09/11/03 12:23:56 MlMP7KoE
確かに、初めての相手はシンジだった。
けれどアスカには、シンジが他の子とも寝ているだろうことが、ありありとわかった。
確実にシンジは、上手くなっている。
それは、自分のカラダがその行為に慣れた、というだけでは、決してない。
女の子の感じるツボを、回を重ねるごとに的確に、シンジは突いてくる。
シンジ以外としたことのない自分にも、シンジの技術の向上がはっきりわかる。
それが嫉妬と、どこか誇らしいような気持ちと、その矛盾したような感情を同時にアスカには感じさせる。
そのシンジがいちばん好きなのは自分だと言い切れはしないかもしれないけれど、そのシンジが
今は自分のものであることが、すごく嬉しい。
都合のいい女、なのかもしれないけれど、いちばん近くにいて手を出しやすい女、なのかもしれないけれど、
だけど、今はシンジは自分のものだ。
胡坐をかくシンジの上に、正面を向き合って腰掛けながら、下から突き上げるシンジの腰の動きに身を任せる。
シンジが突いてくるたびに、声が漏れてしまう。
そこの奥まで貫かれて、大きな両手に背中を抱え込まれて。
荒い呼吸の中、何度も"かわいいよ、アスカ"と耳元で囁かれて。
上半身を密着させながら、下半身をくっつけたり離したりさせながら。
シンジの声だけでも、自分のそこがキュンとしてしまうのがわかる。
互いの名前を呼びながらのそれが、自分の精神をどんどん犯していっているのがわかる。
"アスカ……やばい……出ちゃう……!"
"中に……中に頂戴……シンジのッ……私の……中にッ……!!"
自分のそこが、複雑に蠢いているのを感じる。
シンジの中から、熱い精を搾り出そうと、一滴でも多く自分の中に取り込もうとしている、それを感じる。
シンジの背中が、ぴんと張るのを感じる。
自分の背筋が、震えてしまうのを感じる。
一拍置いて、シンジのそれが、中に流れ込んでくるのを、その勢いを、アスカは感じていた。
自分の奥底に、シンジのそれが染み込んでいくのを、感じていた。
そのことしか、今は考えられなかった。
シンジはこの後他の女のところに行ってしまうかもしれないけれど、だけど今は、自分だけのシンジだった。
気が、どんどん遠くなっていった。
<続きません>