アンパンマンでエロパロat EROPARO
アンパンマンでエロパロ - 暇つぶし2ch50:クレヨン姫 7/13
09/12/10 19:30:37 58FcrWsZ
「寒い?」
「ううん、大丈夫」
「手を、上げてくれる?」
「手?」
とまどうドキンの手首をとり、頭のさらに上へと導く。
「両手をここ。肘を曲げてね」
そうしてドキンのワンピースからウエストマークのリボンを抜き取ると、
両の手首と座席のヘッドレストとをリボンで結んで固定した。
わずかにドキンが身じろぎをする。
「ほら、よく似合う」
嘘じゃなかった。
夕焼けの空の色がいつしか車内をも満たし、ドキンの全身を
ほのかに赤く染めあげている。
滑らかな素肌が複雑な色を帯びて、まるで一個の贈り物のように、腕の中にある。
「ドキンちゃん、縛られるの好きでしょう」
ドキンが言葉につまった様子で見上げてくる。
「だってすごく嬉しそうだよ。肌が震えて―瞳も濡れてる」
真夏の海の色の瞳が、羞恥と期待の色を濃く宿す。
「自由を奪われるのがいいの?わくわくする?」
「ん……ムズムズする」
「どこが?」
「お腹が」
「お腹ね」
身をかがめて、おへその周りをぐるりと舐める。
身体をさすりながら、訊いてみた。
「やっぱり縛られてるときはいたぶられたいもの?僕はいじめたくなるな。
無理矢理してもいい?それとも―優しくされたいのかな」
「あたし……」
ドキンの瞳が泣きそうに歪められる。
薄い乳房に指を這わせた。
焼きたての食パンと同じ触感。ふくよかで魅惑的な。
彼女はか細い声でとつとつと答えた。

51:クレヨン姫 8/13
09/12/10 19:31:14 58FcrWsZ
「あたし、しょくぱんまんさまといるとおかしいの。頭も身体も溶けて、
あなたが欲しくてたまらなくなる。声も身体も体温も全部欲しい。
だからお願い―あふれるくらいいっぱいにして」
しょくぱんまんがにっと笑った。
「いい答えだ」
しょくぱんまんはドキンの両膝を持ち上げて立たせると、
脚の間に頭を寄せて、内腿に舌を這わせた。
膝をさすりながら、唇で筋肉をなぞり、キスをして何度も辿る。
桃の香りに混じって、奥深さを秘めた蜜の香りが鼻をくすぐる。
片手を伸ばして脇腹をくすぐり、爪を立てると、組み敷いた身体がぴくんと跳ねる。
―車内の湿度が急激に増した。
ついに陽も落ちたのか、ぐっと薄闇が忍び寄ってきていた。
少女の身体から切なげな息が漏れる。
腿の内側を執拗にねぶり、見た目よりも豊かに実る尻肉を揉みしだく。
つるんとしていた肌が変質し、汗ばんで湿り気を帯び、物欲しそうにしきりとうごめく。
脚の付け根に歯を立てた。
「んんっ」
高い声が響き、荒い息づかいがそれに続く。
膝が頭部を締め付ける。
太腿をわしづかみ、強く吸った。
ひときわ大きな声を共に、腿がひくひく痙攣を起こした。
見ると、ひくついているのは脚ばかりではないようだ。
目と鼻の先に迫った花芯は潤いに満ち、欲求もあらわに花開いている。
そっと鼻先でかすめてみると、もはや快感を隠そうともしなくなったドキンが
身をよじって声をあげた。
「あ、ん、そこ、すごく熱い」
赤く熟れた果実のようだ。
実を割って喰らいつくしたい気持ちがぐっと高まる。
欲望がたぎり、苦笑にも似た笑みが浮かぶ。
「そんなに慌てないでよ。じっくり味わいたいんだ」

52:クレヨン姫 9/13
09/12/10 19:32:00 58FcrWsZ
淡い茂みをかきわけ、優しく指でなぞる。
その表面がはじけそうに重たくぬめる。
触覚にも聴覚にも、彼女が息をのむのが伝わってくる。
左右の肉を指で寄せ、互いをこすりつけるように揉んでやると、
少女は耳に心地よい悲鳴をあげた。
指でつまんで裂け目をなぞり、小豆のように膨らんだ突起を
かすめるようにくるりとなでる。
彼女の歓喜が肌に伝わる。
同時に、ひどく焦れているのも容易に見てとれる。
より強い刺激を求めて、こんなに涙を流している。
かわいそうに、さぞかし慰めてほしいのだろう。
やわやわと指の腹で押しつぶし、息を吹きかけることで、彼女の限界を探る。
「すごいね、もうこんなにして。まだろくに触れてもいないっていうのに。
君はよくよく淫らだねえ」
ドキンは鼻をすすり上げ、低くうめいた。
「いじわるはやめて。だめ、待てないの」
「女の子は天邪鬼だよね。どう見ても君、もっといじめてほしそうに見えるよ」
顔を上げて覗き込むと、ドキンは目に涙を浮かべて弱々しくかぶりを振った。
「焦らさないで。お願い、あたし耐えられない……」
眉根を寄せてすがりつく表情に、どうにも心を揺さぶられる。
思った通り―自分を飲み込もうとしてるのは彼女の方だった。
魅せられて、抗えない。
しょくぱんまんは少女の身体の中心に尖らせた舌を挿し込み、肉の狭間でうねらせた。
「ふぅ……んん」
声も身体も甘くとろける。
「もっと、奥までいっぱい欲しいの」
しょくぱんまんの喉からくぐもった笑い声が漏れる。
「じゃあ、素直にねだった子にはごほうびをあげようか」
先端を舌でなぶりながら、貪欲な花の実に指をなかほどまで突き入れた。
よほど飢えていたのだろう。両壁が迫り、きつく自身を圧迫する。
差し入れしつつ、ぐにぐにと動かしてやる度に、喘ぎ声が差し迫った響きを帯びる。
「奥まで欲しいって言ったのに……やだ、足りないよ。もっと……んっ」
「簡単に満たされたらつまらないでしょう」
「いや……いや、いじわる」
しょくぱんまんは面を上げてくっくっと笑った。
「そうやって懇願する姿がかわいいのがいけないんだよ。
それに君は……なぶられるのも好きでしょう」

53:クレヨン姫 10/13
09/12/10 19:32:50 58FcrWsZ
指にからみつく腰が大きくうねった。どくんと蜜が溢れだす。
「あ……助けて」
「名前を呼んでごらん」
「お願い、許して。助けて―しょくぱんまんさま」
「君の頼みなら、もちろんいいよ」
言うが早いか、二本の指を根元まで一気に突き刺す。
「ああああ……ぁっ」
ドキンの喉が喜びに震えた。
水音が溢れ、少女の身体が波打った。
よがる彼女に、ついからかいの言葉をかける。
「ねえ、君だけそんなに気持ちよくて、ずるいんじゃないの」
「あん、すごくいい……けど」
「けど?」
「やっぱり指だけじゃ足りない。しょくぱんまんさまのが欲しいよ」
「もうちょっとしたらあげるよ」
「だめ。今すぐ欲しいの」
ドキンが口早にせがんだ。
「どうしても?」
ドキンがこくりと頷いた。
「どうしても……すごく欲しい」
かすれた声に、背中を突き動かされた。
「困った子だね。本当にせっかちなんだから」
しょくぱんまんはため息をつくと、指を引き抜き、息をつめてベルトをはずした。
くつろげた衣服の裾から、熱くたぎるあからさまな意志が頭をもたげた。
はちきれそうにひくついているのは―言ってしまえばどちらもいい勝負だ。
「もう少し脚を上げてね」
苦しげに息をつく少女の脚を持ち上げて、身を乗り出すと―
しょくぱんまんは今度ばかりは焦らすのも忘れて、その身に身体を沈めていった。

54:クレヨン姫 11/13
09/12/10 19:33:28 58FcrWsZ
一瞬、官能が互いに共通の幻を見せた気がした。
身を焦がす波に襲われ、たまらずきつく目を閉じた。
「っ―」
喉を鳴らして目を開けると、とろけそうな眼差しで静かに微笑む彼女が見えた。
うわごとのように自分の名前を呼んでいる。
負けたくない。―そう思った。
「大好き……好きなの」
「そうみたいだね。ねえでもこれ、もう少し緩められない?締め付けすぎだよ」
「うぅっん、無理。止まらないの」
どれほど求め、求められているのかは、言葉にするまでもなかった。
しょくぱんまんはドキンの膝を抱えたまま、彼女の上にぴったりとかぶさった。
互いの鼓動をリアルに感じる。
愛の言葉は欲しくなかった。
ただ腕の中に彼女がいればいい。
流れる汗が混じりあい、重ねた唇から焼け付く本能が絡み合う。
互いに満たされる瞬間を待っている。
ドキンが喉をそらせて大きくあえいだ。
「いい顔だ」
「しょくぱんまん―さま」
エネルギーの塊が背中を突き上げる。
腕の中で、彼女は恍惚の表情を浮かべた。
幾度でも、繰り返し見たい表情だった。

55:クレヨン姫 12/13
09/12/10 19:34:08 58FcrWsZ
重なった身体の下で、熱は静まり、徐々に呼吸が整っていった。
狭い車内で無理をしたから、節々が微妙に痛い。
頬を寄せる少女は穏やかな顔で目を閉じ、その胸は緩やかに上下している。
事後の余韻も濃密な車内で、しょくぱんまんはそうっと身体を起こした。
はっとドキンが目を開く。
衣服を正して微笑みかけると、安堵した様子で身体から力が抜けた。
「寝ちゃうところだったみたい」
恥ずかしそうにそうつぶやく。
「眠ってもいいけれど、その前にこれを解こうか」
シートにくくりつけられたままの戒めをようやくほどく。
力なく垂れた手首に色濃く残る跡を見て、胸の内に微かな罪悪感が芽生えた。
(……やりすぎたかな)
そんな気持ちをごまかしたくて、腕をなでさすり、手首をぺろりと舐めてみた。
「痛む?跡になってる。もっと早くほどいてあげればよかったね」
しかしドキンは頓着しない様子で首を振り、
「少し痺れてるけど大丈夫」
と、はにかむような笑顔を見せる。
「もう、まっくらなのね」
彼女の視線を追って、窓の外に目を向ける。
すっかり曇ったガラス越しでも、既にとっぷりと日の暮れているのがわかる。
「これからどうする?お腹がすかない?」
ドキンの腕が伸び、彼女の衣服をつかむと、恥ずかしそうにその身を隠した。
「ええ。本当をいうと、もうぺこぺこなの」
「身体がつらくなかったら、何か食べに行こうか」
何気ない気持ちでそう告げると、ドキンはぱっと上体を起こし、目を見開いて叫んだ。

56:クレヨン姫 13/13
09/12/10 19:34:56 58FcrWsZ
「え……え?一緒に?いいの!?」
先ほどとはまるで違った期待と喜びに上気する顔を見て、面食らう。
そしてふいに腑に落ちた。
「まいったな。それってそんなに特別なことかい」
否が自分にあるのは明らかだった。
(釣った魚に餌はやらないってやつだよね)
思い返してみれば、外食どころか二人で外出した記憶すらろくにない。
いかにもそういうデートまがいのことを好みそうな彼女が、
思い出に飢えていても無理はなかった。
しょくぱんまんは手を伸ばし、少女の頭を優しくなでた。
「たまにはね、ごちそうするよ。日没が早いぶん夜は長いから、
きっとゆっくりできるよね」
そのとき少女が浮かべた笑みは、まさに花のほころぶようで―
こんな気まぐれも悪くはないかと思わせるのに十分なものだった。
「ありがとうしょくぱんまんさま」
「お礼を言うのはまだ早いよ」
ドキンは首を振った。
「ううん、すごく嬉しい。ありがとう」
喜ばしいような後ろめたいような、くすぐったい気持ちになって、
軽くついばむようなキスをした。
まあ、自分の不甲斐なさを身につまされたとしても、笑ってくれるなら別にいい。
「何が食べたいですか。お姫様」
そう言って、しょくぱんまんはそっとドキンの手をとった。

END

57:名無しさん@ピンキー
09/12/11 03:55:36 xzt7m//F
>>43
放送は見てないけど楽しめた!GJ!

58:名無しさん@ピンキー
09/12/14 22:59:10 /K+uEr76
いいねぇGJ

59:名無しさん@ピンキー
09/12/18 16:14:19 JdoqADfb
>>56
GJ いつかあなたみたいな文章を書いてみたい

60:名無しさん@ピンキー
09/12/20 12:00:06 MHEURdRa
GJ

61:名無しさん@ピンキー
10/01/19 21:10:57 wPIWD8Z4
GJ このふたり大好き!

