ドラゴンクエスト官能小説Part16at EROPARO
ドラゴンクエスト官能小説Part16 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
09/10/17 02:11:37 yQIqPnRM
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3:名無しさん@ピンキー
09/10/17 05:22:31 tM+QPYWN
>>1

4:名無しさん@ピンキー
09/10/17 07:39:21 8sHBziLg
いちおつ

5:名無しさん@ピンキー
09/10/17 07:41:15 mtuiSXir
>>1
乙彼

6:名無しさん@ピンキー
09/10/18 08:38:45 iJaSUtc0
いち乙

7:名無しさん@ピンキー
09/10/19 03:22:09 mKbSe8eW
「フフィーッ…フフィーッ…先生の飯は最高だけど、
 男のナイフ捌きも最高だよー…幸せ過ぎるー…」
「あんたみたいなぽっちゃりした子があたしのタイプなんだよ。
 飯とちんぽ捌きで一生食堂から出られなくしてやるわ」

8:名無しさん@ピンキー
09/10/20 21:53:54 xZxfVs4q
ウィッチレディにやられる8主人公とか


ダメか…

9:名無しさん@ピンキー
09/10/20 23:59:28 QbNPjiUN
Ⅸだとステルスした主人公がヘルヴィーナスに悪戯か。

個人的にはうみうしひめでも可。

10:名無しさん@ピンキー
09/10/21 22:50:36 Yz7m5u6T
リップスにやられるバーバラ…

11:名無しさん@ピンキー
09/10/22 01:22:01 JHIq6/Sy
バーバラ(笑)なんてもうここ数年作品見ないね
なんでだろうね

12:名無しさん@ピンキー
09/10/22 09:48:49 idNBZsZS
なに、DS版Ⅵが出るから大丈夫。
ターニアとミレーユはもらっておくが

すいません、名前入力時につい「お」とつけてしまいました…
お兄ちゃんと呼んでくれえええええ


13:名無しさん@ピンキー
09/10/23 00:18:30 InSqrhNl
バーバラが盗賊団に拉致られて散々弄ばれた末に調教されて、
主人公たちが救出しに来た頃にはこの人たちを殺さないで!って言っちゃうような、そんな鬱なのを書いてみてください。

14:名無しさん@ピンキー
09/10/24 20:02:09 rWBEY6ru
チャモロ

15:名無しさん@ピンキー
09/10/24 20:41:54 MGcT9O35
6じゃないですけど9の小説を投稿します

僅かに傾きかけた日差しに顔を照らされ天使は目を開いた。心地よい風が頬を撫で、彼の意識を覚醒させる。不意に自分の腕を枕にして眠る少女に目が行き、自分の現状を思い出す。
木陰で眠る仲間たちと自分、そして自分に寄り添う少女。休憩のつもりが夕方まで皆眠ってしまったらしい。
天使は少女を強く、激しく抱きしめる。彼女の体は意外に柔らで抱き心地がよかった。少女は、締め付けられ目を覚ます。まだ覚めきっていない目に天使の顔が映り彼女は微笑む。
「おはよう。」
天使の優しい声が賢者を夢の世界から連れ戻した。

「それにしても今回は大量だったよね。これで必要な錬金アイテムを買ってもしばらくは遊べるね。」
上機嫌でルイーダの酒場で酒を煽りながら魔法戦士は話す。あの後、天使は皆を起こしいつものセントシュタインの宿に向かった。
彼ら4人は宝探しで生計を立てている。
「そうだね、じゃあ明日は自由行動にしようか。みんな欲しい装備や行きたいとこはバラバラだろうからさ。」
天使の提案に皆同意する。そのうちに、気の合う魔法戦士とパラディンが明日行く先の会話を弾ませる。天使は盛り上がる二人に気付かれないように賢者の顔を見た。
賢者と目が合い互いに小さく頷く。やはり賢者も自分と同じことを考えていたようだ。

4人は宝の地図を眺めながら今回の冒険を酒の肴に話を弾ませる。
しばらくすると一気飲み競争が始まり、早々に魔法戦士が潰れてしまった。テーブルに突っ伏し寝言を時々口から漏らす彼女を尻目に一気飲み対決はヒートアップする。
賢者は最初から観戦に回りコールをかけた。魔法戦士が潰れた後は天使とパラディンの一騎打ちとなり賢者はパラディンを応援する。しかし、5杯目でパラディンがついに果てた。
二人を潰せば賢者と二人きりになれる。

男として負けるわけにはいかなかった。


16:名無しさん@ピンキー
09/10/24 20:45:57 MGcT9O35
天使は潰れてしまった二人に肩を貸しながら部屋へと連れて行く。ちなみに部屋割りはいつも天使と賢者、パラディンと魔法戦士である。二人をベッドに横たえ、軽い足取りで賢者のもとに戻る。
早く賢者と二人きりで明日の予定や欲しい装備の話しをしたかった。
タキシードとウエディングドレスの採寸をしようと彼女にいったらどんな顔をするだろうか。

だが、賢者もまたテーブルに突っ伏してしまっていた。2割の苛立ちと8割の期待を胸に天使は賢者を両腕で抱き上げる。
天使は賢者を抱きかかえ部屋へと向かう。彼女の唇はニヤニヤしている。彼女が狸寝入りしているのはわかっている。そして、賢者も天使がそれに気付いていることを知っていた。
ずっと一緒に冒険し、戦い、修羅場を抜けお互いのことはだいたいわかる。
互いに想いあっているのを確信している。
だからこそ素直にはなれず、意地を張り合い、腹の探りあいをしてしまう。

しかし、それはただの恋愛よりもずっと楽しいのだ。

部屋に着き天使はそっと賢者をベッドに横たわらせる。彼女の可愛らしい顔を一瞥し布団を上からかぶせる。
「天使・・・。」
賢者の口から天使を誘う小さな寝言が漏れる。しかし、天使は無視して自分のベッドに潜り、明かりを消す。誘われて乗ってしまっては負けだ。
「天使・・・。」
今度は先ほどよりはっきりとした声が発せられる。天使は自分の胸が高鳴るのを感じた。
負けたくはない。しかし、我慢はしたくはない。
天使はベッドから起き上がり賢者のベッドにもそもそと潜り込んだ。賢者の体を優しく、そっと抱きしめその頬にキスをする。
「ホントに賢者は可愛いね。」
そういったあと彼女の体と絡み合う。脚と脚が絡み合うとき感じる肌の温もりは至上の感触だ。自分の欲望を理性で抑えながら彼女の体を引き寄せる。
ちょうど賢者を抱き枕のようにして天使は大人しくなる。
ぴったりとくっついた状態で二人は意地の張り合いをしていた。


17:名無しさん@ピンキー
09/10/24 20:49:29 MGcT9O35
これは賢者から仕掛けてきた勝負だ。自分が「添え膳食わぬは男の恥」などというような安い男ではないと彼女に示さねばならない。
静かな戦いが続く。寄り添った状態では、ほんの数刻でも我慢するのは辛い。
とうとう賢者が沈黙に耐えかね目を開き天使にキスをする。今回は天使の勝ちだ。
「どうして襲ってくれないのよ。」
小さく拗ねた声が暗闇に響く。
「いや、ちょっとね。」
そういいながら天使は賢者の上着の中に両手を侵入させる。柔らかなふくらみが鷲づかみにされる。勝負を仕掛けてきた彼女に少しお仕置きをしたかった。
「きゃっ!」
賢者が声を上げる。すかさず彼女の耳を甘噛みする。
「あうっ・・・!」
胸をもみ回しながら片腕で彼女の手首を掴み押さえつける。しかし、天使の手の力はすぐに緩み、賢者の手と重なり、二人の指と指とが絡み合う。
彼女の耳の中に舌を侵入させ弄る。同時に胸をもみながら彼女の上着のボタンを外し少しずつ剥ぎ取り、耳のふち、首筋、頬へと舌を這わせその度に発せられる甘い声を楽しむ。

天使の舌による攻めが止み賢者は目を開く。二人の目が合い、見つめあう。顔を上気させながら賢者は目をつむり唇を前に出す。
だが天使は彼女求めを無視し彼女の胸にキスをし、先端に吸い付く。

「ああぁんっ・・・・・ちょっとキスは?」
賢者は目を開きながら抗議する。天使は彼女の胸を口に含みながら上目遣いで彼女の顔をみた。
「欲しいなら『ください。』って言ってよ。」
サディストな天使の意地悪が始まった。
「・・・・・何で?早くキスしてよ!」
ここでキスしてもらわないとせっかくのいい雰囲気が冷めてしまう。
「『ください。』っていいなよ。じゃないとしてあげないよ。」
天使は本当に天使のような表情で小悪魔のようなことをよく(賢者に対して)言う。
「何で・・・・。」
天使は彼女のこの困ったような今にも泣き出しそうな表情が大好物だった。
守護天使だったとき困っている人を助けていた名残か、それとも人間になってからこんな性癖に目覚めたのかは本人にもわからない。
ちなみに天使のサディスティックな性癖を知るのは賢者のみである。


18:名無しさん@ピンキー
09/10/24 20:52:00 MGcT9O35
「なんだかここで君にこのままキスしたらボクが負けみたいに感じるんだよね~。」
天使の表情と言動とのギャップに苛立ち、賢者は少し意地になる。
「・・・・!?早くキスしなさいよ。さもないとおととい私たちのお風呂を覗いたのを二人にばらすわよ!」
「!!!・・・・・気付いていたの?」
まさに攻守逆転。これをパラディンと魔法戦士にばらされればフクロにされることは間違いない。
「は や く キ ス し な さ い。命令よ。」
してやったりという表情で賢者は迫る。
「・・・・!?ちょっと待てよ。天使を脅すような悪い子にはお仕置きが必要だな。」
そういいながら天使は優しく掴んでいた彼女の胸に激しくしゃぶりついた。
「あうっ、ちょっと!ずるいよ天使ィ!」
「ボクが覗きをしたなんて忘れさせてあげるよ。」
攻守がまた逆転し、天使はもう片方の胸を鷲づかみにして揉み回す。

「賢者の胸、また大きくなったんじゃない?」
天使は彼女の両の胸を両手で揉み、指を食い込ませ形が変わるのを楽しみながらいう。服の上からだとあまり大きく感じないがこうやって直にみると彼女は着痩せするタイプだ。
「賢者がエロくなっちゃったからかな?」
「ばか・・・ぁ。あなたが毎日揉むからよ・・・ッ。」
「じゃあもっと揉んであげる。」
そういって天使は胸の先端をいじり始める。
胸と胸の間に舌を這わせ、時々口に含み、甘噛みする。賢者は天使と手を絡み合わせ、もう片手で天使の攻めに対して弱々しく抵抗する。
こんなことを続けると互いに息は荒く、肌が触れ合ったため全身が汗で湿ってしまう。賢者は目をぎゅっとつむりシーツを掴み必死に声を上げないよう耐えていた。
頃合と見た天使はあらかじめ準備しておいたアイテムを取り出す。
「喉が渇いてない?」
唐突に天使が聞く。
「え・・・?・・・・うん・・・。」
「さっきルイーダさんから美味しいお酒をもらったんだ。飲ませてあげる。」



19:名無しさん@ピンキー
09/10/24 20:56:36 MGcT9O35
そういって天使は体を起こしそれを口に含む。口移しで飲ませてくれるのだ。
賢者は期待に胸を膨らませ、目を閉じる。数秒後、唇に天使の唇が触れるのを感じる。今度は意地悪をしないでくれた。今度は賢者からそっと天使の口の中に舌を侵入させる。
互いの舌先が触れ、離れ、また触れるのを繰り返す。

甘く心地よい香りと味が賢者の口に広がる。この飲み物は何だろう?そう思いながら賢者は美酒と舌と舌が絡み合う感触を楽しんでいた。
美酒を飲みほし二人の口が離れた。
「もっと・・・・飲ませて。」
賢者は得意な「物欲しそうな顔」で天使にねだる。
「りょーかい。」
天使はまたその酒を口に含む。舌が再び絡み合い二人は喜びに身悶えていた。
しかし、突如賢者は自分の胸の辺りから全身にかけて激しい疼きが広がるのを感じた。動悸が激しくなり目をみひらく。
体が痒い、いや熱い、何かが体の奥からこみ上げてくる。
「うぁ・・・・っあ、何よこれぇ・・・・・。」
体中に広がる心地よい疼き。
「・・・ちょっと何飲ませたのよ!?」
「天使のソーマ、ご無沙汰な夫婦の夕食に盛って関係を維持させるための媚薬。人間を守る天使の必須アイテムさ。」
「でも~普通は料理やお酒に少しだけ入れて使うものなのだ。それを原液で飲んだらどうなるかわかるよね?」

やられた!そう思ってももう手遅れだった。
「天使のバカ!人でなし!」
今となっては文句をいうくらいしか彼女にできることはない。
「そうだよ。ボクは人間じゃないよ。」
「今は人間じゃない。この堕天使!」
「ふ~ん、そんなこと言っていいの?欲しいんでしょ?この淫乱賢者!」
ビックッと賢者は震え、天使の罵りに自分が興奮するのを感じてしまった。認めたくはなかった。自分がマゾヒズムな性癖を持つのを。天使とは対等な立場でいたかった。
今夜、天使に勝負を色々仕掛けたのもそのためだったのに・・・・。


20:名無しさん@ピンキー
09/10/24 21:00:12 MGcT9O35
しかし、甘い疼きが体を支配している今はそれどころではなかった。
「・・・・ごめんなさい。だから早くして・・・お願い。」
目に涙を浮かべ、顔は恍惚の表情を浮かべながらも苦悶し、股間に手を添え、小刻みに震えながら賢者は哀願する。

サディストな天使にとっては最高の光景だ。

さらに賢者は股を開き、秘所をさらす。
彼女の指で蜜の溢れるところが開かれ、入り口が糸を引きながらあらわになる。
そして、賢者のもの欲しそうな顔。
「さぁ、早く来て・・・・。ください・・・・。」
あの清楚で可憐な賢者がこんな状態になり、天使も流石に罪悪感を抱いた。今日は優しくしてあげよう。
「ごめん・・・・。でも、ありがとう・・・大好きだよ・・・賢者。」

そういいながら天使は賢者の中に侵入を始め、彼女の上に優しくゆっくりとのしかかる。
先端が侵入し、賢者が堪られず声を上げる。賢者の頬に手を添える。彼女の目が開き、数秒間見つめあう。
おもむろに顔を近づけついばむ様に何度も口付けする。賢者の両腕が天使の首に絡みついた。

