【参号機】 新世紀エヴァンゲリオン 【パターン青!】at EROPARO
【参号機】 新世紀エヴァンゲリオン 【パターン青!】 - 暇つぶし2ch450:名無しさん@ピンキー
10/03/29 07:42:00 Q4Mj+y5q
>>448
GJ!
ミサシン最高。

451:Ilha Formosa〈続く〉
10/03/29 12:35:05 Lk6JRZ/H
退役直前の747は、定刻遅れで桃園に着陸した。

この国のIT産業なしにNERVは、いや、SEELEさえもあんな予算でEVAは作れない。
それが技術者として、研究者として、私は悔しかった。
MAGIだって、母の開発した有機プロセッサ以外はかなりをこの国の部品産業に依存している。
それが私に、複雑な感情を与えていた。

「よ、りっちゃん。」

入管の行列、聞きなれた声に私は振り返る。
そこには、あの人懐っこい、不精ひげだらけの笑み。

「あら奇遇ね、主席監察官どの。
 ご公務かしら?」

「いや、今日は只の伊達男さ。
 久々に旨い小籠包が食いたくてね。」

「そうなの…てっきり、私の監視役としてこっそり付いてきたと思ったわ。」

「あと、鶯歌で茶器を仕入れたくてね。
 …だが、知的な女性とご一緒なら点心も一層深く味わえると思うんだが、いかがかな?」

「お生憎さま、これから新竹の科学工業園区へ直行なのよ。
 時間取れれば、米粉くらいなら奢ってもいいけれど。」

この男の入国理由は、プライベートなんかではない。
調べられるよりむしろ、尻尾をつかんでやる。
そう思い私は、軽く取り付くしまを残しておいた。
入管の列が、少し進んだ。

452:名無しさん@ピンキー
10/03/29 21:47:05 bcGOUmg3
ミサシンって…






453:Ilha Formosa 2(続く)
10/03/29 22:32:24 +r5q8NH0
在来線の新竹駅から程近い、城隍廟前の、夜の屋台街。
喧騒の中、私と彼は、二人で炒米粉を啜る。

…本当は、会うべきではなかった。
ミサトの思いのためにも、そして彼の保身のためにも。
けれど私は、彼がこの国に来た本当の目的を、どうしても知りたい、その欲望に勝てなかったのだ。

「本場の味は、やっぱり違うわね。
 この街に何度来てもつい、この屋台に入ってしまうの、私。」

「旨いな…さすが君の見立てだ。
 もっとも、君と一緒だから、余計旨く感じるのかもしれないな。
 それに、ここなら葛城の目もないし。」

「あら、いいのかしら、そんなこと言って。
 見たでしょう加持君、私の周りにちゃんとSPがついてるの?」

そう、彼は見ているはずだ。
私がここまで乗ってきた黒いティアナの前席に座っていた、黒いスーツの男たちを。
そして、私の命で彼をひそかに付けている、別の男のことも気付いていないはずがない。
野暮ったい革ジャンを着て、向かいの屋台で貢丸湯を啜っている、イヤホンをしたあの男を。

「彼等も、男女の仲についての告げ口なんて、野暮なことはしないさ。
 惹かれあう男と女が、一緒に食事をする、それの何が悪い?」

「中華文化圏では、家族でもない男女が二人で食事をするのは相当親密な証拠なのよ?
 ここが日本だったのは1945年まで、もう70年も前の話だわ。」

「…理屈っぽいところは、8年前と変わらないな、りっちゃん。」

「りょうちゃん、一つ、違うことがあるわ。
 私はあの頃の、只の『赤木リツコ』じゃない、『NERV技術局・E計画チーフの赤木リツコ博士』なのよ、今は。」

「俺の中の君は、あの頃よりずっと輝いているさ。
 知的な女性は美しいよ。
 それが、俺の中の雄を、刺激してやまないんだ。」

「…期待しても、何も出ないわよ?」

「君の唇はそう言ってるが、瞳はそう言っていないよ。
 南国での刺激を、本当は期待していたんじゃないのか?
 誰にも言えない、異国でのアバンチュールを。」

急に彼に抱きすくめられて、私は動揺した。
けれど私には何故だか、彼を拒絶する気は起きなかった。

それは、この南国の月夜のせいかもしれない。
街に溢れる、沙茶醤と八角の香りのせいかもしれない。
この、湿気と排気ガスの匂いにまみれた、夜の空気のせいかもしれない。
それとも、猫をも殺すような好奇心の、せいかもしれない。

「中正路のハワード・プラザ・ホテルに、部屋を取ってある。
 食後のコーヒーでも、飲みに来ないか?」

私の目を見ながらそう言う彼の顔を、じっと見かえしながら、私は無言で頷いた。
目の前を、スクーターの群れが、駆け抜けていった。

454:名無しさん@ピンキー
10/04/01 12:02:12 xOFRK13e

緻密な描写の文体ですねぇ
雰囲気が良く出てると思います
次あたりでエロかな?

455:新劇のサハ戦後つづき
10/04/02 12:03:26 I3u25oFo
「……ア、アスカ?」
気の強い娘だと思っていた同居人の泣き顔を初めて目にして、シンジはこの上なく動揺した。
「……どうしてあの女の名前なんて出したの?」
ぽろぽろと涙をこぼしながらも、責めるように語気強く彼女は言葉を繰り返す。
こちらを睨んでくるその瞳には、涙とともに怒りと、そして悲しみが浮かんでいるようだった。
自分の放った言葉が彼女を傷付けたことは自覚しているものの、彼女のリアクションの意外さに少年はとっさには言葉を返せない。
「……ち、違うって、アスカ……」
「何が違うの?」
厳しい詰問。
アスカは泣きながらも弱々しい態度は見せない。
「……綾波の名前を出したのは……彼女のことを……好きだから、とかそういう理由じゃないんだ……」
「……じゃあ、どういう理由なの?」
「……」
「どういう理由なの?」
なんと言葉にしたらいいものか。
これを口にすることで更に彼女を傷付けることになりはしないか。
―彼女を傷付ける。傷付けている。
シンジはまた、自分の複雑な心境も自覚する。
アスカを傷付けたことに罪悪感を感じながらも、彼女の見せた反応に心の何処かでは歓喜しているからだ。
否定したくとも、それは自分の正直な気持

456:名無しさん@ピンキー
10/04/03 10:06:26 mSvDnyf5
>455
続きキター!!
しかし尻切れは残念…

457:名無しさん@ピンキー
10/04/03 23:04:13 ZHggOswx
いいねー

458:Ilha Formosa 3
10/04/05 08:52:32 3sbsR9VD
本当は、コーヒーだけのはずだった。
ここの特産のコーヒーを、彼の部屋で飲む。
それだけのはずだった。

けれど今、私たちはベッドにいた。
彼の鍛えられた裸の胸を、薄い胸毛の柔らかな感触を、私は頬に感じていた。

最初にキスしたのは彼?
それとも私だった?
もう、そんなことも判らなかった。
確かなのは、私の頬の泣きぼくろを、バサバサの金髪を愛しげに撫でる、私の一糸纏わぬ肩を力強く抱く、彼の存在だけだった。
彼の、体温だけだった。

「どこへ行った、AcerかBenQか、Asusか?」

「全部ハズレよ…そんな、いかにもなところはサンプルみんな送ってくるもの。」

「案外、台塑あたりかな…あそこのベークライトは、質の割にはかなり安い。」

「さあね…今度は私の番。
 お目当ての小籠包は、食べられたのかしら?」

「ああ…師範大近くの『高記』に行ってね…『鼎泰豊』も悪くないが、客が増えすぎた。」

言いながら彼は、私の下の茂みに手を伸ばすす。
毛先の合間から、既に濡れた肉芽を彼はあっという間に見つけだし、見会わぬ細い指で優しく摘まむ。

どうやら彼は、あまり深いことは話したくないらしかった。
今の二人の関係を、ただ楽しみたいようだった。

459:名無しさん@ピンキー
10/04/06 13:18:37 dJzwR8Z+
>>455
久しぶりにきた!w
続き待ってますよ私は!

460:新劇のサハ戦後
10/04/07 15:10:51 N80eX6mC
「知りたかったんだ、……アスカの気持ちが……」
同居人はきょとん、とした顔になる。
「アスカ、綾波の名前を出すとやけに反応するから……」
「……面白がってたんだ」
シンジの言葉に同居人は一瞬表情が緩むも、継いだ言葉にまた表情が歪む。
いつの間にか、涙は止まっていた。
だが、泣きはらした顔は、彼女の悲しみをそのまま伝えていた。
シンジはアスカを痛ましく思いつつも、いつもの彼女ならこちらの指摘に真っ先に反論するはずであることに気付いた。
彼女への違和感。
それは現在進行形で彼女を傷付けているということだ。
「違う……違うけど、アスカの反応は実際嬉しかった……」
そこで、アスカの目はまた一段と吊り上がった。
待って、聞いてよ、とシンジは手を振って取り繕うように苦笑する。
「……だって、それは……僕に綾波の話をしてほしくないってことでしょ?」
アスカはハッとなって少年から顔を反らす。
そのまま何も答えずに、うつむいた。
「さっきだって、外に出ようとしたら、あんなに必死で止めて……だから、それって」
「……分かんない」
アスカは顔を上げ、こちらを見据えていた。
「え?」
「……あんたが何を言いたいのか、全然分かんない。男ならもっとはっきり言ったら?」今度はシンジがうつむく番だった。
どう言えばいいものか、と思いつつ、言うべき言葉は自分の中で既に決まっていることを悟る。
問題は彼女にそれが言えるかだけだった。
だが、それを言えば彼女との一線を越えてしまうことになる。
―そこまで、考えてシンジはふっと苦笑する。
一線も何も、するべきことをする前に、彼女とはもう色々と一線を越えてしまっているのだ。
今更何が一線か。
これは単に順番が前後するだけなのかもしれない。
言おう、とシンジは思った。
今ここでしか、言えない、とも。
彼女に拒絶されることは考えなかった。
何より、熱が宿っていた。
彼女との行為で互いに高め合い、幾度もの中断で沈んだかに思われたそれが、内にくすぶる熱が、シンジを後押しした。
「僕は、アスカが好きなんだ」

461:名無しさん@ピンキー
10/04/07 15:18:15 RNNfbtIm
告白キタコレ!

462:新劇のサハ戦後
10/04/07 16:15:09 N80eX6mC
「な……」
告白を受けて、同居人は絶句する。
みるみる内に、その頬が紅潮していく。
泣いたこととは関係がないようだ。
その彼女の反応すら面白がりながら、シンジは自分の頬も同じになっていることを意識しつつ、続ける。
「アスカも同じ気持ちなのかを確かめたかったんだ。だから綾波の名前を出したりした。……もちろん、悪気があったわけじゃないけど、他に方法もなかったんだ」
言ってしまってからは、するすると言葉が出てくる。
思いを伝えたことを慌てて取り消しているような気がして、シンジは自分を滑稽に思った。
実際こんなにかっこ悪い告白もないだろう。だが、構わずに続ける。
同居人はまだ固まっていた。
「情けないけど、僕には度胸がないから告白なんて出来なかったし。だから、探りを入れるみたいなことしかできなくて……いや、今告白したんだけどさ……」
顔が熱い。
言っていることも段々、要領を得なくなる。自分で自分を笑ってやりたい感覚。
彼女もいつもの調子なら笑ってくれるだろう、何言ってんの?あんた馬鹿ァ?と。
軽蔑の眼差しで。
実際笑われてしまった。
「ぷっ…」
「えっ?」
「……あはははは!」
表情を崩し、手を叩いて笑い出す同居人に今度はシンジが絶句する。
笑い過ぎて、さっきまでとは違う種類の涙を目に浮かべながら、アスカはシンジに近付いた。
そこまで笑うことはないだろう、とさらに顔を赤くしつつ、シンジは思わず後ずさってしまう。
笑い過ぎるせいでまともに話も出来ないようなのに、アスカはシンジをしっかりと罵った。
「はははは……バカ、シンジの癖に、一丁前に、あたしに、……告白……する、なんて…。
……生意気なのよ」
最後だけ冷たい声。
包帯を巻いた手をつねられる。
「あいたっ!」
シンジは今日何度目かになる叫び声をあげた。


463:新劇
10/04/07 16:40:31 N80eX6mC
大分間が空いたので、投下もしづらいんですが、もう少しでなんとか完結にこぎつけそうです。

全然作品には取り掛かってなかったんですけど、エヴァ12巻読んで次はいつだろう、と思っていたら、自分も人の事を言えないな、と思いまして。
相変わらず、だるくて拙い作風ですが、読んでくれる人がいたら嬉しいです。
破の発売までにはなんとか完結します。

464:名無しさん@ピンキー
10/04/07 17:37:17 Ua4tIOlU
いやいや、いつまでも待ちます!
シンジ君の男っぷりをこの調子で見せてください!

465:名無しさん@ピンキー
10/04/07 18:35:50 cFJ9sjP4
( ゚∀゚)o彡゚ 早く!早く!

466:名無しさん@ピンキー
10/04/08 11:58:13 ePHK1EPb
BD効果じゃなく、12巻効果で復活とは珍しいw
二人のやりとりが可愛いです。続き楽しみにしてます!

