井上堅二 バカとテストと召喚獣でエロパロ 3問目at EROPARO
井上堅二 バカとテストと召喚獣でエロパロ 3問目 - 暇つぶし2ch400:名無しさん@ピンキー
10/02/11 02:51:21 6Mu2qc1m
「断る!」
冗談じゃない。こんなのただのレイプだレイプ
「…断る権利はない」
今更のダメ出しに嘆息するのもつかの間、ズボンが引き下ろされるいまだ親以外の異性に見せたことのない部分があられもないことになっている。
「…いい匂い」
しかもあろうことか愛でるような視線でなでまわしている。好意を持つ異性の体臭は云々というのを聞いたことがあるがこりゃネジが飛んでないか?
翔子はそれだけでは飽き足らず手でシコシコしながら俺の息子を愛撫している。
「翔子。いい加減にしろ!どういうつもりだ」
「…前戯」
それはわかっている。ていうかさっきより一連の動きが速くなっている。聞く耳持たずってことか
唾液を垂らして滑りを良くするとはなかなかの実力…
「翔子っ…出るっ…」
「…!!」
やってしまった…俺がこんな簡単に陥落してしまうとは…
俺の精液で顔中ドロドロの翔子はさっき以上に目の焦点が合っていない。まるでお子様向けアニメで敵に操られたモブキャラのようだ
「…うれしい…こんなに…」
そういうと翔子は下着だけを脱ぎ飛ばし俺の上にまたがってきた。制服プレイか…これはこれで…っといかんいかん
「翔子!今からなら取り返しがつく!だからやめろ!」
冗談じゃない…このままでは取り返しがつかん
しかし翔子は俺の言うことを聞かずそのまま腰を下ろした

401:名無しさん@ピンキー
10/02/11 02:53:02 6Mu2qc1m
「…ひっ!!!がぁぁ…」
「しょ、翔子…」
「だっ…大丈夫…だから」
翔子の体が小刻みに震えるのが密着した体から伝わる。痛いくせに…無茶しやがって。とはいっても縛られて動けないのだが。
「…気持ちいい?」
「あ、ああ…でもお前…」
もはや何も考えられなくなっていた。
それは翔子も同じ…ふだんからは想像もつかないようなバカの顔になっていた。
「…ゆうじぃ…私…雄二のこと…愛してる」
「ああ、そうか…」
快感が脳を支配していたことは否定しない。だがそれ以上にこの女に気圧されていたのだ。
「翔子…せめて外に…」
「…だめ…雄二の…全部受け止める」
どんどん動きが激しくなっていく。そして俺は気を失った。


うっ…しんどい…
あれから俺は目が覚めるたびに翔子に跨がれていた。
これから先ずっと犯され続けるのではないのかと恐怖した。
夕刻、俺は翔子に首輪と手枷、そして信じられないことに貞操帯をさせられたまま帰路についていた。翔子は腕をからめてもたれかかっている。
「…レコンキスタの際に十字軍に参加した男は妻に貞操帯をつけさせていた…」
「たしか妻たちはこっそり合い鍵を作って他の男と…」
「…大丈夫、そんなへまはしない」
こいつのことだ。その通りなんだろう。このまま俺はどうなってしまうのか…
「…10回戦中8回膣内射精…確実に命中…」
本当にどうなってしまうのだろうか…

402:名無しさん@ピンキー
10/02/11 02:59:53 6Mu2qc1m
おしまいです
なお内訳は最初のフェラ→膣内射精8回→最後のお掃除フェラです

あと翔子スレの>>302>>318は自分です。翔子スレのみんな、宣言通り公約は果たしたよ。誰にも頼まれてないけどね
2年ぶりのSS投下でしたがとりあえず

翔子が雄二の奴隷にされるネタ
秀吉×秀吉姉ネタ

など妄想は膨らんでいるのでご期待ください
お目汚し失礼しました

403:名無しさん@ピンキー
10/02/11 04:19:18 XPpCXxlr
なるほど。バカテスは原作も見た方がいいぜ、冗談抜きにかなりオススメ書籍
今の所アニメじゃ翔子は傍若無人な態度だが実際はかなりクールデレと乙女チックが混ざってる。大体4巻辺りから

404:名無しさん@ピンキー
10/02/11 04:25:43 6Mu2qc1m
なるなるとりあえず財布リペア完了したら買ってくる

それまでは翔子の水着キャプを…
あと付きあってのシーンの翔子の目をやましいフィルターでのぞくとご褒美を待つドMにしか見えない

405:名無しさん@ピンキー
10/02/11 04:38:52 k8ATj6fu
翔子スレ住人が来ましたよGJ!

翔子スレ>318が書き込まれた直後にスレは覗いていたのだが逆流を待っていてよかった!
痛いくせに無茶をする翔子が可愛くてたまらん
想い人になら何をされても構わないというMっ気が見えてたまらん
ご褒美を待つドM翔子も激しく同意w

翔子が雄二の奴隷にされるネタも秀吉×秀吉姉ネタも期待しています!

406:1m ◆MYIaWwkDF6
10/02/11 04:41:37 6Mu2qc1m
同志よ!
うん俺頑張るよ!

407:名無しさん@ピンキー
10/02/11 17:09:31 etjFfkd6
ムッツリーニ×工藤希望

408:名無しさん@ピンキー
10/02/11 18:17:46 ZAGXqPi1
>>390GJ!…だけどスクイズフラグは立てないでね?

409:R
10/02/11 23:13:32 u8/fK1pQ
>>>404
やましいフィルターとは何ぞや

410:名無しさん@ピンキー
10/02/11 23:59:32 6Mu2qc1m
>>409
エロゲ脳

411:名無しさん@ピンキー
10/02/12 00:16:20 oBjIn7lK
吉井×秀吉姉を希望する

412:恋哀(レンアイ)
10/02/12 02:09:35 6sjAHvoQ
えー、秀吉×優子です。たぶん。
軽く鬱(?)展開です。姉弟ルート突入でBADEND。


「……」
 ある日の木下家。
 リビングでは優子は、弟である秀吉を殺意を持って睨み付けている。
「あ、姉上。きょ今日はどうしたのじゃ」
「ねえ秀吉。アンタはさ、人を本気で殺したいほど憎んだ事ってある?」
「い、いや。ないのぅ。あ姉上は」
「いるわ。目の前に」
 優子の目の前に居るのは、秀吉である。
 今まで、理不尽な理由から関節技を決められたことは多々あったが、
 今日ほど本気の殺意を感じたことは今まで無かった。
「……実はね、アンタのクラスメイトの吉井くんと付き合っているの」
「―」
 衝撃の事実。
 だが、優子の殺意を併せ持つ威圧感の直撃を受けているため、声が出せない。
「そうね。ハッキリ言って吉井君とは、男と女の関係。吉井君のマンションで、一緒に寝たわ」
 オーラが。
 優子から黒いオーラが、噴出する。
「その時……吉井君、私のことをなんて呼んでくれたと思う?」
「―わ、分からぬ」
「―……。そう、なら教えてあげる。吉井君ね、私を抱きながら『秀吉』って呼ぶのよ」
「なっ!」
「私ではなく、弟で、しかも男のアンタの名前を呼ぶのよっ。『秀吉』『秀吉』って!!
 どんなに私が惨めか、アンタに分かる? 女として抱いてるのに、男のアンタに勝てない私の気持ちがっ。
 あの時ほど、アンタと双子である事を呪ったことはないわ」
「……あ、あねうえ」
 優子の目から涙が、こぼれ落ちる。

413:名無しさん@ピンキー
10/02/12 02:11:14 iIw3ZUKK
明久偽boatでいいな

414:恋哀(レンアイ)
10/02/12 02:39:30 6sjAHvoQ
少し間違い。

明久×優子(正
秀吉×優子(違

です。


415:VD
10/02/12 03:31:51 DsTR6PnD
・翔子と雄二のエロあり。基本両想い
・いつぞやいっていた現実。しかしベタなネタ&バレンタイン
・無理矢理から和姦の予定
・あれ、何でこんなに無駄に長いの?
・ウォー○ーを探せ!の探さなきゃいけない数くらい誤字誤表現があると思われます…orz
・そして関係ないのだが玲さんは存在がR-18だと思う
・とりあえず、本番前のフェラまで投下




それでも良いって方は、あったけー目で見てやって下さい。

416:VD前半 1/5
10/02/12 03:33:11 DsTR6PnD
「……吉井」

いつもならば“雄二のいるところならどこでも現れる霧島さん”なのに。
今日に限ってはまるで僕と雄二が一緒にいないところを狙ったように霧島さんがやってきた。
本当に珍しいな。それも、特に今日は一日中雄二とつるんでた気がするけど、その合間を狙ってくるなんて。
あ、もしかしてあれかな?ぼ、僕と雄二の仲を誤解して……!?
「き、霧島さん、雄二なら今いないよ!そして僕は雄二とは決して何でもないからね!」
「……今日は雄二じゃなくて、吉井に話があって来た」
なんだそうなのか。てっきり僕と雄二がアーッ!な関係だなんて誤解をして、
僕を抹殺でもしに来たのかと思っちゃったよ。まったく、僕ってば早とちりなんだからっ!

「……もうすぐ、バレンタイン。だから雄二にチョコをあげたいと思う」

よし、雄二が帰ってきたらまずは召喚獣で殴るのコマンドを選択だ。いや、それじゃ足りないな。
まずはFクラスの皆に報告しないと。血の祝祭をはじめようぜえええええっ!!
あ、ちょっとトリップしてた。まずは霧島さんとちゃんと話さなくっちゃ。
「な、なな、何でそれを僕に?」
「……でも、雄二が好きなチョコが分からない。吉井なら知っているのではないかと思って」
「雄二に聞けば……って、そんなのアイツが教えるわけないか」
うーん、そうだなぁ。雄二がチョコを貰うのは歯がゆいけど霧島さんの純粋な思いは遂げさせてあげたい。
ただ、雄二が好きなチョコなんて言われても分かんないや。
まあ……知ってたら知ってたでなんかそれもちょっと嫌だ。
知っていたくもない。
「……ごめん!分かんないや。でもね、霧島さん……雄二のことだから素直には受け取らないけど
 きっと好きな子からのチョコだったら何でも嬉しいんじゃないかな?」

「……好きな子?」

霧島さんのキレ目がちな瞳が大きく見開かれて揺れる。
それから、まるで何か考えこむようにしてから、霧島さんはおずおずと僕に聞いてきた。

417:VD前半 2/5
10/02/12 03:34:56 DsTR6PnD
「……雄二に、好きな子がいるの?」

なんだかんだ言いながら、雄二は絶対に霧島さんが好きだと思うんだ。
ただ単に素直じゃないだけで……まったく、霧島さんは雄二には勿体ないっていうか雄二コロスコロスコロス―。
「ま、まあ……ね!だから、どんなチョコだって大丈夫だよ!」
雄二への嫉妬がつい「それは霧島さんだよ」という言葉を飲み込ませてしまった!
恐るべき嫉妬パワー。まあ、それに本人に先んじて言っちゃうのもデリカシーないだろうしさ。
「……そう」
あれ?なんでちょっと霧島さんの元気がなくなっちゃったんだろう?
もしかしてもうあれこれいっぱい作っちゃったあとだったのかな……?
「……ありがとう、吉井」
そう言って霧島さんは去っていった。うんうん、バレンタイン上手くいくといいな。





「……雄二に、好きな人がいる……」



☆ ☆




「…………」

翔子が雄二の部屋に忍び込んだのは、一度や二度の話ではない。
雄二が何度鍵を変えようが、いかなる試みをしようが、彼女は雄二の部屋に入り込む。
今まで雄二の貞操が奪われていないのは、ひとえに雄二の努力……のおかげかは定かではないけれど。
ともかく、今まで一線を越えるようなことは無かったのだ。

……しかし、今日の翔子はいつもと違っていた。

片手にあるのは、小瓶。とろりとした液体の入ったそれには「チョコ味」とラベルが張ってある。
彼女は、その小瓶の中身を口に含むと、寝ている雄二の上にそっとまたがった。
雄二が小さく唸る。その唇の隙間にほっそりとした指先を突っ込んで唇をひらかせ――
「……んっ」
さらりと、黒髪のヴェールが下りる。
彼女はそのまま雄二に口づけて、隙間から甘い液体をその喉に注ぎ込んだ。

418:VD前半 3/5
10/02/12 03:36:00 DsTR6PnD
「………んむっ!!」

俺はその違和感の所為で目が覚めた。
甘い味―チョコか? なんてそんな風に考えたころには俺の喉をその液体は通りすぎている。
何事だ、と考えるよりも「翔子かッ!」と考えちまう俺の頭。
だが、その思考は正しいということを目の前の翔子が証明してくれていた。
俺にのませた何かの所為で、艶やかに濡れた唇が……妙に、今日は艶めかしく見える。

「……っ、お前、何してんだっ!」

そんな考えを振り払うため、俺はいつものように翔子をどけようとする。
時計をみるが、モーニングラブコールとやらには随分早い。まだまだ真夜中だ。
それなのに入ってくる翔子……いや待て。おふくろも寝てるのにどこから入ってきたんだコイツ。
「ん……?」
翔子を押し返そうとしているのに、翔子がビクともしない。
コイツ、こんなに力強かったか?いや、この細い肩にそんな力があるわけない。
「……雄二、無駄」
「何だっていうんだよ、翔子。力、入らねえ……」
「……雄二に、バレンタインのチョコをプレゼントした」
「んなモンはフツーに渡せ!だいたい、チョコってあれ液体だった――くっ」
ドクン。
俺のどこかがそんな音をたてて鼓動した気がした。唐突に、だ。
「―おい、翔子。お前、何を飲ませやがった」
「……チョコ味の―」
「っ、ぁっ、くぁっ!?」
翔子の指先が俺の股間をなぞる。
途端に俺の体にまるで電気がはしったみたいに、快楽が駆けまわった。
服の上から、ほんの少し触っただけだというのに……脳天を突き刺し、掻きまわすような凄い刺激。
「―媚薬」
「お前、や、め……っ、ぅっ、くぅ…」
翔子を止めさせたいのに、体に力が入らない。
俺に乗っかっている翔子が白い指が服の上から股間を撫でまわす。俺のそこは大きく膨らんでしまっていた。

419:VD前半 4/5
10/02/12 03:37:20 DsTR6PnD
「……やめない」
「翔、子……ッ!!」
長い髪をかきあげ、翔子が俺のズボンを下着ごと、いとも簡単にずりさげた。
情けなくも、ぴんっと元気に上を向いた俺のそれは既に硬くなりビクビクと震えている。
これが媚薬の効果か……こんな状況をコイツにみられてると思うと、途方もない羞恥が襲う。
「……これが、雄二の……。ずっと、見たかった……」
「これ、満足、したか?ほら、さっさと帰れ……」
俺だってこの状況を放置されたいわけじゃない。
だが、コイツをこんな風な冗談みたいな悪ふざけで穢していいとも思っちゃいない。
……俺の理性が持つうちにさっさと帰ってくれ。くそっ。

