擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十八匹目】at EROPARO
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十八匹目】 - 暇つぶし2ch450:名無しさん@ピンキー
10/05/08 18:58:58 itUIuVgY
己の擬人化脳の限界に挑戦してみたので投下するよ。3レスの予定。
注意事項: 実験作 動物じゃないのも混ざってる エロ薄い

451:名無しさん@ピンキー
10/05/08 18:59:40 itUIuVgY
 夢を見ていた。
 はるかな昔、地球創世から間もないころの原始の海を漂う夢を。極端なまでに清潔で虚無的な海中を漂い、漂い続ける。
 流れ着いたのは、深海の闇の中。そこに、この惑星で最初の生物がいた。海底から突き出た煙突から、猛毒の硫化水素が吹き出す場所に。
この灼熱の地獄のような光景こそが、生命の始まりの場所なのだ。
 黒い硫化物の煙幕の中から、全ての生命の母なるものが手招きしていた。まるで糸が手繰り寄せられるように、『私』はそちらに漂っていく。
 『彼女』は私を優しく迎えてくれた。まだ幼く、生まれたばかりの彼女が、慈母のように私を抱く。拙い手で、私を愛撫する。
やがてその手は、何かを求めるように私の生殖器へと伸ばされた。小さい手が、擦るというよりはまとわりつくように、やわやわと私のそこに触る。
当然、それだけの刺激では達することはできない。だが、その手はいつまでも離れず、あるかなしかの快楽を私に流し込み続ける。
 やがて、そんな行為も数億年続いたころ、ついに私は射精した。飛び出した私の精は海中に拡散し、その一部は彼女の体にも付着した。
付着したそれは、彼女の体に溶け込むように消えた。

―ありがとう。また、しばらくしたら来て―

 彼女に促され、私は再び無秩序に海中を漂いだした。

 それから何億年か経ったある時、私は彼女に再会した。

「見て! 私、口ができたんだよ!」

 嬉しそうに、無邪気にいう彼女は、その透明な体を揺らして踊った。近づくと、ゼリー質の体に、小さいながらもちゃんと機能する口がついているのが見て取れた。
まだ海流に漂うだけの弱々しい生き物ではあったけれど、海面近くで陽光を受けながら踊る彼女は、確かに美しかった。

「ねえ、またちょうだい」

 銀糸でできたような触手をきらきらと輝かせながら、彼女がねだる。私はただ、彼女に身を任せるだけだ。

「せっかくだから、口を使ってあげるね」

452:名無しさん@ピンキー
10/05/08 19:00:07 itUIuVgY
 触手で私の体を捕えた彼女は、ご自慢の口に私のそれをくわえた。ぬるぬるとした感触に包み、つるつると滑る肉を健気に収縮させて、
単調ながらも確かな快感を私に与える。ほどなく勃起し尽くしたそれは、彼女の小さな口には余るようだったけれど、それでも彼女は口を離さなかった。
そして私は、彼女の口内にたっぷりと精を放った。彼女はそれを至上のごちそうのように、懸命に体内に飲み込んだ。

「おいしかったよ。じゃあ、またね」

 彼女は別れを告げ、私とは別の海流に乗っていずこともなく去って行った。

 それからまた長い時が流れて、すっかり様相を変えた海の中で、私と彼女は再会した。

「久しぶり。ねえ、今度のわたしはどうかな?」

 彼女は、水中でくるりと輪を描いて見せていった。そんな風に活発に動くだけの力をすでに持っていたのだ。筋肉とひれと、
そして未発達ながら背骨らしきものを備えた彼女は、動物としての躍動感に満ちていた。

「さ、またしましょうか」

 すっかり活動的になった彼女は、私を捕まえてからそう言い放った。

「そうね。今度は、ここでするのはどうかな?」

 彼女は自分の肛門を私の前に差し出した。そこも、しばらく会わないうちに新しくできた器官なのだ。

「じゃあ、入れるよ」

 彼女はためらいもなく私の上にのしかかり、自らの胎内にそそり立つ男を迎え入れた。細い管を分け入る感触がして、私は彼女に包まれた。
彼女は私の上で体を躍らせる。筋肉の力強い収縮が、私の肉茎を絞り上げる。これまでにない強力な快感が、私のそこではじけた。
 にゅるにゅると蠕動する管の中で、私は容易く精を漏らした。彼女は自らの中に流し込まれる精の感触を味わい、微笑んだ。

「次のわたしを、楽しみにしてね」


453:名無しさん@ピンキー
10/05/08 19:00:34 itUIuVgY
 長々とした射精が終わると、彼女はそういって身をひるがえし、素早い泳ぎで去っていった。

 それからも、私と彼女との逢瀬は繰り返された。
 ある時は、彼女は銀の鱗と立派なひれで体を飾っていた。

「私にも、生殖専用の器官ができたのよ。ためしてみる?」

 ある時は、ぬらぬらとした粘液で包まれた体と四肢を持ち、水辺で妖艶に体をくねらせた。

「ねえ、このぬるぬるした手でこすってみたら、気持ち良いと思わない?」

 またある時は、鉤爪で武装した強大な姿を誇り、恐るべき俊足で私に襲いかかった。

「もうあなたに逃げるすべなんてないのよ。おとなしく食べられちゃいなさい」

 そしてまたあるときは、やわらかい毛皮と優しい瞳。そして溢れる母性で私を誘惑した。

「おっぱいができたの。ほら、触りたいでしょ? 思いっきり甘えてもいいよ」

 私と彼女は何回も何回も交わった。そのたびに、彼女は新しい彼女だった。
 繰り返し私は精を絞られ、彼女はそれを体で受け止めた。そのたびに私は小さく幼くなっていき、彼女はますます強く美しくなった。
 はるかな時が過ぎ、目覚めの時が近づく。

 やがて、僕は…………

 おぎゃあ ふぎゃあ―

 僕の目覚めの声が、白い部屋に響く。
 彼女は僕をその胸に抱え、優しく微笑んで、

「ねえ、次はどんな私がいい?」

                                                    ―― 了


454:名無しさん@ピンキー
10/05/08 19:01:17 itUIuVgY
あ、題名つけるの忘れてた。
以上です。

455:名無しさん@ピンキー
10/05/08 23:14:53 DyhPB0Ve
GJ。何となく道満晴明っぽい雰囲気を感じてしまった

456:名無しさん@ピンキー
10/05/09 01:15:49 zx0pW2L/
すげえGJ

457:名無しさん@ピンキー
10/05/09 01:18:00 zx0pW2L/
規制がうっとうしいな

>>455
俺も同じこと考えてた
なんかセリフの淡白さというか、そっけない感じが似てる

458:名無しさん@ピンキー
10/05/09 02:38:47 LVqhuLAK
実験作新鮮乙

459:名無しさん@ピンキー
10/05/09 11:19:12 zx0pW2L/
これは分類はどうなるんだ?

460:名無しさん@ピンキー
10/05/10 06:30:29 qTwHVl/u
>>454
GJ 進化とは深遠で遥かなる長い道だな


>>459
まとめの既存カテゴリーでは「複数」が最も近いべか。
敢えて新規枠を作ったり、逆に1カテゴリー1作品になってる「鬼面ライダー」辺りと統合して「その他」にする手もある。

461:金色の小瓶①
10/05/10 08:48:14 l2fuB3Zm
全身を赤黒い布で覆ったその店主が売っているのはどれもキワ物ばかりで――
特殊な性癖を持つ僕の、目を引いた。

当時中学生だった僕は塾帰りの途中、薄暗い路地裏に見えた
明りに誘われフラフラとその露店を訪れた。そして
「コレヲオサガシデショウ?」
男とも女とも付かない外見をした店主が、かすれた声で
僕に金色の液体の入った小瓶を差し出した。
「これって・・・?」
「人ヲ虫ニシ、虫ヲ人ニスル薬」

「え?」
「マァ・・・タノシメ・・・フフ」
僕が顔を上げた時、売人はにんまりと笑いぼろぼろの歯を
こちらに見せたかと思うとそのまま店をたたみ姿をけした。

いつもより30分ほど遅れて家に帰ると、姉から怒号が飛んできた
「もう、早く帰って来てって行ったでしょ?
今日は私用事で夜出なきゃいけないんだからねっ」

両親が共働きで夜も帰るのが遅い我が家では
大学生の姉が料理を作っているのだが、今日は彼氏との
”お出かけ”の約束があるらしく気が立っていた。
「ちょっと塾が遅くなったんだよ・・・」
「はぁ?はいはい、じゃあご飯そこに置いてあるからね
 私、これ飲んだらもぅ行くから。」
あんたに構ってる暇ないのよ。との言葉を聞いて僕は一つの決心をした。

462:金色の小瓶②
10/05/10 08:49:29 l2fuB3Zm
「姉さん。さっき充電中の携帯光ってたよ?」
「うそッ!?」
飲みかけの林檎ジュースを台所に置きっぱなしにすると
姉は急いでリビングに走った。僕は素早い動作でカバンから
例の物を取り出すと、数滴林檎ジュースに流し込んだ。

僕がテーブルに腰掛けたころ、姉がまたもや大きな声を出した
「もう!!誰もかけてないじゃない?あんたなんでこんな
嫌がらせすんのよ・・・まったく」
そんな姉を尻目に、僕の耳には何も入って来なかった。
台所に戻ってきた姉がジュースを手にしたからだ。
「あんたきィてんのォ?」
そして、ゆっくりとした動作で残りの液体を喉に流した。
「・・・?」
「なによ?ジロジロ見て、気持ち悪い。」

手に汗した僕の気持ちを裏切るように、姉には何の変化も起きず
予定どうりに家を出て行った。当たり前である。あたりまえ―
「ばかじゃん・・・僕」
その日は、風呂にも入らず直ぐに布団に横になると
あの露店の店主死ね、と思いながら瞳をとじた。


数分いや、数十秒後―
玄関が勢いよく開かれると、姉独特の足音が近づいてきた。
なんの忘れ物だよ。と思いながら、眠い目を擦っていると
突然、僕の部屋のドアを姉が叩いていた。それもすごい勢いで


463:金色の小瓶③
10/05/10 08:50:29 l2fuB3Zm
「なんだよ。僕もう寝てんだよ」
と、鍵を開けるや否や・・・姉が僕を思い切り突き飛ばし
部屋に入って来た。驚き交じりに悪態を付きながら僕が
上半身を起こすと、カチャリと鍵のかかる音がした。

「ハァ、ハァ・・・ごめん、私なんか変・・なの」
変といわれても、息を切らしている事以外
弟目から見ても、悔しいながら今日の姉は小綺麗だったのだが
すぐに僕はピンと来た。同時に姉の体に変化が起きた。
「あぁあ!?・・・いやぁああ」

電灯の明かりの中で、姉の体は見る見る変わっていった。
腰から幾本かの黒い脚らしきものが飛び出たかと思うと
ミニのスカートを突き破り大きな腹部が現れ、下半身を覆い尽くした。
僕の視線に気付いた姉は電灯を、黒い脚で割って部屋を真っ暗にした。

僕はパニックに成りながらも、暗闇で携帯を探しライトをつけた。
そしてそこで、姉の姿を見た。
上半身こそ裸である事を除けば大した変化はないが、その下半身は
鋭利な爪のついた黒い大きな脚に巨大な腹部・・・まるで蜘蛛のソレであった。

464:金色の小瓶④
10/05/10 08:51:25 l2fuB3Zm
僕は自分のしてしまった事に怯え、口をパクパクさせていた。


姉「はぁあぁあぁ・・・ふふ。なんかすっごいイイ気持ちィ・・・」
予想外の第一声に僕は驚いたが、途端彼女の紅い眼の色を見て
”これはもう姉じゃない”と何故か思ってしまっていた。
姉「ねぇ。私今すっごいお腹減ってるの・・・あんた頂戴」
僕「へ」
暗闇に目が慣れてきたころ、蜘蛛の下半身を持った姉が
僕に近づき黒い脚で容易に抱きかかえた。
スレンダーな姉の肉体はあまり胸はないものの、程よく引き締まっており
こんな状況下でありながら僕のモノは固くなっていた。



それを見計らったかのように姉は僕のズボンを引きずり下ろすと
僕のモノに口をつけて来た。中学生ながらにこの行為をフェラチオ
ということは知っていたが、僕の記憶しているものとは
明らかに違っていた。まるでストローで中の液体を吸い出すような
しゃぶり付き方だったのだ。
僕「うわっっ・・・つぅ!出るってぇえ」
僕は姉の口の中に迸りを放ってしまった。
姉「ん・ンく・・ンく・・ンく・・・」
ゴックンと音がでるほどの飲みっぷりを見せた姉は
紅い瞳で嬉しそうに僕を除き込んだ。
姉「なぁによう?そんな怯えた顔おねぃちゃんに見せて」
僕「・・姉さん・・・おかしいってコレ」
姉「じゃあ。モットおかしいことしようか?」

465:金色の小瓶⑤
10/05/10 08:52:40 l2fuB3Zm
僕は釣りあげられた格好から、いきなり布団に寝かせられると
手足を何か粘性のモノで縛られた。それが糸であることは分かったが
姉の不敵な笑みは何か底知れない恐怖を髣髴させた。
姉「あんたのココだって、まだ出し足りないみたいじゃない(笑)」

体は震えながらも、僕のモノはまた固くなっており
姉の肉体の下でビクビクと先ほどの刺激の余韻に浸っていた。
すると姉が蜘蛛と化した巨大な下半身をこちらに向け
その一番下、糸を噴出した部分で僕のモノを飲み込んだ。


姉「あははははは、どう気持いい?気持ちいでしょ?」
ねばりつく糸が僕のモノに絡みつき、内部の複雑な肉の機関
が竿全体を愛撫し出した。あまりの快感に涙を流す僕を見下げ
姉は容赦なく奥に奥にと飲み込んだ。刹那、僕のモノは限界を迎え姉に射精した。
姉「もう出しちゃったの?堪え性なさすぎじゃないアンタ・・・」
僕のモノを引き抜くっと、糸と精液でベタベタになった一物に顔を近づけ丹念に舐めだした。

「ただいまー」

玄関の音がした。両親が帰ってきたのだ。
僕達は一瞬動きを止めた。が、姉は体制を変え僕の口を手でふさぐと
「さわいだら・・・」
とだけ囁き、僕の目を紅く嗜虐の色を帯びた瞳で覗き込んだままにした。

466:金色の小瓶⑥
10/05/10 08:54:01 l2fuB3Zm
両親が僕たちの部屋がある二階に近づく気配がないと判断すると、
姉は今度は自分の秘部に当たるであろう、蜘蛛と人の境界の部位にある
膣から蜜のような液体を滴らせながら、僕のモノにあてがった。
そして束の間、僕のモノを撫でたかと思うと・・・一気に突き入れた。

ぐちゅり、ぐちゅり、という聞きなれない艶かしさを纏った音が
僕の耳に届き、次いで身を捩る快楽が下半身を痺れさせた。

姉「ぁぁぁあああん・・・・」
僕「んーー!?!?!?!?!?!?」

先程の糸の噴出孔の中とは別質の雌の肉ヒダが一物に吸いつき
狭い膣で蕩けさせるような感触を与えられ僕のモノは直ぐに射精した。
しかし、姉は無言で腰を振り続けた。おかわりを求めるが如く―
僕「姉さん、ま」
姉「・・食事中に喋りかけないで・・・はぁあん・・・さいっこう」