467:Ilha Formosa 4
10/04/08 16:14:52 6pp79t0t
彼の指先が、私の中に入ってくる。
堅く閉じた、しかし湿りつつあるそこを、乱暴にではなく、あくまでジェントルに、少しずつ拡げていく。

慣れたあの人とは、違う。
あの人とのセックスは、もっと動物的で、野蛮で、荒々しくて。
あの人とのそれは、もっと本能的な、他人との関係をまるで赤子のように求める、そんなセックスで。
もちろん、私の側もいつもの『知的な女』を、すっかり忘れてしまっていて。
こんなにロジカルなものでは、いつものそれはなくって。

それが、私にまだ知らぬ悦びを、きっと与えている。
あの人とのときの、ただ脊髄反射的な潤滑液の分泌とは違う、身体の奥底から彼を、私は求めている。
私のそこは、今だかつてない程に液体にまみれ、切なさが背筋を襲う。
理性と本能の狭間で、私の『女』が、彼を求める。

私の、いつの間にかすっかり開いてしまったそこに押し当てられる、避妊具越しの彼の肉茎。
いきり立つそれを彼は、私の肉芽に何度か擦り付けてから、再び入り口へと持ってくる。

「…加持君、来て。」

「ああ、りっちゃん…。」

刹那、彼が私の濡れそぼるそこを一気に奥まで貫いた。
ごりごりと子宮の入り口に当たるそれの感触に、私の脳を今までになかったような衝撃が突き抜けた。

「ぁ…あ…ッ…加持君ッ…加持君ッ…!」

私は、自分の精神を彼がどんどん侵していっているのを、静かに感じていた。
否、出てしまう声は、とてもお世辞にも静かとは言えなかった。
私に『男』を教えてくれたあの人のそれとは全く違う、それは快感だった。
もっと奥へ、奥へ彼を受け入れたかった。
彼の腰が差し込まれるたびに、私は抑えきれない声に自分でもどんどん飲み込まれていくような感覚に酔った。

468:まとめサイト”管理”人 ◆TpVx.iYzeI
10/04/10 21:45:02 fsrf3Yh+
お世話になっております、まとめサイト管理人です

さきほど、4月9日までの投稿分をまとめサイトにアップロードいたしました
Google Chrome 4.1、au S002、iMode HTML Simulator 7.2、Softbank Web Contents Viewer 6.01で
動作確認をしておりますが、万が一非対応ブラウザ等あれば当方までお申し出下さい
出来る限り対処させていただきます

以上取り急ぎご報告まで

469:新劇
10/04/11 01:55:58 eXfdFiil
サハ戦後続き投下です。

今度はコミックトリビュートっての読んだんですけど、これぞLASって作品があったのが嬉しかったです。

470:新劇のサハ戦後
10/04/11 01:58:35 eXfdFiil
「ホントにウルトラ馬鹿ね。
まわりくどいこと言ってくれちゃって。
最初っから素直にそう言ったらよかったでしょ?」
「……うん」
言えないよ、と思いながらシンジは頷く。
二人は立った状態から床に腰を落ち着け、向かい合う格好で座っていた。
アスカは先程つねったシンジの負傷した腕を、今度は優しく撫でながら、罵倒を続ける。
「あんたって、面倒くさい男よね」
言葉の冷たさとは裏腹に、ふふふ、とアスカは微笑んだ。
顔は泣き腫らした跡が残るものの、涙の気配は感じられない。
さっきのはウソ泣きだったのかと思うほどだ。
相手の心を探ってみたつもりが実際には、探り合いになってしまって、もしかすると、アスカに告白を促されたという形になったのかもしれない。
「でも、」
シンジが分析していると、唐突に彼女から笑みが消えた。
「当てつけみたいに女の名前出したりしてたら、あんた何時か刺されるからね」
ぴしゃりと、言われる。
手を撫でてくれている感触が怖い。
「……うん、もうしない」
あの綾波に限って、そんな行動を取ったりはしないと思いながら、珍しいこともあるものだな、とシンジは感じた。
この発言は、綾波をダシに使ったシンジを非難している。
つまり、アスカにしては珍しく嫌いな女を思いやった、ともとれるわけだ。
違和感を覚えながらも、それについては口にしない。
今余計な事を喋るのは明らかにマイナスだからだ。
彼女の根底にあるのははやはり優しさだ、と思うことにする。
やがて訪れる沈黙。
同居人は言うだけ言ってしまったようで、口を閉ざしている。
そして、二人とも向かい合って座っているものの、視線は合わせられない。
妙な気恥ずかしさで、お互いにうつむいている状態だった。
言葉が出ず、沈黙が深まるのと比例して、頬が赤くなっていくのをシンジは自覚する。

471:新劇のサハ戦後
10/04/11 02:01:15 eXfdFiil
そして思い出すように言った。
「……そういえばさ、アスカ」
言葉に反応してアスカは一瞬、シンジと顔を見合わせるが、目があうとすぐうつむいてしまう。
彼女の、こちらの手を撫でる動きも止まる。
「……何よ?」
「その……返事は?」「え?」
「だから、……返事は?」
そう、まだ聞いていないのだ。
彼女の反応からして断わることはないと思うものの、やはり聞いておかなければいけない。
また面倒くさいと言われるだろうか、と覚悟しつつ。
シンジの言葉にさらに頬を赤くしたアスカは、顔を反らすように、さらに顔をうつむけると、ぼそりとつぶやいた。
「……しないわよ」
「え?」
イエスでもノーでもない、長い言葉をシンジが聞き取れずにいると、同居人は息を吸い込み、真っ赤になって叫んだ。
「す、好きでもない相手にあんなことしないわよっ!」
「……そう」
いかにもな間接表現だが、それはとても彼女らしい返答だった。
もっとも、行為に及んだ後に、ただの遊びだ本気にするな、とも言えるわけで、ずるいな、とシンジは思う。
愛撫されたこと自体には嫌悪感を覚えずに。
「でも、アスカは優しいからさ……」
良いとも悪いとも言えない、複雑な可能性をシンジは口にする。
「あんな事をしてくれたのは……ごほうびなのかなあって思って」
「ご、ごほうび?」
「さっき今日の戦闘のこと、褒めてくれたでしょ?
あんたが怪我しなきゃ勝てなかったって……。
でも、怪我したから自分で自分を慰められなくてって、僕を不憫に思って……、してくれたのかと思ってさ」
説明するのも恥ずかしい。
言ってしまってから、赤い顔をうつむけると、向かいから、ふん、と鼻を鳴らす音がした。
「このあたしが、他人にごほうびなんてあげるわけないでしょ」
目を向けると、不適な表情を浮かべるアスカの顔があった。
わずかにその表情を曇らせてアスカは続ける。
「そんなこと言うのはあんたがあたしのこと、よく知らないって証拠なんだからね」
「ごめん……」
シンジは慌てて言葉を紡ぐ。
「でも、これからアスカのこと、いろいろ知っていけたらいいと思うんだ」


472:新劇のサハ戦後
10/04/11 02:06:38 eXfdFiil
返した言葉は正解だったようだ。
同居人はこれまでに見たことがないような微笑みを浮かべていた。

二人の関係は変わった。

これまでよりも彼女の心の内側に入り込める可能性を自分が作ったのだ。
彼女から直接自分を受け入れる言葉を聞いた訳ではなかったが、二人にとってはシンジの告白が大きな前進となった。
図らずもお互いに、守りたい大切な存在ができてしまった瞬間だった。
と、見つめた同居人の瞳がとろけたようになっているのにシンジは気付く。
それが彼女の情欲を表していることにも。
次の一瞬で、女の匂いと共に、彼女の手が肩に回され、シンジの心臓はびくりと跳ねる。
「言葉だけじゃなくて」
アスカは顔を寄せて囁く。
「行動で証明してみなさいよ、あんたの気持ち」
のぞきこむように、こちらの目をじっと睨んだ後、アスカは唐突に目を閉じた。
世界は無音に包まれる。
彼女のかすかな吐息だけ残して。
シンジは彼女の熱を感じながら、元からそこにあったように、わずかに突き出されたアスカの唇を塞いだ。

473:名無しさん@ピンキー
10/04/11 09:00:13 +tNVTBQ7
うほっw

474:新劇
10/04/11 13:15:56 eXfdFiil
書き忘れた。
これで終わりに見えるかもしれないが、まだ続きますからw

普通のLASだったらここで終わっていいというか終わるべきだと思うんですけど、エロパロなんで。
あともう少しお付き合い下さい。

475:名無しさん@ピンキー
10/04/11 22:00:20 +tNVTBQ7
待ってるよ

476:名無しさん@ピンキー
10/04/12 14:17:55 Qk1sZ2Yw
わっふる!わっふる!
早く早く!!

477:名無しさん@ピンキー
10/04/12 22:05:12 SKFqhnyt
>>467
りっちゃん最高。
続き待ってます。

478:名無しさん@ピンキー
10/04/14 22:04:14 jik+yh7f
12巻発売より新劇さんの復活が嬉しく感じてるw

479:名無しさん@ピンキー
10/04/17 13:24:50 FmUgP8sZ
エロパロでやんなくてもいいようなのばっかだな

480:名無しさん@ピンキー
10/04/18 23:11:19 9Oj9qtsk
こっちの方がいいかも
式波とセックスできたらその後男性機能失ってもいい
スレリンク(eva板:521-番)

481:名無しさん@ピンキー
10/04/18 23:19:59 LgR/Se3y
>>479
じゃあ、エロパロでやるべきなのはほのぼのな話じゃなく露骨なエロエロってこと?

イタモノとかも、いちおう子供はお断りってことになってるエロパロのほうがいいのかも
しれないね。

482:名無しさん@ピンキー
10/04/18 23:25:34 PP7M0NdA
ほのぼのでも露骨でもエロならいいよ

483:名無しさん@ピンキー
10/04/18 23:36:00 9Oj9qtsk
イタモノといえばアスカが戦略自衛隊に捕まって、凌辱されるやつはツボでした
ただ今月に入ってから見れなくなりましたが・・・orz

484:名無しさん@ピンキー
10/04/18 23:41:16 LgR/Se3y
>482
そうか。

イタモノといっていいのかどうかわからないが、シンジ以外の男が相手の
エロ話を書くのもここでいいのかな。いまのところ構想だけなんだけどね。
ゲンドウとか加持とかじゃなくてオリキャラの男で、シンジより年上の軍人を考えてる。

式波が日本に来る前の前日談で、実はEU空軍に恋人がいたみたいな話。

485:名無しさん@ピンキー
10/04/18 23:47:55 LgR/Se3y
>>483
どこにあったSSでしだっけ?
もしかしてソドムコウジとか言う人のサイトに投稿されたやつかな?
メリーゴーランドの木馬に載せられたりする話だったかも

あのSS、せっかくネルフのパイロットと知られつつ捕まったんだから、
パイロットの証であるプラグスーツでのエロもやってくれたらいいのにと思ったw
パイロットがプライドのアスカにはそれが一番こたえたはずと思うんだ

486:Time after Time
10/04/19 12:06:35 Mal9s6LZ
気がついたら私は、木陰のベンチに寝そべっていた。
周りを見渡すと、緑以外には何もない。
市内ならどこからでも見られる、中心街の高層ビル群すら、環状線のモノレールすら、見えない。

使徒の電撃で、段々気が遠くなっていったのは覚えている。
でも、ここはどこ?
それに、なんでプラグスーツじゃなく私服を、お気に入りの黄色いワンピースを私は着ているの?

私には、何がなんだかわからなかった。
でもとにかくネルフ本部に戻らないといけない。
そう思い、身を起こした瞬間だった。

「あ、気がついたんだね、外人さんのお姉ちゃん。」

子供特有の、甲高い声。
茂みの影から私を見つめている、一人の男の子。

歳は、10歳よりは下みたい。
その右手には、濡れたタオルを持っている。
…私の額に、かけてくれようとしていた?

「ガイジンって何よ、失礼ね!
 私にはアスカって名前がちゃんとあるんだから!」

男の子は、きょとんとした目でこっちを見続けている。

「変なの、外人さんなのに日本語の名前なんだね。」

屈託のない顔で、男の子は笑う。
…どこか懐かしい、そんな笑顔で。

でもそれより、早く戻らなくては。
それが、気がかりだった。

487:名無しさん@ピンキー
10/04/19 20:41:42 kpg6SDuf


もしかしてこの男の子は小さいシンジ?
アスカは過去に飛んだということ?

488:Time after Time
10/04/19 21:42:27 Fq9XM9E6
「だから、私はクォーターで、1/4は日本人で…ってああ、もう、外人さん、でいいわ。
 ていうか、ここ、どこなのよ…って言っても、あんた、ちっちゃいから、どうせわかんないわよね?」

「お姉ちゃんこそ、失礼だよ!
 ここは、神奈川県の箱根町。
 小2にもなれば、それくらいわかるよ!」

「箱根町?
 そんな地名、聞いたことないわよ?
 適当言わないでよ!」

「ホントだよ!
 ほら、あの標識、あの松の木の向こう、見えるでしょ?」

男の子が指差す方向を、私は見る。
木々の間、大きな標識に、青地に白い文字で、『↑箱根町役場 2km →人工進化研究所 300m』と、確かに書いてある。
耕運機を積んだ軽トラックが、その下をのんびりと走っていく。

「…ホントだ。」

「だから、そう言ったじゃないか!」

男の子が、ぷんぷんむくれながらこっちを見る。
なんだか可愛らしく思えて、私はつい噴き出してしまう。

「ぷっ、あはは!」

「なんだよ、自分が間違ってたくせに!」

「ごめんごめん、なんかあんた、可愛くって。」

「僕、男の子だよ!?」

でも、箱根は知ってるけれど、箱根町なんて名前は、聞いたことがない。
まあ、箱根ってついてるくらいだから、第3新東京市からはそんなに遠くないはず…市町村合併か何かで、新しくできたのかな?

「とにかく、私は第3新東京市に帰りたいの。
 ここから第3新東京市には、どうやって行けばいいの?」

「…第3…新…東京市…どこ、それ?」

「あんた、 なんだかんだ言って、やっぱり子供ね。
 第3新東京市、知らないの?」

「うん…聞いたことない。」

「まあいいわ、あんた頼りにならないもん、携帯で探すわよ。」

私はポケットからBlackberryを出し、ブラウザを立ち上げる。
…あれ、電波悪いのかな?

「…どうしたの?」

「何よこのポンコツ、高かったくせに、肝心のときに役に立たないんだから!」

「…研究所まで行けばバス停があるから近くの駅までは行けるよ。
 僕も研究所まで戻らなきゃいけないから、バス停まで一緒に行く、お姉ちゃん?」

仕方ない、そうするしかないか。
私は、ため息を付いた。

489:名無しさん@ピンキー
10/04/20 03:07:35 XX36Y4TX
ショタか……


wktk

490:名無しさん@ピンキー
10/04/20 08:49:31 WzE7UllW
新劇続きマダー?

491:Capsule 4
10/04/20 16:10:06 +9i3YVt0
コトを終えた冬月はベッドの端に腰掛け、いつもは吸わない煙草に火を点けた。

ヴァージニア・ブレンドの豊かな香りが、部屋に立ち込める。
脈打つ心臓の鼓動が、より鮮やかに感じられる。
たちのぼる煙の、くゆる螺旋が、暗い照明にうっすらと照らされる。

この、胸を締め付けられるような肺の収縮が、冬月は好きだった。
横で寝息を立てる伊吹二尉の、毛布ごしに感じる体温が、心地よかった。

だが、それにしても今日のこの胸の痛みは何だろう?
このカプセルを飲むようになってから、余計酷くなってきたような気はしていたが、このまるで風邪で寝込んで言うときのようなひどい息苦しさは何だろう?