「……ん―」

ぴちゃり。
そんな音をたてて、あろうことか翔子が俺のそれを舐めた。
その一舐めで想像を絶する快楽が背筋を走り抜け、俺のそれから先走りが溢れだす。
そして、何よりも驚いたのは―
「ま、待て……翔子、お前……」
「……こんなところで、終わらせたりしない。雄二は、わたしのもの」
柔らかそうな唇が俺のそれに口づけをする。
赤い舌がちろりと這いだしたかと思うと、翔子は俺のそれをぺろぺろと舐め出した。
俺の部屋に響き渡る卑猥な水音。
AVでも付けたときのような音が、実際俺の部屋でリアルに聞こえている。
「っ、やめろ……お前、何言ってんだ、っ、ぐっ、ぁああっ!!」
媚薬で感じやすくなっているのか、それとも……コイツのこの行動が俺を昂らせるのか。
そんなこと分からなかったし、今の頭じゃ考えられなかった。
翔子が顔を赤らめて俺のものを舌で舐める。
亀頭から裏筋まで丁寧に……しかも、あんなにうっとりした顔をして。

「……んっ、んぅ。雄二……たくさん溢れてくる」
「お前ッ、くっ、ほんとに、や……っ、ぁ」
「……止めてほしいなんて、雄二は嘘つき。だって……溢れてきている。
 ……雄二。すべて、私がのみこんで、あげる……」

そう言うと翔子が俺のそれを咥えこんだ。

420:VD前半 5/5
10/02/12 03:38:48 DsTR6PnD

また脳天を突き抜けるような快楽が俺を襲い、翔子の口の中で俺のそれはビクビク震えた。
「んっ、んじゅっ……ん、むっ」
俺のものを躊躇いもなく手に取り、咥え、上下に顔を動かす翔子。
……これは、夢か?
んなことを考えてしまうほどに俺の頭がぐずぐずになってしまっていた。
酷い快楽、翔子の艶顔、じゅるっじゅぷっといういやらしい水音……
全てが俺から考えを放棄させ、快楽に引きずり込もうとしてくる。
「くっ……っううっ」
「……ん。雄二は、ここが、弱点」
翔子が口の中で舌を蠢かせる。
ぬるりとした温かな口腔につつまれた俺のそれを容赦なく舐めまわす翔子の舌。
そして、俺の鈴口を見つけるとまるで穿つようにぐりぐりと舌先を鈴口に押し付ける。
「っ、ぐっ……やめ、でるっ!!」
必死に歯を食いしばってみたところで想像を絶するような快楽には抗えない。
エロ本やAVを使って自分でヌくときには味わえないような、
翔子の口内がもたらす快楽に、俺はそのまま呑まれていってしまう。
「……っ、うっ、あ、っ、で、でるっ!でるっ、でるぞ、抜け、翔子ぉっ!!」

どぴゅっ。どくどくどくっ、どくっ。

俺のそれが行儀悪くも翔子の口の中で激しく跳ねまわりながら精液を吐きだす。
翔子の口がそんなに良かったのか、それともこれは媚薬の所為なのか。
後者だと願いたかったが――。

「……ん、ぁ。はぁっ、雄二のこんなに出た。
 これが、雄二の味……初めての、味……もう、絶対に忘れない。
 ……ゆうじ、気持ちが良かった?そんなに、そこを抉られるのが良かった……の?」

それを引き抜いた翔子の口から俺の欲望の証がいやらしく垂れ落ちる。
翔子が潤んだ目で俺を見て、俺の精液を口から垂れ流し、顔を上気させている。
――精を吐きだして満足したはずの俺のそこが、再びむくむくと起き上ってきた。

421:名無しさん@ピンキー
10/02/12 03:39:48 DsTR6PnD
い、以上です!後半はなるべく早く……
前半 中盤 後半 にでもなったときはとりあえず殴ってやってください。

お、御目汚し失礼しましたー!

422:名無しさん@ピンキー
10/02/12 04:11:35 lzCPzLwx
GJすぎる!!!!
続き気になるんでほんと早くお願いします待ってるぜ!!

423:名無しさん@ピンキー
10/02/12 09:54:57 at7u5aA6
>>421
GJ 後半待ってます!

424:名無しさん@ピンキー
10/02/12 11:22:30 GI4QP37H
>>421
GJ
>>413
すでに明久は無事では無い気がする

425:名無しさん@ピンキー
10/02/12 15:13:16 BVEw8E8S
なんという…


あと翔子奴隷編は順調なのだが秀吉ネタが詰まってしまったよ

426:恋哀(レンアイ)2
10/02/12 23:53:47 i4BZ2dXr
 木下優子の激白があった翌日。
 文月学園では、ちょっとした異変が起きていた。
「……木下。優子はどうしたの?」
 Fクラスに、そう聞きに来たのはAクラスの代表、霧島翔子。
「―姉上がどうかしたのかの」
「……学校に来てない。先生たちも、何も聞いて無いみたいだから」
「―」
 優子は、学校生活においてこの上ない優等生を演じている。
 そのため教師の間では、社交性に富んでおり模範的な生徒のため人気があった。
 が、その優子が突然の無断欠席。
 病気なら電話があっても可笑しくないが、それもない。
(……流石に、昨日のことをありのまま言うのはまずいのぅ)
「姉上は少し気分が悪いんじゃ。心配せんでくれ」
「…………分かった」
 翔子は、秀吉の返事をきくと教室を出て行った。


「…………秀吉」
「ん。なんじゃムッツリーニ」
「…………昨日のデートの事を詳しく」
「何を言っておるのじゃ。昨日、儂は」
 秀吉の言葉を遮るように、ムッツリーニは一枚の写真を取り出す。
 そこに写っているのは、明久と楽しそうにデートをする秀吉の姿が。
 否、秀吉は昨日は家で次の公演の台詞覚えをしていたため、このような事はありえない。
 すると、この写真に写っているのは。
(姉上か)
 顔を見るだけでも、幸せそうなのが分かる。
 だが、昨日帰ってきてからの優子の事を思い出す。
(ワシは……、ワシはどうすればいいんじゃ)
「………秀吉?」
「のぅムッツリーニ。明久は、何処にいるか知らぬか?」
「…………まだ学校には来てない」
 無線機から声がする。
『A班、正門前。吉井明久の姿確認できず』
『B班、裏口。未だに吉井明久登校せず』
 どうやら優子同様に、明久も学校には来てないようだ。
「木下。昨日のこと、訊かせてくれる?」
「狡いです、木下君。明久君と一緒に……(デート)……するなんて!」
「い、いや。明久と一緒にいたのは、ワシではなく、姉上で」
「木下のお姉さん? そんなハズ無いでしょう。アキはバカの代名詞『観察処分者』。木下のお姉さんは、Aクラスの完璧超人。釣り合いが取れないわ」
「そうです。そんな嘘を吐くなんて、木下君らしくありませんよ!?」
「……嘘ではないんじゃ」
 そう反論しても、2人は聞く耳を持たない。
 が、そこに無線機から報告が入る。

『コチラD班・マンション前。吉井明久、挙動不審の状態で出現。何処から向かう様子。指示をどうぞ』

427:恋哀(レンアイ)2
10/02/12 23:55:27 i4BZ2dXr
>>412
の続きです。
続きは近日中に…………。

428:名無しさん@ピンキー
10/02/13 01:57:23 aLTH6gQA
キター!乙です

どうなっちゃうんだろ

429:1m ◆MYIaWwkDF6
10/02/13 03:27:50 aLTH6gQA
続きが書けましたが後半が気に入らなかったので修正中、前半のみです

注意
基本>>399からの続き
翔子がさらにエロイことに




屈辱だっ…なんで俺がこんな目に合わなくてはならないんだ。
いいように逆レイプされ果てはこんな貞操帯までつけられて…
「このままでいいわけがねえ!」
「…どうしたの?いきなり」
「いえなんでもございません」
だが残念なことに俺は自分のベッドの上で情けない姿をさらしている

少し前、早朝

「おはよう、雄二」
「なんでお前がここにいるんだよ」
俺は今日も日曜補習に出るつもりだった。だがなぜか翔子が目の前にいる
「なんでお前がここにいるんだ?」
「今日は、ご両親がいらっしゃらないと聞いて」
「どこで聞いたんだよ!まあ事実だけど」
翔子は何も言わずくすりと笑う
「…今日もするよね?」

回想終わり

「…雄二…やっぱり貞操帯つけて正解だった」
俺の一物を眺め恍惚の笑みをこぼす。
すぅっと一呼吸ついて裏筋からべろりと這うように舐める。
そのあと俺の玉を伸ばすように触り撫でまわしながら愛撫を続ける
「…どう?気持ちいい?」
正直つらい。悔しいがこの表情は反則だ。俺の息子が元気になっちまう
「…あっ、大きくなった」
翔子は顔を上気させ俺の息子を咥え始める
だがこのままではいけない。
今日は絶対仕返ししてやると心に決めていた。
運よく今日は拘束されていない。やるなら今だ…
「翔子!」
「…え?きゃっ」
俺は強引に翔子を組み伏せた。
ここからは、俺のターンだ…

430:1m ◆MYIaWwkDF6
10/02/13 03:35:44 aLTH6gQA
訂正>>399から>>401のSSの続きですね

>>421に期待しつつ純愛ネタで被らないようにちょっとハードな路線でいきたいと思ってます。
ご意見、この二人(もちろん他のカップリングも歓迎)にやってほしいハードなプレイなどあったらお申し付けください
もし、時間があって皆様にお見せできるものができれば投下するかも…

431:すろう
10/02/13 10:34:26 hKWHKhkL
明久x優子x秀吉です。

この気に乗ってあげますw。

お目汚しかもしれませんがすいません。

432:すろう
10/02/13 10:34:52 hKWHKhkL
「姉上?何処に行くのじゃ?」
「買い物よ」

姉上が服を着替えている。
今日は休みの日なので、服を着替える事なんて滅多に無いのに服を着替えている。

「・・・あっ姉上・・?」
「何よ?さっきからジロジロ見て」

姉上の服装はいつもより凄かった。
まるで今からデートにでも行くような・・・・デート!?。
心の中で言いたい気持ちを抑え必死にこらえる。
姉上がデートなんてあるはずがない。それも会ったとしても誰と?。
色々と疑問が出るが、そのまま姉上は仕度を進めていった。

「それなら、ワシも付いていっていいかのう?」
「だっ駄目よ!あんたは家でゴロゴロしときなさいよ」
「何故そんなに焦るのじゃ?」
「なっなんでもないわよ・・・・付いてきたら殺すからね」
「りょ了解じゃ・・・」

姉上から殺気のオーラが放出される。
しかし、もしもの事があったら行けないのでワシも服に着替えて姉上が家を出るのをまった。
数分後、姉上は可愛らしいスカートをふりながら家を出て行った。

「さて、ワシも行くかのう」

こっそり姉上の後をゆっくりとばれないように付いていく。

433:すろう
10/02/13 10:36:02 hKWHKhkL
続きは今日中に公開します。
誤字や色々あるかもしれませんがすみません。

434:名無しさん@ピンキー
10/02/13 11:57:46 nxAHmzF1
>>426
救いようのないバカと完璧超人
ある意味すごくバランスが取れた組み合わせのようにも見えるのは気のせいかw

435:すろう
10/02/13 16:28:24 hKWHKhkL
全部完成したので投稿します。
短いですがよかったら見てください。
ちなみに432の続きです。

436:すろう
10/02/13 16:29:23 hKWHKhkL

姉上はそのまま公園の方に駆け足で歩いていった。
その後ろをばれないように距離をとりながら追いかけていく。
公園に入ると、ベンチの方に姉上は駆けていった。
ベンチには一人の男の人が座っていた。ここからじゃ遠くて顔が良く見えないけれど誰だろうか?
とりあえずデートと言う事はわかった。姉上がベンチに男の人と座る。
ワシは茂みに隠れて、なんとか二人の会話が聞こえる所まで行った。


「ひっ秀吉!本当にスカートはいてきたんだね!」


・・・・。

どこかで聞いたことがある声。
しかもワシの名前を呼ばれたような気がする。
すると、姉上が口を開いた。

「そっそうなのじゃ!今日は明久とのデートじゃからのう」

・・・・姉上?・・・。
心の中で呟いてしまうが、ワシの口調を真似しているような気がする。

「優子さんには、その服ばれなかったの?」
「うむ、姉上は朝ベッドに縛っておいたのじゃ!」

わっワシがそんな事するわけが無い!?。
そんな事しようとしたら反対にワシがぐるぐる巻きにされて海に沈められてしまう。
しかし、明久は何故か気づかず信じている。

「そうかぁー秀吉も等々優子さんに勝てるようになったんだね」
「当たり前じゃ!さすがの姉上もワシと明久の愛には勝てんのじゃ!」

・・・いつもの姉上じゃない。
そう心の中で呟いてしまう。
しかも、ワシはどれだけ頑張っても姉上には勝てない。
明久は何故そこに気づかないんだろうか?。
すると、そのベンチの前を雄二が通っていた。その目は見開いていてびっくりしながらこっちを見ていた。

「きっ奇遇だな・・・・明久・・・秀吉」
「やぁ雄二、どうしたの?」
「それより、お前達はどうしたんだ?秀吉・・・お前はスカートを履くのが趣味なのか・・・?」

違ーう!大声で言いたくなったがばれてしまうのでなんとか抑え込む。
このままでは、明日学校で何をされるかわからない。
しかし、会話は続いていく。

「今日は明久とデートじゃから着てきただけなのじゃ」
「でっデートだと・・・?お前達は男同士のはずだろ?」

姉上が明久の腕に抱きつく。

「そうだけど、どうかしたの?」
「いや・・・・別に止めはせん・・・本当にその道を選ぶならな」
「それじゃあ、僕達はそろそろ行くね」
「ああ・・・」

437:すろう
10/02/13 16:30:04 hKWHKhkL
姉上と明久が腕を組みながら、向こう側に行ってしまう。
すると雄二も独り言を呟きながら帰ろうとする。
ワシは雄二を引き止めた。

「ゆっ雄二!あっあれはワシじゃないぞ!」
「秀吉が二人・・・?」
「落ち着くのじゃ!あれはワシの真似をした姉上なのじゃ!」
「だからスカートなんて履いてたのか・・・・てっきり俺はお前が本当に」
「違うのじゃ!だから今ワシは二人を追いかけておるのじゃ!」
「そうなのか・・・」
「明久を見失わないうちにワシ行くが、雄二も来るかの?」
「そうだな、俺も行くとしよう」

すると、急に雄二の後ろでバチバチバチと言う音が響いた。
後ろを向くとAクラス代表の霧島翔子が立っていた。

「しょっ翔子!?」
「雄二・・・・木下とデートなんて許さない」
「ごっ誤解だ!俺はそんな事しなっギャァァァァァァァァァァ」

スタンガンで気絶させられ引きづられていってしまった。
それを見届けると、ワシはまた姉上と明久を追いかけていった。




街を二人で腕を組みながら歩いている。ワシはその後ろを変装して歩いていた。
帽子を深く被り、サングラスを掛けマスクをしている。
この装備ならば絶対にばれないだろう。

「明久、お腹が減ったのじゃが・・・」
「そっそれなら、どこかファミレスにでも・・・」

明久が回りを見渡して店をさがしている。
こちらを見たので、さっと下を向いて隠れたつもりなのだが、明久はこっちをずっと見ていた。

「あれ・・・・?秀吉が二人?」
「どうしたのじゃ?明久」
「いっいやなんでもないよ!」

・・・・。
この言葉を聞いた瞬間明久は超能力者なのかもしれないと思ってしまう。
すぐさま帽子を深く被りなおす。
すると、明久は姉上に腕を引っ張られて店の中に入っていった。
それを追いかけてワシも一足遅れて店に入った。


438:すろう
10/02/13 16:30:51 hKWHKhkL
店の中はたいして混んでいる訳でもなく普通だった。
もうお昼は少し超えているせいかもしれない。
そして明久と姉上の声が聞こえるほどの位置の席に座り一つ注文して明久たちに目線を置く。
すると明久達の声が微かに耳に入ってくる。

「それで、秀吉は何を頼むの?」
「そうじゃなー」

のんびりといつもとは少し違う優しそうな目で姉上はメニューを見ている。
ワシの中の姉上のイメージが壊れそうでとても怖い。

「明久よ、財布を見せるのじゃ」
「?はい、秀吉」

明久がポケットから財布を出して姉上に渡す。まっまさか姉上!明久の財布を取る気なのか。
そんな事する訳も無く、姉上はそのまま財布の中身を見て明久に財布を返した。

「うむ・・・明久、ワシと一品を分け合わぬか?」
「なんでだい?」
「ワシと明久が二品頼むと、明久のお金が無くなってしまうじゃろう?」

姉上ー!?。
こっこんなに優しい姉上を見たのは初めてかもしれない。
優しく微笑みながら言っている様子はまるで本当に明久の事が好きなように見えてしまう。
でもきっと違う。これは姉上が明久をからかっているだけなのだ!。
そうこうしている内に一品頼んだらしく明久は姉上に猛烈に感謝していた。

「秀吉・・・そこまで僕の事を考えてくれてるんだね・・・」
「ふふ・・・大好きな明久の為じゃからのう」

会話を聞いていると何故か悲しくなってしまう。
やはり、姉上の方が明久には向いているのかと思ってしまう。
数分後料理が運ばれてきた。丁度明久達とワシの料理が運ばれてくるタイミングがぴったしだった。
ワシは料理を即効で平らげ、明久達の方に目線を移した。

439:すろう
10/02/13 16:31:36 hKWHKhkL

「明久、あーんじゃ」
「えっ!?ひっ秀吉?」
「早く口をあけぬか?」

・・・・姉上。
明久は少し恥ずかしそうにしながら、口を空けていた。
見ているだけでもとても恥ずかしいが、姉上はそれでもニコニコと笑っていた。
そのまま、永遠とワシは放心しながら姉上の行動を見ていたのだが、昼食を食べ終わり
そのまま明久達はまた公園の方に戻っていった。
また最初のベンチの上に座ったので、ワシは茂みに隠れて確認していた。

「疲れたのじゃ」
「それじゃあ、少し休憩だね」
「うむ、そうじゃのう」

姉上が明久にもたれかかる。
すると、明久は体を硬直させている。

「ひっ秀吉!?なっなんでもたれかかってくるの」
「お主は休めといったではないか・・・」
「そうだけど・・・これだとまるで恋人同士に・・・」
「やはり明久は・・・ワシとは嫌なのかの・・・?」
「え・・・・そっそんな事ないけど・・・」

明久は、そんな事言われると思っていなかったらしく。びっくりしていた。
するとそのまま姉上が一言言った。

「それじゃあ・・・・その言葉を証明して見せるのじゃ・・・」

姉上が目を閉じる、すると明久は周りを確認しながら恥ずかしそうにキスをしようとした。
この瞬間ワシの中で何かが爆発した。

「あっ明久!!」
「!?ひっ秀吉が二人?」

キスをする直前にワシが目の前に出て明久と姉上を引き剥がした。
すると目を閉じていた姉上が目を開けた。

「姉上、その様な格好をして何しにきたのじゃ?」

なんですと!?

440:すろう
10/02/13 16:32:07 hKWHKhkL
「そっそちらこそ何を言っておるのじゃ!」
「明久!あやつはワシの真似をしておる木下優子じゃ」

姉上が明久の腕に抱きつく。
すると、明久は少し溜め息を付いて答えた。

「えっと・・・こっちが秀吉だよね?」

ワシの方を指差しながら答える。

「なっなんで吉井君はわかるの?」

姉上がびっくりしながら、普通の口調に戻った。

「秀吉と優子さんとじゃ少し喋り方に癖があるんだよ。
でも二人が一気に喋ってくれないとわからないけどね」

ワシ達は顔を見合わせて、少しびっくりする。
しかし、やはり何故こんな事をしたのか聞きたくてたまらなかった。

「あっ姉上!何故明久にこの様な事をしたのじゃ!」
「あんたが、いつまでも吉井君に素直じゃないから私が代わりにやってあげたのよ」
「でっでも、もし明久とあのままキスをしておったらどうするつもりだったのじゃ?」
「それなら、私はあのまま吉井君とキスをしてたわよ?」
「あっ姉上は明久とキスをして恥ずかしくないのかの?・・・」
「別にー私は吉井君の事が恥ずかしがらずに好きっていえるしね」
「ゆっ優子さん?」


441:すろう
10/02/13 16:32:39 hKWHKhkL
明久の顔が赤くなる。
今は照れている場合ではないと思うのだが。このままでは本当に明久の心が姉上に奪われてしまうかもしれない。

「わっワシも明久の事が好きなのじゃからあっ姉上などには渡さぬのじゃ!」

明久の左腕にギュと抱きつく。
顔が少し真っ赤になったけど今はどうでもよかった。

「でも、私も吉井君の事が好きだから秀吉になんか渡さないわよ」

姉上が明久の右腕に抱きつく。
明久はとても困惑していた。

「えっ!?二人共どうしちゃったの?」
「明久・・・駄目じゃ・・・姉上なんかよりワシの方が優しいのじゃから・・・」
「吉井君、私は女の子なんだから本当に付き合えるのよ・・・?」

どちらもが甘い目で見るので、明久はとても困っていた。

「そっそんな、決めれないよ!」

そういわれたので少し明久から離れワシと姉上は当分の間喧嘩していた。
姉上も明久の前では関節技を使わなかった。
でも途中明久が微笑みながら。

「姉妹喧嘩は余りしないほうがいいよ?」

と言っていたからワシ達は喧嘩を辞め、すぐに明久に抱きついた。
結局帰るまでに明久は答えを出さず逃げるように帰ってしまった。
ワシ達はお互いを睨み合いながら家に帰った。


442:すろう
10/02/13 16:33:43 hKWHKhkL
これでいちを終わりです。
短いですが、もし見てくれた人がいたら幸いです。
有り難うございました。
後下手で大変申し訳ない。

443:名無しさん@ピンキー
10/02/13 17:39:47 AAsQ4++9
>>442

>後ろを向くとAクラス代表の霧島翔子が立っていた。
ここですごく吹いた

444:名無しさん@ピンキー
10/02/13 22:39:18 NVZEJY6n
優子さんかわいいよ優子さん

445:名無しさん@ピンキー
10/02/14 01:45:23 raWaQgWF
工藤さんの自慰物を投下します。
気に入らないかたはスルーで。

446:名無しさん@ピンキー
10/02/14 01:46:26 raWaQgWF
「覗くならバレないようにね♪」


そう軽い調子でからかうように言ってボクは部室のドアをパタン、と閉じる。

「皆楽しそうだったなっ、早くボクも行こっ」
吉井君は島田さんに関節技を掛けられてて、坂本君は代表に目を潰されていた。
うん、いつも通り楽しそうっ。


「…ムッツリーニ君も水着だったな…」
彼の名前を呟いただけで胸がとくん、と疼く。
そうなって自覚する。やっぱり好きなんだな、ボクはムッツリーニ君の事が。
えっちだし、すぐ鼻血出しちゃうし、盗撮もするし…どうして好きになったんだろ。
でも、好きなのは間違いないんだよね。


「んっ…」
水着姿になったボクは、軽く胸を触ってみる。まだドキドキが収まらない。
ドアの向こうには、ムッツリーニ君がいるんだよね…そう思うと、また鼓動が速くなる。

「あぅ…収まらないや…ちょっとだけなら大丈夫だよねっ…」
水着をずらして、胸の真ん中を指で弄んでみる。

「はぁっ…あぁ…っ!」
体に電流が走ったのかのような快感がボクを襲う。
なにこれ…気持ちよすぎるよっ。扉の向こうにムッツリーニ君がいるって考えるだけで、いつもより気持ちよくなっちゃう。

447:名無しさん@ピンキー
10/02/14 01:48:41 raWaQgWF
もしかしたら本当に覗いてるかもしれないんだよね…

「あっ…うぅ…ふぁっ」

だ、だめぇ…とまらないっ…
もし覗いてたら、いつもみたいに興奮して鼻血出しちゃうのかなぁ…そうだったら少し、嬉しいっ。ボクで興奮してくれてるって事だもんね。


「んちゅっ…ぺろっ…んうっ…んっ」
指をぺろぺろと舐めて、また胸の中心へと手をやる。
濡れた指がどんどん乳首を濡らしていく。あははっ、これやばいかもっ…


「はぁ、ああんっ…むっ、つりぃ…に、くんっ」
ムッツリーニ君に後ろから抱き締められて男の子にしては細い指で乳首を弄ばれてる。
今のボクはそんな想像をしちゃってる。…愛子、とか呼ばれちゃったりして。

「あっ…いいよぉ…やんっ…んう…」
だんだん声が大きくなってきているのが自分でも分かる。だからといって、抑えられるものではないけれど。


濡れそぼった乳首はもう固くなってて、触れる度にびくん、て体が震えちゃう。


「ひゃあ…ふぁ…もうがまん、できないよっ」
片手が自然に下半身へと向かって、水着の上からボクの女の子の部分を撫でる。そこはもう水着の上からでも分かるくらい、びしょ濡れになっちゃってる。

448:名無しさん@ピンキー
10/02/14 01:50:54 raWaQgWF
「あはっ…ぷーるに入ってないのにっ、えっちな汁でっ、こんなに濡れちゃってる…」

しばらく上からなぞった後、水着の中に手を入れて、直接触れてみる。もちろん、ムッツリーニ君に触られてると想像しながら。


「っあ、あんっ…きもちいいよぉ…はぁ、ふぁっ…」
くちゅくちゅって、えっちな音が部室中に響いてる。
左手は固くなってる乳首を弄んで、右手はボクの女の子の部分の中に入って、掻き回してる。そして、ムッツリーニ君を思えば思うほど、からだは切なくなっていく。

「はぁんっ、んくっ、も、いっひゃ、らぁ…うっ」
限界が近いのがはっきりとわかる。
…ムッツ…いや、心の中でくらい康太くんっ、て呼んでもいいよね。
好きだよ、康太くん。

「あっ!…んああっ…い、いくっ…うあっ…こうたくんっ、すきぃ!」
そうしてボクは、康太くんへの思いを吐き出しながら、絶頂に達しちゃった。
はまっちゃいそうだよっ、これ…

449:名無しさん@ピンキー
10/02/14 01:54:02 raWaQgWF
「…愛子、遅かった」
「ごめんねー部室が汚かったから片付けてたんだ」
「…さっき」
「ん?」
「…トイレに行く途中で、愛子の声が聞こえた」
「っ!?…あ、あーちょっと転んじゃ」
「…喘ぎ声だった」
「っ!ああ…あははっ、そうちょっとむらむらしちゃったんだよ、だからつい…ね」
うぅ、代表に聞かれちゃってたみたい。で、でもそれだけなら、ボクがえっちな事は知られてるわけだし、大丈夫ー


「…康太くん、すきぃとも聞こえた」
「だいひょーストップ!!」

ボクの大声に、皆の視線が一斉にこっちを向く。代表に聞かれるなんて、やっちゃったなあ…

「…愛子、苦しい」
「ごめん…あ、えーと、その…秘密に…」
「…大丈夫、これは二人だけの秘密…それに、むらむらした愛子の気持ちも良く分かる」

む、そう言われると恥ずかしいけど、やっぱり代表はわかって…
「…私もむらむらしたら、雄二の部屋で」

…ごめん、まだボクにはちょっと、早いかな。




ふと、こっちを向いていた康太くんと目が合う。ボクの大声が気になったんだろう。



「………………(チラッ)」
「……ブシュアアアッ!!」


もう、見るだけで満足しないで欲しいんだけどなっ。


「…くすっ、愛子は素直じゃない」

いつか、好きって言った時くらいは、鼻血出さないで最後まで聞いてよね。

450:名無しさん@ピンキー
10/02/14 01:56:02 raWaQgWF
以上です。
工藤さんのSSが増えるといいなあ…

451:名無しさん@ピンキー
10/02/14 03:31:07 kxjv/bxQ
工藤さんが特別好きってほどでもないけれどなかなかいいな。

452:ちよこれいと  雄二×翔子
10/02/14 14:55:06 5w1bW2hb
雄二×翔子投下します。
ひたすらいちゃいちゃしてるだけです。




濃い紅茶の色をした空につむじを向けて、
翔子の漆黒の髪は、優しいだいだい色の光をきらきらと反射させる。
一歩歩くごとにさらさらと揺れるそれを背中に流し、翔子は傍らの雄二の名前を呼んだ。
「……雄二」
「ん?」
ぞんざいに鞄を脇に挟んで帰路を歩んでいた雄二は、
分かれ道に差しかかったせいで立ち止まった翔子に合わせて足を止める。
「……明日、楽しみにしていて」
沈みかけの太陽を背負ってそう言う翔子に眩しそうに目を細めながら、雄二は頭の中で日付を確認する。
「明日、明日…えーと…ああ」
真っ先に思い浮かんだのは、街中ラッピングされた光景だった。
この時期になると、派手でごちゃごちゃした飾りやリボンで街中がピンクや白や赤で溢れかえる。
「毎年毎年、飽きないなお前も」
ここ数年間、一回も欠かすことなく愛情たっぷりのチョコレートを雄二に送ってきた翔子は、
この行事を迎えるふたりの間では恒例になった、照れた微笑を浮かべる。
「……だって雄二が好きだから」
俯き気味にしているせいで、垂れた髪が翔子の顔を僅かに隠す。
興味の無い素振りをしながら、(実際に彼はそういった行事には興味を持つタイプではないのだけれど)
結局はぶっきらぼうにチョコレートを受け取る雄二は、
そんな風にストレート過ぎるボールを投げてくる翔子に中てられて、ぐぐぐと口の中だ
けでちっぽけな突っ込みを繰り返した。


翌日、昼も過ぎたころにやっと目覚め、キッチンに下りてきた雄二が見たのは、
エプロンを身につけた翔子だった。
「………おい、なんでお前がここにいる」
パジャマ代わりのスウェットに無造作に手を突っ込み、尻をかいていた手を止めて、
その姿を見つけた途端に雄二は無表情でそう言い放った。
布団の中に置いて来れずに引きずってきた眠気が、却って覚めていくようだ。
「……おはよう雄二」
しかし翔子はそれには答えず、キッチンに立ったまま軽く上半身を捻って挨拶をした。
「雄二ったら、そんな言い方しなくていいでしょう? せっかく翔子ちゃんが来てくれてるのに」
その隣に立っていた雄二の母、雪乃は体ごとこちらに向けて息子を軽く叱る。
雪乃のことだから、またほいほいと翔子を家に上げたのだろう。
そのせいで息子の命が何度危険に晒されているか、全く解っていないのだ。
「翔子ちゃん、何か手伝うことない?」
「……大丈夫。お義母さんの手を煩わせることはない」
助手のように翔子の隣に控えていた雪乃の申し出に、翔子は真剣な表情で手元に集中したままそれを断る。
腕前はとんでもないが料理することそのものは割と好きな母は、
少し残念そうに、しかし同時に翔子を頼りにして頷く。
「そう? うん、そうね、翔子ちゃんなら大丈夫よね。
じゃあ、お友達と約束があるから出かけてくるわね。お夕飯はちょっと遅くなっちゃうかも」
ハンドバッグを手に提げ、雪乃は残るふたりに手を振る。
「んー」
「……いってらっしゃい」
テーブルの上の新聞を捲りながらの雄二は適当に、翔子は一度手を止めて雪乃を送り出した。
一旦新聞を手放して食パンを取り出し、トースターに入れてつまみを回す雄二の背中に、翔子が声をかける。
「コーヒー? 牛乳?」
「自分で入れる。続けてていいぞ」
冷蔵庫から冷えた牛乳パックを取って、グラスに注いだものを飲みながら、雄二は翔子に近づく。
「変なもの入れるなよ…?」
翔子の背後から、彼女の手元をひょいと覗きながら雄二は釘を刺しておく。
翔子が包丁で刻んでいるのは案の定チョコレートで、ふたつのボウルにはそれぞれ、
細かくなったカカオチョコとホワイトチョコが入れられていた。

453:ちよこれいと  雄二×翔子
10/02/14 14:57:10 5w1bW2hb
「……心配なら、そこで見ていて」
首を真上に向けて、翔子が呟くように伝える。翔子を見下ろしていた雄二とばっちり目が合い、
なんとなく気まずくなって、雄二はグラスを持っていない手を翔子のつむじに添え、
壊れものでも扱う手つきでそっと押して前を向かせた。
「喉渇かないか」
「……少し」
「牛乳でいいか」
「うん」
新しいグラスに牛乳を注いで、翔子の邪魔にならない位置にそれを置く。
ジャムを塗ったトーストかじりながら雄二は新聞を捲る。
「昼飯は?」
「……食べてきた。肉じゃがつくったのがそこのお鍋にあるから、雄二はそれ食べて」
「お、サンキュー。わざわざつくってくれたのか、悪いな」
「……花嫁修業の一環」
ばきん。雄二が思わず箸を折る音がキッチンに響いた。
朝食と昼食をいっぺんに取った雄二は、スウェットから着替えてキッチンに戻る。
結局のところ、雄二は翔子の望んだように動いてしまうのだ。
湯煎で溶かしたチョコレートの甘い香りがほのかに漂う。
聞こえるのはお互い、雄二が部屋から持ち出した漫画のページを捲る音の合間合間に、
翔子の操るスプーンがボウルにぶつかる音くらいだった。
「……雄二、あーん」
「あー」
椅子にどっかり座った雄二に、シンプルなエプロンの裾をひらりと翻して寄って来た翔子は、
チョコを掬ったスプーンを差しだす。
雄二が銀のスプーンをくわえ、頃合いをみて翔子はそれをそっと引き抜いた。
「……おいしい?」
「ん。でもこれ、売ってるのを溶かしただけだろ」
「……それはそう…だけど、ちょっとひどい」
「冗談だ、冗談」
苦笑気味にそう言うと、頬を膨らませていた翔子は、雄二の手から本を取り上げた。
テーブルの上にそれを置いて、くるりと背を向けてチョコレートに戻っていく。
仕返しのつもりなのかもしれないが、文章ばかりの分厚い本でもないから、
すぐに読んでいたページを見つけられる。
チョコレートを型に流し込んで、冷蔵庫に入れ、ミトンを外しながら翔子が再びこちらにやって来る。
「……これ、余ったから食べて」
溶かしたカカオチョコとホワイトチョコをふたつのマグカップになみなみに注いで、
クッキーや小さくちぎった食パンを乗せた皿と一緒にテーブルに置く。
後はチョコが固まるのを待つだけになった翔子は、雄二の膝をぺちぺちと叩く。
椅子の上で胡坐をかいていた雄二は、その合図に足を伸ばして座りなおした。
雄二の腿に手をつき、翔子はそうっとそこに腰を下ろす。
「……重い?」
「別に」
かと言って、歳の離れた小さな子どもではないのだから軽いわけでもないが、
苦しくはない、心地良い重みだった。
次いで背中を預けられ、胸に翔子の頭が擦りつけられる。
チョコレートの甘い匂いと、黒髪が含む水とシャンプーの匂いが混ざり、雄二の鼻をくすぐった。
若干身を屈めて、翔子の頭に顎を乗せる。
翔子を囲むように腕を回し、「読みにくい」なんて言いながら雄二は単行本の続きを読もうとする。
すると、翔子が雄二の腕にちょんと手を置いて僅かに伸び上ろうとしたので、
雄二は腕を下ろして更に読みにくくしながらページを捲る。
「……面白い?」
「まあ暇つぶしにはなるかな」
「……このキャラクター、さっきも出てきたけれど口調が違う。兄弟?」
「いや、別人。描き分けできてないだけだ」
「……雄二が喋ると、頭がかくかくする」
翔子のつむじに顎を乗せたまま喋っていた雄二は、
それを聞いて顎を浮かせ、彼女の頭に触れないようにする。
「……だからって、別に嫌だと言いたいわけじゃない」
そう言ってから、翔子はもぞもぞと身じろいで、体の正面を雄二に向けた。
「よっと」

454:ちよこれいと  雄二×翔子
10/02/14 15:00:48 5w1bW2hb
雄二は単行本をテーブルに放り投げ、翔子の脇を抱えて軽く持ち上げて、座らせ易い体勢をとる。
再び膝の上におろすと、翔子がもたれかかって来た。
雄二の胸板に頬を擦りつけ、翔子は夢を見るようにまぶたを降ろす。
一拍遅れてついてくる髪がふわりと広がり、雄二はなんとはなしにそれを掬う。
さわり慣れた、手に馴染む髪を一房手に取って、毛先を弾く。
二人分の体重を乗せた椅子の足が、きしりと控えめな音を立てた。
ひやりと冷たい髪を指先で遊んでいると、
翔子がますます体を密着させるように押し付け、ぐっと伸びあがった。
膝を立てないように気をつけながら、翔子は雄二と同じ高さまで背を伸ばして、口づける。
そうっと触れるだけのキスをして、離れ、翔子は自分の唇を親指の爪でなぞった。
「……雄二、唇かさかさ」
なじるように、じっとりした目で見上げられる。翔子はごく最近、同じことを雄二に言ったのだ。
しかし、雄二はすっかり忘れてしまっていたようで、ぺろりと舌で唇を舐めて確かめた。
「季節が季節だしな。乾燥してんだろ」
「……男の子ってみんな、そういうところに無頓着でいけないと思う」
「そう言われても、それが男ってもんなんだからしょうがない。別に気にならないし」
「……雄二は気にしないとだめ」
ポケットからリップを取り出し、キャップを開けて指先で筒の底をくるくると回す。
口元に近づけると、雄二は唇を軽く結んだ。
荒れたそこにリップを滑らせる。
「……かさかさだと、ちょっと痛い…」
「これから気をつける。なるべくな」
いまひとつ真剣味にかける口調の雄二に、
翔子はむうと頬を膨らませた後、頬を火照らせて彼の胸元に額をくっつけた。
「……わ、私がいつキスしたくなってもいいように、ちゃんと手入れしてて欲しい…」
げほげほ! と雄二は盛大にむせ込んで、「あー」だの「うー」だの唸っていた。
それが雄二の了解の合図なのを知っている翔子は、雄二に頭を預けたままこっそりと笑った。
「あ、でも外ではやめろよ。あと他に誰かいる時も」
牽制のつもりなのだろうが、それでは言外に翔子の先程のお願いを聞くつもりなのを
わざわざ口にして言っているようなもので、そのへんは雄二もバカである。
「うん」
「よし、いい子だ」
しかし、翔子は翔子で幸せいっぱいで、それを指摘すればますます雄二を内堀に陥れることができるのに、
見えないしっぽをふりふりさせて頷くだけだった。
雄二が絡むと賢い頭が途端に鈍くなるか、極めて危険な方向に鋭くなるか、どちらか両極端になるのが翔子だ。
頭を撫でられて、ハートマークをいっぱい飛ばしていた翔子だったが、
こうぴったりとくっついていると、もっと素敵なことが欲しくなってしまう。
「……いい子にするからご褒美が欲しい」
うっとりした表情で、翔子は雄二の手に頬を擦りつけた。
柔らかい頬が、雄二の大きな手に包まれる。
「おー……」
同じく、年相応の衝動がむくめいていた雄二は、飾り気のない返事をしながら、翔子の体に手を回す。
ちゅっと一回、あやすように額に口づけて、雄二は翔子のエプロンの肩紐を外す。
服の裾を持ち上げて、頭と腕からそれを抜く。摩擦で起こった静電気に、翔子の髪が何本もはねた。
手の平で押さえるように髪を解く翔子の脇から手を伸ばし、雄二は薄いグリーンの下着のホックを外そうとする。
何回やってもスムーズにいかないそれに苦心している雄二を見るのは、翔子のお気に入りだ。
優越感といったほんの少しサディステックが混じったものではなく、単純に可愛いと思うのだ。
やっとそれを外せた雄二が、ブラを隣の椅子に放る間、自分の格好を見下ろした翔子は、
「……まにあっく」
そう零した。
「うるへー。男の永遠のロマンだ」
二の腕でかろうじて留まっているエプロンは剥き出しの胸に申し訳程度に引っかかり、
翔子の肌は冷たい空気に晒される。
肩紐を掴み、エプロンを直そうとする翔子の背中に手を添えて、
寄りかかるようにして雄二はテーブルの上に置かれたマグカップを手に取る。
一緒に置いてあったスプーンで中身をかき混ぜ、掬ったホワイトチョコを一口翔子に食べさせる。
雄二は新たにチョコを掬って、翔子が直したエプロンを引っ張って再びはだけさせ、それを彼女の胸の上で傾けた。
「……ますますまにあっく」
薄くクリーム色がかかったホワイトチョコが、
二つの膨らみに別れる直前の部分に垂らされるのを見て、翔子は雄二の服をきゅっと握る。

455:ちよこれいと  雄二×翔子
10/02/14 15:03:22 5w1bW2hb
「……食べ物を粗末にしたら駄目って、習わなかった」
「覚えてないな、バカだから」
「……バカは関係ない」
ぬるくなったチョコレートが、谷間にとろりと流れ落ちる。
もう一掬い、今度は隆起に差しかかるか否かのところで、横に線を描く。
つうっと流れていく白いチョコは、翔子をむずがらせた。
たっぷりと垂らしたチョコレートを、雄二はスプーンの背で円を描くように広げていく。
冷えた銀がチョコ越しに肌の上を滑る度、翔子の頬は徐々に赤く染まっていった。
肌の色とはまた違った白が塗りたくられた乳房に、
雄二が指で触れると、それまで大人しくしていた翔子が息を詰まらせた。
さっきまでの無機質なスプーンとは違った、わずかに荒れた指先が翔子の胸の輪郭を撫でる。
「ふは…」
翔子の唇から熱を持った息が吐き出される。
ぱくん、と雄二がてっぺんを食むと、投げ出されてぷらんと椅子の外に垂れていた翔子の爪先が跳ねた。
「あま」
雄二は至って簡素な感想を述べる。
頬に触れる髪を伝うようにしてすぐ上を見上げると、顔を真っ赤にしている翔子と目が合った。
ばちんとロックされたようにお互い固まってしまって、
たっぷり十秒ほど見つめ合ってから、大慌てで雄二が余所を向く。
していることがことだから……というのはもちろん、
普段やられ役に甘んじて翔子にいいようにされている自分が、
反対に彼女をいいようにしていて、且つ特に抵抗もされずに受け入れられている現状が妙に気恥かしい。
日常ではあまり表情に変化のない翔子が、今だけは顔を真っ赤にして唇を歪め、
迷子のような不安げな顔をしているのも、もうなんだか駄目だ。
はぁ…と翔子が詰めていた息をそろりと吐き出した。
それをきっかけに雄二は翔子に向き直る。
しかしなかなか動き出せない雄二に、翔子はもじもじしながら彼の服の裾をつまんだ。
「………雄二」
「…ああ、うん。翔子はどうしたい」
翔子に名前を呼ばれてやっと、雄二は彼女に聞いて仕切り直す。
「……雄二の好きにすればいい」
「せっかく聞いてんのに、欲がないよなぁ」
「……私は雄二とこうしているだけで幸せ」
真顔で言う翔子に中てられ、雄二はぐうっと押し黙った。
一方、軽く握った拳を口元に持っていって何か考え事をしていた翔子は、
「……あ、あった。一つだけ」
握った手を緩め、雄二と目を合わせた。
「言ってみろ」
「……雄二のホワイトチョコ―」
「女の子がそんなこと言うんじゃありません! めっ!!」
ぱちん、と小気味のいい音を立てて、雄二は片手で翔子の口を塞いだ。
「あ、悪い」
思ったよりも勢いがついてしまったようで、翔子がきゅうっと大きな目を細めた。
手を離すと、言葉を遮られて拗ねたのか、
それとも驚かせられたからか、翔子はむすっとしてそっぽを向いた。
機嫌を悪くしたか、と雄二が思うよりも先に、
翔子はぴんと思いついたように目を僅かに大きく開いて、動き出した。
雄二が履いているボトムに手を伸ばし、前をくつろげる。
次に、テーブルの上に放っておかれていたマグカップを取り上げる。
「待て」
スプーンをカップに差し入れようとすると、雄二に両手首を力強く掴まれ、翔子は動きを止められる。
「お前は何をしようとしているんだ」
「デコレーション」
清々しいほどにきっぱりと言い切る翔子につられて、一瞬承知しそうになる雄二だったが、ぶんぶんと首を振る。
翔子にしたことが自分に返って来るとは思いもよらなかったようだ。
「………チョコバナ」
「だから言うなって!」
「……好きにしていいって言ったのに」
「そこまでは言ってない」

456:ちよこれいと  雄二×翔子
10/02/14 15:04:20 5w1bW2hb
頑なに拒否する雄二だったが、
「………」
肩を落として俯き、スプーンでくるくるとチョコレートの水面をかき混ぜ、
いみじくもその合間合間にちらりと見上げてくる翔子に、
「………だーっ! わかったよ、お前の好きにすればいいだろ!」
あっさりと折れてしまった。
途端に翔子はこくんと頷き、スプーンを持ち上げ、もう片方の手で雄二の中心を支えてチョコレートを垂らす。
翔子の冷たい手と、ぬるくなりかけているチョコレートの滑りに雄二は眉を寄せる。
「なあ、お前これ好きでやってんのか?」
「……あんまり。にがいししょっぱいし、くるしい」
だからチョコを使うのかというとそういう訳ではなく、
それは好奇心とささやかな「仕返し」から来るものであって、今回限りの話だ。
「じゃあなんで」
すぐには答えず、翔子は雄二の腿から下りて、床に膝をつく。
翔子の頭がぶつからないように、雄二は行儀悪くテーブルに足をかけて押しやった。
「……雄二がこうされるのが好きだから…。私に」
瞳を伏せがちにしてそう言い、翔子は小さな口で、ちゅっと可愛らしい音を立ててそれに口づけた。
「恥ずかしいやつ…!」
雄二にとってそれは奇襲そのもので、しかし翔子は彼がそう口走ったところでちっとも気にかけようとしなかった。
柔い唇でそっと先端を挟み、突き出した舌で鈴口のくぼみをえぐるように舐める。
絹のようにさらりとした髪が頬にかかり、それを邪魔がって耳にかける仕草にどきりとして、
雄二は彼女が辛うじて見えるぎりぎりまで目を細めた。
熱い息と舌で溶けだし、奥深く飲み込んで行くに連れて剥がれていくチョコレートが翔子の唇をブラウンに彩る。
飾り気のないリップで塗られ、桃色をしていた唇が汚れていく様に、雄二は目を離せなくなる。
溢れてくる唾液でそのチョコの口紅も、雫が垂れるように唇から顎へと滴っていった。
最初は甘かったのが、デコレーションも取れてだんだんと苦味が増して、翔子は思わず声を漏らした。
ぎゅうと固く目をつぶって、両手で揉みほぐしながらますますそれを深く咥えこむ。
舌をぴんと尖らせ、裏筋に突きつけて、奥から手前へと溝を掘るように強くなぞり上げる。
「翔子、口外せ」
荒くなる息を極力抑え、雄二は翔子の頭に手を置いた。
しかし彼女は小さく頭を左右に振って、より一層深く、温かな口内の壁でそれを包み込んだ。
耐えられそうにない。雄二は慌てて、翔子の頭に添えた手をむこうへ押しやって彼女から離れようとする。
しかし、それは却って柔らかく湿った粘膜に己を押し付け、更には強くこすりつけることになる。
押し退けられ、咄嗟に口を開いて雄二を離した翔子の顔面を縦断して、白いどろどろが飛び散った。
何が起こったか瞬時に理解できず、自分の頬や鼻先に指で触れる翔子はもちろんとして、
そんな彼女を見下ろす雄二までもがきょとんとする。
数秒が過ぎてからやっと、
「悪い!」
手を伸ばして、食器棚のガラス戸の前に立てられているキッチンペーパーを乱暴に巻き取り、
千切って、雄二は翔子の顔に押し当てる。
ごしごしと乱暴に拭きとられるのを、翔子は顎を上向きにして雄二が綺麗にしやすいようにして、
されるがままになって待っていた。
一通り翔子の顔に付着したものを拭った雄二は、それをくしゃくしゃに丸めて、ゴミ箱に放る。
続いて床に太股の内側をべったりとくっつける体勢で座り込んでいるままの
翔子の脇に手を差し込み、引きずり上げようとする。
のだが、翔子は床に膝をついてからは雄二の助けを借りることなく、自分で椅子に座る彼の膝に跨り
――その肩に手を置き、更に伸び上って口づけた。
甘えてくる翔子に雄二はなんの抵抗もせずに応じて、けれども舌が絡み合った瞬間にそれを悔やんだ。
もつれ合わせた舌は、どろりとした白い液体を共有する。
翔子の細い肩を両手で掴んで、ほんの少し力を込めて自分から離す。
唇が離される直前、翔子は舌の上に残っていたわずかな残骸を、
持ち主に返すように雄二の口内になすりつけた。
「うげ」
そこに塗られた苦味に顔をしかめる。
顔にかかってしまった時翔子は小さく、
それでも確かに口を開けていたから、そこにも侵入してしまっていたらしい。
まさか自分が出したものを口移しで飲まされるとは思っていなかった雄二は
翔子を睨むが、彼女はくすくす控えめに笑うだけだ。
まるでいたずらが成功した子どものようで、これでは口でとやかく文句をつけるのが馬鹿らしくなってくる。
唇を歪めていた雄二は、不機嫌な顔のままに翔子をひょいと抱き上げて、テーブルの上に座らせた。

457:ちよこれいと  雄二×翔子
10/02/14 15:05:31 5w1bW2hb
翔子の体を挟むように両手をテーブルにつき、雄二がぐっと身を倒すと、
彼女もそれに合わせて背中をつけざるを得ない。
テーブルに上半身だけを預けた翔子の、垂れた足に雄二は手を這わせる。
「……反撃?」
冷えた指先に触れられ、爪先をぴくりとさせて、寝転んだまま翔子は雄二と目を合わせる。
「ま、そんなとこだ」
膝から太股を辿り、雄二は翔子のスカートにしわをつくった。
片膝を持ち上げ、翔子の爪先はテーブルの縁にかけられる。
マグカップに浸し、指先にたっぷりとチョコレートを絡めて、雄二は翔子の切れ込みに触れる。
「っ…」
肌が泡立つ感覚に、翔子は声にもならないような短い息を漏らす。
形を確かめるように周りをなぞるだけだった指が、チョコとはまた違った透明でとろみのある蜜を捕らえた。
「……あっ」
割って入って来る雄二の指先に、翔子の肩がびくんと跳ねる。
チョコレートをすりつけるように内側を丹念に掻き回され、その度に翔子の体に熱が溜まる。
触れられているところから背筋を通って、頭部へと駆け抜ける喜悦に浸り、翔子はだんだんと溺れていく。
「………い、ぅうん…」
ぞくぞくする背中を押さえつけたくて、しかし反対に背筋を突っぱねて体を反らせてしまう。
テーブルの縁に引っかけていた足を伸ばし、無意識の内に上へ上へと逃げようとする翔子の腕を、
塞がっていない方の手で押さえつける。
指を抜いて、雄二は両手で翔子の腰を捕らえた。
「…いいか?」
唾を飲み込んで、上下に動く喉仏に、翔子は自分だけでなく雄二も高ぶっていることを知る。
額に零れ落ちた赤い髪を掻き上げるその仕草に、翔子は余計に羞恥に煽られる。
「……ど、どうぞ」
「なんだそれ」
顔を真っ赤に染め上げて、そのくせ急に畏まった言い方をする翔子に、雄二は思わず噴き出しそうになる。
途端にむすっとした表情で睨まれるが、色づいた頬のままでは全く効果がない。
くつくつ笑いをなんとか抑えて、雄二は翔子のほっそりした腰を掴んで、テーブルからずり下ろす。
不安定な体勢を支えようと、翔子は雄二の腕に絡めるように手を伸ばした。
差し込まれる熱をはらんだ直球な欲に、翔子ははくはくと浅い息を繰り返す。
「……ゆうじ…あ、…」
雄二の額に滲む汗が目について、それを沸き立たされるように翔子は彼を緩く締めつける。
「…しょーこ」
彼女に呼応するように、乱れる息継ぎの合間、熱を吐き出すように雄二は呟いた。
幸福が快楽とごちゃまぜになって、薄く貼られていた膜が一息にふくらみ、翔子の瞳から溢れだす。
しあわせだ。翔子はうっとりとまぶたを伏せた。

458:ちよこれいと  雄二×翔子
10/02/14 15:07:49 5w1bW2hb
チョコレートよりも甘ったるい匂いが凝縮されたキッチンは、まるで空気に色がついたようだった。
「今日はろくに飯食えねえな、ここじゃ」
散らかし放題にしていたテーブルを片付けながら、雄二はぼやく。
キッチンに不都合があって使えないというわけではなく、
こんなことの後では、母親とこの食卓についた際に平気な顔を維持できないという意味だ。
いっそのことお友達と外食でもしていてくれればいいのだが、そういった連絡は入っていない。
掃除する雄二の横で、くちゃくちゃになったエプロンだけをまとった姿で、翔子は冷蔵庫を開ける。
「翔子、まず服着ろ。風邪引くぞ」
そういう雄二もろくな格好ではないのだが。
扉を薄く開けて、隙間から覗くように中を見て、翔子はぱあっと顔を輝かせた。
「できたのか?」
床に転がったマグカップを拾い、そこから零れたチョコレートを雑巾で拭き取っていた雄二が
背後から覗きこもうとするが、素早く翔子は冷蔵庫を閉めた。
カララン……と、扉を閉めた拍子に、瓶同士がぶつかる可愛らしい音がする。
「……まだひみつ。楽しみにしていて」
翔子は控えめに、けれどくすくす楽しそうに笑った。

「……私のバカ」
しかし一転、翔子は唇をへの字に曲げ、しょんぼりと俯いた。
身なりを整えて、キッチンも片付け終わったふたりはそれぞれ、
翔子はシンクに立って最後の仕上げを、雄二は椅子に座って彼女の背中をぼんやり眺めていた。
「なにが?」
言葉少な雄二が尋ねると、翔子は、
「……ラッピングの材料を家に忘れてきた」
と呟いた。
椅子を軋ませて立ちあがり、雄二は翔子の隣に並ぶ。
「もうできてるじゃないか」
恥ずかしいくらいに直球なハートの形をした真っ赤な箱は、翔子の前にきちんと蓋をされて鎮座している。
「……金と銀のモールを巻くつもりだったのに…これじゃカードが挿せない」
ふたつに畳まれた小さなメッセージカードを手に、翔子は困りきる。
今から取りに帰るか、急いでどこかで買ってくるか。
考えを巡らせていると、それを遮るように耳元で絹が擦れる音がした。
引っ張られるようにしてそちらに顔を向けた翔子に、
雄二はたった今抜き取った彼女のサイドに結ばれていた白いリボンを差し出す。
「これでいいだろ」


緑から青にかけてのグラデーションで空の縁が彩られていた。
いつもはふたつ揃っているリボンを片方だけ揺らして、
翔子は薄暗い空に瞬きだした星を眺めるふりをしてゆっくりと歩く。
それに合わせて歩いている雄二の足の運びも、普段に比べて随分と遅い。
会話も飛び飛びで、声や言葉を伴わない白い息がほとんどだった。
「……ここでいい」
翔子の自宅のすぐそこまで来たところの曲がり角で、彼女は立ち止まる。
手に提げていた鞄の口を開いて、中から慎重な手つきで箱を取り出す。
「雄二」
白いリボンは、今は漆黒の髪ではなく、赤いハートのケースを慎ましく飾っている。
ハートのとんがりが雄二の方を向くように、翔子は両手でそれを渡す。
結ばれたリボンと箱の間に挟まれた小さなカードには、どんな言葉が書かれているのだろう。
「……私の気持ち。受け取ってください」
寒さのせいだけでなく頬を染める翔子に、
雄二はポケットに突っ込んでいた手を片方だけ抜いて、それをぞんざいに受け取った。
「………アリガトウゴザイマス」
彼は目を合わせてはくれなかったけれど、翔子はふうわりと微笑んだ。




終わりです。読んで下さった方、ありがとうございました。
スタンガンも手錠も逃亡劇もなくてすみません。

459:名無しさん@ピンキー
10/02/14 23:20:19 z8hz+PQr
GJ!最近投下ラッシュだな

460:名無しさん@ピンキー
10/02/14 23:36:07 s8iaXqXo
じゃあ俺明久×翔子とか書いてみるわ

461:名無しさん@ピンキー
10/02/14 23:49:48 6SUilVdq
GJ!
投下ラッシュというか翔子ラッシュだよね

今のSS終わったら違うカップリングに挑戦せねば…

462:名無しさん@ピンキー
10/02/15 00:08:17 Z71aAqZ8
GJ!!
終始ニヤニヤさせて頂きましたw
いや~最近はスレが賑やかでいいですな

463:名無しさん@ピンキー
10/02/15 00:52:34 AjwYElNn
エロ有りの場合、ムッツリーニの鼻血設定って気にしなくても大丈夫なのかな。

464:名無しさん@ピンキー
10/02/15 14:29:02 goIAiEEN
エロなし、召喚「獣」じゃない、携帯規制されたら死ぬ、話が長いの四拍子だけど書いてみます

465:名無しさん@ピンキー
10/02/15 17:23:39 FIbhsPwN
ktkr

466:名無しさん@ピンキー
10/02/16 23:00:47 3GaLxHxM
ヒャッホー

467:>>464の予定内容及び注意
10/02/17 22:49:13 X531RfU0
ふとしたきっかけから召喚獣を召喚
しかし、そこにいつもの見慣れた姿はなく、代わりに召喚獣が装備していた武器だけが出てきて
――って戦うのが召喚者自身!?しかも、勝手に大会出場が決定してるし、一体どういうことなの!?
――「あれは冗談で言ったんだぞ!?」(by八方美人)
召喚大会リターンマッチ。負けられない戦いが、そこにはある!
学園エクスプロージョンラブコメSS、「僕と雄二と召喚大会」



①恋愛関係の描写はほとんどありません、95%がバカ成分です
②カップリングは強いて言うなら明久×姫路です。話の基本部分では雄二×翔子がメインです
③2D清水、2A久保、3A常夏、島田妹は出ません
④終盤に熱血かつ微シリアス気味になります
⑤明久と雄二は最終的に協力したりしません。原作とは少し方向性が異なります
⑥テイルズオブシリーズとのコラボ妄想の結果です

468:名無しさん@ピンキー
10/02/17 23:10:45 x4gJwXL9
ありがとう。ネタバレはもういいから早く本編をだな

469:名無しさん@ピンキー
10/02/18 15:00:43 2NV13okl
勝手にNGしとけよタコ
いちいち宣言いらねーからwww

470:名無しさん@ピンキー
10/02/18 20:48:03 RVRZH67n
>>467
有無、なかなか面白そうだ。

ついでに
ムッツリーニ×愛子と
木下姉弟、異端審問会wも出ればウケる事間違いなしw

471:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/18 23:56:40 pXUTWLnx
「翔子」
「・・・・・・雄二・・・・・・何?」
「ほら」
「・・・・・・え・・・・・・私のヴェール・・・・・。どうして・・・・・・?」
「野球大会の優勝賞品として返して貰ったんだ。それと・・・・・・悪かった。つまらないものなんて言って」
「・・・・・・雄二・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・ダメ。謝っても許さない」
「ぐっ!その・・・・・・本当に悪かった!だから、そこをなんとか!」
「・・・・・・ダメ、絶対に許さない。許して欲しいなら・・・・・・」
「欲しいなら?」
「・・・・・・私に、キスして」
「しょ、翔子!?頼むからそれだけは勘弁してくれ!それ以外なら何でもするから!」
「・・・・・・本当?」
「・・・・・・何でも、とまでは行かないがある程度なら・・・・・・」
「・・・・・・じゃあ、今度また雄二と如月ハイランドに行きたい」
「あそこか、最近正式オープンしたらしいな・・・・・・分かった。それぐらいなら大丈夫だ。胡散臭い噂作りもないだろうし」
「・・・・・・噂?」
「いや、こっちの話だ。それよりお前どうしたんだ?顔が赤いぞ?」
「・・・・・・少し、恥ずかしかった」
「恥ずかしかった?・・・・・・まさかさっきのあれ、また明久のバカに何か吹き込まれたのか?」
「・・・・・・違う、吉井じゃない」
「明久じゃない?じゃあ誰に言われたんだ」
「・・・・・・瑞希の案」
「・・・・・・あいつら、揃いも揃って俺を何だと思ってやがる・・・・・・!」

472:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/19 00:08:37 tJVXIAki
バカテスト、世界史
第一問
( )に入る言葉を答えなさい
破壊されたことにより、東西ドイツ統一のきっかけとなった壁の名前は( )壁である

姫路瑞希の答え
(ベルリンの)壁
教師のコメント
正解です

土屋康太の答え
( バカの )壁
教師のコメント
某ベストセラーは関係ありません

吉井明久の答え
(  完  )壁
教師のコメント
完璧です

473:名無しさん@ピンキー
10/02/19 01:24:22 JhpRE1O0
あれ?これだけ?冒頭だけでも面白そうだったんだけど…
投稿しようとして規制でもされたのか?