ねぇさん・・・僕もう・・・朦朧とする意識の中で只管に姉に助けを求めた。

467:金色の小瓶⑦ラスト
10/05/10 08:56:37 l2fuB3Zm
翌朝、僕は裸で目が覚めた。きちんと服を着た姉に膝枕された状態でだ。
姉の姿は昨日見たおぞましい姿でなく完全に人で、心配そうに黒い瞳で覗き込んでいた。
姉「よかった目覚まさなかったらどうしようかと思ってたの
  ・・・その昨日、そのあの・・・ごめんね・・・ほんと私」
僕「え・・・?」
姉「ッだか、ら・・・その私なんか急に・・・変になってから
  記憶が曖昧で・・・唯、ね?あんたをその・・し・・・たことは覚えて」
?何かがおかしい。どうやら姉には記憶の改変でも起こっているのか・・・?
僕「姉さん、昨日の自分の姿覚えてる?」
姉の顔が見る見る赤くなるのが分かったが、僕は続けざまに尋ねた。
姉「・・・裸だったけど、なによ!自慢じゃないけど白くてきれいな
  脚だし、胸だってそこそこあったでしょ?」
姉は色々一杯一杯なのか混乱しているようだったが、僕は二つの
確信を得ていた。即ち”自分の姿が変わった事を忘れている”事
そして・・・・
僕「姉さんが思っているほど胸は無かったよ」
姉「ッ!?アンッタ、く・・・」
大分、沸点をオーバーしているようだが、弟をレイプしたという罪悪感からか
姉は何も言わずに立ち上がるとそそくさと部屋を後にした。

その後、姉が彼氏と別れたことを知った。あの日の事件が原因かは定かでないが。
また、姉にはある変化が表れた。如実に僕に対して優しくなったのだ。
それが、本来僕が抱かなくてはならない罪悪感を姉が自分の責任として
背負っているからからと理解していても、僕は居心地の良さに変化はかった。

そこで僕はあの日、露店の店主がいった「タノシメ」の言葉の意味を
噛みしめていた。

金色の小瓶の液体はまだたっぷりと残っており僕が次に行う実験の為に充分な量があった。


468:名無しさん@ピンキー
10/05/10 11:24:29 158ZM5CD
GJ
蜘蛛娘サイコー

469:名無しさん@ピンキー
10/05/10 16:49:10 l2fuB3Zm
ありがとう。続編はいつか投下します

470:名無しさん@ピンキー
10/05/10 17:31:42 JsIE+jV4
>>469
ちょっと意見させてもらうと、セリフの前にいちいちキャラ名つけるのはやめた方がいいと思う。
こういう台本形式は便利ではあるけど、どうしても安っぽく見える。
そもそも、あなたの文体だと台本形式でなくてもちゃんとキャラの判別はつくはずだから、
あとは必要に応じて地の文で補助を入れればOK。
(笑)とかも使わずに、極力文章のみで表現するようにすると、同じ内容でもグッと良くなるはず。
発想や個々の表現力は良いと感じたので、次もぜひ頑張って欲しいと思います。

471:名無しさん@ピンキー
10/05/10 20:14:38 qTwHVl/u
異形への変態にも無自覚、バイド化を思イ出スGJ

472:名無しさん@ピンキー
10/05/11 00:20:46 0UF9+EUq
今までと違う趣向ですごく良かった。
続編期待wktk

473:名無しさん@ピンキー
10/05/11 16:46:37 c48qqYqs
GJ!なんかゾクゾクするな

言いたい事は>>470が言ってくれてるからいいとして、続き楽しみにしてる~

474:名無しさん@ピンキー
10/05/12 02:27:07 TrUeUR1S
そう言えば通りすがりさんが創作発表板の避難所で逆レイプ作品を投下していたぞ

475:名無しさん@ピンキー
10/05/12 14:23:42 EjkcCtRP
>>461-467の女の子は「擬人化した凶暴な♀動物」じゃない気がするんだが

476:名無しさん@ピンキー
10/05/12 14:47:39 h5kv6cJH
こまけぇこたぁいいんだよ!(AAry

477:名無しさん@ピンキー
10/05/12 19:56:56 6M7beBvQ
>>476意見を述べるのは構わないが、チャンとsageなさいwwW

478:名無しさん@ピンキー
10/05/13 23:18:01 0FTh3S6t
次いつくるんだろ?ワクワクテカテカ

479:名無しさん@ピンキー
10/05/14 00:24:55 L6MXLc0m
投下します。

480:羽化
10/05/14 00:27:24 L6MXLc0m
最近暑くなったせいか、やたら疲れやすい。
まあ、一番の原因は……
朝いつもの様に蝶香に朝食をあげてシャワーを浴びる。
朝のシャワーは、水が心地良い。
俺がそろそろ体でも洗おうと考えていると…
天井から大きな固まりが落ちてくる。
「~♪!」
「うわ~!な、何がフライングボディアタックだょ…」
天井からダイブしてきたのは、芋虫の蝶香だ、蝶香は芋虫なので天井に張り付く
事が出来るのだ。
俺が蝶香の奇襲にたじろいでいると蝶香は、シュルシュルと糸を口から吐き出して
俺の動きを止める。
気を良くした蝶香は、俺のペニス目掛けて長い体を這わせてくると肉棒にその体
を巻き付けてギュウギュウと締め上げる。 
「ちょ、蝶香、昨日もしたばかりなのに」
一度蝶香にオナニーの現場を押さえられ
精液を吸い取られてから蝶香は、度々俺の精液を欲しがる様になった。
(精液の何が美味しいのか?)
俺が考えていると蝶香が小さな口で俺のペニスに吸い付く。
チュパチュパ…「最近う、上手くなったな…」
「♪♪」牙を巧みに避けペニスを貪る蝶香。
(蝶香の牙で噛まれると非常に痛い)
「うあ・・蝶香・ああ」
俺は射精感がこみ上げて来て蝶香の頭を押さえ蝶香の口を強くペニスに押し当てる。
「ああ蝶香そろそろ出そうだ…」
「♪…」ピチョピチョ…蝶香の吸い付く速度が上がる。
「蝶香…駄目だ…出る」
「!!♪~♪」
ドピュ、ビュル俺は大量の精液を蝶香に向かって射精した。
蝶香は一滴残らず逃すまいとばかり丹念に精液を吸い取っていた。


俺は半分死にかけた体で大学の講義を受けていた、
当然内容は全く頭に入って無い。
(こりゃ~何とかせんと卒業出来んな)
重い足どりで家路を歩いていると…
「孝君‥」
「あ・丘さん…」
声を掛けてきたのは、同じゼミの丘裕美さんだ。
彼女は長い黒髪の清楚な雰囲気の美少女である。
「孝君お家この辺なの?」
「うん、すぐそこだけど‥丘さんもこの辺?」
「ううん、私は近くに知り合いが居るものだから」
どうやら知り合いの家に行く途中らしい。
「最近孝君元気ないけど大丈夫‥」
「はは‥別に勉強やバイトのし過ぎって訳じゃあ無いんだけどね」
力無く笑うしかない俺。
「良かったら今からお料理作ってあげようか?」
向日葵の様な彼女の微笑みを見ると非常にお受けしたい提案ではあるが…

481:羽化
10/05/14 00:30:36 L6MXLc0m
「いや今日は、部屋が酷い状態なので…」 勿論蝶香が居る部屋に人を上げるわけにはいかない。
非常に苦しい言い訳ではあるが…
「ウフフ‥分かったわ、またこんどね。」
(ああ…いい子だな…)
俺は呆けた顔で彼女の後ろ姿を見送った。

(さて部屋に戻って蝶香のご飯の支度でもするか…)
「蝶香ただいま!」
部屋のドアを開けるもいっものような反応が無い。
(あれ?いっも飛び付いてくるのに…)
俺が不信に思っていると‥微かだが何やら殺気めいたものが…
「うん?」
俺が殺気の方向に目を向けると‥
シュルシュル!いきなり糸が身体に絡み付く。
「うわ~ちょ蝶香?な何すんだょ!」
「!!!!!」
「え!?何!アパートの前で一緒だった女は誰かって、お前見てたのかよ…」
どうやら丘さんの事を勘違いして怒ってるらしい。
「彼女は同じゼミの子で今日たまたま帰り道が一緒なだけで…
って大体お前俺の彼女でも何でも無いだろ…」
蝶香は問答無用とばかりに俺の身体を糸で身動き出来ない様にすると
鋭い牙で一気にズボンとパンツを噛み破る「おい蝶香止めろってば!」
蝶香は俺の言葉は全く無視して俺の精液を搾り取る。
「うわあぁ!!」
部屋中に俺の叫び声が木霊するのだった。
「お前何考えてんだ!!幼虫のクセに彼女気取りか!ああ!」
流石の俺も部屋に帰って来ていきなり襲われたのではたまったものでは無い。
俺が蝶香を怒鳴りつけると‥
プィとばかりに踵を返すと隣の部屋のタンスの隅から出てこなくなった。
俺が頭にきて「おい!!蝶香待てよ、出て来い!」
説教しょうと近づくと、糸を吐いて威嚇してくる始末だ。
(俺が甘やかし過ぎたのかもしれん、暫くほっとこう)
俺はその日蝶香の夕食だけ準備して隣の部屋に置くと早めに就寝した。
翌朝蝶香の食器を見てみると昨日は、大好物のレタスにも係わらず一口も
手をつけて無いようだった。
「どうせいじけているだけだろう」
俺は蝶香の朝食を隣の部屋に置くと大学に向かった。
夕方大学から部屋に戻って来ると朝食も全く食べて無い。
流石に心配になって恐る恐る蝶香の様子を見てみると…
グッタリして動かない。「蝶香?しっかりしろ!」
俺は慌てて、虫の獣人の専門医を呼んだ。
医者は彼女の母親の掛かり付けでもあって直ぐ対応してもらえた。
「これは病気ではありません、羽化の前兆ですね」
「羽化?たしか蝶の獣人は、卵から成虫まで十年は掛かるのでは?」

482:羽化
10/05/14 00:34:11 L6MXLc0m
「普通はね、しかし彼女はプシュケ-ですから」
「プシュケ-?」
聞いた事のない種類だ。
医者によるとプシュケ-Psyche
ギリシャ語の「蝶」「魂」を意味し
蝶と言うより精霊に近い存在らしい。
医者によれば羽化の前に大量の精を吸収する事によって普通より早く成虫になるとの
事だ。
「まあ心配いりませんよ」
医者は笑って帰って行ったが暫く大学を休んで様子を見る事にした。
その後蝶香は、繭を作ると完全に蛹形態に成り活動を止めた。
数日後俺も何日も大学を休むわけにもいかず心配ながら大学に行った。

その日俺は蝶香が心配なので講義が終わると急いで部屋に戻った。
「蝶香…」慌てて蝶香の様子を見に行くと「居無い……」
そこには、もぬけの殻の蛹がそこにあった。
「…蝶‥香…」
俺は愕然となりその場に膝を着いて茫然自失になっていると、
後ろから甘い香りがする。
手を見ると何やら金色の鱗粉が付いている。
後ろを振り返るとそこには…十二、三歳位の金髪のショートカットの全裸の少女が

居た。少女は背中に二枚の蝶の羽根を生やし、金髪の綺麗に切り揃えた髪からは
阿呆毛の様な二本の触角が生えていた。









483:羽化
10/05/14 00:38:36 L6MXLc0m
「お前…もしかして蝶香‥」
「そうだよお兄ちゃん」
蝶香は、パタパタと羽根を羽ばたかせると甘い香りの鱗粉を漂わせながら
俺に近付いてくる。
「お兄ちゃんとお話したくて頑張ったんだ。」
蝶香は俺の頬に両手を添えるとニッコリと屈託の無い笑顔を見せる。
「蝶香ちょっと待て…服を…」
俺は身体を動かそうとするが…動かない。
「ごめんね・お兄ちゃん‥私の鱗粉・麻痺の作用があるの」
そう言うと脇腹からもう一組二本の隠し腕が生えてきて、俺の両腕をガッチリ押さえ
ると、長いキスをした。
「ん、んん」
キスの後唾液が繋がって糸を引いた状態で蝶香は顔を紅潮させていた。
「お兄ちゃん羽化で力使い過ぎちゃって…お兄ちゃんを頂戴。」
蝶香は俺の股間に手を伸ばし‥チーッ‥ズボンのチェックを開き肉棒を取り出した。
どうやら蝶香は母親より蝶の因子が強い様だ。
「お兄ちゃん♪素敵よ」
蝶香は肉棒を擦りながらウットリとした表情で肉棒に顔を近付けると可愛い唇が開き
口からシュと舌が伸びて来て尿道に入り込む。
蝶と言うよりカメレオンみたいだ。
「うわあぁ!」

不意に尿道から焼け付く様な痛みがした。
舌は精巣まで伸びて直接精液を飲んでる様だ…。
ゴクン、ゴクン。蝶香の喉が鳴る「ちょ蝶‥うわあ!!」
俺は、只叫び声を響かせていた。
「さてと♪あまり飲んじゃうと、下の口で頂けなくなるから…」
蝶香は尿道から舌を抜くと自分の股間を俺の顔に押し当てる。
「お兄ちゃん舐めて♪」
蝶香のまだ毛も生えて無いわれめが俺の口に押し当たる。
俺がその未発達のわれめをソッと舐めると
「お兄ちゃん‥ふあぁぁ」蝶香は軽くいった様だ…口に甘い蜜の味が広がる。
「お兄ちゃん‥」
蝶香はいつの間にか固くなった肉棒を自分の濡れた秘部に導くと一気に腰を下ろした。
「く・くぅ」
蝶香は挿入時わずかに顔をしかめたが流石吸精蝶と言った所か…
初めてでもあまり痛みは無い様だ。
「はあぁ‥お兄・ちゃん…」
不意に、眼前に蝶香の上気した顔が接近してきた。

そのまま快楽の喘ぎを漏らす俺の口は、蝶香の唇によって塞がれてしまう。

「ちょ、蝶香……んんん……」

蝶香の舌が口内へと侵入し、貪るように舐め回してきた。

俺はその甘いキスに酔い、恍惚に浸る。

「ん、ん、ん―!!」



下の方でも蝶香の腰を動かす速度がどんどん上がる。
「んあぁ」
蝶香は目を大きく見開き口から涎が零れていた。

484:羽化
10/05/14 00:41:38 L6MXLc0m
蝶香は目を大きく見開き口から涎が零れていた。
「蝶香俺もう…」「お兄ちゃん‥私の中でいっぱい出して…」
どぴゅん、どぴゅん俺は蝶香の中で大量に射精した。

その後暫く抱き合ったままお互いの体温を感じていたが、
俺はふと蝶香の母親が残した手紙と彼女の服の事を思い出して蝶香にソッと告げる。
俺はセックスの快感と麻痺の疲れからか、そのまま深い眠りに入っていった。

翌朝目が覚めると目の前に蝶香が居た。
背中の大きく開いた純白のテニスウェアー姿でやはり母親にそっくりだ。
「お兄ちゃん‥私…お母さんの手紙‥よんで‥私を愛してくれて…」
「蝶香‥」蝶香は泣いていた。
「私…お母さんの住んだ世界を見てみたい!」
蝶香は泣きながらそれでもキッパリと俺に告げた。
「いいさ‥いずれこの日が来ることは、分かっていたから‥」
「お兄ちゃん‥」蝶香は俺の首に両手を回して泣きながら呟く。
「お兄ちゃん世界で一番大好きだよ」
ソッとキスを交わすと蝶香は窓に向かった。
「うわ~今日もいい天気」
窓を開け微笑む蝶香。
「蝶香…」俺が俯いていると…
蝶香はフワリ浮かび上がり俺の方に振り返ると「お兄ちゃんありがとう…」
そう言うと窓から、青空に飛び立っていった。
金色の甘い鱗粉を漂わせながら飛ぶ蝶香は天使のようだった……
俺はいっまでも青空を眺めていた…
その時何故かふとかぐや姫を思い出した。


485:名無しさん@ピンキー
10/05/14 00:51:02 L6MXLc0m
終了です。実は私これが処女作でして、いや~誤字、脱字だらけの酷い事。
こちらのスレの方はお優しい方が多いと思われますので素人のやった事
笑って許して下さいorz
実はある方から読むばっかりで書かないと本当の書き手の気持ちは分からない
と言われたのがきっかけなのですが…
やはり読み手の方がしょうに合いますねww

486:名無しさん@ピンキー
10/05/14 01:10:32 FOBDbmnw
>>485
素直に思った事をいうぜ!…GJ!!!
物語はこれで終わりなのかな???

