人に詫びを入れる。
でも、どんな卑怯な手を使っても、コイツを捕まえたかった。
いつでも隣にいた。
当たり前過ぎて、大事だと気付きもしないまま無くしてしまった宝物。
『もう、離さない』
俺は心に誓った。


おわり



合わないか?

430:名無しさん@ピンキー
10/06/19 21:23:56 aLZteIvS
幼馴染みを避難所とか駆け込み寺とかの困った時のキープみたいに見えちゃうからじゃね
男女逆にしてみたら適当な女引っかけてそれなりに楽しんだ後に相性が悪かったみたいで別れた、お前しかいない(キリッ
って言ってきてエンダーってなる展開だったら女もそんなんでいいの?ズコーって思っちゃう
スイーツ(笑)とか揶揄される薄っぺらいのを純愛(笑)っぽく見せてるだけのように感じてしまう

431:名無しさん@ピンキー
10/06/20 09:41:59 zNh9MneZ
じゃあ未亡人の娘さんと幼馴染になればいいんだよ
え?もはや未亡人+幼馴染じゃない?気にするな

432:名無しさん@ピンキー
10/06/21 00:33:58 HaTn0rbE
10歳くらい年上の殆ど姉とか母親代わりみたいな感じのお姉さんで、結婚当時はこっちも子供で気付かないままお嫁に行くのを見ていたけど
俺もう大人だよユキねえちゃん(仮)!本気なんだよ!な男側とあらあら駄目よたっくん(仮)。貴方みたいな若い子がおばさんをからかわないで?
って内心で揺れながらも男を思って悲しい笑顔で笑ってつきはなしに来る未亡人(29歳)とかを想像したらなんか滾ってきた。


433:名無しさん@ピンキー
10/06/21 05:19:07 3jRk+I6z
>>451
年の差10歳ならまだ幼馴染だな確かにみなぎる……

434:名無しさん@ピンキー
10/06/22 12:09:29 8N2vMO4a
同じ歳の差十歳なら男が年上の方が良いな、ロリコン的に。

435:名無しさん@ピンキー
10/06/22 19:55:04 yHR3Lhc9
女が10歳くらい上なら全然OKだけど
男が10歳くらい上ならウヘッてなる。なんかキモくて。

436:名無しさん@ピンキー
10/06/22 20:53:24 Yi/6gLMy
幼馴染が素直クールだったらよくある幼馴染ゆえの距離感(関係を壊したくない~とか近すぎてどちらかが気づかない~とか)
とかに悩まされずにあっさりくっつくんだろうなー

437:名無しさん@ピンキー
10/06/23 00:12:00 WXhCCpnq
あっさりくっつくどころか幼少期に出会ったら最後、一生離してもらえない気がするな。

うっかり素クール馴染みと「けっこんのやくそく」を交わしてしまったせいで、小中高と
周囲からからかわれるのを通り越して、憐みの目で見られる毎日を過ごすことに……

438:名無しさん@ピンキー
10/06/23 00:32:14 kR3sxMF5
周りからいくら冷やかされてもクール
だが男からベタベタすんなと冷たくされるとがっくり落ち込む
そんな感じで

439:名無しさん@ピンキー
10/06/23 17:28:45 2VLHGn/u
>>454
男が10歳上も女が10歳上もどっちも好き

440:名無しさん@ピンキー
10/06/26 01:38:23 BL5c+90a
歳の差2、3才くらいの伯母さんと男なんて謎の萌えツボを最近発見したのは
俺だけでいい

441:名無しさん@ピンキー
10/06/26 17:50:51 6MUZS30D
>>459
つ ワカメとタラヲ(開きすぎ?)

442:名無しさん@ピンキー
10/06/26 18:08:24 5EExNsEj
×伯母さん  (親の姉)
○叔母さん  (親の妹)

いやマジで伯母さんなら物凄くツボかもしれんけど

443:名無しさん@ピンキー
10/06/26 19:12:50 xwnP8vov
>>461
義母とかならあり得る

444:名無しさん@ピンキー
10/06/26 20:15:19 w2O7/4rX
3親等以内だと結婚できないとかいう野暮なツッコミは…

445:名無しさん@ピンキー
10/06/26 22:51:55 L/LEPnrC
血の繋がった近い年の叔母などいない!

なお応用例として
血の繋がった妹など居ない、という用例が(ry

446:名無しさん@ピンキー
10/06/27 07:15:35 UtEMGz//
許嫁系幼馴染み

447:名無しさん@ピンキー
10/06/27 07:48:25 ndzYK5Uo
>>465
結構好き
やはり女の子が献身的で健気だと萌え死ねる

448:名無しさん@ピンキー
10/06/27 15:27:35 u3iEPfnb
それで鈍感な主人公が「俺との約束なんか気にせず普通の恋探してもいいんだぞ?」とか言っちゃって
許嫁の約束なんか関係ないと怒られちゃうんですね

449:名無しさん@ピンキー
10/06/27 15:41:02 em5B6fOZ
>>467
そこは怒るよりも

小さい頃二人で読んだ絵本を”偶然”見つけちゃう

のがいいなぁ。個人的に。
タイトルは「青い鳥」

450:名無しさん@ピンキー
10/06/27 16:10:04 fiqVJ+vw
>>467
          ,
       .ヘ / j
      レ'i |_| 「
      (.*∀゚) /`
       of沓iぅ
       ゙v-v'

451:名無しさん@ピンキー
10/06/27 16:36:29 1Qa4AzbK
セニョール

452:スカンチ
10/06/27 17:31:54 sP0U8uZr

        _,,.. - '';;;;;;;;;;;;:= '' " ̄ ̄`""'''' =、、
         ヾ;;;;;;;;;;;;;/      ,.-=ニヽ,r=-`ヽ、
           >;;;;;/l      /! ((⌒`ヾir彡=、ヽ ヽ
         ,,.-'';;;;/ll|    //l、lr=ニ     )) l! li,
     _,,.-'';;;;;;;;;;/  l| i   /// {{i´      `''=シ、彡'、
    ヾ;;;;;;;;;;;;:-''{   ヽ`ニ=彡/  `''ー    (´  iヽ  ヽ
       ヾ/   '、_,,ノ ,,..ニシ--、,,_        _,-i ヽ }!
      /    /   / ((彡, ミ=r=≧;;-   /≦=ヤト、 )ツ
     {!   /    >、ミ= 、ヽゝヾ;;シ``   l"k;;シチ ))´ノ!
     lヽ、 ,'    (   ̄`ヾ.) ^^^`    i ´^^`/'´ ハ
     >、ヽ|    ヾミ=‐イ          '、  (__彡'  ',
    /,.- ヾミ、    {`=彡r,.       /  (´_彡'i、  !
    .l/=-'´ ̄ヽ、   `{´ { {{{i、_ノ  ー-`ニ-   ∧ !  ヾ!,ノ   ageても
   /´/ ,,. ‐={ヽ、   ``ヽ ̄ヽ、 `''ー'  ,.イリノ' ヽ  |l!        
  ./ ,,.=l/ ,,.=={ヽ、` = _  、ヽ  ` 、   ,.イ ,,.ノ  l ノ==、         よくってよ。
  l/ ,r=f//´ ̄ト、 `= __ ヾ、ヽ ',    `´ !/  _,,,.ノヽ==、ヽ
 /〃/ f/ - ― ->ミ=、___`ヽ ヽ リ      ! /⌒ヾヽヽ}`ヽヽ}
 !{{l {'、 //´ _,,,..{/´_, ==`ヾ, }} !     |l/ ,.==、ヽヽ}⌒ヽリ
 '、'、 '、{ /   { /==- 、 リノヽ.     ヽ {(⌒))ヽソ- 、 リ!
   >{ /     〉///= 、ヽ. !   ヽ、 ノ  ``=/((⌒)ノノノ
  f  `!  ,.=彡!!|l/ /⌒)) }、リ' ̄``''‐-、___/"´ ̄ ̄| `( ((<
  ヽ、{{ヽf //  ヽY´,,.==、 リ|;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ!;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;! (__)) ) ',
     ̄ ヽ{{    !//- ‐ " |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;|   ̄/  !
       ヾ、__  l((      |;;;::=‐;;;;;;;;;/^';:;;;;‐-=、;;/  ! /  l
        ,.-=ノノ`ー  /;;;;;;;;;;;;;;;;/   ';;;;;;;;;;;ヽ、  |/   |


453:名無しさん@ピンキー
10/06/27 22:46:55 7cw9m+88
最近は幼馴染みモノを探すとNTR系が多くて困る
こことかじゃないとなかなか安心できないぜ

454:名無しさん@ピンキー
10/06/27 23:01:34 fiqVJ+vw
メインヒロインの対抗馬扱いも多いよな

455:名無しさん@ピンキー
10/06/28 23:14:25 2dV0CCnk
何か凄い話が投下されていた
URLリンク(moemoe.homeip.net)

456:名無しさん@ピンキー
10/06/29 14:37:54 9YispHua
>>474読んだら激しく>>1にムカついた

457:名無しさん@ピンキー
10/06/29 22:46:48 XMsIRYvM
>>474
久々に殺意のわく>>1だったな

458:名無しさん@ピンキー
10/07/04 06:52:28 +vb+Xaz/
寝相の悪い幼馴染み

459:名無しさん@ピンキー
10/07/04 09:16:59 RFPNWigw
隣の家で寝ていたはずがあまりの寝相の悪さにいつのまにか幼馴染を跨いで朝立ちを下の口にくわえ込んでいた
血が出て痛かった

460:名無しさん@ピンキー
10/07/04 23:36:35 8xWUUviQ
アッー!