62:名無しさん@ピンキー
10/01/21 09:42:24 3PA0Mu4E
ばいきんまん×メロンパンナ 投下
エロと呼ぶには申し訳ないくらい大したことないエロ



遠くまで連なっている山々の割れ目へと、太陽がじわじわと沈んでいく。
日の入りを迎えた街は段々と薄暗くなっていった。
はちみつを垂らしたような色の空が、東の空から真上の空へと徐々に広がるように緑や紫がかってくる。
「んお?」
くらやみ谷に生えている薬草を採りにいって、バイキン城に帰る途中だったばいきんまんは、
ぽっかりと開けた原っぱにひとつの影を見つけてUFOを止める。
ハッチを開けて身を乗り出す。
一本だけ生えている寂しい木の幹によりかかって、メロンパンナが空をぼんやりと見上げていた。
その木の斜め後ろに位置し、更に空中にいるばいきんまんにメロンパンナは気付かないようで、彼女は空を見続ける。
しかし一番星を探しているわけでも、どこからか姉が飛んでくるのを待っているわけでもなく、
彼女の様子からは期待や不安が全く見られない。ただぼんやりとしているだけだ。
(……なんだ?)
らしくない様子にばいきんまんは訝しんだが、メロンパンナは憎き宿敵、アンパンマンの仲間である。
(おれさまには関係ないし)
ハッチを閉め、レバーを引いて帰路を進む。
が、数メートル進むごとにメロンパンナを見下ろし、
全く動く様子がない彼女の姿に閉口して、どうしてだかいらいらした。
「……だあもう!」
ばいきんまんの頭上で一番星がはっきりと輝きだした頃、
5回目にしてやっとばいきんまんは前の4回とは違って、
首だけで振り返るだけでなくUFOごとターンする。
ぐんぐん高度を下げていって、メロンパンナに近寄る。
「やいメロンパンナ!」
斜め後ろから声を掛けられたメロンパンナは、突然の声にも驚かず、
頭を上げるのと同じタイミングに声がかったから、そのついでにとでもいうように振り返った。
「? ……あ、ばいきんまん」
「『なーんだ』とはなんだ!」
「そんなこと言ってないもん」
「顔が言ってたの!」
ぽかんともせず、かといってがっかりした顔でもなかったが、
メロンパンナの表情はばいきんまんにそう言わせるのに十分だった。
けれども、一人でぷんすか怒っているばいきんまんにも彼女は臆さない。
「今日はアンパンマンと一緒じゃないよ」
「見ればわかる、おれさまはお前に話しかけたんだ」
ぱちくりと瞬き、メロンパンナは返事に困ったように体育座りの姿勢を取り直した。
黙る彼女の傍らには膨らんだピンクのリュックサックが放り投げてあった。
「どうしたのだ。家出か?」
「ばいきんまんじゃあるまいし」
「何をぉ!」
実際に、ドキンちゃんと喧嘩をする度に高確率で自分が自分の城から
出ていかされているばいきんまんは、つのをぴょんと立てて怒鳴る。
「ウサ子ちゃんのお家にお泊まりする予定だったんだけどね、
 ウサ子ちゃんのお家の用事で駄目になっちゃったんだぁ」
それもさらりと流し、メロンパンナはそう告げる。
ばいきんまんもメロンパンナのペースに乗せられ、流されたものを一々掘り返さなかった。
「ふーん。じゃあ寄り道してないでさっさと帰れば」
「うん」
「ジャムも心配してるぞ」
「ジャムおじさんにはまだお泊まりが中止になったって言ってないの」
「でも帰らないわけにはいかないのだ。日が沈んだらすぐ暗くなるし」
「ねぇばいきんまん、何か企んでる?」
「なんで」
「なんだか優しいから」
「ばか言うな!」

63:名無しさん@ピンキー
10/01/21 09:44:02 3PA0Mu4E
失礼な! と叫ぶのではないのだ。ばいきんまんが、ドキンちゃんにはともかく他の奴ら、
それもヒーローに優しいなんてことは絶対にあってはいけないのだから。
「ふん、おれさま帰る。お前もとっとと帰るんだな」
へそを曲げ、エンジンを噴かせてばいきんまんは飛び立つ。
離れ離れの姉を想って、約束もないのにあそこに留まっているのでもなければ、
パン工場の誰かと喧嘩をして出てきたのでもない。
いいや、彼女にどんな事情があったとしても、ばいきんまんがそれに関わる必要は全くない。
どんどん小さくなっていくバイキンUFOを見送って、メロンパンナはふうと息を吐く。
お泊りが中止になった以上、パン工場に帰らなくてはいけない。
帰りたくないのではないのだが、歩くのも飛ぶのもなんだか億劫で、
ちょっと休憩するつもりが思ったより長くなってしまっているだけだ。
今日はウサ子ちゃんとネコ美ちゃんと一緒に、可愛いパジャマを着て、
眠ってしまうまでお喋りするつもりだったのにな。
メロンパンナは目を閉じた。もう夕暮れだから、薄いまぶたを透かして太陽の光が入ってくることもない。
……。
………。
「……今日はドキンちゃんがデザートにプリンをつくるって張り切ってるのだ」
まぶたを押し上げると、バイキンUFOがすぐそばに浮いていた。
「晩ごはんはホラーマンがビーフシチューをつくるって」
きょとんとするメロンパンナに、ばいきんまんは操縦パネルに肘をついてそっぽを向く。
「ふたりとも作りすぎて余らせる天才だから、お前が来ればちょうどいいのかもな」
ぱちぱちと何回か瞬いて、それからゆっくりとメロンパンナの大きな目がひっくり返した三日月をかたどった。
ふんわりと浮いて、バイキンUFOと並ぶ。
「はーん、勘違いするなよ。おれさまひとりで余り物食べたくないだけだ!」
まだ何も言っていないのに言い訳をするばいきんまんに頷いて見せ、
メロンパンナはガラスのハッチに取り付けられた2本のつのの間に座る。
SLマンのように出発進行!とも言わず、鳴らす汽笛もないから、ばいきんまんは黙ってレバーを押す。
「わあ。こうやって飛ぶのもマントと違って楽しい」
ハッチの天辺に座ったメロンパンナがぱたぱたと足を交互に動かす度に、こつんこつんとガラスを叩いた。
絶壁の崖の上に建つバイキン城の、大きく開かれた口からばいきんUFOは城の中に入る。
「お邪魔しまーす」
ハッチから飛び降り、きょろきょろと周りを見回すメロンパンナを、
この城では聞きなれない声を聞きつけてやってきたドキンちゃんが見つけ、ぎょっとしてこんな声をあげた。
「わっ、メロンパンナじゃない! どうしたのよばいきんまん」
「どうもしないのだ。おれさま忙しいからご飯出来たら呼んでね」
ドキンちゃんに問い詰められる前に、ホラーマンがメロンパンナを見つける前にと、
ばいきんまんは急いでラボに引っ込む。
ばいきんまんを招き入れ、ラボの自動ドアが閉まった。と思えば、またすぐに開き、
「メロンパンナ、ドキンちゃんに迷惑かけるんじゃないぞ!」
メロンパンナにそう言いつけた。
「はーい」
ミミ先生に言われたように、メロンパンナは元気良く手を挙げる。
「なぁに考えてんだか。囮にしてロールパンナでも焚きつけるつもりかしら」
誰にも聞こえない小ささで、ドキンちゃんが呟いた。

ふよふよと宙に浮いてあちこちを探索していると、ひときわ大きな扉で行き止まりになっていた。
わくわくしながらメロンパンナがドアの前に立つと、取っ手を探すよりも先に、するりと勝手に扉が開いてしまう。
何もかもがメルヘンとアナログでできている町とは違って、このお城はどこもかしこもメカメカしい。
部屋の中に足を踏み入れる。随分と埃っぽくて、そのくせ湿っぽくて、メロンパンナには適さない環境だった。
「すごい……」
しかし、それも一瞬で吹き飛んでしまうほどだった。
どうやらここは図書室のようで、壁一面に高い高い天井まで届く本棚が並べられている。
そこにはぎちぎちに本が押し込まれていて、それだけでなく床にも何百冊もの本が堆く積まれていた。
いつかメロンパンナが見つけた、バッドエンドで終わっているだけでなく、
その後ろにもずうっと白紙のページが続いているシンデレラの絵本がしまってあった
図書館にも引けをとらないほどの規模だ。

64:名無しさん@ピンキー
10/01/21 09:46:22 3PA0Mu4E
「えーっと、バイキン星の歴史、なんとか……なんとか学。なんて読むのかなぁ」
背表紙を眺めるだけでも楽しい。学校の図書室にはない本ばかりだ。
「うわっ」
床に積まれた本につまづき、メロンパンナは本の山に突っ込む。
「いたた……」
体の上に被さった本をばらまきながら起き上がり、メロンパンナはぷるぷると首を振った。
そして目にとまった、何冊も重なった本の上、滑り落ちそうになっている一冊のノートを手に取る。
表紙はぼろぼろで、捲っていない状態でも中の紙も黄ばんでしまっているのが見える。
本はともかく、ノートは勝手に見ては悪いと思い、メロンパンナはそれを元あった本の山の天辺に置いた。
しかし、表紙同士が上手く引っかからずに滑り落ちてしまった。
ひっついて固まってしまっているページだらけの中、何度も開かれて癖がついたページがばさりと上を向く。
アンパンマン
肩をびくつかせてメロンパンナは弾かれたように飛び上がり、入り口まですっ飛び、急いで両手でドアを押した。
しかしドアはピクリともしない。はっとして、浮かせていた体を床に引かれたマットにつける。
それでようやく自動ドアが開き始めるが、メロンパンナは最後まで待たずに、
まだ狭い隙間を無理やり通って部屋から転がり出た。
ぞうっとして、寒気を抱えながらメロンパンナは図書室から離れる。
アンパンマン……と彼の名前だけ書かれていたあのページ、
ばいきんまんはどんな顔で、どういう経緯で書いたのだろう。
ペンを握る手はどうだったんだろう。生き生きとしていた? それとも震えていた?
あのページの後のページには、何が書かれてあるんだろう。彼を倒す研究か、彼の分析か。
ひょっとしたら何も書かれていないのかもしれない。捨ててしまうつもりだったのかも。
通路を歩いて、最初に見つけた角を曲がると、メロンパンナの小さな鼻を良い匂いがくすぐった。
こっそり覗こうとしたのだが、ドアはメロンパンナを感知してさっさと開いてしまった。
ここのシステムには慣れそうにない。
「もうちょっとでできますよ~……ホラぁ! メロンパンナちゃんじゃありませんか」
エプロンを身につけてキッチンに立っていたホラーマンが音と気配に振り返り、彼女を見て頭蓋骨を飛び跳ねさせた。
そのままぽんぽんとこちらに跳ねてくるホラーマンの頭を受け止め、メロンパンナはにっこり笑う。
「こんにちはホラーマン。お邪魔してまーす」
「一体どうしてここに?」
「ばいきんまんが連れて来てくれたの」
「そうですか。ホラーマン、お客さんは誰でも大歓迎ですよ。ホラホラ、ホラホラ」
ホラーマンはあっさりとメロンパンナを迎え入れた。
敵も味方も関係のない彼がいるのは、メロンパンナにとって安心できる重要なポイントだった。
ホラーマンがビーフシチューをつくっているのに並び、調味料を渡したりお皿を用意してお手伝いしていると、
ドキンちゃんがやってきた。
「プリンつくりに来たわ。固める時間が必要だし」
ホラーマンの隣のメロンパンナをちらっと見てから、
ドキンちゃんは冷蔵庫から卵や牛乳、棚からボウルや銀色のカップを取り出す。
材料と調理器具をキッチンテーブルに並べ、彼女は可愛らしいふりふりのエプロンを身につけた。
レシピを片手に、ドキンちゃんはプリンづくりを進めていく。
溶いた卵に牛乳を注ごうとすると、脇から声がかかった。
「あ、ドキンちゃん、牛乳は温めてから混ぜないと」
そう言ったのはシチューで手が塞がっているホラーマンではない。メロンパンナだ。
「あんたつくりかた知ってるの?」
「うん」
「そう。じゃあ教えなさい」
「ふふふ、いいよ」
いつもの態度に、メロンパンナは思わず笑う。
「ドキンちゃん、その牛乳、砂糖入れた?」
「まだ」
瓶から砂糖をさじで掬い、メロンパンナはドキンちゃんの持つカップに入れた。
「はい。これでおっけー」
その後もメロンパンナは、牛乳と卵を容器に注ぐ前に「ざるでこさないとね」と教えたり、
ドキンちゃんが参考にしていたレシピに更に細かい手順を書きこんだり、最後まで彼女のプリンづくりを手伝っていた。
ドキンちゃんのプリンよりも先にシチューをつくり終えていたホラーマンは、
彼女が自分を頼って来るのを期待していたのだが、しかしそれはそれ。
メロンパンナに教えられてプリンが完成に近付くにつれ、笑顔が増えていくドキンちゃんを微笑んで見守っていた。

65:名無しさん@ピンキー
10/01/21 09:46:55 3PA0Mu4E
「さて、じゃあばいきんまんを呼んで来てくれますか?」
冷蔵庫の前に椅子を置いて、うきうきとしているドキンちゃんには頼めないホラーマンは、
後片付けをしようとしていたメロンパンナにそうお願いする。
「あ…ごめんね、あたしどこにばいきんまんがいるのかわかんないや」
ばいきんまんと聞いて、先程のノートを思い出し、メロンパンナは咄嗟にそう言った。
本当はばいきんまんが入っていくのを見たから、彼が今籠っているラボの場所は解っている。
「ホラッ、そうでした。じゃあわたしが呼んできます」
ホラーマンのビーフシチューは、バタコさんやジャムおじさんがつくったものとはまた違って美味しかった。
交わされた会話は、しょくぱんまんについて、ドキンちゃんがメロンパンナに熱心に語り、
聞きたがり、シチューを口に運ぶ合間合間にメロンパンナがそれに答えるのが主で、
そこにたまにホラーマンが口を挟んだりしていた。
食事中、ばいきんまんは一言も喋らず、食べ終わったらすぐにまたラボへと向かった。
冷蔵庫に入れてからそう経っていないプリンは十分に固まっていなくて、結局明日の朝に食べることになった。
かびるんるんややみるんるんも眠りについた真夜中、
ドキンちゃんの部屋のソファーで眠っていたメロンパンナは、
寝返りを打ったドキンちゃんが壁を蹴った音に目が覚めてしまった。
眠り易い体勢を取り直して、再び寝ようとするけれど、まぶたを閉じても眠気がやってこない。
しばらくもぞもぞとしていたが、背もたれに座らされていたしょくぱんまん人形が顔に降ってきたのを境に諦めた。
ぐっすりと眠っているドキンちゃんを、メロンパンナは起こさないように抜き足差し足で部屋を出る。
ばいきんまんのラボの前を通りかかると、扉のごく狭い隙間から通路へと一筋の光が漏れていた。
近寄り、開いたドアからラボへと一歩踏みいる。
静かに扉が閉まる音がしても、ばいきんまんはこちらを振り向かない。
かちゃかちゃとガラス棒でビーカーの中身をかき混ぜ、試験管を傾けてカラフルな液体を注ぐ。
デスクの上のガラスケースには、バイキン城に来るまでのUFOの操縦席にのっていた薬草がしまわれていた。
一呼吸置いて、メロンパンナはばいきんまんの白衣の背中に問いかける。
「何してるの?」
「アンパンマンを倒―」
「ばいきんまん!」
メロンパンナの声と共に、けたたましい音が響く。
冷たい床を蹴って一息に飛び立ったメロンパンナが回り込み、ばいきんまんの両肩を掴んで押し倒したのだ。
したたかに頭を打ったばいきんまんは、メロンパンナを鋭く睨みつけて怒鳴る。
「何すんだ!!」
「そんなことよりあたしともっと面白い遊びしよう! ね?」
ばいきんまんの腿を挟むように床に膝をつき、メロンパンナは彼の胸に手を置いて、ぐっと体を倒す。
ちょうど新しい薬品を注ごうと手にしていた空の試験管が、ばいきんまんの手を離れ冷たい床を転がっていく。
肘をついて起き上がろうとするばいきんまんは、必然的に彼からもメロンパンナに顔を近づけ、至近距離で吐き捨てた。
「おれさまはアンパンマンを倒すために生まれてきたのだ。そのための発明が一番面白い!
 大体、お前の言う面白いことなんて、どーせつまんないことばっかりに決まってる」
「そんなことないもん。パンづくりとか、クッキー焼いたりとか、お絵かきしたりとか、面白いこといっぱい知ってるわ!
 つまんなくない!」
負けじと言い返すメロンパンナだったが、ばいきんまんはそれを聞いてますます顔を歪めた。
「げぇ、お菓子作りにお絵かき? おれさま食べるの好きだけど作るの大嫌い!」
大きく口を開いて反論しようとするが、それよりも早くばいきんまんはメロンパンナの額を片手で強く押した。
「いつまで乗っかってるんだ、どけ!!」
よろけて、メロンパンナは床に転がった。
ぺたんと座りこんだメロンパンナが、立ちあがったばいきんまんをきつい目つきで見上げる。
「どれもこれも夜中にすることじゃないのだ。虫歯になっちゃうぞ」
ばいきんが言う台詞ではない。それも正義のヒーローに。
「いい子はとっとと寝るんだな」
向けられた背中はこれでお終いだと語っていた。
でも、メロンパンナは立ち去らない。
もう一度、今度はデスクの上に立って、出来る限り高圧的な態度を作ってばいきんまんを見下ろす。
「ばいきんまんが止めてくれたら寝る」
「やぁーなこった」

66:名無しさん@ピンキー
10/01/21 09:47:19 3PA0Mu4E
「じゃあ寝ない。メロンパンナ、いい子じゃなくていい」
「それはおれさまひとりで十分」
「ほんとはいいとこもあるくせに」
「ふーんだ! お前に何が解る。ロールパンナがパン工場でお前と暮らせない理由、よーく思い出してみろ」
「もちろんおねえちゃんのことはあたし、ばいきんまんを許さない。絶対に絶対に許さない」
沈黙が、広いラボの狭い空間を埋めた。
その沈黙に身を沈めるように、ばいきんまんはしばらくぴくりとも動かないで、
メロンパンナを座った目で見て、それからやっと口を開く。
「どけ」
「いや」
「どーけ!」
「いーや!」
「どけどけどけどけどけどけ!」
「いやいやいやいやいやいや!」
「どけって言ってるだろー! いい加減にしないと、きっつーいばいきんキックをお見舞い―」
「メロンパンナの! メロメロパーンチ!」
きゅんわん!
ぴょろろろろろろ~ん
聞きなれたあの効果音と、弾けたハートがそこらじゅうを飛び交ってラボをいっぱいにする。
「はぁあん オレサマなんだか……メ・ロ・メ・ロ~ン」
目をハートにして、くなくなと体を左右にくねらせるばいきんまんに、
メロンパンナはデスクで仁王立ちをしたまま、今度は腰にメロメロパンチを放った後の拳を当ててポーズをとった。
「ばいきんまん」
「はぁ~い……」
「ベッドに行きなさい」
「はあぁ~いん……」
ふらふらとおぼつかない足取りで、ばいきんまんはラボを出ていく。メロンパンナもそれに続く。
彼の部屋のベッドにばいきんまんが入るのを見て、
「うんっ、よろしい!」
とメロンパンナは機嫌良く頷く。
ばいきんまんが完全に眠ってしまうまで見張ろうと、メロンパンナは何歩か離れたところに陣取る。のだが。
ごろん。ふにゃふにゃになっているから体が落ち着かないのか、ばいきんまんがベッドから転がり落ちた。
「あっ、もう」
メロメロ~……と言い続けるばいきんまんを、メロンパンナはうんうん唸ってもう一度ベッドの上に押し上げる。
しかし、せっかく戻してあげたというのに、一分も経たない内にばいきんまんはまたベッドから滑り落ちてしまった。
「しょうがないなぁ、ばいきんまんは」
やれやれと首を振り、またばいきんまんをベッドで寝かせて、
メロンパンナはすかさず自分自身を押し込むように布団の中に潜りこんだ。
ばいきんまんに体を押しつけるようにして並ぶ。これでそう簡単には落ちないだろう。
「変な顔~……」
つやつやしたハート型の目と、とろけきった顔を改めて間近で見て、メロンパンナは他人事のように呟いた。
「どぅはっ!?」
目覚めた瞬間、ばいきんまんはメロメロパンチを食らう直前までの記憶を吹き出すように思い出して、
それで嫌な汗をかき、更に傍らにいるものに対しておかしな声を上げた。
「あ、効き目切れた」
ばいきんまんの隣にちょこんと、しかししっかりと自分のスペースをとって
横たわって見張っていたメロンパンナが、抜けた声を出す。
ばいきんまんはベッドから飛び上がり、すぐ後ろの壁に背中を激突させる。
「ぎゃああっ! メロンパンナ!! どうしてここに!」
「だってばいきんまん、ふにゃふにゃ寝返り打って何回もベッドから落ちるんだもん。大変だったんだから」
「お前のせいだろ!」
けろりとしているメロンパンナを押し退け、ばいきんまんはベッドから抜け出す。
ご丁寧に壁にかけられた白衣をハンガーからむしり、羽織りながら扉へと向かう。
「どこいくの?」
「研究の続き」
「だめって言ってるでしょ!」

67:名無しさん@ピンキー
10/01/21 09:48:10 3PA0Mu4E
空を切り、メロンパンナはばいきんまんとの前に立った。両手をいっぱい広げてとうせんぼうする。
その脇をすり抜けようとするばいきんまんを通さないように、
彼の動きに合わせてちょこまかと動いていたメロンパンナだったが、埒が明かないと両手を振り上げた。
「そんなことより、メロンパンナと遊ぶ方がぜーったいに楽しいんだから! えーい!」
上げた手を振り下ろし、ばいきんまんの肩を掴んで勢いづけて押し倒す。
「……なんだぁ?」
研究を止めるために切羽詰まっていた先程の彼女ならいざ知らず、
確かにさっき「遊ぶ」と言ったメロンパンナが今取ったこの行動はずれている。
遊ぶって、まさかパンチ合戦のことじゃないだろうな。
再び痛めた背中に顔を顰めていると、腹に乗り上がってきたメロンパンナは、
決心した表情でばいきんまんを見下ろし、宣言した。
「メロメロパンチなしでばいきんまんをメロメロにしてあげる!」
パジャマのボタンを外し、脱いでしまって脇に放る。しかし中はいつもの、代わり映えのしないヒーロースーツだ。
「アンパンマンのことなんてちっとも考えられないようにしちゃうんだからね」
羽織っていただけで前をとめていなかった白衣を、メロンパンナは更にかき分け、
足にかかっていたばいきんまんの白衣を足で撫でて床に落とす。
「えーっと」
しかし、そこからのメロンパンナは、ばいきんまんの胸やら腹やら、時には顔面やらをぺたぺたと両手で触れるだけだ。
正直、ヒーローに好き勝手にされるのは気分が悪かったが、
こんなに短時間で二回もメロメロパンチを貰いたくないので、
ばいきんまんは抵抗らしい抵抗をせずにいた。
体はぴくりとも動かさないが、ばいきんまんは代わりに口を動かす。
「何がしたいんだ」
「学校の本で読んだの。『こうして裸で抱き合うと気持ち良くなって、大人はとても安心するのです』って」
「おれさまもともと裸なのだ」
「それにね、大人が裸で抱き合うと、弟や妹ができて、あたし達にプレゼントしてくれるんだって」
「お前達はそうやって生まれたんじゃないだろ」
「うん、ジャムおじさんが作ってくれたの」
ぽんぽんと答えを返しながら、メロンパンナはばいきんまんの脇腹に手を這わせる。
「確か服を脱がせて、こうやって…」
「だから一体どうしたいん………!?」
「こちょこちょこちょこちょ」
「どわっ、おいメロン…」
「こしょこしょこしょこしょ」
「ぶっ、ふふ……!」
「このこのこのこの」
「ぐふふ」
「うりゃうりゃうりゃうりゃ」
「だはははは! あはははははははは!
 って、そうじゃないっ!」
一頻り大笑いして、そのせいで涙ぐみながら、ばいきんまんはメロンパンナの肩を、
その上にかかったマントと一緒に掴んで止めさせる。
「え、くすぐるんでしょ?」
「ぜんぜんちがーう! ちょっとおれさまに貸してみろ」
「はい」
「枕をじゃない!」
ぼすっ。メロンパンナが寄こしてきた枕を、彼女の顔を目がけて投げる。
それを避けられず、顔面でそれを受け止めてしまったメロンパンナはそのまま後ろにぱったりと倒れた。
「うう、ばいきんまんひどい、いじわる」
「そんなに褒められたらぼくちゃん照れちゃうな」
「褒めてないってば」
マントをばさりと払いのけ、ばいきんまんはメロンパンナの胸のmの上に手を置く。
「なんかこんな感じだった気がするのだ。良くわかんないけど」
ドキンちゃんがばいきんせんにんの魔法の筆を借りたいと言い出し、
その自宅を訪ねた際に、彼の部屋に置いてあった巻物。
アンパンマンを倒せるような強力な術を盗んでやろうとしていたばいきんまんは、
ドキンちゃんとせんにんが早速外で筆を試している間に、こっそりとそれを盗み見た。
長い長いその巻物に描かれていたのは、強くなる術ではなかった。
メロンパンナが学校の図書室で読んだという、その内容をもう少し、
ばいきんせんにん好みにしたものだったのだ。

68:名無しさん@ピンキー
10/01/21 09:49:42 3PA0Mu4E
それを思い出し、それに倣ってメロンパンナの体を撫でてやるのだが、
ばいきんまんの手つきは幼すぎるし、それよりも幼い彼女はそこから「いいもの」を拾えるわけがない。
体を撫でられるにつれ、メロンパンナは顔を徐々に赤らめていって、
声が漏れそうになるのを懸命に堪えるのだが、
「やっ」
がくんと、ばいきんまんが跨って押さえている足が跳ねる。
慌ててメロンパンナはぱちんと口を両手で覆った。
「ばいきんまん、ひゃめて」
「やーだよ」
一時的に片手を離し、人差し指で目尻を下げてあっかんべーをする。
それにメロンパンナはむっとした表情をつくり、何か言おうとするが、
言葉が発せられる前にばいきんまんの手が胸元を滑り、ぐっと唇を噛みしめた。
けれど、メロンパンナの甘い声はどんどん声が溢れるように発せられ、ついには、
「あっ…ひ」
と短く漏らした。
それを聞いて、ばいきんまんがより素早く手を動かすと、
くにゃくにゃと体を床に擦りつけるようにくねらせ、じたばたと足をばたつかせる。
そしてとうとう我慢しきれずに、
「あはははは! やだくすぐったい!」
両手を離してめいっぱい笑い始めた。体を反り返し、
ずうっと我慢していた分をいっぺんに吐き出すように笑い声を弾ませる。
けらけらと笑い続けるメロンパンナに「ざまみろ」な気分で、
つまりはにっくきヒーローに気持ち良く勝って清々しくしているばいきんまんは、
せんにんの巻物の内容になんてもうとっくにこだわっていなかった。
「へへーん、どうだ! 今回ばかりはおれさまのだーいしょうり!」
「うあん、負けちゃったよう」
えへんと胸を張るばいきんまんの足元に、メロンパンナが崩れる。
そのしおらしいまま、すごすごと部屋に戻っていくのかと思っていたら、
「お返し!」
いきなり跳ね起き、メロンパンナはばいきんまんを突き飛ばした。
「いっ!」
叩きつけられるように強く尻もちをつき、
走る痛みにばいきんまんはメロンパンナを怒鳴ろうとする。
しかしそれよりも、勢いづいたメロンパンナがばいきんまんのしっぽを握るのが先だった。
「おわ」
間抜けな声が漏れる。いきなりのことに足が跳ねあがり、
慌てて逃げようとするが、強く握られていてそれも叶わない。
「ずうっとさわってみたかったの、これ」
まるで楽しいおもちゃを貰った子どものように、メロンパンナはばいきんまんのしっぽを引っ張る。
「ドキンちゃんに触らせてもらえ」
「怒られそうなんだもん」
「おれさまだって怒るぞ!」
握った拳を肩まで上げて脅かすが、メロンパンナは聞いちゃいない。
「いいなあ、あたしもしっぽ欲しい」
「ぐう……、やめろ、メロンパンナ」
ぎゅっと強く握られたり、かと思えば優しくなでられたりと、
小さな手の中で遊ばれる内に、ばいきんまんのしっぽはぴくぴくと震えていった。
くすぐられていた時に感じた、単純なくすぐったさとはまた違ったものがしっぽのさきから付け根を通り、
背中を走ってつのへと抜けていく。
「わあ。見てばいきんまん、しっぽぷるぷるしてる。どうして?」
「知るもんか」
「自分のなのにー?」
良く見ようと、メロンパンナはばいきんまんのしっぽを握ったまま、それに顔を近づけるために屈みこむ。
その弾みでメロンパンナはそれをより一層強く握ってしまい、一段と大きくしっぽと体が揺れた。
ずたたたんっ
「ふわぁ………顔が濡れて力が出ない」

