09/12/06 21:03:07 f22CIISd
その連鎖的な快感を味わっている間に僕のモノは再び姿を現し、そして再び沈み始める。
「ぐうぅぅぅ! くくっ、此方が壊れてしまいそうじゃ。さぁて、お主の子種。此方の中に存分に吐き出すがよい。ぐんっ、んっ!」
ツキが今度は跳ねるように僕のモノを彼女の口に納めたり引き抜いたりと繰り返す。ツキの耳は終始、ピンと逆立っている。
そうして僕の限界が再び近づいてくると、ツキは上半身を折り曲げて、僕の身体の上に寝そべってきた。彼女のたわわな胸が僕の貧弱な胸板の上に乗っかる。
「さぁっ、此方に出すのじゃ、お主のこだねぇえええええ!」
ツキのその一言に後押しされるように、ツキが僕のモノを全て飲み込んだ瞬間、僕はツキに放った。
これまでにないほどの絶頂を僕は迎え、3、4度に分けて彼女の中に全てを放った。同時にどっと疲労感が身体を襲う。
「はぁはぁ……しぃ。しぃ。起きるのじゃ』
「はぁはぁはぁ、んっぐぅっ……」
耳元で聞こえていたツキの声が段々と僕の中に響くものへと変わり、それから僕はゆっくりと目を開けた。
『くくっ、どうじゃったかの? 此方の味は』
「い、今のは?」
僕は身体を起こしながらツキに問いかける。冬にはだかだと言うのに全身が汗ばんでいる。
『此方は狐の妖怪じゃ。化かすことなど造作もないことぞ?』
「え、えっ?」
僕は驚きながらも真っ暗な部屋の電気をつけた。久しぶりの眩しさに思わず目をしかめる。
『お主の隣の障子』
「んっ? げぇっ!」
白い障子に、青い模様が入っている僕の部屋の障子。そのちょうど青い模様のど真ん中に、なにやら白いぬめってそうな液体を見つけた。
そこから布団までを目で追うとその間のところどころにおなじようなものがくっついている。
「こ、これって……」
『いや、さすが立派ないちもつをしているの。よく飛ぶものじゃ』
心のそこから感心したような声がツキの声が響く。僕は思わずため息を吐きながら、ティッシュでそれらを拭いていく。
そんな僕にツキが静かな口調で告げる。
『すまんの。此方の身体があればよかったのじゃがの……』
「ううん。すんごく気持ちよかったです。それに……」
言うべきなのかな? と、僕は思ったけどそうやって考えた時点でツキには分かってしまうんだろうから僕は正直に言った。
「ツキ、とてもかわいかったよ……」
ああ、恥ずかしい! 僕はティッシュを掴む右手により一層力を込めてシミを拭く。だけど、顔が熱くなるのは抑えられない。
そんな時、また背後から誰かに抱きしめられるような感覚が僕を包む。
そして頭の中で甘い声が響く。
『お主も可愛かったぞよ……特に、達する瞬間のあのお主の顔は……くくくくくっ!』
口元を手で押さえながら笑うツキの姿が目に浮かぶ。……相当な顔をしてたんだろうな、僕。
『じゃがな、お主……此方も、お主が大好きじゃ……ず~っと一緒に居て、いいかの?』
「くすっ、当たり前だよ。ツキ」
そんな甘えた声で言われて、あんな姿まで見たら誰だってこう答えるよ。
『くくくっ、じゃったら毎晩、此方も精一杯ご奉公させてもらうからの?』
「そ、それは……」
『嫌、かの?』
……だぁああっ! もう!
「よろしくお願いします!」
『くくくくっ、本当にかわいいやつじゃ』
頭の中でツキに笑われながらも僕はすごく嬉しい気分だった。
だって僕を分かってくれる人が、こんなにも近くに居てくれるんだから。
438:名無しさん@ピンキー
09/12/06 21:10:13 f22CIISd
と、なんとも不完全燃焼のところで終わりです。
前に>>350さんの書き込み見て考えたですが、もう傲慢でも何でもない……350氏すいません。
寄生されるのも男だし……本当にすいませんでした。
439:名無しさん@ピンキー
09/12/06 21:13:08 +c/QVJhh
なかなか良かった。GJ!
先輩にも寄生して和解とかなるんかな。
440:名無しさん@ピンキー
09/12/06 22:43:49 +ulE51yo
普段ヤンデレとかキモ姉妹とかの修羅場系読んでるもんだから、
このあと先輩大暴れなんだろうなーとか思ってしまった
もちろん続くんだろ?w GJ
441:350
09/12/07 11:14:00 HapkEnqB
これはびっくりしたと言わざるを得ない
俺も狐に化かされたいです、GJです
ツキの台詞がなぜか某狼様の声で再生されてしまったw
442:名無しさん@ピンキー
09/12/07 17:42:30 IGJTuvLF
>>437
GJ
次は、先輩に寄生してエロですね。
443:名無しさん@ピンキー
09/12/08 00:19:26 O6P0NiJR
>>425を見て読む気がなくなった。
>>438を見て読まなくてよかったと思った。
444:名無しさん@ピンキー
09/12/08 06:04:58 afTWGR/d
はいはいよかったねボクちゃん
ここはお前みたいなガキの来るところじゃないからさっさと宿題でもしてろ
445:名無しさん@ピンキー
09/12/08 08:59:33 mBpl76zn
荒らしに構うな
446:名無しさん@ピンキー
09/12/08 23:20:18 mXJzzBza
ドラクエの作戦みたいだな「あらしかまうな」
人外婆好物なのでおいしく頂いた
今度は先輩が化かされるのを期待
447:名無しさん@ピンキー
09/12/09 01:05:26 C39Gb0MN
>>438 素晴らしいねGJ
ツキに寄生されて体が妖狐化したり先輩にも寄生されたりとか、期待してもいいですか?
448:名無しさん@ピンキー
09/12/09 10:56:11 6xFVI8Py
寄生で興奮しなかったが
ひさびさに良いSSみた気がする GJ
449:名無しさん@ピンキー
09/12/09 12:45:03 zMZjNHK0
羽衣狐様風なts妖狐化を期待しているのはおれだけでいい
450:名無しさん@ピンキー
09/12/09 16:22:11 yrX60+10
>>449
それで、先輩を男体化して子種を貰うんですね。
451:名無しさん@ピンキー
09/12/09 16:34:36 yFVSnjWP
羽衣狐様風となると、話を読む限り寄生主との精神融合系だろうか
だが、体に魂が引っ張られて徐々に変わっていくのも捨てがたい
452:名無しさん@ピンキー
09/12/09 17:01:43 tgKGaSok
なんか寄生と違うような気もするけど面白かったのでGJ
453:名無しさん@ピンキー
09/12/09 17:15:40 41h070cN
この流れからツキがしぃを裏切る形になるのはアレじゃね?