口付けを繰り返しながらゆっくりと天使は動き出す。お互いの目を見つめあい名前を呼び合う。
「天使・・・・。」
「賢者・・・・。」
天使はゆっくりっと自分を理性で抑えながら腰を上下させる。賢者との口付けを楽しみたかった。
しかし、次第に賢者の顔が曇り、彼女の目に涙が溢れた。
「お願い・・・。ッ・・・天使、もっと激しく・・・して・・・。」
考えてみれば天使のソーマをアレだけ原液で飲めばこんなので満足できるわけがない。



21:名無しさん@ピンキー
09/10/24 21:36:10 toMAhWyt
しえん

22:名無しさん@ピンキー
09/10/25 11:48:23 6QeOkq4L
>>17
堕天使GJ

23:名無しさん@ピンキー
09/10/25 13:00:07 yaT2frr7
上のやつを書いた作者です

後半がないのはPCがフリーズして消えちゃったからです
一週間くらいで書き直します

24:名無しさん@ピンキー
09/10/25 17:41:01 EXXuxpth
堕天使といえばエロギ♂ものとか読んでみたいな



25:名無しさん@ピンキー
09/10/25 17:41:50 EXXuxpth
ミスった
エルギオスだった

26:名無しさん@ピンキー
09/10/25 19:16:56 AbtoifKh
ポケモンか何かだと思ったw

27:名無しさん@ピンキー
09/10/27 19:52:01 Itzm60LJ
300年ぶりに女主人公に開放されて、たまってたから女主人公を犯しまくるとか

28:名無しさん@ピンキー
09/10/28 00:27:33 geg95AoG
DQ9で主人公(♂)×リッカでネタが思い浮かんだんですが、需要ありますか?
傾向は純愛で、基本的にノーマルプレイ。これから組み立てるプロット次第では、初体験というシチュになる可能性もあります。
ちなみに今現在では、背景設定、導入、オチまでは頭に組み上がってます。

29:名無しさん@ピンキー
09/10/28 00:31:31 qI6lUFMB
投下

30:名無しさん@ピンキー
09/10/28 14:22:59 oN9e3K0I
需要ありますかという問いかけに書き込みした本人が納得するレスなど期待しちゃイカンよ
まずは投下を

31:28
09/10/28 17:59:44 geg95AoG
わかりました。それじゃとりあえず書いてみますね。
そんなに長くないので、今から書き始めればだいたい最短三日で出来上がると思います。
最短ですので、それより時間かかる可能性はありますが。

32:名無しさん@ピンキー
09/10/28 22:56:56 Fv64NNpZ
じゃあ待つ。


33:名無しさん@ピンキー
09/10/28 23:02:23 yTWbke0T
んなのより6の作れよ
全然ねえよ
空気よめよ

34:名無しさん@ピンキー
09/10/28 23:07:35 Fv64NNpZ
>>33
じゃあ俺が書くわ。待ってろ

35:名無しさん@ピンキー
09/10/28 23:08:52 yTWbke0T
頼むぜ
良かったらNTRで

36:名無しさん@ピンキー
09/10/28 23:17:14 Fv64NNpZ
漫画を読むことが恥ずかしいのではない
漫画しか読まないのが恥ずかしいのだ

37:名無しさん@ピンキー
09/10/28 23:18:31 Fv64NNpZ
>>36は誤爆

38:名無しさん@ピンキー
09/10/28 23:38:07 TNSAW1N/
リップスにやられるバーバラOR少年テリーw

39:名無しさん@ピンキー
09/10/28 23:46:28 uXVqnhNJ
リップスは♀と考えていいのかな?(笑)

40:>>35
09/10/28 23:59:49 Fv64NNpZ
 テリーが戦士を志したのは、まだ子供の頃、
姉がガンディーノの王に無理やり召し取られた時からだった。
あの日の、自分の大事なものを自分の力で守れなかった悔しさを、
テリーは片時も忘れたことはない。だから今までテリーはより強くあろうと
己を鍛えてきた。なのに今では。
 テリーを仲間にしたパーティーの人間は、皆テリーよりも強かった。
テリーは足手まといですらあった。初めはミレーユの弟ということで
大目に見てもらっていたが、やがてそれもテリーの不遜な態度や言動のせいで
なくなっていった。テリーは今やパーティーのお荷物だった。
 それでもテリーがパーティーにい続けたのは、姉のミレーユがそのパーティーにいて、
彼のことを庇っていたからだった。ミレーユがいる限り、まだチャンスはあるはずだ。
テリーは時折そんな風に考えることもあった。
けれどもそんな考えは、彼の高いプライドがすぐに打ち消してしまっていた。
プライドと劣等感に苛まれ、庇ってくれる姉にきつく当ってしまうこともあった。
そんなとき決まって、テリーは一人で酒を飲むのだった。
 その日の晩も、テリーは飲んでいた。すっかり酔っ払った足取りで宿屋に帰る。
胡乱な頭で、今日も姉さんに甘えさせてもらおう、などと考えながら、部屋へ向かおうとすると。
「あっ…ん」
―姉の、声がした。テリーが今まで聞いたこともないような、艶っぽい、女の声だった。
一体、姉さんに何が?なにやら高鳴る胸と、いけないことをしているような気持ちを抑えて、
テリーは部屋をこっそり覗いた。


ごめん、ここで勃起して抜いてしまった。あとは妄想補完で

41:名無しさん@ピンキー
09/10/29 00:01:58 yTWbke0T
>>40
センスあるよあんた。
賢者タイムだからこそ書けるエロだってある。
つづけてくれ、男ハッサンで。

42:名無しさん@ピンキー
09/10/29 00:05:50 Fv64NNpZ
返事がない。 ただの屍のようだ。

43:名無しさん@ピンキー
09/10/29 00:07:30 w5u+wgDx
そりゃあし

44:名無しさん@ピンキー
09/10/29 00:12:25 HdNxbB6h
別に今すぐどうこうしろって話じゃないよ
6は書き手自体貴重
また溜まったらでいいから続き頼む

45:名無しさん@ピンキー
09/10/29 16:15:00 QTxIpk9e
やっぱジャミ×フローラだよな
ドレス着たままで

46:名無しさん@ピンキー
09/10/30 11:31:56 bP60CVg4
ターニア×まおうのつかい

47:名無しさん@ピンキー
09/10/30 12:03:56 16u/Q6sT
主人公×人妻ビアンカ

48:名無しさん@ピンキー
09/10/31 11:51:45 QuYfK4uT
アンディ×フローラの娘

49:名無しさん@ピンキー
09/11/02 02:31:10 cuzjE4Ta
てすこ

50:名無しさん@ピンキー
09/11/02 10:21:13 YTIVMPuM
6はリメイクがあるからまだこれから期待できる
本当にヤバいのは・・・わかるな?

51:名無しさん@ピンキー
09/11/03 01:53:50 WTdRDodv
どうしよう…わからん

1、2、8が記憶に薄い俺。

52:名無しさん@ピンキー
09/11/03 07:46:50 jF2G0L8F
7か

53:名無しさん@ピンキー
09/11/03 09:19:06 Ol2pRnp6
2は雌犬王女という、とても美味しい題材があるんだがねw

54:名無しさん@ピンキー
09/11/03 10:21:41 WTdRDodv
あの子犬のような王女に入れたら裂けそうだな(((;゚Д゚)))

「くぅーん」
「おいサマル、こいつで脱童貞だ」
「初体験が獣姦なんて嫌だよ!」

55:名無しさん@ピンキー
09/11/03 14:44:47 OVq2/UBY
>>54
雌犬のうちに道具とかで調教して、人間に戻してから犯ればいいんだよ。

56:名無しさん@ピンキー
09/11/03 20:41:09 IBEW1PNV
多分一番不人気なドラクエヒロインはマリベル

57:名無しさん@ピンキー
09/11/04 01:21:12 CDr6oJQ1
リップスの攻撃

マリベルに濃厚なキスをした

「ん~~~!!」

(何これ… キーファより上手いじゃない…)

58:名無しさん@ピンキー
09/11/04 13:03:53 aqZsubcL
…………キーファ?

59:名無しさん@ピンキー
09/11/05 02:01:42 i66FhzTA
多分カムイ版だろう
主×マリ派を完全に叩き潰す最終兵器

60:名無しさん@ピンキー
09/11/05 04:03:52 UVBujUnR
リップス職に転職させたアイラでしょう


ただし マスターさせてはいけません(笑)

61:名無しさん@ピンキー
09/11/05 11:22:42 UVBujUnR
リップスはマリベルをなめ回した

「んっ………!!」


(こ… こんなやつにイかされるなんて… くやしい…)

ビクン ビクン!!

62:28
09/11/06 20:42:19 6BwXmkdD
前回の書き込みからだいぶ時間が経ってしまいましたが、お待たせしました。
DQ9主人公(♂)×リッカSSが完成しましたので、20:45から投下を開始したいと思います。

・カップリングは上記の通り、DQ9主人公(♂)×リッカ
・純愛、ソフトプレイ、初体験
・糖分高め

タイトルは、「誰もが忘れても、私だけは覚えてる」です。以上の属性が苦手な方は、スルーもしくはNGお願いします。

また、消費レス数は11を予定しています。
「前置きはいい。エロシーンだけ見たい!」という方は6レス目から、
「前戯すらいらん! 本番シーンだけあれば十分!」という方は7レス目後半からお楽しみください。

63:誰もが忘れても、私だけは覚えてる(1/11)
09/11/06 20:45:13 6BwXmkdD
 
 セントシュタインの城下町に、『リッカの宿屋』という大きな旅館がある。
 創業からまだ一年も経っていないのに、色々な方面で高い評判を勝ち取っている、セントシュタインの名物と言ってもいい宿屋だ。
 かく言うボクも、その常連客の一人だ―と言うよりは、宿屋の主人であるリッカを筆頭に、従業員一同からほとんど身内扱いされている。
 まあそれもそのはず、リッカが故郷のウォルロ村を出てこの宿屋を創業する際、このボクもその場に立ち会っていたんだから。

 ―リッカは、ボクの恩人だ。
 天使の輪も背中の翼も失い、行く当てもなくなっていたボクに、彼女は優しくしてくれた。その恩に報いる為にと、彼女を助けたことも一度や二度じゃない。この宿屋の創業に関わったのだって、その一つだ。
 そんなボクに、リッカは宿屋の宿泊費を従業員価格にしてくれる。
 冒険に出た当初は、装備品を買うお金のために節約しなければならなかった場面も少なくなかったので、厚意に甘えてよく利用させてもらっていた。甘えてばかりというのも何なので、呼び込みの手伝いもしたりした。

 最初は、恩人と居候だった。だけど冒険の旅が始まって関係が変化し、それでも疎遠になることもなく付き合っていくうち、ボクとリッカは友人として親しくなっていった。
 いつもカウンターでリッカが「おかえりなさい」と言ってくれる、この宿屋―いつしかボクは、この宿屋を我が家のように思うようになった。完全に人間になり、天使界に戻れなくなった今であれば、尚更のことだ。

 そしてその末に、ボクとリッカは―

「ねぇ」

「ん?」

 いつもの宿泊手続きにペンを走らせている中、カウンターの向こうからリッカが声をかけてきた。
 両手で頬杖をついて覗き込むようにこちらを見る彼女に、ボクは手を止め、その視線を正面から受け止める。

「今夜、お仕事が終わったら……いつも通り、ね?」

「うん、わかった。後で行くよ」

 にこりと笑って承諾するボクに、リッカは嬉しそうに屈託のない笑顔を返してきた。そんなボクに、後ろにいる仲間の一人がニヤニヤと笑って肘で突っついてくる。
 だけど、別に変なことをするわけじゃない。冒険をすれば自然と土産話も出来るから、それを話しに行くだけ。

 まあ、でも、その……キスぐらいは、ね?

 ―そう。ボクとリッカは、既にそういう関係になっていた。
 リッカと話していると胸があたたかく感じるようになったのは、いつからだっただろう。
 この宿屋でリッカに「おかえりなさい」と迎えられると安心を覚えるようになったのは、いつからだっただろう。
 リッカと視線が合ってしまうと、気恥ずかしくなって言葉が出なくなった。
 リッカが微笑みを向けてくれると、ドキリと胸が高鳴った。
 ある時リッカもボクと同じ気持ちだとわかり、そうしたらボクたちの唇は自然と重なって―鈍いボクはそこでようやっと、これが『恋』なんだ、と自覚することができた。

 それからは、リッカと一緒にいる時間がこの上なく楽しく感じられるようになった。
 二人で一緒に城下町でデートしたこともある。寝るのも忘れて一晩語り明かしたこともある。宿屋に帰ればリッカが待っていてくれると思えば、冒険にも必要以上に力が入った。
 天使界に帰れなくなった時も、寂しさを感じることはあっても悲しさはなかった。世界滅亡の脅威が去ったこともあったけど、何よりボクにはリッカという、天使界以外にも帰るべき場所が出来ていたのだから。
 

64:誰もが忘れても、私だけは覚えてる(2/11)
09/11/06 20:47:10 6BwXmkdD
 
「さて、と……」

 その日の深夜―階下の酒場の喧騒が小さくなり、やがて何も聞こえなくなった頃合を見計らうと、ボクはそう呟きながら宛がわれた部屋を出た。
 廊下に出て扉を閉めるその直前、仲間の一人が布団の中から「この幸せ者め」って呪詛を吐いたのが聞こえたけど、ボクは苦笑だけしてそのまま扉を閉めた。
 勝手知ったる他人の家―とでも言うべきだろうか。リッカが寝泊りしている部屋は、何度も行ったことがあるので間違えようもない。
 目的の部屋の前に立ち、扉を独特のリズムで叩く。ベクセリアのルーフィン先生とエリザさんの秘密のノックサインを真似たもの。すぐに部屋の中から、寝巻き姿のリッカがボクを出迎える。

「遅いよー! 待ってたんだから!」

「ごめんごめん」

 ぷぅと可愛らしく頬を膨らませるリッカに、ボクは苦笑しながら謝る。これでも急いで来た方なんだけど、ボクのお姫様はお気に召さなかったらしい。

 と―ボクはそこで、「おや?」と気が付いた。

 今のリッカの姿は、いつも見慣れたありふれた寝巻き姿ではなく、ネグリジェを着ていた。若干肌が透けて見えるその格好は、下着同然と呼んでも差し支えないかもしれない。
 ちょっと宝の地図を手に数日冒険に出ていた間に、新調してきたのだろうか。今までと違って大人っぽいその格好は、ルイーダさんあたりのコーディネイトかなと当たりをつける。
 そんなことを考えているうち、リッカは「さ、入って入って」とボクを促した。誘われるままに部屋へと入り、彼女のベッドに並んで座ると、隣に座ったリッカはそのままベッドに背を投げ出した。

「あー疲れたー」

「お疲れ様」

 そんな言葉を交わしながら、目を合わせて特に意味もなくクスクスと笑い合う。
 ひとしきり笑った後、僕は懐に手を入れ、中から一つの指輪を取り出した。

「見て、リッカ。今日の戦利品。ひらめきのジュエルっていうんだ」

「わ、きれい」

「あげるよ」

 言いながら、ボクはリッカに指輪を握らせた。「いいの?」と問いかけてくる彼女に、「もちろん」と返す。
 リッカはジュエルを見ながら「えへへ」と嬉しそうにはにかむと、やおら左手の薬指に指輪を通した。

「付けたよ。どう?」

「うん、似合ってるよ」

「……それだけ?」

 指輪を嵌めて見せびらかせてくるリッカに、ボクは素直に感想を述べた。
 だけどリッカの方は、なぜかそれだけじゃ不満だったらしい。追加の言葉を要求してきたけど、ボクにはそれ以上の言葉が思い浮かばなかった。リッカは「左手の薬指なんだよ?」って言ってきてるけど、ヒントなんだろうか?

