保健室の死神でエロパロ 入室者1人目at EROPARO
保健室の死神でエロパロ 入室者1人目 - 暇つぶし2ch524:名無しさん@ピンキー
10/07/19 16:36:40 5YtkKpA7
「…」
男が通るだけでざわめきたった。もともと怖面であると言うのに、幽鬼なよう
に力無く歩く姿は、生徒にとって白昼の悪夢だった。
「お、おはようございますハデス先生」
そんな彼に臆することさえしないが、どこか緊張した様子で同僚の才崎美徳が
声をかける。渡り廊下で待ち構えていたわけではないと自分に言い聞かせた。
「…あ、才崎先生……」
どうしたことだろうか。普段の彼なら挨拶など、こちらが恥ずかしくなるくら
い丁寧に返してくる筈だ。それが今日はまるで虫か何か関心の無いものを見つ
けたかのように声を出すだけ。
「ハデス先生?」
「はい、何か…?」
「少し、痩せられました?」
「ハハハ…」
「いや笑うところじゃ…」
「ちょっと私事で、節約していまして」
美徳は何か好機だと直感した。そして、自分でも驚くほど早くに動いていた。
「食べていないのですか…?」
「え?えぇ少し…」
間違いなく好機。直感は確信に変わり、女の研ぎ澄まされた眼光が光る。
「迷惑でなければ、私がお弁当作りましょうか?」
「えっ!?宜しいのですか!?」
想像以上の食いつきには流石に動揺したが、ここで退く訳にはいかない。
「えぇ、毎日作っていますから。一人分増えるのなんて」
「助かります!!本当に何と言えばいいのやら!」
ぎゅっと手を握られ、全身が冷たいやら熱いやら、とにかく美徳は正常な判断
が出来ないほど高ぶっていた。


「ほう…もう少し無給でいたほうが良いかも知れないな」
クスクスと笑いながら、校長室より眺めている魔女がいるのを、二人は気づく
由もなかった。


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