お互いの同意の上での変化なら問題ないだろうけどさ
454:名無しさん@ピンキー
09/12/09 20:49:23 CfNV4UCJ
なんか『たったひとつの冴えたやりかた』を思い出す話だ
GJ
455:名無しさん@ピンキー
09/12/10 01:02:53 xin+Kmdi
>>454
あっちは、もっと即物的だけどな。
456:名無しさん@ピンキー
09/12/10 17:24:10 l7Vkswiw
>>455
当人同士は、気持ちよかったりなんだりで良好だったけど、最終的には無理心中だからな。
457:名無しさん@ピンキー
09/12/10 17:35:28 mSh2rleG
ググってみたら脳寄生の話なのね、買ってみようかな
脳寄生といえば自分のエロフォルダ見てたらこんなの見つけた
URLリンク(up3.viploader.net)
これって該当?
458:名無しさん@ピンキー
09/12/10 18:07:31 xin+Kmdi
>>457
サイズがまったく異なる。
体外では黄色い花粉上の粒子で、皮膚接触により"感染"する。
本来の宿主とは共生関係にある生物。(大脳部分が、この生物になっている)
脳内での姿は不明だが、たぶんゼリー状なんだろうな…
459:名無しさん@ピンキー
09/12/10 19:08:58 mSh2rleG
>>458
ちょっとそそるかも、1シーンだけの小ネタって訳でもなさそうだし買ってみるよ
後押しサンクス
460:名無しさん@ピンキー
09/12/10 21:39:53 SygF7spj
ちょうどこの間読んだところだ
脳寄生体は知的生物(しかもおそらく♀)なんだが
物語中で宿主になった女の子に「お礼」として性的快感を与える描写がある
まあエロ小説ではないからまったくいやらしい感じはしないんだがw
てか話自体結構感動しちゃうからあんまりエロ目線で見たくないんだぜ
461:名無しさん@ピンキー
09/12/10 22:16:45 xin+Kmdi
>>459
名作50作のリストを作ると必ず入ってくる作品だから内容は安心して。
(感動が台無しになるから粗筋は書かない。)
462:名無しさん@ピンキー
09/12/12 15:56:32 NFcoL/6i
こんにちは。狐の話の感想、ありがとうございました。
一応、続きが書けましたのであげさせていただきます。
では、お時間があればお読み下さい。
463:名無しさん@ピンキー
09/12/12 15:56:59 NFcoL/6i
「やっ、たぁああああ~!」
僕は千切れんばかりに返された答案用紙を握り締め、今年最高と言ってもいいぐらいの喜びを噛み締めていた。
『くくっ、此方にも感謝してくれの?』
得意げな声の同居人が僕に言う。でもツキの言うとおり、今日のテストで赤点を回避できたのツキのお陰でもある。
今日の追試の数学テストの最終問題で、おそらく先生が配慮してくれたと思われる選択式の問題が出ていた。
だけど、先生の涙ぐましい心遣いも虚しく僕はその数式の解き方をすっかりと忘れてしまっていた。しかも、他の解けていない問題は複雑な上に選択肢ではなく途中式を含めて自分で答えを導き出す問題だ。
最悪なことに僕はその問題も途中までしか解けなかった。おそらくこのまま選択式の問題も間違えばほぼ赤点は確定してしまうだろう。
僕が必死に思い出そうとしても、テストの制限時間はもう1分ほどまで迫っていた。だけど僕の頭はもう数字と記号の羅列で爆発寸前。
その時だった。ツキが冷静な声で3、と僕に告げたのだ。
理由を聞いている暇なんてなかった。僕はツキの言うとおりに解答用紙に3、と大きく書くと最後の見直しをする暇もなく中立なチャイムが鳴り響いた。
そしてその2時間後。早くも返ってきた解答用紙には先生のにこやかな笑顔と共に、赤点ギリギリの得点がでかでかと記されていた。
「もちろんですよ。でも、なんで分かったんですか? まさか、この数式を知ってたとか?」
僕は軽い足取りで、土曜日の昼下がりの廊下を歩いていた。今日は追試の生徒だけが学校に呼ばれる日で、他の生徒の姿はもうなかった。……ま、まさか全校で追試がぼくだけってことはないよね?
『ああ、それはな……此方の“カン”だの』
「へぇーっ。そうな……」
『くっくっく、よぉ当たるもんじゃろ?』
背中を伝うのは季節的に運動でもしなければ掻きそうにない汗。だけど、その冷たさはまさに季節にぴったりなほどひんやりとしている。
「じゃ、じゃあ下手をしたら……」
『お主の申すところの……赤点というやつじゃの。くっく、おっとっと! し、しぃ!?』
ちょ、ちょっと目の前がくらくらしてきた……。それはそうだよね。ツキが数学の問題を分かるはずがないですよね。
『お主、此方を馬鹿にしておるな?』
「ば、馬鹿にしてるわけじゃないですよ! ただ、得意なものがあれば苦手なものもあって当然ですし……」
額に冷たい手を当てて頭を冷やしながら僕はツキをなだめる。それに勘だとしても、ツキのお陰で僕は赤点を回避できたのだから感謝しなくちゃいけない。
「本当にありがとう、ツキ」
『……お主のそういう素直なところが大好きじゃ。まぁ、よお頑張ったわ。帰ったらご褒美をやらんとの……くっくっく』
妖しさ100%にも素直に反応してしまうのも僕だけなのだろうか? うぅ、ズボンがキツキツに……。
『お主の顔は心をそのまま映す鏡のようじゃの。先ほども此方が助言するまで、お主はまるで地獄にでも落とされそうな顔をしておったわ』
かあーっ、と今度は身体全体が熱くなるのが分かる。多分、今も顔が茹だこの如く真っ赤になっているに違いない。
『じゃが、お主は此方の骸を見つけたときは返って毅然としてたの? 心悪くはなかったのかや?』
「それは……確かに直視するのは辛かったけど、実は前に」
『しぃ!』
「ひゃっ!」
ツキの突然の大声に僕は思わず飛び跳ねた。ど、どうしたのかな?
