09/12/12 02:05:16 oQ/Z5grU
ア「私の番か・・・。私はね・・・?
・・・わ、笑ったらぶん殴るからね!?」
カ「はよ言えって!みんなウズウズしてんねんで!」
ア「・・・【おんぶしてくれるから】」
ブ「おんぶ?」
ア「うん。なんかね、自分でもうまく表現できないんだけど、すごく守られているというか、
私、1人じゃないんだ、って気持ちになれるの。おんぶされると」
カ「かー!甘酸っぱいのぉ!・・・うちもおんぶされてみたいな~」
ブ「・・・されたことない?」
カ「したことはあるんだけどなぁ?されたことはないなぁ。どんな気分なんやろか?
大体朱里はずるいで!うちは電柱みたいやし、筋肉もごっつついとる。
でも朱里はちっこいからきっと抱き心地良くて、それで彼もついつい・・・」
ア「う、うるさいわね!!・・・気持ちいいよ?おんぶされるのって。
・・・ひょっとしてお姫様抱っこもされたことないとか~?」
ブ「私はある・・・両方・・・」
ピ「な・・・!」
カ「く、くっそ~!ずるいぞ!アカリとリーダーは!」
ア「・・・話を続けるとね、おんぶされるとそれだけじゃないの。
驚くくらい全身から勇気が沸いてくるの。今までの戦いの日々の疲れも
過去の嫌な思い出も全部消え去って、また明日から頑張って生きていくぞ!って気持ちになる。
どんなに悪いやつらが強大でも絶対負けるわけないぞって気持ちにさせてくれる。
まさに大地の恵み・・・だと思う・・・」
ブ「(顔が赤い・・・)」
ア「・・・ここだけの話だけどね。私達、年が明けたら結婚するの」
カピ「・・・え?・・・ええええええええええええええええええ????」
ブ「おめでとう・・・!」
ア「ありがと!」
カ「う、うそや・・・!うちを差し置いてそんな・・・」
ピ「で、でもさ、結婚したって大変よぉ?悪いやつらに・・・あれ?」
ア「よくよく考えてみるとね、私達が平然と命を狙われるのって、
私達が社会的にはどこにもいない人間だから、ってのもあると思うのよ。
幸い、彼はプロ野球選手として結構有名だし、ファンクラブもついてるし、
お抱えの記者だっている。そんな人の嫁になるんだから奴らだってそうそう手は出せなくなるわ」
ピ「そっかぁ、考えてるなぁ・・・」
ア「もっともそんな理由はおまけみたいなものだけどね。
私達は悪い奴らに一生怯えて生きていくなんてまっぴらごめんよ。
どうせなら、たとえ短い時間でも2人でとことん幸せに生きていきたい!
だから結婚するの。子どもだっていっぱい作るし暖かい家族だって築いてみせるわ」