「……わからないや」

「本当に?」

「うん」

「…………ぶー」

 素直にそう言ったら、リッカの機嫌が急降下した。……なんで?
 リスみたいに頬を膨らませる彼女も可愛いと思ったけど、そんなことを口にしたら更に機嫌が悪くなるのは明白なんで、余計なことは言わない。それでもその後、彼女の機嫌を取り戻すのに、随分と苦労させられたけど。
 

65:誰もが忘れても、私だけは覚えてる(3/11)
09/11/06 20:49:43 6BwXmkdD
 
 ―それからボクらは、会話に花を咲かせた。
 リッカが仕事での楽しいことや苦労したことを話し、ボクは相槌を打つ。
 ボクが冒険での出来事を話せば、リッカは笑ったり驚いたりと、見てて退屈しない反応を返してくれる。
 そうやって話している時間は、とても楽しくて、何物にも代えがたいものだった。

 そう―とても、楽しい、ものなのに。

「―どうしたの?」

「え? ……あ、うん。なんでもないよ」

 ボクのわずかな変化を敏感に察したのか、唐突に問いかけてきたリッカにボクは曖昧に返す。そんなボクの返答に、彼女は「そう?」と小首を傾げ、会話を再開した。

 ……実のところ言えば、ボクは会話の最中、ずっと別のことに意識が割かれていた。

 リッカの柔らかそうな唇。
 ネグリジェから透けて見える白い肌。
 そして、柔らかそうな胸元やふともも―

 そんなリッカを構成するパーツの一つ一つ、とりわけ『異性』を感じさせる部分が、気になって気になってしょうがなかった。しかも今夜のリッカは、そういう部分を強調する服を着ているので、はっきり言って目の毒としか言いようがない。
 正直に言えば、彼女の体に手を伸ばして触れてみたい―いや、それだけでは済まない。押し倒し、服を剥ぎ、彼女の肉体の全てをこの手で蹂躙したい。
 だけどボクは、そんな自身の欲望がひどく嫌だった。内心で渦巻く黒い劣情をひた隠しにし、ただただリッカとの何気ない会話を楽しむことだけを考えようとする。

 ―できるわけがない。大好きな彼女を、この手で穢すなんてことは。

 そういうことは……子供を作るような行為は、夫婦じゃないとダメだ。ましてや相手の同意無しに無理矢理なんて、許されるはずもない。
 なら、リッカと結婚するか? そう考える時もあるけど、今は人間とはいえボクは元天使。人間じゃなかったボクが、人間のリッカを本当に幸せにできるのだろうか―そう思うと、リッカとの関係をこれ以上進めることが、ひどく怖くなる。
 ここまで関係を進めておいて何を今更だとは、自分のことながら思う。だけど怖いものは怖いし、何より自らの欲望を満たすためだけに結婚まで考える最低な自分に、ひどい嫌悪感を覚える。吐き気すらすると言い換えてもいい。

「それでね、レナったらお客さんが預金を下ろす時……って、聞いてる?」

「ん……ああ、もちろん。なんでそんなこと?」

「なんか変だよ。どうしたの?」

「気のせいじゃないかな」

 またもや察してきたリッカに、ボクは内心で冷や汗をかきながらも、必死に平静を取り繕う。
 だけど、今度はリッカもあまり納得しなかったようだ。疑わしげな眼差しをボクに向け―だけど深くは追求しないで、気を取り直して会話を再開する。そんな彼女の気遣いに、ボクは頭が下がる思いだった。

 ―だけど、会話の終わりは、ほどなくしてやって来た。

 会話が途切れ、沈黙する時間に不自然さを感じ始めた。
 そろそろ頃合かなと思い、ボクは部屋に帰るべく立ち上がる。

「じゃ、今日はこの辺で―」

 そう言って、扉に向かって一歩踏み出した。
 が―その時、くいっと袖を引かれ、ボクは足を止めた。
 振り向いてみると、ボクの袖を掴んで見上げてくるリッカの姿―その上目遣いにこちらに向けられる瞳は、どこか不安げに揺れていた。

「もう少し……いっしょにいよ?」

「…………うん」

 その訴えるような瞳を前に、ボクには頷く以外の選択肢はなかった。
 

66:誰もが忘れても、私だけは覚えてる(4/11)
09/11/06 20:51:09 6BwXmkdD
 
 それからどれぐらいの時間が経っただろう―そのまま部屋に残ったボクだけど、会話なんか続かなかった。
 さっきまで快活に笑いながら話題を振ってきていたリッカも、あれ以来口を閉ざしたままだ。しかもこちらには視線を向けることなく、ただうつむいて、時折もじもじと体を動かしているだけだ。

 たった数分が、何時間もの長い時間に感じる―チクタクと時を刻む時計の音が、ひどく耳に障った。

 その時間は、ボクにとっては苦痛だった。
 すぐ隣から感じる、ボクが誰よりも好きな異性の色香―理性を突き崩さんと攻勢をかけ続けるそれに、ボクは必死になって耐え続けていた。
 視線なんか、合わせられやしない。目が合ってしまおうものなら、その時こそ自分の気持ちを抑えきれず、押し倒してしまうかもしれなくて怖かったから。

 そんな時間が続き―やがて。

「……………………かな……」

 ぽつりと小さくこぼしたリッカの声に、ボクは思わず「え?」と聞いてしまった。
 そちらにちらりと視線を向けても、うつむいたリッカの表情は見えなかった。そのまま数秒、沈黙の時間が訪れ―やがて、彼女は再び口を開く。今度は、ボクの耳に届くぐらいにはっきりと。

「私、そんなに魅力ないかな……」

 その言葉に、ボクは我が耳を疑った。
 魅力がない? 誰が? ボクからしてみれば、今目の前にいるリッカこそが誰よりも魅力的で、だからこそこんなに苦悩しているというのに。

「リッカは可愛いよ」

「だったら、なんで……」

 ボクは、素直に自分の感想を口にした。だけどリッカはそれが気に入らなかったようで、ぐっと口を真一文字に閉ざした。
 その口が再び開いて言葉の続きが出てくるのを、じっと待つ―ややあって、彼女はゆっくりと顔を上げ、ボクの方を見た。

「あ、あのね……その、私といっしょにいて……したい、とか思わないの?」

「…………え?」

「お願い、答えて」

 顔を真っ赤にして、問い詰めてくるリッカ。だけど―「したい」って、どういう意味?
 主語を抜いたその言葉の意味がわからず、それを尋ねるためにボクは口を開きかけるけど……その言葉は、喉元で飲み込まれた。なんというか……聞いちゃいけないような、そんなよくわからない威圧感を、リッカの方から感じた。
 仕方なしに、ボクは自力でその答えに行き着こうと、考えを巡らせる。

 ―とりあえず、整理しよう。
 リッカはまず、自分に魅力がないかと疑った。
 そしてどうやらリッカに魅力があれば、ボクが彼女に対し、その何かを「したい」と思うようだ。

 それだけじゃわからないから、ここでボク自身にベクトルを向けてみよう。
 ボクはリッカには十分な魅力があると思っている。
 だったら、ボクはその何かを「したい」と思っているのか?

 ボクがリッカに「したい」と思っていること。そして、リッカにまだやっていないこと。
 デート……やっている。
 キス……も何度もした。
 会話……はさっきまで散々してた。
 ボクがしたくて、ずっと我慢していること……やりたくてもできないこと……やっていない、こ、と…………

「――――ッ!!??」

 そこまで考え、ボクの顔は真っ赤に染まる。それは、つい先ほどまで―いや、今現在もなお、ボクを悩ませていること。
 いや、でも、そんな。リッカが、ボクに、いや、まさか。
 考えが纏まらない。まさかと否定したくても、今やボクの頭からは、その可能性が引っ付いて離れなくなっていた。
 

67:誰もが忘れても、私だけは覚えてる(5/11)
09/11/06 20:53:13 6BwXmkdD
 
「え、えっと……」

 言葉が口から出てこない。急速に鼓動を早めた心臓が、ドキドキとしきりに音をかき鳴らし、耳を打つ。
 しどろもどろになりながら―ボクは真っ赤な顔でこちらを見詰めてくるリッカの視線を正面から受け止め、まさかまさかと頭の中で連呼しつつ、恐る恐るといった様子でその肩紐に手をかける。
 思ってたよりあっけなく、するり、と肩紐は肩の横に落ち、ネグリジェが少しだけ乱れた。その間、リッカは少しだけピクンと震えたのみで、抵抗も嫌がる素振りも見せず、ただボクにされるがままだった。

「……い、いいの……?」

 戸惑いながら、しかしわずかならぬ期待を胸に問いかけるボクに、リッカは「……うん」と小さく頷いた。
 多くの言葉はいらなかった。それは、ボクがずっと望んでいたこと。そしてリッカもまたそれを望んでいたことが、今まさにわかった瞬間だった。ボクはリッカの両肩を掴み、ゆっくりと押し倒す。彼女は何の抵抗も見せないまま、ぽふ、とベッドの上に体を横たえた。
 ほんの少しだけ、そのまま見つめ合い―

「ねえ……キス、して……」

 その要望に「うん」と頷き、ボクはゆっくりと彼女と唇を重ねる。唇から感じるのは、彼女の柔らかなぬくもり。だけどそれは同時に、震えていた。

 ―いや、震えているのは……ボクの方?

 ああ……そうか。そういうことか。
 それを自覚した時、ようやっとわかった。ここに来てまだ、ボクは怖がっているんだと。リッカとこれ以上関係を進めることを―いや、ここまで来てもう誤魔化すのはやめようか。
 本心では天使でなくなった現実を認めたくなくて。冒険という名の戦いに明け暮れる日々に疲れて。
 そんなボクはリッカが向けてくる想いを『重い』と感じ、彼女に対して責任を負うのに尻込みして、逃げたくて仕方がなかったんだ。

 そう。ボクはただの―臆病者でしかなかったんだ。

 我ながら、なんて情けないと思う。でも、いつまでも逃げてばかりじゃ始まらない。
 人間になってしまったボクは、元天使という過去を捨て去らなければならない。人間として天寿をまっとうする未来を選び取らなければならない。今後も冒険で生計を立てるかどうかはさて置き、リッカを幸せにするための努力から目を背けてはいけないんだ。
 その決意の証として、ボクは今夜これから、リッカを抱こう。彼女と夫婦となり、生涯を共に歩むことを誓おう。

「初めてだけど……頑張るよ」

「うん……お願いね。でも―」

 ぎこちなく笑うボクに、しかし彼女はそう言って―唐突に両手を伸ばし、むにっとボクの頬を抓んだ。
 ……………………って、あれ?

「「…………」」

 時が、止まった。
 唐突な事態に、思考が止まるボク。真っ赤な顔のまま、どこか不満げに頬を膨らませているリッカ。せっかくシリアスに決意して、これから行為に及ぼうって時に……これは一体何?

「ひ、ひっは? ひゃひうぉ……」

「……これは罰なんだからね」

 憮然とした表情のまま、そんなことを言ってくる。何のことだかわからなくて、思わず「罰?」とオウム返しに尋ねてしまう―もっとも、ボクの言葉は「ふぁふ?」なんて締まらない発音になってしまっていたけど。

「ああいうこと、女の子の方から言わせた罰。本当はああいうこと、男の子の方から言うものなんだよ? 私の方から誘うのって、すっごい恥ずかしかったんだから。今夜はこんな恥ずかしい格好までしたのに、あなたがあんまりにもいつも通りすぎたから―」

「…………」

「ごめんなさいは?」

「ふぉ、ふぉふぇんふぁふぁい……」

 頬を掴まれたまま素直に謝ると、彼女は「ん、よろしい♪」と満面の笑顔で手を離してくれた。
 そのとても魅力的な笑顔を前に、「反則だよなぁ……」なんて感想を胸に抱きつつも、ボクの頬はつられて緩んでしまっていた。
 ……ホントはその格好にすごくドギマギしていたなんて、恥ずかしくて言えなかったけど。
 

68:誰もが忘れても、私だけは覚えてる(6/11)
09/11/06 20:55:26 6BwXmkdD
 
 燭台に一本だけ立てられたロウソクの小さな灯火が、ゆらゆらと頼りない光でボクらを照らす。

「んっ……」

 薄暗い空間の中、ボクはネグリジェ越しにリッカの胸に触れた。すると、リッカは小さく耐えるような声を漏らした。
 服の上からでもわかる柔らかな感触に、早速ボクの脳味噌はとろけそうになる。リッカの胸は薄く、その下にある肋骨の硬い感触までも伝わったが、今のボクにはそれがまったく気にならない。リッカの胸の柔らかさだけで、頭が一杯になっていたからだ。

「……ごめんね……」

「ん?」

「私、おっぱい小さいから……触ってて、ぜんぜん楽しくないでしょ……?」

「そ、そんなことない!」

 ボクは自虐的なリッカの言葉を力いっぱい否定するけど、それでも彼女は信じきれてないようで、表情は晴れない。「でも……」と更に続けようとしたその言葉を封じるため、ボクはそのままキスでリッカの口を塞いだ。
 そして、ボクは自分の言葉に偽りがないことを証明するため、キスしたままリッカの胸を執拗に揉んだ。

「んっ……んんっ……ん……ぷはっ、あ、そんな……んむっ、んん……」

 そんなボクの攻勢に、リッカは唇を離して抗議の声を上げようとするけど、すぐに唇を塞ぎ直す。これがボクの気持ちだと言わんばかりに、唇は唇を、右手は胸を、それぞれ求め続けた。
 やがてリッカも抵抗を諦めたのか、その体から力が抜ける。代わりにボクの後頭部に両手を回し、彼女の方からもキスを求めてきた。そのまま舌を絡め合い、今までしたこともなかった貪欲なキスを続ける。
 やがて、どちらからともなく唇を離し―

「……はぁ……ん、もー。こんなに激しく求めてくる人だとは思わなかった」

「嫌だった?」

「ぜんぜん♪」

 リッカは嬉しそうな笑顔を見せ、最後にもう一度とばかりに、ボクの頬にキスをした。
 そしてボクは、リッカのネグリジェに手をかけながら、問いかける。

「服……脱がしていい? リッカの体、直接見たい……」

「うん……いいよ。まだちょっと恥ずかしいけど……」

 彼女の同意を得て、ボクはネグリジェを脱がしにかかる。彼女が少しだけ体を浮かせてくれたお陰で、ネグリジェは思ったより簡単に、するりと脱がせることができた。
 結果、ボクの目の前には、ショーツ一枚だけのリッカの裸身がさらけ出されていた。初めて見たその姿に、ボクは自分の意思とは無関係に視線を釘付けにされ、言葉を失った。

「……ど、どうかな……?」

「綺麗だ……想像してたのより、ずっと……」

「ほんと?」

「うん……さ、触っても……いいかな?」

「や、優しくしてね……」

 ぎこちないやり取りの後、ボクはリッカの胸の上に両手を乗せてみた。「んっ……」と上げられる声を耳にすると、心臓の鼓動が一層速くなる。
 ボクはそのまま、円を描くように両手を動かした。その動きに合わせ、リッカの呼吸が少しずつ荒くなる。時たま、指の腹で乳首を転がしてみると、彼女はそのたびに「あん……」と艶っぽい声を上げた。
 更にボクはリッカの胸に顔を寄せ、その乳首を口に含んでみた。ペロペロと舌で舐め転がしてみたり、唇でちゅうっと吸い付いてみたりするたび、リッカの口から感じ入った声が漏れる。その声が耳に心地良く、何度も繰り返しリッカを責め立てた。
 正直言えば、このままずっと、リッカの胸に夢中になっていたい気持ちになっていた。だけど同時に、また別の箇所―いわゆる『リッカの大事なところ』にも、興味が湧くのを抑えられなかった。
 やがて、ボクは名残惜しさを感じながらもリッカの胸を弄るのをやめ、顔を上げて彼女の顔を見た。
 彼女の顔は相変わらず赤く染まっていて、目の端に涙を溜めてはぁはぁと荒い息を吐いていた。その表情は、忘我とも恍惚とも見れる。
 

69:誰もが忘れても、私だけは覚えてる(7/11)
09/11/06 20:57:16 6BwXmkdD
 
「リッカ……下も、いいかな……?」

「う、うん……」

 彼女の同意を得て、下の方に手を伸ばす。ショーツの上からさわさわとソコを触ると、その布地が湿っているのがわかった。そのままソコを揉んでみれば、胸ほどではないにしても、柔らかな弾力が指を押し返してくる。

「んっ……あっ……はぁっ……」

 彼女の吐息が再び荒くなり始めたのを耳に、ボクは一旦手を放し、ショーツの布地の下に手を潜り込ませ、改めてソコを直に触ってみた。
 さらさらとした柔らかな茂みを手の平に感じつつ、指をソコに到達させると―ちゅ、と小さな水音が耳に届いた。
 指を一本、そして二本と入れてみる。蜜を溢れさせるリッカのソコは、いまだに誰の侵入を許したことがないだけあって、さすがに狭かった。二本の指が、容赦なく締め上げられる。

「は……あん……指……入って……」

 くちゅ、くちゅ、と音を立てながら、指を何度か出し入れしてみた。少しだけ苦しそうなリッカの声が、耳に響く。
 だけど指の方は、何度かの往復の後、感じる圧力が少しだけ緩んだ―ような気がした。
 ボクはリッカのソコから手を離れさせ、彼女の下半身へと体を移動させる。そしてショーツに両手をかけてゆっくりと引き下ろし、彼女の大事な部分をあらわにさせた。
 自身を守る最後の一枚を剥ぎ取られる時さえ、リッカは何の抵抗も見せなかった。ボクの目の前に、しとどに濡れた彼女の秘唇が姿を現す―それは何よりも神秘的な光景に見えた。

「これが……リッカの……」

「そ、そんなに見ないでよ……」

「ご、ごめん」

 思わずつぶやいてしまった言葉に反応し、リッカは足をぎゅっと閉じてしまった。見とれてた部分が隠されてしまったことに、内心で残念に思いつつ謝罪の言葉を口にする。
 そしてボクは、自身の下半身にそろそろ限界を感じ始めていた。手や口ばかりがリッカを可愛がっていたため、最後の部分が「自分も参加させろ」とばかりに主張を始めていたんだ。

「ね、リッカ……そろそろ……」

「うん……いいよ、来て……」

 ボクがそのことを伝えようとすると、皆まで言うよりも先に、リッカがもじもじとしながら頷いてくれた。
 緊張で震える手で、ぎこちなく衣服を脱ぐ。彼女と同じ一糸纏わぬ姿となると、閉じられた両膝に手を当て、ゆっくりと左右に開いてその隙間に体を入れる。
 再び目の前にリッカの秘唇が姿を現し、ボクは雄々しく隆起した自身を手に持ち、その先端をソコに当てた。

「いくよ……」

 言って腰を押し出すと、既に濡れそぼって準備完了となったソコに、ずぷ……と先端が埋まった。

「う……いた……」

 リッカの表情が、苦痛に歪む。ボクはその様子に一瞬戸惑ったけど、「初めてはどうしても痛い」とどこかで聞いたことがあったのを思い出し、少しだけためらってから戸惑いを捨てた。
 心の中で「ごめん」と謝ってから、そのまま深く突き入れる―

「ひ…………っ!」

 破瓜の痛みが襲ってきたのだろう。彼女は苦痛に目をぎゅっと閉じ、歯を食いしばって声にならない悲鳴を上げた。
 最後まで入ったところで、ボクはそのまま動きを止めた。さすがに、このまま続けて腰を動かすなんて鬼畜な真似はできない。
 ぎゅうぎゅうと締め付けるリッカの膣内(なか)はとても熱くて気持ち良くて、気を抜けばすぐに射精してしまいそうだったけど―ボクは男で、女の子のリッカは今苦しんでいるんだから、そこは我慢我慢。
 

70:誰もが忘れても、私だけは覚えてる(8/11)
09/11/06 20:59:15 6BwXmkdD
 
「……大丈夫?」

「ひぐ……う……ちょ、ちょっと待ってくれると……助かる、かな……」

「うん、わかった」

「でも……」

「?」

「これでやっと……ひとつに、なれたんだぁ……えへへ」

 苦しげな表情のまま、だけどこの上なく幸せそうに笑うリッカ。
 そんないじらしい彼女に、ボクは不覚にもドキンと胸を高鳴らせた。それと同時に、申し訳なく思う―こんな台詞を言わせてしまうほどに、ボクは彼女を待たせてしまっていたのかと。
 そんなリッカに少しでも報いるためにも、ボクは―

「―ホイミ」

 回復呪文を、彼女の下腹部に向けて唱えた。淡い光が、リッカの体を包み込む。
 これで、多少は痛みが和らぐといいんだけど―

「……え? 回復呪文?」

「どうかな? こういう時に効果あるかは、ちょっとよくわからないけど……」

「だいぶ……楽になったかも」

「よかった」

 効果はあったようで、ボクはホッと胸を撫で下ろした。仕方ないこととはいえ、ボクのせいでリッカが苦痛に顔を歪めている姿なんて、あまり見たいものじゃない。
 だけど―リッカは何故か、どこか不満そうな、物足りなさそうな顔をしている。

「……リッカ?」

「あ、ううん……その、助かるんだけどね……えっと、せっかく初めてひとつになれたんだから……その痛みも含めて全部、最初から最後まで受け止めたかったかなーって……」

「あ……余計なことしちゃった?」

「ううん、そんなことないよ。私のためを思ってやってくれたんだからね。それに、それだけ私のことを大事に思ってくれてるってことだし……ね♪」

 言いながらリッカはボクの首に手を回し、肘に力を入れて引き寄せた。ボクはされるがままにリッカの方に顔を寄せると、彼女の唇がボクの頬に軽く触れた。
 ボクの方も、お返しとばかりにリッカの頬に口付ける。そして二人、少しだけ見詰め合うと、今度は唇同士でキスした。
 そろそろ頃合かな―ボクはそう判断し、リッカに確認の問いを投げかける。

「動いて……いいかな?」

「うん……あ、でも」

「ん?」

「最後は……外に出してね」

 外に出す……? 最後にってことは、精子をってことなのかな?
 だけどボクは、そんなリッカの要望が理解できず、首を傾げた。
 本来セックスとは、夫婦が子供を作るための行為のはずだ。ボクたちはいまだ夫婦じゃないけど、ボクは今さっき彼女と生涯を共にする決意をしたし、彼女もボクとセックスすることを望んでいた―ということは、彼女も当然そういうつもりなのだろう。
 で、あるならば、ボクとリッカがセックスするということは、子供を作る―家庭を築くということだ。なのに最後に精子を彼女の膣内(なか)に出さないのなら、その目的を達することができなくなる。
 

71:誰もが忘れても、私だけは覚えてる(9/11)
09/11/06 21:01:17 6BwXmkdD
 
「……どうしてそこで首を傾げるの?」

「いや……外で出しちゃったら、子供ができないじゃないかって思って……」

「え……」

 考え込むボクの様子を不審に思ったのか、問いかけてきたリッカに素直に答えた。その直後、リッカの表情が不意を突かれたかのように目をまん丸く見開き、見る見るうちにニードルオクトみたいに真っ赤になっていった。
 うーん……この反応を見るに、どうやらボクとリッカの間には、何か決定的な認識の違いがあるみたいだ。
 人間になって日が浅いボクは、人間が常識と思っていることにも疎い部分がある。もしかしたらセックスという行為には、子供を作る以外の意味があるのかもしれない。
 なまじボクにとっても初めての経験なわけでもあるし、それがボクの無知に拍車をかけているってこともあるんじゃないかな?
 と―

「ね、ねえ……その、それってつまり、私に赤ちゃん、産んでもらいたいってこと……なのかな?」

 ボクが思考に耽っていると、リッカが恐る恐るといった声音で問いかけてきた。
 なぜか、ボクの顔を正視できないとばかりに顔をうつむかせ、だけど視線はボクの方を向いて上目遣いになっている。そんなリッカは、自分の左手の薬指に嵌まった指輪を、ちらちらと何度も盗み見ていた。

 ―その質問に、ボクは少しだけ考える。

 ボクはリッカのことが大好きだし、そんなリッカがボクの子供を産んでくれるならば―ボクとリッカの二人で一緒に子供を育てる未来を想像してみたら、それがボクにとってとても素晴らしい未来だと素直に感じられた。
 …………うん、考えるまでもない。

「うん、そう。ボクはリッカに、ボクの子供を産んでもらいたいな」

「はう!」

 素敵な未来を頭の中で思い描きながら答えたら、自然と笑みがこぼれていた。その返答に、リッカは驚いたような素っ頓狂な声を上げた。

「……リッカ?」

「えっと……その……それじゃ……」

 もう完全に顔をうつむかせ、もじもじと続く言葉を探すリッカ。手を握ったり開いたり、頬や胸に手を当てたりと、何やら色々と……迷っているような戸惑っているような恥ずかしがっているような、複雑怪奇な素振りだった。
 やがて―彼女はおずおずと、ボクの背中に手を回し、ぎゅっと抱きついてきた。

「…………いいよ、膣内(なか)で出して……」

「うん」

 何かを決意したかのような声音で、控え目に了解を伝えてくるリッカ―それを受け、ボクはようやっと腰を動かし始める。
 リッカの膣内(なか)に埋まっていたモノをゆっくりと引き抜き、ある程度抜いたところで、再び腰を突き入れる―

「あんっ」

 先ほどのホイミが効いているんだろう。リッカはその刺激に、苦痛を感じることなく艶かしい喘ぎ声を上げてくれた。
 その声を何度も聞いてみたくて、ボクは更に彼女の膣内(なか)を往復する。そのたびに彼女はボクの期待通りの感じ入った声を上げてくれるので、耳にとても気持ちが良かった。
 そして、気持ち良いのはもちろん耳だけじゃない。何と言っても、彼女の膣内(なか)こそが一番気持ち良かった。
 初めて味わう女性器の内部は、まるでそこだけ別の生き物であるかのように、ボクのモノに絡み付く。往復するたびに、くちゅ、くちゅ、と淫靡な水音を立てるソコは、ボクの理性を崩すのに十分な威力を持っていた。

「ああっ……す、すご……私、初めてなのにぃ……あんっ、あんっ、い、いいよぅ……」

「リッカ……リッカ……!」

 ボクとリッカが我を忘れ、腰を振るのに没頭するようになるのに、それほど時間はかからなかった。
 

72:誰もが忘れても、私だけは覚えてる(10/11)
09/11/06 21:03:09 6BwXmkdD
 
 ずぷっ、ずぷっ、ずぷっ、ずぷっ、ずぷっ……

「あっ、あっ、ああっ、はっ、あん、あっ、あっ……」

 ずぷっ、ずぷっ、ずぷっ、ずぷっ、ずぷっ……

「はぁ……あんっ、ああっ、すき、だい、すきぃ……」

 ただただ無心にリッカの奥を突き続け、リッカもその快感に、ボクへの想いを溢れさせる。彼女が喘ぎ声の合間に「好き」と言えば、そのたびに彼女の唇に吸い付いて想いに応える。
 互いに夢中になるあまり、もはやまともな言葉なんて発していない。あるいは、この行為そのものが今のボクらの言葉であり、想いであり、それらをひっくるめた全てであるのかもしれない。
 ―やがてボクは、おもむろに腰の動きを止める。

「はぁ……はぁ……?」

 荒く息をつきながら、彼女は「どうしたの?」と視線で問いかけてきた。だけどボクは、その返答代わりに彼女の背中に両手を回し、そのまま彼女の体を持ち上げた。

 ―ずんっ。

「あぁ……っ!」

 体を起こされ、いわゆる対面座位という体位になったリッカ。彼女は自身の体重によって一層深く突き入れられたその拍子に、ひときわ大きな声を上げた。
 そしてボクはリッカのお尻に両手を移動させ、自分の腰を振ると同時に彼女の体を揺さぶることで、先ほどまでと同じ抽送運動を再開した。リッカは「あんっ、あんっ」と可愛く喘ぎながらボクの背中に両手を回し、強く抱き締めて体を密着させる。
 リッカの薄い胸がボクの胸に押し付けられ、上下運動によって間断なく形を変え続ける。腰の動きを止めないままボクらはキスを繰り返し、互いに登り詰めていった。

 ―ボクのリッカに対する想いが、心の中から無限に湧いて出てきているような錯覚に陥っている。

 自分のモノを彼女の膣内(なか)に埋め、密着して抱き合い、唇までも同時に求め、それでもなお足りないと愛欲の獣が頭の中で咆哮を上げる。リッカが欲しい―ただそれだけを強く願い、強く欲して。
 そしてそれは、ボクの精子で彼女の胎内を真っ白に染め上げた時、ようやっと満足を得られるんだ。

 じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ……

「あふっ、あんっ、ああっ、な、なんか……き、きちゃ、う……あんっ」

 その様子から、リッカの限界が近いことがわかった。そして同時に、ボクの限界も近い。
 ラストスパートだとばかりに、ボクは抽送運動のスピードを速めた。結合部から溢れる彼女の愛液が、ぱちゅんぱちゅんと音を立てて飛沫を散らす。

「あっ、あっ、あっ、は、はげしっ、あんっ、あんっ、あっ……!」

「リッカ、ボク、もう出る……!」

「あっ、あっ、出してっ、一番奥に、いっぱい、来てぇ……!」

 耳元で囁かれる、リッカの要望。ボクは尿道を急速に駆け上がってくる精子の存在を感じ取り、そして―

「くぅっ……!」

「あ、ああ、あああああああーっ!」

 ―ドクンッ!

 リッカの体が電撃に打たれたかのようにビクンと痙攣し、大きく仰け反った。そしてそれと同時、ボクもリッカの一番奥に自身のモノを突き入れ、彼女の子宮めがけて熱い奔流を解き放った。
 もちろん射精は一回だけで済むはずもなく、びゅく、びゅく、と断続的にリッカの膣内(なか)に注がれ続ける。

「ああ……出てる……赤ちゃんできちゃう……」

 そんな言葉を漏らしているリッカの膣内(なか)は、まるで一滴残らず搾り取らんとばかりにキュウキュウとボクのモノを締め付けていた。
 そして事実、ボクは最後の一滴が出尽くすまで、彼女の膣内(なか)に精液を注ぎ込み続けていた―
 

73:誰もが忘れても、私だけは覚えてる(11/11)
09/11/06 21:05:10 6BwXmkdD
 
 ―満足の行くまで愛し合い、情事の後始末を終えた後、ボクらは裸のまま寄り添って眠った。

「……リッカ……」

 恋人の名を愛しげに呼び、すぅすぅと寝息を立てる彼女に視線を向ける。
 関係を進めたせいだろうか。ボクの胸を枕にして眠るリッカの幸せそうな寝顔は、今までのどの表情よりも愛らしく思えた。

 ―これから一生をかけて、彼女を守っていこう。

 誰よりも大切な、たった一人の女の子。
 たとえ何があっても、どんなことが起きようと、ボクは必ずリッカを守り通す。ボクがこの手で幸せにする。悲しみの涙なんて、絶対に流させやしない。
 心地良い幸福感に包まれながら、ボクは心の中でそんな決心をし、ゆっくりとまぶたを閉じた。激しく愛し合った疲れからか、睡魔はすぐにやってくる。

 初めて好きになったのは、いつだっただろう……

 眠りに落ちかける意識の中で、ボクは過去へと想いを馳せた。
 冒険の最中だろうか。それともこの宿屋を創業した時だろうか。はたまた、ウォルロ村で拾われた時だろうか。
 あるいは―ボクがまだ、普通の天使だった頃だろうか?

 そこまで過去を振り返り、そうかもしれないな、と妙に納得する。
 あの頃からリッカは、事あるごとに守護天使のボクに祈りを捧げる程に敬虔な子だった。ボクがそんな彼女を常に気にかけていたのは、紛れもない事実なのだから。
 でも―と思う。それはきっと、天使を見ることのできない彼女の視点からすれば、あまり関係のない話だったんだろうと。実際に彼女がボクと出会ったのは、ボクが天使界から落ちたあの時だったんだから。
 まあどちらにしても、世界中の人々の記憶から守護天使の存在が消えた今、あの頃のボクの話なんか、それこそ何の関係もない話だ。

 そんなとりとめのないことを考えるボクの意識が、夢の世界へと旅立つその直前―ボクの耳に、愛しい彼女の声が届く。

「―私は忘れないよ」

 何のこと? と聞こうとしたけど、眠りに落ちる直前で力なく震えた喉からちゃんと声が出たかは、あまり自信がなかった。
 それがリッカに届いたのか届かなかったのかはわからないけど……ボクはその続きを聞くことなく、あっけなく夢の世界に旅立ってしまう。

 ―おやすみ、リッカ―

 その一言だけを頭の中に残し、ボクは意識を手放した。
 それでも、リッカの優しい声は、眠ったボクの耳に心地良く届く―



 ―あなたが私を……ううん、ウォルロ村をずっと守り続けていたこと―

 ―他の誰もが忘れても、私だけは覚えてるよ―
 

74:28
09/11/06 21:06:10 6BwXmkdD
以上で投下終了です。
最短三日とか言っておきながら、思いのほか長くなってしまって遅れまくってしまいました。待ってると言ってくれた方、申し訳ありませんでした。
文体、空行の使い方、作風等で、私がどこの誰で何を書いていた人かわかる方も、もしかしたらいるかもしれません。でもまあとりあえず、ここが匿名掲示板だということを踏まえ、気遣ってくれるとありがたいです。

なお、主人公『ボク』の名前は決めていません。作中にも一切出していませんので、皆さんそれぞれお好きな名前で脳内補完しておいてください。
……最初から最後まで不自然でない程度に主人公の名前を出さないのって、結構苦労しました……
こんな長文に付き合っていただいて、本当にありがとうございます。楽しんでいただけたなら、幸いに思います。

では、またいつか。

75:名無しさん@ピンキー
09/11/07 22:30:47 +HWwBcZl
>>74
おおっ、主リッカ甘甘いいねぇ~。 GJ!

76:名無しさん@ピンキー
09/11/08 18:08:21 MkZJV2Ax
>>68
GJ

77:名無しさん@ピンキー
09/11/09 22:43:44 1zYhYwIF
ロクな物をよこさないロクサーヌが腹いせにあんなことやこんなことされる小説読みたい。

78:名無しさん@ピンキー
09/11/10 02:57:15 TiL/b/Zh
>>77

「ロクサーヌさんッ!!今度こそアレを入荷してくれるって言ったじゃないですか!」
「そんなに怒鳴らないでくださいな!こっちにも事情ってものがあるのですわッ!」
 先ほどからこんなやり取りが、ずっと続いている。もはや時刻は終業間際だ。
それを遠巻きに眺めるセントシュタイン宿屋のカウンター組は、うんざりした面持ちを隠さない。
ルイーダは先ほどからがりがりと机を引っかいているし、若女将たるリッカでさえ、眉間に皺をこさえている。
レナだけがカウンターから離れた位置にいたためか、別になんでもないような風をしている。
だがその我慢もそろそろ限界に来ていたようだった。
 やがてレナは静かに、喧嘩に熱中する二人に近づくと、その首根っこを掴んだ。
「ありゃ?」「あらっ?」
 そのままあっけにとられる二人をレナは素早く音もなく自分のカウンターに連れて行き―
「アンタたち、しばらくここで反省」
金庫に、放り込んだ。
そんなわけでレナ達宿屋の面々は、本日も無事に定時に帰ることができ、
また一方で、トンヌラとロクサーヌは、心ならずも二人でこの狭い金庫の中、一夜を過ごす羽目になったのである。

「あちゃー……レナさん怒らせちゃったよ……」
「開けてくださいませー!…と怒鳴ってみても無駄ですわね」
 金庫に閉じ込められた二人は、呼べど叫べど来ない助けをようやく諦めたようだった。
なにしろ金庫に閉じ込められてからというもの、精魂が尽きるまでひたすら暴れ続けたのである。
だがそんな状況になっても、二人は言い争いをやめはしなかった。
「全く。どこかの誰かさんが暴れでもしなければ、こんなことにならずに済んだのですわ」
「あれはロクサーヌさんが今度こそ入荷してくれるっていうから!」
「確実に手に入れられるわけではないといつも申し上げています!」
「だったら確信を持たせるようなこというな!」
「勝手に信じた貴方がバカなのでしょう!」
 激昂に任せて、ロクサーヌはトンヌラの体を払いのける。
と、ごん、という鈍い音がした。どうやら頭をぶつけたらしい。
「いったー……。狭いのに何するんですか!」
「いい気味ですわ。同じ目に遭いたくなければしばらく大人しくするのですわね」
 フン、と鼻をならしてロクサーヌは後ろを向こうとして、気づいた。
―この金庫、存外に狭い。気づいた瞬間、ロクサーヌの尻に何かが触れる。
「同じ目に遭いたくなければ……なんて言いましたっけ?」
 トンヌラの、下半身だった。
「…な!何を考えていらっしゃるのっ!」
 慌てて振り返ろうとしたが、時既に遅く、ロクサーヌの体は前方の硬い扉に押し付けられてしまった。
身動きできない上半身に、トンヌラのそれが重なる。
背中からのしかかられ、もはやロクサーヌに抵抗は許されなかった。
「大人しくしていればいいんでしょう。大人しくしてますよ。
 僕の気が済むまで貴方で慰めさせてもらってからね!」
びっ、と音を立ててドレスが脱がされる。下から現れたのは柔らかい肌だった。
もっともここは暗闇で、感じられるのは体温と互いの息遣いだけ。
獣のように荒い呼吸と、ねっとりと湿り気を帯びてにわかに温まりだした空気。
それだけを頼りに、トンヌラはロクサーヌを追い、ロクサーヌはトンヌラから逃れようともがく。
だが、この状況においてもはや勝敗は明らかだった。
「ここは冷えますね。一つ肌と肌で暖めあいましょうよ。朝までね!」
 大きく膨らんだ男根は、体温と湿気を頼りに、ロクサーヌの中へ侵入した。
もはや観念したように、ロクサーヌはその陵辱を、受け入れたのだった。

 さて、次の日。
出勤してきたレナは二人が仲直りできたかどうか見るため、金庫を開いた。
中から出てきた二人は、とても清清しい笑顔で言った。
「いやー、体と体でぶつかり合えば、分かり合えるものですねー」
「トンヌラ様ッたら、まさかあんなに素敵な所がおありだなんて……ぽっ」
ルイーダは昨日と同じく思いっきり顔をしかめながら言った。
「とりあえず風呂入りなさい」
その冷たい一言で我に返ると、二人は仲良く、そそくさとシャワーに向かった。

おしまい

79:名無しさん@ピンキー
09/11/10 18:19:09 kBk+DaWK
>>78
GJ

80:名無しさん@ピンキー
09/11/10 21:58:15 5r012RWd
ロクサーヌと言うと同人誌は宿六会絡みのネタが多そうだよね
ドン・ヤドロクに正体や身分がバレて捕まって拷問陵辱されたり

81:名無しさん@ピンキー
09/11/12 09:03:02 ZSIkEmWF
ロク「くやしい…こんな奴らにイカされるなんて(ビクンビクン」

82:名無しさん@ピンキー
09/11/12 12:47:46 7hntLVlf
ドラクエって歴史があるシリーズなのに
SS取り扱ってる場所が異様に少ないよな


83:名無しさん@ピンキー
09/11/12 15:09:38 sYC1XE54
で、相変わらず6は無しですか
ドラクエ好きなくせに冒険心はないのね

84:名無しさん@ピンキー
09/11/12 19:26:47 VwN5N3JD
>>20
の続き投下します
規制に巻き込まれてました

85:名無しさん@ピンキー
09/11/12 19:32:35 VwN5N3JD
彼女を媚薬の効果から解放するには彼女が果ててしまうまでするしかない。
「ごめんね・・・・賢者。今夜はいっぱいしよう。覚悟してね。」
賢者の震える頭を優しく撫でながら覚悟する。今夜は天使といえども賢者に喰われるかもしれない。
「うん。」
小さく、しかしはっきりとした声で彼女は答えた。

天使は必死に疼きに耐える賢者の顎に手を添え少し強引に顔を上げさせる。主導権は自分にあることを確認する。

天使の腕にそっと手を添え、涙を流しながら賢者は微笑み、天使と乱れあえる幸せを感じる。
深く、ゆっくりと息を吸う。そして、天使は激しく腰を動かし始めた。
「あぁん!・・・・はぁ・・・・んん!あぅ!」
先ほどまで必死に声をあげないよう耐えていた賢者ではあったがもう耐えられなかった。
媚薬によって何倍にも感覚が鋭くなり、快楽が彼女の中に雪崩のように押し寄せる。
ギシギシとベッドが軋み、目の前の男以外の事象が見えなくなった。
賢者の息が激しくなる。二人のあえぐ湿った息が重なり、汗と混じりあい、甘い香りとなって二人を酔わせ理性の鎖から解き放った。


86:名無しさん@ピンキー
09/11/12 19:34:20 VwN5N3JD
「ああ、天使ィ!・・・天使!天使、もっと・・・・もっと動いてぇ!!」
いつもの賢者からは想像もできないほどいやらしい声が部屋に響く。
「天使ぃ!天使!好き、好きぃ!」
賢者があまりに大きな声で自分を呼び、たまらず彼女の口を自分の口で塞ぐ。
「んっ・・・ちゅっ・・・・ちゅっ・・・・・・ぷはぁ。」
二人は激しく動き、四肢が絡み、互いを愛撫する。いくら激しく動き、抱き合っても物足りず、
体が快楽を底なしに求め、いくら動いても疲れを感じない。
「天使ぃ!もっと、もっとキスして!」

「そんなに声をあげないでよ!隣に聞こえちゃうじゃないか!」
今の賢者は快楽を求めることしかできない。普段のしおらしさも羞恥も感じさせない。
「いいじゃない!いっぱい聞かせてあげちゃうんだから!」
骨の髄までとろけそうな状態で賢者は僅かに残る理性で自分に対する嫌悪を感じた。
自分がここまでいやらしい女に堕ちてしまったのか、
それとも媚薬の効果なのかを必死になって考えていた。


87:名無しさん@ピンキー
09/11/12 19:35:36 VwN5N3JD
「この淫乱!色魔!恥知らず!」
天使もいつものように賢者をいじめることは無く、賢者の求めに対して罵るくらいが限界である。もはや主導権がどちらにあるのかわからなかった。
どちらにあったとしてもどうでもよかった。
「っつうわあああ。」
天使が絶頂に達し賢者の中に熱いものが注がれる。賢者の僅かの理性も消え快楽が心に満ちる。
「ッ天使のが出てる・・・・・。」
だが、賢者はまだ至っていなかった。
天使は再び、より激しく動き出す。二人の体は熱く、再び甘い蜜が体を駆け巡る。

天使はもはや余裕は無く、必死に理性を保ちつつ、彼女を求め独占したいという不純で不可避な感情に自分が喰われていくのを感じていた。
賢者の上に乗り、彼女の太股を愛撫し持ち上げ、彼女の体を反り返させる。彼女が狂おしいほど愛しく、全身に舌で愛撫しキスを繰り返す。


88:名無しさん@ピンキー
09/11/12 19:38:02 VwN5N3JD
天使の行為に賢者も両脚を天使の腰に強く絡めあわせ、両腕できつくしがみつく。
「天使ぃ、熱い!イっちゃう!いっちゃうよぉ!」
賢者の限界が近づき、比例するように快楽が強くなる。天使が欲しい。混ざり合い一つになりたい!いつまでも一緒にいたい!
「うああっ天使、天使のちょうだい!沢山ちょうだい!」
天使への愛の感情が声となって口から飛び出す。
「僕もほしい!君がッ・・・・君がぁ!」
「うああああぁ・・・あ!」
賢者は絶頂に達すると同時にゾクゾクと激しい快楽とも羞恥ともつかぬものが体を駆け巡るのを感じた。快楽が彼女の体から潮のように引き、代わりに疲れがどっと溢れる。息は激しく胸が苦しい。
何時間も戦ったかのように賢者はベッドに倒れこんだ。
天使も歯を食いしばり自分を保つのに必死だ。こんなに余裕の無い自分を感じるのは初めてだった。体から汗が滝のように溢れ、四肢の筋肉から鈍い痛みが伝わる。

事が終わり、静寂が戻る。焼けるような熱い時間は終わってしまうといつも切なく、名残惜しい。賢者は果ててしまい荒い息をしながら、くてっとしてベッドの上で焦点の合わない目をしながら横たわっている。
理性が戻り激しく乱れてしまった自分への羞恥と罪悪感、ことが終わってしまった喪失感が彼女の中で混じっていた。

(私ってこんなにいやらしい女の子だったのかな・・・・・・・)

喪失感と達成感の交じった気だるい空気が漂っていた。


89:名無しさん@ピンキー
09/11/12 19:41:35 VwN5N3JD
天使は力尽きた彼女を抱きかかえながら重たい体をおして風呂場へと向かう。少し荒い息をしながら天使の胸に賢者は、ぐったりと項垂れ彼に身を任せていた。

シャワーを浴びながら二人は寄り添う。賢者の体を優しく洗いながら天使は彼女の頬に地手を添える。
「賢者・・・・。」
名前を呼んでも彼女は反応しない。深い息をしながら彼女は天使に寄りかかるのみである。
こうなると再び天使のサディスティックな性癖が首をもたげ始める。今夜は媚薬の効果があったとはいえ後半は賢者に押されっぱなしで悔しい。酷いことをしてあげよう。



朝日が賢者の顔を照らし彼女を夢から呼び戻す。暖かい肌の感触が彼女に自分の状態を把握させる。昨晩求め合った相手が自分の下敷きになっていた。
「おはよう。よく眠れた?」
天使が賢者の頭をゆっくりと優しく撫でる。その声が彼女の意識を覚醒させる。
「おはよう・・・・。」
完全には覚めきっていない目を擦りながら彼女は天使の温もりと幸せを噛みしめる。
目が覚めるにつれ彼女は自分の股間に違和を感じる。
「ちょっと何でくっついたままなのよ!」
「さぁ・・・・?」
わざとらしくとぼける天使。
「・・・・まさか。」
賢者は体を起こす。


90:名無しさん@ピンキー
09/11/12 19:43:30 VwN5N3JD
「2、3回出しちゃったかもしれない。」
「もぅ、何考えているのよ!」
「すごく気持ちよさそうだったよ。時々締め付けてくるし。」 
賢者は天使から糸を引きながら離れた。股間に鈍い痛みが走る。

ベッドから起き上がり自分のベッドに戻ろうとする。同時に賢者は全身に鈍い痛みが走るのを感じた。腰に力が入らない。
ふろふらしながら自分のベッドに戻り下着をはこうとしたときに賢者は自分の体の異変に気付いた。
「ちょっと!何で私のここ、こんなになっているのよ!?」
賢者の股間は綺麗に剃られ毛がなくなってしまっていた。

「だって・・・賢者みたいに小さくて可愛い子のそこが毛だらけなんて・・・いやじゃないか・・・・。」
天使は賢者の目を見ないようにしながら子供のような言葉を放つ。賢者は呆れながら言う。

「あなたねぇ。どうしてそんなに私をいじめるのが好きなのよ?」
「大好きだからいじめたいのだよ。僕はね。」
「あなたホントに天使なの?」
「今は人間だよ。」
賢者にほっぺたをつねられながら天使は言い返した。
天使は賢者を黙らせるかのように急に賢者を抱き上げる。彼女は驚き天使に抱きつく。そして、天使は彼女の顔に顔を近づけ優しくキスをする。賢者の唇に柔らかい天使の唇の感触がつたわり、彼女の天使を抱きしめる腕に力が入る。
唇が離れ、天使は賢者に微笑む。賢者の顔は赤くなり、悔しいが天使のことが大好きだと再認識させられ、彼女は天使の腕の中で大人しくなった。


91:名無しさん@ピンキー
09/11/12 19:44:40 VwN5N3JD
再び彼女の頭を優しく撫でながら天使は言う。
「今日はどこに行く?朝ごはんは城下町で食べてその後は――」
「私は・・・そうね、私の実家に行きたいわ。お父さんとお母さんにあなたを紹介したいの。・・・・私の・・・・私の大切な人だって・・・・。」
天使の腕の力が強くなる。
「じゃあ、その後は結婚式の会場と住む家の下見でもする?」
「バカぁ。」
賢者の顔は言葉とは裏腹に嬉しさで溢れている。
既に日は高く宿の外は行き交う人々で賑わっていた。




92:名無しさん@ピンキー
09/11/13 08:22:09 OW1fR9DT
>>87
意地悪元天使GJ

93:名無しさん@ピンキー
09/11/13 12:05:18 3G9dlgj7
今7再プレイしてるんだが、マリベルが可愛すぎて生きてるのが辛い
ディスク1後半のなんと味気ないことか・・・
惜しむべくは、キャライラストがDQ史上最悪だってことだな

94:名無しさん@ピンキー
09/11/13 18:37:42 dq7wHCRY
奇遇だな。IDがDQ7って報告しにきたとこなんだ

95:名無しさん@ピンキー
09/11/17 18:04:39 88+xz7jw
マリベルXアルス

天気のいいある日の昼下がり。
アルスとマリベルは村から少し離れた海岸に貝を掘りに出かけた。
村では一度に何個取ったかなどとくだらない競争が流行っていて、負けず嫌いの
マリベルはアルスを従えて村の者が訪れない海岸まで、一番多くの貝を手に入れ
ようと出かけてきたのだった。
二人は小一時間ほどで、抱えきれないくらいの貝を手にいれた。
そろそろ帰り支度を、という頃に突然高波が襲い、アルスはすっかりびしょぬれ
になってしまった。
「馬鹿ねぇ、何やってんの。しょうがないわね、脱いでそこの岩に広げておけば
すぐ乾くわよ」
「うん」
アルスは上着を脱いで、マリベルに言われたとおりにした。
「マリベル、上着が乾いたら・・・」
帰ろう、と言いかけて、アルスはマリベルが自分の裸の上半身をじっと見詰めて
いるのに気が付いた。
「・・・?」
「アルス、筋肉付いてきたのね」
言われればそうかもしれないが、アルスにはそんな自分の体の変化がよくわから
なかった。
「そうかな?」
マリベルは熱い視線でじっくりとアルスの体の線を追った。
その視線は、鎖骨から、胸筋、臍へと辿って・・・。
「・・・アルス・・・ズボンも脱ぎなさい」


96:名無しさん@ピンキー
09/11/17 18:05:18 88+xz7jw
え・・・」
いくら幼馴染みとはいえ、アルスはさすがにマリベルの目の前で下着一枚になる
のはためらった。
「ほら、早く!」
「う、うん・・・」
逆らいきれずアルスは、言われるままに下着姿になった。
「それも取りなさい」
「え!」
マリベルの瞳が妖しく輝いている。
「・・・いやだよ・・・」
「早くなさいよ」
アルスの弱々しい拒絶はあっさりと無視された。
こうなるともうアルスはマリベルの言うとおりにするしかない。
小さい頃からの力関係は、アルスを強烈に支配していた。
頬に血を昇らせて、アルスは下着を脱ぎ、素っ裸になった。
「ふぅん・・・」
マリベルは股間を押さえたアルスにゆっくり近づいてきた。
「マ、マリベル」
思わずアルスは後ろへ逃げようとしたが、背にある岩にすぐにぶつかって動けな
くなった。
「手、どけなさい」
「・・・や」
「いいから見せなさいよ!」
アルスは生まれて初めて、本気でマリベルに抵抗した。が、逃げようにも裸だ
し、マリベルをどうやって止めればいいのかわからず、混乱した隙にマリベル
に手を取られていた。


97:名無しさん@ピンキー
09/11/17 18:06:20 88+xz7jw
あらわになったそこは、少し立上がりかけていた。
「へぇ、こんなになってるの」
マリベルは言うなりアルスのそれを掴んだ。
「うぁ!や、やめてよ、マリベル・・・」
「何よ。痛いの?」
「い、痛くはないけど・・・あ!やめてったら!」
マリベルはアルス自身を擦り上げ始めた。
アルスがびくびくと反応するのが面白い。
それが性的な興奮であることをマリベルは知らなかった。
「あら・・・形が変わってきたわ。それにすごく熱い・・・」
「マ、マリベルぅ・・・もうやめてよ・・・ぉ」
セックスの経験どころか自慰の経験もろくにないアルスは、快感に逆らう術もなく
マリベルの淫らな手の動きに、がくがくと膝を震わせた。
(かわいい・・・)
マリベルは唇からちらと紅い舌を覗かせ、薄い微笑みを浮かべた。小さな頃から、
今までさんざんにアルスを嬲ってきた彼女は、この新しい虐めにぞくぞくする程の
悦びを感じた。
「あ・・・うぅ・・・」
目に涙を浮かべ、眉根を寄せて苦しそうにするアルスの表情は、マリベルを煽った。
「じっとしてなさいよ・・・」
マリベルはすっかり勃ち上がったアルスから手を離すと、アルスの前に膝を付き、
いきなりそれを咥えた。
「うぁ!」
ぐちゅぐちゅと音が漏れる勢いでマリベルはそれをしゃぶり始める。もちろん、マリベル
もそれを扱った経験があるわけではない。それは稚拙な動きだった。しかし、
熱く濡れた柔らかな舌の動きに、アルスはそれだけで呆気なく昇り詰めてしまった。




98:名無しさん@ピンキー
09/11/17 18:07:26 88+xz7jw
「あ、ああ!」
ごぼっとマリベルの口の中に精液が放たれる。同時にアルスは膝を崩し、背の岩に
ずるずるともたれ座り込んだ。
「ハァ、ハァ・・・」
「ぺっぺっ。変な味・・・アルスったらよくもやったわね」
がくりと首を落として、荒い息を繰り返して座り込んでいるアルスの前に影が落ちる。
視線を上げると、マリベルが下着を取り、スカートの裾を持ち上げてアルスの前に
立っていた。
普段長いスカートの中に隠された白い膝、腿。・・・そしてアルスの顔の前にある、
腿の奥の茂みの中はすでに溢れそうな蜜を含んでいた。
「お返しよ・・・舐めなさい」
マリベルは潤んだ瞳でそうアルスに命令した。
空にある太陽はまだ高く、淫靡なものの入り込む余地のないような明るい陽光の中で
こんなことをしている。それが返って二人の興奮に火を付けていた。
アルスもいつしか熱に瞳を潤ませて、マリベルのそこにそっと舌を伸ばしていた。
「あ、あァん」
ぴちゃぴちゃとアルスの舌が音を立てると、マリベルはその気持ちよさに
体を震わせた。
「うふ、ん、あん」
アルスもマリベル同様、異性の身体の知識はないに等しく、どうすれば
マリベルが「いい」のかよくわからなかった。ただ、この溢れ出る蜜を舐め
取ればよいのだろうと、丹念に舌を動かした。
蜜は茂みの奥からいくらでも湧いて出た。
ならばとアルスはその泉の奥へと舌を差し入れた。
「あ、あはぁん!」
ぬるうりと体内に侵入してきた舌に、マリベルは嬌声を上げた。
その手はスカートの裾を上げていられなくなり、ぱさりとアルスの上に布が
落ちる。
マリベルのスカートの中で、アルスは激しく舌をそこに突き入れた。
マリベルの腰が妖しく揺れ始め、マリベルはもっと快感を得ようとアルスの
頭を自分の股間に押さえつけた。
「あん!いい!もっとぉ・・・!もっとめちゃくちゃにしてぇっ!」
舌だけでは足りない。
マリベルは舌では届かないもっと奥まで貫くモノが欲しくてもだえた。

99:名無しさん@ピンキー
09/11/17 18:08:30 88+xz7jw
アルスが急にマリベルの腰を掴むと、自分の膝の上にマリベルを跨らせた。
「な、なによぉ」
急にアルスの顔を目の前にしてマリベルは先程までの嬌態に羞恥を覚えた。
「マリベル・・・」
アルスのまっすぐな熱い視線が自分を見つめる。マリベルの言うなりになって
いた、いつものアルスと全然違っていた。
アリベルはびくりと肩を揺らした。アルスの熱くて硬いモノが、そこに押し当て
られていた。ひくん、とマリベルのそこが収縮する。
「・・・入れなさいよ・・・」
「・・・いいの?」
「早く入れて・・・!」
マリベルが言い終わらない内に、アルスに腰を抱えられてぐぅとそれが侵入し
てきた。
「い、痛!あ!」
マリベル自身の重みによって深々と突き刺さるそれの痛みから逃れようと、
マリベルは必死で腕を伸ばし、アルスの首にしがみ付く。
が、それはすでにマリベルを割り開いて根元まで収まっていた。
「い、痛い・・・うー・・・」
痛くて痛くて、マリベルはアルスにしがみ付いてしゃくりを上げ始めた。
「ごめん・・・マリベル・・・」
アルスはそんなマリベルを抱きしめてやさしく髪を撫でた。
でも・・・こうなれて嬉しいんだ。ずっと好きだったから・・・」
「・・・え・・・」
「ごめん。これで最後でいいから、終わりまでさせてくれない?」
「・・・・・・」
「なるべく、やさしくするから・・・」
「あ、当たり前じゃない!これ以上痛くしたら許さないんだから!」
「マリベル・・・」
「・・・いいわよ。その代わりやさしくしてよ」
その答えにアルスはもう一度力を込めてマリベルを抱きしめた。
「僕にしっかりつかまってて」
マリベルが言うとおりにすると、アルスは繋がったままマリベルを砂の上に
押し倒した。その勢いでマリベルの中のアルスが動く。
「・・・あ!」
「ごめん、でもこうした方が楽だと思うから」
そういうと、アルスはマリベルの上に覆い被さり、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「う・・・や、あぁ!」
まだ痛みは激しく、マリベルの目尻に涙が溢れた。
アルスはマリベルの涙を舌ですくい取り、そのままキスをした。
息苦しいほどのディープキスに、マリベルはアルスの気持ちを深く感じ取った。



100:名無しさん@ピンキー
09/11/17 18:09:40 88+xz7jw
と、痛いばかりだったそこに、疼くような痺れを感じた。
「ひぁん!あ、あ」
少し前に感じていた、追い立てられるようなむずむずした気持ちよさが、ぞわりと
マリベルの背を走った。
「あ、いい、あぁ!もっと!」
「くぅ・・・!」
やさしくすると言ったくせに、アルスももう夢中で腰を叩きつけていた。
マリベルはそんなアルスをもっと感じようと貪欲に腰を蠢かす。
ぐちゃぐちゃという音が、一際高くなった。
「くふぅんん・・・!」
絶頂が近い。
ずるりと引き抜かれ、再び深く貫かれた瞬間、マリベルの意識は弾けた。
「ひぁああァん!!」
どうっと精液が注ぎ込まれる。びくびくと痙攣しながら、アルスはそのままマリベルの
上に崩れ落ちた。二人はそのまま、しばらくじっとしていた。
気が付くと、真上にあった太陽は西に傾きかけていた。
「・・・そろそろ帰ろっか」
「そうね・・・」
「あ、服」
アルスはすっかり服の存在を忘れていたので、慌てて服を広げた岩に向かった。
しかし、そこでアルスが見たものは、満ちてきた潮にさらわれかけて、びしょ
ぬれになった上着だった。
「どうしよう・・・」
途方にくれたアルスを見てマリベルは言った。
「まったく、ドジねぇ。いいわ、もう一度干しておけばすむことだもの」
また、マリベルの瞳が淫らな光を湛えた。
「・・・ねぇ、乾くまで、もう一回しない?」
アルスはごくりと喉を鳴らす。
「うん、そうだね・・・」
二人の姿は再び岩の陰へと消えていった。



終わり。


101:名無しさん@ピンキー
09/11/17 21:52:54 veea8vxN
主人公×ターニアか主人公×ミレーユきぼん

102:名無しさん@ピンキー
09/11/17 22:51:44 l8qrCs3A
マリベルはもっとキツイ性格だぞ

103:名無しさん@ピンキー
09/11/18 00:14:07 QT1sJdfO
>>101
>主人公×ターニア
下の世界で兄妹的な関係から恋人関係に変化してギシギシアンアンしてる一方で、
実の兄妹設定な上の世界では、背徳感に苦悩しながら結局ギシギシアンアンしてる展開とかw



そしてどっちの世界でもランド涙目w

104:名無しさん@ピンキー
09/11/18 01:53:34 nt4UfFlH
主人公とターニアがやりまくってるところを見て
ちくしょう…!と悔しがりながらも自然と股間に手が伸びて
覗きながらオナニーするランド希望

105:名無しさん@ピンキー
09/11/19 05:50:06 sj+hXDrk
6か…
久しぶりに何か書こうと思って来てみたが、6だけはやってないんだよな

106:名無しさん@ピンキー
09/11/19 13:17:35 zbnJjJ2a
リメイク後に期待するぜ

107:名無しさん@ピンキー
09/11/20 01:52:52 +KTAw/8W
いつものように昼寝をしているランド

目を開けるとリップスのドアップ


アッー!!

108:名無しさん@ピンキー
09/11/20 02:20:47 6mx7MTci
マリリンってメスじゃなかったっけ?

109:名無しさん@ピンキー
09/11/20 23:59:24 ebjU5b8t
名前はメスっぽいが、そうするとエリミネーターもメスになる・・・。

110:名無しさん@ピンキー
09/11/21 00:04:03 Qdw7xDng
>>109
どこぞの戦車修理屋の二階で兄の帰りを待っている姿を連想した

111:モーダメ王とメイド
09/11/21 02:46:01 GG43oU4i
 ある冬の寒い日、突然父の叫び声がしました。
「駄目じゃ!もー駄目なのじゃ!」
 何事かと思い私はできたての朝ごはんを持ったまま、
父の部屋へと駆けつけました。私がそこで見たのは、
いきり立った自身の陰茎を恥も外聞もなくしごく、父の姿だったのです。
 父は私が入ってきたのに気がついたようでした。手淫をやめると、
父はこちらに血走った目を向けて恐ろしい顔つきになったり、
そうかと思うと何かを思い悩むような顔をして首を振ったりを繰り返しています。
私はそのとき直感しました。父は、遂に我慢できなくなってしまったのです。
思えば父と私がこの人里離れた高原に移ってからというもの、
もう何年も他の人間を見ていません。男性である父にとって
私と二人きりでここに暮らすということは、自分の性欲を抑え続けるという
苦行でもあったのでしょう。私がそのことに思い至ったとき、私はやっとこう言いました。
「お父様、私でよければ……抱いていただけませんか」
 声が届いたのか、父は血走った眼を見開いて、私の顔を覗き込みました。
しかしその手や体はまだ震え、未だ父上の我慢と苦しみが続いていることを物語っていました。
私はそこで、自分のスカートをたくし上げ、下着を父の目の前にさらしました。
私とて、男性の性器を見るのは初めてのこと。私もまた、性欲の捌け口に悩む身でした。
あのときの私の下着が既に濡れて透け、生娘の匂いをさせていたのは当然のことだったと信じています。
 やっと父は安心したようでした。父はいつもの顔つきに戻ると、怒張を保ったまま私の所に来ました。
そしてたくし上げたスカートの前にひょいとしゃがみこむと、そのまま口を開け、私の股間に触れさせたのです。
「…ひあっ」
 間抜けな声を上げる私。そのとき父の舌は下着を捲り上げ、私の膣の奥深くに侵入していました。
膣の中で、温かく湿った塊がうねうねと動くたび、私は快感を覚えました。父の生暖かい息がクリトリスにかかり、
ひりひりと焦らされていきます。早くあの怒張を私の中に欲しい。いつの間にか私はそれしか考えられなくなっていました。
私の我慢が限界に達していることを見抜いたのか、父は私の下着を下ろしました。
ぬるぬるする液体がつーっと糸を引くのを見て、私は自分がこんなに恥ずかしい娘だったのかと赤面しました。
顔を覆う私をそのままベッドに押し倒すと、父は私の足をぐいと押し広げました。
「痛いゆえ、少し我慢するように」
 そう父の声がした瞬間、私は股間に恐ろしい激痛を感じました。みりみりと音を立てて押し広げられていく
私の膣。時折感じる熱さは、血が流れたせいでしょうか。それでも我慢をつづけていると、やがて父の陰茎は、
私の膣にすっぽり納まってしまいました。それを確認すると、父は激しく腰を動かし始めました。
「あっ!あっ!はぁん!」
 実の父に組み敷かれ、私は呻き声を上げることしかできません。けれども体の真芯から伝わる感覚が
快感であることを知ると、やがてそのことすら心地よくなり、私は自分の体の全てを父にゆだねてしまいました。
幾たびも喘がされ、服を剥がれ下着を脱がされ乳房を含まれ口を吸われ。
性行為というにふさわしい行為を全て行いつつ、それでも父の腰の律動は止まらず、私の膣の感覚をむさぼっていました。
私の頭はもはや、なにも考えられなくなりそうでした。快感に飲まれ、怖いような気持ちいいような不思議な感覚の中、
いつの間にか私は叫んでいました。
「あっ、あっ、いやっ、も、もう駄目ッ!もう駄目ッ!」
「わ、ワシも!もう、もう駄目なのじゃッ!!」
 父の怒張が一際大きく膨らんだ瞬間、私は絶頂に達してしまいました。
それと同時に、私の中で果てる父。温かい液体が私の中に広がっていきます。
―ああ。私たちは。本当に。もう駄目なんだ―
初めての性交を終えた胡乱な頭の中で、私はそんなことを思いました。

おしまい

112:名無しさん@ピンキー
09/11/21 03:33:59 xHdXCDEe
キャラがたくさん居るDQ9の中で、敢えてモーダメ王を選んだセンスに脱帽

113:名無しさん@ピンキー
09/11/21 14:05:21 WWe9lJC+
とりあえず褒められていないことは分かった

114:名無しさん@ピンキー
09/11/21 18:18:49 xHdXCDEe
自分では拍手喝采のつもりだったんだ、すまん

115:名無しさん@ピンキー
09/11/21 18:24:41 0hwsH4nT
>>111
GJ

116:名無しさん@ピンキー
09/11/21 20:58:52 mltol9E6
とりあえず6に期待

バーバラと妹が消えないエンディングになるだろうからこの二人のSS書こうかな

117:名無しさん@ピンキー
09/11/21 21:22:48 lfVmRHNl
バーバラは別に消えてもいいな

118:名無しさん@ピンキー
09/11/21 22:10:43 i4Tne0Ol
>>111
GJ!
こんなの大好きだぜ

119:名無しさん@ピンキー
09/11/21 22:24:51 ucQ4SCSc
>>114
そうだったのか、勘違いしてごめん

120:名無しさん@ピンキー
09/11/22 01:15:21 sMm9w3SS
9はサブキャラが生き生きしてていいな
台詞が楽しいし、数も多いし

121:名無しさん@ピンキー
09/11/22 15:12:02 tI02bQp/
ニードの妹が微妙にブラコンぽくていいなとおもったり

122:名無しさん@ピンキー
09/11/22 16:06:51 p8O6bo0F
サマルトリアの王女を連れ回したかった…あんなへなちょこトンヌラじゃなくて

123:名無しさん@ピンキー
09/11/22 16:50:55 FQ7uj/kr
>>122
サマル王女がメンバーだとゲームバランスが崩れるからボツになったんだよ。

124:名無しさん@ピンキー
09/11/22 18:46:15 ZQcAxpa+
DQ9、今のままのペースでクエスト配信が続けばリッカが仲間になるのはちょうど正月になるんだが、
リッカをパーティーに加えた姫始めSSとか見てみたいな。
しかもウェディング装備一式付きで、なおかつニードの宿屋で「ゆうべはおたのしみでしたね」して、
失恋して悔しがるニードを妹が(性的に)慰めるというオマケもつけてw

125:名無しさん@ピンキー
09/11/22 19:54:15 SG00asl4
リッカ「見て見てトンヌラー、ほら、おとしだま○こ!」

リッカ祖父「リッカー!!!そんなことどこで覚えてきよったんじゃあああ!!」

126:名無しさん@ピンキー
09/11/22 21:25:22 A63Ka8bQ
リッカよりもオリガが仲間になってほしいなぁ・・・・

127:名無しさん@ピンキー
09/11/22 21:39:04 Kf6zVE84
ウォルロ村の宿屋で、壁に穴が開いてるのを知りながら女天使とやっちゃうおっさんバトマスと、
二人の痴態を覗きながらオナニーに耽るニードという妄想なら今でも使ってる

128:名無しさん@ピンキー
09/11/23 01:20:21 8Onh3VeK
ボケとか突っ込みとか見たいというニードの妹に
おちんちんを突っ込むというボケをかましたり、
客が夢精したシーツを使ってリッカちゃんがオナニーに励んだり、
船の長旅で性欲の溜まった男たちにオリガたんが色々されちゃったり、
グビアナの沐浴上にいる幼女に「何で入ってきたの?」と詰られながら襲われたりする妄想なら、
30分くらいで文章にまとめられそうな気がする。

129:名無しさん@ピンキー
09/11/23 01:56:11 UJz7t7SV
35分経過

130:名無しさん@ピンキー
09/11/23 02:00:46 8Onh3VeK
まとめるなんて言ってない

131:名無しさん@ピンキー
09/11/23 18:25:26 sS7QmwdX
>>128
期待してる。

132:名無しさん@ピンキー
09/11/23 20:41:30 KezhyMe3
まとめないのか

133:名無しさん@ピンキー
09/11/23 20:42:16 H7cZBkNF
もうまとめたんだろ、レスにしてないだけで

134:名無しさん@ピンキー
09/11/27 16:57:50 7QFD2mbS
V主人公「タイトルは花嫁だし、勇者は息子だし」

135:名無しさん@ピンキー
09/11/29 21:14:14 DjNhUPVY
配信クエストでゼシカが来たよ

ヤンガスが来てほしかったよ、ハッサンは来たのに

136:名無しさん@ピンキー
09/12/03 03:02:21 q+sqwskp
>>95

アルマリいいねぇ。
M男で通ってるアルスだけどDQ主人公最強なんだし、
できればマリベルに対してSっぽいのがみたいなぁ
力の差で抵抗できないツンデレ娘ハァハァ

てゆうか5、7、8、9の優しげな主人公たちは実は隠れSだと思っている


137:名無しさん@ピンキー
09/12/04 17:47:08 s/ykd8KD
マリベル「あん、あ、あ、あ、アルス…、アルス…! イクっ…、イクっ…!
あ、あ、ああ、ああん! 来て…! 中に…、奥に、いっぱい、出してぇ!! 
あああああああーー!!」