『お主が今思い出そうとした記憶、一体いつのものじゃ!?』
「え、ええっと確か……5年前、かな?」
『その記憶、此方にも見せておくれ! お願いじゃ!』
僕がツキに僕自身の罪を告白してから、ツキは僕の記憶を覗き見することはしないと言ってくれた。僕としてはもう、ツキに隠し事などするつもりはなかったから別によかったんだけど、ツキは頑なにそれを拒んでいた。
そのツキが僕の記憶の中の何かを知りたがっている。だとしたら僕には断る理由などない。
ちょうど教室に着いた僕は、自分の席に座ると5年前の夏の思い出を久しぶりに紐解くことにした。
464:名無しさん@ピンキー
09/12/12 15:57:51 NFcoL/6i
5年前、あれは確か僕が小6で先輩が中学1年生になった夏。
同じ小学生同士の頃はそれこそ365日一緒にいたけどさすがにこの時期は先輩も進学したため、狭い田舎でも一ヶ月に一度会えば挨拶だけを交わすぐらいの仲になった。
そんな僕の小学生最後の夏休み、宿題である自由研究の材料を買うために町の方へと出向いたその帰り道だった。
まさにこの前のデジャブ。コンクリートの上に平べったい死体があったのだ。夕焼けで赤くそまる道路はそこだけ黒くなっていた。
山で蛇やイタチの死体を見たことは何度かあった。でも、コンクリートの上で死んでいるその死体は、山のそれとは明らかに違う冷たい恐ろしさがあった。
動物同士が争って死んだのなら死体が残ることなどほとんどない。それに草木が生い茂る山の中ではそれに気付くことは皆無と言ってもいい。
ただ、その死体は決して動物同士が争って死んだのではないことが一目で分かるほどに残酷な死に様で、夜でもない限りこの道を通ったならば気付かざるを得ないほどの存在感を放っていた。
そう、まるで本来ならこんな死に方すらあってはならないというほどの死体。それが僕の帰り道のど真ん中にぽつんと倒れていたのだ。
自転車から降りた僕はそれが単なる影ではなく黒猫の死体だと分かり……そして次の瞬間にはもう家についていた。
森の隙間から見える夕日は先ほどとほとんど位置が変わっていないように見える。いや、どう考えても家まで全力疾走で走ってきたとしか考えられない。
僕は逃げたのだ。猫の死体を置いて、そのまま。
吐き気は喉元一歩手前まで押し寄せて絶え間なく湧き出る汗も、口を閉じれないほどの荒い息もしているにも関わらず、異常な寒気が僕の背中を震わしていた。
それから家に入ると母さんの出した食事をほとんど残し、お風呂にも入らずに僕は布団に潜り込んだ。寝て全てを忘れてしまおう。僕はそう思ったのだ。
だけど寝れなかった。もちろん寝るにはあまりにも早い時間であったし、お風呂にも入ってなかったから眠気もなかった。
でも、そんなこと以上に頭にあったのは死体のこと。
果たしてあの死体はどうなるのだろうか? アリか何かが食べてくれるのだろうか? それともあのままずっとあそこに留まり続けるのだろうか?
……少しでも大人びたかったのかもしれない。怖いものと向き合えば、正義を守れば少しだけ大人になれるんじゃないか、って。
僕は母親に気付かれないように家を飛び出して、全速力であの道路へと向って山を降りていた。自転車のか弱いライトで闇を切り裂いて一気に駆け抜ける。
やがて山道からコンクリートの道路に飛び出た僕はあの猫が死んでいた場所へと急いだ。
だけど……その猫の死体は消えていた。
暗闇でもそれはすぐに分かった。自転車のライトが血痕とわずかな肉片を照らしたからだ。一応、周りも見てみたがやっぱり死体自体はなかった。
僕は安心したような、後悔するような複雑な気持ちを抱えながら、家路へと付いたんだ。一体誰が……、とそんなことを考えながら山を登って。
その途中だった。突然、山道の外れから人影が飛び出し、僕は急ブレーキと急ハンドルでなんとかそれを避けた。
セーラー服に身を包んだその人は、僕の知っているその人よりその姿はずっと大人びて見えた。
それは久しぶりに会う先輩だった。……先輩は最後に会った時より大きく、そして綺麗になっていた。
先輩は僕を見ると驚いた顔をしながら、慌てた様子で両手を後ろに隠してこちらに話しかけてきたんだ。なんでもない。ただのたわいのない話を。
だけど僕は気付いていた。
月明かりに照らされた先輩のセーラー服に少しだけ赤いシミと、おそらく地面を掘ったのであろう茶色い土が付いていたことに。
それを隠して笑う先輩。久しぶりの会話だった。相変わらずの可愛らしい笑顔に今までなかった綺麗さが加わってもう僕は直視しただけで顔が熱くなってしまうほどだった。
それが僕の小学生最後の夏休みの思い出。そして先輩に……恋をしたのも多分、その日からだったんだろう。
465:名無しさん@ピンキー
09/12/12 15:58:30 NFcoL/6i
「……っと、こんなところですかね。……あの時、僕は凄く後悔したからツキを見たときも動揺せずに死体を埋葬したんですよ。……ツキ?」
珍しく黙り込んでしまった同居人に僕は少しだけ不安になる。
ツキが来てくれてから多分初めて頭の中が静かになって僕は孤独感を覚えた。つい1ヶ月前まではそれが普通だったはずなのに。
初めてツキと話した時にツキが言っていた、お主が此方で、此方がお主、という言葉に僕は恐怖を覚えてガタガタと震えていた。
だけど今は……これ以上嬉しい言葉はないってことを、このとき僕は勝手に実感していた。
『しぃ!』
「うわっと!」
またしてもツキの突然の声に少しだけ驚いたけど、それより僕はツキの声が久しぶりに聞けたことが嬉しかった。
『此方を、此方をそのおなごに会わせておくれ!』
だけどそのツキの声はとても焦っていて、まるで僕はツキにすがりつかれているような気がした。
そっか。追試の勉強やら何やらがあって、ツキと一緒になってから先輩にはまだ一度も会ってないんだっけ。
「分かった。すぐに会いに行こう」
なんで先輩と会いたいのか、なんてことはもちろん聞かない。ツキだって僕の過去を知らずとも僕を好きだといってくれたのだから。
僕は机の横にかけておいたリュックを右肩に引っ掛けると廊下を全力疾走で駆け抜けて二十段近くある階段を一気に飛び降りた。手足を使って着地した僕の身体に思い響きが電流のように伝わる。
ツキが一緒になってからはとにかく身体が軽かった。今までの僕の身体と比べれば、今は全身がまるで風に乗る木の葉になった気分だった。
だから最近はそれが楽しくてまるで小さな子供みたいに走ることさえもが毎日の楽しみになってたけど、今は走るのが楽しいから走っているわけじゃない。
まだ同居人と出会って1ヶ月しか経ってないけど、僕には無言のツキの心がまるで自分のものと同じように分かっていた。
今、ツキは期待と不安で焦っている。
その期待が果たして何であって、不安が何であるかなんて僕には分からない。だけど、僕にはできることが一つだけある。
それは大好きな同居人のために全力で先輩の元に向うこと。僕みたいな馬鹿でもできることだけど僕しか出来ないことでもあるんだ。
だから、僕は全力で走るんだ。一分でも、一秒でも、一瞬でも早くツキが先輩と会えるように。
466:名無しさん@ピンキー
09/12/12 15:59:04 NFcoL/6i
ロックしたタイヤから白煙が上がるんじゃないかというほどの急停止で先輩のアパートの前で僕は自転車を停める。2階建ての木造アパート、先輩はここの2階のいちばん奥の部屋に住んでいる。
休日だったこともあり、僕は先輩が今日もスーパーで働いていると思い込んでたけど、実際にそちらに行ってみたところ先輩は休みであるということを店長さんが教えてくれた。
どうやら僕が追試の勉強に追われている間、先輩も働きづめだったようで今日は久しぶりの休みらしい。
僕がこのアパートに来たのは先輩が中学を卒業した後に一度だけ、それも僕の家から先輩がこのアパートで一人暮らしを始めるときに母さんと一緒にその手伝いのために来たときだけだ。
それもあれから先輩と二人だけで密室の空間にいることが僕は恐くなったからだ。
『しぃ……すまぬ』
「あっ、ごめんなさい。くすっ、大丈夫ですよ。さっ、行きますか」
くだらないことを思い出してしまった僕はツキに心配をさせてしまったことに気付き、駆け足で茶色く錆びた階段を一気に駆け上がった。
休日の昼間のアパートは思いのほか静まり返っていて、僕はもしかしたら先輩もどこかに出かけてるんじゃないかと一瞬だけ不安になってしまう。
でも、これ以上ツキに心配は掛けたくない僕はそれを拭い去って先輩の部屋の前に着くなり、一呼吸おいてからすぐさまドアをノックした。
それほど強く叩かなくても土気色の鉄のドアはアパートの廊下に重く響いた。住んでいる人はこれで自分のドアがノックされたのか、他の人のドアがノックされたのかが見当がつくのかな?