461:名無しさん@ピンキー
10/07/05 00:42:26 yBa/wvUF
>>478を読んで
>朝立ちを口にくわえ込んでいた
>血が出て痛かった
と読んで、浮気したら食いちぎると脅しているヤンデレ幼なじみを想像した

462:名無しさん@ピンキー
10/07/05 02:51:46 Gdl2isHJ
4年振りに幼馴染みと会ったら
母親が再婚したらしく、握力の強い某ヤクザと
同姓同名になってたぜ…


463:名無しさん@ピンキー
10/07/06 19:53:57 wbSg7lYu
よし、超音速の拳を会得する作業に戻るんだ

464:名無しさん@ピンキー
10/07/07 03:53:03 SJMvhcsY
今度は自分と結婚してまた名字変わって脱却しましたとかいうオチじゃないのかよ

465: ◆6Cwf9aWJsQ
10/07/07 22:23:17 LZC2eCcH
お久しぶりor初めまして。

超久しぶりにシロクロ短編投下します。

466:シロクロ番外編「天の光は天の川」【1】
10/07/07 22:25:16 LZC2eCcH
「雨、かぁ……」
「雨、ねぇ……」
7月7日。七夕。
その日、俺こと白木啓介とその幼馴染み兼恋人の黒田綾乃は、
止む気配のない雨を自室の窓越しに眺めていた。
ちなみに綾乃は今、黒い浴衣を着込んでいる。
今は結い上げている黒髪だからか和服が似合うとは思っていたが、
髪と同色の浴衣を着込んだその姿はいつもよりも大人っぽく見え、
恋人の贔屓目を差し引いても魅力的に見えた。
「お褒めにあずかり光栄です」
「何が!?」
「いや、なんか啓介が私を褒めてくれた気がして」
「心読むなよ!何そのスキル!?」
「あ、当たってたんだ」
「え!?ブラフ!?」
「さて、どっちでしょう?」
そういってニヤリとする綾乃。
……毎度の事ながら、俺をおちょくるのが好きな困った女だ。

467:シロクロ番外編「天の光は天の川」【2】
10/07/07 22:26:40 LZC2eCcH

このまま彼女に振り回されるのも癪なので、話題を戻す。
「そ、そういや七夕って言ったら思い出すよなー。
子供の頃お前の家に遊びに行ったときのこと」
実は余り覚えてないけど。
「ああ、啓介とお父さんがスイカの食べ比べしておなか壊したり、
クリスマスツリー感覚で笹のてっぺんに短冊つけようとして梯子から落ちたり、
何故か啓介が私に自分の着物の帯持たせて『あ~れ~』って言って回ったり、
私と一緒にお風呂入ったら何故か一人だけ溺れて私に人工呼吸されて
ファーストキス体験したりした甘酸っぱい思い出のこと?」
「碌なことしてないな子供の頃の俺!ってか全然甘酸っぱくないだろ!」
「あの頃のやんちゃ坊主がまぁ、こんなに大きくなって」
「やめろよその親戚のおばちゃん目線!」
幼馴染み相手に過去の話を振るのは危険だ。
自分が恥ずかしい過去を持ってるなら特に。
ま、せっかくの七夕なんだし、短冊にお願い書こっか!」
ひとしきり俺をいじって満足したらしく妙に切り替えが早い。
が、そこを指摘してもやはり俺が不利なだけなので彼女に合わせることにする。
「……まぁ良いけど、笹無いぞ?」
「別に織姫彦星にお願いするわけじゃないからいいの。
今日雨だから人の頼み聞く余裕無いだろうし」
「へぇ、意外だな。
お前なら『啓介が私にプロポーズしてくれますように』とか
『啓介と私が結婚できますように』とか書くのかと思ってた」
「そーゆーのは自分の手でやり遂げるからいいの。
神様に頼らずに自力じゃないと」
「意外にリアリストだな」

468:シロクロ番外編「天の光は天の川」【3】
10/07/07 22:27:36 LZC2eCcH
じゃあ、なんでわざわざ短冊を使うのだろうと思っていると、
「……って、え?」
綾乃は俺の腕に短冊をくくりつけ、何故か手を叩いて俺を拝み、
「啓介が私にプロポーズしてくれますように」
「本人に言うんかいっ!ってか口に出したら短冊に書いた意味あらへんがな!
そもそも普通に言えっちゅうねん!」
綾乃の予想外の行動につい興奮して、思わず関西弁で突っ込んでしまった。
「で、いつプロポーズしてくれるの?」
「この流れで言うと思ってるのか!?」
「啓介なら、あるいは」
「何その信頼!?言うわけ無いだろ!」
「でもいつかは言ってくれるのよね?」
あぁもぅ!口の減らん彼女だなぁっ!
口では勝てないことを改めて悟った俺は、綾乃を口づけで黙らせた。
不意打ちに弱い綾乃は驚きで硬直するが、
彼女が復帰する前に耳元で囁く。
「……今は、これでカンベンしてくれ」
「……こういう反応が返ってくるとは予想外だったけど、まぁ、許す♪」
そう言って俺の織姫は上機嫌そうに笑った。

469:名無しさん@ピンキー
10/07/07 22:30:10 SJMvhcsY
支援


470: ◆6Cwf9aWJsQ
10/07/07 22:30:26 LZC2eCcH
以上です。
いつにも増して季節ネタ関係なくなっちゃったよ!

あと、長編の続きは今月中に。

471:名無しさん@ピンキー
10/07/07 22:34:08 SJMvhcsY
おっしゃーGJ
相変わらず甘々なカップルでござるな

…あれで完結じゃなかったのか…それはそれで嬉しい

472:名無しさん@ピンキー
10/07/08 00:34:05 8BBzQJEZ
GJです。&お久しぶりです。また読めてうれしいです。

473:名無しさん@ピンキー
10/07/08 12:12:42 /a0B59Ag
昨日読み返してただけにとてもナイスタイミングな投下で俺得!
GJっしたー!

474:名無しさん@ピンキー
10/07/08 15:44:29 7fVE7UCX
GJ desu.
自分が幼馴染萌に目覚めたきっかけの作品が復活してくれるとは
本編続編期待しています!

475:名無しさん@ピンキー
10/07/09 02:30:29 e8AZ4gnR
えーまた来てくれたのか!GJすぐる

476:名無しさん@ピンキー
10/07/12 23:58:39 YStKn366
懐かしの方が来てくれましたのう。
乙です。

これを機に他の作者さんも戻ってきたりしないかなあ。
絆の続きを今でも待ち続けております。

477:名無しさん@ピンキー
10/07/13 18:35:02 28r906em
三人の人に戻ってきてほしいなあ

478:名無しさん@ピンキー
10/07/13 19:39:19 Re1b64W3
ゆうかさんずっと待ってます

479:名無しさん@ピンキー
10/07/13 20:17:59 B+Vkmomh
ボルボXさん続き待ってます

480:名無しさん@ピンキー
10/07/14 07:06:01 v7U7JfMx
でも待つだけで自分は何も書きません

481:名無しさん@ピンキー
10/07/15 00:29:54 EMwR2yU0
ばかを言うな?乙の準備は出来ている

482:名無しさん@ピンキー
10/07/15 04:14:59 FTAwtaDM
友梨さんずっと待ってる

483:名無しさん@ピンキー
10/07/15 09:51:13 vb/yuoVc
もちろん新作も待っている

484:名無しさん@ピンキー
10/07/15 22:36:39 u6JFgAse
引っ越していった幼馴染を何時までも待ち続けるみたいな感じか…

485:名無しさん@ピンキー
10/07/16 14:35:36 Ah2hL0PD
高校生になると同時に美人になって帰ってくるフラグですねわかります

486:名無しさん@ピンキー
10/07/16 15:02:38 ul+rjJSw
自分は忘れてるのに向こうは覚えてる、はよくあるけど逆は無いよな
まあ…キモくなるだけか

487:名無しさん@ピンキー
10/07/16 15:27:20 xznhGIzc
>>505
うしとらのラスト付近がそうだな

488:タカとかな お目汚し失礼して投下
10/07/17 00:55:32 5qOJdoUO
 ―タカと合わなくなってから、どのくらい経つんだろう?

 買い物帰りにいつもの散歩道を通りながら、ふとそんな事を思った。
 夏特有の涼しい風邪が私の横を通り過ぎ、下げているスーパーのビニール袋をカサカサっと揺らす。
 日はだんだんと高度を下げ、町中を綺麗な茜色で染め始めていた。穏やかに流れる川も、夕日が反射して朱色に揺らめいている。
 ここは私の高校時代の通学路で、いつも隣にはタカがいた。
 目を瞑って、木々のざわめく音を聞けば、あいつの声も一緒に聞こえてくるような気さえした。

 ―そういえば、こんなに夕日が綺麗な日は、いつも二人で土手に座りこんで夕日を眺めてたっけ?

 進めていた足を止め、川の向こうにきらめく眩しい太陽を眺めた。
 彼の事を思いだせば思いだすほど、なんとなく寂しくなって悲しくなって、それが私の心を激しく揺さぶる。
 怒ったり喧嘩したり、いろんな事があったけど、タカといると楽しかった。こんな時間がいつまでも続くと思った。
 なんとなく、「卒業しても私の隣にはこいつがいるのかな?」なんて思ったりもした。
 でも、現実は一瞬でそんな甘い幻想を打ち砕いていったのだ。

 高校3年の夏、タカのお父さんが脳梗塞で亡くなった。
 あまりにも突然の事で、当時の元気な叔父さんの顔を知っている私は、信じることができなかった。気さくな人で、小学生の頃なんかはよくあいつの家で一緒に遊んでもらったものだ。
 私でさえ凄く悲しかったのだから、当時の彼の喪失感は物凄いものだったのだろう。
 それに加え、一家の大黒柱を失った彼の家族は長男のタカが支えなくてはいけなり、タカは夏休みに入るとすぐにバイトを始めた。
 結局卒業後、地元の大学に進む予定だったタカは、県外の工場に就職して、私から離れて行ってしまったのだ。

 それからは、私がタカと会える日はめっきり減っていってしまい、今年の春くらいからはほとんど会っていない。
 
 ―会おうと思えば会えるのかもしれない。
 
 タカだって卒業する前は、「別に会えなくなるわけじゃないよ」って言ってくれたし、私もその通りだと思う。
 でも、素直になれない私からは、会いたい―なんて言葉はなかなか口から出てこないのだ。
 なんの変哲もないただの一言が。ただ素直な気持ちを伝える事が、私にとってはとても難しくて。それができないのが辛かった。
 
 ―あいつは? タカは私に会いたくないのかな?

