09/11/12 19:51:07 I3bm4Q3P
「お、黒レース」
楽しそうな声とともに、下半身をスウッと冷たい空気が撫でていった。
固定された視界の隅で、山田が私のスカートをまくりあげているのが見える。
カアッと顔が熱くなるような羞恥心。
怒りと恥ずかしさで気が狂いそうになるが、動かない表情はきっと今もぼんやりとした表情のままだろう。
さらに恐怖感が襲ったのは、山田が楽し気に私のブラウスのボタンを弾きはじめたからだ。
ヒヤっとした空気に驚く間もなく、すぐさま下着越しに胸を包み込まれる。
ひそかに自慢だった胸を、山田はまるで品定めするかのように揉みだす。
もちろん快感なんかあるわけがない。ただただ嫌悪感が私を支配するばかりだ。
彼の手を楽しませているであろう自身の弾力がこの時ばかりは憎らしいくらいだ。
しばらく胸を弄っていた山田の手が、遂にブラのフロントホックへと伸ばされた。
あ、と思う隙さえなかった。
プチン、と軽い音と共に私の胸が外気に曝される。
窮屈な下着から解放された胸が、ふるんと勢いよく揺れるのが分かった。
「へぇ、意外にでかいね」
無遠慮な感想とともに、その手は私の胸を揉みはじめる。指で執拗に先端を転がし、全体を揉み込み揺さぶる。
敏感な先端をしつこくねぶられるうちに、嫌悪感や違和感以外の感情が私を満たすのを感じた。
摘まれるたびにキュンと下半身が疼く。
まさか私は…
「…感じてる?立ってるよ」
ピンと弾かれた胸の先端は、確かにねだるように立ち上がっていた。
身動きどころか呼吸さえ出来ないのに、何故かそこは私の快感を如実に告げていたのだ。
それだけではない。
「早いね、こっちももう濡れてるんじゃない?」
急に下半身を這う指に、まるで電撃が走ったかのような快感を感じる。
直接触れられた快感に、先程以上に溢れた液が下着を濡らしていくのが分かった。
どうして私がこんな目に逢うというのだろう。泣きたい気分だったが、涙は流れない。
それなのに下半身はしっかりと濡れているのが余計惨めだ。
事が済んだら絶対にただでは置かない。百叩きの末に警察に突き出してもまだ足りないくらいだ。