だけどそんな疑問は叩いてわずか2秒で吹き飛んでしまった。
静かだったアパートに響いたドアのノック音がまだ残響を残している間に、先輩の部屋の中からボスン、という鈍い音が聞こえてきたのだ。
僕が口をハの字に曲げながらドアの前で硬直しいると、土気色のドアは何の前触れもなく突然開かれた。
あまりに勢いのついたそれを僕はすんでの所でかわし、そしてジャージとねずみ色のシャツをはだけて着ている先輩と対面した。
「し、しぃちゃん!? ど、どうしたの?」
僕の顔を見るなり目を見開いた先輩に、僕はどう答えようか悩みながらとりあえず苦笑いをした。
しかし突然、頭の中でツキが口を開いた。
『やはり……の』
『なっ!?』
「「えっ?!」」
その言葉に対してわずかに遅れて聞き覚えのない誰かの声、そしてそれに対しての僕が驚く声と先輩が驚く声が重なった。
『元気にしておったかの、“ひな”』
『……うん』
母親が子供に優しく話し掛けるような声でツキが言うと、少しだけ間を開けて静かな声が先輩のほうから聞こえてきた。でも、それはやっぱり先輩とは違う声だ。
「と、とりあえず中に入って」
先輩も混乱しているみたいだったけど僕を部屋の中へと迎え入れてくれた。
最初に目に入った台所は綺麗に整えられていた。僕の家に住んでいた時から先輩はこまめに掃除をするほうだったし僕としては、それは当たり前だった。
だけど、そこから畳みの部屋に迎え入れられたときは一瞬動きが止まってしまった。……別にでっかいゴキブリがいたとか、生ゴミが山積みされてたわけではない。一見すればやっぱりそこは綺麗に整えられてはいるんだ。
467:名無しさん@ピンキー
09/12/12 15:59:41 NFcoL/6i
ただ、部屋の右側にある押入れのふすまに……ちゃぶ台が突き刺さっていたんだ。どこかの前衛的なアーティストの作品なら僕は思わず納得してしまったかもしれない。
口を半開きにしている僕の視線に気付いたのか、先輩は明らかな作り笑いを僕にしながらそれを引き抜く。すると、白いふすまに大き目のブラックホールが生まれた。
そのままちゃぶ台を部屋の中央に置いた先輩は、僕をふすまの向かい側に座らせて自分はその穴を見せないように僕の向かい側に座った。
「え、えっと……と、とりあえず」
『茶菓子は結構じゃ。その前に汝にお礼を申したい。……ひなを可愛がってくれてこと、心から感謝いたしまする』
腰を浮かせた先輩に、ツキがすかさず口を開いた。頭の中に響くその声はやはり先輩にも聞こえているらしく、先輩はそれを聞き終わると困ったような表情をしながらそのまま腰を降ろした。
『さて……ひな。久方の再会を喜びたいところじゃが、此方の想像が間違っておらぬならば、その前にお主はしぃに謝らなくてはならないと思うのじゃが?』
まるで冒頭の三十分ほどを見逃した映画を見るように、僕がまったく話の内容を掴めずにいるにも関わらず話は進められていた。
『そ、それは……』
ツキの言葉に動揺した声が先輩の方から聞こえてくると、先輩はその声の主を心配するような表情で僕の方を向いてこう言ってくる。
「あ、あの。もうやめてあげてくだ」
『ひな。しぃはの……まだそのおなごを』
『う、うるさい!』
ツキの言葉を遮って尖った叫び声が全面から僕を吹き飛ばすように遅い掛かり、僕は思わず身体を震わした。
『だったら……だったら!』
「きゃっ! ちょ、ちょっと! やっ、だ、だめっ……!」
叫び声を上げた声の主が何かを決意したように言うと、先輩が弾かれたように立ち上がり自分が穿いているジャージのズボンに右手を掛け、しかし先輩自身はそれを拒むかのような声と共に左手でそれを抑え始めた。
滑稽なその姿に僕はしばし見とれてたが、あやうくジャージのズボンが本当にずり下がろうとしたので急いで顔を俯いて視界を茶色いちゃぶ台に固定した。
『本当に好きだって言うなら、このくーを抱いてみなさい!』
あまりに突拍子のない言葉に僕は思わず顔を上げてしまい、そして僕はズボンを下げている先輩の姿に目を奪われた。
……僕が女の人の裸を現実でこんな近くで見たことはない。だから確信はないけど……け、けど……でも、こ、これがついているのは……。
「あ、あぁ……」
「いっ、やあぁ……み、見ないで」
あまりの衝撃に言葉を失った僕は先輩の言葉すら無視してそれから視線を外すこともできなくなってしまっていた。
先輩の股間には……男にしかついていないはずのモノが天に向ってそびえ立っていたんだ。
『はぁ……まぁ、いいじゃろ。じゃが、しぃがそのおなごを抱いた時は、覚悟できてるの?』
『ふふふっ、もちろん。でも言っとくけど、くーはこれで自慰をするのは大好きよ? さっきもちゃぶ台を蹴り飛ばしちゃうほど夢中になってたんだから』
先輩はひな、という誰かの言葉に両手で顔を覆ってしまった。僕はあまりに突拍子のない事態の連続に頭がパニック状態になっている。
『しぃ、決めるのじゃ。そのおなごを抱くのか、抱かぬのかをの』
だ、抱けって……ちょ、ちょっとは説明ぐらいしてくれたって―。
『すまぬ……それは、今は出来ぬ。ただお主は……あのおなごが好きなのじゃろ?』
ツキの言葉に僕の大混乱だった頭の中が真っ白になり、そして僕はただ単純に先輩が好きか、好きではないかを考える。
その答えは一桁同士の足し算をするより簡単だった。
「うん」
『くくくっ、ならあのおなごを抱いてやるのじゃ。此方がぬしをそれに相応しい身体にしてやるからの』
えっ、と僕がその言葉の意味を聞き返す前にそれは始まった。
468:名無しさん@ピンキー
09/12/12 16:01:34 NFcoL/6i
まず僕が感じたのは手足の違和感。まるでその骨についている肉が身体の内側へと引っ張られるような感触だ。
その違和感に袖をまくると……僕の腕は段々と細くなり始めていた。