487:名無しさん@ピンキー
10/05/14 02:14:11 L6MXLc0m
>>486様ありがとうございます。
プロットは在るのですが擬人化の定番は、やはり“別れ”かなとか想ったりするもんですから思案中です。

488:名無しさん@ピンキー
10/05/14 02:56:46 QUpqczJq
>>485
投下お疲れ様です。
コレは、蝶香が立派になって帰ってくる展開になって欲しいなと思いました。

489:名無しさん@ピンキー
10/05/14 15:57:48 FWLAjgMB
レンタルでゴーストライダーを見て、先代ライダーの格好よさと相棒の馬の可愛さに、馬娘さんのストーリーを作ったので、投下します。

・アメコミヒーローのノリ(元ネタゴーストライダー+色々)。
・いつも乗ってる馬娘さんに乗られてしまうお話。

490:ナイトライダー&ナイトメア
10/05/14 15:59:34 FWLAjgMB
 左手で手綱を操りながら、右手の水平二連をブレークオープン。
 空薬莢を放り出し、手綱を放した左手で手早く二発のショットシェルを装填。手首のスナップで銃身を振り上げ、薬室を閉鎖する。
 その間、十メートルほど前を走って逃げている『悪魔』から視線ははずさない。
 もっとも、僕が目を離しても、僕の相棒である『彼女』が気を逸らすことなどありえない。正確に追跡し、打ち倒すべき『悪魔』の元へと僕を運んでくれる。
 僕が契約を交わして得た力のひとつだ。
 狭い路地に入ったところで、『悪魔』は立ち止まり、僕と彼女に正対した。
 長い四足に黒い体毛、赤く光る両目と、何よりもその体に纏う禍々しい臭い。かろうじて人型を保ってはいるものの、当然見た目は人間ではなく、成人男性ほどの大きさをした狒々と言える。
 逃げる後姿に何度か撃ち込んだダブルオーバックは無駄ではなかったらしく、手足の銃創から、黒い血がシューシューと立ち上っていた。
 なるほど、この傷ではもう僕と彼女を振り切れないと判断したわけか。
 夜半から追い掛け回してすでに夜明けは近い。不毛な追いかけっこの終局に、僕は鉄仮面の下でにやりと笑った。
 右手のショットガンをまっすぐに構える。銃身に黒い霧がまとわりつき、契約通り夜の女王の加護
を得た水平二連のソードオフは、僕の意思に忠実に従い、九つの散弾を吐き出した。
 が―
『悪魔』が跳躍する。斜めに跳んで壁を蹴り、空中で一回転。
 僕の頭上から牙をむいて飛び掛ってくる。
 反射的に左手で腰のロングソードを抜き放ち、逆手のまま突き出した柄と『悪魔』の牙がかち合い、爪が鉄仮面を傷つける。
 そして僕の肩を蹴った『悪魔』は、一回転ののち間合いを保って着地した。
「ちぃ……」
 鉄仮面の下で歯噛みする。仮面がなかったら少なくとも片目が持っていかれた。鉄仮面をつけるように勧めた『彼女』のアドバイスは的確だったわけだ。
 ロングソードをくるりと一回転半。風を切る音を響かせ構えなおす。
 低く唸り、毛を逆立てる『悪魔』に、構えた剣を揺らして戦意を示威―というよりかかって来いと挑発する。
 ひときわ甲高い唸りを発し、『悪魔』が跳躍。
 馬上にいる僕より、さらに高い位置からまっすぐに。
 かかった。右手をひるがえし、黒い霧をまとったショットガンを中空から真っ逆さまに降って来る『悪魔』に突きつける。
 赤い目が見開かれ、僕は残った一発を撃発させた。
 衝撃と銃声。至近距離から散弾をまともに喰らった『悪魔』は数メートル吹っ飛び、路上に転がった。
「空が飛べないんじゃ、空中ではいい的だろ。二発しかないんだから、弾くらい数えとけよ」
 もっとも、地面側から突っ込んでくるなら『彼女』に蹴り潰されていただろうけど。
 剣を納め、銃から空薬莢を抜き取る。
 九つの銃弾を浴びた『悪魔』の引き裂かれた体から黒い血が蒸発し、元の持ち主の姿に戻った。
 自分に取り憑いた悪魔の力を使い、強盗と強姦を繰り返した男。
 悪魔がそうさせたのか、そんな心に悪魔が取り憑いたのか。
 僕は手綱を操り、彼女を走らせた。日の出が近い。

491:ナイトライダー&ナイトメア
10/05/14 16:01:21 FWLAjgMB
 *
 兜と鉄仮面、皮製の肩甲や手甲、そして板金の胸甲を外して鋲だらけの分厚いブーツを脱いだ。
 自宅の倉庫に使っていた半地下の一室。明り取りの窓から差し込む朝日を浴び、装備一式にまとわりついていた黒い霧―夜の女王の加護は消え去った。
 魔女の霧と呼ばれる魔術の一種で、剣や銃撃の威力の強化、認識阻害や魔の力に対するレジストなど、多様な効果を持つ、僕が契約によって得た武器のひとつだ。
 もっとも―これは魔の力全般にいえるのだが―日の光だけには弱く、日光に当たると無条件にディスペルされてしまう。
 夜の内は悪魔の力をも叩き伏せた剣も銃も、今では人の手による当たり前の物だ。
「ご主人さま」
 入り口から『彼女』に声をかけられる。
「シャワーとお食事の準備が整いました。どちらを先になさいますか?」
 振り返った先にはすらりとした長身痩躯、黒髪のストレートを後ろで括り、白いブラウスとエプロンドレスに身を包んだメイドが一人。
 スカートは脛まである長いものだが、薄い生地がひらひらと張り付き、腰から太腿の女性を象徴するラインを浮き彫りにし、エプロンを突き上げる大きな胸にも思わず目が惹きつけられてしまう。
「ああ、シャワーから浴びるよ。それから食事して、一眠りしよう。今何時?」
「ご出勤の時間まで、四時間ほどです」
 彼女の名はメア。本来はメイドではなく、それどころか人間でもない。夜の間僕を乗せて走り回っていた闇夜の騎馬。僕の相棒であり、契約により使い魔として使役している魔の者。
 魔の者といっても、彼女は悪魔ではない。悪魔とは魔の者が人の心と結びつき、悪の側面を映し出してしまったもの。
 魔の者は魂―意思という指向性や肉体という存在の土台を持たないため、霊体に力を宿して漂い、こちらの世界ではやがて散り散りになっていまう。
 そのため魔の者は人間に取り憑き、心を結びつけて肉体と魂を得る。
 魔の者と心を重ねた人間は魔の力を自分の意思として振るうことが出来るが―その力に溺れ、堕落してしまった姿の一例が、昨晩の悪魔の姿だ。
 そうならないために行うのが、宣誓や契約だ。用途や使用条件を定め、魔の力に形を与え、場合によってはその対価を支払うことにより、魔を操る術。
 すなわち魔術であり、それを行使する者が魔術師、僕もそのひとりだ。


 服を脱ぎ、シャワールームに入ってバルブをひねる。降り注いだ湯が、肌に薄く張り付いた汗を洗い流していく。
 思わず声が漏れる。
 と、背後の扉が開き、メアが入ってきた。当然服は着ておらず、彼女の瑞々しい肢体が湯を弾いていた。
「ちょっ、メア……」
 狭いシャワールームだ。するりと近づくと、僕の背中に抱きつくようにぴったりとくっつき、
「ご主人さま……昨晩は、ご活躍でしたね」
 耳元に息を吹き込む。
 背中には柔らかな乳房の感触が一面に広がっており、濡れた肌がぷりぷりとした弾力を主張していた。
「……ですが、わたくしは一晩中走り回って少々消耗してしまいました。ですので、契約にもとづき、対価をいただきたいのです」
 魔の者は肉体を持たない。彼女がこうして実体を持ち、人や馬の姿をとっているのは魔術による契約で得たものだ。
 当然、対価や代償は織り込み済み。
 魔の者が肉体を構成するその対価は色々あるが、彼女の場合は僕の精液。つまり、彼女は僕と交われと言っているのだ。
 契約である以上、僕に彼女の要求を断ることなどできはしないが―
「ちょ……昨日の夕方したばかりじゃないか」
「そんなもの、あれだけ激しく走り回ればもうないも同然です。ですがその前に……」
 メアはより強く僕の背に抱きつき、石鹸とスポンジを手に取った。
「ご主人さまの体を洗って差し上げますね」

492:ナイトライダー&ナイトメア
10/05/14 16:02:54 FWLAjgMB
 スポンジを泡立て、僕の背中や腋、腹から腕をスポンジが滑り、体中が泡だらけにされてしまう。
 泡の感触がくすぐったく、スポンジを握る彼女の右手に手を重ねようとすると、手を握られ、壁に押し付けられてしまった。
「ご主人さま、動かないでください。ご主人さまはじっとして、わたくしに体を委ねていただければいいのです。さあ、両手を壁に着いてくださいまし。足も開いて……」
 促されるまま壁に両手を着いて足を広げる。女性としては長身のメアに背中を抱きすくめられると、ほとんど身長差がなくなり、まるで彼女が覆いかぶさっているように感じる。
 壁に着いた両手にメアの手が重なる。彼女の体も泡だらけで、石鹸と彼女の匂いと体温が渾然一体となった幸福感に捉われ、力が抜けてしまう。
 こうなってしまえば、僕は彼女にされるがままになるしかない。
 メアは泡まみれな体を上下左右に擦り付ける。長く美しい手足が絡みつき、豊かな乳房が抜群の弾力を持って背中を洗い上げていく。
 体の汚れだけでなく、疲れや力み、戦いのために心を固めていた鎧がほどけ、はがされていく。
「ふ、あぁ―」
 長く続くため息と共に脱力する。彼女が僕の胸に腕を回して支えてくれなければ、僕は床に座り込んでいたかもしれない。
 けれど、そんな状態になってもたった一つだけ、例外がある。
「あら、動かないでくださいとお願いしましたのに……」
 僕の股間のモノは、彼女の肉体を感じた時から反り返っており、体を洗われている段に至っては、彼女に触れられるのを待ちわびてビクビクとわなないていた。
「いけませんわ、ご主人さま」
 ペニスが泡だらけの右手にきゅっ、と掴まれる。
「やはり、こうして手綱を握っていないと、ご主人さまは言うことを聞いてくれないのですね?
 ここからが大事な所ですので、ご主人さまが勝手をなさらないよう、しっかりとわたくしが手綱を取らせていただきます」
 ペニスを握った彼女の手が動き、肉棒全体に泡を塗りつける。
「あっ、あぁ……」
「ふふ、今度はわたくしがご主人さまの手綱を操る番ですね」
 ペニスを握る手に力がこもり、締め付けながら上下しだす。
「昨晩のご主人さまの手綱さばきは素晴らしいものでした……。雄雄しく、力強く……」
 手の締め付けが強まり、手の平がぴったりと密着。上下の動きが早くなる。
「それでいて、繊細で緻密……」
 肉棒を握っていた指がバラけ、裏筋やカリ、亀頭に絡みつく。
「うっあぁ、あっ!」
「なによりも、ご主人さまの心の優しさや意志の強さ。ご主人さまの取る手綱にすべてを委ねた恍惚と興奮は、今もわたくしの体にくすぶっているのですよ」
 指先が亀頭を這い回り、指の腹がカリの溝を擦り、手の平がサオ全体を揉み込むように上下する。
 耳元に囁く彼女の息。背中に感じる彼女の乳房。
 その動きは、男に射精を強制する愛撫以外のなにものでもない。
 僕はもう、彼女の愛撫に導かれるまま、射精するよりほかない―
「いけませんわ、ご主人さま」
 射精に至るその直前。メアはそれを感じ取り、愛撫を止めてペニスの根元をぎゅっ、と摘む。
 それ以上刺激したら射精していまう、絶妙のタイミング。こみ上げていた快感がせき止められ、じんわりと痺れていく。
「あ、うぁ……!」
 欲求を押し留められ、不完全燃焼なもどかしさに僕は腰を震わせる。
「ご主人さま。まだ洗い終わっていないうちに射精してしまわれては、また洗い直しですよ?」
「そ、そんなの……我慢するなんて無理だよ……。メアの手、気持ちよすぎる……」
 するとメアは僕を抱きしめる力を強め、耳元に頬を寄せて囁く。

493:ナイトライダー&ナイトメア
10/05/14 16:06:17 FWLAjgMB
「ご主人さまが我慢することなんてありませんわ。好きなだけ感じてくださいまし……」
 射精の波が治まり、メアの手の動きが再開する。
「漏らしそうになったら、わたくしが止めて差し上げますから……」
 泡を補充した手の平が亀頭を押し包み、くりくりと回転させるように動かしてくる。
 指がカリを摘み、手首の動きに合わせて溝をぬるぬると擦る。
「あ、あぁっ……イ、く……」
「はい、どうどう……」
 またピタリと射精を見切ったメアが刺激を止めてペニスの根元を摘む。
「う、ぐぅぅ……」
 射精を我慢できないばかりか、射精することもできない―。
 まさに彼女に手綱を取られ、意思も肉体も、生理さえも支配されているのだ。


