嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 第56章at EROPARO
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 第56章 - 暇つぶし2ch1:名無しさん@ピンキー
09/08/21 14:10:06 U6qiPMa0
浅いものはツンツンしたり、みたいな可愛いラブコメチックなヤキモチから
深いものは好きな人を独占して寵愛する為に周囲の邪魔者を抹殺する、
みたいなハードな修羅場まで、
醜くも美しい嫉妬を描いた修羅場のあるSSを扱うスレです。

■まとめサイト
 2ch 「嫉妬・三角関係・修羅場統合スレ」まとめサイト
 URLリンク(dorobouneko.web.fc2.com)

■嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ@二人目の子
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■避難所
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■前スレ
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 第55章
スレリンク(eroparo板)
______________________________
■SSスレのお約束
・sage進行(メール欄にsage)
・指摘するなら誤字脱字
・展開には口出ししない
・嫌いな作品なら読まない
・荒らしはスルー!荒らしに構う人も荒らしです!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・職人さんが投下しづらい空気はやめよう
・指摘してほしい職人さんは事前に書こう
・過剰なクレクレは考え物
・作品に対する評価を書きたいなら、スレ上ではなくこちらへどうぞ
URLリンク(yuukiremix.s33.xrea.com)
・スレは作品を評価する場ではありません
――――――――――

2:名無しさん@ピンキー
09/08/21 14:12:34 BnJuiQrG
ぬるぽ、ぬるぽ関係、ぬるぽ場総合

3:名無しさん@ピンキー
09/08/21 14:25:10 Yazr2ZIG
3げっと


4:名無しさん@ピンキー
09/08/21 15:14:26 U6qiPMa0
無いとやっぱり困るだろ?
じっくり腰を据えていこうよ

5:名無しさん@ピンキー
09/08/21 21:06:01 1O6SNfMd
アスパラ巻いたベーコン食いてえ

6:名無しさん@ピンキー
09/08/22 00:09:26 NNThUVfd
前スレ>>1000うぜぇ

7:名無しさん@ピンキー
09/08/22 03:53:54 M++9/dTa
>>1

8:名無しさん@ピンキー
09/08/22 05:05:10 Ts32xwYf


9:名無しさん@ピンキー
09/08/22 15:51:26 6CFenZ6r


10:名無しさん@ピンキー
09/08/22 21:14:31 A8OsA+jS


11:名無しさん@ピンキー
09/08/22 21:26:06 JOK4jBF1

真・スルー 何もレスせず本当にスルーする。簡単なようで一番難しい。

偽・スルー みんなにスルーを呼びかける。実はスルーできてない。

予告スルー レスしないと予告してからスルーする。

完全スルー スレに参加すること自体を放棄する。

無理スルー 元の話題がないのに必死でスルーを推奨する。滑稽。

失敗スルー 我慢できずにレスしてしまう。後から「暇だから遊んでやった」などと負け惜しみ。

願いスルー 失敗したレスに対してスルーをお願いする。ある意味3匹目。

激突スルー 話題自体がスルーの話に移行してまう。泥沼状態。

疎開スルー 本スレではスルーできたが、他スレでその話題を出してしまう。見つかると滑稽。

乞食スルー 情報だけもらって雑談はスルーする。

質問スルー 質問をスルーして雑談を続ける。

思い出スルー 攻撃中はスルーして、後日その思い出を語る。

真・自演スルー 議論に負けそうな時、ファビョった後に自演でスルーを呼びかける。

偽・自演スルー 誰も釣られないので、願いスルーのふりをする。狙うは4匹目。

3匹目のスルー 直接的にはスルーしてるが、反応した人に反応してしまう。

4匹目のスルー 3匹目に反応する。以降5匹6匹と続き、激突スルーへ。




12:名無しさん@ピンキー
09/08/22 21:54:39 hHdA4n5w
お前自身は何スルーなんだ?

13:名無しさん@ピンキー
09/08/22 22:05:41 JOK4jBF1
偽・スルー 

14:名無しさん@ピンキー
09/08/23 00:23:22 1xfwhXv2
投下してもいいでしょうか。

榎本♂(社会人、雪乃の大学の先輩、篠宮の上司)
雪乃♀(大学6年生、榎本の大学の後輩、篠宮の彼女)
篠宮♂(社会人一年目、雪乃の彼氏、榎本の部下)
の三角関係ですが、篠宮は名前だけでほとんど出てきません。
理系の女が襲われる話です。どろどろを目指します。
おかしいところ、クドイところがあれば私指摘していただけると嬉しいです。
(スレチだ、等)


15:名無しさん@ピンキー
09/08/23 00:24:19 1xfwhXv2

榎本は、大学の後輩であり、部下の彼女でもある雪乃をドアごしに見つめていた。

ここは大学の研究室である。
国立の理系大学であるこの学校は、お正月のためか普段の騒がしくも華やかなキャンパスとは打って変わり静かである。
通常の学部の研究室がある棟とは少し離れた位置にあり、現在榎本のいる棟では主に企業から委託を受けた研究を行っている。
外部の人間が主となって使う施設なのである。なのでさらに人の出入りは少ない。

その一室で、今年大学6年生になる雪乃はひとりきりで教授から頼まれた実験をしながら
2月の獣医師国家試験の勉強をしているところのようだった。
自作だろうか、表紙に「病理」と書かれたノートを真剣な眼差しで捲っている。
その横顔は精悍にも見えるが、少し垂れ目の目もとに幼さも感じる。

窓からの光に髪が艶やかに輝いている。肩までかかる黒髪を後ろでまとめている。
就職活動のため黒く染めたのだろうか。初めて榎本が雪乃と知り合った時、彼女は暗めの茶髪であった。
細身の彼女には、白衣は少し大きめのように見える。
しかし大学のサークルでは3年生の引退まで居合いをやっていたという身体は頼りなくはなく、
ウエストや太ももはほどよく引き締まっている。
そして今は脚を組んで、その黒のストッキングに包まれた脚を惜しげもなく見せている。

誰も部屋にいないので油断しているのであろう。


16:名無しさん@ピンキー
09/08/23 00:27:57 aoTLlWwT
sienn

17:名無しさん@ピンキー
09/08/23 00:46:40 1xfwhXv2
>>15です。すみません、続きを誤って消してしまったため、
連続投下できません;;
あと誤字が…「私指摘」→「指摘」です(>>14)
また時間ができたら再投下します



18:名無しさん@ピンキー
09/08/23 16:38:40 ZJ+kt9NW
これって1年くらい前に書こうとしていた話の蒸し返しだろw
なんか覚えがあるんだけど


>榎本は、大学の後輩であり、部下の彼女でもある雪乃をドアごしに見つめていた。

閉じたドアの向こうからエスパーが見ているのか、少し開いているのか、透ける素材のドアなのか?
まあ、ガラス窓がついているのだろうけど


>ここは大学の研究室である。
>国立の理系大学であるこの学校は、お正月のためか普段の騒がしくも華やかなキャンパスとは打って変わり静かである。

このままの文章じゃ、この大学が国立の理系大学であるから正月は静かになっているように捉えられる
「ここは某国立理系大学の中にある研究室である。
正月だからであろう、普段は騒がしくも華やかなキャンパスも、今日は打って変わって静かだ。」
くらいで如何だろう


>通常の学部の研究室がある棟とは少し離れた位置にあり、現在榎本のいる棟では主に企業から委託を受けた研究を行っている。
>外部の人間が主となって使う施設なのである。なのでさらに人の出入りは少ない。

いやはや……


>その一室で、今年大学6年生になる雪乃はひとりきりで教授から頼まれた実験をしながら
>2月の獣医師国家試験の勉強をしているところのようだった。

第3者の視点で進行しているのだから、「─勉強しているところだった。」でいいじゃない?


>その横顔は精悍にも見えるが、少し垂れ目の目もとに幼さも感じる。

垂れ目で精悍となると、若い頃のシルベスター・スタローンくらいしか思いつかないな


>窓からの光に髪が艶やかに輝いている。肩までかかる黒髪を後ろでまとめている。

前文は髪が主格なのに、直後に同じ髪が目的格で使われている別の文章が続くから変に感じる
主格を同じにするか、もしくは一文にまとめて
「肩までかかる黒髪は後ろでまとめられ、窓から入ってくる日の光に艶々と輝いている。」
でスッキリ一文にまとまるじゃないの?

19:名無しさん@ピンキー
09/08/23 16:39:11 ZJ+kt9NW
>初めて榎本が雪乃と知り合った時、彼女は暗めの茶髪であった。

この辺りが今どきの携帯小説っぽいっていうのか
「茶髪」という言葉を「髪が茶色の人間」と誤用しているのが何とも若いな
雪乃の髪色が生来のものなら「彼女の髪は暗めの茶褐色であった」であり
染めていたとすれば「彼女は暗めの茶髪にしていた」とあるべき


>しかし大学のサークルでは3年生の引退まで居合いをやっていたという身体は頼りなくはなく、
>ウエストや太ももはほどよく引き締まっている。

不自然になってしまうのならば、無理に一文に詰め込まず
「しかし大学のサークルでは引退するまでの3年間、ずっと居合いを続けていたという身体は決して頼りなくはない。
スッキリしたウエストや太ももも、よく見ればほどよく付いた筋肉が引き締まっている。」
くらいに分けてみれば読みやすくなる


>そして今は脚を組んで、その黒のストッキングに包まれた脚を惜しげもなく見せている。

「その」位置がおかしい
「黒のストッキングに包まれたその脚」とあるべき


>誰も部屋にいないので油断しているのであろう。

スレに誰もいないと油断してたのは君じゃないのかな


君は確か理系の学生さんだったね?
何の研究をしているのかは知らないけど、SS書くのはレポートと違って難しいだろ
レポートとは違って実際に見聞していない架空の出来事について克明に記述し、
更にそれを第三者の脳髄に再現させなきゃならないから。しかもできるだけ容易に
けど、頭は悪くなさそうだから、コツさえ掴めば直ぐに上手くなると思うよ
頑張って

20:名無しさん@ピンキー
09/08/23 21:36:55 gL7e1Vad
SSを中途半端で放り出していますが、とても勉強になり、感謝しておりますので
先にレスをさせてください。

>>18
>「ここは某国立理系大学の中にある研究室である。
正月だからであろう、普段は騒がしくも華やかなキャンパスも、今日は打って変わって静かだ。」

この文章を読んで自分の文の違和感の理由が分かった気がします。
こちらの方はスッキリ纏まって読みやすいです。

ドアには窓ガラスがあります。これじゃ透視ですね…

次の>第三者の視点~ のご指摘はまったくです。いつのまにか榎本の視点になっていました。
それが読みにくさを助長させていました。

シルベスタ・スタローンを読んで思わず噴き出してしまいました。すみません…
読み手にロッキーを思わせるヒロイン…。描写自体が変でした。

前後の文で同じ単語なのに主格と目的格に分かれると読みにくいんですね…
これからのSSでは気をつけたいと思います!
自分で気づかないとずっとこのままだったので、細かく指摘していただき
大変参考になりました。ありがとうございました。

あと、
>これって1年くらい前に書こうとしていた話の蒸し返しだろw

おそらくその話を書かれたのは別の方だと思います
私はまだ新参ですので…。その方に申し訳ないです。


21:名無しさん@ピンキー
09/08/23 21:45:29 ZJ+kt9NW
まあ、色んな意味で無理しないようにね

22:名無しさん@ピンキー
09/08/23 22:02:37 gL7e1Vad
15です。↑も同じです。

>>19

>「茶髪」という言葉を「髪が茶色の人間」と誤用している
日常会話で気軽に「あの子茶髪なんだよ」のように使っているのをそのまま文章に入れてしまいました。
読み返すと確かに違和感があります。日本語の用法をもう一度見直す必要を感じました。

>不自然になってしまうのならば、無理に一文に詰め込まず
文によって二文に分けた方が良いのと、一文でスッキリ書いた方がいいのとの見極めが難しいです。
それか文章力のある人は二文でも一文でも読みやすく、読者が想像しやすい文章を作れるのでしょうか

>「その」位置がおかしい
「黒のストッキングに包まれたその脚」とあるべき
「その」の後に名詞が来ると文がピタッとはまる感じがします。
この間違いはよくやらかすような気がするので、気を付けます。

>スレに誰もいないと油断してたのは君じゃないのかな

あくまでも人に読んでもらう文章なのに、チラシの裏感覚であったと反省しています。
携帯小説のようだと言われて目が覚めました。
SSは作者の脳内妄想をどれだけ読み手の脳内に忠実に再現して、
さらに読み手の想像の中でリアルになっていかなくてはいけないのに、
自分の文章だと読み手にモヤモヤした気持ちを抱かせてしまいます。

しかもくどくならず簡潔にというのは難しいですね。
でも、自分で文章を推敲していくのは奥が深くて面白いです。がんばります。
温かいご指摘をありがとうございました。

23:名無しさん@ピンキー
09/08/23 22:22:21 ZJ+kt9NW
推敲するのは最後まで書ききった後のことですよ
1レスや2レス程度の文章量、しかもほんの出だしが始まっただけでは推敲などできませんから
文章中の誤字脱字や誤用のチェックは校閲という作業です
両者はよく混同されますが、全くの別物です
因みに、仮刷りと原稿を比べてチェックするのが校正です
この際ですから、ぜひ覚えておいてください

24:名無しさん@ピンキー
09/08/23 22:48:48 gL7e1Vad
校閲、が正しかったんですね
あいまいに使っていたので勉強になりました。
覚えておきます

25:名無しさん@ピンキー
09/08/23 23:32:24 ZJ+kt9NW
期待してますよ
それと、私の立てたスレに作品第一号を投下してくれたこと
遅まきながら深く感謝します

