築地俊彦「けんぷファー・戦嬢」エロパロ第2巻at EROPARO
築地俊彦「けんぷファー・戦嬢」エロパロ第2巻 - 暇つぶし2ch350:名無しさん@ピンキー
10/04/10 22:52:03 iVStACav
>>348
投下乙です

351: ◆lc7qTZqj/Z5o
10/04/11 00:28:50 Rai+ID9V
おばんです~。そんなわけで(どんなわけだ)>>348の続き。



「……ナツル」
「……はい」
 呼び掛けはしたものの、正直呆れてモノも言えない。どこをどうしたら飲み薬と座薬を
見間違えるのだろうか。ナツルもそこのところは言い訳が出来ないようで、床に視線を落
とし、すっかりしょげかえっている。
「普通の解熱剤は?」
 私の問いに、ナツルは黙って首を横に振った。
「……仕方ないわね」
 仕事が一段落ついたと言っても、それはあくまで一時的なもの。私の都合にはお構いな
しで厄介な案件は次から次へと舞い込んでくる。体調が戻るまで休もうものなら、机の上
に書類の山が出来上がってしまうのは目に見えている。今はとにかく、熱を下げることが
最優先事項だ。
 ふらつく身体を起こし、ソファーに腰掛けると、私はショーツを脱いだ。
「なあっ!? し、雫さんっ!! あ、アナタ一体何をしてやがるんですかっっっ!?」
 顔を真っ赤にしながらナツルが叫んだ。丁寧なのか乱暴なのかよく分からない言い方を
しないで頂戴。
 そのまま私はソファーの上でよつん這いになり、スカートを腰までまくった。
 ―なんだかスースーする。
「ナツル」
「ははははいっ!?」
「……入れて」
 首を後ろに向け、肩越しにナツルを見つめる。なぜかナツルは動揺していた。股間を両
手で押さえ、不自然な前傾姿勢をとっている。
「どうしたの? 早くして」
「い、入れるって……ここで、か?」
 ナツルがおもむろにズボンのベルトを外し始めた。何を勘違いしているのやら。
「……座薬を入れて、と言わないと分からないかしら?」
「なんだそっちか……って、ええええええええええっ!?」
 ナツルの身体がひっくり返った。御丁寧に尻餅までついている。そんなに驚かなくても
いいのに。こういう頼み事をするのは初めてなのに、いちいちショックを受けられると傷
ついてしまう。
「ていうか、ここで入れるのかよ座薬を!?」
「早くして。この格好、結構恥ずかしいのよ」
 横目で様子を伺うと、何のかの言いながら座薬を一つ手にしているナツルが見えた。
 ナツルの息遣いは荒い。視線を私のお尻の穴に向けているのが分かった。
 見られていると思うと、なぜだろう、私も気持ちが高ぶってしまう。体の奥から熱いも
のが溢れてくるのを感じた。
「……雫。何か垂れてきたぞ。それに」
「いちいち報告しなくていいから、早く入れなさい」



携帯メールで長文作成して、保存して、それをコピペするのってそこそこダルいので
次回で終わらせますです。出勤中とか帰宅中とかを利用すれば何とかなるでしょ。
というか何とかします。ではではノシ
(早く規制解除してください、お願いですから)

352:名無しさん@ピンキー
10/04/11 02:03:18 KVrWdFpr
>>351
乙、芋場でしたっけ?、困っちゃいますよね。私も芋場なので携帯からですがメドイの良くわかります。
では全裸で正座してお待ちします。


353:名無しさん@ピンキー
10/04/11 22:55:43 uRt84i9m
意味ワカンネ

354:名無しさん@ピンキー
10/04/12 19:35:40 qwQRN7lC
意味を求めちゃダメなんだろう

355:名無しさん@ピンキー
10/04/13 19:47:49 C1r6TY/h
良作が、規制の所為で短くなる・・・・・泣くに泣けないわ・・・・

356:名無しさん@ピンキー
10/04/13 23:51:09 jZIjLYnd
そういやけんぷって学園祭以外の学校のイベントないよね
体育祭とか修学旅行とか

357:名無しさん@ピンキー
10/04/14 23:44:43 ELdn4A9D
体育祭は時期的に微妙だけど、修学旅行は春、夏でやっててもよさそうなのにな

358:名無しさん@ピンキー
10/04/16 06:15:05 jmjgyRt0
修学旅行は学年が違うからなあ

359:名無しさん@ピンキー
10/04/16 08:01:38 rkW0rPxh
高校の修学旅行は大抵2年に行なうから学年は合ってると思うんだが…
むしろ今までなかったことに違和感

360:名無しさん@ピンキー
10/04/16 09:55:28 qRka7t0w
会長の(水琴もだっけ?)学年が違うって事だろ

361:名無しさん@ピンキー
10/04/16 21:54:14 wqF/wwR9
メインで2年はナツル・紅音・楓
もちろん同級生の委員長さんズや東田も2年
ついでに言えば、白の内の2人が2年

362:名無しさん@ピンキー
10/04/17 07:57:11 MZH+GkCM
肝心の会長や美琴がいないとなると紅音ルートじゃん

363:名無しさん@ピンキー
10/04/17 23:23:41 ui4vymY1
「ラスボスの私をディスるなんていい度胸してますね」

364:名無しさん@ピンキー
10/04/19 02:10:14 TLcBf+xL
>>356
つーか会長はいつまで会長やってるつもりなんだろう
流石に後任が必要だと思うんだが
あと、受験とか考えなくていいのかな

365:名無しさん@ピンキー
10/04/19 23:42:12 TLcBf+xL
後任は水琴

366:名無しさん@ピンキー
10/04/19 23:45:59 TLcBf+xL
(ミス)でいいかも

367:名無しさん@ピンキー
10/04/19 23:52:08 tUzD2hag
意表をついて沙倉さんで臓物アニマル促進計画。
ナツルと紅音は無理あるか。

368:名無しさん@ピンキー
10/04/21 20:34:50 e97LvqBx
女子部4組の委員長とかは?

369:名無しさん@ピンキー
10/04/23 01:22:42 Ipfzzp2D
黒楓×猛犬

370:名無しさん@ピンキー
10/04/23 23:03:25 p9n5jHG2
会長いいね~


371:名無しさん@ピンキー
10/04/23 23:30:38 p9n5jHG2
突然だが俺こと瀬能ナツルは高校を卒業して以来の最大のピンチを迎えている。 
本当にいきなりだと思うだろうが、俺だってまさかこんなことになるなんて思っていなかった。
いや今の言い方には語弊があるな、正確に言い直すとまさかこれほど早くつかまるとは思わなかった。 
俺はとある事情で、日本から拉致されており、つい今しがた日本の空港についたところだったのだ。
そしてこれまたとある事情でしばらく身を隠そうと京都行きの高速バスに乗ろうとしたところで再度別の
人間に拉致されてしまったのだった。
ちなみになんで京都に行こうとしたのかは日本人なら困ったときは京都に行くものだという
母方の祖母の遺言であったからだ。

「それが私との約束を破った言い訳?」
冷たく俺を見下ろしながら雫が相変わらずの冷静な口調で言う。
「そうだよ!水琴に拉致されてマダガスカルにまで、何とかという遺跡の発掘作業に延々と付き合わされてたんだ」
「それで何で京都行きのバスに乗ろうとしたのかしら?私との約束を破って置きながら何の連絡もしようとせずに」
「……実は、外国に行ったことで日本の文化のすばらしさに目覚めたんで、そうだ京都行こうと思って……」
一瞬部屋の中が静まり返る。
「はあ……それならしょうがないわね」
ため息をついた雫がゆっくりと俺に顔を近づけてくる。やった!どうやら誤魔化せたぞ。
だが俺の淡い期待はまさにこの氷像のような女にあっさりと打ち砕かれてしまった。
「……なんて言うなんて思ってないでしょうね?」
寒い……心の内側から凍えてしまいそうな雫の言葉に俺は全身を固くする。
「ナツル……私があなたに待ちぼうけをくらわせられているいあいだどんな気持だったかわかるかしら?」
「だから!それは悪かったよ!水琴がちょっと付き合ってって言うから返事した三十分後には飛行機に乗せられてたんだぞ?連絡は
とろうとしてたんだ」
ちなみに携帯は高校生のころからのものを相変わらず使用しているため、携帯電話としての携帯部分は過剰広告として削除しても
いいほどに携帯できていない代物だった。
俺は意図的に声を張り上げて、必死で弁明をして謝罪もした。それはあるひとつの質問をされるのを防ぐためだ。
「……私が言いたいことはそれじゃないの……ううん、それもあるけれどもっと根本的なことよ」
一度言葉を切って雫は瞳に最大限の憤怒と最冷現の口調でもっとも恐れていたことを口にする。
「あなたはその間、水琴とは何もしなかったの?」



372:名無しさん@ピンキー
10/04/23 23:52:23 p9n5jHG2
「えっ!な、何にも無いよ……だ、だってあ、相手は水琴だぜ?」
必死で言い訳しようとするが雫の表情がどんどん堅くなっていく。ちなみにそれはほとんどの人間
にはわからないだろうが、ここ数年、妙に縁の深くなってしまった俺くらいにしかわからないほどの微妙な変化だ。
突然雫が俺の顔面を両手につかみ、顔を近くに持ってくる。
「やっぱりシタのね」
……はい、しました。ごめんなさい。俺はまるでイタリア兵のようにあっさりと白旗を上げる。だってこんな状態になった
雫には到底かなう筈が無いのだから。
「正直に言いなさい、何回したの?」
「ええっと……1……いや2……回」
「嘘ね……3回はしたでしょ?」
……当たりです。本当はこいつは嘘を読み取れる特殊能力でも持ってるんじゃないのか?
「はあ……しょうがない人ね、いい加減その流されやすい性格をどうにかしなさいな」
わかってるよ……というか俺が流されやすい性格じゃなかったらお前とこんな関係になってるはずがないじゃないか
「それで、どういう風にしたの?」
「……何をだよ?」
質問の意図を理解してはいるが、あえて聞き返す。
「……わかってるんでしょ?」
ニッコリと笑う雫の表情に今度は俺がため息をついた。
どうやら性癖にスイッチが入ってしまったようだ。


373:名無しさん@ピンキー
10/04/24 00:35:27 iAgA5B1B
……今の現状を説明すると、俺はパンツ1丁でベッド上で大の字になって縛られている。
そんな俺の上を薄ピンクで統一された下着姿の雫が悩めかしく動いている。
「最初は確か……キスをしたのよね?」
俺の唇に自身の唇を合わせる。 一度唇を離してニコリとすると、今度は激しく唇をつけてくる。
唇だけじゃなく、ねっとりとした感触の舌を俺の口内に侵入させ侵略するように縦横に暴れさせる。 
いわゆるディープキスというやつだ。酸欠になりそうなほどに互いの舌をからませ、粘液を交換し、
一瞬自分自身が雫と同化してその一部になってしまったかのような錯覚を思わせるほどに激しく求めてくる。
「はあ……、ふふふ次は何をしたんだったかしら?」
いやらしく笑う雫に見とれながら、その瞳の奥にある性癖の倒錯を見た俺は身震いする。
いつも冷静な雫が表層には出さないその性癖を理解している俺は、あえて躊躇いがちに、でもはっきりと口にする。
「た、たしか……つ、次は胸にキスされた……かな……ふぁっ!」
雫が言い終わる前に胸にキスをする。そしてさらに上から塗りつぶすように舌を這わしてくる。
ゾクリとする快楽に耐え切れずに声がでた。
「クッ……アッ……」
「ふふふナツル、可愛いわ」
俺が声を出すたびにうれしそうに震える。そしてもう一度舌を乱暴に入れるキスをした後にまた胸の上で舌を
走らせる。
雫の性癖……それは、俺が他の女(この場合は水琴だが)としたセックスの内容をこと細かく聞いてその内容をなぞり、
そしてその上から塗りつぶすように雫自身が激しくそれをするのだ。
 嫉妬の解消と自身のプライドを満足させるその性癖に雫自身が気づいているのかはわからないが、明らかに他の女との
セックスを聞いているときの雫には理性の外れた本能の顔が見て取れる。
そして俺はそんな雫を見るのが好きだったりする。

「ふぁっあ……ふふふすごい固くなってるわよ?水琴よりも上手いかしら?」
確認するように上目遣いで四つんばいになって俺のモノをしゃぶりつきながら、言葉を待っている。
「ああ……水琴より、気持ちいいよ」
絶頂を迎えたような表情で激しく俺のモノを口と手を使って絞り上げる。
「くうぅ……それ……すごくいい……あっ、やばい……」
 俺の言葉を受けた雫が動きを止めて力いっぱい俺のモノを握って絶頂をムリヤリ止める。
「……駄目よ、まだ全部してないでしょ?まだイカせてあげないんだから」
どうやら水琴とのセックスを全てなぞってからでないとイカせるつもりはないらしい。
そのときの嫉妬と歓喜と興奮が入り混じったその表情だけでイキそうになってしまう。
その後たっぷり俺は水琴とのセックスをなぞられ、その全てを雫の強烈な行為で塗りつぶされていく。
そして全てがなぞり終わり、雫が見下ろしてくる。
「それで正常位で入れたのよね?そこだけはなぞれないから私が上になるわ」
お互いに全身にいやらしく汗をかいた状態で特に熱くしっとりと濡れそぼった部分に俺のモノが飲み込まれていく。
「ううっ……あっ!ああああああああっ!」
雫が一際大きな歓喜の声を上げる。



374:名無しさん@ピンキー
10/04/24 01:38:40 iAgA5B1B
声を上げた瞬間、気を失ったように雫が俺の胸の上へ倒れてくる。 どうやら入れただけでイってしまったようだ。
「はあっ、はあっ、ナツ……ル……ナツル……ナ……ツ……」
心ここにあらずといったうつろな表情でうわ言のように俺の名前を雫が呼ぶ。 しかしその瞬間も雫の中は熱く、また
俺のモノをきつく離さないようにしている。縛られているため俺は自由には動けないが、どうにか上手く腰を動かして
雫を刺激してやる。 
「ふぁっ!だ、駄目……動かないで……んっ!あっ!」
言葉とは裏腹に俺の動きと連鎖させて雫が自分が心地よいポイントに動きを合わせている。
また刺激と同調するように雫の中が激しくグニグニと俺のモノを絞り上げてくる。そしてそれが気持いいようで、雫が
一際大きく声を上げてくる。
「あっ、あっ、……いい、気持いいよぉ…で、でも……でも……」
雫が期待したような目で俺を見る。 そうなのだ、このままでも気持はいいだろう。
しかし……騎乗位では……。
俺は雫の期待に答えてやる。
「雫!俺を縛っているロープを切れ!」
高圧的に言うと、雫は待っていたかのように自身の武器である剣で俺の拘束から開放する。
そして拘束が解けた瞬間に俺は上体を起こし、軽く雫を押してつながったまま覆いかぶさり、激しく突き上げた。
「ああっ!」
短く高い声を上げてよがる雫にかまわずさらに激しく奥にまで届くように強く突き続ける。
「ナ、ナツル……好き……大好きよ……だから……このまま……キスして……ちょうだい」
キスして欲しいのか、それともキスして、出してほしいのかわからないまま狂ったように身体を動かし、やがて
おれ自身にも限界が近づいてきた。それを察したのかニコリと笑った雫がしがみつくように俺の首の後ろに
手を回してキスをする。 その瞬間に、目の前が真っ白になるほどに強烈な快感が走り、俺と雫は達した。





375:名無しさん@ピンキー
10/04/24 01:48:55 iAgA5B1B
「はあっはあっはあっ……」
「はあっはあっ、はあ」
お互いに荒く息をしながらベッド上で転がっている。
雫の方は深くイキ過ぎたようで目を瞑って、息を整えようとしている。余韻で身体が少し震えている。
俺はというと、長く刺激されていた上になかなかイカセテもらえなかったため、かなり体力を消耗している。
正直いってこのまま寝てしまいたいくらいだ。よく考えてみたら向こうにいるときも発掘と水琴とのセックスで
体力をかなり使っているのだから。
だが、俺はまだ眠るわけにはいかない。雫を満足させる最後の仕上げが待っているのだ。
雫の方にごろりと向きを変える。 彼女はこちらに背中を向けたまま、まだ荒々しく息をしてなんとか落ち着かせようとしていた。
俺はそっと背中越しに彼女を抱きしめる。一瞬ビクリとした雫の華奢な身体を包むように左手を回し、右手を彼女の頭に持っていく。
そして頭をやさしく撫でながら、
「ゴメンよ雫、次は絶対に約束を守るからな」
耳元で優しくささやく。恥ずかしいが言っておく、これは本気だ。
その言葉を聞いた瞬間、荒かった息が落ちつき、一分ほど黙った後に彼女はゆっくりと振り向いて、その涼しげな目元にうっすらと涙を浮かべ、
「わかった、もうしないでね」
と嬉しそうに微笑むのだった。


376:名無しさん@ピンキー
10/04/24 01:50:31 iAgA5B1B
やっと書き終わった。初めて挑戦したけどすごい難しいな、これは。
こういのうって書くと性癖でるよね。 とりあえずもう寝ます。


377:名無しさん@ピンキー
10/04/24 11:19:12 Hnx8r7I4
もう、新作は出ないんじゃなかろうかと半ば諦めてから
新しい雫作品はうれしいな!!

12巻なんて打切りで永遠に出ないからなw
とりあえず、GJ!!

378:名無しさん@ピンキー
10/04/24 12:31:13 l6EomUO3
仕事と規制にかまけて放置してます、ごめんなさい。
>>376さん
お出でませ。そして佳作(本来的用法)をありがとうございます。
私もモチベーション持ち上げないと……。

379:名無しさん@ピンキー
10/04/30 16:02:21 bdk7A9WD
保守

380:名無しさん@ピンキー
10/05/03 17:11:17 /OWPOOiP
保守②

381:名無しさん@ピンキー
10/05/03 18:33:05 5MQv5oV5
何か急激に過疎ったな

382:名無しさん@ピンキー
10/05/03 22:36:43 TIXObZ+F
このスレ雰囲気悪いんだよな。
雑談できる雰囲気ですらない。

383:名無しさん@ピンキー
10/05/03 23:35:31 fP90n64I
>>382
え、そうなの?



とりあえず会長の頭なでなでしたい

384:名無しさん@ピンキー
10/05/04 17:45:49 tOEnP+Jq
じゃあ俺は猛犬の乳首ナメナメしたい

385:名無しさん@ピンキー
10/05/04 18:58:16 oEIa98sw
犬なだけに紅音を調教したい

386:名無しさん@ピンキー
10/05/04 21:48:19 SqPkZYCZ
雫「面倒だから三人まとめて頂くわ」

387:名無しさん@ピンキー
10/05/04 22:34:09 E5T1R9/q
紅音でもふもふしたい

388:名無しさん@ピンキー
10/05/05 13:40:43 y/wdPA+w
水琴かわいいよ

389:名無しさん@ピンキー
10/05/05 21:30:48 ERRPRwLc
裏紅音に悪戯したい

390:名無しさん@ピンキー
10/05/05 21:50:56 T926N0F2
ナツルちゃんと激しい夜を過ごしたい

391:名無しさん@ピンキー
10/05/06 17:45:42 ghFnIu8N
お、ポツポツ書き込む人も出てきたか?
というか、何であんなに過疎ってたんだ

392:名無しさん@ピンキー
10/05/07 02:47:45 6ulGqCAB
>>391
大規模規制

書き込みどころか閲覧すらできないなんてことは
10年やってるけど初体験w

今は別のプロバイダーから接続してるけど

393:名無しさん@ピンキー
10/05/07 22:52:20 WbH1prvc
俺は別に規制されてなかったな

394:名無しさん@ピンキー
10/05/07 23:52:38 AqgzX+RE
>>392
そんなことがあったのか。知らんかった

395:名無しさん@ピンキー
10/05/08 00:04:59 Sp/xs/2k
大規模規制?いったい何があったんだ・・・
おっと忘れるとこだった、水琴ナデナデ

396:名無しさん@ピンキー
10/05/08 02:51:14 5f/ig78O
大規模規制ってもっと前じゃなかった?
裏紅音の素っ頓狂な声を聞きたい

397:名無しさん@ピンキー
10/05/08 23:46:32 GAiuc6SE
コミック版早くバトル始まってくれないかなー

398:名無しさん@ピンキー
10/05/09 00:51:00 9sOnkMXg
一日一回水琴ナデナデ

399:名無しさん@ピンキー
10/05/09 01:25:24 Ou1Xa+Kr
>>398
アライブの今の話が水琴がケンプファーになった時の原作4巻の話だよ
先々月号だと水琴が豪快にパンモロしてた(先月はお休みの特別編)
来月末には風呂場で激しい戦いを繰り広げてるだろう

この先、裏表の紅音の描写が原作だと不遇だったんだよな…orz

400:名無しさん@ピンキー
10/05/09 21:16:29 Ou1Xa+Kr
漫画版で一番良かったシーンは今のところ猛犬のブラチラかなぁ
恥じらいはエロスの基本

401:名無しさん@ピンキー
10/05/09 21:21:50 avXCzUNj
スカート捲られて恥ずかしがるナツルちゃん

402:名無しさん@ピンキー
10/05/09 21:28:09 Ou1Xa+Kr
あれ?>>399に既視感あると思ったら自分の書き込みだった…

403:名無しさん@ピンキー
10/05/09 22:22:50 WkFZW0br
テスト


404:名無しさん@ピンキー
10/05/09 22:35:44 WkFZW0br
「一体何を言っているんだ?お前は」
思わず俺こと瀬能ナツルは言ってしまった。
「だからここでキスして欲しいと言ったのよ……私に」
目の前にいる黒髪の美少女、そして俺にとっては漆黒の悪魔である三郷雫は何でも無いことの
ようにとんでもないことを倒置法で言ってのけた。
ちなみにこことは、昼時を迎えてピークに混雑している我が大学の食堂である。
さらにちなみに俺と雫の周りのテーブルには地雷原の表示がされているのではないかと思うほどに一人も居らず、
遠巻きにこちらを見られている。
かなり局地的なドーナツ化現象が起きている。 もしくはATフィールド発動中?主に俺が雫に対しての……。
「それにしてもみんな意外に自炊をしていないのね、大学生になったのだから自炊をすればいいのに……そうすれば食費の
節約になるわ」
周囲の異常に気づかないのか気にしていないのかわからずに雫が妙な呟きを発する
「そんなことを言っておいて自分も自炊を忘れて食堂に食事しにきたんじゃないのか?」
あえて話しに乗ることにした。もしかしたら先ほどの話は冗談よといってくれるかもしれないという希望を抱いて。
「あら、当然作ってきているわ。彼氏さんの分も含めてね、でも肝心のその人が私を無視して食堂にいくから追いかけてきたのよ」
「お前は法学部だろ?法学部の食堂に言って食べてくればいいじゃないか、ここは一般教養課程である一年のキャンパスであり食堂だ」
「だから追いかけてきたと言ったでしょ?」
俺は頭を抱えてしまう。どだい頭の出来が違う以上雫と口で勝てるはずが無い。いつだって俺の都合など聞かずに強引にやってきて
いつのまにか流されてしまう。この大学に来たのだって滴にはめられたようなものだったんだ。





405:名無しさん@ピンキー
10/05/09 22:38:43 WkFZW0br
>>376なんだけど、前のやつを投下した次の日から書き込めなくなって今やっと新しい話投下できました。
書き込みすぎで規制になったみたいだからそれを防ぐために毎日一つずつ続きを投下します。


406:名無しさん@ピンキー
10/05/10 07:02:00 QjJDM+cT
>>405
楽しみにしてます

407:名無しさん@ピンキー
10/05/10 23:13:25 kefecpfx
>>404 続き
地方公務員を目指して勉強中だった俺は自身が致命的なまでに勉強嫌いだったことを忘れており、参考書を開いて
十分後にはプレステ3でオンラインの世界を開くというような自分でも何をしているのかわからないほどに駄目だった。
馬鹿だった。本気で俺は勉強ができないというような暗示を大腸はみださせた虎のぬいぐるみから受けているのでは
ないかと思ったほどだ。 
 そんなこんなで高校三年の冬休みを迎えてしまった俺は怠惰な自分から決別しようと家を出て誰も自分を知らない土地で
勉強をしようと旅立った……つもりだったが、なぜかその次の日には県外に出て一人暮らしをしている雫の部屋で勉強を教えて
もらっていたのだった。 
 おそらくこれを聞いた奴は何を言っているのかわからないと言うだろう。当然だ、俺だってわけがわからない。だが事実はいつだって
残酷で、雫はいつだって俺の運命をその何を考えているかわからない涼しい顔で捻じ曲げてくれる。
 だがしかし、さすがは完全無欠生徒会長だけあって、レーダーに映りこまないように海面飛行を続ける飛行機のような俺の成績を
槍投げの金メダリストの投げた一撃のように青空に向かって高く上げてくれたのだった。そのときには感謝した。本当にした。
うっかりこのまま雫の気持に答えてしまうほどに感激してしまった。
そして俺は童貞を失った。
 その後紆余曲折を経てなぜか俺の願書が市役所ではなく雫が通う大学になってしまっていたが、許容量以上の勉強をしてパンクしていた
俺がそのことに気づくのはセンター試験を乗り越え、本試験が終了した後だった。
ちなみにその試験会場に向かえに来ていた雫に文句を言おうとしたが「大丈夫!絶対受かってるわ」という満面な笑みの雫に見とれて何も
言えずにいたということは俺の人生でも三指に入るほどのミスだった。



408:名無しさん@ピンキー
10/05/11 00:33:28 CO7slFFq
>>399
本スレの転載だけどこれのこと?
URLリンク(www.dotup.org)

409:名無しさん@ピンキー
10/05/11 13:22:31 CAptnuPm
>>409
水琴をまんぐり返ししたい

410:名無しさん@ピンキー
10/05/11 21:11:11 EYmIjqsL
自分に言ってどうするw

411:名無しさん@ピンキー
10/05/12 17:54:04 60gGcqGp
終わり?
早漏なんで続くとか終わりとか言ってほしいものです

412:名無しさん@ピンキー
10/05/12 21:24:43 1hwMOaqG
水琴なでなで
それと399サンクス

413:名無しさん@ピンキー
10/05/12 22:42:19 1HZfXoAV
>>408
流れちゃってるよ

414:名無しさん@ピンキー
10/05/12 22:45:29 FPrB+fVp
「それで?いつ私にキスをしてくれるのかしら?」
 嬉し恥ずかし初体験時期を思い出していると雫が強引に現実に戻してくれた。
まったくこんな人の多いところでなんてことを言うんだこの女は……。奥ゆかしい
日本女性はどこにいったのだろうと、時代錯誤で雫に適わないでいる情けない男
である俺は心の中でつぶやいた。
「するわけないだろう……せめて二人っきりで部屋にいるときに言えよ」
「それじゃ意味がないでしょう?」
「意味?」
オウム返しに聞き返すと、雫はニッコリと笑いながら、
「だって浮気した罰だもの……」
事も無げにそんなことを言う。いや確かに水琴とその……致してしまった……けどさ、
「あれはこの間(>>371)ので許してくれたんじゃないのか?」
「あの時は許したけど、やっぱり思い出したら腹が立って」
固まってしまったかのようなニッコリ顔のまま雫が答える。
「それともここでセックスする?私は構わないわよ。他人に見られて興奮する性癖は無いけど、
それに……これでも譲歩はしているつもりよ?」
お前の性癖はもっと厄介なんだよ、気がついてるか知らないけどな。
それにしてもやばい、目が本気だ。もしこの場で断ったら本当に雫は俺を押し倒してここで致してしまうだろう。
無意識に視線を周囲に向けると、ギャラリーの連中は緊張しきったような顔でこちらを見ている。
会話は聞こえていないだろうが、聞こえていたのならそれはそれで問題だ。
「お、落ち着け……雫、まずは二人っきりで……は、話しあって……」
「却下」
一言で切り返される。
「わ、わかった……、学校が終わったらこの間みたいにゆっくりと……ね?駄目?」




415:名無しさん@ピンキー
10/05/12 22:59:19 FPrB+fVp
 俺の提案に一瞬考えたようなそぶりをしたが、すぐに
「それも却下!というよりキスする以外に折れる気はないわよ?」
まるで冷酷な独裁者のように慈悲のひとつもかけてくれない。
いっそこのまま昼休み終了まで黙秘し続けるか?
「時間切れも許さないわ……あと一分以内にしなかったら今ここでナツルを押し倒すわよ」
とうとうレイプ宣言までしやがった。 我慢の知らないゆとり世代かお前は。
ゴゴゴという音が聞こえてきそうなほどに無言の圧力をかけてくる雫を前にして俺は
覚悟を決めて、
「ええい、ままよ!」
と叫んで雫の両頬に手をあててキスをする。
とにかく軽くチュッ!で済ませて、しばらくは大学を休もう。人の噂も49日……いや他人に
無関心な現代人ならきっと二週間で忘れてくれる!というか忘れて!本当にお願いします!
うん?おかしいな?


416:名無しさん@ピンキー
10/05/12 23:14:29 FPrB+fVp
唇と唇が離れない。俺はチュッとするだけだったのに何でこんな長くキスをしているんだ?
うん?いやそれだけじゃない!な、なんか口の中に入ってきた!何だこのヌルヌルとして
とても気持よく動き、それでいて何か懐かしく感じるものは!
 それは雫だった……正確に言うと雫の舌だったのだ。
俺の首の後ろに腕を回し、がっちりとホールドしているのだ。そして舌を入れてきている。
「うっ…むっ!ふぁ、ふぁなせ…!」
必死で離れようと抵抗するが、それもむなしく俺はたっぷり数分間、雫に口内を蹂躙された。
周囲は驚きのあまり黙り込んでいるが、そんな連中のことなど見えてないかのように雫は尚も
俺の口内をむさぼり続けていく。
やっと離してくれた時にはお互い荒く息を吐いて、俺はそのまま椅子ごと床に倒れてしまった。
「はあ…はあ…お、お前、いくらなんでも…」
「ふふ…しょうがないじゃない、ナツルが浮気するからよ。これで他の女の子が寄ってくること
ないでしょ?」
 そのまま上気した顔で雫は俺を置いて食堂を出て行ってしまう。後に残された俺はつぶれたカエル
のように無様にひっくり返っていた。
ギャラリーたちは見てはいけないものを見たようにそそくさとでも俺の顔を見ながら口々に何か話して
食堂を出て行く。 
後に残された俺が放心状態から抜け出せたのは食堂のおばちゃんに
「あんた男なんだからしっかりしなきゃ駄目だよ!」
と力強く肩をたたかれるまでだった。ちなみにその時間は午後3時15分。
午後の必修単位を落とした瞬間でもあった。

やっぱり時間開くと駄目だね。 また新しく考えてきます

 


417:名無しさん@ピンキー
10/05/12 23:24:52 cmOlPfUd
>>416
投下する前に投下予告スレ、終了・区切り後に後書きスレを投下したほうが良いよ。
あと、時間開くとダメと言ってるけど、
確かに完結あるいは区切りのいい所までまとめて投下した方がいいね。

418:名無しさん@ピンキー
10/05/13 00:32:03 Xa8GNM6v
>>416だけど、とりあえず>>383の見て書いてみた。
「それにしてもこのメンバーで集まるのなんて久しぶりね」
宴もたけわなのところでポツリと雫が言う。
「それもそうだね~、こら!ナツル飲んでるか!」
「うるさいな、飲んでるよ……というか水琴は飲みすぎだろ」
「なにを~!私は全っ然酔ってないわよ!こんなくらいで酔っていたらロシア人と
飲み比べなんてできないんだから」
真っ赤な顔でうつろな目をした状態で何言ってんだ……たしかに目の前に広がっている
酒ビンの数を見れば一瞬信じてしまいそうだが
「ほどほどにしておきなさい……水琴もナツルもね」
「まだ大丈夫よ~、ナツルも私もね。それより雫の方こそ飲んでるの?」
「飲んでるわよ、私は適量なのよ」
目の前に広がっているウイスキーのボトルの数を見ると、信じられないくらいに雫は変わっていない。
鉄面皮だとは思っていたが、内蔵まで鉄でできているんじゃないのか?
「いや~久しぶりに日本に帰ってきて友達と一緒に飲めるなんて幸せね、ヒロクネあたりだと襲われるから
全然飲めなかったわ」
そういってほぼ原液に近いウオッカを飲み干している。こいつは内臓が人間離れしているのでこんな無茶ができるが、
普通ならとっくに肝臓を傷めているはずだ。
「へー、どんな国なんだよヒロクネってのは?」
「うーんアフリカの小さな国何だけどね、挨拶が独特なんだよね」
「独特って……どんな風に?」
「こんな感じだよ」
そう言って水琴が俺の手を握るとそのまま自身の頭の上に持ってくる。そして俺の手を頭にのせるとそのまま左右に動かした。
「これがヒロクネの挨拶なんだって……でもこれは本当に親しい人にしかやらないみたいだけどね。私はこの挨拶好きだから
いろんな人にやったよ……他の人にはやらせなかったけど」
「へー、頭をナデナデするのが挨拶なのか、世界は広いな」
 瞬間、ガタっと後ろで音がした。 振り返ると雫がグラスを床に落とし、ボーっとした
様子で見ていた。
「ああごめんなさい、落としちゃったわ。ナツル拭くもの持ってきてくれる?そこの戸棚のところにあるから」
「わかった」
「わたしも手伝うよ」
 三人で絨毯の上にこぼした酒を拭いている間、雫は無言でひたすら何か考えているようだった。

419:名無しさん@ピンキー
10/05/13 00:32:58 Xa8GNM6v
「お~い水琴、起きろ~風邪引くぞ」
 高そうなカーペットの上で気持よさそうに寝息を立てている水琴の身体を揺らすが
「う~んカレーができるからちょっと待っててよナツル」
寝言を言ってさらに寝続けてしまう。
「だめだこりゃ、完全に酔いつぶれちまったな」
「仕方ないわね、今日は水琴を泊めることにするわ」
「そうか、それじゃお願いするわ、さてと俺もボチボチ帰るかな」
「あら、ナツルも泊まっていけばいいのに……」
客人用の布団を用意しながら雫が提案するが、
「明日はバイトがあるんだよ。東田のな」
「また胡散臭い写真を売りつけてるの?」
「ちゃんと許可を取ってるから無問題だってさ、東田曰くな」
ふらつく足取りで玄関に向かい靴を履こうとすると、
「ねえ……ナツル」
「うん?どうした……ってうわ!」
雫が俺の頭の上に手をのせてくる。
「どうしたんだ一体!」
「ほら水琴が言っていた国の挨拶よ、せっかく教えてもらったからやったのよ」
「ああなるほどね、それじゃ俺は帰るわ……ってどうしたんだよ?」
雫が俺のジャケットのすそを持って帰ろうとするのを止めている。

420:名無しさん@ピンキー
10/05/13 00:33:24 Xa8GNM6v
「……私には?」
「はっ?何を」
「……だから、挨拶よ」
「ああ、お邪魔しました」
「そうじゃなくて」
まったくなんなんだ?アルコールが回った頭で考えるが、思いつかない。
「ほら、さっきの挨拶」
痺れを切らしたのか雫が先ほどの頭を撫でる挨拶のことを言う。
「えっ?やれって?」
「私がしたんだからナツルもするべきだと思うわ」
「う……ん、わかったよ」 
 ゆっくりと右手を上げて雫の頭に持っていき、そっと触れる。
「あ……ん……」
「変な声を出すな!」
「よくわからないけど気持いいのよ……ねえ、早く動かして」
わかったよ、全くここだけ聞いたらすごい卑猥じゃねえか。
俺は言われたとおりに頭の上に乗せた右手を無造作にやや乱暴に動かしてやる。
「ふふふ……なんか恥ずかしいというか嬉しくなるわね」
幸せそうに笑う雫を見て、なぜだか急激に恥ずかしくなってきた。
「どうしたの?顔を赤らめて、酔いがさらに回ってきたのかしら?」
様子を探るように自身の顔を俺の顔面に近づけてくる。
「な、なんでもないよ……それじゃ俺、帰るから」
あわてて玄関を出て扉を閉め、そのままマンションの階段を駆け下りる。
そして夜空に浮かぶ月を見上げてほっと一息ついた。
右手には雫の柔らかい髪の感触。そして網膜には雫の笑顔。
にぎにぎと右手を開いて閉じて、感触を思い出した後に、自分の頭の上に持っていく。
雫とは違う何か堅い感触だった。 月夜の下を歩きながら、俺は明日雫にあったらもう一度この挨拶をしてみようと心に誓って帰っていった

421:名無しさん@ピンキー
10/05/13 00:35:24 Xa8GNM6v
>>411のためにエロにしようと思ったけど無理でした。やはり一発抜いた後に書くのは
逆効果だったか。
また新しくエロイの考え付いたら投下しますわ。
>>417 アドバイスありがとう。
おやすみ~。

422:名無しさん@ピンキー
10/05/13 06:57:20 APu2o8Wn
>>421
……その、なんだ。萌えるじゃないか。
GJ

423:名無しさん@ピンキー
10/05/13 23:50:44 Rwjx5Hl+
>>421
無理にエロを入れる必要はないからな
面白いと思ったならそれで良し

黒楓×猛犬考えたんだけど書く時間ないなぁ
序文しかできてない

424:名無しさん@ピンキー
10/05/13 23:57:45 QdkRnNMT
原作4巻時点の話で
女ナツルが風評被害の仕返しにけんぷ水琴を凌辱する話なら思いついた

425:>>423
10/05/14 00:04:56 zusai4T7
あと、ナツル×紅音(分岐で猛犬)や女ナツルの話とか考えたけど、
これも序文しかできてない・・・

426:名無しさん@ピンキー
10/05/14 13:21:57 uLbMB/N7
頑張れ

427:名無しさん@ピンキー
10/05/14 15:10:01 GUZzphju
>>423-425
どれも新鮮で興味深いな

428:名無しさん@ピンキー
10/05/15 14:17:50 Kr4Ckk0l
猛犬ちゃんとワンワンしたい

429:名無しさん@ピンキー
10/05/15 19:17:31 ipMm2BA8
ナツルちゃんとデートしたい

430:名無しさん@ピンキー
10/05/16 15:39:28 sL/DCDL3
>>429
東田か

431:名無しさん@ピンキー
10/05/17 21:10:30 mq61mTYA
ナツルのTS設定もまだまだいけそうだよな

432:名無しさん@ピンキー
10/05/18 20:32:37 0tr4qLmi
紅音とわんわんしたい

433:>>423
10/05/18 23:26:57 SGY/iqO7
>>426-427
いつになるやら…
定期的に新しいネタが投下されるのかな

434:名無しさん@ピンキー
10/05/19 23:51:56 CfQtzBoI
待つなら待つさ。
いままでも待ってきた。

435:名無しさん@ピンキー
10/05/20 00:15:46 QQMTM5vm
ならば>>434に報いようじゃないか。
>>371の前でナツルが水琴に拉致されたときの話。

436:名無しさん@ピンキー
10/05/20 00:17:52 QQMTM5vm
どこまでも広がる広大な空、水彩絵の具を巻いたような綺麗な青い海、そして目に優しい緑色の森
都会に疲れた人間が旅行で訪れたならきっと感動する景色が俺の周囲に広がっている。
だが俺は仏頂面でただただ黙り込んでいる。
「もう~、いい加減諦めなさいよ、大丈夫だって三日もすれば帰れるから」
屈託なく笑う幼馴染に対てジト目で返しながら、
「何がちょっと付き合ってだ!お前のちょっとは国外まで適用されるのか水琴!」
俺の抗議などそこいらのぺんぺん草よりも興味を引かないようで、すでに俺の隣には水琴は
居らず、はるか数百メートル先にまで進んでいた。
「お、おい!ちょっと待て、少しは人の話を……ってこんな見知らぬ国で置いてけぼりにするなよ、ま、待ってくれ!」
あわてて傍若無人な幼馴染を必死で追いかける。


437:名無しさん@ピンキー
10/05/20 00:18:21 QQMTM5vm
「それで?ここはどこなんだ?」
恐竜でも出そうな森を進みながら(ほぼ無理やり)進みながら俺は水琴にここがどこなのかを聞く。ちょっと付き合ってと
言われてOKを出した三十分後には飛行機に乗せられて連れて行かれたのでここがどこなのかわからない。もっとも
水琴と一緒ということだけで不安にはならないが……。
「う~ん?マダガスカルだよ~、おっちょこちょいだな目的地も知らないでついてきたの?」
「ついてきてない!あれは拉致って言うんだよ!」
「ああそれより今日はあそこでキャンプしようか?うまい具合に良い洞窟があるからね」
全く聞いていない。聞くはずが無いか、そもそもこいつが俺の話を真面目に聞いたことなんて殆ど無いからね。
あるといえば俺に…その…好きだなんて告白してきたときくらいか
その他に二人くらいに告白されたんだが、結局はっきり返事をすることが無いまま何故か一人と同じ大学に通っている。
まあそれは善良な市民である俺が悪辣な詐欺師である女にだまされたんだからその話はまた今度としよう。

438:名無しさん@ピンキー
10/05/20 00:19:41 nU9Eee+D
期待wktk
自分も含めここの住人は悠久の時間を待つことができる

439:名無しさん@ピンキー
10/05/20 00:25:42 QQMTM5vm
書いてたのを間違えて全消ししちまった。
といわけで即興で書いて、なおかつ簡略してしまうけれど許して。


「どう暖かい?」
「ああ、暖かいよ…さすがに野宿し慣れてるだけあるな」
俺たちは洞窟の入り口で焚き火をしながら毛布に包まっている。
「へへ…まあね。これくらいの道具は常に常備してるよ」
「そりゃ頼もしいな……ところで唐突なんだが質問があるんだがいいか?」
「うん、別にいいよ」
「水琴…お前、脱いでないか?」
「うん、そうだよ」
はっきりと肯定される。
「いや、そうだよじゃなくてだな、一体何を……むぐわっ!」
水琴がいきなり自身の唇で俺の口を塞ぎ、そのまま後ろに押し倒された。


440:名無しさん@ピンキー
10/05/20 00:41:11 QQMTM5vm
「えへへ~、さすがに雫もここまでは追ってこれないでしょう?」
潤んだ瞳に妖しい笑みを浮かべた水琴がねっとりとした声で笑う。

「はあっ……グジュグジュグジュグジュ…ぷふぁっ!」
大量の涎でまるで溶けてしまっているかのような錯覚になるほどに、激しく俺の
モノをしゃぶっている。
「くっ、うっ、や、やばっ…」
俺の反応を楽しんでいるのか、強弱をつけながら上目遣いで俺を見上げている。
「お、おま…え、どこでそんな技を…あっ!」
チュポンと音がするようにモノから口を離した水琴が、
「中国に行ったときに房中術の手ほどきを受けたのよ…あっ、でも本当に手ほどきだけ
だから…私がするの…は…ナツルだけだから…ね?」
 言い終わると続きをはじめる。 
「そ、そんな…顔…され、たら…やばっ…うっ」
「射精すの?いいよ…お口の中にいっぱい出して…全部飲んであげるから…」
「くっ…出る…」
我慢できずに俺は水琴の口内にドクドクと白く濃い精液を吐きだす。
「ぷはあっ!さすがに量が多いから飲み込むの苦労したかな?」
明るく笑いながら俺の上にまたがる。
「それじゃ…今度は私にも…ね?」
ずぶずぶと熱く濡れた水琴の体内に俺のものが飲み込まれていく
「ふふっ…ふぁっ…はあっ…大きい…ね」
苦しんでいるような嬉しそうな水琴の声を聞いて呆けていた俺の意識がクリアになっていく


441:名無しさん@ピンキー
10/05/20 00:48:03 QQMTM5vm
「ナツ…ル?ふぇ?…」
素早く体勢を入れ替えて水琴を身体の下に抱き
そしてそのまま一気に攻め立てる。
「ふぅっ!あっ、あっ、だ、駄目…私が…せ、攻め…あああっ!」
 最後まで言い切れずに高い声が洞窟内に響く。
「人を騙してこんなところに連れてきやがって!」
うっぷんを晴らすように水琴を強く攻め立てる。何度も。何度も。
「ああっ、ああっああああっ……グスっ…ご…め…な…さ」


442:名無しさん@ピンキー
10/05/20 01:10:06 QQMTM5vm
うん?水琴の様子がおかしい。正気に戻って動くのを止める。
あえぐのが無くなったせいか、水琴の言葉がはっきり聞こえる。
「ひっく…ごめんな…さい。ごめん…」
顔を隠すように手で覆って水琴がしゃくりあげている。
「お、お前…泣いてるのか」
無理やり顔を覆っていた両手をどかすと、涙をぽろぽろと流している水琴がいた。
「ご、ごめん…なさい…だって…ヒック、寂しかっ…た…んだも…ん。普通に誘ったって
…雫に気づかれると…思ったか…ら、だから…こんな強引な…こと…」
 俺の胸の下で子供のように泣いている水琴、そんな姿を見たのは初めてなので戸惑って
しまったが、気を取り直して俺はそっと水琴に口付けをする。
「ふえ?…ナツ…ル」
「この馬鹿が!今まで俺に何回迷惑かけてきたと思ってんだ?」
「ふええん…だから…ごめんな…むぐっ!」
最後まで言い切らせずに口を塞ぐ。
「今更これくらいの迷惑なんて気にするか!お前はお前らしくあればいいんだよ」
「……ナツ、ル」
「だから…………動くぞ?」
「えっ?…あっ!ちょっ、ちょっと…ああああっ!」
何の遠慮もなく全力で水琴を攻める。
何も考えられなかった。ただ思っていたことはこいつをめちゃくちゃにしてやりたい
初めて水琴の涙を見た。何か背中をざわざわと走る感覚が嬉しかった。
俺はいま残念なことに嬉しいことに……すごく興奮している。
「ああっ……駄目っ…イッちゃう……イッ…ちゃう…よ」
かまわずに動き続ける。水琴の手が俺の背中に回り、ツメヲ立ててきても
かまわずに俺は水琴を攻め続ける。
やがて水琴に終わりが来た様でぎゅっと俺の身体をモノを締め始める。
それはとても強く、儚くて、愛しいものだった。
「ナツル!ナツル!」
耳元で強く叫ぶ俺の名前が洞窟内に木霊する。反響して聞こえてくる回数だけ水琴が俺のことを
愛してくれているようで嬉しかった。
やがて俺も終わりを迎える。
「ナツルイクよ?私イッちゃうよ……ナツルで…あああああああっ!」
瞬間、全てを捧げるように水琴の中で俺は果てた。



443:名無しさん@ピンキー
10/05/20 01:14:13 QQMTM5vm
「ううっ!こんなはずじゃなかったのに~」
朝日を見ながら俺の横で毛布に包まれた水琴がふくれている。
「いつまで言ってんだ?もう夜は明けたんだぞ?」
昨日がんばったせいか少し身体がだるい。
 軽口が気に入らなかったのか水琴がそっと俺の上にのしかかってくる。
「やっぱり悔しいから、もう一回勝負よ!」
「なっ!まだするのか?誰か通りかかったらどうするんだよ」
「大丈夫大丈夫、こんなところに人は住んでないわよ…だ・か・ら」
水琴が俺の耳元に顔を寄せてくる。
「いっぱい愛してあげるね…ナツル」
その言葉に苦笑しながら俺は考える。
果たして俺は日本に帰ることが出来るんだろうか?
そしてもう一つ
日本に帰っても生きていることが出来るんだろうか?
そう思いながら、太陽を見上げながら水琴再度キスをした。


444:名無しさん@ピンキー
10/05/20 01:15:33 QQMTM5vm
最初書いたのと大分違うけどなんとか書き上げられた。
かなりクオリティー低いけどゴメン。
また思いついたらまたレスします。


445:名無しさん@ピンキー
10/05/20 09:23:12 y8viIiqC
>>444
乙です
そういや、水琴の一人称って初期は“私”でその後に“あたし”になったんだよな

446:名無しさん@ピンキー
10/05/20 12:01:33 hNTa5R7I
やっぱりけんぷファー好きだわ

447:名無しさん@ピンキー
10/05/20 23:57:35 kTtz/vmd
まだ終わらんよ

448:名無しさん@ピンキー
10/05/21 21:50:15 SIdeDhIN
漫画版はどーなるのかな

449:名無しさん@ピンキー
10/05/21 22:17:57 aunytC44
私たちの戦いはこれからだ!
              第一部未完

450:名無しさん@ピンキー
10/05/22 18:34:08 O32pYKQz
臓物アニマルを模したロボットで戦闘するようになります

451:名無しさん@ピンキー
10/05/23 23:25:59 NwdLPWSW
漫画版はまだ水琴がけんぷファーになったばかりだろ
今月にはナツルと水琴の濡れ場か

452:名無しさん@ピンキー
10/05/24 23:01:57 pLjIE9N4
今後原作通りに進むのかな。

453:名無しさん@ピンキー
10/05/24 23:45:54 j0aDTJot
やったー、きせいかいじょだ~。
さ、とどこおっていためもちょうをひらこうかな(そこはかとなくやる気ゼロ)

454:名無しさん@ピンキー
10/05/24 23:59:04 T8034F9Q
おめ

455:名無しさん@ピンキー
10/05/26 17:36:01 +bGNlOFK
本来なら27日アライブなのに
田舎はつらいぜ
早く濡れ場見たい

456:名無しさん@ピンキー
10/05/27 22:27:52 guNOvkDZ
今月の漫画版はエロかったよ
というか戦闘がエロい気がしてきた

457:名無しさん@ピンキー
10/05/28 21:56:52 LWPj7B5n
次には5巻突入か。
裏紅音のネグリジェやら会長のパンモロが見れるだろうな。

458:名無しさん@ピンキー
10/05/28 23:44:11 nD7UA49D
つうか白登場じゃん

459:名無しさん@ピンキー
10/05/30 15:47:41 pHMBs/qn
書いてみた




今日は星鐵祭。パンツが見えそうなメイド服なんて恥ずかしいけど、頑張るしかない。



「君がナツルくんか・・・」
「え?、あ…」
そこにはおじさまが座っていた。
そう、50を過ぎた位の、ナイスミドルな。
「いらっしゃいませ……」
あたしは身を抱き、少し後ずさり、距離をとって返事をした。見も知らぬ中年男性から名前を呼ばれる訳がない。
「そんなに警戒しなくても大丈夫だよ、私からは何もしないから。男子部2年4組の瀬能ナツル君。」
えっ!?なんで本当の事を・・・
「驚いているようだね。君の事は大体知っているよ。」
おじさんは余裕の笑みを浮かべって、こちらを見ている。まるで、すべてを知っているぞ、と言う顔だ。
対するあたしは、ひざがガクガクと震えている……
何で…何で知ってるの……怖い…
このおじさんとあたしは初対面。ひょっとしたらモデレーター?
突然の事に不安に襲われ体が震えてくる……
「ふふ、不思議そうな顔をしているね。そんなに知りたいなら教えてあげるよ。ただし、私の言う事を聞いてくれたら
だけど…」
「なっ!」
なに言ってるのよ……このおじさん………
「いやなら別にいいよ。ただし……」
おじさんには分かってるんだ。あたしが逆らえないことを……
そして、その言葉に対して、あたしは肯く事しかできなかった……

460:名無しさん@ピンキー
10/05/31 17:09:17 yhCI5jGF
投下されてたのか
ナツルは素じゃ男口調じゃないか?

461:名無しさん@ピンキー
10/05/31 21:23:08 HrMMzulV
>>460
口調修正、んで続き


おじさんは俺のからだを味わいたい、と言ってきたのだ。
俺が連れ込まれたのが女子トイレ。殺風景だけど洋式の、清潔感のあるトイレ。
「それじゃあ、まずは胸を見せてもらおうか」
「………」
「返事はどうしたんだい?」
「……はい」
俺は言われるがまま、リボンをはずしてメイド服の胸元をはだけた。ブラに包まれた豊かな乳房がポロンと
出てくる。体全体の震えに反応して、小刻みにゆれている。
「こうやって見ても、素晴らしいバストだね。さて、お次は下着を脱いでもらおうか。できれば後ろを向いてね」
「なっ……」
そんな…人の見てる前…しかも自分で脱ぐなんて……
俺は羞恥に顔を赤く染めながらも、自分から脱ぐ、と言うことに抵抗を感じていた。
「どうしたんだい、瀬能ナ・ツ・ルくん」
おじさんが早く脱げと言わんばかりに、俺の名前を強調する。
結局、俺は従うしかなかった。
そして、俺はスカートに手を差し込み、おじさんのほうにお尻を突き出してゆっくりとパンツを下ろしていった…
屈んで足元まで下ろすと、片足ずつ縞のショーツから足を抜き取る。恐らく屈んだ時には、おじさんからはアソコと
お尻が丸見えだっただろう…
脱いだパンツを足下に置き、顔を真っ赤にしてうつむきながら、
ショーツを脱いでスースーする股間を少しでも隠すため、短いスカートを精一杯下に向けて引っ張っていた。
もうアソコからはじんわりと愛液が滲み出し、濡れ始めている。
「どうした、怖いかね?さて、それじゃあ私のペ○スを取り出してもらおうか」
「!な…」
俺が?俺は男だぞ!?(今は違うけど)そんなもの自分で引っ張り出してくれ!
しかし頭と身体は違う行動をしていた。そう、考えと同時に俺の目はおじさんの股間に向かう。
もう大きくなってる…
おじさんのズボンの股間の部分が、勃起したペ○スで大きく膨らみ、その存在を俺のカラダに向けて主張している。
「さぁ、早くしないか」
促されて、諦めた俺はおじさんの前に跪き、ベルトをはずし、チャックを開ける。
トランクス越しに触れると、大きなそれは、ビクン、と大きく震える。
おじさんのトランクスを下ろそうとするが、引っかかってうまくおろす事ができない。
「よし、これで…うわっ!」
何とかトランクスを下ろすと同時に、俺の目の前をペ○スが勢いよく通りすぎる。
おじさんのデカチ○チンは、もう完全に勃起しており、お腹に張り付いている。
…なんか自分のよりも大きいような……
トロッ……
おチ○チンを見ただけで、アソコから愛液がにじみだした。
「さあ、ナツルくん、これからどうしてくれるのかな?」
「え?」
俺はおじさんの顔を見上げる。おじさんも俺のほうを見て、ニヤニヤしている。
…どうやら、俺に自分から言わせたいようだ……

462:名無しさん@ピンキー
10/06/01 02:14:46 q5ZmTqMr
>>461
乙です。完成お待ちしております
元女な一人称視点はくるものがある。

463:名無しさん@ピンキー
10/06/01 20:50:09 j/abSY8j
>>462
続き


目の前には、ビクビクと脈打つおチ○チン。俺のアソコはすでに準備万全。
だからって、自分からねだるのも……
自分から言うのは厭だけど、今このおじさんに逆らう事はできない…やるしかない、か……
俺は自分を無理やり説得し、おじさんに、
「おじさまのおチ○チン……おしゃぶりしていいですか?」
と小さな声で言った。
「よく聞こえないなぁ。誰が、何をしゃぶるんだね?」
「え?…あの…わたしが…おじさまのお、おチ○チンを…」
「もっとはっきり言ってくれないと分からないなぁ。それにやりたくないんなら別に良いよ」
ちくしょう、このおじさん絶対に楽しんでるな。んなこと言えるわけ……
その時、おじさんのギンギンに勃っているおチ○チンが目に入り、ゴクリと喉を鳴らしてしまった…
…このおチ○チン……ほしい……
そう思った途端、俺の口から思いもよらない言葉が飛び出してきた。
「お願いします、おじさまの、その立派なおチ○チンを、わたしのお口で舐めさせてください」
……あぁ……俺は何かを捨ててしまったんだ………
もう後戻りはできない。男なのに、堕ちるところまで堕ちてしまったんだ………
「あぁ、構わないよ。好きなだけ舐めるといい」
「……ありがとうございます」
おじさんの言葉を聞くと、俺は感謝をしながらおチ○チンに手を伸ばした。あぁ、こんなに熱い…それに硬い……
触ると同時に俺は我慢ができなくなり、おじさんのおチ○チンを躊躇なく口に咥えこんだ!
ぱくっ!レロッ、ちゅぱっ、じゅる、れろ、レロレロレロ、んっ、ふぅん、んっんっんっ、はぁ、ん~、んっ!
跳ねあがるおじさんのおチ○チンを手で押さえ、俺は、全体をねぶりあげ、亀頭を口の中で転がした後、一気に
頬張った。
「おぉぉ、凄いな!やっぱりナツルくんは急所を良く知っているよ」
「はひはほうほはいはふ」
「うぅ、いいよ、いいよ」
口の中でおチ○チンがビクビクしてきた。
あぁ、出るんだ、精液が出るんだ…
そう感じた俺は、大きく早く、精一杯頭を前後に動かす。両手をおじさんのお尻に回して、すがりつく。
おじさんはそのまま、俺の後頭部の髪の毛をつかむと前後に腰を動かし始める。
「おえっ!」
おもわずえづいてしまった。
これがイマラチオ・・・。
俺は黙って咽奥まで、おじさんのおチ○チン受け入れるしかなかった。
歯を立てないように、唇をすぼめて口内のおチ○チンを締めつける。
すると、口内の異物によって唾液が分泌されてくる。
なんとも言えない臭いと味が口内に広がり、嘔吐感を更に助長させる。
それでも、俺は規則的に動く亀頭や竿に舌を這わせる。
おじさんはそれが気に入ったのか、さらに腰の動きを速くする。
ジュボジュボッと卑猥な音が女子トイレに響く。
唾液がその動きに合わせて、口の端から押し出され垂れ流れる。
おチ○チンを締めつける唇は、怪しげに光る唾液に彩られる・・・
「うぉ、出るっ、出すぞ、ナツルくん、全部飲むんだ!」
「ん、ん、ん、ん、んっ、んんんんんんん~~~~~」
ドクッ!ドクッ!ドクッ!ドクッ!
「んむっ!?」
おじさんは俺は口の中にゲル状の、そう、カタマリともいえる程の精液を、俺の咽奥にたたきつけた。
ごくり”と大きく俺の喉が鳴る。濃い精液が食道を通り、胃の中に落ちていくのがはっきり解った。
「ごふっ!」
俺があまりの精液の濃さに咽せかえった瞬間、おじさんは俺の口からおチ○チンを抜き取る。
ぴゅるぴゅるぴゅる……
最後の数回が俺の顔に吐きかけられた。濃い白濁液は俺の顔の上から、ぽたぽたと大きく白い双乳に雫を落としていく……
(はぁ…熱い……)
そして俺は咽奥と口内、惚けきった顔に精液の熱さを感じていた……

464:名無しさん@ピンキー
10/06/01 23:41:17 wA7CXluD
>>463
乙だけど一気に投下した方がいいのでは?
伸びが急激に増えれば誰か気づいてくれるかもしれないし。

465:名無しさん@ピンキー
10/06/02 20:29:29 coO3IINm
ナツルXナツル♀が見たいのは私だけでしょうか?

466:名無しさん@ピンキー
10/06/02 23:03:38 P0kKRpO/
ナツル♀を白の方々があらゆる手段を使って堕としていく様を見たいの俺だけ?


467:名無しさん@ピンキー
10/06/03 23:41:23 f+QwsMRc
>>465
ずっと昔に投下されてた

468:名無しさん@ピンキー
10/06/05 11:31:23 4JNHO27e
続きが投下されるまで保守しよう

469:名無しさん@ピンキー
10/06/06 18:17:17 +ZXzX9sT
わんわんお!

470:名無しさん@ピンキー
10/06/06 23:58:26 N+Bhl0Qf
白が楓様に堕とされた過程をみたいのは俺だけ?

471:名無しさん@ピンキー
10/06/07 07:19:05 zjucmUOs
俺は雫がナツルの目の前で泣きながら楓様に堕とされてしまう過程がみたい

472:名無しさん@ピンキー
10/06/08 16:55:58 b1WF48kt
ほしゅ

473:名無しさん@ピンキー
10/06/10 02:16:52 NULf4K/7
けんぷは築地にしては珍しく完結した作品なので大切にしたいよね保守

474:名無しさん@ピンキー
10/06/11 00:45:59 hZB1O4HG
>>473
珍しいことはないだろう
戦嬢の交響曲も完結してるし、
まぶらほもクライマックスで最近富士見の新作が紹介された
けんぷファーは右往左往と引き伸ばされたけどよく完結したね
でもまだコミックあるし、2期に期待して保守

475:名無しさん@ピンキー
10/06/12 05:05:07 zf+RQKfv
戦嬢作品は投下されてないな
どんな作品か知らないけどマイナーなのだろうか

476:名無しさん@ピンキー
10/06/12 23:26:43 2w1qRT73
そういや、ク・リトル・リトルってエロゲに雫ってキャラがいるんだが
雫会長に似過ぎでフイタw

477:名無しさん@ピンキー
10/06/13 01:34:23 85IKCVtE
            /       /     /     /  /            ヽ
         /      /     /     /  /   /   ,    |       ,
        ′       '    /l    /  /   /   /.::   | |      '
       |      l     ':::|::::  ' 〃  '   イ:::     | |:.  |   ′
        |     .::| |   l::::|:::: ̄l| トl|、 |l||:::::   | |::  |    |
         | |    .:::| |    |::::|:::  儿川::` |、|||:::::   | |::  |    |
          | |   .:::::| |    |::::|::: l|了7テミメl |\|:::::   / /|::  | | |
            .::::::::::|    |::::|::: |八ヾン ハヾ l ト、  / / l|:: ,  ,  l |
.      / /  .::::::/::::|    |::::|::: || ` <      `ー'レ仁丁 / /  j |
      / /  .::::::/:::::::|    |::::|::: ||           /うリハゝ::: / / /
.      / /  .::::::/::::::::::|    |ヽl::: ||              ヾ彳//::: / /〃/
     / /   .::::::/ ::::::: /|    |  \八          l   //::: / /〃/
   / /   .::::::/::::::::: /:::|  l|        _         ∠ ∠ィ / ナツル・・・
    / ...:::::::/:::::::::::/ ::::|  || ヽ      丶 ≧    /  |
  // ...::::::::/:::::::::::/ :::::::|  ||  \          イ:|   |   私を滅茶苦茶に犯して・・・
/ ...:::::::::::::::::::::::::::/ :::::::/|  ||   \       ィ/  |::|    |  
...::::::::::::::/:::::::::/:::::::::/ .|  ||    /丶  < //'   |::|    |   お願い・・・
:::::::::::/:::::::::/ ::::::::/  |  ||\_/   \::://    |::|    |
:::::/:::::::::/::::_,、‐'´   |  ||:.:.:.:./       \    |::|    |
-―一ー<       / |  |ト-∧       \   |::|    |
         \   /   |  || /  ヽ        / 〉 |::|    |

478:名無しさん@ピンキー
10/06/14 12:18:55 VRoal6e1
>>475
このスレはけんぷがアニメ化されるずっと前に作られたからな。
戦嬢は築地氏がけんぷと並行して出してたラノベで7巻まで出た。
けんぷの方が人気出たみたいだけどな。

479:名無しさん@ピンキー
10/06/14 20:50:17 Panqzze8
内容が地味な上に誰得ヒロイン一辺倒だったからなあ>戦嬢

480:名無しさん@ピンキー
10/06/14 22:48:21 0H3c/F22
地味とか誰得とか言われてもそんなマイナー小説の評判など気にも留めんよ

481:名無しさん@ピンキー
10/06/15 15:49:19 cke2D6ot
けんぷの方が掴みはよかったかなぁ

482:名無しさん@ピンキー
10/06/15 16:03:15 qZp8lj3P
>>480
× 地味とか誰得とか言われてもそんなマイナー小説の評判など気にも留めんよ
○ 地味とか誰得とか言われてもそんなマイナー小説など気にも留めんよ

483:名無しさん@ピンキー
10/06/15 16:09:19 cke2D6ot
>>482
意味合いはそっちの方がいいのかな


484:名無しさん@ピンキー
10/06/16 00:37:17 PRxFzKEt
死にたくなければ強くなれ。1人で負けるなら、複数人で討ち倒せ
の、殺伐としたミリタリー兼チームプレイ物語でスタートしたはずが

兄姉妹の喧嘩と
素直になれない女心を開かせる話に集約されたからなあ>戦嬢


485:名無しさん@ピンキー
10/06/18 13:06:14 8FfXc7xt
作品の投下待ち保守

486:名無しさん@ピンキー
10/06/19 10:47:49 Je4DsRut
引退宣言


大作(注:言い過ぎました)のアイデアが頭の中に浮かんで、
死ぬほど考えてプロットを組み立てて書き始めたつもりだったのに、
なにかがおかしい!そう思った時、続きが書けなくなった。

いつまでたっても手がキーボードを打ってくれなくて、無理やり動かしてもまともな物が作れない。
出来上がったと思っても、推敲する度に「すべて選択(A)→Delete」の繰り返し。
頑張ってやり直しても、結局は削除地獄に嵌っていく。
馬鹿の一つ覚えみたいに同じシチュを言葉を変えて書き直すだけの、破滅の無限ループから抜け出したのは、
歴戦を重ねたヒロインを書いたつもりが、実は歴戦とは同じ戦いが繰り返されただけのことに過ぎないと気付いた時だった。
見事なまでに成長の無いヒロインの話を長々と投下した事が恥ずかしくなり、それがおかしい物の正体だと気付いた時にはもう手遅れだった。
俺が途中まで投下したSSにGJをくれた人たちには申し訳ないけれど、俺はもう書けなくなってしまった。

もう一度やり直そうとしても、途中まで投下した部分が破綻するだけ。
頑張っても頑張っても満足のいく続きが書けなくなってしまったんだ。

バイバイ、スレのみんな。
ろくでもないSSばっかり投下した上に、途中で投げ出してしまって申し訳ないと思ってる。

487:名無しさん@ピンキー
10/06/19 12:54:52 fBqnJbh5
>>486
どの作品のことを言ってるのか、
またどんな作品を考えたのかは知らないが、
まあ…乙

エロだけじゃ限界があるよなあ

488:名無しさん@ピンキー
10/06/20 11:59:57 Kat5CEEr
>>486はコピペ

489:名無しさん@ピンキー
10/06/20 12:52:21 kODJ7ZGJ
だろうな
俺は気付いてたよ

490:名無しさん@ピンキー
10/06/20 13:03:51 i/JPIJ9e
俺も気ずいていた訳だが

491:名無しさん@ピンキー
10/06/21 08:58:49 ATvwjZDd
寧ろ気が付いていたのはこの俺

492:名無しさん@ピンキー
10/06/21 20:50:39 PgyohQ+0
もちろん俺は気付いてたZE

493:名無しさん@ピンキー
10/06/22 23:51:34 TgNTT1hE
お、おれも気づいてたんだな!

494:名無しさん@ピンキー
10/06/23 01:33:47 Hc9xoy90
いやいやオレがw

495:名無しさん@ピンキー
10/06/23 15:30:36 Z1LGP0uR
まあ俺はお前らが気付いてたことに気付いてたわけだが

496:名無しさん@ピンキー
10/06/25 18:05:28 vb52jFyR
俺はお前がそう言うことに気付いてた保守

497:名無しさん@ピンキー
10/06/26 21:35:08 9J+euEcN
500に切り替えたいので保守

498:名無しさん@ピンキー
10/06/29 01:02:32 hgegBnqI
コミック版とある科学の超電磁砲の5巻買った

臓物アニマルがいっぱいだった

499:名無しさん@ピンキー
10/07/01 02:38:49 RFihbSEQ
超電磁砲はコミック以外…
アニメがあったか

500:名無しさん@ピンキー
10/07/03 08:22:47 2fgJbPqc
水琴と美琴
なぜここまで差がついたのか
環境、慢心の違い

501:名無しさん@ピンキー
10/07/06 23:45:19 hV+fol0O
水なんとかの由来がインなんとかだと最近知った

502:名無しさん@ピンキー
10/07/09 23:21:58 /LRho6Ye
紅音の由来は紅音ほたる

503:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/11 00:11:43 zsZwcD28
現在最萌トーナメント開催中だ
雫は激戦区にブチ当たったせいか惜しくも二次予選止まりになってしまったが、
紅音は本戦出場が決定した
明日は中尾が出るので…中尾ってだれだよ

504:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/11 01:54:18 mghfYgQO
中尾っつったらアイツだろ
ほらアイツ、えーと、ほら……誰だっけ?

505:名無しさん@ピンキー
10/07/12 23:44:01 flU6aG7s
10人に投票できるんだから、激戦区とかあまり関係ないよ。ぶっちゃけ雫が130票も獲れないのはヤバい
こういうのは作品にどれだけ信者がついてるかに依る
まだ出てないキャラもたくさんいるから誰か支援にいってあげて

506:名無しさん@ピンキー
10/07/14 23:18:20 1J7theVB
最萌はエロ系は弱いとの噂

507:名無しさん@ピンキー
10/07/15 15:10:24 XV1WCVr0
雫はエロ+クーデレだから萌えしづらいだろ
紅音は表か裏かで結構意見割れるでしょ

508:名無しさん@ピンキー
10/07/15 17:54:46 gBArn7bC
>>507
萌の定義は曖昧だから、
エロはともかく、クーデレだから萌という意見も結構ありそうだが。

それでも会長の票が伸びないのは意外だったな。
もしかして本名忘れられてるとかないよな?

509:名無しさん@ピンキー
10/07/16 23:15:22 YbsRJwg8
ググる先生で「ナツル×」と入力しても、
「ナツル×水琴」が出ないことに泣いた。
お膳立てされられまくった会長や何かと相棒な紅音は出るのに、
幼馴染が出ないなんて……

510:名無しさん@ピンキー
10/07/17 04:40:23 EpecalLx
水琴派はナツルとの絡みに大して興味無い。純粋に出番を欲している
雫派はカプ厨が多い(の割にはナツルを好いてるようには見えんが)
紅音派はその中間か?しかし、どちらの紅音を支持してるかでまた別かもしれん

511:名無しさん@ピンキー
10/07/17 18:03:38 4LvNl4Jv
>>510
全く興味がないわけじゃないよ
恋する女子は輝いてるからやっぱりそういう要素は欲しい

某派閥みたいにナツルとくっつかないと許さないとかはないけど、
描写はしっかり欲しいかな

512:名無しさん@ピンキー
10/07/18 17:15:42 OqE3WrMG
そのためのエロパロスレじゃないか。
思う存分妄想を曝け出したまえ。

513:名無しさん@ピンキー
10/07/19 23:59:27 SThwSghX
そういやここってけんぷに限らず、
まぶらほ以外の他の築地作品でも良かったりするんだよな

514:名無しさん@ピンキー
10/07/21 10:24:40 LJx7QqbE
決定的に水琴分が足りない

水琴の人はいずこ

515:名無しさん@ピンキー
10/07/21 21:35:29 QN28pJDX
紅音なら考えてたりするが…

516:名無しさん@ピンキー
10/07/22 00:51:06 hdaYIWj8
時期はもうすぐクリスマス。
そんなときに降って湧いた出来事

12月のある日、呼び出しがかかった
「2年4組の瀬能ナツル君。至急、生徒会室まで来て下さい・・・」

なんだろう?この前言ってたクリスマスプレゼントのことか?
まだ考えてないんだよな・・・
いろいろ思考を巡らせているうちに生徒会室に到着した。

(コンコンコン)
扉をノックする。
「どうぞ。」

雫の応答があったので入る。

「すまん。まだプレゼント考えてないんだ。」
俺は雫に謝る。
「どうしたの?いきなり。」
「いや、時期的にプレゼントのことかと・・・」
「まあ、そうね。ナツルに言っておきたいことがあるの。」
「ん?なんだ?」
「プレゼントならいらないわ。」

「・・・は?」
「だからプレゼントはいらないって言ってるの。」
「どうして?あんなに楽しみにしてたのに。」
「だってもう、ナツルからは最高のプレゼントももらったもの。」

「?」
いや、俺はまだ何もあげてないが・・・


517:名無しさん@ピンキー
10/07/22 00:51:30 hdaYIWj8
「ここにもらったの。」
雫はそう言いながらお腹をさする。

「・・・まさか?」
「ハイ、これ。」
見せてきたのは
「これは・・・?」
「見ての通り。母子手帳よ。3ヶ月ですって。」

なんてこった。俺が人の親になるのか・・・
「何よ。うれしくないの?」
「いや、メチャクチャうれしいが、実感が・・・」
「何言ってるのよ。前に子供欲しいって言ってたじゃない。」
「それは確かに言ったが。」
俺はもうちょっと先の事だと思ったんだけどな。

「それで・・・どうするんだ?」
「産むつもりよ。」
「本当か?」
「当たり前じゃない。だってナツルの赤ちゃんよ?」

俺は自然とありがとうを言っていた。
そして雫を抱きしめていた。
雫は泣いていた。その涙はとてもキレイだった。

「雫はきっといい母親になるよ。」
俺は本心からそう思った。

「俺も雫と赤ちゃんにふさわしい父親になるよ。」
「期待してるわ、パパ。」
「ぶっ、パパって・・・なんかむずがゆいぞ、ママよ。」

(カ~)
雫が真っ赤だ。
「へへっ、お返し。」

「「ぷっ」」
同時に吹き出した。

「これからは3人でがんばりましょうね。」
「そうだな。3人とは言わずにな。」

俺は思った。ずっと笑顔が絶えない家庭を作りたいと。


つづく・・・かも?


518:名無しさん@ピンキー
10/07/22 07:15:13 DA14RsRs
久々の投下! ありがとう&お疲れさまでした。

完走したら、GJと言わせていただきます。
今は続きに期待。

519:名無しさん@ピンキー
10/07/26 11:39:20 IeT1r2PN
ひゃっはあ! 投下だー。
しかも雫ものとはありがたい。続き楽しみにしてます。

520:名無しさん@ピンキー
10/07/29 17:45:10 A2KkyReU
ナツルと雫の子供なんて美男美女以外考えられないな

521:名無しさん@ピンキー
10/08/01 23:18:23 ld9IjJaB
ふぁみぷれっくす発売
どうなることやら

522:名無しさん@ピンキー
10/08/02 20:54:16 RXIz5t8s
>>521
ラスト直前がエロパロっぽい……

523:名無しさん@ピンキー
10/08/06 15:50:15 RqkyAWYh
あと富士見でも新作が出るな
戦嬢作品が一度も投下されてないとこをみると、今後作品が投下されるかは不明だけど
けんぷでさえ最近は見かけないし
というか、けんぷはアニメ化前の方が揃ってたかもしれない

524:名無しさん@ピンキー
10/08/09 15:17:31 1eRhKEiD
けんぷファーは不死鳥のごとく蘇る

525:名無しさん@ピンキー
10/08/10 13:59:25 +pCc07TF
にゃんぷけん

526:名無しさん@ピンキー
10/08/12 20:31:42 tRKiUbwd
せいけんぷこい

527:名無しさん@ピンキー
10/08/15 22:52:17 hPrlzJoG
あそびにぷファー!

528:名無しさん@ピンキー
10/08/17 23:16:25 /Qzfm9DF
いちばんうしろのけんぷファー

529:名無しさん@ピンキー
10/08/19 21:59:44 YuYhMV+B
けんぷのごとく!

530:名無しさん@ピンキー
10/08/21 19:05:37 yKFUz6y4
築地氏の新作
ほまれ
にのゐ
ふぁみぷれっくす
これらの作品は投下される日が来るのだろうか

531:名無しさん@ピンキー
10/08/23 21:23:09 yelsRPbL
ほまれはダンジョン物でモンスターもでるから触手もいけるな

532:名無しさん@ピンキー
10/08/25 21:55:00 uKHUQvPd
触手…ですか…?

533:名無しさん@ピンキー
10/08/26 09:08:44 fZhfB/Gv
問題は触手に絡めたくなる子がいるのかどうか

534:名無しさん@ピンキー
10/08/27 12:21:58 7vnOwFfp
けんぷファーの雫会長を触手で責めまくる

535:名無しさん@ピンキー
10/08/29 03:14:32 8tGnMdDk
ほまれは慎ちゃんが可愛いと思うよ

536:名無しさん@ピンキー
10/08/30 08:17:26 dVuKp8Qc
触手よりスライムをだな

537:名無しさん@ピンキー
10/09/01 17:22:36 c1E8089T
沙倉さんだって触手を出せるよ

538:名無しさん@ピンキー
10/09/01 19:42:47 FfUKm+Q6
沙倉さんの触手が活躍する同人誌はないのか

539:名無しさん@ピンキー
10/09/03 16:31:35 GCZncceY
敗北した娘は精液便女に

540:名無しさん@ピンキー
10/09/06 15:41:03 9dYu7DnM
にゃんぷけん

541:名無しさん@ピンキー
10/09/07 02:56:14 w70oEEMp
今漫画だとどの辺りなんですか?

542:名無しさん@ピンキー
10/09/07 03:05:12 w70oEEMp
今思うとナツルってそうとう愛されてるよな
本人は鈍すぎて全然わかってないけど・・・
くそ~出来たらナツルと変わりてぇ~

543:名無しさん@ピンキー
10/09/07 03:11:03 gsXpc+7u
>>541
原作五巻で白登場の話
アニメとは内容が全然違うからアニメから入った人でも楽しめるかも。

544:名無しさん@ピンキー
10/09/07 03:17:56 w70oEEMp
生意気なこと書きますけど許してください
前に~みたいの考えていますって書いてた方はどのくらいまで出来てますか?
気になっちゃって待てなくなってしまいました
生意気なこと書いてすみません
考えている方々頑張ってください
楽しみにしてます

545:名無しさん@ピンキー
10/09/07 03:24:21 w70oEEMp
543さんありがとうございます

546:名無しさん@ピンキー
10/09/07 03:36:16 w70oEEMp
私は今やっている再放送(あと2話くらいで終わる)の雫とデートのところから見てはまりました
ちなみに、好きなキャラクターは雫です
ああいうちょっと年上のお姉ちゃんみたいなお姉さん(説明下手ですみません)がいたらいいなぁって思いますね

547:名無しさん@ピンキー
10/09/08 02:52:41 lMfoc6/c
みんなもう書き込まないんですか?
書き込みが無くなるとなんかけんぷファーがもう落ちた
もう終わった
って感じになって悲しくなってきます


548:名無しさん@ピンキー
10/09/08 09:55:04 P/3Vg6HS
黙って保守して新プロジェクトの報告と投下待ってろ
ここの題材はけんぷに限ってねえし

549:名無しさん@ピンキー
10/09/09 21:13:59 mgXwfO/i
2期はピンクパイナップルから発売されるのを期待。

550:名無しさん@ピンキー
10/09/10 01:21:50 BDr5B94F
ついに再放送もあと一話かぁ
アニメ第二期やってほしいなぁ

551:名無しさん@ピンキー
10/09/10 02:57:01 BDr5B94F
小説ってアニメだとナツルが雫達を選んで終わるけどその続きもあるんですよね?
何巻か教えて下さい

552:名無しさん@ピンキー
10/09/10 20:05:28 TJg3ryE+
9巻から買えば問題ないが、
真のけんぷラーなら全巻購入すべし
カットされた葛原の話とかアニメと異なる白との邂逅とか色々見られるし

553:名無しさん@ピンキー
10/09/10 23:22:31 BDr5B94F
552さん
ありがとうございます

554:名無しさん@ピンキー
10/09/10 23:42:49 BDr5B94F
最近ここのスレにPSPから書いてるけどちょっと間違えると書き直すのが大変・・・

555:名無しさん@ピンキー
10/09/13 07:04:34 9+7I5Ef6
何が雫だよ
シズクンニしろおらぁぁぁぁぁ!

556:名無しさん@ピンキー
10/09/14 02:37:48 X1UOmCxq
やっぱりこのスレの状態悪いな
誰も書き込んだりしないから会話がなくて雰囲気が悪い

557:名無しさん@ピンキー
10/09/14 07:24:58 1N8WOolS
本スレやアニメスレ、ニュー速で必死な奴らが沸いてるのと比べると大分まともだと思うが
作品が投下されないからなぁ

558:名無しさん@ピンキー
10/09/14 11:37:52 2EzCHMIf
>>556
おまえがまともな書き込みをしないのがいけないんだ!!!

559:名無しさん@ピンキー
10/09/14 14:06:08 HyFemKhQ
貴方はまともな書き込みしてるんですか?
大体会話の無いスレ事態ほとんど無いし

560:名無しさん@ピンキー
10/09/14 14:24:36 1N8WOolS
雰囲気があの原作スレな雰囲気だな

561:名無しさん@ピンキー
10/09/14 22:17:12 VwFhzsV5
スレ事態

562:名無しさん@ピンキー
10/09/15 00:14:52 roDbUHCw
昔(アニメ化される前)みたいにいい作品投下されないかな。

563:名無しさん@ピンキー
10/09/15 00:25:37 z1NdnnbO
>>562
同感

第2期ってあるんですかね
再放送も今週で終わりだし
何か知ってる人いますか?

564:名無しさん@ピンキー
10/09/16 21:39:53 XLPg1Jaz
>>562
新鮮で良い作品が投下されてたよな

565:名無しさん@ピンキー
10/09/16 23:48:26 +cZNq3au
>>562
誰かまだ職人さんが残ってたら書いて下さい

私の地域だと、あと30分後にアニメの再放送最後の番外編(皆の体を奪われるやつ)が始まる
これ見たらもうアニメはやらないからちょっと悲しい

566:名無しさん@ピンキー
10/09/19 23:49:32 3R5kjITg
けんぷ以外にも期待

567:名無しさん@ピンキー
10/09/21 01:38:36 35uo7dFn
けんぷファーとはなんだったのか

568:名無しさん@ピンキー
10/09/21 03:10:21 P+LvcfU7
2期やらないかな

誰かみんなでナツルの家でやるやつ書いて

569:名無しさん@ピンキー
10/09/21 09:20:24 6+MmEeeI
>>567
原作者のヒロインと読者のヒロインが乖離して、最後は原作者がやけくそになったラノベ

570:名無しさん@ピンキー
10/09/21 10:09:46 IKd41NB3
>>567
けんぷファーつうか雫が何だったんだろう。
さも重要っぽいことが仄めかされてアホみたいに贔されてたと思ってたら、
別に必要でもなんでもなかった。
葛原の件も全然反省してない
結局、楓は何で雫が必要だったのか。

571:名無しさん@ピンキー
10/09/21 20:16:13 aDPTztl/
楓の目的は
A 「赤と青のケンプファーが代理戦争の決着をつける」
B 「赤と青のケンプファーが戦うこと」(戦うことそのものが目的で決着はつかなくてもよい)

のどちらかのためにモデレーター(の一員?)として行動する ってとこだろう。
(どこまでが事実でどこからが楓の妄想なのかの境界は曖昧だが)

だからそのための状況として
a 「赤と青のケンプファーが最低一人ずついれば戦う(決着をつける)ことは可能」
b 「戦い以外でもいいから何かで勝負する」

のどちらかの方向性を考えて「ナツルと雫がいればやりようがある」という結論に至ったのではないかと思う。
(白は力不足、水琴はフリーダム、紅音は扱いにくい からナツルと雫なら話がしやすい)

方法
X 「ナツルと雫が普通に戦う」
Y 「ナツルがどちらの性別でいようとするかを勝負にする」 ↓のルールで
・楓に惚れている男ナツルが楓の要望を受け入れてナツルちゃんでいることを選ぶ=青のケンプファーでいる=青の勝ち
・雫が惚れている男ナツルに戻る=青のケンプファーでいることを否定する(赤のケンプファーに尻にしかれるw)=赤の勝ち

AB ab XY を組み合わせた内の一つが正解なんじゃないかと思ってる。
なんとか辻褄が合わないこともないように都合よく解釈しての話だが。

572:名無しさん@ピンキー
10/09/21 22:49:25 KCOfmPJp
>>569
読者のヒロインとか言ってる時点で頭の悪さが伺えるな

>>571
ABじゃナツルと雫の必要性がわからん。皆殺しにしてリセットした方がてっとり早いだろう
abだと既に戦る気の無いナツルとそのナツルにメロメロな雫とじゃ戦いはできないから無理っぽい
XYの性別での勝負については白とヒロインズとの対決でのルールだから関係はなんでないか

573:名無しさん@ピンキー
10/09/22 00:07:30 +/4yShUF
説明の仕方が悪かったみたいだ… すまない。
目的、状況、方法からそれぞれどちらかを選んで組み合わせると言いたかった。

個人的には
モデレーターの理想 A、a、X の組み合わせ
楓の理想 B、a、X の組み合わせ
楓の(上手くいかなくて妥協した)実際の行動 A、b、Y の組み合わせ

みたいな感じだったんじゃないかと思ってるが…

574:名無しさん@ピンキー
10/09/22 07:40:47 vRhTIzs9
五巻、七巻でも白はナツルが必要としか言ってないし、
沙倉さんも「引き込めないなら殺してもいい」って言ってたから、
八巻に急に出てきた話でそう必要でもなかったのではないか。

それより紅音のぬいぐるみの件を雫が覚えてないのが。
楓が渡したこと知ってるはずなのに三巻でなぜ覚えてなかったのか。
そしてなぜ放置してたのか。

575:名無しさん@ピンキー
10/09/22 18:01:59 C/pPGhBb
>>753>>754は幾度も話題に上がってるけど、明確な答えに逢ったことない

576:名無しさん@ピンキー
10/09/22 19:22:28 5oBkrDSM
確かに>>753>>754は難問だな。

577:名無しさん@ピンキー
10/09/22 21:36:23 i/NjHVt/
>>576
いじめてやるなよwww

578:名無しさん@ピンキー
10/09/23 03:08:34 JhhDMx5t
>>753>>754に期待

579:名無しさん@ピンキー
10/09/24 15:12:32 rpCRY5ZE
ひとつ言えるのは作品が投下されない現状
そういやまぶらほは別なんだな

580:名無しさん@ピンキー
10/09/25 06:57:47 Wh/cKsKs
いつか合併されるんじゃないか

581:名無しさん@ピンキー
10/09/27 21:32:18 G+dC2bVO
タイトルも変えてやらねばなるまい

582:名無しさん@ピンキー
10/09/29 04:45:19 FudZmkYy
まだ先のことだろうけどな

583:名無しさん@ピンキー
10/09/30 02:03:17 CrMe4+xw
でもけんぷファーは何かしらやるみたいだよ
けんぷファーの新プロジェクト始動してるし
内容はまだ謎だけど

584:名無しさん@ピンキー
10/09/30 08:27:02 5mUn+vgd
いよいよ実写版始動か……

585:名無しさん@ピンキー
10/09/30 23:52:06 oSwdR0Rp
新プロジェクトが始まったからといって作品が投下されるかどうかは別問題

586:名無しさん@ピンキー
10/10/01 01:02:49 JC6o+Q38
誰か久しぶりにまた雫×ナツルとかそこは任せるが書いてくれないかな?
もう職人さんはいないの?

587:名無しさん@ピンキー
10/10/05 16:17:56 At3HjGpH
ならば職人となれ

588:名無しさん@ピンキー
10/10/07 20:16:23 CCQdNfaU
URLリンク(viploader.net)
こんな感じに変態的なのが欲しい。

589:名無しさん@ピンキー
10/10/11 01:38:55 SS9DQY30
保守

590:名無しさん@ピンキー
10/10/11 22:27:08 rmVa1er/
エロく無くてもいいから雫編書いて欲しい

591:名無しさん@ピンキー
10/10/14 17:01:17 VJ0PDd6C
だから自分で書けと

592:名無しさん@ピンキー
10/10/14 22:48:08 I10FPVhj
凍結させてた作品解凍しようかな…
しかし8月から音沙汰がない新プロジェクト

593:名無しさん@ピンキー
10/10/15 00:36:00 rKw7E29p
>>592
お願いします

確かに「近日新プロジェクト始動」ってなってたけど、まったく変化無し・・・

594:名無しさん@ピンキー
10/10/18 22:02:01 VT4/gfjQ
新プロジェクトの概要が明らかになってから投下したほうがいいかもね

595:名無しさん@ピンキー
10/10/19 03:40:38 n+y/Gmy0
内容が明らかになるのは今からあと何カ月後なんだろうか

596:名無しさん@ピンキー
10/10/21 01:57:46 Diz4Cr2q
まだまだ諦めるのは早い!


597:名無しさん@ピンキー
10/10/21 03:03:42 xGHf21zP
けんぷファーの公式ホームページすら更新されてない
アニメ第2期やって欲しいな

598:名無しさん@ピンキー
10/10/22 12:54:05 X0Mge2Fl
同人は雫ばっかだったな
いや、俺は好きだけど

599:名無しさん@ピンキー
10/10/22 13:47:47 h5ubAoKr
雫の同人の数なんて紅音とどっこいだろ
圧倒的にナツルが多いわ

600:名無しさん@ピンキー
10/10/23 10:23:59 Vjq4BLe3
>>599
その三人の中じゃ、
ナツルは基本受け、雫は基本攻めでビッチとかある程度決まってるけど
紅音はキャラが一定してないんだよな

601:名無しさん@ピンキー
10/10/24 10:43:41 JKIGXBuk
>>600
アニメだとそんな描写が多かったわけじゃないからだろう。

602:名無しさん@ピンキー
10/10/27 02:24:33 8CNFTlQe
後もう少しで半年振りの投下が出来る。 八割は完成しているのでなんとか今週中までに投下します。
ちなみに>>404の話の過去編。 少し設定を変えてるけど。
エロ描写はノッてる時にかかないとすごく微妙なものになるんで、どうにかテンションを上げてエロをしあげます。
ちなみにやっぱり書いてると性癖が出るね。 それじゃまた後で

603:名無しさん@ピンキー
10/10/27 07:37:01 yN7r6hCU
>>602
楽しみにしてます

604:名無しさん@ピンキー
10/10/30 01:48:09 WkUpPYEm
>>600
このスレでは初期から受けだったけどな

605:名無しさん@ピンキー
10/10/30 13:03:45 gazRVeYd
>>600
>雫は基本攻めでビッチとか
雫のあれは誘い受けという別ジャンルだ。

606:名無しさん@ピンキー
10/10/30 13:18:45 ncNmfp+H
誘い受けというのはけんぷ11巻の猛犬女みたいなのであって,
雫は誘い受けとはぜんぜん違うな.

607:名無しさん@ピンキー
10/10/30 21:33:16 Pqr+vgC5
普通に襲っちゃってるもんな
少なくとも誘い受けではないわ。

608:名無しさん@ピンキー
10/10/31 01:21:39 rUY79TKE
ふうん。難しいもんだね。

609:名無しさん@ピンキー
10/10/31 02:54:45 ZnNqFoxy
やっぱり好きな人にはエロイってシチュエーションは萌えるよね。
 というわけで前に宣言してた投下を始めます。

610:名無しさん@ピンキー
10/10/31 02:55:54 ZnNqFoxy
「さ、ささささ寒い……」
 思わずはいた言葉さえ凍りつきそうなほどに真冬の屋外は冷え切っていた。
 まるで雫の視線のようだ。 もっともこちらは物理的にも凍り付いてしまいそうだけどな。
 馬鹿なことを考えたところで更に強く風が吹いて俺の体温を奪い去っていく。 
「ま、ままままずい!このままでは勉強する前に凍死してしまう……ど、どこか避難できるところを探さなくては!」
じゃらりとポケットの中から財布を取りだし中身を確認する。
「よ、よし!これだけあればファミレスでコーヒーくらいは飲めるだろう、そ、そこでどうにか朝まで耐えないと」
かじかむ指で硬貨の数を数え、それらを財布の中に戻そうとしたその瞬間、財布の中身が空を飛ぶ。 それらは少し先に灯っている街燈に照らされてキラキラと光りながら空中を優雅に回転し、
そして着地を失敗したスキー選手のようにアスファルトの上を転がっていき、そしてそれら全てはまるでまぼろしのように街燈の光の届かない暗闇へと進んでいった。
 しばらく呆然とした表情でそれを見送った後に、気がついて慌てて硬貨を拾おうとするが、パチンコ玉のように縦横に転がっていったそれらを全て見つけ出すのは不可能に思えた。
「だが……それでも……それでもやらないと、俺は凍死してしまう!」
 寒風をたっぷりと吹き付けられたアスファルトに膝をついてはいつくばると氷の上にいるかのような錯覚を思わせるほどに冷たかった。 それを耐えて俺は散らばっていった硬貨を探した……探した……探しまくった。 
そして探し始めてから30分後、俺は風を避けるように電柱の影に隠れながら虐待されている子供のように体育座りをしてうずくまっていた。
 ポケットから手を出して広げたその中には十円玉が六枚、一円玉が三枚入っている。
 それが見つけることの出来た俺の全財産だ。 それ以外の、五十円、百円は遠い闇の彼方へと消え去っていった。 そうとしか表現することの出来ない……。

611:名無しさん@ピンキー
10/10/31 02:56:56 ZnNqFoxy
「し、死ぬ……死んでしまう……だけどこの金じゃ家に変えることすらできやしない」
 ため息をつくと、ピュ~と強く吹いた風が更に俺の体温を奪っていく。
 ああなんて馬鹿なことをしてしまったんだろう……、いくら受験勉強が上手く行かないからって家から出ることはなかったな。
近所のファミレスや図書館で勉強すればよかったじゃないか!
ああそれでも水琴が強襲してくるだろうから意味が無いか……それでわざわざ少し離れた街へと向かったんじゃないか
と言うことは俺がこうして寒さに震えているのも傍若無人な幼馴染が原因ということだな!
 全くなんてひどい幼馴染を持ってしまったんだろう。俺は世界一不幸な男なんじゃないか?
 くだらないことを考えている間にも北風さんが俺の体温を拉致していく。 心底迷いながらもポケットから携帯電話を取り出す。
 携帯電話はバッテリーがすでに危篤状態のおじいちゃん並みに弱っており、携帯という枕詞が過剰広告に思えるほどに携帯できない代物だった。 
だがしかし出掛けに充電していたので何とかバッテリー表記は半分ほど減った状態をなんとか維持している。 
「はあ……究極の選択だ」
そう、この凍死寸前の状態であっても選択することを躊躇するほどの選択肢がいま俺には存在していた。
 携帯を操作してアドレス帳を呼び出す。 そしてある人物の名前を画面上に出す。 
「こ、このままでは……死ぬ……でも……しかし……」
 葛藤する俺を急かすように携帯のバッテリー表示が減っていく。 あと数分もこの状態を続けていればバッテリーの中に貯められている電気は枯渇するだろう。
「ええい、ままよ……このまま、ここにいるよりはマシなはずだ……多分……」
 携帯を耳に当てながら自身を説得するようにブツブツと呟く。 その間に耳にはプルルルという呼び出し音が響いていた。 
「ガチャッ……もしもし、どうしたのナツル?」
 外気温とそう変わらない程に冷たく美しい声が帰ってくる。 ここまで来た以上は最後まで突っ走るしかない……すでにどちらにするかを決めたはずなのだから……。
「雫か……頼みがあるんだ!」


612:名無しさん@ピンキー
10/10/31 02:57:46 ZnNqFoxy
それから約一時間後、俺は暖かく広い湯船に入って冷え切った身体を解凍していたのだった。
 浴室内に広がる湯気すらも何か神々しいものに感じられるほどに俺の身体はガチガチに凍りついており
、硬直した筋肉がほぐされ停滞していた血液が広がった血管を通って脳内に到達する。
 その瞬間こそまさに得も知れぬ快感であり、これが釈迦のたどり着いた悟りの領域と言われても信じてしまうほどに俺は幸せの中に居た。
「着替えとバスタオルはここに置いておくわよ?」
 浴室の外から釈迦の悟りを邪魔したマーラのように魅力的な声が響く。 
「ああ……ありがとう」
 だがそんな声も涅槃状態の今の俺を惑わすことは出来ない。 まさにいま至福の時を得ている。 そんな俺を邪魔することなど……
「それじゃ失礼するわよ」
 浴室の扉がふいに開いてTシャツに短パン姿の雫が入ってくる。
「ぶっ!な、なんで入ってきてんだ!」
「別に……久しぶりだから会話をしようと思って」
「だ、だからって!非常識じゃないか!」
「あら?数ヶ月も放置していた女の子にいきなり電話してきてお金貸してくれって言うのは非常識じゃないのかしら?」
浴室の椅子に腰掛け、自身の太ももにひじを乗せてこちらを悪戯っぽく笑いながら雫が答える。
「そ、それは……」
 先ほどに自分がしたことを言われて俺は何も言えずに湯船に口元まで沈み込む。

613:名無しさん@ピンキー
10/10/31 02:59:36 ZnNqFoxy
「私は別にかまわないのよ?いつでも連絡してきてと言ったしね……ただその最初の電話が借金の相談だというのは酷すぎない?」
「……ううっ……勝手にしろ……」
 力弱く答えることしか出来なかった。
 そう、俺が路上で凍り付いて死ぬことと両天秤にかけて僅かに勝ったこととは、雫に金を借りようということだった。 
俺がつい一時間前まで居た場所は雫のマンションとは反対方向で、中々の距離があった。 
それはうっかり雫と会わないためにわざとそちらに向かった.
アクシデントにより連絡を取らざるをえないことになったので、お金を貸して貰おうと思ったのだが
、居る場所を答えるとすぐに向かうからその場所に居なさいと言って本当にすぐにタクシーに乗ってやってきてくれた。
 それは嬉しかったのだが、財布をタクシー代くらいしか持ってくるのを忘れたと言うので仕方なく雫のマンションに向かい、
どうせなら風邪を引く前にお風呂に入って暖まりなさいと言われ、
服を強引に脱がされ(もちろんすぐに自分で脱ぐと言い張って、自ら脱いで貞操を守った)このような状況になっているのが俺こと瀬能ナツルの現状だ。
「それにしても……ずいぶんと高そうなマンションに住んでるな。家賃いくらなんだ」
 まずマンションの入り口で完全オートロック+指紋認証付に驚き、エントランスホールのふかふかの床(これは雫曰く高級絨毯をしきつめているらしい)にも驚き、
最後に最上階に存在している雫の部屋の玄関に入ったときには寒さも忘れてポカーンと立ちつくしてしまった。
 まず玄関がすでに俺の家の居間くらいの大きさがあり、居間と思われる部屋は俺の部屋のゆうに三倍はあり、いま入っている浴室は俺の部屋と同じくらいの大きさだ。
 一体どこまで瀬能家の矮小さを知らしめてくれるのかと思うほどに圧倒的な住まいだった。

614:名無しさん@ピンキー
10/10/31 03:00:23 ZnNqFoxy
『あら?別にナツルは驚くことは無いのよ?貴方の家になるんだから』
という言葉はおそらく俺の耳が部屋の迫力におされてそう聞こえてしまっただけなんだろうな。
「ああ大したことないわよ……高校時代に貯めた貯金で家賃はしばらくは払えるくらいだから」
「はあ……お前の規格外っぷりは相変わらずなんだな」
 在学中から数々の伝説を体現していた三郷雫会長の健在振りを拝見して、もはや驚くことすら出来ないであきれるやら感心するやら……。
「それで?ナツルはどうしてあんなところにいたのかしら?しかもこんな時間にね」
「うん?まあ……少し……気分転換……なんて」
「気分転換にしてはずいぶん遠いところまで来たのね、まるで何かから逃げるみたいに……」
 ギクッ! するどい……本当にこいつ心を読む能力でもあるんじゃないか?それとも俺の部屋に盗聴器でも仕掛けてるんじゃ……。
「あててみせましょうか?ズバリ受験勉強に行き詰ったってとこかしらね」
「ど、どうしてそれを……はっ!しまった!」
 ニンマリと笑って俺の反応をじっと見ている。 俺が狼狽しているところを見て楽しんでいやがる。
相変わらずドSな女だな。 それにしてもやはりこいつ仕掛けているのか?
「別に盗聴器なんて仕掛けてないわ……考えたことはあるけどね。でも結局水琴に見つかるのが関の山だからやめたのよ」
 なんて女だ……。 こんな女が難関私立大学でトップクラスの大学に通って将来の日本を引っ張っていくのかと思うと僕達の未来は暗闇に包まれているな。
「正解はこれ……定期的にナツルの情報を報告してもらっているのよ、貴方の親友にね。
理由を考えるのには少し骨が折れたけど、最近ストーカーに悩まされるっていってナツルの名前を出したらすぐに毎日送ると約束してくれたわ……もっとも危うくナツルがリンチにあうところだったけどね」
「オイ……人を犯罪者予備軍に陥れておいてとんでもないことを頼んでくれたな!どうりで最近東田が俺にたいして露骨に嫌悪感を出してくると思ったらお前が原因だったのか」
「あら……リンチから守ってあげたんだから感謝するべきだと思うけど?」
「原因を作った奴に感謝する道理は無い!やっぱりお前の家になんて来るべきじゃなかった!帰らせてもら……って早く風呂から出ていけ~、は、恥ずかしいだろう」
 立ち上がりかけてまたザブンと湯船の中に戻る。 なぜなら目の前には雫がいて、俺は裸なわけで、つまり俺のモノがブランと見えるわけで……。
「別に恥ずかしがる必要も無いのに、お返しに私の裸も見せてあげるわよ?」
「い、いらん……と、とにかく……早く、で、出てって……く……れ」
 怒りとのぼせと恥ずかしさで頭がボウっとしてくる。 雫の視線に真正面から向かい合っていると不思議に弱気になってしまう。

615:名無しさん@ピンキー
10/10/31 03:01:14 ZnNqFoxy
「別に私がここから出てっても、貴方が私の家から出てってもいいけど……その後はどうするの?
罵声を浴びせた私にお金を借りて帰る?すでに終電はすぎているわね、タクシーで帰る?ここからタクシーで帰るとなると結構な料金になるわね。
もちろん私はナツルがお願いするなら貸して上げるけど、いつ返してくれるの?受験直前で忙しい時期にバイトなんてもちろん無理よね?
それに湯上りで外に出たら十中八九風邪を引くわよ?受験前の大事な時期なんでしょ?」
 ぐうの音も出ないほどに雫に叩きのめされ、俺は何も言えずに湯船に沈んであぶくをぶくぶくと出すことしか出来ない。
「……ふう。お風呂から上がってから色々話しましょう……これからのことをね。とりあえず出るわね……ナツル?」
「何だよ」
 浴室から出ようとして雫が振り返って呼びかける。 おざなりな俺からの返事を待ってから、彼女は、
「また後でね」
 ニッコリと笑って浴室の扉を静かに閉めて出て行く。 黒く長い髪がフワリとお尻の辺りで綺麗に舞ったのが見えた。
 その仕草と先ほどの笑顔に僅かながら影響されて俺の心臓の鼓動がドクドクと少しだけ早くなった。
 おそらくはのぼせたからってのが八割で、雫が二割だろうな……本当だぞ?
 誰にともなく心の中で言い訳をした。

「着替えのサイズは合ったかしら?ピッタリのはずなんだけど」
「ああ、ピッタリだよ。まるで測ったかのようにな」
 来ていた服は俺が風呂に入っている間に洗濯機にかけられて、浴室の入り口でゴウンゴウンという音をかなでていた。
「あら……測ったのよ」
「えっ!い、いつの間に……」
「……?よ。ナツルはそんなに特徴的な体型していないからあらかじめ既製品を買っておいただけ、いくら私でもそんなことは出来ないわね」
 クスリと笑って俺を馬鹿にする。 ?をつけ、お前なら俺の髪の毛の本数まで把握してそうじゃないか。
「さすがに髪の毛の本数は知らないけれど、ナツルの背中には二つホクロがあるって言うのは知っているわよ?」
 だから心の中で呟いたことに言葉を返すなよ……本当に魔女みたいな女だ。
「さてと……ナツルも一息ついたでしょうから本題に入るとしましょうか」
 すっと雫がテーブルの前に座り込む。
 ちなみに今は雫の家の居間に居る。 
 念のために言っておくと洒落ではないぞ?

616:名無しさん@ピンキー
10/10/31 03:02:13 ZnNqFoxy
居間の中心部には高級そうな丸いガラステーブルが置いてあり、それを囲むようにこれまた高そうなソファーが陳列しているが、
 どうも俺はソファーに座りなれていないせいか抵抗があるためソファーを背中にして直接すべすべとした絨毯の上に胡坐をかいて座っている。
 雫はそんな俺とテーブルを間にして真正面のソファーに座っていたが、彼女自身もソファから降りて同じように直接絨毯の正座をして座る。
 よかった。 なんか雫がソファに座って俺が絨毯に座っていると、まるで敏腕女社長にしかられている無能な部下見たいなシチュエーションになって居心地が悪かったのだ。
「それで……ナツルはどうするの?」
 正に部下に説教する鬼社長のように雫が俺に問いかける。
「だから、雫に電車代を借りて家に帰るよ。借りたお金は年末になるだろうけど返すからさ」
 それを聞くと、軽くため息をついて静かに首を振る。 またそんな仕草が似合うな本当に、マジで大学に行かないで起業していればよかったんじゃないか?
ドMな人間なら喜んで来てくれるぞ
「違うわ……私が言いたいのは来年の話、つまり受験のことよ」
「受……検……?」
「そう、受験。この時期に外をプラプラしているところを見ると……かなりマズイんでしょう?」
 その通りだよ。 俺は気楽な地方公務員になりたかったというのに、いまや公務員は倍率がうなぎのぼりなのだそうで
、担任からの静かでしかし有無を言わさない冷徹な無理だと言う言葉で打ちのめされた俺は急遽大学受験へと進路を切り替えたのだった。 
 だがしかし、急に進路を変更したというのもあるが、俺の成績と瀬能家の財政では私立は到底通学することは不可能であり
、また別の意味で不可能に限りなく近い国立大学を希望進路へとせざるを得ないのが今の現状だ。
 ちなみに就職するというもっともな進路を考えたが、
『就職するなら私の知り合いが発掘チームを組んでいて一人若いのを欲しがっているのよ。大丈夫、可愛い幼馴染がちゃんと一緒についていってあげるからさ……
えっ?発掘する場所?……それはまだ言えないかな……何でって?
そりゃあ情報が漏れたら待ち伏せされて逮捕されるからに決まってるじゃない~、そんなことじゃ私のパートナーは務まらないぞ~』
 就職を選んだ場合、俺は来年の今頃には生きていないかも知れないのでその選択肢は無くした。
「……ようするに八方ふさがりなわけね。いいわ、ナツル……しばらく私の家に泊まりなさい」
「な……ん……だ……と?何でそんなことをしなければ行けないんだよ、俺は早く帰って受験勉強を……」
「だからその勉強を私が教えてあげるわ、こう見えても教えるのは好きだし得意なのよ」
 ああ確かに得意そうだよな、覚えなかったらハイヒールで踏んで鞭で引っぱたきそうだもんよ。
「それじゃ決まったわね、明日家に帰ったら筆記用具と着替えを持って戻っていらっしゃいな」
「い、いや……勝手に決めるなよ、学校もあるし、勉強くらい一人で……」
「学校には私から連絡しておくわ、理事長とはまだ付き合いがあるのよ。それに勉強できないから夜空を彷徨ってたんでしょう?」
 一生徒の長期休みを理事長に言ってどうにかできる大学生ってどんな存在なんだよ。
 俺の抗議も疑問も何もかも全てを吹飛ばして雫は有無を言わさず俺にそれを納得させてしまった。

617:名無しさん@ピンキー
10/10/31 03:03:00 ZnNqFoxy
それからの数ヶ月は地獄だった。 一日十八時間の勉強と六時間の睡眠。 
それ以外することなく、俺の行動は起床、朝食、勉強、昼食、勉強、夕食、勉強、たまに夜食、勉強、睡眠を繰り返し続けた。
 頭が破裂しそうなほどの勉強時間だったが、雫が教科ごとを上手いこと繋ぎ合わせ
、なるべく俺の集中力が途切れないようにしてくれたし、確かに彼女は言ったとおり教え方が上手く、説明も分かりやすかった。
 また大学生である雫は講義に出なければいけないのだが、
進級に必須な講義にはさすがに出ていたが、それ以外の講義は休んで俺の勉強を見てくれた。
 そんな雫の後押しに俺も応えようと更に集中し、そのおかげで俺の成績はグングン伸びていった。
 センター試験の時はわざわざお守りまで買って、受験場まで送ってくれたりもしてくれた。
 実は雫の家に泊りがけという時点で自分の貞操の心配をかなりしていて、最初の一週間は怖くて夜も寝れなかったんだが
、向こうにそういう素振りが一切見られず、真剣に俺の勉強を見てくれことに改めて感謝をしてまた彼女を疑った自分を恥じた。
 

618:名無しさん@ピンキー
10/10/31 03:04:40 ZnNqFoxy
 無事にセンター試験をクリアし、いよいよ目標の大学の試験日が迫る。 
そんな日に雫が唐突にある提案を出してきた。
「私立大学の試験を受ける?俺は国公立志望なんだぞ?」
「そのための前哨戦よ、いざ本番になって緊張して能力を発揮できないことが意外に結構あるのよ?」
「ようするに本番で緊張しないように慣れとけってことか……うんまあ、確かにお前の言うとおりだけど出願間に合うのか?」
「大丈夫よ今からならギリギリ出願に間に合う大学があるわ。
ただ本当にギリギリだから私が代わりにいくつか出願しておいたけど問題は無いでしょう?合格しても行かないのだから」
「ああ……まあ確かに、それじゃその辺は任せることにするわ、何もかも世話してもらってすまないな」
「どういたしまして……ふふ、なんだか貴方に感謝されるなんて初めてね。どうにも照れくさいわ」
「本当に感謝してるんだよ。雫がいなかったら今頃は水琴あたりに引っ張られて強制的に就職させられてただろうからな」
「ああ……確かにあの娘のバイタリティは凄いものね。それじゃ休憩は終わりにして勉強を始めましょうね、時間は無駄に出来ないわ」
 ヒューヒューと夜風が窓を叩くように吹き付けるそんな日の会話を俺は一生忘れることが出来ない
。いま思えば不自然な会話だったと言うのに……。 
もしかしたらあの強く窓を叩いたのは冷たい風ではなくて未来から来た俺自身だったのかもしれない。
 なぜならその時に戻れたのなら俺は自分自身に目を覚ませと叫ばずにはいられないからだ。
 だがしかし、そのときの俺は連日勉強による頭の疲労と雫の献身的なサポートによる信頼によってそれに気づくことが出来なかった。
 幸か不幸かそれこそが未来の自分自身を決めたターニングポイントだったのに……。



619:名無しさん@ピンキー
10/10/31 03:05:01 ZnNqFoxy
私立の本試験の日はあっという間にやってきた。 
 確かに雫の言ったとおりにいくら合格したとて通う予定の無い学校であったとしても
いざ会場について試験に向かい合うとなるほど緊張が止まらなくなった。
 自分の答えが果たしてこれであっているのだろうかと悩み、書き直し、そしてまた元に戻す。
 そんな事を繰り返していたら初めての試験はろくに書き込むことの無いまま終了してしまった。  
「やっぱり緊張するでしょう?」
 帰宅して落ち込んでいる様子の俺に慰めるようにでも包み込むようにそう笑う。 
 そしてその失敗をばねにして俺は更に勉強に気合を入れて取り込んでいった。
 本番の国公立試験までに、私立の試験をあと二つ受ける。
 会場の雰囲気や緊張に飲まれないために、またここまで努力した自分を否定しないために勉強を続ける。
 やがて二つ目の試験では何とか答案用紙を八割程埋めることは出来た。 確実に自分自身が成長しているのを感じる。  
 そのことを聞いた雫はニッコリと笑って「そう、良かったわね」とだけ言ってくれた。
 そして最後の私立の試験を受ける日がやってくた。
 その日だけは雫は妙に口数が多く、今から考えると彼女自身も不安だったんだろうと思う。  
 受験票を用意し、準備を整えた俺が雫の家を出ようとすると、彼女も黙って玄関から出てきた。
「私も一緒についていくわ、大学近いのよ。受験会場から」
 マンションから出て、電車に乗り、受験会場につくまで俺と雫は一言も口を聞かなかった。 
 ただ無意識にというかどちらからともなく手を握りつづけていた。 
それは玄関を出てから駅に向かい電車に乗り下車して受験会場に着くまでだ。
 英単語と公式がいっぱいにつまった頭の中で考えていたことはなんだったんだろう?_
 ただ指を絡ませた先にある雫のぬくもりだけが飽和状態の頭とは裏腹な空っぽのように風が吹く心の中の何かを暖めていたものだった。
 やがて受験会場に到着する。 入り口の前で立ち止まった俺達はそっと指を離した。
 そして向き合う。 何を言うでもなく、するでもなく、ただただ向き合っていた。
 やがて決心するようにポツリと雫が口を開く。
「……頑張ってね」
 俺も同じ調子で応える。
「……ああ」
 それだけの簡素な言葉を交わして俺達は離れた。
 彼女は寒い道のりを一人で大学に、そして俺は暖かく、でも底冷えのするような会場へ。
 正直なところ試験中のことは覚えていない。 ただ充足感と身体がふわふわと軽かったことを覚えている。
 雫の家に帰宅したときにはすでに彼女はいつものように居て、帰ってきた俺に
「おかえり……」
とだけ言う。 そのいつもとは違う姿に俺も素直な気持で「ただいま」と応える。
 思えばまるで自分の家のように彼女に「ただいま」と言ったのは初めてだと思う。
 そしてその後の記憶は途切れる。
 後に聞いたところによれば俺はそのままバタリと倒れこんで動かなかったそうだ。 
 医者から聞いたことによれば過労と精神的ストレスそして会場の誰かから移されたであろう悪質な風邪
、それらが合わさった結果により俺はそれから二週間寝込み、完全に回復するまでにさらに一週間かかった。
 当然希望であった国立大学の試験を受けることは出来なかった。
 

620:名無しさん@ピンキー
10/10/31 03:05:29 ZnNqFoxy
「……はあ、全部無駄……だったな」
 ベッドに横になったままため息をつく。 結局あれだけ勉強し、あれほど努力しても目標をかなえることは出来なかった。 
 無念な気持と諦めが複雑に混ざった心でそっと天井を見る。
「無駄なことなんて無かったわよ」
 ベッドの脇に座り込んで雫が林檎を切ってくれている。
「ああ、でも雫には感謝しているんだ……本当にな」
「あら、そうなの?」
 軽口を叩きながらも器用に林檎の皮を切っていく。
「あれだけ勉強の面倒見てもらったんだ、感謝しないはずがないじゃないか……だからこそ余計に色々と……さ?」
 もう一度ため息が出そうになったところに小さく切りわけられた林檎が口の中に放り込まれる。
「あまりため息をつかないの……幸せが逃げるわよ?」
 ベッドの袂に膝をついてもう一つ林檎を手に持って屈託なく笑う。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch