10/05/08 02:05:32 92TXlRvJ
ゆっくりと目を閉じて、顔を寄せる。
あぁ、どうしよう、顔のにやにやが止まらない。
唇に彼の体温を感じて、わたしは薄く口を開いた。少しだけ吸い上げて
慈しむ。
雄の匂いを胸いっぱいに吸い込むと、頭の中をかき回されるような強烈
な目眩に襲われた。
きゅうっと全身に甘い痺れが走って、それを存分に楽しんでから唇を離
す。
短い糸を引いて切れた、彼のぬるぬる。なんだか涎みたい。
「ほんとに貴重なんだからね?」
わたしはウィンクの代わりに、ぺろりと唇に移ったぬるぬるを嘗め取
った。
やっぱりおしっこでもなんでもいいわ。
だってこれ、ぜんぜん嫌じゃないもの。
「まさかこれ、子種なの?」
くぷくぷとお尻の浅いところをかき回していたアルハドが、舌を離して
答える。
「それは薄い子種だよ。悦びが高まると溢れてくるのさ」
そっか、これ子種なんだ。
うふふふふっ、そうなんだ。子種なんだ!
わたし子種飲んじゃったんだ!
「でも、わたしまだ何もしてあげてないのに」
「こうしてナナの柔らかさを感じているだけでも……わかるだろ?」
や、やぁね、そんな事言われたら嬉しくなっちゃうじゃない。
「うん、それは、わたしも……同じ」
ぺたりと逆向きに彼に体を摺り寄せる。互いの汗がぬめって、何とも言
えず気持ちいい。
「男の人のいい匂いがしてどきどきしちゃう」
今度はおちんちんの先っぽのでっぱりをぺろりと舌で舐め上げる。
「こうしてアルハドの逞しい体にぴったりくっついてると、わたしは女の
子なんだなって……思う」
509:名無しさん@ピンキー
10/05/08 02:06:26 92TXlRvJ
何度も何度も舐めあげていると、不自然に上向くような姿勢に、首が疲れ
しまった。
ぺたりと彼の股の辺りに左の頬を寝かせると、すごく楽になる。
うん、これならいくらでも舐めてあげられる。
「そっか、男の人に抱かれたいって、とっても自然なことなのね」
口の中いっぱいに雄の味が広がっていく。
そう、相手を気持ちよくしてあげたいと思うのも自然なこと。
「えぇ。とても自然なことです。あるがままの欲を、まずは自覚し、偽り
なき心で受け止める事こそシドー様の教えの基礎なのです」
「欲を、受け止める……」
「犯したければ犯す、というのは、何も強姦を意味しているのでは無いの
ですよ。つまりは……いや、もう、ナナにはわかってるんだろう?」
うん、わかる。
「ナナ……言ってごらん。どうしてほしい?」
わたしの欲……偽りなき、その姿は。
「わたし……アルハドにおしりをぺろぺろされて、すっごく気持ちよくなっ
ちゃった。奥の方がきゅんきゅん疼いて、もう待ちきれないの」
犯すとは……。
「おちんちんでおしりの奥まで可愛がってほしくて仕方ないの……だから」
つまり……。
「わたしを、犯して?」
こういうこと。
アルハドは応えの代わりに、わたしの下から身を抜き、背後へとまわった。
逞しい力で、ぐい、と腰を抱え起こされ、四つんばいにされる。
わたしは振り向きながら、彼がこれからどんな風にわたしを犯すのか、見逃
さいように気をつけた。
彼がじっと見ているのは、わたしのおしりの穴。
いいよ、もっと見せてあげるね?
あははっ、すごいすごい!
わたしのおしり、指でこんなに広がっちゃう!
それにお大事もどろどろで、この感じは……うん、たぶんあのどろどろした
白いのが出てる感じ。特別に気持ち良い時だけ出てくる露の感じ!
いやらしいでしょ、アルハド?
あなたの女神様は、夫婦でもない、愛してもいないあなたのおちんちんが欲
しくて、自分から指でおしりの穴を広げてるのよ?
犯されるのに、拒みもせず、楽しむためだけに男と交わろうとしてるの!
510:名無しさん@ピンキー
10/05/08 02:07:18 92TXlRvJ
アルハドがおちんちんの唇を、穴に触れさせながら、わたしの耳元で、祈り
の言葉を囁く。
「やん、アルハド、くすぐったい♪」
「さぁ、ナナも一緒に」
「うん、二人で唱えればいいのね」
「主よ。大いなる許しの神シドーよ、喜びの神シドーよ。今日ここに、敬虔
なる我々に甘美なる肉の悦びを与えたもうことに感謝をいたします」
目を閉じ、厳かな心持ちで唱え、振り返ろうとしたわたしのおしりに、彼の
肉の槍がずぶりと突き刺さった。
「あっ、ああああああああああああああああっ♪」
わたし……達してる。
入れられただけで達してるよぉ……!
なんでこんなに気持ちいいの!?
おちんちんだから?
おちんちんだからこんなに気持ちいいの!?
「痛くないかい、ナナ?」
「……ふぇ?」
「その様子じゃ痛みはないみたいだね」
「うん、きもちーよ……おひりがあちゅいの♪」
「そう……さぁ、シドー様に感謝のお言葉を」
「し、シドーさまぁ、偉大なるシドーさまぁ。この肉の悦びに感謝いたしますぅ」
あぁ、犯されてる……。ずぶって、根本まで収まってる。
すごいよぉ、この充実感。なんて逞しいの♪
ひっ、抜かれてるっ、こ、今度はっゆっくりゆっくり抜かれてるぅっ!
これ……すき♪
ふとぉいお通じしてるみたいで気持ち良い……。
「ナナ、これから君にシドー様の御心をたっぷりと教えてあげるからね?」
「うん、うんうんっ、教えて教えて。あなたのおちんちんでたくさん教えて!」
ゆっくり……動いてる。もう、そんなに気を使わなくていいのに。
おしりとあなたのお腹が、ぱんぱんって鳴るくらい激しくしてもいいのに。
そう、あの時の宿屋の隣の二人みたいに。
ベッドの軋みが聞こえたくらい。お大事のいやらしい水音が聞こえたくらい。
おもいっきり犯してほしい。
でも達した余韻が残っているせいで、なんだかわたし敏感になっちゃってる。
おちんちんが入ってるのはお尻なのに、気持ちいいのは体全部。
あれ、この感じ、前にどこかで……。
「どうだい、ナナ。自分から禁忌を貪っている気分は?」
「えぇ……とっても、素敵。しちゃいけないことなんだって、考えるだけで
頭の中がとろんってなるの」
511:名無しさん@ピンキー
10/05/08 02:08:12 92TXlRvJ
直線的な動きから、円を描くような動きに。
あ、これ、おしりとおなかがくっついてる感じがスキ……。
「ねぇ、アルハドお腹の内側のとこ、それでぐりぐりしてぇ?」
「こうかい?」
「ふぁ……そう、そこらのアルハドぉ。やめないでね、それっ、おねがいだ
からやめないでね?」
不思議……子袋をぐりぐりされると、どうしてこんなに気持ちいいんだろ。
うーんと……、ダメ、とろんってして、またあの時みたいに幸せになってき
ちゃった。
なんでこんなに幸せな気分になれるのに、おしりにおちんちんいれちゃいけ
ないの?
だってゆびじゃ、ここまでとどかないんだから、おちんちんいれるしかないじ
ゃない。
あはっ、アルハドもとっても気持ちよさそう……。
そうよ。女の子も男の人もこんなに気持ちよくなれるのに……。
お通じが汚いから?
そんなのりゆうにならないわよね。だってこんなにこんなにきもちいいのよ?
ううん、そんなきたないところで、こんなにきもちいいからぞくぞくするんじ
ゃない。
「アルハドぉ……」
「うん?」
「あたししあわせぇ……へんかなぁ」
「ナナ。だんだん判ってきたんだね?」
「うん。ルビスさまってへん。こんなにきもちいいのに……」
「そうだね」
「そう……禁忌だからこそ、気持ち良いのよね」
貪るような自慰の激しさとは違って、悦びがゆっくりと体を満たしていく。
ううん、もうとっくに満たされているのに、溢れそうでいて、溢れない。
溢れてもいいはずなのに、まだまだ、どんどん注がれていく。
512:名無しさん@ピンキー
10/05/08 02:09:03 92TXlRvJ
あたし……ほんとにシドー様の信徒になっちゃおうかな。
「そうだよ。そのとうりだよナナ。さぁ、可愛い声で鳴いてごらん?」
えっ?
円の動きが徐々に激しさを増していく。
「ふぁっ、それダメ……アルハドっ、達しちゃうっあたし達しちゃう!」
ほんの少し強くされただけなのに……!
「なにこれっ、なんなのこれっ。こわっ、こわいよアルハド!」
うそうそうそ!
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
達してる!
「きもちいいーーーーーーーーーーーっ!」
どこが?
「おひりっ、おひりが気持ちいいの!」
どんなふうに?
「とけちゃうっ、おしりのあなあちゅくてとけてゅのぉぉぉぉぉっ!」
気持ちいい気持ちいい気持ちいい!
「あはっ、あはははははっ、達してるのとまんないっ!」
これ。これなの?
「素敵素敵ぃっ、おしりのあなだいすきいっ!」
これがシドー様の御心!?
「おだいじよりいいのっおしりがいいのっあたしへんたいでもいいよぉ!」
だとしたら……。
「ナナしんじるっ、シドーさましんじるぅっ!」
なんて素敵なのかしら!
「さぁ、ナナ、もうすぐ子種が出るよ?」
子種っ!
「出るのっ、子種出るのっ!?」
「はい、もう我慢できませんっ」
「あはっ、うれしいっ、あたしのおしりで気持ちよくなってくれたのね!?」
こだねっ、こだねでるのってどんななの!?
513:名無しさん@ピンキー
10/05/08 02:09:59 92TXlRvJ
「こだねらしてっ、おくにらひてっあたしまだ達してるのっ!」
きもちーのかしら、こだねきもちいーのかしら!?
「こだねたのしみでもっと達してるのぉっ!」
あ……。
出てる……。
おっきくふくれて、あっついのでてる……!
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
あっついのがたまってく。
いっちばんおくで。
びゅくんっびゅくんって
まだでてる。
うそうそ、こんなにでるの?
おしっこみたいにでてるわ
「ひ、ひあわせぇ……」
おしっこ……あたしもでる。
あはっ、あったかぁい。
うしろからぎゅってされてあったかい。
こだねおしりのおくにだされてあったかい。
あたしのおもらしもあったかい。
あ、あたし……キス、されてる。
おもらししてるのに、そんなのかまわないって、ぎゅぅってされて。
どうしよう。
あたし……。
こばまなきゃいけないのに。
達した余韻、唇で味わってる。
自分から舌もからめちゃってる。
514:名無しさん@ピンキー
10/05/08 02:10:50 92TXlRvJ
「ん、ぁ……」
「いかがでしたか、殿下」
「まだ……ぼうっとしてて」
すごい満足感。
いけないわ。
これ……絶対クセになる。
あ、段々小さくなってく。
「ひゃぅんっ!」
あ、抜けちゃった……。
「んぅ……なんだかおしりが物足りないかんじよ?」
えっ、これあたしの声なの?
「ねぇ、アルハドぉ、ゆび入れてて、ね?」
「指ですか?」
「だって、子種出て行っちゃうのよ……やなんだもん」
なんて甘えきった声なのかしら。
「ぎゅってして、またキスもぉ」
寝転んで、両手を伸ばす。
しゃりん、と音がして、唇に冷たい感触がする。
なにこれ、あぁ、カインからもらったペンダントね。
「んー……」
ぐいっと引くと鎖はいとも簡単にちぎれた。
それはそれは簡単に。
それを無造作に脇に放って。
「邪魔」
わたしはカレの首にしがみついて自ら舌を差し込んだ……。
515:名無しさん@ピンキー
10/05/08 02:14:29 92TXlRvJ
投下完了で。
次回はまた明日の深夜になるか日曜になるか
次はローレ視点で行こうと思います
それでは
516:名無しさん@ピンキー
10/05/08 08:36:09 IttG9tkH
GJ
ローレ視点楽しみ
あと、>>504みたいな書き手側の語りがしたかったらSS書きの控え室スレ行くのオススメ
517:名無しさん@ピンキー
10/05/08 14:43:47 lf4dgJYz
>>496
ターニアとジュディも入り乱れて4P希望
そしてそれを覗いて涙目で一人シコるランド
518:名無しさん@ピンキー
10/05/08 22:01:26 tSk8lA87
>>517
496だけど私は読み手に過ぎんのだが。。。ご指名とあらば及ばずながらやってみようかね?