26:ブラッド・フォース ZERO ◆6xSmO/z5xE
09/08/24 01:05:51 FX8KAdX9
 コンスタンツァの港に汽笛が鳴り響いた。
 夜霧を割るようにして姿を現せたのは、一隻の貨客船であった。
 日本が誇る新造船、愛国丸である。
 総排水量1万2千トンの堂々たる威容の甲板に海軍中尉舟木智史がいた。
 今年数えで22になる中尉は、軍人らしからぬ繊細な作りの顔立ちをしている。
 だが、その表情は鍛え上げられた肉体同様にキリリと引き締まっていた。

 22歳で中尉は、海軍兵学校の卒業者であることを考えてもまず早い方である。
 これは、彼が兵学校を優秀な成績で卒業したことの証明でもあった。
 それなのに、彼はなぜ軍艦に乗ることなく、民間の貨客船などに乗っているのか。
 智史は戦争をするために、このルーマニアを訪れたわけではない。
 彼は海軍軍令部の命により、この国に派遣された大使館附海軍武官なのであった。
 智史がその大任を帯びることになったのにはもちろん理由がある。
 同国の公用語たるルーマニア語に精通した人材が、他にいなかったからである。
 そうでもなければ、若輩の身で駐在武官はあり得なかったであろう。

 智史は元来軍隊に入るつもりなど毛頭無かった。
 彼の夢は海外雄飛にあったのだ。
 得意の語学を活かして、外国の商社マンと思いきり渡り合う─そんな国際的な商社に勤めるのが彼の夢であった。
 しかし、現実は理想とは程遠かった。
 智史には帝大に入る能力がありながら、そのために必要な財力がなかったのだ。

 そんな智史が選んだのは、海軍軍人の道であった。
 海軍兵学校なら授業料は必要ないし、形こそ違えど海外雄飛の道も開けるかも知れない。
 それに軍部全盛の今の世では、これからの人生で惨めな思いをすることは無いだろう。
 そんな不謹慎な考えで志した海軍であったが、智史は自分でも驚くほど軍隊というものに順応できた。
 授業は厳しかったが、ついていけない程でもなかった。
 団体生活は苦手な方だったが、それもどうにか我慢した。
 そうして約3年後には、無事に優秀な成績で兵学校を卒業できた。
 卒業後は見習い士官として戦艦『扶桑』乗り組みを命ぜられ、その2年後には中尉に任官していた。

 中尉任官を果たした智史を待っていたのは、軍令部への出頭命令であった。
 訝しがる智史だったが、駐在武官としてルーマニア行きを命ぜられた途端、飛び上がらんばかりに喜んだ。
 夢にまで見た海外勤務ができるのである。
 これが喜ばずにいられようか。

27:ブラッド・フォース ZERO ◆6xSmO/z5xE
09/08/24 01:06:25 FX8KAdX9
 時に1920年、第一次世界大戦終結後間もないころ。
 世は軍備拡張の時代にあった。
 大日本帝国でも、この7月に八八艦隊計画案が議会を通過したばかりである。
 人類最後の戦争と言われた第一次大戦だったが、新たな争いの火種は燻り続けていた。
 遠からず、再び世界を2つに割って戦う世の中が来るのは明白であった。
 日本の敵は、アメリカ合衆国とソビエト連邦という二大強国になる公算が大きい。
 だが、とてもではないがこの二大超大国を向こうに回して勝てる見込みはない。
 そこで日本が必要としたのは、敵の側背を突いてくれる友邦の存在であった。

 智史に下された命令は、ルーマニアの有力者と誼を通じることであった。
 もちろん、彼の国と同盟を結び、有事の際にソ連を背後から牽制してもらう確約を取り付けるためである。
 もっとも、同盟の締結は外交官の仕事であり、智史の役目はその下地造りである。
 難しい任務であったが、それだけにやる気は満々であった。

「また妙子さんに迷惑をかけてしまうな……」
 智史は制服の内ポケットに手を入れると、一枚の写真を取りだした。
 清楚な感じのする長い髪の女性が、はにかむように微笑んでいる。
 高村妙子、彼のフィアンセである。
 妙子は地元の資産家の一人娘であり、当時の智史の身分ではまさに高嶺の花と言えた。

 この時代、若者が自らの社会的地位を上げるには、陸海軍の将校となるのが最も手っ取り早い。
 実際、2人の交際に反対していた妙子の両親も、智史の江田島行きが決まった途端、手のひらを返したように喜んでくれた。
 海軍兵学校は東京帝大より競争率の高い、超エリートの集まる将校養成学校なのだ。
 挙げ句、妙子の父は、智史が高村の家に婿入りすることを条件にだが、2人の交際を正式に認めてくれた。
 舟木の姓にこだわりなど無い智史は、二つ返事でこれを了承したのであった。

 ただ、肝心の妙子は単純に喜びはしなかった。
「軍人なんて危ないことはお止め下さい。智史様にもしものことがあったら……妙子は……妙子は……」
 智史が江田島行きになったことを伝えると、妙子は目に涙を一杯浮かべてすがってきた。
 3年もの間、智史と会えなくなることに耐えきれなかったのだ。
 それでも智史は「毎日手紙を書くから」と言い聞かせ、どうにか広島行きの汽車に飛び乗ることができた。

28:ブラッド・フォース ZERO ◆6xSmO/z5xE
09/08/24 01:06:54 FX8KAdX9
 今では正式に婚約した2人だが、その時のことを思い出すたびに照れ臭くなる。
 嬉しいような恥ずかしいような─何とも甘酸っぱい思い出であった。
 そして、最後の遠洋航海を終えて中尉として横須賀に帰ってきたら、2人はいよいよ結婚する予定であった。
 ところが、今度は降って湧いたような命令で、ルーマニア駐在武官任務である。
 妙子もさぞかし怒ったであろうが、彼女は決して表情に出したりしなかった。
「どうぞご無事で。妙子はいつまでもお待ちしております」
 そう言って後顧の憂いを断ってくれた。

「自分にはできすぎた女性である」
 智史は本心からそう思う。
「落ち着いたら、妙子をこちらに呼んであげよう」
 こちらの教会で二人っきりの結婚式を挙げるのもいいかも知れない。
 智史がそんなことを考えている時であった。

「それ、お兄さまの彼女ですの?」
 振り返ると、白いワンピースの少女が、智史の肩越しに写真を覗き込んでいた。
 愛国丸に乗ってから知己を得た神川麟次郎の娘、京香である。
 神川は日本で有数の名家であり、その影響力は広く政財界にまで及んでいる。
 そんな名家の跡取りと親しくなれたのは、智史の運の良さと言えるかも知れない。

 ところで神川一族については、昔から奇妙な風評がまとわりついていた。
 神川代々の当主は魔と通じており、怪しげな呪術を使うというのである。
 なにせ神川にとって邪魔な者や一族に楯突いた者は、ことごとく怪死を遂げるのである。
 偶然と言うには余りにも不自然であった。
 更には天候不順や大地震など、天変地異までもが常に神川一族に味方する。
 これでは口さがない世間の連中が、無責任な噂を面白おかしく流すのも無理もなかった。

 しかし、智史が船上で出会った次期当主はいたって普通の野心家であった。
 神川麟次郎は狭い日本に飽きたらず、世界に向かって羽ばたこうとしていた。
 ルーマニアには、さる大物貴族と商談するためにやってきたという。
 上手く行けばルーマニアとの貿易は独占できるかも知れないと言う話であった。
 同じ海外志向の智史と麟次郎は、アッと言う間に襟を開いて話し合える仲になっていた。

 今年40になる麟次郎には16歳の娘がいた。
 それが智史の背中に抱きついている京香である。
 公家出身の母に似て高貴な顔立ちをしているが、甘やかされて育ったため我が儘な性格をしている。
 今、写真の妙子を見る目も、粗相をしたボーイを叱りつける時のような険しいものになっていた。

29:ブラッド・フォース ZERO ◆6xSmO/z5xE
09/08/24 01:07:21 FX8KAdX9
 そんな京香であったが、不思議と智史には懐いた。
 父の言うことは聞かなくても、智史の言葉には真摯に耳を傾けた。
 一人っ子の彼女は智史に対し、日頃から求めて止まない兄の存在を感じていたのかも知れない。
 我が儘娘に手を焼いていた麟次郎が、そんな智史を便利がったのは当然のことであった。

 自然、時と場所を共有する機会が増えた2人は、急速に親密の度を深めていった。
 智史にすれば、兄と慕ってくる美少女をぞんざいに扱う謂われはなかった。
 それに京香に向ける感情は妹に対するものと同じであったので、フィアンセに対する良心の呵責など何もなかったのである。

 ただ、京香の智史に対する思いは、少しばかり温度差があったようである。
 最初は海軍将校たる智史への憧れだったのが、次に兄に対する思慕へと変化した。
 親しさが増すに連れ、それはいつしか恋愛感情へと変わっていったのであった。
 入港が近づくにつれ、京香は焦燥感を募らせていった。
 間もなく智史とはお別れである。
 何とか智史の心を繋ぎ止めておきたいが、少女の京香はその術を知らない。
 いても立ってもいられなくなった京香は甲板に出て、そこで一人佇む智史を見つけたのであった。
 そして、ほんの悪戯心から智史を驚かそうと背後から忍び寄っていき、見たくもない妙子の写真を目にしてしまったのである。

「綺麗な人ですわね」
 京香の声質にはどこか棘があった。
 心なしか、目も爛々と輝いているようであった。
 焦点さえ合えば、写真に穴が空いてしまいそうなほどである。
 本能的に危険を察知した智史は、写真を懐にしまった。

「…………」
 京香は泣き出しそうになるのを必死でこらえていた。
 何かを言わなければならないと分かっていても、口を開こうとするだけで感情が激してくる。
 せっかく親しくなった智史と、二度と会えなくなるかも知れない。
 そんなことは絶対に嫌であった。

「おやおや、もうすぐ下船だってのにこんな所にいたのか」
 そう言ってタラップを上がってきたのは神川麟次郎であった。
「また舟木中尉を困らせているのかい?」
 麟次郎はやれやれとばかり首を捻って見せた。
 しかし、その目は嬉しそうに笑っている。

30:ブラッド・フォース ZERO ◆6xSmO/z5xE
09/08/24 01:07:52 FX8KAdX9
 その麟次郎とて、このまま智史と別れるつもりはなかった。
 人を見る目に自信のある彼は、智史の人柄と能力を高く買っていたのだ。
 神川の次期当主たる自分の右腕に、そしてあわよくば後継者にとまで考えていた。
 いずれにせよ、すんなり諦めるには智史は余りにも惜しい人材であった。

「中尉は直ぐに大使館へ? 私たちはこれからトランシルバニア地方へ参ります」
 麟次郎は息子ほどの年齢の智史に対しても丁寧な口調を崩さない。
 別に智史が外交特権を有する駐在武官だからではなく、彼の人間性に対して敬意を表しているのである。

「あちらではツェペシュ公爵のお城にやっかいになります。少し落ち着いたら、中尉も一度遊びにいらっしゃい」
 麟次郎はいわくありげにウインクして見せた。
 当地に知己など無い智史に、有力者である公爵を引き合わせてあげようと言うのである。
 智史を心底から気に入ったがため出た好意であった。

「素敵っ。是非ともいらして欲しいわ」
 京香も顔を輝かせて喜ぶ。
 智史にしても千載一遇のチャンスを無駄にする理由など何もなかった。
 公爵と言えば五等爵の第一位であり、持てる権力は計り知れない。
 そんな大物と知り合いになれる機会など、滅多にあるものではないのだ。

「分かりました。近いうちにお邪魔させていただきましょう」
 智史はそう言ってお辞儀した。
「うわぁっ。きっとよ、お兄さま」
 京香は文字通り飛び上がって喜んだ。


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 同じ頃、トランシルバニアの鬱蒼とした森の中。
 霧に紛れるようにして中世造りの城郭がそそり立っていた。
 構えは豪勢だが手入れが行き届いてないらしく、ところどころに激しい傷みが目立つ。
 その天守たる石塔のてっぺんで占いに興じている一つの影があった。

「来る……美味そうな獲物が来る……一匹……二匹……」
 古びて黄ばんだタロットカードがテーブルに並べられていく。
「血……そして……全ては……運命……」
 しゃがれた声が虚ろに響いたその後は─気味の悪い笑い声だけがいつまでも続いていた。

31:名無しさん@ピンキー
09/08/24 03:28:55 g50VsmIK
終わりかい?
出来るだけ終了とかいってほしい。

それで感想だけど、俺好みの話だ。
舞姫っぽいかと思ったけど、呪いとかもあるし、そうでもないのかな。
あと、京香かわいいGJ! 続き期待してます

32:名無しさん@ピンキー
09/08/24 04:17:27 F3GuWrIO
いや、荒らしの思惑通りのレスになるだろうが、これパクリだろ
トリップまでパクってやる荒らしだし作風も書き方もまるで違うしさ

33:名無しさん@ピンキー
09/08/24 13:19:24 QITanKiu
大正時代のヨーロッパで軍人が主役として活躍する話なんだから
現代の高校が舞台の本編とは雰囲気が違うのは当たり前だろう
第一、前作から随分たってるんだから、作風も変化するもんだよ
前作や外伝では語られなかった謎が明らかになる日は来るのかな?
とにかく楽しみにしています

34:名無しさん@ピンキー
09/08/24 14:11:38 PfgRQp/o
おおっ、先日避難所で話題に出したと思ったら、打てば響くように続編が
新作が読めて感激です

35:名無しさん@ピンキー
09/08/24 16:33:08 ZU2FTb8w
第一次大戦直後ってことは、エルさんはまだ10代前半か
もうバンパイア化しちゃってるのかな
京香のライバルは妙子だけじゃなさそうだし、続きが待ち遠しいな

36:名無しさん@ピンキー
09/08/24 17:27:05 qdQegX3q
いきなり古参の本格派の登場とは、新参者にとっては手厳しい限りです
小説とはこういうものなのだよ、と、お手本を見せ付けられたようで身の縮む思いです
これでは私のような初心者の出る幕はなさそうですね
大人しくまとめサイトで前作を拝読させていただきます

37:名無しさん@ピンキー
09/08/24 19:56:28 zO1ifhk0
なんだこりゃ、スレじゃ珍しいアダルトな感じが凄くいい
荒らしの雑音とか気にせず頑張って欲しい

38:名無しさん@ピンキー
09/08/24 21:27:37 OzwJ6MuU
>>32涙目wwwwww

39:名無しさん@ピンキー
09/08/24 23:55:29 W354fXaf
面白いけどタイトルが… 
て言おうとしたらまとめに同じタイトルがあったのを言われて思い出した

40:名無しさん@ピンキー
09/08/25 01:21:03 dTEHxUmJ
舟木中尉って1で主役だった高村智の曾祖父にあたるのかな
V6の岡田君あたりで映画化したら結構受けそうな話だな
京香役は上戸彩ぐらいか

41:名無しさん@ピンキー
09/08/25 11:32:11 osNLr2sj
まさかまたブラッドフォースが読めるなんて…感無量です(ノ△T)
前作からずいぶん時間がたってしまいましたが楽しみにしています。頑張って下さい!
なんせ私がこのスレを見るようになったきっかけの作品ですのでo(^-^)o

42:名無しさん@ピンキー
09/08/26 19:38:13 gncbDIQj
ようやく前作と外伝最後まで読めた
雰囲気はちょっと違っちゃってるけど、文章はやっぱり格段に上手くなってるね
この数年でかなり腕をお上げなすったね?