副作用として、息苦しさや脈拍の上昇、発熱があることもある、そういえば薬屋の店員が言っていたような気がする。
にしても、これはひどい。

冷蔵庫の飲み物でも飲んで落ち着こう、そう思って立ち上がった、その瞬間だった。
冬月は、目の前の景色が揺らぎ、まるでカメラを手から落としたときのような、そんな視界を、静かに感じていた。
ドサッ、と自分の身体が床に叩きつけられるのを、冬月はまるで地球の反対側で起きた事のように感じていた。

ひどく、寒い。
自分の裸の腕に鳥肌が立っているのが、見えた。
冬月は小刻みに震えながら、なんとか立ち上がろうとした。
いつの間にか目を覚ました伊吹二尉が、目をこすりながら身を起こしているのが、なんだかすごく遠くのことのように感じられた。

ドサッと、冬月の身体は再びカーペットの敷かれた床に叩きつけられた。
目の前が、だんだん暗くなっていった。
伊吹二尉が慌てて自分を呼ぶその声が、どんどん、どんどん遠くなっていった。

伊吹二尉は、パニックになりながらも、ベッドサイドの電話機でなんとか119番をプッシュした。
だが、それももう、遅かった。
かつて、日本の形而上生物学分野の権威と言われた男の、いま、世界の運命を握っている特務機関のNo.2、副指令である男の、それは最期だった。

懸命に人工呼吸を試みる伊吹二尉の後ろで、冬月の上着が、ガタッとハンガーごと床に落ちた。
胸のポケットからは、一枚の紙が覗いていた。

『使用上の注意―塩酸ヨヒンビンの作用により、慢性心疾患・強度の低血圧症の患者は心臓麻痺を起こす可能性がありますので服用しないでください。』

<完>

492:名無しさん@ピンキー
10/04/20 23:31:08 gJUFIxtY
乙。
冬月先生はどうにも浮かばれんな。

493:名無しさん@ピンキー
10/04/20 23:59:02 wHpzU2Lo
終わりなの?

494:名無しさん@ピンキー
10/04/21 21:40:57 Ok7Bja/z
>>488
この温かい雰囲気がどうエロくなるか楽しみだぁ
男の子はシンジかな~個人的に子シンジは大好物だw

495:名無しさん@ピンキー
10/04/21 22:21:40 abUZlCWu
幼シンジでもおもしろいけど、シンジじゃなくて別の男の子でしたって展開でもいいね
年下の男の子にイタズラされちゃうアスカってのも新鮮

それはそうと、プラグスーツじゃなかったのはなぜなんだろう

496:Ila Formosa 5
10/04/21 23:26:22 u1sblQVh
壁越しのシャワーの音ととぎれとぎれに混ざる、彼の声で、私は目を覚ました。
どうやら、ドアの閉まったバスルームで電話をかけているらしい。
相手は女性らしいが、相手の声はよく聞こえない。

「…アデレードから三沢に行く国連軍の定期便を押さえてある。
 第3新東京市の上空を通過するように手配してあるから、それに乗れ。」

尻尾を、出した!?
私は裸のまま、彼と私の体液にまみれたまま、極力音を立てないようにベッドから這い出ると、バスルームと客室を隔てている壁に片耳を当てる。

「ああ、エジンバラ基地から明日出るAn-124だ。
 上空にさしかかったら、タイミングを見計らって、パラシュートで脱出しろ。
 あとは、地上にエージェントが待っているはずだ。
 ネルフ本部のパスは、こないだ鍵を渡した新箱根駅のロッカーに、当座必要そうなものと一緒に入れてある。」

やはり、この男は何かを企んでいた。
どうやら声からは女性らしいこの相手が何者かはわからないけれど、どうやら私の知らない何かに、この男は一枚噛んでいる。

あの人は、碇指令はこのことを知っているのだろうか?
でも、何かがあったときに事を有利に運ぶカードくらいには、これはなりそうだ。

「アスカのことか?
 大丈夫、あの子は何も知らないよ。
 だから、そっち方面から君のことが露見することは、おそらくない。」

しかも、相手はアスカのことを知っている?
…これは、ものすごいことを私が知ってしまったということなのだろうか?

「ああ、幸運を祈るよ。」

シャワーの音が、急にやむ。
そして、今まで聞こえてこなかった夜の街の喧騒が、開け放たれた窓から流れ込んでくる。
私は気付かれないように、再び毛布の中に滑り込む。

しばらくしてから、ガチャ、とバスルームの扉が開く。

「りっちゃん…起きてたのか?」

「…女性より先にシャワーを浴びるなんて、『伊達男』としては失格ね。」

「事を終えたままの姿でそのまま待っている方が、粋じゃないと俺は思うがね。」

「あら、そうかしら?」

平静を装って目をこすりながらも、私は内心ほくそえんでいた。
ついに、いかにも怪しげなこの男の尻尾をつかんだのだ。

数週間後、第10使徒が第3新東京市を襲ったそのとき、私はこの日の通話の真実を知ることとなる。
それも、予想もつかない形で。
…このときの情報でそれをなんとかできるほど私は頭のいい女ではなかった、という証明にもなったのだけれど。

そのことについては、また時を改めて語りたい。
それまでは、私の胸にしまっておこう。

<完>

497:名無しさん@ピンキー
10/04/22 00:53:48 x/RH2X3h
>>496
乙。個人的にはりっちゃんの絡みがもう少し読みたかった…。

498:まとめサイト”管理”人 ◆TpVx.iYzeI
10/04/22 21:59:56 XZqglihZ
お世話になっております、まとめサイト管理人です
本日、4月21日まで投稿分をまとめサイトにアップロードいたしました

修正したい点等、ご指摘されたいことがおありの職人様は、ここかまとめサイトのメールフォームで
当方までご連絡いただければ幸いです

以上取り急ぎご用件まで

499:名無しさん@ピンキー
10/04/22 22:51:38 PYC6Itkv
ミサトさん×綾波でレズ

「レイ、服を脱ぎなさい、これは命令よ」
「わかりました」
しゅるしゅる、しゅるっぱさっ
「いい子ね、次はブラジャーをとりなさい、下も脱ぐのよ」
「はい」
カチッ、するする
「綺麗な肌ね…」
つー…
「……っ!」
「くすぐったい…?」
「よく、わかりません…んんっ」
チロチロ…

500:名無しさん@ピンキー
10/04/22 23:56:12 aNj7Wrj/
>>499
メール欄に半角小文字でsageと書いてくれ
話はそれからだ

501:名無しさん@ピンキー
10/04/23 02:36:22 LCuP63Cs
>>498
いつもありがとうございます。おつかれさまです。

502:名無しさん@ピンキー
10/04/25 21:27:25 4zu9TxlU
新劇マダー?

503:名無しさん@ピンキー
10/04/29 06:41:18 TlAhUIAr
マダー?

504:【専属慰安婦 (第1話)】LASキッチー
10/05/02 03:02:45 Up6q7BD5

「惣流アスカ・ラングレー、貴女を初号機パイロット慰安担当に命じます」
赤木リツコ博士は、いつも通りの落ちついた声でその任務を告げた。
その言葉の向かう先、伏し目がちに視線を彷徨わせていた蒼い瞳の少女は
その目を見開いて、彼女の上司を見つめ、その言葉の意味を問うた。

アスカにとって今日は、ただのシンクロテストの日に過ぎないはずだった。
もっとも、第15使徒・アラエルとの戦い以降、エヴァパイロットとしての
資格をほぼ失っていることを再確認させられるだけのこの日はアスカにとってはこの上ない苦痛の時ではあったが。
以前は3人一緒に受けていたシンクロテストだが、レイの零号機が失われテストに参加しなくなったのと、
シンジと二人きりを避け、アスカが「一人で集中したい」と言い出したため、この場にいるチルドレンは彼女一人だった。
いつもどおりの手順、試験。
もしやわずかでもシンクロ率が回復していないだろうか、
というアスカの淡い期待は冷徹な計測結果により霧散する。
「シンクロ率3.5%、このままのペースだとあと数週間でほぼ0になるわね」
薄暗いモニタールームの中、ディスプレイの光を反射したリツコのメガネがきらりと光った。

「イアン担当?」
眉を寄せ、怪訝な顔で聞き返すアスカにリツコが答える。
「簡単にいえばシンジ君のセックスの相手をしなさい、ということよ」
「シンジのセックス…?あ…」
ここに到り、少女にも己に投げかけられた言葉の理不尽な内容が理解できた。
慰安…、慰安婦、従軍慰安婦。
歴史の授業で聞いた、時の権力によって強制的に性を提供させられた女性達。
「まさか…アタシを、よりによってバカシンジの慰みものにさせようっての?」
失意の日々を送るうちに失われていたアスカの目の輝きだったが、
それが疑念とともに湧き上がる怒りによってわずかに蘇る。
「そうよ」
「なんの意味があるの?なんでアタシが?」
「レイの零号機が失われ、貴女が弐号機を起動できない今、使徒迎撃任務を行えるのは、シンジ君と初号機のみ」
「だけど、残念ながらそのシンジ君のシンクロ率も最近下がる一方なのよ。特に第16使徒との戦いの後にね」
「シンジが…?」
自分のシンクロ率の低下で頭がいっぱいだったアスカには初めて聞く話だった。
「レイがシンクロできる五号機の投入にはまだ時間がかかるわ。このままでは人類は自衛のための戦力を全て失うのよ」
「それは絶対に避けねばならないこと。そのためなら私たちは何でもしなければならないわ」
「でも、それとアタシがシンジの…、相手をするのとどう関係があるのよ?」
「シンクロ率はパイロットの精神面に大きく左右されるわ。アスカ、それは貴女が一番知っているわよね?」
「…っ!」

505:【専属慰安婦 (第1話)】LASキッチー
10/05/02 03:04:54 Up6q7BD5
アスカは思い出す。
使徒に乗っ取られた参号機からの不意打ち、第14使徒の圧倒的な戦闘力に対しての完敗。
第15使徒によってえぐり出された、幼い日の忌まわしき思い出。
そして、自分ですら意識していなかった、あの感情。
それらが自分を追い詰め、シンクロ率を下げ続けている。
「シンジ君のような若い男性の精神の安定に一番効果的なのは、女性の温もりなの。
戦場で兵士を慰める女性が必要なのは生物学的に必然なのよ。」
リツコはそこで、一旦息をつき、先を続けた。
「さらに心理学を加味すれば、出来れば同じ相手と関係を続けるのがベストだわ。同じくらいの年齢の異性とね」
「…アタシの気持ちや体はどうだっていいっていうの?」
「エヴァを起動できないほどシンクロ率が落ち込んだパイロットをいつまでも置いておけるほど、
ネルフに余裕はないわ。嫌ならドイツに帰って静養する、ということになるかしら」
「…その場合、復帰はほぼ絶望的と、思ってくれたほうがいいけれど」
「く…」
エヴァパイロット一人を臨戦体制に置いておくためのコストがとてつもない額であることは、
訓練、検査、警備などで使用する機材、スタッフなどの規模から察しはつく。
回復の見込みの薄いアスカなど放っておいて、新人パイロットを養成したほうが合理的と判断されても
文句は言えない。
現在のところ、機体とパイロットの互換性の問題から予備のパイロットというのも現実的ではない。
故国に戻って養父母の下でただの少女として生きていくか、屈辱に耐え一縷の望みに賭けてみるか。
アスカは不本意な選択を迫られる。

「決められないようね。それなら彼に決めてもらおうかしら」
リツコが後ろへ振り返って、声をかける。
「シンジ君」
碇シンジが気まずそうな顔で姿を現す。
「アンタ、いたの?」
アスカはわずかに頬を赤らめてシンジを睨む。
目をそらすシンジ。
「シンジ君、聞いていたわね。アスカはどうも気が進まないようね」
「当たり前でしょ!何を言ってんのよ!」
ようやくシンジが口を開く。
「リツコさん、本当にこんなことしないといけないんですか?」
「説明したでしょう。貴方の心身は、もはや貴方一人のものではないって」
リツコがアスカとシンジを見比べて、溜息をつく。


506:【専属慰安婦 (第1話)】LASキッチー
10/05/02 03:05:25 Up6q7BD5
「二人とも気が進まないなら、…そうね、もうひとつ選択肢があるわ、シンジ君。レイはどう?」
「…っ!」
アスカは息を呑んだ。
綾波レイ。あの女。碇司令のお気に入り。
数週間前のエレベータでの会話以来、まともに言葉を交わしたことはなかった。
「心を開かなければエヴァは動かない」
自分を激昂させたその言葉があまりにも正鵠を射ていたことに
気付かされたのはもう何もかもが手遅れになってからだった。
シンジは目を伏せたまま思案してる様子だ。
(そう、親子揃ってあの人形みたいな女がいいってことね…)
不意にアスカの怒りが醒める。
(いいわ…。あの娘とよろしくやればいいじゃない)
所詮、ここでも私は必要とはされていなかったのだ。
だが体を満たしていくその諦めが、先ほどまでの怒りと表裏一体であり、
エヴァパイロットとしての立場以外に自分が求めているものが故の感情だとは
アスカ自身は気付かなかった。
不意に蘇った言葉に心を捉われたが故に。
「誰、アナタ。知らない子ね」
遠い昔に突き立てられた、未だに脳裏から消えない自分を呪い続ける言葉。
結局、この言葉からは逃れられない。
(さあ、アタシを楽にさせて…)
アスカは目を閉じて、死刑宣告のようにシンジの答えを待った。

だが、耳に入ってきたシンジの言葉は、彼女の予想とは違っていた。
「…アスカがいいです」

(つづく)

使い古されたネタとは思いますが、EOEに対応したビデオ22話~24話の流れでの
痛い展開での露骨なエロエロwを考えています。
筆力が及ぶかどうか怪しいですが、反響あれば続けてみようと思います。

507:名無しさん@ピンキー
10/05/02 04:31:04 4MaJnix5
GJ!続きお願いします
旧作終盤準拠のLAS系作品期待
この系統のヤンデレアスカたまらない

508:名無しさん@ピンキー
10/05/02 09:21:32 M1ZjAM4Z
おお!素晴らしい!GJです。
式波もいいけど、病んでる惣流アスカもいいですな。
ぜひ続きを投下してください。
ワクテカしながら待ってます。


509:名無しさん@ピンキー
10/05/02 11:33:13 2CDd+/73
病み系ってけっこう久しぶりだぁな
期待待ち町

510:名無しさん@ピンキー
10/05/03 11:02:07 VCBsd20d
>>506
反響しちゃうw ぜひ続き希望

511:名無しさん@ピンキー
10/05/03 11:41:06 XQKF/7O2
>>504-506
謹んで続きを期待させていただきます。

512:名無しさん@ピンキー
10/05/05 00:09:16 AOIMZBro
拙僧も期待するでござる

513:【専属慰安婦(第2話)】LASキッチー
10/05/05 01:43:31 huvUM6cA
「アスカがいいです」
なかば衝動的に口にした言葉にシンジ自身も驚いていた。

午前中から行っていた訓練が完了した夕方。
不意に強要された異常な決断。
例の一件以来、半分軟禁状態の赤木リツコ博士が提示してきたその内容の倫理的な問題はさておくとしても。
綾波レイと、惣流アスカ。
級友であり、生死をともにした同僚であり、それぞれと心の交流があった彼女らを、
どちら、と選ぶことなど自分にはできないはずのことだった。
…これが1週間ほど前の話ならば。