 だって、私が誘わなくたって、あいつが『会おう』って一言連絡を入れてくれればいいはずだ。実際、彼が忙しいのはわかってるし、こんなのただのわがままだっていうのもわかってる、でも……。
 いろんな気持が心の中で揺れる。こんなにタカと会えないことが苦しいなんて思いもしなかった。
 ……いや、本当はわかっていたはずだ。私は自分の気持ちにさえも嘘をつくようになってしまったのだろうか? 
 心の奥に封じ込めていたはずのタカへの思いが、じわじわと外へと溢れ出していく。

 ―帰ったら、勇気出してみようかな?

 ふと、そんな感情が心に芽生える。
 もうなんでもいいからとにかく会いたい。タカに会いたいよ。
 私は知らない間に下を向いていた顔を上げると、早足で前へと歩きだした。土手に沿って真っすぐ自分の家を目指す。周りの景色にはわき目もふらず、ズンズン、ズンズン歩いた。

 ―早く家に帰ってあいつに連絡したい。会いたいって言いたい……

 そんな決意を胸に足を進めていた。
 その時だった。私の背後から、馴染みのある、どこか懐かしい声が響いた。

「あれっ、かな!?」

 一瞬、いや数秒間、頭がついていかずに茫然と立ち止まった後、私は凄い勢いでぐるんっと反転した。勢い余って倒れそうになる体をなんとか支え、声の主を必死に探した。
 やっとの思いで見つけると、思った通り―川の土手に寝っ転がっている一人の男の子。ずっと会いたかった人が、そこにいた。

489:2
10/07/17 00:57:20 5qOJdoUO
「た、たかぁ~……」

 たまっていた寂しさと、タカに会えた嬉しさで胸がいっぱいになり、つま先から熱い何かが頭のてっ辺まで一気に登った。
「お、おい。なんで泣いてんだよ、お前」
 そう言うと、タカはどこか慌てたような、どこか心配しているような顔で私を見た。
 ―泣いてる? 私が……? うそっ!?
 言われた後に、自分の頬を伝う一筋の涙に気づき、急に恥ずかしくなった。
 一番見られたくないところを見られてしまった……。自分でも、顔が火照ってだんだんりんごのようになってていくのがわかる。
「な、泣いてないし。欠伸だから、ほんとに!」
 私はサッと下を向くと、ゴシゴシと目から流れ出た涙を服の袖で急いでふき取った。
「まぁ、それならいいけどさ。」
 タカはそう言った後も、しばらくは心配そうに私のほうを見つめていた。久しぶりに会ったからなのか、私は凄く緊張していた。自然と鼓動が早くなっていく。

 ―今までは、コイツと一緒にいて緊張することなんてなかったのにな。

「あのさぁ、となり……座っていい?」
 私がそう言うと、タカは黙って自分の隣をぽんぽんと叩いた。私はそれに小さくうなずくと、小走りでそこまで駆け寄り、黙ってタカの隣にそっと腰を下した。
 座ってから体の正面を向くと、最初に目に映ったのは夕日と、それに輝く美しい川だった。川のあちこちが、まるでダイヤモンドを散りばめたかのように綺麗な光を放っている。私は思わず眩しくて目を瞑ってしまう。―ああ、タカはこれを見てたのか。
「久しぶりだな?」 
 タカは一度起こした体をまた地面に横たえると、視線は夕日に向けたまま、そっと私に語りかけてきた。
「何が?」
「ほら、高校のときはさ、よく二人でこうやって……夕日、見ただろ?」
 
 ―あ、タカも私と同じこと考えてた。
 私はそんな小さな事でもちょっぴり嬉しくなってしまい、ついつい『にやっ』と緩みそうになる顔の筋肉を必死に抑える。

「ふん、だいたいね、顔を合わせたのだって久しぶりだっつうの! まったく、ばかみたい……」
 しかし、素直になれない私は、タカにはいつもこんな心にもない毒を吐いてしまう。
 こんな時まで嫌味な言葉しか出てこない自分自身がほとほと嫌になり、自然と小さなため息が口からついて出た。
「はは、確かにな。かなと会うの、凄い久しぶりだ。気づいたら俺達……全然会えなくなっちまってたな?」
 困ったよに笑うタカの顔が、私の顔をすっと覗いた。恥ずかしさと照れから、私はプイッ、っとすかさず顔をそらす。
 もうここまで来ると、『これは条件反射みたいなものなのかもしれないな』と自分でも思い、自傷気味な笑みを浮かべてしまう。
「タカのアホ。だいたいこんな時間に戻ってきてるんなら、メールの一つくらいしてよ」
 けれど、そっぽを向いたままの私から出てきた言葉は、以外と素直な言葉だった。
「あれ、もしかして寂しかった?」
「……そりゃあ。まぁ、少しだけ」
 そのまま流れに乗って、ちょっとだけ勇気を出して言ったみた言葉は、予想以上に恥ずかしくて、私の顔はまたもや真っ赤に染まってしまった。
 それは夕日に照らされてるからでは言い訳できないほどの赤い赤い真っ赤な赤。もしかしたら、リンゴでも今の私には張りあう事はできないかもしれない。
 随分となれない事をしてしまった……。私は急いで顔を下に向け、タカに顔を見られないようにする。
 あまりにドキドキしすぎて、心臓から音が聞こえてくるのではないかと心配になる。


 ―あれ?タカの反応がない。
私にとって予想外の静寂が、二人の間を流れた。

490:3
10/07/17 00:57:59 5qOJdoUO
「たか?どうかした」
 下を向いたまま、小さな声でそっとタカの様子を探ってみる。
「あっ、えーとそのぉ。正直、びっくりした」
 タカは自分の頬をぽりぽりとかきながらそう答えた。なんだかどこか恥ずかしそうだ。
「どういうこと?」
「だからさ、会いたいと思ってるのは、もしかして俺のほうだけなんじゃないかって……思ってたから」
 それを聞いて、私の胸がドクンっと大きく脈を打った。
「なんでそう思った?」
「だって、会いたいなら普通メールくらいくれるだろ?」
「なによ。タカだってメールくれなかったじゃん!」
「いや、だってさ。大学入学したばっかで迷惑かと思って……新しい友達もいるだろうし。」
 その言葉をを聞いて、少しだけ胸がチクリと傷んだ。
 ―ああ、コイツは全然私の事をわかってない。私にはそんな事よりもっと変えがたいものがあるのに。
「たかのあほ。そんな事、気にしなくてもいいのに……」
 尻すぼみになって出た言葉は、ちゃんとタカに届いただろうか? きっと、この鈍感男には本当の意味まではとどかないんだろうな。
 そう考えると、私はなんだかおかしくなって思わず笑ってしまった。
 私の言葉にしばらく黙っていたタカも、不審に思ったのだろうか? 不思議そうな眼でこちらを見ると、一言口を開いた。
「おい、何笑ってんだよ?」
「ううん。なんでもない」
 タカも「へんなやつ」とだけ呟くと、私につられたように小さく笑いだした。

 それからは、二人とも緊張からか、妙にぎくしゃくしてしまい、大した会話が続かなかった。
 私は足を一度崩すと、座り方を体育座りに変え、両足に顔をうずめて丸まってみた。なんとなくこの姿勢が一番落ち着くのだ。
「なんでお前はそんなに丸くなってんだよ」
 タカのおかしそうな笑い声が、私の腕に隠れた耳に聞こえてくる。
 私達は、しばらくお互い黙りこんで夕日を眺めてた。辺りを静寂が包み、聞こえるのは虫達の静かに歌う声だけだ。
 私も少しだけ足の間から顔をだし、タカと一緒になって夕日を眺めた。気づくと、もうすぐ日は建物の陰に入ってしまうようだ。
 夕日が沈んだら、タカとまた別れなくてはならないような気がして、私は心の中で『まだ沈まないでください』と願った。

「なあ? お前、まだ帰らなくていいのか?」
 タカの声が、静寂を破って私の耳元まで届く。もしかしたら、タカも夕日との別れが名残惜しいのかもしれない。
 私は少し間をおいてからゆっくりと答えた。
「うん、まだ大丈夫」
「叔母さん、心配してるんじゃないか?」
「私、裏のアパートに引っ越して一人暮らしだって、前に言ったでしょ? だから平気」
「ああ、そういえばそうだったな」
 その言葉を最後に、また私達の間に沈黙が流れる。でも、気まずさからではない、優しい沈黙だ。
 ずっとこの時間が続けばいいと思っていたが、気が付くとあっという間に日は沈んでしまった。

「……沈んじゃった」
 ボソッと、弱々しく漏れた私の声は、初夏の風の中に呑まれるように消えていった。
 きっと、隣のタカのところまでは届かなかっただろうな。

491:4
10/07/17 00:59:05 5qOJdoUO

「……なあ?」
「ん? なに?」
「かな、今日はカレーでも作るのか?」
「うん、なんで?」
「それ」
 タカが指さしたのは、私が持っていたスーパーのビニール袋だ。
「ジャガイモ、人参、玉ねぎ、牛肉とくれば、カレーくらいしかないだろ?」
 瞬間、パッと1つの画期的な提案が私の頭の中に浮かんだ。
「あのさ……なんなら、私の家でタカも食べてく?」
「いいのか?」
「タカさえよければ……カレーなんて、何人分作るのも一緒だし」
 相変わらずあまり素直にはなれないが、言いたいことを無事に言えてほっとする。
「あっ、でも。タカのお母さんが心配してる?」
「いや、今日は友達と外食するから遅くなるって言ってある。なんか、一人で食べたい気分だったからさ……」
 その言葉に、少しだけ私は心配になる。
 ―私の誘いも本当は迷惑だったのではないだろうか?
「ご飯、一人で食べたいの? じゃあやっぱりうち来るの、やめる?」
 心細さからか、声も自然と細くなってしまう。
「あ、いや、かなとは別だよ。つーか、作ってもらうの期待してたし」
 そう言うと、彼は私のほうをを見て優しく笑った。私はこうなるとなかなかタカの顔を直視できなくなってしまう。
 なんとなく気恥ずかしいというかなんというか、乙女心は複雑なのだ……
「そ、そっか。じゃあ、早速行く?」
「んー、どうせ暇ならさ。星が出るまで、ここでゆっくりしていかないか?」
「え、うん。別にいいけど」
 見渡すと、周囲はいつの間にか薄暗くなっており、夏の夜のここちよい風が吹き始めていた。
 それなりに田舎だからなのか、この辺りはよく綺麗な星が見えるので、私も久しぶりにゆっくり見たくなった気がした。

