◆女性に捕食されるされるスレ◆ 二口目at EROPARO
◆女性に捕食されるされるスレ◆ 二口目 - 暇つぶし2ch250:名無しさん@ピンキー
10/01/11 20:00:09 XgQHLBh0
中野富士見町~方南町ってめっちゃ近所やわ

251:名無しさん@ピンキー
10/01/12 00:26:28 5w4S8tPh
>>249と同じ意見だけど、腹の中でじっくり味わうのをやって欲しいな。
あと、腹の中の様子を呑まれた人視点で描いて欲しいかも。

252:名無しさん@ピンキー
10/01/12 23:36:24 zp2QfQpR
頑丈なドアを閉めて立てこもったら大丈夫ですよ

253:腐肉(P.N.)
10/01/13 04:35:32 A7WfDhgS
翌朝、2人は駅の表示を頼りに電車を乗り継ぎ首都東京へ向かった。
東京駅に着くと、2人は件の地下鉄丸の内線を探して、丸の内出口から外へ出てしまった。目の前には大都会が広がっていた。
千絵は眩暈を感じた。ぶつぶつ文句を言う佳奈に抗議して(「だって、丸の内って書いてあったんだもん!」)短い議論の末に少し歩いてみる事に決まった。
巨大なビルの間を右も左も分からないまま進むと、すぐに皇居が見えてきた。
2人は皇居をぐるりと周る様にして歩いたが、外苑の予想以上の広大さに、結局四ツ谷の辺りまで到着したのは午後になってからだった。
2人はファストフードのチェーン店で軽い昼食を取って少し腰を落ち着ける事にした。
佳奈に「目立たないように」と念を押された千絵は、ハンバーガーは10個で抑えておく事にした。それでも周囲からじろじろ見られたが、佳奈は何も言わなかった。
それよりも彼女は、どうして日曜日の昼に制服を着た女子高生がこんなにたくさんファストフードの店に居るのだろうという事を気にしていた。
腹が“少し”満ち足りると、2人は丸の内線の駅を見つけ、電車に乗り込んだ。
「完璧な閉鎖空間、しかも隣りの駅まで5分弱。乗客は年齢も性別も各種取り揃えております、か。理想の餌場だね。」
千絵は車両を見渡して感心したように言った。
「5分で済むの?」
佳奈が興味ありげに尋ねる。
「“あいつ”なら… 6両だし、午後の多分人の少ない時間帯なら。」
千絵は路線図を眺めながら、中野坂上で枝分かれした赤い線を辿った。路線が変わるのだろうか?なのに同じ丸の内線?
千絵と佳奈はあれこれ推測しあったが(「車両が分かれるのかな?東京の地下鉄はすごいね!」)中野坂上に到着すると乗換えが必要だと判明した。
「短い区間に駅が3つ…理想的な餌場だ。」
と千絵は再び感心した。当然ながら中野坂上から方南町間はまだ運休しており、ホームの半分は柵で仕切られ、その向こうは警察だらけで
暗い穴のような路線の向こうからは懐中電灯の光がちらちらと見える。
「本当に行方不明になった人たちが暗い地下でうろうろしてると思ってるのかな。」
佳奈は、新たに参入してきた捜索隊が、両脇のホームから、3つ並んだ線路のうち真ん中の方南町方面の線路に降りるのを眺めながら蔑む様に言った。
「“あいつ”が地下に潜んでるかも。」
「だとしても、この辺りにはもう居ない…。」
「分かるの?」
「何となく。同族が近くに来ると、分かる気がする。」
佳奈は首をかしげた。
「どうして?今までお仲間に出会ったことなんて無いでしょ?」
改札階へ向かう階段は東京駅以上の混雑ぶりだった。一段一段のろのろと上がって行く塊のような人間の集団について行きながら、千絵はどう説明して良いのか迷うように答える。
「何となくだよ。捕食動物は“縄張り”を侵しちゃいけないから、分かるように出来てるんだ、きっと。」
「どういう感じがするの?」
佳奈はわくわくしながら尋ねた。
「んー… その時が来れば分かるかな。」
佳奈は、やたらと大きく聞こえる千絵の鼓動に耳を傾けながら、その感覚を想像した。周囲の人間たちの匂いを強く感じた。佳奈には分かっていた。
自身の肉体が、人ならざる者へと確実に変成を始めているのだと。
中野坂上駅には改札が一箇所しか無いのがこの混雑の原因だった。その唯一の改札の半分は警察の出入り用に閉鎖されていたからだ。
地上出口へ続く階段も、片方は警察用に閉鎖されこちらも柵で仕切られており、地下鉄利用者らは改札を出ても、地上までぞろぞろと列になって階段を上らねばならなかった。
地下鉄と駅自体を閉鎖する、即ち東京都民の足を奪う事が、行方不明者らの命と秤にかけられた結果、通勤する学生やサラリーマンらの交通手段の確保が優先されたのだ。
千絵はますます、“理想の餌場”だと感心した。
地上出口付近にはマスコミが殺到しており、丸の内線の池袋-荻窪間での運行再開を報道するテレビクルーらがこぞって地下から脱出して来た乗客らにマイクを向けていた。
2人はそれらを避けようとしたが、結局怒涛のような人の波に押されるまま駅から離れるのが一番有効だった。

254:腐肉(P.N.)
10/01/13 04:36:46 A7WfDhgS
人ごみが減ると、2人は地図を見ながら目的地方南町を目指し神田川に沿って歩き出した。
「わーかーかーった、あのーころー、なーにーもーこわーくー、なかーった…」
方南通りに行き着き川から離れるまで千絵はずっとうろ覚えの歌詞を調子外れの音で口ずさんでいた。
「たーだー、あなたのーやさしさーがー、こーわーかーったー…」
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2人は方南町駅から少し離れた安ホテルを今日のアジトに定めた。
荷物を下ろすと、千絵はすぐに出かけたがった。時刻は4時を回っておりお腹がぺこぺこだった。
疲れたと言ってベッドにうつ伏したきりうめき声しか出さなくなった佳奈を残して、千絵は“食事”に出かける事にした。
9月だと言うのに、東京はまだべたべたと張り付くような暑さが残っている。
千絵はショートパンツとキャミソールというラフな服装に着替えながら、だるそうに布団の上に広がる佳奈に尋ねた。
「帰りに何か買って来ようか?食べ物とか。」
「うー…。」
千絵はキャミソールを脱ぎ捨て薄手のパーカーに着替えながら溜息を吐いた。“食事”の時、前の開く服でないと口を開けた時に駄目にしてしまうからだ。
「…適当に買ってくるよ。」
「うー…。」
しばらくはこの辺りを根城にするつもりだったので、千絵はホテルの周辺を一通り散策すると、少し離れた所まで出る事にした。
そうだ、私は今東京に居るのだ。ぱっと思いついたのが、渋谷だった。
地下鉄では乗継が面倒くさい事を知り、近くのタバコ屋で教えてもらったバス停からバスで行く事にした。
所要時間は30分強と言ったところで、意外と近かったという事実に驚いた千絵は、もう少し離れた場所にしようかと思ったが、東急前に降り立った瞬間あまりの人の多さに不安は消し飛んだ。
これでは、どこで誰が消えても分からない筈だ。だからオリジナルはこの街を選んだのだろう、とまた感心してしまった。
人の波に流されるままぶらぶらと歩いていると、109が見えてきた。思っていたより小さかった。千絵は階段の端に腰掛け人々を観察した。
道玄坂交差点の辺りには若い女の子が多く目移りする。だがこんな往来で襲うわけにも行かず、どうやって人気の無い場所へ連れ込もうかと考えていた。
そもそも、この辺りに人気の無い場所などあるのだろうかという気さえする。付けて行く?いやいや、行ったは良いが、こんな見ず知らずの街で帰れなくなったら嫌だ。
そんな時、通りの向こうからこちらを見ている男たちが居るのに気付いた。毛髪を明るい色に染めた3,4人の若者集団。千絵が顔を上げると、1人と目が合った。
目が合った彼は有頂天の様子で仲間たちにしきりに何かを訴えている。信号が変わると、若者たちは洪水のような往来を掻き分けこちらに向かってスキップするように歩いてきた。
「や、やぁ。」
目が合った1人が声をかけた。後ろで他の仲間が「おいなんだよその声のかけ方はよぉ」と冷やかす。
「君、今から暇?予定ある?」
唇に空いた穴から鎖の付いたピアスをぶらさげた男がずいと前に身を乗り出し尋ねた。口から甘ったるい人口香料の臭いがする。
「俺たちさ、これからクレアヴォーヤンスってクラブのイベント行くんだけど、どう?」
千絵が何も言わないうちに男たちはむかつく香りを撒き散らしながらこれだけの情報をまくし立てた。
「んー…」
「ああ、お金要らない、おごるよ、なっ?」
「おう。」
「良いけど、女の子私だけじゃないよね?」
千絵は男たちを見上げて尋ねた。自分を“女の子”と呼んだことで笑い出しそうになるのを堪えねばならなかった。
付いていけば女の子に出会えるかも。もし駄目なら、今日は我慢してこいつらを…。
「ないない、ないよ、なっ?女の子も居るよ?」
「い、いや、俺たちそんな、あれだから、別に変な事考えてないっつーか…ちょっと一緒に踊ったり楽しくしたいだけだから。」
最初に目の合った一番気弱そうな男がチンパンジーのように垂れ下がった鼻の下を指先で掻きながら言った。
千絵はこの集団に付いて行く事にした。立ち上がると、男たちは意外と小さく、千絵と大して変わらなかった。
先導はチェーンピアス男で、彼は千絵を隣りに並ばせあれやこれやと彼女の事を尋ねた。(「へぇ18なんだー高校生?えーまずくない?マジっすか、大胆っすねぇー」)
後ろで他の仲間たちが、千絵の露出した脚を凝視してでれでれと顔を弛緩している。千絵は何だか腹が立った。
機会があれば、こいつらも喰ってやる。

[続]

255:名無しさん@ピンキー
10/01/13 18:28:29 bbBkT7yM
千絵って味や対象の好みとかあるのだろうか

256:名無しさん@ピンキー
10/01/13 19:25:05 h6w0F3Nh
女の子ウマぁー

257:名無しさん@ピンキー
10/01/14 20:03:15 6DBlD7YY
久々にアク禁解除
たまには絵をうpしちゃうよ
年明け用に描いたやつだけど見てやってくださいな


URLリンク(girlfriend.is-a-chef.org)

258:名無しさん@ピンキー
10/01/14 23:34:51 Dt29XLg8
>>257

おお、GJ!!

259:腐肉(P.N.)
10/01/15 05:41:09 TH02qTDN
ホールは頭をガンガンと殴られるような爆音と、不規則に動く目を刺すような色とりどりの無数の光線に満ちていた。
千絵はダンスフロアの端のバールラウンジの小さな丸椅子に腰掛け、呆然とホールを眺めていた。
たくさんの若者たちが、この暴力的な音に脳みそを揺さぶられるかのように狂人さながら激しく揺れ動いている。
これではうまそうな餌を判別できたもんじゃない。皆同じ臭い…汗と、人口香料と、アルコールの臭いを放って狂って居る。だがそれ以前に千絵はまずその場の空気に圧倒されていた。
クラブって実在したんだ…都市伝説かと思ってた。
怪物はそんな事を思っていると、チンパンジー面の彼が何か飲み物を持ってやって来た。一口飲んで吹き出した。
「お酒、飲めないの?」
「いや飲んだ事無いんだけど…」
千絵は口からたらりと垂れた唾液を手の甲で拭いながらげっそりとして答えた。これは駄目そうだ。好き嫌いの問題ではない、この液体は私のとって毒だ、と悟った。
「へーえ、意外…。」
「何が?」
千絵はチンパンジーを睨みつけた。彼はおどおどしながら言い訳する。
「いや、君みたいな子だったら、一度くらい経験あるかと…」
「セックスの話?」
千絵は嫌がらせのつもりでにやりと笑って見せた。案の定チンパンジーはうろたえる。
「いや、だからお酒…」
この男はきっと童貞だなと千絵は確信した。臭いで分かる。
「べ、別の貰ってくる。ジュースが良いかそれとも…」
千絵は童貞を睨む。
「な、何でもいいよねっ、ソフトドリンク…」
チンパンジーが消えると、すぐ後ろで控えていた別の男がずいと歩み出て、勝手に千絵の向かいに座った。
「彼氏?ひでえよな、こんな可愛い娘放っておいてよ。」
「…誰だっけ?」
千絵は首をかしげる。
「おぉっと…。」
革のジャケットに身を包んだ男は、やられた、というように大袈裟に手を上げてみせる。
「自己紹介まだだったよね、俺、佐野河って言うんだけど。これでも一応、役者やってんのよ。」
「へぇ…映画ですか?」
千絵は少し興味を持った。
「まぁね。映画好き?」
「まぁね。」
千絵は男の言い方を真似て言った。
「どんなの好きなの?」
自称俳優佐野河は会話の糸口を見つけたとばかりに食いついた。
「ホラー映画とか。」
「へーえ、『リング』とか?」
「それまだ見てない。『死霊のえじき』が好き。クライマックスでゾンビたちが寄って集って人間の内臓を食い千切るの。映画史に残る名シーンだと思うな。」
佐野河はまるで悪い事でも聞いたように話題を反らそうとした。挙句、勝手に千絵の手を取り「踊ろう」とホールに引きずり込んだ。
バールから数メートルしか離れていないのに、たちまち音楽が肋骨を叩くような衝撃に変わる。千絵は振り回されまいとバランスを保ちつつ適当に腰をくねらせた。
だが怪物の筋力を以ってすれば普通のダンスになどなるはずも無く、いつの間にか千絵はアクロバティックな動きで自分より背の高い男をリードしている形となり、周囲からどよめきと歓声が上がった。
「ひょぅ、タフだね。」
佐野河が声を上げる。
千絵は焼けるようなむかつきを覚え、思わず胸に手を当てた。さっきのアルコールがまだ残っている。
佐野河は千絵の様子に気付かず今度は自分がリードしようと肩に手を延ばした。途端に、胃液が込上げてきた。
ここではまずい!
「ごめん無理!!」
随分省略したが、一応謝罪を述べ千絵は半ば佐野河を突き飛ばすようにして人ごみから駆け出した。
「千絵ちゃん!オレンジジュース!」
後ろからチンパンジーの間抜けな声がしたが、千絵は無視してトイレに駆け込んだ。

260:腐肉(P.N.)
10/01/15 05:43:06 TH02qTDN
ドアを吹き飛ばさん勢いで個室に飛び込むと、冷たい光を放つ金属製の便器に激しく嘔吐した。
「おぇ…」
千絵はトイレットペーパーで口を拭おうとして、便器から煙が立ち上っているのに気付いた。見ると、千絵の下呂と胃液を浴びた便器がどろどろに溶けていた。
「はぁ…」
千絵は溜息を吐くと、洗面台に立ち口を洗った。僅かに残っていた嘔吐物と唾液で、同じく金属製の洗面台も少し溶けた。散々だ、ここへ来たのが間違いかも知れない。
少なくともアルコールはもう止めよう。
その時、2人の若い女性がきゃっきゃと笑いながらトイレに入ってきた。2人とも化粧が濃いがアルコールの臭いがあまりしない。
これは良い所に…。
千絵は、後ろを2人が通り過ぎていくのを鏡越しに眺めると、鏡面に写った自分に向かって邪悪に微笑みかけた。
「うわっ、ちょっと何これ…!」
奥の個室の方で1人の女性が声を上げた。恐らく溶解した便器を見つけたのだろう。千絵はそっと、入り口のドアに鍵をかけると、そのまま力を込めてドアノブをへし折った。
怪力に負けた鉄のノブは思いの外大きな音をタイル張りの密室に響かせ、2人は戸口に立つ千絵を振り向いた。
この時初めてこの少女の存在に気づいたように、目を丸くする。
「あの、何か…」
1人が口を開きかけた時、千絵は徐にパーカーのファスナーを下ろし、その下で待ち構えていた怪物を解き放った。
艶かしくうねりながら飛び出した触手が、一瞬で1人の女性を捕らえる。悲鳴を上げる前に、口の中に入り込む。
もう1人は濡れたトイレの床に尻餅を付き、口を金魚のようにパクパクさせながら、引きつった顔を千絵と、ぴんと張ったピンク色の巨大な舌に交互に向けた。
「しぃっ…。」
千絵は指をそっと唇に当てた。
「そこから動かないで居られたら、君は食べないであげる。」
“食べる”という単語に、触手に囚われた方の女性の顔が恐怖に歪み激しく身悶える。千絵は意地悪く笑うと、しゃがみ込み、ゆっくりと舌を引き戻し始めた。
まるで金魚すくいでもする子供のように。
囚われた女性は必死に抵抗しようともがいたが、強靭な触手はますます彼女の身体を締め付け、みるみる戸口に居る怪物の方へ近づいていく。
彼女はつるした床にすがり付こうと手を延ばした。爪がタイルの隙間に引っかかったが、あっけなくぽっきりと折れた。
その痛みに身悶えるも、彼女は諦めずに死に物狂いで床を引っ掻いた。爪の破片が飛び散り、ぼろぼろになった指先が真っ白なタイルに10本の血の線を描いた。
千絵の手が女性の脚を掴んだ。
「んー!!!」
彼女は叫び(声はくぐもったうめきにしかならなかったが)、怪物が可愛らしい目を細めて彼女を見下ろすのを見た。
「いただきまぁす。」
千絵の唇から唾液が滴り落ち、腹の亀裂が喉元まで延び、やがて口とつながると、少女の身体が真っ二つに割れたかのような巨大な口が開いた。
鋭い牙が並んだそれは、ただの口ではない。いわば千絵の身体は、手足の生えた、知能のある巨大な胃袋なのだ。
千絵は女性の身体をひょいと持ち上げると、綿菓子を口に放るように、ぽいと口の中へ放り込んだ。
「いやっ…!」
その時、「動くな」と命じられていた残りの女性が掠れた声で小さな悲鳴を上げ、後ずさった。千絵は腹の中の肉を咀嚼しながら、彼女の方に目を遣ると、にぃっと笑って言う。
「君の負け。」
千絵は立ち上がった。女性は目に涙を溜め怪物を見上げる。人一人分、腹が膨れ上がっていて、蛍光灯の光を逆行にしたそのシルエットは異様に巨大に見えた。
膨れた腹はびくんびくんと痙攣するように不気味に動いており、時折くぐもった喘ぎ声が聞こえる。女性の前まで来ると、千絵は屈み込み彼女の顔を覗いた。
「お仕置き、だ。」


[続]

261:名無しさん@ピンキー
10/01/15 13:40:41 aSeODsuS
あいかわらずGJ

262:名無しさん@ピンキー
10/01/15 20:35:40 lpLu2D21
チンパン良い奴っぽくて好感だ
すぐ死ぬんだろうけど

263:名無しさん@ピンキー
10/01/15 22:31:21 Sy3PSycE
スプラッター系映画大好きな18歳女とか常人じゃまともに返せないわなw
元からそういう趣味があったのか、今からかが気になるところ

>>257
ヒャッハー!捕食絵だー!
俺も飛び込んで飲み込まれたい

264:名無しさん@ピンキー
10/01/15 23:36:14 eObAaeF7
死霊のえじきは泣ける

265:腐肉(P.N.)
10/01/16 00:55:31 bU4xMy5J
怪物は彼女の喉下から顎の下にすっと指を這わせると、彼女の耳に顔を寄せ、凄まじく大きなゲップをした。密室に反響したその不快な轟で、女性の鼓膜は一瞬で弾けた。
彼女は悲鳴を上げた。だが何も聞こえない。どちらにちろ、騒がしいホールには届くはずも無かった。だが千絵は悲鳴を上げる女性の顔を口元に持ってくると、黙らせるためにキスをした。
文字通り、死のキス。死と腐敗のキスを。
千絵は口から女性の中に強酸性の唾液を流し込んだ。女性の口内、舌や歯茎、頬の肉が煙を上げてどろどろのゼラチン質に変質した。礎を失った白い歯が、ぽろりと口から零れ落ちる。
唾液は喉へ下って声帯を焼いた。だが、それくらいで人は死なない。声を失ってぼろぼろになった女性は、床にどさりと倒れて後尚、逃げようとタイルを這った。
千絵の腹から再び触手がにゅるりと顔を出した。今度は、10本程の触手が絡み合い一本の巨大なチューブを形作った。
禍々しい肉で出来た掃除機のようなそれは、這い蹲る女性の脚を捕らえると、膝の辺りまで一気にすっぽりと呑み込んだ。
「んっ…」
千絵は舌の筒が感じる彼女の皮膚の感触を味わった。触手は女性の身体を持ち上げると、逆さ吊りにしてずるずると呑み込み始めた。スカートがめくれ、下着が露わになる。
千絵はその薄い布に爪を立ていとも簡単にびりっと引き裂き、秘所を露出させると、顔を近づけべろりと舐めた。独特の塩気が怪物の食欲を掻き立てる。
彼女は処女だ。人間は見かけによらないものだな。
千絵の中に邪な欲望が生まれた。チューブの奥から一本の細い触手が現れ、女性の膣にずるずると押し入った。抵抗を止めていた彼女はこの時ばかりは足掻こうとした。
だがすぐに訪れた絶頂が、彼女からその気力を奪ってしまった。初めてだった。触手は尚も彼女を嬲り続ける。やがて彼女の下半身が全てすっぽりとチューブに飲み込まれても、
肉の壁の中でまだ彼女を甚振った。
「気持ちーい?」
千絵が尋ねた。千絵の、食欲と性欲の融合した肉体もまた、絶頂を迎えて身悶えた。紅潮した頬、緩んだ唇、潤んだ目。
顔だけ見れば、人並みに性的快楽を感じるごく普通の少女のようだが、彼女の腹からは巨大な触手が伸び、成人女性を丸々1人呑み込んでいるのだ。
やがて、彼女の頭まですっぽりと触手に包み込まれると、彼女は窒息して死んだ。それまで、触手に秘所を犯され肉の壁に乳房を蹂躙され、彼女は普通の女性の一生分以上の
快楽を味わったことだろう。触手は、小動物を飲み込んだ蛇のように、肉の塊を奥へと押し込んだ。やがて千絵の中に達すると、触手は集合形態を解き、再びばらばらになって
彼女の中へと引っ込んでいった。千絵はゲップをすると、巨大な腹をぽんぽんと叩いた。
「さて…」
千絵はパーカーを羽織って呟いた。(当然、ファスナーは閉まらない。)
「どうやって出よう…。」
その時、奥の方でカタンと物音がした。千絵は初めて、6つある個室のうち1つのドアが閉まっている事に気づいた。誰かが入っている。
千絵はぺろりと舌なめずりすると、沈黙する木戸へ向かってのっしのっしと歩み寄った。
「出といでよ。」
千絵は優しく声をかけ、そっとドアに手を延ばした。当然、鍵はかかっている。返事は無いが、かたかたと震えるような音がする。
「ね、ちょっと話、しない?」
千絵は、ドアの向こうで脅えている生き物に話しかけた。相変わらず、返事は無い。
「出て来ないなら、今からこのドアぶち破る。危ないよ。」
次の瞬間、千絵の引き締った脚が宙を舞い、ドアに叩きつけられた。金属の蝶番はひとたまりも無く弾け飛び、砕けたドアの木片と一緒に飛び散った。
木の裂ける音と金属がタイルにぶつかる甲高い音が、便器の脇に蹲った女性の悲鳴をかき消す。勢い余った千絵の脚は壁の一部を抉り、大きく弧を描きタイルの床に着地した。
脅えた女性は目に涙を浮かべて、消えたドアの前に立つ怪物を見上げた。千絵は胸の奥がきゅっと反応するのを感じた。同い年くらい可愛らしい少女だ。
千絵には劣るもののスタイルは良さそう(しゃがんでいるので定かではないが)で、引き締った身体つき、それでいて胸や腿はふっくらと柔らかそうだ。口の中が唾液で満ちる。

266:腐肉(P.N.)
10/01/16 01:00:27 bU4xMy5J
「い、いや…」
少女は震えながら首を振った。
「た、食べちゃいやぁ…」
少女は泣き出した。千絵は今すぐその儚げな肉体をぐちゃぐちゃにして呑み込みたい衝動に駆られ、少女の首を掴み上げると口元に引き寄せた。
べろりと舌を出し、少女の滑らかな肌に這わせる。全感覚から彼女の“味”が千絵の中に入ってきた。その甘美さに千絵は身悶えた。
「かあいいね。」
舌をだらりと垂れ締まりの無い口で呟く。千絵の熱い息が、少女の肌を焼いた。
少女は喘ぎ声を上げて悶えたが、金属製の便座の上に押し付けられ身動きを奪われた。便座の縁が背中に食い込み、背骨に激痛が走る。
千絵は少女の首筋にかぷりと噛み付いた。細い首に宛がわれた千絵の口元から熱い唾液が毀れ少女の胸元を伝う。少女は短い悲鳴を上げびくんと震える。
千絵は少女の股間が徐々に濡れて行くのを感じた。怪物に陵辱されて、感じているらしい。ぞくぞくする。
臍の下の辺りから、ぬるぬると光る一際太い触手がぬちゃりと音を立てて現れた。触手は少女の下着の中に強引に押し入り、陰門に突き刺さった。
「ひあうっ!」
少女が悶え叫ぶ。涙が流れ、口の端から滴る唾液と一緒に千絵の頬にかかった。千絵はそれをぺろりと舐め取ると、触手を少女の中へぐりぐりとねじ込む。
少女は力尽きた犬のように舌をだらりと出してはぁはぁと息を荒げながらも、千絵に抗うような目を向けてくる。叫んでしまわないように、怪物に快感を
与えないように自分を抑えつけようとしている。それを見て、千絵の目が意地悪く細くなる。千絵は、呼吸と共に震える少女の舌に噛み付いた。
「ん゙ん゙―っ!!!」
少女は痛みに悲鳴を上げるが、千絵の唇に口を塞がれ声はかき消された。息が出来ない。その間にも更にもう一本の触手が少女の蛤をこじ開け、
少女の内部をめちゃくちゃにしながら彼女を犯した。血の混じった塩辛い粘液が怒涛のように溢れ出る。
やがて少女の反抗的な目が乞う様な眼差しに変わると、彼女の身体に密着された千絵の第二の口がゆっくりと開く。
口で言うなら唇に当たる淵の部分がもぞもぞと動き、ずらりと並んだ歯が少女の肉に食い込む。
「くぅっ… あっ…」
亀裂の淵がもそもそと少女の身体を千絵の体内へと引きずり込み始めた。ぽたぽたと数滴、真っ赤な血が滴ったが、少女は生きたまま千絵の胃袋に納められた。
胃の中には先客が居たが、彼女たちは大方消化されていた。どろどろになった悪臭を放つ肉に包まれ、しゅわしゅわと泡を上げて溶けている最中の
骨が時折少女の身体に当たる。すぐに、彼女の肉体も溶解し始めた。初めは皮膚が、まるで身体から煙が立ち上るようにして消えていった。
すると怪物の胃の中で、何かが蠢き少女の剥き出しになった筋肉に触れた。触手だ。無数の筋肉の束が、少女の身体を揉みくちゃにする。
たまねぎの皮を剥ぐように、少女の肉は少しずつ層に分けられるかのように溶かされ、その都度巨大な舌に舐め取られた。
物凄い苦痛を伴うはずだが、怪物の胃に入った瞬間から、強烈な酸の中に身を浸しており、痛覚は一瞬で消し飛んだ。性的な快感を除いて。
母親の胎内での成長を逆行するかのような分解は、心地よい快感だった。それは少女をオーガズムに近い状態に持ち上げ、それ以外のあらゆる感覚を麻痺させた。
押し広げられたヴァギナから体内に酸が入り込み、内部からも彼女を溶かした。脂肪の詰まった薄い膜のようになった乳房を、舌が蹂躙する。
膜のような皮膚は一瞬で弾け、白っぽい脂肪がクリームのようにどろりと流れ出たかと思うと、あっと言う間に蒸発したかのように消化された。
鍛えられた腹筋も、ものの数分でゼラチン質の塊に変えられ、内側から溢れてきた半分溶けた臓器と一緒に舌に弄ばれた。
一部、早くむき出しになった骨の消化が始まると、立ち上った気体はガスと一緒に巨大な胃に充満し、
やがて通常の人間のゲップより数倍濃縮されたガスとなって口から排出された。
千絵は腹の中で、キャンディのように転がりながらじわじわと溶け出していく少女の肉の味に酔いしれていた。
気付くと、先ほどドアを蹴破ったときの少女とまるで同じ格好で、便器の脇に蹲り1人身悶えていた。
彼女の膣は今や“第二の口”の一部と化しており、もはや性的快楽を得るために陰梃に刺激を与える必要は無かった。
彼女にとっては、いわば胃と舌が性感帯であり、味こそが最大の性的興奮をもたらすものだった。


[続]

267:名無しさん@ピンキー
10/01/16 01:38:29 oELFbvm6
捕食してる描写もエログロで素晴らしいけど、本当によく食べ方思いつきますね
まさかセル式をこんな形で実行するとはw
GJ

268:腐肉(P.N.)
10/01/18 00:48:40 r/YYm9j2
佳奈はベッドに仰向けに横たわり、首を思い切り反らしてテレビの画面(逆さまに見える)を眺めていた。
丁度番組が終わり、つなぎのニュースが始まったところだった。
「先ほど渋谷区道玄坂の雑居ビルで、爆発事故がありました。現場となったのはクラブ“クレアヴォヤンス”の3階のトイレですが、
原因は現在のところ不明とされています。幸いフロアにいた客に負傷者はありませんでしたが、ビルの壁が一部崩壊するなど…」
「クラブって実在したんだ…。」
佳奈はそう呟くと、腹筋に力を入れてよいしょと起き上がった。そろそろ頭に血が下りてきてぼんやりし始めたからだ。
その時、佳奈はトクンという鼓動の音を聞いた。自分のものではない。心臓の音はトクントクンとどんどん大きくなって行く。
その意味を理解した佳奈の顔が、嬉しさに明るくなる。佳奈はベッドから飛び起きると、ドアへ向かった。調度その時、チャイムが鳴る。
佳奈は覗き穴から来訪者の正体を確認もせずにチェーンを外しドアを勢い良く開けた。
「ただいま。」
そこには千絵が立っていた。
「おかえり。」
「買い物してきた。」
千絵は巨大な白いビニール袋を掲げ、部屋に入ると後ろ手にドアを閉めた。
袋の中身は主にお菓子だったが、佳奈の夕食用に色々な惣菜が詰め合わさったパックが一つ入っていた。
腹を空かせた佳奈がベッドの上に胡坐をかいてそれを食べている間、千絵は着替えながらあれやこれやと喋り続けた。
「109の筒の中って、実はただの階段なんだよ。あ、そうそう、クラブって実在するんだよ!」(「それは知ってる」と佳奈。)
千絵が、明らかに千絵のものではないゆったりとしたワンピースを脱ぎ捨てると、大きく膨れた腹が露わになった。
といっても、今は大分消化されて普通の妊婦ほどだ。
「こうしてると、電車に乗るとき皆、席譲ってくれるのね。」
千絵はぽんぽんと腹を叩いて佳奈の隣りにどさりと腰を下ろした。ベッドが軋みを上げて大きく沈み込む。
佳奈はぼうっと千絵の白い腹を眺めた。
「女の子でしょ。」
佳奈は不機嫌そうに呟く。
「よく分かるね。」
「…他の女の臭いがする。」
「んー?」
千絵は猫のように伸びをしながら間延びした声で尋ねた。
「あのね、千絵。」
佳奈は箸を置き、千絵に向き直る。
「一昨日の事、覚えてる?千絵が、撃たれた時の事。」
「ああ、あれ…まだ一昨日なんだっけ。」
千絵は寝転がったまま佳奈を見上げて呟いた。
「先月くらい前な気がしてた。でも、もう大丈夫だよ。」
「そうじゃなくて。」
千絵はきょとんとした顔で佳奈を見つめる。その真直ぐな視線に佳奈は思わず頬を染めて。
「あの時、私が千絵の傷の手当をして…その、しようと思って… その…」
千絵は佳奈が言おうとしている事を、一昨日から佳奈に現れた異常と結びつけて察し、はっと息を呑んだ。
「まさか…」
「もう始まってるの。」
千絵はがばっと起き上がると、佳奈の顔を覗き込む。佳奈は見つめられて思わず目が泳ぐ。
「だ、大丈夫。多分千絵と違って、完全なかたちにはならない。でも私ももう、人間じゃないんだ。」
「そんな…」

