【旦那様】ハーレムな小説を書くスレ【一筋】25Pat EROPARO
【旦那様】ハーレムな小説を書くスレ【一筋】25P - 暇つぶし2ch229:名無しさん@ピンキー
09/12/22 17:28:56 iJVvPFoD
「ノゥヴェンバア!?」
「……ん」

 何か机の下に潜んでいた先輩(近所の姉妹の姉の方)を発見して、訳の分からない悲鳴を上げながら背後に思い切り転倒した。

「何でそんなところにいるんですか、先輩!?」
「……ふふ、私をなめない方がいい」
「いや、お約束は良いから」
「ん。遊びに来た」

 俺を驚かして少し満足げな先輩(今日のパンツは黒い大人パンツ)は、もそもそと机の下から這い出ると、勝手に人の机の上に座る。スカートの裾が少しめくれて真っ白なふとももが露出するが、まあ、いい。

「わざわざ気配を悟られないように二年の教室に進入して俺の机の下から出現するとは腕を上げましたね、マイソウルフレンド」
「ふふ、がんばった。あと、私たちの間に他人行儀な言葉はいらない。二人の時はため口」
「いや、二人じゃないから。もはや周りが見えんとはなんたる絆。これは前世級ですね、分かります」
「一万と二千年前から愛してるぅー」
「あなたと、合体したい」
「……その台詞を男声で言うのはどうかと思う。だが少し濡れた。さあ、そこの暗がりに直行しよう」
「そこ、不穏な発言しないっ、そして真っ昼間の教室に暗がりなど何処にもないわあっ! だが男声は許せないと俺も思った。そこは先輩の声でエロく、3,2,1きゅ?」
「きゅい、きゅいいいぃいい! お肉食べたいのねー! るーるるー」
「ここで唐突にイルククゥウウ!!?」

 先輩とは太田や秋山とは別の意味でソウルフレンドだ。
 ていうか、男な奴らはただの腐れ縁だが美少女な先輩はソウルフレンドだ。
 何というか同じ匂いがする。意味不明な行動連発するところが特に。油断すると日が暮れるまで訳分からない会話をしてしまう。二人そろうと暴走力が二倍になる。危険な美少女だ。

 机に座る先輩の前に、倒れた椅子を持って行って立て直す。
 その拍子に先輩と顔が近づき、ふいに香った女の子特有の甘い匂いに少しくらっとなった。く、さすが天然媚薬。思わず見つめた先輩のあまりに整った顔に、背筋がぞくぞくと震える。

「……ん、何してる?」
「先輩のあまりの魅力に封印されたはずの右腕がうずいてきました」
「なっ、なんという邪気眼。まさか近くに他の使い手がいるというのか……っ!?」

 普段忘れがちだが、この先輩も謎の転校生戦隊・超絶美少女坂本マイマイに匹敵するくらいの美少女だ。
 ちょっと表情の変化には乏しいが、黒のハイニーソと黒レースのリボン(とついでに黒パンツ)を付けている姿は良くできたお人形さんのようにも見える。
 というか秘密裏に行われている私立羽連ヶ丘高等学校校内美少女コンテストでは、一年の始めから三年の現在まで、ずっと学校一の美少女の座に君臨し続けているという噂まで聞く。いや、事実だが。俺も去年先輩に投票したし。
 ちなみに俺は顔は良いがどこか残念な男子部門ぶっちぎりの第一位だ。普通の方も一回取っているが、残念な方に投票された数がすさまじくて殿堂入りしそうだという。な、泣いてなんかいないもん。


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