「かなはさぁ、全然変わらないな」
 呟くように彼の口から出る言葉が、ゆっくりと風に乗って、私の耳元まで届く。
「真っ黒な髪の毛も、普通より少しだけちっちゃい背も、その性格も、全然変わらない」
「それってさぁ……タカにとって、いいこと?」
 私がすかさずそう聞くと、一瞬タカはキョトンとしてから、すぐいつもの困ったような笑顔を浮かべた。
「んー。まぁどうなっちゃってもかなはかなだけど、正直安心したかな?」
「私も、タカが変わってなくて安心した」
 タカのその答えになんだか嬉しくなり、つい、私もすかさずそう答えた。。
(しまった……)
 もちろんそれは私の本心のわけではあるのだが、こんな事を言うのはいつもの私らしくない。
 固まっていた心がほぐされ、だんだんと素直になってしまっている自分に戸惑いながら、ギュッと顔を足にうずめた。
 こんなセリフが私から出てくるなんて、自分でも想像していなかったのに……
 そんな事を思って勝手に悶えていると、ひどく驚いた、というようなタカの声が隣から聞こえて来た。
「な、なあ? やっぱりお前……少し変わったか?」
「う、うるさいっ!」
 ちょっぴりやけになって叫んだ私の声は、少しうわずってしまった。









とりあえず終わりです。

492:名無しさん@ピンキー
10/07/17 01:39:50 R4my8pds
GJ
いいね。女性視点からって、すごく萌える

493:名無しさん@ピンキー
10/07/17 07:23:38 Tnh7o7yR
うわあ……何か上手く言えないけど凄く心があったまった感じ
幼馴染みって良いなあ……

494:名無しさん@ピンキー
10/07/17 19:25:01 3s/qKnpJ
幼馴染のよさってなんでもない場面で二人の積み上げてきた時間というか絆が見える時だと思う

495:名無しさん@ピンキー
10/07/19 00:27:10 s9BUN2Ya
>>513
萌えポイントだな

496:名無しさん@ピンキー
10/07/19 07:01:34 iygKfAit
言葉にしてないのに妙に息が合ったりとかか

「ん」
「はいお醤油」

497:名無しさん@ピンキー
10/07/19 13:08:34 O/HYA/gd
何その夫婦、もう結婚しちまえよ
…って周りの奴から言われるんだろうな
んで顔真っ赤にして「そんなんじゃないってばー!」と否定はしておく

498:名無しさん@ピンキー
10/07/19 13:44:17 iAMTT8aX
むしろひやかされても
「えー・・・?
恋人ってのはもっとこう・・・ラブラブしてるもんだろう?
俺たちそんなんじゃないぞ」
「だよねぇ。そんなんじゃないよねぇ」
「俺ぁむしろこいつがちゃんと恋人を作れるのか心配でなぁ」
「む、その言葉はそのまま返しておく・・・誰かいない?」
「お前を任せられそうな奴となるとなー・・・」
「微妙に馬鹿にされている気がする・・・」
と平然といちゃつきはじめるものではないのか幼馴染

499:名無しさん@ピンキー
10/07/19 22:32:30 2+um9NrZ
>>517
それでその周りの面倒見の良い女友達が
「はいはいご馳走さまー」って言うんですね判ります(?)

500:名無しさん@ピンキー
10/07/20 00:40:03 HVcM3EJn
それで男友達が血の涙を流す・・・と

501:名無しさん@ピンキー
10/07/20 01:36:14 4USrV6F6
俺ワナビなんだが、ここの住民的には、一方的幼馴染ってどうだろう?
同じマンションで階が一つ違い。小学校は女の子が私立だったから違った。
でも地元で小学生の頃何度か遊んだ。それからはご近所さんで、親同士も仲が良い。
高校生になって同じ高校に通うが、主人公は覚えていないし初対面…


502:名無しさん@ピンキー
10/07/20 01:51:41 y1YuxaDg
完全に不必要な最初の数文字を削ることができたら何時か芽が出るかもね
3行目と4行目で矛盾してる気がするけど

503:名無しさん@ピンキー
10/07/20 02:23:35 2eoUun6y
>>520
女の子の方はしっかり覚えてる
男も一時的に忘れてるだけで言われて指摘されたら思い出すとかなら
てか、上の人も言ってるがなんか矛盾した事が書いてあるような……

504:名無しさん@ピンキー
10/07/20 02:45:13 qy2pyMmW
まぁこれから作品として書くってのなら別だけど体験談なら別にどーでもいいや

505:名無しさん@ピンキー
10/07/21 01:27:34 crrO3NnF
>>520
ここで聞く前に書けばいいのに。
書き上げなければ、お前の情熱がそこまでだったと言うだけだし。

506:名無しさん@ピンキー
10/07/21 22:31:34 NFsOrQcJ
>>524
そこでわざわざそういう風に煽るのはどうかと思うよ

507:名無しさん@ピンキー
10/07/23 05:53:29 7hqDZWRt
二人の間だけで通じる秘密の合図とか良いよな

508:名無しさん@ピンキー
10/07/23 07:14:00 OsYE8Ou+
片割れが謎の踊りを踊り始めた!
と思ったら幼い頃決めたブロックサインで、
相方だけが解読できるんだな。

509:名無しさん@ピンキー
10/07/23 08:43:11 5de2wkcY
クレしんの本屋のようなブロックサインを飛ばし合う幼馴染か

510:名無しさん@ピンキー
10/07/23 13:52:34 ddpLNeeD
男は内容を忘れてて女の方はしっかり覚えてる
そして男の方が無意識のうちに「好きだ。結婚しよう」のサインを出してるのを見て女は


…どうなるだろうな?

511:名無しさん@ピンキー
10/07/23 14:00:43 FJUITYEI
>>529
真っ赤になってもじりだす強気幼なじみ想像した、そして男の方は「?」てなってた

512:名無しさん@ピンキー
10/07/23 20:06:24 1v7eatfH
>>530
なんかすごいID

513:名無しさん@ピンキー
10/07/23 20:12:01 cWKS24Ap
今は表向き強気だけど家庭的で小さい頃は男幼馴染に好きな娘を苛めたい的ノリで苛められてた女幼馴染が萌える

514:名無しさん@ピンキー
10/07/24 04:28:03 fFaOOhLc
作品投下期待

515:名無しさん@ピンキー
10/07/24 17:14:03 gxtEPZoG
 たまたま早く教室に入ると、一人の男が声をかけてきた。
 俺の中学のころからの腐れ縁で、だらしない性格のくせに自分の時間にだけは厳しいやつだ。
「よう、珍しいな。お前がこんなに早く学校に来るとは」
「そういう因幡は彼女はどうしたんだ? 置いてきたのか?」
「か、彼女!? あいつとはそんなんじゃないって」
 わかりやすい奴だ。これでは好きだと言っているようなもんだ。
 そう、こいつには羨ましくも幼馴染がいるのだ。家事万能で、世話好きの、可愛い幼馴染が。
 休み時間にこいつの三歩後ろを甲斐甲斐しくついて歩く姿は、もはや学園の名物の一つでもある。
 致命的にトロくて時間にすぐ遅れることだけが欠点だが、時間に厳しいこいつとはよく合っていると思える。
 もっとも、俺は既に彼女が恋人ではなく単なる幼馴染であることは知っている。少なくとも今は。
「あー俺も幼馴染欲しいぜ」
「おいお前今の話のどこを聞いたらそう思えるんだよ!? だいたい幼馴染なんてそんないいもんじゃないぜ?
 朝弱いから毎日起こしてやらないといけないし、俺の後ろを付けてきてなにかと口出ししてくるし、
 いいって言ってるのに毎日弁当2人前持ってくるし、夜は家に押しかけてくるし……」
「もういい聞きたくない地獄に落ちろリア充爆発しろ」
「何故!?」
 後ろからの爆発音を華麗に聞き流しながら席に着くと、ちょうどチャイムが学校に鳴り響いた。

「は~い今日は皆さんの新しいお友達を紹介しま~す」
 いつも思うがこの先生はここを小学校と間違えてるんじゃないかと思う。しかし今はそんなことはどうでもいい。
「ではどうぞ~」
 教室の前の扉が開き、転校生が教室へと入る。当然、視界に彼女の姿が入った。
 手足はまるでモデルのように細く、それでいてしなやかな強さを感じさせる。
 そのスタイルとクールな顔つきもさることながら、同年代のクラスメイトを遥かに上回っている凶悪な破壊力の胸元。
 さらにおそらく地毛であろう眩しい銀色の髪を靡かせている。その姿にクラス中の男子が沸き立った。
 そんなクラスの空気の中で、俺は彼女を怪訝な顔をして見つめていた。彼女の顔にどこか見覚えがあるのだ。
 こんな女の子、一度見たら忘れないと思うのだが、一体俺は彼女をどこで見かけたのだろうか……?
「ソフィア・アレクサンドロヴナ・サヴィツカヤだ。よろしく頼む」
 一方、彼女は仏頂面を崩さず、淡々と自己紹介を済ませる。
 そして自分に話しかける男どもに目もくれず、さっさと新しい自分の席へと向かっていく。
 その途中で、ふと俺と彼女の目が合ってしまった。彼女の無表情が心なしか崩れたような気がする。
 彼女は急に俺の席へ方向転換し、俺の目の前へと迫ってきた。
「え、あの、一体なんでしょうか……?」
 クラスメイトたちの視線が俺と彼女に集まったせいで、俺は情けなくも声が上ずってしまっていた。
 すると彼女はなんと無表情から笑顔になり、俺に抱きついてきたではないか
「会いたかった。ずっと会いたかったぞ、航! 気は早いが早速籍を入れるとよう!」
 そして彼女は、目に涙を浮かべつつクラスのど真ん中でそんなことを言い、そして俺に顔を近づけてくる。
 俺の唇と彼女の唇が重なるのをぼんやりと見つつ、俺は軽々しく幼馴染が欲しいと言ったのを後悔しようとして、
 でもやっぱり幼馴染が欲しいと思っている自分に気づかされるのであった。



素直クールな幼馴染の流れが>>455-457あたりに出たときからずっと書きたくて書いた、後悔はしている
初SSなので見苦しかったらスマソ

516:名無しさん@ピンキー
10/07/24 18:25:03 jZeSzTB8
GJ!!!