269:腐肉(P.N.)
10/01/18 00:50:15 r/YYm9j2
千絵は泣き出しそうなのを見て、佳奈は慌てて付け加える。
「わたしのせいだ…」
「わ、私嬉しいんだよっ?少しでも…」
言葉を切る。
「少しでも、ちぃちゃんに近づけるんだもん。」
そう言うと、佳奈は千絵の唇を奪った。その唇は柔らかく、とても冷たく、ほんのりと血の味が残っている。
千絵が抵抗しないので、佳奈は舌で唇をこじ開け、千絵の中に入り込んだ。千絵がびくんと震えるが、佳奈は止めない。
千絵の中に在るものを全部吸い取らん勢いで、佳奈の舌は彼女の口の中をまさぐった。千絵は次第に身体の力が抜けて行き、佳奈に迫られるに任せベッドの上に仰向けに倒れた。
その歳の割りに成熟した身体に覆いかぶさる佳奈は、まるで寝台の上に包帯を巻かれて横たわるクリーチャーとフランケンシュタイン博士のようだ。
佳奈はちゅっという音を立てゆっくり唇を離した。千絵の唾液が糸を引く。
千絵を見下ろすと、どれだけハードに肉体を酷使しても汗一つかかない怪物の額が薄っすら汗ばみ、頬を紅潮させて彼女を見返し、微笑んだ。
「…嬉しい。」
「私も。」
千絵の陰唇(今では歯が生えている)がもぞもぞと蠢き、くぱっと開くと中から、トイレで少女を犯したのと同じ舌が現れた。
佳奈が気付かないうちにその舌は背後に回りこむと、佳奈のショートパンツの裾から中に侵入した。
「あっ…」
熱く湿った舌の感触に佳奈は声を上げ、思わず飛び退く。陰部からまるでペニスのように舌をだらりと垂らした千絵は、置き去られた犬のような寂しげな顔を向けた。
「千絵、怖い…」
子供のような声で訴える。
「だいじょうぶ、やさしくする。」
千絵が佳奈の頬を優しく撫でると、千絵の下腹部で触手がいきり立つ。
「まって…まって…。今脱ぐから。」
佳奈はそう言うとベッドから起き上がり、あわただしくパンツのボタンを外しにかかった。
文字通りショーツを脱ぎ捨てると、子供のようにベッドに飛び乗り千絵に抱きついた。
その晩、2人は初めて行為に及んだ。ハードな捕食の後だったが千絵の体力は無尽蔵で、佳奈の肉体を壊さないようにする事だけに気を付けた。
だが佳奈は見かけによらずタフで、一本では飽き足らず千絵の腹の中から自らぬらぬらと光る触手を引き出すと、喘ぎ声を上げながら膣の中に挿入した。
佳奈は唾液と千絵の粘液で湿ったその小さな唇で、千絵の身体を貪るように愛撫した。千絵が、食べる事以外で絶頂に達したのは久しぶりだった。
千絵は佳奈に応えようと、その小さいが締まった肉体を食い尽くすほどの勢いで犯した。
佳奈の身体を撫で回す触手の数が9本になった時とうとう佳奈は根を上げ、息も絶え絶えに、よだれでべとべとになった身体をシーツの上に横たえた。
最後に千絵は、佳奈の腹筋にちゅっとキスをした。
千絵は佳奈をユニットバス付きのバスルームへ連れて行き(佳奈はもう自分の力で立つのが精一杯だった。)シャワーで身体を流してやった。
熱い湯を浴びると、佳奈は少し体力を取り戻した。
片方のベッドはよだれでぐしょぐしょになってしまったので、風呂から上がると2人は同じベッドの上で、千絵の買ってきたスナック菓子を開けた。
が、佳奈はぐったりしているので殆ど千絵が食べた。深夜映画を見ている時、千絵が先に眠りに落ちた。
「無理するから…」
佳奈は、自分の膝の上で眠る親友の顔を眺めながらそう呟くと、しばらく彼女の生乾きの髪を撫でながら映画の続きを見ていた。
だがすぐに佳奈も力尽き、くず折れるように倒れると千絵と重なり合う様にして眠った。


[続]

270:名無しさん@ピンキー
10/01/18 20:13:18 8QMl6NtF
GJ過ぎる
昨日初めてこの板来てこのスレ見つけて一気読みしたら夢に見たよ

271:名無しさん@ピンキー
10/01/18 22:40:45 5Fit4OZ1
GJ!!

>>270
ウラヤマシス

272:名無しさん@ピンキー
10/01/18 22:55:12 G7zbVAqd
セルとキャンディーきてたー!
こう実行するとは……なんというかもう凄いとしか。
あと胃と舌が性感帯って……まさに喰うために存在する生物だなぁ。

273:名無しさん@ピンキー
10/01/18 23:50:08 8QMl6NtF
>>271
母親を殺して警察から逃げるという、エロ無し悲しさ超大盛りの精神的にきつい夢だった…
でもそれはそれとして腐肉さんGJ!

274:名無しさん@ピンキー
10/01/18 23:59:33 5cMvIVvb
>>273
ハードすぎワロタ

俺は千絵に嬲って喰われる夢が見たいものだ
殺される夢は見たことあるのに、喰われる夢って見れないものだな・・・

275:名無しさん@ピンキー
10/01/19 00:33:00 FUjc0YTn
夢の終わりに朝が来る

276:名無しさん@ピンキー
10/01/19 12:23:23 schtNafN
ひぎぃ!

277:腐肉(P.N.)
10/01/19 14:42:30 DZKsd8Ev
目が覚めたのは正午を回ってからだった。
佳奈は全身がひどい筋肉痛で、疲れもきれいさっぱりとはいかなかったようで虚ろな顔をしている。
その日は遠出は止す事にして、千絵は近所で図書館を探した。無理しなくて良いから休んでいればと言ったのだが、佳奈も付いてきた。
タバコ屋で尋ねると、すぐ近くに区立の小さな図書館が見つかった。千絵の目的は8月に起きた団地の事件の新聞記事だった。
平日の日中なので図書館は空いており、目当ての新聞記事はコンピュータで管理されていたのですぐに見つけることが出来た。
基本的には、すでに知っている内容がほとんどだったが、千絵たちの住む地方で事件についての報道が減り出した頃の記事に驚くべき
内容が掲載されていた。
なんとあの事件には1人生存者が居たのだ。記事によると14歳の少女で、家族で団地に住んでいたらしい。無論家族は、全員消えている。
だが記事ではその後の消息までは載っておらず、少女の身元を知るには至らなかった。
「千絵、これって…」
「うん、“お仲間”…かも。」
千絵は舌なめずりする。興奮を隠し切れなかった。
8月の事件が例の怪物少女の仕業なら(千絵は十中八九そうだと確信しているが)、今度の現場にも千絵と同じ境遇、
即ち怪物にされた犠牲者が居ても不思議は無い。
「筋肉痛が治ったら、ここに行ってみよう。」
帰り道に、一歩遅れて付いてくる佳奈に向かって千絵が言った。
「うぅ…」
佳奈がうめく。
「中学から6年陸上やってて、こんな酷いの初めて…何でだろ、歯も痛い。」
とほほ、というように呟く佳奈の周りを、体力を持て余したようにうろうろしながら千絵が言う。
「でもびっくりだ。今まであんなハードなのに耐えた人、居なかったよ。」
ぽんぽん、と佳奈の頭を撫でて言う。
「おぬしやるなぁ、人間にしては。」
「もう違うって…」
佳奈が力無げに笑って言いかけた時、背後から大きな声がした。
「千絵ちゃん!?」
2人はびっくりして振り向く。この街に千絵の事を知っている人間がいる筈が無い。
「あ…。」
振り向いた途端、目の前にいる人物を見て千絵が気まずそうな声を漏らした。すかさず佳奈が千絵を睨む。
「あ、って事は知り合いなのね。」
佳奈は横断歩道を小走りにこちらへ向かって来るチンパンジーのような顔の男を顎で指し、殺した声で言った。

278:腐肉(P.N.)
10/01/19 14:45:37 DZKsd8Ev
「東京にも猿って居るのね。」
氷のような視線を男に向けた佳奈が言う。
「佳奈、その声怖い…」
チンパンジーが2人の目の前にやって来たので、佳奈の返事は聞けなかったが、まだ千絵とチンパンジーを交互に睨んでいた。
「や、やぁ千絵ちゃん…。」
チンパンジーは鼻の下をぽりぽり掻きながら愛想笑いを浮かべて言った。
「き、昨日無事だったんだね。」
「う、うん!ご、ごめんなさい、気分が悪くなって先に帰ったの。」
まるでカルタを読み上げるようにぎこちない会話が続く。
「い、いやぁび、びっくりしたよ。いきなりドーンてすっげぇ音がして、トイレから土煙みたいなのが溢れてきて。
しかも、後で警察が調べたら客が3人、行方不明だって言うからもしかしたら千絵ちゃんじゃないかと…」
その時佳奈がこれ見よがしに咳払いしたので、チンパンジーは喋るのを止め初めて佳奈の存在に気付いたかのような顔をした。
「ご、ごめんお友達…の居るところで。」
「あら、千絵さん、彼氏かしら?」
佳奈が変な声で言う。
「い、いいえ佳奈さん、違くてよ?」
千絵は強張った笑顔で答える。
「も、もし良かったらお茶でも、どう?」
チンパンジーが気を遣う。
「いいえ、家路を急ぐものですから。」
と佳奈(変な声)。
「この辺に住んでるの?」
「う、うん。ごめんね、今この子体調悪くて。」
「もし良かったら、後ででも、そ、その…2人で。」
「あー…」
千絵が言いかけた時、佳奈が小突いて言った(変な声で)。
「大丈夫です、私1人で帰れますゆえ。」
「でも…」
佳奈は千絵の肩に手を回すと、耳元でひそひそと何か囁いた。それを聞いて千絵は納得したように頷き、チンパンジーに向き直る。
「そうだね、そうしようか。」
「オ、オッケーって事!?」
チンパンジーの鼻息の音が大きくなる。
「うん、おっけ。ごめんね佳奈。」
「じゃあね千絵、また後で。」
佳奈はそう言うと手を振って別れた。2人きりになると、しばし沈黙が訪れ、やがてチンパンジーの方から口を開いた。
「どこ、行こうか。」
「んー、あんまり人が居ない所が良いなぁ。」
「お、俺ん家すぐそこなんだけどもし良かったらその… や、ヤだよね、そんな、2人きりで」
チンパンジーは早口言葉のようにそこまで言うと、甲高い声で猿のように笑う。
「あたしと2人じゃ、いや?」
千絵のその言葉で、哀れな猿は完全に虜にされてしまった。そこから自宅へ行くまでの間、彼はずっと喋り続けていたが、
話の内容を思い出せないし、話しているその瞬間にも理解していなかった。
だがその美少女は熱心に彼のへたくそな話に耳を傾け、相槌を打ち、笑った。
…疲れる。これが本音だったが。

279:腐肉(P.N.)
10/01/19 14:47:11 DZKsd8Ev

「片付けるからちょっと待ってて」と言われたきり悠に五分は経過するというのに、千絵はまだ、とあるアパートの3階の踊り場で待たされたままだ。
吹き抜ける風は生暖かく、建物と平行して並ぶ木々からは蝉の耳障りなわめきが聞こえる。9月にもなって鳴いている蝉は、よほどモテないのだろう。
あるいは他の蝉より長く土の中に居て、出てくるタイミングを誤ったか。
千絵も、ここへ来た事を若干後悔し始めていた。ひどく暑く、普段は氷のような千絵の身体もほんのりと汗ばんできた。
東京にも蝉、居るんだ…。
そんな事を考えながら、廊下の手すりに持たれて外を眺めていると、アパートの駐輪場の陰に佳奈が見えた。
隠れてこちらの様子を覗っている。計画通りに。千絵は「やれやれ」というように肩を竦めて見せた。
すると背後でドアが開く音がし、振り向くと汗びっしょりのチンパンジーが息を弾ませ立っていた。
「お、お待たせっ。」
「そんなに隠さなきゃいけないもの多いの?」
千絵は腰に手を当て、これ見よがしに不満を露わにした。
「ごごごめん。」
チンパンジーのうろたえ顔にほくそ笑みながら、千絵はサンダルをぽいと脱ぎ捨て部屋に上がった。
エアコンはつけたてらしく、独特の埃の臭いともわっとした淀んだ熱気が満ちている。風がある分外の方が涼しいのではないかと思うほどだ。
「お、お茶、飲む?」
「ほしーい。」
千絵はベッドにどさりと腰を下ろしながら、饐えた臭いのする台所へ向かって言った。ふと、足元に何かあるのに気付きベッドの下を覗き込むと、
アダルト雑誌が山のように乱雑に重なっていた。
「芸が無いなぁ…。」
千絵はその一冊を手に取り、ぱらぱらとめくった。途端に唾液が込上げてくる。美味そうな女性が誘うような目で紙面から見返してくる。
彼女にとってはグルメ本も同然だった。
そこへ麦茶を注いだコップを二つ持ったチンパンジーが現れ、千絵が手にしているものに気付くとコップを取り落とした。
「ちょ、ちょっとち、千絵ちゃんそれは…」
「なぁに?」
千絵は雑誌の女のような上目遣いで猿を見上げた。チンパンジーは顔を真っ赤にして「新たしいお茶持ってくる」と再び台所へ引っ込んだ。
酷く暑かった。千絵はパーカーを脱ぐとベッドの上に立ち上がり、丁度彼女の顔の位置くらいにあるエアコンの前でキャミソールの前を
はらはらと揺らして風を取り入れようとした。
チンパンジーが戻ってくる。キャミソールがめくれ、千絵の鍛え上げた腹筋とへそが丸見えになっていたが、
今度は平静を保ってコップを卓袱台に置く事ができた。(少し毀れたが。)
「大学生なの?」
千絵は尋ねた。
「あ、ああ。」
「へぇ。どこの?」
「い、一応、慶応…」
「え!?慶応って、慶応大学?」
「そ、そうだよ。」
「…頭良いんだ。」
「一浪だけどね。」
千絵は再びベッドに腰を下ろす。
「頭の良い人の脳を食べるとその人の頭脳がそっくり私のものになる、とかあればいいのに…。」
チンパンジーは冗談と取ったらしく、笑った。千絵は「大学って何してるの?」「出身どこ?」「彼女いるの?」「109の筒の中が階段て知ってた?」など矢継ぎ早に質問した。
彼はいちいち丁寧に答えた。それから千絵は尋ねた。
「巨乳好きなの?」
チンパンジーは飲みかけた麦茶を思わず零した。