だが、第16使徒戦のあとの綾波レイはシンジにとって遠い存在になろうとしていた。
零号機の自爆。
その後の今までの触れ合いなどなかったかのような態度の変わりよう。
さらに、赤木博士に見させられたダミープラグの秘密。
認めたくなかったが、自分の知る綾波レイはおそらくもういないのだ、とうすうす感じてはいた。

惣流アスカについても、関係は最悪、といっていい状態だったが、
レイとは意味合いが違っていた。
アスカは第15使徒戦を境にかつてのトップパイロットとしての力を失い、
プライベートでも精神的に不安定になっていた。
葛城家の日常でもほとんど会話を交わすこともなくなっていた。
使徒による精神攻撃の後遺症、と公式に説明されてはいたが、シンジには、アスカが自分に対して
徐々に刺々しい態度をとるようになった理由がよくわからなかった。
そして、回収される弐号機の前で膝を抱えてうずくまっていたアスカ。
顔を見せてはくれなかったが、声でわかってしまった。
あのアスカが、泣いていた。
どんな逆境でも毅然としていた彼女が。
もう、以前とは何もかも違うのだと思わざるを得なかった。

514:【専属慰安婦(第2話)】LASキッチー
10/05/05 01:44:13 huvUM6cA
シンジは温もりが欲しかった。
トウジには参号機事件以降会っていない。
ケンスケら、他の級友達も疎開して遠く離れてしまった。
加持リョウジはおそらく死んだ。
ほとんど唯一の頼れる大人であった葛城ミサトはそれを機に笑うことがなくなり、
ほとんど家に寄り付かなくなった。
綾波レイが別人のように変わり果てた今、自分に残されているのは…。
アスカしか、いない。
赤木博士のいうような「男女の仲」なんてものは想像の範囲外だ。
ただ、以前のような明るい彼女に戻ってそばにいてくれさえすれば、それで良かった。
「アンタ、バカァ?」
そう言って、明るく笑い飛ばす彼女がいてくれれば、
どんな逆境も、試練も超えられそうな気がする。
もう少し、時が立てばアスカも元気になるかも知れない、と自分に言い聞かせて耐えてきた。
皮肉なことにアスカの不調の一端が自分にこそあるのだということを、シンジ自身は露知らずだったが。

赤木博士への返答を躊躇したのは、予想はしていたが、アスカの射るような怒りの視線を
受けたからだった。
アスカとの関係はギスギスとしたものになっていたが、
これを受け入れたら今までの関係の完全な破綻は間違いない。
だが、受け入れなかったらアスカは帰国してしまう。
どうすればいいのか分からなかった。
そのシンジを決断させたのは、綾波レイの名を聞き、突然怒りを忘れたように黙ったアスカを見たことだった。
目を閉じて立ちつくすアスカは、何故かひどく寂しげに見えた。
いつか見た表情。
呼び起こされる記憶。あの第7使徒戦の前夜に見た、夢で母親を呼び、涙を流していた彼女。
その母親が帰らぬ人だと知り、その涙の意味を知ったのは不覚にもついこの間だった。
アスカをドイツに帰らせては駄目だ。離れたくない。
シンジに声を振り絞らせたのはその一念だった。

(つづく)

515:【専属慰安婦(第3話)】LASキッチー
10/05/05 01:46:29 huvUM6cA
シンジは家路を急いでいた。
あのあと、赤木博士の「これで決定ね」との一言でその場はお終いとなり、
アスカ、シンジの順に赤木博士との面談が実施された。
アスカは先に返されたが、シンジはさらに作戦課に呼び出され、帰宅できたのは19時を回っていた。

夕飯の支度が遅くなるな、と思いつつ、葛城家のドアを開けると、美味しそうな匂いが漂ってきた。
(…あれ?)
キッチンにたどり着くと、テーブルに豪華なディナー、とはいかないが、レトルトを温めて皿に移した
らしき品が数品、湯気を立てている。
「…これ、アスカが用意してくれたの?」
シンジはビックリしながらも尋ねる。
「そうよ。ありがたいでしょ?…リツコの指示だけどね」
タンクトップにショートパンツ姿でテーブルに頬杖をついていたアスカが仏頂面で答える。
「これからはアタシが毎日夕食を作るんだってさ。やんなっちゃうわ」
「へえ。リツコさんがそんなことを?…」
アスカの横を通る。
プン、と石鹸とシャンプーの香りが漂った。あと、いつもとは違う何かの香り。

シンジは手を洗って食卓に着く。
「アスカに夕食を作って貰えるなんて、嬉しいな。冬でも来そうだけど」
ことさらにおどけて言うシンジにアスカがため息をつく。
「余計なこと言ってないで食べるわよ」
カチャカチャ、とそれ以降は会話が弾むことなく黙々と食事が進んだ。
結局、いつもの夕食風景とあまり変わらないことに少々残念ながらもメニューをたいらげるシンジ。
すっかり食が細くなったアスカはまだ箸を動かしている。
「ごちそう様。アスカ。美味しかったよ」
アスカは黙々と箸を進める。
「それでさ、夕方の話だけど…」
シンジが話を始めると、アスカが上目づかいに目を向けてくる。
「リツコさんの話は冗談だから気にしなくていいよ。
僕は最近帰りが遅いから、アスカが先に帰っている時は夕食を作ってくれたら、
そりゃ嬉しいけど、気が向いたときでいいし…。」

「シンジ!」
やや大きな声を上げ、アスカが箸をおいてシンジを睨む。
「な、なに?アスカ。どうしたの?」
アスカの大きな蒼い瞳がシンジを見つめている。
「いい、よく聞いて。アタシは契約を交わしたのよ。ネルフとね。
アンタを慰めるのがアタシの新しい仕事。
毎日、夕食と…、セックスの世話をしてあげる。
なんでも希望をかなえてあげるわ。良かったわね。楽しみにしなさい」
言葉の意味を理解し、耳まで真っ赤にするシンジ。
対してアスカはその言葉とは裏腹に無表情のままだ。

516:【専属慰安婦(第3話)】LASキッチー
10/05/05 01:48:34 huvUM6cA
「…アンタがそれをいらないって言うのなら、アタシはネルフにとって不要な人間てことよ。
荷物をまとめてドイツに帰るわ」
帰る、という言葉にビクッと反応するシンジ。
「…アスカ、無理しなくていいんだ。2人で話を合わせれば問題ないじゃないか。いままで通りでいいんだよ…」
一瞬、アスカの口が引き締められたように見えたが、すぐに次の言葉がたたみかけられる。
「…つくづくおめでたいわね。バカシンジ。今までどおりのことなんてもう何もないのよ。アタシもアンタも
アンタの欲求のはけ口になって精神とやらを安定させて、シンクロ率を維持させるのが今のアタシの仕事。
それを誤魔化したら人類が滅ぶかもしれないのよ。考えて物を言ってほしいわ」
もう、話は終わったという風に首をふりアスカが最後に言う。
「一時間たったらアタシの部屋にくるのよ。もちろん歯を磨いて、お風呂に入ってからね」
「アスカ…」
「もし、今晩こなかったら明日、引越し屋に電話するわ」

(つづく)

皆さん声援ありがとうございます
ヤンデレ惣流は根強い人気があるのだなと再認識ですw
王道に挑戦ということで気を引き締めます

>>507
>旧作終盤準拠のLAS系作品期待
できるだけ準拠するつもりですが、久しぶりにレンタルで見直すと時系列とか
良く整理しておかないと危険ですね(メインは23話と24話の間ですが)
一応、EOE関連の追加セリフはできるだけ盛り込もうと思いますが、
「加持さんはもういないんだ」とか破壊力のあるセリフだけに投入タイミングが難しい

ちなみにLAS系ではありますが、EOEの昼ドラにつなげるべくアスカさんにはかなり酷い目にあって
もらいそうですw
(TV版パイプ椅子のおとなしいアスカが、EOE版キッチンのヤンデレにどうしてそうなるか)

次回はたぶん、やっとエロくなりますw

517:名無しさん@ピンキー
10/05/05 02:33:45 ZDiDrPcs
>>516
頑張ってください、鶴首します。
イタモノは怖いけど・・・

518:名無しさん@ピンキー
10/05/05 02:39:28 ebykM5dX
GJ!
しかしこれは切ない、アスカ切ない…。
俺はどっちかっつうとLRS派なんだが
少なくともここにいる間は
アスカの幸せを心から祈るよ

519:516
10/05/05 10:52:57 huvUM6cA
>>517
どもです。EOEよりは痛くならないので大丈夫ですw(たぶん)

>>518
LRS派の人にそう言ってもらえるなら光栄至極
切ない->いろいろあって人格崩壊->ヤンデレきましたー、
というダースベーダー誕生秘話的な展開を狙いたいですね

520:名無しさん@ピンキー
10/05/05 19:36:52 vG9/A5PH
続きマダー?

521:名無しさん@ピンキー
10/05/06 06:57:57 bsL+KfHl
期待しながら待ちます

522:名無しさん@ピンキー
10/05/07 01:07:48 UYqTQLbL
ヤンデレLASのエロは痛みを伴うがセクシーな雰囲気があるなぁ
ツンデレのエロは健康的なエロなんだよね
まあどっちも好きだけどw続き期待しております

523:名無しさん@ピンキー
10/05/08 02:34:29 F84lSWQK
続き期待

524:【専属慰安婦(第4話「初夜」)】LASキッチー
10/05/08 20:03:48 SJeDJoma
1時間が経った。
シンジは「許可なく立ち入りを禁ず。勝手に入ったら殺すわよ!」と書かれたふすまの前に立つ。
いつものTシャツと、短パン姿でシンジが声をかける。
「アスカ、…入るよ?」
「…いいわよ」
ふすまを開け、中に入る。
冷房でひんやりとした空気の中にわずかにシトラスの芳香剤の匂いが漂っている。
(アスカの部屋に入るのって久しぶりだ…)
もう何時だったかも思い出せない。
一段落とされた照明の下、室内を見回すと、アスカはベットで横になっていた。
縞のパジャマを着て、タオルを一枚かけたまま、壁を向いている。
「アスカ?」
「ベットに入っていいわよ」
アスカは向こう側を向いたまま答えた。
言われるがままにベッドに上がりアスカの横に膝を崩して座り込む。
肌は接していないが、アスカの体温がわずかに伝わってくる。
「シンジ」
「何?アスカ…」
「何でもしていいって言ったけど、ひとつ条件があるわ」
「え…」
「キス、はさせない。絶対にね。…アタシはアンタの恋人になったわけじゃないわ。
ただの任務よ。だからこれがアタシの譲れない一線。破ったら契約は破棄よ。いいわね?」
「う、うん」
(キスだったら一回したことがあるじゃないか。いまさら、なんでだろう…)
だが、アスカの口調はシンジの疑問を挟めないほど毅然としていた。
「分かったよ」
「…じゃあ、あとは好きにしなさいよ」
そう言ってアスカは向こうを向いたまま黙った。

525:【専属慰安婦(第4話「初夜」)】LASキッチー
10/05/08 20:04:16 SJeDJoma
(好きに、って言われても…)
何しろこんなことは初めてだ。
シンジはとりあえず右肩を下に、アスカの背に向う形で横になった。
アスカの髪の毛が目の前に広がって、シャンプーのいい匂いがした。
アスカ自慢の栗色の髪におずおずと触れてみる。
上等の生地のようなそれをすくい上げると、指の隙間からパラパラと流れ落ちていく。
シンジは自分の心臓がトクトクと早鐘を打ち始めるのを意識する。
思い切って左手をアスカの体に伸ばす。
脇のやや下にわずかに触れるとアスカがピクッと動いた。
そのまま手を回り込ませていくと指先が柔らかい曲線に突き当たる。
(アスカのおっぱいだ…)
ユニゾンの夜に見た、はだけた胸元。プールサイドで自慢げに突きだされたバスト。
いつもちょっと見ただけで顔をそむけざるを得なかったそれに触れようとしている。
(ほんとにみんな、どうかしている。でも…)
その手は吸い寄せられるようにアスカの胸に回されていく。
パジャマの薄い布越しにアスカの体温を感じながら、掌に力を込めて行く。
ぎゅっ。
そのままつかめば溶けてしまいそうな弾力でアスカの胸は応えてくる。
「う…」
アスカがかすかに声を洩らす。
ビクッと、シンジが手を止め、わずかに引く。
「続けていいわよ…」
アスカのかすかな声。
その言葉に安心し、ゆっくりとそのままやわやわと手で揉んでいく。
「…あ」
アスカの反応に気を良くして、さらに胸を探る。
やや、プクっと飛び出ている部分に突き当たる。乳首だろう。
ちょっとつまんでみる。あまり弾力はない。
「くう…」
やや苦しそうなアスカの声。強すぎたか、とシンジは乳首の周りをなぞっていく。
「ふ…、ううん」
しばらくそれを続けると、やや物足らなくなってくる。
アスカの顔を見たい。もっと体を見せて欲しい。
ざわざわとした衝動。
ほんの数分前にはなかったそれにつき動かされ、シンジがアスカに囁きかける。
「アスカ、こっちを向いてよ…」
ほんの数秒、アスカはためらっていたかに見えたが、すぐに寝がえりを打って仰向けになった。

526:【専属慰安婦(第4話「初夜」)】LASキッチー
10/05/08 20:04:40 SJeDJoma
アスカは目を閉じていた。
お腹にかかっていたタオルをゆっくり剥ぎとると、アスカの全身があらわになる。
だぶだぶのパジャマの上からでもきれいな体のラインが分かる。
(こうやって目をつむっていると、アスカはまるでお姫様だ…)
最近の刺々しい表情を見慣れていただけに、本当のアスカはこんな姿なのだと、
ちょっと優しい気持ちになる。
だが、それはすぐに先ほどの衝動に取って代わられた。
両手を伸ばし、アスカの胸を掴む。
手のひらにすっぽりと納まった二つの膨らみを思うままに握りしめる。
「う、あ…」
眉をひそめるアスカの表情が悩ましい。
(いいんだよね…)
とうとう、パジャマの上着に手をかけ、ボタンをはずしていく。
全部はずし、パジャマを左右に開くと、アスカの形良い乳房があらわれる。
「あっ」
脱がされたことに気がついて、目を開いて声を上げるアスカ。
真っ白な肌。美しい曲線を描く二つの丸みの頂点に桜色の乳首がつんと上を向いている。
戸惑ったような表情のアスカを上目に見ながらシンジが左の乳首に吸いつく。
「ああっ」
アスカの反応がシンジの衝動に油を注ぐ。
アスカの上にまたがり今度は右の乳首を吸いながら左は指でコリコリとつまんでみる。
「ひゃ…うっ」
口の中で乳首が固く突き立ってくるのを感じる。
「アスカ、気持ちいいの?」
思わず、乳首から口を離し、アスカを窺う。
「…か、体の勝手な反応よ。恋人でもない男に体を弄られて女が本当に感じると思ってんの?」
アスカが頬を紅潮させて答える。

527:【専属慰安婦(第4話「初夜」)】LASキッチー
10/05/08 20:05:12 SJeDJoma
(恋人じゃない…か)
それはそうだ。自分とアスカはただの同居人、クラスメイト、同僚。
じゃあ、「恋人」が相手ならアスカはもっと反応してくれるのだろうか。
加持リョウジ。加持さん。目の前の少女が憧れつづけた大人の男。葛城ミサトの思い人。
「いい加減なこと言わないでよ!バカシンジのくせに」
「だから何度言ったら分かるんだよ!もう加持さんはいないんだってば!」
「…うそ」
ほんの数日前の記憶。
勇気を振り絞って口にした真実に少女は激昂し、そして最後の支えをなくしたかのように
意気消沈していった。
もしかしたら、アスカは加持さんと関係していたのかも知れない。
今、自分がしたような行為に、もっと嬉々と声を上げたのかも知れない。
シンジは自分の中にいままで知らなかった新たな感情が生じるのをおぼろげに感じる。
怒りにも、苛立ちにも似た感情。
(体の勝手な反応、か…。だったら…。もっと感じさせてやるよ。「加持さんの時」よりもっと!)