ちょっこしダーマヘ行ってくるんで待っててけろ
519: ◆0wT8qFn8cStZ
10/05/09 00:07:33 f/dh+URX
そしてそれから、カデシュは帰ってきた。
「ドリスお姉ちゃん、きれいだよ。」
「うふふ、ありがと、ソラ。」
それから事態は急転し、カデシュとドリスは結婚することとなったのだ。
「ほら、テンも。」
「おめでとう、ドリス。それとカデシュも。」
「きれいだったね、ドリスお姉ちゃん。……私もいつか……。」
「そう言えばソラ、またコリンズから手紙が来てたよ。」
「そうなの、じゃあ返事を書かないと。」
「ソラ、コリンズと結婚するんだよね。」
「え?」
「大丈夫、たぶんコリンズもソラのことが好きなんだろうし。でもちょっと寂しくなるな。」
多分テンのことだから仲がいいということと結婚をそのまま繋げているのだろう、
ソラはそう思ったものの何かが引っかかった。
「ソラが幸せになるんなら何でもするよ。」
テンはそう続けた。
「何でも……本当に、何でも?」
ソラは聞き返す。
「うん、当たり前だよ。たった一人の、僕と一緒に生まれてきた妹だからね。」
「じゃあ、ついてきて。」
ソラは自分の部屋へ歩き出した。
「……テンの馬鹿。」
その言葉はテンには届かなかった。
テンと向き合うとソラはやはり自分は女でテンは男なのだということを思い知った。
そしてテンに抱きつくと、自分は少しつま先立ちになり、テンの腰を曲げさせる格好で口づけた。
「え……ソラ……?」
一瞬あっけにとられた後にテンは言った。
「動かないで。」
テンには先ほどからソラが不機嫌なように見えた。
だが、テンが驚いたのはそのあとのことだった。
「私がテンを好きって言ってもこうしないと気付いてくれないんだよね?」
ソラはテンから何歩か離れたその場所で、自分の服に手をかける。
ソラの体は窓からの光が逆行になってテンにはよく見えない。
だが、見てはいけないような気がして後ろを向こうとすると―。
「駄目。ちゃんと見て。」
520: ◆0wT8qFn8cStZ
10/05/09 00:08:31 f/dh+URX
「テン、どう?」
テンの前には身に何もまとっていないソラの姿。
だが、テンは唖然として何も言うことができない。
ソラはさらに不機嫌な顔になるとテンを押し倒し、テンの足の間に手を伸ばす。
「ソラ……?」
テンはソラの手を払いのけようとするが、
「動かないでって言ったでしょ。」
「でもこんなの……。」
「そう、私がおかしいんだよね。こんなにテンが好きだなんて。でも、私はテンと一緒じゃないと幸せにな
れない!」
最後は叫ぶようだった。
ソラは唇に何かの感触を感じた。そして目の前にテンの顔があること、
そして自分の唇に触れたものが何だったのかを理解した。
「ごめん、気づいてあげられなくて。」
テンが言った。
「動かないでって……、それにただの同情なら……。」
「ごめん、それも。今の僕にはソラを妹としてしか見られない。
でも、ソラにとって僕がソラを女としてみることが幸せなのなら……、
時間はかかると思うけどそうなりたい、いや、なってみせる。」
テンは起き上がると、服を脱ぎ始めた。
そしてソラをベッドに横たえる。
次の朝、テンは自分の父親に言った。
「僕は、ソラと結婚する。そして絶対にソラを幸せにしてみせる。」
「ソラは?」
「私は……、ごめんなさい、お父さん。私はテンと一緒じゃないと、幸せになんてなれない。」
「2人の意思なら私たちの言うことは何もないわね。」
「そうか……。わかったよ。」
テンとソラは顔を見合せて笑った。
これでずっと一緒だね。 その意味を込めて。
ソラがテンを逆レイプする話にするつもりが展開が変わっていたでござるの巻
521:名無しさん@ピンキー
10/05/09 20:28:01 eYMLUKwQ
496です。
6で冒頭(エロ無)が大体仕上がってきたので、明日位には出せるかと思います。
で、496といえばアレを思い出すので、ヨンクロと名乗ります。
携帯でポチポチ打ってるんで遅々気味ですが以降よろしくです。
もし一行につき何文字ぐらいがよいかなどご指南下されば大変ありがたいです。
それでは
522:名無しさん@ピンキー
10/05/09 20:46:40 f/dh+URX
皇帝か
523:名無しさん@ピンキー
10/05/09 21:15:06 KajNhcCT
ナナの続き待ち
524:名無しさん@ピンキー
10/05/09 22:57:57 XgHYO2k7
>>521
携帯・PCに関わらず、
このスレ的には出来上がってから一気にうpする方が喜ばれると思われ
期待して待ってる
525:名無しさん@ピンキー
10/05/09 23:00:21 XgHYO2k7
>>524
すまない
ageてしまったorz
首吊ってくる
526:名無しさん@ピンキー
10/05/10 03:06:13 +obzAtvX
>>521
がんばってね
楽しみに待ってるよ!
527:名無しさん@ピンキー
10/05/10 19:07:41 86Aww7BU
>>524
ナナの作者です
確かに完成させてからのほうがいいですよね
未完にもならずにすむし
今日はなんとか日付が変わる頃には続きを投下できそうです
>>523
期待していてくれてありがとう
頑張ります
528: ◆0wT8qFn8cStZ
10/05/10 19:44:58 MXCXZTZo
ゲームブックみたいに選択式だけどいいかな
レックスが目を覚ました。
横からは妹、タバサの吐息。
普段通りの朝だ、レックスがタバサよりも早く起きたこと以外は。
そして
「お兄ちゃん、おはよう……、あれ?お兄ちゃん、その髪どうしたの?」
「た、タバサこそ……、なんで髪の色、青いの!?」
そしてレックスは見た。その後ろにいつも通りの、つまり金髪のタバサ、そして黒髪のタバサがいることを。
「んー、お兄ちゃん……うるさいよ……。……?」
「お兄ちゃん、何が……、……?」
「きゃああああああああああああああ!」
「うわああああああああああああああ!」
四人の声が、グランバニア城に響き渡った。
父親のアベルが駆けつけてくる。
「何があったんだ!」
そして
「レックス、どうしたんだその髪!それに……タバサが3人……?」
「レックスはいつの間にか髪が白く、そしてタバサはいつの間にか3人に、か……。
実はね、お父さんが結婚するとき……。」
「……つまり?」
「なんだけどお父さん、どの人と結婚したのか覚えてないんだよ、今気付いたんだけど。
多分何かこれと関係しているんだと思う。誰かに魔法をかけられてしまったんだろう。」
レックスとしてはありがたいことに、3人のタバサは仲がいい。
4人で話していてもその様子には変わりがないようだ。
不思議なことにレックスは金髪のタバサが若干多いものの、どのタバサとの思い出もあるのだが、
そのタバサと話をしているときは、ほかの二人は不機嫌そうだった。
夜になり、子供用の浴場でタバサ達は話をしていた。
女友達もいないからか話がはずんでいる一方で、レックスは普段とは違い1人でつまらなそうにしていた。
そしてそろそろ就寝という時間になり、四人は寝間着に着換えた。
部屋の照明を消し、ベッドに入る。
529: ◆0wT8qFn8cStZ
10/05/10 19:45:41 MXCXZTZo
「ごめんね、お兄ちゃん(レックス)。」
3人はそろってレックスの上に乗った。
いくら勇者で1人だけ男とはいえ3人がかりではかなうものではない。
あっという間に着ているものをはぎ取られ、大の字になって未発達の「それ」まで晒されてしまう。
タバサ達はレックスの上で着ているものを脱ぐと、各部を責め始めた。
金髪タバサは、大声を出されないように唇で唇をふさぎ、レックスの胸をなでまわし、
黒髪タバサはレックスの、早くも反応を始めた「それ」を手で包み、
青髪タバサはレックスの後ろに手を伸ばし、指で貫いた。
「お兄ちゃんの後ろのはじめては私が貰いたかったんだけど……、
もう一人の私にだし、初めてお兄ちゃんのミルク飲めるんだしね。」
黒髪タバサが言った。
「お兄ちゃん……ごめんなさい……私が無理やりはじめてもらっちゃって……。」
青髪タバサが続けて言う。
「私はレックスのファーストキスもらえたし……。」
金髪タバサが口を放して最後に言った。
そして3人で一度に責め始める。
「んっんんんんーっ!んーっ!」
「お兄ちゃん、出るんだね?じゃあ……」
黒髪タバサがレックスの「それ」を口に含む。
レックスの体が痙攣をおこし……
「ふふ、ごちそうさま。」
ぐったりとしたレックスを3人がのぞきこむ。
「ねえ、お兄ちゃん(レックス)……私たち、はじめてをお兄ちゃん(レックス)にもらってほしいの……。」
そしてレックスは誰に手を出したか、複数指定可で。
530:名無しさん@ピンキー
10/05/10 22:56:52 JJ8Yjevb
524
526
ありがとうございます!
とりあえず己の願望である主人公×ランドの姉only(前・後・後日談)で話を書く予定なのでよろしくです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーヨンクロです。
前編を挙げたいのですが、約9.5キロバイトあり、一本または数本に分けて投下したらよいものか・・・他の書き手さんの流れを妨げたりしないか不安なので、許可をもらってから投下しようと思います。
ちなみに前編はエロに入る少し前までの過程です。ですのでイメージ提示くらいにみていただければ幸いです。(主人公を姉の場へ誘導させるため、内容がワッフル気味なのはお許しを)
後編・後日談はほぼ形になっていますが、書き込みが足りず投下できませんので悪しからずに。全て完成してからが望ましいんですが、後編も既に8キロバイトあるんで・・・
ちなみに別ルートとして、この前編からイザ×三人娘(構想中未執筆)へと派生させる予定です。
いきなり4Pだと自爆しかねないので、とりあえずランドの姉ONLYで様子みます。
531:名無しさん@ピンキー
10/05/11 00:17:56 pVHQPKSd
そういや、文字数だが>530
携帯なんだよな?
別のスレで言ってたが40文字前後のキリの良いトコで改行したらいい感じらしいんだわ
上の一文で丁度40字な。
ついでに、投下時の行数は60行まで。
参考までにー。
532:名無しさん@ピンキー
10/05/11 00:22:06 cr7nvbSX
>>527投下待
533:名無しさん@ピンキー
10/05/11 03:21:57 1Zg0PSWM
>>530
おk!
534:「宴の逃げ水・前編(1/5)」byヨンクロ
10/05/11 08:01:48 8p8Ii2sW
宴の逃げ水
星天の下、青髪の青年は宴に興じる村の衆を避けるようにし、
気の向くまま歩を進める。彼は一寸刻前の出来事を頭に巡らせていた。
イザよ・・・ あなたはふしぎな運命を 背負いし生まれてきた者 ・・・
(略)・・・ 旅立ちなさい それが あなたに 与えられた使命なのですから
(運命に使命・・・か。突然のことだったけど、村長もああ言うし、行くしかないよなあ・・・)
別に外が嫌いだとか物怖じしているというのではない。ただ一つ気掛かりがあった。
「ターニア・・・」
両親はこの世になく、家族は兄妹二人きり。自分が家を出れば、たった一人の妹を残すことになる。
振り返ってみると、お互いが支えあって生活を営んできている。
人の字の如く、片方がいなければ具合いが悪い。小さい頃から・・・
「?」
・・・何故か思い出せない。一緒にこの村で育ってきたはずなのに、思い出の欠片ですら・・・
近所のおばさんが言うには母親が美人だったと・・・しかし母の顔すら思い浮かべることは出来なかった。
(???)
そもそも、自分が幼いときの記憶が朧気なのである。特技の「思い出す」にしても、聞き慣れない言葉使いの人々、
得体の知れない怪物しか出てこない。まさか、一斎の自身の歴史がほぼ皆無なのではないのか・・・と疑い始める。
「僕は一体・・・」
薮から棒に湧いて降った機会と問題に戸惑いながら、ふと見上げると、星々が一筋の光をなして降り注ぐ。
「綺麗だな・・・何か願えば・・・思い出せるかな?」
・・・しかし、そんな思いは長くは続かなかった。
「ぐっ!?・・・(どてぼきぐしゃっ)」
流星を見届けた途端に視界の天地は引っくり返り、一瞬の内に闇へと引きずり込まれた。
「何をす・・・!」
「シーッ!!今いいところなんだから・・・」
不満の吐き口を塞ぎ、声を潜めて静かにしろといわんばかりに青年Aは促す。
「ぶは・・・何なんですか、もう」
一時の拘束から解放され、青年Aに倣って体を潜めた。彼の視線の先を辿ると、見慣れた二人が見える。
535:「宴の逃げ水・前編(2/6)」byヨンクロ
10/05/11 08:10:37 8p8Ii2sW
「ランド・・・結婚とか年のことなんかより・・・私ね・・・自分のことがよくわからないの」
ランドと呼ばれた金髪の青年に背を向け、茫然と述べる青髪の少女。
「何を言って・・・、一体何がわからないというんだい、ターニア?」
彼女の正面に回りこんで聞くランド。想いをぶつけても受け流されるので気が気でない。
「わからないわ・・・世界のことも、私自身のことも・・・少し考えさせて・・・」
首を振り、ターニアと呼ばれた少女はランドの元から、何かに引かれるようにして去っていった。
「ターニア・・・」
夜空を見上げて彼は何かを呟いたが、花火の爆音によってかき消された。
夜空の花が散るのを見届けると、彼もどこへとなく去っていった。
「・・・(可哀想にランド・・・反面ちょっこし安心してはいるが・・・
しかしターニアも僕と同じ様なことを考えて・・・何か関係が・・・それとも・・・)」
だが、その思考を隣人が打ち破る。
「いいなぁ、僕も青春したいし恋人が欲しいよ・・・」
「は!?」
いつのまにか青年Aの手はイザの肩へ伸びている。
「しかし、こうしているのも悪くはないねぇ、君?」
もう片方の手・・・どころか青年A自身がイザのほうへ覆い被さってくる!
「さ、△?●※な□×!~っ!!」
身の危険を察し、魔の手をかいくぐり猶且つひらりと身を翻し、
声にもならぬ悲鳴を上げつつズザザザザっと逃げ出した。
これを青年Aが瞬く隙の内にやってのけた。何とも器用なものだ。
「はっはっは、ウブだね・・・ちょっとまずったかな?さてと」
青年Aは標的が去るのを見送ると、夜空の花を独り愛でるのであった。
「はぁっはぁ・・・何だったんだあの人は・・・喉がカラっカラだよっ」
しかしすでに飲み物はなく、空瓶が散乱している。村人に聞こうとしたのだが・・・
厳かであるはずの宴の場が近付き難い雰囲気を発していた。
536:「宴の逃げ水・前編(3/6)」byヨンクロ
10/05/11 08:21:05 8p8Ii2sW
「も、もうダメだ・・・死むぅ」
「そうか、ならば飲め、ワシはやる!」
「・・・・・・(返事がない、ただのアル中のようだ)」
「あっはっはっはっはぁ~っ!」
「どうか儂のタキタキ踊りを見てくだされ~」
どこからともなく笛の音がこだまするが、誰が吹いているのかは知るよしもない。
「お笑い草ですな!私のサカサカ演舞の方が勝っておりますぞい」
「わあっ、なんか変な人が混ざってるよぅ」
「うむ、そうじゃろう、そうじゃろう・・・」
倒れるまで踊り狂わされ、そこへ酒をしこたま流し込まれる。そんな地獄絵図が目前に広がっていた。
「駄目だ、こりゃあ・・・」
悪いことに水源の井戸はあの中央に、帰ろうにも位置的にあの集団を越えねばならない。
「仕方ない・・・あ、ここなら何か恵んでくれるかな?」
ちょうど近くにランドの家もとい酒場があったので、喉の潤いを求め、
チリリンと鳴らして入店する。しかし残念ながら店には誰もいない。
「流石に出払っているか・・・勝手知ったる他人の家だけど、無断で持ち出すのは良くないよな・・・」
「あら、誰かいるのかしら?」
階上からの声に振り向く。手摺から乗り上げるようにして、こちらへ声を
なげかける女性は、この酒場の主人であり、ランドの姉でもある。
「あ、お姉さん」
自然に委せた亜麻色のストレートな髪型と青いローブ兼作業服が、彼女の外見的な特徴だ。
着飾るということには無関心で、清楚な雰囲気を具えながらも気さくに働き掛けてくれる女性である。
「なんだイザ君じゃない。あなたは踊りに行かないの?」
「ええ、踊りは苦手なもので・・・(あの場に行けば間違いなく翌日は戦闘不能だからな・・・)」
「ふぅん・・・だったら上がってくる?話し相手がいないから
丁度退屈していた所だったのよ・・・というか来てくれないかしら?」
「それじゃ、お言葉に甘えて・・・」
つかつかと上がると、卓上にロウソク一本のみを光源とした少し暗い感じの室内が広がっている。
卓にグラスとワインボトルが置かれているのを見ると、彼女は独り晩酌に興じていたようだ。
537:「宴の逃げ水・前編(4/6)」byヨンクロ
10/05/11 08:23:56 8p8Ii2sW
「もう今日は死ぬかと思ったわよ~そこに掛けてちょうだい」
「はあ、どうも」
主人は客人を誘い入れると、すぐさま不満の捌け口を得たとばかりに、
堰を切った様に口を開いた。飛込んでしまった彼は相槌を打つしかない。
「だいたい祭の準備だというのに、あの弟のバカはどこかへ逃げちゃうし、
父さんは騒ぎが苦手だからって建前で既に飲んでいて、ついでに武器屋のオヤジと
出来上がった挙句にステテコで踊り狂ってるしぃ・・・もう私ってなんなのよ!」
「そりゃ大変でしたね・・・」
「わかる?もう、イザだけよ!私の苦労がわかってくれるのは・・・ううっ」
「あ、泣かれると・・・困ったな」
しかし、そんな思いも長くは続かず・・・
「ねぇ、ぱふぱふしよっか!」
「え!?」
突然の彼女からの意外な申し出に対し、彼の時間が一瞬止まった。
「え・・と、コホン。もう一度聞いていいですか?」
「だ~か~ら~、私とぉ~ぱふぱふしないかって~聞いてるのよぉ」
「ほ、本当に、いいんですかぁwww!!」
「・・ぷっ!ウソよウソ!あっはっはっはっ!イザったら意外とエッチなんだからぁ」
「だぁっ!!そ、そんなぁ」
期待は打ち砕かれ、思わずorzの姿勢をとってしまった。
「ふふ、すねちゃってかわいい~」
自ら与えた不幸にも何ら構わずに、彼女はツンツンと愛用のマドラーで青髪に悪戯して追い討ちをかける。
「ああ、僕って一体・・・」
冒頭とはまた別の意味で、戸惑いを隠せない。ランドの姉に対し、清楚な印象を抱いていたイザ。
しかし酒が入ると、開放的に変貌する彼女の姿を目のあたりにし、正直面食らってしまっていた。
「あ~笑ったわぁ。笑ったら喉が渇いちゃった。ワインワインっと・・・」
女主人の手がボトルへ・・・ふと、イザはここへ来た目的をやっと思い出し、とっさにそれを取り上げた。
「あ・・・私の」
「すみません、実は僕も喉がからっからなんです!是が非でもお水をくださいっ!!」
「い、いいわよ・・・(そんなにぱふぱふして欲しかったのかしら・・・)」
「まあ今度は僕の愚痴を聞いてくださいよ・・・」
形成逆転か、今度はイザが捌け口のターンを握った。
538:「宴の逃げ水・前編(5/6)」byヨンクロ
10/05/11 08:25:53 8p8Ii2sW
しばらくして
イザのターンが一段落し、階下に降りて瓶の底を覗く酒場の主人であったが・・・
「あら、水・・・もうなかったかしらね?」
確かにあったのだが、その水は彼女が給事に奔走している間、
酒呑みの衆によって全て平らげられてしまったのだ。彼等のほとんどは、
今ごろ草場の上ですやすやと寝息をかいていることだろう。
「しょうがないわね、全く・・・売り物もほとんど捌けちゃってるようだし・・・」
客人の渇きを癒さなければならないので何かないかと猶も探す女主人。
「井戸へ行けば教会へ担ぎこまれるはめになると、あの子が言うし・・・」
あまりにも必死にイザが弁明するので、迂濶に外へと出るのは控えたかった。
「まいったわね」
一方イザは・・・
「とうとうランドのお父さんも倒れたか・・・神父さんとシスターも大変だな・・・」
イザは窓から宴の様子を眺めていた。広場を見る格好の特別席である。さっきまでの殺伐とした雰囲気は
和らいでいたが、その中でなおも踊りつづける約二名によって、その尋常でない空気を維持されていた。
「まだいるよ、あの二人・・・というか・・・村にあんなオヤジいたかなぁ?」
首を傾げ、宴の成り行きを見守るのを止めてカーテンを閉めた。
「遅いな・・・」
と待ちかねていると、カツンカツンと聞こえてくる。
「ふぅっ、おまたせ!」
ドンっと卓に瓶が並べられた。
「やった・・・って、随分色々と持ってきましたね・・・」
果実を浸けたものからジュースらしきもの、ワイン、何か得体の知れないモノが漬け込まれた酒・・・
様々にあるが、残りの在庫を掻き集めたのだろう。よくも一度に持ってこれたものだ。
「さっき外を見たら、お父さんが教会へ担ぎこまれてましたよ」
「・・・準備をさぼってたんだから、ほっとけばいいわよ・・・
今行っても身の危険に晒されるし、神父さんにおまかせていれば
死ぬことはないでしょうし・・・バカな弟の事も知らないわ」
「(かなり根に持つんだな、このヒト・・・)で・・・お水は?」
「ないわよ?だから酒をもってきたんじゃないの」
「そんなぁ・・・全部がそうですか?」
「まぁキミにはちょっこし早いのかもしれないけど、お酒でも渇きは癒せるわよ」
※お酒は二十歳から。勧めても駄目です。水も飲まないと危ないです。
539:「宴の逃げ水・前編(6/6)」byヨンクロ
10/05/11 08:46:39 8p8Ii2sW
「うーん・・・」
「大丈夫、とりあえず度数の低いのを選んであるから、試してみてよ」
グラスをイザの前へ置いて、彼女は選択を促す。
「・・・では、これをください」
チンっと心地好く乾いた音を鳴らし、淡くレモン色をした液体が、注ぎ口から
トクトクトクっとグラスへ流し込まれる。それを客人へズイッと差し出す。
「・・・いただきます」
はじめはチビチビとすする程度だったが、すぐにグラスごと天を仰ぐようにして
グイっと流し込んでしまった。そして空のグラスが卓へトンっと降り立つ。
「まぁ」
「意外と美味、ジュースみたいですね」
「美味しく飲んでくれて嬉しいわ・・・それ5%だから飲みやすいけど、あの飲み方は感心しないわね」
「あ、はい・・・」
「お酒は楽しんで飲むものだからね・・・外の連中みたいになっては台無しよ」
「そうですね、気を付けます」
「さ、次はこれを飲んでみなさいな」
ボトルが差し出される。
「これは・・・とっとっと」
芳醇でフルーティな黄金色の液体がチョチョチョンっとグラスに注がれた。
「このワインはね、なんと私の名前と一緒なのよ」
「へぇ、じゃあ銘柄はオザンナっていうんですか」
「ええ、そのせいかお気に入りなのよね、これ」
「・・・うん!もう一杯いただけます?」
かなり口当たりがよかったので、グラスを差し出して更に求めたが・・・
「ダメ!これ結構高いんだから、もうあげない」
「美味いのになぁ・・・」
「次はね~」
宴の端で密かな二人の酒宴が静かにはじめられた。
前編・完
後編に続く
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うう・・・結局六回に分割せざるをえませんでした。申し訳ないです。
10000バイトまで入力できると思ったら一度に2000バイト未満しか投下できないんですねorz
→531
助かります!
とりあえず一行で基本40字前後、区切りにくいところは55前後でやりました。
不備があったらまた指摘してほしいです。
→532・533
許可どうも!
長ったらしくなりましたが、読んでもらえたら幸いです。
540:名無しさん@ピンキー
10/05/11 14:19:52 APd0d2Zk
>>539
乙!
青年Awwwww
いろいろネタが仕込んであって面白かった
エロ部分にも期待!
541:名無しさん@ピンキー
10/05/12 00:01:43 OelLkWtL
イザのターン!
とキタキタ親父に噴いたwww
542:名無しさん@ピンキー
10/05/12 00:26:48 gg17Q3mH
>>529
じゃあ青で
543: ◆0wT8qFn8cStZ
10/05/12 02:15:41 xdQRb63p
名前で呼んでも区別がつかないと考えたレックスは青髪のタバサの手を取った。
「お兄ちゃん……私?」
「さっき、「はじめて」取られちゃったんだから……お返し、してくれるよね?」
レックスが抱きしめると青い髪のタバサも抱きしめ返してくる。
そのタバサとの思い出を探る。みんなからもおしとやかだと言われていたタバサ。
レックスは身を縮め、タバサの腕から抜け出る。
足を掴み、そしてM字を描くようにする。
「お兄ちゃん……恥ずかしいよ……。」
大切なところをレックスから丸見えにされたタバサは顔を赤くする。
「お兄ちゃんにしてもらえるのならそれぐらい……。」
黒髪のタバサが言う。
「レックス……。」
そこまで言いはしないが金髪のタバサも同じように思っているようだ。
「タバサ……。」
レックスは顔をタバサの秘所に近づける。
それに比例してタバサの顔も赤くなる。
「ひゃっ」
舌で少しだけそこを刺激してやると出た声を聞き、思わずタバサの腰に抱きつく。
そしてタバサの顔を見上げると、こちらを向いていた。
顔を近づけてくるタバサ。しかし突然動かなくなる。
このタバサはこうしたことを自分からすることをはしたないと思っているのだ。
先ほど、レックスの上半身も、「それ」も担当できなかった理由はそこにあるのだろう。
「いいよ、タバサ。ボクも欲しい、タバサの唇……。」
タバサはレックスの頭を両手でしっかりと抱くとキスをしてきた。
いったん覚悟を決めるととたんに大胆になるようで、舌を差し入れてきた。
その情熱に押され、レックスは息ができなくなる。
「レックスが!レックスがー!」
金髪のタバサが声を出したおかげでようやく青髪のタバサは現実に戻ってこられたようで、
ようやくレックスが頬を膨らませて顔を赤くさせたり青くさせたりしているのに気がついたようだ。
「ごめんなさい……。」
「いいよ、ボクもあんな風に来られてうれしかったぐらいだし……」
「ねえ、お兄ちゃん。……優しく、してくださいね。」
「うん……。」
レックスはタバサの腰を抱くと自身をタバサの秘所に導く。
「痛くない?」
「……はい。」
少しずつタバサの体の中にレックスが入っていく。
先ほど絶頂を迎えたばかりのレックスは自身が限界に近付いているのに気がついた。
抵抗を感じた。
「タバサ……行くよ。」
声をかける。
「来てください。私を……お兄ちゃんのものに……。」
「ーーーっ!」
タバサの声にならない悲鳴がした。
レックスは再び絶頂を迎えないようにこらえていたが、その声に驚いてこらえ切れなくなってしまった。
レックスの背中が震える。
「あ、た、たばさ……。」
ドクン、ドクン、ドクン
タバサの中に注ぎ込まれるレックスの子種。
「ごめん、ボクだけ……。」
「いいの、お兄ちゃんが私で感じてくれたってだけで……。」
そのけなげさに強い愛しさを感じ、レックスはタバサについばむようなキスを何度もする。
544: ◆0wT8qFn8cStZ
10/05/12 02:16:44 xdQRb63p
そして次の日―
「メラ!」
メラが3回放たれる。
タバサ達3人の方が1人で戦っている自分よりも強い、そのことが気になる。
「ねえお父さん、ボク、いるのかなあ……。」
「何を言っているんだ、レックスは僕の子供じゃないか。いるにきまっているだろう。
それに……」
「あの、お兄ちゃん……」
青髪タバサがレックスの服の袖を引っ張る。
「レックス……」
金髪のタバサは後ろから抱きつき、
「だーい好き。」
黒髪のタバサは腕に体を摺り寄せてくる。
「みんな、お前がいないとついてこないって言ってるんだぞ。
……先に馬車に戻っていていいぞ。」
今日は野宿することになった。
星空の下で寝転ぶレックス。
雨も風も嵐も友達だった、そう言える日がいつか来てほしい。
そう思っていた時だった。
「隣、いいですか?」
青髪のタバサが話しかけてきた。
「もちろん。」
「レックス。」
「私たちも……いい?」
金髪と黒髪のタバサも近づいてくる。
4人で星空を見上げる。