[続]

280:名無しさん@ピンキー
10/01/19 18:50:35 FUjc0YTn
チンパン逃げてー

281:名無しさん@ピンキー
10/01/19 19:08:06 F1oIucST
チンパンキター
楽しみ

282:腐肉(P.N.)
10/01/20 02:10:30 AGNjBxH7
「何か悪い事言ったっけ?」
千絵はきょとんとして首を傾げる。
「だ、だってそんな…」
「しかも年下好みだよね。」
彼が向き直ると、千絵は先ほどの雑誌をひらひらと翳して見せた。
「これとか犯罪じゃないのかな。」
「やめっ…」
千絵は立ち上がろうとする男の股間にぴんと延ばした足を押し付け静止させた。
足の下で陰茎がひくんと振るえ、見る見る硬くなっていくのが分かる。
「そりゃぁさ、巨乳じゃ…ないけどっ。」
千絵は体躯の割りに控えめな自分の胸をちらっと見て言った。
「私、結構好みじゃないかな。」
足の下で猿のペニスがびくんびくんと唸る。千絵はその上に足を乗せたまま、前屈みになって手を延ばし彼のズボンに指を這わせた。
「ち、千絵ちゃ…」
千絵はチンパンジーの声を無視し、ズボンと下着を脱がせた。姿を現したぬらっと黒光りする一物に、千絵は直に足をぐりぐりと押し付けた。
チンパンジーは喘ぎ声を上げ、空虚に向かって腰を突き上げた。もうじき射精するという時に、千絵は足扱きを止めた。
「あっ…」
チンパンジーは無念そうな顔を彼女に向ける。
「答えてくれないから嫌―。」
千絵はぷいと顔を背けて見せる。
「私、好みかな? 答えてくれたら、続き、したげる。」
千絵は自分の脚を持ち上げて、先ほどまで男のペニスに宛がわれていた足の裏をぺろりと舐めた。
「ち、千絵さん…」
チンパンジーは起き上がった。その悶々とした様子は、今にも空気に向かって腰を振り出しそうなほどだ。
「す、好きっす、千絵さん…。」
千絵はチンパンジーの肩に手を掛けると、ベッドに引き寄せ、押し倒した。
素早く自分は上へ回り、練り上げた自慢の肉体を見せ付けるように男の上に馬乗りになる。そのまま寝そべると、千絵は猿の唇を奪った。
一方、パンツの下では陰門が口を開き、中から太い触手がにゅるりと這い出る。触手はパンツを押しのけ外へ出ると、男を襲った。
「うっ!」
チンパンジーは思わず声を上げる。更に数本の触手が現れ、寄り集まってチューブを形成した。肉の筒は、いきり立つ陰茎を虜にすると、
ぬるぬると這うナメクジのように肉棒を上下に貪った。
チンパンジーからは下半身の様子が見えないが、何かがおかしいことは気付いていた。
今自分を犯している肉の穴はどう考えてもヴァギナでは無く、まるで自分より大きなペニスに包み込まれているような心地だった。
だがそんな事はどうでも良かった。
「んぐっ!!」
男はチューブ状の触手の中に射精した。触手はその乳のように白い粘液をごくごくと飲み下した。
そして更に欲するように、彼の陽物をきゅっと締め付けた。
「ひぁあうっ!!!」
チンパンジーは甲高い悲鳴を上げ、再び果てた。チューブはまだ彼から精を搾り取ろうと吸い付いている。
千絵はじれったくなって、猿のようにひいひいと喘ぐ男の腿の辺りに腕を回すと、逆さまに持ち上げた。
チンパンジーは一瞬何が起こったのか分からなかった。気が付くと、頭を床に着け自分の臍を眺めていた。
頭に血が上り始めてやっと、自分が逆立ちさせられているのだと理解した。いや、理解したとは言い難かった。
高校生の少女が、腕の力だけでいとも簡単に成人男性の身体をひっくり返してみせたのだ。
そして彼は今やレイプされる女のように、少女に犯されている。そう考えただけで、彼はまた射精した。
千絵の腰の動きが、チンパンジーの身体をがくがくと揺さぶった。だが、動いているのは腰では無かった。
臍よりも上(つまり下半身)に視線を移した時、男の目にとんでもない光景が飛び込んできた。
少女の下半身から、彼のペニスの数倍はある巨大で妖艶なピンク色をした肉棒(のように彼には見えた)が延び、彼の倅を飲み込んでしゃぶっている!
千絵の目がちらりと下を向き、地べたの彼の顔を見下ろした。その目はもはや、彼の惚れた美少女の目ではなく、怪物。
彼を粉々に打ち砕き、その欠片を一つ残らず一呑みにしてしまうような、圧倒的な存在。

283:腐肉(P.N.)
10/01/20 02:14:22 AGNjBxH7
「ひ…あああっ…!!!」
チンパンジーは暴れた。男がバランスを崩した拍子にすっぽりとペニスがチューブから抜け落ちた。その瞬間、彼は空中に精を放った。
飛び散った精液は千絵の顔から腹にかけて線を描いた。
「きゃっ!」
千絵は短く悲鳴を上げ、思わず掴んでいた男の脚から手を離した。チンパンジーの身体はどざりと床に落下し、彼は背中に走る激痛に声を上げた。
「ちょっとぉ…いい度胸じゃん…。」
少女は異様に長い舌でぺろりと精液を舐め取るとごくんと飲み込み、チンパンジーに見せ付けるように拳を握るとボキンと骨を鳴らした。
その時、玄関のドアが凄まじい勢いで開いた。2人が顔を上げると、そこには階段を駆け上がってきたと思しき息を切らした佳奈が立っていた。
「…鍵、かけなかったの?」
千絵は、でんぐり返しに失敗したような体勢のチンパンジーを見下ろし文句を言った。
「ご、ごめん…。」
こんな状況なのに、彼は謝る。
「何やってんの…」
佳奈はショックを受けたような顔で立ち尽くし小さく呟く。ドアを開けたら、肌蹴た格好で精液に塗れた親友と、性器を露出した男が居たのだ。
「と、とりあえず、ドア閉めない?」
千絵が提案すると、佳奈は無言で前を見据えたまま玄関ドアを蹴って閉めた。それからサンダルを脱ぎ捨て、千絵に駆け寄って泣いた。
「ひどいよぅ、昨日あたしと…あたしと…!したばっかりなのに!!」
佳奈はぼろぼろと涙を流しながら千絵の薄い胸をばんばん拳で叩く。痛くは無かったが、佳奈を慰めようと千絵はおろおろとうろたえた。
「これは…違っ、ちょっと、佳奈、これが楽しそうに見える?」
状況から完全に置いてけぼりにされたチンパンジーは、ペニス(だと彼は思っている)の付いた美少女と泣きじゃくる新たな少女を交互に見つめながらぽかんと口を開けた。
「うぅ…嫉妬してやる。」
佳奈が呟く。その様が可愛くて何だか笑い出しそうになるのを堪えて、千絵はよしよしと頭を撫でようとしたが、その手を払いのけられた。
「私にもやって。」
佳奈は不貞腐れた顔で千絵を睨んで言った。
「はぁ!?」
「こいつにしたのを同じ事、私にもして。」
「それは…無理、じゃないかな。」
千絵はちらっと床に這い蹲る猿と、萎縮してしまった彼の陰茎に目を遣って答えた。
「いいからしなさい。」
佳奈はまだ詰め寄る。
「佳奈には…その、ほら、」
「何よ!」
佳奈は叫んだ。
「だって佳奈ちんちん無いじゃん!!」
千絵は叫んだ。
沈黙が訪れた。
だが何も動きが無かったわけではなく、千絵は言ってしまってからもっと別の言い方があったのではと後悔して目を背けたし、佳奈は千絵をまっすぐ見据えたまま
だったが、その顔はみるみる赤くなって、終いには佳奈も目を反らした。
沈黙を破ったのはチンパンジーだった。あわあわと喘ぎながら、玄関ドアに向かって這い出したのだ。
立ち上がろうとしながら同時にズボンとパンツを上げようとして、すっ転ぶ。千絵と佳奈は顔を見合わせ、こくりと頷いた。
それは「先ずはあいつを始末してから」という合意だった。
「折角好みの女の子が見つかったのに、置いて逃げちゃうなんてあんまりじゃない?」
千絵はそう言いながら男の脚首を掴んだ。男は悲鳴を上げる。
「私も好みかも…君の悲鳴。」
千絵は力いっぱい足首を捻り上げる。ぼぎん、と嫌な音が響き、ふくらはぎの辺りに関節が一つ増えた。血が噴出し、皮膚を貫いて骨が露わになる。
男の悲鳴が泣き声に変わる。
「ちょっと千絵掃除するの私なんだから…」
後ろで佳奈がぼやく。
「じゃあお風呂場でやるよ。」
千絵はそう言うと、折れた脚をぐいと持ち上げた。男の身体がぶらりと宙に浮き、今にも千切れそうな脹脛の苦痛に絶句する。
千絵は魚市場の魚のように男を逆さに持ち上げたままバスルームの電気を点けた。
「おっ、見て佳奈、シャワーと湯船が分かれてるよ。後で一緒に入ろっか。」
佳奈は顔を赤くしながらこくりと頷き、千絵の後ろでドアを閉めた。“食事”は見ない事にしていたからだ。


[続]

284:腐肉(P.N.)
10/01/20 02:19:07 AGNjBxH7
まだ応えられていない分にはこれから対応していきますが、引き続きご要望ありましたら聞かせてくださいね。

285:名無しさん@ピンキー
10/01/20 08:27:17 jbko6jst
GJ!!
内側からチェストバスター食いなんてどうでしょう?

286:名無しさん@ピンキー
10/01/20 09:34:06 3xwhqscO
嗚呼…チンパン…(合掌

287:腐肉(P.N.)
10/01/21 04:10:10 AFUOPLud
千絵は脚の折れた男の腰と首の辺りに腕を回し、姫を抱く勇者のように哀れな男を抱かかえた。男はひゅうひゅうと隙間風が漏れるようなかすかな息をする。
「今まで色んな人とエッチしたけど、顔にかけられたの、初めて。」
チンパンジーにその声が届いたかは定かではなかった。目は虚ろで、顔中に脂汗が浮いていた。
「光栄な事だと思うと良いよ。」
千絵は楽しそうに言うと、男をお姫様抱っこしたままその陰茎に齧り付いた。千絵の柔らかい舌に包まれると、これだけぼろぼろになり意識が朦朧と
していても、下半身は正直に勃起した。
「たっぷり仕返ししてあげる。」
千絵はそのまま勢い良くペニスに吸い付いた。どくんどくんと震え、すぐに射精する。まだ残っていたとは驚きだ。だがすぐに精液は血の味に変わった。
「あ… あ…ああ…」
チンパンジーは掠れた喘ぎ声を上げる。どうやら、苦痛と恐怖への悲鳴のようだ。千絵の口の中で、ペニスが弾けた。彼女があまりに強く吸うので、表皮が破れたのだ。
血が滲み出る。毛細血管で出来たスポンジはあっと言う間に弾け、海綿体が崩壊した彼のペニスは枝からぶら下がる枯葉のようなみすぼらしい萎びた残骸と成り果てた。
「げふぅっ」
千絵はペニスから口を離すと、哀れな猿にゲップを吹きかけ、彼を風呂場のタイルの上に横たえた。
もはやチンパンジーというよりミイラのような顔だが、まだ息はしていた。
「まだ死なないでね?これからなんだから…。」
千絵は両手の甲を合わせると、男の胸に指先を立てた。それをずぶりと胸に付き立てる。チンパンジーのミイラは悲鳴を上げた。
もう声も出ないと思っていたが、どこにそんな体力が残っていたのかと千絵も若干驚いた。だが彼女は滞りなく仕事を始めた。“解体”だ。
胸に両の手を突き刺すと、肋骨の間にうまく指を入れてガバッと左右に押し広げる。肋骨が砕け、貧弱な胸板もろとも押し潰され、彼の胸は両開きの扉のように開かれた。
丁度、千絵の“第二の口”の亀裂のようだ。ただし断面はぐちゃぐちゃに引きちぎられた繊維や骨がむき出しで、中に在るのは触手ではなく
てらてらと光り悪臭を放つ臓器だが。千絵は男の胃を掴み取ると、それをぽいと口に放り込んだ。
食道がぶちっと音を立てて千切れ、男の首ががくんと下がる。反対側につながっていた胆嚢や小腸がずるずると本来あるべき場所から引きずられて出てきた。
千絵はそれをスパゲティのようにちゅるちゅると吸い込んだ。あっと言う間に男の体にはぽっかりと空洞が現れた。
千絵は折れた脚をぶちっと引きちぎり、脹脛の筋肉にむしゃぶりついて肉を毟り取った。口に収まる大きさになると骨ごとばりばりと噛み砕く。
当然ながら、男はいつの間にか死んでいた。千絵は男の頭を抱かかえると、腕に力を込める。上腕筋が盛り上がり、次の瞬間ぺきょっという音と共に頭蓋骨が砕けた。
卵を握り潰した時の様に、中から脳漿と脳味噌がどろりと溢れた。千絵はそれを手一杯に掬い取ると、ぺろりと舐め取った。
これでIQ上がるかな…。そんな事を考えながら。
----------------------------------------------------------------------
佳奈は廊下にぺたりと腰を下ろし、慰みにバスルームのドアを眺めていた。乳歯を引き抜かれた時のような不快感を伴う歯の痛みは頂点に達していた。
スモークがかかった半透明のドア越しに、千絵の罪作りな肢体が男の肉体をばらばらに引き裂く様が見える。
鮮血が飛び散り、次第に視界は赤く染まっていく。千絵の身体も真っ赤になる。
佳奈はもう我慢できなくなり、ぐしょぐしょに濡れた下着の中に指を這わせ、包皮を捲るとそっと陰核に触れる。
「ひくっ…」
思わず小さく声が漏れ、しびれるような感覚がつま先から背中まで駆け抜けた。ついでに歯に激痛が走る。

