09/11/04 00:43:33 1nnDeP67
湯煙が立ち込めるバスルームには、俺を含めて四人もひしめき合っている。
風呂好きな両親のおかげで割と広めに設計されたバスルームだが、それでも四人もいるとなると若干窮屈である。しかし、それは『人間』が四人いる場合だ。
『椅子』に腰掛けた俺は、愛液で汚れてしまった綾子さんを洗うべく『スポンジ』を泡立てている。
このシールは不思議なもので、俺が意識して剥がさない限りどうやっても剥がれない。水を当ててもびくともしないため、安心して水場でもシールが使えるのだ。
『スポンジ』の大きな膨らみにボディソープを取ると、俺はその豊かな双丘を揉み合わせてやる。
先程までは触れられることにさえ抵抗していた紗耶香だが、『スポンジ』となった今では大人しくされるがままになっているのだ。
柔らかな膨らみに程よく泡が乗ったのを確認すると、俺は『スポンジ』に『自動洗浄機能付き』と書き加えた。
シールの効果を受けて動き出した紗耶香は、床に転がっている綾子さんに覆いかぶさると身体を擦り寄せ始めた。ぼんやりと意思のない表情で、自身の大きな胸を巧みに使いながら紗耶香は妖しくうごめいた。
傍目から見ると、まるで美女が無抵抗なこれまた美女を襲っているように見える。その様子を眺めながら、俺は腰掛けている『椅子』にそっと手を這わせた。
四つん這いのひかりは、姉には劣るもののやはり立派な胸を重そうに下げている。
下から掬い上げるようにして揉んでやれば、タプタプと柔らかい感触を返してくれる。持ち上げた尻を無遠慮に撫で回し指を秘所に突き立てても、『椅子』のひかりは文句ひとつ言わずに俺を支えている。
ぼんやりとどこか遠くを見つめているひかりは、普段の活発な面影が微塵にも感じられない。
不意に、柔らかい感触が俺の身体を包んだ。顔をあげると、紗耶香が俺の身体に身体をこすりつけていた。
既に綺麗に洗われた綾子さんは、床に転がったまま天井を見つめている。
たぷんと音を立てそうな勢いで、紗耶香が俺の体に豊満な胸を擦り寄せた。そのまま、俺の胸板にこすりつける。
度重なる胸への刺激のせいか、紗耶香の乳首が立ち上がっている。その感触が、俺の理性も一気に溶かしていった。
我慢出来ずに、俺は今度こそとばかりに紗耶香を床に押し倒す。己の身に起きようとしている事態にも気付かず、紗耶香は健気にも『スポンジ』の役目を果たそうと両手で自身の胸を揉んで泡を起こそうとしていた。
虚ろな表情のまま俺の下で自分を慰めるかのような動きをする紗耶香からは、とてつもなくエロスを感じる。
そっと紗耶香の秘所に指を這わせ、俺は彼女の奥を押し広げる。
なかなかいい具合に解れている。これならば入れても大丈夫だろう。
そそり立つ自身を遠慮なく突き立てると、内壁の吸い付くような感触に頭が真っ白になりそうになる。綾子さんも気持ち良かったが、紗耶香はかなりの名器だ。
本人には性交しているという自覚さえないくせに、絞り上げ、柔らかくくわえ込み、俺を翻弄する。
グッグッと何度も腰を動かす俺に、紗耶香は未だに胸を擦り寄せつづける。二重の快感に耐え切れずにあっという間に欲望を放てば、ようやく俺を洗浄したと認識したらしい紗耶香が動きを止めた。
ひかりに似てきめ細かい陶器肌が、白濁と絡み合ってテラテラと光った。
シャワーを浴びて汗を流す俺の横で、可愛らしい喘ぎ声があがった。
「んっ…!お…ねぇちゃっ…」
四つん這いのまま『椅子』の体制を続けるひかりの身体を、紗耶香が機械的にまさぐっているのだ。
現在のひかりは、自身が椅子であるということを自覚している。しかし、今までの記憶もしっかり持っている。
つまり、『安藤ひかり』という自我を持ちながら『椅子』であることを強制的に納得させられているのである。
「ひっ…そこ…んっ!だめぇ!」
妹を淡々と清める紗耶香の指使いに翻弄され、ひかりが苦しげに喘いだ。しかし、俺の視線に気付くとキッとこちらを睨み付けてくる。
「あんた…私達に…きゃんっ!何…したの…よ」
「いちいち気にすんなよ、ひかりはただの椅子なんだから」
「そりゃ…私は……あんたの…椅子…椅子なの?………えぇ、…椅子、だけど…ふぁ!」
自身を納得させるように呟くと、ひかりはこれ以上俺に食ってかかることなく姉の指に悩ましげな声をあげる。
言葉とは裏腹に、蕩けた表情がこの上なくいやらしい。
ますます楽しくなってきた。
風呂からあがったら第二ラウンドと洒落込もうと、俺は姉妹の痴態を尻目にシャワーを終えたのだった。