荒々しく乳首に吸いつく。右手は乳房を揉みしだく。
「ああっ。あ、あんまり、乱暴にしないで…」
アスカが訴えてくるが、行為は止めない。
後ろに手を伸ばし、アスカの股間をさする。
パジャマの下に柔らかな太ももと下腹、そして秘部を感じる。
「あう!…」
ビクンとアスカが体をのけぞらす。
体を後ろにずらし、アスカの股間を目の前にする。
腰の両側に手を伸ばし、パジャマを膝まで引きおろす。
アスカの股間に残された純白のパンティが目に眩しい。
だがそれをロクに鑑賞する余裕もなく、パジャマと一緒に引きずり下ろし、完全に脱がせてしまう。
細いつま先から、よく鍛えられ締まったふくらはぎ、太ももへと真っ白な肌が続く。
膝をつけ、閉じられた両足の付け根に、栗色のヘアが楚々と茂っている。
視線を先に延ばすと、上半身は前をはだけたパジャマだけ。
形の良いおへそと引き締まったお腹のライン。
下から見上げると天をつく二つの膨らみの形がよく分かる。
屹立し始めている可愛らしい乳首も。
その向こうに美しい髪をシーツの上に広げたアスカの不安げな顔。
(加持さんも、誰も関係ない…。今は、全部、僕のモノ、なんだ)
一時間前の自分の言葉のなんと、偽善めいていることか。
でも、そんなことはもうどうでもいい。

528:【専属慰安婦(第4話「初夜」)】LASキッチー
10/05/08 20:05:37 SJeDJoma
アスカの両ひざに手をかけ、左右に押し開く。
「アアッ…」
アスカのか細い叫びも、もうシンジの耳には遠い。
シンジの目前にアスカの秘裂が広がっている。
ぷっくり盛り上がった恥丘に栗色のヘアが茂っている。
その下の閉じられているワレメに両親指を添え、ゆっくり開く。
鮮やかなピンク色の粘膜がさらけ出される。
「きれいだ…」
思わず言葉が漏れる。
ピクッと秘裂全体がわなないた気がした。
秘裂の上のほうにあるピンクの突起を指で弄ってみる。
(これがクリトリスかな…)
「う…、ああん」
アスカの声とともに徐々にクリトリスが包皮を押し上げて勃起してくる。
(こんな風になるんだ…)
新鮮な感動を覚えながら、今度は秘裂の奥に指を差し入れる。
ヌチャ。
そんな感じで指がヌルヌルとした温かい肉の中に潜り込んでいく。
(これって、もう「濡れてる」ってことなのかな)
その感触を楽しみながら顔を上げアスカの表情を窺う。
「ああ…、ああん」
アスカはもう顔をのけぞらせて喘ぐばかりだ。
それに意を強くし、さらに大胆な愛撫を始める。
屹立しかかったクリトリスを口に含んで舐めまわしてやる。
「あ、ああっ!ああーん」
アスカが腰を僕の顔に押しつけるようにのけぞる。
クリトリスを解放してやり、今度は秘裂を左右に押し開きベロベロと舐める。
「ううん、アアッ、アアッ!!」
アスカが顔を左右に振り振り、髪を振り乱して喘ぐのが視界の隅に入る。
(イヤラしいよ、アスカ…)
だが、シンジも顔をしかめて呻く。
「ううっ!」
油断していた。
初めての刺激的な体験を続けるうち、シンジのペニスは気がつかないうちに限界に達していた。
アスカの嬌態につられ、精を放ってしまったのだ。
ドクドクッ。
(う…、まだ何もしてないのに)
腰がぬけそうな快感。
が、ブリーフの中に射精したため、徐々にひんやりしてくるヌルッとした感触が気持ち悪い。
愛撫の手を止め、シンジも服を脱ぎ、全裸になる。
ブリーフの乾いた部分でペニスの汚れをを手早く拭き取る。
「はあはあ…」
目を閉じて、荒い息のアスカは気が付いていないようだ。

529:【専属慰安婦(第4話「初夜」)】LASキッチー
10/05/08 20:06:16 SJeDJoma
一回射精したシンジはやや冷静さを取り戻す。
身を乗り出し、アスカの上半身に覆いかぶさるような体勢で顔を近づける。
「アスカ、いいの?」
「…、今さら何言ってんのよ。やりたくてしょうがないんでしょ。そんなにおっ立てちゃってさ」
頬を上気させ、息のやや荒いアスカ。
しかし、まっすぐに見つめ返してきたその目からは感情は読み取れない。
「…うん」
「好きにしろって言ってんのよ」
それに応えて無言で、アスカのパジャマの上着を脱がそうとする。
アスカもそれにやや身を起して協力してくれ、あっさり上着はベットの横に捨てられる。
生まれたままの姿のアスカが目を閉じて横たわっている。
その美しさに感動しながらシンジは、ペニスに手を添え先端をアスカの秘裂にあてがう。
「いくよ、アスカ」
アスカがかすかに口を引き締める。
そしてズブッと、シンジが一気に根元までペニスを押し込む。
「あううっ…!」
アスカが呻き、シンジを載せたままビクンと体を弓なりに反りかえらせる。
シンジはかまわずヌルヌルっとペニスを温かい肉の中に潜り込ませていく。
(なんて気持ちいいんだ)
アスカの膣内は温かく濡れ、優しく締め付けてくる粘膜の感触が最高だった。
なにもせずに入れているだけで達してしまいそうだ。
さっき射精していなけば間違いなくいま暴発してるだろう。
しばらくその感触をじっと味わう。
そして、とうとう我慢できずにゆっくりとピストン運動を開始する。
「あっ…」
アスカがびくっと反応する。
身を重ね、ズッズッとペニスを出し入れする。
ピチャピチャと音を立てる濡れた粘膜との摩擦が、ペニスを蕩かしそうだ。
「く、ああ、あああっ」
切なげなアスカの声がさらにシンジを掻き立てる。
アスカの肩を抱きピストン運動を続けるシンジの薄い胸板にアスカの柔らかい胸が押しつぶされる。
「最高だ…。アスカの体」
思わずアスカの耳元で呟きながら、どんどん腰の動きを激しくしていく。
「あう、くう、ああん」
途切れ途切れのアスカの声は、苦しげにも聞こえる。
だが、それを気にする余裕はシンジにはない。
本能のままにアスカを貫き続ける。
やがてアスカの肉のあまりの心地よさにシンジは堪え切れず、2度目の絶頂を迎えた。
「くうぅっ!出るっ…!」
1度目とは比べものにならない快感に貫かれ、シンジはありったけの精液をドクンドクンとアスカの胎内に注ぎ込んだ。

530:【専属慰安婦(第4話「初夜」)】LASキッチー
10/05/08 20:06:55 SJeDJoma
「はあ…、はあ…」
アスカに身を重ねたまま、どれくらい時間が経ったろうか。
二人の呼吸も落ち着いてきた。
射精の快感も過ぎ去り、落ちつきを取り戻したシンジは身を起こす。
アスカはぼんやりと天井を見てるようだった。
(「恋人」同士ならここでキスでもするのかな…)
なんとなく落ち着かなくなったシンジが身を離すと硬度を失ったペニスがズルリと抜けてくる。
(リツコさんがアスカが避妊薬を飲むから妊娠の心配はないって言っていたけど…)
膣口からドロリと流れ出してくる精液が生々しい。
「あ…」
白い粘液に混じってかすかに赤い筋がいくつか流れてくる。
「これって…」
「シンジ!」
顔を上げると、アスカがこちらを睨んできている。
「どう、気持ちよかった?」
ニコリともせずにアスカが聞いてくる。
「う、うん」
「そう。…じゃあ、もう今日はお終いよ、出ていって」
「…え」
「アンタと朝まで添い寝する、なんてのは仕事に入ってないわ。満足したんならアタシの部屋から出てって」
「うん、分かったよ…」
いそいそと服をひろい、手早く身につけて部屋を出る。
立ち止まり、アスカにやはり声をかけようかと振り向く。
「出ていって、って言ったでしょ」
アスカの苛立った声。
シンジは目をそらし、襖を後ろ手で閉め、廊下を歩きだす。

そのとき、襖の奥からわずかに声らしきものが聞こえた気がした。
幻聴だったかも知れない。
でもそれと同じものを、シンジはどこかで聞いたことがある気がした。
だが、シンジがそれがどこで聞いた何であったのか、気がついたのはその後、何もかもが手遅れになってからだった。
それは、弐号機の前でうずくまっていたアスカの、すすり泣きの声だった

(つづく)

皆さんレスどうもです。
>>522
>痛みを伴うがセクシー
ヤンデレLASはやっぱりアスカの想いがいろいろ重いので、エロさが増す、という感じですかね
セクシー、目指しますw
こういう具体的なコメント書いていただけると参考&励みになりますです


今回はかなり長くなってしまって申し訳ないですが、一応導入編完了です
ここから先はもうちょっと短めのものを何編か、という感じにする予定です
今回は初体験、というところであまり病んでない感じにしましたが、
これからどんどん病ませますw
シンジ依存オンリーで話を進めたほうがすっきりしそうだったので、
あっさり加持さん死亡告知はすませちゃいましたがw

破BDDVD上映会で健康的LASに追い風っぽい(?)本日にこんな痛エロLASですみませんが、
これから影が薄くなりそうな惣流と旧作シンジへの供養wということでご容赦ください

531:名無しさん@ピンキー
10/05/08 20:43:54 guA8qUxA
>>530
切ない…二人の思いのすれ違い…イイ!
GJです!
続きが気になる!

532:名無しさん@ピンキー
10/05/08 22:19:04 2AI3tybo
GJ!!
式波よりやっぱ惣流だな。

533:名無しさん@ピンキー
10/05/09 02:27:47 R/Stn+rS
こりゃ良いね
エロLASのシンジって、愛撫の時に遠慮がちなイメージがあるから、今回のマグロアスカと攻めシンジはけっこうレアかも
まあ作品内の時期が時期だしシンジも多少狂ってるのかもしれないかな?

ていうか個人的には既に少しイタタな感覚なので先が楽しみなようで不安だー

534:名無しさん@ピンキー
10/05/09 04:00:59 hUisYtZf
>>533に同意だが、それにも増して期待感が半端なさ過ぎるww
がんばってくれw

535:名無しさん@ピンキー
10/05/09 06:19:19 V1AZe9b5
おおGJ!!
この雰囲気や痛さが旧作終盤再現されてて凄く良いね。続きに期待

>今回のマグロアスカと攻めシンジはけっこうレアかも

攻めシンジは多少壊れ入ってないとないだろうが、アスカってこういうことすると
初体験じゃマグロになるだろうなってイメージ
シンジのこと挑発して、暗に誘うようなことまでしてるのにいざそういうことすると受動的で待つだけ
になってしまう。抱きしめてくれるの長い時間待ってたキスシーンもそうだったよなあ

536:名無しさん@ピンキー
10/05/09 09:23:42 mwDlT+H9
GJ!
>>527
>もっと感じさせてやるよ。「加持さんの時」よりもっと!
うわあ、加持さんのこんな使い方があったなんて!

537:名無しさん@ピンキー
10/05/09 23:18:35 ZJnSOe0Q
素晴らしい!
アスカには悪いけど興奮しました。
だんだんシンジも鬼畜になっていってほしいな。

538:530
10/05/09 23:43:59 bTiXS4yw
レスどうもです。励みになります

>>531
体は繋がっちゃったけど、心は繋がらない
そんなエロエロなすれ違いが続きます

>>532
式波さんもかなり好きですが、まだまだ本家の貫録ですね、惣流さん

>>533
マグロアスカ…。淫靡な響きですね(笑)
攻めシンジは、やっぱりちょっと違和感ありでしたかね
ご指摘のようにレイ2人目死亡で狂い始め、という想定なんですが、文中にそれっぽい描写がなかったなと反省です
(過剰なストレスで、性欲増進みたいな感じ)
今回でイタタですか。今後痛くなる一方だったりしますがw

>>534
やっぱイタタですかw
セクースシーンについては、ひたすら痛いのが続きそうだったんですが、ちょっと甘LASぽいのも
入れたほうがいいかな…。結局は上げて突き落とすパターンになっちゃいますが…w
頑張ります

>>535
痛モノ好きですかw
惣流はマグロ、に賛同してもらえて心強いw
EOEエンドも絞め殺されるのを待っている、というある意味究極のマグロだし…(病んでる)
「抱きしめてくれるのを待ってた」が惣流のキーワードかもしれないですね

>>536
性に目覚めたシンジにとっては結構加持さんは嫉妬の対象じゃないかとw
(同居の美女2人のハートをゲットしてるわけで)

>>537
ご期待どおり、シンジは鬼畜化予定ですw
でも、24話とかEOEに繋げるためには本人にあんまり自覚がないとかw、
結構バランス調整が大変だったり…

連休中に仕込んだ分は投下してしまったので、続きは週末ごと、くらいになります
マグロアスカさんでは、いい仕事ができないので、リツコさんからかるく性技指導、みたいな展開で…w
(明るい式波さんにはミサトさん、重い惣流さんにはリツコさんが相談役に向いてるような)
気長にお待ちくださいということで、長文レスすみません

