イナズマイレブンでエロパロpart5at EROPARO
イナズマイレブンでエロパロpart5 - 暇つぶし2ch516:名無しさん@ピンキー
09/12/14 23:38:10 hC5rzvL6
最初は只のつまらない意地だった。
それがずっと続き、もはや行き着くところまで行き着き、引き返せなくなった。
今になって思う。これはサッカー部に入部するまでの自分と同じ。
自分を変えたいと願っていたのに、同じことを繰り返すとは今まで何ら変わっていない証。
どんどん孤立していく状況に仕方ないとあきらめ逃げた過去と
心情吐露した相手への返事を考えることを放棄し逃げた過去と。
ぐだぐだと考えを廻らしていると、ついに相手が口を開ける。
「あはっ…!
 あははははっ!じーん!!」
高らかに笑い、ベッドへとダイブしてきた。
「呼んでくれた!やっと『マックス』って呼んでくれた!!」
「呼び方くらいでそんな…」
互いに抱く好意は種類が違うものの、好意ということには変わりない。
信頼は元より成立している…仲間なので。
そう強く念じる。
「だって呼んでくれたんだもん!」
「…別に付き合い方変えたりするわけじゃないんだし」
呼び方は変わったけれども。
今までの変化球に対し、ストレートすぎる感情表現。
「うん!仁だいすき!!」
相手にとっては、呼んだという事実が最重要であとは二の次らしい。

散々じゃれつかれた後に、疑問に思っていたことを問うてみた。
「あの時どうして腕がだるくなっても扇ぐのをやめなかったの?」
するとフッと相手の声のトーンが下がった。
「……役に、立てたんだよね?」
「うん…?」
急にどうしたのだろうか。疑問を混ぜた回答を返す。
「よかった…」
起こしていた己の上体に擦り寄りながら呟いている。
「もう、苦しくならないよね?」
「うん…たぶん」
痛みも無く、臨床器具も取り外されたので。
「たぶんじゃなくて!…約束して」
すっと目の前に小指が差し出されたので、己も同じように差し出し、絡めた。
離れてからもしばらく小指を眺めて、満足そうに微笑んだ。
「信じる……ありがと、仁」
近かった距離を更に詰められ密着状態になり、口元に柔らかい感覚を残された。


ちゅっと音を立てながら一瞬で離れた唇。
またこの手か。内心戸惑いつつもできる限りの冷ややかな対応をする。
「…何やってんの」
「何って…キス。
 友達になったんだから、次のステップ行かないと」
先程の殊勝な態度はどこへやら、いつも通りの口調で説明していた。
「次って何?」
「恋人」
「…付き合い方を変えるとは言ってないよね?」
思考回路がぶっ飛んでいる相手を嗜めるように問いかけた。
「うん。つか今の仁が好きだから変えられたら困る」
「だったら…」
「関係の名前が"友達"から"恋人"になるだけで、付き合いそのものは変わらないよー」
「納得できるかそんな屁理屈!」
「別に納得しなくてもいいから」
先程のやり取りから、自然と膝上付近に腰を下ろしていた相手に押し倒された。
今までの態度はこの状況を作り出すためのものでは、と疑う。
嵌められた、完璧に油断した。
「じゃ、はじめよっか」
電光を背に陰を落とした彼の表情を見て、やられた、と後悔するのは遅すぎた。


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