43:名無しさん@ピンキー
09/08/26 23:52:05 1pUvKKtX
何事も経験ってことだね

44:名無しさん@ピンキー
09/08/28 01:11:42 GXlfQ39k
例の続きが来た途端に隔離病棟が吹っ飛んじゃったね
余りのつまらなさにビックリしたのかな?

思えば、あそこが全ての元凶だったから、もしかするとこれで荒らしも収まるかもな

45:名無しさん@ピンキー
09/08/30 01:24:26 kk629UEu
保守

46:名無しさん@ピンキー
09/09/01 00:35:21 oYwJ7D+w
おっと保守

47:名無しさん@ピンキー
09/09/02 23:59:00 GGpaIxUf
保守保守

48:名無しさん@ピンキー
09/09/03 02:15:09 7qvH5A7T
hoshu

49:名無しさん@ピンキー
09/09/05 06:33:30 Cw0rCIxv
保守

50:名無しさん@ピンキー
09/09/05 16:13:41 95YWZ4dT
期待age

51:名無しさん@ピンキー
09/09/05 17:25:22 dUNGJW0d
ウナ保守

52:名無しさん@ピンキー
09/09/05 18:14:17 +LMaFtSq
嫁姑の関係は大変だね

53:名無しさん@ピンキー
09/09/05 19:34:28 iwcWjjOg
アニメ→2001、それから発売順に読んでいったんだけど
2001以前のも読むべき?

54:名無しさん@ピンキー
09/09/05 19:36:16 iwcWjjOg
誤爆

55:名無しさん@ピンキー
09/09/06 16:29:50 TNiqCTb1
保守

56:名無しさん@ピンキー
09/09/06 19:20:33 yPHLGSlk
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 第56章

57:名無しさん@ピンキー
09/09/07 22:11:45 kKRJSy40
死守w

58:名無しさん@ピンキー
09/09/07 23:32:45 ppCibG5g
◆SVNDcoHudEの冬の星空の続きずっと待ってるんだけど

59:名無しさん@ピンキー
09/09/08 00:08:57 7foxk+/K
まだそんな夢みてる奴がいるのか
ウナギイヌに謝罪しない限りは、スレに平穏など訪れないのは分かり切ってるだろ
他の連中のように諦めてスレを捨てるか、黙って傍観しているしかないのだよ

60:名無しさん@ピンキー
09/09/08 01:01:42 63XWVyg+
まだこんな馬鹿丸だしなこと言ってる奴がいるのか

61:名無しさん@ピンキー
09/09/08 02:07:57 MjTQvLLn
某人気アクションゲームのスレでは、たったの300レスほどで終息したってのにな
勝ち目がないと判断すれば、正常化のために最善の策を講じるのが普通だろうに
それをお前らときたら、何のかんの言い訳しては2年近くも手間掛けさせやがって

62:名無しさん@ピンキー
09/09/09 19:48:06 IW2ksYaq
>>58
もうすぐ終わりそうなのに止まってるSSも多いよな
"転帰予報"とか"天使と悪魔の狭間で"とか寸止め過ぎる

63:名無しさん@ピンキー
09/09/09 23:15:21 J9yNXquz
なんならウナが続き書いてあげよっか?
真似るの簡単そうな文体だし

64:名無しさん@ピンキー
09/09/10 23:56:00 AdykL35E
保守

65:名無しさん@ピンキー
09/09/11 02:19:32 b+zJlFhO
このまま鎮静化を図ろうなどと、有りもしない夢を見ないことだな
俺たちの恨みはこんなことくらいで癒されるものではないのだから
謝罪をもらえるまで、何年でも祟り続けるよw

66:名無しさん@ピンキー
09/09/11 20:00:01 zS0ohgqA
どーぞどーぞ
そうこなくっちゃおもしろくねーぜw

67:名無しさん@ピンキー
09/09/11 20:14:52 Klc/iObA
ふふふ、来たね
教皇さま、我慢しきれなくなったようだねぇ

68:名無しさん@ピンキー
09/09/11 20:31:27 zS0ohgqA
おうよ当然よwwwwwwwwww
祟るとか荒らすとか聞いちゃあ黙っちゃおれん
及ばずながら俺も一役買わせてもらうぜ


69:名無しさん@ピンキー
09/09/11 20:57:22 bKAelGIW
それは心強いな
全くもって頼りがいのある男だよ、君は
安心して背中を任せることのできる戦友は得難い存在だ
ウナはなんて果報者なのか

70:名無しさん@ピンキー
09/09/11 22:29:04 3VsSJoYM
代わり映えしない話題で楽しめるお前らが心底羨ましい
ここは今日も平和だなあ

71:名無しさん@ピンキー
09/09/12 14:14:19 8Jzsez3w
俺もこれが当たり前の平和に思えてきたわ。

72:嫉妬王
09/09/13 13:02:35 HrcS5LKy
初めてですが…
一応頑張って書いてみたんで、不安もありますが投下させてもらいます。 









































なんちゃって(笑)
騙されてくれたかな~?


73:名無しさん@ピンキー
09/09/13 13:32:44 mTVcPDqo
エヘッ☆騙されちゃったよ♪♪






















くたばれ

74:名無しさん@ピンキー
09/09/13 22:20:14 DvC34nDd
お茶目なやつだなー☆まったくー


























死んでしまえ

75:名無しさん@ピンキー
09/09/13 23:48:28 IY1jpYWp
嫉妬王?
ウナギイヌ、教皇につづく新たなる刺客の登場か
頭が痛いな

76:名無しさん@ピンキー
09/09/13 23:56:08 DvC34nDd
>>75
お前ノリ悪すぎ
シラケる

77:名無しさん@ピンキー
09/09/14 03:52:40 p+J/L6Yf
嫉妬王、糞ワロタw

78:嫉妬王
09/09/14 21:49:29 rUpbqFpT
ついに書けたので皆さんの時間が許すのなら、見てみてください。 
では、投下します。 

俺はあの女に、今ナイフで刺されそうになっている…なぜかというと、俺は…













その後は、皆で考えよ~
頑張ってね(笑)

79:名無しさん@ピンキー
09/09/14 22:43:40 bzcm8c91
もうそれいいからさー☆





















マジで!!!

80:名無しさん@ピンキー
09/09/14 23:49:12 rr2+RH0k
小学生?にしても酷いか…

81:名無しさん@ピンキー
09/09/15 00:44:56 PvZ/UP+s
もー、いい加減にしないと怒っちゃうぞー☆














マジっすかw

82:ウナ
09/09/15 00:47:19 2Ls0uThR
リレーみたく、一行ずつ続けてみるか

俺はあの女─幼馴染みである真由とのデートをすっぽかし、クラス委員の有紗と映画に行ったのがばれたのだ。

83:名無しさん@ピンキー
09/09/15 00:52:53 2Ls0uThR
ああ、嫉妬王さんゴメン
流れからして―じゃなく、…だったな
次から気をつけよう

84:名無しさん@ピンキー
09/09/15 01:40:00 VQDXVHIY
それじゃ遠慮なく

「まっ、待て真由…勘違いだよ…話せば解る」










続きどうぞ

85:名無しさん@ピンキー
09/09/15 01:50:08 6RFNqU66
ガッシ!ボカッ!俺は殺された(スイーツ)

第一部完!!

86:名無しさん@ピンキー
09/09/15 02:13:39 coLCZAwi
第二部の開始が待ち遠しいな
どんな大物作家さんがリレーに加わるのかwktk

87:名無しさん@ピンキー
09/09/15 02:59:30 5+5HagS6
第二部
わたしは真由。スリムな体型のヤキモチガール。愛され体質が祟っちゃって、ヒロム君を殺しちゃった。

88:名無しさん@ピンキー
09/09/15 08:42:17 PHAWU/GO
 でも良いよね? ヒロム君は私のモノなんだから。私はネクロフィリアなんだから。それを知ってて好きになってくれたんでしょ?
 セックスの最中に殺されるってわかってて……
「ヒロムくん? ヒロム君も、すき、だよ♪」
 次は、誰と恋をしよう。

89:名無しさん@ピンキー
09/09/15 12:34:37 6RFNqU66
こうして真由は七つの玉を探しに冒険の旅に出るのであった…。

第二部完!!

90:嫉妬王
09/09/15 16:55:50 K25kSvpZ
なんとか書いたみました。投下します。 


学校が終わり、俺は付き合い始めてから1ヶ月の彼女゙裕子゙と帰宅している。
歩いていると、急に寒気がした。振り返ってみると…俺たちの後ろに学校の先輩゙友里子゙がいた。
そして、俺たちをじっと睨み付け口を開いた「うふふ…浩史、今日もカッコいいわ。だけど、最近になってその子と帰りは一緒なのはなぜかしら?おかしくない?どうして浩史?
あなたの隣にいるのは、ずっと私だったのに…おかしくない?」と先輩の目は裕子を睨み付けながら、俺に向かって話をしてくる。すると裕子が急に…


あとは、頑張ってね(笑)
皆の腕に掛かってるぜ!!

91:名無しさん@ピンキー
09/09/15 18:01:52 PHAWU/GO
待ってました!! 俺が完結させるぜ!!




 赤い、紅い、朱い、風景。人の声は消え、虫の声も消え、川の流れも波紋を止める。
 夕暮れの河川敷。初秋の風は冷たく、三人を包む空気さえ凍らせてゆく。
「友里子……先輩? 貴方は確かに綺麗よ? 学校のミスコンも優勝したし、ファッションモデルをしてるだけあってスタイルも良いし、正直……嫉妬してるわ」
 祐子は言葉とは真逆な余裕たっぷりの表情で、微動だにせず立ったままの浩史へと近付き……
「ぐっ!? 浩史から離れなさいメスネコ!!」
 後ろから首に腕を回し、ピッタリと背中に抱き付いた。
 浩史は一言も発せず、唯々うつむいて頬を染めるだけ。
「へぇっ? くっ、ふふっ……そうよ、私は浩史君のメ、ス、ネ、コっ♪♪ ねぇ浩史くぅん……祐子ね、発情期みたいだにゃん♪ 浩史君の、かたくて、ふとくて、おっきなマタタビ……今日も欲しいよぉっ♪♪」
 耳元で卑猥な単語を囁かれ、胸を押し付けられ、人前で股間を撫でられれば、それは当然の反応と言えよう。
「そっ、そんなの嘘よ!! 浩史はっ、浩史は私のお尻が一番だって言ってくれたものっ!! お腹タプタプになるまでザーメンを注いでくれたものっ!!」



「哀れね……だって、だって貴方……顔が良くて、スタイルが良くても、男じゃない!!」


どーーーーーーん!!!


「そーでしたー!! 私は男でしたー!! でも心は女の子よっ!!!」



  ~完~

92:名無しさん@ピンキー
09/09/15 23:04:47 4XZcm52t
もういいよこれ

93:名無しさん@ピンキー
09/09/16 01:49:46 DlnJSqNm
つまらねーな

94:嫉妬王
09/09/18 21:43:41 W85ccwyc
なんとかして、このスレを復活させたいです。 
皆さん頑張りましょう。

95:名無しさん@ピンキー
09/09/18 21:51:55 PShz1CAL
ウナギイヌの才能って小学生以下だったんだな

96:名無しさん@ピンキー
09/09/19 00:54:49 NUXtCb7d
ウナじゃないっての
でも、復活はして欲しいな
きちんと筋を通してからの話だけど

97:名無しさん@ピンキー
09/09/19 08:46:11 3Ps7NYvF
無理無理

98:名無しさん@ピンキー
09/09/19 13:16:53 F41M80Nl
じゃあ仕方がない
このまま監視を続けるよ
残念だな

99:名無しさん@ピンキー
09/09/21 17:28:31 UHC+dgmi
おっと、監視保守w

100:名無しさん@ピンキー
09/09/21 18:18:06 9X770mdV


101:名無しさん@ピンキー
09/09/22 10:13:13 A5PK1gWL
圧縮回避w

102:名無しさん@ピンキー
09/09/22 16:01:04 rKLs1Alo
ウヒヒヒヒヒ
残念、回避成功w
ウヒヒヒヒヒヒヒヒィwww

103:名無しさん@ピンキー
09/09/25 11:47:50 E0rX9OaI
(露骨に過疎っている…こんなスレを保守る必要が在るのか……?)

104:名無しさん@ピンキー
09/09/25 18:42:59 fzX7z8l5
ダメだな
きちんと筋を通すまでは、安楽死など許すつもりはない
生かさず殺さずであと8年だ

105:名無しさん@ピンキー
09/09/25 19:33:05 E0rX9OaI
そうですか監視すごいですね

106:名無しさん@ピンキー
09/09/25 20:13:43 KoSCNtU5
参考までに聞くが
どういう状態が筋通った事になるの?