69:名無しさん@ピンキー
10/01/21 09:50:10 3PA0Mu4E
あのSEと共に、メロンパンナの目がばってんになる。
メロンパンナの顔を駄目にしたのは、いつもの泥でもなければ水でも、かびるんるんでもなかった。
生卵の白身をもっと粘っこく、もっと白くしたようなどろどろだ。
薄いクリーム色の顔、オレンジ色のほっぺ、目元に入ったチェックの柄にまだらにかかってしまっている。
「やったやったー! ついにメロンパンナを倒したぞー!」
それがどこから出てきたのか、そもそもなにが起きたのか良く解らない。
ただしっぽが変にすうすうとしていて、しかし何故だか熱を持っているのが解るだけ。
が、それでも反射のようにばいきんまんはお馴染みの台詞を改変して口走る。
「うう……。ばいきんまん、ジャムおじさんに知らせて…」
「任せろ! ジャムおじさ~ん!」
震える声で助けを求めるメロンパンナ。
それに答えてどんと胸を叩き、ばいきんまんはパン職人の名を呼びながら、
部屋の片隅にごちゃごちゃと転がるがらくたの小山に手を突っ込む。
「メロンパンナちゃん、新しい顔よ! そーれ!」
床に倒れているメロンパンナの顔の前まで滑り、探し出したドライヤーのスイッチをオンにする。
熱い風が吹き出され、火傷をしない距離ぎりぎりまで、それをメロンパンナの汚れた顔に持っていく。
熱風が良く当たる、鼻の周りからどんどんとどろどろが乾いていき、乾いた面積が広くなるにつれ、
メロンパンナの目はばってんからまんまるに、いつもの緑色を取り戻していった。
あらかた乾いたのでスイッチを切り、ぱりぱりになってしまった白いものを、
ばいきんまんは手でこすってやる。
ぽろぽろと剥がれて落ちるそれに、研究価値はあるのか首を傾げて考えていると、
完全にぱっちりした目に戻ったメロンパンナが立ち上がった。
「可愛さ100倍、メロンパンナ!」
「げえぇっ!」
「もう許さないわよ、ばいきんまん!」
「何をぉ~、生意気な! 食らえぇ、ばいきんパーン」
「メローンパーンチ!」
「ばいばいき~ん!」
メロメロパンチではないパンチを食らって、ばいきんまんは大袈裟に吹っ飛び、
がらくたの山に頭から突っ込む。
「ごめんばいきんまん。やりすぎちゃった」
がらくたから飛び出す2本の足がひくひくしているのを見て、
メロンパンナはそこに駆け寄り、足を引っ張った。
がらくたをまぜっ返しながら救助されたばいきんまんは、
メロンパンナに引っくり返されて床に足をつけた途端、彼女の手を振りほどく。
くしゃくしゃになってしまった白衣を脱ぎ、放り投げる。一つ、大きなあくびが口をついて出てきた。。
なんだか体がだるい。打倒アンパンマンのトレーニングをした後よりも、
アンパンマンにバイキン城まで吹っ飛ばされた後よりもだ。
「くだらない、付き合ってられるか。おれさまもう寝る」
「研究は?」
「中止だ中止」
伸びをしながらベッドに向かって歩いていたばいきんまんはそう言ってから、
ぎくりと歩みを止めたがもう遅い。
そろー…と振り返ると、予想通り、目をきらきらさせたメロンパンナが自分を見つめていた。
「今日だけ、今日だけだからな!」
真っ直ぐな視線にやられて慌てて両手を振り上げ、じだんだを踏んで強調するばいきんまんだったが、
「ありがとう、ばいきんまん」
とメロンパンナに微笑まれ、手を下ろしてしまった。
何故礼を言うのか。ばいきんまんにはそれがさっぱり解らないし、ちっとも解りたいと思わない。

70:ID変ったけど本人
10/01/21 10:04:56 3PA0Mu4E
「お前も早く寝ろ」
ベッドに飛び乗り、ばいきんまんは通路へと出る扉を指差す。
「うん。でも、ソファーって寝にくくって。しょくぱんまんの人形に押しつぶされちゃいそう」
「………」
言っていることとは裏腹に、メロンパンナはにこにこと笑っている。
布団に潜りながらもばいきんまんは目線をメロンパンナから外さず、
メロンパンナはメロンパンナでじと目で見てくるばいきんまんの視線を真正面から受け止めた。
ばいきんまんが折れるのは早かった。一分も持たずに、ばいきんまんは布団の端っこをぺらりとめくった。
「おら、寒いから早くしろ!」
「えへ、お邪魔しまーす!」
ぴょんと爪先で跳ねて、メロンパンナはそのままベッドへと飛んでいく。
頭がすっぽり隠れるまで潜って、メロンパンナは顔を外に出す。
「あったかーい。ふふ、お休みばいきんまん」
「ふん」
挨拶は返さない。それだけでなく、
ばいきんまんはメロンパンナの方ではない、壁に向かい合ってまぶたを下ろした。
眼球が休まる心地よい感覚に比べて、
すぐ隣から伝わる微弱な熱と気配はとんでもなく居心地が悪かった。


疲れていたのにろくに眠れなかったばいきんまんは、
甘ったるい香りで目覚め、微かに痛む頭を押さえながら朝食の席に向かった。
オーブンの前に立ち、鼻歌を歌っていたメロンパンナは
ばいきんまんの足音を敏感に聞きつけ、彼がキッチンの自動ドアを開けちょうどその時に振り返った。
「おそよう。ねぼすけさん」
それには返さず、ばいきんまんは寝不足でつのとしっぽをだらりとさせながら、匂いの元に近寄る。
彼の歩みに合わせたように、ちんと可愛らしいベルが鳴り、メロンパンナはオーブンの蓋を開ける。
鉄板には、いびつな形のパンがいくつも並べられていた。
「なんだこれ」
「メロンパンよ」
「へったくそ」
いつもの意地悪ではない、いいや、寝不足の原因であった彼女に対する
意地悪な部分もそりゃああったけれど、それを差し引いても美味しそうな出来栄えではなかった。
しかし、
「ふわぁあ……んー、いい匂い。なに?」
起きぬけのドキンちゃんを引き寄せたくらい、匂いはとても優しく、魅力的なものだった。
「おはようドキンちゃん。メロンパンナ特性メロンパンだよ」
ところどころ焦げてしまっているが、それも真っ黒ではなく
微かに色づいているという程度で、却ってそれが香ばしい匂いを放っている。
くんくんと鼻を近づけて香りを楽しんでから、ドキンちゃんはメロンパンナを見上げる。
「見た目は可愛くないけど、おいしそうな匂いね。
 あら、メロンパンナ、なんか顔が汚れてるわよ?」
ところどころ、白くて細かい、ぱりぱりしたものが顔に貼りついているのを見つけ、
ドキンちゃんは目を丸くした。
「ちょっとパン生地をつくる時に顔に跳ねちゃって。
 帰ったらジャムおじさんに新しいのを焼いてもらおうっと」
おでこをこつんと叩いて、メロンパンナはちょこっと舌を見せる。
その会話を背後に置き去りにして、ばいきんまんは足早に洗面所へと駆けていった。
結局、朝食の席にばいきんまんは来なかった。
「どうせ部屋で二度寝しちゃってるのよ」
ドキンちゃんはそう言って、食後のレモンティーに口をつける。
「ばいきんまんらしいですねぇ」
ホラーマンにメロンパンを褒めてもらってご機嫌だったメロンパンナは、
ふたりの会話に一瞬だけ顔を曇らせた。
情けない表情が濃い飴色をしたレモンティーの水面に映る。
それを飲み込むようにメロンパンナはカップを傾けた。

71:…と思ったら別に変ってなかった
10/01/21 10:06:29 3PA0Mu4E
そんなメロンパンナの落ち込んだ気分を上向きにし、彼女を喜ばせたのは、
デザートのプリン…もとい、ドキンちゃんちゃんだった。
プリンは四つ。ばいきんまん曰く、つくり過ぎて余らせる天才だそうだが、
今回はその才能は発揮されなかったようだ。
先日、プリン用のカップの数を数えた時点で、ドキンちゃんとばいきんまんとホラーマンと、
最後の一つは言わずもがな……と予想をつけていたメロンパンナは、
差し出されたプリンにひゅっと目を見開いた。
「しょくぱんまんにじゃないの?」
「そのつもりだったけど、いいわよ、あんた食べなさい」
ぶっきらぼうに言い放ち、ドキンちゃんはスプーンで大きくプリンを掬う。
そんな彼女をまじまじと見つめて、焼きたての時のようにほかほかするほっぺたを押さえ、
メロンパンナはスプーンを手に取った。
「ありがとう、ドキンちゃん」
「ふん。ホラーマンの分を無しにするから平気よ」
「そんなぁ!」
シンプルで、でもちゃんと甘くて、舌触りのいいプリンだった。
デザートも食べ終わり、朝の時間も過ぎたので、
メロンパンナはリュックを背負って出口の手前に立つ。
バイキン城の開かれた口から見上げる空は、黒くて分厚い雲がいくつにも重なっていて、
なかなか太陽の光が差し込まない。
いつでも日光に恵まれているところに住んでいるメロンパンナは、
ばいきんまんたちのこの空が自分たちの空と同じだとは知っていても、ぴんとはこなかった。
「また来なさいね」
「いつでもお待ちしてるんですねぇ」
「ありがと。とっても楽しかったわ」
「ホラ、ばいきんまんは何をしてるんでしょ。ちょっと呼んで…」
「ううん、いいの」
ホラーマンの言葉を遮り、メロンパンナは宙に浮かびあがる。
「じゃあまたね、さよならぁ」
ドキンちゃんとホラーマンに見送られ、
手を振ってメロンパンナはバイキン城の舌から外へと飛び立っていった。
「もう、ばいきんまん、見送りくらいしなさいよね」
メロンパンナが見えなくなるまで手を振っていたドキンちゃんが、
ホラーマンと共にキッチンに戻って、そこにどっかりと座っているばいきんまんに向かって唇を尖らせた。
入れ替わりでここにきたらしい。
「別にいいの。どうせ今度会ったら敵なんだし」
つまらない小石を蹴るようにそう言って、ばいきんまんはいびつな形のメロンパンを口に放り込む。
表面のビスケット皮がぱりぱりと小気味良い音を立て、微かに焦げた苦味を口内に残しながら飲み込まれていった。






終わり。ありがとうございました。
メロンパンナを脱がす勇気も、ばいきんまんに生やす勇気もなかった、すまん。

72:名無しさん@ピンキー
10/01/26 09:10:34 gxO9QD4y
読み応えがあった。GJ!

73:名無しさん@ピンキー
10/01/27 23:57:26 hOhKqKLR
くっ…

アンパンマンの保管庫はまだなのか…!

74:名無しさん@ピンキー
10/02/03 08:56:28 g1f9jA3a
新作期待age

75:名無しさん@ピンキー
10/02/12 20:46:52 fOGHpoeL
ネタスレかと思ったのに
良スレじゃねえか

76:名無しさん@ピンキー
10/02/14 01:11:10 0ZhCLCdg
アンパンマン擬人化同人やる人思い出した

77:名無しさん@ピンキー
10/02/18 01:15:38 OKVsZuhY
擬人化では萌えない

78:名無しさん@ピンキー
10/02/24 21:14:44 jo4ui2Mb
SS読みたい

79:メロンパンナ×ばいきんまん
10/02/26 02:30:36 36PEKcq9
賑やかしになればいいな。
メロンパンナ×ばいきんまん投下します。



おひさまがぽかぽか暖かい日でした。
今日もまたばいきんまんは、ドキンちゃんのわがまま…もとい、お願いを叶えるために
バイキンUFOに乗っておいしいものを探していました。
「メロンパンナちゃんは~ふんわ~りよ メロンのかおりがほんの~りよ」
そこへ、歌いながらパトロールをしていたメロンパンナが飛んできます。
ばいきんまんはさっと雲の中に隠れました。
メロンパンナはアンパンマンの仲間ですから、
ここで上手くやればアンパンマンをピンチに陥れることができるかもしれません。
メロンパンナが大きな雲の下を通りかかった時、タイミングを見計らっていたばいきんまんは、
えいやっとバイキンハンドを繰り出しました。
大きな手がメロンパンナの小さな体を捕まえます。
「うきゃあっ!」
ぐわっしと体を握られたメロンパンナは、驚いて素っ頓狂な声を上げました。
「はっひふっへほー!」
「ばいきんまん!」
雲の中から飛び出してきたバイキンUFO。キャノピーを開けて身を乗り出した
ばいきんまんのお決まりの挨拶を聞いて、メロンパンナはばいきんまんを見上げます。
「運が悪かったなメロンパンナ! はははのはー!」
「どうするつもり!?」
「今考えてるとこー。さぁーて、どうやって使ってやろうかな~」
るんるんとしっぽとつのを揺らし、ばいきんまんはこの後のことを考えます。
アンパンマンはもちろん、カレーパンマンとしょくぱんまんをおびき出すのに利用してやってもいいでしょうし、
この子を隠してロールパンナを大暴れさせるのもなかなか楽しそうです。
けれど、どうするにしてもこのままでは小回りが利かないし、とても目立ってしまうので、
もっとコンパクトにしてやろうと、ばいきんまんは縄を取り出しました。
バイキンハンドをもう一本出して、片手でメロンパンナを押さえつけ、
その間にもう片方で彼女を縛ってしまいます。手慣れたもので、あっという間のことでした。
メロンパンナをぐるぐるに縛った縄の端をバイキンハンドでつまんで、
ばいきんまんは自分の目線まで彼女を引き上げます。
「離しなさい、ばいきんまん!」
メロンパンナは懸命にもばいきんまんを睨みました。しかし、ばいきんまんはそれくらいではびくともしません。
むしろ、意地悪な笑みを顔いっぱいに広げて、
「かわいそうなメロンパンナちゃん! ぐふふふふ」
遠慮せずに声まで立てて笑います。
「やい、アンパンマンはどこにいる」
「知らないわ、そんなの」
「ふうーん……」
ばいきんまんは信じませんでした。嘘をついているに決まっています。
「いよーし、まずはパン工場に向かうのだ!」
無理やり吐かせても良いのですが、それは今は置いておいて、
とにかく一刻も早くアンパンマンを倒したいばいきんまんは彼らの住まいに向かいます。
さて、ばいきんまんはすっかり忘れてしまっているようですが、
メロンパンナは意外と…いいえ、メロンパンナに限らず、
アンパンマン達は可愛らしい見かけとは裏腹に、とっても力持ちです。
バイキンハンドに鷲掴みされても、檻に入れられても、
うんしょとまるで針金でも曲げるようにして壊し、そこから脱出してしまいます。
ぶちぶちぶち。
あんまり良くない音にばいきんまんが振り返ると、
メロンパンナがまるで糸こんにゃくを千切るように縄を引き千切っていました。
メロンパンナを捕まえていたバイキンハンドは、今やぼろぼろになった一本の縄をつまんでいるだけになっていました。
「ばぁーいきーんまぁーん」
バイキンハンドを蹴って、メロンパンナはキャノピーが開け放されたUFOの操縦席まで飛んできます。

80:メロンパンナ×ばいきんまん
10/02/26 02:32:12 36PEKcq9
それはさておき、罪を憎んで人を憎まずというイディオムは、
誂えられたようにアンパンマン達にぴったりと当て嵌まります。
ばいきんまんが作った薬、スーパーゴミハートを飲まされたせいで
海底に独りで住まなくてはならなくなってしまったゴミラも、
呪われた体質に寂しい想いをしながらも、原因であるばいきんまんを恨んではいません。
アンパンマンだって、ばいきんまんがいたずらをするから懲らしめなくてはいけないのであって、
たまに彼がとてもいいことをしているのを見た際には、手放しでばいきんまんを褒めるのです。
それと同じで、ロールパンナが悪い心を持って生まれ、そのせいでメロンパンナ達と暮らせずに、
くらやみ谷に独りで住まなくてはいけなくなってしまった原因……
それはばいきんまんがバイキン草のエキスを彼女の生地に織り込んだからに他ならないのですが、
それでもメロンパンナはこれまで、その罪を憎むことすら滅多になく、
ばいきんまん本人を憎んだことに至っては一度もありませんでした。
ですが、今日はちょっと違います。
実はこの日、ばいきんまんに捕まえられる前に、メロンパンナはロールパンナと会っていました。
そこへたまたまアンパンマンが通りかかって、
ブラックロールパンナになって彼を傷つけるのを嫌がったロールパンナは、
メロンパンナへの別れの挨拶もそこそこに、さっと飛び立ってしまったのでした。
つまりばいきんまんは間の悪いことに、沈んだ気分を無理に盛り上げるために歌いながら
パトロールをしていたメロンパンナを捕まえたのです。


「はひ…」
彼らが思ったよりも怪力であることを今更思いだしたばいきんまんは、
狭い操縦席の中で後ずさりしました。
いつもならここでメロメロパンチを一発貰って、その間にメロンパンナは逃げるのですが……。
ぽか。
今回貰ったのは普通のパンチでした。
しかしそれでも結構な力で、ばいきんまんは思わず頭を抱えてしゃがみ込みました。
その間に、メロンパンナはマントの下から黄色いリボンを取り出します。
慌てて飛んでいってしまったロールパンナが忘れたロールリボン。
パトロールが終わったら、姉を探して返そうと持って帰っていたのでした。
「よいしょ、よーいしょ」
太いリボンをばいきんまんの体に巻きつけます。
ばいきんまんと違って、誰かを縛ったことなんて一度もないメロンパンナは、
あんまり上手にできません。
ばいきんまんがやるように、痛くないように、かつ逃げられないようにするのなんて土台むりな話なのです。
ですので、メロンパンナは手加減せずに、ぎゅうぎゅうとばいきんまんを縛ってしまいます。
「おわわ!」
バランスを崩したばいきんまんが操縦席の床に転がってしまいます。
ちょうどいいと思ったメロンパンナは、ばいきんまんの背中を片足で踏みつけて支え、
リボンを手前に引っ張りました。
「あいだだだだだだだ!!!!」
後手でまとめられたばいきんまんの手が跳ねあがります。
仕上げに、メロンパンナはリボンをびぃんと突っ張らせ、
その端っこでばいきんまんの両足をまとめて結びました。
弓のようにしなった極端な体勢で、ばいきんまんは床に転がされてしまいます。
「なっ、なにすんだ!」
「とりあえずこれでおあいこ」
「おい! 早くほどけ!」
「だぁめ。しばらく反省して」
メロンパンナはUFOの操縦パネルに腰かけ、足をぶらぶらさせます。
「アンパンチで吹っ飛ばされるされるわけでも、メロメロパンチで混乱されるわけでもないんだから、
これくらいで済んで良かったね。ばいきんまん」
床に顔を擦りつけざるを得ないでいるばいきんまんにはその表情は見えませんでした。
が、メロンパンナからは変わった様子は見られませんでした。
いつもはメロメロパンチでお仕置きするところを、ちょっと手段を変えただけ。
メロンパンナにとってはたったそれだけのことです。
「こ、こぉーらぁ! さっさとこれほどけ、ばか!」
しかしばいきんまんにしてみればこれはとんでもない屈辱で、
自業自得だと最もなことを言われようが黙って受け入れるわけにはいきません。

81:メロンパンナ×ばいきんまん
10/02/26 02:33:43 36PEKcq9
「あーっ、ばかって言った! ばかって言った方がばかなのよ」
メロンパンナはぷんすか怒って、ばいきんまんに背中を向けて、操縦席に下ろしていた足を外に垂らします。
これまでがこれまでなので、ばいきんまんの言うことなんて聞いてあげません。
バイキンUFOは優秀で、誰もレバーを握っていないのに墜落することもなく、気ままに空を遊泳し続けます。
やがて、ばいきんまんの額にじわりと汗が滲んできました。
体全体をぎちぎちに縛られ、手足をまとめられているせいなのですが、
痛む全身とは別に、リボンが食い込んだ足の付け根あたりが他の所以上にひりひりするのです。
「おい、メロンパンナ……」
さっきまでの乱暴で威勢のいい声でなく、掠れるような小さな声を聞いたメロンパンナは、
体ごとUFOに向けました。
背中が反る形で無茶苦茶に縛られているのに、ばいきんまんのその背中は小さく丸まっているようでした。
慌ててメロンパンナはレバーを引きます。けれど、それだけではUFOは止まってくれません。
さっさと諦めて、メロンパンナはばいきんまんを抱えてUFOから飛び立ち、雲の上に降りました。
ふわふわのわたのような雲に埋もれ、痛めつけられていたばいきんまんは、
それにくすぐられてますます苦しそうな声を上げます。
メロンパンナは大急ぎでリボンをほどこうとしますが、
がっちりときつく結んでしまっていたせいでびくともしませんでした。
こうなっては仕方ありません。
「ごめんね」
一言謝ってから、メロンパンナは手をきつく握りました。
「メロンパンナの! めろめろぱんっ…ち!」
ちょこん、とばいきんまんにげんこつをぶつけます。
「ふにゃあぁあ~……」
途端にめろめろのふにゃふにゃになったばいきんまん。
緩みきった体とリボンの間にできた隙間に手を差し入れ、メロンパンナは一か所だけリボンを千切りました。
それを手繰り、雲の上でばいきんまんを転がしながらリボンをほどきます。
やっと解放されたばいきんまんは、ぐったりした体をうつ伏せにして雲に預けました。
しんしんと痛む体を、柔らかい真綿が包みます。
「痛いの?」
放っておいてくれればいいものを、近寄って来たメロンパンナは
ばいきんまんの傍らにしゃがんでそう尋ねました。
いつもは元気良くぴんと立っているしっぽとつのが、へにゃりと垂れ下がってしまっています。
返事をするのも億劫なばいきんまんは、黙ったままで相手をしません。
しかしメロンパンナは諦めずに、ばいきんまんの体と雲の間に手を差し込んで、
ばいきんまんを半回転させました。
肩で息をしていたばいきんまんは、面倒くさそうに薄く目を開けてメロンパンナを見上げます。
じっと目を合わせ、それからばいきんまんの体へと、メロンパンナは視線をずらします。
黒い体なので見つけにくいのですが、それでも良く見ればところどころ赤くなっていているのが解りました。
かわいそうなことしちゃったな、とメロンパンナは反省して、ばいきんまんの体にそうっと触れました。
「ぎっ…」
なでなでしてあげようとしていたのに、途端にばいきんまんは大袈裟に跳ねあがります。
慌ててメロンパンナから距離を取ろうとしますが、立ち上がることすらもままならず、仕方がないのでそのまま
ずりずりとおしりを使って後ずさりしました。
しかし、どれほどばいきんまんが逃げようとしても、
メロンパンナはあっという間に距離を縮めてしまいます。
後ろに手をつき、足を投げ出しているばいきんまんの前にしゃがんで、
メロンパンナはばいきんまんの体に刻まれたリボンの跡をなでました。
労わるような優しい手つきで、メロンパンナはそのまあるい手でばいきんまんの足首の色の境目を撫でます。
すると、ばいきんまんの体は面白いくらいに跳ねあがりました。
「こら、さわるな! やめろ!」
「でもすっごく痛そう」
「お前には関係ない、ほっとけ!」
ばいきんまんはぷんとそっぽを向きますが、縛ったのはメロンパンナなので、
関係ないと言われても早々簡単には引き下がれません。
「いたいのいたいの…」
メロンパンナは手を伸ばし、他よりも一層赤くなってしまっているところに手を添え、丁寧になでました。
「とんでけーっ」
股です。
「とん、とんでけじゃない、いいから手を退けろ!!」
離した手を高々と空に向け、もう一度そこに触れたメロンパンナにばいきんまんは焦って、大声で怒鳴りました。

82:メロンパンナ×ばいきんまん
10/02/26 02:34:48 36PEKcq9
せっかく痛いのを撫でてあげているのに、どうしてばいきんまんが怒るのか、
さっぱりなメロンパンナでしたが、こうされるのをひどく嫌がっているのは解ったので、
そこに手を置いたまま動かしません。
「反省した? もう意地悪しない?」
「した! しない!」
「どっち?」
「いいからはやく!」
「もう、しょうがないなぁばいきんまんは」
ぷうとほっぺたを膨らませて、メロンパンナはばいきんまんから手を離しました。
素早くメロンパンナから距離を取って、ぶつぶつ文句を言いながら、
ばいきんまんはぴりぴりと痛む腕を冷ますためにふーふーと息を吹きかけます。
「………あ?」
ふと体に影が落ちて、ばいきんまんは顔を上げました。
すると、目の前にはこちらを見下ろしているメロンパンナがいました。
ばいきんまんが腕に息をかけているのを見たメロンパンナは、腕や足はともかく、
お腹辺りは自分では冷やせないだろうなあ、と心配し、ばいきんまんのお手伝いしてあげようと思ったのでした。
雲に膝をついて屈み、メロンパンナはばいきんまんのそこにふうっと息を吹きかけます。
「ぎぎゅ……!!」
おかしな悲鳴をあげるばいきんまんに、中途半端な手当では却って痛めつけてしまうのかも、
とメロンパンナは止めるどころか、ますます顔を下ろしていきます。
ぺろ。
まるでミルクを舐める子猫のように、メロンパンナはばいきんまんのそこを舌でなぞりました。
怪我なんて舐めときゃ治る、とはカレーパンマンの教えで、メロンパンナはそれを実践したのです。
「ば……っか!」
堪らなくなって、ばいきんまんは振り上げた手をメロンパンナの肩に押し当て、
力いっぱいに退かします。
それでも今のばいきんまんではごく弱い力にしかならなかったのですか、
ばいきんまんがこうされるのをとにかく拒否したがっているのを察したメロンパンナは、
不思議に思いながらもされるがままに離れました。
ずきずきするそこを歯を食いしばって耐え、ばいきんまんは這いつくばるようにして移動し、
雲の端から下りようとします。いつまでもここにいては、メロンパンナの善意に手酷く虐められかねません。
自動操作に切り替わっていたバイキンUFOがちょうど雲の下を通りかかっていたのを見つけ、
ばいきんまんは飛びおりました。
メロンパンナが雲の縁に手をかけ、身を乗り出してばいきんまんの姿を目で追うと、
ばいきんまんは使い慣れない小さな羽をせわしなくはためかせているところでした。
それでも、飛ぶというよりは落下速度をちょっと緩めるくらいにしかなりません。
バイキンUFOに近づく頃にはすっかり疲れて、最後には落ちるようになってしまいます。
すっぽりとはまり込むようにバイキンUFOに飛び込んだばいきんまんは、
がくがく震える足を叱咤して立ち上がりました。
「覚えてろよ!」
こちらを見下ろしているメロンパンナに向かって、捨て台詞を吐きます。
メロンパンナはきょとんとしましたが、すぐに明るい笑顔になって、
「うん、忘れないように日記に書いとくね!」
ばいきんまんに手を振りました。
あまりに能天気なメロンパンナに、ばいきんまんはぎぎぎぎぎと歯ぎしりして、
力任せに操縦パネルを叩きつけます。
キャノピーが閉まり、物凄く早いスピードでUFOは空の彼方へと飛んでいきました。
「またねー!」
ばいばいきんと締めくくる余裕すらばいきんまんに与えなかったメロンパンナは、
遠ざかっていくUFOにそうやってとどめを刺しました。

83:メロンパンナ×ばいきんまん
10/02/26 02:36:07 36PEKcq9
パン工場に帰って来たメロンパンナは、バタコさんに裁縫箱を借りてお部屋でそれを広げました。
千切ってしまった部分をちくちくと縫い合わせます。
さらにそれをお風呂場で洗い、お庭で他の洗濯物と一緒に干し、夕方に取り込みました。
「うーん……」
両手に握った黄色いリボンをぴんと張り、元通りきれいになったのを確かめましたが、
ちょっと考えてからメロンパンナはそれを自分の机の引き出しの中にしまいました。
「……やっぱり、ロールパンナお姉ちゃんには新しいリボンをプレゼントしよう」
そう決めて引き出しを閉めたメロンパンナは、椅子の上でうーんと背伸びをします。
いつものようにアンパンマンを呼ばずに、今日はメロンパンナひとりでばいきんまんと対峙したので、
ちょっと疲れてしまったのです。
おつかれさま、メロンパンナちゃん。



終わり。失礼いたしました。
エロなくてすみません。

84:名無しさん@ピンキー
10/02/28 10:19:33 CyFxa/UU
なごんだ。よかった。GJ!

85:名無しさん@ピンキー
10/03/08 09:48:18 unGEh7s6
GJ

86:名無しさん@ピンキー
10/03/21 06:29:05 +lj0+9L7
いきなりスマソ
小ネタエロナシ
スルー可

「あ~ん、お~いしい!」
バナナを食べていたドキンちゃん
「あっ!しょくぱんまんさま~」
しょくぱんまんを見つけたドキンちゃんは声をかけました
「やぁ、こんにちは(!?)」
しょくぱんまんは驚きました
バナナを食べていたからです
更にしょくぱんまんに逢えたお陰か頬が紅潮していてなんとも淫らに見えました
(バナナの食べ方がなってません・・・)
「ハァ・・・ドキンちゃん」
「何ですか?食パンまん様」
「バナナはこうして食べるんですよ」

バナナの上ぞりになっている方を外に向けたではないか!
「食べにくいよ~しょくぱんまんさま~」
「お行儀が悪いですよ」
「うう~っ」
とそこへばいきんまんが・・・
「ドキンちゃあん・・・てああ!」
「むぐむぐ」
「ドキンちゃん!なんて食べ方してるの!」「むぐ・・・だってしょくぱんまんさまにお行儀が悪いからって直されたのよ?何か文句ある?」
「くっ食パンまんめ!わかっててやがったのか~!」
(クスッ・・・あのブラコンばい菌め・・・)
食パンまんは黒い笑顔を張り付けていました
「おっ!」
カレーパンマンがやって来ました
そして・・・
モグッモグッ
「あ~!?カレーパンマン!」
「へへっモタモタしてんのが悪いんだよ」
(今の間接キスだよな・・・カレーパンマン・・・覚悟しておきなさいフフフ)
「ドキンちゃんの間接キス・・・
カレーパンマンの奴ううう
(オレサマだってまだなのに・・・)」
「あ~美味かった!何だよ?バナナならオレがやるよ!」
「カレーパンマン!キッサマ~!」
「ドキンちゃん・・・」
「はい?(グスン)」
「バナナなら僕も在りますから差し上げますよ(ニコリ)」
「えっ!」
「さあ、僕の家に在りますから」
「はいっ!(わぁ~♪しょくぱんまんさまのおうち・・・)」
「とその前に僕はやらないと行けないことがあるので待ってて下さいね(ニタリ)」
3分後
ドキンちゃんは
゙しょくぱんまんの゙
バナナをもらえに行きましたとさ
オマケ
「イテテテ」
「ハーヒフヘホゥ!ドキンちゃんに何てことを・・・」
「わぁ!食パンまんからパンチ食らってんだ!やっ止めてくれ!」カレーパンマンは思いっきりヒドいめにあってたとさ
オシマイ
長くなった
orz
逝ってくる

87:名無しさん@ピンキー
10/03/24 04:48:40 4iXaF2pz
ドキンちゃんもてすぎだろw

88:名無しさん@ピンキー
10/03/24 05:04:10 LVdR7kaI
誰が一番もてるだろな
1鉄火のまき
2メロンパンナ
3バタコさん
か?

89:名無しさん@ピンキー
10/04/08 18:40:38 Xjy4Uxla
今日見て
カレーコキン
ツララ釜飯
をwktkした
ktkr

90:名無しさん@ピンキー
10/04/12 02:54:25 ArVtt3D1
ボクの〇〇を食べなよ

91:名無しさん@ピンキー
10/04/13 00:47:55 FnTKd39z
おむすびまんとバタコさんすげー好きなのに、最近やなせたかしもアニメスタッフも忘れてるだろ。
仲のいい男女多いから組み合わせし放題だよなこの作品。

92:名無しさん@ピンキー
10/04/27 16:54:15 AQ6mMFG/
>>91
忘れてるというか、なかったことにしてるような気がしてならない。私も凄い好きなんだが

とりあえず保守あげ

93:名無しさん@ピンキー
10/04/28 02:10:42 51fJh8QA
>>92
やっぱりなかった事になってるの?
アニメや原作の公式カップルみんな好きだけど、
和風は和風とかで固まってるから珍しい組み合わせでよかったのに。

ハンバーガーキッドとタンポポちゃんに凄まじいエロスを感じた…。DVDまだかな。

94:名無しさん@ピンキー
10/05/17 21:53:41 w0L5mD2q
ほしゅage

アンパンマン×キララ姫がすごく好きだ

95:名無しさん@ピンキー
10/05/27 01:49:59 OTxwodqT
ミントキボン

96:名無しさん@ピンキー
10/05/29 16:16:21 XziDUme5
ミントティーよりミントちゃんのおしっこが飲みたい

97:名無しさん@ピンキー
10/05/30 22:05:13 DNl0JAY1
>>91
あの二人両思いなんだよな

98:名無しさん@ピンキー
10/05/31 03:39:29 M0RjP97V
ミントちゃんスカート短いからよくパンチラしそう。
それで風が吹いてスカートがめくれても「爽やかな風~」って言うだけで押さえなさそう。

99:名無しさん@ピンキー
10/06/01 14:38:31 kdsIL5fC
揚げ

100:名無しさん@ピンキー
10/06/02 18:29:09 gRqB+ud1
ええいアンパンマンとロールパンナの同士はおらんのか!

101:名無しさん@ピンキー
10/06/02 23:29:40 UpAt9Aa4
ええいノリヘイといくら丼ちゃんの同士はおらんのか!

102:名無しさん@ピンキー
10/06/03 07:59:20 QjryLAKI
>>100
ここにいるぞ。
というかロールパンナ関係じゃ一番人気じゃないか?

ダテマキとさくらもちねえさんとか、やきそばとマーガレット姫とかもっと評価されるべき。

103:名無しさん@ピンキー
10/06/03 11:34:44 94ZZ/1gm
ナガネギマンとミミ先生もかなり気になる。

104:名無しさん@ピンキー
10/06/05 00:40:04 ESjjZHFZ
ミントミント

105:名無しさん@ピンキー
10/06/05 03:07:15 wD9/RHDh
>>100
アンパンとロールなら食てきにも合うよな
アンロールパンマン・・・なんて考えたのは自分だけ

106:名無しさん@ピンキー
10/06/08 17:56:22 uLInOxTs
アンロール好きだよ
でも文才がないからssとか書けん

しらたきひめとしゅんぎくの関係性もなかなかいいな

>>102
マーガレット姫ってアンパンマンのこと好きなんじゃなかったっけ

107:名無しさん@ピンキー
10/06/08 19:31:27 C6WuC5ZU
しらたきひめとしゅんぎくさんは明らか公式だろ

108:名無しさん@ピンキー
10/06/10 00:51:00 Rq1FqNSQ
ミントちゃんのラブジュースをのんで爽やかになりたい

109:名無しさん@ピンキー
10/06/10 10:52:02 eCQLU85J
しらたき姫としゅんぎくさんは公式だな!
なんか自然に仲睦まじい夫婦っぷり醸し出してるだろ。

>>106
05'10巻 やきそばパンマンとマーガレット姫
を見れば多分わかる。
アンパンマンが好きだったマーガレット姫がやきそばパンマンにツンデレしながら惹かれてく過程が描かれてる。

110:名無しさん@ピンキー
10/06/11 21:20:17 YkIQZZTH
そうなんだ、なんかにわかな知識ですまん

>>109
わざわざありがとう、面白そうだから今度借りてみてみるわ

111:名無しさん@ピンキー
10/06/11 22:38:56 zFSYvW94
にわかがなんだ!萌えろ!萌え尽きろ!!

なんかアンパンマンのNLスレがあってもいいような気がする

112:名無しさん@ピンキー
10/06/12 00:21:49 xnf7iFuW
エロは書けないがNLならいくらでも書くんだがなぁ…
でも語れるのここしかないし、といって新しく立てても過疎る気がする。
まぁ立ててみてもいいがどこの板にするんだ?

113:名無しさん@ピンキー
10/06/12 06:55:33 K0+n3YLC
ミント×ばいきん、ミント×カレーが好きだ。

114:名無しさん@ピンキー
10/06/12 17:08:20 n/2/bpU9
NLスレが一番多いところ

115:名無しさん@ピンキー
10/06/13 15:36:38 6zA+hWii
エロなしでも投下してくれたら喜んで読むぞ

116:名無しさん@ピンキー
10/06/13 15:47:34 nej6eQxi
>>114
アニキャラ総合だな。
過疎る可能性大だが、要望があれば絵板も作るぞ。

>>115
エロパロ板だからなあ。
エロなし投下は気が引ける。

117:名無しさん@ピンキー
10/06/13 16:01:26 mWKnJa3c
この流れが嬉しくて盛り上がってまいりました!とかいって腕振り上げたら充電器ふっとんだ
どうしてくれる

118:名無しさん@ピンキー
10/06/13 18:41:20 nej6eQxi
よし、じゃあ立てられそうなら今夜立てるよ。
何にしろ絵板は作る予定、擬人化有り無しはどうする?
多分数が数だけに混同した方がいいかな。
多分自分だけ描き込むことになっても気にしないぞww

119:名無しさん@ピンキー
10/06/14 17:27:39 iEbgZXy6
がんばれ
バイドキがみたいのう

120:名無しさん@ピンキー
10/06/16 11:50:44 E1Wf0pKn
スレ立てれた?

121:名無しさん@ピンキー
10/06/16 17:40:30 CY5lgefj
スレマダー?

122:名無しさん@ピンキー
10/06/16 22:34:11 5FEJKEag
遅くなってすまん。
スレリンク(anichara板)
立てれたぞー。

123:名無しさん@ピンキー
10/06/18 22:36:12 2xR9sPWe
ロールパンナは虐めたくなる(性的な意味で)

124:名無しさん@ピンキー
10/06/21 07:15:40 AWLY+8LW
ミントちゃんを押し倒したらどうなるかな?
さすがに怒るかな?

125:名無しさん@ピンキー
10/06/23 06:51:44 liurlgGe
ミント「わかりました>>124さん、一緒に踊りたいんですね」

でジャイアントスイングされて>>124は重傷

126:名無しさん@ピンキー
10/06/28 01:29:06 oEHozB15
前のエロパロ見てきたけど面白かった
一番人気はドキンちゃんか

127:名無しさん@ピンキー
10/07/01 23:58:22 0UMdqqwC
ドキンちゃんの食ぱんに対するドMぶりがエロい

128:名無しさん@ピンキー
10/07/05 01:19:45 D4NJ8419
保守保守
今頑張っているから落ちないでくれ

129:名無しさん@ピンキー
10/07/06 01:18:29 zurQjMcE
>>128
よくわかんないけどがんばれ!

130:名無しさん@ピンキー
10/07/06 02:47:14 Cm00iXu6
>>129
ワクテカして待ってます

131:名無しさん@ピンキー
10/07/08 21:13:29 lUz9McPL
だれかアンロール書いて~

132:名無しさん@ピンキー
10/07/08 22:30:26 DJxARl0D
ブラックロールパンナがアンパンマンを逆レイプするのなら頑張れそうな気がする

133:名無しさん@ピンキー
10/07/08 23:00:23 QUlhwd4n
>>132
全力で支援

134:名無しさん@ピンキー
10/07/09 02:03:01 SjH95k7n
アンロールも良いが倉庫にあるあんぱんばいきん♀もひさしぶりに見たいな



食ドキ保守!

135:名無しさん@ピンキー
10/07/12 07:59:11 bLkdwE90
保守

136:名無しさん@ピンキー
10/07/15 03:08:42 ISkclP2m
べろべろまんって名前の時点でエロ生命体だと思うのは俺だけだろうか…

137:かつぶしまん×マキちゃん
10/07/19 00:08:23 rHe/Qzl/
ごめん、エロはない。保守代わりに


迫り出た岩を削るように、水流が崖下へと落ちていく。
凄まじい勢いで水を流し続ける滝には直接触れず、鉄火のマキはたゆたう水に足をつけた。
流浪の旅だ、風呂に入れないことなんてざらにある。マキは額に流れる汗を拭い、帯に手をかけた。
ここで水浴びを済ませてしまうのがいいだろう。
強い日差しが湖面に反射し、マキの白い肌を一層明るく照らす。
雫が小さな玉を作り、マキの体をなぞって落ちていく。
じりじりと身を焦がすように熱された岩に腰かけ、マキは荷物をほどく。
手ぬぐいで体を拭いていると、ふと思うことがあって、手を止めた。
(最後に会ったのはいつだったかな)
彼女自慢の、銀シャリのように白い肌に触れる日焼けした手。
なだらかな曲線を描くマキの体をなぞる切れ長の目。
そこまで思い出して…次に連想されるであろう彼の姿が、今、
野外であるというのに裸でいる自分にはあまりに毒だと寸で気付き、マキは眉間に皺を寄せて打ち消した。

身なりを整えて、マキは滝を後にする。
初夏に差しかかっている陽射しは強く、鋭く、焙られているようにすら感じるほどだ。
鮮度が命の自分とは違って、彼はこの日光でも気持ち良く過ごしているのだろう。
鼻歌でも歌いながら、自分の進む道とは遠く離れたどこかの道を闊歩する彼の姿を描くと、
気前のいい彼女には似合わないことに、なんだか妙にささくれだってしまう。
お互い根無し草の旅人だ、そうしょっちゅう会える訳ではい。
だからこそ、今度会ったら、会ったら、………どうしてくれよう。
小石を蹴りながら、マキはその時を想像する。
次の町までの道中を並んで歩く間、出会った人々、
新しくできた友人たち、そこで起きた珍妙な出来事を聞かせてやるのだ。
そして今度は彼が、最後に会ってから今までのことを聞かせてくれる。
こうした想像の中ではふたりは饒舌なのだが、実際に会うとさっぱりした薄味の性格からか、
旅路を共にしても実に口数が少ない。
しかしそれはそれで、お喋りに長けているわけではないマキにとっては心地良い。彼もそうであることを願う。
名もなき花が風に揺れる姿や、知らない小鳥の囀りに気を取られながら道ならぬ道を歩いている。

138:かつぶしまん×マキちゃん
10/07/19 00:13:24 rHe/Qzl/
と、向こう側に、すらりした長身の侍 の姿が見えた。
薄く色のついた着流し、帯に挿した刀。笠を目深に被っていて顔は見えない、が。
徐々にそれは大きくなっていって、やがてマキはその侍と出会う。
「やあ、かつぶしまんじゃないか」
「おお、マキちゃん」

いつもならそんな風に声をかけるところから始まる。なのだが、今回は例外だった。
笠を押し上げ、かつぶしまんはマキを見下ろした。その目はマキの常とは違う様子を良く見ていた。
熱が籠っているとも、反対に冷え切っているともとれるその瞳に焦らされたように、
マキはかつぶしまんの腕を掴んだ。心得たように、
かつぶしまんは驚くこともなくマキの好きなようにさせた。
藪をかき分け、ある程度進んだところでマキは振り返る。それと同時に彼に唇をぶつけた。
小鳥のようなと形容するには荒々しい口づけを交わし、舌と舌で溶けあうように混ざり合う。
気のすむまで互いの口内を味わったふたりは、ようやく互いを離す。
離しざま、くはっとマキは大きく息を吸った。
「息継ぎが下手なのは変わらぬな」
「………」
にやりとほんのちょっぴに意地悪げに笑うかつぶしまんに、マキはぷいとそっぽを向く。
負けじと、しかし口づけの際の息継ぎ云々に関しては負けているのは覆しようのない事実なので、
マキは舌をべっと出して、自分が勝てる話題にしてしまう。
「相変わらずそばばっかり食べてるんだろう。麺つゆの味がする」
「マキちゃんこそ、お昼時でもないのに鉄火巻きを召されたな。わさびが効いてるでござる」
きょと…と目を丸くして、一拍置いてからマキはゆうるりと舌を引っ込めた。喜色満面を彩るどころか、
彼女の真っ白な頬はほんのりと赤くなる。
勝つつもりで振ったわけなのだが、今度もあっさりとマキはかつぶしまんに負けたのだ。

おわり。

139:名無しさん@ピンキー
10/07/19 00:35:37 ynz9oKmF
GJ!!
マキちゃんがかわいすぎる!

140:名無しさん@ピンキー
10/07/29 18:47:26 VUO49gNf
かつまきは萌えるなあ…
いいカップルだと思う。
原作(絵本)で公式なんだっけ。

141:名無しさん@ピンキー
10/08/10 03:14:06 fGuaC+n/
ミントちゃんの脇をクンカクンカしたいお

142:名無しさん@ピンキー
10/08/12 09:59:12 17nfdfv3
カーナかサラダ姫かミントキボン

143:名無しさん@ピンキー
10/08/13 05:32:26 w+qK1IAW
カーナからはいいだし汁がとれそうだ

144:名無しさん@ピンキー
10/08/19 01:50:48 6UaAJ+oI
保守

145:名無しさん@ピンキー
10/08/21 06:48:57 MFrbtybg
書いたのに規制された
くやしい

146:名無しさん@ピンキー
10/08/26 00:49:21 jQUb/Bb0
保守保守

147:名無しさん@ピンキー
10/08/26 11:06:34 4ORfsBmz
あああカプスレ落ちてる

148:名無しさん@ピンキー
10/08/30 19:52:52 BZhDn/BA
規制うぜえ

149:名無しさん@ピンキー
10/08/31 04:31:03 r6/DzOrW
ミントミント~

150:名無しさん@ピンキー
10/09/02 21:42:37 dxC3W1OU
アンパンマン×サラダ姫
アンパンマン×ミントちゃん
アンパンマン×あざみちゃん
アンパンマン×キララ姫
誰か書いてくれー

151:名無しさん@ピンキー
10/09/03 03:38:09 fRmMUB2W
最近全然こないよな~

152:名無しさん@ピンキー
10/09/06 09:47:33 mkgvfuYb
規制が酷くて携帯でしか書き込めない

153:名無しさん@ピンキー
10/09/10 20:36:46 1DQgf7Y/
テスト

今ミントちゃんネタ考えてます

154:名無しさん@ピンキー
10/09/11 19:52:39 Qfzb7ioF
だれかpixivにミントちゃんのエロ画像投稿してくれないかな

155:名無しさん@ピンキー
10/09/16 21:22:12 Pj6x4khT
保守

156:しょくぱんまん+カレーパンマン×ロールパンナ
10/09/18 00:21:07 C2Fop3yO
気がついたら規制解除されてたんで

※注意
・しょくぱんまん+カレーパンマン×ロールパンナ
・レイプ

157:しょくぱんまん+カレーパンマン×ロールパンナ
10/09/18 00:22:25 C2Fop3yO
今日は一度も行ったことのない花畑に来ていた。
ロールパンナがその場に舞い降りる。
光はあまり差さない湿ったような場所だが一面に広がる花は見たこともない花ばかりだった。
メロンパンナに見せてやりたいがやはり必要以上に会わない方がいいだろう
また今度会った時に教えてあげればいい。
そんなことを考えながら花を見ていると深い桃色の美しい花が目に入った。
思わず見とれて近寄ると甘い香りがする。
「・・・っ・・・」
匂いを嗅いでいると最初はそんなにでもなかったが次第に気分がおかしくなりそうになった。
ここは危険だと悟りこの場を離れようとしたが先に身体がだるくなり膝をついて倒れてしまった。
引きずってでも移動しようにもそんなに力が入らない・・・
こんな無防備な姿を見られたらあっという間に攻撃され無様に倒されてしまう、
幸い人目につかない場所だったのがせめてのも救いだった。
「う・・・はぁ、はぁ・・・」
急に呼吸が荒くなり苦しくなったので口元の布を顎の下までずらして酸素の通りを楽にさせた。
それだけではなく状態が悪化して身体が熱くなるのを感じる。
何かの病気かなんかにかかってしまったのだろうか、
落ち着くまで大人しくしようと思っていたがそんなわけにもいかなくなった。
「ロールパンナちゃんじゃないですか」
上から名前を呼ばれ慌ててずらした布を戻して口元を隠し、元通りにした。
声がした方に視線を向けるとしょくぱんまんとカレーパンマンが不思議そうにこちらを見て空から降りてき
た。
「どうしたんだ?こんなところで寝て」
「具合でも悪いんじゃ・・・・・・ん?」
ロールパンナを抱き起こしたしょくぱんまんが強い香りを漂わせている花に気がつきすぐにロールパンナを抱き上げて立ち上がると花畑から離れた。
あっけにとられたカレーパンマンは「急にどうしたんだよー」と言いながら後を追う
一番驚いたロールパンナは抵抗しようと身体をよじる。
だが力が入らず結局目を合わせないように運ばれるしかなかった。

158:しょくぱんまん+カレーパンマン×ロールパンナ
10/09/18 00:23:40 C2Fop3yO



「あの花は『快楽の花』と呼ばれていて匂いを嗅いでしまうと媚薬を飲んだときのような症状に陥ってしま
うんですよ」
花畑から離れた森の中に入るとしょくぱんまんは説明をしながらロールパンナを木にもたれ掛かるように降
ろした。
「そういやあの甘い匂いを嗅いだらなんか体が熱いような気がするな」
「少しなら大丈夫ですがロールパンナちゃんは結構吸ったみたいですね」
「・・・・・・・・・」
そんなに吸った覚えは無いが無自覚にたくさん嗅いでしまったのだろうか
それともまごころ草やバイキン草に左右されやすい体質なのでそういった類の物には弱いのかもしれない。
どちらにせよ自らの不注意が原因でなってしまったことだ。
ブラック化した時にもこの二人には迷惑を掛けている。
そして今度は無様な姿を見せただけでなく助けられるとはどうしよもない罪悪感にさいなまれる。
「大丈夫ですか?」
「・・・あり・・・がと・・・っ・・・」
しゃがんで心配をするしょくぱんまんに礼を言おうとするが呼吸が乱れているので上手く伝えられなかった。
変な声が出そうになるので手で口元を押さえて声が漏れないようにする。
念のために顔を見られないように横を向いて目を閉じた。
助けてもらってなんだが正直こんな状態なのであまり側にいてほしくない、
こんな気持ちで逃げ出したくなるのは初めてだ。
「アハハ・・・えっと無理すんなよ!」

気まずくなったカレーパンマンは照れ隠しをしながら無理に笑った。
「・・・・・・・・・」
だが黙って見ていたしょくぱんまんがいきなりロールパンナの肩を抱いてきた。
逃れようにも今の状態では力負けしてしまう。
「は、はな・・・せ・・・っ」
「お、おい、今はそっとしといてやれよ。そのうち治まるんだしこの辺人いないから大丈夫だろ?」
カレーパンマンの制止を気にも止めずにしょくぱんまんはロールパンナを自分の方へ引き寄せると後ろから
彼女の両胸を服の上から掴んだ。
「・・・!?や、やめ・・・」
しょくぱんまんの指が巧みにロールパンナの柔な胸を撫でるように揉むと通常よりも感じやすい身体反応し
て甘い声が漏れる。
「だって可哀想じゃないですか」
「は?」
しょくぱんまんはカレーパンマンに言い聞かせながらロールパンナの胸を攻め続けた。
上から手を被せて引き離そうとしても無駄な努力に終わる。
「このまま放っておいたらロールパンナちゃんがしばらく苦しむだろうし一人で寂しくこんな場所で一人で
自慰をしちゃいますよ」
「そ・・・んなことしな、ああっ・・・!」
反論するがの秘部を服の上からなぞられロールパンナはまた声を上げてしまった。
「ほら、ここなんかもう湿ってます」
「・・・・・・・・・」
「だから僕は早く彼女を楽にして救ってあげたいんです」
「・・・・・・・・・」
「別にカレーパンマンは先に帰ってもいいですよ?」
「お前も帰れ・・・!」
「ダメですよロールパンナちゃん、早く治したいのなら僕に任せてください」
「ん、や、やぁ・・・」

159:しょくぱんまん+カレーパンマン×ロールパンナ
10/09/18 00:24:45 C2Fop3yO
ロールパンナに睨みつけられるとしょくぱんまんは服の上から乳首のある場所を見つけ出し、
そこを指でグリグリと押してやるとあっけなく彼女はいつもは想像できないような甘い声で喘いだ。
荒々しい呼吸に小さな喘ぎ声が混ざり、いやらしく性欲をかき立たせる。
カレーパンマンは生唾を飲み込むと近寄り、しゃがむとロールパンナの足を無理やり開かせ股の間に入った。
「お、俺も手伝ってやるよ」
そう言ってカレーパンマンはロールパンナのベルトを外し、ゆっくり下着ごとズボンを脱がせた。
秘部を晒され羞恥心が更に彼女を無意識に興奮させる。
ベルトが外れたのでしょくぱんまんは服の中に手を滑り込ませ直接ロールパンナの胸を掴んで揉みしだく。
触った感じではちょうど手に収まるぐらいの大きさである。
「乳首が硬くなってますね」
「う・・・くっ・・・」
必死に声をするがこの先の展開を想像するときっとそれは無駄な抵抗になるだろう。
「へぇ、ロールパンナちゃんのここってこうなっているのかぁ、綺麗だけど使い込んでいる感じだな」
ロールパンナのアソコを覗き込むとカレーパンマンは感想を漏らす。
気まずそうに目を伏せるとまた快楽が彼女を襲いビクンと肩を震わせる。
カレーパンマンの指が何本か膣の中に入り、バラバラに動かされているのだ。
すでに濡れていたのであんがいすんなり入ってしまう。
「ん・・・んっ・・・も、もうやめ・・・ろ・・・ああっ!」
胸と秘部を同時に攻められ、そして一番敏感な所をを指先で弄られると体が跳ね上がった。
雫がたくさん流れ、ひくひく言わせている。
カレーパンマンが両足を押さえながらそのまま下半身に顔を埋めて一番過敏な部分を舌で舐めあげた。
足を閉じようとしても手を使って力任せに阻止され、
熱い舌でそこを舐めたまま入り口を割って指が入って刺激を与える。
「いや・・・いやだ・・・」
訴えなどお構いなしにそこをこじ開けるように指を出し入れする。
指を更に増やされ入り口をどんどん開いていく
やがてカレーパンマンは顔を上げ指だけでいやらしい水音を立てロールパンナの反応を楽しんだ。
カレーパンマンが自分の立ち上がったものをアソコに滑るように擦りつけただけで酷く感じてしまう。
「もっと気持ちいい方がいいだろ?」
カレーパンマンが立ち上がった自分の分身を見せながら尋ねるとロールパンナは荒い息をしながらそっぽを
向いた。
「我慢強いんですね」
手を止めたしょくぱんまんが口元の布をずらして口の中に無理やり自分のものを入れた。
「んんっ・・・!?」
嫌々と逃れようとしても頭をがっちり押さえられて離すことができない。
「二人だけ気持ちよくなってずりぃ!俺ももう入れるからな!」
本当は入れてくれと懇願されるようになるまで追い詰めるつもりだったがカレーパンマンの方が早く我慢で
きなった。
そして入り口の表面を何度か擦り、遠慮なく一気に突き上げた。
「んぅ!」
「ろ、ロールパンナちゃん歯を立てないでください、痛いんですから」
中に打ち込まれた衝撃で声をあげる代わりにほんの少し口の中のものに歯を突き立ててしまったのだ。
「十分濡れてるからあんまり痛い目合わずに済んだな」
そんな様子は気にせずにカレーパンマンはロールパンナの足を抱えながら腰を動かし中を行き来していた。
一方こちらの口に咥えさせられているものを処理をしない限り息苦しさから開放されないだろう。
開き直って舌を使って先端を舐めようとするが下の口も犯されて感じてしまうため集中することができずに
なかなか思うように上手くいかない。


160:しょくぱんまん+カレーパンマン×ロールパンナ
10/09/18 00:26:33 C2Fop3yO

「・・・ん・・・ん・・・ふぅ・・・」
あれから必死に奉仕を続けていたがしょくぱんまんはなかなか達しようとはしない。
その代わり先にロールパンナはカレーパンマンのものによって二回ほどイってしまっていた。
お陰で中は蜜で溢れ返っていてずいぶんと滑りが良くなっている。
「・・・ん・・・ちゅ・・・」
先端の穴を舐めて吸うと口の中でまた大きくなってどくんと脈を打った。
「う・・・そろそろイきますよ・・・薬だと思って飲んでください」
しょくぱんまんは頭を押さえつけて奥の方に押し入れると熱い液体を口の中に出した。
口の中に出されたものをゴクッと音を立てて飲んだが全部飲むことができずに口の端から僅かに溢してしま
った。
とりあえず飲み干したことを確認するとしょくぱんまんはロールパンナを開放した。
そして笑って「よくできましたね」と褒めて垂れた精液を拭いてやる。
「くぅ、俺もそろそろイくからな」
カレーパンマンにも限界がきたらしくスパートをかける。
腰を動かし熱くて太いものが中を駆け抜けると先ほどまで塞がっていた口から我慢できずに喘ぎ声を上げる。
「うああっ・・・!」
内側からを突く快楽にどんどん思考がおかしくなる。
止めてほしいと願っていたものがもっと溺れさせてほしいと懇願していた。
ロールパンナの腰はカレーパンマンと繋がった部分で浮き上がり大きく揺れた。
体を密着させるのと同時にズンっと奥の方に打ち付けられ体内に熱いものが流れる。
カレーパンマンから出た精液はもう中では収まりきらなくなり、溢れ出し地面を湿らせた。
「ふー」
満足したのかカレーパンマンは自分のものを抜いた。
だが、あれだけ出したのにも関わらずまだ衰えてはいないようだ。
体の熱が引くどころか悪化したロールパンナをしょくぱんまんが持ちあげると胡坐をかいて座り、体を向か
い合わせ、そのまま立った自分のものに腰を落とさせた。
「んああっ!」
一気に体の中に杭のように打ち込まれ悲鳴を上げるロールパンナのことはお構いなしにしょくぱんまんは自
慢の力で上下に体を動かした。
「う、ううっ・・・ん・・・」
奥を突くものとロールパンナの中で絡み合い、さらに強い波となって体の内側から押し寄せる。
すると後ろからカレーパンマンが尻を撫でながらもう一つの穴に割って入ろうとしていた。
「や・・・やぁ、――っっ!!」
慣らしていないのにギリギリと無理やり挿入され、痛みで一気に現実に引き戻された。
抜いてくれと言わんばかりにしょくぱんまんの肩を掴んで逃れようとするが二人に押さえつけられそれは叶
わない。
「すぐ楽になるから」
そう言うとカレーパンマンは後ろから胸を快楽で痛みを和らげながら腰を動かしてロールパンナの中を行き
来した。
前から、後ろか同時に内側を擦られると次第に痛みに慣れてきたのであった。
「んあ・・・はあっ・・・」
二人のもの完全に身体は受け入れまた体内で大きくなっていくのがわかる。
それにじわじわと犯される度に身体がどうしようもなく欲しがっている。
「・・・・・・え・・・」
突然カレーパンマンとしょくぱんまんがズルリと自分のものを抜いた。
あともう少しでイけそうだったのに中途半端に終わらせるのだろうか?
「そんなもの欲しそうな顔しなくても大丈夫だって」
「一気に終わらせましょう」
二人は抜いたものをそのまま元の場所に収めるように勢いよく中に差し込んだ。
「あ、ああっ――!」
一番気持いい奥まで届きそこに温かくてとろりとしたミルクを同時に流し込んだ。
中に納まりきらずに繋がっている所からたくさんミルクが溢れ出していた。

――まだまだ熱は治まりそうにもない――


おしまい

161:名無しさん@ピンキー
10/09/21 00:51:51 KjRAYHbQ
gj!はじめ止めようとするカレーがいいな

162:名無しさん@ピンキー
10/09/21 07:17:07 16wMhYJ2
GJ

163:名無しさん@ピンキー
10/09/24 18:42:15 4AQMLA38
今更すぎるが>>147
まだあるぞスレリンク(anichara板)

164:名無しさん@ピンキー
10/10/17 09:51:31 6H3gzMQs
保守

165:名無しさん@ピンキー
10/10/21 20:25:41 0NdCjrMD
ビクビクちゃん・・・女の子だよな?
ビクビクか・・・感度もビクビ(ry

166:名無しさん@ピンキー
10/10/23 00:26:08 nBAC/saF
笑いがとまらないスレだなwwwwwwwwww

でもロールパンナちゃんはかわいいしエロいねw GJ!!

167:名無しさん@ピンキー
10/10/28 07:10:12 I+DAra/C
.            ,ノヽ、
    iー‐--、    i'     !.    ,;;-‐‐'i
.   :、    `:   :、 C ノ   /   ,!
..    ヽ、  C,゙-―''゙:::::::::"''ー-"、C _ノ
 、- ‐-、 ゙フ":::*:::::::::::::::::::::::*:::゙ヾ ,;-‐‐-,
  ゙、  Y:::::::@;;::::::;;ノ|ヽ、:::::;;9::::::゙Y   /
..  ヽ Ci::::@;;ノ`''´@'  `''"ヽ;;9::::iC ノ
.    `ー'|:::;;ノ',二`      '二`ヽ、::::|ー'´ はいっ、変態さん、さわやかミントティーをどうぞ
.     i'^Y´ミ;'(゚・)゙ヽ   /(゚・)ヾ彡Y^.!
     ヽ:     ̄ 、__ ^ __, . ̄    !ノ
.      ゙:、○    ゙、 ̄ノ   ○ ./   ∬
       ヽ、     `´      /  ((| ̄|
        `゙''ー‐--;--、‐‐'''"´  ノ゙-└┘
           /i::、7:iヽ   /r‐-‐"

168:名無しさん@ピンキー
10/11/05 09:00:19 FxOWtzjV
>>167
こらこら、こんなとこにいると変なおじさんがいるから危ないよ
とりあえずお兄さんについておいで

169:名無しさん@ピンキー
10/11/06 00:59:59 Bls7XBd2
アンパンマンかっけーなw
URLリンク(www.youtube.com)


170:名無しさん@ピンキー
10/11/24 15:39:31 j8xkbRm8
手コキンちゃん

171:名無しさん@ピンキー
10/11/26 19:06:02 IQEc1VmS
バイキン仙人×ドキンちゃん
バイキン仙人×コキンちゃん

援交

172:名無しさん@ピンキー
10/11/27 02:09:34 W+OgjEnp
ばいきんまんとドキンちゃんはセフレなの?
兄妹でもないのに何もないってありえないだろ

173:名無しさん@ピンキー
10/11/27 13:20:20 aDCICTbq
確かにな。それはジャムおじさんとバタコさんにも言えるな

174:名無しさん@ピンキー
10/11/27 13:22:33 GoqgrhDn
>>171
援交といってもドキンちゃんに何かメリットあるかなぁと考えてみた
大抵のことはバイキンマンがやってくれるし

仙人が諸々のアイテムをあまりにもあっさりバイキンマンに持ち去られたり
要所要所で支援(最終的には役立ってなくても)したりするのは
実はドキンちゃんの献身が見返りとなっていたからだ、とかだと一気に昭和の青年漫画風に

この場合、バイキンマンは真相に気づかず
勝負に躍起になる男の気持ちを女の子ってのは理解できないんだよな~と悪さに専念しており
一方ドキンもそんな取引をしていると知られたくないからわざとツンツンわがまま娘ぶりを強調して、と
何かちょっとしたきっかけがあれば一気に崩れ去りそうなバランスを保ってる感じがいいな

175:名無しさん@ピンキー
10/11/27 15:39:35 W+OgjEnp
>>173
ジャムおじさんとバタ子は祖父と孫だと思ってた
つか赤の他人だとするとなんかいやらしいカンジがするよな
子供向けなら祖父・孫かおじ・めいにしたほうがいいのに・・・

176:名無しさん@ピンキー
10/11/28 00:55:38 BIEoZCZL
ばいきんまんとドキンちゃん
バイキン城夜の生活

177:名無しさん@ピンキー
10/11/28 05:42:14 jiSepQhQ
じゃあ保守がてらアンパンマンでセックスしたいキャラ挙げていこう。

しらたまさん

178:名無しさん@ピンキー
10/11/28 20:35:18 lbpRU20e

ロールパンナ

179:名無しさん@ピンキー
10/11/29 00:03:58 BIEoZCZL
ばいきんまんは自分で発明および製作した
アダルトグッズを売って金儲けしている
バイキンメカの部品代はその儲けから捻出している
ちなみにドキンちゃんで実験している

というわけでドキンちゃん

180:名無しさん@ピンキー
10/11/29 01:54:26 KYZ5N3MX
ミントちゃん

181:名無しさん@ピンキー
10/11/29 10:52:20 5AblM6zl
鉄火のマキちゃん
夢でキスまではできたんだよ!

182:名無しさん@ピンキー
10/11/29 10:55:06 bByBDK/y
氷の女王と薔薇の女王とジャムおじさんの3Pが見たいです。

183:名無しさん@ピンキー
10/11/29 13:19:11 m1Wd2SD2
メロンパンナ

> 181
何それ!詳しく!



184:名無しさん@ピンキー
10/11/29 13:46:19 5AblM6zl
何日か前に見た夢の話。

マキちゃんとキスして、次の手順に進もうとしたら、
寝ぼけた娘(2歳)から裏拳を喰らって目が覚めた。
翌日、夢の続きは見られませんでした。

とーちゃん、いろいろダメだ。

185:名無しさん@ピンキー
10/11/30 20:59:46 e4MyBMJS
>>184
父ちゃんwww


メロンパンナちゃんがいい

186:名無しさん@ピンキー
10/12/03 00:18:20 wHe1rqTb
エクレアさんとしたい猛者はおらんか

187:名無しさん@ピンキー
10/12/03 07:08:49 pPnio7Nh
ドリアン王女「くるしゅうない、わらわが気持ち良くしてあげるぞよ」

188:名無しさん@ピンキー
10/12/06 20:58:26 ZyJ/7Znz
嫁にするなら誰がいい?

俺はメロンパンナ

189:名無しさん@ピンキー
10/12/08 22:13:12 8xuRF5HR
鉄火のマキちゃん

鉄火巻作ってくれるし何だかんだで優しそう

いい嫁になりそうだ

190:名無しさん@ピンキー
10/12/09 22:51:57 hTcYP0aG
ミントちゃんだな

仕事から疲れて帰ったときにどんな時でも笑顔で迎えてくれそう

そして、ストレスと疲れもミントティーで回復させてくれる


葬式には連れていけなそうだが…

191:名無しさん@ピンキー
10/12/15 21:14:42 AtASSUw2
なでしこさんだな

というかおむすびまんとなでしこさんがいい夫婦過ぎた

192:名無しさん@ピンキー
10/12/16 08:01:53 lSBvOTwH
ホットサンドちゃんのビキニを剥いでみたい
サラダ姫の着替えをのぞいてみたい

193:名無しさん@ピンキー
10/12/29 15:07:18 S+BfuUpK
保守

194:名無しさん@ピンキー
11/01/14 23:04:13 XbwoNCwj
しらたまさんが嫁だったら…


しらたま「ああ…風よ、雲よ、太陽よ、知っているなら教えてくれ、私にふさわしい新しいお芝居を!」

俺「ただいま…」

しらたま「おかえり、俺!…ん?どうしたんだ?そんなくらい顔して」

俺「しらたま…俺…実は借金作っちまったんだ…」

しらたま「……」

俺「……」

しらたま「これだ!!」

俺「?」

しらたま「借金地獄をお芝居にすれば、きっと感動の荒らしが巻き起こるぞ!」
俺「…」

しらたま「さぁ、俺!早速お芝居の稽古を始めるぞ!」

俺「あの…そんな気分じゃないんですけど…」

195:名無しさん@ピンキー
11/01/14 23:10:42 XbwoNCwj

×荒らし
○嵐

196:名無しさん@ピンキー
11/02/05 06:57:49 p27NkDvT
保守

197:名無しさん@ピンキー
11/02/06 02:30:07 VxCm5KXx
嫁にするなら、やっぱバタコじゃね?
俺はドキンちゃんの方が好きだけどw

198:名無しさん@ピンキー
11/02/06 03:17:04 /rj7jlTe
はいはいバタコさんは俺の嫁だから


199:名無しさん@ピンキー
11/02/12 00:25:09 jJ4RK4eE
バタコさんはジャムおじさんのメス奴隷だろ。
あるいはカバオあたりに獣姦されてるかも。

200:名無しさん@ピンキー
11/02/16 17:35:26 4SarCH4P
ミントちゃんのミントチョコもらいたい

201:名無しさん@ピンキー
11/02/22 23:49:05.53 rFRqKWhT
みんな、劇場版も見てる?
オリガ姫は俺の嫁!


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