 どっくん! どくどく…


138:名無しさん@ピンキー
09/12/05 08:32:47 yPAX1hhe
俺の中では、男主人公は全員鬼畜。

139:名無しさん@ピンキー
09/12/05 15:44:37 nfwVeZbl
>>138
確かに、ここのスレの作品じゃないけど、ドラクエのエロSSはそうゆうの多いな

140:名無しさん@ピンキー
09/12/05 15:52:57 rcCo/cd+
エロゲ主人公の大半は普段どんなにおとなしいキャラであってもHシーンでは鬼畜

141:名無しさん@ピンキー
09/12/07 03:10:15 P39tmVhX
そういうもんなのか。

142:名無しさん@ピンキー
09/12/11 10:09:09 6NahuT7i
タイツという字が出てくるだけで勃起するようになった俺に慈悲を下さい

143:名無しさん@ピンキー
09/12/11 11:28:53 GsfQG1vq
自分はビュアールだな…

144:名無しさん@ピンキー
09/12/12 19:08:16 BImXHgxf
誰かこれの続き書いてください

チャモロ「ハァハァ・・・バーバラ・・・ハァハァ・・・ううっ!!」
URLリンク(unkar.jp)

145:名無しさん@ピンキー
09/12/13 09:14:28 gz9O/kR+
6はドラクエの中でいちばん影が薄いしストーリーが意味不明だったからな

今度のリメイクでどう変わるか・・・

146:名無しさん@ピンキー
09/12/13 15:05:40 Y3weMD1n
いや6はスゴいよ。
シリーズ中一番ストーリーが濃くて深い。

確かにスケールでかくて理解するのに時間がかかったが、4、5に繋がる伏せんに気付いた時は鳥肌が立った。

147:名無しさん@ピンキー
09/12/13 16:50:35 fHqwj8iO
そういやルビスやゼニス王が出てるあたり、ロトシリーズとも繋がってそうな雰囲気だよな

148:名無しさん@ピンキー
09/12/13 19:15:05 EmHI9YOI
談義とかイラネから>>144の続き投下しろよ

149:名無しさん@ピンキー
09/12/13 23:27:27 N3aK3G5k
他人様の話の続きを勝手に書くのは、書き手さんに対して大変失礼なことだろう。
(ってか、マナー以前の問題かと)
そういうことを他人に強要するなら、テメエで書け。
他人の手を煩わせるな。

150:名無しさん@ピンキー
09/12/13 23:35:30 NNsvIcFZ
そんなん聞いてないし
それに2ちゃんにうpした以上は勝手にリミックスされるのは承知の上のはず
マナーとか自治乙もたいがいにせいよ

151:名無しさん@ピンキー
09/12/14 00:04:06 NCwJLOKt
マナーとかはどうでもいいが、>>148みたいな言い方されて、
何か書く書き手はほとんどいないと思う。
さらにそれが人が書いたものの続きとかだったら余計に書く気がしない。

152:名無しさん@ピンキー
09/12/14 00:08:59 vIUNzQwc
荒らしに構うのも荒らし
アホに構うのもアホ
どっちもクズ

153:名無しさん@ピンキー
09/12/14 13:00:41 0r7rpPjJ
マーニャとアリーナがバルザックとキングレオに犯られる想像で
2日は生きていける

154:名無しさん@ピンキー
09/12/15 12:17:37 MxMrCDpt
ミネアも入れてあげてください

155:名無しさん@ピンキー
09/12/15 16:35:16 GZsy2KWO
>>154
じゃあ、ミネアは俺が犯っとくよ。

156:名無しさん@ピンキー
09/12/15 22:56:07 8Bn7BcbE
お前はエビルプリーストに掘られとけ

157:名無しさん@ピンキー
09/12/15 23:05:53 eRyFewUb
こんばんは。
夜風が肌寒いですね、みなさまお元気にお過ごしでしょうか。
今回はひとつお願いしたくて参上しました。
日頃みなさまの精力的な活動をみて、感嘆している者です。
先日他板で投下された次のようなSSがございます。
URLリンク(unkar.jp)

このスレですが、作者が途中放棄し、その後三日連続でスレが立てられたものの作者は現れず、
事実上廃棄されたちゅうぶらりんの状態に止まっております。
モティーフがリメイク間近の6ということもあり、是非ここでこのSSを完走させることでDQ全体を盛り上げていけるのではと思います。

師走も半ばにさしかかり皆様お忙しい日々をお過ごしのことと思いますが、是非ご一考いただき叶うならば続きを(あるいはこのシチュをリミックスしたSSを)作っていただけないでしょうか。よろしくお願いします。

158:名無しさん@ピンキー
09/12/15 23:20:03 /lojeQeP
主人公×ミレーユが見たい

159:名無しさん@ピンキー
09/12/16 02:13:25 nleiEfk9
スレ違いは承知でお願いがあります

「[ドラゴンクエスト限定]1行小説リレー」(スレタイの記憶が曖昧で申し訳ございません)
の新しいスレッドを立てていただけないでしょうか?
私では立てることが出来ませんでした
出来る方がいらっしゃいましたら、是非お願いいたします

160:名無しさん@ピンキー
09/12/16 02:35:13 i9qPqgGz

ヽ(´ー`)ノ

161:名無しさん@ピンキー
09/12/16 14:37:18 R2cizVm2
  ∧,,∧
 (;`・ω・)  。・゚・⌒) チャーハン作るよ!!
 /   o━ヽニニフ))
 しー-J

162:ツンデレ流(?)裸エプロン アルマリ 非エロ
09/12/17 00:12:56 9eGFb6vz

天気のいい昼下がりの日。漁師なりたてのアルスが今日は久々の休日なので
昼すぎまで寝ていた。
「アルス、起きてよ! アルス!」
 という大声がアルスを眠りから覚ます。
 アルスが目を開けると、目の前のベッドの向かい側に腰に手を当てているマリベルの姿があった。
 「あ、マリベルおはよう…。」
 そう言って、アルスは半分寝ぼけた顔をして体を起こす。
「おはようじゃないでしょ! いつまで寝てるの? お昼過ぎよ!」
「うん…。」
 寝ぼけていて気の抜けたような返事しかかえってこない…。
 アルスは背筋と両腕を伸ばして大あくびをした後、右手で目をこする…。
「まったく漁師がこんな遅くまで寝てたんじゃ、先が思いやられるわね…。」
 マリベルは呆れて漏らし愚痴を言う。
 完全に眠気が覚めたアルスは視線をマリベルに集中する。
 目を凝らしてみると、マリベルは頭巾をつけておらず、癖がついたロングヘアだった。
 なぜか体にはピンク色のエプロンをしていた。さらに肩には白さ輝く素肌があらわになっていた。
「あれ? マリベル、なんでエプロンなんかしてるの?」
「今日は退屈だからアルスの家に遊びにきたの。そしたらボルカノおじさまとマーレおばさまが
お城に招待されていないから、あたしが変わりに留守番するように頼まれたの。アルスは寝坊すけだから任せられないんだって…」
「あ、そっか…」
 忘れてた…、ということを手で頭をなでることで示した。
「まったく相変わらずドジなんだから…」
 マリベルは呆れてため息をつけた。
「今日は特別にあたしが昼ごはんを作ってあげるわ。感謝しなさいよね。」
 そういってマリベルは髪をなびかせると同時にアルスの前で背を向けた…、その瞬間、アルスは目を大きく開いたまま固まってしまった。
「!??」
 マリベルの後姿は、全身素肌が露になっていた。後半身にエプロン生地が挟まれた、白く輝く背中、もっちりとした尻頬と大きな美しい
ヒップライン、白く繊細な脚線美…。それらは均整の取れた体形を表現していた。
「ま、マリベル??」
 きょとんとしたアルスの声が、階段はしごに向かおうとする裸エプロン姿のマリベルを静止する。
「何よ?」
 アルスの方に振り向くマリベル。
「エプロンの下、何も着てないの?」
「そうよ」
「何で???」
「暑いからに決まってるでしょ」
「あ、そう…。そういえば熱いよね…」
 その日のアルスの部屋内はじめじめしていて異常に暑かった。室温は50℃以上はあるだろう。
 寝ていたアルスの服は汗でびっしょりと濡れていた…。だが、アルスにとっては後半身裸のマリベルが熱い…。
「それに、あたしもあんたももう大人よ。異性の裸を見慣れておかないと、結婚相手が見つからなくなるわよ」
 再び腰に手を当ててそういった。
「い、言ってることはそうかもしれないけど…、なんか勘違いしてる気がする…」
「フン。何よいやらしい目で見ちゃってさ。そんなんだから女がよってこないのよ」
 再びマリベルは背を向けてはしごに向かった。
「昼ごはんもうすぐできるから、着替えたらすぐに降りてきてね」
 マリベルはそういい残してはしごを降りた。



163:ツンデレ流(?)裸エプロン アルマリ 非エロ
09/12/17 00:14:11 9eGFb6vz
彼女の言うことに従って、アルスは着替え始めた。だが、その動きはしぶしぶ
と遅めな動きだった。
(人の家の前であんな格好されると、困るんだけど…)
 そう呆れてため息をつけながら、着替えのシャツに腕を通す。そして、ズボンも着替え終え、
部屋のはしごに向かい、下のフロアへと降りていった。
 アルスの足が、はしごの足場の、下のフロアの床に着く前のところでとまる。はしごを降りる体勢のままで、マリベルを見る。
 彼女はキッチンをにらみつけるように向かい合っていた。その表情は大人の女性が料理を作る真剣さそのものだった。それからの下は、裸エプロン姿が目に映った。
 いつのまにか、マリベルも女性らしくなってきたなあ…、そう思ってじーっと裸エプロン姿のマリベルを見つめた。
「暑いわねえ~…」
 そういってマリベルはエプロンの前掛け、下半身部の裾の部分をつかんで、ばさばさと上下に仰ぎ始めた…。
 そのシチュエーションがアルスの視線を釘付けにした。
「!!!」
 エプロンの下半身部を仰ぎ続けているうちに、マリベルの下半身裸体が露になっていった。美しいヒップラインに
太もも、腿…、なにもかもがくっきりと見えていた。その光景がアルスの鼻息を荒くさせ、性欲情を起こさせる…。
「あら、アルス、もう来てたんだ」
 マリベルはエプロンの裾を捲くりあげ、エプロンの下半身部の裏側でもぞもぞと動かしながら、アルスの姿を捉えていた。
 本人は手についた汗を拭いているのだが、アルスはその様をセクシーショットとして見ていた。が、マリベルがこちらに向いた
ことに驚いていた。
「え、あ…、うわわわわっ!」
 驚いた表紙で力が抜け落ちてしまい、その表紙ではしごから落ちてしまった。
「バッカねー、何やってのよー?」
 マリベルは倒れいるアルスを見て、呆れていた。
「いててて、あ、足場をとられて落ちてしまったんだ…」
 アルスは体を起こす。
「間抜けな性格は相変わらずね…」
 そう呟きを漏らした後、彼女は再びキッチンに向けた。
「今日はアンチョビの塩焼よ。今日は暑いんだし、塩分はきちんととって置かないとね。」
「う、うん…。ありがとう…」
 そう元気のなさそうな返事で返した。
 だが、顔を挙げてみてもどうしても視線がマリベルの後半身の方にいってしまう。胸はまだ成熟しきれてないが、白く輝く背中に、もっちり素肌の尻頬と美しいヒップライン、
白く繊細な脚線美が色っぽさを放っており、それしか目に入らず、息ぐるしくなるほどの鼓動と荒い息が繰り返される。
 アルスはしばらく、マリベルのお尻を見つめてたいた。と、そのとき。彼女のお尻の右の頬に蜂がくっついているのが見えた。




164:ツンデレ流(?)裸エプロン アルマリ 非エロ
09/12/17 00:15:50 9eGFb6vz
「マリベル、危ない!!」
 アルスは蜂を振り払おうとマリベルの背中に目掛けて駆け寄った。だが…
「うわあっ!」
 床に落ちていたテーブルふきんに足をとられてしまい、その勢いでマリベルのお尻にアルスの顔面が迫り来る…。
 ムニュっと、アルスの顔がマリベルのお尻にうずくまってしまった。
「!!」
 マリベルは驚いたと同時にぞくっとした感触が下半身全体に走り出した。
「ま、マリベル…ごめん…、うぷぷ…」
 マリベルはお尻にうずくまっいるアルスの顔を払いのけた後、あらかじめ沸かしておいたお湯で
アルスの顔面にぶっかけた。
「あちちちちーー!!」
 アルスは頭燃を払うがごとく、両手で顔をあちこち触ることで熱さをこらえていた。
「何考えてるのよ、エッチっ!!」
 顔面の熱さが治まったアルスが顔をあげると、メラミを唱えて放つ準備をしながら
殺意の目つきでアルスをにらみつける裸エプロンのマリベルの姿だった。
「ま、マリベル! 違うんだよ! 誤解しないで!!」
「問答無用よ!!」
 狼狽するアルスの言葉を聞く耳もなく、マリベルはメラミの火の玉をアルスに目掛けて放った。
 アルスはなんとかこれを交わしたが、マリベルはとまらずにメラミを何回も打ってくる。
 たまらずアルスは上の部屋へと非難した。
「待ちなさい、こらっ!!」
 アルスの後を追うべく、マリベルもはしごを上った。

「今日という今日は許さないわよ!!」
 右手でメラミの玉を構えながら、殺意のあふれる目つきで腰を抜かしているアルスをにらみつける。
「や、や、やめてよ、マリベル! 家が燃えちゃうよ!」
「うるさいわねっ! 覚悟しなさいっ!」
 腰抜け狼狽のアルスは、両手を左右に振るそぶりを見せる。
「だ、だから違うんだよ! 僕は、マリベルのお尻に虫がついてたから、それを追っ払おうとしたんだけど、足を滑らせてぶつかってしまったんだ! 不意の事故だよ!!」
「あ、そう。じゃあ、あんたの下は、何を思ってるの!?」
 アルスの下半身は、一箇所だけ大きく膨れ上がっていた。
 あわててアルスは両手で股間を隠す。
「フン。あんたがむっつりスケベなのは分かってんのよ。考えてることなんか、みーんなお見通しなんだからね」
「ぼ…、僕だって男だよ…、『もっこり』ぐらいはするよ…」
 と、そのとき。マリベルのメラミの火の玉が消え、構えを解いた。



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