288:腐肉(P.N.)
10/01/21 04:12:10 AFUOPLud
佳奈はリズムを刻むように身体を動かし続けた。溢れ出る粘液が下着に染み込み、床に擦れてねちねちと音を立てる。再び彼女を快楽が包み込む。
だが歯の痛みを忘れるには至らなかった。
千絵の身体をもっとよく見たい、と思った。佳奈は這うようにバスルームのドアに近寄ると、徐に取っ手を引いた。乾いた軋みを上げて血塗られた扉が開く。
途端に、佳奈の顔にぴしゃっと血しぶきが飛んだ。丁度千絵が男の身体を股から真っ二つに引き千切ったところだった。
「あっ、ごめん…」
ドアが開いておりそこに佳奈が居る事に気づくと、千絵は口をもごもごさせながら謝った。それからぶらんとぶら下がった背骨を肉の塊から引き抜くと、ぼりぼりと
音を立てて噛み砕いた。背骨はあっと言う間に千絵の口の中に消え、頭蓋骨の破片だけが残った。千絵はまだ肉のこびりついたそれをぺろぺろと舐める。
佳奈はふらふらと、蜜に惹かれる蜂のようにバスルームの中へ這い入る。タイルの上に溜まった血が膝に撥ねるが、佳奈は気にしない。
気が付くと、千絵の手の中の、虚ろに白目を剥いた男の頭部と向き合っていた。怪力で粉々に砕かれた頭蓋骨が、一見しただけではそれが顔だという事すら分からない程
男の顔を醜く変形させ、額から上は脳と一緒に無くなっていた。
佳奈は思考が停止していた。唇を震わせながらゆっくりと歯を剥き出すと、躊躇いなく頬肉に噛み付いた。いつの間にか、歯の痛みは消えていた。
「佳奈?」
ぐしゅっという音と共に、佳奈は肉を噛み千切る。血に塗れたその口には、千絵ほど鋭くは無いが、人間にしては明らかに先端の細くなった歯が並んでいた。
千絵は一瞬ぞっとしたような表情を見せたが、すぐに興味ありげに、肉を咀嚼する千絵の唇に徐に手を延ばし、捲ってみる。
どうやら牙は元の歯の上から生えてきたらしく、比較的丸い人間の歯と二層になって並んでいた。
変成の方法が違う分、千絵とは微妙に形態が違うものになろうとしているようだ。
「うわぁ…歯みがき大変そう。」
千絵は感嘆する。佳奈の喉から犬のような低い唸りが漏れ、千絵は慌てて唇から手を離した。
「おいしい?」
「うにゅ…」
佳奈はまだくちゃくちゃと噛みながら、物欲しげに千絵の手にある肉塊の方に目を遣る。変わり果てた臓器のようで、一際赤が濃い。
「心臓だよ。」
千絵は佳奈の視線を追って答えた。
「食べてみる?」
「ん…。」
千絵は心臓をぎゅっと掴み引っ張った。血管がぶちぶちと千切れ、中に残っていた血がぽたぽたと垂れた。
千絵は赤子にミルクを与えるようにそれを佳奈の口に差し出す。佳奈はかぷりと食いついた。
口の端から血を零しながら心臓に貪りつく親友の姿は、千絵を欲情させた。
「すごく…硬い…。」
佳奈が食い千切るのに苦労して呟く。千絵はそっと佳奈の頬に擦り寄ると、彼女の獲物に鋭い牙を付き立て、食い千切った。
「おぉ、すごい…。」
佳奈が頬を染めて言った。
「私も千絵みたいになれるかな。」
千絵は黙って、佳奈の口に唇を押し当てた。親鳥が雛に餌をやるように、噛み千切った心臓を少しずつ口移す。
佳奈は怪物の唾液の混じった肉をごくりと飲み下した。
「もっと…。」
佳奈はせがむ様に千絵の唇に吸い付いた。いつの間にか筋肉痛も大分和らいでおり、佳奈は力一杯千絵に迫った。そのまま、血の池の中に押し倒す。
一瞬、唇が離れ2人は見つめ合う。千絵の長い舌が、佳奈の顔についた血をぺろりと舐める。それが合図であったかのように、2人は再び接吻を交わした。
熱く激しく互いの奥深くまで入り込んだ。


[続]

289:名無しさん@ピンキー
10/01/21 17:23:20 e2+X8+cE
tes

290:名無しさん@ピンキー
10/01/21 17:46:05 e2+X8+cE
解除ktkr

佳奈と千絵の交わりを楽しみにしてた自分にとって最近の展開は素敵過ぎる
捕食じゃないけどもう少し交わる描写を増やして欲しい

291:名無しさん@ピンキー
10/01/22 20:52:46 RW7LESBT
GJ!
獣っぽい食い方ももえるけど解剖するようにさばいて食うのをやって欲しい

292:名無しさん@ピンキー
10/01/23 12:36:30 GQPxGqwv
ピクシヴの漫画の人が千絵の一枚絵上げてる!
GJ!

293:腐肉(P.N.)
10/01/23 21:29:06 LfAVnJFU
2人は男の残骸をあっと言う間に平らげてしまった。2人は血だらけになった服を脱いでチンパンジーの部屋の洗濯機にかけた。
しばらくして佳奈は腹痛を訴えトイレに籠もった。
「慣れてないから…」
バスルームのドアの外で千絵が慰める。
「…あいつの肉が悪い。」
佳奈は不満げに呟いた。
その日の内に今のホテルをチェックアウトし、根城をそのアパートへ移すことになった。宿泊費という出費を抑える最も簡単な方法がこれだった。
ここの住人が一人暮らしの学生で恋人もおらず家族も離れている事は、千絵が確認済みだ。ほいほいとここへ付いて来たのは最初からそれが目的だったのだ。
千絵は洗濯が終わらない内に男の箪笥を漁って服を拝借し、まだ下痢をしている佳奈を部屋に残して外出した。
太陽はとうに沈んでいたが、空はまだ明るく藤と薄桃色の混じった幻想的なスクリーンが広がっていた。
2人分の荷物を抱えてアパートへ戻ると、佳奈はもう元気になって、洗濯物を物干しに掛けていた。
佳奈も男のシャツを羽織っているが、随分とぶかぶかなので下には何も履いていないようだった。
「ちぃちゃんはさ…」
佳奈が躊躇いながら尋ねた。
「その…どうするの?その…お、お通じ。」
「しないよ。」
千絵はコンビニに寄って買ってきたアイスを丸ごとばくりと飲み込みながらけろっと答えた。
「そうなの!?」
「多分、もう肛門無い…」
「…まじで…?」
「まじで。」
千絵は口の中からアイスの棒を引っ張り出しながら真顔で言う。
「おしっこは出るよ。」
「へえ…。」
佳奈は呆気に取られてぽかんと口を開けたままベランダに立ち尽くす。
「おいでよ、アイス溶けちゃう。」
「あ、うん。」
佳奈は我に返ったように部屋に入ると千絵の隣りに腰を下ろし、部屋を見回して言った。
「思ったより良いとこだね。ベッドの下のエロ雑誌は捨てたいけど。」
佳奈はアイスを頬張り、新しく生えた歯に染みるのか顔をしかめる。
「人が尋ねて来る心配も当分無いし。万が一誰か来たら、いただきます。」
「しばらくはここに居るんだから、目立つ事しちゃだめだよ。」
佳奈がたしなめる。
「えー…」
千絵は不満そうだ。


294:腐肉(P.N.)
10/01/23 21:31:19 LfAVnJFU
「じゃあ晩御飯は?」
「ばんご…えっ、だって、今食べた…」
佳奈がうろたえる。千絵は、そんな事は分かっているとでも言いたげにゲップした。
「足りない。」
「どんだけ食べるの…。」
佳奈は途方に暮れたように呆然と親友を見つめた。
結局その晩は捕食には出かけず、千絵の「質より量」という基準によって選ばれた近所のラーメン店で済ませる事にした。
何だかんだ言っていた佳奈も結局2杯平らげたのだが、その間に千絵は大盛り8杯を胃袋に納めた。
帰りに2人はレンタルビデオ店に立ち寄り、千絵のお勧めという『死霊のえじき』をレンタルした。
帰ってから例の如く千絵が大量に購入したスナック菓子を広げ見始めたが、佳奈は始まって5分も経たないうちに悲鳴を上げた。
「グロくないって、私たちとしてる事大して違わないじゃん!」
千絵の説得も空しく、佳奈は怖い場面になると顔を背けようとするので、クライマックスシーンはチャイルドシートに固定するように千絵が
佳奈を羽交い絞めにして画面から目を背けられないようにした。そうして夜は更けていった。

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翌日は、肉体の変容に伴い佳奈が腹痛を訴えたために、2人は家から一歩も出ずに過ごした。
千絵は昨日レンタルして来たお気に入りのホラー映画を佳奈に勧めたが、殆どがスプラッタ映画で、見終わる頃には佳奈はげっそりしていた。
その日は外見に目立った変化は無かったが内臓が大きく変容したようで、佳奈も次第に食事の量が増加してきて、普通の人間とは比べ物にならない量を平らげる。
2人で冷蔵庫の中の食材を貪り、文字通りバターの一欠けらも残さず空っぽにしてしまった。
深夜になると2人は空腹を紛らわすためにセックス(これをそう呼ぶのなら)をした。
無論千絵は大好きな佳奈の肉体を全身で味わうことが出来たし、千絵の強靭な肉体は佳奈の味覚を満足させた。
次の日からは、極力家から離れた人の多い場所へ出かけ獲物を漁った。路地裏のような場所に連れ込んで食い散らす事もあれば、家まで連れ帰る事もあった。
可愛い女子高生が2人揃った時のパワーは絶大で、大抵の男がさそえばほいほいついて来るのだ。
だが佳奈の掲げた“目立たないように”というスローガンのために、どうしてもヒトの肉が食べたいという時以外は、ここでの生活を危険に晒す
可能性のある行為はせずに人間と同じ食料で済ませるようにした。
食費は馬鹿にならなかったが、喰った人間から奪った財布などの収入もありそれほど困りはしなかった。
それでも気が向くと普通の人間の女の子のように、安くておいしい料理のある店を探して歩いたりした。

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東京での生活が落ち着き、周囲に環境庁の気配や怪しい動きが無い事を確認すると、2人は8月に集団失踪事件の起きた団地を訪れる事にした。
電車とバスを乗り継ぎ、ようやくたどり着いたそこは、2人の故郷にもあるような何の変哲も無いごく普通の団地で、周りもごく普通の住宅地だった。
だが建物の入り口に渡された真新しい鎖が、静かに異変の痕を物語っていた。
辺りは不気味なほど静かだ。人の足音も、子供の声も、犬の吠える音さえしない。被害に遭わなかった棟の住人も今では粗方引っ越していってしまったようだ。
生き残った人々も、当然あんな事件があった団地からは離れたいと思うだろう。残されたコンクリートの塊が、廃墟のように佇んでいた。
「入れるかな…。」
千絵が辺りを見回して言った。誰も居ないのを確かめ、佳奈が頷く。
「…行こう。」


[続]

295:名無しさん@ピンキー
10/01/23 21:33:35 FVYOlhOI
規制解除の一瞬に乙を叫ぶ
佳奈がどう変性していくのか今からワクテカ

296:腐肉(P.N.)
10/01/24 02:11:28 57EbvFB8
2人は鎖をまたぐと、コンクリートの死骸の中に踏み入った。足音が響かないようにゆっくりと廊下を進む。当然のことながら、エレベーターは止まっていた。
エレベータードアの前に立った千絵は、ガラス窓の向こうの漆黒の空虚から微かに血の臭いを感じた。もしかしたら、ここも惨劇の現場となったのかも知れない。
2人は階段を上がり、2階の部屋を覗いて回った。所々、まだ黒ずんだ染みが残っているが、千絵の言う“同族の気配”というものはあまり感じられなかった。
屋上まで出ると、2人は給水タンクの日陰で風を感じながら少し休んだ。空は嫌らしいほど真っ青で、輪郭のぼけた雲が暢気にふわふわと流れている。
「何にも無いね…。」
「んー…。」
千絵は風に吹かれて散った長い髪を指で鋤きながら残念そうに呻く。
「まっ、元々、ここへ来たからってそんなに大した情報が得られると思ってた訳じゃないし。」
と佳奈。千絵も、そのつもりだった。だがいざ何の手掛かりも無いとなると、他にどこを探せばよいのか、手が思いつかない。振り出しに戻ってしまった。
強行手段に出るしかないのか?例えば警察署を襲撃するとか…。千絵は、体内に潜り込んだ銃弾のしこりのような嫌な感覚を思い出した。
警察署で無かったとしても、下手に動いて環境庁の目に留まれば、佳奈を危険に晒す事になる。この街ではもう暮らせなくなる可能性もある。
都会に出た獣は、先の事も見通して行動せねば…。
この件に関しては…というか千絵は最初からそうだが、彼女は自らの命に関して全く意に介していなかった。
最悪東京に居れなくなれば、彼女一人なら別の街に移っても暮らせる。
だが佳奈は…。
変成が始まった今、これまで以上に千絵が傍に居る必要があるはずだ。人間としての生き方という点において、佳奈の不器用さは千絵のよく知るところだった。
ましてやそれが別の生き物として生きるとなったら…。せめて成獣になるまで、佳奈を1人にしてはいけない。佳奈は危なっかしいのだ、色々な点で。
それほどまでに、千絵は佳奈の事が愛おしかった。佳奈も同じ気持ちだったし、千絵がどう思っているかも分かっていた。
元気無くうな垂れた千絵の頭に向かって、佳奈は励まそうとして言葉をかける。
「帰る前に、もう一回見て行こうか。」
「うん…。」
2人はもう一度4階から順に各部屋を覗いて回った。だがどれも先ほどと同じく、時が止まったように沈黙したまま。
淀んだ空気が、舞う埃さえも空中に留めてしまったかのようだ。
2階の一番隅の部屋まで来た時、千絵はその部屋が他と違っている事に気づいた。
「前にも誰か来てる…?」
「え?」
千絵はサンダルを脱ぎ捨てると、ずかずかと部屋へ入った。佳奈が戸口から中を覗きこむ。
「何があるの?」


297:腐肉(P.N.)
10/01/24 02:12:27 57EbvFB8
「ゴミ袋。荷造りの後…?」
佳奈も部屋へ入ってきた。すぐに何かを見つけ千絵を呼ぶ。
「箪笥が一段分、中身が消えてる。」
「引っ越したんだ…。」
千絵は興奮を隠しきれず佳奈の肩を掴んだ。佳奈は訳が分からず一瞬身じろぐ。
「ここだよ、その生き残った女の子の部屋!だって、この棟はその子以外全員消えたんだ。服を持ち出して荷造りする人が他に居る?」
「でも荷造りの途中で襲われた人が居たかも…。」
「でもこの部屋には荷物が無い。」
佳奈がはっとする。
「配送業者は死人の部屋から荷物を持って行ったりしない。」
2人は、何か身元の分かるものが無いか、部屋の中を探した。すぐに名前が分かった。周防美里。どうやら弟が居たらしく、家族4人で住んでいたようだ。
奥の部屋から、佳奈が写真を見つけてきた。それを見た瞬間、千絵は身体が震えるのを感じた。
写真の中で笑いかけているのは紛れも無く、あの日、あのホテルの廊下で千絵の恋人を飲み込み、千絵を犯し怪物へと変えたあの少女だった。
「見つけた…。」
千絵の顔に不気味な笑みが浮かぶ。その形相に佳奈は思わずぶるっと身震いした。
2人は更に家捜しを続け、引越し先の手掛かりになるような親戚の住所などを探した。
いくつか見つけた住所録を手に2人は廃墟を後にした。一番目立たずに動けて効率の良い方法は、そのリストにある近い親類を順に尋ねる事だった。
何件か当たれば、少女の行方に関する新たな手掛かりも見つかる筈だ。ついでにうまい飯にもありつけるかも知れない。
生き残った少女が、まさか本人だったとは思わぬ収穫だった。千絵の野望は、これで一気に前進だ。だが不可解な謎がまだ残っていた。
生き残ったのがあの化物なら、なぜ家族も全員喰ってしまった今になってもまだ東京に身を潜めているのだろう。
そもそも、あいつに家族があった事自体が驚きだった。
もしかしたらあの少女はオリジナルではなく、千絵と同じような境遇の下怪物へと変成したのだろうか。
だが今は、あいつを見つける事が先決だった。話はそれからだ。


[続]
-------------------------------------------------------

298:名無しさん@ピンキー
10/01/24 10:45:35 3A+IcfZB
おおお乙です。急展開で続きが楽しみですわー。

299:名無しさん@ピンキー
10/01/24 18:51:30 YdspwKT9
これは・・・とうとうクライマックスか・・・
どんな展開になるか予想つかんね

300:名無しさん@ピンキー
10/01/25 00:38:32 e7g4Bbn8

腐肉さんGJです
続き期待してます!

301:腐肉(P.N.)
10/01/25 03:23:51 UD3icjpW
その夜、佳奈は早くに眠りに落ちた。千絵も最初の頃は、変成に伴う体力の消耗のためにしばしば強烈な眠気に襲われることがあったのだが、今では寧ろ夜が長く感じる。
すやすやと寝息を立てる佳奈の隣で、千絵は1人で映画を観ていた。映画に飽きると、チンパンジーこと輪下貴史がベッドの下に隠し持っていたアダルトビデオを観た。
千絵は巨乳は嫌いだったが(殆ど脂肪で美味しくない)、ぶつかり合い絡まり合い、交わり合う肉体を眺めていると唾液が込上げてきた。彼女にとってはグルメ番組のようなものだ。
気が付くとカーテンの向こうが明るくなっていた。どこからか鳥のさえずる声がする。時計を見ると7時になるところだった。
「うわ…」
千絵は思わず呟き、頭を抱えた。
徹夜でAVを観るって、私…。
千絵は落ち込んだ。部活をやっていたころ、ほんの数ヶ月前には考えられない事だ。だが今の千絵には有り余るほどの体力と時間がある。
それを惜しむ必要など全く無いというのに、習慣とは恐ろしいものだな、と千絵は思った。彼女は溜息を吐くと、ベッドに横になった。
「寝よ…。」
千絵は長い脚を延ばし、天上からぶら下がった電灯の紐を足の指で引っ張って消すと、蹲って眠る佳奈の方へ這って行き背中からぎゅっと抱きついた。
佳奈は「ん…」と小さく幸せそうな声を漏らすと、また元通り心地よいリズムの寝息に戻った。千絵は佳奈の背中に頬を押し付け、目を閉じた。
だが2時間もしない内に、チャイムの音で起こされた。郵便か集金なら、いつもは居留守を使ってやり過ごすのだが、今回の訪問者は執拗にチャイムを鳴らし続けた。
「んー…うるさいなぁ…喰い殺すぞ?」
千絵は寝ぼけて呟いた。だがチャイムは止まず、佳奈がもぞもぞと目を覚ましそうになっているのを見兼ねて、ついに千絵は諦めて起き上がった。
呻きながら玄関に向かっている時、彼女は自分が全裸だと気付き、慌てて下着を履いた。上からパーカーを羽織ると、彼女は苛立ちを隠そうともせず乱暴にドアを開けた。
そこに立っていたのは美しい女性だった。千絵の姿を見て、若干驚いているようだ。
「あら…」
彼女は呟く。
「えっと…どちらさまで…」
女性の美しさに千絵はすっかり毒気を抜かれ、呆然と尋ねた。
「あら、聞いてない?」
女性はにやにやしながら、千絵の剥き出した脚から寝起きであることが一目瞭然の乱れた髪までじろじろと見つめて言った。
「なるほどねぇ、急に連絡寄越さなくなったって言うのは、こういう事だったのねぇ。」
「あの…?」
千絵はその何故か得意顔の女性を観察した。見ると腹部が不自然に膨らんでいる。中から別の鼓動が聞こえた。どうやら、妊娠しているらしい。
「ごめんね、意地悪のつもりじゃないんだ。私は大野貴子、貴史の姉です。」
怪訝そうな顔の少女に気を遣って、姉は言った。それから千絵の目線の先を追って付け加えた。
「ご覧の通り、ママになります。」
「え、えぇ、えっと、おめでとうございます。」
千絵はどう対処して良いのか分からず度盛りながら言った。大野貴子は微笑んで言う。
「ありがとう。あなたは、将来この子の叔母さんになるかも知れないのね?えっと…」
「蓮杖、千絵です。」
「可愛い名前ね。貴史、いる?今朝寄るってメールしたんだけど…」
貴子は千絵の脇をすり抜けると、勝手に弟の部屋に上がり込もうと靴を脱ぎだした。千絵は焦った。こういう事態のために、チンパンジーの携帯をチェックしておくべきだった。
「え、ぇっと、その、ですね…」
うろたえる千絵をさも可笑しそうに見ながら貴子は言った。
「でもびっくりだな、貴史にこんな可愛い彼女が居るなんて。どこが良いの?猿みたいじゃん。」
同感だった。だが、千絵にとってはその猿と血の繋がった姉が目の前に居る美女だと言う事の方が驚きだった。
「何この部屋、酷い臭いね… どうせあの子ごみ出しもろくにしてないんじゃない?」
貴子がそう言って電気を付けようとした時、奥の部屋から寝ぼけ眼の佳奈が現れた。事態が把握できておらず、しかも全裸である。
家主の姉は凍りつき、千絵は絶望的な表情で頭を抱えた。

302:腐肉(P.N.)
10/01/25 03:31:02 UD3icjpW
「なぁに?朝から…喰い殺すよぉ?」
佳奈が目を擦りながら、寝惚けた声で呟く。千絵は、佳奈の背後のテレビ画面に卑猥な映像が映し出されているのに気付いた。
ビデオの設定がリピートになっており寝る直前まで観ていたビデオが延々連続再生されていたらしい。
無論、佳奈と真正面に向き合っている姉貴子には、弟の部屋の惨状もとっくに目に入っていた。
「…どういう事…!?」
今度は、この突然の訪問者がうろたえる番であった。貴子は千絵と新たに登場した全裸の少女を交互に見つめながら、引きつった顔で回答を求めた。
「…誰?」
目が覚めた佳奈が、目の前に居る妊婦を指差し千絵に尋ねた。
貴子が千絵を顧みようとしたその瞬間、何か巨大な肉の塊のようなものに凄まじい力で押し倒され、気を失った。

303:腐肉(P.N.)
10/01/25 03:35:45 UD3icjpW
------------------------------------------------------------------------
気が付くと貴子は冷たい場所に横たえられていた。風呂場らしい。スモークのかかったガラス戸の向こうから何やら言い合う声が聞こえてくる。
最終的に、言い合う2人はジャンケンを始めた。何かを決めようとしているらしかった。貴子はぼんやりとその声を聞き流しながら、何が起こったのか思い出そうとした。
今朝、夫富雄に送ってもらった。一週間ほど実家に連絡が無いというので、心配した母から弟の様子を見て来いと言われたのだ。そして…2人の少女に会った。
そうだ、そして彼女は殴られたか何かして気を失ったのだ。どれくらい経つのだろう?あの少女は何者なのだろう?
貴史はきっと悪い事に手を出したに違いない。悪い仲間と付き合い、ドラッグだの、援交だの…あの少女はどちらもまだ未成年ではないか。
とにかく、起きなくては。ここから出なくては。そう思って立ち上がろうと床に手を着いた途端、濡れたタイルにつるっと滑って頭を打った。
「っつぅ…」
貴子は呻きながら頭に手を遣った。その手を見た貴子は青ざめた。血が付いている!頭をまさぐると、更に大量の血が付いた。
「うそ…」
だがどうやら血が付いているのは髪の毛だけで、傷が見当たらない。貴子は上半身を起こすと、自分の倒れていた床を見た。途端に、彼女は悲鳴を上げた。
真っ白いはずのタイルが、赤く染まっていた。それどころか、血の池のようだった。
電気が点いておらずそれまで気付かなかったが、壁にも一面に血が飛び散っており、天上にまで及んでいた。
貴子は自分の身体に外傷は無いかと、シャッツの上から血が付くのも構わずボディチェックした。ふと、浴槽にもたれかかると、背後から強烈な腐臭がした。
振り向くと、浴槽の中にまだ血肉のこびり付いた人間の骨や、反吐に塗れた衣服が折り重なっていた。
しかもどう見ても一体だけではない。まさか、これが貴史だと言うのか。
貴子は悲鳴を上げる気力も失せ、ふっと力が抜けたように血の池の中にへたり込んだ。その時浴室の扉が開き、千絵が戸口に現れた。
「起きた?」
「あ…あぁ…」
千絵は後ろ手に扉を閉めた。ガラス戸の向こうから、もう一人の少女がにやにやと邪な笑みを讃えてこちらを見ていた。
「ごめんね、汚くて。昨日ご飯の後で掃除し忘れてて…」
全く、エロビデオなど見ずに夜の内に掃除して置けば良かった、と千絵は思ったが、床から立ち上る饐えた血の臭いが既に彼女を興奮させていた。
「あ、あなたたち、何なの!?」
貴子が叫んだ。だが身体は正直に、血の池の中をこの怪物のような少女から後ずさる。
「た、貴史をどうしたの!?まさか…」
「喰った。」
千絵は姉を見下ろし、ぽんぽんと腹を叩いて見せた。大野貴子の顔に明らかなショックと絶望が浮かび上がり、瞳が見る見るうちに涙で潤んで行く。
「あいつ愛されてたんだねぇ。」
千絵はくっくと笑い、弟の残酷すぎる死を突きつけられた姉に顔を寄せる。
貴子は「ひっ」と悲鳴を上げて飛び退こうとしたが、背中がもう壁に着いてしまった。逃げ場は無い。
「大丈夫、君もすぐに“入れて”あげる。弟よりもっといっぱい愛してあげるよ。」
千絵は血の池に膝と手を付くと、貴子の膨らんだ腹にぴたりと自分の肉体を密着させ、キスをした。初めての時に比べると随分上手くなった、と千絵は自分で思った。
「あっ…んっ…!!」
貴子は拒むように顔を背けるが、千絵の血塗れの手に頬をぎゅっと押さえつけられ、無理矢理に奪われた。
「や、やめ…」
言い終わらないうちに、少女の柔らかい唇が再び彼女から声を奪う。のたうつ舌が、口の中を隅々まで走査するように撫で回した。
貴子は、いけないと自分に言い聞かせた。だが少女のキスは今までのどの男よりも強く激しく、感じずに居られなかった。富雄さんよりも。
それが何よりも悔しく、貴子は泣き出した。
その間に千絵の股間の辺りから下着を捲り上げてチューブ状に集合した、勃起したペニスのような太い触手がするすると姿を現した。


[続]

304:名無しさん@ピンキー
10/01/25 15:46:58 ki4B4i3R
突っ込んだ触手で胎児を引っ張りだし、母親の前で食するのを希望

って、何考えてんだ俺……orz

305:腐肉(P.N.)
10/01/26 00:32:20 UvjJxNti
巨大な一物は貴子の秘所を、パンティの上からつんと突いた。
「んんぐっ…!!」
貴子は叫ぼうとするが、口を塞がれて声が出ない。貴子は脚をばたつかせ、千絵の身体を押し戻そうと手を掛ける。だが少女の身体はびくともしない。
触手がパンティを貫き、膣内に侵入した。そのままずるずると信じられない程奥まで押し入る。
一体自分の身体に何を入れられているのかも分からないまま、彼女は「だめ、やめて」と言いたげに首をふるふると振りながら、乞う様な目を少女に向ける。
中に赤ん坊が居るのだ…。
少女の目が、彼女の目の前で意地悪く笑いきゅうっと細くなる。貴子は叫んだ。だがその声は外へは出してもらえず、代わりに涙と鼻水が流れ出ただけだった。
触手が、彼女の中のもう一つの命に触れる。身体の中で異変が起こった。触手が、彼女の中から胎児を引きずり出そうとしているのだ!
正確には千絵は、チューブを使って母親の胎内で直接胎児を飲み込むつもりだった。中絶に使う吸引器のように。
触手はあっと言う間に、世にもおぞましい肉で出来た掃除機さながら、胎児を飲み込んだ。
胎児はチューブの中をずるずると子宮から引きずり出され、膣の壁をぶち破ると、母体を離れた。貴子の腹が見る見るしぼんで行く。
貴子の肉体を出産時以上の激痛が苛む。だが胎児を失った彼女の絶望にとっては、そんな苦しみは気を紛らわしてもくれない。
大野貴子と夫富雄にとって希望となる筈だった生命は、一度も外気に触れる事無く千絵の胃に収まり、妊婦の代わりに彼女の腹がぽっこりと膨れた。
貴子は抵抗を止め、涙をひた流しにしたまま呆然と空虚を見つめた。千絵は彼女の身体から離れると、彼女から自分の身体がよく見えるように立ち上がった。
「あ… あ…あ…」
貴子は口に手を当て、わなわなと震えた。
次の瞬間千絵の腹に綺麗に割れた腹筋が浮かび上がったかと思うと、中でぐしゅっという何かが潰れる音がした。続いて、少女は満足げにゲップを放つ。
「いやあああああああああ!!!!!!!!」
貴子は声の限り叫んだ。だがすぐに、身体の中で激痛が走り、声が出せなくなった。呼吸すら難しくなり、げほっと咳き込む。口から唾液が糸を引いて毀れた。
見ると、怪物の股間から延びた直径20cm以上もある巨大なペニスのようなピンク色の物体が、自分のヴァギナに突き刺さっている。
貴子はまだ呼吸を取り戻せずに、咳と共に肺の中の空気を徒に吐き出し続けた。先ほどの痛みは、触手が子宮の壁を突き抜けた時のものであった。
触手はそのままぐりぐりとドリルのように彼女の体の中を抉りながら突き進む。
一旦凹んだ腹が再び、中から押し上げられるように膨れ上がると、次の瞬間ミイラの身体のようにぺしゃんこになった。
周囲の臓器がチューブに汲み上げられて千絵の胃の中に吸い込まれたのだ。
呼吸も出来ず声も上げられない貴子は、この世のものとは思えない痛みに身悶えた。
いっその事、一思いに殺して欲しいと思った。だが怪物は、彼女の内臓を飲み込み、恍惚に打ち震えるように身体をくねらせるばかり。
彼女の目に、もう貴子の姿は“肉”としか映っていなかった。

306:腐肉(P.N.)
10/01/26 00:32:58 UvjJxNti
次の瞬間貴子の胸が炸裂した。肋骨を砕き、身体の中から血肉に塗れた触手が外へ飛び出してきたのだ。
豊かな乳房は潰れたボールのようにべしゃりと側に垂れ、毀れた母乳が血と交じり合い桃色の流れとなって血の池に注いだ。
大野貴子はしばらくびくびくと痙攣していたが、やがて震えのリズムが緩やかになって行き、そのままの姿勢で息絶えた。
その間も胸から突き出た触手は、身体の真ん中にぽっかりと空いた穴の周りでべちゃべちゃと肉をついばんでは、千絵の胃に送り続けた。

-----------------------------------------------------------------------

ジャンケンに負けた佳奈は、千絵が家主の姉を始末している間、浴室のガラス戸にもたれ、中の声を聞きながら自分を慰めていた。
口を塞がれた大野貴子が呻き声を上げる度に、彼女の恥部から大量のぬるぬるした液体が毀れ出た。
彼女は泣き叫ぶ獲物の顔と、それを見下ろす親友の残忍な眼差し、その暴虐を想像しては何度も果てた。
その時、凭れていた扉が不意に開き、佳奈は悲鳴を上げ後ろへ倒れた。すぐに背中に千絵の脚が当たる。
「び、びっくりする…じゃんか…」
佳奈は後ろ向きに千絵を見上げ、講義しようとするが、すぐにはしたない行為を見られた事に対する羞恥が起こり、頬を染めて目を伏した。
「また1人でしてたの?」
千絵は佳奈の背中に凭れかかると、優しく言った。
「エロい子だな。」
「ちぃちゃんだって… ちぃちゃんがそんないやらしい事する子だなんて思わなかったもん。」
「嫌い?」
千絵は佳奈の背中にちゅっと口付けた。頬を寄せると、躍動する筋肉とその向こうで力強く脈打つ心臓を感じる。
「ううん… 好き。」
佳奈は千絵に向き直ると、唇にキスをした。千絵の下半身は血だらけだったが、顔には返り血が少ない。
「もう済んだの?」
佳奈が尋ねる。
「うん、満足。」
ドアの向こうを見ると、大野貴子の肉体は跡形も無く消えていた。変わりに千絵の腹が妊婦のように膨れている。
「次は佳奈にやらせてあげる。」
「私も早く千絵みたいな身体になりたいな。」
佳奈は呟き、千絵よりも少し細いが長い舌でぺろりと親友の顔に付いた僅かな返り血を舐めた。


[続]

307:名無しさん@ピンキー
10/01/26 18:18:26 IVJoCgBq
乙です。今回は胃というか子宮のあたりがヒュッとする話だったなぁ

308:名無しさん@ピンキー
10/01/26 18:57:20 alAM8bV6
うわっ>>304よりエグイ・・・GJ!

309:名無しさん@ピンキー
10/01/27 00:44:24 m7uylIiz
チェストバスター食いGJ!!

310:名無しさん@ピンキー
10/01/27 17:42:18 /B7TfXcH
佳奈がモンスター化したら、膣で無理矢理人間を丸呑みにするなんてシーンが見たいのう

311:名無しさん@ピンキー
10/01/28 11:24:20 E+Ha7C3e
膣丸呑みして一時的に保存してほしいな
中で苦しめる感じで

312:腐肉(P.N.)
10/01/28 22:47:44 4GM2wFaf
八手康久はコンビニの袋を持って車に戻ると、エアコンのスイッチを入れた。もうすぐ10月だと言うのに、この所まだ蒸し暑い夜が続いていた。
今夜も同じコンビニ弁当だが、その早めの夕食は彼にとってほんの一時の憩いを与えてくれる貴重なイベントだ。
この一週間と少し、彼は本署にも妻子の待つ家にも帰らず、ずっとこのミニバンの中から偏光シートの貼られたガラス越しにその部屋を見張っていた。
それが彼に与えられた任務である。
その部屋に居るのは、2人の女子高生。名前は蓮杖千絵と、小山内佳奈。小山内佳奈の家からは母親の刺殺体が発見されており、殺人容疑がかけられている。
蓮杖千絵は、6月に宮城で起きた宿泊施設の利用客全員失踪事件の生き残り。直後に父親や旧友が何人も失踪し、環境庁が捜査対象に加えた謎の少女。
彼女の正体に関しては、警視庁は一切の情報を与えられていなかった。当然、八手も知らない。それが後に彼の運命を左右する事となる。
2人は2週間程前にヒッチハイクで上京(車を運転していた親子は遺体で発見)し、ここ方南町のアパートに居候中だ。実のところ、尾行はその時既に始まっていた。
現在彼女らが潜伏中の部屋の契約者は輪下貴史という名の学生である。だが最初に蓮杖千絵と連れ立って部屋へ入り、続いて小山内佳奈が来訪して以降、姿が見えない。
監禁されているか、最悪の場合既に殺されているかも知れないと考えると、八手は気が気ではなかった。
2人が泳がされているのは、6月の宮城、そして8月の西東京、9月の地下鉄丸の内線事件の犯人の捜索のためである。
環境庁の調査本部責任者である村雨は、そのためならば市民の犠牲さえ多少であれば厭わないつもりだ。あれはそういう男だ。信念の男。
そのためには他人の命、そして場合によっては自らの命さえ犠牲にする男。だが、八手は正直乗り気ではなかった。
というか、彼は何一つ納得できなかったし、理解もできなかった。
宮城の女子高生と、この国の犯罪史上希に見る凶悪大量殺人の犯人との間に何の関係があると言うのだ?そもそも、なぜ調査本部が環境庁に置かれているのだ?
彼は環境庁の連中が蓮杖千絵をこんな風に呼ぶのを聞いたことがある。
「オブジェクトD」。彼は苦笑するしかなかった。しかし八手はそんな村雨の命令で動いている。
現に彼が尾行を引き継いでからも既に無実の人間が何人も犠牲になっているかも知れないと思うと、彼には耐え難いことだった。
これはもはや正義の問題ではないという事は、頭では分かっている。より多くの犠牲を防ぐため。村雨がどんなに冷酷な男であれ彼の論理も、結局はその一点に根ざしているのだ。
虫唾が走るが、彼は耐えるしかない。
だが時々、ふと覚めた目で自分を見下ろすもう一人の自分がいる事に気づく。俺は何をやっているんだ?端から見れば、車で暮らして女子高生をつけて回っている変質者だ。
実際に彼が監視している2人の少女は一向に殺人者らしき人物と接触する様子も見せず、たまに家に入ったきり出てこない者がいるという事実にも関わらず、
彼は次第にあの2人が殺人者であるとは思えなくなってきていた。奇妙な点が多い事は認める。村雨は彼女が犯人(の1人)であると断定したような口調であったが、
考えて見れば彼の知る限り証拠は何一つ無いのだ。彼女らは東京での暮らしを目一杯謳歌しているようにしか見えない。
割り切っていた思いも冷め、この仕事に対するただの嫌悪と怠惰だけが心を占めるようになりつつあった。
しかしその日の朝、異変が起こった。1人の女性が、例の部屋を訪ねて行ったのだ。応対したのは確かに「オブジェクトD」で、女性は部屋へ入ったきり出てきていない。
恐らく女性は妊娠していた筈だ。彼女が部屋へ上がり込んだとき、八手はよっぽど止めに入ろうかと思った。
向こうは彼の顔を知らないし、我々をうまく捲いたと思い込んでいるのだから、適当な芝居を打って彼女を救い出す手はあったはずだ。彼は今になってその事を後悔した。
あの少女が、身篭った母親に対しても残酷に手を下すなどという事が考えられようか?八手は、可憐な美少女が妊婦の腹を裂く場面を思い浮かべた。
ズボンの下で、ペニスがむくむくと膨張した。この所、一日中車に閉じ込められている彼のストレス発散法はマスターベーションであった。
少女たちが寝静まったのを確認すると、彼は車内で1人、蓮杖千絵のファイルを広げて手淫する。そこに印刷された彼女の美しい顔を見ながら射精する。
それが彼にとっての最大の娯楽だった。だがその日は朝まで部屋の電気が消えず、彼は機会を失ったままだった。
今夜こそは…。

313:腐肉(P.N.)
10/01/28 22:50:18 4GM2wFaf
彼はふと、身を乗り出して周囲を見回した。
この辺りは都心から少しは離れているが、それでも昼夜人が居なくなる時間というのがあまり無い。偏光版のお陰で、外から車内を覗き見ることは不可能だが、
彼はその秘かな娯楽のために、ターゲットである2人の少女以外にも周囲の目を気にするようになっていた。
その時、一台の車がすぅっとミニバンの横を通り過ぎ、アパートの真ん前で停車した。その車に、八手は見覚えがあった。今朝例の妊婦を送って来た車だ。
車から男が1人出てきた。酷く慌てた様子で、アパートの中へ駆け込んで行った。しばらくして、3階の踊り場に再び男の姿が現れた。
彼は真直ぐ、少女たちの潜伏している部屋へ向かうと、チャイムを押した。中から出てきたのは、小山内佳奈の方だ。八手は不安になってきた。
蓮杖千絵はどこだ?もしかして、彼がコンビニに入った隙に外出してしまったのだろうか。
佳奈は戸口で何やら男と話をしているようだ。それから、2人して部屋を出ると廊下を歩き出した。アパートを出るようだ。
何のために?
八手は身を乗り出し窓に張り付くようにして見ていた。恐らくあの男は妊婦の夫だろう。
妻が帰って来ないので無事を確かめに来たのか?それにしてもあの慌てようは何故だ。
男は、車のエンジンが駆けっぱなしであるにも関わらず、建物を出ると佳奈についてあらぬ方向へ歩いて行く。
八手は2人が十分に離れると、徐にバンのエンジンを切り、車を降りた。


「貴史と一緒ですから心配要りませんよ。」
佳奈は後ろをついて来ながらそわそわしている大野富雄に向かって朗らかに声をかけた。
「あ、ああ…貴史君ね…ちょっと不安だなぁ。」
富雄は余裕を見せようと冗談のつもりで言って見せた。だが自分でも声が上ずっているのが分かる。兎に角、落ち着こう。
「貴史君から連絡貰った時はびっくりしたよ…だって予定じゃまだ1ヶ月も… 本当に、大丈夫かな?」
「お医者さんは母子共に問題無いって言ってらっしゃいましたよ。」
佳奈のその一言で、富雄は崩れ落ちるほど安心した。佳奈の事に気を配る余裕も出てきたようだ。
「ところで、君は…貴史君と同じ大学?」
「えぇっと…まだ高校生。」
「高校生…貴史君も隅に置けないな!」
「貴子さんにも言われました。」
佳奈は照れ臭そうに言う。
「まぁ恋愛は自由だけど…まだ高校生なんだから、程ほどに…というか。」
富雄は自信なさげにアドバイスする。
「富雄さんきっと素敵なパパになりますよ。」
佳奈がそう言うと、富雄は何やらもごもご呟いて小さく笑った。2人の後ろを八手康久刑事が尾行していることを、佳奈は知らない。
大野貴子の携帯電話からの「破水した」というメールで呼び出した“獲物”も勿論同じだ。
彼は佳奈の本当の目的も、妻と生まれてくるはずだった子がとっくに化物の胃袋の中で溶けてしまった事など知る由も無い。
佳奈は細い路地に入った。
「近道します。大丈夫ですか?」
「ああ。」
2人は路地の奥へ消えた。八手は足を止めた。厄介だ。こういう路地では、尾行に気づかれてしまう確率が非常に高い。
彼はポケットからGPSを引っ張り出すと、地図を呼び出し、路地がどこへ抜けるのかを調べ始めた。あわよくば先回りできるかも知れない。


[続]

314:名無しさん@ピンキー
10/01/29 03:21:19 smqCUo3M
乙です!これまた急展開で続きが楽しみです

315:名無しさん@ピンキー
10/01/29 10:58:28 ns3iT2OU
くぱぁ!

316:腐肉(P.N.)
10/01/29 23:56:01 TfGSDK+5
「随分、狭いね?」
大野富雄は壁を走る配水管を眺めながら、ブーンと唸りを上げ生ぬるい風を噴き出すエアコンのファンに負けないよう叫んだ。
路地は相当入り組んでおり、先ほどから何度もくねくねと曲がっている。
「病院の名前、もう一度教えてもらえるかな。」
大野富雄は佳奈に尋ねた。こんな所を通っていく病院なんて、ちゃんとした所なんだろうな?という不安が、彼の心を支配した。
だから彼は、佳奈がジーンズの腰から、布に包んだ刀のように長いスライサーを取り出した事にも気付かなかった。
佳奈は刃物から布をはらはらと剥がしながら、その冷たい金属の感触に惚れ惚れとした。数日前、新宿へ出た際に大型生活雑貨店で購入したもので、まだ新品だ。
切れ味が楽しみである。
「佳奈ちゃん?」
富雄が不安げに尋ねる。佳奈はぴたりと足を止めた。
「どうした?かな…」
富雄がそう言って佳奈の肩に手を延ばした瞬間、人差し指から小指までが消えた。富雄は何が起こったのか分からず、すっぱりと切断された断面を呆然と眺めた。
スーパーに並んでいるような綺麗な赤身に、少しだけじわっと血が滲む。足元でカランと金属の破片が落ちる音がした。
見ると、子供用ウィンナーのような切断された指と、そこから抜け落ちた銀色の結婚指輪が転がっていた。次の瞬間、手の断面から血がどくどくと溢れ出てくる。
「うわあぁっ…!!!」
富雄は必死に手を押さえて悲鳴を上げかけた。だがそれより早く、刃渡り40cmはあろうかというナイフが彼の顔から喉にかけてを縦にスパッと滑った。
口の中に血の味が広がり、喉からすーすーと空気が抜けていくのが分かる。思わず口を閉じようとすると、上下の唇が真っ二つに割れているのが分かった。
途端に凄まじい痛みが走る。だが声が出ない。富雄は地面に膝を付いて蹲ろうとした。だがそれを待たずに、佳奈のナイフが腹を裁いた。
切断されたスーツとシャツがだらりと垂れ下がり、露わになった腹に横一直線に赤い線が入り、くぷんという奇妙な音を立てて、何かが毀れ出た。
肥満気味の芋虫のようにぶくぶくと膨れ上がった腸だ。更にその腸も、丁度半分のところでぱっくりと別れ、切断された方がぼとりと埃っぽい地面に落ちた。
佳奈はスライサーを手に、踊るように激しく舞った。手当たり次第に刃物を突き出しては、肉に触れた手応えを感じると、思い切り引いた。
そしてすぐにまた次の一撃を繰り出す。大野富雄は最後の力を振り絞り、凶器を手に死の舞を踏む少女に向って手を延ばした。
運良くその手が、佳奈のスライサーを持った方の腕を掴む。一瞬、佳奈の動きが止まる。
だが次の瞬間、佳奈はもう片方の手で富雄の手首を掴むと、身体ごと回転して彼の腕を捻り上げた。今の佳奈の腕力は、成人男性を優に凌駕する。
富雄の喉からひゅうひゅうと荒い息が漏れる。恐らく悲鳴を上げようとしているのだろう。痛みのあまり、彼は掴んだ佳奈の手を離す。
その隙に佳奈は自由になった凶器を、捻って固定した男の肩に向って振り下ろした。スバッという、時代劇でしか聞いた事の無いような不気味な音が路地に響いた。
富雄の腕は根こそぎ胴体から切断され、バランスを失った彼は前のめりにどさりと汚い地面に倒れた。肩を含む無数の切断面から血が流れ出て、見る見る路地を赤く染めた。
佳奈は足元が血に浸るのも構わず、掴んだままの切断した腕に齧り付いた。牙を立てて肉を挟むと、力任せに噛み千切った。筋肉の繊維がバラバラにほつれる。
佳奈は生えたばかりの凶悪な歯でそれをくちゃくちゃと咀嚼した。初めて1人で成功させた“狩り”の戦利品を、充足感と共に味わった。

317:腐肉(P.N.)
10/01/29 23:58:18 TfGSDK+5
一方、路地の出口から少し離れた所で待ち伏せていた八手は、2人があまりにも遅いので焦り出していた。もう先に抜けて行ってしまったのだろうか?
今標的を見逃してしまうという事態は何としても避けたかった。彼自身の手で証拠を掴む事が出来るかも知れない。車もそのまま置いてきている。
八手は意を決して、路地へ入ってみる事にした。もし鉢合わせても、向こうは彼の顔を知らない。やり過ごせるだろう。
路地はエアコンのファンやビルの間を吹きぬける風の音に満ちており、足音を隠す必要は無かったが、八手は慎重に進んだ。
やがて曲がり角まで来ると、八手は壁に背を付けそっと向こうを覗いて見た。目を覆いたくなるような光景だった。
月明りと、ビルの上方に灯った電灯の光に照らされて浮かび上がったのは、どす黒い血溜りの中で、刺身用に裁かれた魚のように赤い肉をむき出して倒れた男の肉体と、
一糸纏わぬ姿でその上に覆いかぶさるようにして肉に齧り付く美少女の変わり果てた姿だった。
何という事だ!
八手は恐怖のあまり叫び声を出しそうになった口を片手で押さえた。目の前の光景が信じられない。
これはもう殺人などと言うレベルの事件ではない。こんな事、外国の猟奇事件の資料か恐怖映画の中でしか目の当たりにした事は無かった。
八手は心臓が早鐘のように高鳴るのを抑え、もう片方の手でジャケットの下のホルスターの止め具を外す。
心の中では、本能が今すぐにその場から逃げるべきだと告げていた。だが彼は、犯人逮捕のために無実の人間の命を犠牲にしかねない
この任務に参加すると決めた時と同じように、理性でそれを押さえつけゆっくりと銃を引き抜いた。その時、声がした。
「びっくりした?」
八手は背筋をゆっくりと冷たいものが這い上がるのを感じた。それは途方もなく絶望的な恐怖だった。彼はごくりと唾を飲み込み、真直ぐ前を見据えた。
胸から股間の辺りにかけてを血に濡らした小山内佳奈がそこに居た。先ほど彼が覗き見た時は、5メートル以上離れていた筈だ。一体いつの間に移動したというのか。
「あなた誰…?」
佳奈はじりじりと八手に歩み寄る。
「おかしいと思ったんだ、昨日出掛けた時、追けられてるような気がして…。千絵を追ってるの?」
次の瞬間、答える前に彼は少女が延ばした腕に物凄い力で投げ飛ばされ、路地の反対側の油っぽい土の上にどさりと落ちた。
脚の骨が折れたらしく、身動きしようとすると激痛が走る。八手は仰向けに寝転んだまま、怪物がやって来るのをただ見ているしかなかった。
彼は柔道と空手の有段者である。その彼が18歳の少女に片手で投げ飛ばされた。たった今彼の身に起こった出来事が現実であると認められず、思考が停止していた。
「あの子を護る為なら、私はどんな事でもする。」
佳奈は土の付いた裸足の足で八手の股間を踏み拉いた。あっと言う間に勃起する。だが次の瞬間、彼のペニスはその可愛らしい少女の足に身体ごと踏み抜かれた。
「ぎあああああああ!!!!!!!」
八手の絶叫がビルの谷間に木霊する。だがこの街では、そんな事では誰も不審がったりしない。
佳奈は八手の身体に馬乗りになるように跨ると、若い捜査官の顔面の辺りに来る様に股間を押し付けた。
「や、やめっ…」
もはや性欲を感じる部分を失った八手は、恐怖に駆られて叫んだ。佳奈は、千絵がやるようにきょとんとして首を傾げた。
「…もう一度。あなた、誰?」
怪物が尋ねる。
「警察?」
「そ、そう…だ…」
理性の消し飛んだ八手は、呆然と問われた事に正直に答えた。
「そう…。」
佳奈は意外そうな顔で男をまっすぐ見つめた。こんな状況にも関わらず、八手の一物は欲情していきり立った。
「それは残念だね。」


[続]

318:名無しさん@ピンキー
10/01/30 00:16:26 H/Eis+Dn
しかしこの世界、変態が多すぎである

膣丸呑み期待
潰さないでゆっくり溶かして欲しい

319:名無しさん@ピンキー
10/01/30 09:35:37 ahZC31Xg
GJ!