続きはまだですか??

517:名無しさん@ピンキー
10/07/24 18:30:39 fFaOOhLc
>>534
続き期待
幼馴染二組の話だろうか?

518:名無しさん@ピンキー
10/07/24 18:32:35 JtE1Oxtk
GJ!!
こんな感じのもイイな

~したくてシリーズの続きが気になる

519:名無しさん@ピンキー
10/07/24 18:35:13 JtE1Oxtk
スマソ
ここじゃなかった

520:名無しさん@ピンキー
10/07/24 18:39:28 gxtEPZoG
うーん、とりあえずGJしてくれた方がいたのに一安心
続きについてはここからどう話を展開すればいいのかすごく悩む

>>536
二組いますが、因幡とその幼馴染(文章中にはありませんが通称カメ子さん)のほうはストーリーに絡まないと思います
よくいる3枚目の友人キャラにも幸せをあげたかったんでこうなりました

521:名無しさん@ピンキー
10/07/24 19:45:27 JtE1Oxtk
>>539
3枚目の幸せも好きだな

522:名無しさん@ピンキー
10/07/25 00:11:25 2RThqTqM
>>539
なるほど
二組目の方の話も余裕があったら見たいです。

523:名無しさん@ピンキー
10/07/25 00:22:46 +FHvP55R
ウサギとカメってわけですね

524:名無しさん@ピンキー
10/07/25 00:23:59 oAE6recU

そろそろ敬語幼馴染ちゃん来ないかな~

525:名無しさん@ピンキー
10/07/25 04:29:39 CwVzky9s
とりあえず続き待ってる作品が多過ぎて寝れんばい。

526:名無しさん@ピンキー
10/07/25 22:38:45 jib/qKmP
>>534
敬語を使う幼馴染の女の子良いよね

527:534
10/07/26 00:27:18 DQ8X0/hk
女の子に敬語要素なかったよね、544と間違えたのかな
でもなんかネタを振られてしまったので因幡とカメ子(敬語を使う幼馴染)のほうを書いてみるか…

528:名無しさん@ピンキー
10/07/26 17:19:35 xH8cHvqL
>>546
何の問題も無い

が、自分は素直くーるな幼馴染(別離再会型)の方がもっと読みたいです

529:名無しさん@ピンキー
10/07/26 19:52:49 hs1UnWIn
>>546
ごめんなさい
レスアンカーミスりました…

書いてくれるなら読みたいです。
勿論素直クールの方も期待しています。

530:名無しさん@ピンキー
10/07/26 20:25:06 DvgEFf2d
>>510
これは続かないんですか?

531:名無しさん@ピンキー
10/07/28 07:48:09 ZsutsQvD
熱帯夜でもベッドに潜り込んでくる幼馴染み

532:名無しさん@ピンキー
10/07/28 20:20:05 Ar0w6hs8
エアコンのある幼馴染の部屋で寝ようとする幼馴染(男)

533:名無しさん@ピンキー
10/07/29 03:14:25 ZzJoFpPg
幼馴染がエロい体に育つと男は色々大変だろうなぁ
自分自身の理性にかかる負荷もそうだけど他の男が幼馴染に向けるやらしい視線に耐えられるかどうか

534:名無しさん@ピンキー
10/07/29 06:53:41 9Mn/9ERj
「だが俺にとっての『エロい体』は貧乳低身長なんでお前見ても何ともないぜ」
「この豊満な体が憎い!」

535:名無しさん@ピンキー
10/07/29 10:09:38 zodNuL0L
このスレの趣旨に反するが小さい頃から一緒にいた異性は恋愛の対象として見れなくなるという話はよくある
つまり幼馴染がエロい体型に育つと反対に男は幼女体型が趣味になるわけだな

536:名無しさん@ピンキー
10/07/29 10:29:17 NoOr54E5
それがいわゆる「ないものねだり」という奴か。

537:名無しさん@ピンキー
10/07/30 07:53:00 JN9GphD+
>>553
好みの体型じゃないからこそ、耐性がないから一旦ハマると抜け出せなくなる可能性が

538:名無しさん@ピンキー
10/07/30 14:56:28 G3GRy7go
保管庫で一番良作だと思うssは?
俺はシロクロに一票


539:名無しさん@ピンキー
10/07/30 15:38:09 DgP0JaoA
唐突に作者乙だな。

540:名無しさん@ピンキー
10/07/30 21:45:26 4naW4bCy
>>557
「青葉と創一郎」
クオリティの高さが半端ない上、考えられる全ての要素を満たしていると言っても過言ではない


541:名無しさん@ピンキー
10/07/31 00:52:34 VOMDQ8Dw
てs

542:名無しさん@ピンキー
10/07/31 01:59:39 vka5gm6E
良作ぞろいだから難しいな

未完結の作品は完結するのを楽しみにしてます!!

543:名無しさん@ピンキー
10/07/31 02:13:47 YBSnyxeO
朝寝ている幼馴染を起こすべく布団を剥がすと行方不明になっていた自分の中学のジャージを着ていた
追加オプションとして下着をつけずに直接なんて事してたらエロさUP

544:名無しさん@ピンキー
10/07/31 10:47:32 NEvY17UW
盗まれたんじゃなくてあげた服なら俺的にパーフェクト
男が着れなくなった服を、少し頬を染めて欲しがるおにゃのこって可愛くね?

545: ◆6Cwf9aWJsQ
10/07/31 22:59:36 7fGJHNKy
投下行きます

546:シロクロ
10/07/31 23:04:03 7fGJHNKy
綾乃!しっかりしろ!おい!」
俺、白木啓介は必死に腕の中の少女、黒田綾乃に呼びかけた。
今、俺の目の前にいる最も大事な少女が、息絶えようとしていた。
何故だ…!何故、こんなことに…!
俺はどこで、選択を誤ったんだ……!
何度頭の中で嘆いても、目の前の事実は変わらない。
「……けい、すけ……」
綾乃が、苦しそうにしながらも、俺に声をかけてくる。
こんな状況なのに、俺の事を気遣って。
「啓介……。あなたと会えて、よかった……」
綾乃の手から力が抜けていく。
「待てよ、綾乃!綾乃ぉ!」
俺の絶叫が空しく響いた。

547:シロクロ17話【2】
10/07/31 23:05:20 7fGJHNKy
事の始まりは数分前に遡る。

「いやー、大学受験大変だったなー」
俺と友人たちは大学受験を終え、
結果報告のために久しぶりに式坂高校に登校していた。
ちなみに女子陣はお花摘みのため現在席を外している。
「それにしてもまさか赤峰が大学受験合格するとは……」
「全くだ……」
俺と黄原はそう言い合って嘆息する。
「なんだよそのリアクション!俺が受験合格するのがそんなに衝撃か!」
「「うん」」
「即答!?」
赤峰は定期テストでは学年最下位の常連であり、
志望校もE判定を食らっていたのだから、この反応こそ正常だろう。
黄原も同じ考えな様で、
「これってひょっとして死亡フラグじゃないかと思うんだが」
「俺死ぬの!?」
「そーいや『俺、受験に合格してたら、実家の手伝いしようと思うんだ。
たまには親孝行しないとな』って勘違い格好つけな台詞言ってたな」
「それは忘れろ!」
自身の過去の恥をごまかすように大きく咳払いをし、
「ま、まあともかく皆受験終わったことだし久しぶりにみんなでパーッと騒ぐか」
「お前、そこまで死に急がなくても……」
「もういいっつーんだよそのネタは!」
赤峰がついに顔を真っ赤にしてしまった。

548:シロクロ17話【3】
10/07/31 23:06:53 7fGJHNKy
さすがにやりすぎたかと思うので配慮はしようと思う。イジメカッコワルイ。
黄原も同じ考えな様で、赤峰の提案に乗る。
「隠し芸大会とかやるか?」
「それお前の一人勝ち決定も同然だろ」
学年トップの成績で運動神経も抜群。
その上ありとあらゆる雑事に精通している。
なんだこの完璧超人というかリアル厨二病人間とツッコみたくなる。
「声帯模写とかも最近出来るようになったぞ」
「「マジで?」」
「マジで。」
そう言うと黄原は無表情を保ったまま、
『キラッ☆』とでも効果音のつきそうなポーズをとり、
「こんにちはー、黒田綾乃でーす」
「「キモッ!!」」
あまりの不快感から、俺と赤峰は思わずハモりツッコミを入れてしまう。
が、黄原は気に入らなかったようで、
「ひどい言いようだな…」
「それ以外にどう返せと」
「確かに声は似てるけど、テンション低い棒読みだからすげー違和感あるな…」
「む。不評なようだな」
「幼馴染み兼彼氏としてさっきのを綾乃のモノマネと認めるわけにはいかん」
「つーわけで白木の物まねやってくれ」
なんで俺なんだよ、と俺がツッコむ前に黄原は何故かシリアスな表情になり、
「こんにちはー、白木啓介でーす」
「何故表情だけ変える!?ってか俺の声音でそのポーズと台詞やめろよ!」
「さっきのよりは似てるな」
「ええ!?オリジナルの白木啓介として断固抗議するぞオイ!」
「こんにちはー、黄原秀樹でーす」
「本人なのにモノマネ!?っていうかただの自己紹介だろそれ!!」
「全然似てないな。白木の時の方がまだマシだ」
「酷評!っていうか本人なのに全否定!?」
「結論からいくと、白木のマネが一番似てたと言うことか」
「ああ。マジでそっくりだった」
「異議あり!絶対アレが俺のモノマネと認めん!
っていうか俺たち声帯模写の話してなかったか!?
なんで一人モノマネ大会してんの!?」
「うるさいなぁ…」
「空気読めよ白木」
「なんで!?何で急に俺冷たくされてんの!?」
「「なんとなく」」
「理由になってねぇよ!」
友人なんだからもう少し配慮はしてほしいと思う。イジメカッコワルイ。