「はい、おしまいです」
 メアはたっぷりと時間をかけてペニスを洗い上げ、やっと解放した。何度も寸止めされ、もはやペニスは常に射精寸前の状態だ。
 丹念に洗っただけに、綺麗なものだ。まるで皮をむいたばかりの子どものペニスみたいに、メイドの手ほどきに翻弄されるまま震えている。
「それでは、上をお洗いいたしますので、こちらを向いてくださいまし」
 言われるままメアと向かい合う。スポンジで新しい泡を作って乳房に塗り、そして背中にしたように僕の胸に乳房を押し付ける。
 僕の首に両腕をまわし、正面から抱きつく格好だ。胸に豊満な乳房が潰れ、張りのある肌が石鹸の泡で滑ってにゅるにゅるした感触を伝えてくる。
 そして密着したまま円を描くように擦りつけ―
「はぅぅ……」
 柔らかな胸の感触と同時に、散々寸止めされたペニスがメアの下腹に擦れ、その刺激に思わず腰を引いてしまった。
 狭いシャワールームの壁に腰が当たる。これ以上はさがれない―。
「あら……ご主人さま、わたくしを困らせないでくださいまし。ご主人さまは手綱を握られていないとすぐに勝手をなさってしまうのですね」
 すると彼女は右手で僕のモノを摘み、位置を調整して―
「そんないけないご主人様は、こうして……もう放してあげませんよ?」
 手をペニスから離して僕の首にまわし、鼻先が触れそうなくらい顔を近づけてにっこりと笑う。
 肉棒がどんな状態になっているのはまったく見えないが―どうなっているのかはわかった。
 彼女の太腿に挟まれたのだ。
 敏感になった亀頭に触れる、瑞々しい肌。しなやかな筋肉の上にしっとりとした脂が乗って、手とも胸とも違う独特の感触がペニスを掌握している。
 そして石鹸とは違う、彼女の熱をともなったぬめり―。
 頬をくっつけ、僕の耳にメアの息づかいが響く。
「今度は止めたりはいたしません。気持ちよくなられたらそのまま射精されてけっこうです」
 そして乳房が胸板の上を左右に滑る。それにともなって左右の太腿が擦りあわされ、挟まれたペニスを圧迫し、扱き始める。
 さらにメアは腰を前後に揺さぶりだす。石鹸でない粘液でぬめった襞がカリに擦れ、強すぎる刺激に腰が震えるが、彼女と壁に挟まれ、満足に動かせなかった。
「あぁっ、あっあっ、あぁ……!」
 もとより寸止めを繰り返され、射精寸前の状態だった僕に、そんな愛撫を受けて一瞬でも耐えることなど無理な相談だった。
 彼女の太腿の間でドクドクと精液があふれる。
 何度も焦らされ、空射ちの痙攣を繰り返したペニスの射精に勢いはなかったが、止められた分をすべて吐き出すように、漏れ出すような射精は長く続いた。
 射精している間、彼女は緩やかに太腿を締め付け、快感を助長して最後の一滴まで搾り出した。
「あっという間でしたね、ご主人さま。気持ちよくなっていただいて、わたくしも嬉しいです」
 そしてメアはシャワーで泡や精液を流し、射精したばかりで力を失ったペニスを手に取る。
「ふふ……。さぁご主人さま。ベッドへ参りましょう。今度はわたくしがご主人さまに乗る番です」


494:ナイトライダー&ナイトメア
10/05/14 16:07:02 FWLAjgMB
 彼女の温かな手に握られていると、たちまち興奮がよみがえって固く充血してしまう。
 そして彼女に引かれるままシャワールームを出て、体を拭くのもそこそこにベッドへと導かれる。
 ペニスを握られて引き回されるさまは、まるで手綱を引かれる馬のようだ。
 そしてこれから、ベッドの上で、彼女に馬のように乗られてしまうのだ。
 なぜなら、それが契約だからだ。
 彼女は一般的な悪魔召喚によって呼び出した魔の者ではない。魔導師として名高い、夜の女王の異名を持つ大魔女に、とある契約の元に譲り受けたのだ。
 その契約のひとつが、彼女と交わる時は必ず女性上位の体位で、というもの。
 そもそも彼の魔女は古代において、夫との性の不一致によって飛び出し、魔の者と契約して魔女となった女だ。どうしても下に寝るのはイヤだったらしく―というか、もう意固地になっているように思う―契約の条件として僕にそれを迫った。
 別にソッチのほうは断ることもできたのだが―それを承諾すれば『夜の女王の加護』として強力な術を伝授してくれるとのことだったので、僕はその条件を承諾したのだ。
 まぁ、女性経験がないせいで、そっちの方がいいかなと思ったのだが―。
 そのおかげで、こっちの方はすっかりメアにいいようにされている。
 

 すとんと仰向けに押し倒される。
 そんな僕の腰をまたぎ、メアはのしかかってくる。
 彼女の白い肌と黒い髪が美しいコントラストを映し、細い喉元から鎖骨、女性らしい肩と引き締まった二の腕。くびれた腰に平らなお腹、小山のように突き出している丸い乳房。
 それらを下から見上げていると、たちまち股間が固くなる。
「昨晩はあんなに激しくご主人さまに乗り回されて、わたくし、何度も忘我の域に達してしまったのですよ? しかも一晩中……。
 昨晩わたくしが味わった悦楽……わたくしもご主人さまを乗りこなして差し上げます」
 メアは恍惚とした表情でつぶやくと、固くなった肉棒を自身の股間に導いていく。
 その入り口はすでに粘液があふれ、女性器が男性器をにゅるにゅると呑み込んで行った。
「ふあぁ……!」
 何重もの襞がペニスの敏感なところを執拗に撫で回し、肉壁が密着して吸い付いてくる。
 奥まで咥え込み、腰を落としたままの彼女はしかし、その中は熱を帯びた柔らかな肉襞が別の生き物のように蠕動し、ペニスに絡み付く。
「ん……。ご主人さまと重なって、わたくしのココが、とっても悦んでます。締めたり緩めたりして……あ、ご主人さま、手を……」
 彼女は僕の両手を取り、自分の乳房に押し付ける。手を広げてもなお圧倒する質量を持つメアの乳房に両手がうずめられてしまう。
 その圧倒的な量感と柔らかさに体が脱力し、股間の快感が決壊した。
 どくんどくん……と噴き出した精液は膣の蠕動に吸い上げられ、尿道に残った一滴さえも搾り出される。
「ふふ……いっぱいあふれてます。ご主人さまの精液がわたくしと一体になって……」
 そう言ってメアは僕の両手を握っていた手をぐい、とベッドに押し付ける。

495:ナイトライダー&ナイトメア
10/05/14 16:08:27 FWLAjgMB
「昨晩のご主人さまは、逃げる悪魔を追いかけてこうして―」
 メアは膣にペニスを挿入したまま上体を倒し、腰を挟んだ太腿を締める。
 手を重ねて指を絡め、乳房が胸板に触れた。
「―お互いに同じものを見つめて、まさに人馬一体でした」
 今は互いの顔を見つめあい、心も体も結合した一心同体だ。
「そして、夜の街を駆け抜けました。……こんな風に」
 眼前のメアがにやりと笑う。同時に、その姿勢で激しく腰を振りたて始めた。
「うあっ、ああ!」
 襞が擦れ、締め付けられ、絡みつき―僕は耐え切れずに射精してしまう。
「あらあら、まだ走り始めたばかりですよ、ご主人さま?」
 彼女の息づかいを感じ、体を締め付ける力が強まり、腰の動きが激しさを増す。
 膣の蠕動が精液を吸い上げ、射精の脈動が終わっても彼女は僕にしがみついたまま放さない。
 男根が女陰に咀嚼され、快感に溶かされた精液が呑み込まれていく。
「ちょ……メア、激しすぎる……」
「昨晩のご主人さまはこんなものではありませんでしたよ?」
 挿入したまま三回目の射精。ほとんど連続の絶頂に意識が途切れかける。
 いや、このままだと気絶するまで時間の問題だ。
 精液が吸い上げられる感覚の中、腰をグリグリと揺さぶられ、次の射精へと導かれてしまう。
「うあ、ぅあぁ―!」
 もはやされるがままに射精を繰り返す僕を見下ろし、メアは微笑を浮かべる。
「ふふ。夜は悪魔を追ってわたくしを駆り、雄雄しく戦っているご主人さまが、わたくしに乗られ、快感に喘いで―」
 手をほどき、僕の首にまわしてきゅっ、と抱きつく。
「愛しいご主人さま……」
 上半身を抱きしめたまま、腰をくい、くい、と振りたてられ、僕は射精の快感とぬくもりの中で意識を手放した。


「ご主人さま、ご出勤の時間です」
 メアの声に目を覚まし、シーツを跳ね除ける。
 行為の最中に寝てしまっていたらしいのだが、その間に身を清められ、その形跡はまったくない。
 まぁ、シーツの下は裸だったのだが。
「朝食の準備ができております。お召し上がりくださいまし」
 彼女に促せらるまま、僕は服を着てテーブルに着く。

496:ナイトライダー&ナイトメア
10/05/14 16:09:24 FWLAjgMB
 パンとスープにベーコンエッグとサラダ。スープとサラダに使われている野菜は、彼女が家庭菜園で育てたものだ。
 テーブルの対面に座るメアは、やはり家の庭で実ったリンゴを剥いている。
 この家も庭も菜園も、父が残してくれたものだ。その父が失踪して丸一年。原因はいわずもなが、悪魔に関わることだ。
 父は十二年前、二人の仲間と共に悪魔召喚に挑んだ。果たしてそれは成功したのだが、同時に成功し過ぎてしまったのだ。呼び出した魔の者の数は666におよび、完全に父とその仲間たちの制御を超えていた。
 その結果が―この街に多量にはびこる悪魔たちだ。
 父はそれに心を痛めていたのだろう。僕が学校を卒業して騎兵隊に入ってから、ほとんど家に閉じこもって何か―魔術に関する研究らしい―をしていたと人づてに聞いている。
 一年前に騎兵隊を除隊して戻ってみれば、空っぽの家に驚いたものだ。
 僕は父を探すために父の研究資料をあさり、彼の大魔女を訪ねて―そしてメアを使い魔として譲り受け、悪魔を討伐しているのだ。
 そうすれば父の手がかりが見つかるはず、という望みを託して。
「……では、12番ゲージのショットシェルを1ダースですね?」
 用意された朝食を平らげ、デザートのリンゴをかじりながら補充すべき物品に頭をめぐらせる。
「ああ、いつものガンショップからでいいだろう。あそこは不発がなくて助かる」
「それに、鉄仮面に傷がついてしまいましたから、直す間、代わりの物を手配しなくてはなりませんね」
「ん、まぁあれは大した傷じゃないだろうし、急がなくてもいいだろう。ところで、あれからすぐに寝ちゃったけど、銃の整備は?」
「ご主人さまがお休みになっている間、わたくしが済ませておきました。問題ありませんわ」
 さすがである。本来僕はメイドを雇えるような身分ではないのだが、優秀なメイドや執事を持つ貴族の気持ちがほんの少しだけわかる気がした。
「それはそうとご主人さま。昨晩討ち取った悪魔で、百体目です。今夜はお祝いにいたしましょう?」
「おお、もうそんなになるか。うん、そうだね、今夜は二人でお祝いしよう」
「ふふ、わたくし、ケーキを作りますね。それに七面鳥を焼いて……お酒は社長に頂いた物がありますので、それを開けましょう」
 なんだか今から楽しみだ。
「っと、そろそろ行かなきゃな」
 壁にかけた時計は出勤の時刻を示している。僕は上着を羽織って立ち上がり、カバンを彼女から受け取って玄関へ進んだ。
「いってらっしゃいませ、ご主人さま。お昼にお弁当を持って伺いますね」
「ああ、頼むよ。じゃ、行って来る」
 僕が勤めているのは父の友人が立ち上げた、とある酒造会社だ。父の友人―つまり、十二年前の悪魔召喚に関わった仲間のひとりであり、つまり彼も魔の者を使役する魔術師である。
 と言っても、彼は魔の者の力をすべて味覚の強化と制御に費やしており、その能力を活かしてバーボンのブレンダーとして名を馳せている。
 一山いくらの安酒数種類を絶妙にバッティングし、高級酒と遜色のない味を作り上げる手腕はまるで錬金術である。
 会社を立ち上げて数年。今では自前の酒蔵をもち、従業員も百人を超える。僕もその一員であり、給与や税金の支払いといった会計全般を任されている。
 すべての人が彼のような人物なら、父も心を痛めることはなかったのだろうが……。
 玄関を出て歩き出し、振り返る。僕を見送る彼女に手を振り、晴れやかな気持ちで会社に向かう。途中で路上販売員が新聞の号外を配っていた。
 記事の内容は予想できた。やはり朝刊には間に合わなかったらしい。
『ナイトライダー、強姦魔を射殺する!』
 闇夜の騎馬を駆り、悪魔に取り憑かれた犯罪者を狩る、闇夜の騎士。
 僕のことだ。

497:ナイトライダー&ナイトメア
10/05/14 16:10:38 FWLAjgMB
 *

 仕事を終えて帰宅すると、家には七面鳥を焼く香ばしい匂いと、ケーキの甘い香りが漂っていた。
 テーブルの上にある瓶は12年物のシングルモルト。昨年末に社長から贈られたものだ。
 着々とパーティーの準備をするメアに勧められ、鼻歌を歌いそうになりながらシャワーを浴びた。
 一日の汗を流して椅子に座ると、メアが配膳を中断して一通の封筒とペーパーナイフを差し出した。
「ご主人さま、お手紙が届いておりました」
 封筒には切手がなければ宛名も差出人の名前もない。直接投函されたものらしい。が、封蝋にスタンプされた見覚えのある紋章に差出人の察しがつき、同時に内容にも予想がついて思わず顔をしかめてしまう。
 とはいえ、無視するわけにもいくまい。
 僕はペーパーナイフで封を切り、手紙を開いた。

『宛て、ナイトライダー殿。
 スカイレイダーが再び街に入った。
 今晩より動きがあると思われる。
 備えられたし。
          セカンド・シェパード』

 やっぱりという思いと、よりにもよってという思いが交錯し、舌打ちしそうになった。
 差出人のセカンド・シェパードは、犯罪者―悪魔に憑かれるような人の悪意に鼻の利く立場と能力を持っており、悪魔に対して僕と似た思いを抱いている者のひとりだ。
 悪魔を捜索する類の術が得意でない、というか、ほとんど使えない僕やメアにとって、得がたい協力者である。
 そして、警告と共に文面にある名前―。
 スカイレイダー。鳥乙女の姿をした魔の者を使役し、強盗や身代金目的の誘拐を繰り返した魔術師―というか、犯罪者が名乗っている渾名である。
 三ヶ月ほど前に一戦交えたものの、取り逃がしてしまった。
 リターンマッチ、というわけではないだろうが、再びこの街でそんなことを繰り返すなら、僕がすることは同じである。
「メア。パーティーは中止だ。それと、ナイトライダーとナイトメアの、101体目の首級が決まったぞ。スカイレイダーだ」
 僕の言葉に、メアは当然のようによどみなく、
「剣も鎧も準備はできております。いつでも」
 頼もしい答えを返してくれる。
「よし、それじゃ……」
 椅子から立ち上がろうとした僕に、しかしメアは、
「ですが……」
 僕の肩に両手をかけて座らせ、腰をまたいでのしかかり、向かい合いに座る。
「相手が彼のスカイレイダーなら、わたくしにも備えが必要です」
 そう言ってスカートをたくし上げつつ僕のベルトを外しにかかる。僕はといえば、張り詰めたエプロン越しの乳房に顔を埋められ、ろくな身動きも忘れてされるがままになっていた。
「し、しかし、メア。もう余り時間がないぞ……?」
「はい。月の出まで余裕がありませんから―」
 ズボンからすでに固くなったモノを引っ張り出し、スカートの中に招き入れる。
 お互いの下半身がスカートに隠れ、先端に感じる熱くぬめった柔肉の感触。
 履いてなかった。
 胸に埋もれて驚きの表情で見上げる僕に彼女はにっこりと笑いかけ、
「できるだけ手早く済ませます。連続で射精させますので、わたくしにすべてを委ねて、たっぷりと気持ちよくなって下さいまし」
 そして、ずむずむと肉棒が柔肉の中に呑み込まれる。
 どうやら今夜も、ハードな夜になりそうである。