2回目の選択肢
545:名無しさん@ピンキー
10/05/12 02:30:03 gg17Q3mH
ショタ×メスのエロは本当いいのう
黒
546:「宴の逃げ水・中編(1/6)」byヨンクロ
10/05/13 15:03:39 Vu4JqZcM
しばらく歓談をして、お酒はほとんど空になっていた。
「結構キミもいけるクチね~」
「つい遠慮を忘れて・・・すんません」
「あら、一人でも酒飲みが増えてくれたら店の収益につながるし、気にしなくてもいいのよ」
「はぁ・・・(そういうもんか?)・・・しかし・・・ちょっと暑いですね・・・」
お酒のせいか身体が上気してきて、イザは耐えかねずに上着を脱いだ。
「掛けとくわ」
そう言うや、有無を言わさず服をひったくられた。酒が入っているためか、少し手荒い。
「あ、どうも・・・」
「少し換気もしとくわね」
桧の棒で天窓を解放して溜った暖気を外へ追いやるようにし、オザンナは階段口へ消えた。
しばらくしてから酒瓶を携えながら戻ってきた。彼女もそうだったのか、
青い服を脱いで白いフリル付のワンピース姿になっている。
「ごめんね、もう残っているのはこれだけよ」
そう言って、卓に五本の新しい酒瓶が並べられる。
「そんな、もう十分に・・・って、店の酒が底をついたんですか!」
「ええ、まあ暫くは休業ね」
「そんな・・・お酒の味も教えてもらったし、何かしなければ僕の気が済みませんよ」
「何かするって・・・何を?」
「まぁ、ただ働きでも何でも・・・」
「何でも?・・・なら、ちょっこし揉んでくれないかしら?」
「ど、どこおですか!」
思わず声をあらげてしまった・・・
「どこって・・・もぉ・・・本当にエッチなんだから・・・」
瞳に閏いを込め、胸をとっさに隠す様な仕草をし、上目遣いに悪戯っぽくこちらを見つめてくる。
「いや、そんなつもりじゃ・・・どこか言ってくれないと、その、何もできませんよ・・・」
もう、まともに見れないのか、頭を掻きながら、そっぽを向いて返答する。
「ふふ・・・始めに聞いての通り今日はとっても疲れてるの。肩がこってるからマッサージお願いね」
「了解・・・です、じゃあ行きますよ」
肩に手を掛け、疲労でこわばっているところを探るように揉み始める。
「あ~そこそこ、ん~もうちょっと右かしらね」
首を右手側に傾けて促す。
「はい・・・ここですか?」
普通を装ってはいるが、オザンナの髪から香り立つ異性の匂いに蝕まれて硬直気味だ。
547:「宴の逃げ水・中編(2/6)」byヨンクロ
10/05/13 15:10:39 Vu4JqZcM
「ん!なかなかいい手付きをしてるわね」
「どうも」
「いい、いいわあ・・・」
「・・・・・・(赤面)」
「あっそこ!もっと強くして・・・んっ!んっ!あん・・・」
お酒のせいなのか、彼女はとても敏感に反応してくる。イザはこれに訴えるように・・・
「あ、あの・・・耳がムズ痒くなりそう・・・です」
理由の建前として耳のせいにしてしまったが・・・訴えとは別の部分が悲鳴を上げており、腰は引け気味だ。
「だって本当にキモチよかったんだもん・・・もっとしてほしいなぁ?」
背後へ見返り、甘えるようにして上目で懇願してくるオザンナ。
「わ、わかりました・・・」
情けないことに、ますます腰が引けてしまう。
「あ、今度は後ろでなくて前の方から、親指で鎖骨の窪みをグイグイって感じで・・・ね?」
「正面・・・からってことですか?」
「そうよ、押しやすいでしょ?」
「そういう問題じゃ・・・」
そんなことしたら、悲鳴を上げているモノが彼女の目に入ってしまう・・・
「文句言わないの、さ、早くはやく!」
椅子の前へもう一脚の椅子を持ち出し、向かい合わせてルンルンとしているオザンナ。
「・・・あ、お盆と水に濡らしたタオルを持ってきてくれます?」
「どうして?」
「え・・と、どうせなら足の裏も揉んであげようかな~と思って・・・」
「あら、願ってもない申し出ね・・・いいのかしら?」
「ええ、だから早く持って来てくださいよ」
「はい、はい・・・」
しばらくして、椅子に座っているイザが彼女から受け取ると、お盆を自分のちん・・・モモの上へ置いた。
これにより、ナニが起立しようとしても盆が押さえ付けてくれるので、気にせずに対峙できる。
タオルは無くてもよかったのだが、盆だけだと不自然で、用のないコースターと同様である。
「じっとしていてくださいね」
足裏に移り・・・先ほどのタオルでオザンナの足を拭いているところだ。
「あん、くすぐったぁい」「ちょ・・・動かさないでくださいよ」
「そんなの無・・・ひぃやぁぁぁぁっ!?」
指の間をなんとか拭おうとするが、対象が逃げてしまう。
「逃がしませんよ、観念してください」
「だっ駄目ぇ・・は・ああんっ・・・ぅんんんんんっ!もぅ許してぇ・・・」
椅子の縁をギュッと握り締めながら、痛くはない痛みから逃れたいがために必死に懇願する。
「よく辛抱してくれましたね・・・今度はこっちです」
「あん!駄目だってば・・んんんんんっ」
「はい、足拭き終りです」
548:「宴の逃げ水・中編(3/6)」byヨンクロ
10/05/13 15:15:37 Vu4JqZcM
悶えから解放し、足をモミモミと柔らかく揉み始める。
「はぁ、はぁ・・・きもちいいよぅ・・・」
「・・・」
「うん・・・そこを強くしてみて・・・あっ・・あん・・」
「はい・・・」
「はぁぁ・・・そこ・・いい・・・」
「ここはどうです?」
イザの指に一際力が込められる。
「いっ・・・痛い痛い痛ぁ~い!」
「相当に疲れていますね・・・ということは」
「あっ痛痛痛痛痛ぅ・・・むぅ~何なのよ!」
「ここが痛いってことは、肝臓がだいぶ弱っているということなんですよ?」
「そ、そうなの?」
まさか酒を辞めろとか言われるのではと内心ハラハラするオザンナであったが・・・忘れたことを思い出す。
「ねぇ、肩を忘れてない?」
「・・・(避けたつもりだったんだけどな)」
「ちゃんと前からしてね」
「はい・・・あ!?」
しかし肝心のことを忘れている。それはお互いの膝を凹凸に組まなければ、肩に手が届かない。
「・・・(まずい)」
満員電車で足場がない場合、席に座る人の膝の間へ差し入れて立つしかない原理がある。その原理に留まらず・・・
「届かないのね・・・じゃあ・・・こうやって脚を開くから・・・両膝を・・・私の下のところに入れて・・・」
それ以上のことを・・・ワンピースの裾を腰まではだけ、両脚を持ち上げる彼女。引き締まった素足が晒される。
「・・・はやくぅ・・・差し入れてよ・・・」
「は、はい・・・(お盆を用意してもらってよかったよ・・・)」
両膝へオザンナのふくらはぎを載せ、菱形を成して合体、密着未満までズィッと椅子を前進させた。
「あん・・・もっと近くまで来てもいいのに・・・」
「い、いえ・・・ここで十分です・・・」
これ以上近接したら・・・当たってしまう・・・
「・・・行きますよ」
「ん・・・鎖骨をなぞって・・・ん・・・あああん・・・いいっ・・」
「ん・・・・・・」
イザを半目で見下ろしながら、うっとりと半開きの口から感嘆を洩らし、生温かい吐息として首筋をくすぐる・・・
「いい、いいわ・・・」
「ん・・・・・・」
「ねぇ・・・グイっと親指で強めに・・・窪みの中を・・・」
549:「宴の逃げ水・中編(4/6)」byヨンクロ
10/05/13 15:21:05 Vu4JqZcM
なんだかイケナイ背徳感を催してきそうで・・・息も絶え絶え・・・たまらない・・・
「ああんっ・・・そう、ソコよ・・・んはぁ・・いいよぉ・・鎖骨の・・ん・・下も・・」
「・・・・・・」
「あん・・・キモチ・・いい」
手を動かす度に、オザンナの幸悦な表情が何かを求めるように艶めかしく揺らされる。その都度、お盆が傾く・・・
「もっと・・・くぃくぃって・・・」
「はい・・・」
「ん、そうよ・・・もっと・・し・・・下も揉んで・・・」
「そ・・・そこは」
もうそこは肩の範疇ではない。
「・・・触ってくれないの?」
「・・・」
コクリと頷く。
「そう・・・」
「・・・・・・」
無言で肩をマッサージするイザだったが、オザンナが声を低くして口を開く。
「そんなに魅力ないのかしら、私って・・・」
「え!?突然何を・・・」
思わず手を止めるイザ。
「だって、私がどんなことしても、キミ自信から手を出してこないじゃない」
「それは・・・」
「やっぱり・・・酒乱な女には興味が削がれるのかしら・・・」
イザの膝にかけていた脚を上げ、90°回転させて下ろし、ぷいっとイザの視線から背けてしまう。
「そんなことは・・・」
「ううん・・・普段しっかりなお姉さんしてるから・・・幻滅しちゃったわよね?」
自身の昼と夜のギャップに悩んでいた。普段は清楚で通っており、紳士面の男達が言い寄ってくるものの、
彼女の隠れた一面を見ては萎えてしまい、去っていくのだった。今回もその懸念がなかったわけでないが・・・
「・・・ぷっくくくっ!」
「な、何がおかしいのよ」
「いや、あんまり可愛かったもんで、つい・・・」
「どこがよ!」
悲しそうな表情はとうに消え去り、むっと頬を膨らませる彼女。
「あの・・・僕のマッサージ・・・終わってないんですよ」
「え・・・?」
「肩と足は終わりましたが・・・まだ続きがあるんです・・・ご希望はその後で・・・駄目ですか?」
一寸の間。
「・・・してくれるの?」
「もちろん!それと言い忘れたんですが・・・」
550:「宴の逃げ水・中編(5/6)」byヨンクロ
10/05/13 15:24:09 Vu4JqZcM
「?」
「ここから先は服を脱いでください・・・僕も脱ぎますけど・・・脱がないと続きができません」
照れ隠しに頭を掻きながら語りかける。すぐに返答はなかったが、やがて・・・
「じゃあ・・・こっちへ来て・・・」
オザンナは椅子から立ち上がると、イザの手を引いて通路の奥にある別室へと誘う。
ドアノブをカチャッと捻って扉が開くと、そこは寝室であった。二人はベッドに腰掛ける。
「じゃ・・じゃあ・・・」
「あ・・・ちょっと待ってて」
彼女はイザを残してゆっくり立ち上がり、すぐ戻るわ、と促して衣装箪笥の陰へと消えた。
しばらくしてシュルシュルっと布同士が擦れ合う音、次いでそれがトサっと落ちる音が聞こえてきた。
シュ~ルっシ~ュルっと聞こえてきたかと思えば、パチン、パチンと聞き慣れない音がこだます。
「脱いでくれているのか・・・でも、そんなに着ていたかなぁ?」
交錯した腕でシャツの裾を掴み、一気にまくり上げてバサっと脱ぎ捨てた。男は簡単でいいものだ。
・・・なおも布の擦れる甘美な音が、オザンナのいるところから響き渡ってくる。
そしてシュルシュルシュルっと布が擦れ合う音を最後にし、彼女は帰ってきた。
「?」
表情は硬かったが、別段変わった様子はなく、白いワンピースのままである。
「・・・脱ぐわ」
ボタンを外してゆく・・・白いカーテンが落ちると、黒い下着姿のオザンナの肢体が露わになった。
美脚を覆い隠すかのように同色のタイツが履かれ、それを腰のガーターベルトで吊り上げている。
「どう?その名もね・・・エッチな下着っていうのよ」
「エッ、え・・エッチ・・・」
間抜け丸出しに上擦り、情けなく復声してしまった。
その名に違わない、女性の魅力を最大限に際立てる魅惑のランジェリー。いわゆる勝負服である。
「ふふっ、レプリカだけどね・・・まずは腕からお願いするわ・・・」
イザと彼の下腹部の反応を見て微笑んだオザンナは、彼の横にチョンと座り、片腕を差し出した。
「これ、使っていいですか?」
「あら、いいけど・・・いつの間に?」
取り出したのは、果実酒である。連れられる直前に、さきほど残った酒の一本を掴んでいたのだった。
「これを塗りこんでマッサージします、いいですか?」
「ふふ、面白そうね・・・是非とも」
551:名無しさん@ピンキー
10/05/13 15:43:46 SCqtPzUV
なんでドラクエの世界で満員電車の話がwwwクソフイタ
イザにマッサージしてもらいてえ~~
552:「宴の逃げ水・中編(6/6)」byヨンクロ
10/05/13 15:51:18 Vu4JqZcM
お酒を手に塗り、彼女の腕を両手で優しく包みこみ、ゆっくりと上下に摩擦させて、揉みしだく。
「触れ合うだけで・・・なんだか安らぐわ」
頼りない僅かな薄布を身に纏うことで、禁断の色香を与えられた女の身体・・・それが男の目前に晒される。
「ぼ・・僕も・・・・・・ゴクッ」
弾力ある綺麗なオザンナに欲望の限りを放って果てたい・・・そんな願望が下腹部に集中する。
「まあっ・・・・・・ポッ」
溢れ出るイザの精力を感じるままに、気の遠くなる地へと誘われたい。そんな欲求が躰全体に往き渡る。
「い、今更ですけど、シーツにお酒が溢れちゃいますが、いいですか?」
「うん、これから二人でいっぱい汚しちゃうんだから・・・溢したところでどうなるの?」
「あの・・・」
「・・何を言わせるのよ、ばかぁ・・・」
あまりにもそっけなく言い放ったものの、振り返ってみると少々恥ずかしい後悔の念が湧く。
「・・・」
「・・・」
緊張とも言い難い雰囲気が二人を包みこむ。しかし半分はお酒のせいだろう。
・・・胞満な女の温もりを感じたい
・・・剛直な男の力強さを感じたい」
互いの欲求は一つになって果てることで達成されるはずだが、それはもう少し先の話である。
中編・終
後編へ続く
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヨンクロです
けっこう長引いたんで、中編としてまとめました。
設定にはないですけど、ランドの姉はオザンナと名付けました。オズアンナとも読むんですかね?
→540
青年A気に入ってくれましたかw
彼をまたチョイと起用しようかと考えているんで、時がくればうpするつもりです。
→541
あのオヤジは宴の場によく出没・乱入しますからねw
そうゆーことで、村人のほとんどを黙らせるには、彼が適任だと思って起用しました。酒のみキャラもですけどね。
それでは
553:名無しさん@ピンキー
10/05/13 16:06:07 Vu4JqZcM
>>551
あ・・・乗り合い馬車にでもするんだったorz
まだまだマッサージは続くんで、よろ
554:名無しさん@ピンキー
10/05/13 21:31:24 GU+vT/Xg
やっと規制解けた!