549:シロクロ17話【4】
10/07/31 23:08:56 7fGJHNKy
「とにかく他の意見も聞いてから判断しようじゃないか」
「人の話聞いてた!?」
「じゃああいつに判定して貰おうぜ!」
俺の話を聞き流して会話を続ける友人二人。
だが俺はそんなことよりも、
赤峰の言う『あいつ』が誰か何となく察し、イヤな予感を覚えた。

数分後、用を済ませてきた女子陣を、俺は一人で迎えることとなった。
「あ、啓介」
俺が口を開き、それに合わせて黄原の―本人曰く白木の声色の―声が響いた。
「綾乃、愛してる」
その声が響いた瞬間、青野は顔を赤く染め、吉村は目を見開いた。
そして綾乃は表情を微塵も変えず、
「ごめんなさい私啓介一筋なんで」
「「「「即答!?」」」」
俺たち男子だけでなく、青野までが驚きの声を上げた。
「白木の声を完璧に再現したはずなのにな……」
残念そうな口調で近くの掃除道具入れから黄原が出てきた。
「いや、アレはバレるだろ。声に抑揚ついてなかったし」
赤峰が近くの階段の影から出てきながらコメントする。
「いやそもそも啓介にそんなこと言ってくれる甲斐性無いって」
「「「「そこっ!?」」」」
再び俺たちのハモった声が響く。
「だって実際そうでしょ?」
「……確かにその通りだが、なんか腹立つなオイ」
悔しさを覚えた俺は、苦笑する綾乃に近づき、耳元で囁いた。
「まあ実際に言ってくれれば嬉し「綾乃、愛してる」けど言ってくれる訳……」
俺に気にせず何かを言おうとしていた綾乃だったが、
囁かれた言葉はきっちり耳に入っていたようで言葉を途中で止めた。
その後、彼女の顔がみるみる真っ赤に染まっていき、
その色もどんどん濃くなっていく。
「……えっと、綾乃?」
声をかけてみるが、反応がない。
綾乃の顔の前で手を振ってもなんのリアクションも帰って来ず、
それどころか全身を真っ赤にしたかと思うと、膝から崩れ落ち始めた。

550:シロクロ17話【5】
10/07/31 23:10:54 7fGJHNKy
「あ、綾乃!?」
慌てて彼女の肢体を抱きとめる。
が、既に綾乃の目を焦点が定まっておらず、
息も絶え絶えになっていた。
「な………………!!」
あまりの急展開に絶句するが、
綾乃は状況を理解できない俺の頬に手を当て、
流れてもいない涙をぬぐうように俺の目元に指をなぞらせた。
「……啓介。私、あなたを好きになって、良かっ、た……」
直後、綾乃の目は閉じられ、俺に触れていた手も力なく下がった。

―ねえ、啓介。
寂しいときには空を見上げて。
私はいつでも、そこからあなたを見守っているから―





                             『シロクロ』完






551:シロクロ17話【6】
10/07/31 23:12:03 7fGJHNKy
「いや終わらせるなよ!つか変なモノローグ付けて死ぬな!
『愛してる』発言が原因で死なれたらすげぇ後味悪いわ!」
「あ、あれ?」
俺の声―というよりツッコミ―が届いたらしく、綾乃は目を覚ました。
(※プロローグと本編との間に若干の差違があったことを深くお詫び致します。)
「危ない危ない。危うく連載再開一回目で終わるところだったわ……」
「そんなに衝撃的だったのか、俺がああいう事言うのは!
いきなり死に瀕して最終回迎えそうになるくらいだったのか!?」
「だ、だってさっき啓介、私のこと、あ、あい、して、るって……………………」
また赤くなって口ごもり、うつむく。
何度も脳内で反芻しているようで「……ぁ、ぁぅ……」と、小さく呟いていた。
「そこまで動揺せんでも……」
「だってだって今まで啓介が『愛してる』なんて言ってくれたことなかったもん!
子供の頃のおままごととか結婚式ごっこの時も付き合ってからも一回もないし!
えっちするときだって言ったことなかったのに!!」
「デカい声でいらんことまで言うな!」
「そんなこと言われても、
好きな人に『愛してる』なんて言われたら冷静になれるわけ無いでしょ!
心臓なんかもうダッダダダダッダーって踊り出して止まらないわよ!」
「それ何かの病気じゃないのか!?」
「ええ、実はあなたと初めて会った15年前から恋の病にかかってるの」
「上手いこと言ったつもりか!?」
「特効薬は想い人の愛情だから一生分ちょうだいね♪」
「さっき愛を囁かれて倒れたのに!?」
「だ、大丈夫よ。キツいのは最初だけで、次からは気持ちよくなるから」
「下ネタ!?つーかノリと勢いで言っただけなのに過剰反応するなよ!」
「…………………え?」

552:シロクロ17話【7】
10/07/31 23:13:24 7fGJHNKy
さっきまでと打って変わって、綾乃は血の気の引いた真っ青な表情を見せた。
恐る恐る俺に聞いてくる。
「……じ、じゃあ、さっきのは、嘘なの?」
「んな訳ないよ!ちゃんと本心だよ!」
思わず本音を言ってしまった。
「……そ、そうなんだ……」
俺の本音に安心したようで、綾乃は再び赤面し、表情を和らげる。
無言になる俺と綾乃、そして周囲の皆。
「「って、うわあぁっ!?」」
そこで俺たちはようやく気付いた。
いつの間にか周囲に友人たち以外の一般生徒が増えていたことに。
「またかよあのバカップル……」
「受験終わって早々……」
「俺、なんか人恋しくなってきたよ」
「あたしもよ」
周囲が口々に俺たちに冷やかしのコメントを述べていき、
さすがに綾乃も羞恥に頬を赤く染めていた。
「逃げるぞ綾乃!」
「あ、う、うん!」
俺は綾乃の手を引いてその場を逃げ出した。
――1年前の彼女の転校初日のように。

「おーいそこのバカップル改め白黒夫妻。学校内でいちゃつくなー」
「あと、黄原君がさっきの発言をみどりちゃんに浮気と誤解されて
フルボッコにされてるんですが……」
「アンタがっ!泣くまでっ!殴るのをやめない!」
「………っ!………っ!………っ!(声にならない悲鳴)」

553: ◆6Cwf9aWJsQ
10/07/31 23:16:48 7fGJHNKy
以上です。

規制のせいで満喫から投下する羽目になった・・・

554:名無しさん@ピンキー
10/08/01 00:42:41 Su66cENf
さすが良作シリーズ、乙です

ところで、なんで題名がシンクロなんですか?

555:名無しさん@ピンキー
10/08/01 02:40:37 ik5hR+WP
GJです!
最後www

>>573
苗字、苗字

556:ジャージ 1/3
10/08/01 03:01:49 Z6YZKjSf
「それにしても、凄い雨だったな?」
「はい、もうビショビショになっちゃいました……」

8月1日。
今日は夏休みの補習最終日で、いつものように俺は幼馴染の香奈と一緒に学校から帰宅していた。
天気は久々に透き通るような快晴で、俺も香奈も真っ青な空を楽しみながらしばらく歩いていたのだが、
突然バケツから水を零したような激しいお天気雨が俺達を襲ったのである。
俺達はとりあえず、香奈の家より少しだけ近い俺の家に二人で避難することにした。

「でも、綺麗でしたね、お天気雨! 虹も青空の向こうに見えて幻想的でした」
 香奈は俺のほうを振り向くと、目をキラキラと輝かせながら口を開いた。
 毎度のことながら、彼女のその純粋で純情な少女っぷりには思わず笑みがこぼれてしまう。
「まあ、そうだな。雨に降られたのは不運だったけど、ある意味運がよかったかもな」
「ハイ! あんなのそうそう見られるものじゃありませんから……」
 そういうと香奈はうっとりと眼を閉じた。
 先ほどの情景を思い出しているのだろうか?
「あー、それよりさ……」
「はい?」
「お前、着替えたほうがいいな……その、Yシャツ透けてるぞ」
「!!」
 香奈は顔を真っ赤にすると勢いよく手で胸をサッと覆った。
「青か……」
「~っ!! 諒助のえっちスケベ変態!! うぅ、もう……最悪です」 
「とりあえず、そこのタオルで体拭いて待ってろよ。 なんか着替え持ってくるから」
「え……あ、はい」


557:ジャージ 2/3
10/08/01 03:03:05 Z6YZKjSf

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「無理です!!」
「なぜ!?」
 俺が持ってきたのは、中学の時の俺のジャージだった。
 つーか、無理と言われても香奈が着られるのは家にはこれくらいしかないんだけどなぁ……
「なぜって、諒助が着ていた物を私が着られるわけないじゃないですか!!」
「あー、確かにちょっと大きいかもしれないけど、中学の時のだし大丈夫だろ?」
「そ、そういう事じゃなくてですねぇ……」
「じゃあ、どういう事だよ?」
 俺がそう聞くと、何故か香奈は頬を少し赤らめて下を向いてしまった。
「そのぉ、精神的に無理なんです……精神がすり減ります……」
「なあ、それって少女が頬を赤らめながら言う言葉じゃないよな?」
「でも、無理なものは無理なんです」
 香奈はプイっと俺から目を背け、そっぽを向いてしまった。
 こうなるとコイツは結構頑固だったりするから困る。
「じゃあ家までその格好のまま帰るのかよ……なによりそれじゃあ風邪ひくだろ?」
「うぅ、それはそうなんですけど……」
「じゃあ着ろ!! ホレホレ」
「ちょっ、やめてください。やめっ……近づけないでっ!!」
「はい」
 本気で拒絶されて軽くショックを受ける俺。久しぶりに香奈に怒られてしまった。
「そ、そんな地に伏すほどショックを受けなくてもいいじゃないですか!」
 そう言われても……
 かなは普段は温厚だという事もあって、たまに怒られると俺のショックもでかいのだ。
 失意体前屈くらい当然の結果だろう。
「わ、わかりました……着ますから、そのジャージ貸してください……」
「いや、無理に着なくてもいいよ……俺が悪かった」
「い、いいんです! それに、このままだと諒助の言うとおり風邪引いちゃいますから……」


558:ジャージ 3/3
10/08/01 03:04:19 Z6YZKjSf
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ど、どうでしょうか?」
「ちょ、ちょっと大きいな……でも、似合ってるよ」
「ほ、ほんとですか?」
 そう言うと香奈は「えへへぇ……」と、頭を掻きながら照れ笑いをした。
 不覚にもその笑顔で胸がキュンとなってしまう。
 さっきは冷静に似合ってると言ったが、実際は頭がパンクしてしまいそうなほどの破壊力だ……
 腕は袖で完全に隠れ、だぶだぶで肩からズレ落ちそうなジャージが妙に色っぽい。
 
 ―あ、あの下は下着一枚なんだよな……?

