触手・怪物に犯されるSS 22匹目at EROPARO
触手・怪物に犯されるSS 22匹目 - 暇つぶし2ch644:643
10/06/20 20:42:50 WmhtVQpC
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月の綺麗な満月の夜の事・・・

此処はとある海岸、大潮の潮が引いた磯を、
質素な白い麻の着物を身にまとった若い海女が一人。
いつもの海女小屋からの帰りに一人だけ別れ、
海の底にあるモノが年に何度かの大潮で、姿を表す磯の岩の間を、
海女は珍しげに歩を進めていた。

その海女を眺める一対の目。
頭の部分だけで3尺はありそうな大蛸が、岩の陰から海女の行き先を伺っている。
この大蛸、いつもはネグラにしている海底の岩の洞から眺めているが、
この近辺の漁場で漁をする海女の中で、
腰まである黒く長い髪を束ね、太陽の光を受け付けない様な白い肌のこの美しい海女を、
いつの頃からか狙う様になっていた。

しかし、奇妙に入り組んだ海底で、潮の流れが複雑な大蛸の居る洞の側で、
経験の浅い若い海女が漁をする訳はなく、何度かの接近も大蛸には悔しい思いをした。

その若い海女が、手、いや足の届く所に居る。
これは、千載一隅のチャンスだが、海の中の様に動けるわけではなく、
ココで逃げられたら、元も子も無い。
大蛸は自分の分身である小蛸を囮に使う事にした。

「あら?なにかしら?」
海女が岩の間を歩いていると、ふと目に入った物。
岩の間の砂地のわずかに残った海水に、何か塊が動いている。
月の光で照らされた黒い塊は、小振りとはいえ、立派な蛸だ。
「引いた海に取り残された様ね。」

思わぬ収穫とばかり近寄り、海女が砂地に下りた所、
右足に何か岩ではない何か柔らかい物が、絡みつき海女は、
短い悲鳴をあげて、砂地に倒れ込んでしまった。

「えっ?なに?」
身体を少し起して足元を、月の光にすかして見ると、岩の陰の洞から伸びている
太く長い何かが右の細い足首に巻きつかれて居る。
岩の陰からさらに現れた何かに、左足はふとももまで、巻きつかれてしまった。

「きゃあぁ・・・」
得体の知れない何かに驚いた海女の悲鳴は、素早く動いた小蛸の一本の足に、
舌を巻きつかれ、遮られた。



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