10/03/13 15:33:10 8QczJriD
「…ああ。そうか。そういう手もあったな」
「…っ?」
一人、納得したように腕を組むロックを怪訝な表情で見据えるシンディ。それに気付いたロックは、躊躇いもなくこう言った。
「シンディ・バード。君は処女かね?」
「ッ!?なっ…!」
「ウブな反応だな。顔を真っ赤にして照れるとは。可愛い一面もあるではないか」
ククッ…と可笑しそうに笑い、ロックは続ける。
「本格的な研究の為にも、君をシュテルベン・シュロスに連れ帰りたいのだがね。その鎖の拘束から解かれた途端に襲われては敵わんのだよ」
「(…さすがっ…抜目ない相手でしたね…ッ)」
「手負いの獣を黙らせるには手足の骨を折るくらいはしておこうと思っていたのだがね。だが君が処女ならば話は別だ」
「…何を…するつもりですかッ…」