 俺はゴクリと唾を飲み込んだ。
 香奈のほうをちらりと見ると、だぶだぶのシャツを引っ張ったりいろいろいじくっていた。
「それにしても、長袖のジャージしかなかったんですか? ちょっと暑苦しいです」
「え、ああスマン」
「まあ、別にいいですけど……それよりこのジャージ、きちんと綺麗にしてあるんですよね?」
 香奈は匂いでも確かめるかのように両手の袖口を顔に近づけると、スンスンと息を吸った。
「洗濯はちゃんとしてあるから、別に臭わないと思うけど?」
「うーんそうですねぇ……」
 そう言うと香奈は目を閉じて再び、今度は大きく息を吸った。
 すると、だんだんと顔が赤くなり、「諒助の匂いがします……」とだけ一言呟いた。
「え、マジ? おかしいなあ。嫌なら別のやつ持ってくるか?」
「あ、いえ。いいんです! 我慢しますから……うふふっ」
 彼女は顔をニマニマと綻ばせながら、またスーッと大きく匂いを嗅いだ。
 気になるなら匂いなんか嗅がなければいいのに……
 俺はなんとなく窓の外に目をやると、先ほどまでザーザーと降っていた雨は既に止んでいるようだった。
「なあ、雨やんだみたいだな?」
「……そうみたいですね」
「帰るなら家まで送るぞ?」
「じゃあ、お願いします」
 かなはぺこりと頭を下げた。
 相変わらず、幼馴染の俺に対しても礼儀正しいやつだ。
「よし! じゃあ行くか?」
「はい……えっとあのー、諒助?」
「ん?」
「このジャージ……」
「ああ、後で適当に返してくれればいいよ」
「そ、そうじゃなくてですね……えっと、貰っちゃだめですか?」
「はぁ? ……なんで?」
 さっきまで『精神がすり減る』とか『臭う』とか言っていたので、俺は香奈の真意がイマイチ掴めなかった。
「ジャ、ジャージが欲しいとかそういうわけじゃなくてですね!私が一度着たものを諒助に返すのが、単に恥ずかしいだけです……」
「ああ、そういう事なら俺はもう着ないし、かなの好きにすればいいよ」
「そ、そうですか? それじゃあ、お言葉に甘えて貰っちゃいますね」
 その時の香奈の笑顔は、いつにもまして一段とかわいかった気がする。


559:名無しさん@ピンキー
10/08/01 06:08:19 Iu24S/by
>>575-577
何これ……萌える……そこはかとなくエロいしこれは良い

560:名無しさん@ピンキー
10/08/01 07:44:55 0nmXN2Vj
ジャッジー!ジャージで萌え殺されるのはありですか!!?

561:名無しさん@ピンキー
10/08/01 08:01:17 PngM6TlW
>>577
続きはありますか?


562:名無しさん@ピンキー
10/08/01 19:59:04 Inbux+S4
>>577
敬語系幼馴染にジャージしかも多分ムッツリスケベな女の子とか
これは続きに期待せざるおえない

563:名無しさん@ピンキー
10/08/02 15:44:51 mZdoTOiP
でも長い事着てるとそのうち前に着てた人の匂い薄れてくるよな

564:名無しさん@ピンキー
10/08/02 20:01:55 A6x3Qsd/
一旦返したら男が女の匂いにドキドキして着て
しばらくしたら女がまた寄越すように要求
以下無限ループ

565:名無しさん@ピンキー
10/08/02 20:05:16 5j25Vt48
それはどうなんだろうなwww
俺的には大事に女が毎日パジャマに着てればいいよ

566:名無しさん@ピンキー
10/08/02 21:31:30 Ts361M0X
>>583
さっきまでG's読んでたせいか幸せスパイラル理論が展開されたぜ

567:名無しさん@ピンキー
10/08/02 21:52:12 5j25Vt48
何それ?

568:名無しさん@ピンキー
10/08/02 22:30:17 WU7eQ6ua
そもそも男の体も成長してるだろうし昔のジャージを着れるのかとゆー

569:名無しさん@ピンキー
10/08/02 23:16:20 yOns/4nP
毎日着ると自分の匂いで幼馴染の匂いが消えるし、
かといって洗濯するわけにも行かないので着たいけど着られないと悶絶する幼馴染

570:名無しさん@ピンキー
10/08/02 23:30:16 eqKlYhAL
>>587
だから小さくなって男が着れなくなったお下がりを女が貰うんじゃね?

571:名無しさん@ピンキー
10/08/02 23:33:00 5j25Vt48
最初俺も突っ込もうと思ったが
>>587>>583に対する発言なんじゃない?

572:名無しさん@ピンキー
10/08/03 02:32:01 dqAiO77T
名字が書かれたジャージで夢想するわけですね、わかります

573:名無しさん@ピンキー
10/08/04 12:43:00 pihpTdBl
自分の娘が相手の名札を付けて登校するところから手をバンバンさせて妄想するとか

574:名無しさん@ピンキー
10/08/05 00:08:37 zj2S/Tkb
どうも。
通りすがりですが、なんか書けたので投下します。エロくは無いです。

575:お尻の話 1
10/08/05 00:09:21 zj2S/Tkb
桃子のお尻は大きい。
いきなりなにを言い出すのかと思うかもしれないけど、本当なんだから仕方が無い。
もちろん、桃子は顔も可愛いと思うし、性格だっていい。
お尻ばっかりみたいな言い方もどうかと思うんだけど
実際に桃子のことを考えると、真っ先にお尻の事が思い浮かぶ。
あと、お尻が大きいからって、太ってるわけじゃない。
ぱっと見は普通の体形だし、胸も……まあ、普通だと思う。クラスのほかの女子と同じくらいじゃないかな。
まあ、確かに太腿とかも、お尻に釣られて? 結構太いか。
でも、なんかこう、わかるかな。膝の辺りできゅっと細くなってて、余計にお尻の大きさが強調される感じ。
要するに全体的に見ると、むにっ、くっ、ぼぼーんって感じ。わかんない? 

あ、桃子っていうのは僕の幼馴染だ。
よく覚えてないけど、幼稚園の頃からよく遊んでたらしい。
同じ小学校、同じ中学校、高校まで同じ。
小学校の頃は、よく冷やかされたりして、一時ちょっと疎遠になったりもしたけど、結局、今までずっと一緒。

「ノリくーん、ちょっと休憩しようよー」

で、今は夕方、放課後の校庭。
今度の球技大会でやるバレーボールの練習をしようと、桃子が誘ってきた。
グラウンドの真ん中あたりは運動部が占拠してるけど、端っこの方なら、二人でやるぐらいにはスペースがある。
ノリ君ってのは当然僕のことだ。憲弘。だからノリ君。
桃子がそんな風に呼ぶのが恥ずかしくて、やっぱり小学校の頃かな、止めろと言った記憶がある。
でも、このとおり、ノリ君のまま。もういいけどね。

576:お尻の話 2
10/08/05 00:10:02 zj2S/Tkb
「うーん、なかなか上手くならないね」
「まあ、僕も運動苦手だし……」
「私もー」

桃子が手で汗を拭って、地面に置いたバレーボールに座った。
その体重で、ボールがぎゅむっと潰される。
その隣というか、やや後方にポジションを取り、僕も地べたに座る。

どこかの運動部の掛け声に桃子が振り向くと、みつあみにした黒い髪が揺れた。
桃子は、中学校の頃からかな、学校に来る日はいつもみつあみにしている。
なんでも、その頃僕が「みつあみが似合う」と言ったらしい。覚えてないけど。

「球技大会まであと1週間しかないのに、間に合うかなぁ」
「さあ……そもそも、うちのクラス、みんなやる気ないからなぁ」

学校から帰っていないので、僕も桃子も当然体操服。
うちの学校の女子は、未だにブルマが指定体操服だ。
別にブルマが特別好きなわけじゃないけど、まあ露出度が高いのは良いことだ。

桃子のお尻に敷かれたボールは、楕円形にゆがんでいる。なんかかわいそうだ。
桃子に体重のことを聞いたら、それはそれは怒るので、聞いたことは無い。
けど、まあ、それなりにあるんじゃないかな。あのお尻だもの。
今、ボールの上にでーんと乗っかってるお尻は、ボールの元のサイズより一回り
いや二回りは大きい。そして丸い。
そんなお尻を、ブルマがぱっつんぱっつんになりながら包んでいる。
若干サイズが小さいような気もする。足の付け根の所じゃ、窮屈そうに肉に食い込んでいる。