闇の花嫁ナナの作者GJ
パペット執事サンチョに和んだ
尻穴プレイは好物なのでごっつ興奮する
続きを心待ちにしております
555: ◆0wT8qFn8cStZ
10/05/13 23:05:05 r2PiB27l
レックスは1人、ほかの3人の寝息を聞いていた。
「……そろそろいいかな。」
寝袋から抜け出すと、馬車の外に出ると、彼の父親が最も信頼を寄せている魔物たち、
キラーパンサーのゲレゲレとスライムナイトのピエールが見張りを続けていた。
「後はボクがやるから眠っていていいよ。」
レックスはそう言う。
父親やタバサ達と違って魔物と分かりあう力に長けていないので多少不安はあったが、
馬車の横に行き眠り始めたのをみて再び馬車の中に入った。
数分後、馬車の中から、レックスは1つの寝袋と一緒に出てきた。
その寝袋で寝ていたのは黒髪のタバサだった。
タバサを寝袋の中から出してやると、抱きしめてキスをする。
「……ん、お兄ちゃん?まだ夜なのに……。」
目をこすりながらタバサが不機嫌そうに言う。
「夜だからだよ。」
レックスはタバサの服に手をかける。
「お兄ちゃん、こんなところでしたいんだ……。」
「恥ずかしい?」
「うん、ちょっと。でも、お兄ちゃんと恥ずかしくなるのなら……いいの。気持ちよくて。」
レックスがタバサの下着にも手をかける。
「待って。」
制止され、レックスの手が止まる。
「私だけ恥ずかしいのは嫌。……脱いで、お兄ちゃんも。」
レックスは自分の服を止めているベルトに手をかけ、下着一つになる。
タバサの上にまたがり、タバサの下着に手をかけると、タバサもレックスの下着に手をかける。
一緒に手を下ろす。タバサが少し腰を上げたのを見て、
「ご褒美だよ。」
タバサの唇に自分の唇を軽く押し当てる。
「ふふ、ありがと。」
お互いに足を動かし、下着から足を抜きとる。
「今、僕たちじゃ手に負えない魔物が来ちゃったら……。」
「お兄ちゃんの体で私の大事なところ、隠してよ。私もお兄ちゃんの大事なところ隠してあげるから。」
「隠さなかったら?」
「……一緒に恥ずかしくなろうね。」
556: ◆0wT8qFn8cStZ
10/05/13 23:06:55 r2PiB27l
レックスはタバサのすべすべした太ももをなでる。
タバサはレックスの腰を抱き、いつも自分を守っていた背中を感じている。
「ん、ちゅう……」
合わせた唇から吐息が漏れる。
レックスの手が太ももからだんだん上の方へと動いていき、タバサのやわらかいお尻をもむ。
レックスが唇を離すと、名残を惜しむかのようにタバサとの唇との間に銀色の橋がかかった。
レックスはタバサの秘所に手を伸ばす。
「……いい?」
「うん。」
少し顔を赤らめながらもタバサは嬉しそうに言った。
抵抗を突き破ると
「……痛いよ。」
タバサは苦痛に顔をゆがめながら言った。
「ごめん。」
「その分、気持ち良くしてね。」
「う……出る、出しちゃうよ。」
「中に注いで。私もイっちゃいそう。」
静かに、しかし情熱的に言う。
タバサからピンク色のどろりとした液体があふれ出る。
「……まだパンツははけないね。」
服だけを着るタバサ。
「お兄ちゃんも、服だけ着て。」
タバサに言われ、レックスが従う。
「どう?」
「……スースーする。」
レックスが腰を下ろした横に、タバサは座り込む。
レックスの肩に頭を傾けて乗せ、肩に手を回すと、レックスも同じようにした。
それを物陰から見ている影が1つ。
金髪のタバサだった。
「レックス……、私もレックスの欲しいよ……。」
自分の秘所に手を這わせ、指を出し入れしている。
こんなものじゃ全然足りない、そう思いながら。
3回目の選択肢
いっそのこと金髪タバサはまだ焦らしたり、結局最後までレックスとはできなかったりという展開もありかなとは思う。
557:名無しさん@ピンキー
10/05/14 07:20:02 4ZTcQ4nw
青年A×イザきゅん展開マダー?(チンチン
558:名無しさん@ピンキー
10/05/15 04:41:38 813BB8mG
ナナの作者です
ようやく続きがあがりました
ローレ視点で外側から見た描写にひどく手こずりました
正直納得がいかないんですが
とりあえず投下します
559:名無しさん@ピンキー
10/05/15 04:42:25 813BB8mG
夢を見ていた。
子供の頃の、まだ三人が互いの立場など知りもしなかったあの頃の。
ぼく、カイン、そしてナナ……。
あの頃は楽しかった。毎日が大好きなモノに溢れていて。稽古事は嫌いだった
し、普通の子供達よりは面倒な事もたくさんあったけれど、周りの大人達は一
身にぼくを愛してくれた。
三人で、泥だらけになって遊ぶ毎日。
あぁ、ナナがぼくの頭にシロツメクサの冠を乗せてくれる……。
あの頃は君は、おしゃまって言葉が良く似合うやんちゃな子供だった。
膝を出して、男の子みたいに走った。
いつだって、三人一緒。
でも、再会してからのぼく達は、少し違う。
二人と、一人。
二人の男と、可愛い女の子。
君はおしゃまなんて言えなくなっていた。
カインはお転婆なんて言うけれど。
あのころをそのままに、大人になっていた。
でも、もうあの頃の君じゃない。
いや、変わったのはぼくの方なんだろうか。
君がわんわんと声をあげて泣いたとき、昔はあんなに素直に抱きしめることが
できたのに。
今は、かける言葉にさえ戸惑う。
あの頃から、君が好きだった。そして今でも。
ぼくがどんなに君を好きか……。
君は知らない。
「あぁ……」
また昔の夢だ。
うろんな頭で確認して、僕はころりと寝返りを打った。
いくら野営に慣れても、地べたに毛布一枚じゃ、どうしても背中は痛む。
そういえば、最近昔の夢を見ることが増えた。
あの頃に帰りたいのかもしれない。
告げられない想いを抱えて側に居る今よりは、男でも女でもなかった、子供の
頃に戻れたら……。
火の番をしていたカインが、小さく寝息をたてている。
560:名無しさん@ピンキー
10/05/15 04:43:06 813BB8mG
無理も無い。今日は深い森の中を一日歩き通しだった。
ナナを起こさぬように、そっと毛布を抜け出すと、ぼくは静かにカ
インの肩を揺さぶった。
「カイン、無理しないで。今日はもうぼくが代わるから」
余程疲れているのか、起きる気配がない。普段なら近づいただけでも目を覚
ますのに。
そっと荷物からカインの毛布を取り出し、肩からかけてやる。
「お疲れ様、カイン」
楽な姿勢で寝られればそれに越したことはないのだけれど、無理に起こすの
も気が引ける。
乾いた小枝を消えかけていた火に放り、ぼくは水筒の水をぐびりとあおった。
不意に違和感を感じて、辺りを見回す。
なんの匂いだろう。
腐臭というか、毒の沼地に漂うあの邪気に近い何かがぼくの鼻を刺す。
この辺りに腐った死体でも出るのかもしれない。
奴らは群れを成す。魔除けの香に邪魔されて、近づけずに遠巻きにぼくらを狙
っているのだとしたら?
それよりも、魔除けも効かないほどの上位の魔物だとしたら、尚始末が悪い。
二人を起こしたほうがいいだろうか。
眠りにつく直前まで、森の息吹に包まれていたというのに。
風向きが変わって近くの沼から匂いがやってくるだけかもしれないけれど。
そういえばナナは魔術師としての素養なのか、周囲の気配に敏感だ。起こ
して意見を聞いてみるのもいいだろう。
「ナナ……?」
夜営の時は、彼女に気を使って僕ら二人は少し離れて横になる。
普段どうり、今日も少し離れた所に彼女の敷布が見えた。
そして、毛布、荷物……あれ?
ナナの姿がそこには無かった。
彼女が愛用するいかずちの杖も見当たらない。
用でも足しに行ったのか。それなら特に問題も無いだろう。
だが、もしもぼくと同じ、何かを感じて辺りを探りに出たとしたら!?
彼女は強いけれど、それも魔術あってのこと。接近戦にはひどくもろい。
僕は光の剣を引っつかんで、慎重に駆け出した。
月明かりは木々の隙間から僅かに差し込んでくる。
昔ならいざ知らず、旅慣れた今となっては夜目も利くようになった。
561:名無しさん@ピンキー
10/05/15 04:43:46 813BB8mG
木の根に足をとられぬよう、いくらか進んだ先に、ぼくは明りを見つけ
た。松明の火なら揺らぐ、魔術の明りは揺らがない。それは間違いなく
魔術の光だった。
ナナかもしれない。ろくに音も聞こえないところを見ると、魔物ではな
かったのかもしれない。
だとしたら、明りを目指すほどに強くなるこの腐臭はなんだっていうの
だろう?
気配を殺し、木々に紛れて、ぼくは慎重に距離を詰めた。
声をあげれば届く距離まで近づいて、様子を窺う。
そして木の幹からそっと顔を出した。
「ほら、また大きくなったわ」
ナナ……?
「あたしのお口、ちゃんと気持ちよかったのね」
何をしてるんだ?
「きゃっ、もうっ次はあたしが上になるって言ったのにぃ!」
何が起きているのか、ぼくにはわからなかった。
眩しいほどの白い肌がくねる。
隆々とした剛直に、小さく口付けて……。
胡坐をかいたそいつの上に、彼女はゆっくりと腰を降ろした。
「あ……やっぱりこれ気持ち良い」
ふるりと身を震わせ、胸板に額を付ける。
「男の人って、何度も何度もできるものじゃないんでしょ?」
長い足をそいつの腰に絡めて、ナナはゆるゆると腰を動かし始めた。
なんで……。
なんでナナが……。
魔物と交わっているのだろう。
そう、それは間違いなく魔物とナナとの交わりだった。
男の背中には蝙蝠のような皮膜の羽。全身は鱗に覆われ、頭部は豹。
尾は蛇だ。
562:名無しさん@ピンキー
10/05/15 04:44:35 813BB8mG
ナナは甘い吐息を漏らしながら、魔物の胸元に舌を這わせている。
ゆっくりと舐め上げ、一点を執拗になぶり始める。
「あははっ、さきっぽがからくなっらわよ。つんってひてゆ……」
静寂の中、喘ぎ混じりに彼女の舌が踊る。
魔物は、満足そうにそんなナナの頭を優しく撫でて、言った。
「ナナ、今度はもっとゆっくりと楽しもうか」
「うん、ナナのおしり、たくさん可愛がって?」
胸元から口を離し、魔物を見上げてナナは応えた。そしてそいつの頬に
手を添えると、そちらに舌を伸ばしてゆく。
魔物もそれがどういう意味なのか心得ているらしく、すぐさま舌を伸ば
し始めた。
触れる舌先……。
見詰め合うままに舌だけがくちゅくちゅと絡み合い、魔物の胸元に、どち
らのものとも言えない唾液が一滴こぼれた。
「あっ……」
ナナが見ていて欲しいと言わんばかりに、上目遣いでそれを舐め取る。
「激しいのもいいけど、ゆっくりするのも素敵ね」
普段の彼女からは想像もできない仕草、声。
ぼくは、まだ夢を見ているのか?
ありえない。こんなことありえない。
魔物の魔術に操られているのか?
どちらにしても、はっきりとひとつだけ言える事がある。
彼女は自ら望んで彼と交わっている。
「シドー様シドー様、わたしのおしりをもっともっといやらしくしてくだ
さい。カレのおちんちんも、もっともっといやらしくしてください」
今なんて……?
「きゅって締め付けます。カレがたくさん気持ちよくなれるように、たく
さんきゅって締め付けます。ですからカレのおちんちんから、あったかい
子種がたくさんびゅぅって出ますように♪」
まるで、小さな女の子が父親にお菓子をねだるような口調……。
「ふふふっ、これできっとたくさん子種が出るわねっ」
563:名無しさん@ピンキー
10/05/15 04:45:09 813BB8mG
頭がくらくらする。腐臭が強くて吐き気が抑えきれない。
あぁ、そうか、この腐臭はあの魔物から……。
ナナはなんで平気なんだろう。
そんなことよりナナを止めなくちゃ。
そうだよ、ぼうっとしてる場合じゃない。止めなくちゃダメじゃないか。
ナナが危ないんだ。だって相手は魔物なんだぞ。でもあのナナはひょっと
して偽者なんじゃ。いや、たぶんあれは本物。信じたくないけどたぶんあ
れはほんもの。わなだったらどうするとにかくとめなくちゃとめてからそ
のさきはかんがえればたとえわなだってぼくはかまわないとめなくちゃ
とめられるのか?
とめて?
もしも……。
あれがほんもののナナだったら?
もしもあれがナナののぞんだことなら?
みてみろよ。
あんなにきもちよさそうにこしをふってる。
あぁ。
しりだ。
しりのあなでつながっているんだ。
きづかなかった。
564:名無しさん@ピンキー
10/05/15 04:46:02 813BB8mG
「ねぇっ、アルハド。このまま達しそうなままでいたら、あたまがおか
ひくなっひゃうっ!」
「まだだよナナ。もっともっと気持ちよくしてあげる」
「あはっ、でもそれもいいかも……あたまおかひくなるのもいいかもっ。
あぁんもうっ、こんなにきもちいいことされて、くせになったらどーす
るのよぅっ!」
いやだ。
「何度でもしてあげるよ。ナナが望むなら」
見たくない。
「んぅぅぅぅぅ……らめらもん。あたひもどれなくらっひゃうもん」
聞きたくない。
「ねぇっ、アルハドっ、らからあっつい子種びゅーしてっ。あたしのお
しりにびゅーってしてよぉ」
なのに……。
「ナナ、ひょっとしてそれは子種が欲しいだけなんじゃ」
どうして……。
「そんらことないよっ。子種はらいしゅきだけど……うん、子種しゅきっ
おしりにだされるとぞくぞくってするの。ふぁっ、でもでもおくちにださ
れるのもスキっ。いやらしいからスキ♪」
ぼくの体は動かない?
「アルハドっアルハドっ、子種びゅぅってされると思ったら、もうダメな
の、たっしそうらのっ、たっしてもいいよねっ。ねっ、アレして。たっし
ながらぐりぐりしてっ、あれしゅきなのっあれすっごくきもちいいのっ!」
二人の動きはゆっくりと激しさを増していく。
「ごめんねっアルハド。先に達しちゃってごめんねっ、でももう我慢できな
いの達したいのっ!」
「じゃあほら、さっき教えたみたいに……」
「うん、うんっ言うよっ。聞いててねっ、ちゃんと聞いててね!」
ナナが愛しげに魔物にしがみつく。
565:名無しさん@ピンキー
10/05/15 04:46:31 813BB8mG
「シドー様、ナナは達しますっ、カレのおちんちんれたっしまひゅ。きもち
いいれすシドーさまとってもきもちーれすシドーさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
きもちいいよぉ、おひりさいこぅなのぉ、禁忌とかもうどうでもいいのぉぉ
ぉぉぉぉぉぉぉ!」
「どうでもいい?」
「うんっ、どうでもいいっ、こんなきもちいいことやめられないもんったっ
しながらおちんちんぐりぐりさいこうですシドーさまぁ♪」
「ふふっ、それじゃあ私もそろそろ出しますよ?」
「きゃはっ、出るの、子種出ちゃうのっ。いいわよ、出して出しておもいっ
きり出してよんかいめのこだねナナのおしりどろどろにしてっ達してるナナ
のおしりにあっついどろどろらしてぇぇぇぇぇぇ!」
あぁ……出ている。
魔物の子種が、ナナの尻に注がれている。
「素敵素敵ぃっ、こだねあっついのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
やがて、ぐったりとする二人は、ゆっくりと唇を押し付けあって動かなくな
った。
ぼくは、最後までそれをじっと見ていた。
何も、できないままで。
566:名無しさん@ピンキー
10/05/15 04:49:05 813BB8mG
とりあえずここまでで
週末を利用して少し書き上げようと思います
なんとか日曜の夜には投下したいです
続きを楽しみにしていてくれている方がいたらごめんなさいでした
それでは
567:名無しさん@ピンキー
10/05/15 12:37:59 f0pI4Vin
待ってたよ!
よりによって一番壊れてるときのナナを目撃してしまったローレシア王子かわいそす
続きも期待
でも作者さんのペースで投下してもらって全然おk
568:名無しさん@ピンキー
10/05/15 23:01:21 OWp38QPf
ちょっと気になったんだが
「子種」って「しだね」じゃないのか?
「こだね」で合ってて俺が間違いなのか?