498:ナイトライダー&ナイトメア
10/05/14 16:21:26 FWLAjgMB
以上です。
ちょっと長くなってしまいました。
このあと悪役と戦って、重傷を負った主人公を助けるために、彼女が自分の肉体を分け与え、ロリっ娘になって……
なんてネタも考えたのですが、戦闘シーンとストーリー描写ばっかりになっちゃうかなぁと。
あっちこっちに某サイトさんの影響が出てる文ですが、あんなふうに書けるようになりたいものです。

ちなみに協力者の人は相棒にシェパード娘さんがいるわけではなく、普通の警察の人です。バットマンのゴードン警視みたいな。

499:金色の小瓶Ⅱ①
10/05/14 18:37:54 uzd2CzWJ
怪しげな露店で買った小瓶は姉に使って以来まったく
使用していないが、それは”人を虫にし、虫を人にする”
というこの小瓶に興味をなくしたからでなく、むしろ逆で
はやく、”ある事”を試したくて仕方が無いのが本音だった。・・が
一ヶ月間まったく別の心配事に頭を占拠されていた僕は
使用に踏み切ることが出来なかった。
それは、以前の性交で姉が妊娠していないかどうか?という問題だ。

結論から言えば、姉には無事生理が訪れ二人とも心から安堵したのだが
詳細は割愛したいと思う。

・・・そして、僕は次の使用を目前に控えていた。



駆け足で学校から帰った僕は自分の部屋に入ると
夕暮れ時にも関わらず窓を全開にし、アレの来訪を待った。

やがて、耳障りな羽音と共に僕の腕に一筋の痒みが走った――
そう、僕が待っていたのは「蚊」である

500:金色の小瓶Ⅱ②
10/05/14 18:38:29 uzd2CzWJ
ひとつきもの間、僕が試したかった”ある事”とは”虫を人にする”
と言うもう一つの使用法である。かつての僕なら鼻で笑うこの妄言も
この小瓶の液体なら叶えられる。

だが、何故蚊なのかというと―

虫にこの小瓶の液体をかけるに当たって僕がまず直面した壁、
即ち、はたして雄か?雌か? という根本的な事が理由である。
生憎、昆虫を見て性別を判別できる能力は自分に無いので
人の血を吸う蚊は全て雌という数少ない僕の中の知識を頼りに
今回の実験の被験虫を選び出したのだ。


僕は自分の腕に吸い付いた蚊が逃げないよう、慎重な動作で
小瓶を手に取ると二滴ほど、蚊の体に落とそうとしたのだが
気持ちが急いたせいか5、6滴もかけてしまった。
突然訪れた多量の水分に蚊は驚き、羽を広げようとするがじっとりと
湿った体では飛べないと見え、僕の腕の上で手足をばたつかせた。

5秒、10秒が過ぎた頃やっと変化が訪れた。蚊が巨大化し始めたのだ。
しかしどこか様子がおかしく、体積が増えると同時に肉体の色が白く染まり
硬質化していき、まるでサナギのような外皮を形成していくのだ。

僕の腕に収まりきれない大きさになった蚊のサナギ?を床に下ろした
ものの、巨大化は続けており今や自分と同じ大きさになったサナギ
はやっとその変化を終えた。と、同時にその真っ白な外皮に亀裂が走った


501:金色の小瓶Ⅱ③
10/05/14 18:39:14 uzd2CzWJ
蚊がどういう生態なのかは詳しく知らないが、恐らくこの
小瓶の効用はその枠の外の事象なのだと勝手に自己補完した僕は
今の事態を静観しながら、サナギを見守った。

ふさり、という濡れた和紙を力なく破くような音がし サナギから
褐色の背中が現れ、次いで黒い髪をもった”人間”の女が上半身を起こした。
細く、長くしなやかな手足は蚊ゆえだろうが、その胸部は予想に反して
豊かな膨らみを誇っており、巨乳という単語を中学生の僕は連想した。

なにより成功した!と言うことに感嘆の声をあげたい所だったが
サナギから最後に出てきた部位を見て、この女が虫であった事を忘れそうになった
下半身は姉のときと同じ様になることを想像していたのだが、それに反して
褐色の、肉付きに良い脚が現れたのだ。つまり彼女は、ほとんど完全に
人の姿をしていたのだった―――――

僕はもしかしたら、対象にかける液体の量によって変化の度合いに
差が出るのかもと推測を立て始めたが、眼前に立つ女の美しさに目を奪われ
思考は中断せざるをえなかった。

蚊の女は羽化したばかりで全身を半透明な粘液で覆われていたが、一瞬身を
震わせたかと思うと、その背に張り付いた羽を大きく広げた。

そして、僕の瞳を見据え怪しく口元を緩め、呟いた。

「あなたが私を生んでくれたの?」
虫だったとは思えぬ流暢な言葉を紡ぎ僕に話し掛けてきた事に驚いていると
「ちがうの?」
大人びた体つきをしてはいるもののその顔はまだ
あどけない少女のもので、不思議そうに聞きなおしてきた。

確かに、新しい生命へと変貌させたと言う意味では自分は”親”と
呼べるかも知れなかった。だから
「そ、そう。ぼくが君を生んだんだ・・・」
僕は肯定の言葉を口にした。


502:金色の小瓶Ⅱ④
10/05/14 18:40:10 uzd2CzWJ
何が起こったか理解するのに、少しばかり時間を要した。
僕がしゃべり終えた途端、蚊の女は僕に文字どおり飛びつくと
唇を重ねたのだ。
「ッ!?」
痛みを感じて、声を発した僕は唇から僅かに血が出ていることに気付いた
どうやら女に薄く唇の皮を噛まれたようで、大した痛みは無いが
出血したようであった。女はとろんとした目で僕を見ると、再度
唇に吸い付いてきた。出血した個所を念入りに舌でねぶり回し
僕の血が一時的に止まるまで丹念なディープキスを施してきた。

「やっぱり、おいしい・・・なんて甘いの・・・」
唇に付着した僕の血液を舌で舐め取り、そう呟いた女は
ゆっくりと布団に僕を腰掛けさせ、自らも身をもたれさせて来た。

「本当に、あなたには感謝してる・・・だってこんなに素晴らしい
肉体を与えてくれたんだもの・・・おかげで」
「?」
「”人を犯す”悦びを体感できるわ」

僕が身を起こそうとするより早く、女はその蠱惑的な口を大きく開け
僕の首筋に牙を突き立てた。鋭い痛みが走ったが、意外にも痛みはすぐに引き
首筋を垂れた僕の血液の感触をしっかりと確認できた。そして
女が喉を鳴らしてその血を吸い取るこそばゆいような感触も―

503:金色の小瓶Ⅱ⑤
10/05/14 18:40:38 uzd2CzWJ
牙はもう突きたてられていなかったが、首筋に空いた小さな
傷口から女は大事そうに僕の血液を吸っており、僕の全身は
痒みを伴った虚脱感で麻痺していた。動こうにも体が言うことが聞かない
状態で豊満な肢体の女が首筋に吸い付く様は、ひりつくような快感を
湧き上がらせた。

そして、僕の股間の怒張が衣服越しに女の柔らかな腹部に擦れた時
僕は不覚にもイってしまいそうになるのをこらえる為
「ぅう・・!!」
と低いうめき声を出した。なんとかこらえたものの、首筋から唇を離した女は
嬉しそうにその声をもう一度しぼり出させようとするが如く
腹部を僕のモノに押し当ててきた。
「あれぇ?、そんな苦しそうな顔してどうしたんですか?」
「・・ぅ・・・くぅ」
僕は射精した。ズボン越しに精液が染み出るほどの勢いで
熱い迸りを放った。
なんとなく、屈辱感にまみれた射精だと感じた。
「あ~!?出しちゃったんですかぁ?もうー」
もったいない、と女は口にし僕のズボンに手をかけると
アッサリと剥ぎ取り、白濁色に塗れた一物を常人の二倍はある細く長い
舌で舐め始めた。ひとしきり嘗め尽くすと満足そうに顔を上げ
「もう、血はいいです・・・今度はこっちの蜜をいただきます・・・」
「いいですよね・・・あは」

女は長い舌を見せつけるように垂らすと。僕のモノの丁度
尿道口に先をあてがい、涎をじっとりと流し出した。
僕のモノは先ほど出したばかりだと言うのに、すぐに固くなり
滑り気を帯びてビクンッビクンッと痙攣していた。

「そういえば、知ってます?・・・蚊に刺されると痒くなる理由」
「・ふぅ・・へ?」
僕は絶え間ない刺激で舌がもつれ、息も絶え絶えといった所だが
女の質問の意図を理解しようと痺れる体で思案した。結果―
「まさか・・・お前、この唾液!?」

女が笑った

504:金色の小瓶Ⅱ⑥
10/05/14 18:41:07 uzd2CzWJ
「がぁっ!?ああああッ」
僕の股間はこそばゆいような、心地よいような猛烈な痒に襲われ
女から持続的に垂らされてる涎の微妙な刺激でさえ、
射精に繋がりそうな状態になった。

身を捩ろうにも、麻痺して動かない肉体は小刻みに震える事しか
出来なかった。多分、拷問といえたかもしれない。
僕は、女の口に二度目の迸りを放った。

「だめだ・・・もぅ・・体が」

「ンク・・・ンク・・え?まだですよう?たった二回しか出してませんよー」
蚊の女は、披露困憊の僕の様子を仰ぎ見ると、僕に覆い被さり
その豊かな乳房を僕の口に密着させ舐めるように催促した。
鼻先から香る女の臭いに僕の舌先は伸び、女の乳首を愛撫した。

「ん・・・くぁ・・えへへ。おいしいですか?」
それまで余裕の表情を壊さなかった女は初めて快感に顔を歪めた。
僕は不思議な嗜虐心に火がつき、女の褐色の乳房に吸い付いた
「あぁあ!?う・・・そんな、急に、は・・・だ」
露骨に反応した女の声は、艶を纏っており僕のモノは三度息を吹き返してきた。
僕は乳房から口を離すと、両手で持ち上げるように揉みだした。
「っあ・・・やぁああん」
甘ったるい声を出す女、僕はえもいわれぬ様な柔らかさの感触に
手全体が性感帯になった錯覚すら覚えた。
しかし
「ふぅん・・・・・。ふふふ、そろそろ交代ですよ」
ほのかに紅潮した顔で、女は一際口を大きく開けると
先程噛み付いた側とは逆の首筋に噛み付いた。
途端に僕の四肢は痺れが蘇り快楽の中で身動きが取れなくなった。
もう、血は吸わないといったはずなのに―?
「だめですよぉ。だって・・・これは”おしおき”ですからね」
僕の疑問符を読み取ったかのように、女は答えた。


505:金色の小瓶Ⅱ⑦
10/05/14 18:41:34 uzd2CzWJ
「じゃあ、最後はおなかにた~っぷり蜜を下さいね?」
首筋に吸い付きながら、耳元で女はそう囁くとしなやかな腰を
悩ましく動かし、僕の一物に近づけた。
そして、痛いくらいに勃起した僕のモノは濡れそぼった女の秘所にあてがわれ
柔らかな肉ヒダの膣に飲み込まれた。
「やぁ・・・ん、さいっこう・・・です・・・」
恍惚の表情を浮かべる女とは対照的に、僕は今にも飛びそうになる
意識を保つことに必死だった。女性の膣中を蚯蚓千匹と例えることがあるが
彼女の体内は千という数をはるかに越えた肉の生物が蠢いていた。

「どうですかぁ?あなたのモノから大事な赤ちゃんの素、吸い出してるんですよ?」
身動きの取れない僕は、女に跨られる姿勢で犯されていた。
「今にもイキそうって顔ですよ?悔しいですか?かつて虫だった
女に精を搾り取られるのは・・・屈辱ですかぁ?」

「うぅう・・・」
僕には女のような声を上げる事くらいしか抵抗の術は無く
女は緩慢な動きで、その肉付のいい腰に僕のものを深く埋めた。

「大丈夫ですよ?あなたの精子でちゃんっと身篭りますから・・・
赤ちゃんの種・・・吐き出しちゃってください」

その言葉は僕の背徳心を刺激し”絶対に射精してはいけない”と脳内で
警鐘をあげさせたのだが――

その理性とは裏腹に、女の生暖かい腹の中に精をぶちまけていた。
「あぁああ・・・おなかの中でも解る・・・とっても濃~い、あなたの蜜が
私の中で動き回ってる・・・ふふ、元気なのね」
歓喜の声を漏らす女とは対照的に、女の下の男は恐怖感で全身を詰めたい汗が
噴出していた。”身篭る”!?とはどういうことだ?まさか、いや
そんな事を考え始める間もなく、次の快感が男を狂喜の中へ連れ戻した。

「もっと出ますよね?もっと私に種、下さい・・・動きますよ?いいですか?」
返事をする暇など皆無だが女は腰を激しく上下しだした。本格的な搾取が始まったのである。

「こんなにまだ、先っぽから蜜が溢れてるのに、ギブアップなんてしないですよね?
ふふ。あ・・・ん・・・ハァッハァッ・・・ハァ」

その後、幾度か彼女に精を放ったのだが
「・・・ま・・・ち・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
不鮮明な言葉が口から出たのを最後に、結局僕はまた意識を失ってしまった。


506:金色の小瓶Ⅱ⑧ラスト
10/05/14 18:42:30 uzd2CzWJ
翌朝、どこか既視感のある目覚め方で僕は意識を取り戻した。
前回のことを考えればもうあの蚊の女は、小瓶の効力が消え
昨日の情事の時とは二目とつかぬ姿でそのへんを
飛び回っているのだろう・・・。

僕は開いたままの窓に目を向け、朝日の中で自分が下半身
全裸であることに気付くと、布団から起き上がり横に寝ている
褐色の美女を起こさぬように・・・・起こさぬように?

覚醒した。僕の脳内はかつてない速度で活性化した。
ズボンを探そうとしていたことなど頭から吹き飛び、
僕の傍らに寝息を立てるグラマラスな女、昨日僕をなぶり者にした女
に全意識が集中した。
すると、朝から青ざめている僕の視線を一身に受けた女が目を覚まし
あどけない少女のような笑顔で朝の挨拶を口にした。
「・・・あら、早いですね?おはようございます・・・”アナタ”」

わなわなと小刻みに震える口で僕はやっと精一杯の気持ちを声に出した。
「なんで?」



予想に反した小瓶の効力――――
僕は、きちんとマニュアルでももらっておくんだったなと
自分とあの胡散臭い店主を呪った。


507:名無しさん@ピンキー
10/05/14 22:32:52 QUpqczJq
>>498>>506
お二人とも投下お疲れ様です、GJですよ。

508:名無しさん@ピンキー
10/05/14 23:33:55 VodVBUUo
>>498
>>506
gjgj

509:名無しさん@ピンキー
10/05/15 02:05:05 +EK50/Nm
最近投下が増えてオジサンは嬉しい!!作品が増えると保管作業が大変だろうが
スレの繁栄の為頑張ってくれ。

510:名無しさん@ピンキー
10/05/15 12:06:22 nKOS0xGQ
GJ
蚊の唾液には血を止まらなくする作用もある
つまりこの場合は射精が止まらなくなると考えてよいのだな?


511:名無しさん@ピンキー
10/05/16 02:12:50 T117XRf+
まとめてGJ

しかし久々に学園物も読んでみたいなぁ‥
後蛇幼馴染みvs泥棒猫みたいなラブコメタッチ風な物も…

512:名無しさん@ピンキー
10/05/16 23:58:55 bmpDrEFA
鮫はアンモニア臭いって事を思い出したから行為中におしっこ漏らしちゃう鮫娘が浮かんだが、調べてみたら鮮度が落ちてから臭くなるらしいね、なんだババァか

513:名無しさん@ピンキー
10/05/17 00:13:29 ADHW225x
>>512は鮫男の胃袋に納まったようです。

デリカシーが無い男は獣っ娘もお断りですよ?


514:名無しさん@ピンキー
10/05/17 03:25:20 zCU/FV1o
キモオタを姦る獣人も良い。
「ふ、ふん‥あ・あんたなんてキモオタわ、私以外相手をしてくれないでしょ
うから‥ありがたく犯されなさいよ!!」
そして小汚いズボンの股間から露出した一物を見て…
(人間の癖に仲間の雄より大きい…ゴクッ)
う~ん新ジャンルかもツンデレ獣人のキモオタ逆レイプ…
いいかも。


515:名無しさん@ピンキー
10/05/17 18:10:14 I9gNs9eu
馬や犬みたいな労務系の家畜って、やっぱりメイドさんでイメージするな。
社会性があって主人に忠実だし。

516:名無しさん@ピンキー
10/05/18 00:03:37 w1Z95yZH
投下します。

517:キモオタ中年と猫のミーシャ
10/05/18 00:09:52 w1Z95yZH
俺は現在43歳失業者で独身でニートだ、名前?どうでもいいだろう!?
仮にタダオとしておく。
求職活動は、もう諦めた。酒、煙草、ギャンブルは一切やらない
ん?何の為に生きてるかだって?
ふ‥愚問だな…猫耳の為だ。
「たるとチャン最高!!」
今日のオカズは魔法少女猫たるとチャンだ…
そっとズボンとパンツをずらして俺自身を取り出す。
「たるとチャン…ハァ……ハァ…」
シュッ…シュッ…
「ハァ…ハァ…っ!」
つい息が荒くなってしまう。
もう少し…もう少しでイける…

フィニッシュは……俺は部屋を見回す……
いた!!「にゃあ」
唯一の同居人猫のミーシャ白の美雌猫だ。
「へへへ…ミーシャちゃん‥今ぶっ掛けてあげるからね」
俺は限界まで膨張した一物をミーシャに向ける。
「ふーっ!!」
ミーシャは爪を立て威嚇するが…
「無駄無駄無駄…俺の精液は五mは跳ぶハァ…ハァ…うっ」
どぴゅ‥どぷ‥びゅる
全弾命中!「ふに゛ゃ!?」
ミーシャは慌てて逃げ出した。

「ふーっ今日も絶好調…今度はミーシャの膣内で…」
「そんな事したらスレ違いになるでしょ!このクソオタク。」
は!?何処からか声がする…この家には俺しか居無い筈だが…
「此処よ!!全く‥オタクは目も悪い。」
声の方向を振り返ると…
輝く銀髪、透き通る白い肌そして猫耳、尻尾「ふん‥よくもいっもいっもクッサイ精
液ぶっ掛けてくれたわね」       高校生位の全裸猫耳美少女もしかして‥
「お前ミーシャか?」
「そうよ‥タダオ今頃気付いたの‥ったく、コレだからオタクは」
「も・萌え萌え」俺がミーシャに抱きつこうとすると…
「スレ違いだと言ったでしょ!何なのよその嬉しそうな顔はっ!          ファッキン! ファッキン! ふぁあぁぁぁーーっきん!」
下品な横文字で三回罵倒された後半身をずらしてからの回し蹴りをお見舞いされた。


「ぐはっ!?」クリティカルヒット!
俺は後方に大きく吹っ飛ばされて後頭部を強か打ったのか動けなくなった。
ミーシャは俺を見下ろして露出した一物を見るとニヤリと笑った。
「小汚いチ○○コだ事」
一物に足を乗せるとグィグィと体重を掛けて行く。
「どう!痛い?…」
痛いと言うよりこれは…
思わず笑みが零れる俺、どうやらミーシャの逆鱗に触れたらしく…
「何なのよ!!このクソ変態!」
満身の力を込めて一物を踏み潰さんばかりのミーシャ。

518:キモオタ中年と猫のミーシャ
10/05/18 00:13:49 w1Z95yZH
「い‥いい…」
思わず快感で背筋がゾクゾクとしてしまう、俺ってマゾだったっけ?
ミーシャは大きな溜め息を一つ吐くと俺の上に馬乗りになりチラッと一物を見る。
「このデカマラが…」
そう一言呟くと俺の一物をソッと可愛い唇に含ませる。
「ん・んん・・」
こ・これは…猫舌のザラザラした感触が俺を襲う。ミーシャの耳がピクピクと動く。
尻と尻尾をいやらしく振りながら夢中で                    ペニスを味わっている。「うおっ!」
俺が喘ぎ声を上げ出すとミーシャの舌使いや速度も上がってゆく。
ぴちゃぴちゃ、ちゅぽちゅぽ
絶妙な舌使いに射精感が高まる。
「み・ミーシャ…」
「ダメよ」
一物の根元を掴まれ射精を止められる。
「タ・タダオのデカマラのせいで仲間の雄と交尾出来なくなったんだから
せ・責任とりなさいよね!」
ミーシャは紅潮した顔を俺に近づけると貪る様に口付ける。
「ん・んん」
ミーシャのザラザラした舌が俺の口内を蹂躙する。
くちゃくちゃ絡み合う唾液と舌の甘い感触が俺を酔わす。
夢中になった俺は首筋から下に舌を這わす小振りな胸にたどり着くと
乳首をねっとり舐め固くなった突起を甘噛みする…
「ふあぁ」
ミーシャは白い肌を真っ赤に染めてぶるぶると身体を震わせる。
「お〇〇こも舐めて♪」
ミーシャは俺の顔に自分の股間を押しつけてくる。
ミーシャの割れ目をソッと舐めて突起に吸い付くと…
「にゃあぁ」
軽くイッタようだ。
「こ・このデカマラ私が貰ってあげるから感謝しなさい」紅潮した顔でミーシャは
俺の腰の上に、自分の腰を持ってくる。お互いの性器が触れ合う。
「タダオ、入れちゃうね……あ……」

触れ合うだけじゃ我慢できないという様子でミーシャの腰が降りてくる。
「くうぅ」
一瞬顔をしかめたミーシャだったが根元まで俺の一物を受け入れる。


519:キモオタ中年と猫のミーシャ
10/05/18 00:16:58 w1Z95yZH
「ぐあぁ」
ミーシャの膣内の肉壁のねっとりとした感触が一物に絡みつく。
「し・瞬殺して‥あ・あげるわ‥ふあぁ」
ミーシャはニヤリと笑うと腰を動かすスピードを上げる。
快楽に夢中になった俺が思わずピコピコ 動くミーシャの尻尾を掴むと…
「フギャッ! ……そ、それやめて……尻尾ダメ……」
ニャーニャーと激昂するミーシャ。煩い。尻尾を激しく擦る。
「ふにゃあ…だめ…しっぽ…感じちゃうぅ…みゃあァ!!」
膣内の締め付けが強まる。
「うあ!!ミーシャ‥そんなに‥締めると、もう出ちゃう…」
「みゃあ!!わ、私も‥イク‥私の‥膣内で‥いっぱい出してぇぇえ!!」
「み・ミーシャ‥出る………」
「みゃあぁぁぁ!!!」
俺の身体の上でガクガクと身体を痙攣させるとそのままドサリと俺に身体を預けた。
その日は抱き合ってお互いの体温を感じたまま眠りに着いた。

翌日目が覚める。
「いかん‥昨日は妄想したまま寝てしまった。」
ふと気がつくと台所からいい匂いがする。
「あら起きたの‥」
そこには俺のワイシャツを着たエプロン姿のミーシャ‥
「昨日は…夢?…じゃあ」
「夢なわけないでしょ!!」
俺の顔面に雑誌を投げつけるミーシャ。
「求人誌?」
「朝飯食べたらとっととハローワークに行く!!」
「ミーシャ…」
「べ、別にあんたの事が心配なわけじゃ無いんだから‥亭主が駄目だと世間体が悪い
じゃない!!それだけなんだから…」
「……」
どうやら俺はキモオタから駄目亭主に昇格したようだww
今日から頑張るか…
そこには少し生まれ変わった心地よい朝の風景があった。



520:名無しさん@ピンキー
10/05/18 00:19:52 w1Z95yZH
うっ!?妄想パワーで一気に書き上げたので改行、乱文等はスルーしてください。

521:名無しさん@ピンキー
10/05/18 00:52:32 Uqjl6fQ7
>>520GJ!
駄目亭主にも昇格出来ない俺は何なんだろう?

522:名無しさん@ピンキー
10/05/19 09:36:52 sNOCmp83
「クモ」基本的に繁殖は近親相姦である事が判明  理由は安全だから (47)
スレリンク(poverty板)


523:名無しさん@ピンキー
10/05/19 21:49:31 oDP9Dz+s
宮崎県で殺処分される49頭の種牛の中に、最高品質の子牛約22万頭を生み出した全国屈指の「安平(やすひら)」が含まれていることがわかった。

 人間なら100歳ほどで精液採取はできなくなっていたが、畜産関係者から惜しむ声があがりそうだ。

 安平は1989年4月生まれ。その精液はピーク時に通常の10倍以上の価格で取引されていた。全国の畜産業者の間では伝説の牛で、功績をたたえ、県家畜改良事業団の敷地には実物大の銅像がある。
(2010年5月17日12時44分 読売新聞)

URLリンク(www.yomiuri.co.jp)



すげえ

524:名無しさん@ピンキー
10/05/20 12:00:05 6Lj0eiUN
>>523
正に種牛界のノーザンダンサーだな。


525:名無しさん@ピンキー
10/05/20 13:29:16 CxVWsltp
種牡馬の場合と違って、種牛は牝とセックルできないんだっけ?
いくら子だくさんでも哀れじゃのう

526:名無しさん@ピンキー
10/05/20 16:53:54 6Lj0eiUN
ああ、種牛はひたすら精液のみを絞られるのみだから一生女知らずか…精液は冷凍保存し販売の後に精子のみを雌にか…
直接セックス出来る種馬と比較したら可哀相だな。

527:名無しさん@ピンキー
10/05/20 19:58:46 LAl17IvM
じゃあオナニーしかできない俺とそんなにかわらないね!

528:名無しさん@ピンキー
10/05/20 22:34:21 1tszNEiK
>>527
泣いた

529:名無しさん@ピンキー
10/05/20 23:19:35 6Lj0eiUN
>>527
子孫は残らない違いはあるが……
まあ、種牛の子らは食われる定めにあるから何とも言えないが…

オナニーで思い出したが、高校時代に飼ってた雌猫が、処理したティッシュの匂いを嗅いだ後にこっちを見て妙な艶を含んだ鳴き声上げて擦り寄って来たのを思い出したが。

530:名無しさん@ピンキー
10/05/21 03:40:08 Ozv3/YEF
>>527
それは、出した精液の匂いに釣られた雌猫や何かの虫娘に逆レイプされるフラグと見た。

531:名無しさん@ピンキー
10/05/21 14:16:15 TVuNdvMD
軍曹いたから捕まえてトイレに流した

532:名無しさん@ピンキー
10/05/21 14:51:13 Y/bYzDbC
カマキリ娘さんの話がないと聞いて、早速作ったので、投下します。

533:マンティネスの森
10/05/21 14:52:12 Y/bYzDbC
 本当はこの時期、森の中を通るこの道を歩くのは危険だと言われていたのだ。
 けれど僕が中学校から帰るのに、森をぐるりと回る道を通るのは明らかに遠回りで、他の時期には普通に通っていたこともあって軽い気持ちでその道に入った。
 森の中を二キロほど。未舗装の砂利道で、幅も狭く、乗用車が通れる程度。轍の間には草が茂っている。
 人気のない道だった。
 もちろんそれには理由がある。ある危険な生き物がいるのだ。
 けれど―僕は馴れた道を自転車で進みながら、それに出くわすことなど考えもしなかった。
「あっ!?」
 道の真ん中に立つ影に、反射的にブレーキをかける。急ブレーキに車輪がロックし、砂利で滑った僕は前のめりに転んでしまった。
 草地に手を着き、顔を上げた僕を見下ろす、彼女―。
 やや病的に白い肌、鋭利な印象の目元、深い森のような黒髪、赤い唇。細い喉もとに、白い肌の下に張り詰めた筋肉を備えた肩と二の腕と―豊満な乳房の頂上で控えめに主張している桜色。
 服は着ていない。しかし、服を必要とする場所はそれくらいだ。
 顔や肩、胸やお腹までは美しい女性のものだが、ヘソがあるはずの位置から下は昆虫の腹部。
 カマキリと人間が融合したのような生物だった。
 胸部と腹部の付け根あたりからカマキリの二対の脚が伸び、ほぼ直立して僕を見つめている。
 腕は肘から先がカマキリを象徴する鎌になっていて、腋を締めた姿勢―いつでも鎌を繰り出せるよう、構えていた。狩りの体勢と同じである。
 マンティネス。カマキリの女性―この森の食物連鎖の頂点に立つ蟲人。
 もちろん、その食物連鎖に人間は勘定に入ってない。……この時期を除いて。
 彼女たちの平均的な『全長』はおよそ130センチ。四足なので、頭の高さは1メートルほど。大型犬程度の大きさのはずだが、目の前で鎌を構えられ、見下ろされていると、自分よりもずっと大きく感じてしまう。
「ぁぅ……」
 漏れそうになった声を抑える。彼女たちとにらみ合いで大きな動作や音はご法度だ。たとえ人間でも、鹿やイタチと同じように反射的に捕らえて頭をかじられてしまう。
 と―マンティネスが動く。見えないほどのスピードで伸びた鎌がジャージの肩を引っ掛け、引き寄せられる。
 彼女に引き立てられ、膝立ちに。腰にも鎌を回され、ぐいと上半身が密着する。
 顔面数センチに迫る、整った綺麗なお姉さんの顔。
 口紅もつけてないはずなのに鮮やかな色の唇や柔らかそうな頬に視線が吸い寄せられるが、彼女の口の中には人間のような歯や舌の代わりに、肉食昆虫の大顎が隠されている。
 今だって軽く開いた口から、硬質な外骨格の一部が覗いている。あの大顎で、獲物の肉をむしり、骨を砕くのだ―。
 獲物。今の僕がまさにそうだ。恐怖に体が震え、呼吸が浅く、早くなる。
 だというのに―ジャージ越しに触れる彼女の乳房の感触、立ち上がってくる甘い匂いに、僕の下半身は充血し始めた。
 死が迫っているというのに―心臓の鼓動が、恐怖によるものなのか彼女の魅力によるものなのか、わからなくなっていく。
 ジャージのズボンを押し上げる肉棒がマンティネスの昆虫の腹に押し当たる。
 僕の顔をまじまじと見つめていた彼女は、腹部に当たった感触に反応したらしく、にやり、と頬を持ち上げた。
 笑っている―?

534:マンティネスの森
10/05/21 14:52:56 Y/bYzDbC
「痛ッ」
 腰に回されていた鎌に力がこもり、ジャージを引き裂かれる。布地を突き破っていた鎌の棘に、肌が浅く切り裂かれた。
 同時に下着も破り取られ、下半身丸出しの状態で地面に押し倒され、マンティネスは鎌で僕の太腿あたりを押さえつける。
 そして彼女の胸が固くなったままのペニスに押し当てられ、僕は彼女が何をしようとしているのかがわかった。
 発情期なのだ。
 マンティネス―カマキリの女性。その名の通り、同種に雄がいない。そのため、繁殖に必要な精子は、人間から奪わなければならないのだ。
 今の僕のように。
 マンティネスは人間は襲わない。ヒトとしての要素が共食いを避けていると言われているが、発情期だけは別だ。
 人間と見ればこうして捕まえて、男かどうか、射精できるのかを調べる。
 そして彼女の眼鏡にかなわない者―女性や子供、不能の男―は、産卵を控えた彼女たちにとって、上質な栄養源となる。
 彼女は僕が男だとわかった。今度は生殖可能かを調べるのだ。
 この、豊満な乳房で。
「ぅあぁ……!」
 雑誌のグラビアでも見たことのない大きさのおっぱいが、勃起した僕のペニスを挟み込む。
 マンティネスが肘で両乳房を圧迫し、押し下げるよう動かす。みっちりと吸い付いた肌に引っ張られた皮がむけ、亀頭がむき出しにされてしまう。
 すっぽりと包まれ、柔らかさと温かさ、押し返してくる弾力とともに、熱く湿ったヌメリを感じた。
 マンティネスの胸の谷間と乳首には、フェロモンの分泌腺がある。それがヌルヌルの粘液として乳房に包まれたペニスに塗りたくられているのだ。
「ッ―! はっあぁ……!」
 最初は先っぽが熱いような感じで、それが全体に、そして今までにないほど硬くなっているのがわかった。
 粘膜で吸収されたマンティネスのフェロモンは強力な媚薬だ。揺さぶり始めた乳房の中から響く粘音は、彼女から分泌されたものだけではない。
 じわじわと際限なく先走り汁が漏れている。
 ―き、気持ちいい……。
 大きなおっぱいに一番敏感なところを掌握されて、どんどん気持ちよくなっていく。
「あ、う。お姉さん……」
 快感に身を委ね、襲われたはずのマンティネスに甘えたくなった僕は、呆けた声を上げながら彼女の顔をのぞいた。
「ッ!」
 彼女の目は、獲物を見定めるような、捕食者の目つきだった。
 そうだ。これは僕が生殖できるかどうかのテストなんだ。彼女の気が済むまでに射精しなかったら、不能者と見なされて僕は食べられてしまう。
「ふぁ……早く、イかなきゃ―!」
 しかし、腰を動かそうと力をこめると、太腿を捕らえた鎌がグイと肌に食い込んだ。
 動くな―そう言ってるのだ。
「そんな、ちゃんとイけるから、気持ちよくて、もうすぐ―あ、あぁ……!」
 鎌で腰を封じられ自分で動けないまま、乳房の揺さぶりが刷り込む快感の中に、僕は男の証を放った。
 捕食者に対する恐怖と、ペニスに与えられた乳房の愛撫が一体になった快楽に、僕は鎌が食い込むのもかまわず腰を震わせてしまう。
 太腿が解放され、僕は草の上に仰向けにされる。
 でも解放されたのは一瞬だ。僕をまたぐように覆いかぶさったマンティネスは、僕の肩と首に鎌をまわす。
 胸元に引き寄せながら、僕の顔を見つめて、ニィ、と笑いかけた。
 それは変わらない、捕食者の笑み。
 捕らえた獲物をこれから味わう、喜びの笑みだ。
 僕は今の射精で、自分がおいしい獲物だと明かしてしまったのだ。
 放った精液は男の証ではなく、僕を食べてくださいという、屈服のサイン。

535:マンティネスの森
10/05/21 14:54:19 Y/bYzDbC
「あ、う……。お姉さん……」
 一度射精して萎えかけたペニスにうにうにと動く柔らかな何かが触れる。
 マンティネスの生殖器だ。彼女たちが男を受け入れる―いや、男を貪るための穴は腹部の先端にある。ようするに尻尾の先だ。
 顔に柔らかい乳房が押し付けられた。大きなおっぱいはたちまち僕の顔を包み、女性の匂いに鼻腔が満たされる。
 ぬめった感触はフェロモンを含んだ粘液だ。気化したそれの効果か、乳房に抱かれた感触のおかげか、僕は妙な安心感に捉われ、脱力してしまう。
 僕は顔を胸に抱かれる格好で、男根を生殖器に咥え込まれる。
 入り口は粘液で湿り、唇や舌が食べ物を口の奥に運ぶように柔肉が蠢き、柔らかくなったペニスでさえも関係なく、奥へと引き込んでいく。
「あぁ―。あったかい……。ふあぁ」
 柔らかい何かが敏感な所に絡みつき、撫で回し、締め付ける。瞬く間にペニスが硬くなり、射精するための状態になる―。
「あ、あぁ―!」
 ぬめった柔らかい肉が膨らんだ亀頭に絡まり、圧迫して蠕動する。
 容赦なく快楽を刷り込まれ、僕は耐えることなどできず精液を搾り出された。
「あッあッ、あぁぁッ」
 射精の最中も膣内の動きは続く。精液を吸い上げ、胎内へと。
 まるで食べられているみたいだ。いや、彼女にとって、捕食も生殖も同じことなのだ。
 捕まえたのが雄ならこうして交わり、そうでないなら、肉を貪る。
 大顎で頭をかじり、血を啜る代わりに、柔肉でペニスを咀嚼し、精液を搾り取る。
 どちらも命の営みに必要だという点は同じで、彼女にとっては僕も自分や子のための獲物でしかない―。
 乳房に埋もれた僕に、マンティネスがニィ、と笑う。僕を射精させ、精液を胎内に取り込んだことへの、悦びの笑み。
「うぅ、お姉さぁん……」
 彼女が悦んでくれてる。それが、なんだか嬉しい。
 獲物でもいいと思った。もっと、彼女を悦ばせたい。もっと精を捧げたい……。
 甘えるように、右手を彼女の乳房に近づける。
「うわっ」
 けれど、彼女の足が鋭く動き、僕の右手を打ち払うと手首を踏みつけて動きを封じた。
 ―獲物はおとなしく食べられなさい、とでも言うように、首を捕らえた鎌に力がこもってむっちりと乳房が顔面を圧迫する。
「むぐ……!」
 口と鼻をふさがれ、息ができない。谷間から分泌された粘液が頬でぬめり、わずかに開いた隙間から吸い込んだ空気は、フェロモンで飽和していた。
 女性のおっぱいに圧迫される興奮とフェロモンの効果に、股間がまた硬くなって膣の蠕動が再開される。
 苦しいのに気持ちいい。イジメられているのに嬉しい。もっと彼女に食べられたい。
 口を開けて舌を伸ばし、谷間にぬめる粘液を舐める。甘い味と熱い感覚が口いっぱいに広がって、飲み下すと熱が体中に広がっていく。
 ―もっと、もっと欲しい……。
 首を動かし、彼女の乳首を探る。唇に触れた乳首に吸い付き、舌を絡めた。
 甘く熱い粘液があふれ、フェロモンの効果で肉棒が痙攣する。
 膣の蠢きにたっぷりと精液を献上し、最後の一滴まで吸い上げられる。射精の快感に翻弄されながら、僕は彼女のおっぱいを吸い続けた。
 そうすれば、フェロモンの効果で、もっとたくさん精液を出せるからだ。
 懸命に乳房に吸い付く僕を見つめ、彼女は手首を踏みつけていた足を離す。
 僕は恐る恐る手を乳房に近づけ―右手がずぶずぶと柔らかな肉に埋まり、抜群の弾力と圧倒的な質量、夢中になる感触を堪能した。
 これは彼女からのご褒美だ。僕が従順に精を捧げる意思を示したことに、彼女は胸に触れることを許してくれたのだ。

536:マンティネスの森
10/05/21 14:55:16 Y/bYzDbC
 ご褒美はそれだけではなかった。
 今まで、肉棒を咥え込んで膣の蠕動だけで精を搾っていたマンティネスが、腹部を動かし始める。
 フェロモンで硬いままのペニスに、きつく締め付ける柔肉と彼女の腰の動きに貪られ、今まで以上の気持ちよさで射精に導かれた。
 射精の最中も彼女は腹部を上下させ、快感を送り込む。鼻をふさがない程度におっぱいを押し付け、満足げな笑みを向けてくれる。
 直接飲み込んでいるフェロモンのおかげでペニスは元気なまま。上下の運動と膣の締め付け、精液を吸い上げる蠕動に、ほとんど連続で次の射精が始まる。
「むぐ……! はふっ」
 激しい快感に一瞬乳首を放してしまう。
 ダメだ、おっぱいを吸わなきゃ、射精できない。お姉さんを悦ばせて上げられない……!
 慌てて乳首を咥えなおし、乳房を揉む手にも力をこめる。
 また、射精が始まる。どんどん絶頂のインターバルが短くなっている。気持ちいい。お姉さんが喜んでる。嬉しい。もっと射精してあげたい。もっと食べられたい―!
 彼女の膣は貪欲に僕のペニスを貪り、やがて射精が終わらくなった。


 どれくらいそうしていただろう。
 いつの間にか鎌から解放され、僕はお姉さんに抱きつくようにしておっぱいに吸い付いていた。
 ペニスも膣から抜かれており、フェロモンの影響で空射ちの射精を繰り返すだけで、もうお姉さんに精を捧げることができないことを示していた。
「あ……そんな」
 乳首を放してつぶやく。これじゃ、お姉さんに悦んで貰えない。食べてもらえない。
 お姉さんが僕から離れる。
 あなたはもう用なしよ、とでも言うように、冷たい目で見下ろして茂みの中に消えていく。
「ああっ、お姉さん……。まって、少ししたら、また出せるから……行かないでぇ……」
 追いかけようとしても手足がまるで利かない。腰がガクガクと震えるばかりで、立ち上がることさえもできないのだ。
 そして、なんとか動けるまで回復して、暗くなり始めた森を探しても、彼女を見つけることはできなかった。


 あれから三日経った。
 あれからマンティネスのことを詳しく調べた。
 彼女たちは一度に数十から、百近い卵を産む。当然、そのすべてが受精しなければならないのだが、一回の交尾で受精する卵はそう多くない。
 よって彼女たちはすべての卵に受精させるために、繰り返し男を襲って精を奪わなければならない。
 あの場所に行けば、あそこを縄張りにしているお姉さんに―男を待ち伏せているお姉さんに、また会える。
 そう思って僕はまたあの時の場所に自転車を走らせた。
 三日待ったのは、精巣に蓄えられる精液は三日でいっぱいになると聞いたからだ。出来るだけたくさんの精液をお姉さんに搾って欲しかったし、そのほうがお姉さんも悦ぶはずだからだ。
 そして―
「あぁ……お姉さぁん……」

537:マンティネスの森
10/05/21 14:56:13 Y/bYzDbC
 森の中、僕の姿を見つけてくれたお姉さんが近づいてくる。
 僕は服を脱ぎ捨て、裸になってお姉さんの胸に抱きついた。
 僕を受け止めたお姉さんは、そのまま地面に仰向けに押し倒し、あの、捕食者の笑みを向けてくれたのだ。
 ああ、悦んでくれてる。僕が従順にまた精を捧げに来たから、きっとご褒美をくれる。そう思って胸に触っても、やっぱり今度は叱られなかった。
 おっぱいに吸いつき、股間を膨らませる僕に、お姉さんは腹部の先端を押し当てる。
 これから、また食べてもらえる。
 そう思うとあっという間に射精してしまいそうになる。でも我慢しなきゃ。中に入れてくれるまでは―。
「うぐ、お姉さぁん……」
 亀頭と挿入口が擦れ、それだけの快感で三日間溜め込んだ精が暴発してしまう。
 ビクビクと腰が震え、入り口で放ってしまった。当然、飛び散った精液は彼女に食べてはもらえない―。
「ぅあぁ、ご、ごめんなさい、お姉さん……!」
 謝る僕に、しかしお姉さんは冷たい目で見つめると、僕の両手を足で踏みつけ、肩を鎌で引き寄せておっぱいを顔に押し付けた。
 息ができない。
 お仕置きだ。僕が勝手に射精してしまったから。
 酸欠の苦しさの中、ペニスが呑み込まれ、膣の蠕動が開始される。
 じわじわといたぶるような、それでいておっぱいの圧迫はまったく緩まない。射精するまで許さないのだ。
 許してもらわなきゃ……ちゃんと射精して……。
 窒息寸前のなか、僕は屈服の証を捧げ、少しだけ呼吸を許されたが、またおっぱいが顔を圧迫する。
 まだお仕置きは終わらない。
 けれど、おっぱいを押し付けるお姉さんが楽しそうに笑っている。
 悦んでいるのだ。そう思うと、息の苦しさも気持ちよさに変わってくる。おっぱいに自分から埋まり、僕はもっとお仕置きして、と主張する。
 そうして、僕はマンティネスのお姉さんに食べられ続けるのだ。


おわり

538:マンティネスの森
10/05/21 14:59:32 Y/bYzDbC
カマキリって擬人化しても両手が鎌になっちゃうあたり、話を作りづらいのかなと思った。
捕食方法も蜘蛛とかと違って大顎でダイレクトだし。

539:名無しさん@ピンキー
10/05/21 18:32:49 SK40xd8y
おっぱい窒息は至高シチュ
堪能させて頂きました!

540:名無しさん@ピンキー
10/05/21 20:07:10 Mn6tsP/G
>>538
投下お疲れ様です、GJですね。

お姉さんエロかわいいですが、せめて意思疎通は喋ってくれた方が更に良かったですね、他は完璧です。

541:名無しさん@ピンキー
10/05/21 21:55:02 Ozv3/YEF
批評はいらん、それにしゃべらないからこその野性的な怖さや表情を表す事での表現の上手さが伝わって良かったがね。

とにかく、GJ

542:名無しさん@ピンキー
10/05/22 03:03:18 VEzg6cU9
>>538
エロい、グッジョブと言わざる得ない。


543:名無しさん@ピンキー
10/05/23 14:32:05 Q2eL36b0
>>538
GJ!人外描写が好きだ
口の描写のあたりで、なんとなく寄生獣の田村玲子を思い浮かべてしまったw

544:名無しさん@ピンキー
10/05/24 19:32:16 YzbJ4ezc
食べられverも見たいと思った

545:名無しさん@ピンキー
10/05/27 19:03:33 v9Y2jica
>>540>>541
批評というか、要望とか、改善点の指摘はありがたいので、もしありましたら是非。
応えられるかはわかりませんが……

それはともかく、種牛の話題からネタを思いついたので、投下します。

546:我輩は種牛である
10/05/27 19:04:19 v9Y2jica
 我輩は種牛である。童貞はまだ捨てていない。
 我輩の種で生まれた子はすでに何千にもいたる。
 今回はそんな我輩の半生を語ろう。

「うあぁ……! カスミお姉ちゃぁん……気持ちいいよぉ……い、イっちゃうよぉ」
「はぁい。いいよぉ、お姉ちゃんのおっぱいにたーくさん出してねー」
 僕はカスミお姉ちゃんが揺さぶるおっぱいの気持ちよさに、ほんのわずかに我慢することもできずに射精してしまう。
 ドクドクと漏れる精液はかぶせられたコンドームに溜まり、お姉ちゃんはむぎゅむぎゅとおっぱいに力をこめて全部搾り出すと、器用にコンドームを取って専用の容器に納める。
 そして、僕をその大きな胸で抱きしめてくれるのだ。
「いっぱい出たねー。ふふ、いっぱい出してくれるいい子にはご褒美だよー」
 ぱふっ、と顔全体を覆うカスミお姉ちゃんのおっぱい。
 さっきまでコンドームをつけた僕のおちんちんを挟んでいたせいで、ちょっとゴムのにおいがするけど、柔らかくてあったかくて、お姉ちゃんの匂いがいっぱいで、僕はおっぱいに顔をうずめてすごく幸せになる。
「ぅうーん、お姉ちゃん……」
 お姉ちゃんに抱きしめられて、僕は赤ちゃんみたいにおっぱいに吸いつく。お姉ちゃんからミルクは出ないけど、おっぱいを吸っていると体全体がふにゃふにゃになって、だけどおちんちんだけは硬くなる。
 そうすると、カスミお姉ちゃんはおっぱいで挟んで僕をまた気持ちよくしてくれる。
 でも―僕はおっぱいに埋もれている方が好きだった。本当は射精させてもらうよりもおっぱいに甘えていたいけど、そうもいかない。
 僕を射精させて、精液を採るのが雌の牛のお仕事なんだ。それで、お姉ちゃんに手伝ってもらって、いっぱい射精するのが僕のお仕事。
 雌の牛は他にもミルクを搾ったり子どもを育てたりするけど、雄の牛はこうやって赤ちゃんの元を搾ってもらうのが大切なお仕事なんだって。
 でも射精するのって、気持ちいいけどすごく疲れる。僕も大人になって大きくなれば、もっとたくさん射精できるようになるのかな?
「よしよし、いい子ですねー。ん、おちんちん硬くなってきちゃったね。うふ、また気持ちよくしてあげるねぇ……」
 カスミお姉ちゃんがおっぱいを顔から離しておちんちんにコンドームを着けようとする。
 そうだ。今日はお姉ちゃんにお願いしたいことがあったんだ。さっきいっぱい射精したから、ちょっとくらいのお願いだったら聞いてくれる。
 カスミお姉ちゃんはいっぱい射精するとご褒美って言って、僕のお願いを聞いてくれるんだ。いつもはおっぱいに甘えさせてってお願いするんだけど、今日は違う。
「ねぇ、カスミお姉ちゃん……。僕、セックスって、してみたい」
 お姉ちゃんが手を止めて僕を見つめ、小首を傾げた。
「あらあら、そんなのどこで聞いたの?」
「ねぇ、いいでしょ? 今日はいっぱい射精したし、昔はセックスして赤ちゃんを作ってたんでしょ?」
「うーん、確かにそうだけどぉ……」
 カスミお姉ちゃんがまた僕の顔におっぱいを押し付ける。ちょっとビックリしたけど、すぐに力が抜けてしまった。
「セックスできるのは、大人の牛だけなのよ? セックスしたら、もうこんなふうにおっぱいに甘えるなんてできなくなるの。おっぱい吸うの、赤ちゃんだけだもん。それでもいいの?」
 おっぱいに口をふさがれて、声は出なかったけど、僕はすごく驚いた。
 セックスしたら、おっぱいに甘えられない。
 セックスはしたいけど、これからおっぱいに甘えられなくなるのは嫌だ。
「おっぱいに甘えるのとぉ、セックスするの、キミはどっちが好き?」
 お姉ちゃんがうりうりと顔に押し付けたおっぱいを揺さぶる。
 僕はおっぱいに頬ずりしながら、
「……おっぱいがいいよぉ……。ごめんね、お姉ちゃん……」
「うふ、いいですよぉ。今日は、もういっぱい出したから、ご褒美です。いっぱい甘えていいんだよー」
 そうして僕はカスミお姉ちゃんのおっぱいに吸いついた。
「キミがもう少し大きくなったら、お姉ちゃんもキミの精液をもらって、赤ちゃんを産むんだよー。セックスして大人にならなくても赤ちゃん作れるから、いっぱいおっぱいに甘えていいの」
 おっぱいに埋もれて、お姉ちゃんの感触に包まれていると、目がトロンとなる。
 ちょっと前はそのまま眠っちゃったけれど、今はなんだか、おちんちんが中途半端に気持ちよくなって、それが気になってしまう。
 おっぱいに甘えていたいけど、おちんちんを気持ちよくして欲しい。
 だけど結局、僕はその日、おっぱいに甘え続けた。


547:我輩は種牛である
10/05/27 19:06:03 v9Y2jica
 それから何年かして、カスミ姉さんは僕の精液をもらって赤ちゃんができた。
 お腹に赤ちゃんがいる間は僕の精液を採取する仕事はできないから、それを引き継いだ雌の牛が僕を訪ねてきた。
 子どもの頃よく遊んだ、僕をお兄ちゃんと慕ってくれていた、サクラちゃんだ。
 カスミ姉さんの実の妹で、姉さんによく似ている。胸の大きさも負けていない。
「えへへ……。ひさしぶり、お兄ちゃん。今日から私がお兄ちゃんをイカせる係りなの。お姉ちゃんに負けないくらい、気持ちよくしてあげるからね!」
 そう言ってサクラちゃんは僕に抱きつき、顔におっぱいを押し付けてきた。
「んふふー。お姉ちゃんから聞いたんだよー。お兄ちゃん、顔をパフパフされるのが好きなんでしょー?」
 首を動かしてサクラちゃんの谷間から彼女の顔を見上げて、
「まったく、カスミ姉さんは僕をいつまでも子ども扱いする……」
「んんー? そんなこと言って、ココはすっごく元気になってるよぉ?」
 サクラちゃんが硬くなった僕のペニスを手でさする。それだけで気持ちよくなり、先走りの汁がにじんでしまう。
「あは……。もうイきそうになってる。それじゃ、準備するね♪」
 そしてサクラちゃんがコンドームの封を切ってペニスに装着しようとする。
「あ、あの、サクラちゃん……!」
 その前に僕は彼女を呼び止めた。
 カスミ姉さんにはうやむやにされてしまったけど、サクラちゃんなら聞いてくれるかもしれない。
「サクラちゃん、セックス、させてくれないかな?」
 そう、セックスだ。何度もカスミ姉さんにおっぱいで射精させてもらったけれど、僕はまだ童貞なのだ。
 サクラちゃんは昔から本気でお願いすると、なんのかんのと言いながら聞いてくれる子だった。
 そんなサクラちゃんなら―。そんな期待を胸に僕はサクラちゃんの返答を待ったのだが、
「お兄ちゃん。種牛さんは、童貞じゃなきゃいけない決まりなんだよっ。そんなお願い聞いて上げられない。
 もう、ちょっと会わないうちに、こんなに悪い子になって、私悲しいよッ?」
 そう言ってサクラちゃんはペニスを強く握る。
「そんなイケナイお兄ちゃんには、お仕置きしちゃうんだから」
 そして硬いペニスを両乳房でむぎゅっ、と挟み込んでしまう。コンドームもつけないままで。
「ふ、ふあぁぁ―!」
 今まで感じたことのない感触。亀頭に、カリに、サオに、温かい体温が直に触れ、サクラちゃんの瑞々しい肌が僕の敏感なところに吸い付いてくる―。
「あれれ? お兄ちゃん、もしかして生でパイズリしたことないの?」
「ふぇ? パイズリって、コンドームを着けてするものじゃないの?」
 そうしないと、精液が飛び散って採取できなくなってしまうし、カスミ姉さんはおっぱいで挟む時は必ずコンドームを使っていた。
 こんなふうに直接おっぱいにペニスが包まれるのは、初めての経験だった。

548:我輩は種牛である
10/05/27 19:06:32 v9Y2jica
「あは、そーなんだ。お姉ちゃん、生ではしてくれなかったんだ。それじゃ、お兄ちゃんはパイズリの方も童貞なんだね。うふふ……。私がお兄ちゃんの初めてなんだ……」
 にこ、と笑ったサクラちゃんは、細かく震えて悶える僕を見つめながら、乳房を動かし始めた。
「ふあっ、あっあぅ……。さ、サクラちゃん、激し、イっちゃう……!」
 敏感な亀頭にぷりぷりとした乳房の肌が吸い付いて扱きあげられる。初めての快感に腰がひとりでに震えてくる。
「うふ。はい、だーめ」
 と、サクラちゃんはおっぱいの動きを止め、ペニスの根元をきゅっと摘む。
 ビクビクと肉茎を昇り始めた精液が押し留められ、じわじわ痺れる感覚に僕は息を漏らす。
「な、なんで……?」
「うん? お兄ちゃん、これはお仕置きなんだよ? 射精して気持ちよくなったら、お仕置きにならないじゃない。イケナイことしようとしたお兄ちゃんは、ちゃんと反省するまでイケナイのっ」
 射精の震えが治まると、サクラちゃんはまたおっぱいをゆさゆさと揺さぶってくる。
「そ、そんな……。ぼ、僕が悪かったよッ、お願いだからイカせて―!」
 ガクガクと震える腰をサクラちゃんはがっちりと押さえて動きを封じる。これじゃ、自分で動いてイクことも出来ない―。
「んー。あんまり反省してるように聞こえなーい。もう二度とそんなことしようとしないように、きっちり調教してあげる。
 セックスなんかより、おっぱいで搾られるほうがずっと、ずーと気持ちいいんだからッ。おっぱいじゃないと射精できないようにしちゃう」
 また射精が止められる。さっきよりも間隔が短くなっている。このままじゃ、ずっとイク寸前でパイズリされることに―?
「あ、あ、あぁぁッ。お、お願い、サクラちゃん……。イカせてぇ……」
 必死に懇願する僕を見て、サクラちゃんはちょっとだけ迷って、
「もう、しょうがないなぁ、お兄ちゃんは。今度したら、こんなもんじゃ済まないんだからね」
 コンドームの封を切って口に咥え、にゅる、とペニスに口で吸い付くようにして装着する。
 先端から、亀頭、カリ、裏筋を滑る唇の感触に、僕はゴムをかぶせられた直後に射精を開始した。
 サクラちゃんの口にペニスを呑みこまれたまま、射精を感じ取ったサクラちゃんはゴムの上から舌を絡め、気持ちいい射精を促す。
「あ、あぁ……」
 ちゅぽ、と音を立ててペニスを抜き、コンドームの中にはドロドロとした白い粘液がたっぷりと溜まっている。止められた分をまとめて出したみたいだ。
「ん。もう、お兄ちゃん早すぎー。あやうくこぼしちゃうトコだったよ。こっちの方もしっかり調教しなきゃだね。
 お姉ちゃんったら、甘やかしすぎなんだもん。これから私が、たーっぷり鍛えてあげるね♪」
 楽しげに笑ってコンドームを外し、容器に納めてから次のコンドームを取り出す。
「えぇ? その、イったばっかりだから……」
「言ったでしょ? お兄ちゃんのおちんちん、ちょっと可愛がっただけでイっちゃう弱弱なんだから、私が連続でイっても平気なように、調教してあげる♪」
 ペニスを扱いて硬くして、僕はサクラちゃんのおっぱいに包まれてしまう。
 そしてサクラちゃんにされるがまま、僕はたっぷりと精液を搾られることになった。


549:我輩は種牛である
10/05/27 19:07:56 v9Y2jica
 それから数年、私はサクラにたっぷりと『調教』された。
 おかげで女の子の胸に包まれると、いまだにすぐにイきそうになるものの、ある程度コントロールできるようになった。もっとも、コントロールするのは女の子の方だが。
 大人になって体力もつき、連続で搾られるのも平気になった。
 そうして私は種牛として優秀であると見なされるようになったのだ。
 私と比較的長くパートナーだったサクラだが、先日、姉のカスミさんと同様に私の精液をもらい、私の子を孕むことになった。
 カスミさんも第二子を授かり、そうなるとこれから私のパートナーは誰になるのかと思っていたとき、彼女がやってきた。
「おひさしぶりです、お父さま。スイレンです」
 私とカスミさんの子、スイレンだった。
 ひさしぶりと言うか、少し前までカスミさんのおっぱいに吸い付いていた小さな女の子が、ほんの少し見ない間にすっかり大きくなっていた。
 カスミさんにそっくりだし、どこか私の―私の母の面影も感じさせる、淑やかな立ち振る舞いで一礼すると、彼女は言葉を続けた。
「今日からしばらくの間、私がお父さまの精液を搾ることになりました。私、お母さまや叔母さまからやり方は教わっているのですが、実際に男の方に触れたことがなくて……。
 教わったことがちゃんと身についているのか、優秀な種牛であるお父さまに試していただきたいのです」
「なるほど、それで……」
 普通、実の親子でパートナーを組んだりはしない。しかし彼女の最終試験的なことなら、この采配も納得できた。
「では、早速、搾らせていただきます、お父さま」
 そう言って、スイレンは私にのしかかり、大きく育った瑞々しい乳房を顔に押し付ける。
 若さを感じる肌の中に、柔らかさと温かさ、包まれると安心してしまう幸福感。カスミさんの胸とそっくりな感触……いや、それよりもむしろ、母さん……?
「ふふ……。おっぱいに包まれると、あっという間に赤ちゃんみたいになってしまうんですね。お母さまに聞いた通り。だけど……」
 と、スイレンは顔に胸を押し付けたまま手を伸ばし、硬くなったペニスに繊細な指を這わせる。
「む、ぐぅ……」
「ココはすごく硬くなってます。今すぐにでも射精してしまいそう……。私、知ってるんですよ、お父さまが、童貞だってこと……」
 ペニスに絡めた指を上下に蠢かせ、
「童貞のお父さまは、雌牛にペニスを刺激されると、すぐに射精してしまわれるのでしょう? でも、手でイカせるなんてもったいないことはいたしませんよ? 教わったとおり、ちゃんと胸でイカせて差し上げます」
 おっぱいに甘えていても、ペニスを刺激されると射精したくなってしまう。なのに、スイレンはこのままではイカせてくれないという。
「むぐ……。スイレン、イカせて……おっぱいに挟んで、もう我慢できない……」
「ふふ、叔母さまに教わった通り……。お父さま、今、お父さまが射精しないのは、お父さまが射精を我慢しているからじゃありませんよ? 私が我慢させているんです」
 彼女の言うとおりだ。私はすでに射精寸前の状態で、あと少しでも強く刺激されれば快感を吐き出してしまう。
 そのギリギリのところで加減されているのだ。
「それでは、私のおっぱいを味わってください」
 そして、素早くコンドームをかぶせると、射精直前の快感で震える肉棒を豊満な乳房で挟みこむ。
 張りのある肌の弾力、みっちりと包み込む質量感、優しく蕩けさせる温かさ、そして乳房そのものの柔らかさ。
 ただ挟まれているだけで、イってしまうそうだ―。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch