09/11/02 13:13:53 hBfRteT6
>>43
続き
「今日はどうしたの、アスカらしくないじゃない」
帰宅後、ミサトが声をかけてきた、トーンは作戦部長のそれではなく、いつもよりやさしい。
ネルフ本部ではリツコにかなりきつく叱られたので、フォローのつもりだろう。
「何か悩みでもあるの?」
とても、ミサトには話せない、エヴァパイロットとしての誇りに関る。
「うーん、やっぱり、わたしには話しづらいか、家では上司じゃなくて家族のつもりなんだけどな」
「じゃあ、レイかシンジ君にでも相談したらどう?パイロットどうしだから話しやすいでしょ?」
「ハァ?バカシンジに?」
そうだ、元はといえばシンジが原因だ、シンジに責任をとってもらおう。
その夜、シンジが眠りについたころ、私はある作戦を実行に移すことにきめた。
寝ぼけたフリをして、シンジの布団にもぐりこむのだ。
「アスカ、先に寝るよ」
「うん、おやすみ」
きた、いましかない、ここで実行にうつさないとパイロットとしての私はダメになる。