何はともあれ期待してます
みさくらナナにおっきした
569:名無しさん@ピンキー
10/05/15 23:16:41 ZakBkE9+
こだね
570:「宴の逃げ水・後編(1/6)」byヨンクロ
10/05/15 23:25:55 VAS3vsdB
「次は・・どうしてくれるのかしら?」
「先ず、うつ伏せになってください」
「こうでいい?」
枕を抱きかかえ、顔を半分埋めながら応える。壷の湾曲を思わせるような形のよい女体がそこへ横たわる。
「・・・(お尻、綺麗だな・・・)」
「どうしたの?」
「い、いや・・・始めに脚を揉んでいきますっ、うん・・」
タイツがあるため、酒を塗り込まずに足首をとり、爪を立てないよう絞るようにして揉みほぐしてゆく。
「あ・・・あ・・そこ、もう少し強めでね?」
「はい」
言われたところのふくらはぎを中心に揉みしだく。けっこう弾きのある硬めの肉質だ。
「はぁ・・ちょっと痛みがくるけど、キモチいいわ・・・」
そしてふくよかなモモへと差し掛かる。立ち仕事で日頃鍛えられているのか、張りと弾力で揉み応えがある。
「あ・・・内側がいいわ・・・もっとつけ根の方も・・」
「ダメ、そこはもう脚じゃないんで」
「ケチぃ・・・ん、ん、んんんっ」
「はい・・・では背中にいきますが、ちょっとごめんなさい」
そう断ると、酒をオザンナの背中に垂らす。
「ひぁんっ!!」
「こいつをまた一帯に塗りこんで行きます」
「ん・・・なんかスーッとしてくる・・・んんんっ」
背中から、シュッシュッとくびれた曲線を滑らせて、次第に臀部へと手を広げて行く。
「あん・・・そこ・・・もっとまさぐって・・・」
「はい・・・」
「んっ・・いい・・・」
やわらかい二つの豊満な肉に指先と掌を添え、歯車の動きを成して撫で回した。
「あん、もっとグルグルして・・・そう・・・」
そして掌を肌に密着させた後、垂直に離す・・・この動作を連続させ、
ペチュっプチュッペチュップチュッ・・・と湿らせた肌を鳴らしてゆく。
「んっ・・・吸い付いてきて・・・んんんっ・・・しみちゃう・・」
「ふう・・・では腰を指圧していきます・・・よっと」
「ふうっ・・・んっ・・ん・・・」
中腰に跨られて、押される度に痛みが襲うが、それはすぐに快感へと変わり、ジンと熱くなる。
「ん・・・もうちょっと下・・・
「ここですか」
「ん、そのへんよ・・・」
571:「宴の逃げ水・後編(2/6)」byヨンクロ
10/05/15 23:28:12 VAS3vsdB
二つの親指の腹を当て、体の動きを利用して押し出す。最初はゆっくりと、次第に大きな動きとなっていた。
「あっんっんっんっ」
ベッドがギシギシと鳴り響く。その反動を利用し、さらに指に重心がかけられる。
「あんっくっ・・ふ・・腰が軽くなった感じ・・・」
そして次第に上へと・・・背中を伝い、首筋にまで刺激が加えられる。
「んん・・いいわ・・・もっと」
「・・・」
「首をコリコリして・・ああ・・・」
「ん・・・とっ・・・」
「はあ・・・重いものがスゥっと消えちゃった・・・」
「もういいですかね?じゃあ・・・仰向けになってください」
「・・・うん」
もう十分に熟成された躰がそこにあったが、まだまだ仕込まなくてはならない。
「はぁ・・・(やっと・・・)」
「では、して欲しいところを言ってください」
「えっ!おまかせじゃあ駄目?」
「駄目です」
「もう・・・」
「早く言わないとやめますよ」
「じゃあ・・・胸を」
「そこを、どうするんです?」
「う・・・揉・・むに・・・決まってるでしょ!」
「はっ、はい・・・でも、少し寄り道させて下さい」
すると、お腹に酒を流し込んだ。
「ひゃっ、なによぉ」
「お腹周りを忘れてたんで、こっちを先にやります」
「・・・早くしてよね」
腹部を中心になぞり、腰へと手が掛けられる。
「ん・・・・・・」
下着のラインを沿い、際どい間接部分を這わして、求めていた心地好い刺激が襲いかかる。
「そこっ・・いい・・・あん!」
そして内股をがばっとこじ開けられ、隠された窪みに容赦なく指がめり込まれる。
「あん、あんっ・・ん・・・もっと中に来て・・・」
しかし、そのまま脚を閉じさせ、イザの手はまた腹部の泉へと戻っていった。
「むぅ・・・」
「な、何ですかっ」
「別に・・・んんっ」
お腹の上をぐるっと回転させながら、そして脇腹のほうへと手が延びてゆく。
「んん・・・ん・・・きゃ、ふふっ・・はぁ・・あん」
572:「宴の逃げ水・後編(3/6)」byヨンクロ
10/05/15 23:30:22 VAS3vsdB
胸へと近付くに従い、くすぐったさが徐々に込み上げてくる。そしてさらに上へと・・・
「あ、肩は塗ってませんでしたよね?」
そう言うと、イザの手は白い谷間を麓から飛び越え、肩へと移動させた。
「そ、そうだけど・・・もうっ!」
「あ、おへそに滴が残ってるんで、取りますね」
「え・・・?」
イザは腹部に顔を寄せ、オザンナのおへそにたまった滴をちゅっと吸い、舐めとった。
「ひゃあっあんっ!そんな・・・くすぐったい・・・」
「うん、胡麻も美味でしたよ」
「何言ってんのよ・・・私も何か飲みたいわ」
「これはマッサージ用だから駄目です」
「もう!だったら・・・君ので我慢してあげるわよっ」
「あ!?」
「あむ・・ん・・・」
イザの口許へオザンナの唇が重なる。そして彼の唾液を求め、口内を間探るようにして舌を踊らせた。
「ちゅ・・・ん・・んん・・・」
「あ・・・む・・・」
突然の口内マッサージを受けたイザは、初めて得る心地好さに、暫し放心してしまった。
「ん・・・んん・・・っはあ」
「は・・・ああ・・」
「はぁ・・・ちょっこしお酒が残ってたかな?」
「・・・・・・返して下さいよ」
そして口付け返した。
「ん・・ん・・ちゅ・・・・ん・・」
「んん・・・ん・・はぁ・・・やっと・・キミの方から・・・来てくれたね」
「光栄です・・・お姉さんとこうして・・・」
「お姉さんって・・・この場だと・・・」
「・・・近・・ん・・・姦って感じです?」
「ふふ、そうね・・・いっそのこと、お姉ちゃんって呼んでも・・・いいわよ・・・」
「うわ・・・なんか燃えますね・・・でも・・・名前で呼びたいな」
「・・いいわ・・・その代わりに、敬語はやめて・・・よそよそしくて嫌よ?」
「は、はい」
「はい、じゃないでしょ?」
「・・・うむ!」
「なんかオジンくさいわね・・・」
その批判は無視して、ブラを外そうと試みたが・・・
「あれ?どうやって・・・」「仕方ないわねぇ」
見かねたオザンナは、それぞれの手を掴みとり、自分の胸の狭間へと導く。
573:「宴の逃げ水・後編(4/6)」byヨンクロ
10/05/15 23:32:04 VAS3vsdB
「ここにホックがあるから、こうして・・・カチャッと」
「うはっ!!」
解いた反動で、押さえ込まれた乳房がぷるんっと震わせながらイザの前に飛び出した。
「まだふるふる震えてる・・・」
「もうっ恥ずかしいわ」
イザは喜々とし、酒をからませた手で胸にあてがった。
「あ・あったかい・・・」
ふくよかな優しい感触に暫し妙な感動を得ながら、やんわりと揉みこんで行く。
「あん・・押さえ付けないで・・・持ち上げるようにして優しく・・」
「こ、こう?」
「うん、その調子で・・ああ・・いい・・・」
コツをつかむと、お尻にしたようにして、柔らかな肉に指が包まれつつ、リズムよく動かす。
「あ・あんっ、あん・・あっ・・あん・・ん」
オザンナがあえぐたび、それぞれの胸の頂上にある赤い実が、互いを背いてピンっと起立してゆく。
「お、おっぱい・・・」
オザンナの丘に実りつつある食べ頃の美味しそうなグミに、イザは辛抱たまらなくし、むしゃぶりついた。
「はあっあああんっ」
赤ん坊に戻ったかの如く、ちゅうっちゅうっちゅうっと一心不乱にオザンナの母乳を求めた。
「あん・・あん・・・んんんっ」
「ねぇ、お乳がでないよ?」
「ああん・・で、出るわけないでしょ!」
「そんなのわからないよ・・はむ」
「なッ!・・・ああっそ・・そんなぁ・・・んっ」
しかし渇望する悪戯な舌が再び乳首を捕えると、ねぶって転がしいじめて、出もしない母乳を催促した。
「ああっ・・はぁ・・でも・・ん・・悪くない・・あんんっ」
「ちゅぱぁ・・・もっと吸ってもいい?」
「ん・・あらあら、甘えん坊ね・・・」
「早く吸いたいよぉ」
「ふふ・・いいわ・・・でもこっちにしてね」
まだ吸われていない乳房を持ち上げて促されると、すかさず美味しそうにちゅうちゅうっと吸い始めるイザ。
「ほんと赤ちゃんみたい・・・」
無理もない。兄妹二人きりで、責任は全て彼に委ねられ、イザには甘えられる場所がなかった。
母も知らない。すると何にすがりつくべきか?それが目前にあるオザンナの豊かな乳プリンなのであった。
「ん・・・ちゅう・・ちゅうっ」
「はあっ・・・あ・・ん・・・」
オザンナのミルクなき甘い甘い授乳が続く。安らぎを覚える頃、やっとイザのおしゃぶりが止むのだが・・・
574:「宴の逃げ水・後編(5/6)」byヨンクロ
10/05/15 23:34:07 VAS3vsdB
「な、何故だ・・・」
記憶が曖昧だった。気付けばオザンナの乳房にしゃぶりついており、思わず翔び退いてしまっている。
「あらら、あんなに情熱的だったのに、憶えてないの?」
「僕が!?」
「ママぁ~って、私のおっぱいにすがりついていたのは誰だったかしらね?」
「うっ嘘だ、そんな!」
「見て・・・両方ともキミの涎れでベトベトなのは、否定できないじゃない?」
イザの唾液がたっぷりまとわりついた豊かな乳房を嬉しそうに両手で寄せ上げて見せるオザンナ。
「あう~~~」
「ふふっ、とぉ~っても可愛かったわよ・・・イザちゃん?」
「うう・・・末代の恥だっ」
二度目となるorzの体勢をとってしまうイザ。やってしまったんだからしょうがない・・・
「・・・次は?」
「もう・・・言わなくても分かってるくせに・・・」
「む・・言ってくれないと、何もできないよ」
「・・・・・・あそこ」
「え?」
「だから・・・あ・そ・こ・・よ」
「はっきり言わないと駄目」
「もう、いじわる」
「・・・」
「・・ォマ・・n・・」
「なに?」
「だから・・私の・・・オマ・・ン・・コ・ぉ・・」
頬をかぁっと紅に染めながら、たどたどしくであるが、オザンナはやっと発した。
「ど、どうするの?」
とうとう次へのステップが目前に迫り、そのせいで思わず毅然さを失いかける。
「・・・イザのエッチな指と舌で・・・とろっトロに・・・揉みほぐして・・・ね?」
彼の瞳を懸命に見つめ、ゆっくりと、自身の欲求を、オザンナは言葉にして綴り終えた。
「・・・うむ!」
「だからオジンはやめてってば」
緊迫を解放し、彼女の両脚の間に入り込み、奥の細道へと顔をゆっくり埋めてゆく。
「はぁぁ・・・」
下着の上から指先の腹で黒い渓谷をなぞる。
「ああっ・・やぁん・・・」
黒布の陣に深淵なる黒の湿りが湧き拡がる。するとイザは自分の指先を自らの口内に含んで
満遍なく皮質を拭い去り、しっとり酒気帯びなそれを、隠れた闇の草叢へと滑り込ませる。
「く・・んっ!」
「ん・・温かく包まれちゃうな」
575:「宴の逃げ水・後編(6/6)」byヨンクロ
10/05/15 23:35:11 VAS3vsdB
熱い花弁の内に貯められた蜜を中指のマドラーで、くちゅっくちゅっちゅっと掻き混ぜてゆく。
「やっ・・・ああん・・んっ・・だめぇ・・・」
「うわ・・・」
もう下着はビショビショ・・・肌にぴったり張り付き、布の上から彼女自身がくっきりと形を表していた。
「・・・すごい」
「あん・・・早く脱がしてよぅ」
そしてぐいっと、粘りのついた黒布が引き下げられ、蜜の溢れる草叢がイザの目下に晒された。
「ゴクリっ・・・」
初めて垣見る女性自身を前にし、意図もなく喉唾ごっくんと反射してしまう。
艶やかな黒々とした茂みの中に、赤く熟れた果実がパックリと口を開け、悩ましげに涎れを垂らしている。
「そんな・・・繁々と見ないで・・・」
「ハッ!!つい・・・はやく揉み舐めて欲しいよね?」
「ち、違っ・・く・・はぁっ・ぁああああああん!!」
ピチャピチャピチャっと溢れ出る蜜を舌に踊らせ、オザンナの滴を、ぢゅるぢゅるぢゅるっと吸い尽してゆく。
「ああっあん・・・音なんかぁんんんっ・・・立てちゃ・・んんっ」
そして舌端を蜜源へと挿し入れた。
「はぁうんっんっんっ・・・もっとぉ・・入ってきて・・・」
入口付近を探るようにし、柔らかな壁のヒダを右往左往して舌が迷いこむ。
「あん・・はあ・・・ああっあっ・・ああん・・いくぅっ!」
壁のヒダがキュッと狭まり、舌がぎゅうっと圧迫をかけられる。それでもなお、動きを止めはしない。
「うっ・・んんっ・・・はあっはあっ・・・」
「じゅるっちゅ・・・はあ・・・美味しかった」
「はぁはぁ・・・あああ・・もう我慢出来ないよぉ」
「うん・・・脱ぐから待ってて」
イザはズボンに手をかけようとしたが、オザンナの手により邪魔される。
「脱がせてあげる」
「あっそんな、いいよ・・・」
「遠慮しなくて・・きゃっ」
ぴょこんと熱り立ったものが、オザンナに元気よく挨拶した。
「これがイザの・・・」
この逞しいものが私の膣中に・・・期待に膨らむオザンナだが、同時に或る覚悟を決めていた。
後編 完
続編へ続く
576:名無しさん@ピンキー
10/05/15 23:48:25 hev86zJ9
オリキャラのSSはどうでもいいや
577:名無しさん@ピンキー
10/05/16 00:15:53 MRZkTzdy
うーん、画面上には出てきても、名無キャラはオリキャラにしかなれんのか・・・
578:名無しさん@ピンキー
10/05/16 00:20:00 TWTjZ5JG
メダル王女とかは?
579:名無しさん@ピンキー
10/05/16 00:34:30 9W99wtPB
マニアックなプレイだなw
萌えたよ
580:名無しさん@ピンキー
10/05/16 00:37:50 rzbi01YD
ナナの作者さん
まさか王子が見ていたとは……王子視点だと魔物にしか見えないという表現に吃驚しました!好きだから余計に衝撃的ろうな……。ナナどうなってしまうの……?続き待ってますね。
イザの作者さん
イザのマッサージテクにワロタ!赤ちゃんプレイかぃ!
後編と来て続編とな?期待してますぜ!
アンカーつけたほうが良かったかな……
581:「宴の逃げ水・続編(1/6)」byヨンクロ
10/05/16 09:26:13 MRZkTzdy
「そっちへ行っていいかな」
「もちろん」
「オザンナ・・・」
「・・・来て」
オザンナの腰に手が添えられ、秘所にイザの切っ先を当てがわれ、じっくりと重力が込められる・・・
「ん・・・」
「?(何かつっかかるな)」
そして、プツっと小さな破裂音と同時に、ぢゅぷりっとイザの剣がオザンナの鞘に深々とくわえこまれた。
「あっっっ!いっ・・・あああああああん」
「はぁぁぁう・・・き、気持いい・・・」
オザンナは悲痛を、イザはたまらなく声を漏らす。
「痛・・・」
「わわ、血が出てるよ・・・」
「大丈夫・・・処女膜を破られちゃったから・・・」
「初めてだったの?」
「ううん・・・一度っきりだけど・・・またできちゃったのね」
「::・・:・:::・・」
「え、何?」
イザは結合部に両手をかざし何やら呟きはじめた。温かな優しい光がそこに集い、締めの言葉を切り出す。
「・・ホイミ!」
集い介した聖なる光が解き放たれ、かざした先へと注ぎ込まれた。
「あっ!?」
「ふう、痛みはどう?」
「不思議・・・痛みが・・・あ・・快感に・・・あん・・」
「うわ、僕も・・・」
膜どころか、血を見て少し萎え始めたイザの剣にもホイミがかけられたらしい。
「ああん・・・イザの・・・どんどん大きく・・・」
「う・・・い、痛くはない?」
「ええ・・・キミのがジンジンと感じるだけよ・・・」
「僕も・・・オザンナの中がすごく温かくて・・・早くバコバコしてもいいかな?」
「もう、イザったら・・・やっぱりエッチなのね」
「それはお互い様でしょ!!」
それを合図に恥骨と恥骨とを互いに打ち付け始めた。
「あっ、あんっ、ああん・・あんっ・・・」
「ん・・くっ・・・」
ズパンズパンズパン・・・とリズミカルに湿った淫美な韻を踏んで部屋へと響かせる。
それがまた二人の耳に入り、更なる性欲を求めてむさぼり合うサイクルができつつあった。
「はぁん・・・はっ・・・ああああっ!!」
「だ、駄目っ・・・も、もう限界・・・出る!」
耐え切れなくなり、発射前に抜き出し、オザンナの上に白濁を散き散らした。
582:「宴の逃げ水・続編(2/6)」byヨンクロ
10/05/16 09:28:23 MRZkTzdy
「あん、温かい・・・」
「はあ、はあ・・・・・」
「お掃除しなくちゃ」
お腹にかけられた熱い白濁を両手にすくい、ジュルっとすする。
「あ、そんなの不美味いよ・・・」
「ちゅるっちゅばっ・・じゅるん・・・」
「それと・・・先にいっちゃって・・・ごめん」
「じゅるっ・・・ううん、いいのよ。初めてだった?」
「うん・・・」
「仕方ないわよ。じゃあ・・・ちょっとまっててね」
酒瓶をとって口に少し含み、そのままイザの熱き棍棒にむしゃぶりついた。
「お・・オザンナ・・・汚いよ・・熱いよ・・・」
「んっ・・ん・・ちゅるっ・・」
「あ・・う・・・」
「はむ・・・おいひぃあよ・・・」
「くうっ・・・」
くわえながら喋ったため、尺八の要領で、萎えたものが一気にピンっと起立してしまった。
「・・・ん・・ん・・じゅるん・・・ちゅ・・・ごくっ・・んんっ・・・」
「あ・・・あ、あ」
「ふふっ元気になった・・・まだまだいけるわよ・・・ね?」
「う、うん!」
ザオラルをかけられたようにして、イザのそれは復活を遂げた。
「あ・・・中に・・・」
「え?」
「今度は・・・中に出して・・・もっとイザを感じたいの・・・」
「そんなことしたら・・・」
しかし、オザンナは続けてイザに語りかける。
「明日・・いや、今日ね・・・出て行くんでしょ?」
「お告げで言われたからって行くかどうかなんて!」
「でも、あんなかしこまった書状を見る限り、そうは見えないんだけどな」
「?」
「レイドックへの紹介状・・・上着の中にあったの見ちゃった」
「あ」
村長から頂いた大事な書状を上着に無造作に入れたことを悔いた。そして彼女はさらに続ける。
「で、キミが赤ちゃんのように私のおっぱいにむしゃぶりついている時にね・・・」
「・・・(聞きたくない・・・)」
「なんだか愛おしさを切なく感じて、妙な安らぎを覚えたの・・・」
「・・・(?)」
「だから、本当に赤ちゃんが欲しくなっちゃった・・・もちろんキミのね!」
「・・・(うう、なんてことだ・・・!)」
「イザ、観念しなさいよ」
今度は逃がさない、と言わんばかりに、イザの上に跨ってくるオザンナ。
「わ、わかったよ・・・」
「はげしく・・・してね・・・遠慮したら許さない・・・ん」
583:「宴の逃げ水・続編(3/6)」byヨンクロ
10/05/16 09:32:37 MRZkTzdy
背中に腕を回して覆い被され、優しい口付けを受け取る。それに応えるように不馴れに舌を絡めてゆく。
「「んっ・・・あむ・・ん・・ちゅ・・・・
それは長い長い時間をかけたものであった。お互いの未来を誓い合うように。
「オザンナ・・・」
「ん・・・イザのエッチなミルクを沢山・・・ビュッ、ビュッ、ビュッて・・・私の中に・・・n!!」
同意を求める接尾の語はかき消された。イザが合図もなく前後運動を開始したからだ。
「あん、そ・・あ・いきな・・・ん・・・っるい・・あん・・・」
もう我慢は限界だ。素直になってしまおう。そういい聞かせた。
「ああっあん・あん・ああっあああん!!」
オザンナの腰を掴んで揺らす度、反り立つ彼女のたわわに実る葡萄の房もたぷんたぷんと艶めかしく揺れ動く。
「はあっはあ・・」
「んあああっ・・・あん・・素敵よ・・・」
「ううっ・・・イキそっ」
「く、来るのね・・イザっ・・・キミの愛をいっぱい・・私の膣中に注いでっ」
「うあああっ・・くっ、くぅぅぅっ!!」
「ああっあん・あん・あん・・・あ・・んぁああああっ!!」
膣内でぎゅぅぅぅっと絞られたイザ自身から、エッチなミルクが噴き出した。その熱き白濁流が
オザンナの膣内を駆け巡り、ドクドクドクっ!と最果の子宮を切なく、容赦なく痺れさせた。
「あっ・・はぁっ・・・子宮が満たされてゆく・・・ああ・・幸せよ・・」
口を半開きにして震え、肩で息をしながら喜びを口にするオザンナ。
「いっぱい出してくれたね・・・んっ」
結合を解くと、そこに白濁とした悦楽の名残が流れ落ちた。
「・・・お掃除しなきゃ」
衰えゆくイザのものにまとわりついている二人の愛液を丹念に舐め尽す。
「あ、あ・・・オザンナ・・・」
「ちゅ・・む・・・赤ちゃん・・・できるかな?」
自分の中で暴れたものがまたすくすくと育つのを愛おしく眺めながら、下腹部を優しく撫でる。
「さあね、こればっかりは・・・不安なら、もう一発しようか?」
「もう!」
言葉とは裏腹に喜びを隠せず、イザへと飛び付く。
「する?」
「うん・・・でも疲れちゃったなぁ」
「え~!?」
「あれから揉まれっぱなし・・・体も休めなくちゃ」
疲労感が蓄積するのも当然である。が、それは許されなかった。
「・・・いやだ」
584:「宴の逃げ水・続編(4/6)」byヨンクロ
10/05/16 09:35:41 MRZkTzdy
「きゃっ」
急に体が浮いたと思えば、お尻をイザへ突き出すような格好にされてしまった。
「あん、何するのよぅ」
「そのまま、じっとしていて」
「う、うん・・・」
突き出た白い丘に掌を添え、女の部分と菊門の境目に親指を当て、断続的にピストンして押し込んだ。
「はぁぅっんっんっ!!」
痛とも快とも言えぬ刺激がオザンナの全身に伝波してゆく。彼女の目は心なしかぼんやりとしてしまう。
「な・・何なの?また体が熱くなって・・・」
「活力が湧き出るツボを押したんだ」
「でも・・・力が抜けて動けないわ・・・」
「ふふ、それは好都合!」
言うと同時に、くびれの突起を両手に捕え、そのままの体制でイザ自身をオザンナの膣中へと突き込んだ!
「あん!」
「また濃いのを注いであげるよ」
「んっあんっ・・・無理はしないで」
「え、全然?」
「もう、どうしてそんなに元気なのよっ」
オザンナの口内に残っていたそれが、イザのものへ神秘の効果をかけたとは、まさか思うまい。
「さあ・・・体が熱くて・・・どうしようもないんだ」
「頼もしい・・・好きにして・・・」
辛味がそれ程なく気付いていないが、二人は唐辛子のお酒を飲んでいた。こいつは一種の媚薬効果を持つ。
「・・・綺麗だよ」
「嬉しい・・・んん・・」
オザンナのマッサージ時の過敏な反応はこのためだった。その症状が、イザにも現れ始めたのである。
「・・・ァンナ・・オザンナァっ!!」
「あはぁっっ・・・またい・・くっ・・イッちゃうよぉ!!」
腰を前後に激しく振り、彼女を何度も悦ばせる。この調子ならば、懐妊もそう難しいことではないだろう。
「・・・まだ元気だよ」
「えっ、またあ!?」
宴はその夜遅くまで盛大に行われた。人々は謡い、あるいは踊り狂い、年に一度のお祭りに酔いしれた。
「はむ・・・ん・・ちゅ・・」
「ん・・んふっ・・・ん・・愛してるわ・・」
しかし宴は一向に終焉を迎えようとしない。いつもより時が緩やかになっているのは気のせいだろうか。
「も、もう駄目だっ」
「んんっ、どうにかなっちゃいそ・・・あああんっ!!」
・・・結局このあとイザは二回もオザンナの膣中へと精を放ったのであった。酒とは恐ろしいものだ・・・
585:「宴の逃げ水・続編(5/6)」byヨンクロ
10/05/16 09:52:19 MRZkTzdy
「頼みが・・・あるんだ」
「・・・何かしら?」
「それは・・・」
流石に後の伝説として語られるに値する素質を持つだけあり、精力も大したものだ。しかし夜が明けて・・・
「お、お兄ちゃん大丈夫!?」
「あ、ああ・・・・・・」
酒と寝不足のせいでもあるが、やはり相当の代償はあったようである。
吹いて飛ぶような枯れ葉のようにやつれている。彼の自慢の青髪も、心なしか空色にみえなくもない。
「・・・明日はここを起とうと思う」
「やっぱり行っちゃうのね・・・」
「で、僕が出ていったら、どうするんだ?」
「わからないわ」
そこへ客人がやってきた。
「おはようターニアちゃん!あらら、イザくん・・・だらしないわねぇ」
つい先刻まで自分とナニをしていた彼女は何事もなく・・・というより艶やかさが際立って快活に見える。
「なっ!!・・・・・・」
すこし悪態をつきたかったのだが、妹がいるのでそれは止めておいた。
「ねえターニアちゃん。料理は上手いのよね?」
「はい、自慢じゃないですけど」
「では唐突だけど、私のところの調理で働く気はないかしら」
「え!?」
「どう?」
薮から棒の提案であったが・・・
「あの、その・・・よろしくお願いします!」
「よし、決まりね」
オザンナは、肩から荷を下ろすようにして、背伸びをした。
「あ、お兄ちゃん、ちょっと水汲んでくるね」
そういうと、ターニアは桶を片手に、そそくさと井戸へと向かった。
「・・・すんなり決めたわねぇ」
「オザンナ・・・妹をよろしく頼むよ」
「まかせなさい。まあ彼女は可愛いし、看板娘として目をつけていたのよね」
「そう・・・なのかい?」
「あと弟の馬鹿が変な事しないようにしとくわ。後々は義兄妹になるんだし」
「はは・・・そりゃあ頼もしいや・・・」
そして、イザの寝るベッドの横に彼女が腰かける。
「また帰ってきなさいよね・・・」
「・・・zzz」
「・・・無理もないか」
そして健やかに眠りにつく彼に軽く口づけをし、しばしまどろんだ。
586:「宴の逃げ水・続編(6/6)」byヨンクロ
10/05/16 11:05:07 MRZkTzdy
エピローグ
イザ一行がデスタムーアへ挑む頃、オザンナが双子の赤ちゃんを出産し、村中を驚かせることになる。
赤ん坊の髪の色から、すぐに父親は判明してしまうので一騒ぎとなったが、村人の皆から温かく祝福された。
「いやー、ターニアちゃんがいて本当に助かるわ」
「そんな、お義姉さんこそ・・・ほーらジーナちゃん、いい子にしてえらいでしゅねぇ」
「だあっ」
「おい姉貴、炭酸水がねえんだけど、どこにある?」「そこのカウンターの左から二番目の下側の戸棚にないかしら」
「お、あったあった。さすが姉貴」
「忰よ、たまには儂の仕事も手伝え」
「嫌だぜ親父。それに誰のお陰で飯が食えると思ってるんだよ」
「ううっ、どうせ・・・イリアちゃんは儂の猟師を継いでくれるんでしゅよねぇ」
「うっ・・びぃやああああああん!!」
「あ~あ、泣かしちゃ駄目じゃん」
ターニアは酒場の家の一員となり、姉と兄、父、イザの分身である双子の甥と姪を家族に持った。だが・・・
「・・・下では元気にしているかしら?」
魔王をイザ一行が倒したことで二つの世界を行き来することは叶わなくなった。
彼が上の世界で最後に訪れたのが、この村だった。子どもが産まれたことなぞ全く知らなかったが、
それはオザンナがギリギリまで懐妊を周囲に隠し通していたからだ。その理由を聞くのは野暮である。
世界を救ったというのにイザと彼の築いた家族が共に人生を歩むことが叶わぬとは、なんとも残酷な話だ。
「ふうっ、重い・・・今日も何も起こらず平和よねぇ・・・今日はシエーナが見えるわ」
その最後の日、お互いの記憶に刻みつけるため村で小さな式を挙げた。村人と仲間たちから盛大に祝福され
お祭り騒ぎへと便乗された。その夜は名残惜しく肌を重ね合わせたのだが・・・それは大当たりだった。
「ふふ、また蹴ってるわ。勇者の血が流れているだけあるわね。三人目は彼の名前をいただこうかしら」
新しい生命の胎動がここに。彼女は幸せであった。
続編 完
おわり
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヨンクロです。
けっこう急いでやった感があって、荒いところもあると思いますがよんでいただければ幸いです。
「宴の逃げ水」はこれで終りですが、次は>>517氏要望のものを書いていこうと思います。やっと次にいける・・・
>>557
青年A希望ですね?次の4P編(暫く執筆中だけど)には出番があるんで、しばらくお待ちを。
>>576
今回で本話は終わりなので次書けたらよろしくです
>>578
確かに名前が・・・でも格が高(笑)で、5のフローラ選択時のアンディの嫁も名前が・・・?
