【動けない】硬直、金縛り、時間停止等のSSその2at EROPARO
【動けない】硬直、金縛り、時間停止等のSSその2 - 暇つぶし2ch202:おとぎの国のぐりむの大晦日
09/12/28 17:40:58 tk7trWke
その俺の笑みに答えるかのように、静かな神社にゴゥーンと重い鐘の音が響いた。
近所の寺で、除夜の鐘を突き始めたのだ。

「あ、除夜の…きゃん!」
スタスタと歩き始めた真由の身体が、ビクンと大きく震えた。少し前を歩いていた円香も、歩みを止めて立ち尽くしている。

「な…なに?これ…」
目元を歪め、何かに苦しむかのように円香は唸った。

「円香ぁ!身体が動かな…あぁん!」
自らの身体に起きた異変を友人に告げようとした途中、その声は二発目の鐘の音に阻まれた。その音に打たれたかのように、真由は再び悲鳴をあげる。

「んっ…円香ぁ、なんかおかしいよぉ」
「どうして!?誰かっ…うぁ!」
続けざまに鳴る三発目の鐘の音に、今度は円香が身体をびくりと揺らした。クールな顔に焦りを浮かべ、プルプルと肩を震わしている。
当然ながらこれは俺の仕業である。俺の魔力を込めたこの除夜の鐘の音には、ある特別な作用がある。
この音は二人の動きを奪い、更には快感を感じさせる作用があるのだ。
しかも、ひとつ音が増えるごとにその快感も強さを増していく仕組みである。我ながら罰当たりなことを考えたものだ。

「…そこの方!んっ…助けてくだっ………!!」
続く鐘の音に徐々に翻弄されながらも、円香が俺に助けを求めてきた。うむ、きゃんきゃん騒いでいる真由とは違ってやはり彼女は落ち着いている。
しかし、申し訳ないがそれは無理な相談だ。何故なら犯人は俺なのだから。

「断る」
即座に吐き捨て、俺は顔をほてらせて呻く真由に抱き着いた。

「きゃあ!止めてよ変態!!」
本当はジタバタ暴れたいのだろうが、マネキンのように身体を固めたまま真由がべそをかく。動けないのは当たり前だ、プリマで鍛えた硬直魔法をなめるな。
彼女の抗議の声を無視しつつ、俺は身体の表面を撫で回しながら、可愛く結ばれた帯を解き去った。

「ねぇ!真由に何してるの!?」
布の擦れる音が聞こえたのだろう、こちらに背を向けたまま固まっている円香が焦ったように叫んだ
仕方なしに指をパチンと鳴らして円香の身体をこちらに向かせてやると、彼女の目が驚愕に見開かれた。

「やめて!真由に触らないで!」
そりゃあ必死で叫ぶだろう。残った襦袢の帯をしゅるりと解き去られ、ショーツのみを履いたまま裸体を晒す友人を目の当たりにしたのだから。

「いやぁ、円香、助けて…見ないでぇ…」
外気に曝されてつんと立つ乳首を摘むと、真由は小さく息を漏らして涙を流す。
見た目通りの控えめな胸だが、乳首は精一杯自己主張するかのように固さを増している。

「大丈夫、風邪引かないように周りの温度はばっちり管理しているから」
「そういう問題じゃ…んあああ!」
俺の回答に食ってかかろうとした円香が、明らかに艶を帯びた声をあげた。
そうこうしている間に、既に鐘の音は二桁に突入しているのだ。快感は確実に二人を蝕んでいる。

「円香…あっ、んん!…」
鐘の音に加え、胸を弄られている真由はすでに余裕などないようだ。顔を覗き込めば、早くも焦点が合わない目がぼんやりと遠くを見据えている。
ゴゥンと新たな音が加わるたびに、真由はどんどん深みへ堕ちてゆく。既にぐっしょりとショーツを濡らしている秘所は、軽く撫でただけで更に蜜を増した。

「ふぁ!…きもひ…いよぉ」
崩れ落ちることも出来ずに立ち尽くしたまま、真由の官能はどんどん高まって行くようだ。
恍惚の表情を浮かべて秘所をさらけ出す真由を軽く撫で、俺は円香に向き直った。


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