539:名無しさん@ピンキー
10/05/10 00:38:18 txvnF4F/
ざわざわレスお疲れ様です。
鬼畜シンジに期待してます。
いろんな道具の使用やアスカを恥ずかしめて(野外露出とか)
マグロのままでは、いられなくしていくのもいいかも。
続きを楽しみに待ってます。

540:名無しさん@ピンキー
10/05/10 00:40:10 txvnF4F/
ざわざわ→×
わざわざ→○

541:名無しさん@ピンキー
10/05/10 01:04:28 k1Xq/boM
534ですが、レスお疲れさまです。
イタモノよりは甘甘好みではありますが、イタモノもイケます!
惣流はマグロ、これ鉄板です

542:名無しさん@ピンキー
10/05/10 07:23:22 DJMupCTr
おお続き来たーGJ

>性に目覚めたシンジにとっては結構加持さんは嫉妬の対象じゃないかとw
>(同居の美女2人のハートをゲットしてるわけで)

アスカはもとよりミサトさんもシンジに惚れて来た羨ましい状況になってるのに、本人は
それに気付いてないのがなんとも・・・

それをコンプレックスに歪むシンジたまりません。
続き待ってます。

543:侍大将 ◆2phQ3EPUH.
10/05/14 02:11:46 h9nE7SyO
投下開始
空襲警報発令

544:侍大将 ◆2phQ3EPUH.
10/05/14 02:12:50 h9nE7SyO
「ん、んふ、ふぁあ……。」
アスカはキスの合間に息を漏らす。
二人が入っているこたつに置かれたノートパソコンは、既に閉じられている。
二人はこたつの中で足を絡め、服の上から互いの体を貪りながら、口を合わせている。
「あっ。」
シンジの口の端から零れる唾液を追うようにして舐め上げ、「んふ♪」と愉しそうに吐息を吐く。
「んん、んぁ、はぁ。」
「ん、ん、はぁ、アス……カ……。」
シンジもお返しだと言うように舐め返し、アスカと名を呼ぶ。
「はぁ、あ……もっと、呼んで……!」
「ああっ! アスカッアスカァ!」
「ああっあっあああっ。」
そしてシンジは、それまでアスカの背を掻き抱いていた手を、腰のくびれから乳房まで廻らせて、ふわりと掬うようにして持ち上げ、五指で柔らかさを堪能するように揉み上げる。
ブラをしていなかったのか、縛られていない乳房が自由に揉みしだかれる。セーター越しにアスカの乳頭を抓んでやると、シンジの口に吐息を漏らしてしまう。
押せば押すだけ反発する普段の彼女のような張りのある胸の揉み心地は、シンジの考える余裕を失わせる魔力に満ちていた。
親指と人差し指だけで揉み、ときおり乳頭のあるところを擦られるとアスカは溜らず声を上げてしまい、シンジの欲情を誘う。
「ね、あぁ、ねぇ……。」
「……んっ」
シンジの体がアスカの体を撫でるようにして下に向かい、こたつ布団と彼女のスカートをまくり上げると、こたつの熱で暖められたむっと欲情を誘う蜜の匂いが鼻をつく。
「……凄い匂い……だ……。」
「ああぁっ!」
恥ずかしさにアスカは顔を覆い、悲鳴をあげる。
シンジは腕をアスカの腰に回し、凹んだ腹部と脂肪がうっすらと張った下腹部に顔を埋める。
「シンジぃ……。」
「ん、んっ……。」
シンジはスカートの中に頭を突入させると、器用に口を使い、ショーツ引きずり下ろす。アスカも協力するように腰を浮かしているから、容易だ。
「はむ、しゅぶ……。」
ぺろりと舐め上げるとびくんと腰が顫え、ピンポイントに攻めてやると
呼気を荒げてシンジの頭を慈しむように撫で、髪に絡め、尖らせた舌が入口を割り開けると悲鳴を零してのけぞった。


545:侍大将 ◆2phQ3EPUH.
10/05/14 02:17:24 h9nE7SyO
攻めれば不足なく応えてくれる淫美な肢体だ。次々と溢れる蜜を啜り、舐めると、それは絶えずに溢れ続ける。
「く、ふっ……はぁ……あすか、もう、止まんないよ……。」
「んは、あぁ、はぁ♪ んふっ。」
「んんっ。」
口を離して見上げたシンジの唇を、アスカが奪う。水々しい音が唇から発生し、たちまち二人の口許や頬は唾液と蜜の混合液まみれになってしまう。
「ん、ちゅぅっ……はぁっ。」
ようやく離れた唇。
アスカはぼやけた瞳でシンジを見つめ、口許を舌舐めずりした。
「……あは♪ もうびしょびしょ……。」
アスカはくすりと笑う。
「どう? エッチでしょ。」
「う、うん……とっても……。」
「んっ、やんっ、シンジっ……。」
我慢できなくなったのだろうか。
シンジはアスカの腰裏に左手を回して引き寄せ、セーターの中に右手を侵入させ、首筋に顔を寄せる。ちゅうっと吸われるとゾクゾクと震えが走る。
セーター内を這い回る手にもどかしくなり、焦らした末に胸を揉み始めた掌に溶けてしまうような快楽を味わい、乳頭を擦り上げられれば不随意に体が跳ね上がってしまう。
そんな一時の愉悦にアスカは逃したくないと自らシンジに抱きつき、耳元に熱い吐息と嬌声を浴びせる。
そして絡まるようなペッティングをしたあと、アスカは良いことを思い付いたように笑みを浮かべ、シンジを引き離した。
「アスカ?」
「……ふふっ、お返ししてあげるわ……。」
そう言うとアスカはシンジのズボンに手をかけて引き、彼を仰向けにしてしまうとトランクスごと膝まで脱がしてしまう。
「な、なに……!?」
「鈍いわねぇ。お返しだっつってんでしょうが?」
そう言いながらアスカがシンジのソレに手を添えて顔を寄せるとようやく理解したように赤かった顔が更に真っ赤になる。
「……っもう。いまさら恥ずかしがる事じゃないでしょ……んっ、いくわよ……。」
ぺろりとひと舐めしてから宣言し、アスカは一気にソレを口に含んだ。
「んふっ、ん、ちゅるっ。」
アスカの舌がぬるぬると動く。くびれにぴったりと這わせ、幹の隅々まで舌で舐め上げる。そして沸き出す汁を吸い上げ、丹念に舌で掃除をする。
「んっ、はぁっ……。」
オーラルの時間はさして長くはなかった。
今出しちゃったらもったいないんじゃないの、とアスカは思ったのだ。
「ねぇ……ベッドでしよ……。」


546:侍大将 ◆2phQ3EPUH.
10/05/14 02:19:46 h9nE7SyO
シンジは抱えてきたアスカを彼女自身のベッドに下ろし、上に被さるように四ん這いになる。
床には脱ぎ落とされたスカートとズボンが落ちている。
アスカの髪がベッドの上に敷き布のように広がり、シンジはその髪を避けて手を突いた。
紅く上気したアスカの頬。唇の朱は鮮やかに色を表し、潤んだマリンブルーの瞳は光っているかのようにはっきりとしていて、中にはシンジが映っていた。
「ああ……。」
吐息を漏らしながら、アスカは腕をシンジの首に回す。
ソックスが履かれ、ショーツが絡んだ膝(右膝だ)は、シンジの腰を挟むように立てられている。完全にアスカはシンジを迎え入れていた。
「あっ、しんじ、早く……。」
「う、うん……。」
シンジもアスカの背に手を回し、自らのモノを彼女の秘めどころに当てがう。
「んんっ。」
「行くっ……よ?」
「んはぁっ!」
じゅぷぅと空気を吐き出しながら、シンジのモノがアスカに重なった。
「あ、ああぁっ!」
アスカがのけぞり、その白い喉元を露に晒し出す。
下腹部からはどちらのものとも知れない汁が頻りに飛び散りシーツやセーターや太股を晒す。シンジが引き出し、そしてまたさしこむ。
「くっっ、ふぁあっ!」
それを何度か繰り返し、シンジが体を起こすとそれまで首根っこにしっかりとしがみついていたアスカの体がずるりと外れてしまう。そしてシンジはアスカの膝裏に手を入れ、ぐっと彼女自身の胸元にまで押し上げてしまった。
「くあっ、はぁ! んんーっ!」
淫らなソコが露になり、シンジのピストンは更にスムーズになる。
濡れそぼり、筆先のように鋭利になった下の茂みや、汗や蜜でてかるおしりから膝裏までの線、そして連結部まで隠しようもなく公開してしまう。
より深く迎え入れてしまうその体位。いつの間にか、彼女自身も腰を揺すり、回してそのピストン運動を楽しんでいた。
「んふぅ、ん、ぁああっ! いいよぉ……気持ちいーよぉ。」
「あぁっアスカっアスカっ!」
恥じらいを失ったかの様に、アスカは声を張り上げ、シンジは夢中でアスカの水々しい豊かな体を貪る。
更に深く繋がろうと、アスカの足がシンジの背中に回り、足首がしっかりと組み合わされる。
腰が振られ、アスカは短い嬌声を細かく上げながら体を動かす。
「んはっ! んあっ、あっあっあっ、あぁっ! んふ、ふぁ……んぅ……。」
その嬌声を、シンジは自らの唇で抑える。


547:侍大将 ◆2phQ3EPUH.
10/05/14 02:20:34 h9nE7SyO
アスカの背中に手が回され、引き寄せられた。座っているシンジの太腿にアスカが乗せられた様な形。対面座位だ。
溶けてしまいそうなほど深く抱き締めあい、シンジの浮いた鎖骨辺りで、アスカの柔らかな胸がひしゃげた。
「んふぅ、ん、んちゅ、うぅん……はぁっ……あっもっと……。」
アスカがシンジを押し倒す。
そして、アスカはシンジの胸板に両手を突き、結合部がまざまざと晒される。それに、恥じらいではない頬の赤みをさしながら、アスカは艶然と笑った。
「……気持ちいーよ? ふんっ。滅多に言わないケドさ。たまにはいっぱい言ったげる……気持ちいーわよ?」
「……アスカさ……なんか……。」
「―?」
「すっごくエッチだ……。」
「ふん、ばーか。」
艶言を終え、アスカは腰をゆっくりとスライドさせる。シンジの体に擦り付けるようにゆっくりと。
「んっ、くっ!」
何度経験しても耐えられない、アスカのくれる快楽がシンジを追い詰めていく。
アスカの手がシンジの頬を撫でる。もういってしまおうといういつものサインだった。シンジは、手を重ねることでそれに答える。
「んはっはっはっはぁっ!」
自ら蠢かせる腰の動きとシンジの突き上げに、アスカは息を荒く零しながら登りきってしまうのを必死に耐えていた。
「ああっ、アスカ……。」
「んふぅふぁあ! くるっ! アレきちゃうぅ!」
もうシンジの言葉に答えることも出来ない。
ぞくぞくという顫えが背中を這上がり、脳髄を痺れさせる。
開けっぱなしの口から、唾液がだらりとだらしなく溢れて伝う。
そしてその瞬間はやってきた。



548:侍大将 ◆2phQ3EPUH.
10/05/14 02:21:50 h9nE7SyO
「んはっはぁあー!」
シーツを握り締め、腰を必死に振るっていたアスカは虚脱した。頭を覆う真っ白な光が思考を赦さない。
シーツを手放し、糸の切れたマリオネットのように肩を落とし、「はっはっはっ。」と短い吐息を連続して漏らすだけになってしまった。
「いっ……くよっ!」
シンジは呟き、意識の定かではないアスカを揺らしていた腰の動きを止め、放出した。
「くっ! ふぁ……っ……っ!」
二回三回とアスカの体がぴくりぴくりと痙攣し、くしゃりと体を折って、シンジの体に枝下るように、白いシーツに突っ伏した。ぼうっとした瞳を、シンジが覗き込むと潤んで僅かな光を反射するスカイブルーの瞳が、微かに見詰め返した。
「はぁ……きもち良かった。」
ただ一言の呟き。
シンジはそれを聞くと、赤くなりつつも紅茶色の髪に手指をゆっくりと絡ませ、すいた。
「恥ずかしいこと言わないでよ……。」
「んっ。」と吐息を漏らしながらアスカは腰を浮かせ、シンジを引き抜く。
漏れ出す滴りをそのままに、シーツの布地に染みを作る。
そして深いキスをしてこう言った。
「明日もいっぱいしなきゃね。他のコとやっちゃ絶対に駄目だからねっ?」










549:侍大将 ◆2phQ3EPUH.
10/05/14 02:33:35 h9nE7SyO
現在絶賛自信喪失中の侍大将です
えー、これで終わりなのですが、二月も投下が無かった上に短く稚拙な完結編だったことを詫びておきます。本当にすまんかったorz(需要あるか解らんけど……)
また書き貯めたら投下するかも知れないので、どうかその時は生暖かい目で見てやって下さい


550:名無しさん@ピンキー
10/05/14 05:31:53 lc++w87t
投下乙です!
楽しませてもらいましたw
GJ!!

551:名無しさん@ピンキー
10/05/14 07:33:35 JH2EsQjW
>>549
GJ!
アスカの一番エロい体位は対面座位かなと思ったり
「いつものサイン」のやりとりもなんかエッチでいいw
次回作、待ってます

552:名無しさん@ピンキー
10/05/14 08:16:04 2qRkIB0L
描写うまいなあw
乙!

553:名無しさん@ピンキー
10/05/14 12:33:30 NpycDlxw
甘エロLASは癒やされるなぁ~。行為中の細かい二人のやりとりが良い!
またの投下待ってますよ~

554:名無しさん@ピンキー
10/05/14 23:18:10 cctOyhXP


しかしそろそろマリ×シンジこないかのう

同人では見るのに

555:名無しさん@ピンキー
10/05/14 23:24:26 5MX+IsJ8
当然マリが責めか

556:名無しさん@ピンキー
10/05/15 00:14:20 2daCTkiB
侍大将氏乙
GJでした

こんなにいいのに自信ないか…だけどファンは確実にいるからね!