「なっ!?」
「し、しぃちゃん?!」
まるでSF映画のワンシーンのようなその光景に驚く僕と先輩を尻目に、その変化が僕のあらゆるところへと広がり始めた。
心配そうな先輩の顔がぼやけ始めて顔の筋肉が動かせなくなり、何か息苦しいと思えば僕のブレザーの胸がまるで女子の制服のように膨れ始めている。
やがてその膨らみに遮られて僕の足すら見えなくなる頃……僕の股間に言いようのないムズムズ感が襲ったと思ったら、それが段々と退き始め今度は感じたことないスースーとした感触をそこに感じ始めた。
そして段々と違和感がなくなり始めて視界が再び安定し始めると、最後に僕のYシャツとブレザーのボタンが勢いよく吹き飛んでいき、そしてそこから二つの果実の谷間を見ることが出来た。
『くくっ、左の鏡を見てみんせ』
少しだけ乱れた呼吸を整えながら、僕はツキが言った通りに左を向いてそこに掛けられていた全身鏡を見てみた。
僕の見覚えのある少女が、僕の制服を着て、僕のほうを見ていた。
鏡の中の虚像に唖然としながら、僕は右手を動かしてみる。すると、当然だけど虚像の中の少女も同じように動いた。
溢れんばかりの胸に黄金色の長い髪、そしてその髪の上から覗く二つの小さな耳……ここ数週間はほとんど毎晩見ているその少女の姿は、まさしくツキが人間に化けたときの姿そのものだった。
『これなら、あのおなごと繋がれるじゃろ。……此方が毎晩お主にやったことを思い出して、あのおなごを喜ばしてみんせ』
そう言われて思い出した僕は、逆側の先輩の方を振り向くと先ほど僕が先輩に生えているモノを見たときのように、先輩もまた口を半開きにして僕を驚きの表情で見ていた。
だけど、僕の頭の中にあったのはツキが言った喜ばしてみんせ、という言葉だった。そして更に先輩が僕を拒絶した5年前の出来事を思い出し、僕は全てを悟った。
先輩は好きなのは……男性じゃなくて女性だったんだ、って。
思えば僕はよく女々しいと言われていた。ツキが僕によくかわいい、と言っていたのも僕がやっぱり女の子っぽいからだったんだろう。
でも、そうだとしたら今の僕……ツキの姿をした僕なら先輩は受け入れてくれるはず。
『くっくっく……ほれ、その召し物を脱いでおなごに近寄らんか』
僕はツキに言われて僕に見入っている先輩の前でブレザーとスラックスを脱いで、そしてYシャツのボタンに手を掛けた。
『おっと、しぃ。こういう時はの、かえって僅かな衣を纏っているほうがそそるもんじゃ。お主にもわかるじゃろ?』
その言葉に再び鏡で自分の姿を見れば、その虚像に思わずドクリと心臓が大きく跳ねた。黄金色の髪とその白いYシャツはよく映えていて、まるで洋風の人形のような触れがたい儚さをかもし出していた。
『それと、これを忘れておったの。これがない此方はやはり似合わん』
完成された料理の隠し味を忘れていたかのような口調でツキが言うと、僕はお尻の上辺りに何かが映えてくるような感覚を覚えた。
だけどその違和感は数瞬ですぐに引き、それに引き換えて僕の身体にまるで三本目の足が生えたような感覚が生まれる。
ためしにそれを動かすと僕の虚像の背後で揺らめくそれに僕は思わず笑ってしまう。何がおかしかったのか、自分でも分からないけど何故だか笑ってしまった。
髪と同じように黄金色でその先っぽだけ真っ白なそれは、数週間前に僕の口に入り込んだものでもあり、そして今では僕の同居人のトレードマークとも言っていいものだった。
469:名無しさん@ピンキー
09/12/12 16:03:03 NFcoL/6i
そうして僕は完全な変化(へんげ)を終えると、ゆっくりと尻尾を回すように振り返り、目を見開いて僕に見入っている先輩にじわじわと近づく。
ツキの身長はぼくより高かったけど先輩には敵わない。先輩の目の前まで近づいた僕は、驚きのあまりなのか動けなくなっている先輩を舐めるように見上げる。
そして先輩の驚いた顔に向けてゆっくりと背伸びをし、驚いてまだ半開きになっている口に小鳥がついばむようなキスを繰り返した。
僕の唾液で先輩の唇を軽く濡らしたところで、僕は先輩の唇に完全にぼくのそれを重ね、そして今度は舌で先輩の唇に唾液を塗りたくっていく。
先輩の吐いた甘い吐息を何度か吸い込んだところで、するりと僕は先輩の口の中に舌を侵入させて、奥のほうに怖気づいていた先輩の舌に絡めていく。
二人のくぐもった息を交し合ったところで、僕は先輩の首に両腕を絡めると少しだけ体重をかけて先輩の体勢をゆっくりと崩し、ふすまを背にした状態で座わらせた。
「んっ……くすっ、先輩のもうビンビンですね」
「やっ。言わ……ないで」
「恥ずかしがることないですよ。今からぼ……………………………………此方が気持ちよく、させてやるからの」
此方はおなごの股に生えたそのいちもつに顔を近づけ、口元に手をあてて此方を見ているおなごに笑いかけてやり、そしてその膨れた頭に軽い接吻をしてやる。
「んぁんっ!」
それだけで大きな声を上げたおなごに此方は少し驚いたがそのまま四足で這うと顔をそのイチモツに近づけ、おなごのモノの根元からに舌を這わせる。
「ひぁぁぁ……」
「くくくっ。さてと、お主のイチモツはどんな味をしておるのかの?」
おなごに舌なめずりをしながら妖しく笑いかけてやると、此方は涎をイチモツの頭に蜘蛛のように糸をたらしてやると、それ伝うようにしてイチモツをくわえ込んだ。
「んぁああああん!」
イチモツを口に納めた此方が頭を上げると、おなごは此方に弄ばれる此方のような顔をしておった。くくくっ、かわいいやつじゃ。
此方はおなごがわずかに余裕を取り戻すを待ち、冷静さの欠片が表情に浮かび上がると同時にイチモツを空気と共に吸い上げ始めた。
途端におなごは目を見開き、阿呆のように口を開いて声になっておらぬ叫びをあげおった。