107:名無しさん@ピンキー
09/09/25 21:11:16 9dKXAehc
>>106
そんなことも分からずにここまで粘っているのか

気に入らないからといって一万年の作者を総掛かりで叩いて、
結果として彼をここに居られなくした悪行への謝罪だよ
一人でもそれを正当化しようって住民がいたら、幾ら謝罪があっても無効だから

本来ならここの上位組織を気取っている避難所とやらの閉鎖も求めるところだが、それは譲歩する
だが、あんな物があるから小悪党どもが平気な顔をしてのさばるということは覚えておいてもらいたい

謝罪があり、意を唱える者が現れなかった時、和解の意思表示があったと認識しよう
その時には当方も住民に謝罪して、ここからスッパリ消え去ることを約束する

108:名無しさん@ピンキー
09/09/25 21:18:14 4GLdWqMT
馬かが居ると聞いて見に来ました( ^ω^)ニコッ

109:名無しさん@ピンキー
09/09/25 21:39:15 9dKXAehc
まあこんなもんだw

110:名無しさん@ピンキー
09/09/25 21:56:40 KoSCNtU5
つまり何かの手違いで謝罪しようとする不届き者が現れやがった時
住人のふりして異を唱えてやりゃー現状維持なわけね
オッケーまかせとけwwww

111:名無しさん@ピンキー
09/09/25 23:49:58 k18TDKr/
もしもし警察ですか?アホがいます。

112:名無しさん@ピンキー
09/09/26 00:19:25 9LP2NO1o
こうして今日も平和に通常運転で夜が更けるのであった……。

113:名無しさん@ピンキー
09/09/26 00:20:35 JUWFuS93
>>111
君に自己紹介を頼んだ覚えはないけど

114:名無しさん@ピンキー
09/09/26 23:14:46 aOkffrvC
どうすれば避難所を閉鎖に追いこめるかわからないので譲歩
どうすればみんなが謝罪してくれるかわからないので監視

115:名無しさん@ピンキー
09/09/27 01:25:19 pGgtrYZH
>>113
「君」(笑)とか使っちゃうやつよりはマシだと思うけどw
よく恥ずかしくないねw

116:名無しさん@ピンキー
09/09/27 03:52:42 mt5+fKQh
う~ん、過疎りきって実質閉鎖状態にある非難所だしなあ
つまらないのがちょこちょこ投下されてるみたいだけど、相手にしてるのは一人だけだし
既にあのトライデントさんにも見放されてるんだろ
攻撃対象としての戦略価値は無いも同然だからなぁ

117:名無しさん@ピンキー
09/09/27 10:38:23 69KQggRM
寝起きの空きっ腹に低脂肪牛乳一リットル流し込むと腹を下す。これ豆知識な

118:名無しさん@ピンキー
09/09/27 16:35:27 sOOW5qVS
ちょっと外部刺激を受けると直ぐに反応がw
ウナは避難所さえもリモートコントロールしてるのか

119:名無しさん@ピンキー
09/10/01 20:09:25 lq6FxsV1
保守www

120:名無しさん@ピンキー
09/10/01 22:32:48 u4n/CuZ0
続きが読みたい作品がいくつかあるんだけどな…

もうss書く人はみんな戻ってこないだろうな~…

121:名無しさん@ピンキー
09/10/01 23:35:51 GNtnM3v+
スマン
>>111は自己紹介じゃなかった
自首の間違いだったよw

122:名無しさん@ピンキー ◆QorcFlFc6E
09/10/02 19:04:06 yeDikA3t
一回で投下しきるにはかなり長いので少々もったいぶりながら投下します。
注意書きは最初からここでネタバレしまくるのもどうかと思うので、誰かの地雷要素のありそうな回を投下する前にしようと思います。

今回投下する部分は地雷と言う地雷はないと思います。

投下を最後までやりとげたのを最後まで読み終わった時、これ修羅場じゃねえよ!
と思ったら教えてください。
その時は謝ります。










123:好きと言う気持ちが交錯して(序章) ◆QorcFlFc6E
09/10/02 19:07:53 yeDikA3t

 誰かが、すすり泣いている声が聞こえる。

「う…………」

 その声に誘われて暗い眠りから目を覚ますと後頭部がじわりと痛かった。まるで素手で
はなく何か硬くて重たい物でかなり強く殴られた後みたいな痛みだ。

 ―ぼくはいつの間に眠ってしまったんだろう。
 しかもこんな―薄暗くてほこりっぽくておまけに狭い倉庫なんかで。
 ぼくはどうしてこんなところにいるんだろう……?
 ここに来るまでのことが思い出せない。

 体を起こして光の差しこんでくるほうを見ると、半開きの出口に女の子が立って泣いて
いた。背景はきれいな夕焼けの空。
 逆光でその子顔はよく見えない。けれどこの子がよく知った女の子だと言うこと
はすぐにわかった。

「……っえ、えう……うぅ…………っ」
「……どうしたの、なずなちゃん」

 かわいそうに……一体何があったんだろう?
 心配せずにはいられない勢いでなずなちゃんは泣きじゃくっている。

 なずなちゃんは、ぼくの家の近所に住んでいる幼馴染、三野サクラの妹だ。確かぼくら
より三つ年下で中学二年生だったと思う。

124:好きと言う気持ちが交錯して(序章) ◆QorcFlFc6E
09/10/02 19:08:55 yeDikA3t
 サクラとなずなちゃんは血は繋がっているものの似ていない姉妹だ。

 まず見かけが似ていない。姉妹だと本人達に言われなければ誰が見ても全く縁のない他
人にしか見えないだろう。

 サクラはいわゆるクールビューティーと呼ばれるタイプの凛とした涼やかな顔立ちをし
たかなりの美系だ。特に切れ長の大きな瞳が人の目を引く。
 体つきは出るところは出ていて締まるところは締まっていて、足もスラリと長い。つま
りスタイル抜群。身長も女子にしては高め。容姿端麗とは彼女のためにある言葉なのでは
ないかとすら思う。

 対して、なずなちゃんの顔立ちはふんわりした雰囲気ですごく女の子らしい。『美人』
と言う言葉はあまり似合わないけれど整っていてとても可愛い顔をしていると思う。例え
ば小動物みたいなくりくりとした円らな瞳なんかはほっとけない感じがする。きっと学校
では男子によくモテているんじゃないだろうか。
 体つきは―……サクラがなずなちゃんと同じ年齢の頃と比べると背も低く発育不良の
ようにも見える。実際はサクラの発育が良すぎただけなんだけど。
 
 サクラの肌は日に焼けて健康的に浅黒い。だけど水着の跡を見ると白いから元々はそう
でもないらしいことがわかる。
 なずなちゃんのほうは昔から強い日差しに当たると赤くなってしまう体質で普段か紫外
線に気をつけているからか肌の色が白い。

 サクラの瞳は青っぽい。
 なずなちゃんの瞳は赤っぽい。

 サクラは少しクセのある黒髪を腰のあたりまで伸ばしている。普段はその長い髪をまと
めることはあまりない。
 なずなちゃんの髪は茶色っぽいふわふわの猫毛で、いつもどちらかと言うと短い髪を赤
いヘアゴムを使って高い位置で二つに結っていた。今もそうだ。

125:好きと言う気持ちが交錯して(序章) ◆QorcFlFc6E
09/10/02 19:09:33 yeDikA3t
 二人は得意なことや性格もだいぶ違った。

 サクラは勉強も運動も家事全般も、どんなことでもそつなくこなしてしまう完璧人間。
でもそのことを鼻にかけたりしないし、誰にでも平等に親切だから本人が望む望まないに
関わらず誰からも頼られてしまうようなタイプ。

 そんな人だからサクラはぼんやりした性格のぼくをいつもフォローしてくれた。
 サクラに唯一欠点があるとしたら重度のシスコンと言うところくらいのものだろう。

 完璧人間の妹であるなずなちゃんはちょっとおっちょこちょいだけど、ごく普通の女の
子だと思う。確か理系の教科が苦手で国語と家庭科は得意だと言っていた。たまにぼくに
クッキーやケーキを焼いて持ってきてくれる優しい子だ。

 似ていないけれど、二人はそれぞれが別のいいところを持った仲のいい姉妹だ。 
 サクラはぼくにとって憧れの存在で、なずなちゃんはぼくにとっても可愛い妹のような
存在だった。



 ―確かに今まではそうだった。でもそれは今から変わってしまうかもしれない。




126:好きと言う気持ちが交錯して(序章) ◆QorcFlFc6E
09/10/02 19:10:19 yeDikA3t
「シュン、おに、ちゃぁ…………」

 逆光のせいですぐにはわからなかったけれど、ぼくはなずなちゃんが手に一本の包丁を
持っていることに気がついた。
 しかもそれは血でべっとり赤く染まっていた。

 ―その血は一体何?

 血の感じからどう考えても魚や市販の肉を切ったでは説明がつかない。

「お姉ちゃんから…………その女から離れてぇ……っ」
「……え?」

 ぼくはなずなちゃんに言われてはじめて自分の隣にサクラが倒れていることに気がつい
た。

 長い髪の毛を乱れさせて、体を少し丸めて横向きの寝相で倒れたサクラの白いカッター
シャツは薄暗くてもはっきりわかるほどに腹部から胸まで血で真っ赤だった。腹部を押さ
えている両手も血まみれで、彼女の体から外へ流れた血は薄くほこりをかぶった床に小さ
な血溜まりまで作っている。
 
 全く動かないサクラ。
 生きているのかどうかすらわからない―

「サクラ!」

 ボクは動転しながらサクラの肩に触れた。

「……サクラ?」

 軽く揺さぶっても反応はない。
 呼吸をしているようにも見えなかった。

「なん、で……?」

 目の前が暗くなるような感覚がぼくを襲う。冷や汗が背筋を流れる。心臓がドクドクと
やけに重たく脈打つ。息ができない。
 気持ちが悪い……


 
 ―思い出せなかった記憶が、一気に蘇った。





127:名無しさん@ピンキー ◆QorcFlFc6E
09/10/02 19:11:52 yeDikA3t
切りがいいので今回はここで終了です。

128:名無しさん@ピンキー
09/10/02 22:50:26 +0hhrbbL
続きに期待

129:名無しさん@ピンキー
09/10/02 22:51:15 +0hhrbbL
今日の俺のIDは一味違う

130:名無しさん@ピンキー
09/10/03 01:26:39 Lquy9VuV
上半分をスパッと切断したいIDだな

131:名無しさん@ピンキー
09/10/03 08:57:06 lCMJ0raN
期待してます
GJ!

132:名無しさん@ピンキー
09/10/03 15:47:02 vTJHv65E
嫉妬王、嫉妬王じゃないか

133:名無しさん@ピンキー
09/10/03 17:07:29 iMJuMcGM
まとめサイトの血塗れ竜と食人姫を読んだんだが最後よく分からん・・・
どうなったの?

134:名無しさん@ピンキー
09/10/03 19:05:57 aeF+anJQ
書き手の表現力の無さをさり気なく叩くかw
まあ確かに上手くはないのだから仕方ないけどな

135:名無しさん@ピンキー
09/10/03 19:22:33 uj/ObJCI
お前よりは上手いよw

136:名無しさん@ピンキー
09/10/03 19:24:03 dpXQcpGQ
>>133
気にするな、お前だけじゃない
俺もよく分からなくて、ちんぷんかんぷんだったから
途中から飛ばし読みしていたせいもあるけどな

137:名無しさん@ピンキー
09/10/03 19:26:42 4A5Oo4BF
いや普通にわかっただろ
難しく考えず、そのまま読めよ

138:名無しさん@ピンキー
09/10/03 19:31:49 iMJuMcGM
>>137
それじゃあ最後は主人公、血塗れ竜、食人姫で仲良く過ごしたでおkなのか?
その後の誰かさん二人の会話からして皆死んだのかと思ったんだが

139:名無しさん@ピンキー
09/10/03 19:34:44 f8fVYhAD
>>127

GJです

むむ…

何やらサスペンスが…

140:名無しさん@ピンキー
09/10/03 20:44:42 BUbxdHKc
最後は3Pでめでたし、めでたし、だったような
みんなが相討ちで死んで終わるバッドエンドは確か外伝だったろ

141:名無しさん@ピンキー
09/10/03 21:42:28 8AH/O9Qh
嫉妬王の本気SS、糞ワロタ

142:名無しさん@ピンキー
09/10/07 15:30:21 t9Jt+e2Q
保守だ

143:名無しさん@ピンキー
09/10/07 18:34:37 BnhtWtmc
27章あたりからずっと来ていなかったんだけれどさ、相変わらず荒れているみたいですね
嫉妬王とかウナギイヌとか謎の単語も出てきていますしねえ

144:名無しさん@ピンキー
09/10/07 19:20:24 oXI6Cgtq
時代が変わればニーズも変わるもの
ましてや27章以来だと……
スレの英雄だって代替わりしてて当然さ

145:名無しさん@ピンキー
09/10/07 22:18:14 Tf6dOe+D
ばか野郎!!
嫉妬王はいい奴だよ

146:名無しさん@ピンキー
09/10/08 01:04:00 1ReCWUHQ
現時点でスレの三大ヒーローと言えば
ウナギイヌ、教皇さま、それに嫉妬王か
実にゴージャスなラインナップだな

147:名無しさん@ピンキー
09/10/08 02:38:05 4K/KlFEm
そのうち皇帝とか法王とかでてきそうだな

148:名無しさん@ピンキー
09/10/08 03:19:04 meo8bvrr
>>147

神を忘れてるぞw

149:名無しさん@ピンキー
09/10/08 08:28:11 c3pYsXUx
魔王とかも出てきそうだな。神気取りの馬鹿は既にいるがw

150:名無しさん@ピンキー
09/10/09 16:45:36 yG/KS0Y7
たとえ無冠でもウナギイヌは最強のトリックスターだな
俺の中のイメージじゃヤン・ウェンリーがピッタリくる
共に不敗の英雄だし

151:名無しさん@ピンキー
09/10/09 17:54:39 DlcL6L67
ウナギイヌのイメージはキラこと月で固定だろ
なにせ、奴は新世界の神になろうとした男だからな

152:名無しさん@ピンキー
09/10/09 19:12:26 Hv/dzr7z
教皇こと矢代くんもなかなかの曲者だよ
書き手としての腕前も折紙付きだしな

153:名無しさん@ピンキー
09/10/10 01:48:19 +6qt1Nza
保管庫終了?

154:名無しさん@ピンキー ◆QorcFlFc6E
09/10/11 00:03:21 MpOEvool
流れが全然わからない。

投下します。

言うなれば主要キャラ三人の関係が壊れるためのフラグ編です。
頭のネジがゆるいせいで気持ち悪い主人公と度が過ぎるシスコンのキモ姉キャラに注意してください。

山場以外は興味ねえ! そんな紳士はスルーしてください。脳の毒だ、これ。

155:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:05:39 MpOEvool
~別名、頭のおかしい二人による青春編~

▽ ▽ ▽

 今日の授業は学校の都合で昼までしかなかった。

 ぼくはサクラに英語の勉強を教えてもらうのと姉妹の作るおいしい夕飯をごちそうにな
るために一度も自宅には帰らず学生服のまま三野家を訪れていた。

 サクラ達の住む二階建ての一軒家はたまに親戚の人が様子を見に訪れるけれどそう言う
日以外は姉妹がほとんど二人きりだけで住んでいると言うのにいつもきれいに片づいてい
る。それから香水のように人工的で不自然なものではない甘くて柔らかい匂いがする。

「サクラん家っていい匂いがするよねー」
「そうか? 自分じゃわからないけど」

 階段を上りながらそのことを伝えるとサクラは袖口の匂いを嗅いだ。そのあとすぐに思
い出したように彼女はぼくに言う。

「……もしかしたらなずなの匂いかも。あの子、ポプリとか集めてるから」
「へーそうなんだ」

 なるほど。なずなちゃんらしいかもしれない。

 そんな話をしているうちにサクラの部屋の前に着いた。
 サクラが部屋のドアを開け先に入る。ぼくはその後に続いた。

 何の警戒心もなく女の子の部屋に入れてもらえる。幼馴染の特権とはこのことを言うの
だろう。


156:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:06:27 MpOEvool
「お邪魔しまーす」
「まあ、適当に座れ」
「うん」

 サクラの部屋に通してもらったぼくはすぐに黒いリビングテーブルの前に座って、下校
途中にコンビニで買ったお昼ご飯用の親子丼をレジ袋から出して、ふたをはずしてから付
属してもらった割り箸で食べはじめる。

 温めていないので冷えたままだけど十分おいしい。
 ぼくはどんどん親子丼を胃袋の中におさめていく。

 そんなぼくを見ながら、

「……色気より食い気って感じ」

 イスに座ったサクラが同じコンビニで買ったイチゴジャムパンをかじりながらつぶやい
た。その顔は少し笑っている。

「そう?」
「ああ。本当においしそうに食べてる」
「そうかなあ……確かにおいしいけどさ」

157:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:06:58 MpOEvool
 ぼくは租借しながら思った。

 確かに食べるのも好きだけど、ぼくはけして色気がないわけじゃない。
 恋だってしているし、普通の男並みには性欲だってあると思う。野心だって持っている。

 ―ぼくはサクラのことが好きだ。

 ぼくは小学校の高学年になった頃からずっとサクラのことを友達とか家族とかではなく
て、一人の女の子として、異性として意識していた。

 だから本当はいつだって普通の幼馴染や友達のように過ごすんじゃなくて恋人同士のよ
うに過ごしたい。“ように”ではなく本当に恋人同士になりたい。
 サクラに恋愛対象として意識されたい。サクラに意味もなく触れたい。街を歩くときは
手を繋ぎたい。
 キスも、セックスだってしたい。オナニーじゃものたりない。
 サクラに好きだと言われたい。
 彼女を一生独占し続けたい。

 そうでなければ、こんな年齢になってまで親鳥の後を追いかけるヒヨコのように近所の
女の子につきまとったりしない。
 あと、手に触れる機会を度々作ったりとか、長い髪の毛で遊ばせてもらったりとか、お
昼ご飯のおかずを少しもらったりあげたりとかしない。

 ここまでしているのに何でさくらはわかってくれないんだろう。
 年頃の女の子なら男にこう言うことされたら普通はきっと少しくらいは意識するものだ
よね?

 このことを思うといつもちょっとだけアンニュイな気分になる。

158:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:07:23 MpOEvool
 口の中のものを飲みこみ箸を止めて、ぼくはため息をついた。それと一緒に、

「……にぶい」

 つい今の気持ちをもらしてしまった。
 そのつぶやきは聞こえてしまったようでサクラは目を丸くした。

「ハ?」
「いや、何か今ちょっと親子丼が苦いような気がしただけ」
「……大丈夫か、それ」
「平気、気のせいだったみたい」
「そうか……ならいい」

 そう言うと、サクラは食べかけのイチゴジャムパンを黙々と食べはじめた。
 どうやらうまく誤魔化せたみたいだ。ぼく自身、今の演技はかなり自然だったと評価で
きる。

 ぼくも再び親子丼を食べはじめた。『苦い』と言ったのはもちろん嘘で親子丼はいつも
どおりの甘くて旨みのある味をしている。

 食べながら、ぼくはまだ考えていた。


159:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:07:46 MpOEvool
 ―サクラは本当にぼくの気持ちに全く気がついていないのだろうか?

 少なくともぼくの日々の行動からクラスメイトの女子や男子はぼくがサクラを好きなこ
とをわかってくれている。

 男子にはよく茶化されて、たまに本気でライバル視されるし、女子にはこの間わざわざ
『応援するね』だなんて言われた。そのくらいぼくがサクラを好きなことを表わしている
態度はわかりやすいはずなんだ。

 ―もしかしたサクラは、本当は気がついているのに知らないふりをしているだけなの
かもしれない。ぼくは弄ばれているのかもしれない。
 ―やっぱり本当の本当に気づいていないのかも。まさかサクラに限って人を弄ぶなん
てことはないはずだ。

 ふと、ぼくははじめて想像上でサクラの視点になりきって西山シュンの行動を振り返っ
てみた。

「…………」

 サクラの視点から見えたぼくの行動は―全て、ただ単に小さな子供の頃から変わって
いないだけに見えた。

 ショックだ。

 でも他人の中身や感情は個人の想像では測りきれないもののはずで……もしかしたら、
本当は………………やっぱりわからない。

 思考がループ化して、考えれば考えるほど疑心暗鬼が強くなってくきた。
 いつもはこんなに深く考えないのに今日はどうしたんだろう。

160:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:08:15 MpOEvool
 目だけを動かしてサクラを見上げると、サクラは長いまつげを伏せて紙パックの牛乳を
飲んでいた。ストローから口が離れると、形のいい薄め唇を濡れた舌先がなぞった。本人
の無意識なのかわざとなのかわからないけれど制服のミニスカートから伸びている閉じら
れた太ももがもぞりと動いた。

 何気ない動作に背筋がぞくりとして、急に体が熱くなった。
 そしてぼくはこの気持ちを今すぐに伝えたい衝動にかられた。

 こんな気持ちになったのははじめてだ。
 ―と言うより、いつかサクラが自然に気がついてくれるのを待つつもりだったから告
白しようだなんて思ったのがはじめてだ。

 今日のぼくはおかしい。

 なんだろう、この変な気分。まさか死亡フラグ? ―まさかね。そんなものが現実に
あるわけないよ。

「サ……サクラ」

 ぼくはまだ少し残っている親子丼と割り箸をリビングテーブルの上に置いた。

「どうした?」

 サクラはいつもと変わらない様子だった。
 その態度がぼくの照れくささを倍増させた。顔がどころか頭のてっぺんまで燃えるよう
に熱くて、心臓が緊張ですごい音を立てている。


161:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:08:36 MpOEvool
―やめるなら今だ。

 臆病な心が大げさにぼくに囁く。

 ―これ以上、告白しようとしたらぼくは頭の血管が切れるか心臓破裂あたりで本当に
死ぬかもしれない。本気で死ぬつもりか?

 それは嫌だけど、ぼくは止めることはできなかった。

「ずっと言おうと思ってたことなんだ」
「なんだ?」
「ぼくは、サクラが好きだよ」

 うわ、声が泣きそうなくらい震えてかっこ悪い。
 そんなのはどうでもいいよ。

 ついに、言ってしまった。死にそう。
 全身が汗ばんでいる。特に握りしめた両手がひどい。


162:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:08:59 MpOEvool
 恥ずかしさで走ってこの場から逃げ出したいのに極度の緊張のせいか体が動かない。

「え…………」

 動けないおかげで見ることができたサクラ顔には驚いた表情が浮かんだ。その後、徐々に
頬が赤く染まっていった。

 そのままの状態でぼくらはしばらく静止していた。

 その間、ぼくの胸の内では、早く返事が聞きたいと思う気持ちと返事を聞くのが怖いから
時間が止まってしまえばいいと思う気持ちが交錯していた。

 本当に早くどうにかなって欲しい。

 今何秒たった?
 もう何分かたっただろうか?
 今のぼくは走馬灯を見ている状態で実は一秒もたっていないのかもしれない―

 それはないか。

 緊張で時間の感覚がなくなっていた。

 ぼくは本当に今にも死んでしまいそうだ。むしろ死にたい。

163:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:09:30 MpOEvool
「……ッ」

 ようやくサクラの様子が変わった。

 ぼくから目をそらしてパンを持っていない左手で口元を隠した。

 サクラは、照れているようだった。
 
 ぼくにはその仕草がこのうえなく可愛らしく見えてしかたがない。
 サクラが可愛いからやっぱり生きたくなった。生きよう。

「……」

 しかし普段は滅多に見られないような可愛い表情はすぐに曇った。

 ―嫌な予感がする。やっぱり死にたいかもしれない。

 サクラは口元を隠していた手を下ろし、姿勢を正してぼくを見据えた。
 悲しげな暗い青色の瞳と目が合う。今ならこの瞳に吸いこまれて死にたい。

 そしてサクラはゆっくりと、

「……気持ちはうれしい。でもダメだ」
「……そ、んな」

 サクラの一言が、ぼくを引き裂いた。
 ぼくはまばたきもできないままうつむく。

164:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:09:55 MpOEvool
 今の言葉を聞かなかったことにしたかった。

 ―時間よ、巻き戻れ。

 ぼくは祈った。
 けれどそんなことは叶うわけがない。
 
 カラカラに乾いた自分ののどを掻き毟ってしまいたいような衝動がする。
 けれど、ぼくはその衝動には従わず、大した量もない唾を飲みこんだ。

 それからぼくはもう一度サクラを見据え返した。
 必死だった。

「どうして? ぼくのこと、男として見れない? ずっと一緒だったから?」

 こんな風に食い下がるなんて自分らしくないと思う。
 自慢にはならないけれど大人達のぼくへの評価は『聞きわけのいい子』だ。

 この時、ぼくはどうしても納得がいかなかった。

165:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:10:23 MpOEvool
 ぼくの質問にサクラはひどく困った様子で首を小さく左右に振る。

「違う。そうじゃない」
「それならなんでダメなの……?」

 本当はぼくのことなんて嫌いとか?
 もしそうだったらもう本気で何するかわかんねぇや、ぼく。

 しかし幸運なことにぼくの最悪パターンの考えとはまったく違う事実がサクラの口から告
げられた。

「……なずなが」
「なずなちゃんが?」
「なずながアンタのこと好きだから。シュンもなんとなく気がついてるだろ?」
「え……? 全然…………」

 ぼくは戸惑った。
 そんなの知らない。考えたこともなかった。想定外すぎて一瞬何の話かと思った。

「なずなちゃんがぼくのこと好きって……それは多分こう言う恋愛沙汰の好きじゃないと思
うな。家族愛みたいなもんでぼくによく懐いてくれてるだけ―」
「違う……なずなは恋愛感情でシュン。アンタのことを好きなんだよ」

 サクラはやけに確信的に言った。

「あ」

 そのお陰でぼくは気がついた。

 ぼくはサクラの本当の気持ちをまだ聞いていない。
 今サクラが言ったのは全てなずなちゃんの都合だ。サクラの正直な気持ちじゃない。

 サクラの本当の気持ちを聞かない限りは、ぼくは納得することはできない。

166:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:10:46 MpOEvool
「……だからサクラはぼくと恋人関係になれない?」

 納得のいかなさの正体が理解できたからか、冷や水を浴びたようにさっきまで全身を満た
していた憤りに似た必死さはすっかり落ち着いていた。
 気がつけば緊張感も取れていて脈拍もほぼ正常に戻っていた。

 変わらず残ったのはサクラに対する真剣さだけだ。

 冷静になったぼくから視線をはずしてサクラはうつむいた。 

「そうだ。そんなことしたらなずなが泣く。それはダメだ」
「本当に、ひどいシスコンだよね……」

 サクラの相変わらずなずなちゃん中心の回答に少しあきれた。
 幼稚園の頃とか小学校の低下学年の頃は彼女もこんな風ではなかったのに。

 ぼくはサクラの微妙にまだ赤みを残した頬を見つめながら彼女がこうなった理由を思い返
した。

167:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:11:10 MpOEvool
七年前―サクラが十歳、なずなちゃんが七歳だった春のことだ。ようやく暖かくなって
きたある日、取り返しのつかない不運は起こった。

 あの日は天気がとても良かった。三野家の人達が家族総出で少し遠くの川原に、お母さん
と姉妹が協力して作ったお弁当を持って楽しいピクニックに車で出かけて行ったのを見送った
ことは、ぼく自身も覚えている。

 ここから先はぼくの親から聞かされた話だ。

 その日の川の水は前日の雨のせいで流れが速くなっていたらしい。
 それなのにサクラは川の周囲を散歩していた時に運悪く足を滑らせてその川に落ちて溺れ
てしまった。
 溺れたサクラを助けるためにサクラの両親はためらうことなく流れの速い川に飛び込んで
なんとかサクラを救出したけれど、代わりに二人は死んでしまった。

 ぼくはそう聞かされたし、ニュース番組の報道でもそう伝えていた。


168:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:11:32 MpOEvool
 姉妹の両親のお葬式の日、黒いワンピースを来たサクラがなずなちゃんをかき抱いて大き
な声で泣いていたのを今でも鮮明に覚えている。
 ……そう言えば、なずなちゃんはその日も赤い髪ゴムで髪を二つに結っていた気がする。
あれは良かったんだろうか。まあいいや。

 ―以来サクラの口癖は、

『何を犠牲にしても必ずなずなを幸せにする』

 になっていた。
 
 あんなことがあったのだからサクラが責任を感じるのもわからなくはない。
 だけど、サクラのなずなちゃんへの償いのしかたは、いくらなんでも常識を逸脱している
と思う。

 サクラはなずなちゃんが望めば、何でも与えて叶えてやる。
 たとえそれがなずなちゃんが冗談で言ったことであってもだ。

 丁度いい例として前に一度三人で山登りに行った時、サクラはなずなちゃんが冗談で言った、

『お姉ちゃん、あの崖ってロッククライミングできるかな? お姉ちゃん運動神経いいから試してみてよ!』

 を本当に試しだして救助隊と警察を出動させてしまったことがある。
 そしてサクラは救助隊と警察官と登山客と言うギャラリーに見守られてみごと崖を登り
きった。

 本当に無理難題をやってのけるサクラはすごい。
 
 すごいけど問題はそこじゃない。
 
 サクラの世界は本当になずなちゃんを中心に回っている。
 今の今だってなずなちゃんの幸せのことばかりをサクラは考えている。

 これじゃまるでサクラはなずなちゃんの奴隷だ。

169:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:11:55 MpOEvool
「―私がなずなの幸せを奪ったんだ……だから私にはなずなを幸せにする義務がある」
 
 サクラは自分自身に言い聞かせるみたいに言った。
 ぼくは否定したかった。

「そんなのおか」
「これはさすがに気味悪がられそうだからなずなには絶対秘密だけど、私がもし男だったら私
が男としてなずなを幸せにする」

 ぼくの否定は遮られてしまった。

 それにしても、その……―ゴメン。ぼくもそれは気味悪い。かなり引いた。何を言い出す
んだ。

 どん引きしたぼくをよそにサクラは続ける。

「でも実際、私は女で、そんなのは到底無理な話だ。だからなずながシュンを好いているなら
シュンと一緒になって欲しい」

 うつむけていた顔をあげて、さみしげな微笑みを浮かべてサクラはぼくになずなちゃんを託
そうとする。

 どこまでも真っ直ぐな涼しげな瞳は哀れに見えた。

 これはきっと信者の目なんだとぼくは直感的に思った。
 崇拝対象を熱心に大切にして、そのために人生までかけて、それでも見返りは求めない、労
力を搾り取られるだけの信者の目。

 哀れだよ、見てて痛い。

 ぼくはサクラのことを救ってあげたいと思った。
 ぼくにしか救えないだなんて傲慢染みた使命感すら抱いた。

170:好きという気持ちが交錯して ◆XMNPhf08eGOH
09/10/11 00:12:19 MpOEvool
 その使命感に背中を押されてぼくは立ち上がり、

「サクラはぼくのことどう思ってるんだよ」

 身構えることもなくイスに座ったままのサクラに詰め寄った。

「今はなずなちゃんのことは関係ない」

 そう言いながら両腕を使ってサクラをぼくと勉強机の間に閉じ込める。
 サクラは怯える様子も逃げようとする様子もぼくを拒絶する様子すらも見せなかった。
 ただ辛そうにサクラはぼくを見上げていた。

 サクラのきれいな顔が、こんなにも近い。

 緊張と興奮がゆっくりこみ上げてきて、のどが、また乾いた。
 ぼくは少し擦れた声で聞く。

「……嫌い? ―ぼくのこと」
「そんなわけ、ない」

 サクラはぼくから青い瞳をそむけずに答えた。
 彼女は『好き』とまでは言ってくれなかったけれど、それでもぼくは目に涙がにじむほどう
れしかった。

「サクラにだって幸せになる権利があるよ。サクラのことはぼくが幸せにしたい」

 ぼくはサクラの瞳に吸い込まれていく。

「ダメだ……」

 そう言いながら、サクラはぼくに抗わなかった。

171:名無しさん@ピンキー ◆QorcFlFc6E
09/10/11 00:14:05 MpOEvool
切りがいいのでここまでです。

衝動にかられて↑の急遽二人のエロ編も書いてみたのでキモキャラが好きな人は暇つぶし程度にどうぞ。
二人のキモさがさらに悪化してますが。つか暴走しました。

URLリンク(www.dotup.org)
パス:aaa

172:名無しさん@ピンキー ◆QorcFlFc6E
09/10/11 00:19:29 MpOEvool
眠くて日本語が崩壊した……

衝動にかられて急遽二人のエロ編書いてみました。
蛇足みたいなものなのでアプロダにあげることにしました。

おやすみ。

173:名無しさん@ピンキー
09/10/11 02:00:20 Z1e88+rY
ハルヒがとうとう終わっちゃったな
エンドレスエイトが長引かなきゃもっと楽しかったろうに
それが残念だ

174:名無しさん@ピンキー
09/10/11 02:19:55 Q2kcy1FI
結局DVDはどうなったんだ
やっぱ、同じ話が1枚に何話も入っているのか?

175:名無しさん@ピンキー
09/10/11 02:25:05 Z1e88+rY
>>174
だと思うぞ、俺は買わんからどうでもいいが
特典に余程のものが入ってるのなら話は変わってくるけど

176:名無しさん@ピンキー
09/10/11 02:33:32 Q2kcy1FI
EDの後のCMで特番かなんかの宣伝してたっけ?
よく見てなかったんだが

177:名無しさん@ピンキー
09/10/11 02:40:09 Z1e88+rY
涼宮ハルヒの消失を映画でやるらしいね
楽しみっちゃ楽しみなんだがな

178:名無しさん@ピンキー
09/10/11 02:44:20 HPqSjzG8
>>175
大した特典はなさそうだし、あっても俺は買わないよ
それが悪ふざけをやった制作側に対してできる唯一の抗議の手段だから

179:名無しさん@ピンキー
09/10/11 02:51:43 Q2kcy1FI
そうか、映画で消失やるのか
久しぶりに映画館でアニメを見ることになりそうだなw
楽しみにしておこう

180:名無しさん@ピンキー
09/10/11 02:55:31 T/DbgXIG
そもそもエンドレスエイトをああまで続けなかったら
テレビシリーズで消失をOAできてたのかもな
でもきっと見に行くのだろうなあ俺orz
金儲けの上手い会社だよ

181:名無しさん@ピンキー
09/10/11 03:29:09 Q2kcy1FI
絶対に見に行くよ
消失の長門は最高だからな

182:名無しさん@ピンキー
09/10/11 03:38:24 T/DbgXIG
やっぱ長門だよな
ハルヒ観る意義は

183:名無しさん@ピンキー
09/10/11 11:57:06 Q2kcy1FI
消失の情報なにもないのか?

184:名無しさん@ピンキー
09/10/11 12:58:49 K+JNRsW7
ググれカス

185:名無しさん@ピンキー
09/10/11 13:31:23 5vJh/61D
2010年春に公開予定だよ
キャストとかはTVシリーズと同じだろ

186:名無しさん@ピンキー
09/10/11 13:42:39 Q2kcy1FI
ありがとう! 来春ってことか
待ち遠しいな

187:名無しさん@ピンキー
09/10/11 13:54:32 +t2Nz1Py
>>そもそもエンドレスエイトをああまで続けなかったら
>>テレビシリーズで消失をOAできてたのかもな

エンドレスエイトを3回で終えてりゃ5話分の余裕があったんだしな
5回あれば消失1本くらいは放映できてたんだろうなあ
結局映画にした方が儲かるとの判断が下された訳だ

188:名無しさん@ピンキー
09/10/11 14:06:13 Q2kcy1FI
金儲けとかはどうでもいいや
俺は消失が見れるだけで素直に嬉しいよ

189:名無しさん@ピンキー
09/10/11 14:16:29 +t2Nz1Py
>>188
それはその通りだ
またあるかどうか分からない第3期まで待たされることを思えば
千円ちょっと払うことくらい大したことじゃないw
ハルヒの剥き出しの嫉妬もいいけど、長門の押さえ込んだ燠火のような情念も好きだ

190:名無しさん@ピンキー
09/10/11 16:17:53 0P+m6mpk
ストーリーをきっちり咀嚼した上で考察すれば、ハルヒって世界系の嫉妬ものだよな

191:名無しさん@ピンキー
09/10/11 16:18:56 0bxpflso
ハルヒをNHKでようこそと読み比べてみると案外おもしろい。

192:名無しさん@ピンキー
09/10/11 16:20:52 0P+m6mpk
NHKでようこそ って何?

193:名無しさん@ピンキー
09/10/11 16:34:34 0bxpflso
DとHの間違いくらい許してくれよ

194:名無しさん@ピンキー
09/10/11 16:35:54 0bxpflso
また違う、デとニダ・・・
寝よ

195:名無しさん@ピンキー
09/10/11 16:59:59 0P+m6mpk
誤解させたようでごめんな
それって全く知らない作品なんだ

196:名無しさん@ピンキー
09/10/11 18:44:22 0P+m6mpk
なるほど、「NHKにようこそ」ってのか
少年エースとか読んでいないので知らなかったよ
いや、スマンかった

197:名無しさん@ピンキー
09/10/13 01:33:06 SjVeVi8L
>>172

198:名無しさん@ピンキー
09/10/13 01:35:00 SjVeVi8L
>>172

GJです
どんな修羅場展開になるのかwktkしながら次回をお待ちしております

199:名無しさん@ピンキー
09/10/13 02:06:36 gQMLGVvB
久しぶりに見たらこんなひどいスレになっていたのか
廃れ寸前になるわそりゃ

200:名無しさん@ピンキー
09/10/13 02:35:41 VwzX1RLv
自演乙
人としてやっちゃダメなことだろ

201:名無しさん@ピンキー
09/10/13 17:08:17 B3adUvZb
ブラッドフォースZEROマダァ?
待ちくたびれてるんですけど

202:名無しさん@ピンキー
09/10/13 22:20:13 FXpzNRdV
なんで大半が>>172をスルーしてんの?
ハルヒの話とかあきらかにスレチじゃん

>>172
GJです
1レスが短いからもうちょっと1レスに書き込む量を増やした方がいいと思う

203:名無しさん@ピンキー ◆QorcFlFc6E
09/10/13 22:41:20 pQjebLa2
>>172
そりゃあ山場以外に興味のない紳士だからじゃないですか?
見事なスルーっぷりにカッコイイと思ったくらいです。

1レス書き込む量を増やしてみますね。

投下しますが、今回注意書きは特にありません。

204:名無しさん@ピンキー ◆QorcFlFc6E
09/10/13 22:43:50 pQjebLa2
コピペして安価の数字変えるの間違えたw
>>203



 “あの”後。
 ぼくが射精した後、気絶してしまったサクラが目覚ると、

「告白して……ちゃんといいって言われたわけでもないのに、こんなことし
てごめん…………ホント、ごめんなさい」

 開口一番にぼくは後ろめたさを覚えながら謝った。土下座もする。

「いいよ。謝らなくていい」

 諸事情で制服はほとんどまともに着ているけれどノーパンのサクラはイス
に座ってぼくに背を向けたまま言った。

 どうやら怒ってはいないようだ。かと言って、機嫌がいいとも言えないけれど。
 負い目があるせいか、そっけない態度を取られると不安で胸がもやもやする。

「うん……」
「今何時? そろそろなずなが帰ってくる時間になるから服を着替えよう」

 サクラがそう言ったのと同時に、誰かが二階に上ってくる気配なんか今までなか
ったのにドアが二回ノックされた。

「うはっ!?」

 不意打ちにぼくの心臓が跳ね上がった。おかげで意味不明な声も出てしまった。
 まだドクドクと動悸を続ける心臓を押さえながらぼくはドアの方を凝視する。
 そっちを確認する余裕はなかったけど、きっとサクラもドアの方を見ているのだろう。
 
「お姉ちゃん? 玄関に靴があったんだけど、シュンお兄ちゃんが来てるのよね? 入るよー」

 ドアの向こうからは、やっぱりなずなちゃんの声が聞こえた。
 そして部屋主の了解を得る前にドアノブは動く。ゆっくりとドアが開いていく。

 サクラが真っ青になって喉を潰してしまいそうな勢いで叫んだ。

「待て! 開けるな! 開けるなっ! ―なずな……っ」
「えー? 何ー?」

 サクラの制止も空しく、何も知らないなずなちゃんは能天気にドアを全開にした。

「…………」

 中学校の制服を着たなずなちゃんは部屋の前から動かない。

 室内を見る直前まではかすかに微笑んでいるように見えた顔は無表情になっている。
なずなちゃんの元々の顔立ち的に無表情と言うよりはぼんやりしていると言う表現の
方が似合っているかもしれない。

205:名無しさん@ピンキー ◆QorcFlFc6E
09/10/13 22:46:17 pQjebLa2
 なずなちゃんは、ぼくら二人を感情のない瞳で眺めながらつぶやいた。
 
「……変なにおいがする。いやらしいにおい」

 ぼくらはバツが悪くてそろって黙りこんだ。

「お姉ちゃんの下着が投げ捨ててあるね」

 なずなちゃんは、ぼくがサクラから剥ぎ取った後、床に放置され続けていたおおよ
そ二、三種類の液体にまみれたサクラの白いパンツを指差した。

 明らかに洗濯後ではないパンツが放置されていればいくら中学生でもさっきまでこ
の場所で何が行われていたのか察しくらいついてしまうだろう。

 万に一つの可能性でこの後、なずなちゃんが、

『ダメだよ、お姉ちゃん。いくらシュンお兄ちゃんでも男の人なんだからやりっ放し
にしてたら! 恥ずかしいなぁ、もう』

 たとえカマトトでもいいからそう言ってくれるとぼくの気持ち的には助かるのにな。

 ぼくはなずなちゃんが察したのかそうでないのかを見極めるためにしばらく様子見
をすることにした。

 なずなちゃんがどう思っているのかもわからないのにぼくの勘でこの子の気持ちを
決めつけて適当なことを言って墓穴を掘ったら嫌だもんね。

 けれど、いくら待ってもなずなちゃんはその先から何も言わない。

 元々気まずい空気がさらに気まずくなった。

 しかたがないのでぼくが切り出す。

「なずなちゃん、これは……」

 言い逃れをするか、事実を伝えるか、ぼくは一瞬躊躇した。

 その時なぜかこのタイミングでなずなちゃんは口を開いた。

「お姉ちゃんとシュンお兄ちゃんって、そうだったんだ…………へぇ、知らなかったな」

 なずなちゃんはゆるく微笑んだ。
 なんでこの状態で微笑めるのか、ぼくには理解できなかった。
 サクラのなずなちゃんがぼくのことを好きだと言うのが本当の話ならこれは祝福で
きる事態ではないだろうに。女の子ってわからない。



206:名無しさん@ピンキー ◆QorcFlFc6E
09/10/13 22:47:28 pQjebLa2
「なずな……」

 サクラがイスから立ち上がる。

 立ち上がったサクラの顔色は本当に今にも倒れてしまいそうなほど真っ青で瞳孔は
開いていた。

 きっとサクラのことだから多分なずなちゃんに嫌われることに全身全霊で怯えてい
るんだろう。

 サクラは妙に硬い動きでなずなちゃんに一歩近づいた。
 なずなちゃんは微笑んだままサクラに言い捨てた。

「お姉ちゃんの裏切り者」
「なずな!」

 サクラが引きとめようとするのを無視してなずなちゃんは大きな音を立ててドアを
閉めた。ぼくは反射的に耳元に手を持っていく。けれど耳は塞がない。

 むしろ聞き耳を立てる。廊下から走ってこの部屋から遠ざかって行く足音が聞こえ
た。最後にもう一度大きな音を立てさせてドアを閉める音。なずなちゃんは自室に飛
び込んだらしい。

 なずなちゃんのこんな素早い動きを見たのははじめてだ。一体何だろう、この拍手
を送りたい気持ちは。

 それにしても今日ははじめての経験が多い。

「……あぁ」

 嘆き余るような溜息をついて、サクラは力なくイスに座り直した。

 まるで世界が終ってしまったような―どちらかと言うと世界が滅亡後、生き残っ
てしまった人と同じ絶望感に襲われているような落ち込みようだ。実際の状況から考
えてもこっちの方が正しいだろう。

 天井を見つめた瞳が死んでいる。完全に鬱に入ってしまった様子だ。

 ―でも、これしつこいようだけどノーパンなんだよ。
 
「サクラ、ごめん。本当に……こんなところでしなければよかったね」

 ぼくはおそるおそる目を離したらその隙に部屋の窓から飛び降りてしまいそうな雰
囲気さえあるサクラに話しかけた。

 サクラは口だけ動かして応答する。

「……そうだな。でも私はアンタにやめろって言えなかった。嫌じゃなかったから。
自分のエゴでなずなを裏切ったことには変わりない」

 気力のない口調からサクラの後悔だけはひしひしと伝わった。
 いっそ開き直ってくれればいいのに。

207:名無しさん@ピンキー ◆QorcFlFc6E
09/10/13 22:51:31 pQjebLa2
「ぼく……帰ったほうがいい? サクラも家に来る?」

 ぼくは少しでも空気を和らげたくて控えめな笑顔を作りながらサクラに聞いた。
 
「いや……今日の夕食当番は私だから遠慮する。そこまで送るからそっちの机の上、
片づけろ」
「……うん、すぐに片づけるね」

 今、サクラの口調が、なんとなくだけれど、『無気力』から『冷たい』に変わったよ
うな気がした。

 ぼくは慣れない正座をしていたせいで痺れた足を無理矢理動かしてリビングテーブル
すぐ傍まで四つん這いで行って、結局微妙に残してしまった親子丼をコンビニ袋に入れ
なおして通学カバンに無理矢理押し入れた。

「片づけたよ」
「そうか、立て」
「はい……」

 足がまだ痺れたままだったけど、今のサクラに逆らっちゃいけない気がしてぼくはう
まく力の入らない足で無理矢理立ち上がった。

 今はまだ足に違和感があるだけだけど、この後ぼくを襲うだろう変な声が出そうになる
ぞわぞわ感を想像するとなんとも言えない。



▽ ▽ ▽

>>コピペして安価の数字変えるの間違えたw×
コピペして安価の数字変えるの忘れてたw

疲れんのかな、俺_| ̄|○|||

切りがいいのでここまでです。
ところでこれ最後まで姉キャラは妹狂いのまんまなんだけど
このスレの住人的にはそれじゃおもしろくないよね?
今なら方向性を変えることができるんですがどうしますか。


208:名無しさん@ピンキー
09/10/13 23:48:32 wYZIBBTg
今回のは全く読んでいないけど、もう少し日本語を勉強した方がいい
というか、読む人のことを全く考慮していない文章をなんとかしてくれ
理解するために前に戻ったり、少し進まないと状況が分からないようじゃ読む気も失せる
余りにもデリカシーに欠ける文章と言わざるを得ない
自分の中じゃ、ど真ん中なんだろうけど

209:名無しさん@ピンキー
09/10/13 23:53:35 wYZIBBTg
すまん
本人の希望に則り、完全スルーするつもりだったけど
余りにも……だったので言わずにおれなかった

210:名無しさん@ピンキー
09/10/13 23:53:45 69AnNT77


211:名無しさん@ピンキー
09/10/13 23:56:15 PEZnmZJM
つか、これって一万年の逆襲だろw
展開のアンケートとか、全く進歩していないようだけどwww
みんな分かっててスルーしてるんだよ

212:名無しさん@ピンキー
09/10/14 00:36:41 T9gNM624
批判されるの分かっててレスするバカは少ないからな

213:名無しさん@ピンキー ◆QorcFlFc6E
09/10/14 00:48:52 KPD4mVcD
ID:wYZIBBTg

テンプレ読めても実際にできてないんじゃ紳士じゃねえな……。
言い訳がとても偽善者だね。
悪いけど読んでないのに文章なんとかしてくれなんて矛盾起こしている人に言われても
残念ながら説得力がまったくありません。

まあそこはスルーして、
言われてることはごもっともだと自覚はあります。

それでも今回はとんちんかんな主人公の一人称で書きたかった。それだけです。
予めはっきりと注意書きしとけばよかったですね、すみません。
そういうわけですから気にいらなきゃ皮肉なんて書き込んでないで専ブラであぼーんした方がいいです。
なんのためにわざわざトリップつけてるとry

荒らしではないと信じてレスしました。

つか>>211みたいにまったく知らんコテ人認定を頻繁にされてちょっと戸惑ってるんですが。
こちとらこれでも新参者です。だから色々とごめんね?
毎回こんなのに乙ってくれる人ありがとう。


214:名無しさん@ピンキー
09/10/14 01:14:25 fxSA1X5k
えーっと、このスレって職人が言い訳を書いても叩かれないスレだったっけ?

215:名無しさん@ピンキー
09/10/14 04:57:59 XG0QFaDv
あと何年続けるんだっけ?

216:名無しさん@ピンキー
09/10/14 12:51:07 i0U7hm6k
>>213
新規さんか。
ここはねえ、もうまともな住人いないんだよ。
どうしてこうなったかという経緯とか、SSに対してのちゃんとした評価を聞きたかったら避難所に行ったほうがいいよ
ただあそこも過疎化してるから答えてくれる人も少ないだろうけど。
ここで投下続けるんだったら、露骨なスルーとか叩きレスとかは全部荒らしと割り切ってやるしかないと思う。
あと、ここの荒らしはトリップの解析までやって成りすましてくるからそれも注意な。


217:名無しさん@ピンキー
09/10/14 15:19:10 k3cJgoO2
書き手は作品の投下以外あまりグチグチと書かないほうがいいってばっちゃが…

218:名無しさん@ピンキー
09/10/14 16:19:50 kEK7CIuK
てかこれ新手の荒しだろ

219:名無しさん@ピンキー ◆QorcFlFc6E
09/10/14 21:43:11 KPD4mVcD
>>216
実はそれくらいなら某所で教えてもらったので知ってます。
それ踏まえたうえでやってると言えばやってるんだけど
変なテンションとID:wYZIBBTgはないわwって、あと注意書きも兼ねて思わずやっちゃった。

トリップ解析とかどんだけwある意味尊敬します。情報ありがとう。

>>217
そうだね。
書き手は投下以外あまりグチグチと書かないほうがいいね。俺もこれが最後にするよ。約束する。全力で善良ぶるよ。
他の人も頼まれてもいないのに高尚ぶってあまりグチグチ文句書かないほうがいいね。そしたら、アラ不思議、平和だわ。

じゃあもう大人しく投下だけしていきますよ。
注意書きは特にはいらないと思います。

220:好きと言う気持ちが交錯して ◆QorcFlFc6E
09/10/14 21:45:45 KPD4mVcD

~妹ブチ切れる編~

▽▽▽

 ぞわぞわとどうしようもない感覚がする痺れた足を引きずりながらぼくはサ
クラの後ろについて一階に下りていく。

 ぼくとサクラの間には特に会話はない。

 そのままの雰囲気でぼくらは玄関に辿りついた。

 その頃にはもう足の痺れはなくなっていた。ぼくは開放感を覚えながら学校
指定の皮靴を履く。
 隣ではサクラもスニーカーを履いていた。

 ぼくは足の踵をスニーカーに押し込んでいるサクラに聞いた。

「ねえ、サクラ……」
「なんだよ……」
「なずなちゃん、泣いてるかなあ」

 サクラが黙り込んだ。
 もしかしてぼくはまた地雷を踏んでしまったのだろうか?

 サクラは黙ったまま玄関のドアを開けた。

 明るい光が玄関に差しこむ。
 見えたのは子供の頃からもうずいぶんと見慣れた光景。数年前から電柱の位
置も塀の色も同じままだ。
 少し視線を上に向けると雲ひとつない空もまだ青かった。

 いつもと大して変わらない。

 ぼく達がどんなに変わってしまっても世界は何も変わらないでいるようだっ
た。
 うれしいような、つまらないような気分がする。

「―二人してどこかにお出かけ?」

 後ろからなずなちゃんの声がした。
 急に話しかけられたのにぼくはなぜか今度は大して驚かなかった。なずなち
ゃんが家にいることを知っていたからだろうか。

 振り返ると階段と途中で立ち止まったなずなちゃんが立ち止まっていた。表
情は相変わらず微笑んでいる。けれど目は少し赤く腫れていた。やっぱり泣い
ていたらしい。

「い……今から、シュンを、送って、くる」

 サクラは固まって、たどたどしく途切れ途切れになずなちゃんに伝えた。

「そうなの……ちょっと待ってて」

 なずなちゃんはそうとだけ言ってキッチンの方へゆっくりと歩いて行く。
 ぼくはサクラと顔を見合わせようとしたけれど、彼女はずっとなずなちゃんの
後ろ姿を苦しそうに見送っていた。


221:好きと言う気持ちが交錯して ◆QorcFlFc6E
09/10/14 21:47:47 KPD4mVcD
 一分もたたないうちになずなちゃんは戻ってきた。

 なずなちゃんは何かを後ろに隠しているようだ。ぼくがここに来るといつも
帰りにくれるお土産かな?

「な、ずな……怒ってるか?」

 サクラが聞くと、なずなちゃんは立ち止まった。同時に頬笑みが消えた。
 
「怒ってないと思うの、お姉ちゃんは」
「いや……」

 とたんに険悪な雰囲気になってしまった。
 わあ、今すぐ家に帰りたい。

「怒ってるよ。怒ってないわけないじゃない。お姉ちゃんは同じことされたら怒
らないの? もしかしたらお姉ちゃんは怒らないかもね。お姉ちゃんはわたしと
違ってデキがいいものね。でもわたしはそうじゃないの! 好きな人を取られた
ら悔しいの! わかる!? わかるよねぇ、お姉ちゃんわたしと違って頭いいもん
ね!?」

 なずなちゃんがサクラを思い切り睨みつけながら怒鳴った。年下―それも女
の子が怒鳴っているから全然怖くはなかったけれど。

 でもなずなちゃんがこんな風に感情をあらわにしたのを見たのははじめてだった
から唖然とはした。うん、驚いた。

「なずなちゃん……」
「ごめん、なずな」

 サクラは妹に潔く深々と頭を下げた。

 ぼくには兄弟がいないけれど、仮にいたとしても年下の妹や弟にこうやすやす
と頭は下げられないだろうなぁ。
 無様な姿のはずなんだけどぼくにはサクラのその姿がかっこよく見えた。恋の
病って本当にすごいものだ。

「謝ったって許さない。お姉ちゃんの、泥棒猫……」
「なずなちゃん、お姉ちゃんに向かってそんなこと言っちゃいけないよ。それに
あれはぼくが……」

 あんまりのなずなちゃんの暴言にぼくは反射的に二人の間に口を挟もうとした。
 でもすぐやめた。
 何も言えなくなった。


222:好きと言う気持ちが交錯して ◆QorcFlFc6E
09/10/14 21:50:24 KPD4mVcD
「お姉ちゃんなんか死んじゃえ」

 だってなずなちゃんが後ろからお土産のクッキーではなく、この家にある包丁
の中で一番大きな包丁を出したから。しかも包丁の持ち方が柄を握っている以外
は普通の持ち方と全部間逆で殺意全開なのが見てとれる。

 キレやすい若者なんて少なくともぼくの周りにはいないものだと思っていたの
にその思い込みは覆されてしまった。

 えー……これはいくらなんでも冗談だろう?

 急になずなちゃんのことが怖くなった。心臓が恐怖でドキドキする。
 ぼくは冷や汗をかきながら後ずさった。のに、

「なずな……」

 サクラはふらふらとなずなちゃんに近寄ろうとした。

 ―バカか!

 ぼくはサクラの腕をつかんだ。

「サクラ! 逃げようっ」

 そしてサクラを引っ張って外へと逃げる。

「なずな」

 そうつぶやきながら、サクラは助けを求めるみたいに手を妹に伸ばす。
 さらになずなちゃんが叫んだ。

「待って! お姉ちゃん!」

 なずなちゃんの声がまともに聞こえたのはこれだけ。
 あとは三野家から離れれば離れるほど聞き取れなくなった。

 何これ? ぼくが仲のいい姉妹を引き離してるみたいじゃないか。
 

 
▽ ▽ ▽

切りがいいので今回はここまでです。

223:名無しさん@ピンキー
09/10/14 23:07:31 E4D+o/8W
>>218
この肥だめで荒らしも糞もあるか

224:名無しさん@ピンキー
09/10/15 03:09:33 xp8ZBuq2
ねぇ何でこの人こんなに偉そうなの?
やっちゃったとか自分は悪くないとでも思ってるの?

225:名無しさん@ピンキー
09/10/15 15:54:46 doMkGD0b
>>悪いけど読んでないのに文章なんとかしてくれなんて矛盾起こしている人に言われても
>>残念ながら説得力がまったくありません。


あのな、「“今回のは”全く読んでいないけど」って言ってるのに、何の矛盾が生じるっての?
アンタの玉稿は前の2回分を読んだだけで、日本語として破綻しているって見抜かれちゃったってことなの
それさえ読解できないようじゃ、本当にダメだわ

全盲のピアニストってのは話題にもなるけどさ
文盲の作家ってのはジョークにもならんだろ
あぁ、ホントに馬鹿らしくって、wも付ける気がせんわ

226:好きと言う気持ちが交錯して ◆QorcFlFc6E
09/10/15 19:55:10 AsCe/+wF
ああ!なるほどね!嫌味乙!
ニュアンスを取り違えたようだよ、ごめんなさい!土下座しちゃうぞ。
“今回のは”って言うのが『今回このスレに投下中SSそのもの』に対してかと思ってたw
つか、日本語をよくわかってらっしゃる先輩が素晴らしいお手本を是非書いてくださいませ。心の底から超期待w

では投下します。
とても短い。

▽ ▽ ▽

 しばらくサクラを引っ張って走っていると、ようやく彼女も前を向いて走り出した。ぼくは走りにくいので彼女の腕から手を離した。
 ぼくは息切れしながらサクラに持ちかける。

「サクラ……ッ! け、警察に駆けこもう! 助けてもらおう!」
「ダメだ! なずなが捕まるっ」

 そりゃそうだよ! 当り前だろ。むしろ捕まえてもらわないとぼくらの命が危ないままだよ!

「そうかもしれないけどこんな時に……っ」
「絶対ダメだ! まだ私達だけで解決できるはずだから!」

 サクラはがんとしてゆずらなかった。

「……わかったよっ」

 このシスコン。

▽ ▽ ▽

昨日まとめて投下すれば良かったですね。すみません。

227:名無しさん@ピンキー
09/10/15 20:46:21 /t7QMZl0
俺は料理はまるでできないが食った料理が美味かったか不味かったかは分かりますです。

228:名無しさん@ピンキー
09/10/15 22:29:43 NdX0rcLJ
>>227
カンターテ・ドミノ乙

229:名無しさん@ピンキー
09/10/16 00:47:51 mlMAikdM
このぶつ切り投下は間違いなく一万年の癖w
読んでて不愉快になる登場人物にダラダラして興味を引かないストーリー展開
加えて作者の馬鹿っぽい自分語りは変わっちゃいないな

と言うか、全く進歩してねぇな

230:名無しさん@ピンキー
09/10/16 19:33:31 +p0bJZzw
確かにイライラくる「ぼく」と姉妹だな
こういうのが普通に書けるってのも才能の一つなのか?

231:名無しさん@ピンキー
09/10/16 20:55:22 4gTQh9Rv
この3人も例の人達が転生した姿なんだろw
最終話で明かそうと思ってたのにwwwwww
全然別の意味でアッと驚いたよwwwwwww

232:名無しさん@ピンキー
09/10/17 23:02:39 /shyXWdu
まだこのスレあったのか

233:名無しさん@ピンキー
09/10/18 03:00:38 BXsjfOa7
糞の溜まり場になってから、久々にきたけど変わっていないんだな・・・
ああ、昔が懐かしい

234:名無しさん@ピンキー
09/10/18 08:49:36 NWtquS4a
空気読まなかった奴、叩いた奴、煽った奴、他人事だと黙ってた奴、忠告に耳を貸さなかった奴……
みんなが選択した未来なんだ
結局はこうなる運命だったんだよ
残念だ……

235:名無しさん@ピンキー
09/10/18 12:56:20 Wctq6JyN
で、その懐古がなんの役に立つんだ?
過去を欲しがるだけで何も作る気がないんなら害でしかないんだが

236:名無しさん@ピンキー
09/10/18 18:51:39 d9XfBtW3
              , ─- 、
.──┐    ∠_      \L
 ̄ ̄ ̄| |     llヽ _|      ヽ  「2ch終わったな」
      | |     |l ̄| |       l
      | |    /  ´\     /        
      | |     ヽ、_   `^イ          
二二二 」 _ __ lニ二二l、           ____
─┴┐ ⊆フ_)__./   ┌ヽ ヽ┐   /´       `\
二二二二二二l  /    |  |   | |.  /             ヽ
_l_____| /`ー─‐|_|   |_| /             ヽ
  |       /`ヽ__, ─ 、ノ |─l  l               l  「終わってんのはお前だよ」 
  |──/  /lニ/  /二ニluul.  |                 !
  |    ___| ̄ |  |  |_|.      l                /
 └─(    )(ニ|  ̄|./二ニ)     ヽ              /
      ̄ ̄  /   )            >━━━ く
            `ー ´            /               ヽ


237:名無しさん@ピンキー
09/10/19 01:14:01 2bFouuCn
昔のSSとか無条件で褒める人が居るけど、まとめ読んでも大した作品はないぞ
ほとんどの作品はキャラも薄いし、構成力が完全に欠落しているな
ファンタジーものや学園モノに、無理やり嫉妬成分を含ませただけで
似たり寄ったりな内容の作品が多いのがその証拠だ
比較的新しいSSの方が、あきらかに作品としてのレベルも完成度も高いと思う

実は作品と言うよりも、盛り上がってたスレの雰囲気に飲まれてというか
一種お祭状態における一体感に気分が高揚してただけなんじゃないのかな

238:名無しさん@ピンキー
09/10/19 10:25:22 taUm5X6c
現実では全くモテないブサメンが、地獄を見るくらい女にモテるという夢を
主人公の姿を借りて仮想体験するのがこのスレの存在意義だったからなあ
なるほど、エロパロでも最悪最低の住民が揃っていたわけだ
今ではみんな夢から覚めて、泣きたいほど悲しい現実に直視してるんだろうな

239:名無しさん@ピンキー
09/10/19 12:06:42 KGA1YEaH
普通にSS書いて、それが受け入れられたら「実は元一万年の作家です」って名乗り出ることで
スレ住民との和解を図ろうと思っていたのに……

しかし最大の誤算は、普通にSSを書けないことだった

240:名無しさん@ピンキー
09/10/19 13:14:49 C2w+5flt
世の中それほど甘くないってこったw

241:名無しさん@ピンキー
09/10/19 16:55:19 VlO5XHOB
テロとしても、これだけ荒らせたんだから充分だろうよ

242:名無しさん@ピンキー
09/10/21 02:54:46 WnIlYJzx
>>238
いいじゃない夢見たって
俺はこのスレで結構幸せな妄想ができた

243:名無しさん@ピンキー
09/10/21 08:25:35 cdvGNIHi
結局、醒めない夢なんてないってことか
ありがとう、嫉妬スレ
さようなら、阿修羅さん

244:名無しさん@ピンキー
09/10/21 15:51:49 XoUJUA/9
一万年の作者ってあれだろ 小説家(笑)を目指してたタイプの作者だろw
そっちの夢もまだ醒めてないのかしらwww

245:名無しさん@ピンキー
09/10/21 20:45:33 w8To9G9A
一万年さんはあれだろ

電撃一次も受からないバカなんだろうなぁ

246:名無しさん@ピンキー
09/10/21 22:40:05 kBX1b6jI
>>237
ここのSS褒めてる連中って、スレの雰囲気を良くするのだけが目的なんだろ?
昔から見え見えのおべっかが鼻についてたんだけど
書き手も読み手も最低レベルのバカ揃いだったってことだ

247:名無しさん@ピンキー
09/10/21 23:23:49 w8To9G9A
というか、素人が作った作品なんだから別に質が悪くても構わないけどね
ただ、いちいち批評してくる奴は本当にバカだと思うよ

248:名無しさん@ピンキー
09/10/22 01:09:43 OW4JxlJg
というか、キモメンが考えた妄想なんだから別にキショくても構わないけどね
ただ、いちいちSSにしてくる奴は本当に愚かだと思うよ

249:名無しさん@ピンキー
09/10/22 08:33:25 6CHhUOzY
大量オタ。これほんの一部ですからね。
これがぶぁぁぁぁあっているの。恐い!きもい!
みんな頑張ってバイトしています!まぁお客はみんなオタ。
きんもーっ☆


250:名無しさん@ピンキー
09/10/24 19:40:16 1thsJZsV
保守w保守w

251:名無しさん@ピンキー
09/10/26 17:01:09 J9J+fZ9/
おーう、相変わらず荒れているね~
27辺りから見なくなったんだけれど、時折見に来ているのよ
次は3ヶ月後ぐらいに来るからね~

252:名無しさん@ピンキー
09/10/26 19:13:22 wlOtSuzy
>>251が毎日欠かさずレス数を確認にしているに1000万ウォン
しかも朝昼晩と、最低でも一日3回は確実に

27スレってことは、まだウナギイヌも降臨していなかった頃だな
下手な素人SSはなくなったし、活気も当時よりあって楽しいだろ?

253:名無しさん@ピンキー
09/10/26 20:05:17 Ut8NOcv7
本当に27から見なくなっていたのなら、一々感慨深げに書き込まないよなあ(ニヤニヤ

254:名無しさん@ピンキー
09/10/27 00:32:47 tlxyMHh+
トライデント云々で荒れてたのっていつ頃だったっけ?

255:名無しさん@ピンキー
09/10/27 00:37:05 1vd7QsnD
今だよ今
現在進行形だ、糞野郎

256:嫉妬王
09/10/31 13:51:57 VxXcT+UU
お久しぶりです。
少し書いてみましたんで、今晩投下します。

257:名無しさん@ピンキー
09/10/31 14:05:54 /hhDnJvh
投下予告、と言うか嫉妬王そのものがイラネだろw
けど今度はどう荒れるのか、これはある意味で楽しみだな

258:名無しさん@ピンキー
09/11/03 14:32:26 dzi2JCm3
ずっと待ってるのに

259:名無しさん@ピンキー
09/11/03 18:21:19 z6fUpa8H
荒しのせいにしてるけど
結局、書き手が中途半端に終わらせる作品が多すぎだろ
読んでていくら面白くても、完結しないんじゃ、そら覚めるわ

260:名無しさん@ピンキー
09/11/03 19:06:44 IHCUZKRF
>>1-258
これはひどい自演だなあ

261:名無しさん@ピンキー
09/11/03 20:14:56 51ZmLYhA
>>259
読む価値もない糞みたいな作品ばかりだったような気もするが

元々「これくらいなら俺にも書ける」なんて軽い気持ちで始めただけだから
ストーリーも構成もなんにもなしの薄っぺら
能力もないのに「アレも書きたい、これも書きたい」と同時に複数本書いてるお調子者もいたっけ

おだてGJに乗って、勢いだけで書いてた素人作文なんだし、未完になっても当然だろ

262:名無しさん@ピンキー
09/11/03 22:34:35 NBv9Mx44
>>261
本編すらまともにSSの体を整えていないのにw
どういうわけか外伝まである作品も幾つかあったよなww
そんな余裕があるのなら本編で全てを出し切れってw

263:名無しさん@ピンキー
09/11/04 00:40:57 zOHO+rQG
荒らしや半端書き手も悪いけど
一番悪いのは書き手を煽てて大したことないSSにまでGJ連発した読み手だろ
幾ら気分だけ作家になったからと言って、技量まで大先生になれるわけじゃない
SSが途中で破綻するのも当然の結果だよ

264:名無しさん@ピンキー
09/11/04 09:52:27 4XU2C+0k
独り相撲楽しい?

265:名無しさん@ピンキー
09/11/04 13:13:40 zXCyHL2A
まあ、荒らしはチヤホヤされませんからねぇ

266:名無しさん@ピンキー
09/11/04 14:02:06 Np5UNHiO
蒼天事件の節には随分とお世話になりました
本物の作者が名乗り出て来た際にも庇っていただき、お礼のしようもないほど感謝しています
このご恩はエンターテインメントに徹することで返させていただくことにします

267:名無しさん@ピンキー
09/11/04 20:59:56 4I6oWV0p
>>261-263
はその素人以下の文章も書けないアホだよなwww

268:名無しさん@ピンキー
09/11/05 00:37:03 HIULhpok
>>267
ああ、蒼天の作者はスレ屈指のダメ作家だったからな
だから素人以下の荒らし野郎でも簡単に続きが書けたんだろう
あの時は誰一人としてあれがアホの書いた贋作だと気付かずにGJ連発してたもんなあ


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