まあ、そのキツキツ感のおかげで、丸々としたお尻が、余計に強調されるような気がする。
ブルマを考えた奴、偉い。

577:お尻の話 3
10/08/05 00:10:48 zj2S/Tkb
「……ノリ君、またお尻見てる」

さりげなく桃子の後ろに回りこんで、頭の潰れた逆さ雪だるまみたいな
ボールとお尻の共演を観察していると、桃子がジトっとした目で言った。

「え、いや、そんなことないって」
「嘘だ」

桃子のお尻が大きくなりだしたのは、というか僕がお尻に注目しだしたのは、中学生の頃だ。
気がついたら、特に桃子の後ろを歩いてる時とか、自然と目線が下がって
そのぷりぷりと動く膨らみに釘付けになっていた。
お尻を見ていると、最初桃子にバレた時は、そりゃもう大変だった。
桃子は顔真っ赤にして本気で怒るし、僕は僕で見てねーよと逆ギレ。
結局1週間ぐらい口を聞かなかった。多分、今までで一番長く喧嘩してたんじゃないかな。
まあ結局僕が謝った。見ていたことは認める。もうじろじろ見たりしないという約束で。
僕が土下座(……なんかなんでしちゃったんだろう)したとき
桃子は物凄く恥ずかしそうな顔をしてたけど、許してくれた。

で、その約束が守られたかと言うと、そんなわけはない。
いや、だって……ねぇ? 無理だろ、そんなの。
登下校も一緒、休み時間も一緒の可愛い女の子が、上半身は普通で
腰から下だけぼーんとしてて、制服のスカートの上からでも
なんとなく形が分かるようなお尻してたら、そりゃ見るでしょ。男として。
え、わかんない? いや、別にいいんだけど。

そんなこんなで、それからもついつい見ちゃって。最初は桃子も怒って、
僕も見て無いって言い張ってたんだけど、あんまり何回もあるもんだから、そのうちお互い慣れちゃって。
桃子も別になにも言わなくなったし、僕も次第に露骨に見るようになった。
それでも、僕の視線に気付くと、桃子はちょっと恥ずかしそうだ。

578:お尻の話 4
10/08/05 00:11:29 zj2S/Tkb
「ノリ君、昔からだよね。お尻好きなの」
「いやまあ、好きなことは否定しないけど」
「幼稚園の頃から、お尻触ってきたもん」
「え、ちょ、ま、待って。なにそれ、覚えてないんだけど」
「え? そうなの? よく触ってたよ。ノリ君」
「いやいやいや、そんなはずは」
「へぇ、覚えてないんだ……」

マジか? 幼稚園で女の子のお尻触るって、なんて問題児だ。
つーか、幼稚園児のお尻なんて、男も女も変わんないだろうに。って、そういう問題じゃないか。

と、いうか、なんかこれじゃ僕が根っからの尻フェチみたいじゃないか。
僕は、特にお尻が好きなわけじゃないぞ。説得力無いかもしれないけど。
ただ、桃子が、こう、いいお尻だから、自然とそこに注目しちゃうだけだよ。
ほら、巨乳の女の子だったら、胸見るだろ。それと同じ。
それに、他の女の子のお尻はそんなに見たりしないぞ。
まあ、ぶっちゃけ桃子以上に見てて楽しいお尻の女の子はいないからだけど。
……なんか僕凄い恥ずかしいこと言ってないか。

クラスの奴らはみんなして僕らを夫婦扱いだ。まあ、そりゃもうずっと一緒にいるんだから、仕方ないんだけど。
それにもう慣れっこだ。小学校から言われ続けてるんだから。
クラスが違った学年でも、休み時間には6割の確率で桃子の方から遊びに来る。2割は僕が行く。
いや、もちろんお互い同性の友達はいるよ。
でも、なんて言うかな。桃子と一緒にいると、疲れないんだよね。
自分を一切偽らなくっていいっていうか、なんの遠慮もしなくていいっていうか。
まあ、だからこそ遠慮なくお尻見てるんだけど。

579:お尻の話 5
10/08/05 00:12:11 zj2S/Tkb
桃子のことを、女の子として好きかどうかは、正直言ってよくわからない。
今更になって、告白して一緒にデートとか行ったりとか、とても想像できない。
でも、他の女の子と付き合うってのはもっと想像できない。ま、単にモテないんだけど。
桃子も……多分、そんな風に思ってくれてると思う。
桃子がだれか他の奴と付き合ってたり、誰かが好きだってことも、聞いたことはない。
それに、まあそれなりに好きじゃなかったら、お尻見させてくれないんじゃないかな。多分。

「さっ、練習しようぜ」

割と自分に都合のいいことを考えながら、僕は地べたから立ち上がる。
地べたに座ると、目線がお尻の高さに近くなって、なんていうか、いい感じだった。

「……」
「ん、どしたの?」

でも、僕が立ち上がっても、桃子はボールを押しつぶしたまま、立とうとしない。
なんだか目を伏せ気味にして、頬が赤くなってる。のは夕日のせいか。

「……ノリ君」

それから視線だけを動かして、僕を見上げながら、小さな声で桃子は言った。

「触って……みる?」

「……へ?」

580:お尻の話 6
10/08/05 00:12:53 zj2S/Tkb
桃子の言った事の意味がわからなくて、我ながら間抜けな声がでた。

「だって、いつも見てるばっかりだし……幼稚園の頃とは、多分違うよ」
「……ほえ?」

ま、待て。落ち着けノリ。憲弘。ここはクールに落ち着いて整理してみよう。
触ってみる、うん。つまり触ってみるかってことだ。
で、何をかって所が問題なのだ。話の展開、桃子の表情、そしていつも見てるばっかり、これらをまとめると……

「え、うぇえええええ!?」
「ちょ、おっきい声出さないでよ」

校庭で絶叫。青春だ。
僕の声に、運動部の奴らが振り返る。中には僕のクラスの奴もいる。にやにやすんな。練習しろ。

「さ、触るって……?」

慌てて声を潜めて、重要事項の確認を行う。重要だ。これは重要だ。

「ん。だから……」

桃子はもじもじと恥ずかしそうに、目をまた伏せた。
くっ、可愛い。神様、こんな僕にこんな幼馴染をくれてありがとう!

「お尻……触りたいんなら、触ってもいいよ」

桃子の顔は真っ赤だ。夕日のせいじゃない。
人間、ガッツポーズを抑える作業がどれだけ難しいか、この時初めて知った。

「え、いや、やばいだろ、それ」
とか何とか言いながら、心の中ではメダルを取ったオリンピック選手みたいに、高々と両手を大空に突き上げている。

581:お尻の話 7
10/08/05 00:13:35 zj2S/Tkb
「……嫌なら、べつにいいけど」
「い、嫌なわけじゃあ、まあ、ないっていうか。いや、触りたいとか、そんなんじゃなくて、その
えっと、好意は受け取らなきゃだし、ほら、せっかくだし」

こんなとき、紳士的にそんなことを言っちゃダメだよお嬢さん、そういうことはもっと大切にしなさい
とか言えればカッコいいんだろうけど、僕はジェントルメンには到底慣れそうも無い。

いや、待てよ。ここで断ったら、逆に失礼か……?
どういうつもりで桃子がそんなことを言ったんだろう、と考えると、そりゃあ僕が腰抜けの
ヘタレ野郎だから、ええいもう実力行使だ、ということだろうか。

なるほど、つまり、桃子は僕にお尻を触るような仲でもOKということか。なるほどなるほど。
イコール、桃子は僕を好き。幼馴染としてじゃなくて、男として。
で、桃子は僕がお尻好きなことは知っている。その好きなものを絡ませてのアプローチ。
くっ、泣かせる……そんなことしなくても、僕はいつでもウェルカムだったのに……
そうさ、それが僕の本心! 好きだ! 桃子!

と、なると女の子に恥をかかせるわけにはいかないな。
ここは一発、バシッとキメるしかない!

「え、で、あの、僕も……」
「……触りたいの?」
「……触りたいです」

あれ、なんか凄い馬鹿っぽくないか、僕。

582:お尻の話 8
10/08/05 00:14:16 zj2S/Tkb
放課後、に体育館の裏、で女の子、と二人きり。
こんなベタなシチュエーションが本当に存在するとは、信じられない。
うちの学校の体育館には、運動部室棟が隣り合ってて、その間が狭い通路みたいになっている。
しかも都合のいいことに、部室棟の体育館側にほとんど窓が無い。
どこか人目の無いところ、でたどり着いた。体育館の影になって、もう随分と薄暗い。

「ここなら、大丈夫かな?」
「う、うん。だだだだっだ、大丈夫じゃね」

僕とした事が、なんだこのテンパりっぷりは。
いや、仕方ない。これは仕方ない。
なにしろ、あの桃子が、僕にお尻を触らせてくれるって、こんなアヤシゲな所に来たんだから。
十うん年ずっと見るだけだった、あのお尻を……うっひょう!

「え、えっと。とっ」
「……ん」

僕がそりゃもう壮絶に目を泳がせまくっていると、桃子がもじもじとしながら、僕に背を向けた。
マジかっ。マジかっ!

ここでがっつかないのがジェントルメンへの第一歩だ。
深く深呼吸して、震える手を押さえる。
目の前には、ふわふわとした丸いお尻。ついでに白いうなじ。
さらに体操服を透けてブラジャーの紐。パーフェクトだ。完全制覇だ。

「じゃ、じゃあ、し、失礼しまままっす」

万感の思いを込めて、ゆっくりと右手を伸ばす。
さりげなく、いやらしくないよう、エレガントに……!

583:お尻の話 9
10/08/05 00:14:57 zj2S/Tkb
「お、ぉぉおおおお……」

喉の底から沸きあがるような声を出してしまった。
これは……凄いぞ!
お尻の肉が、指と指の間を埋めるように、手の平にふにっと吸い付く。
それでいて、そのとろけるような柔らかさと矛盾せずに、確かな弾力で手の平全体を押し返してくる。
ブルマのさらっとした生地と、中身の柔らかさが見事に融合して
そう、それはまるでジューシーな高級マスクメロンのよう……ってメロン固いな。
ええっと、そうそれはまるで……生麩!
……女の子のお尻触っといて、生麩ってどうなんだ。
いや、でも、とにかく、想像以上になんだ、アレだ。ステキだ。

「や、やわらか……」
「……」

全く無意識にもう一方の手も伸ばす。
両方の手の平でも、とても抱えきれない尻肉……って言い方もなんだけど
とにかく、巨大なマシュマロを持ったように、至福の感触だ。

「んっ……ん……」
「ほ、ほぅ……」

思わず、ため息が漏れる。天国だ。


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