不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part13at EROPARO
不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part13 - 暇つぶし2ch150:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:45:13 OJG4BOwC
その日の晩、綾音はベッドの中で身悶えていた。
「ん・・・あ  ・・くっ・・・・」
ちらり、と時計を見ると麻衣に治療を施してもらってから6時間ほどが経過していた。
綾音の体はやり場のない焦燥感に苛まれ、体をくねらせて綾音の中で燻り続ける炎にじっと耐える。
この正体不明の焦燥感は日に日に大きくなり、綾音が安らかに寝付こうとする事を許さない。
彼女の寝巻は大粒の汗を吸収し、じっとりとしている。
「・・・薬・・ 薬が欲しい・・・」
治療を受けるとこの身を焼く焦燥感が消えることを綾音は気づいていた。
この状況を打開するにはあの薬が必要だと直感的に綾音は感じる。
このまま身を持て余していたら、今晩は眠ることはできないだろう。
綾音はベッドの上で身を起こすと、濡れて重くなったショーツをゆっくりと降ろす。
ショーツは汗とは違う液体をたっぷりと含んでおり、その液体は布地と綾乃の秘所との間に透明な架け橋を架ける。
「・・・やだ ここ、こんなになってる・・・」
綾音の膣は後から後から愛液を分泌し、ヒクっと収縮する度に中から濃厚な愛液があふれ出す。
彼女は今まで進んで触れたことのない穴に恐る恐る指を挿入する。
「あん・・・!!」
愛液でぬめる狭い膣口に指を挿入すると、足先から脊髄にまでビクン!っとした電流が走る。
初めて体験するその電流は綾音にはちっとも不快に感じられなかった。
むしろもう一度その電撃を体が欲し、もう少し深くまで指を突っ込む。
「んく・・・ あはっ あっ あっ・・・」
綾音はまるで快楽に教えられるようにその指を動かした。
やがて綾音は挿入した中指をいつも治療で使っているスポイトに見立てて膣の最奥、子宮口付近にまで深く挿入した。
通常、閉じているかパスタ一本分くらいしか開いていないはずの子宮口は、度重なる麻衣の治療によって開き気味になっており、
膣が収縮するタイミングに合わせてパクパクと口を開いていた。
綾音は挿入した指をかき回し子宮口を探り当てると、ぐっと指先に力を入れて子宮口に中に指を入れる。
くちゅっ
「ああぁぁぁっ!!」
その瞬間綾音は絶頂を迎えて大きく下腹部を蠕動させる。
頭の中が真っ白になり、その一瞬は不安感や焦燥感などあらゆる心配ごとから解放され、まさに体に翼が生えて天にも昇る幸せを感じていた。
「はぁ はぁ はぁ はぁ」
荒く、肩で息をしている綾音だったが、絶頂の大波が過ぎるとまたあの焦燥感が徐々に体を蝕むのを感じていた。
何かが足りない・・・。どうやらこれでは根本的な解決にはならないらしい。
しかし他に有効な手段を持ち合わせていない綾音は、明日朝一番で麻衣の部屋に行こうと決心しつつ、
その晩は疲れて気絶するまでオナニーをし続けた。

151:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:46:31 OJG4BOwC
―― コン コン!
綾音は震える手で麻衣の部屋のドアをノックした。
「どうぞ」
「・・・失礼します」
「あら、随分早いのね。どうしたの?」
そう尋ねられると綾音は堰を切ったように言葉を発する。
「薬が!薬が欲しいんです!! 昨日なんかまともに眠ることができませんでした! 助けてください・・・」
「わかったわ、ちょっと落ち着きなさい。 とりあえずちょっと様子を見せて。 ベッドに上がって下着を脱いで頂戴」
綾音は言われるがままに下着を脱ぎ、ベッドの上でM字開脚の姿勢をとる。
麻衣のところに来る前に、綾音は一応シャワーを浴びてから来たのだが、綾音の秘所は既に潤み切っており、その愛液は太腿にまで垂れていた。
「フフフ・・・」
発情しきって熟成された雌のフェロモン臭を発する綾音の秘所を見て、麻衣は満足げな笑みを浮かべた。
「綾音、これが欲しいの?」
麻衣はいつもの薬液とスポイトを手に綾音に尋ねる。
綾音はその白い液体を見るとカクカクっと首を縦に上下させた。
昨日の晩から待ち焦がれていたものを見て、綾音の表情はうっとりとしたものになる。
「ふふっ、もうローションなんか使う必要のない位濡れてるわね・・・」
麻衣はちゅうぅっと薬液をスポイトに吸い取ると、綾音の濡れそぼった膣に挿入する。
そしてスポイトの先端は子宮口を貫通すると、子宮の奥深くでその白濁を吐き出す。
「はぁぁぁっ・・・・」
薬液が子宮全体に沁みわたると、自分の体が軽くなって羽毛のようにひらひらと空を舞っているような錯覚を感じる。
圧倒的な快感と多幸感で、普段は凛々しい綾音の相貌はだらしなく緩み、口の端からは透明な雫が垂れる。

10分後、ようやく瞳に理性を取り戻した綾音に麻衣は告げる。
「どうやら今がヤマのようね。あなたの胎内の蟲を退治するにはこまめに薬を注入してあげる必要があるわ」
そう言うと麻衣は紙袋に入ったスポイトと白い液体が入った薬瓶数本を綾音に手渡す。
「これで必要に応じて自分で薬を注入して頂戴」
「はい・・・わかりました」
「薬が無くなったら私のところに来てね、代わりのをあげるから」
綾音は思いがけず必要としている薬を手に入れることが出来、喜びを隠しきれずにいた。
「はい!ありがとうございます」
綾音は満面の笑みを浮かべて礼を言ったのだった。

152:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:48:50 OJG4BOwC
「っはぁぁ・・・」
とあるコンビニのトイレの中。
綾音は肺の奥から絞り出すように艶っぽいため息を漏らした。
体を駆け巡る狂おしい程の快楽に身を委ね、くぱぁ、と左手で膣口をくつろげたポーズのまま綾音は脱力する。
今しがたスポイトを抜き取ったばっかりの子宮口は、もっと、もっと、とより多くの薬液をねだる様にヒクつき、
手を放しても尚、だらしなく口を開いたままの膣口からはダラダラと止めどなく愛液が垂れ落ち、便器の中の水と混じっていく。
あの日麻衣から薬を受け取って以来、焦燥感を感じる度に綾音は薬液を使用した。
初めの内は日に二回程の使用で済んでいたが、今は就寝前、起床後、妖魔との戦闘前、戦闘後、更には今のように少し体がむずっとした時など
日に日にその使用頻度が増えていた。
綾音の中の時間の感覚と平衡感覚が奇妙に混ざり合う。
時間と空間の区別が無くなる感覚を感じながら綾音は便座に全体重を預けて、薬液がもたらす至福の快感の中をたゆたう。
やがて
――コンコンコン
ドアがノックされる音に綾音の意識が暗がりの奥深くからゆっくりと浮上する。
綾音は気だるそうにトイレットペーパーで愛液に汚れた秘所を拭うと、身なりを整えて個室から出る。
ドアの前にはそのコンビニの女性店員が立っていた。
「あの、大丈夫ですか? どこかお体の具合でも悪いのですか?」
「い、いえ。大丈夫です。」
慌てて否定すると、飲み物だけを買ってそそくさと店を後にする。
携帯電話で時間を確認すると、コンビニに入った時から30分以上時間が過ぎていた。
その事実に軽い衝撃を受けつつ、綾音は再び歩き出した。


153:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:50:08 OJG4BOwC
淫臭漂う綾音の部屋。
カーテンを閉め切った薄暗い部屋の中、綾音はベッドの上で思う存分心地よい気だるさを甘受していた。
今日は起きた時からずっと断続的に薬を使っていた。
泥のようにベッドの上に横たわる綾音の秘所は、傍目には失禁したと見紛うばかりの愛液を垂れ流し、シーツにシミをつくる。
綾音の白いお腹は、時折思い出したかのようにビクッ、ビクッ、と痙攣をする。
時間の感覚がまるで解らない。
一時たりとも子宮内の薬液が空になることを受け付けなくなってしまった綾音は体の要求に従って薬液を子宮の中に注ぎ込む。
吸収される量よりも多くの薬液を注ぎ込んだ結果、子宮の中は一杯に満たされて綾音の下腹部は僅かに膨らみを見せた。
「もう少し・・・入れようかな・・・・」
快楽に濁った瞳のまま、綾音はぽつりと呟いて薬瓶を手にする。
「あ・・・」
しかし、手に取ったその瓶は既に空だった。みるみる落胆の表情を浮かべる綾音。
他の瓶に目をやるが、そのどれもが中身が無く瓶の向こう側の景色を無情に映している。
名残惜しく、瓶の中のやや生臭い薬液を指でこそぎ取ると、滔々と蜜をしたらせる蜜壺の中に塗りたくる。
「あぁぁっ ああぁん ああ・・・」
くちゅくちゅと指をかき回して一通りの快感を貪ると、綾音は新たな薬液を貰いに行くことを決意する。
(あの薬が無いと、わたしはもう生きていけない・・・)
それは偽らざる本音だった。
綾音は愛液に汚れた体を気にする様子もなく、そのまま上から服を羽織るとパンプスをつっかけ麻衣のもとに向かった。

154:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:53:46 OJG4BOwC
「どうぞ」
麻衣の声に誘われるようにして綾音が麻衣の部屋に入る。
「・・・・くすり・・・ くすりを・・下さい・・・」
うわ言のように薬液を求める言葉がついて出る。
「フフフ・・・綾音、あなたすごい匂いを出しているわね。 いやらしくて、とっても素敵よ・・・」
麻衣は綾音から発しているねっとりとした淫臭を胸一杯に吸い込んで言う。
「でもごめんなさい、あの薬はいま品切れなのよ」
「え・・・!?」
「まぁまぁ、そう焦らないで。 だから今日は直接あなたに薬液を注ぎ込んであげようと思って」
「・・・?」
彼女の言っている意味がよく解らず、綾音は頭の上に?を浮かべる。
「いつも通り服を脱いでベッドの上で待って頂戴」
その指示に従って綾音は裸になり、ベッドの上でいつもの態勢をとる。
麻衣は奥の戸棚を開け、ギラっと銀色に光る手錠を二つ持ち出すと
ガチャリ!!
綾音の両手をベッドの端のパイプに万歳の態勢で固定してしまった。
いつもとは少し様子の違う麻衣の雰囲気に綾音は気圧されながら、麻衣をじっと見つめる。
麻衣は着ていた服や下着を脱ぎさって、一糸纏わぬ姿になる。
その日本人離れしたグラマラスなボディに綾音が見惚れていると、麻衣はその体を見せつけるようにして綾音の傍に歩み寄った。
「ねぇ、綾音。 あの薬はどうやって作っているか知ってる?」
その問いに綾音は首を横に振って返事をする。
「ふふっ、いいわ。 じゃあ今それを見せてあげる」
そう言うと麻衣は突如二本の指を己が膣口に突っ込むと、奥にある何かを引っ張り出そうとするようにクチュクチュとしはじめた。
突然始まった麻衣のオナニーショーに綾音は目を丸くして驚いていたが、更に信じられない光景を目の当たりにする。
「あっ 出ちゃう・・・出ちゃうのぉ・・・ああぁぁぁっ!!」
その膣奥の『何か』を探り当てた麻衣は苦痛よりも快感に意識を失わないように我慢をしながら、ずるずると細い触手の様なものを引っ張り出した!
「あふぅ・・ はっ はぁっ・・・」
軽い絶頂に達してしまった麻衣は呼吸を整えると、膣から生えているへその緒の様な細い触手を綾音の顔に近付けた。
「きゃあっ!!」
綾音は短く悲鳴を上げる。
美しい麻衣の肢体から生えているその触手は、ウネウネと何かを求めるように宙を彷徨い、綾音の頬に一筋の粘液の線を残す。
何故麻衣からそんなものが出てくるのか意味がわからなかったし、その姿はグロテスク以外の何物でもなかった。
「そんなに嫌がらないで頂戴・・・これからあなたの大好きなあのお薬が出来るんですから」
麻衣はそう言うと、左手で乳房を揉みしだき、右手でクリトリスを刺激してオナニーをし始めた。

155:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:55:52 OJG4BOwC
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
犬のように舌を出し、快感を享受している麻衣の体は先程の絶頂の余韻が残っていたために、程なく高みへと上り詰める。
「あ、綾音・・・出す・・わよ ああぁぁぁっん!!!」
ぶっ!! ぶびゅる!!びゅるるるーーーっ!!
ひと際大きい喘ぎ声と共に、細い触手の先端からは白濁した濃厚な粘液が噴き出した。
大量に噴出した粘液は綾音の顔や髪、体などに隈なく降り注ぐ。
全身に熱い液体を喰らった綾音は、その液体の匂いを吸いこむ。
青臭く若干栗の花を思わせるその香りは間違いなくあの薬液と同じ物だ。ただ、匂いの強さは圧倒的にこちらの方が濃い。
その匂いを吸いこむ度に綾音の表情は陶酔したものへと変化する。
「ふふ・・・どう?原液の香りは。 あなたにはこれを薄めたものをずっと処方していたのよ。
 あなたの淫乱な体ではもう薄めた物じゃ満足できなくなっているみたいね」
その言葉を聞いた綾音は僅かに残った理性が
(淫乱・・・? あれ? わたしは治療をしてもらってたはずでは・・・?)
という疑問が頭をよぎったが、呼吸をして粘液の匂いを吸いこむと、吐く息と一緒にその疑問は頭から流れ出てしまった。
代わりに綾音の口からは沸々と沸き上がる肉体の欲求に従って卑猥な言葉がついて出る。
「ま、麻衣さん お願い、挿れてぇ!! わたしの子宮の中に注ぎ込んでぇ!!」
「あらあら、いやらしいわね。そんなおねだりをするなんて。 わかったわ、あなたの子宮の中、これで一杯にしてあげるわ」
麻衣は触手の先端を綾音の膣口に当てると、ずぶずぶと腰を進めて奥に挿入する。
「くっ・・・あっ あっ・・・」
指ともスポイトとも違う柔らかで筋肉質な物が、自分の大事な所を割広げて侵入する感触は想像以上に気持ちが良かった。
やがて触手は緩みきった子宮口を貫通し、綾音の小さな子宮の中でとぐろを巻いた。
「さぁ、綾音。 二人で楽しみましょう」
麻衣はそう言うと、綾音の膣から噴き出す大量の愛液をローション代わりにして貝合わせを始める。
「ああぁん はぁ はぁっ はぁ・・・」
「あっ ひぃ ひぃ・・・きもちいぃ・・・きもちいいよぉ ・・・」
うわ言のように呟く綾音の唇を麻衣は奪うと、舌を絡ませて泡立った唾液を交換する。
初めは受け身であったが、勝手がわかると綾音の方から積極的に体を擦り付ける。
二匹の盛った雌はぬめった体を絡ませて、お互いに快楽の質を高めてゆく。
「ふああぁあぁぁっ!!」
そして綾音が絶頂に達しようとした瞬間、麻衣はピタリとその動きを止めてしまった。

156:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:56:49 OJG4BOwC
「・・え・・・?」
宙ぶらりんのまま放り投げられてしまった綾音は何事かと麻衣を見る。
麻衣は妖しい笑みを浮かべたまま綾音に問いかける。
「どう?綾音 続きが欲しいかしら?」
綾音はコクコクと首肯する。
「この続きが欲しいなら、今ここで妖魔界に対して忠誠を誓いなさい」
(・・・え?どうして・・・妖魔界は私たちの敵の筈じゃあ・・・)
続きを欲しがっている体と、幼い頃から教え込まれた妖魔は敵だという概念が綾音の中でぶつかり合い、返答に窮してしまった。
麻衣は即答できずにいる綾音を見ると
「そう、残念だったわね・・・」
そう言ってズルっと腰を引いて綾音の子宮の中に入り込んでいた触手を抜きにかかる。
「!!!」
綾音は背筋に冷たい汗を感じた。
ここで麻衣に見捨てられたら、生きていけない・・・。自分はあの薬が無ければ明日から生きていけない・・・。
彼女は慌てて麻衣に忠誠を誓う
「誓います! 妖魔界に忠誠を誓います!! だからお願い、見捨てないでぇ!!」
「即答できなかった人を信用するほど、私もお人好しじゃないのよ」
「ごめんなさいぃ!!絶対に誓いますからぁ・・・信じてください!!」
なりふり構わず懇願する綾音の姿を見て、麻衣は満足げにほくそ笑む。
(ふふっ、堕ちるところまで堕ちたわね)
洗脳が完璧に成功したことに麻衣は満足した。
ここまでこうなってしまっては仮に洗脳が解けてしまっても、その肉の疼きは一生彼女を解放することはないだろう。
その時はまた洗脳し直してやれば良いだけのこと。
捨てられた子犬のように心細げな瞳で自分を見つめる綾音を見て、麻衣は愛情の様なものを感じていた。
「良く出来ましたね、綾音。さぁ、一緒に妖魔界に忠誠を誓って気持ち良くなりましょうね」
「はい!!誓いますっ!!」
麻衣は抜きかけた触手を再び綾音の子宮の中に挿入すると、綾音と貝合わせの続きを始める。
くちゃっくちゃっ、と粘ついた水音と雌の喘ぎ声が響き渡る。
やがて、
「あああぁぁあぁっっ!!」
「あああぁぁあぁっっ!!」
シンクロした二人の声と共に
ドクッ、ドクッ、ドクッ・・・・
綾音の子宮内に薬液とは比較にならない程濃厚な白濁が注ぎ込まれる。
「はぁぁぁ・・・」
かつての凛々しい顔を微塵も感じさせない白痴のような表情で綾音は大きくため息を吐いた。
触手を引き抜いた麻衣が下に目を落とすと、満足げにヒクつく彼女の下腹部には、
妖魔界の雌奴隷となった証の文様が焼印のように浮かび上がっていたのだった。

157:名無しさん@ピンキー
10/03/11 02:04:29 OJG4BOwC
長くなって済みません。
とりあえず綾音編は終わりです。

続きもあるんですが、文章のレベルが低い等であまり評判が芳しくなさそうなら尻尾を巻いて逃げますw
もし宜しければ明日も投下させて下さい。

158:名無しさん@ピンキー
10/03/11 02:06:13 LCJ3koMT
ツヅキマダーバンバンバンバン

159:名無しさん@ピンキー
10/03/11 02:58:12 ZhGWKwDa
よかった。続きにも期待
文章のレベルなんて書いてれば上がってくる
とりあえず、タイトル考えておいてー

160:名無しさん@ピンキー
10/03/11 04:28:14 LQLNUAw4
>>157
GJ!
レベル低い?とんでもない!充分に使えるレベルでしたよっ!(何にだw)
続きwktkしながら待ってます、子宮姦イカスーッ!

161:名無しさん@ピンキー
10/03/11 05:13:24 e3rixODQ
よし、あと二人と事件の詳細も任せた!(ぁ

162:名無しさん@ピンキー
10/03/11 15:23:54 NVfDY+Xf
なんか昔と比べたらみんなレベルたけーなww
乙×風さんはどんどん成長してるし
156さんという新たな作家さんも文句なしでGJ
妄想しやすい=上手い なのかなやっぱり


163:名無しさん@ピンキー
10/03/11 16:48:59 O1Gg7YJB
リオの妄想があまりにも膨らみすぎて困る
もっと絵が上手く描ければ…悔しいぜorz

164:名無しさん@ピンキー
10/03/11 16:49:56 O1Gg7YJB
忘れてた、エロ巫女さんも非常にGJです

165:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:09:43 OJG4BOwC
GJ言って下さった方々、ありがとうございます。
初めて知ったんですが、自分好みのシチュエーションを書いてるはずなのに何故か自分のSSを見てもヌけないんですね。
興奮はするんですけど…。
ですのでレベルが低いかもと心配になってしまいました。

今日と明日で終わるつもりです。
タイトルは考えてなかったのですが、『贖いの巫女』とかで良いですかね?
ではよろしくお願いいたします。

(今日の属性は 蟲・背徳・触手・SMです)

166:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:10:56 OJG4BOwC
身を切るような清冽な空気を切り裂き、美しい少女の声と人ならざるモノたちの叫びが木霊する。
ここは周りに民家のない山の中。
結絵・美樹・綾音の三人は妖魔退治の出動要請に従った。
「祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと 恐み恐みも白す」
鈴が響くような美しい祝詞を朗誦し、美樹は霊力のこもった一撃を妖魔に喰らわせる。
グギギゲェッィィイィ!!
妖魔は美樹の祝詞に反比例するかのように醜悪な断末魔の叫びをあげ、塵になって消えていく。
今日の妖魔は20体ほど。一抱えほどの大きさのあるナメクジの様な妖魔だ。
あまり強い妖気を感じないことからおそらく下等妖魔と思われる。数が多いのは厄介だが結絵と綾音と三人で力を合わせばこの程度は物の数ではない。
結絵と綾音は少し離れた場所で各々同型の妖魔を相手にしていた。
おそらくすぐに決着がつくであろう。
いつも冷静な美樹だったが、相手が下等妖魔だと見くびって、ほんの僅かであったが心に隙が生じていた。
「掛けまくも畏き 伊邪那岐大神 筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に 禊ぎ祓へ給ひし時に・・・」
短期決戦を仕掛けるため、自分の周囲の妖魔を一斉に殲滅させる祝詞を朗誦している最中、美樹の死角から一匹の妖魔がにじり寄る。
そしてやおら、ぷしゅぁっっ!!という音を立てて死角にいたナメクジ型の妖魔は粘液を美樹に吹きかける。
「きゃあっっ!!」
突然のことに、美樹は集中力を完全に失ってしまった。
途中まで織り上げていた霊力はまるで霧のように、文字通り霧消する。
「いや・・・何なの?」
頭からほぼ全身にわたって粘液をくらってしまった美樹は自分の体を見回す。
そして、血の気がさーっと音を立てて引いたのを美樹は聞いた気がした。
粘液に混じって十数匹の蛭の様な形をした数cmの蟲が美樹の体の上を這っていた。
「いやぁぁっ!!」
いくら下等妖魔とは言え、うら若き少女にとって自分の体の上に蛭が這っているという構図は、精神的に堪えるものがある。
一瞬軽いパニックに陥った美樹は、祝詞の詠唱もなしに潜在的な霊力を暴発させる。
――ごうぅぅぅっっ
グゲィィギギギッ!!!
ギャギィィィッッ!!
突然周囲に竜巻のように吹き荒れた美樹の霊力は近くにいた妖魔も巻き込んで塵に帰してしまった。
「はぁ はぁ はぁ・・・」
妖魔を殲滅した安心感と大量に霊力を使ってしまった脱力感で美樹はその場にへなへなとへたり込む。
「はぁ~、良かったです。 あ、結絵さんと綾音さんを助けに行かなくちゃ、ですね」
そう言って立ち上がろうとした時、美樹は腕にチクっとした痛みを感じた。
「・・・っ痛」
何事かと袖をまくってみると、そこには美樹の腕に先ほどの蛭の一匹が喰い付き、血を啜っている姿があった。
「きゃっ!」
台風の中心が意外に無風なのと同じように、先ほど吹き荒れた霊力の嵐も偶然に中心付近にいたこの一匹だけは逆に生き残ることが出来たようだ。
ちくんとした痛みは最初だけで、あとはそれほど痛くはなかったのだが、美樹の腕に食いついた蛭はみるみるその体を膨張させ、彼女の血液を奪う。
美樹は恐る恐る指先に霊力を集中させると、
「えいっ!!」
と掛け声とともに蛭を潰す。蛭は断末魔の叫び声をあげることも無く、しゅうぅぅ、と塵に帰る。
「ふぅ・・・」
美樹は安堵感に胸を撫で下ろす。
しかし・・・先程の感覚は何だったのだろう?
ちくんとした痛みの後、蛭が丸々と膨らんでいくにしたがって蛭が噛みついていた部分から甘い痺れの様な感じが伝わってきた。
正直に告白すると、その感触は決して不快ではなかった。
いや、むしろ気持ちよかったと言ったほうが正しいかもしれない。
美樹は複雑な心境のままその場を後にしたのだった。

167:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:12:09 OJG4BOwC
「・・・ちゃん・・・美樹ちゃん、どうしたの?」
「え!? いえ、何でもないですよ」
美樹は結絵の問いかけにあわてて返答する。
ナメクジ型妖魔を殲滅させた明くる日、美樹は結絵と共に遊びに出掛けていた。
色々なお店を回り、財布の中身と相談しながらたくさんの服やCDや本を買い、最後に立ち寄った喫茶店で結絵とお喋りをしていた。
趣味の話やTVの話など色々な話に熱中していた二人だが、お互いに話の種が尽きて生まれた短い沈黙の間、美樹は昨日の出来事を反芻していた。
脳が昨日の記憶を思い起こしてくるのと同時に、肉体はあの一瞬に味わった未知の快感を鮮明に思い起こす。
それに意識の大半を費やしている時、不意に結絵から呼びかけられたのだ。
「美樹ちゃんどうしたの? ぼーっとしちゃって。 熱っぽいのかな? 何か顔が赤いよ?」
「いえ!大丈夫です。つい考え事をしてしまって・・・ごめんなさい」
「う~ん?な~にを考えていたのかにゃ? 彼氏か?彼氏だな~?」
「前にも言った通り私にはお付き合いをしている男性はいませんよ、そんな事は考えてません」
「ちぇ~、つまんないの! じゃあなんか楽しいことでも想像してた?」
「・・楽しいこと・・・。 そうですね、楽しいことを考えていましたよ」
「え? どんな?どんな?」
「それは秘密です」
「それも秘密? まったく美樹ちゃんは秘密主義者なんだからぁ」
愛らしく口を尖らせてむくれる結絵を見て美樹はにっこりと微笑んだ。

168:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:13:32 OJG4BOwC
その夜、麻衣からの出動要請に結絵・美樹・綾音の三人は昨日の山中に程近い現場に急行する。
今日の妖魔も昨日と全く同型のナメクジ型妖魔だった。
ただ一点、昨日と違うのは出現した妖魔の数が昨日よりも若干多いこと。
「手分けして退治しましょう!」
結絵と美樹にそう呼びかけると、綾音は足早に森の奥へ消えていく。
「そうですね、綾音さんのおっしゃる通りその方が良いかもしれませんね、良いですか?結絵さん」
「うん!いいよ~!! じゃああっちにいる奴らをやっつけに行くね~」
「ええ、わかりました。気を付けてください」
結絵は、ぱちっと美樹にウィンクを投げると茂みの奥に消えて行った。
そして、美樹の近くの10匹程の妖魔は様子を窺いながらじりじりと間合いを詰めてくる。
昨日はちょっとした油断から遅れを取ってしまった美樹だが、今日はそんなミスは犯さない。
四方八方に注意を払いながら魔を滅するための祝詞を朗誦する。
「祓給ひ清給ふ事を 諸聞食せと宣る卜部等 大川道に持退出て祓却と宣る」
刹那、霊気の雷が龍神のように辺りを飛び回り、魔の気を放つ存在を悉く喰いつくす。
1対10で一見数的に不利に見えたこの戦闘は蓋を開ければ美樹の圧勝だった。
そもそも油断さえしなければこの程度の妖魔はいくら出てこようが物の数ではない。
この戦闘を制圧した美樹は結絵か綾音の援護に駆けつけようと走り出した足をはたと止めた。
先程の龍神にその場にいた妖魔は全て滅せられたと思ったが、一匹だけ半身を食いちぎられながらも生き残っている。
美樹はそのナメクジにとどめの一撃を喰らわそうと近寄り御神刀を上段に構えた時、食いちぎられた腹の中から一匹の蛭がうねうねと頭を覗かせていた。
「!」
その存在を確認した美樹の無意識は同時に昨日の甘美な快感を思い出す。
戦闘中だというのに、美樹の視界は妖魔の真っ赤に裂けた腹の中に蠢く蛭が大写しになり、一杯になった。
美樹は振り上げた御神刀を鞘に仕舞うと微かに震える指先で恐る恐る蟲を摘み上げる。
そして、昨日と同じ柔らかな腕にそっと近付けると、蛭は喜んで美樹の血を啜り始める。
「・・・っはぁぁ  ん・・・、はぁ はぁ」
蛭の腹が膨らむにつれて咬まれた美樹の腕からは今まで感じたことのない心地よさが全身に広がる。
「・・・んぁ、 だ・・め  こんなこと・・・ おか・・しく なる・・・」
快楽の津波の押し流されまいと、美樹に残った一片の理性は必死の抵抗を試みる。
しかし、押しては引き返す快楽の波状攻撃に理性の欠片は儚くも流されようとしていた。
「  ひぃ・・・な、なにか くる! いやっ・・・こわい ひぃっ・・・あああああぁぁっっ!!」
ビクン ビクンッ!
美樹は声をあげて生まれて初めての絶頂を迎える。
だが、性的な経験が一切ない美樹は、たった今自らが享受した快楽が性的快感と同一であることを知らない。
放心状態の彼女の無垢の花園からは透明な蜜がとろとろと流れ、ショーツにシミを作っていた。
――数分後
ようやく虚脱状態から脱した美樹は、満腹になって地面に転がっていた蛭を滅すると、いまいち力の入らない下半身に鞭を打ってどうにか立ち上がる。
湿ったショーツがべたべたと張りつき、不快を感じる美樹。
しかし、そんなことはどうでも良くなる程の禁断の蜜の味を知ってしまった。
(・・・・・あのアダムとイブが食べてしまった果実はこんな味がしたのかしら・・・それとも不老不死の桃の味?)
快楽の余韻が残る美樹の頭の中はそんな取り留めのない考えが渦巻いていた。

169:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:14:56 OJG4BOwC
――数日後
キシャァァ!!
「またあいつかぁ、なんか最近あいつらいっぱい出てくるね。なんなんだろ、ほんとに」
結絵の言うとおりだった。
ここ最近、妖魔撃退の出動要請は増加気味なのだが、その中でも目立って増えてきたのがこのナメクジ型の妖魔であった。
「う~ん、異常発生するってことはやっぱり地球温暖化と何か関係があるのかな?」
「そんなことはないと思います、よ」
どうやら本気で言ってるらしい結絵の天真爛漫なボケに、美樹は一応突っ込みを入れる。
今日の妖魔発生ポイントは二つ。
綾音は事情があって来られないという連絡は先程麻衣から受けたので、今日は結絵と美樹の二人組だ。
「・・・・・」
美樹はある計画を秘めていた。
「結絵さん、ここは私が引き受けます。結絵さんはもう一つのポイントのほうに向かっていただけますか?」
「え? だってこっちの方が向こうよりも数が多いよ?二人で力を合わせたほうがいいんじゃない??」
「いえ、大丈夫です。この位でしたら朝飯前です。結絵さんは先に行ってください」
「? うん、わかった。じゃあ先に言ってるね!」
結絵はいつもの美樹らしくない少し強引な提案に若干の違和感を感じながらも、美樹の言葉を信じてその場を後にする。
美樹は結絵が去っていったことを確認すると祝詞を朗誦する。
「天津菅麻を本刈り断ち末刈り切りて 八針に取裂きて 天津祝詞の太祝詞事を宣れ!!」
刹那、ぱあぁぁっと青白い霊力のフラッシュが瞬くと、その光を浴びたナメクジ型の妖魔たちは金縛りにあったようにその場に転がる。
術が成功したことを慎重に確認すると、美樹は懐から苦無を取り出す。
そして一番近くに転がる妖魔のもとにしゃがみ込み、まるでカエルの解剖のように妖魔の腹を真一文字に切り裂く。
ギャッ・・・ギャァァ・・
美樹はうめき声をあげる妖魔を気にする様子もなく、臓物の中を探ると目的の物を探し当てる。
それは、あの蛭がたくさん詰まった子袋だった。
薄膜に包まれた半透明な子袋を切開すると中の蛭を摘み出す。
中に居た蛭も先程の美樹の術の影響を受けているようで、その動きは非常に緩慢だ。
美樹は懐から蓋つきの瓶を取り出すと、一匹一匹丁寧にその蛭達を採集する。
やがてその瓶は採集された蛭で一杯になる。
まるで宝物のように大事に瓶を持ち上げると、美樹その中の蛭をうっとりと眺める。
端正な顔立ちの少女。その瞳の奥には確かに暗い狂気の光が存在していた。

そんな様子を見守る一つの人影。
その正体は今日ここには来られないと連絡があったはずの綾音だった。
綾音は先程からの美樹の行動の一部始終を観察していた。
採集に熱中している美樹には気づく由もない。
「・・・フフ」
綾音はかつての仲間がまばゆいばかりの光の彼方から暗い暗い闇の深淵に堕ちて行く様を見て、嬉しそうにその口の端を歪めた。

170:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:16:39 OJG4BOwC
その夜、
彼女の部屋の机の上に乗った瓶を眺めると、美樹は期待で胸がいっぱいになる。
瓶の中身である蛭は金縛りの術の効力が切れ、今はいつも通りの動きを取り戻している。
互いに絡み合い、瓶の内壁にも粘液の跡を残しながら這いずる蛭達を見て、美樹は一種の愛しさの様なものを感じていた。
「・・・・・」
美樹は無言で立ち上がると、瓶を持ってバスルームへと移動する。
そして美樹は着ていた服を脱ぎ、そのギリシャの彫像の様な豊満な肉体を晒すと、湯が張られていない空のバスタブに入る。
美樹はおもむろに瓶のふたを開けると、中から一匹の蛭を摘む。
「・・・こ、こんなことって・・・・」
彼女の指はぷるぷると小刻みに震えていた。
それは緊張からだけではない。期待・不安・そして背徳感・・・、それらが綯い交ぜになった何とも言えない高揚感が彼女を包む。
巫女である自分が妖魔を使って快楽を得る。
そんな巫女としても人間としても倫理上許されない行為に手を染めようとしている。
そのシチュエーションが知らず知らずの内にスパイスになり、彼女が自覚していなかった生来のMの素質が、暗い情念のように燃え上がろうとしていた。

美樹は摘んだ蛭の口をそっと左腕に近付ける。
蛭は本能で己が欲する物が近くにあることを悟り、白く柔らかな美樹の二の腕にカプっと噛みつく。
「・・・っ」
美樹の腕に軽い痛みが走る。しかし、この痛みも美樹にとってはすぐに甘美なものへと変化する。
「あぁ・・ んっはぁ・・」
蛭は体を脈動させて御馳走を目一杯頬張る。
実はこの時、蛭は一見単純に血を吸っているように見せて、吸う・戻す・吸う・戻すを小刻みに繰り返していた。
蛭の体内に取り込まれた血液は、瞬時に人間に中毒性の強い快楽物質に変質し、蛭がそれを再度人間の血流に流すことによって
血を吸われている人間は快感を感じるという仕組みである。
「いいっ!! あっはぁ・・・気持ちいいぃ ひぃ・・・ ああああっ!!!」
美樹の喘ぎ声がバスルームに響き渡る。
絶頂を迎えて肩で息をしている美樹だったが、ゼイゼイとした呼吸を整えると再び瓶の蓋に手をかける。
そう、今日は自分の部屋だ。この前の戦闘中のように誰に気を使う必要はなく、朝までエンドレスに快楽を味わえる・・・。
そう考えただけで彼女の胸ははち切れんばかりに高鳴った。
美樹は新たな蟲を一匹摘む。
そして一瞬躊躇った後、乳首にそっと蟲を近付ける。
かぷっ・・・
その蛭は迷わず目の前に差し出された柔らかい桜桃に咬みついた。
「ふあぁぁぁああっ!!」
美樹はたまらず快楽の雄叫びを上げた。
確信はなかったが、美樹はここを吸ってもらったら気持ちいいのではないか、という本能の囁きに従ったことが正解であったことに満足する。
腕の動脈ほど思うように血が吸えず四苦八苦している蛭を見て、美樹は母性を感じさせる笑みを浮かべる。
美樹は乳首に蛭がぶら下がっている乳房を持ち上げると、母乳を絞り出すようにゆっくりと揉みしだく。
「ああ・・ん っはぁ・・・気持ちいぃ もっと吸ってぇ・・・」
そんな思いが通じたのか、蛭は一心不乱に美樹の乳首に吸い付いて心地よい疼きを与える。
美樹は再び瓶を手にするともう一匹蛭を摘み出す。
元気良く体をくねらせる蛭を、美樹は自分の秘所に近づけた。
蟲はどこに食い付くか一瞬逡巡したのち、一番の突起物であるクリトリスに咬みつく。
ちゅっ・・・
「ひぃあぁぁぁぁっっっ!!!」
敏感な部分に牙を立てられ、ひと際大きい嬌声を上げて悶える。
神経が密集した陰核を直接咬まれた感覚は想像を超え、美樹の目蓋の裏にはいくつもの火花が飛び散る。
「あっ・・ はぁっ・・ はっ・・ はぁっ・・・」
美樹の脳と肉体は享受できるギリギリの量の快楽を受容して、その証となる淫蜜を滔々と膣奥から垂れ流すのだった。
「あぁぁん・・・だめぇ・・・」
結局、美樹は体力と意識が続く限り蛭が与えるその快楽を貪り続けた・・・。

171:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:21:22 OJG4BOwC
―― 二週間後
「素敵・・・」
美樹はうっとりとした表情で心情を吐露する。
今、目の前ではバスタブが一杯になる程、蛭で溢れ返っている。
連日の戦闘の最中、結絵たちの目を盗みナメクジ型妖魔から採集した大量の蛭を全てバスタブに放ち、湯の代わりに蛭で一杯にする。
ウネウネとまるでひと固まりの生き物のように蠢く浴槽を目にして、美樹の膣は既に愛液を垂れ流していた。
(この中に入ったらどうなってしまうんだろう・・・)
もちろんタダで済むはずがない。場合によっては生命の危機にさらされる可能性もあるだろう。
しかし、美樹の本心はそんな冷静な理性の答えを踏まえた上で、この中に身を沈めたいと本気で思っている。
体中の皮膚を食い破られ血を吸われ、場合によっては膣や肛門にまで蟲が侵入してしまうかもしれない・・・。
それでも、狂ってしまう程の快楽に身を委ねたい。
そんな破壊衝動に駆られ、想像するだけでも美樹は絶頂しそうになる。
「足だけなら・・・大丈夫よね・・・」
頑固に反抗する理性を無理やり納得させるように、美樹は足先を恐る恐る浴槽の中にずぶっと沈める。
かぷっ・・・かぷっ ちゅっ・・ちゅっ
美樹が足を沈めた瞬間、蛭達は目の前の御馳走に我先にと喰い付く。
「ああっ!!ああああぁぁっっ!!!!」
蛭達にもたらされる快楽にすっかり慣らされてしまった美樹の体は、瞬間的に絶頂に上り詰める。
ぷちっ・・・
頭の中で自分の理性を保っていた最後の糸が切れる音を美樹は聞いた気がした。
美樹は発作的に浴槽に身を投げ、肩まで蛭達の蟲風呂に浸かる。
かぷっちゅっ、ちゅっ・・ちゅっかぷっ・・
腕 太腿 乳房 陰唇 首筋  蛭達は一斉に余す所なく美樹の体に喰らい付いた。
「ひぎぃっ!!ぐっぁぁっ!!ああああぁぁっっ!!!」
美樹はとても人間の少女が上げるとは思えない獣の様な声を上げ、暴力的で苦痛を伴う快感に晒される。
そして水圧のように美樹の体に四方八方から押し寄せる蛭は、容赦なく絶頂を迎えて緩んだ膣口や肛門や尿道の中に侵入する。
にゅるん にゅるっ・・・ かぷっ ちゅぷっ・・
「・・・・・・ぃ・・・・・っ!!!!!」
体の表面だけでなく、内臓までも咬みつかれてしまった美樹は、金魚のようにパクパク口を開けて声無き声を上げる。
まるで嵐の中の木の葉のように体を痙攣させ、神楽を踊るように右に左に体が舞った。
普段の美樹からは想像もつかないほど淫らに開いた口の端からは透明なよだれが垂れ、膣口からも白濁した愛液が後から後から分泌される。
目の焦点が合わぬまま、美樹の膣口は繰り返し繰り返し潮を吹く。
美樹は人外の快楽に人間の尊厳を売り渡すと、いつ果てるとも知れぬ快楽に身を委ねた。

172:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:22:14 OJG4BOwC

ガラッ!!
突如、バスルームの扉が開かれた。
しかし美樹の視線と意識は遥か遠くに飛んでいて、その闖入者を認識することはできなかった。
「あら、随分と気持ちよさそうなことをしているじゃないですか。でもお楽しみのところ申し訳ないですが、少し中断させていただきますよ」
その闖入者は
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
普通の人間には聞き取ることが出来ぬ呪を唱えると、たちまちの内に美樹に喰い付いていた浴槽内の蟲達がヘドロのように溶けていく。
快楽物質の供給がストップされ、快感に蕩けきっていた美樹の脳が少しずつ回復する。
「・・・あや・・・ね・・さん・・・?」
美樹は無意識に目の前に佇む少女の名を呼んだ。
「美樹さん、あなた退魔の巫女という立場を忘れ、よりによって妖魔を使って快楽を得るなど、巫女として許されない事をやっている自覚はあるんですか?」
美樹の意識は未だ快楽の海をたゆたっていたが、彼女に蔑んだ目で罵倒されているという事は認識できる。
「何とか言ったらどうです、美樹さん。あなた、人間以下の雌豚に成り下がっているんですよ?」
綾音に詰られた美樹は、正論を吐く凛々しい彼女の姿と、浅ましく快楽を追い求めヘドロまみれになった醜い自分の姿を見比べて
「あ・・はぁぁん そうです・・わたしは 醜い雌豚ですぅ・・・」
と、自らを貶める台詞を呟くと、彼女の膣からは白濁した愛液がごぼっと溢れだす。
「ふふっ・・・自分の醜さを認めるんですね。 いいでしょう、そんな素直な美樹さんには素敵なプレゼントを差し上げます」
綾音はまた短く呪を唱えると、彼女の手の上に一抱えほどの妖魔が姿を現す。
「美樹さん、これを見てください。これはあなたの為に作らせた特注の妖魔なんですよ・・・。ほら・・・」
綾音はその妖魔を両手で広げると、妖魔は絡まっていた触手をほどき、ショーツの様な形を形成する。
「姿形は違いますが、これは美樹さんの大好きなあの蛭と同系統の妖魔です。
 これを穿けば、美樹さんの血液の中にこの妖魔の体液を循環させて、寝る時だって、食事中だって、いつだって天にも昇る快感を感じられますよ」
「ほ・・欲しい・・・ 欲しいですぅ・・」
「でもお願いするだけでは駄目です。美樹さんは未来永劫、妖魔に身を捧げる事を誓えますか?」
綾音が紡ぐ甘美な誘惑は、まるでまっさらな紙に書かれた文字のようにストンと美樹の心に上書きされた。
「はい!・・・誓います! 私は醜い妖魔様達の雌奴隷です!!」
美樹は空腹の犬が餌に飛び付くような勢いで隷従の言葉を口にした。
「ふふっ、良く出来ました。じゃあ美樹さんにこれを差し上げます」
そう言って綾音は美樹に触手パンツを差し出す。
美樹は受け取って初めて気付いたが、そのショーツの内側にはちょうど膣と肛門のあたりに男性器よりも一回り大きい肉の突起が聳え立っていた。
ごくっ・・・
美樹はおぞましさとそれ以上の期待感で無意識の内に生唾を飲み込んだ。
そして美樹は触手パンツに足を通すと、肉の突起を膣と肛門にあてがい、ゆっくりと装着する。
にゅる・・・くちゃっ・・・
「ふぁぁあぁぁん!!」
どちらの穴も未開通の通路であったはずだが、散々快楽に慣らされて淫蕩になった美樹の肉体はその二本の剛直を苦もなく呑み込んでいく。
「はぁ はぁ はぁ・・」
美樹はとうとう奥まで剛直を呑み込み、しっかりと触手パンツを穿いてしまった。
その時、美樹の胎内深くの剛直に変化が顕れる。
楔のように胎内に打ち込まれた肉の棒からは更に細い触手が次々と発生し、美樹の膣奥や直腸、更には子宮口をこじ開けて子宮内にまで達する。
それらが美樹の肉壁にズブっと突き刺さると、瞬く間に彼女の血管との融合を始めた。
そして、その触手パンツは突如 ドクン!ドクン!と脈動を始める。
「ひぃぃぃっっ!!」
美樹は脳幹がしびれる程の快感に思わず絶叫を上げる。
触手パンツは美樹から血液を吸い取ると、その中で自身の体液と混合させ再度美樹の血流に戻す。
その体液は脳や内臓は勿論のこと、全身に隈なく行き渡る。
妖魔の血液透析は細胞の一つ一つはおろか、美樹の魂の欠片まで汚しぬいていた。

173:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:23:57 OJG4BOwC
とある昼下がり
いつものように美樹の部屋に遊びに来た結絵は、お?って言う声と共に
「あれ?美樹ちゃん。さてはまたここが成長したな、このぉ~!!」
結絵はそう言うと美樹の背後に回り込み、両手でがしっと美樹の胸をつかむと、むにゅむにゅと揉み始めた。
「ちくしょ~、あたしなんて全然大きくならないのに~」
そこまで言うと結絵は美樹のリアクションが無いことに気がついた。
(あれ・・・?てっきり「やめてください!!」とか「女の子同士で馬鹿なことしないでください!」って言うと思ったのに・・・?)
結絵は不思議に思って両手を離すと美樹はそのまま前のめりに倒れる。
びっくりした結絵は慌てて様子を見る。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
美樹は肩で息をし、表情は虚ろだ。尋常ならざる事態なのは一目見ればわかる。
苦しげに開いた口から見える舌はやけに生々しくて、それを見た結絵は思わずドキリとしてしまった。
「美樹ちゃん大丈夫!?ごめんね、調子悪かったの?」
「・・・はぁ・・・い、いえ、大丈夫です。ご心配かけてすみません」
「でも全然大丈夫そうにみえないよ?救急車か麻衣さんを呼ぶ?」
「・・では、麻衣さんを呼んでいただけますでしょうか・・・」
「うん、わかった!ちょっと待ってて」
結絵はそう言うと携帯電話を取り出して麻衣に電話を繋ぐ。
状況を一通り説明すると結絵はパタンと携帯をたたむ。
「今すぐに来てくれるってさ、ちょっとがまんしててね!」
「・・・はい」
20分後、ピンポンと呼び鈴が鳴る音に反応して結絵が迎えに出る。
そこには大きなバッグを持った麻衣が立っていた。
結絵は麻衣を部屋に招き入れると美樹のもとへ案内する。
美樹は頬を上気させて麻衣を見上げた。
「美樹、もう大丈夫よ。 それで結絵・・・ちょっと申し訳ないんだけど、今日は家に帰ってもらえるかしら?」
「え!?」
「診察するには上を脱いでもらったりしなければならないから・・・、それに今日のところは美樹を休ませてあげて」
「はぁい、わかりましたぁ。じゃあ美樹ちゃん、お大事にね!」
そう言うと結絵は美樹の部屋から出ていく。

174:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:24:41 OJG4BOwC
――ガチャン・・・
玄関が閉まり結絵が部屋を出ていったことを確認すると、美樹を冷たく見降ろして言い放つ。
「美樹・・・あなた結絵に胸を揉まれて、はしたなくイってしまったのね?」
「はぁ・・い 結絵さんに揉まれて我慢できずイっちゃいましたぁ・・・」
罵られれば罵られるほど快感を感じる美樹は、麻衣の冷たい視線を感じるだけでもう一度イきそうになる。
「わかったわ、それじゃあいやらしい雌豚のいやらしいおっぱいを見せてもらえるかしら?」
美樹は命令されるまま服を脱ぎ、ブラジャーと触手パンツのみになる。
しかし、一見ブラジャーに見えた『それ』は布で出来た代物ではなかった。
ピンク色と言うよりかは肉色と言った方が正鵠を射た色で、
美樹の両の乳房の間にぶら下がっている肉塊は、まるで心臓のようにドクンドクンと絶えず脈打つ。
それは美樹が穿いている触手パンツと同じく、触手で編まれたブラジャーだった。
美樹の大きい乳房にピッタリと密着したそれは、常に美樹の乳首をテロテロと舐め回す。
そして内部から突き出る針金状の細い触手は美樹の乳腺から乳房の中へ網の目状に根を張り、そこから美樹の血液や母乳と妖魔の体液を交換していた。
吸い取られる快楽と注入される快楽が同時進行的に美樹の体を駆け巡り、呼吸もままならないほど脳髄を痺れさせる。
上と下から絶えず送られてくる悦楽に美樹は体を右に左にくねらせて身悶える。
そんな美樹を見た麻衣は、持って来たバッグの中から鞭を取り出し
ピシィィィッ!!
美樹の背中を激しく打擲する。
「親友の結絵が心配してくれているのに、あなたはその隣で股を濡らして快楽を貪っていたのかしら?
 人間失格ね・・・まさに雌豚という言葉はあなたの為に存在しているんじゃないかしら」
そこまで言うと麻衣は再び鋭く鞭を振り下ろす。
妖魔の体液は血流に乗って美樹の体の細胞を隅々まで侵し続け、やがてそれらは痛みすらも悦楽に変換するよう変質していた。
皮膚を裂くような鋭い痛みがもたらした快感に美樹は堪らずぷしゃぁっと潮を吹いたが、
触手パンツに阻まれてその潮が外に出てくることはなかった。
「はぁぁん・・ そうです・・わたしは、醜い 雌豚ですぅ・・・」
「そうね、その通りだと思うわ。 でもあなただけがこんなに気持ち良くなっているなんて不公平でしょ?
 結絵にもこの気持ちよさを教えてあげるのが親友としての最低限の義務なんじゃないかしら」
「・・結絵に  教えるのが 最低限の・・・義務 ・・・?」
美樹は麻衣の言葉を何度も何度も噛みしめるように復唱する。
「そうよ、それが優しさというものよ」
麻衣が美樹に囁く狂った価値観は何の抵抗も無く彼女の脳に沁みわたる。
「はぁい・・結絵も 一緒に・・気持ち良くなりますぅ」
「良く出来たわね、美樹。でも、それにはまず妖魔界にその身を捧げることを誓わなくてはならないの、わかる?」
「はい・・・誓います  私の体の血の一滴まで、妖魔界に捧げますぅ・・・」
連日の麻衣と綾音による調教で、既に彼女が十数年間培ってきた価値観や倫理観の大半を壊されていた美樹は、あっさりと妖魔への忠誠を誓った。
「わかりました、それではご褒美を上げましょう」
麻衣は再び鞭を振り下ろして美樹に数多の赤い蚯蚓腫れをプレゼントする。
頭のてっぺんから足先まで痺れるような甘い快楽を受け止める美樹。
まさしく豚の様な鳴き声を上げて立て続けに絶頂を迎える。
その彼女の下腹部には綾音と同じ妖魔界の雌奴隷となった証の文様がくっきりと浮かび上がっていた。

175:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:50:39 OJG4BOwC
とりあえず今日の分は終わりです。

いやー、ほんと巫女ってエロいですよね。
というのも、『古事記』や『日本書紀』に描かれている日本神話は最初から最後まで、そこはかとないエロさを感じます。
例えば「天岩戸隠れ」では引き籠ってしまったアマテラスを外に誘い出すために、
アメノウズメが大勢の神の前で胸や陰部を晒して踊り狂うという一節があります。
(参考wiki URLリンク(ja.wikipedia.org)天岩戸)
最近では「神話は現実を元にして作られており、100%の創作はほとんど無い」と言うのが割と定説の1つだと思いますが、
だとしたら現実には、八百万の神とアメノウズメの輪姦もしくは乱交に混ざりたくなって、アマテラスは外に出たのではないでしょうか。

現在の神話を知らない日本人にも、そのDNAが脈々と受け継がれているからこそ、こんなに巫女にエロさを感じるんではないでしょうか。
そんな事を常々妄想しています。

まぁ、何が言いたいかと言うと、巫女とエロの相性は抜群だぜイヤッホウゥゥということです。

明日まで宜しければお付き合い下さい。

176:名無しさん@ピンキー
10/03/11 23:27:03 7UtX2BlS
GJ

蛭パンツとはやってくれる


>アメノウズメが大勢の神の前で胸や陰部を晒して踊り狂うという一節があります。
そのへんは孔雀王でやってるのみたな
孔雀王も寄生ネタ多い

177:名無しさん@ピンキー
10/03/12 00:29:45 MakTrkOh
ちゃんと作ってる感がいい
月見里の話がgdgdなアレは余裕で超え、空の俺的名作も超えたかも

178:名無しさん@ピンキー
10/03/12 00:59:18 7aus3dz+
タイトル付けてくれてありがとう~
今回もGJ
このまま最後まで楽しませてください

179:名無しさん@ピンキー
10/03/12 01:10:16 Rt80aJ/1
>>175氏に乾杯!!
明日までと言わず、是非ともゾクゾクと

…あれ?やっと寄生が解除されて書き込めたけど
…なんだろう、このポッカリと何かが空いたような物足りなさは

ああ、それでも空の巫姫がアレでソレになる話は捨てがたいぜ

180:名無しさん@ピンキー
10/03/12 01:27:06 6SpKZ9vx
>>175
GJ!明日が楽しみです
日本の神様はエロいっすよねー
己の姿を鏃に変じて用を足している女のマンコに潜り込んで孕ませたりとか…凄い事するのもいたしw

しかし、祝詞とかどっから引っ張ってきてるのでしょう?創作?じゃないですよね??

あと、折角タイトル決めたのでしたら、名前欄に入れてはいかがでしょうか?トリ付きで
一応、ご提案まで…


181:名無しさん@ピンキー
10/03/12 02:00:17 ILdNICMI
ありがとうございます、こんな駄文を援護して頂けるなんて正直嬉しいです。

>>177
そう言って頂いた後で気まずいんですが、プロットも書かずに妄想と勢いで4日(2日で書いて2日添削)で書いた物なので、
どこかしらに論理的な破綻があるかもしれません。
見直しは何度もしましたが、その場合はご容赦を・・・。

>>180
今回投下し終わったらまた半年ROMるつもりです。
もっといい文章が書けて実力が付いてきたら、その時はトリなりコテハンなり使わせて頂きます。
ちなみに祝詞は本物の祝詞です。こんな事に使ったら罰が当たるかも・・・。


明日の夜、残りを投下したらそのまま2泊3日で島根の出雲大社にお参りに行ってリアル巫女さんを見てきます。
趣味はクルマと神社巡りなんです・・・。
出雲大社の主祭神のオオクニヌシはスクナビコナと一緒に日本国を整備した事と共に、数多くの妻を娶って子を残した
日本神話でも有数の性豪としても知られています。
お参りする事によって、何らかのインスピレーションが得られればいいですね!

182:名無しさん@ピンキー
10/03/12 02:08:35 Rt80aJ/1
>>181
角煮の天照スレもオヌヌメ

リアル巫女さん楽しむなら、早朝の方がよいと思われ
更に言えば、本殿より神楽殿の方がウロウロ率高い

近くで楽しむなら、八重垣の方が楽しめるかもw

どうぞ、良い参拝行を


183:名無しさん@ピンキー
10/03/12 15:04:17 cq6GysGv
メイデンフォースのパクリだな

184:名無しさん@ピンキー
10/03/12 17:11:40 QUqMcwU0
どんな作品もどこかしらパクリなものよ。

185:名無しさん@ピンキー
10/03/12 19:08:11 ILdNICMI
一昨日から長々とこの場をお借りしましたが、今夜で最後です。

今日の属性は、MC・浣腸(スカ注意)・出産になります。
苦手な方はご注意ください。

ではよろしくお願いいたします。

186:名無しさん@ピンキー
10/03/12 19:09:14 ILdNICMI
「っくぅぅ・・・くるしいよぉ また出ない・・・」
結絵は便座に座ったまま脂汗をかく。
年頃の女の子にありがちな事だが、結絵もスタイルを気にするため食が細い。
当然そうなると便秘になりがちなのだが、結絵の場合はもう1週間以上も便が出ていなかった。
今回こそは!と期待してトイレに入ったものの、またしてもそれが出てくる気配はない。
「だめかぁ・・・」
結局、結絵はそれ以上頑張ることを諦めてトイレを出た。

「結絵さん?顔色が優れないようですけれど、どこか体調が優れないのですか?」
美樹は結絵の顔を覗きこみ、心配そうに言った。
「えっ・・・ううん、大丈夫だよ!」
「そうですか・・・」
結絵はとっさに強がって見せたが、肌の艶はなくなり、いつもの元気も影を潜めているのを見れば、彼女が本調子でないことは容易に見てとれる。
(美樹ちゃんに隠し事はしたくないな・・・)
そう思い直した結絵は、思い切ってここ最近の悩みを美樹に打ち明ける。
「え!?1週間以上もですか?」
「し~っ!!美樹ちゃん声が大きいよ!!」
「あ、すみません。 でも1週間以上はさすがに普通ではないですね。 美容にもよくありませんよ。
 それに便秘はこじらすと最終的には大腸ガンの原因にもなったりするって言いますし・・・」
「そうだよねぇ・・・ガンは怖いなぁ・・」
二人の間に沈黙が流れる。
「そう言えば、便秘に良く効くお薬があるとお母さまから聞いたことがあります。あした結絵さんに持ってきてあげますね!」

翌日
美樹は小さな紙袋を結絵に手渡した。
「お薬と言ってもこれはお浣腸なんですが・・・、効き目は優しいって言っていました。良かったら使ってみて下さい」
「うん、ありがと!」
結絵は自分の部屋に帰り、今しがた美樹に手渡された紙袋を開ける。
中から出てきたのはいわゆるイチジク型の浣腸だった。
正直、結絵は浣腸にまで手を出すのをためらって敬遠していたのだが、親友の美樹がわざわざ用意してくれたものを無駄にするのは気が引ける。
それに結絵自身、便秘による体調不良を我慢するのが限界に近かったことが後押しした。
それらの一つ一つはパッケージに入っておらず、どうやら一般に流通している物とは少し違うようだ。
結絵はそのうちのひとつを手に取ると、ぬるま湯で浣腸液を温めてからトイレに入る。
「うわぁ・・・緊張する」
初めての経験に不慣れな様子の結絵だが、気持ちの悪い感覚を我慢してどうにか肛門に挿入することに成功した。
――つむっ・・・
「あっ・・・」
馴れない感触に結絵は思わず声を上げた。
――ちゅうぅぅうぅ じゅりゅ・・・・
結絵はそのまま浣腸液を全て腸内に出すと、ゆっくり浣腸器を引き抜いた。
それから5分余り、結絵に久しぶりに訪れた便意は最高潮に達した。
結絵は括約筋の力を徐々に抜くと肛門からは久方ぶりとなる便が次々に出てくる。
「はぁぁぁ・・・」
結絵は一週間以上ぶりの排泄にほっと胸を撫で下ろした。
体に痞えているものが無くなり、結絵の体は文字通り軽くなった。
「明日、美樹ちゃんにはお礼を言わなくちゃ」
結絵は自分を心配してくれた美樹に感謝するとともに、やっぱり持つべきものは親友だなと感じていた。

しかし、結絵は気づいていなかった。
先程注入した浣腸液の中には小さい透明な卵の様なものが無数に含まれていたことを。
そして、注入された卵のほとんどが排泄されずに腸の襞の中に留まっていることを。

187:名無しさん@ピンキー
10/03/12 19:10:40 ILdNICMI
――翌日
「美樹ちゃん、ありがとう助かったよ! おかげで絶好調だよ」
「ふふ、それは良かったです。また何かありましたら言って下さいね」
「うん!ありがと、美樹ちゃん」
太陽のように明るく微笑む結絵。
しかし結絵は、美樹の笑顔の下にどす黒く渦巻く本心に気付くことが出来なかった。


「う~ん、また使おうかな・・・」
結絵はまた3日ほどお通じがなかった。
基本的に食生活は変わっていないので、一度排泄した所でまた再び便秘になることは自明の理だ。
きっとこれ以上体に溜め込んでは毒になるに違いない。
結絵はそう思ってまた美樹にもらった浣腸を使う事に決めた。
彼女は前回よりスムーズな手つきで浣腸液を腸内に注ぎ込むと、訪れる便意をじっと我慢する。
「くはぁぁぁ・・・・」
10分後、我慢に我慢を重ねた便意を一気に解放して黄金色の塊を一気に放出するカタルシスは病みつきになりそうだった。


――2週間後の夜
美樹にもらった浣腸は3日前に使い切ってしまった。
定期的に排泄をしたので、そのままお通じのサイクルが正常に向かうことを期待したのだが、やはり自然な排便と強制的な排便では違うらしく、
また3日前を最後にぱったりと止まってしまっていた。
(明日あたりまた美樹ちゃんにお浣腸もらおうかな・・・)
結絵はベッドの中でそんな事を思っていた。

188:名無しさん@ピンキー
10/03/12 19:12:51 ILdNICMI
明くる日、美樹の部屋に遊びに来ていた結絵は、美樹にまた浣腸用意してもらうようお願いする。
「ええ、構わないですよ。前回少し余分に貰って来たので帰る時にお渡しします」
「えへへ、美樹ちゃん、ありがと!」
結絵はそう言って出された紅茶に口をつける。
その瞬間、
ぷちっ・・ぷちぷちっ・・・
何の予告も無しに結絵のお腹の中が突如熱をもったように熱くなる。
「ああぁっ!! いやぁぁぁっ・・・な、何なの・・・?」
それは、結絵の腸内に留まっていた卵が一斉に孵化を開始した瞬間だった。
孵化をした小さな線虫のような生物たちは、ビチビチと腸液の海を跳ねながら手近な腸壁に頭を潜り込ませる。
「ひぃぃっ うう・・・」
体の中心を熱く灼かれ、結絵はほとんど体を動かすことが出来なかった。
「あら?ついに孵りましたか。ふふっ、結絵さん。腸内で卵が一斉に孵化する感覚はいかがです?
 結絵さんのお腹の中の蟲達は、今まさに頭を潜り込ませて結絵さんと同化しようと頑張ってるんですよ」
身動きが取れない程、もがき苦しんでいる親友を前に美樹は淡々と嬉しそうに喋る。
「そういえば結絵さん、またお腹の中に不要なモノを溜めこんでるんですよね?
 家に帰ってからと言わず、今ここで出してしまったらいかがですか?」
美樹はそう言って立ち上がると、部屋の奥の引き出しから巨大なシリンダーとあの透明な卵がたくさん入った透明な粘液を持って来た。
「やめ・・てぇ・・・」
結絵は拒絶の意思を表すが、美樹は結絵が体を思うように動かせないのをいい事に、彼女のスカートを捲り、下着を降ろす。
そして結絵の体をうつ伏せにして尻を突き上げた格好を取らすと、美樹はシリンダーの中になみなみと粘液を充填する。
「さぁ、力を抜いてくださいね・・・」
――つぷっ・・・
美樹はそう言うと、結絵のこじんまりとして可愛い菊門にシリンダーの先を挿入する。
「いやぁぁっ!!」
結絵は力を振り絞って液体が流れ込むのを阻止しようと尻を振るが、
「結絵さん、あんまり動いてしまっては腸壁を傷つけて取り返しのつかない事になりますよ」
優しく脅迫する美樹の言葉に怯え、結絵は抵抗することをやめた。
美樹がシリンダーの後端を押すたびに、ひんやりとした粘液が結絵の腸内に流れ込む。
結絵はその地獄の責め苦を甘んじて受けるほかなかった。
やがて中身を全て注ぎ込んだ美樹は、結絵の肛門からシリンダーを引き抜く。
その時ぷしゃっ、と力の入らない結絵の肛門からは注入した粘液が溢れ出てしまった。
「あらあら、お尻に力が入らないんですか? でしたらこれを貸して差し上げます」
そう言って美樹はアナルプラグを取り出して結絵の肛門にぎゅっと挿入する。
「うっ・・く いやぁぁ!!」
異物を肛門に詰められ結絵は思わず声を上げる。
そして美樹は結絵の体をひっくり返し、仰向けにしておしめを取り換えるようなポーズを取らせると、
大量に粘液を注入され、膨らんだ結絵の下腹部を愛おしそうに撫で、何物も踏み入った事のない結絵の膣口に舌を挿しこむ。
ぺろっ・・・ちゅっ にゅっ にゅるっ・・・
「いやぁっ・・・やめて 美樹ちゃん・・・そんなとこ 汚いよぉ・・・」
そんな結絵の懇願を無視して美樹は一心不乱に結絵の膣内を舐めまわす。
一通り舐め終わった美樹は結絵の秘所からすっと口を離すと、
「汚いなんて事ありませんよ。結絵さんのものでしたら例え排泄物であっても口に出来ますわ」
そう言って今度は結絵のクリトリスを口に含む。美樹は丁寧に唇で皮を剥き、現れた小さい若芽を舌先で優しくこする。
「ひぁぁぁっ!!」
今まで触れた事のない神経の塊を優しく愛撫され、拒絶する意識とは別に徐々に結絵の体は快感を感じ始めていた。
美樹は手技と舌技を駆使して徹底的に結絵の秘唇を責め立てる。

189:名無しさん@ピンキー
10/03/12 19:13:45 ILdNICMI
すると、やがて
――ぐるるるっ ぎゅるる
抵抗することを半ばあきらめて、されるがままでいた結絵の下腹部がごろごろと音を立て始める。
「ふふっ、結絵さん。そろそろこちらがキツくなって来たんじゃありませんか?」
コクンと首を縦に振る結絵。
「そうですか・・・、では出したくなったらお願いをして下さい」
「え・・・?お願いって?」
「そう、お願いですよ。何をどうしたいか解りやすく私に伝えて下さい」
(うそ・・・、そんな事言えないよ・・・)
結絵はそう思った。
「言いたくないんでしたら結構です。そのままそこで指一本動かせずに悶え苦しんでいて下さい」
――しばしの沈黙。
美樹にお願いすることを拒んだ結絵は大腸や結腸が蠕動する苦痛に耐え、じっとりと全身から脂汗を浮かべていた。
排泄できない苦痛に悶える結絵を忖度する様子もなく、美樹はまた黙々と結絵の膣を舐めまわす。
少量ならばともかく、あれだけ大量に浣腸された結絵の我慢はそれほど長く続くはずもなかった。
「うぅ・・・出したいよぉ・・」
結絵の秘所から口を離し、美樹が尋ねる。
「何を出したいのですか?」
ストレートに聞かれた結絵は口篭もる。
「・・・う  ・・んち 出したいです・・・」
「何ですって?よく聞き取れません。それが他人にお願いする態度なのでしょうか」
「うんちを出したいです!!もう苦しいの!助けてぇ!!」
涙で潤んだ目で結絵がはっきりとお願いをしてきた事に、美樹は全知全能の神になったような支配する悦びを感じていた。
「可愛いですね、結絵さん。私も結絵さんがそんなにも苦しむ姿を見たくありません。 いいでしょう、結絵さんを解放いたします」
そう言って美樹は結絵のアナルプラグに手をかけた。
「ちょ・・・えっ? ト、トイレに連れてってくれるんじゃないの?」
「いえ、そのままここでして頂いて構いませんよ」
「いやっ!恥ずかしい!! 床が汚れちゃう・・・」
「私は構いませんよ。先程も言った通り、結絵さんに汚い所なんて無いのですから・・・」
美樹はアナルプラグを躊躇いも無く、ぐっと引き抜いた。
――ぶしゃあぁぁぁっ!!
「いやぁぁぁっ!!」
結絵の悲鳴と共に茶色い液体が結絵の肛門から噴き出す。
しかし結絵はトイレ以外の場所で排泄するショックを感じる間もなく、予想外の感覚に戸惑う。
「・・・なにこれ・・・ き・・きもちいぃ・・・」
排泄物の塊が大腸を通り、肛門を通過する度に結絵は信じられないような快感を感じていた。
「気持ちよさそうですね。 結絵さんの腸と肛門には先程の蟲たちが喰いついて同化を始めてるはずです。
 その仔達は結絵さんの神経と直接つながって、何らかの刺激を受けるたびに
 宿主である結絵さんに人外の快感を提供するんですよ」
美樹の言葉はほとんど結絵に伝わっていなかった。
腸内の排泄物が移動する度に頭が絶望的な快感が襲ってきて、結絵は正気を保つのが精一杯だった。
結絵がその小さな肛門から黄金色の迸りを出すたび、膣から愛液が溢れ出てくる。
「あ・・・あがっ・・・あはぁっ・・・」
可愛い顔を醜く歪めて、結絵は暴虐的な排泄の快感を小さな体で受け止めていた。

190:名無しさん@ピンキー
10/03/12 19:15:19 ILdNICMI
結絵が目を覚ますと、そこに美樹の姿はなかった。
自分が排泄したはずの汚物は綺麗に片づけられ、汚れてしまった体まで綺麗に清められている。
鉛のように重い体を動かすと、結絵は美樹の部屋を後にした。

夕暮れの街の中を結絵は疾走する。
心臓はオーバーレブし、呼吸も限界だったが、それでも彼女は走った。
結絵は親友だと思っていた美樹があんな風に豹変してしまった事に深いショックを感じていた。
『美樹ちゃんを助けたい』
一心にそれだけを願うと、力になってくれるに違いないもう一人の仲間のもとに急いだ。

――ピンポンピンポンピンポン!!
結絵は乱暴に呼びだしのベルを鳴らした。
はい、という言葉と共に中から綾音が出てきた。
「どうしたんですか?そんなに急いで」
そんな自然体な綾音を見ると、結絵の心が一瞬で安らぎ、代わりに堰を切ったように大粒の涙が両方の瞳から溢れる。
「ひっ・・・ひぐっ みきちゃんがぁ・・・みきちゃんがおかしくなっちゃったぁ・・・」
玄関前で大泣きをし始めた結絵を見て、綾音は自分の部屋の中に招き入れる。
「どうぞ、これでも飲んで落ち着いて下さい」
綾音は電子レンジで温めたホットミルクを結絵に差し出した。
結絵はミルクにちびちびと舌を付けると、体と一緒に心まで温まってくる気がする。
「それで、美樹さんが一体どうしたんですか?」
結絵は一呼吸置いてから喋り出した。
「何か・・・美樹ちゃんがいつもの美樹ちゃんじゃなかったの・・・。何かに乗っ取られてるって言うか・・・。
 普段なら絶対に言わないような冷たい言葉を言ったり、いやらしい事をしてきたの・・・」
ふん・・・と一瞬考えたような仕草を見せた後、綾音は口を開く。
「いやらしいって、どの位いやらしかったのですか?」
「え?」
結絵は質問の意味が理解できずに聞き返した。
ポカンと口を開けている結絵を尻目に綾音はやおら立ち上がると、ふぁさっと突然着ていた服を脱ぎ始め、結絵の前で全裸になってしまった。
想像の斜め上を行く綾音の行動に結絵はマグカップを持ったまま固まってしまう。
「結絵さん、この私と美樹。どっちの方がいやらしいですか?」
綾音はそう言うと結絵の目の前で濃厚なオナニーを始める。
膣に挿入した指を鉤状に丸め、反対の手で形が変わる程胸を揉みしだく。
ちゅっ くちゅっ くちゅっ・・ ぐちゅっ・・・
「うん・・あはぁっ・・ くはぁ  」
ごぷっ、と膣から溢れて来た愛液は早くも白濁し、綾音が本気で感じている事を証明する。
思考が停止して現実感が全く湧かず、TVの中の出来事のように眺めていた結絵だが、意識がふと我に返った。
「きゃあぁぁぁっ!!」
結絵は持っていたマグカップを床に落とすと、縺れた足のまま何度も転びながら玄関まで行く。
ほんの数メートルしかない廊下がひどく長いものに感じられる。
玄関に置いてあった靴を何とか握りしめると、裸足のまま結絵は綾音の家を飛び出した。

191:名無しさん@ピンキー
10/03/12 19:16:26 ILdNICMI
「なんで・・・なんで・・・」
結絵は誰に問うわけでもなく疑問を口にする。
「美樹ちゃんだけじゃない・・・綾音ちゃんもおかしくなってる・・・」
頼る人がいなくなってしまった結絵は、最後の望みの綱である麻衣の部屋に向かって全力で走っていた。
何とか靴を履き走る事が出来た結絵だが、足の裏は砂利で傷つき、両膝や肘も転んで擦り傷をたくさん作ってしまっていた。
体中のあちこちから、もう限界だと悲鳴が上がる。
綾音の家から麻衣の部屋まではこんなにも距離があったものなのか・・・。
日が沈んで辺りは暗くなり、人影がほとんど無い道を走っていると、
結絵はこの世界に自分の味方が居なくなってしまったんじゃないかと急に心細くなる。
美樹と綾音。共に誰よりも信頼していた二人に裏切られたショックは、結絵の心を限りなくネガティブにしていく。
それでも結絵は必死に歯を食いしばって麻衣の部屋に向かっていた。

――ドンドンドンドンドンッ!!
扉が壊れてしまうほどの勢いで激しくノックする結絵。
今の時間ならおそらく麻衣は居るだろう。
「麻衣さん!・・・っ麻衣さん! 開けて!! 助けて!」
力強く打ちつけて赤くなってしまった拳は、それでもなお必死にドアを叩き続ける。
――ドンドンドンドンッ!!
そんな彼女の後ろからすっと近づいてくる人影があった。
しかし夢中でノックをしている結絵は背後に迫る人影に気づかない。
そして、
すっ・・・
「むぐっ・・・!?」
大きく肩で呼吸をしていた結絵は、口元にあてがわれた布から発する刺激臭を思わず吸い込むと
結絵の視界は途端に暗くなり、そのまま意識を失ってしまった。

192:名無しさん@ピンキー
10/03/12 19:18:41 ILdNICMI
「・・・・んっ・・・」
結絵は軽く呻くとゆっくりと目を覚ます。
ぼんやりとにじむ視界が徐々にクリアになる。
そこは見た事のない部屋だった。
うっすらと寒さを感じると思ったら、結絵は着ていたはずの服を脱がされ全裸になっていた。
「痛っ・・・!」
痛みに違和感を感じてそちらに目をやると、彼女の細い両手首は太い麻縄の様なもので拘束され、
爪先立ちになるかならないか位の位置で天井から吊るされている。
結絵は気を失う前の記憶を手繰り寄せ、状況を整理する。
(あれ・・・確か 麻衣さんの部屋をノックしてたら、急に変な匂いがして意識を失ったんだっけ・・・?)
(っていう事は麻衣さんも誰かに襲われてしまったかも・・・!!)
――ガチャッ
突如、ドアが開く。
部屋に入ってきたのは麻衣だった。
「麻衣さん! 無事だったんですね!! 良かったぁ・・・」
結絵は麻衣が無事な事を確認するとほっと胸を撫で下ろした。
「麻衣さん、これ 手首が痛いんですぅ。 解いてくださ~い」
ようやくこの辛い体勢から解放されると思っていた結絵だが、目の前で腕を組み、全く縄を解いてくれる素振りを見せない麻衣を見て
とてつもなく嫌な予感に襲われた。
「え・・・? まさか・・・麻衣さん?」
麻衣は妖艶に微笑むと、扉の外に向かい呼びかける。
「あなた達、入りなさい」
結絵は反射的に扉の方を向くと、そこから綾音と美樹が中に入ってきた。
「ひっ・・・!!」
部屋に入ってきた二人は何も感情を持たないガラス玉の様な瞳で結絵を凝視し、麻衣の後ろに控える。
「フフ、そうやって縛られている結絵の姿、とっても素敵よ」
「麻衣さんも・・・おかしくなっちゃったんですか・・・?」
「おかしくなった? いいえ、私はしっかりしてるわ」
「もしかして、3人とも妖魔に操られているんじゃぁ・・・」
「確かに、私たちは妖魔界に身を捧げる事を誓ったわ。でも、私も綾音も美樹も自ら進んでそれを選択したのよ」
「やっぱり・・・。麻衣さん、美樹ちゃん、綾音ちゃん、お願いだから目を覚ましてぇっ!!!」
「結絵、あなたは勘違いしているわ。本当に目を覚ますべきなのは結絵、あなたなのよ」
「どういうことですか!?」
「あなたも妖魔界に身を捧げなさいと言っているの」
「なんで!?妖魔は悪い奴なんだよ!そんな奴らに操られちゃだめぇ!!」
「妖魔が悪い? それは本当なのかしら」
「そうに決まってるじゃないですか! だってそんなのは昔から誰もが知っている事じゃないですか!!」

193:名無しさん@ピンキー
10/03/12 19:22:35 ILdNICMI
ふぅ、と一呼吸置くと麻衣は結絵に問いかける。
「何故、妖魔が悪者なのかしら?」
(何故って言われても・・・)
「妖魔は悪い奴だよ!! だって人間に危害を加えるもん」
「確かに知性の低い下級妖魔は、偶然その場に居合わせた人間に危害を加えてしまう事もまま有るわ。
 だけど、それがどうかしたのかしら?」
「え!?」
「偶然人間に危害を加えてしまったとして、それは妖魔全体を滅しなければならない程の理由なの?」
「うぅ・・・ そうだよ!妖魔は滅しなければならないもん!」
「そう・・・では、あなたの理論だと人間に危害を加えたライオンという種族はこの世から根絶やしにしなければならない。そういうことなのね?」
「・・え   ??」
結絵の頭は混乱していた。
幼い頃から妖魔は敵だ、倒さなければならない敵だと教え込まれ続けたので、今の今まで妖魔を滅する事に何の疑問を持った事も無かった。
しかし、いま改めて問われると麻衣の言う事の方が筋が通っている気がする・・・。
今までの価値観と新たな価値観が結絵の頭の中でせめぎ合い、彼女の思考回路がショートする。
結絵の頭のショートした空白地帯に悪魔の様な麻衣の囁きがするりと滑り込む。
「ねえ、結絵。本当は平和に暮らしていた妖魔達の世界を脅かした侵略者は他の誰でも無い、私達退魔師なんじゃないかしら」
「・・・本当の悪者は、  あたし達・・・?」
麻衣の言葉が紡ぐ新たな価値観は、まるでウィルスのように結絵の思考に寄生して増殖すると、あっという間にその思考を汚染する。
「・・わたしたちが ・・・・・わるもの・・・?」
結絵の瞳は段々と光を失い、濁っていく。
麻衣は結絵のアイデンティティーがガラガラと音を立てて崩れて行く様子を見てニンマリと微笑む。
「そうよ、本当に悪いのは私達なの。 悪い事をしてしまったら何をしなければならないの? そう、償いよ」
「 つぐない?・・・ですか?」
「今まで私たちが滅してしまった妖魔の数を元に戻すよう、妖魔界に貢献するのよ」
「な・・・なにをするんですか?」
「妖魔を産むのよ」
「妖魔を産むんですか・・・?」
「そう、減らしてしまったのだから増やせば良いだけ。簡単な話よ」
「・・・・・・・」
沈黙が部屋に響き渡る。
結絵の心は九分九厘麻衣に従おうと決めていた。
しかし、最後の最後で何かが結絵を踏みとどめる。
心の中で葛藤を続ける結絵の体を、突然ふわりと良い匂いと温かい体温が包み込む。
ふと見上げると裸の結絵の体を美樹が抱きすくめていた。
「結絵さん、無理をしないで下さい。 心配しないで。さぁ、私達と一緒に罪を償いましょう」
「み・・みきちゃぁん・・・・」
結絵は聖母のように優しく抱擁する美樹の胸元に顔を埋めると、今まで味わったことのない安心感に包まれる。
「そうですよ、結絵さん。 妖魔界に償いながら私たちも気持ち良くなれる・・・こんな素敵な事は無いんじゃない?」
綾音はそう言いながら結絵の背後に回り込むと、結絵の後ろの窄まりにそっと指を入れる。

194:名無しさん@ピンキー
10/03/12 19:23:30 ILdNICMI
くちゅっ
「ひぅぅっ!!」
「さぁ、結絵さん心と体に素直になって・・・全てを受け入れましょう」
ぐっちゃ ぐちゃ くちゃっ
すっかり忘れていた快感が瞬時にフラッシュバックする。
「あぁ・・・き、きもちいいよぉぉ・・・」
美樹に頭を撫でてもらいながら綾音に肛門を掻き回してもらうと、結絵はえも言われぬ幸福感を感じる。
肛門を責める綾音の指は1本から2本に、そして2本から3本に数を増やしていくと、結絵の膣口からはそれに比例するように愛液が流れる。
「あひぃ・・・みきちゃん おかしくなるぅ!・・・おかしくなっちゃうよぉ!」
快楽と恐怖に結絵は怯え、美樹の胸元で悲鳴を上げる。
「今、楽にしてあげますね」
美樹はそう言って結絵の両手首を拘束している縄を解いてやると、結絵は小さな子供のようにがばっと美樹に抱きつく。
「ひぃ!!  ひぃぃ!! もう・・・だめぇ・・・」
下半身からせり上がってくる快感の波に呑まれないように一層強く美樹にしがみつく。
そして、徐々に挿入する指の数を増やしていった綾音が遂に拳を丸々肛門の中に挿れてしまう。
「あぎゃぁぁぁぁっ!!!!」
蟲に寄生された結絵の肛門は柔軟性に富み、裂ける事無く綾音の拳を受け入れる。
ぐちゅっ!ぬちゅっ!!ぎゅちゅっ!!!
綾音が拳を突き入れるたびに結絵の薄い腹はボコッ!ボコッ!と膨らみを見せる。
常人では苦痛以外の何物でもない行為だが、腸壁や肛門に同化した蟲達の尻尾は
刺激を受けるたびに何倍にも増幅した快感を結絵の神経に伝える。
愛液なのか腸液なのか尿なのか区別のつかない液体を撒き散らしながら結絵は拳を受け入れた。
その傍らに寄り添って麻衣が呟く。
「10年前、上級妖魔との闘いに敗れた私は妖魔達の苗床にされるべく、犯しつくされたわ・・・。
 でも残念なことに、私の体は妖魔を受胎することが出来なかったの。
 私を苗床にすることを諦めた彼らは、私の子宮を人間の物とそっくりなダミーのものにすり替えたわ。
 その後解放された私は救助され、全身を洗浄され清められた。
 だけど周りの人は勿論、私自身も子宮そっくりに擬態した妖魔になっていた事に気付かなかったの。
 それから10年、子宮に擬態した妖魔は少しずつ少しずつ私の人格を乗っ取ったわ。
 そう、私の中の子宮が囁くの・・・。『償え・・・苗床を、苗床を妖魔界に捧げよ』ってね。
 あなた達ほどの霊力の高い若い子宮なら上級妖魔をたくさん産む事が出来るわ。 思う存分その身を捧げなさい」
美樹が結絵に優しく話しかける。
「だそうですよ、結絵さん。 これから頑張って元気な赤ちゃんを一杯産みましょうね」
「産むぅ!! 赤ちゃんいっぱい産むぅぅぅ!!!!!」
「そうそう、美樹。あなたはその触手パンツを穿いたままでは妖魔を産むことはできないわね・・・。
 あちらに行ったらあなたの心臓をその触手パンツと同じ機能の物に取り換えてあげるわ。
 想像してごらんなさい、きっと気持ちいいわよ・・・。 心臓が鼓動する度にあなたの中の不浄な人間の血が浄化されていくのよ」
「はい!! ありがとうございます・・・」
背後から結絵の菊門を奥深くまでフィストファックしながら、綾音は結絵に尋ねる。
「じゃあ結絵さん、そろそろ聞かせて下さい。妖魔界に未来永劫忠誠を誓いますか?」
「忠誠を誓います!!私の体は妖魔様にささげますぅ!!!」
「よくできました。それでは結絵さん、イってください・・・」
綾音はズン!をより一層奥まで腕を突っ込むと、結絵の腸内をメチャクチャに突く。
「あひぃ・・何か来るぅ!! イっちゃうう イっちゃうよぉ・・・ あああああぁぁぁぁぁああっぁぁっ!!!」
涙、鼻水、よだれ、汗、愛液、尿、潮、腸液・・・・結絵の体の全ての体液を噴出し、壮絶なアクメを迎えた結絵。
しかしその顔はどこか安らいだような表情を見せ、結絵の意識は闇に沈む。
その下腹部には美樹や綾音とお揃いの刻印が浮かび上がっていた・・・。

195:名無しさん@ピンキー
10/03/12 19:24:39 ILdNICMI
妖気と瘴気が織りなす異次元の空間。
妖魔界の片隅で三人の少女は仰向けになって横たわっている。
少女たちは一様に皆、年齢に不相応な大きい腹を抱えて、終わりの無い凌辱に身を委ねている。
それは、かつて退魔の巫女のホープと呼ばれていた少女達のなれの果てだった。
彼女たちの傍にはヒト型の形をした妖魔達がぐるりと彼女達を取り囲むように立っており、白濁の粘液にまみれた彼女らを見下ろしていた。
妖魔の中でもヒト型を維持できる妖魔は数少ない。よって、彼らはかなりの上級妖魔と推察できる。
彼らの影から生まれた触手はいたいけな少女達の性器をこれでもかという程掻き回す。
一時も休むことなく挿入され続けた彼女らの膣は無残にも赤く腫れあがっていた。そこに追い打ちをかけるように妖魔達は熱い粘液を射精する。
誰が見ても明らかに身篭っているのにも拘らず、妖魔達は手を緩めることなく全力で快感を与え続ける。
それは、仔を宿してから出産するまでの間母体がイけばイく程、より強大な力を持った妖魔が産まれてくるからである。
食事をとることも眠ることも無いまま、イかされ続ける彼女達であったが、
それぞれの体に寄生している蟲や妖魔が瘴気をエネルギーに変え宿主に供給する為、彼女達は休息を必要としなかった。
どれほど時間が経ったのだろう。
不意に大きな腹を揺らしている巫女の一人が声を上げる。
「はぅぅぅ・・・ 産まれちゃうよぉ!!」
びちゃっ ぶしゃぁぁぁっっ!!
絶頂よりも激しく下腹部を波打たせながら、大量の羊水を胎外に排出する。
「あぁ・・・羨ましい 私も産みたい・・・」
「あぁん! はぅぁん! 結絵 さん がんばって・・・」
隣で結絵が産気づいた事に気付いた綾音と美樹は、羨望の眼差しで結絵を励ます。
結絵は出産に備えて股を大きく広げ、虚空を掴むように足の指先をぎゅっと丸める。
「ひぎぃぃぃ!うまれるぅぅ!!!!」
出産することに苦痛は無い、そこに待ち受けるのは絶望的な程の巨大な快楽。
結絵が絶叫すると産道はこれ以上ない程拡張を強要され、ボトっ・・・という音と共に中から臍の緒のつながった異形の物が生み出される。
――アギャァアァァァ!!
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
「ふふっ、また元気の良い仔が生れたわね。これで何体目かしら?」
どこからともなく現れた麻衣は結絵が産み落とした妖魔を拾い上げると、臍の緒を丁寧に切る。
「じゃあ、続けて頑張ってね、結絵」
まだ目も開かぬ妖魔の仔を両手で抱えると、くるりと踵を返す。
周りにいた妖魔達は少女の腹の中が空になったことを確認すると、一斉に大小無数の触手を出産直後の膣に突きたてる。
その凄まじい触手の圧力は、出産をして元に戻った腹を再び臨月間近の妊婦のように膨らませた。
「あひぁっ! ひぃっ だめぇ イきすぎちゃうよぉ・・・あたまおかしくなるぅ」
膣が快感でビクビクっと収縮する度に、結絵の乳首からは噴水のように母乳が噴き出る。
「あひぃ・・んぁ・・・あ あっ・・・」
「うぁぁっっ! くはっ・・・んはっ・・・ひぃぃ 」
「きもちぃぃ もっとぉ・・・ もっと突いてぇ・・・」

ぐちゃぐちゃとした水音と少女達の喘ぎ声は永遠に途切れることなく、無限の彼方まで木霊する。
これからもずっと彼女達は妖魔の仔達を生み続けるだろう。
そして、その末路を知る者は誰もいない。

―了―

196:名無しさん@ピンキー
10/03/12 19:27:05 ILdNICMI
以上で終わりです。お付き合いいただき有難うございました。

>>182
情報THX
時間があれば八重垣と美保もまわりたいです。

>>183
ご指摘ごもっともです・・・。
以前私もメイデンフォースを読んだ事があります。素晴らしい内容のSSで自分好みのシチュが多く、感動しました。
今回、妄想に任せて書き殴っている途中、正直に言うと、自分でも似ているなと思ってしまいました。
なので違いが出るように色々修正を加えて、一応あちらのSSと一線を画す物が出来たと自分では思っていました。
ですが、そうご指摘を頂いたという事は、単純に私の力量が無かった事に他なりません。

今回投下したのは、今までSSと言う物を書いた事が無かったので、
次回以降またSSを書くことがあった時に皆さんの批評を参考にしようと思い立ったからです。
ですので、他人の褌で相撲を取り二匹目のドジョウを狙ったつもりは毛頭ありませんでした・・・。
不快な思いをさせてしまったら申し訳ありません。


後学の為に、他の方々もネタは勿論、文章の読みにくかった所などを指摘して頂けると嬉しいです。

もっと実力が付くまで勉強して来ますので宜しくお願いいたします。
有難うございました。

197:名無しさん@ピンキー
10/03/12 19:43:22 ILdNICMI
あ、読み返したらミスを発見しました。
麻衣は10年前に彼女の子宮を子宮そっくりに擬態した妖魔と交換させられました。

あとは脳内補完よろしくです。

198:名無しさん@ピンキー
10/03/12 22:28:38 cLoqidEB
>>196
初めてとは思えない、素晴らしいエロい作品だったぜ……ふぅ
蛭に線虫と生理的嫌悪感を催すようなものを寄生させたところとか、凄い好みだ。
個人的には乳を改造されるとか、触手を生やすとかして欲しかったが……w

確かに既存の作品に似てしまうところはそれを知ってる限り仕方ないと思うが、
そこを差し引いてもこれだけのクオリティを見せられれば十分だ。

199:名無しさん@ピンキー
10/03/12 23:17:04 +2dyXfRJ
>>127 乙×風氏
読み終えるたびに期待感が増すばかりです
そういやあのシュトリさんも桃髪に紅眼のロリっ娘か・・・
もう4年経つことにも驚きだけど、そこらの書籍よりよく作り込んでるなぁ

>>195
GJでした、下着依存症なおにゃのこ大好きです
巫女さんがエロいのは同意なんで、機会あったら巫女服を活用したシチュもお願いしますw

200:名無しさん@ピンキー
10/03/13 00:05:19 9ClpznAm
「妖魔界に対して忠誠を誓いなさい」っていう追い込みの台詞が入るところとか、もろメイデンフォース
投薬と称した精子中毒、堕ちの印が現われるくだりとかも、
こうなると・・・と考えざるをえなくなる

私にとっても好みのシチュだし、文章も頑張ってるし、工夫もしてると思うけど、
一線を画すところまではいってない・・・と思います

201:名無しさん@ピンキー
10/03/13 00:43:43 itmguHva
特定の作品がどうとかいうよりまず空っぽいと思ったな
空の短編とか心研の外伝とかでありそうな話だった
即堕ち連鎖堕ちは大好物なんで美味しく頂いた
最近空の更新も無いし次も楽しみに待つことにする

202:名無しさん@ピンキー
10/03/13 00:50:36 LUgwTEIZ
>>196
GJ!…半年なんて言わないで旅先から帰ったら即新作の執筆を是非に是非に
そのためにも素敵な参拝である事を祈っております
(もちろんエロパロ板的な意味でw)

個人的には、今回は結絵のお話で帰結させといて、妖魔界の3人陵辱&出産シーンだけでもう1話欲しかった所です


203:名無しさん@ピンキー
10/03/13 01:37:47 7iSB8m8F
まぁ、何だ、折角出雲に行くんだから
黄泉比良坂で、岩の先に潜って何かに憑かれてくるとイイのが書けると思われ


…おや、こんな時間にふすまの向こうから物音が…

204:名無しさん@ピンキー
10/03/13 01:39:00 7+38ODKu
「~~に忠誠を誓いなさい」ていうくだりは責め台詞としてよく使われる
精子中毒にいたって二次元ドリーム文庫の常套手段
堕ち刻印とか紋様だって、SMにおける首輪のように、悪堕ちジャンルでは人気ファクターの一つ
この程度が類似がパクリっつうと、エロパロ創作なんかやってられなくなる

205:名無しさん@ピンキー
10/03/13 01:40:39 7+38ODKu
この作品は紛れもなく>>196さんのものであり、作者は負い目を感じる必要は何も無い

206:名無しさん@ピンキー
10/03/13 02:02:41 XVRr2+zy
まあメイデンフォースを知らない人もいるわけで これはこれでいいとおもうよ
作者さんは205の言うとおり負い目を感じるのはまったくないわけです
自分もSS書きで最初はパクりから始まったよ 
でも今に妄想していたらオリジナルのいいものができたし
ただ自分の作品で抜けないのと、長編だと創作意欲が突然となくなってしまうのがネックだがw
最初でこれならGOODとしか言いようが無いです!

207:名無しさん@ピンキー
10/03/13 04:51:02 QUxsUvO+
今頃になって巫女作品よんでたけど
一番最初の子のシーン別の巫女作品で
似たようなの読んだことある気がする

まぁこういうの好きだから似てても全然構わない
むしろもっと来てもおkだけど・・・

208:名無しさん@ピンキー
10/03/13 10:54:12 dFZCs3sR
ID:7+38ODKuは元ネタ知らないんだな

209:名無しさん@ピンキー
10/03/13 14:41:21 8fDTgHQi
神は丸いものに寄生されていいものに生まれ変わるんだぜ?

要はGOD+O=GOOD ってだけのことだが(

210:名無しさん@ピンキー
10/03/13 20:46:06 xnXdzC3b
誰馬GJ

211:名無しさん@ピンキー
10/03/13 21:42:07 htfsmhFD
>>208
かっこいいぞキミ

212:名無しさん@ピンキー
10/03/14 23:12:03 F7fAvGM7
空め…新作をうpしおった…

いいぞもっとやれ!!!!


213:乙×風 ◆VBguGDzqNI
10/03/15 18:18:17 O3sWphaW
 ふう……全く触手がもげてもげてしょうがない。
 贖いの巫女の方GJでした。もし続きがあるなら期待しています。
 パクリ云々については……私からはあまり強く言えません。
 読者の方の気持ちも理解出来ます。
 ですが初めてのSS、それに加えて退魔モノというメジャーなジャンル。
 設定やシチュが被るのもしょうがないしょう。
 どっちが正しいとかそういう問題ではないと思います。
 なのでパクリ云々に関しては、あくまで読者の一意見として受け止めるといいと思います。
 その意見を生かすも殺すも作家次第。ってな感じです。
 以前の私が書いた退魔モノのシチュも、とあるエロ漫画からパクったものですからねw
 だから『パクり』という言葉に過剰に囚われる必要もないです。

 ですがそれに甘えるのもどうかと思うのです。
 大なり小なり自分なりの味付けをして、作品の個性を出せばいいじゃないでしょうか?
 神社参りや、旅行が趣味ならそれで得た知識も大きなアドバンテージになるでしょう。
 私は基本面倒臭がりなので必要最低限の資料集め以外は全くしませんしw
 祝詞とかさっぱりです。
 リアル巫女さんも私は年に一回見れたらいい方なのでちょっぴり羨ましいですよぉ。

 さて。何様だよお前的な世話焼きもそろそろ見苦しくなってきたでしょうか。
 ここからは私のターンといきましょう。
 
 いつものように永久の果肉、投下します。
 前回エロ話だったので今回はエロ控え目です。
 前半はマリオンの過去話や死んだリオのお母さんのお話です。
 後半は覚醒リオの悪巧み。新キャラの女魔術士がその毒牙に掛かります。
 以下NGワードです。
(過去話、新キャラ追加、股からお花、エロ微量)

 ではどうぞ。16レス消費します。

214:永久の果肉6 ◆VBguGDzqNI
10/03/15 18:20:42 O3sWphaW
第六話  リビディスタの事情 


 それは今から十二年前のお話。
 
『あら、マリオン! 良く来てくれたわね!』
 思い出の中、その女性の笑顔は輝いて見えた。
 腰まで伸びる桃色の髪。赤と緑のオッドアイ。女として成熟した体。
 自分には無い魅力を、その女性は全て持っていた。
 彼女の名前はリシュテア=セイレン。
 リビディスタの隣町で娼館を運営している女性だ。
 訳あってリビディスタの街に引っ越してきた。
 
 リオの母親である。

『ほんとマリオンくらいよ? 私のところに来てくれるのは。
 あの人もたまに来てくれるけど、すぐに帰っちゃうし。ドルキなんて来る筈もないし。
 親があんなのじゃマリオンも苦労するでしょう?』
『うん。してる。お父様もお母様も厳しい』
 武芸の家柄であるリビディスタの末娘として生まれたマリオン。
 この時、彼女はまだ六歳だったが既に両親から英才教育を施される。
 他者より優秀であれ。他者よりも強くあれ。親も超える戦士となれ。
 剣の特訓を見物させられ。文字の読み書きと共に魔術の基礎を叩き込まれる。
 だが若干六歳の少女にとってそれは苦痛でしかなかった。

 けれどリシュテアと一緒にいる間は、楽しい。
 彼女の家は代々娼館を営むらしく、そのおかげで色んな人達と出会ったらしい。
 歴史があれば評判もいい。店の女達もだ。
 そしてそれを取り仕切るリシュテアもまた、いい女だった。
 気さくで人付き合いが得意。面倒見の良い姉御肌。
 その上見た目も特徴的でスタイルは完璧だ。
 母のドルキも魔術師としては優秀だが、リシュテアの足元にも及ばない。
 人間として。また女として。

 だからマリオンは隙を見てはリシュテアに会いに行くのだ。
 こっそりと屋敷を抜け出して。
 帰ったらきっと母の雷が落ちるだろう。別に構わないが。
『ごめんなさいね。折角来てもらったのに、ろくなもてなしも出来なくて』
 そう言って女性は儚く笑う。
『いい。私が勝手に来てるだけ』
『そう言ってくれると助かるわ―あ、そうだ!
 ちょっと待っててね? こないだあの人が美味しい紅茶を持ってきてくれたのよ。
 素直に大丈夫か? 調子はどうだ? とか言えばいいのに。
 あの人ってば物で人のご機嫌取ろうとするんだから。ほんと不器用。
 という訳でちょっと待っててね?』 
『あ、別にいい。無理しないで』
『えー。折角のお客様だもの。お茶くらい淹れさせてよ』
『でも、横になってないと』
『マリオンが来るまで、ずっと横になっていたわ。
 少しは立って動かないと、足が退化しちゃうもの』
『いや。しないし』
 よっこいせっと―声を上げてベッドから降りるリシュテアを不安な面持ちで見詰める。
 寝巻き姿で床に降り立つリシュテア。その彼女のお腹は異常な程膨らんでいた。
 彼女は妊婦だった。もうすぐ妊娠十ヶ月だ。体に無理をさせられる時期ではない。
『っ!? げほっ! げほ!』
『ほら。もう、横になって』
 急にむせ込んだリシュテアをベッドに押し戻す。彼女の顔色は悪い。
 妊娠のせいだけではない、病に掛かっていたのだ。

215:永久の果肉6 ◆VBguGDzqNI
10/03/15 18:22:38 O3sWphaW
 リビディスタのお抱えの医者が薬を持ってきてくれるが、妊娠中なので強い物も使えない。
 タイミングが悪いとしか言いようが無かった。
『お茶、自分で淹れるから。お義母様の分も』
『うー。ごめんなさいねぇ? もてなすどころかこんな事までさせて』
『お義母様に無茶させるよりかマシ』
『でもマリオン? 貴女お茶の淹れ方知ってる?』
『―知らない』
『全く。あの脳筋どもは。仮にも良家のお嬢様なんだから。
 お茶の淹れ方の一つや二つ教えなさいっていうの―マリオン、私が指示するわ』
 その後、リシュテアの言葉に従い、マリオンは初めての給仕をする事になる。
 息が詰まりそうな剣と魔術の勉強よりも、それはよっぽど楽しかった。
 だが結果の程はと言うと。
『―熱っ!?』
『あ、ごめんなさい…そう言えばお義母様、猫舌だった』
『あーん。いいのよ。普通の人なら丁度いい熱さだと思うし』
『私、ふーふーする』
『ふふふ。ありがとう。マリオンは優しい子ね』
『ふーふー』
 褒められるのが恥ずかしくて、照れ隠しにリシュテアの紅茶を必死に冷ましていた。
 その間、リシュテアは色々話を振ってくる。
 この街は活気もあって人も多いけど華がない、とか。
 武装している剣士が殺気立ってておっかない、とか。
 いい薬草が取れる筈なのに私には何の役にも立たない、とか。
 将来はどうするの、とか。他にも―
『ねえマリオン? この子の名前、どうしようか考えているんだけど』
 リシュテアが、自分を腹を撫でながら問いかけてきた。
 本当に幸せそうな顔をしていた。まるで聖母のような。
(ドルキお母様も、私がお腹の中に居た頃はあんな顔を浮かべていた?)
 自分の母が慈しみの表情を浮かべるところはちょっと想像出来なかった。
 むしろ気持ち悪い。あの人には仏頂面しか似合わない。
『女の子? 男の子?』
『女の子よ。半分しか血は繋がってないけど貴女の妹よ』
『妹…』
 その言葉の響きに、胸がジーンとしたのを覚えている。
 お姉さんになる。その事実が少し誇らしかった。
 そしてもし妹が生まれたら、自分のように辛い目にあって欲しくない、そう思った。
『―リオ。リオがいい』
『リオか―うん! 決定! 可愛い名前じゃない!』
『え? いいの? リオで?』
『何よマリオンが言い出したんじゃない。
 ―ってあら? マリオン? リオ? マリオン―
 貴女、自分の名前から二文字取っただけ?』
『ばれた』
『あははは! 何よそれ! もうちょっと考えてよ! 私の大事な娘なのに!』
『じゃ、じゃあ、お義母様は何か考えたの?』
『んーそうねぇ―クロとか!』
『いやそれダメだと思う』
『じゃあシロで!』
『どうして猫っぽいの?』
『にゃーん♪』
『…………』
『やだちょっと白い目で見ないでよっ。
 自慢じゃないけどね、私の猫さんのコスプレとか、お客様に大うけなんだからね。
 元気になったら、マリオンにも見せてあげる』
『歳、考えれば?』
『何か言ったか小娘』
 笑顔で言ったその時のリシュテアが怖い事怖い事。目が笑っていなかった。殺気を感じた。
 子供心に大人の女性を怒らしたら命が無い、と感じたのを覚えている。

216:永久の果肉6 ◆VBguGDzqNI
10/03/15 18:24:35 O3sWphaW
『―ってお母様が言ってた』
 だから取り敢えずは母に罪をなすりつけた。
『って、ああドルキねっ? あはははっ。嫌だわ私ったら早まっちゃって。
 それにしても―ふふふ。あのアバズレ。いつか目に物見せてやるわ♪』
 ほんと。大人の女は怖い。
(でも、面白い)
 リシュテアと話をしている時だけが、安息の時間。

 だが。それがすぐに潰える事になるとは、この時思ってもみなかった。

『―それでね。あの人ったらベッドの上だとまるで野獣みたいになるの』
『男は皆、狼だ』
『いいえマリオン。あの人の場合、そんな生易しいものじゃないわ。
 鞭は使うわ。汚い言葉は使うわ。人の事を畜生扱いするわ。問答無用で中出しするわ。
 あいつは鬼ね。悪魔ね。何が英雄よ。ただの鬼畜だわ』
『…あのお義母様? ひょっとしてお父様の事、嫌い?』
『んー。まぁ、どっちかって言うと、嫌いかな?』
『え。でもお義母様。お父様と……その、何度も……』
『エッチしたわよ? そりゃもう何度も何度も。なかなか会えなかったからね。
 一日で四、五回くらい平気でやってたわ』
『―あの。一応、私、まだ六歳なんで。そういう生々しい話は』
『いいじゃない。どうせ他に誰も聞いてないんだし。
 それに女ってね、体よりも心の方が先に大人になるものよ。
 耳年増くらいで丁度いいの―って話が逸れたわね。ええと―』
『どうしてお父様とそんなに愛し合えたの? 嫌いなのに』
『あそうそうそれ! 私、というよりセイレンの家系がね?
 あんまり子宝に恵まれないのよ。だからする時はもう、しまくりなの』
『……どういう事?』
『赤ちゃんが欲しかったから沢山エッチしたのよ。当然じゃない』
 断じて当然ではないと思った。
『―ああ、言葉足らずだったわね。
 ほら、あの人ってスケベな上に甲斐性無しで鬼畜で脳筋だけど。
 一応剣神、なんて称号が貰えるくらい凄い戦士じゃない。
 私はその遺伝子が欲しかったのよ。お金持ちだったしね』
『お義母様、変わってる』
『あははっ。私もそう思うわ。正直、白馬に乗った王子様とか柄じゃないわね。
 そんなもやしみたいな男いるかー! ってなっちゃう。
 やっぱり男はワイルドなのがいいわ』

 ―そうすれば、生まれてくる子もきっと元気に育ってくれるから―

 穏やかに笑いながらそう言ったリシュテアの顔を見てなんとなく気付いた。
『……お父様よりも、赤ちゃんの方が好き、って事?』
『そう! 正にその通り! マリオン賢い!
 ああでもね? あの人の事だってどうしようも無いくらい嫌いなわけじゃないわよ?
 あの人ね、あれでも結構寂しがり屋なのよ。それでドルキの性格がアレでしょ?
 家じゃ甘えられないからって私に甘えてくるのよ? 体を求めてくるのはそれが理由かな。
 けどあの性格でしょ? 素直に、甘えさせてくれ、って言えないのよね。
 だからエッチの時も鬼畜になっちゃうのよ。ほんと、男って見栄っ張りばっかりだわ。
 でもでも♪ おっかしいと思わない? あの剣神様が、私みたいな女に甘えてるのよ♪
 巷じゃね、そーいうのをツンデレって言うんだって。
 …あれ? ムッツリスケベだったかしら?』
『それなんか違う気がする』
『違わないわよ。あの人、ちゃんと優しいところもあるもの。
 病気だって分かった時、真っ先に様子を見に来てくれたしね。
 週に一度はお見舞いに来てくれるし。不器用だけなのよ』
『……そうだったんだ』
 父も母も厳格だ。だがすぐに感情的になる母と違って父は感情を表に出さない。

217:永久の果肉6 ◆VBguGDzqNI
10/03/15 18:26:33 O3sWphaW
 マリオンも感情表現が苦手な子供だったので、性格は父に似たのかもしれなかった。
 いつも眉間に皺を寄せていて、会話も必要最低限。
 何を考えているか想像もつかない人物。それがマリオンから見た父の人間像だ。
『お義母様。父様の事、良く分かってるね。私、父様の事、全然分からない』
『ふふふ。それはしょうがないわ。私もね、今言った事全部に確証は無いの。
 女の直感、って言うのかしら? 肌を通して相手の心が何となく分かっちゃうのよ』
『凄いぜ姉貴』
『そんな言葉どこで覚えたのよ……まあ、そんな訳だから。
 あの人、そんなに悪い人じゃないのよ。エッチの時以外はね』
 その言葉で、マリオンはふと気付いてしまった。
 一度、屋敷を抜け出してリシュテアに会いに行くところを父に見られた事がある。
 その時はてっきり、何処に行くのか詰問されるのかと思ったのだが。
 まるで何も見えなかったように無視された。
 今思えば、あれはリシュテアに会いに行くのを黙認していたからなのかもしれない。
『そういえば、私、お義母様に会いに行っても、お父様に怒られた事が無い』
 母にはシコタマ怒られるが。
 父も、厳しい性格をしているので、こういう事は絶対に許さないと思うのだが。
『ほらやっぱり。多分、あの人はね?
 自分で私の相手をするよりか、貴女に相手をさせた方がいい、とでも思ってるのよ?
 ほんと、素直じゃないんだから。いいマリオン?
 貴女はあの人みたいに捻くれた大人になっちゃ駄目だからね?』
『…頑張る』
『よし。それでこそ私の娘だ!』
 くしゃくしゃと髪を乱雑に撫でられる。
 髪の毛が無茶苦茶になってしまうが、この瞬間がマリオンにとっては一番幸せな時だった。
 しかし、

『―げほっ! げはっ! げほげほっ!!』
『お義母様っ』
 急に咳き込んだリシュテアに駆け寄る。

 ぴしゃり、と口元を押さえた彼女の掌に紅い液体が飛び散った。
 それが血であるとすぐに分かり、息を呑む。

『はっ―はぁっ…! ―ふふふ。参ったわね。
 丈夫だけが取り柄だったのに。運が無かったのかしら。
 妊娠中に、変な病気に掛かっちゃって』
『私、お医者様を呼んでくる!』
『待ってマリオン』
 背中に掛かった声は思ったよりもずっと強く、はっきりしていた。
 土気色をした顔は死人のよう。なのにオッドアイには誰よりも強い意志が宿っている。
『私、貴女にお願いがあるの。聞いてくれる?』
『うん』
『お腹のこの子、リオはリビディスタの屋敷に置いて欲しいの』
『え?』
『私は、ドルキに毛嫌いされてるから、屋敷に入れてもらえないけど。
 リオは、あの人の娘でもあるから、まあ大丈夫なんじゃないかなって。
 実は私の家の家訓に、娘には必ず家を引き継がせろ、ってのがあるんだけど。
 正直その気はないのよ。娘に娼館の仕事を教えるのもアレだし。
 それになんだかんだ言ってこの商売も楽じゃないしね。
 稼ぎは不安定だし。変な病気は移されるし。ろくな事がないのよ。
 私、この子にはそんな思いをさせたくないわ。
 だから、リオはリビディスタに引き取ってもらって、立派なレディになってもらうの』
『でも、私の家は、』
『知ってるわ。かの名門リビディスタ。魔術と、剣のエリートを養成する武門の家柄。
 でも大丈夫。リオにだって才能あるわ。あの人の血を受け継いでるもの。
 それに私だって魔術使えるわよ?』
『え。うそ』

218:永久の果肉6 ◆VBguGDzqNI
10/03/15 18:28:07 O3sWphaW
『チャームだけね♪』
『…なるほど』』
 からからと笑うリシュテアを見ているとさっきまで血反吐を吐いていたとは思えない。
 けれど彼女に救う病魔は、確実にその命を蝕んでいた。
『マリオン。私、長くないかも知れない』
『え?』
『自分の体だしね。分かるの。もう、ぎりぎりよ。
 でも、安心して。この子だけは、産んでみせる。それまで、絶対死なない。
 ええ。死んでやるもんですか』
『―絶対死ぬみたいに言わないで。私、お義母様がいなくなったらっ』
『ふふふ。マリオンは甘えんぼね。でも貴女もうお姉さんなのよ? しっかりしないと』
『うん…』
『いい子ね。この子も。貴女が守るのよ?
 私の娘というだけで、この子はきっと辛い目に遭ってしまうと思うから。 
 だからこの子が一人前になるまでは、貴女が守ってあげるの。
 お姉さんである貴女が、ね? 約束出来るかしら?』
『うん。約束する。リオは、私が守る』
『そう。じゃあ指切りしよう?』
『何それ?』
『ああ。私の家に古くから伝わる―まじないみたいなものよ?』
『どうするの?』
『こう、小指同士を絡めて、呪文を唱えるの。二人一緒にね』
『呪文? どんな?』
『教えてあげる』

 ゆーびきーりげーんまーん。
 うーそつーいたーら針千本のーます。

『指切った♪』
『指切った』
 じっと自分の小指を見詰めた。
 リシュテアの血に触れて、紅く穢れた小さな指を。
『―指切ったのに痛くないよ?』
『これをした人たちは皆そう言うわ♪』
『針千本も飲んだら死んじゃうよ?』
『それは約束を破ったら。破らなければ大丈夫よ』
『…がくがくぶるぶる。私はお義母様に脅迫されている』
『あはははっ。そんな事無いわよ。そんな事しなくても、貴女は約束を守ってくれるもの』

 だってマリオンは優しい子だから。
 だから、お願い。
 リオを。私の娘を。どうか守ってあげて。


 それから一週間後。
 リオは無事誕生し、リシュテアは死んだ。

 ***

 時は戻って。リオが淫魔として覚醒した直前の出来事である。

 マリオン=リビディスタは我が家の門をくぐった。
 ヘスペリスとして王都に着任してからおよそ二年。
 今も、アネモネ追跡の任務の途中だが―図らずとも久しぶりの帰郷となった。
「帰ってきた」
 屋敷の大きな門には見慣れたレリーフが描かれている。
 筋骨隆々とした男が右手と左手に剣を携え、その背後に幾本の剣を突き刺さっている―
 最強の戦士、剣神アレスの肖像だ。

219:永久の果肉6 ◆VBguGDzqNI
10/03/15 18:29:37 O3sWphaW
 それを眺めていると、里帰りした、という気分になってくる。
「っ!? マリオン様!?」
「お勤めご苦労様」
「はっ! 恐縮です!」
 武装した見張りの門番二人に労いの言葉を掛けると、敬礼と羨望の眼差しが返ってきた。
 歳なら自分よりも三つほど上に見えるが、彼らからすれば自分は有名人だ。
 この顔も、名前も、肩書きも、全て知っているだろう。
 だからこそ彼らの、まるで女神でも見ているような視線が少し恥ずかしい。
「―本物だ。本物のマリオン様だ!」
「なんというか、こう。気品というかオーラが溢れ出ているようだったなあ」
「俺、下っ端だけど、この仕事やってて良かった、って思う」
「ああ、俺もだ」
 背後から聞こえる門番二人の会話を聞いていると背筋が痒くなってきた。
 頬が赤らんでいるのが自分でも分かる。
(しっかりしなさい私)
 久しぶりの里帰りとは言え、両親は二人とも厳格な人物だ。
 へらへらしていたら何を言われるか分かったものではない。気合を入れないと。
 だがそれよりも先に、する事があった。
(リオに会わないと)
 この世でたった一人の大切な妹。
 マリオンがリビディスタを出たのは王都で成果を上げて、両親に一人前と認めて貰う為だ。
 そしてその暁には、リオを引き渡してもらい、二人で王都で住むつもりだった。
 実際王都でヘスペリスとして活躍し、今では十分な蓄えがある。
 リオと二人で生活するだけなら何の問題も無い。
 今日は両親にその事を報告しようとも思っていたのだ。

 ただ少し心配だったのは、この屋敷に残してきたリオ本人の事だ。
 母親のリシュテアが妊娠した直後に彼女は病に掛かった。
 しかもこの地で取れる薬草では治癒不可な珍しい病だ。
 金に物を言わせて薬を取り寄せる事も出来た。
 だが、それでは母体への負担が掛かり過ぎ、結果的にお腹の子供も死んでしまう。
 故に特効薬は使えなかった。
 そして大した薬も使えなかった彼女の症状は次第に悪化し、体力をすり減らし。
 リオを生んでからすぐに他界した。

 しかも問題はそれだけではない。
 病を患っていた間に出産した事で、娘のリオは先天的な虚弱体質になってしまった。
 武芸の家リビディスタに、病弱な妾の子がいる。
 魔力感知の結果、リオに魔術師の才能が無いと判明した事が、状況をさらに悪くした。
(正直、私は少し信じられないけど)
 リシュテアにはチャーム程度の魔術ならば使えたと言う。
 その血を引くリオにもそれくらいの魔力はあると思うのだが。
 能力としては戦士である父の血を受け継いでしまったのだろうか。
 まあ、それは兎も角。リオは屋敷の中で完全に孤立してしまったである。
 生前のリシュテアが懸念していた通りだった。

 そしてそんな中に一人置いて王都に行ってしまったのは本当に申し訳ないと思っている。
 だがそれも未来の試金石を稼ぐ為に必要な事だった。
 それにここにはマリオン自ら声を掛け、雇ったメイドが居る。
 リオ専属の世話係パセットだ。
 彼女なら自分が居ない間もリオの面倒を見てくれる。
 明るく、表裏の無い、とてもいい子だ。庶民の出だが、能力も高い。
 きっとリオの友達になってくれる。
 パセットがいるから、心置きなくこの家を出る事が出来た。
(リオ、もう少しだから)
 リシュテアとの約束。リオを守る事。彼女の姉として。
 その約束を、一時も忘れた事は無い。
(お義母様。お義母様との約束、もう少しで果たせそうです)

220:永久の果肉6 ◆VBguGDzqNI
10/03/15 18:31:51 O3sWphaW
「マリオン様!?」
 屋敷の離れへと向かう途中、庭園でパセットの姿を見た。
 リオの様子を聞こうかと思ったが―どうにも様子がおかしい。
 息を切らし、顔は蒼褪めて、あの人懐っこい笑顔が不安と狼狽で歪んでいる。
 嫌な予感がした。
 あのパセットがこんな表情をしているなんて、ただ事ではない。
「どうしたの?」
 悠長に挨拶をしている状況ではないらしい。単刀直入に尋ねた。
 嫌な予感は、的中した。
「リオっちが、居なくなったんです!」
(居なくなった? 行方不明って事? 何で?)
「どういう事?」
「昨日の夜までは確かに居たんです! お昼頃に起こしてっ、いつもみたいにふざけて!
 でも、気分が悪い、ってリオっちに追い出されて!
 でもでもっ、食べないと元気にならないから、夜に、様子見ついでに食事を持って行って!
 その時は確かに居たんです! でもっ、でもっ、今日目が覚めて部屋に行ったら!
 もぬけの空で! 何で! どうしてっ!?」
(どうして、ってそんなのこっちが聞きたい)
 パセットのいう事を聞いていると徐々に苛々が募ってきた。
 行方不明? 追い出された? 何だそれは?
「役立たず」
「ひっ! ご、ごめんなさい! マリオン様っ」
「ごめんさないじゃ済まない。何の為に貴女を雇ったと、」
 そこまで言って、ふと、パセットがぽろぽろと涙を流している事に気付いた。
 そうだ。リオが突然居なくなってショックを受けたのはパセットも同じ。
 それもリオが物心付いた時からずっと傍に居たのだ。
 パセットとリオの関係は主従というよりも友達のそれに近い。
 友達のリオが突然居なくなって、一番悲しい思いをしているのは誰だ。
「ごめんなさい。ちょっと言い過ぎた」
 すぐ頭に血が上ってしまうのは自分の悪いところだ。
 パセットはずっと自分の代わりにリオの面倒を見てくれた子だ。
 感謝はしても、泣かすような事をしてはいけない。
(冷静にならないと…)
「パセット。屋敷の中はもう探した?」
「ぐすっ…ひくっ…それが、お屋敷の中には、どこにも居なくてっ」
「リオの体ならそんな遠くに行けない筈。手分けして探そう」
 言ってからある事に気付く。
 屋敷の中が静か過ぎるのだ。リビディスタの令嬢が行方不明になったというのに。
 そう言えば門番の青年二人も、暢気なものだった。何かおかしい。
「リオが居なくなった事、お父様とお母様には報告した?」
「しました! でも、奥様は『反抗期なのでしょう。放っておきなさい』って!
 旦那様は旦那様で『探す必要は無い』の一点張りでっ。おかしいですよっ。
 リオっち。体弱いから、家出なんて出来るわけないのに!」
 パセットの言葉の意味を考える。
 母親は、まあいい。元々リオの事を毛嫌いしていた彼女の事だ。
 悩みの種が消えてくれた、程度にしか思っていないのだろう。
 だが父親の、この淡白な反応はどういう事だ?
 探す必要は無い? ドルキと同じく、放っておけ、という事か?
 仮にも自分の娘が行方不明になったのに心配ではないのだろうか?
(……どっちにしろ、冷たい事には変わりない)
「それだけじゃないんです!
 旦那様っ、リオっちが居なくなった事、誰にも口外するなってっ。
 余計な事はするなってっ!
 それじゃまるで『探すな』って言ってるみたいじゃないですか!」
「…何それ」
 それでは誰かがリオを保護する可能性すら消えてしまう。
 リオが家に戻って来なければ、野垂れ死ぬ可能性すらある。
 まあ、あの外見だ。屋敷の者が見つければ保護するだろうが。


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