>>579
>>580
閲覧どうもです。古いソフトでこんな場面があり、かなり無理な展開だが、けっこう萌えたり・・・発想はそこからきています。赤ちゃんプレイは・・・思い付きでやりました(笑)
587:名無しさん@ピンキー
10/05/16 14:54:29 p1onid2i
ナナの作者です
今回は早くあがりました
早くてあたりまえなんですがね
では投下します
588:名無しさん@ピンキー
10/05/16 14:55:31 p1onid2i
目が覚めた時、わたしは毛布の中に居た。
またアルハドが気を利かせて運んでくれたのかもしれない。
夕べの記憶を手繰ると、二度目のおしりでの交わりのあと、互いにワイン
を口移しで飲ませあったあたりから曖昧になってくる。
「わたし……華の盛りの乙女なのに、また酔いつぶれて記憶が無いなんて」
しかもおしりでつながりながらだなんて。
軽い自己嫌悪。おしりが痛まないのがせめてもの救いね。
「んふ……でも気持ちよかったぁ」
にやけてくる頬に手を当てて、思い出す交わりの記憶。
わたしの胸の先っぽを強く噛みすぎて、おろおろと謝るアルハド。
たくましい胸に抱かれて、くちゅくちゅと腰を振って。
疲れたわたしを、アルハドが胸に抱きしめて包んでくれた。
「……子種も、飲んじゃった」
子種は匂いも味もきつかったけど、心配していたよりは飲みやすかった。
えいっ、と掛け声をひとつ、体を起こして、毛布をはぐ。
「あら……?」
なんだかお尻に違和感が。ん……まだ彼の肉の槍の余韻が残ってる。
確かめるように、きゅっと力を入れると、お馴染みの疼きが産まれた。
ひくん、と体に震えが走る。
「やだ……いつもより、強いかも」
お通じが出そうなわけじゃない……まぁ、違う用事はあるけど、朝だしね。
とにかく、言い様の無い感覚がある。
入り口から、奥までずっと。
痒みでもなくて、痛みでもない……甘い甘い疼き。
「えっ?」
つぅっと右の腿の付け根に、生暖かい感触が走る。
「えぇっ、全部拭いたはずなのに!?」
その後もさんざんアルハドに嘗め回されたから、そんなことあり得ない。
慌てて下着を降ろすと、クロッチが透明なぬめりで溢れていた。
カレの子種……だけじゃない、かも。
それがなんなのか気付いた途端、顔が真っ赤になるのがわかった。
「やだ、嘘っ!」
なんでどうしてなにゆえに!?
「ひょっとして……余韻でその手の夢でも見てたのかしら」
589:名無しさん@ピンキー
10/05/16 14:56:13 p1onid2i
それは充分にありえることで、あんなに気持ちよくて何度も何度もしちゃ
ったんだから。もちろんまだちょっとしたいし、お大事もくちゅくちゅだ
し……疼きが定期的に来るようになってからは、激しくしちゃうと次の朝も
響いてたりはするけど。
そう。
たまには。
週に一度くらいは。
自分でしても満たされないし。
お大事もくちゅくちゅだし。
ちょっとだけ触っちゃおうかしら……。
「ぁん……!」
危ない。野宿なんだから。壁が無いんだから二人に見られたらどうするの!?
……何発殴ったら人の記憶って飛ぶのかしら。
落ち着きなさいわたしッ!
そうよ、こういう時は今まで食べたパンの枚数を数えればいいってお婆様が言ってt
「じゃなくてっ!」
しちゃダメなのよそもそも!
自分で触れていた頃、一度だってこんなになることなんて無かった。
だとすれば、おしりの気持ちよさを覚えちゃったから!?
理由は……いくら考えても、昨夜の行為しかいない。
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ……。
舌先で奥までたくさん嘗め回された。気持ちよかった。
肉の槍で奥までたくさんぐりぐりされた。とっても気持ちよかった。
ふと、カレの膝の上で繋がった記憶が甦る。
裸の二人。
長身で無駄な贅肉の無い、細い体。
そのくせ力強くて、逞しい腰使い。
首すじにかけて流れる艶やかな銀髪。
優しく見つめてくる切れ長の瞳。
細身だけに突き出た腰骨。
滑らかで女のような肌。
くやしいくらい細くて長い指。
590:名無しさん@ピンキー
10/05/16 14:56:36 p1onid2i
そしてかたいかたぁいおちんちん……。
おちんちん……。
おちんちんおちんちんおちんちんおちんちんっ!
「いや~~~~~~~~~んっ!」
駄々漏れになった妄想を振り払うように頭を振って、ぱんぱんと枕に八つ当
たり。
うん、まぁ、あの体は合格だけれど!
あぁ、あの体もう少し筋肉質にならないかしら。
ガチムチ!
がちむち、ガチムチじゃやりすぎよね……。
「もう、なんだよナナ……まだ陽も昇りきってないじゃないか」
むくりと、起き上がった見馴れた黒髪の天然ヅラが、欠伸を噛み殺したままで
固まっている。
わたしは下着を膝まで降ろした、透けるような薄い夜具姿で、枕を頭上高々と
振り上げている。
こういうのも天使が通ったって言うのかしらね。
互いに動けず、二人無言のまま……。
彼の目だけが、動いている。
股間、胸、下着、そしてまた股間……。
あ、たらりと鼻血が垂れた。
うふふ。やっぱり貴方も目は反らさないのね?
さて、何発殴れば忘れるかわからないし。第一淑女がはしたないわ。
やっぱり殺しちゃえっ♪
「えぇと、ナナ、その……これは」
「空なる風の精霊よ。我が祈りと古の契約に応え給え。我が目の前で、にっく
き敵を八つ裂きにし給え」
「あの……事故だよね、ははははは」
「バギ!」
耳がきいんと痛む激しい真空の刃。
591:名無しさん@ピンキー
10/05/16 14:57:05 p1onid2i
吹き飛ぶ枯葉。吹き飛ぶ彼。
「ちょっ、ナナ、痛いよっ!」
「なんで死なないのよ。バギ!」
「いたっ、いたたたたたたたっ!」
「あーんもうっ、バギバギバギっバギったらバギっ!」
「ほん……ごか……てば……ナ」
「真空だからきこえなーい。ていうか貴方、普通死ぬわよねjk」
「本気で殺すつもりだったのかっ!?」
「あら、本気なのはこれからよ。光の精霊よ。我にその加護をもたらし、そ
の力を我が仇敵の前で解放し給え。聖なるいかづちを我が仇敵の頭上に落と
し給え」
「いやっそれはいくらぼくでも本当にっ!」
「カインみたいに軟らかかったら無駄に苦しまなかったのにね♪」
「カイーーーーーンっマホトォォォォォォォォォンッ!」
「へんじがないただのしかばねのようだ」
「カイン裏切ったなっ、ぼくの気持ちを裏切ったんだ!」
「作品が違うって叩かれないといいわね。イ・オ・ナ・ズ・ン♪」
天国のお父様、わたし、とうとうイオナズンを使いこなすまでになりました。
彼もカインも今日も元気です。
ほんとぉぉぉぉぉぉぉぉに困っちゃうくらい。
「いやぁ、驚いたのなんのって、あの爆発の中カインときたらずっと狸寝入りだ
ったんだからなぁ」
「あんたなんで生きてるのよ」
魔術には弱いくせに!
力では常識の通じないロトの一族も呪文には……とか言われてるくせに!
ちなみに森は見渡す限り吹き飛んで、大規模な山火事になったのに、三人とも見
事に生還しました。
「あ、あははははは!」
「笑ってるんじゃないわよ腐った死体」
「く……くさったしたい」
「黙りなさいくびかり族」
「ナナ……それは」
「パペットマンが口をきくんじゃないわよ」
「それは俺がバカっぽいってことで、……いいのかな?」
592:名無しさん@ピンキー
10/05/16 14:57:37 p1onid2i
「今すぐおおなめくじに弟子入りしてらっしゃい。多少ましにはなるでしょ」
「いや、あいつら、すごく……その」
「……最後まで言わせたいの?」
「い、いえっ、ぼ、ぼくはっ……おおなめくじ以下です、ってそろそろ許してく
ださいナナ様ぁ!」
ムーンペタの町の大通りの中、みっともなく洟をすすり始めた彼の首に、カイン
がどっかりと腕をかける。
「ナナ、あんまりこいつをいじめると、そろそろほんとに泣きそうだぞ?」
「泣いたっていいのよ。子供の頃から一度だって本気で泣いたことなんてないんだ
からこいつ」
ムーンブルクのお城のてっぺんから落ちた時も『あーしぬかとおもったよ』とか言
って、ぼろっとしてても無傷なのがこいつなのよ。
ちなみに、イオナズンで炎上した森はそのままにして逃げてきました♪
「あのなナナ、今回はなんだか自分でも自覚があるらしくて、だな」
「あらそう、自覚、あったんだ?」
「え、えぇと……」
「きゃふっ!」
「……ん、どうしたナナ」
「な、なんでもないわカイン?」
「顔が赤いな、さっきの山火事で火傷でもしたか?」
「はぁっ……ほんと、何でもないの」
やだ、おしりが、また疼いてる。
「無理はするなよ。お転婆は仕方ねぇけど……お、女は女なんだからよ」
「ありがと……カイン」
うん、そうよ。わたし女の子なの。昨日ね、いやってほど実感したところ。
「ま、何かあったらすぐ言えよ?」
じゃあ、今すぐわたしのおしりにぐりっておちんちんねじ込んでほしい。
「女の子には言えないことだってあるのよ」
うん、言えるわけないわよ。
「あー、そういうのは、なんだ、、その、なっなんでもねぇ」
でも、カインとだったら……。好きな人とだったら、もっと幸せなのかしら。
「……」
「カイン、顔真っ赤よ?」
知ってるんだからね。ほんとはあなたが優しいこと。
あなたはどんな風にわたしを抱くの?
「う、うるせぇよバーカ」
593:名無しさん@ピンキー
10/05/16 14:58:07 p1onid2i
服の中、しっぽの先で優しくおしりの入り口を弄ってみる。
こんな風に優しく?
「お、お前みたいなガキはまだまだ女じゃねぇよ」
ふぅん、そんな風にいじわるにするの?
こんなふうに、気持ちいいところに届かないぎりぎりで、わたしがおねだり
するまで焦らすの?
「これでも女じゃないんだ?」
ちらりと服の襟を指で押し下げて、最近成長著しい谷間を見せて、上目遣い
でにっこりと笑ってあげる。
「ちょっ、おっ、まおまお前っ隠せバカ他の男に見られたらどうするっ!?」
ほーら、とってもいい反応。
甘いのよカイン?
わたし色っぽいでしょ、あたりまえよね。だって見えない所でこんなことし
ちゃってるもの。
聞こえない?
わたしのおしり、カレの子種とわたしのでくちゅくちゅ言ってるんだけど。
「ん、それって自分だけに見せてほしいってこと?」
いっちょまえに独占欲とか出しちゃうんだ?
なんだかちょっと可愛いかも。
「あのね、カインなら、いい……わよ?」
あ、ダメ、達しそう……カインの可愛い顔見てたら、我慢できなく……!
「だだだだだっ、だめだだめだ!」
ダメなの。達しちゃダメなの?
やっぱり意地悪するんだ?
おねだりさせたいの?
やっぱりわたしが自分で拡げて、『カインのおちんちんでして?』って言わな
きゃ達しちゃダメなの?
「カインの……ぁふっ、ばっ、ばか」
ひとりでして達しちゃダメなら、いますぐおちんちんちょうだい?
街中でもいいの。ちょっと路地裏なら見つからないから。
あぁ、でも誰かに見られたらって思うと、ちょっとぞくっとくる♪
あれ、わたし、いつのまにかすごくいやらしい子になってる?
「かっ、カインなんて知らないっ、しっ知らないもん!」
カインがしてくれないなら、自分で達するもんっ。
594:名無しさん@ピンキー
10/05/16 14:58:29 p1onid2i
ほら、ダメになっちゃうよ。ほんとにここで達しちゃうんだからねっ?
ほらっほらほらほらほらほらほらほらっ!
ほらっ、わたし達してるよっ!
あなたの見てる前で何気ないふりして達してるっ!
「シ……ーさま……こん……ろで……ナナは……ございます」
すっかりクセになってしまったらしい感謝の言葉。
何度も何度も言わされた感謝の言葉。
背徳感が言いようのない悦びに繋がることを、わたしはすっかり覚えてし
まった。
その後、何度達しても何度達しても……。
わたしのお尻のうずきは
強くなるばかりだった
595:名無しさん@ピンキー
10/05/16 15:01:59 p1onid2i
今日のところはこんな感じで
布石を生かさせていただきました
次回は週の真ん中水曜日くらいで
それでは
596:名無しさん@ピンキー
10/05/17 23:51:10 fcHqfXoY
ナナの作者です
続きがスラスラと書けたので投下しようと思います
ただエロ無しの方向ですが
六話目くらいになるんですかね
GJくれる皆さんいつもありがとう
あんまりアンカーとかしないですけど
本人は凄く喜んでます
それでは投下します
597:名無しさん@ピンキー
10/05/17 23:52:13 fcHqfXoY
あの日から僕はナナの様子を気に掛けるようになっていった。
あの夜ぼくが見ていたことを、彼女は知らない。
貪るように魔物と交わっていた事を、知らない。
翌日ちょっとしたハプニングで、ぼくは半死半生の目にあった。あんなに死を覚悟したのは、幼い頃に城のてっぺんの旗を取りに行ったとき、墜ちて以来だ。
その時も、ナナは普段と変わらずぼくに接している。
カインもあの様子では何も知らないようだ。
ぼくだけが知っている。
ナナに取り返しがつかない何かが起きていることを、知っている。
数日の間、ぼくはそれとなくナナを監視し続けたが、やはり主立って何かが変わったとは思えなかった。
強いて言うならば、時折夜更けにムーンブルク跡に花を手向けに行くくらいか。ぼくもカインも、幾度か「危険だから付いて行こう」と言ったが、心配に過ぎると苦笑された。
あとは、日増しに綺麗になっていくことくらいか。
年頃の女の子のことは、ぼくにはよくわからない。
なんであんなにきらきらしているのか。
時折息を呑むほどに胸を締め付けられることがある。
たまにはと、飲酒して頬を染めたナナの愛くるしい乱れかたにはいつも参ってしまう。普段からさして遠くもない距離が、ぐっと縮まってしまうのだ。
暴力的になるでもなく、絡むでもなく、人恋しくなるのか甘えたくなるのか、時には犬の真似などして擦り寄ってくるのは……あぁ、あれは昔の習慣が残っているのかもしれないけど。
話が反れた。
つまりは彼女が大人になっていく過程に、毎日ぼくはどぎまぎさせられているということ。
彼女はあまり肌を露出しない旅の装束なので、判り辛いかもしれないけれど、ぼくにははっきりわかる。
最近……胸のあたりの布地の皺が、ちょっと前とは違ってきた。
つまりその、それはそういうことで。こちらとしては嬉しかったり切なかったり。
今さっきも宿屋の浴場から彼女が出てきたばかりで、ぼくとすれ違った。
ナナはとても上機嫌で、「今日もお墓参り行ってくるわね」とはしゃいでいた。
それなら、と気を使って近場の花屋から花束を買って来たぼくは、彼女の部屋の前で立ち尽してしまった。