やがて此方の唾液に濡れたおなごのイチモツの竿が姿を現し、口の中に頭が残っておるうちに再びそれを口の中に納めに入る。
それから此方は呼吸と同じくおなごのイチモツを口の中で反芻しておると、狐の雄が達するのと変わらぬほどでおなごはどうやらその直前まで辿り着いたようじゃった。
「くっ、はんっ、くぅっ!」
おなごは腰を浮かせ、此方の口の抽送に合わせて腰を動かすまでになりおった。その顔は恥などとうに忘れ、すっかり己が欲を求めんとするものに変わっておる。
「んあああっ、くるぅうう! くるぅううう!」
やがておなごは此方の頭を掴み、達するための最後の快感を得るがために強引に此方の抽送を早め始めおった。
此方もそれに抗わず、なすがままにイチモツを咥えて達するために身を任す。
して、おなごが此方の喉元までイチモツを納めさせると同じくおなごは達した。
「くぁあああああああんっ! ひっ、くぅぅぅぅぅ」
「ぐぅっ! ごぉ、んんぐ、んんっ、ぷはっ! ケホケホ」
おなごから放たれた子種は此方の口の中を雄の匂いで湯水の如く満たし、更に二度三度続けて放たれた子種はむせてしまった此方の顔へと降りかかりおった。
「し、しぃちゃんごめん!」
「くぅ、んっぅ……くくく。立派な子種じゃな。むせ返りそうな匂いじゃし、量も大したものじゃ。じゃが……」
「きゃんっ!」
イチモツを掴まれただけでかわらしいい悲鳴をあげよるおなごに近寄り、喉で笑いながら此方はおなごの震える耳元で囁く。
「まだまだ残っておるようじゃの。むしろいきり立っておるようにも見える。くくく」
此方の言葉に恥を思い出したおなごが真っ赤に火照る。
470:名無しさん@ピンキー
09/12/12 16:04:25 NFcoL/6i
そのかわいらしい反応に此方は身体を離し、おなごに見えるように膝を折って足を広げ、此方の下の口を指で開いて見せつける。途端に此方の指を蜜が伝う。
「それをここに納めたいじゃろ? 此方も物足りのうて身悶えしてしまいそうじゃ。おなごのお主ならわかるじゃろ?」
「ひぁっ、くぅぅ……」
おなごは獣のように息を荒げ、此方の穴に目を奪われおった。くくく、そうじゃそうじゃ。かわいらしいのものじゃ。
「ほれっ、どうしたのじゃ? 此方と繋がりたくないのかや?」
「あぐぅぅぅ……くっ、ああああ!」
此方の誘惑に堕ちたおなごは此方を荒々しく押し倒し、まるで飢えた雄の獣のように唇を重ね、此方の胸を乱暴に弄り始めおった。
「んんっ、くはっぅ、はぁはぁ……くはんっ、いれたいぃぃ、いれたぃのにぃいぃいい」
おなごは此方の穴の位置は分かっているもののあまりに焦っているのか、必死に此方の下の唇にイチモツを擦り付けるのみで中々入ろうとせん。
「くくく。ほれほれ、此方をこれ以上焦らすつもりかや? 仕方ないの、くくく」
此方は再び指で穴を広げてやると、おなごはなんとも嬉しそうに顔を綻ばせ、そしてゆっくりと此方の中へとイチモツを入れはじめおった。
「くぁあああんん! すい、こまれるっぅぅぅ!」
「くぅぅぅぅ! あぐぁぁ」
おなごのイチモツは膨らんだ頭が此方の唇を押し広げながら亀のように鈍足に入ってきおった。
そして膨らんだ頭を此方が咥え込むと、おなごが一息に身体を此方に向けて落とし、イチモツが此方の最深部を勢いよく突きおった。
「ひぁあああああああああんっ!」
「くぁあああああああ! あが、っいぃ……くくく、あつい棒が、此方の中で震えておる」
「はぁはぁ、しぃちゃんの中、あったかくて、んっ、ぐちゅぐちゅしてるぅぅぅ」
「くくく、ほれっ、いつまでも止まっているつもりじゃ?」
此方に突き刺さったままになっておるおなごに言うと、こくりとおなごは生唾を飲み、此方から竿を引き抜きはじめおった。
「かはぁぁぁ、なっ、からみ、ついてくるぅぅぅぅ……!」
対して此方はわざと下の唇を締め、おなごのイチモツを抱き込まんとする。
「んんぁ! このまま、お主のイチモツを、食べてしまいたいぐらいじゃ。くぅぅぅ」
「くっぅぅぅ、あぁぅ! はぁぁぅぅ、んんんっ!」
おなごは呻きながらやっとのことで竿を引き抜くと、間も開けずに再び此方の中へと沈ませおった。
471:名無しさん@ピンキー
09/12/12 16:05:15 NFcoL/6i
けぁああんっ、その、調子じゃ。はんっ、くゅんんっ!」
「くんっ、んぅぅ! すごいぃ、すごいょぉお。しぃちゃんのなか、きもちいいよぉ!」
此方の腰を掴んだおなごは乱暴に此方の中を蹂躙しおった。その顔はまさに雄のそれと同じじゃ。恐悦に顔が嗤い、己が欲望のために相手を愛す雄の姿そのものじゃ。
「んぐぅ、はぅ、んんぁっ! しぃちゃん、なかに、ださせてぇ! いいよね? いいよね!」
「ぅつう! くくく、お主の、ぐぅ、子種、全て此方のものじゃ。んぅぐぅ!」
「ふぁあああっ、っぅ、うれしいいぃぃぃ」
嘘のない笑い顔でおなごは言うと、己が全てで此方を染めんとするおなごは身を此方に預け、唇をまさぐると同時に涎を絶えず送り、そして奪っていきおった。
その間も此方の中を蹂躙することはやめることなく、むしろより一層激しく此方を愛してきおった。
「くぅぅっ! もう、らめぇぇ、でちゃうぅぅ。おち○ちん、はれつしちゃうぅぅぅ!」
「んっかぁくぅぅっ! 此方も、限界じゃ、はようぅ、くぁああんっ!」
此方はおなごの首根っこに腕を回して抱き寄せ、嫌が応にも此方の中から逃げ出せんようにおなごを捕まえた。
「くはああんっ! 出すのじゃ、お主の、こだねぇえええええええ!」
「あああああああああ! でるぅうううううううう! ふぁああああああああああんっ!」
おなごが此方の奥で時が止まったように動きが固まり、同時に此方の下腹部に熱い子種がまるで洪水の如く流し込まれてきた。
「けはっ! あっ、つぃのが、ながれ、こんでおるうぅぅ」
