10/02/14 18:02:15 VjkYEO7V
快楽によがる>>621の目の前には、今己の身体の支配を奪い取らんと蠢く無数の虫達が何処より潜り込まんとするか品定めをしていた。
鎌首をもたげ、乙の字を描く虫達。それらはまるで新たなる苗床としての>>621を賞賛しているかのようでもあった。
―或いは、これからの幸せを祝福しているのかもしれない。どのようなメッセージが籠もっているのか、しかし>>621は知ることはない。
ただ、己が待望の瞬間を待ち続けるだけだ。
―耳穴から飛び出た、蚯蚓のような虫の合図を号令に、虫達は>>621の全身に絡み付き、思い思いの場所に身を潜らせていった……。