10/01/19 00:47:43 2n3AMSLi
「いい子ね。あと、二人きりの時は『雫』と呼ぶこと」
頬杖なんかつきながら、さも楽しそうに雫が笑った。もちろん、そうしている間も雫の
足は動き続ける。絶妙な力加減で伝わってくる刺激は、くすぐったいとか気持ちいいとか
ではなく、とにかくもどかしい感じ。雫が熱い吐息混じりで囁いた。
「足、開いて……」
俺は恐る恐る足を開いた。今さらだけど、股間のモノは臨戦態勢……とまではいかない
が、第一種警戒態勢あたりの膨張率だったりする。
雫の左足が、俺のズボンのファスナーを捉えた。躊躇なくつま先を使ってファスナーを
下げていく。凄く器用だな、と変なところで感心しているうちにファスナーの開放完了。
そのままつま先がズボンの中に侵入してきた。
「か……雫」
「かしずいてなんかいないわよ、むしろ頭を上げ気味ね。ナツルのこれ」
雫はクスクス笑いながら、左足の親指と人差し指(足の指にそういう呼び方があるかは
疑問だが)で俺のモノを挟むと、そのままゆっくりと外部に露出させた。本当に器用なこ
とで。
妙に感心していると、雫の左足というか親指と人差し指の股が俺のモノをゆっくりと扱
き始めた。時折、裏スジとカリを引っ掻くようにするから、知らず知らず腰がひくついて
しまう。
「おうっ!?」
「気持ちいい?」
俺の反応を見て、陶然とした様子で雫が問い掛けてきた。口に出すのが気恥ずかしくて
黙っていると、雫は更なる手というか足で俺のモノを刺激してきた。
「こっちの足でこうすると……どう?」
ニーソックスを履いている右足の土踏まずで、すっかり臨戦態勢になったモノの亀頭を
優しく撫で回す。そうかと思うとその指先で鈴口をクリクリと刺激したりと変幻自在に責
めて来る。もちろん、その間も左足での絶妙な扱きは続いているわけで。
「ナツルのこれ、ピクピクしてる。それに凄いヌルヌル」
自分でも良く分かる。雫の足技のお陰で俺のモノは既に先走り液塗れになっていた。そ
こを更にニーソや足の指で弄られるから、効果は倍増である。
よく見ると雫の頬が微かに赤くなっていた。微妙に息遣いも荒い。しかもこたつ布団の
中で両手を動かしているようだが、何をしているのだろうか。
「ナツルの感じている顔を見ていると、私も……我慢、できない……っ」
両方の瞳を潤ませながらそんなことを言われると、不覚にもどぎまぎしてしまう。一気
に快感がせり上がってきた。
「し、雫……っ! お、俺……もう……」
「……駄目。我慢して」
「あっ、くっ……! そ、そんな事、言われても……っ!」
「お願い……。私も、もう少しで……、んんっ!」
雫がうっすらと涙を流しながら哀願してきた。なんていうか新鮮な光景ではある。
雫の両手の動きが激しくなっていく。それと同時に俺のモノを刺激する足の動きも激し
くなった。とてもじゃないけど、もう限界だった。
「し、雫っ! そんな激しくされたら……っ」
「……っ! い、いいわよ出してっ! わ、私も、もうっ……んんっ!!」
「くうっ!」
雫が微かなうめき声を上げて背筋を硬直させたのと、俺のモノが大量の精液を放出した
のはほとんど同時だった。俺は放心状態で後ろに倒れ込んだ。雫の上体がゆっくりとこた
つの天板上に落ちてくるのが見えた。二人とも息が荒い。
「……ナツル」
潤んだ目で俺をジッと見つめる雫。薄く開いた唇が妙にヌメっていて、正直エロい。
なんだか誘われているようで、気がつくと俺はノロノロと身体を起こしていた。雫も顔
を上げている。熱い吐息が顔にかかった。
「……これでも、まだ楓がいいの?」
「当たり前だろ。けど、こういう状況の時は、……雫かな」
「ずるい答えね……んんっ」
苦笑交じりで非難する雫の唇を塞ぐ。そして俺たちは貪るように互いの舌を絡ませるの
だった。 【終】
二次創作なんて何年ぶりだろ。お目汚し失礼いたしました。