557:マリ×シンジ
10/05/15 16:03:18 NOt78JyK
破で綾波主催の食事会当日より少し前の時間設定です。
SS初投稿これがですがなんかこんなんチゲぇよとかあったらぜひおっしゃって下さい。
皆さんのマリ像と余りにも違ったらゴメンなさい。
マリに普通にヤラれちゃうシンジ君です。




558:マリ×シンジ
10/05/15 16:04:24 NOt78JyK
シンジは自宅で数日後に予定されている綾波主催の食事会についてあれこれ想像を膨らませていた。
「食事会、か…。楽しみだなぁ…父さんも来ればいいのに…。
でも綾波の料理って大丈夫かな…」

そんなことを考えていると、トントンと部屋の扉をノックする音が聞こえた。
(? ミサトさんは加持さんと飲みに行ってるし、アスカはいつも急に入ってくるのに…)
不審に思いつつ扉を開けると、そこには見慣れない制服の、眼鏡をかけた女性が満面の笑みで佇んでいた。
「こんばんは、ワンコくん♪ 遊びに来たよ♪」
そう言うと女性はきゃっきゃとシンジの首に腕を回し飛びつくように抱きついた。
「んーっ、やっぱりイイ匂いだねぇ♪」
「あっ、いやっ、ちょっ、え…あの、ど、どちらさまですか…?!」
シンジは顔を真っ赤にして、突然の事に何がなんだか分からずに混乱しながらも、両手で肩を掴み必至に女性を引き離した。
「あー、ヒドーい。ついこないだ私の胸に顔突っ込んだのにもう忘れたんだー?」
「え…、あ、学校の屋上で空から降ってきた…」
「そうそう、あの時の美少女だよー♪♪」
そうしてまたシンジに飛びつく謎の女性。
「あ…いやっ、ちょっと、結局何なんですかあなたは?」
「…ん…、私のことは…マリって呼んで…? ふふっ…」
マリはシンジの腰に両腕を回し、背伸びをして微笑みながら互いの鼻が触れ合わんばかりに顔を近づけ、器用に足を使って扉をパタッと閉めた。
「今日はね、ワンコくんとぉ、とってもイイコトしに来たんだよ…」
少しトロンとした口調で言葉を発したかと思うと、マリはシンジの唇に己のそれをそっと重ねた。
「んっ、んんっ?!」
唇を重ねたまま、体重を預けてくるマリにシンジはそのままベッドの上に押し倒された。
とにかく離れようと手を動かそうとすると、首につねられたようなチクリとした痛みを感じた。
「いつッ…?!え…?!」
スッと唇を離し、ニヤニヤしながら自分に跨っているマリの手元を見ると、なにか注射器の様なものを持っている。
「な…何をしたんですか…」
「ゴメンねぇ、ワンコくんに暴れられちゃあチョット困っちゃうから、動けない様にしちゃった♪」
「ええっ…?!」
腕や足を動かそうとするが、全くいうことを聞かない。
「ぼ…僕に一体何をするつもりですか…?」
「だからぁ~? 言ったでしょお、イイコトよ、イ・イ・コ・ト♪♪」
「安心して? 全身の感覚はちゃんとあるし、首から上は動かせるようになってるから」
「く、首から上だけって…」
「それと、大きな声は無理だけど普通には喋れるよ…声聞けなきゃ面白く無いからね…」
「お…面白くって…」
「余計な話はオシマイ…はやくシよ…」

559:マリ×シンジ
10/05/15 16:06:12 NOt78JyK
マリは両手をシンジの頬に添えると、先ほどよりも強く、押し付けるようなキスをした。
シンジは呼吸を止め、きゅっと唇を締め抵抗するが、マリの柔らかい唇の感触に少し力を緩めた瞬間、熱い舌がぬるりと侵入してきた。
「ン…むゥ…ふぅ…う…あう…」
一気に口をこじ開けられ、歯も、歯茎も、舌も、口内の全てが艶かしい動きで蹂躙されていく。
今まで体験した事の無い感触にシンジの思考は段々と麻痺していき、いつの間にか自分からも舌を絡めていた。
「ンン…ぁむ…ハァッ…プハッ…はぁ…、んぅ、いいねぇ、ノってきたじゃんワンコくん♪」
少し顔を離し、妖しい笑みでシンジを見つめるマリ。
「言うの忘れてたんだけど…さっき打った薬ね、媚薬も混じってるんだぁ…。これからもっと感じるようになるよ…」
「そんでこれが、私の分…」
女性はどこからか取り出したもう一つの注射器を、自分の首にプスっと刺し薬を注入した。
「ん…ああ…、フフ…、大丈夫だよ…私のは媚薬だけだから…ワンコくん…一緒にイッパイキモチイイこと…シよ…」

それからマリはシンジのTシャツをめくり上げ、すでに固くなっている乳首を両手の指先で優しく撫で回しながら、耳、首筋、うなじに鎖骨まで隅々まで痕がのこるほど吸い付き、舐め尽くした。
「うっ…あっ…ああ…すごい…ゾクゾクします…」
シンジは胸から上の愛撫だけで、最早快楽の虜になっていた。
全身は火照りあがり、自身のモノは最早痛いほどに隆起し、刺激を欲していた。
そしてソレは勿論、今自分を責めているこのマリという女性もとっくに気づいているはずだ。
なのにその手は一向に下半身に向かう様子を見せない。
シンジが恨めしそうに視線を送ると、
「ん~? どうしたの~? 物欲しそうな顔しちゃってぇ…」
先ほど薬の影響か、マリの顔も赤くなり、瞼も少し垂れているようだ。
「上だけじゃ足りないんでしょ…ふふ…でもぉ…まだダァメ…まずは私を先に…気持ち良くして…ね…」
マリはパンツ以外の服を脱ぎ捨て、シンジの顔に股間を見せつけるようにしゃがみ込む。
ピンク色のパンツとソレはすでに湿っているどころかビシャビシャに浸っており、中身は完全に透け、トロトロと透明な液体が太ももをつたわりシンジの頬を濡らした。
「ほらぁ…何するかわかる…?ここが…女の子の一番エッチで…ドロドロになっちゃうトコだよ…さあ…思い切り…舐めてね…」
マリはむわあっと淫乱な匂いを漂わせるその部分を、最早役目を果たさない下着ごとシンジの唇にグッと押し付けた。
シンジはマリの言うがまま、唇と舌を使い秘所に吸い付き、舐め回す。
「んっ!んっ!ああっ、あ、はぁっ、いいよっ!上手だよぉ、ワンコくんぅぅっ!」
さらに刺激を要求するマリは両手を自分の膝に置き、腰を小刻みに前後させ、シンジに自身を擦り付ける。
「ふぅぅっ!これっ!これぇっ!クリめくれて、擦れてっ!ああっ!キモチイイよぉ!」
何度もこすり上げられ、さらにシンジの動きも加わり、下着の秘所の部分はほぼずれて露出しており、鼻は陰核を刺激し、舌は膣内に入り込みグチュグチュと掻き回している。
「ああうぅぅっ!ワンコくんの舌っ!熱いぃっ!だめっ!だめ!んんっ!来ちゃう!来ちゃうよぉ!」
息が詰まりそうになりながらも、シンジは必死に目の前の蜜壺に貪りつく。
「っうああっ!あっ、あっ、あっ、イクっイクっ、溢れちゃうよぉ!あああああっっ!!」
マリは全身をビクビクと痙攣させ、ブシャッ、ブシャッと水道を指で抑えたような勢いで大量の潮を吹き絶頂を迎えた。
「ふぅ…んん…はああぁ…スゴいいやらしい舌だね…よかったよ…ワンコくん……」

560:マリ×シンジ
10/05/15 16:07:03 NOt78JyK
蜜壺から解放されたシンジは顔面だけでなく首元までビシャビシャになっており、その愛液の匂いと媚薬の影響でぺニスは先ほどより更に硬度を増しており、先走りがズボンにまで染み出していた。
「はあっ…はあっ…あ、あの、お願いです…ぼ、僕のも…」
「ふぅ…ん…おっけー…ワンコくんの精液、全部吐き出させてあげる…」
マリはシンジの顔面の愛液をぴちゃぴちゃと舐めとり、そのまま舌を胸の方へと這わせながら、トランクスごとズボンを脱がせ、ブルンと暴発寸前のぺニスを露出させた。
「アハッ、スゴ~い…ビクビクして、触ってもいないのに先っぽから白いお汁がたれてるよぉ~♪」
楽しそうにぺニスを眺めながら、マリは絞れそうなほどに濡れたパンツを脱ぎ、自分の手に巻き付けた。
「まずはぁ…これで思いっきりシゴいてあげる…ん…ぁむぅ…」
マリはぺニスを見られて恥ずかしそうにするシンジを横目に舌でシンジの乳首をペロペロ舐めながら、愛液の染み込んだパンツを巻いた手でそっとぺニスを包み、一気に先から根元までを思い切り擦った。
「うっ、うああああっっ!!」
待ち焦がれた快感にシンジは歓喜した。
「んん…カタぁ~い…ふふ…いつでも出していいんだよ…」
自身のの先走り汁とマリの愛液がグチャグチャと混ざり合い、上下に激しくシゴかれたシンジの欲棒はものの数秒も持たずに爆発した。
「ううあぁっ!!、あっあっ、ああ、あああ…」
最早液体ではなく固まりとも思えるほどの量の精を一気に放出し、それはシンジの胸の上にあったマリの頬にまで届いた。
マリは嬉しそうにそれを指ですくいあげ、シンジの体に付いたものまでも全て舐めとり味わいながら飲み込んだ。
「んむ…あぁ…やっぱりワンコくんのおいしいし…イイ匂いだねぇ…」
マリは全く張りを失っていないぺニスに笑みを浮かべつつ、シンジの股間に体を移動させ、両手を使いその豊満な乳房でぺニスを包み込んだ。
「今度は私のおっぱいでイッパイ擦ってあげる…♪」
自身の体液でヌルヌルのぺニスを、マリが手で乳房を上下させグチュグチュと擦っていく。
「あっ、はああああっ…」
シンジが一度目を上回る刺激に悶えると、さらに乳房から露出した亀頭にマリの舌と唇が襲いかかる。
口をすぼめカリを刺激し、先の汁をチロチロと舐めとりながらの、体液の粘膜に包まれたような柔らかい竿全体への刺激に、またもすぐさま果ててしまいそうになったその瞬間、聞き慣れた女性の声が家の中に響いた。

561:マリ×シンジ
10/05/15 16:07:52 NOt78JyK
「たっら~いま~!!」

ミサトが帰って来た。
「あっれぇ~、シンちゃ~ん?まだ起きれるのぉ~?」
すでに時刻は深夜、いつもならミサトはろれつが回らないほど酔っ払ってるときは、シンジの部屋はスルーして自分の部屋に直行なのだが、扉の隙間からこの部屋の明かりが付いているのに気づきこちらに向かって来ている。
(こ、こんなところ見られたら…)
焦るシンジがマリに目をやると、この状況でも楽しそうにぺニスを挟んだままチロチロと先っぽを舐め続けている。
(うう、隠れてなんて頼んでる暇ないし…)
トントンと足音が近づいてくる。
シンジは深く息を吸い込み、下半身からの刺激に耐えながら、出るだけの精一杯の声を出した。
「ミっ、ミサトさん?! ゴメンなさい、明かりつけたまま寝ちゃっててー!」
足音が止まった。
「ん~?あーそうなの~、あしらも学校らんだから、早く寝なさいよ~、おやすみ~」
「お、おやすみなさーい」
必死の思いでどうにかやり過ごし、ミサトは自分の部屋に吸い込まれていった。

だがシンジが一息ついたのも束の間、マリが一気に責めてきた。
口と舌は亀頭に絡みつき、、乳房はグニュグニュと全体を包んてシゴいてくる。。
先ほど達しかけていたシンジにもはや耐える力は無かった。
「うっ、ああっっっ!!」
「ンッ!んん、んく、んく…」
一発目と変わらぬ量がマリの口内にドプドプと放出されるが、マリはそれに動揺することなく
全てをコクコクと飲み干していった。
「んぅ、んふぁ~、さすがぁ、二回目でも全然衰えないねワンコくん♪」
「ちょ、ちょっと…もう…ハァ…体力が…」
「な~に言ってんの♪ これからが本番じゃ~ん♪♪ 」
マリは楽しそうにまだ硬さを失っていないぺニスをさする。
「ううっ…、わ、わかりましたから…ハァ…少しだけ…休憩を…」
「ん~もう、しょうがないなぁ~、じゃあ一分休憩ね♪」
「い、一分………、は、はい…」
シンジは一体自分は何をしてるんだろうと思いつつも、未だに満足せず快楽を求め収まらない下半身に、どうしても従わざるを得なくなっていた。
マリはシンジの腕を開き、腕枕をさせてシンジの顔を見つめている。
「ねぇねぇ、ワンコくん、さっきの同居人の人さ、結構美人だしスタイルイイじゃない?あの人とも今みたいなエッチなことしてるの?」
「ミ、ミサトさんと?! 知り合いなんですか?な、無いですよそんなこと!てゆうか、誰ともしたこと無いし…」
「えっ?じゃあ、私が初めての女のコなの?!」
シンジは興奮とは別の意味で顔を赤くし、小さくゆっくりと頷いた。
「そっかあ…そうなんだぁ…、フフッ、…じゃあ、私がワンコくんの初体験を目一杯楽しませたげるよ♪」


562:マリ×シンジ
10/05/15 16:09:11 NOt78JyK
マリはシンジに軽いキスをしながらそっとぺニスの上に跨り、愛液まみれの秘所に当てる。
「んっ…じゃあ、いくよ…ワンコくん…」
マリはゆっくりと腰を沈ませ、シンジを根元までズッ、ズッと飲み込んでいく。
「ふっ…んっ…奥まで…入っ…たね…どう…?初めての女の子の中は…?」
「はぁ…あ…すごい熱くて、ドロドロしたのが、絡み付いてきてっ…全部っ…持ってかれちゃいそうでっ…最高っ…です…」
「あは…動かすともっともっと気持ちイイよぉ…ほらぁ…」
マリは腰を少し浮かせたかと思うとズンッと勢い良く体を沈ませる。それを繰り返し、どんどんペースが早くなっていく。
「あっ、ああ!! すごい、気持ちいいですっ…!」
「あはっ…ワンコくんっ♪ 今すごいカワイイよぉっ♪♪」
マリはシンジを見つめながら、恍惚の笑みを浮かべ、片手でクリトリスをこねまわし、もう一方の手の指を噛み、涎をたらしながら、動きをさらに激しくしていく。
「ふぅあああっ、ああっ、ワンコくんの、スゴいゴツゴツしてッ!パンパンでッ!中ゴリゴリえぐられてるぅぅ‼」
シンジは初めての女性の感触と、愛撫の時には見えなかったマリの乱れた様子に興奮の頂点に達し、ぺニスは破裂寸前まで膨れ上がる。
「うっ、ああ、マリっ、さん…もうっ僕…!」
「イイよっ、わたしもイクからっ、イイよっ、イッていいからっ、私の中に、白くて、ドロドロの精液っ、いっぱいちょうだいッ‼」
マリは両手をシンジの腰に当てると、ぺニスを子宮にゴリゴリと当てるように、クリトリスごと秘所をシンジに擦り付けながら前後に激しく腰を振るう。
「うああっ、出ますっ、出ますっ、出ますっ!!うううっ、あああああ‼」
「んぅぁぁッ‼ 来たっ、来たっ、あっあっあっあっ‼イクッ‼イクッ‼イックぅぅぅぅぅ‼‼」
三回目にして一番の濃さと量の精液が膣内で弾けた瞬間、マリも腰から上半身を大きくのけ反らせ、大量の潮吹きとともに一気に絶頂へと達し、シンジの全てを搾り取るように膣内を締め上げた。

全てを出し切ったシンジは体力を完全に使い果たし気を失った。

その後マリは、シンジの服装と、ベッドを整え、また新しい注射器を手に取っていた。
「ゴメンね、ワンコくん…今夜の記憶は諸事情により消さなきゃいけないんだ…でも今回これだけ経験したんだから、また会えた時はもっと長く楽しもうね♪♪」
そしてそっと首に注射を打つと、スヤスヤと気持ちよさそうに眠っているシンジの唇に軽くキスをして、マリはそっと部屋を出ていった。


「またね、ワンコくん♪♪」







「ん~っ、さぁ~て、次は2号機の女の子かあ♪♪ 今夜は若い子ばっかりが相手で幸せだにゃ~♪♪♪」


おわり

563:名無しさん@ピンキー
10/05/15 17:32:46 lKLQcWRu
ナイス

564:名無しさん@ピンキー
10/05/15 20:07:37 kUWMlZoc
>>562
GJ!
マリのSSもいいですな。
やっぱりシンジが受けの方がしっくりきますな。
アスカとマリの百合もお待ちしてます。

565:名無しさん@ピンキー
10/05/16 09:53:33 z49Eqfzz
マリって新しいSSのネタにはおもしろいけど、キャラやセリフの言い回しクセをちゃんと掴んでからで
ないと嘘っぽくなりそうだから、破のDVD穴が開くほど見てからでないと俺は書く気になれないな
映画2回見た程度じゃちょっと無理だ


マリ×シンジの人は何回見たんだ?

566:まとめサイト”管理”人 ◆TpVx.iYzeI
10/05/16 10:18:00 7xdAo0GR
お世話になっております、まとめサイト管理人です
『破』DVD発売を前に、再びスレが盛り上がってきているのを大変嬉しい気持ちで覗かせていただいております

さて、本日、昨日まで投稿分をまとめサイトにアップロードいたしました
不具合・コピペミス等ありましたら当方までこちらのスレかまとめサイトのメールフォームでお知らせください

PC用
URLリンク(evaeroparomatome.x.fc2.com)
携帯用
URLリンク(evaeroparomatome.x.fc2.com)

以上取り急ぎご用件まで

567:【専属慰安婦(第5回)】LASキッチー
10/05/16 12:50:02 cXMMTGrO
・第3話「口唇」

夜が明けた。
爽快な朝だった。
久しぶりにぐっすり寝た、とシンジは思った。
リビングに出て行くと、ちょうどシャワーを浴び終わったらしくバスルームから出てきたアスカと出会う。
タオルを巻いただけの無防備な姿に、思わず視線は体のラインを追ってしまう。
昨晩のめくるめく体験を思い出す。
視線に気づいたアスカがじろりとシンジを睨んだ。

数時間後、ネルフ本部の訓練エリア。
シンジは初号機のエントリープラグで操縦桿を握る。
今日の訓練もまた、シミュレータを使った模擬戦だ。
最近、おかしいと思うのは、以前からの対使徒を想定した訓練に混じって、
戦車や航空機…、人間の軍隊を相手にした戦闘訓練を行わされていることだ。
(なんで、ネルフが人間相手の戦いの訓練をやるんだろ…?)
本来、それは国連軍に編入されている自衛隊や、政府直轄の戦略自衛隊の任務のはずだ。
シンジは、この訓練が嫌いだった。
使徒と違い、戦車も戦闘機も全て人が乗っているからだ。
ちょっとでも想像力を働かせれば分かるが、それを相手にするということは、つまり人殺しだ。
自分が死ぬのはもちろん嫌だが、人を殺すなんてもっと嫌だ、とシンジは思う。
(ミサトさんは、外国の軍隊の侵攻もありうるから仕方ないわ、なんて言っていたけど)
セカンドインパクト以降、疲弊から抜け出せていない世界、比較的国力を維持できている日本に攻め込む
ことのできる国などない気がする。
なんの為の訓練のなのか分からないのも気を滅入らせる。
最近の人間関係もそうだが、この訓練が始まったことも自分の心を荒ませている気がする。
(だけど、もう、そんなことどうでもいいか…)
シミュレータ上で、こちらに向かって発砲しながら迫りくる、数十の戦車の群れ。
パレットライフルでなぎ倒す。
戦車砲弾などとは比べ物にならない、大口径、超高初速のパレットライフルの弾体が一撃で戦車を貫き、爆発させていく。
(この訓練が終われば、家に帰れる。アスカの温かい体に触れられるんだ…)
一瞬、脳裏をよぎる、アスカの白い裸体。
そのためには訓練を確実にこなさなければならない。
心の奥の熱い衝動と任務と割り切り感情を捨て冷徹に行う動作、相反するものを感じながら、
シンジは「敵」を殲滅していく。

それをモニタルームで見守る2つの影。
「今日のシンジ君なんだかやる気ありますね。今までの命中率とは段違いですよ」
瞬時に計算される初号機の戦闘データ。それをデスクのモニタで監視していた伊吹マヤが感心したように呟く。
「…彼が急にやる気出すと、ろくなことにならないんだけどね」
マヤの後ろから、立ったままのミサトが腕組みしながらそう返す。
「でも、急に様子が変わったのは、どうしてかしら。
リツコが昨日、シンちゃんとアスカのシンクロテストの後に、面談するって言っていたけど」
眉をひそめるミサト。
「…リツコのやつ、また何か変なことを、シンジ君に吹き込んだんじゃないでしょうね?」

568:【専属慰安婦(第5回)】LASキッチー
10/05/16 12:51:11 cXMMTGrO
葛城家のマンションのリビング。
今日もアスカは夕食を用意していた。
もちろん大半はレトルト食品だが、ご飯だけは炊飯器で炊いてあったのが違った。
訓練で腹ぺこになったシンジが温かいご飯をぱくつきながら話かける。
「アスカ、結構ご飯良く炊けてるよね。おいしいよ」
「…アンタ、バカ?そんなもん、全部自動でしょ」
シンジの言葉にぞんざいに返事するアスカ。
「でも、お米もちゃんと研がないと美味しく炊けないしね。前に教えたの覚えててくれてたの?」
「…」
しかし、そんなやりとりでも、ちょっとだけ前の関係に戻れたようで、シンジは嬉しかった。
「それで…、今日はどうすんの?」
出された料理をすべて平らげて、満足したシンジに、TVを見ていたアスカがそのまま顔も向けずに聞いてくる。
「どうって…。あ…」
アスカはTVを見たままだ。
「…したい」
シンジがぼそりと答える。
「まったく、さかりのついたなんとか、ってヤツ?」
アスカが振り向き、シンジを見つめて答える。
「しょうがないわね、相手してあげる」

アスカの部屋。
ベットの上で絡み合う裸の少年と少女。
仰向けになったアスカを大股開きにさせて、シンジはアスカの秘裂を舐め続ける。
「く、ううっ」
アスカが切れ切れの吐息を漏らす。
慣れたせいか昨日よりアスカの反応が良く分かるような気がする。
(やっぱり、クリトリスのほうが感じるのかな…)
ターゲットを変え、包皮から顔をのぞかせたばかりのそれを口に含み、舌先で転がしてやる。
「あっ!ああん!」
トクン、と秘裂の奥からぬるりとした愛液が流れてくる。
それを指ですくい取り、秘裂全体に塗りつけていく。
「あん、ああっ!」
アスカが腰をくねらせ喘ぐ。

569:【専属慰安婦(第5回)】LASキッチー
10/05/16 12:51:50 cXMMTGrO
(だいぶ濡れてきたみたいだから、もういいよね)
すでにシンジのペニスは待ちきれんばかりに天を突いている。
早く一つになりたい。
「アスカ、入れるよ」
言うなり返事も待たずに、ズブズブッとペニスを潜り込ませていく。
「あっ、シンジ、ちょっと…、あううっ!」
アスカがビクンとのけ反った。
ペニスが温かい肉の中に沈み込んでいく。
「ああ、いいよ、アスカ」
一番奥まで挿入し、シンジはゆっくりピストン運動を始める。
「ああっ…。あっ…、ああん」
アスカは切なげに身をよじらせる。
昨日ははじめてで、あっという間に達してしまい、じっくり味わうこともできなかったが、今晩は若干余裕があった。
熱くヌメったアスカの内部にうっとりとなる。
息をつめ、ペニスを出し入れするたび、柔襞がピチャ、ピチャと淫靡な水音を立てる。
「う…、あう…。ううん…」
長い髪をベッドに広げ、シーツを握りしめ、顔を横に向けて喘ぐアスカ。
その美しい裸身を見下ろしながらゆったりとしたリズムで腰の動きを続ける。
アスカの乳房がその動きに合わせて弾んで動く。
右手を伸ばし、片方を掴んで乳首に刺激を与える。
「アッ!アアッ…」
アスカが首を振り振り身もだえする。
シンジは、しばらくそのまま動き続けたが、やがて込み上げてくる快感に、我慢できずに
徐々に腰の動きを速めていく
「アッ、アッ、ああん、くうっ…」。
ピチャピチャピチャと淫らな音とアスカの喘ぎが重なり合う。
とうとう堪え切れずにシンジが口走る。
「ああ、出るよ。アスカっ」
全身をのけ反らせて、アスカの胎内に思いきり精を放つ。
ドクッドクッドクッ。
(やっぱり、アスカの中に出すのって最高だ…)
射精の余韻を感じながらアスカの体に体重を預ける。
「く…、あう…」
胎内で放出された熱い精を感じたのか、アスカがビクビクっと身を震わせた。

570:【専属慰安婦(第5回)】LASキッチー
10/05/16 12:52:37 cXMMTGrO
しばらくアスカに重なっていたが、やがて身を起こしたシンジが遠慮がちに問う。
「…アスカ、もう一回いい?」
眉を寄せ、シンジを見つめ返すアスカ。
「…、まだやる気?ほんと、スケベでどうしようもないわね…」
ちょっと視線をそらし、思案気なアスカ。
やがて、シンジを見つめ、口を開く。
「しょうがないわね…。特別サービスよ。口でしてあげる」
「え…、く、口?口で…?」
「そうよ。結構、気持ちいいらしいわよ」
アスカが起き上がり、ゆっくりとシンジを逆に押したおす。
ビックリしたシンジのペニスがしおれかかる。
それをアスカが手に取ると、自分自身の愛液と精液にヌラつくペニスをティッシュで清めていく。
「う…」
アスカの手に触れられ、シンジが快感のうめきを上げる。
「あ…」
すこし驚いたような声を上げたアスカの手の中で、シンジのペニスがムクムクと大きさを増していく。
アスカはしばらくそれを見つめていたが、やがて意を決したようにシンジの股間に顔を埋めてくる。
クチャ。
アスカの口のなかにペニスがゆっくり飲み込まれていく。
「う、あ…」
痺れるような快感。
シンジは顔をしかめてその感覚をかみしめる。
さらにアスカが先端部を含むと、チロチロと舌を這わせてくる。
「ううっ」
顔をのけ反らせるシンジ。
シンジはなんとか快感に耐え、ペニスを半ば受け入れ、本格的に舌を使い始めたアスカを見下ろす。
乱れた前髪を直すアスカの仕草が艶めかしい。
(アスカが僕の…、これをしゃぶっているなんて…)
自分の意思で膣内を蹂躙する快感とはまた、違う。
舌が勝手に亀頭に絡みつき、敏感な部分を刺激してくれる。
そして、その肉体的な快感もさることながら、女性に奉仕させているという精神的な快感が大きい。
それがあの、勝気な惣流アスカならなおさらだ。
数か月前に自分のファーストキスを受け入れた可憐な唇が、今度はいきり立ったペニスを迎え入れている。
そのギャップにシンジはあの頃には戻れないという一抹の寂しさと、…さらなる興奮を覚える。
チュパチュパと、みだらな音を立てて、アスカの愛撫が続く。
「うあ、いいよ…。アスカ…」
うっとりとアスカの口にすべてを委ねる。
しかし、ある考えがふと頭をよぎる。
(でも、やっぱり…。アスカは初めてじゃないのかな…)
こんなことを初めての女の子ができるとは思えない。
加持さん、それとも知らない誰か。
彼らにいろいろな「行為」を教えられたのだろうか。
(ちくしょう…)
また、焦燥感に似た感情が噴き出してくる。
シンジはアスカの頭を掴むと、腰を振ってペニスを打ち付け始める。
「む、むぐ?、ううっ」
アスカが突然の深く押し込まれたペニスの動きに苦しげに喘ぐが、シンジは腰の動きを止めない。
いや止められなかった。
乱暴な動きによる唇とペニスの摩擦快感ににシンジは絶頂を迎える。
「ううっ、出るよっ!アスカぁっ」
ドピュドピュッ。
残された精を全て放つ。
「ん、んんっ、んんー」
口の中に多量の射精を受け、アスカが苦しげにうめく。
シンジが頭を掴んでいるので、口を離して吐き出すこともできない。
が、コクンコクンとなんとか徐々に喉に精液を流し込んでいく。

571:【専属慰安婦(第5回)】LASキッチー
10/05/16 12:53:47 cXMMTGrO
「はあっ、はあっ」
ようやく快感が過ぎ去り、シンジがアスカを解放する。
身を起こしたアスカが、ゴクンと喉を鳴らし、最後の一口を飲み込んだようだ。
口からはみ出た白濁液を手で拭う。
その年に似合わぬ妖艶な姿にシンジはぞくっとする。
「まったく、アンタちょっと乱暴じゃないの?」
アスカがシンジを少し睨んで言う。
苦しかったせいか、やや涙目のようだ。
「ご、ごめん」
「ま、いいけどさ…」
「でも、すごく気持ちよかったよ」
「そう」
それを聞いて、気が晴れたのか、アスカの表情がゆるむ。
それに安心したシンジが質問する。
「やっぱり、アスカって色々知ってたの…?」
アスカがわずかに瞼をピクリとさせたように見えた。
ややあって、アスカが答える。
「…そうね、アンタみたいなお子様とは違うわよ」
「そうなんだ…。やっぱり加持さんと?」
その瞬間、眉を吊り上げたアスカが声を荒げる。
「そんなのアンタに関係ないでしょ!?なんでアンタに、そんなことを洗いざらい言わなきゃいけないの?」
「ご、ごめん。もう聞かないよ…」
「…フン」
アスカが横を向いて鼻を鳴らす。
シンジが服をまとめて気まずそうに出て行く。
残されたアスカがぼそりと呟く。
「なんでいつも、こうなっちゃうんだろ…」


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