10/03/06 12:10:21 Ik+9/9rA
このメデューサさんはわかってないな…着衣のエロさを
101:名無しさん@ピンキー
10/03/06 18:48:43 evKSk/Jf
かっこよさそうというだけで空気をぶち壊そうとするやつのなんと多い事か……
102:名無しさん@ピンキー
10/03/06 20:00:37 1VRizn2y
エロSS読むというのに脳内補完さえできないのか
103:名無しさん@ピンキー
10/03/06 20:08:42 6Dz2HiEq
ヘテロクロミアだってことだけ把握してれば何の問題もないもんな
多少の誤字や描写違いには目を瞑るのがお互いにとって平和
指摘されるまで全然気付かないってのは幸せなのかなぁ……
104:名無しさん@ピンキー
10/03/07 02:21:47 OCTN5SzP
結膜炎で一時的に赤くなっただけじゃね
105:名無しさん@ピンキー
10/03/07 04:13:40 mow8RTmk
実は複線
瞳の色が変わる描写がところどころに
106:名無しさん@ピンキー
10/03/08 01:22:45 2UgEV1wB
>>103
ヘテロクロミアって言われると金銀妖眼って訳が浮かんで金と銀のオッドアイなイメージに…
元ネタ思い出せないけど
107:名無しさん@ピンキー
10/03/08 03:14:09 g2q/3QJi
ロイエンタールも罪作りなことを……
108:名無しさん@ピンキー
10/03/08 10:17:25 jO+kO0K+
ょぅι゙ょの眼だから問題ないな
109:名無しさん@ピンキー
10/03/08 11:20:01 lqkT26+H
蒼翠なら(ry
110:名無しさん@ピンキー
10/03/08 13:18:00 BjyvmB5R
ょぅι゛ょの神秘!!
111:乙×風 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 17:41:29 53go2DFl
どうも乙×風です。お待ちかねの新作を投下しに来ました。
ですがその前にリオの瞳について少し説明します。
98様が指摘された『青か緑か一体どっち?』
との質問ですが―リオの右目は青、左目は赤となっております。
この疑問は私が『翡翠』と『蒼穹』の区別が付いていなかったが原因です。
劇中、右目が青になったり赤になったりする描写はありますが、それとは別の話ですね。
99様の言っている通り、こちらの不手際です。
ほんと、なんでこんな簡単なミスをしたんだか。
ちなみに作家というものはかっこ付けなのです。私だけじゃないと思いますよ。
それだけなら別いいと思いますが私の場合、正しい意味を調べていなかったのが問題です。
おかげで一部の読者の方々に不快な思いをさせてしまったと思います。
申し訳ありません。この場を借りて謝罪させて頂きます。
ですがまあ。あまり堅苦しいのもどうかと思います。
こういう場所ですからね。私以外のSS作家さんも居ますから。
あまりギスギスして、その方達が投下しにくくなるのも考え物です。
なのでリオの瞳の件に関してはこれで勘弁して下さい。
はい。という訳で気を取り直して投下といきましょう。
今回は皆様のご想像通り、リオ無双ですよぉ。
NGワードは以下の通りです。
(自慰、猥語、レイプ、人外化、悪堕ち、輪姦、逆レイプ)
胡散臭い言葉が目白押しですな。
今回は完全実用性重視です。人外になったリオに好きなだけ搾り取られて下さい。
ではどうぞ。以下、15レス消費します。
112:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 17:46:33 53go2DFl
第七話 先祖返り
―アレエスの街は元々小さな集落だった。
周囲の森には薬を作る為の原材料が群生しており、それを採取する拠点に過ぎなかった。
この頃はアレエスという名も無かったという。
ただ、手に入る薬の原材料という物が希少で且つ高価で森に入る者が後を断たなかった。
しかしである。
この森は生物にとって住み易い環境だった為に、様々なモンスターまで生息していた。
薬草を採取するのにも命懸けだったのだ。
今から二十年程前の話である。
当時、若くして名の知れていたグリーズに、件の森の魔物退治が依頼された。
剣神『アレス』の称号を国王より享け賜わった彼には体のいいクエストだった。
彼の後の妻となるドルキも彼と同行していた。
彼女は優秀な魔術師であり、グリーズともに数々の以来をこなしていた。
彼が剣神の称号を持つ前から、大いなる魔女『メディア』の称号を持っていた程である。
かくしてグリーズとドルキ、そして数名の部下を引き連れ、名も無いその集落に赴いた。
大した障害も被害も無く、剣神グリーズによる魔物掃討作戦は成功。
件の薬草付近の異形達の大半を殲滅した。
希少種である薬草を大量に手に入れ、彼は富と、更なる名声を手に入れた。
そしてその功績を称えられ、国王にその地を治める領主の資格を貰い受ける。
グリーズは妻ドルキと一考した。
数は減ったが、この森には多種多様な魔物が生息している。
それら相手に実戦を行い、最強の兵士を育てよう。
剣神であるグリーズ。魔女と謳われたドルキ。
二人の子はきっと優秀な戦士となる。
すぐに、二人の考えは実行される。
森を切り開き、街を作ったのだ。
武を重んじる英雄の町。グリーズの称号から名を取り、アレエスと名付けられる。
アレエスの街にはドルキを初めとする魔術師達の手によって結界が張られた。
更に強固な外壁で街を覆い、半端な要塞よりもよほど堅牢な地となる。
市場には森から採れた高価な薬草が出回り、英雄を一目見ようと人が集まる。
街の人口は右肩上がりに上昇した。
グリーズは領主として、また一人の将として道場を開いた。
歴戦の勇士達の手によって鍛え抜かれた戦士はそれだけで脚光を浴びる。
グリーズの元には次々と門下生が訪れ、屈強な戦士達を輩出した。
名門リビディスタが名実ともに世に認められた瞬間だった。
―これが武芸の街アレエス誕生の背景である。
そのリビディスタの末娘であるリオも、それくらいの事は知っていた。
義母のドルキに教えられたのである。
『一応。貴女もリビディスタの娘ですからね。これくらいは知っておきなさい』
彼女は自分を憎んではいるが、父のグリーズと共に歩んだ道のりをさぞ嬉しそうに話した。
それは親切でもなんでもなく、自慢がしたかっただけだろう、と幼心に思ったものだ。
まあ、それは兎も角として。
「どうやって中に入ろう…」
まさか自分が『侵入者』になるとは思ってもみなかった。
眼前の、天まで届けといわんばかりの外壁を見て思わず溜息が零れる。
良く見ると上の方には見張り番まで居る。流石武芸の街と言ったところか。隙が無い。
(お父様ってすごかったんだなぁ…)
改めて父親の偉業に感心する。自分の娘を性欲の捌け口にする最低の親だが実力は本物だ。
「やっぱり正面から?」
113:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 17:49:02 53go2DFl
昼間なら、旅の者や行商の者を受け入れる為、正門の結界は張られていない。
そこから堂々と入る事も出来る。
だがこの髪にこの瞳。リビディスタのお嬢様である事など人目で分かってしまう。
そうなったらあの屋敷に逆戻りだ。それだけはなんとか避けたかった。
あそこには、もう戻りたくないのだ。
(ネーアさぁん、私どうすればいいの?)
男を漁れと言われたが今更それが難題だという事に気付いた。
(森の中に、訓練に来た男の人を捕まえればいいのかな?)
だったら屋敷に近い方がいいのだろうか。
「うーん…」
額に皺を寄せて唸る。そんな時だった。
ずくんっ。
「あっ」
(何っ? お腹、急に疼いてっ)
急に子宮が疼き始める。
腹の中に焼き石でも突っ込まれたみたいだ。
「やっ、これぇっ、んんっ」
寝巻きの上から股を押さえる。
じゅくぅ、とお漏らしをしたように水滴が零れた。
むわり、とリオの甘い体臭が雌の発情臭と共に鼻を突く。
『今は少し落ち着いているけど、リオのお腹の種子ね。
すぐにまた疼き始めるわよ。そうなったらもう抑えられないと思う』
ネーアの言葉が脳裏で再生された。
(こんなに、疼くだなんてっ)
ずくんっ。ずくんっ。ずくんっ、ずくんっ、ずくんっ―
「あっ、やだっ、やだぁっ…! 我慢出来ないよう!」
劣情にまみれるように、下着の内側へと指を滑らせる。
「にゃぁっ!?」
ぐちゅぅ。卑猥な音がしてヴァギナに電気が走る。そこは既にどろどろだ。
(こ、こんなに濡れて…それに、すごい敏感になってるっ)
思い切って指を割れ目へと差し入れた。
「あっ、!? はぁっ…!」
膣壁に爪先が擦れ、蕩けるような快楽が走る。
それは脊髄を駆け上り、リオの脳へと達する。
性的快感に脳内麻薬が分泌され、頭がくらくらした。
(きもち、いいっ)
快楽が理性を削り取る。
リオは我慢出来ずに、二本目の指を挿入した。
じゅくり。
「んにゃぁんっ」
膣が圧迫され、二本の指が締め付けられる。
敏感になった肉ヒダは窮屈そうな二本の指の形を鮮明に感じ取る事が出来た。
(アソコ、気持ちいいっ、止まらないよぉっ)
ぐちぐちぐちぐちぐちっ。
「はぁっ! にゃっ、あぁっ! んんっ! はあっ!
いいっ! 気持ちいいっ! オナニー気持ちいいよぉっ」
二本の指を捻り、或いは爪先で肉のチューブを内側からガリガリと削る。
そのあまりの快感。目の前が霞み、心地良い興奮が体を満たす。
寝巻き姿で、こんな朝早くから、魔物が徘徊する森の中でマスターベーション。
正気じゃない。
(こんなのっ、おかしいっ、やめないとっ、私、変態さんになっちゃうっ)
だが指は止まらない。それどころかその動きは激しさを増す。
指は三本に増えていた。
捻り、掻き回すような動きは、ネーアに犯された時のようにピストンへと変わっている。
(奥っ、奥の方が、いいのにっ、届かないようっ)
あの長い触手で子宮に穴を開けんばかりの勢いで、ずこずこ犯されるのがいいのに。
いや、違う。今は子宮に、熱い体液を飲ませて欲しい。
溺れるくらい、破裂するくらい子宮を精液で満たして欲しい。
114:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 17:50:47 53go2DFl
「んんっ! やあっ! 切ないっ、切ないようっ!
おチンチンっ、欲しいようっ! 指じゃ、いけないようぅっ!」
こんなに体は敏感なのに、全然達する事が出来ない。
肉壷を犯す指はもう四本になっている。
あの巨大な触手を受け入れた所だ。フィストファックオナニーでもしてやろうか。
だがどれだけハードなプレイをしても根本的な解決にならない。
この状態は、アドニスの種子が成長の為に男の精を欲しているから起きているのだ。
男と交わり、膣内射精されない限り収まらないだろう。
そう考えるとぞっとした。
それまでこの状態が続くなら、きっと自分は発狂してしまう。
「やだっ、やだっ、やだあっ!」
いや、もう狂っているのか。
リオは気付いていない。未成熟な性器に自分の腕が差し込まれている事に。
それでも貪欲に快楽を貪る。
空いた手で乳首を抓り、或いはクリトリスを抓る。
それも千切り取らんばかりの力だった。
「んにゃあぁぁぁぁっ!!!」
激痛と、それ以上の快楽に背筋が弓なりに反れる。
だがそれでもイけない。子宮に根ざした種子が、アクメを阻害しているのだ。
(いやあぁっ!! イけないっ! どうしてぇ!!?)
「やらぁっ! やらぁ! イけないっ! イかしてよぉっ!」
リオはこの時、獣だった。
だらしなく口を開き、涎が垂れ、瞳は虚ろ。
『イかして』か、『おチンチン』か、『セーエキ』のどれかしか言葉にしない。
精神崩壊の寸前。
だから彼女に近付く人影にも、気付く事は出来なかった。
「……こりゃたまげた」
「おいおい。まだガキじゃねーか」
「こんな小便臭そうなガキがこんなところでオナってるって、世も末だなぁこりゃ」
男の、声が聞こえた。それも三人。
「ふぁあ…?」
リオは虚ろな瞳で、この場に現れた三人の乱入者を見る。
騎士甲冑を着てはいるものの薄汚れた装備。剃り残した無精髭。
エリート揃いのリビディスタとは少し風体が違った。
『さっきもさぁ、むさいオッサンが三人でいきなり絡んできたのよ?』
先程出会ったばかりのメデューサの話を思い出してた。
(あ、この人達が…そうなんだ…)
「…おい。このチビまじでやばくないか? 薬でもやってんじゃないのか?」
「そうだな、そうじゃないとこんなアブねー真似、出来ないわな」
「おーい嬢ちゃん。大丈夫かー? おじさん達が家まで連れてってやろうかー?」
リオは男達の言葉を聞いて無かった。
突然の事態に思考が追いつかない。
(―男の人)
思考は追いつかない―が、本能は追い付いた。
『どろり』と体の内側からどす黒い衝動が溢れ出す。
それはネーアと交わっている時にも起きた感覚だ。
自分が、自分ではなくなっていく感覚。
爛れた情欲が心を満たし―ついには体をも犯していく感覚。
「あ、はぁぁ…」
熱い吐息を吐き出す。
湯にのぼせたように頭がぼやける。快楽を貪りたいという意思が体を突き動かした。
「…おい、なんかこいつ、雰囲気変わってないか…?」
「あ、ああ…」
115:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 17:52:30 53go2DFl
「こいつ、目が…オッドアイなのか? 珍しい…」
男達がうろたえている。
それだけではない。欲情しているのだ。この体に。
(あは。メデューサのお姉さん可哀相。
このおじさん達、私みたいな小さな女の子で、欲情してるよ?)
それは種子から放たれる催淫香のせいだ。
だがそれだけではない。リオ自身の匂いのせいでもある。
この時リオの体は、確実に変化を始めていた。
『アネモネとしてではなく、別の何かへ』と。
「おねがいしますぅ…私のここ…おじさん達の逞しいおちんぽで鎮めて下さいぃ♪」
立ち上がり、自ら割れ目を開きながら猫撫で声でおねだり。
リオのヴァギナはドロドロだ。
肉ビラが露出し、オスをねだるようにヒクヒクと脈打っている。
未成熟だと思われる少女の性器に、剥き身の貝を思わせるような生っぽさがあるのだ。
そのギャップに、男達が生唾を飲み込んだ。
全員股間のイチモツを膨らませているのが手に取るように分かる。
嗅覚まで敏感になっているのか、三人の先走りの匂いすら判別出来た。
「あは。もうびんびんじゃないですかぁ? 遠慮しなくていいんですよぉ?