474:名無しさん@ピンキー
10/02/19 21:16:26 gKwg6cQt
>>472
ワロタwww

ていうか、もうAパート終わり?www

475:名無しさん@ピンキー
10/02/19 23:41:23 /H/8q+9b
ぬりかべ

476:名無しさん@ピンキー
10/02/20 13:32:14 wqcnL24v
五巻のP250前後を見て、部屋の振り分けテスト(実際はしてないが)で
同部屋になった工藤が土屋に色仕掛けをするも土屋が
「……保健体育の実習……するんだよね」とか言って
覚醒して襲い掛かる…というフラグを受信した
これはどうすればいいだろうか

477:名無しさん@ピンキー
10/02/20 14:55:42 Tfp9hpPN
欲望のままに書きたくりそれを投下すればいいんじゃないかな……

478:名無しさん@ピンキー
10/02/20 15:43:23 YBhazaUb
お願いします

479:名無しさん@ピンキー
10/02/20 19:39:16 fyGdd/XS
>>476
工藤さんが色仕掛け→ムッツリーニ悶々→色仕掛けさらにエスカレート→ムッツリーニ覚醒!襲いかかるってこと?
もしよろしいならその電波頂きたいんだが…

480:名無しさん@ピンキー
10/02/20 20:54:46 wqcnL24v
>>476だが・・・
自分もとりあえず書いてみようとおもう
479さんは好きに使って、というかたぶん俺素人なんでw

481:479
10/02/20 21:11:10 fyGdd/XS
>>480
わかった。こっちは何か別のシチュで書いてみる。期待してますw

482:名無しさん@ピンキー
10/02/20 22:12:09 YBhazaUb
たのしみ☆

483:名無しさん@ピンキー
10/02/20 22:30:20 Tfp9hpPN
ムッツリーニ×愛子は大好物だから非常に楽しみだ!
そして>>482
sageような

484:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/21 00:17:45 JGdDcjxG
夏という季節は一年で一番素晴らしい時期だと思う
しかし、だからと言っていつまでも続いていて欲しいものでもない。移り変わるからこそ、その素晴らしさがより一層強調されるものである
太陽の日差しに変化が見られず、セミの鳴き声も全く衰えてない様子は、夏健在と言ったところか
体育祭が終わって週末を挟んだ今日は月曜日、未だ続く陽光に辟易しながら僕は教室のドアを開ける
「おお、明久。おはようじゃ」
「あ、秀吉。おはよう」
教室に入って最初に声を掛けてきたのは、Fクラスにおける数少ない異性の一人、木下秀吉だった
端正な顔立ちと、それに似合わない爺言葉がギャップになって男からの人気が非常に高い。本人は男だと主張してるけど、人生諦めが肝心だと思う
「おはよう、アキ」
「美波、おはよう」
次に声を掛けてきたのは秀吉に同じく、数少ない異性である島田美波さん
勝ち気な目とポニーテールやすらりとした長い手足がが印象的な女の子。趣味は僕を殴ることらしいけど、最近はあまり殴られることがない
飽きてきたのだろうか?それはそれで助かるからいいけど

485:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/21 00:19:48 JGdDcjxG
「二人とも、体育祭お疲れ様。没収品は返ってきた?」
「うむ、ワシのところにはもう戻ってきておった。お主らはどうじゃ?」
没収品というのは、2学期二日目に実施された持ち物検査で取り上げられたものである。野球大会で優勝したら返却してもらうという約束をし、無事優勝したわけなんだけど・・・・・・
「僕のところにはまだだけど・・・・・・出来れば一生届かないで欲しい・・・・・・」
「お主も大変じゃのう・・・・・・」
返却方式が郵送でしかも家族宛だったりする
あれが姉さんに見られたら、僕の寿命がある程度縮むのは間違いない。そう考えると、自然に体から負のオーラが滲み出てしまう
「ウチは届いたけど・・・・葉月に取られちゃった・・・・」
と、僕と同じく負のオーラが滲み出ている美波が呟いた。葉月ちゃんに?没収品の中に葉月ちゃんが欲しがるものがあったのだろうか
「はぁ・・・・気が滅入る・・・・」
「ウチも・・・・アレ高かったのに・・・・」
「お主ら、朝っぱらから随分と沈んでおるの」
「秀吉には実害がないからそうだろうけど・・・・・・」
こちらとしては生命の存続がかかっているんだ。どうやったって溜息の一つや二つは出てしまう

486:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/21 00:22:08 JGdDcjxG
「明久君、美波ちゃん、木下君。おはようございます」
美波と負のオーラをシンクロさせていると、ふと後ろから声を掛けられた。この声は・・・・・・姫路さんか
「おはよう姫路さん」
「あ、瑞希。おはよう」
「うむ、姫路。おはようじゃ」
彼女はFクラスにおける数少ない異性の最後の一人である姫路瑞希さん。今日も可憐な容姿と凶悪な胸部が目に眩しい。全身から精神安定効果のある物質が出ているのではと専らの噂だ
「姫路さんも体育祭お疲れ様・・・・・・ってどうしたの?」
彼女にも労いの言葉を掛けようとしたところで、ふと異変に気付く。何やら誰かを探しているような
「あ、いえ、明久君もお疲れ様でした。えっと・・・・・・坂本君を見ませんでしたか?」
「雄二?雄二なら今日はまだ来てないみたいだけど」
姫路さんの言う坂本というのは、言わずと知れた僕の悪友、坂本雄二のことだ。どうやら雄二のことを探しているらしい。何か雄二に用でもあるのかな
「そうですか・・・・・・それじゃ私、翔子ちゃんとお話ししたいことがあるので」
そう言って姫路さんは鞄を置いて教室から出ていった。どうやらA組の霧島翔子さんに用があるらしい
霧島翔子さんはA組の代表で学年首席でもある。運動にも秀でていて、おおよそ欠点の見当たらない人なんだけど、何を間違えたのか雄二のことが好きだったりする。姫路さんとは肝試しの一件で親しくなったらしい

487:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/21 00:25:33 JGdDcjxG
「姫路も大変じゃの、雄二と霧島の仲を取り繕うとは」
「あ、それで姫路さんは雄二のことを探してたんだ」
雄二と霧島さんは本来仲がいい(?)んだけど、野球大会のときに雄二の勘違いが原因で喧嘩してしまっている。二人の仲を修復するために姫路さんが色々と手を回しているみたいだ
「瑞希は優しいからね。きっと上手くいくわ」
「そうじゃな。雄二と霧島なら大丈夫じゃろ」
「うん。霧島さんはともかく、雄二だっていくら何でもそこまでバカじゃ――」
バァン!
バカじゃないと言いかけたところで教室のドアが勢いよく開いた。一体何事だろうか
「あれ、雄二?」
音の発生原因は件の人物、坂本雄二だった
しかし、どうしたんだろう?授業開始まで結構時間があるから急いで来たって訳でもないだろうし、それ以前に息を切らしている様子もない
そうなると考えられるのは霧島さん関係しかない。心なしか、怒りのオーラが見えているし。また何かあったのだろうか

488:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/21 00:27:56 JGdDcjxG
「明久、姫路を見なかったか?」
「え、姫路さん?姫路さんなら霧島さんに話があるからってAクラスに行ったけど」
「・・・・・・やっぱりか・・・・・・!」
雄二が苦虫を噛み潰したような顔で呟く
「雄二、姫路さんがどうかしたの?姫路さんも雄二のこと探してたみたいだけど」
「どうしたもこうしたもあるか!翔子のところに行ってくる!」
そう言うや否や直ぐさまFクラスをあとにする雄二
「んむ?雄二が明久や霧島以外にあのような態度を取るとは珍しいのう。しかも相手は姫路のようじゃが・・・・・・」
「確かに、坂本にしてはちょっと珍しいわね」
二人の言う通り、雄二の態度はいつもと全然違うものだった
しかも相手は温厚な姫路さんのようだし、あれから霧島さんと何かあったと見て間違いないだろう
・・・・・・うーん、霧島さんには悪いけど、ちょっと気になる
「僕も霧島さんのところに行ってみようかな。美波と秀吉はどうする?」
「ワシも少々気になるの、ついていくとしよう」
「そうね、ウチも行くわ。まだ授業まで時間もあるし」
「じゃあ三人で行こうか」
こうして僕たちもAクラスに向かうことになった

489:名無しさん@ピンキー
10/02/21 00:33:00 JGdDcjxG
>>474
アニメ(AパートとBパートの間に問題)ではなく原作(章の間に問題)構成になってたりします

冒頭しかなかったのは単純に書けてなかっただけです、スミマセン

490:名無しさん@ピンキー
10/02/21 10:31:30 aS4OLTWa
>>483
すいません

491:名無しさん@ピンキー
10/02/21 12:09:20 BLBxsg0d
>>489
GJ!続き期待してるぜ~!!
>>490
メアド欄に「半角」でsageな

492:名無しさん@ピンキー
10/02/21 12:30:56 aS4OLTWa
>>489
GJ!
>>491
了解

493:名無しさん@ピンキー
10/02/21 12:51:34 hZXtNwvB
>>492
Caps Lock押してからsageだぜっ!

494:名無しさん@ピンキー
10/02/21 13:09:07 osAXAJor
489
GJ!


495:名無しさん@ピンキー
10/02/21 16:13:13 aS4OLTWa
まだかなー

496:名無しさん@ピンキー
10/02/21 20:03:42 eXYfk2GW
>>495
未成年は出ていけ

497:名無しさん@ピンキー
10/02/21 20:07:57 zmy1xPYZ
未成年でも一応おkだけど誰がどう見ても18歳以上のヒトではないから大人しくROMるか出て行くかのどっちか選んで欲しいな

498:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/22 00:09:29 8IyzqRKA
「姫路!やっぱりお前の仕業か!」
Aクラスに着くとそんな声が聞こえてきた。この声は雄二か。Aクラスの教室は広いというのに、相変わらずよく通る声だ
声のした方に目を向けると、霧島さん、姫路さん、雄二の三人がいた。雄二が姫路さんに何か言い寄ってるみたいだけど・・・・・・
「な、何のことでしょうか?」
「とぼけんな!翔子本人がお前の案だと認めてるんだ!」
「翔子ちゃん、もしかして坂本君に話しちゃったんですか・・・・・・?」
「・・・・・・うん」
話を振られた霧島さんが小さく頷く。どうやら雄二にとっては大事のようだ
「雄二、どうしたのさ。少し落ち着きなよ」
「明久・・・・・・それに秀吉に島田も、何しに来たんだ」
「何しに来たって言うか・・・・・・雄二こそどうしたの?そんなに怒るなんて」
「怒ってるんじゃねぇ、呆れてるんだ!どいつもこいつも人を何だと思ってやがる!」
どう見ても怒っているようにしか見えないんだけど・・・・・・
「坂本、一体どうしたって言うのよ」
「島田の言う通りじゃ。雄二よ、何があったというのじゃ?よかったら、ワシらにも話してみては貰えんかの?」
そんな雄二を見かねたのか秀吉が提案する
確かに何があったのか聞かないとどうしようもないよね

499:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/22 00:11:07 8IyzqRKA
「・・・・・・姫路が翔子に余計なことを吹き込みやがったんだ」
「余計なこと?」
「ああ。俺が謝っても許すな、とでも言ったんだろう」
謝っても許すなって、それを姫路さんが霧島さんに言ったってこと?
「姫路さん、それ本当なの?」
「えっと・・・・・・はい」
どうやら本当に言ったらしい。しかしあの姫路さんがそんなことを言うとは・・・・・・霧島さん、そんなに傷ついてたんだ。まあ確かに、あんなこと言われたら無理ないよね・・・・・・
「あの、霧島さん?」
「・・・・・・何?」
「雄二もさ、悪気があって言った訳じゃないから・・・・・・その、許してもらえないかな」
僕から霧島さんにお願いしてみる。はっきり言って野球大会のときの雄二は見ていられなかったし、それに、借りを一つ返しておくのもいいかもしれない
「・・・・・・うん。もう、許した」
「え、そうなの?」
「・・・・・・うん」
どうやら霧島さんは既に雄二のことを許していたらしい
それなら雄二は何に対して怒っていたのだろうか、全く予想がつかな――
「翔子ちゃん!それならもしかして、坂本君にキスして貰ったんですか!?」
「は?キス?」
今姫路さんが何か言っていたような

500:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/22 00:13:36 8IyzqRKA
「ばっ、姫路!余計なこと言うな!」
「キスって・・・・・・瑞希、霧島さんに何て言ったの?」
「えっと、坂本君が謝ってきたら、何も知らないフリをしてキスをせがんじゃいましょうって」
「ほう・・・・・・姫路もなかなかの策士じゃのう」
ああ、成る程。だから雄二は姫路さんに怒ってたのか
それともう許したってことはつまり既に解決策をとったってことで霧島さんの顔が少し赤いのもそういう訳で殺意が沸いて来るのも自然なことであって・・・・・・!
「イヤッシャアアァ!」
「あっぶねぇ!?」
渾身のハイキックをギリギリのところで回避される
「てめえ、何しやがる!」
「黙れこの邪教徒め・・・・・・!異端審問会の血の盟約に背いた罪・・・・・・死をもって償うがいい!いでよ!盟友召喚!(サモン)」
さあ、この異端者を処刑するんだ!出てこい、僕の――
「バカかお前は!フィールドもないのに召喚獣を召喚出来る訳が――」
『これより異端審問会を執行する』
僕のクラスメイトたちよ!
「お、お前ら!いつの間に!」
『異端審問会会長、須川亮の名において命ずる・・・・・・殺れ』
『イエス、ハイエロファント』
「ちょっ、待て!これは誤解・・・・・・ぎゃあああああ!」
四十数名のクラスメイトを相手に抵抗するも、あえなく撃沈。今日もまた、世界の平和が守られた

501:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/22 00:15:59 8IyzqRKA
『連れていけ』
『ハッ』
雄二を十字架に縛り付け、数人で運んでいく。流石はFクラスだ。どんな小さなことでも他人の幸せは見逃さない
「ま、待て!俺はキスなんかしていない!嘘だと思うなら翔子に聞いてみろ!」
「え、そうなんですか?翔子ちゃん」
「・・・・・・うん」
小さく頷く霧島さん
・・・・・・うーん、そうなると雄二は無罪放免になるだろう。しかし、それならどうして雄二を許したのだろうか
「・・・・・・その代わり、今度一緒に如月ハイランドに行くって約束した」
『連れていけ』
『ハッ』
やはり雄二の死は免れないようだ
「ま、待て!それなら明久はどうなる!俺と違って未遂じゃねーぞ!」
「さ、坂本!?何言ってるのよ!」
雄二が未だ抵抗し続ける
未遂じゃないって・・・・・・美波とのあれのこと!?
「ゆ、雄二!何で今になってあのことを蒸し返すのさ!」
『その通りだ坂本。あの件は、清水美春の協力を得て既に刑を済ませてある。往生際が悪いぞ』
「島田とじゃねえ!姫路とだ!」
「さ、坂本君!?どうして知ってるんですか!?」
ああ、ごめん姫路さん。僕が仕掛けられてない地雷を勝手に踏んだだけなんだ・・・・・・それと、今ので全部認めたことになるよね。事実確認がいらなくなったよね・・・・・・

502:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/22 00:18:51 8IyzqRKA
『・・・・・・』
審問会の皆が無言で僕を見る
こういうときに使うべき諺を最近聞いたことがある。二十四でも三十八でもなくて、あれは確か・・・・・・ああ、そうだ。思い出した
「アキ、どういうこと――」
「三十六計逃げるに如かず!」
『逃がすな!追え!』
思い出すと同時に廊下へ脱出し、全力疾走する。それに続いてFクラスの皆も廊下に出ようとするが、人数が多いせいで上手く動けていない。咄嗟の判断だったが、我ながらナイスだ!
廊下を全力疾走しながらどうしたものかと考える。1対40ちょっとは分が悪すぎる。やはり時間はかかるが、ここは各個撃破するしかない!
「って、あれは・・・・・・ムッツリーニ?」
渡り廊下近くまで来るとFクラスから一人の生徒が出てきた。その生徒の小柄な体格から、性的欲求の満足に人生を捧げる男、土屋康太こと寡黙なる性識者(ムッツリーニ)であることがすぐに分かった
しかし、手に持っているものはどう見ても奴の得意武器であるスタンガンにしか見えない。さては、盗聴器でAクラスでの会話を聞いていたな・・・・・・!
・・・・・・待てよ、もしかしたらムッツリーニは僕を助けに来てくれたのかもしれない
いや、そうに決まってる!仲間を疑うなんて・・・・・・僕は間違っていたよ!
「・・・・・・・・・・・・明久・・・・・・覚悟・・・・・・!」
問題はヤツが仲間じゃないってことだ
「くっ・・・・・・!」
しかし、これはかなり厳しい。前方にはムッツリーニ、後方には多数の敵。いくら前方の相手が一人とは言え、この狭い廊下で素早いムッツリーニを凌ぐのは至難の業だ。そして後方は論外でしかない。こうなったら・・・・・・
「ムッツリーニ!没収品の中に至高の一冊があるんだ!それで手をうたないか!」
「・・・・・・・・・・・・逃げるぞ明久」
懐柔作戦成功。けど、ごめん。多分戻ってこないと思う
というかムッツリーニ、海行ったときは何もしてこなかったじゃないか・・・・・・何で今回に限って・・・・・・

503:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/22 00:22:10 8IyzqRKA
「・・・・・・・・・・・・相手が多すぎる。一旦退くぞ」
「了解!」
ムッツリーニと合流して、そのまま走り続ける。仲間が増えたものの、圧倒的に劣勢なのは変わらない。もう少し人手がいる。そうなると頼れるのは・・・・・・
「ムッツリーニ!階段を使って上手く迂回しながらAクラスに戻ろう!雄二を仲間に引き込むんだ!」
「・・・・・・・・・・・・(こくり)」
隣でムッツリーニが頷く。雄二はおそらく縛られたままだろう。アイツがいればかなりの戦力になるはず!
『逃がすな!なんとしてでも捕まえろ!』
クラスメイトの声を背に、僕達は階段を駆け降りた

504:名無しさん@ピンキー
10/02/22 02:12:39 G8/v2NDL
>>503
GJ
おもしろいw 続き待ってます

505:名無しさん@ピンキー
10/02/22 18:34:48 lTacAwwe
>>503
GJだ!続き期待してるぜ~。どんどん書いてくれ

506:名無しさん@ピンキー
10/02/22 19:55:28 vSG6bs5T
>>503
やはり異端審問会が絡むと面白さが格段と上がるなwww

507:名無しさん(仮)
10/02/23 00:02:51 ulX7WEXE
美波×明久from異端審問会を受信したので文才の無い僕に変わって誰か書いてくれないか?

508:名無しさん(仮)
10/02/23 00:05:33 a7QDkRaZ
P.S 一応書いてはいるが期待せんでくれよ・・・

509:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/23 00:15:16 kuhI6b58
場所は変わってAクラス。中に敵がいないことを確認してから入る
追っ手に気付かれないように来たから少し時間はかかったけど、特に問題はない。途中で数名と戦闘になったが、現代の忍者ムッツリーニの敵ではなかった
「ですから・・・・・・そういうわけで・・・・・・」
「ずるいわよ・・・・・・いつの間に・・・・・・」
「でも・・・・・・美波ちゃんは私と違ってファースト・・・・・・」
「まあまあ・・・・・・これでおあいこというのはどうじゃ」
「・・・・・・二人とも、凄い・・・・・・」
姫路さん、美波、秀吉、霧島さんが集まって何か話しているみたいだけど、今はそっちを気にする余裕はない
「雄二!」
四人が話している場所から少し離れていたものの、目当ての人物を見つけその名を叫ぶ。雄二はやはり十字架に縛り付けられたままだった
というか予想はしていたけど、教室で人が縛り付けられているというのに誰も助けないとは・・・・・・Aクラス・・・・・・流石だ
しかしそれが今の僕にとって有り難いのは事実だ、一応感謝しておこう。その図太い神経に
「明久、わざわざ戻ってきたのか?」
雄二が顔だけを僕の方に向けて返事した。どうやら気絶させられた、なんてことは無いみたいだ。それならやるべきことをさっさとやってしまおう
「雄二。助けて欲しかったら、僕達に協力するんだ」
「何だ?交渉のつもりか?悪いが俺は自力で脱出するつもりだ。時間はかかるだろうが、今の連中のターゲットはお前だけだ。問題はない。それに、俺がお前に協力するメリットもないしな」
この野郎・・・・・・!そっちがその気ならこっちだって!
「協力しない、と言うのならこっちにだって考えがある」
「今度は脅迫か?バカのお前にそんなこと出来るはず――」
「今から霧島さんをここに呼ぶ。キスでも何でもされてしまえ」
「協力しよう。俺に作戦がある」
流石は元・神童。もう作戦をたてたのか

510:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/23 00:18:45 kuhI6b58
「よしっ、交渉成立だね」
「てめぇ・・・・・・いつか殺す・・・・・・」
雄二の言葉を無視して拘束している鎖の解除に取り掛かる。堅く縛られているせいでなかなか解けない
というかこのまま解いていいのだろうか。残虐非道なこいつのことだ、用が済んだら見捨てられるかもしれない
「雄二、まさか解いた瞬間『さらばだっ』とか言って逃げたりしないよね?」
「安心しろ。人を騙すのはよくやるが、約束を破るような卑怯な真似はしない。根本と一緒にするな」
成る程、雄二には雄二なりのプライドってやつがあるらしい
「それならいいや・・・・・・よし、出来たっ」
「ったく、翔子の奴、余計なこと言いやがって」
苦戦すること数分。何とか敵が来る前に解除が完了した。とりあえず第一関門クリアってところだ
「で、作戦って?」
しかしここからが問題だ。味方は3人、敵は少し倒したけどまだ40人弱いる。雄二の作戦とやらに期待するしかない
「いたって単純なものだ。相手を個別に撃破していく。さっきあいつらが、E部隊がやられたって言っていたからな。おそらく、6部隊ぐらいに別れているんだろう」
成る程、さっきの敵はE部隊だったのか
「1部隊7人で、こっちは俺と明久とムッツリーニの3人。油断しなければ問題無い。それと、援軍を呼ばれると面倒だからな、見つけ次第速攻で全員潰せ」
「「了解!」」
僕とムッツリーニが威勢よく返事をする
「明久、お前は召喚獣も出して戦え」
「え?フィールドが・・・・・・って雄二の腕輪があるか」

511:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/23 00:21:28 kuhI6b58
召喚獣というのは、ここ文月学園に設置された『試験召喚システム』によって生み出された自分の分身みたいなものである
点数によって強さが変わり、僕程度の点数でも成人男性の何倍もの力を持っていたりする
勿論、そんな危ない物がそう簡単に使える訳ではない。教師が立会人になることでその教師の担当科目のフィールドが形成され、そこで初めて召喚が出来るようになる
ただ、雄二が持っている白金の腕輪を使えば、生徒でもフィールドを形成することが出来る
科目はランダム、点数を消費する、フィールド形成中は自分は召喚出来ない等デメリットは多いけどね
それと、普通の召喚獣は特殊加工がしてある学園の床と壁と相手の召喚獣以外は触れないんだけど、僕は『観察処分者』というちょっとお茶目な16歳に与えられる称号を貰ってしまったので、机とか椅子とかも触れる召喚獣が出せたりする
疲労や痛みが何割かフィードバックするという条件付きで
「そういうことだ。いくぞ!起動!」
「それじゃ早速・・・・・・試獣召喚!」
雄二の掛け声によりフィールドが形成される。それを確認した僕が召喚獣を呼び出す
足元に幾何学的な模様が浮かび、次いで80センチ程のデフォルメされた僕の姿がいつものように――
「・・・・・・あれ?」
魔法陣のような物は出たけど、肝心の召喚獣の姿が無い。辺りを見回してみてもいないし、僕の召喚獣は何処にいったんだ?
「どうした?」
「いや、何か召喚獣が見当たらないんだけど・・・・・・」
「は?何言ってんだ?」
「いや、何って言われても・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・木刀?」
「え?」
ムッツリーニが僕の右手を見ながら言った
木刀って、そんなもの持ってる訳・・・・・あった

512:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/23 00:24:01 kuhI6b58
「・・・・・・何これ?」
「木刀じゃねえのか?」
「いや、それは分かるんだけど・・・・・・」
手に持っている木刀をじっと見る。うん、紛れも無い木刀だ。それにしても、いつの間にこんなもの持っていたんだろう。僕には木刀を持ち歩く趣味はないし
それにこの木刀、体の一部なんじゃないかってくらい違和感がない。実際、ムッツリーニに指摘されるまで気付かなかったし
『いたぞ!吉井だ!』
ふとそんな声が聞こえた。まずい、どうやら敵が戻ってきたようだ
「やばっ!見つかった!」
「ちっ!こうなったら召喚獣無しでやるぞ!」
「了解!」
予想外の事態が発生したが作戦変更はしないようだ。せっかくだからこの木刀は使わせて貰おう
『『『うおおおおっ!!!!』』』
相手が叫び声と共に突撃してくる。真っ先に誰を沈めるべきか考えていると
「召喚フィールドが形成されてると思ったら・・・・・・吉井!坂本!またお前らか!!!」
怒髪天をつく勢いで補習担当教師兼Fクラス担任の西村先生、通称鉄人が乱入してきた

513:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/23 00:26:27 kuhI6b58
「まずい!鉄人だ!」
「明久、ムッツリーニ!撤退だ!相手が悪すぎる!」
『A部隊!総員退避!それと、全部隊に退避命令を伝えるんだ!』
鉄人を見た瞬間、敵味方を問わず全員が撤退を始めた。鉄人の恐ろしさはFクラスの男なら誰でも知っている。妥当な判断だ
「性懲りもなく馬鹿なことをやりおって・・・・・・キサマら全員鉄拳制裁だ!覚悟しろ!!!」
「「「遠慮します!」」」
こうして僕、雄二、ムッツリーニ対異端審問会だった戦いは鉄人対Fクラスの男全員という構図になった
勿論、結果は火を見るより明らかなんだけど・・・・・・

514:名無しさん@ピンキー
10/02/23 12:11:03 37yMcyLq
GJ!毎度毎度面白いね~!続き待ってるぜ!

515:名無しさん@ピンキー
10/02/23 14:42:19 XhxefmK9
GJ、です。続き待ってます^^

516:名無しさん@ピンキー
10/02/23 20:16:50 MBx7U9QQ
ここよく上がるね

517:名無しさん@ピンキー
10/02/23 20:17:37 g5uxV96C
アニメ化するとだいたいこうなる

518:名無しさん@ピンキー
10/02/23 20:36:51 qHriwEgf
>>412
>>431の明久×優子カップリングが最高すぎる

519:名無しさん@ピンキー
10/02/23 22:30:10 /MlUArn7
>>412>>431の続きマダー?

520:名無しさん@ピンキー
10/02/23 23:45:30 VyAlCrU2
なんでもいいお( ^ω^)

521:名無しさん@ピンキー
10/02/24 00:15:58 HHavMBj4
明久と優子の続きが気になってしょうがないのだが

522:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/24 00:17:39 Kl93dy/Z
「それではホームルームを終了する。全員、授業の用意をしておくように」
鉄人が出席確認を終えて教室から出ていく。さっきまで47人の男子高校生を相手にしていたとは思えない程落ち着いていた
あの教師、本当に人間なのか・・・・・・?
「いつも以上に容赦がねえ・・・・・・あの野郎・・・・・・覚えてろ・・・・・・」
隣でちゃぶ台に突っ伏しながら恨み言を言う雄二。あれから抗戦してみたもののあえなく全員撃沈となった。現在Fクラスは散っていった戦士のうめき声で溢れている
「二人とも、大丈夫ですか?」
姫路さんが心配そうに声を掛けてきた。それだけで少し痛みが和らいだ気がする・・・・・・
「いいのよ、瑞希。自業自得なんだから」
そう言いながら呆れた目で僕達を見る美波
確かに美波の言う通り自業自得なんだろうけど、僕はどちらかと言うと巻き込まれただけな気がする
そういえば、姫路さんとのキスについては、姫路さん本人が既に美波に事情を説明したらしい
それを何で雄二が知ってたのか聞かれたから正直に答えたら「なんだか明久君らしいです」と言われた
雄二に騙されるのが僕らしいってことだろうか。それはちょっと屈辱的すぎる・・・・・・
「お主らは特に殴られておったからのう」
「畜生、毎度毎度目の敵にしやがって・・・・・・俺が何をしたって言うんだ」
「全くだよ・・・・・・僕は何もしてないのに・・・・・・」
「あんた達、自覚ってものがないの・・・・・・?」
自分が被害者だっていう自覚ならある
「本当に大丈夫ですか?皆さんとても辛そうなので・・・・・・」
「有難う姫路さん。でも僕は特に問題無いかな。他の皆は結構重傷みたいだけど・・・・・・」

523:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/24 00:19:51 Kl93dy/Z
Fクラスの皆はちゃぶ台に突っ伏したり横になったり腰をさすったりしている。うめき声のせいでゾンビにしか見えない
・・・・・・辺り一面にゾンビしか見当たらない光景はちょっと不気味だ
「んむ?それにしては雄二はかなり弱っておるようじゃが・・・・・・」
「うーん、でも本当に何ともないんだよね。むしろ、いつもより痛くなかったぐらいだよ」
殴られたから当然痛いけど、いつもよりは酷くなかった。僕より体を鍛えているはずの雄二が痛そうにしているのが不思議に思える
・・・・・・もしかして、脳が痛みをシャットアウトしたのだろうか。許容範囲を超えた痛みを受けると自己防衛本能が働くだとか
・・・・・・そうだとしたら、僕の体かなりまずいことになってるんじゃ・・・・・・
「それより明久。お前、木刀はどうした?」
自分の体を本気で心配していたら雄二がふとそんな質問してきた
木刀・・・・・・。そういえば、そんなものを持っていたような気がする。確かあれは・・・・・・
「気付いたら消えてた」
「・・・・・・なんだそれ?」
「なんだそれって言われても・・・・・・」
いつの間にか持っていた木刀はいつの間にか消えていた。結局あれが何なのか分からなかったなあ・・・・・・
「お主らは何の話をしておるのじゃ?」
「そういえば秀吉達は知らなかったっけ。さっき召喚獣を召喚しようとしたら木刀が出てきたんだ」
「木刀・・・・・・ですか?」
「うん。しかも、肝心の召喚獣は出てこなかったし、何だったんだろ・・・・・・?」
以前も似たようなことはあったけど、出るタイミングが遅かったり、いつもと違う姿だったりしただけで召喚獣自体はきちんと出てきた
召喚獣がいればある程度どんな不具合か予想出来たかもしれないけど、今回のようなケースは見たことがない

524:僕と雄二と召喚大会 ◆kV8A9gWJuE
10/02/24 00:21:40 Kl93dy/Z
「そういえばアキの召喚獣って木刀持ってなかった?」
「持ってるけど・・・・・・何か関係あるのかな。雄二はどう思う?」
こういう時は雄二に聞くのが一番早い。コイツならもう全部分かってるんじゃないか
「そうだな・・・・・・」
肝心の雄二は顎に手を当てていた。これは雄二が何か考え事をするときの癖みたいなものだ
・・・・・・どうでもいいけど、ちゃぶ台に突っ伏しながら顎に手を当てている光景はなかなかにシュールだ
「ある程度予想はつくが・・・・・・分からないことが多すぎる」
どうやら流石の雄二も今回のことは分からないらしい。それでもある程度予想出来ているんだからたいした男だ
「ここで考えていても仕方ねえ。ババアんとこ行くか」
「そうだね。僕も行くよ」
僕と雄二が同時に立ち上がる。開発者である学園長なら何か知っているかもしれない
試験召喚システムは僕達にとって大事なことだ。放っておく訳にはいかない。善は急げってやつだ
「お主ら、もうそろそろ授業が始まるのじゃが」
「心配しなくても大丈夫だよ」
授業開始まで時間が無いと言いたいのだろう。うん。大丈夫、大丈夫。
『それでは授業を始める。全員席に――吉井!坂本!キサマら何処に行く!!!』
「しまった雄二!鉄人が来た!」
「明久、走れ!ババアんとこ行けばこっちのもんだ!」
「了解!」
だって授業サボるのが目的だから

525:名無しさん@ピンキー
10/02/24 00:33:54 Kl93dy/Z
Wikiの編集者さん、作品まとめ有難うございます
あと、非エロ?ではなく非エロです。18歳以下閲覧可能な内容です
そして、テイルズコラボですが、テイルズシリーズのキャラも技もありません
明久がアスベル、秀吉がジュディス等キャラを当て嵌めて妄想していただけです。紛らわしい発言をしてしまいました。スミマセン

526:名無しさん@ピンキー
10/02/24 02:12:02 T7SvDViH
原作の雰囲気が出てていいな。明久のボケが上手い。

527:名無しさん@ピンキー
10/02/25 05:13:19 IokwNRcN
いまから、秀吉×優子投下します
ssとか書いたの初めてなので、いたらない点も多いかと思いますが、
もしよかったら見てやってください

528:名無しさん@ピンキー
10/02/25 05:14:20 IokwNRcN
「あれ?」
帰ってきて制服をぬいで、ハンガーに掛けようとして気づく
スカートの予備が一着足りない
「秀吉の奴ね」
優子の弟、秀吉は以前も演劇の練習で女子になりきるためといって、無断で女物の服やらを持ち出したことがあった
「まったく、あの子は・・・アタシの気も知らないで・・・
とっちめてやらなきゃ」


529:名無しさん@ピンキー
10/02/25 05:16:57 IokwNRcN
~秀吉の部屋の前~
「はぁはぁ」
「?」ガチャ
「はぁはぁ」
「きゃっ、あ、あんた!なにしてんのよ!」
「!!あ、姉上!?」
秀吉が女物の制服を使うとしても、以前のように演劇の役作りのためだろうと思っていた優子は今の光景が信じられなかった
実の、しかも双子の弟である秀吉が自分のスカートをおかずにいかがわしい行為に及んでいた
「あんた!人の服でなんてことしてんのよ!」
いつものように捻りあげてやろうと、秀吉の手をつかもうとした
「!?」
しかし、逆に手首をかえされ、押し倒されてしまった
「あ、あんた、なんのつもりよ!?」
優子は動揺していた
いつもこのようにすれば簡単に許しを請う秀吉にこうも簡単に
「わしだってこれでも男じゃ。いつまでも女の姉上に負けてはおらん。
それに、悪いのは姉上なんじゃからな」
「なにいってんのよ、アタシがなにしたってゆうのよ
アンタこんなことしてタダですむと思ってんの!?」
「姉上はこの状況を解っておらんようじゃのぅ」
「んむぅ!?」
強引にキスをされ、下着姿のままであったため、無理やりブラもはずされてしまった
「こんな格好で毎日、家の中を歩き回られたら、わしだって男なんじゃ。
こうなるのは当然じゃろう?」
いつもののほほんと穏やかな秀吉と違う、怖い。優子はそう感じ始めていた


530:名無しさん@ピンキー
10/02/25 05:18:12 IokwNRcN
「だから、姉上が悪いんじゃ。せっかく姉上のスカートで我慢しようと、それだけにしておこうとしとったのに、そんなときに部屋に入ってくるから・・・
もう我慢などできん。・・・姉上・・・好きじゃ。姉上の初めて、わしが貰うからのぅ」
「秀吉・・・おねがい・・・やめて」
優子はもう完全に怯えていた
いつまでもガキでよわっちいと思っていた弟に完全に組み伏せられてしまったのだ
「すまんのぅ、もう無理じゃ姉上」
「うぅ」
ブラのとられた胸を秀吉が強引に揉みしだく
「あっ」
「姉上!姉上!」
そのまま、秀吉はそれを口に含み吸い上げる
「秀吉~、いや、やめて」
「姉上、ここをこんなに固くして何をいっとるんじゃ。この分じゃと下も・・・」
「だめっ、そこだけはっ」
秀吉がパンツの隙間から手を滑り込ませる
「姉上、体は正直じゃのう」
秀吉がニヤニヤと笑う
優子はもう顔を見られたくないとばかりに顔を隠す
「もうやめて」
優子の頬を涙が伝う
「・・・姉上、もう遅いんじゃ」
秀吉が優子のパンツをひといきにずらし、取り去った
「姉上、すまんのぅ。すぐに終わらすから、これっきりじゃから。
どうかわしのことを嫌いにならんでくれ・・・
こんなことをしといて信じてくれというのは無茶かもしれんが、わしはただ、姉上のことが好きで好きでどうしようもなかったんじゃ」
秀吉の頬にも涙が伝う
「!!」
「すまんのぅ、すまんのぅ。どうか嫌いにならんどくれ」
「・・・ない・・わよ。」
「え?」
「嫌いになんかならないっていってんでしょ!アタシだって、アタシだってアンタのこと、ずっと、ずっと好きだったわよ
でも、姉弟だから、アタシたちは姉弟だからってずっと、ずっと隠してきたのに!
秀吉はやっぱりずるいわよ!」
「姉上・・・すまぬ」
「あやまらないで」
「うむ」
「・・・」
「・・・」
「・・・いいわよ」
「えっ!?」
「やっていいって言ってんのよ!アタシのせいだって言うんでしょ!?
ならさっさとやりなさいよ」
「姉上・・・もう・・・」
「っやりなさいよっ!!・・・せっかく、せっかく想いが通じたのに・・・
抱いてよ・・・秀吉ぃ」
「姉上・・・いいんじゃな?」
「いいよ・・・秀吉なら」
優子も最初こそ驚き抵抗はしたが、もうふたりに迷いはなかった




531:名無しさん@ピンキー
10/02/25 05:19:13 IokwNRcN
「秀吉、その・・・アタシ・・・こうゆうの、初めて・・・だから、優しくして・・・」
「あぁ、解っておる。しかし、なにぶんわしも初めてじゃ。痛かったらいってほしいのじゃ。」
「うん・・・」
「じゃあ、入れるぞい・・うっ」
「んっあぁっ」
「あ、姉上!大丈夫か!?」
「秀吉、秀吉ぃ、止めないで!」
「うむぅっ、姉上っ、姉上ぇっ!!」

「「はぁはあ」」

「繋がってる。アタシたち、繋がったのね、秀吉」
「はぁ、はぁ。姉上ぇ」
ふたりはどちらからともなく唇をかさねた
「んっ、はぁ。動いていいよ。秀吉」
「あぁ、姉上、姉上。大好きじゃぁ」
「秀吉ぃ、アタシもぉ」





532:名無しさん@ピンキー
10/02/25 05:20:56 IokwNRcN
「ついに、やってしまったのう」
秀吉が隣で頬笑みながらそう言う
「なによ、嫌なわけ?」
優子が少しふてくされたように答える
「そ、そんなつもりでは」
秀吉があせって返す。
可愛い、優子はそう思った
「ふふっ、バーカ。冗談よ」
「やれやれ、姉上にはかなわんのぅ」
「あたりまえよ、アンタがアタシに勝とうなんて100年はやいの」
「なら、一生姉上のそばにいて、姉上に勝つ方法でも探すかの」
「ほんとに、一生一緒にいてくれる?」
「あぁ、一生一緒じゃ」
「秀吉、大好き」
「わしもじゃ。姉上・・・いや、優子」


533:名無しさん@ピンキー
10/02/25 05:25:58 IokwNRcN
以上です。お目汚し失礼しました
もし、よろしければ、アドバイスとかもいただけたら光栄です。


534:名無しさん@ピンキー
10/02/25 15:36:49 5QqnwJd1
>>533
GJ!とてもよかったです

今ミヤネ屋で蘇民祭の特集やってた
もしあれに秀吉が出たら・・・ゴクリ

535:名無しさん@ピンキー
10/02/25 15:38:27 Cuq1vrLe
>>528
長編書いてみたら?
きっと神作になるって

536:名無しさん@ピンキー
10/02/25 19:32:45 WwW1ZzCr
5巻パロディ続きまだか?

537:名無しさん@ピンキー
10/02/25 20:56:54 eVbCo/fN
>>533
GJ!です。何この二人可愛すぎる

538:名無しさん@ピンキー
10/02/25 20:59:45 dKspJOqX
どうも>>476です
執筆が遅くて申し訳ないです
ムッツリーニ×工藤の5巻パロディ投下します
以下注意書き
・全三編、エロ有りを予定
・筆者はエロパロ初挑戦
・なので誤字、脱字、エロ成分が少ない、一人称がおかしい等の問題、又
文章自体が変、話が飛ぶ、キャラが違うなどがありそう
・一部5巻のネタバレ有り、5巻234P~260Pらへん、
・原作とは流れが違いますが引用した言葉も多々あります

タイトルに『お泊り会』と入れるんで嫌な方はNG設定をお願いします

それでもいいよって方は暖かく見守ってあげてください
ちなみに前編はまだエロはないです。

539:お泊まり会
10/02/25 21:00:11 dKspJOqX
「―そのテスト、みんなで受けて、部屋割りを決めようよ」
なにげなーく言ったつもりだった、ちょっと二人をからかってみようって
案の定、姫ちゃんと美波ちゃんの面白い姿が見れた
……けど、こんなことになるとは思ってもいなかった。

~~~~~~~~~~

ボクがお風呂からあがると、男の子達がみんな倒れてた。
顔とか鼻から血を流してたり……
うん、とっても楽しそうっ

これから、そんな男子の傍らで、対戦教科の話し合い。
「…………教科は社会がいいと思う」
「きっ、霧島さん!それはずるいです!」
「やっぱりボクは保険体育がいいなっ……だめ?」
「……愛子、それは無理」
「えぇー、代表のケチっ」
「……いっそドイツ語で」
「「却下!!」」
そんな個人の意見ばっかり飛び交うなかで、よく通る声が響いた。
「もうよい!ワシが決める、それなら文句はなかろう」
そう前に出てきたのは秀吉君、
まぁ、第三者が決めるのは確かに合理的だし。
「まぁ……秀吉が決めるなら……」
「…………異論はない」
「秀吉君はテストやらないの?」
「ワシは男じゃ!!」文句が無いのを確認して、秀吉君がテスト用紙を漁る
「ふむ、沢山あるのう……じゃあこれじゃ」
そう言って、秀吉君がテストの束からおもむろに一枚抜き出した。
そこに書いてあった単元名は……

『国語(古典)』

「「「「………………」」」」
「あっ……えーっと……すまぬ……」

ガッ (誰かが秀吉君の顔面にジャブを入れた音)

ゴキッバキッ (倒れていく秀吉君の右手が変に曲がった音)

「いいじゃない……やってあげようじゃないの……」
「わっ、ワシは今明久の気持ちが良くわかった……」
「楽しそうだねっ、秀吉君」
「楽しそうに見える工藤さんがすごいです……」




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