しかしながら、いつも思うんだが○○期待とか言うのはどうなんだ
作家さんが描きたい様に描かせてやれよ

320:名無しさん@ピンキー
10/01/30 11:36:49 zKYRWnoJ
GJです!
最近このスレを知って前スレにも遡って読んでもう目が離せない

321:名無しさん@ピンキー
10/01/30 15:33:22 iIslpOgI
生まれたてのウミガメや魚の稚魚のほとんどが、
大きい生物に丸呑みされるのと同じだな。
自然の世界では変態でもない。

322:名無しさん@ピンキー
10/01/30 16:50:39 tkjsoOFR
だがウミガメや稚魚はリョナニーなどしない…!

323:名無しさん@ピンキー
10/01/30 17:06:45 7XyqDsIX
まあ自然界では、求愛のためだけに一年間をついやす動物もいるんだから、本能に正直なんだよ。
とフォローしてみる。

324:名無しさん@ピンキー
10/01/30 19:12:22 odCuNodu
顔面騎乗キターっ!

325:名無しさん@ピンキー
10/01/30 21:01:39 aZJGg3e4
足じたばた足じたばた

326:腐肉(P.N.)
10/01/30 21:16:49 QH2eGkvw
佳奈のその言葉を合図に、彼の顔に押し付けられた恥部が開口した。ぬるっとした陰唇が彼の頬に擦りつけられる。
「うっ…ぐ…」
八手は呻き声を上げた。ズボンに擦れたペニスからとくとくと精液が流れ出てパンツを濡らした。
佳奈の膣から夥しい粘液が溢れ出て八手の顔面を広がった。それは唾液だった。
ゆっくりと膣を形成する肉の壁が伸縮し、胃まで一直線に通じる真っ暗な穴と化した。
その穴から漂う腐臭に八手は吐き気を催した。だが口を開けた瞬間、唾液が入り込み甘ったるい粘液に軌道をふさがれ咳き込んだ。
呼吸を取り戻す前に、彼の頭は膣の中に呑み込まれた。筋肉の壁がうねり、彼の頭部を締め付けると、ゆっくりと胃袋の奥へと運び始めた。
外側では、少女の膣に頭を挿入した男の肉体が、ぐぷんという下品な音を立ててながら徐々に彼女の体内へと引きずり込まれていく。

腰の辺りまで入った時、不意に何かに閊え、佳奈は呑みこむのをやめた。はてな、と思って見下ろすと、勃起した陰茎が膣口に閊えていた。
佳奈がそっと手を延ばして触れると、自らの存在を主張する陽物はびくんと震え射精した。流れ出る精液はパンツを通してズボンにも染みを広げた。
佳奈はそのまま彼の一物をぎゅっと握ると、力いっぱい握り潰した。硬くなったペニスはあっと言う間にバナナの皮のように張り裂けた。
体内で何かが振動する。恐らく、男が悲鳴を上げたのだろう。佳奈が手を退けると、朱色の混じった白っぽい粘液が指の間でつっと糸を引いた。
佳奈はその手を口元に寄せると、指に付いた丁寧に一本一本血の混じった精液を舐め取った。
「ん…おいし…。」
八手がこの光景を見られないのが残念である。
尤も、見られたとしても彼の性欲を感じる部分はもう萎びた野菜のようになって、彼女の体内に呑みこまれていた。
骨盤が膣の筋肉に締め付けられベキベキと音を立てて砕けた。
手を綺麗にすると佳奈は、だらりとぶら下がった八手の足から靴を脱がせ、指でちょっと押してやりながら彼の全身を胃袋に納めた。
佳奈は、傍にあった比較的汚れの少ないエアコンのファンの上に腰掛けた。重みでスチールの箱が軋みを上げる。
自分の身体と同じくらいに膨らんだ腹を見て、佳奈は初めて、自分は人間ではなくなったのだと実感した。
中の男はどうやら悲鳴を上げる気力までは尽きたらしいが、彼の肺から搾り出されるか弱い呼吸や鼓動から苦痛を感じ、佳奈は悶えた。
彼女は何十倍にも膨れ上がった腹を優しくさすると、膣の穴から「げふっ」とゲップのような音がした。ふと気付くと、背後に千絵が立っていた。
「落ちてた。」
千絵は手にした血だらけのスライサーをぺろぺろと長い舌で舐めると、それを佳奈に差し出した。
「済んだ?」
佳奈は返事の代わりにゲップをした。

327:腐肉(P.N.)
10/01/30 21:18:06 QH2eGkvw
「もう一人いたみたいだね?」
千絵が佳奈の膨張した腹を見つめて尋ねた。
「追っ手、みたい…。」
佳奈は悲しげに言う。
「そろそろ潮時みたいだね…また移動しなきゃ。」
千絵が歩み寄り、佳奈の腹を撫でながら、身体に付いた血を舐め言う。
「一緒に行こう?」
「もちろん。」
そう言って佳奈は、千絵の肩に腕を回して抱き寄せた。千絵の口からするすると舌が伸び、佳奈の口元を探る。
佳奈が口を開けると、2匹の蛇のように、2人の舌が縺れ合う。絡み合う舌に引き寄せられるように、2人は接吻を交わした。
「愛してる。」
千絵が囁く。
「私も…」
そう言い終らない内に、佳奈の舌は千絵を求めて迫った。千絵はそれを優しく受け入れた。
佳奈の消化器系はまだ変成しきっておらず、千絵に比べて胃酸の濃度は薄く消化に時間がかかる。
だが、追っ手の存在を知った今、この路地でそれを待つ時間は許されていない。
それを知っている千絵は、自らの体内から強酸を逆流させ、口付けながら佳奈の体内に流し込んだ。
「んぐっ…」
佳奈の口からしゅうと細く煙が上がった。口の中に焼けるような痛みを感じる。唐辛子をそのまま食べたときのように、舌がひりひりする。
熱い液体は喉を流れ、胃袋に到達した。
すぐに化学反応が置き、胃の中の男がびくんと動いたきり、歪に変形していくのが分かった。
男は痙攣し、しばらく佳奈の腹は洗濯機のドラムのようにぼこぼこと揺れていた。
千絵は口を離す。唇から毀れた酸がぽたりと、佳奈の座っている潰れかけたエアコンのファンに垂れてじゅっという音を上げた。
「ん… もっと…」
佳奈は目を瞑り、ひりひりする口を、親鳥から餌をねだる雛のようにくぱっと開けた。
一瞬ひんやりとした夜の空気が口の中に入り込み、火傷を癒した。
だがすぐに千絵の口が夜風を遮り、更に大量の胃液を流し込む。佳奈は喘いだ。
熱い飲み物を覚まさずに飲んだときのような感覚が口の中を襲うが、それが千絵にされている事だと思うと苦痛よりも喜びの方が勝った。
服が着れる程になると、佳奈は少し離れたビニルシートの上にきちんと畳んで置いてあった服を羽織り
(脱ぎ捨てるか畳んであるかは性格が出るな、と千絵は思った。)、
2人は恋人同士のように腕を組んでアパートで戻った。30分後、荷物を纏めた2人は新たな根城を求めて夜の街へと旅立った。


[続]

328:名無しさん@ピンキー
10/01/30 22:26:46 cu7rEER5
GJすぎる!

329:名無しさん@ピンキー
10/01/30 23:14:22 H/Eis+Dn
GJ!!

330:名無しさん@ピンキー
10/01/31 01:01:15 ank3bUcH
描写はエロいが絵面が想像できねぇ・・・w

331:名無しさん@ピンキー
10/01/31 10:41:08 6v47NxB0
膣丸呑みGJ!!

>>330
早くMP(妄想ポイント)を強化するんだ!!

332:名無しさん@ピンキー
10/01/31 11:16:59 MNjiermX
>>331
MPワロタ

333:名無しさん@ピンキー
10/01/31 12:37:40 41XG+hrw
HP(変態ポイント)なら余るくらいあるんだがな…

334:名無しさん@ピンキー
10/01/31 14:06:07 PrJxzVbF
MPマックスの俺は村雨の顔まで想像できるぜ・・・

335:名無しさん@ピンキー
10/01/31 17:56:37 6v47NxB0
>>333
その発想は無かったわwww
みんな高そうだwww

>>334
スゲェΣΣ(゚Д゚;)
53万のMPと二回の変身を残してそうだ・・・

336:名無しさん@ピンキー
10/01/31 18:42:13 9YoWTn9R
>>335
53万の時点なら残り3回だろw

337:名無しさん@ピンキー
10/01/31 19:07:14 6v47NxB0
>>336
そうだったorz

しかしあと3回も変身を残している334・・・ゴクリ・・

338:名無しさん@ピンキー
10/01/31 19:12:49 BOCLsz2Y
村雨、及川光博のイメージだったわ

339:名無しさん@ピンキー
10/01/31 21:28:09 wvI7Gyxo
このスレとしてはHPは(被食ポイント)っぽい気もする

340:名無しさん@ピンキー
10/01/31 22:11:54 6v47NxB0
>>339
変態成分が十分含まれているからどっちもへn(ry

341:腐肉(P.N.)
10/02/01 01:24:41 WjTgJwQp
[最終幕間]
伊豆波辰朗は靴音をリノリウムの床に響かせ、中央庁舎ビルの廊下を歩いていた。目的の部屋の前で一瞬立ち止まると、中から何やら話し声が聞こえた。
伊豆波は2度ノックし、入室した。部屋はブラインドが下りており、遮られた陽光の名残が薄暗い部屋全体を黄色く染めている。
中央にある巨大なデクスで、村雨は不機嫌そうにファイルをとんとんと叩きながら受話器に向かって話していた。
「とんだ不祥事ですよ。分かっています。八手刑事が消されたせいで、例のアパートに警官がやってきた時、フォローする者が居なかったんです。
いえ、通報したのはアパートの契約者だった青年の母親です。音沙汰無いのを不審に思ったそうです。だが警察よりも性質が悪いのはマスコミですよ。
せめて警視庁内で情報の伝達が的確に行われていれば、パトカーを5台も引き連れて来るなんて事は無かったはずですし、マスコミも止められました。」
電話の相手は「お互いに不出来な部下を持つと苦労するね」と嫌味を言う。なぜなら、彼が村雨の上司、環境庁のトップだからだ。
環境庁内に“オブジェクト”対策本部が設置されてから実質的に何の成果も上げられていない村雨に対して、彼は業を煮やしていた。村雨は閉口する。
「今や毎日ニュースで見るよ。犯人の正体を知っているという点を除けば、彼らの方が私より詳しいのではないかね。
まだある。“地下鉄の怪物”という噂が子供たちの間で流行しているそうだ。これは単なる都市伝説の類だが、既にFSBとFBIが何か嗅ぎ付けている。
連中が動き出すのも時間の問題だ。何としてもそれまでに決着したいところだと言うのに、折角手中にするチャンスがあったはずの“D”をこのタイミングで逃すとは。」
電話の相手が詰問する。村雨は相変わらず機嫌の悪そうな調子で応対する。
「ええ、そうです。今変わりの探索者が警視庁から派遣されてきたところです。」
村雨は戸口で硬直している伊豆波にちらりと目を向けて言う。
「行方に関して、八手康久の報告に手掛かりになるかと思われる情報があります。“オブジェクトD”及び小山内奈々は、例の西東京の事件現場を訪れています。
“オブジェクトC”との接触を図ろうとしている証拠です。つきましては、8月の事件の再調査を要請したい。私の予想が正しく、そして作戦通りに行けば…」
「だが君の作戦とやらのために泳がせていた魚は水槽を飛び出し海原へ逃げたぞ。」
長官はぴしゃりと言いつけた。村雨は苦虫を噛み潰したような顔で声を低く言う。
「…具体的に申します。周防美里です。」
「周防美里?」
長官はその名前にぴんと来ない。
「生き残った少女。」
「彼女は変成していなかった。オブジェクトではない。」
「当時、現場ではセンサーを使った検査を行ったのみです。再調査を。」
「否、だ。ようやく世間が忘れ始めた頃だと言うのに、また蒸し返して悲劇のヒロインを引っ張り出し、スカートでも捲れというのかね?
“オブジェクトD”を辿って“C”に行き着けるというのなら、8月の事件は忘れて先ずは“D”を捕らえる事だ。」
そう言うと、プツッという音と共に電話は切れた。村雨は受話器を乱暴に戻すと、ファイルをパタリと閉じてデスクの脇に放り投げた。
だがすぐに伊豆波に向き直り、いくらか落ち着きを取り戻した声で言う。
「待たせて申し訳ないですね、お掛けください。」
村雨は腰掛けたまま、デスクの前のソファを示して言った。引き出しの中から別のファイルを取り出すと、ぱらぱらとめくる。伊豆波辰朗の個人データだ。
それによると八手と違い、任務に人間性を持ち込まない軍人のようなタイプの男のようだ。なるほど、見た目通りの人物、という事か。その点は八手よりも安心だ。
村雨は背筋を伸ばしてソファに浅く腰掛けた若者を眺めた。
「八手刑事の後任に決まりました。」
村雨は言った。伊豆波は徐に敬礼すると、一言「はい」とだけ答えた。
「着任前にこうして呼び出したのは… あー、あなたに一つ、教えておかねばならない事があるからです。」
村雨は回転椅子を窓のほうに向け、伊豆波に背を向けるとブラインド越しに広がる摩天楼を眺めながら呟いた。
「この事を知っていれば、八手康久も死なずに済んだかも知れない。」
「お言葉ですが、八手刑事はまだ死んだと決まったわけではありません。」
背後で、伊豆波が原稿でも読むようにきびきびと言った。村雨はふんと鼻を鳴らし、背を向けたまま言う。
「我々が相手にしているものの正体を鑑みれば、彼は死んでいます。ほぼ、間違いなくね。」
背後で彼が席を立つ音がした。足音が近づき、やがて伊豆波辰朗の姿が視界に現れ、回転椅子に身を埋めた村雨の隣に立つ。


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