私の、幼女の生おマンコにこってりザーメン好きなだけ注いでいいんですよぉ?」
「…ち。最近の若いもんは全くけしからんな」
「ほんとうだ。すけべで。破廉恥で。恥じらいってもんがねえ」
「そんなに犯されたいならやってやるよ。
俺達は元は傭兵でな。貰えるもんは貰う主義だ」
「あぁん…ありがとうございますぅ♪」
「ああ畜生ガキの癖に色っぽい声出しやがって!」
乱暴に突き飛ばされる。
逞しい腕が自分を押し倒した瞬間、汗と雄の匂いを嗅ぎ取り、胸が高鳴った。
心地良い動悸が体を支配して、『にゃぁん…♪』と再び媚びる声を上げてしまう。
「やべぇ。むっちゃ興奮してるぜ」
「ああ、このチビ、良く見ると上玉じゃねえか。
髪とかピンク色だぜ? 珍しい」
「それにこの匂い、たまんねぇなぁっ」
男達の手が無遠慮に触れる。
肩を撫で、髪を触り、脇の匂いを嗅がれる。
それはネーアに比べて乱雑で、時に痛みを催す。
だがこのレイプ紛いのシチュエーションに、リオ自身も酷く興奮していた。
欲情した男達から匂い立つ発情臭にこちらも発情する。
我慢できなくなって男のうちの一人から、不意打ち気味に唇を奪った。
「んっ…! ちゅっ! じゅるっ! ちゅううっ!」
「おーおー。嬢ちゃんやるねぇ」
「こいつの口臭いだろ? 昨日俺のチンコしゃぶらせたからな!」
横合いから掛けられた言葉の意味が一瞬分からなかった。
だが彼ら全員から、彼らの精の匂いがごっちゃになって交ざっているのが分かる。
何か理由があったのだろう。どうやら彼らは男同士でしていたらしい。
尤も、今のリオにとってそんな事は大した問題じゃない。
彼らがホモだろうが両刀だろうが興味はない。
だが出してしまったのなら、今回得られる精の量も大した事ではないのでは?
と実に『魔物らしい』思考が脳裏を掠めた。
(だったら、しょうがないかなぁ…)
悪いとは思うが、『搾り取る事になりそうだ』。
下手をすると死んでしまうかもしれない。
(仕方ないよね? だっておじさん達は、私の『獲物』なんだから)
どろり、と黒い衝動が体を駆け巡る。
自分を犯す筈の屈強な男達が、哀れな子羊に見えてきた。
彼らは、食べられる方だった。
116:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 17:54:22 53go2DFl
それを自覚した瞬間、リオの中で何かが目覚めた。
全身を巡る父と母の血、そのうちの片方―母の血がざわつく。
同時に体が作り変えられていく。
リオに流れる『血』が、少女の体をより相応ものへと変えていく。
例えば唾液。
分泌量が増え、匂いが濃厚になった。
それを人間に飲ませればあっと言う間に欲情し、理性を失った獣へと堕ちる。
「ぐっ、はっ、はあ! このガキ! ディープキスとか、生意気なんだよっ!
もう、犯してやる!」
「お、おい、いきなりどうしたんだよ?
ガキに唇奪われたのがそんなにショックだったか?」
キスをした男は、目を血ばらせ、鼻息を荒くし、傍から見ても正気ではなかった。
鬱陶しそうに鎧を外し、下半身を露出させる。
取り出された肉棒は臍まで反り返って、天を向いていた。
(あ、お父様のよりも…おおきぃ♪)
小さな鼻が雄の匂いを嗅ぎ付ける。
ペニスの先から漏れる濃厚な精の気配を感じて、全身を駆け巡る『血』が歓喜した。
自ら足を開き、挿入しやすいように指でヴァギナを開く。
テラテラに濡れた肉ヒダが―蠕動する肉壷の内側まで露出される。
それでキスをされた男の理性は粉砕された。
「このっ、メスガキがっ」
ずりゅりゅぅっ。
「んにゃぁぁぁんっ」
毛の生えていない幼い割れ目を、男の肉槍が貫く。
(あはあっ! おチンポっ! お父様以外のおチンポ!
私食べちゃってるよぉっ! ふわっ! いいよぉっ!)
餓死寸前にありつけた食事は美味の一言だった。
散々焦らされ、敏感になり、高められた性感のせいだろう。
挿入されただけで達しそうになる。
雄の交わりを知覚して、アクメを阻止していた種子が神経の束縛を解放したらしい。
自分の体がイけるようになったと、リオは本能的に理解した。
「う、おっ!? こいつっ、絞め付けがっ」
一方リオに『食べられている』男は少女の肉壷に自慢のブツをしゃぶられ、狼狽していた。
声を裏返して、必死に快楽に耐えているのが分かる。
(おチンポ、びくびくしてるぅ♪ もういきそうなんだぁ♪)
「我慢しないでいいんですよぉ? 私のおマンコの中で、思う存分ズコズコしてくださぃ♪」
正常位の状態から足を男の腰へと絡ませ、引き寄せる。
人外化が進んでいるのか、密着した腰は力強く固定され、離れそうに無い。
ぐちぃっ。
「んにゃぁん♪」
勢い良くペニスを咥え込んだ事で子宮口にペニスが食い込んだ。
その衝撃に体が痺れ、反射的に催淫効果を持った吐息を男の鼻っ面へと吹きかけた。
とろん、とした目で、男の瞳を見詰める。
男の黒い瞳に映りこんだリオの右目―その瞳が青と赤に明滅していた。
リオは本能的に理解した。
この赤い瞳には魔性が宿っている。
母親から受け継いだこの瞳は、男を誘惑し魅了する力がある、と。
「く、くそぉっ!」
じゅっぷ、じゅっぷ、じゅっぷ!
「あっ!? にゃっ! んあんっ!」
この男も例外ではなかった。
リオの瞳に、匂いに、唾液に、体に、魅了されてしまった。
今思えば、父親のグリーズはとうの昔からリオに宿る魔性に魅せられていたのだ。
だからこそ近親相姦などという非行に走った。
117:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 17:56:24 53go2DFl
(私のせいだったんだ…)
真実を理解して愕然とする―だがそれも一瞬だ。
(ふふ。実の父親を無意識の内に誘惑するなんて、私の体すごい♪)
倫理や常識を覆す魅力が、この体には詰まっているのだ。
武芸の街に住む男達―脳が筋肉で出来ているような人間などひとたまりもない筈。
現に目前の男も、この幼い体に夢中になっているではないか。
「はっ! はっ! すげっ! 幼女のマンコっ! 最高だっ! おっ! おおおっ!」
「んにゃっ!? あっ! そこっ! いいっ! 奥っ、いいのぉっ!
おじさんっ! もっと突いてっ、んあん! もっと突いて下さぁい!」
ごつごつと膣の最奥を小突き上げられ子宮が悦びに打ち震える。
種子が根を張り、その上でさんざん焦らされたそこは性感帯の塊だ。
ガチガチの肉竿に一突きされる度に、蕩けそうな快楽が溢れる。
本当はもっとペニスの感触を味わいたいのに、快楽を貪るのに夢中になってしまう。
細い腕を男の首へと回す。両手の指を組んで男の首に引っ掛けた。
こうすれば自重を少しは軽減出来る。自分から、腰を動かす事が出来る。
試しに腰を使う。
父親に散々躾けられた体だ。やり方なんていくらでも知っていた。
男の突き込みに合わせて、自分から腰を迎えに行く。
「う、うぉおっ!?」
「んっにゃぁん!?」
ずんっ。と子宮が振るえ、頭が一瞬白む。
膣が収縮し、ペニスをぎちぎちと咥え込んだ。
(あはぁっ、これぇ、いい♪)
ぱつぱつぱつぱつっ!
恥骨同士がぶつかり合が当たりに響く。
男の首にぶら下がるリオの体が、激しいピストンによって上下に揺さぶられる。
痛いほど勃起した陰核が男の陰毛に覆われる肌とぶつかり合う。
痺れるような快楽が脳髄を走り抜けた。
「あっ! あっ! すごっ! いっ! よっ! おじさんのっ!
私のしきゅーっ、ごつごつ叩いてっ! んあっ!?
あはぁっ! あっ! にゃっ! にゃぁ! いぃ! いい!
もっとぉっ! もっとぉごつごつしてぇ!」
「おっ! おおおっ!! はぁぁあ!」
ぱたっ、ぱたたっ。
獣のような咆哮を上げる男から零れた唾液がリオの顔に降り掛かる。
発情したオスから流れるそれには精液ほどとは言えないが多量の『精気』が詰まっていた。
試しに口を開いて彼の唾液を飲み込むと、まるで酒でも飲んだかのように体が熱くなる。
男の精が、美味い。
(あ…私、ひょっとして…)
ここに来てようやく。リオは自分の正体に勘付き始めた。
いや、自分の正体というより自分に流れる血か。
だがそれも吹けば飛んでしまいそうな思考だった。
「あっ! あっ! あっ! あんっ! あっ! にゃっ!」
子宮を揺さぶられる激しいセックスに、再び夢中になってしまう。
そしてそんな交わりを見て、周りの二人も居ても立ってもいられなくなったらしい。
「…もう我慢できん」
「ああ……くそっ、昨日あんだけ抜いたのに…」
いそいそとペニスを取り出すと、乱雑に扱き始めた。
(あ、おチンポ、しこしこしてるぅ♪)
自分をオカズにオナニーをしている。
その事実がリオの自尊心を充足させた。
「はっ! ああっ! もっ、でるぞっ! 中出し、しちまうぞ!」
「あっ! あんっ! はいっ! リオの中にっ!
幼女の子宮に新鮮ザーメンどぴゅどぴゅしてくださいっ!
あっ! あっ! あっ! あっ! あん! にゃん!
膣内射精してっ、おじさんのせーえきで種付けしてくださいぃっ!!」
卑猥な言葉で男達の神経を煽る。
その声にすら魅了の力は宿っている事を知っていた。
118:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 17:58:31 53go2DFl
男達の理性はリオの猫撫で声に犯され、麻痺している。
大量の脳内麻薬を分泌し―そして果てた。
「うっ、ぐっ! うおおぉぉぉっっっ!!!」
咆哮を上げ、子宮口に亀頭を食い込ませる。
ぎちり、と子宮の入り口が軋む音を聞いた気がした。
びゅるっ! どぴゅどぴゅどぴゅっ!
「んにゃっ!? にゃああぁぁぁぁぁぁぁああぁぁっ!!」
(出てるぅっ! リオのしきゅーにっ、こってりザーメン流れ込んでくるぅ!)
熱い。ぐつぐつと煮立った濃厚な媚薬を直接腹の中に流し込まれている気分だ。
新鮮で濃厚な精を含んだ白濁液が子宮壁にぶち当たると、蕩けるような感触に襲われる。
(中出し、気持ちいいよぉっ! すごすぎるよぉっ!!)
「あっはぁっ! イッちゃう!
リオ射精されてイっちゃ、んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ!!!」
びくん! びくんっ!
アクメを迎えたリオの体が痙攣する。
きゅうきゅうと子宮が収縮する感触が破滅的なまでに気持ちいい。
父親に犯された時とは全然違う。
膣内射精なんておぞましくて、気持ち悪いだけだった。
ところが今はどうだ。気持ちいいだけだ。
(これが、セックス…! たまんない…っ、癖になっちゃうよぉ♪)
「この、ガキの癖にエロ顔しやがって!」
「どろどろにしてやるっ!」
びゅるびゅるっ! どぷどぷどぷどぷどぷっ!
「んにゃあぁぁぁぁっっっ…♪♪」
だらしなく弛緩させていた少女の顔に、両脇からスペルマのシャワーが降り注いだ。
その熱さ。粘っこさ。匂い。そしてそれに凝縮された精気にうっとりとする。
その表情は、堕ちたメスそのものだった。
どくんっ。
「にゃぅっ…!?」
突如、子宮の奥が疼いた。
どくどくと、まるでそこに心臓があるかのように脈動し続ける。
アドニスの種子が精液を吸収し、成長しているのだ。
神経の根が更に深く子宮を犯し、膣を犯し、内蔵を犯し、体を作り変えていく。
陰核が膨張し、膣の肉ヒダが深く、複雑になる。
平坦な胸の丘陵に膨らみが生まれた。
全身が敏感になり、種子から発するアドニスの催淫フェロモンの香りが強くなる。
アネモネへと徐々に変化しているのだ。
しかも肉体の変容はそれだけに止まらない。
(体が、熱いっ)
成長する種子と同調するように、全身が火照ってくる。
まるで体を流れる血が、沸騰しているようだ。
「んにゃあぁぁぁぁっっ!!!」
吼えた。自分が変わってしまう。その恐怖に。
その期待に。
唐突に、視界が真っ赤に染まった。
赤と青に明滅していた右目が、赤一色へと変わる。
ぎちぎちと八重歯が伸び、立派な牙になる。
パジャマの背の部分が引き裂かれ、その内側から蝙蝠の羽が飛び出した。
「っ!? なんだ、こいつ!」
「人間じゃなかったのかっ!?」
119:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 18:01:16 53go2DFl
顔中にスペルマのパックをしてくれた男二人が狼狽している。
ぼんやりとした様子で彼らの顔を眺めた。
ぴょこん。そんな可愛い音がなった気がする。
頭がなんだかむず痒い。試しに触ってみればそこには何かふさふさとした感触が。
「にゃぁ?」
三角形をしたそのもさもさは引っ張るとぴんと突っ張って僅かな痛みを覚えた。
男二人が顔を引き攣らせる。
彼らの目には。
『猫耳を生やした悪魔にしか見えない幼女が映っていた』。
(あー。やっぱり…私、悪魔だったんだ)
完全に魔物として覚醒した自我が、自身が何者であるかを本能的に理解した。
リオは男の精を食らう悪魔―いや、淫魔と言った方が分かりやすいか。
しかも混合種だ。
『ネコマタ』だったか。それと『シュトリ』と呼ばれる読心術に長けた悪魔。
どちらも異国から流れ着いたモンスターで、自分はそのハーフらしい。
それが人間と交わり、何代も何代も世代を移し、血が薄れ―今のリオが居たのだ。
(『ネコマタ』と『シュトリ』と、人間と―それにアドニスの種まで植え付けられて…)
全く、ちゃんぽんにも程がある。それに如何わしい種族ばかりだ。
甘い体臭も。赤い瞳も。このピンク色の髪も、きっとそれが原因なのだろう。
今になって淫魔として覚醒したのもある程度予測がつく。
子宮に寄生したアドニスの魔力と反応したのだ。
ネーアと交わった時から、精神的にも肉体的にもおかしかったので、時期的にも符合する。
(あはは。道理で…お母様がああいう仕事をするわけだ…)
そういえば、ネーアは母親の事を知っているような口ぶりだった。
エッチの時に、この体に淫魔の血が流れている事に気付いたのかもしれない。
(まあ、別にいいかな。そんな事は)
そうだ。そんな事より、今は他にすべき事がある。
「このチビっ、騙しやがったなっ」
「ガキだと思って油断したぜっ」
二人の男が剣を抜いた。それを冷ややかな目で見詰める。
リオの体は今し方セックスした時の体勢のままだ。
正常位で組み敷かれ、自分で男の腰に足を絡みつかせ、身動きが取れない。
まあ、その男も、精気を吸収されたせいで泡を吹いて気絶しているわけだが。
実質二体一には変わり無い。
しかも向こうは修羅場をくぐってきた傭兵上がりの騎士。
まともに戦えば勝ち目は無かった。
尤も、最初から戦うきなど無かったが。
「おじさん達は、私とエッチしてくれないの?」
「舐めるなよ…! 人間じゃないって分かったらこっちも容赦しねえ!」
「その通りだ! あーしかし俺達女運ねえなーおい!
きれーな人間のねーちゃんが抱きたいぜっ」
「そんな事言わずにね?『私としようよ』」
言葉に魔力を乗せる。
淫魔の囁きはそれだけで人間の理性をたやすく削り取る。
それを、紅く染まった両目で後押ししてやる。
魅了の魔術だ。魔術に精通しているものなら防御のしようもあるだろう。
だがこの三人の男達に、それを防ぐ術は無かった。
「……あ…う…」
交わる視線を通して、リオの魅了の魔術が二人の男に叩き込まれる。
二人が握り締めていた剣が、同時に滑り堕ちた。
「ふふふ♪ そう、いい子♪ 私、おじさん達の事好きになっちゃうかも♪」
あー、と痴呆のように二人の男が呻いた。
その瞳は、ガラス玉のように虚ろだ。
男達はリオの据え膳と化していた。
「くすくす♪ 本当に美味しそう♪」
最早リオの目には男達は餌にしか映っていない。
120:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 18:03:28 53go2DFl
この時少女は気付いていなかった。
自分の心が、すでに人でなくなっている事に。
(体、熱い。力が、漲ってくる♪)
生まれ変わったようだった。
だがその力は邪悪なものだ。魔物として、人を喰らう為の力だ。
その力をどす黒い衝動の赴くままに行使する。それが何と心地良いか。
(あはっ。気持ちいい♪)
殺気を漲らせていた男達がリオの魅了の魔術に心を食われ、呆然としていた。
レイプする―そう宣告されればそれに大人しく従い、時が過ぎるのを待つ。
心を殺して、人形のように言いなりになる―あの頃とは違うのだ。
今は、その逆。食う側なのだ。
リオは思わず笑みを浮かべた。
幼い顔が歪む。それは本物の悪魔の笑み。
快楽を得る為なら人を貶める事も厭わない、そんな極悪人の笑み。
(…このおじさん邪魔)
繋がったままの男を蹴飛ばす。
がす。男の体が宙を舞った。
「え?」
リオの方が目を丸くした。
蹴られたボールのように、気絶していた男は遥か後方へと吹っ飛んだのだ。
そしてノンバウンドで数メートルほど飛行した後、木の幹にぶつかってやっと止まる。
「え? あれ? やりすぎちゃった?」
さっきのセックスで誤って『吸い過ぎた』せいで彼に精は残っていない。
用済みなので多少手荒に扱っても大丈夫―そうは思ったがまさかあんな盛大に飛ぶとは。
(力の加減、難しいなぁ)
ひょっとしたら、戦士としての父親の血が影響しているのかもしれなかった。
剣神とまで謳われた男の娘なのだ。
人外化の影響もあって、今の肉体のスペックは予想以上に高いらしかった。
(剣も魔術も使えなかったのに、人間止めたらその両方が同時に出来るようになるなんて)
なんとも皮肉な話だ。しかも力を持て余している。
「ふふふ。だったら、おじさん達は練習相手かな?」
無害化した男二人を見据えて、ふと気付いた。
「んー。この格好じゃあんまりかなぁ?」
白のネグリジェを見下ろすと、腕を組んで考える。
折角淫魔になったのだからもっと色っぽい格好の方がいいだろう。
それにこの服は嫌いだ。
外に出る事が少なかったリオは、寝巻き姿でいる時間が多かった。
このネグリジェもそう。愛用していたのだ。
つまりこれは人間の―あのひ弱なリオ=リビディスタの証のような物なのである。
「おじさん達ちょっと待っててね?」
ぴょん、と反動を付けて起き上がる。寝そべった猫が飛び起きるような動きだ。
相手をしてもらう筈なのに待ち惚けは少し可愛そうだが、ちょっと我慢してもらおう。
(? 人間止めても、そういう気遣いは出来るんだ? 変なの)
まあ、どっちにしろ食べるものは食べるのだが。
リオは男達の目前で服を脱ぎ始めた。
衣擦れの音を響かせながら、幼子の肢体が晒される。
丸みを帯びた肩。
肩甲骨辺りから伸びる一対の羽。
平らだったバストは、幼子、というよりも成長途中の女子のそれだ。
押せば返しそうな膨らみは、人の頃に比べれば二周りは大きくなっている。
ブラを付けても良いほど成長していた。というか多分姉よりも大きい。
やせ細っていた腹や尻、太股は僅かに肉付きが良くなった。
それなのに腰の細さはそのままで―幼い体が僅かに色っぽく成長したのが分かる。
尾てい骨から伸びた猫の尻尾と矢じり型の尻尾が、色気にアクセントを加えていた。
(…何だか『また』やらしい体になってる気がする)
『リオっちってさ、何だか発育いいよね?
そのオッパイとかパセットよりも大きいんじゃない!? けしからん!』
121:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 18:05:26 53go2DFl
パセットが以前そんな事を言っていたのを思い出す。
そんなに気にする事でも無いだろうに。やっている事はどんぐりの背比べだし。
それが今では―可哀想に。今では確実にこちらの方が大きい。勿論胸の話である。
まあそれは兎も角。
脱いだ服を陽光に透かせる。
(少し勿体無い気もするけど…人間を止める、踏ん切りくらいにはなるかな?)
軽く上方へとそれを投げ放った。
風に吹かれ、重力に引かれ、芯を持たない衣服がひらりひらりと落ちる。
その瞬間、リオが目を見開いた。
赤い瞳の中で縦長の瞳孔が細まり、頼りなく宙に漂う衣服を捉える。
「しゃっ!」
目にも留まらぬ速さで、上方の空間を引き裂いた。
僅かに遅れてバラバラに引き裂かれた、ネグリジェだった物が舞い落ちてくる。
「あはっ♪ 上手く出来た♪」
陽気に笑い、自分で喝采する。
その指先からはナイフかと思うほど鋭い、紅い爪が伸びていた。
これで宙に舞った寝巻きを切り裂いたのである。それも一瞬で。
昔、稽古場にいた父親に見せてもらった芸なのだが、それを真似してみたのだ。
やはり自分は父の娘だ。健康的な肉体なら戦士として戦う事も出来る。
「―これで、すっきりしたかな? さよなら、過去の私」
さよなら弱い私。
さよならパセットちゃん。
さよならお父様。
さよならお義母様。
さよならお姉様。
そしてこんにちわ。淫魔の私。
(さあ。想像しよう。良家のお嬢様が不良になって、淫魔へと身を落としたら)
そんな娘はどんな格好が似合うだろうか。
頭の中でイメージを膨らませると、欲望に忠実な魔力はすぐに反応した。
黒い霧が溢れ、眩しい少女の裸体を包む。
それは黒いワンピースとなって具現化した。
幼い体のその手を。肩を。胸を。腰を。黒い生地となって包み込む。
生地の裏側には多量のフリルを。
ブーツはパンプスだ。
下はどうしようか。黒のガーター?
流石にまだ似合わないだろう。もうちょっと成長したら付けてみようと思う。
だからそれまでは黒のストッキングで代用。
頭には勿論ヘッドドレス。
それも猫耳の可愛らしさの邪魔にならない程度に、つつましいサイズだ。
「―こんな感じ、かな? おじ様方、いかがかしら? なんちゃって」
スカートの端を摘み、くるり、とその場でターン。
涎を垂らして『待て』の状態である男二人の顔色を伺う。
彼らの瞳には、黒いゴスロリ服を着、猫耳を生やした悪魔が映っていた。
男の目を鏡代わりに、リオはポーズを付け、角度を付け、自身の姿を吟味する。
何しろ生まれ変わった自分のデビュー戦。
淫魔として、女として、格好に手を抜く訳にはいかなかった。
「―色気が足りない」
ぽつりと呟いた。
これでは只のゴスロリ娘だ。
ワンピースの内側から羽や尻尾は生えているが、それだけじゃ味気無い。
何よりこれは人間の着る服だ。
(もう少し、淫魔らしくならないかな?)
再びイメージ。ゴスロリ衣装は脛付近以外を殆ど覆ってしまう。
それでは淫魔の肉体が隠れてしまって、意味が無い。
122:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 18:07:50 53go2DFl
そうだ。スカートを切り裂いてしまおう。
再び黒い霧が溢れ出す。
黒いつむじ風が軽くスカートを撫でた。するとどうだ。
スカートの前面と後ろ側に大きく裂け目が出来る。スリットだ。
そうだ。胸元も少し開けよう。
自慢できる程のものではないが、喉、首元、それに丸い肩を見せればそれだけで色っぽい。
黒い霧がゴスロリ服を削り取り、胸元と肩の生地が消滅。
黒のパンプスも何だか味気ない。その先端にデフォルメ気味のドクロの飾りを添える。
そうだ。どうせなら背中もばっくりとやってしまおう。
ワンピースの背中側がVの字に切り裂かれ、見る見るうちにその面積が狭くなる。
生地は腰の辺りまで消滅し、羽の生え際どころか肩甲骨、それに背骨までが見える。
スカート部の背面のスリットからは二種類の尻尾が顔を覗かせる。
悪魔の尻尾にはピンク色のリボンを。猫の尻尾には鈴を取り付けた。
スカートの切れ込みは長く、深い。
尻尾が少しでもスカートを押し上げれば、その向こうにある桃尻が見えそうになる。
前面もそうだ。
スリットは内股まで伸びており、見る者が少し屈めばその内側を覗いてしまうだろう。
下着はいらない。
その方が、男達は喜ぶし、こっちも興奮する。
何よりセックスをする時に脱ぐのが面倒臭い。いや、ずらせばいいのか。
それともパンツごと挿入? それも一度やってみたいかもしれなかった。
(ふふふ。私もすっかり変態さんだね)
そうだ。色っぽさと言えばこの髪、もう少し長い方がいいだろうか?
短い方が動きやすいが、セックスの時、長い方が跳ねたり波打ったりして面白い。
何より髪型だって好きに変えられる。
(よし、やろうっと)
髪質はそのままストレートで。長さは肩に掛かる程。
リオのイメージと同調して黒い霧が桃色の髪にまとわり付いた。
その髪が霧を吸収して、しゅるしゅると伸びていく。
「これでいい、かな? ―あ、あれ?」
伸びた髪を一房手に取り、視界内へと移動させてみると、期待していたものと少し違った。
黒い霧で延長した部分は、鮮やかなピンクではなく濃い紫色だったのだ。
どうやら魔力で編み出した髪は、本来の色とは違ってしまうらしい。
「…ピンクがいいのに」
(ネーアさんも、パセットも褒めてくれたから)
まあよしとしよう。グラデーションが掛かった髪も中々面白い。
色も、艶っぽさという点ではクリアーしている。
でも髪は自力で伸ばして、最後には全てピンク色にしようと思った。
「さあ、今度はどうかな?」
完成した淫魔の姿で再びターン。スカートは摘まない。
自由気ままに手を広げ、回転する。
広げた上腕の下、健康的な脇が剥き出しになる。
バイオレットの髪先の下から、うなじが覗く。
尻尾の下から、愛らしい尻肉が弾むのが見えた。
風に煽られたスカートが僅かに翻り、毛も生えていない少女の性器が晒される。
それらは全て一瞬。
ターンが終われば、爽やかな陽光の下、リオの甘いフェロモンが辺りに香っていた。
悪魔『シュトリ』の読心の力が、男達の精神を読み取る。
さっきの只のゴスロリ服より、遥かに興奮しているようだった。
「……はぁ……はぁ……」
興奮の吐息を放つのは、は男達だけでない。リオもだ。
生まれ変わったこの姿に、気分が高揚している。
「ふふふ。どうですか? 私のこの姿…気に入ってくれましたか?」
高鳴る胸の動悸が、興奮が心地良い。
散々待たしてしまったのだ。魅了の魔術で精神支配しなくても、押し倒されるだろう。
というか精神支配を解いた。
123:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 18:10:03 53go2DFl
「待たせちゃってごめんなさい」
悪びれる風でも無く謝り、だがその代わりに地面に四つん這いになった。
尻側を男達の方へと向け、背中越しに視線を送る。
眉をハの字に寄せ、何かに期待するように濡れた瞳。
愛らしい口から、はあ、と熱い吐息を漏らし、興奮に頬を紅潮させている。
そんな、歳に似合わない流し目を男達に送った。
「もう、『いいですよ』?」
両腕と膝で体重を支え、尻を高く持ち上げる。
スリットの向こうから生える二本の尻尾がスカートを割り開き、ぷりんとした尻を見せた。
「にゃぁん…♪」
尻尾と一緒に尻をゆらゆらと揺らす。
ちりちりと鈴の音が響き、スカートの中からリオの甘い匂いが撒き散らされた。
そこで二人の男は獣へと身を落とした。
***
先を争うように二人の男が同時に手を伸ばす。
折角作り出したゴスロリモドキの服を引っ張られ、皺が寄ってしまった。
「はあっ! はあっ! たまんねっ! 幼女の体っ」
「きゃぁんっ♪」
ベタベタと汗まみれの手で衣服の中へと入り込み、無遠慮に撫で回される。
膨らみかけの胸を力強く揉みしだかれ、僅かな痛みを感じるが、それでも淫魔の体は反応。
じゅくり、とヴァギナから蜜を吐き出す。
「あぁんっ♪ はやくぅっ、おじ様達のおチンポ、リオにハメハメして下さいぃ♪」
何もまぐわりが待ち遠しかったのは男達だけではない。リオ自身もだ。
先程の男は飢餓感に耐え切れず、一瞬で吸い尽くしてしまって『味わう』暇も無かった。
だが今は違う。
体が完全に覚醒した今なら、性欲に振り回される事も無い。ある程度なら抑制出来る。
つまりじっくりと、男達の精を味わう事が出来るのだ。
それをさっきから期待しているのだから卑猥な言葉の一つも出てしまう。
「このっ、雌ネコがっ! なら遠慮無くくれてやるよ!」
ずりゅりゅぅっ!
「うにゃぁぁあぁっ!!?」
(あ、熱いっ、これが、男の人のおチンチンっ)
一息に突っ込まれた肉棒の感触に思わずうっとりしてしまう。
肉ヒダをかき回す立派な雁首。
子宮口を穿り返す亀頭。
胴の弾力。それに熱さ。
何よりもそれに詰まった精気の濃度に淫魔の本能が涎を垂らした。
「おいしっ、美味しいよぉ♪ おじ様のおチンポっ、美味しすぎるよっ♪」
肉棒を味わおうと膣に力を込める。
敏感な膣はエラの深さ裏筋の感触、浮き上がった血管にいたるまでその形状を把握する。
(あっ、このおじさんのチンポ、長ぁい♪)
さっきからぐりぐりと子宮口が抉られている。
これでがつがつと犯されたらどれだけ気持ちいいだろうか。
「はぁっ! くそっ! ただのビッチだと思ってたら、なんて絞め付けしてやがるっ!」
挿入しただけだというのに男は息を切らしている。
乱暴に犯されると期待していただけに、肩透かしを喰らった気分だった。
(ふふふ。面倒なおじさん。少し煽ってあげないと♪)
「にゃー…? おじ様、もうギブアップですかぁ?
ふふふ、だったら無理なさらなくてもいいですよぉ?
リオはぁ、もう一人のおじ様とエッチしますからぁ♪
そこで大人しく見ていてください♪」
「な!? なめんじゃねえぞっ、このメスガキ!!」
効果覿面。
プライドを傷付けられた男は挿入したままのイチモツは引き抜き、すぐさま撃ち込んだ!
124:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 18:11:59 53go2DFl
ぐちぃっ!
「んにゃあぁぁああぁっ!?」
がつん、と子宮が揺さぶられ、快楽が弾けた。ハンマーで頭を殴られた気分だ。
「はあっ! はあっ! ガキがっ! 調子にっ! 乗ってんじゃねえぞ!!」
「あっ! にゃっ! にゃあぁ! にゃぁう!」
ぱつっ! ぱつっ! ぱつっ! ぱんっ!
(あはっ♪ やっぱりっ。おじさんの長チンポっ、子宮にがつがつ当たって!)
バックスタイルで犯される。
まるで畜生でも扱うように―いや半分そうなのだが、乱暴に扱われる事に興奮する。
それでなくても後背位というのはより深く結合出来る体位の一つだ。
さっきから、子宮に穴でも空け、とばかりにペニスが撃ち込まれ、昇天しそうになる。
(でも、やられっぱなしじゃ…ないっ)
イニシアチブを取られっぱなしというのは癪だ。
快楽を貪るのも悪くないが、やはり男を手玉にとってこその淫魔なのだから。
という事で反撃開始。
シュトリの力で、この男の弱点を探る。
(―ふふふ。やっぱり、基本は先っぽだよね♪ ―あ、カリも弱そう♪)
一人目の男でコツは掴んだ。同じ要領だ。
ピストンのタイミングに合わせて膣圧を変化させ、カリの部分を締め付ける。
「ぐあっ!?」
「あはっ♪」
背中越しに男の顔が快楽に歪むのを見た。
その表情に背筋がゾクゾクしてしまう。思わず、ぺろり、と舌なめずりをしていた。
「ふふふ。ここですかぁ? ここがいいんですよねぇ?」
背中越しに流し目を送りながら、腰を使う。
ペニスを咥えたまま捻り、絞め付け、或いは回転させる。
そうして膣圧をコントロールされた肉のチューブがピンポイントで男の弱点をつくのだ。
密度が濃く、彫りの深い肉ヒダを強く押し当てられ、擦られ、男は呻き声をあげた。
「あはっ…はぁっ…♪ あにゃぁん♪ ほーら、おチンポ、ぐりぐりぃー♪」
「ぐっ、このっ、うあっ! 畜生っ」
「はあっ! はぁ! おじ様は、楽にしてていいんですよぉ?
リオがぁ、ちゃぁんと気持ちよくしてあげますからぁ」
男を手玉に取る快感にリオは上機嫌になった。
あん、あん、と甘く喘ぎながら男を徐々に追い立てる。
挑発するように二本の尻尾をゆらゆらと振って―
「だから、調子に、のるんじゃねぇ!」
その二本の尻尾を一纏めに掴まれた。
予想外の衝撃がリオを襲う。尻尾が敏感だったのだ。
掴まれただけでびりびりとした官能が下半身へと流れ込み、力が抜けてしまう。
まずい―と思った瞬間には、力いっぱいそれを握り締められた!
「ぎにゃあぁぁぁぁっ!!?」
まるでクリトリスを思い切り抓り上げられたような衝撃。
激痛とそれを上回る快楽が二本の尻尾から同時に流れこんで腰砕けになってしまう。
あまりの刺激に、目がチカチカしていた。
(し、尻尾、こんなに敏感だなんてっ)
「へへっ、こいつはいいなっ、ほれほれ、さっきまでの威勢はどうしたぁ!?」
きゅっ! きゅっ!
「あっ!? にゃぁっ! それぇっ! だめぇ!」
リズミカルに尻尾を握り締められる。
そして力が抜けたところに再び強烈なピストンが開始された。
ぱんっ、ぱんっ、と恥骨同士がぶつかり合う音が響く。
「あっ!? にゃあぁっ!! だめっ! 変ににゃるぅ!
おかしくにゃっ―んあっ!? にゃんっ! あんっ! にゃぁんっ!」
「まだまだ、だぜ!」
「ひにゃぁっ!?」
羽の生え際にざらりとした感触。
125:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 18:14:01 53go2DFl
(な、舐められてるっ! 私の羽、べろべろされてるっ)
尻尾を握りながら、男が舌を這わせてるのだ。
羽は尻尾ほど敏感では無いが、どうもその生え際は別らしい。
尻尾動揺、びりびりとした快楽が背筋を駆け上がり、脳を焦がす。
「あっ! あんっ! にゃんっ!」
バックで犯されながら。
「にゃっ!? にゃぎぃぃっ!?」
尻尾を弄ばれ。
「にゃぁあっ…!」
羽を舐めしゃぶられる。
(ダメぇ…気持ちよすぎるよぉ…!)
もう頭がおかしくなりそうだった。
このままプライドも意地も快楽に流されてもいい、そんな事を思った。
その時だ。
「おいおい、いつまで仲間外れにさせとく気だ?」
三人目の男が、イチモツを曝け出したまま眼前に立っていた。
快楽に濁った目で見上げると、三人目の彼は不敵な顔をしながらこちらを見下ろしている。
二人目と夢中になっていたせいですっかり忘れていたが、彼らは三人組だったのだ。
一人、ずっと待ち惚けにされていたのである。
「ほらっ、お嬢ちゃんっ、俺も気持ちよくさせてくれよな!」
「むぐぅっ!?」
快楽に喘ぐ小さな口に、容赦なく二本目の肉槍が突き込まれる。
(んにゃぁっ…このおチンポ…っ、凄い匂いっ)
体質だろうか。他の二人に比べて雄の匂いが濃厚だ。
咥え込んだ状態でもイカ臭い香りが鼻腔をついた。
昨日までの自分なら吐き出していたかもしれない。だが今は。
「んにゃぁ♪ ちゅっ、ちゅううっ…れろっっ…! はぁっ、臭チンポ♪
美味しい…ちゅるっ、じゅうっ…! 美味しいにゃぁ♪」
目の前に精気が詰まった玉袋が揺れている。
悪臭を放つペニスはそれだけ精気の濃度も高い。
ネコマタの本能が濃い精を嗅ぎつけて咥内の腐肉にメロメロになってしまう。
「こいつっ、美味そうに俺のしゃぶりやがって―うおっ!?
舌がっ、ざりざりしてっ、やべ!」
ピストンが開始された。
自慢の気を乱雑に掴まれながらのイマラチオ。まるでオナホールにでもなった気分だ。
「おらおら! もっと腰使えよこの発情ネコ!」
「淫魔じゃなかったのかよ? チンポ咥えてるだけじゃねえか!? この肉便器が!」
(私、レイプされてる♪ 輪姦されてるよぉ♪)
獣の姿勢で前と後ろからサンドイッチファック。
頭上から浴びせかけられる罵声。
自分が獣どころかただの道具まで成り果てた気がして―ぞくぞくした。
(あっ? おマンコ、きゅんきゅんしてきたぁ♪ イッちゃう、私イッちゃうよぉ♪)
もうどうでもいい。
このままペニスをしゃぶりながら、一度果ててしまおう。
だがその後は―
「はあっ! はあっ! 出るぞ! 中出しするぞ!
この淫売っ! 良かったなっ!? てめえの子宮に俺のザー汁注いでやる!」
「んむぅぅぅぅ!?」
ぎちり、と子宮口にペニスが食い込む音を聞いた気がする。
(おチンポ、中に入ってるぅ♪ 子宮に直出し、されちゃうぅ♪)
男の長めのそれはまさに肉槍となって子宮の中へとその先端にめり込んだのだ。
僅かな痛みと法悦。相反する刺激にリオは高みへと押し上げられた。
同時に男も果てる。
「ぐおぉぉぉぅっ!!!」
びゅるっ! どくどくどくっ!
(んにゃあっ♪ あついっ…! あついよおっ♪)
126:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 18:16:21 53go2DFl
収縮運動する子宮の内側に精液が叩き付けられる。
アドニスの種子が体液を啜って成長し、更に精気を吸ってネコマタの本能が悦ぶ。
「くっ、こっちも出すぞおぉぉっ!!」
びゅくっ! どぷどぷどぷっ!
そして口の中に続けざまに吐き出される精。
(こっちは、とっても濃厚♪ 臭くて、ドロドロで、堪らないよぉ♪)
「ぐぁっ! はあっ! まだ、絞め付けんのか!?」
「はぁっ! 口マンコっ、たまらんっ! 搾り出されるっ!」
二本の肉棒を上と下の口でしっかり咥えて逃がさない。
絶頂の瞬間。粘膜同士を通して、彼らの肉体からも直接精気を吸い取る。
二人の男は射精の快感に酔い痴れながら、精を搾る取られるのだ。
―やがて射精を終えた男達は、どちらからともなくペニスを引き抜く。
そして荒い息を吐きながら、その場にへたりこんだ。
一度の性交でへばってしまう彼らが情けないとは言えない。
精気を吸われたせいで、消耗が通常の性交よりも遥かに激しいからだ。
ところがリオの方はと言うと。
「んぐっ、ちゅるっ―ごくっ―んくっ」
咥内に吐き出されたスペルマを舌の上で何度も転がして、味と臭いと感触を十分に愉しむ。
三人の中でもっとも濃く、美味なそれを愉しむと、ゆっくりと嚥下していく。
「ぷはぁ♪ 美味しかったぁ♪」
そしてあれだけの扱いを受けていたのにも関わらず眩しい笑顔を浮かべる。
―かと思ったら淫蕩な笑みを浮かべて、舌なめずりをした。
(ふふふ♪ それじゃ、今度は私の番だね♪)
散々犯されたのだ。お返してしないと気が済まない。
自分の口にペニスを突っ込んだ男に四つん這いで這いよっていく。
「ねーおじ様? リオ、おじ様のチンポ気にいっちゃった♪
とっても臭くて、濃厚な精気なんだもの♪ だから今度は下のお口で飲ませて♪」
「…まじかよ…少し、休ませ―あが!?」
萎えかかった肉棒を鷲づかみにして力を込めた。
男が痛みにのたうつ。それが何だか可愛くて、ぞくぞくして、うっとりと見詰めてしまう。
「あのね? おじさんの早漏クサチンポがもう役立たずっていうならね?
ここで握りつぶしちゃってもいいんだよ? でもそんな事したらおじさん死んじゃうし。
そんなの可哀想だから、こうやってお願いしてるの。分かるよね?」
「分かった! 分かったから勘弁してくれ!」
「ふふふ。そうこなきゃ♪ 足腰立たなくなるまで、エッチしようね♪」
楽しげに笑うリオの瞳が捕食者の目つきに変わった。
***
「あんっ♪ あんっ♪ あんっ♪」
森の中、少女の甘い喘ぎが響く。
リオが淫魔に覚醒してからもう一時間近く経とうとしている。
じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ。
卑猥な音を立てながら、彼女は三人目の男を押し倒し、騎乗位で繋がっていた。
熟練の娼婦のように、腰を捻り、回転させ、前後左右、角度をつけながら、男を責める。
「はぁっ! はっ…! もっ、出るっ! またっ、出ちまうっ! ぁあああぁぁっ!」
びゅるっ。ぴゅるる。
「ふにゃぁ♪ 出た出たぁ♪」
子宮に流れ込んでくる精の感触に、うっとりとする。
(んにゃぁ…気持ち良い♪ でもちょっと少なくなってきたかなぁ?
まあ仕方ないよね? もう五回くらい出してるし)
これでも三人目、一人目、三人目、二人目、三人目、一人目、三人目、二人目―
と言った具合にローテーションを組んで交わっていたのだが。
少しづつとはいえ精気を吸ってしまうとそれだけで男の消耗は激しくなる。
もうこの男の精も大分薄くなってしまった。
残り二人など今にも赤球が出そうなほど疲労している。
(まぁ、こんなものなのかな?)
127:永久の果肉5 ◆VBguGDzqNI
10/03/08 18:19:29 53go2DFl
デビュー戦としては上々の結果だろう。何よりセックスの素晴らしさを知った。
「おじさん達、ありがとう♪ 私、とっても気持ちよかった♪
機会があったらまたしようね♪」
ちゅ♪ ちゅ♪ ちゅ♪
ご褒美に三人の頬にキスをする。
精気を吸われて痩せこけた頬がほんのりと赤く染まったのは気のせいか。
リオはあえて彼らの心を読まなかった。
「さて―どうしよう、かな?」
立ち上がり、んー、と大きく伸びをする。
体中に力が漲っていた。男達から吸収した精気がリオの魔力へと変換されているのだ。
お肌がつやつやになっている気がする。
(ふふふ。今ならなんでも出来そうな気がする)
精気を大量に摂取して、ネコマタとしての本能は満足してしまった。
だがこの身にはあと二つ、人外の衝動に飢えている。
悪魔シュトリは女の弱みに付け込み、堕落させるという本能を持っている。
堕落させた女に悪魔の邪な魔力を送り込み、魂を穢して自分と同じ悪魔へと変えるのだ。
そして子宮には順調に成長するアドニスの種子がある。となればする事は。
「次は女の子とエッチかな♪」
通りすがりの女を犯すのもいい。
だが完全な魔物となったこの体では結界を突破する事は不可能だ。
結界の無い正門を通る手もあるが、人外とバレた時は面倒な事になる。
目立ってしまえば森で休息しているネーアも含めて今後動き辛くなるだろう。
となると―どうするか。
「―あ、そうだ。結界、解除してもらえばいいんだ」
魔物になってすっかり忘れていたがこの身は元々リビディスタ家の令嬢だ。
そして足元には気絶した男が三人。
これらを駆使すれば、結界内に張り込む事なんて造作もない。
「ふふふ♪ こういうのが悪巧みって言うんだろうね♪」
そうと決まれば行動開始だ。
リオは足元に転がる三人の男の内一人の足を引っつかむ。
「上手くいくかなー♪」
ずりずりずりずり。男を引きずり、歩き出す。
男は上半身を覆う甲冑を着たままなのに、全く重さを感じない。
人外の体を誇らしく思いながら、リオは足取りも軽く、森の中を歩いた。
***
以上で第五話終了です。変身シーン力入れすぎたYO!
最近やったエロゲーで猫耳悪魔ロリっ子とか二匹程見かけたので思い切って採用しました。
反省も後悔もしてません。むしろなんでもっと早くこれを考え付かなかった俺w
うん。やっぱり悪堕ちだね! 書いていて楽しかった!
私も一度幼女に押し倒されてみたいです。
チャームなんか使われなくても一秒で堕ちる自身がありますw
次回は久しぶりにマリオンのターンです。過去花とかやる予定です。
Hシーンが入るかどうかは、ちょっと分かりません。入れられる、かな? 無理、かな?
まあ、ゆるーくお待ち下さい。
感想もお待ちしております。
また、誤字や脱字、気になる事があれば遠慮なくご報告下さい。
ミスの指摘『だけ』ならこちらも歓迎ですから。
あと、補足というか蛇足ですが。
『シュトリ』という悪魔は私の過去作品で一度出てきてますね。
女の子を堕落させて自分と同じ悪魔に作り変えてしまう、素敵な魔物です。
ここで投下した作品ではありませんがエロパロ板内のものです。
兎も角、舞台も時代も違うけど世界設定は共通という事で。
長々と失礼しました。今回はこの辺でお暇します。そして、いつもの、
ようじょ、ばんざーーーーい!!!
128:名無しさん@ピンキー
10/03/08 18:46:21 KQy0Ix/R
乙×風さん、投下おつかれさまでした!
あと98の質問についてはなんかごめんなさい・・・
そしてありがとうございます
129:名無しさん@ピンキー
10/03/08 20:46:52 /FYWMkGx
とうとうきたか… 乙×風様と呼ばせてもらいます
最初は淫魔かと思ってましたがネコマタとはw
いや~もうリオの性格が変わっていく様子が最高でした!
禁欲したかいがあった ほんと素敵なSSありがとう
130:名無しさん@ピンキー
10/03/08 23:06:45 +NDcZuHx
>>127
GJ!
該当スレみてきたけどネコ耳に羽娘な悪魔っ娘は四年前からネタを暖めてたんだなw
131:名無しさん@ピンキー
10/03/08 23:24:52 /7S4t3Dn
gj
132:名無しさん@ピンキー
10/03/09 00:07:22 9BkHil3f
熟成悪魔っ娘いいぃ!!
133:名無しさん@ピンキー
10/03/09 00:14:28 PSmxWWnp
淫魔のハイブリッドだと!?
新しすぎw
しかし近親相姦お父さん悪い人じゃなかったんだね、娘が淫魔じゃしょうがないね不可抗力
134:名無しさん@ピンキー
10/03/09 12:12:39 CoQG5RN6
申し訳ないが目がオッドアイで噴いてしまった
135:名無しさん@ピンキー
10/03/09 17:15:31 fVqehV0A
ネコマタ+シュトリ、そしてこのあと恐らくアネモネ・・・
これは・・・淫魔の宝石ばk(死
136:名無しさん@ピンキー
10/03/09 23:51:13 cs88FlmV
「なんでこの娘は喘ぐときににゃんにゃん言うんだろう…」と思ったらまさかの伏線
137:名無しさん@ピンキー
10/03/10 01:24:37 q2GKmYUs
アネモネに加えて淫魔と猫とか俺の性癖にストライクすぎるでしょうが!
あーリオに搾り取られてー
それと話数が7話に飛んでるけど、これはミスなのか故意なのか…
138:名無しさん@ピンキー
10/03/10 03:19:13 3KxuCtte
傭兵達は女運無いと言うが全然ありまくりな件
「マリオン」と一緒にアネモネの「ネーア」を退治に向かう
「メデューサ」さんと会った後淫魔と猫と植物のハイブリッド幼女「リオ」とにゃんにゃん
全部で4人の良いおにゃのことふれあえたのだから
139:名無しさん@ピンキー
10/03/10 03:36:51 eu2xnenx
>>138
そうはいってもオニャノコにふれあったせいで野郎同士でやってるんだからなw
140:名無しさん@ピンキー
10/03/11 00:58:01 OJG4BOwC
part5あたりからROMってましたが、初書き込みです。
SS書いてみたんですが、投下してみてもよろしいですか?
属性的には巫女・寄生・洗脳・etcな感じですが・・・。
141:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:03:37 LCJ3koMT
バッチコーイ
142:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:09:55 O1Gg7YJB
とりあえず脱いだ
143:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:32:08 OJG4BOwC
>>141
>>142
早っ!
じゃあ、とりあえずキリのいい所まで投下してみます。
144:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:33:44 OJG4BOwC
―― 最っ低!! 最悪!!
綾音は心の中で何度も何度もそう吐き捨てた。
人一倍プライドの高い彼女にとって、下等妖魔ごときに服を汚されるなどあってはならない事。
今日も妖魔撃退の要請に応じて出動したものの、現場に居たのは知能・妖力ともに劣る淫蟲型の妖魔。
少しでも上位の妖魔を華麗に倒し、自分の優秀さをアピールすることに生きがいを感じている彼女にとって下等妖魔の撃退など、
言ってみればドブ掃除と同じくらい地味でつまらなく忌避すべき仕事であった。
そこに油断が生じていた。
通常、妖魔は祝詞や霊力を込めた御神刀で滅すると砂のように崩れ去り、塵となって消える。
しかし今日の妖魔は致命的なダメージを与えた瞬間、断末魔の叫び声をあげ パチュッ!!という音を立てて弾け飛んだのだ。
予想外の事態に反応が遅れた綾音は至近距離で弾けた妖魔の体液を浴び、そのまっさらな白衣と緋袴を汚してしまった。
「おつかれ~」
「今日のお仕事は簡単だった、ですね」
同じ巫女装束に身を包んだ同年代の二人の少女 結絵と美樹が揃って綾音にねぎらいの言葉をかける。
「・・・えぇ、まぁ大したことない相手ですから」
毒づく心の声をぐっと飲み込み、綾音は努めて冷静に言葉を発する。
何事にも前向きで明るい結絵と、名家の出身で良家のお嬢様という言葉がピッタリとはまる美樹、
そして百年に一度の退魔師と呼ばれ、天才の名前を欲しいままにする綾音。
この三人の少女こそ現代の日本において対妖界の切り札とされる退魔師なのだ。
普段はこの程度の仕事はもっと下級の退魔師が出動し解決するのだが、今日は全員が出払っていたこともあり
彼女達の上司兼頼れる姉的存在である麻衣に出動を指示された。
「お疲れ様。悪いわね、あなたたちにこんな仕事を回しちゃって」
「い~え、いつもいつも上級妖魔ばっかりだと肩が凝っちゃう! サクサクっと終わる仕事もたまにはいいんじゃないかと!」
「ええ、結絵さんの言う通り。 たまにはこんな仕事も良いですよ」
「・・・・・」
速攻で仕事を片付けたことにはしゃぐ結絵といつも通りのマイペースな美樹。
そんな二人を横目で見ながら綾音は早く家に帰ってシャワーを浴びたいとずっと考えていた。
結絵たちの話が盛り上がる中、綾音は彼女たちに帰宅する旨を伝える。
「・・・じゃあ、お先に失礼します」
「あ、おつかれ~!!」
「お疲れ様です」
「ゆっくり休んでね、綾音」
そして部屋を後にする綾音。
しかし、綾音を見送る三人の中に
妖魔の体液のシミが残る巫女装束の後姿を見て
「・・・・フフ 」
微かに笑みを浮かべる女がいた。
145:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:36:05 OJG4BOwC
「最低な一日だったな・・・」
ベッドの中でぽつりと綾音はつぶやく。
家に帰りシャワーを浴びて身を清めた後、夕飯もそこそこに綾音は床に就いた。
嫌なことはさっさと忘れて眠ってしまおう、綾音はそう思った。
明かりを消して15分ほど経ち、彼女が少しまどろんで来た頃に異変は起こった。
昼間彼女が浴びた妖魔の体液の中には、よくよく注意せねばわからぬほどの小さい糸ミミズのような淫蟲型妖魔が紛れ込んでいたのだ。
妖魔の体液が放つ悪臭と妖気の陰に隠れて、その微力な妖気は綾音の霊感を持ってしても検知できないレベルにかき消されてしまっていた。
彼女の艶やかな黒髪の中に紛れ込んでいたその妖魔はゆっくりと服の間を潜り抜けてうっすらと淡い恥毛が生えそろうショーツの中に入り込む。
そして妖魔は淫蟲の本能に従い、迷うことなく綾音の未開の膣口に侵入する。
「っっ!?」
ここに来て綾音はようやく己が身に起きた異変に気付いた。
僅かだが妖気を纏ったモノが、あろうことか自分の大事な部分に入り込む感覚に、彼女の背筋にぞっとしたものが走る。
「嫌っ!!」
綾音は短く悲鳴を上げると、ベッドの上に起き上がり急いでパンティを降ろす。
あわてて自分の秘部を見てみるが既に妖魔の姿は確認できない。
しかし、確実に体内に潜り込もうとしている妖魔の動きを感じることができる。
全く濡れていなかった処女の膣口だったが、妖魔は己が粘液と細身の体を生かして既に綾音の膣の中ほど過ぎまで侵入していた。
「嘘!ふざけないでよ!!」
蟲を祓うため右手の指先に霊力を込め左手で秘所をくつろげるものの、今まで性交はもちろんオナニーもしたことのない綾音は
膣内に指を入れることを本能的に拒否してしまっていた。
そうやって綾音が逡巡している間に妖魔は綾音の膣奥、子宮口にまで達する。
「くっ・・・」
膣内に指を入れて直接祓う事をあきらめた綾音は、今度は手のひら全体に霊力を集めて蟲の活動を少しでも抑える作戦に切り替えた。
精神を集中させて霊力を集める綾音だったが、
「ひぅっ!!!!」
集めた霊力が霧散してしまう。
それもその筈、膣奥にまで達した蟲は迷うことなく子宮口に食いつきさらに奥へ奥へと侵入する。
軽いパニックになり次に何をしたら良いかが思いつかず、蟲にされるがままの綾音。
真夜中の奇襲、自分の大事な部分を侵略されている感覚、明らかに格下の妖魔からの翻弄。
すべての要素が彼女にとってマイナス方面に働いていた。
やがて
その淫蟲型妖魔は綾音の細い子宮頚管を通り抜け、最奥の子宮に鎮座する。
結局、綾音はその夜一睡もすることが出来なかった。
146:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:37:56 OJG4BOwC
「・・・・くぅ ちくしょう 」
周りの人間に聞き取れないほどの小声で毒づく綾音。
焦燥感と後悔と不安を胸に一夜を明かした彼女の眼もとにはうっすらと隈ができ、かわいらしい彼女の相貌に影が差している。
当然・・・綾音は誰にも相談してなかった。
子宮に侵入された後、もしそのまま胎内を食い破ろうとでもしたならば、いくらプライドの高い彼女でも応援を呼ぶことはやぶさかではない。
しかし、淫蟲は目的の場所に達してからは全くと言っていいほど動きがなかった。
こんな恥ずかしい所へ侵入され、しかもそれが自分のミスが原因であったのでは他人に相談することは気が引けた。
とりあえず破魔のお札を秘所に張り体内の霊気をお腹に集中させていることが功を奏しているのかもしれないが、蟲を滅するレベルには至ってないらしい。
何より普通退魔師は妖魔を火花散る戦闘の末に撃退するものであって、
自分の体の中に入り込んだモノを撃退することなど滅多にあるシチュエーションではない。
こんな時どうしたらよいかわからない綾音は手探り状態だった。
「絶対に滅してやるんだから・・・!」
綾音は心に誓った。
三日後
「 っ! 嘘・・・!」
綾音の背中を嫌な冷たさの汗が流れ落ちる。
胎内に感じる違和感は時が経つにつれて大きくなり、集中力を欠くようになった綾音は徐々に日常生活に影響をきたすようになった。
目を閉じて、そんな乱れがちな精神をぐっと集中させ自分の胎内の異物を霊視する。
すると
「やっぱり間違いない・・・こいつ 成長してる・・・」
綾音の霊視通り、糸ミミズほどだった淫蟲は今や小指ほどの大きさに成長していた。
そのせいか若干体も重い感じがする。自分の体にいつものキレがない。
とりあえず表だって何か悪さをしてきているわけではないが、自分の胎内で妖魔が成長しているという現実に綾音は言いようのない不安に苛まれる。
綾音はぐっと拳を握りしめてある決断をした。
「どうしたの? あなたから相談があるっていうのも珍しい話ね」
二人っきりの麻衣の部屋。
綾音は本部の中にある綾音の個人の部屋を訪れていた。
彼女は身の回りで一番信用できる麻衣に相談を持ちかけたのだった。
今でこそ綾音たち三巫女の上司兼マネージャーの様な役割の麻衣だが、十年ほど前まではこの業界において知らぬ者などいない名うての巫女だった。
ある事件がきっかけで彼女は退魔師業は引退することになったのだ。
といっても彼女はもとより、事の顛末を知っている一部の人間も揃ってその件に関しては口を噤んでいるために、
具体的に何があったのかは綾音は知らない。
ともかく、引退してからの彼女はそれまでに得た知識や経験をベースにし、更には東洋医学も含めた現代医学を学んで、
綾音ら次世代の巫女たちを全面的にバックアップする裏方に徹するようになった。
今でこそ天才少女と言えば綾音の通り名のようになっているが、もともとは麻衣のために在った言葉。
よく昔の麻衣と比較されて嫌な気分になったこともあるが、何より綾音は麻衣の優秀さに関しては素直に認め、かなりの信頼を置いていた。
なので麻衣に相談を持ちかけたのも当然の流れと言える。
「実は・・・」
綾音は重い口を開き、この数日間に起こった出来事を伝える。
当初びっくりした表情で綾音の話を聞いていた麻衣だったが、綾音が話し終えると
「何でもっと早く相談してくれなかったのかしら?」
真剣な表情で綾音を見据えて麻衣は怒る。
予想通りの反応だ。
「・・・ごめんなさい」
やや俯きがちの綾音は素直に謝罪の言葉を口にした。
「あなた達は周りの人たちの期待も背負っていることだし、あなた達の体はあなた達だけの物じゃないのよ。
・・・っていうのもあるけどね、あなたの身に何かあったら悲しむ人たちが周りにいるっていう事を忘れないで頂戴」
そういうと麻衣は綾音の顔をそっと胸に抱きよせてそっと包み込むように抱いた。
「あ、ありがとうございます」
やっぱりこの人に相談したことは間違いじゃなかったんだ。
綾音は暖かい麻衣の胸の中で自分の取った選択肢は間違いじゃなかった、とホッと胸を撫で下ろした。
147:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:39:49 OJG4BOwC
―― コン コン!
扉がたたかれる音が響く。
明くる日、綾音は再び麻衣の部屋を訪ねていた。
綾音は昨日の相談の後、綾音の数倍の霊視能力がある麻衣に診察をしてもらい、その後明日また部屋に来るように言われていた。
「どうぞ、開いているわよ」
凛とした麻衣の声が不安に駆られる綾音の心を解きほぐす。
部屋に入った綾音はおずおずと麻衣に尋ねる。
「あの、何か対策は見つかりましたか?」
「ええ、とりあえずはね。昨日も言った通りあなたの体の中で成長し始めた蟲は既にあなたの体と癒着をし始めているの。
このまま放っておいたら取り返しのつかない事態になるわ。かと言って外科的な手術をしてしまうと多分あなたは一生子供の産めない体になってしまう」
衝撃的な麻衣の言葉に綾音は言葉を失う。
「心配しないで、綾音。そうならないように最善の道を探したわ。摘出することが無理なら投薬で子宮の中の妖魔を滅する以外ないわね」
「投薬・・・ですか?」
「そう、直接これで蟲を滅するのが一番あなたにとって負担が少ないと思うの」
直接。その言葉が綾音の中で引っ掛かった。
「直接っていうと、具体的には何をするんですか?」
「ちょっと待ってて」
そう言うと麻衣はガラス戸の戸棚を開け、中からスポイトの様な物と透明な薬瓶に入った白い液体を持ってきた。
「このスポイトで薬液を直接あなたの子宮の中に注入して胎内の妖魔を滅します」
「え・・・!?」
なんとなく想像はついていたが、まさか本当に直接子宮内に投薬をするとは俄かに信じ難かった。
「まぁ、びっくりするのも無理はないわ・・・。でもこれがあなたの体の為には一番負担が少なくてベストな選択肢だと思うの。私を信じて頂戴」
真正面から綾音を見据えて麻衣は言う。
あの綾音がベストの選択と言うのなら間違いはないはず。何よりこのままジリ貧で悪化していくよりも何倍もマシなのではないか。
結局、答えは最初から決まっていた。
「お、お願いします」
それでもやや躊躇いがちに綾音は承諾したのだった。
148:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:41:23 OJG4BOwC
「じゃあそこのベッドの上にあがって、下を脱いでもらえるかしら」
言われた通り綾音はベッドに上がり、スカートと下着に手をあてて降ろすとベッドの上に仰向けになった。
「そう、そのまま力を抜いてリラックスして。ゆっくり足を広げてね」
麻衣は綾音の膝に手をかけるとそっと左右に割広げる。
いわゆるM字開脚の態勢をとらされた綾音は思わず顔を真っ赤にして目を背ける。
いくら同姓だから、治療のためだからと言っても他人の前でこのような格好をするのが初めてな綾音は羞恥心で頭がいっぱいになる。
「う~ん、困ったわね。こんなにがちがちに緊張されると先に進めないわ・・・」
そう言うと麻衣は先ほどの戸棚に向かうと、注射器とアンプルを持って来た。
「これは筋肉の緊張を緩和させる注射よ、麻酔ではないから感覚は残るし呼吸もできるけど、体は動かせなくなるからね。まぁ心配しないで」
麻衣は注射器の中に中身を移すと、色白ですらっとして青い血管の浮く綾音の太腿に注射をする。
「うっ」
冷たい液体が血流に乗る感触に綾音は思わずうめき声をあげた。
数分後、綾音の体から無用な力が抜ける。
「じゃあ続きをするわよ」
麻衣は綾音の女陰を優しくくつろげると、スポイトで透明なローションのような液体を彼女の膣に流し込む。
「あなたの中が傷つかないようにする為よ」
人肌の温度に温めてあったとはいえ、綾音は違和感をぬぐえない。
そして麻衣は例の薬液をスポイトに移し取った。
その薬液は思ったよりも少し粘度があるようで、なかなかスポイトに入らない。
綾音は顔を動かせるほど力が入らないため、横目でそんな様子を眺めていた。
やがて細身のガラス管いっぱいに薬液を含んだスポイトを手に、麻衣は綾音の真正面に陣取る。
麻衣はクスコと呼ばれる医療器具を優しく綾音の膣に挿入すると、そのくちばしを広げ綾音の膣口を拡張する。
ライトを照らされ、初々しいピンク色の中身をさらけ出した綾音の膣は、本人の意思とは無関係にヒクッヒクッと絶えず動く。
「ちょっと苦しいかもしれないけど我慢してね」
麻衣は綾音の処女膜を傷つけないように慎重に細身のスポイトを中に入れる。
やがて綾音の膣の最奥に突き当たると、軽くスポイトの先端で綾音の子宮口をつつき、挿入するタイミングを見計らう。
そして、何回も子宮口をつついている内に一瞬パクっと子宮口が口を開けた瞬間、麻衣は隙を逃さずスポイトをさらに奥まで挿入する。
一番の関門であった子宮口を過ぎた後はほとんどなんの抵抗もなく奥まで入り、やがてスポイトの先端は綾音の子宮底に近いところまで達する。
「薬を注入するわね」
そう言うと麻衣はスポイトのゴム球を握り、綾音の子宮内に薬液を注入する。
「ひぃっ つ、冷たい・・・」
その薬液は温度以上の冷たさを持って、確かに子宮内の注ぎこまれたと綾音に主張する。
二度三度とスポイトのゴム球を握り、白い液体が綾音の子宮内に吐き出される。
やがて麻衣は中身が全部注入されたことを確認すると、ゆっくりと彼女の膣からスポイトを引き抜く。
「はい、今日はこれで終わり。お疲れ様、綾音。この治療は一回や二回で終わらないけど根気よくやれば確実に良くなるわ。
明日もまたここにきて頂戴ね」
麻衣は綾音に優しく微笑む。
綾音は今日の治療が終わったことと、確実に良くなることに対する安堵感で久しぶりに不安を忘れていた・・・。
149:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:43:01 OJG4BOwC
一週間後
「・・・っん はぁ」
麻衣の部屋で綾音は継続して治療を受けていた。
初めの数日間は麻衣の前で股を開くことに抵抗を感じていた綾音だったが、もう既にほとんど恥じらいを感じることはなくなっていた。
今日も綾音に例の薬液を注入してもらう。
治療が功を奏しているのだろう、胎内の蟲はあれから成長している様子は無い。
しかし
「・・・ん、 くぅ。 ・・・はぁ はぁ」
綾音は別の症状に悩まされていた。
さして室温は高くもないのに綾音のすらりとした太腿に大粒の汗が流れる。
よく見ると綾音は太腿だけではなく全身に珠のような汗をかき、虚ろな眼差しでもぞもぞと全身をくねらせる。
傍から見る分には風邪かインフルエンザにうなされているようにも見える。
だが、今しがた薬液を注入するためにスポイトが差し込まれていた綾音の女陰からは
潤滑を良くする為のローションが、何故か使用した量以上になって膣口から溢れ出てくる。
「はぁ はぁ はぁ」
何とか呼吸を整えた綾音は濡れタオルで体をふき、重い体に鞭を打って身なりを整えた。
「ま、麻衣さん?」
「ん、なぁに?綾音」
「あの・・・何かここ数日、ちょっと変なんですけど・・・」
「変ってどういう風に変なの?」
「それは・・・」
綾音は言い淀む。
「え・・・っと、一日中、特に夜とか・・・気分が落ち着かないんです。集中力が乱れるというか」
「治療方針を変えたほうが良いかしら・・・?」
「い、いえ。ここで治療を受けるとしばらくの間はすごく落ち着いた気分になります」
「そう、ちなみに体のほうは?何か変なところはない?」
体・・・そのフレーズを聞いた瞬間に綾音の頬は真っ赤に染まる。
「だ、大丈夫です。体のほうは特に問題ありません」
「そう。だったらしばらくこのまま治療を続けて様子を見ましょう。一度癒着した蟲を引き剥がすのは容易なことではないわ。
蟲の活動自体は弱まっているから治療方針に間違いはないと思うけど、念のため明日からは少し薬液の量を増やしましょうか」
「わかりました、よろしくお願いします」
「ええ、じゃあお大事にね」
「ありがとうございました」
パタン――
軽い音を立てて麻衣の部屋のドアが閉まる。
綾音はまだ軽い動悸が続いていた。
『体のほうは?』
麻衣にそう聞かれた時に、綾音は素直に答えることができなかった。
何故なら、
(薬液を子宮に注入されると、気持ちいいです・・・)
そんなことをそのまま口に出しては恥ずかしくて死んでしまうかもしれない。
だが実際あの白い液体が子宮に注がれると、今まで感じた事の無い多幸感と快感を感じてしまう。
けれどもこれは治療なのだ。
治療とはあくまで体の悪いところを治す医療行為なのであって、断じて快感を得るための行為ではない。
綾音は自分自身にピシャっと言い聞かせる。
しかし、心のどこかで毎日この時間に麻衣に治療してもらう事を楽しみにしている自分がいる。
「・・・はぁ」
綾音は新たな懸案事項が出来てしまったことに軽く嘆息をし、帰宅の途に就いた。
150:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:45:13 OJG4BOwC
その日の晩、綾音はベッドの中で身悶えていた。
「ん・・・あ ・・くっ・・・・」
ちらり、と時計を見ると麻衣に治療を施してもらってから6時間ほどが経過していた。
綾音の体はやり場のない焦燥感に苛まれ、体をくねらせて綾音の中で燻り続ける炎にじっと耐える。
この正体不明の焦燥感は日に日に大きくなり、綾音が安らかに寝付こうとする事を許さない。
彼女の寝巻は大粒の汗を吸収し、じっとりとしている。
「・・・薬・・ 薬が欲しい・・・」
治療を受けるとこの身を焼く焦燥感が消えることを綾音は気づいていた。
この状況を打開するにはあの薬が必要だと直感的に綾音は感じる。
このまま身を持て余していたら、今晩は眠ることはできないだろう。
綾音はベッドの上で身を起こすと、濡れて重くなったショーツをゆっくりと降ろす。
ショーツは汗とは違う液体をたっぷりと含んでおり、その液体は布地と綾乃の秘所との間に透明な架け橋を架ける。
「・・・やだ ここ、こんなになってる・・・」
綾音の膣は後から後から愛液を分泌し、ヒクっと収縮する度に中から濃厚な愛液があふれ出す。
彼女は今まで進んで触れたことのない穴に恐る恐る指を挿入する。
「あん・・・!!」
愛液でぬめる狭い膣口に指を挿入すると、足先から脊髄にまでビクン!っとした電流が走る。
初めて体験するその電流は綾音にはちっとも不快に感じられなかった。
むしろもう一度その電撃を体が欲し、もう少し深くまで指を突っ込む。
「んく・・・ あはっ あっ あっ・・・」
綾音はまるで快楽に教えられるようにその指を動かした。
やがて綾音は挿入した中指をいつも治療で使っているスポイトに見立てて膣の最奥、子宮口付近にまで深く挿入した。
通常、閉じているかパスタ一本分くらいしか開いていないはずの子宮口は、度重なる麻衣の治療によって開き気味になっており、
膣が収縮するタイミングに合わせてパクパクと口を開いていた。
綾音は挿入した指をかき回し子宮口を探り当てると、ぐっと指先に力を入れて子宮口に中に指を入れる。
くちゅっ
「ああぁぁぁっ!!」
その瞬間綾音は絶頂を迎えて大きく下腹部を蠕動させる。
頭の中が真っ白になり、その一瞬は不安感や焦燥感などあらゆる心配ごとから解放され、まさに体に翼が生えて天にも昇る幸せを感じていた。
「はぁ はぁ はぁ はぁ」
荒く、肩で息をしている綾音だったが、絶頂の大波が過ぎるとまたあの焦燥感が徐々に体を蝕むのを感じていた。
何かが足りない・・・。どうやらこれでは根本的な解決にはならないらしい。
しかし他に有効な手段を持ち合わせていない綾音は、明日朝一番で麻衣の部屋に行こうと決心しつつ、
その晩は疲れて気絶するまでオナニーをし続けた。
151:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:46:31 OJG4BOwC
―― コン コン!
綾音は震える手で麻衣の部屋のドアをノックした。
「どうぞ」
「・・・失礼します」
「あら、随分早いのね。どうしたの?」
そう尋ねられると綾音は堰を切ったように言葉を発する。
「薬が!薬が欲しいんです!! 昨日なんかまともに眠ることができませんでした! 助けてください・・・」
「わかったわ、ちょっと落ち着きなさい。 とりあえずちょっと様子を見せて。 ベッドに上がって下着を脱いで頂戴」
綾音は言われるがままに下着を脱ぎ、ベッドの上でM字開脚の姿勢をとる。
麻衣のところに来る前に、綾音は一応シャワーを浴びてから来たのだが、綾音の秘所は既に潤み切っており、その愛液は太腿にまで垂れていた。
「フフフ・・・」
発情しきって熟成された雌のフェロモン臭を発する綾音の秘所を見て、麻衣は満足げな笑みを浮かべた。
「綾音、これが欲しいの?」
麻衣はいつもの薬液とスポイトを手に綾音に尋ねる。
綾音はその白い液体を見るとカクカクっと首を縦に上下させた。
昨日の晩から待ち焦がれていたものを見て、綾音の表情はうっとりとしたものになる。
「ふふっ、もうローションなんか使う必要のない位濡れてるわね・・・」
麻衣はちゅうぅっと薬液をスポイトに吸い取ると、綾音の濡れそぼった膣に挿入する。
そしてスポイトの先端は子宮口を貫通すると、子宮の奥深くでその白濁を吐き出す。
「はぁぁぁっ・・・・」
薬液が子宮全体に沁みわたると、自分の体が軽くなって羽毛のようにひらひらと空を舞っているような錯覚を感じる。
圧倒的な快感と多幸感で、普段は凛々しい綾音の相貌はだらしなく緩み、口の端からは透明な雫が垂れる。
10分後、ようやく瞳に理性を取り戻した綾音に麻衣は告げる。
「どうやら今がヤマのようね。あなたの胎内の蟲を退治するにはこまめに薬を注入してあげる必要があるわ」
そう言うと麻衣は紙袋に入ったスポイトと白い液体が入った薬瓶数本を綾音に手渡す。
「これで必要に応じて自分で薬を注入して頂戴」
「はい・・・わかりました」
「薬が無くなったら私のところに来てね、代わりのをあげるから」
綾音は思いがけず必要としている薬を手に入れることが出来、喜びを隠しきれずにいた。
「はい!ありがとうございます」
綾音は満面の笑みを浮かべて礼を言ったのだった。
152:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:48:50 OJG4BOwC
「っはぁぁ・・・」
とあるコンビニのトイレの中。
綾音は肺の奥から絞り出すように艶っぽいため息を漏らした。
体を駆け巡る狂おしい程の快楽に身を委ね、くぱぁ、と左手で膣口をくつろげたポーズのまま綾音は脱力する。
今しがたスポイトを抜き取ったばっかりの子宮口は、もっと、もっと、とより多くの薬液をねだる様にヒクつき、
手を放しても尚、だらしなく口を開いたままの膣口からはダラダラと止めどなく愛液が垂れ落ち、便器の中の水と混じっていく。
あの日麻衣から薬を受け取って以来、焦燥感を感じる度に綾音は薬液を使用した。
初めの内は日に二回程の使用で済んでいたが、今は就寝前、起床後、妖魔との戦闘前、戦闘後、更には今のように少し体がむずっとした時など
日に日にその使用頻度が増えていた。
綾音の中の時間の感覚と平衡感覚が奇妙に混ざり合う。
時間と空間の区別が無くなる感覚を感じながら綾音は便座に全体重を預けて、薬液がもたらす至福の快感の中をたゆたう。
やがて
――コンコンコン
ドアがノックされる音に綾音の意識が暗がりの奥深くからゆっくりと浮上する。
綾音は気だるそうにトイレットペーパーで愛液に汚れた秘所を拭うと、身なりを整えて個室から出る。
ドアの前にはそのコンビニの女性店員が立っていた。
「あの、大丈夫ですか? どこかお体の具合でも悪いのですか?」
「い、いえ。大丈夫です。」
慌てて否定すると、飲み物だけを買ってそそくさと店を後にする。
携帯電話で時間を確認すると、コンビニに入った時から30分以上時間が過ぎていた。
その事実に軽い衝撃を受けつつ、綾音は再び歩き出した。
153:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:50:08 OJG4BOwC
淫臭漂う綾音の部屋。
カーテンを閉め切った薄暗い部屋の中、綾音はベッドの上で思う存分心地よい気だるさを甘受していた。
今日は起きた時からずっと断続的に薬を使っていた。
泥のようにベッドの上に横たわる綾音の秘所は、傍目には失禁したと見紛うばかりの愛液を垂れ流し、シーツにシミをつくる。
綾音の白いお腹は、時折思い出したかのようにビクッ、ビクッ、と痙攣をする。
時間の感覚がまるで解らない。
一時たりとも子宮内の薬液が空になることを受け付けなくなってしまった綾音は体の要求に従って薬液を子宮の中に注ぎ込む。
吸収される量よりも多くの薬液を注ぎ込んだ結果、子宮の中は一杯に満たされて綾音の下腹部は僅かに膨らみを見せた。
「もう少し・・・入れようかな・・・・」
快楽に濁った瞳のまま、綾音はぽつりと呟いて薬瓶を手にする。
「あ・・・」
しかし、手に取ったその瓶は既に空だった。みるみる落胆の表情を浮かべる綾音。
他の瓶に目をやるが、そのどれもが中身が無く瓶の向こう側の景色を無情に映している。
名残惜しく、瓶の中のやや生臭い薬液を指でこそぎ取ると、滔々と蜜をしたらせる蜜壺の中に塗りたくる。
「あぁぁっ ああぁん ああ・・・」
くちゅくちゅと指をかき回して一通りの快感を貪ると、綾音は新たな薬液を貰いに行くことを決意する。
(あの薬が無いと、わたしはもう生きていけない・・・)
それは偽らざる本音だった。
綾音は愛液に汚れた体を気にする様子もなく、そのまま上から服を羽織るとパンプスをつっかけ麻衣のもとに向かった。
154:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:53:46 OJG4BOwC
「どうぞ」
麻衣の声に誘われるようにして綾音が麻衣の部屋に入る。
「・・・・くすり・・・ くすりを・・下さい・・・」
うわ言のように薬液を求める言葉がついて出る。
「フフフ・・・綾音、あなたすごい匂いを出しているわね。 いやらしくて、とっても素敵よ・・・」
麻衣は綾音から発しているねっとりとした淫臭を胸一杯に吸い込んで言う。
「でもごめんなさい、あの薬はいま品切れなのよ」
「え・・・!?」
「まぁまぁ、そう焦らないで。 だから今日は直接あなたに薬液を注ぎ込んであげようと思って」
「・・・?」
彼女の言っている意味がよく解らず、綾音は頭の上に?を浮かべる。
「いつも通り服を脱いでベッドの上で待って頂戴」
その指示に従って綾音は裸になり、ベッドの上でいつもの態勢をとる。
麻衣は奥の戸棚を開け、ギラっと銀色に光る手錠を二つ持ち出すと
ガチャリ!!
綾音の両手をベッドの端のパイプに万歳の態勢で固定してしまった。
いつもとは少し様子の違う麻衣の雰囲気に綾音は気圧されながら、麻衣をじっと見つめる。
麻衣は着ていた服や下着を脱ぎさって、一糸纏わぬ姿になる。
その日本人離れしたグラマラスなボディに綾音が見惚れていると、麻衣はその体を見せつけるようにして綾音の傍に歩み寄った。
「ねぇ、綾音。 あの薬はどうやって作っているか知ってる?」
その問いに綾音は首を横に振って返事をする。
「ふふっ、いいわ。 じゃあ今それを見せてあげる」
そう言うと麻衣は突如二本の指を己が膣口に突っ込むと、奥にある何かを引っ張り出そうとするようにクチュクチュとしはじめた。
突然始まった麻衣のオナニーショーに綾音は目を丸くして驚いていたが、更に信じられない光景を目の当たりにする。
「あっ 出ちゃう・・・出ちゃうのぉ・・・ああぁぁぁっ!!」
その膣奥の『何か』を探り当てた麻衣は苦痛よりも快感に意識を失わないように我慢をしながら、ずるずると細い触手の様なものを引っ張り出した!
「あふぅ・・ はっ はぁっ・・・」
軽い絶頂に達してしまった麻衣は呼吸を整えると、膣から生えているへその緒の様な細い触手を綾音の顔に近付けた。
「きゃあっ!!」
綾音は短く悲鳴を上げる。
美しい麻衣の肢体から生えているその触手は、ウネウネと何かを求めるように宙を彷徨い、綾音の頬に一筋の粘液の線を残す。
何故麻衣からそんなものが出てくるのか意味がわからなかったし、その姿はグロテスク以外の何物でもなかった。
「そんなに嫌がらないで頂戴・・・これからあなたの大好きなあのお薬が出来るんですから」
麻衣はそう言うと、左手で乳房を揉みしだき、右手でクリトリスを刺激してオナニーをし始めた。
155:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:55:52 OJG4BOwC
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
犬のように舌を出し、快感を享受している麻衣の体は先程の絶頂の余韻が残っていたために、程なく高みへと上り詰める。
「あ、綾音・・・出す・・わよ ああぁぁぁっん!!!」
ぶっ!! ぶびゅる!!びゅるるるーーーっ!!
ひと際大きい喘ぎ声と共に、細い触手の先端からは白濁した濃厚な粘液が噴き出した。
大量に噴出した粘液は綾音の顔や髪、体などに隈なく降り注ぐ。
全身に熱い液体を喰らった綾音は、その液体の匂いを吸いこむ。
青臭く若干栗の花を思わせるその香りは間違いなくあの薬液と同じ物だ。ただ、匂いの強さは圧倒的にこちらの方が濃い。
その匂いを吸いこむ度に綾音の表情は陶酔したものへと変化する。
「ふふ・・・どう?原液の香りは。 あなたにはこれを薄めたものをずっと処方していたのよ。
あなたの淫乱な体ではもう薄めた物じゃ満足できなくなっているみたいね」
その言葉を聞いた綾音は僅かに残った理性が
(淫乱・・・? あれ? わたしは治療をしてもらってたはずでは・・・?)
という疑問が頭をよぎったが、呼吸をして粘液の匂いを吸いこむと、吐く息と一緒にその疑問は頭から流れ出てしまった。
代わりに綾音の口からは沸々と沸き上がる肉体の欲求に従って卑猥な言葉がついて出る。
「ま、麻衣さん お願い、挿れてぇ!! わたしの子宮の中に注ぎ込んでぇ!!」
「あらあら、いやらしいわね。そんなおねだりをするなんて。 わかったわ、あなたの子宮の中、これで一杯にしてあげるわ」
麻衣は触手の先端を綾音の膣口に当てると、ずぶずぶと腰を進めて奥に挿入する。
「くっ・・・あっ あっ・・・」
指ともスポイトとも違う柔らかで筋肉質な物が、自分の大事な所を割広げて侵入する感触は想像以上に気持ちが良かった。
やがて触手は緩みきった子宮口を貫通し、綾音の小さな子宮の中でとぐろを巻いた。
「さぁ、綾音。 二人で楽しみましょう」
麻衣はそう言うと、綾音の膣から噴き出す大量の愛液をローション代わりにして貝合わせを始める。
「ああぁん はぁ はぁっ はぁ・・・」
「あっ ひぃ ひぃ・・・きもちいぃ・・・きもちいいよぉ ・・・」
うわ言のように呟く綾音の唇を麻衣は奪うと、舌を絡ませて泡立った唾液を交換する。
初めは受け身であったが、勝手がわかると綾音の方から積極的に体を擦り付ける。
二匹の盛った雌はぬめった体を絡ませて、お互いに快楽の質を高めてゆく。
「ふああぁあぁぁっ!!」
そして綾音が絶頂に達しようとした瞬間、麻衣はピタリとその動きを止めてしまった。
156:名無しさん@ピンキー
10/03/11 01:56:49 OJG4BOwC
「・・え・・・?」
宙ぶらりんのまま放り投げられてしまった綾音は何事かと麻衣を見る。
麻衣は妖しい笑みを浮かべたまま綾音に問いかける。
「どう?綾音 続きが欲しいかしら?」
綾音はコクコクと首肯する。
「この続きが欲しいなら、今ここで妖魔界に対して忠誠を誓いなさい」
(・・・え?どうして・・・妖魔界は私たちの敵の筈じゃあ・・・)
続きを欲しがっている体と、幼い頃から教え込まれた妖魔は敵だという概念が綾音の中でぶつかり合い、返答に窮してしまった。
麻衣は即答できずにいる綾音を見ると
「そう、残念だったわね・・・」
そう言ってズルっと腰を引いて綾音の子宮の中に入り込んでいた触手を抜きにかかる。
「!!!」
綾音は背筋に冷たい汗を感じた。
ここで麻衣に見捨てられたら、生きていけない・・・。自分はあの薬が無ければ明日から生きていけない・・・。
彼女は慌てて麻衣に忠誠を誓う
「誓います! 妖魔界に忠誠を誓います!! だからお願い、見捨てないでぇ!!」
「即答できなかった人を信用するほど、私もお人好しじゃないのよ」
「ごめんなさいぃ!!絶対に誓いますからぁ・・・信じてください!!」
なりふり構わず懇願する綾音の姿を見て、麻衣は満足げにほくそ笑む。
(ふふっ、堕ちるところまで堕ちたわね)
洗脳が完璧に成功したことに麻衣は満足した。
ここまでこうなってしまっては仮に洗脳が解けてしまっても、その肉の疼きは一生彼女を解放することはないだろう。
その時はまた洗脳し直してやれば良いだけのこと。
捨てられた子犬のように心細げな瞳で自分を見つめる綾音を見て、麻衣は愛情の様なものを感じていた。
「良く出来ましたね、綾音。さぁ、一緒に妖魔界に忠誠を誓って気持ち良くなりましょうね」
「はい!!誓いますっ!!」
麻衣は抜きかけた触手を再び綾音の子宮の中に挿入すると、綾音と貝合わせの続きを始める。
くちゃっくちゃっ、と粘ついた水音と雌の喘ぎ声が響き渡る。
やがて、
「あああぁぁあぁっっ!!」
「あああぁぁあぁっっ!!」
シンクロした二人の声と共に
ドクッ、ドクッ、ドクッ・・・・
綾音の子宮内に薬液とは比較にならない程濃厚な白濁が注ぎ込まれる。
「はぁぁぁ・・・」
かつての凛々しい顔を微塵も感じさせない白痴のような表情で綾音は大きくため息を吐いた。
触手を引き抜いた麻衣が下に目を落とすと、満足げにヒクつく彼女の下腹部には、
妖魔界の雌奴隷となった証の文様が焼印のように浮かび上がっていたのだった。
157:名無しさん@ピンキー
10/03/11 02:04:29 OJG4BOwC
長くなって済みません。
とりあえず綾音編は終わりです。
続きもあるんですが、文章のレベルが低い等であまり評判が芳しくなさそうなら尻尾を巻いて逃げますw
もし宜しければ明日も投下させて下さい。
158:名無しさん@ピンキー
10/03/11 02:06:13 LCJ3koMT
ツヅキマダーバンバンバンバン
159:名無しさん@ピンキー
10/03/11 02:58:12 ZhGWKwDa
よかった。続きにも期待
文章のレベルなんて書いてれば上がってくる
とりあえず、タイトル考えておいてー
160:名無しさん@ピンキー
10/03/11 04:28:14 LQLNUAw4
>>157
GJ!
レベル低い?とんでもない!充分に使えるレベルでしたよっ!(何にだw)
続きwktkしながら待ってます、子宮姦イカスーッ!
161:名無しさん@ピンキー
10/03/11 05:13:24 e3rixODQ
よし、あと二人と事件の詳細も任せた!(ぁ
162:名無しさん@ピンキー
10/03/11 15:23:54 NVfDY+Xf
なんか昔と比べたらみんなレベルたけーなww
乙×風さんはどんどん成長してるし
156さんという新たな作家さんも文句なしでGJ
妄想しやすい=上手い なのかなやっぱり
163:名無しさん@ピンキー
10/03/11 16:48:59 O1Gg7YJB
リオの妄想があまりにも膨らみすぎて困る
もっと絵が上手く描ければ…悔しいぜorz
164:名無しさん@ピンキー
10/03/11 16:49:56 O1Gg7YJB
忘れてた、エロ巫女さんも非常にGJです
165:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:09:43 OJG4BOwC
GJ言って下さった方々、ありがとうございます。
初めて知ったんですが、自分好みのシチュエーションを書いてるはずなのに何故か自分のSSを見てもヌけないんですね。
興奮はするんですけど…。
ですのでレベルが低いかもと心配になってしまいました。
今日と明日で終わるつもりです。
タイトルは考えてなかったのですが、『贖いの巫女』とかで良いですかね?
ではよろしくお願いいたします。
(今日の属性は 蟲・背徳・触手・SMです)
166:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:10:56 OJG4BOwC
身を切るような清冽な空気を切り裂き、美しい少女の声と人ならざるモノたちの叫びが木霊する。
ここは周りに民家のない山の中。
結絵・美樹・綾音の三人は妖魔退治の出動要請に従った。
「祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと 恐み恐みも白す」
鈴が響くような美しい祝詞を朗誦し、美樹は霊力のこもった一撃を妖魔に喰らわせる。
グギギゲェッィィイィ!!
妖魔は美樹の祝詞に反比例するかのように醜悪な断末魔の叫びをあげ、塵になって消えていく。
今日の妖魔は20体ほど。一抱えほどの大きさのあるナメクジの様な妖魔だ。
あまり強い妖気を感じないことからおそらく下等妖魔と思われる。数が多いのは厄介だが結絵と綾音と三人で力を合わせばこの程度は物の数ではない。
結絵と綾音は少し離れた場所で各々同型の妖魔を相手にしていた。
おそらくすぐに決着がつくであろう。
いつも冷静な美樹だったが、相手が下等妖魔だと見くびって、ほんの僅かであったが心に隙が生じていた。
「掛けまくも畏き 伊邪那岐大神 筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に 禊ぎ祓へ給ひし時に・・・」
短期決戦を仕掛けるため、自分の周囲の妖魔を一斉に殲滅させる祝詞を朗誦している最中、美樹の死角から一匹の妖魔がにじり寄る。
そしてやおら、ぷしゅぁっっ!!という音を立てて死角にいたナメクジ型の妖魔は粘液を美樹に吹きかける。
「きゃあっっ!!」
突然のことに、美樹は集中力を完全に失ってしまった。
途中まで織り上げていた霊力はまるで霧のように、文字通り霧消する。
「いや・・・何なの?」
頭からほぼ全身にわたって粘液をくらってしまった美樹は自分の体を見回す。
そして、血の気がさーっと音を立てて引いたのを美樹は聞いた気がした。
粘液に混じって十数匹の蛭の様な形をした数cmの蟲が美樹の体の上を這っていた。
「いやぁぁっ!!」
いくら下等妖魔とは言え、うら若き少女にとって自分の体の上に蛭が這っているという構図は、精神的に堪えるものがある。
一瞬軽いパニックに陥った美樹は、祝詞の詠唱もなしに潜在的な霊力を暴発させる。
――ごうぅぅぅっっ
グゲィィギギギッ!!!
ギャギィィィッッ!!
突然周囲に竜巻のように吹き荒れた美樹の霊力は近くにいた妖魔も巻き込んで塵に帰してしまった。
「はぁ はぁ はぁ・・・」
妖魔を殲滅した安心感と大量に霊力を使ってしまった脱力感で美樹はその場にへなへなとへたり込む。
「はぁ~、良かったです。 あ、結絵さんと綾音さんを助けに行かなくちゃ、ですね」
そう言って立ち上がろうとした時、美樹は腕にチクっとした痛みを感じた。
「・・・っ痛」
何事かと袖をまくってみると、そこには美樹の腕に先ほどの蛭の一匹が喰い付き、血を啜っている姿があった。
「きゃっ!」
台風の中心が意外に無風なのと同じように、先ほど吹き荒れた霊力の嵐も偶然に中心付近にいたこの一匹だけは逆に生き残ることが出来たようだ。
ちくんとした痛みは最初だけで、あとはそれほど痛くはなかったのだが、美樹の腕に食いついた蛭はみるみるその体を膨張させ、彼女の血液を奪う。
美樹は恐る恐る指先に霊力を集中させると、
「えいっ!!」
と掛け声とともに蛭を潰す。蛭は断末魔の叫び声をあげることも無く、しゅうぅぅ、と塵に帰る。
「ふぅ・・・」
美樹は安堵感に胸を撫で下ろす。
しかし・・・先程の感覚は何だったのだろう?
ちくんとした痛みの後、蛭が丸々と膨らんでいくにしたがって蛭が噛みついていた部分から甘い痺れの様な感じが伝わってきた。
正直に告白すると、その感触は決して不快ではなかった。
いや、むしろ気持ちよかったと言ったほうが正しいかもしれない。
美樹は複雑な心境のままその場を後にしたのだった。
167:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:12:09 OJG4BOwC
「・・・ちゃん・・・美樹ちゃん、どうしたの?」
「え!? いえ、何でもないですよ」
美樹は結絵の問いかけにあわてて返答する。
ナメクジ型妖魔を殲滅させた明くる日、美樹は結絵と共に遊びに出掛けていた。
色々なお店を回り、財布の中身と相談しながらたくさんの服やCDや本を買い、最後に立ち寄った喫茶店で結絵とお喋りをしていた。
趣味の話やTVの話など色々な話に熱中していた二人だが、お互いに話の種が尽きて生まれた短い沈黙の間、美樹は昨日の出来事を反芻していた。
脳が昨日の記憶を思い起こしてくるのと同時に、肉体はあの一瞬に味わった未知の快感を鮮明に思い起こす。
それに意識の大半を費やしている時、不意に結絵から呼びかけられたのだ。
「美樹ちゃんどうしたの? ぼーっとしちゃって。 熱っぽいのかな? 何か顔が赤いよ?」
「いえ!大丈夫です。つい考え事をしてしまって・・・ごめんなさい」
「う~ん?な~にを考えていたのかにゃ? 彼氏か?彼氏だな~?」
「前にも言った通り私にはお付き合いをしている男性はいませんよ、そんな事は考えてません」
「ちぇ~、つまんないの! じゃあなんか楽しいことでも想像してた?」
「・・楽しいこと・・・。 そうですね、楽しいことを考えていましたよ」
「え? どんな?どんな?」
「それは秘密です」
「それも秘密? まったく美樹ちゃんは秘密主義者なんだからぁ」
愛らしく口を尖らせてむくれる結絵を見て美樹はにっこりと微笑んだ。
168:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:13:32 OJG4BOwC
その夜、麻衣からの出動要請に結絵・美樹・綾音の三人は昨日の山中に程近い現場に急行する。
今日の妖魔も昨日と全く同型のナメクジ型妖魔だった。
ただ一点、昨日と違うのは出現した妖魔の数が昨日よりも若干多いこと。
「手分けして退治しましょう!」
結絵と美樹にそう呼びかけると、綾音は足早に森の奥へ消えていく。
「そうですね、綾音さんのおっしゃる通りその方が良いかもしれませんね、良いですか?結絵さん」
「うん!いいよ~!! じゃああっちにいる奴らをやっつけに行くね~」
「ええ、わかりました。気を付けてください」
結絵は、ぱちっと美樹にウィンクを投げると茂みの奥に消えて行った。
そして、美樹の近くの10匹程の妖魔は様子を窺いながらじりじりと間合いを詰めてくる。
昨日はちょっとした油断から遅れを取ってしまった美樹だが、今日はそんなミスは犯さない。
四方八方に注意を払いながら魔を滅するための祝詞を朗誦する。
「祓給ひ清給ふ事を 諸聞食せと宣る卜部等 大川道に持退出て祓却と宣る」
刹那、霊気の雷が龍神のように辺りを飛び回り、魔の気を放つ存在を悉く喰いつくす。
1対10で一見数的に不利に見えたこの戦闘は蓋を開ければ美樹の圧勝だった。
そもそも油断さえしなければこの程度の妖魔はいくら出てこようが物の数ではない。
この戦闘を制圧した美樹は結絵か綾音の援護に駆けつけようと走り出した足をはたと止めた。
先程の龍神にその場にいた妖魔は全て滅せられたと思ったが、一匹だけ半身を食いちぎられながらも生き残っている。
美樹はそのナメクジにとどめの一撃を喰らわそうと近寄り御神刀を上段に構えた時、食いちぎられた腹の中から一匹の蛭がうねうねと頭を覗かせていた。
「!」
その存在を確認した美樹の無意識は同時に昨日の甘美な快感を思い出す。
戦闘中だというのに、美樹の視界は妖魔の真っ赤に裂けた腹の中に蠢く蛭が大写しになり、一杯になった。
美樹は振り上げた御神刀を鞘に仕舞うと微かに震える指先で恐る恐る蟲を摘み上げる。
そして、昨日と同じ柔らかな腕にそっと近付けると、蛭は喜んで美樹の血を啜り始める。
「・・・っはぁぁ ん・・・、はぁ はぁ」
蛭の腹が膨らむにつれて咬まれた美樹の腕からは今まで感じたことのない心地よさが全身に広がる。
「・・・んぁ、 だ・・め こんなこと・・・ おか・・しく なる・・・」
快楽の津波の押し流されまいと、美樹に残った一片の理性は必死の抵抗を試みる。
しかし、押しては引き返す快楽の波状攻撃に理性の欠片は儚くも流されようとしていた。
「 ひぃ・・・な、なにか くる! いやっ・・・こわい ひぃっ・・・あああああぁぁっっ!!」
ビクン ビクンッ!
美樹は声をあげて生まれて初めての絶頂を迎える。
だが、性的な経験が一切ない美樹は、たった今自らが享受した快楽が性的快感と同一であることを知らない。
放心状態の彼女の無垢の花園からは透明な蜜がとろとろと流れ、ショーツにシミを作っていた。
――数分後
ようやく虚脱状態から脱した美樹は、満腹になって地面に転がっていた蛭を滅すると、いまいち力の入らない下半身に鞭を打ってどうにか立ち上がる。
湿ったショーツがべたべたと張りつき、不快を感じる美樹。
しかし、そんなことはどうでも良くなる程の禁断の蜜の味を知ってしまった。
(・・・・・あのアダムとイブが食べてしまった果実はこんな味がしたのかしら・・・それとも不老不死の桃の味?)
快楽の余韻が残る美樹の頭の中はそんな取り留めのない考えが渦巻いていた。
169:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:14:56 OJG4BOwC
――数日後
キシャァァ!!
「またあいつかぁ、なんか最近あいつらいっぱい出てくるね。なんなんだろ、ほんとに」
結絵の言うとおりだった。
ここ最近、妖魔撃退の出動要請は増加気味なのだが、その中でも目立って増えてきたのがこのナメクジ型の妖魔であった。
「う~ん、異常発生するってことはやっぱり地球温暖化と何か関係があるのかな?」
「そんなことはないと思います、よ」
どうやら本気で言ってるらしい結絵の天真爛漫なボケに、美樹は一応突っ込みを入れる。
今日の妖魔発生ポイントは二つ。
綾音は事情があって来られないという連絡は先程麻衣から受けたので、今日は結絵と美樹の二人組だ。
「・・・・・」
美樹はある計画を秘めていた。
「結絵さん、ここは私が引き受けます。結絵さんはもう一つのポイントのほうに向かっていただけますか?」
「え? だってこっちの方が向こうよりも数が多いよ?二人で力を合わせたほうがいいんじゃない??」
「いえ、大丈夫です。この位でしたら朝飯前です。結絵さんは先に行ってください」
「? うん、わかった。じゃあ先に言ってるね!」
結絵はいつもの美樹らしくない少し強引な提案に若干の違和感を感じながらも、美樹の言葉を信じてその場を後にする。
美樹は結絵が去っていったことを確認すると祝詞を朗誦する。
「天津菅麻を本刈り断ち末刈り切りて 八針に取裂きて 天津祝詞の太祝詞事を宣れ!!」
刹那、ぱあぁぁっと青白い霊力のフラッシュが瞬くと、その光を浴びたナメクジ型の妖魔たちは金縛りにあったようにその場に転がる。
術が成功したことを慎重に確認すると、美樹は懐から苦無を取り出す。
そして一番近くに転がる妖魔のもとにしゃがみ込み、まるでカエルの解剖のように妖魔の腹を真一文字に切り裂く。
ギャッ・・・ギャァァ・・
美樹はうめき声をあげる妖魔を気にする様子もなく、臓物の中を探ると目的の物を探し当てる。
それは、あの蛭がたくさん詰まった子袋だった。
薄膜に包まれた半透明な子袋を切開すると中の蛭を摘み出す。
中に居た蛭も先程の美樹の術の影響を受けているようで、その動きは非常に緩慢だ。
美樹は懐から蓋つきの瓶を取り出すと、一匹一匹丁寧にその蛭達を採集する。
やがてその瓶は採集された蛭で一杯になる。
まるで宝物のように大事に瓶を持ち上げると、美樹その中の蛭をうっとりと眺める。
端正な顔立ちの少女。その瞳の奥には確かに暗い狂気の光が存在していた。
そんな様子を見守る一つの人影。
その正体は今日ここには来られないと連絡があったはずの綾音だった。
綾音は先程からの美樹の行動の一部始終を観察していた。
採集に熱中している美樹には気づく由もない。
「・・・フフ」
綾音はかつての仲間がまばゆいばかりの光の彼方から暗い暗い闇の深淵に堕ちて行く様を見て、嬉しそうにその口の端を歪めた。
170:名無しさん@ピンキー
10/03/11 22:16:39 OJG4BOwC
その夜、
彼女の部屋の机の上に乗った瓶を眺めると、美樹は期待で胸がいっぱいになる。
瓶の中身である蛭は金縛りの術の効力が切れ、今はいつも通りの動きを取り戻している。
互いに絡み合い、瓶の内壁にも粘液の跡を残しながら這いずる蛭達を見て、美樹は一種の愛しさの様なものを感じていた。
「・・・・・」
美樹は無言で立ち上がると、瓶を持ってバスルームへと移動する。
そして美樹は着ていた服を脱ぎ、そのギリシャの彫像の様な豊満な肉体を晒すと、湯が張られていない空のバスタブに入る。
美樹はおもむろに瓶のふたを開けると、中から一匹の蛭を摘む。
「・・・こ、こんなことって・・・・」
彼女の指はぷるぷると小刻みに震えていた。
それは緊張からだけではない。期待・不安・そして背徳感・・・、それらが綯い交ぜになった何とも言えない高揚感が彼女を包む。
巫女である自分が妖魔を使って快楽を得る。
そんな巫女としても人間としても倫理上許されない行為に手を染めようとしている。
そのシチュエーションが知らず知らずの内にスパイスになり、彼女が自覚していなかった生来のMの素質が、暗い情念のように燃え上がろうとしていた。
美樹は摘んだ蛭の口をそっと左腕に近付ける。
蛭は本能で己が欲する物が近くにあることを悟り、白く柔らかな美樹の二の腕にカプっと噛みつく。
「・・・っ」
美樹の腕に軽い痛みが走る。しかし、この痛みも美樹にとってはすぐに甘美なものへと変化する。
「あぁ・・ んっはぁ・・」
蛭は体を脈動させて御馳走を目一杯頬張る。
実はこの時、蛭は一見単純に血を吸っているように見せて、吸う・戻す・吸う・戻すを小刻みに繰り返していた。
蛭の体内に取り込まれた血液は、瞬時に人間に中毒性の強い快楽物質に変質し、蛭がそれを再度人間の血流に流すことによって
血を吸われている人間は快感を感じるという仕組みである。
「いいっ!! あっはぁ・・・気持ちいいぃ ひぃ・・・ ああああっ!!!」
美樹の喘ぎ声がバスルームに響き渡る。
絶頂を迎えて肩で息をしている美樹だったが、ゼイゼイとした呼吸を整えると再び瓶の蓋に手をかける。
そう、今日は自分の部屋だ。この前の戦闘中のように誰に気を使う必要はなく、朝までエンドレスに快楽を味わえる・・・。
そう考えただけで彼女の胸ははち切れんばかりに高鳴った。
美樹は新たな蟲を一匹摘む。
そして一瞬躊躇った後、乳首にそっと蟲を近付ける。
かぷっ・・・
その蛭は迷わず目の前に差し出された柔らかい桜桃に咬みついた。
「ふあぁぁぁああっ!!」
美樹はたまらず快楽の雄叫びを上げた。
確信はなかったが、美樹はここを吸ってもらったら気持ちいいのではないか、という本能の囁きに従ったことが正解であったことに満足する。
腕の動脈ほど思うように血が吸えず四苦八苦している蛭を見て、美樹は母性を感じさせる笑みを浮かべる。
美樹は乳首に蛭がぶら下がっている乳房を持ち上げると、母乳を絞り出すようにゆっくりと揉みしだく。
「ああ・・ん っはぁ・・・気持ちいぃ もっと吸ってぇ・・・」
そんな思いが通じたのか、蛭は一心不乱に美樹の乳首に吸い付いて心地よい疼きを与える。
美樹は再び瓶を手にするともう一匹蛭を摘み出す。
元気良く体をくねらせる蛭を、美樹は自分の秘所に近づけた。
蟲はどこに食い付くか一瞬逡巡したのち、一番の突起物であるクリトリスに咬みつく。
ちゅっ・・・
「ひぃあぁぁぁぁっっっ!!!」
敏感な部分に牙を立てられ、ひと際大きい嬌声を上げて悶える。
神経が密集した陰核を直接咬まれた感覚は想像を超え、美樹の目蓋の裏にはいくつもの火花が飛び散る。
「あっ・・ はぁっ・・ はっ・・ はぁっ・・・」
美樹の脳と肉体は享受できるギリギリの量の快楽を受容して、その証となる淫蜜を滔々と膣奥から垂れ流すのだった。
「あぁぁん・・・だめぇ・・・」
結局、美樹は体力と意識が続く限り蛭が与えるその快楽を貪り続けた・・・。