「んぐっ、くんんっ! とまらないぃぃぃ。くああああんっ!」
更にイチモツから子種を搾り出そうとしたおなごが勢いあまって此方の中からモノを抜いてしまい、同時に出た子種が雨のように此方の身体と布を濡らしおった。
「くふぅ……はぁはぁはぁ……」
「んんっ、くくくくくくっ。ほれ、お主の子種が此方の穴に満ちておる」
此方は穴を広げてそこに溜まった子種を息を切らし横になっておるおなごに見せつけた。
して、此方はゆっくりと立ち上がりおなごに近寄ると、再びおなごのイチモツを掴む。
「あああんっ! さわっちゃ、あっ、だめえぇぇぇ」
「くくくくくっ、じゃがまだまだお主の中には子種が残っておるようじゃの? くくく、これは全て此方のものじゃぞ? んっ」
「ひぁっ!? す、すっちゃ、らめぇえええええええええ! きゃああああんっ!」
此方はわずかにへたれたおなごのイチモツを咥え込むと一息に吸い上げた。途端におなごは痙攣し、甘い嬌声を上げおる。
「ケホケホ、ほれっ、もういきり立ちおった。まだまだ終わらぬぞ? くくく」
口の中に飛び込みおった子種に喉を詰まらせながらも、此方はそれを飲み込み、そして再びいきり立ったイチモツの上に跨りそれを納め始めた。
それからおなごが気絶するまで……いんや、してもしばらく此方はおなごをしゃぶりつくしたのじゃ。
<<終>>
472:名無しさん@ピンキー
09/12/12 16:08:56 NFcoL/6i
とても中途半端ですが、以上で終わりです。
この先も一応は考えていましたが……寄生というテーマから
明らかに遠ざかり始めていると思うのでやめておきます。
申し訳ありません。
473:名無しさん@ピンキー
09/12/12 17:08:46 IMiV+pR2
TSまで混ぜてくるとは、どうして俺のツボを理解しているんだ!
とてもGJでした。
474:名無しさん@ピンキー
09/12/12 21:39:41 P9H8RtLH
あー、そう来るとはね。乙
475:名無しさん@ピンキー
09/12/12 22:45:32 yI/gyR7k
>>457の画像のは寄生されて人格改変、って感じだったな
即堕ちだけどシチュに興奮できるならそこそこだと思う
476:名無しさん@ピンキー
09/12/13 01:04:22 FfgYf8sL
デッドスペースで悶々きちゃったガチ変態の俺には、ドロッとネクターな
このスレはまるで練乳のように喉の奥底を満たして、渇く、ような。
477:sage
09/12/13 01:06:13 FfgYf8sL
あまりの渇きと潤いにあげてしまった、すまぬ
478:名無しさん@ピンキー
09/12/13 01:14:23 FfgYf8sL
うがぅぅ、こんどこそ。
デッドスペース 寄生死亡 グロ注意
URLリンク(www.youtube.com)
479:名無しさん@ピンキー
09/12/13 02:04:41 5yaGY0WJ
>>472
乙。寄生と関係ないのはわかるけど続きが読みたいのは俺だけか・・・?
480:名無しさん@ピンキー
09/12/13 04:07:24 gvWNHBkI
男じゃなぁ・・・
これが女声で喘いでるならともかく
481:名無しさん@ピンキー
09/12/13 11:10:39 FfgYf8sL
うーんなんというか、設定萌え?
寄生された女性モンスター(毒液をはくようになる)とか、なかから寄生生物が
飛び出す妊娠モンスターとか、赤ちゃんモンスターとか、壁に張り付いて延々
モンスターを生み出すのとか、結構きつめのが出てくるんで、変化の恐怖とか
背徳感が燃えるという感じがするのです。スレだったらごめん
482:名無しさん@ピンキー
09/12/13 14:36:16 tjgXPfqT
>>471
先輩×ツキGJ
483:名無しさん@ピンキー
09/12/14 01:13:00 MmCU5+tK
>>472
ここでやめるなんて、それなんて生殺し?
484:名無しさん@ピンキー
09/12/14 03:25:40 sjGQRRZJ
>>472
続きを期待する人が多いと思うよ?
485:名無しさん@ピンキー
09/12/14 19:01:33 NdupAjEV
次のスレで続けるのはどうかな
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】6話目
スレリンク(eroparo板)
486:名無しさん@ピンキー
09/12/16 23:15:20 ikQvWQ48
デッドスペースは頭がすげ変わるのが良かったな。
487:名無しさん@ピンキー
09/12/18 18:19:19 FPNrLQZh
「きせい・ろわいある」の続きが気になって毎日このスレを覗いてます。
楽しみにしているので執筆頑張ってください!
488:名無しさん@ピンキー
09/12/20 22:40:01 s+3TVrtR
さぁ裸になって寄生ラッシュの準備をするんだ!!
489:名無しさん@ピンキー
09/12/25 18:38:57 4qmsigsy
明後日帰省するんだが…新幹線の中は逃げ場がないからな……繁殖ガ楽ダカラナ……
ダカラ寄生サセルノヲ楽シミニ……だかラ気ヲつけテ帰らナきャな………
あレ…?頭ノ中で…何かガ…?あ…アは…あハは…
490:名無しさん@ピンキー
09/12/26 01:22:05 LUIdoE2s
>>489
キサマ…ビッグサイトでヲタと触手はどうするんだ…
491:名無しさん@ピンキー
09/12/26 12:30:44 qaANNN4F
>>491
スマン、資金の関係で参加できないんだ…
安心シロ、仲魔は新幹線ノ中で沢山用意シテオクからな…
492:名無しさん@ピンキー
09/12/26 12:56:54 ss03eIwm
>491
誰に返事している?
493:名無しさん@ピンキー
09/12/26 13:16:36 6yl5pEiC
もはや個別の人格すら失っているようだ
494:名無しさん@ピンキー
09/12/26 14:54:45 3ak3bogY
ドラマとかの多重人格だと、鏡に話しかけたりしてるな。
495:名無しさん@ピンキー
09/12/26 15:15:41 BbjmMHzt
>>492
寄生主さまにでしょ
496:名無しさん@ピンキー
09/12/26 23:40:14 6sVlpnUK
疲れているのね…で済まされて寄生発覚が遅れるパターン
497:名無しさん@ピンキー
09/12/27 00:58:18 tt17+xjk
いつもチャットしている相手が実は寄生している生命体だったら面白いよね
498:名無しさん@ピンキー
09/12/27 08:48:06 wyNZ84MS
そろそろ寄生ラッシュ
499:名無しさん@ピンキー
09/12/28 02:29:18 HKEi7WOC
郵便局のバイトがあるから今年は寄生ラッシュに参加できない
出来る事といえば年賀状に寄生虫を仕込んでおくくらいだ
500:名無しさん@ピンキー
09/12/28 06:50:45 SIoLwfk1
>>499
このスレじゃなかったら果てしなく危険な発言だなwww
501:名無しさん@ピンキー
09/12/28 23:03:47 XiX4Ke1s
テステス
502:名無しさん@ピンキー
09/12/28 23:06:06 XiX4Ke1s
↑すいません。さっきまで書き込み規制があったんで間違えました。
っと、寄生ラッシュの速報が入ってきたんでちょっと上げさせてもらいます。
お暇であればお読み下さい。
503:名無しさん@ピンキー
09/12/28 23:07:06 XiX4Ke1s
「ふふっ、完璧」
私は新幹線のトイレの個室で一人、この上ない満足感に満ちた笑顔で鏡を見ていた。
明日という1日のためにこの1年間、時間を見つけてはこの作業に費やしてきただけのものはできあがったはずだ。
黒を基調としたこの衣装は私が一から作り上げた手作りのものだ。
一番のこだわりはこの左足を露出させるチャイナドレスのようなスリット。この極限が見えるか、見えないかのチラリズムを刺激する境界線には苦労したものだ。
馬鹿みたいにその部分を鏡の前でちらちらと見え具合を確認しては、私はニヤリと小さく笑ってしまう。ああ、私って本当に終わってるわ。
だけど、ふと視線を上げると私の気分は一転して暗くなる。
衣装は完璧だ。1mmの針のズレも許さないほどに私は妥協をせずこれを作り上げたのだから。
私が選んだのはあの歌姫、巡音○カのコスプレだった。彼女の外見で真っ先に目が行くのは、たわわに実ったスイカかメロンのようなそのはちきれんばかりの巨乳。
しかし、私の胸は巨乳ではなく“虚乳”なのだ。
……去年の冬、私がイベントに用意した衣装は鏡音○ンの衣装で、これは私の想像以上に評判が良かった。
そして今年の夏は資金面の問題から参加を断念し、その分の時間を冬の衣装作りのためにつぎ込むことにした。
そこで悩んだのが、この巡音○カと、言わずもがなの大御所の初音○クのどちらにするか、ということだ。
正直、私の体型から言えば○クのほうがまだ合致している部分が多かった。私は背丈も高くないし、年齢以上の童顔だ。
だけど私はあえてこの変化球、巡音○カを選んだのだ。
貧乳だっていいじゃない、人間だもの。と、私自身に言い聞かせて。
その理由を言えば、それはやはり○クの人気さゆえとしか言いようがない。
だって、だって○クは―。
と、そのときだった。突然、1車両に女性用のトイレは一人分しかないこの個室の扉が開かれたのだ。
そして私は鏡に映る、私の背後にいる人物の姿を発見してすぐに振り返った。
そこにいたのは……そう、それは正真正銘の初音○クだった。
……私が選ばなかった理由、それはまさにこれだ。人気のあるコスプレは人数と比例するように、その完成度がずば抜けている人が多く存在する。
今入ってきた彼女も例外ではなく、ノンスリーブのシャツの質感と言い、アームウォーマーの点滅する機械の部分、水色のラインが入る足元までまさに完璧だ。
そしてそれを纏う素材も、華奢で人形のような身体、主張しすぎないが存在を示す胸のふくらみ、そして青い髪の毛に似合う綺麗な顔つき―
って……わ、私の見間違いなのかな? どう見ても彼女のしているウィッグが、彼女自身の地毛にしか見えないのだけれども。
そ、それに……幾らなんでも、似すぎじゃない? まるでそのまま二次元から出てきたようなそんな感じが……って、鍵閉めてたのにこの人どうやって入ってきた?
「あっ、こんなところに○カねえが居るなんてすごい偶然」
うわっ、声までそっくり……上には上が居るなぁ。……じゃなくて!
「あ、あの! ど、どうやって入ってきたんで」
「んぅ、細かいことはいいの。○カねえ、それより……○クがきもちいいこと、してあげる」
私より少しだけ小さいその少女は私の顔を下から覗き込み、熱を帯びた空気を私の頬に撫で付けてきた。
「や、やめて……だ、誰か!」
504:名無しさん@ピンキー
09/12/28 23:07:50 XiX4Ke1s
「クスッ、誰も来ないよ、○カねえ。……今、この新幹線は寄生ラッシュの真っ最中なんだから」
寄生ラッシュ? ああっ、だめだ。彼女の澄んだ水色の二つの目は私を海中に誘いこむように吸い込んで逃そうとしてくれない。
「だ、だめっ。んんんっ……」
小さな悲鳴も虚しく、逃れられない私は○クに抱きすくめられ、そして私の口を彼女の唇が塞ぐ。
「んっ……にへないえ……うへいれへ……」
身体を離そうとしても華奢な身体つきの少女の力は想像以上に強くて、なれた舌使いで私の口の中に潜り込んできた。
舌を重ねようとする彼女から逃れるように私は自分のそれを引っ込める。い、今のうちに―。
両手でお互いの身体を突き放そうとした私を、○クは切なげな表情でちらりと見ていた。心臓が高鳴り、子供を泣かせてしまった様な肺と区間が私を襲う。
だけどその次の瞬間、いたずら小僧よろしく笑った○クが私の舌を捕まえて撫で回し始めた。
「んんんんっ! ……んんんっ、んんっ」
ああ、頭がボーっとしてきた。だめ、だめだよ、こんなの……でも、でも……。
「んっ!?」
「んんっ……ほらっ、○カねえのここから、きれいなお汁が出てきたよ、ふふっ」
私のスリットの間に手を入れた○クは私の……恥ずかしい部分を下着の上からなぞり始めたのだ。
「くんっ! だ、めぇ……あんっ」
「くすっ、○カねえ、ベロシティとダイナミクスの値が小さいよ……もっと、大きな声でその歌声を聞かせてよ」
「くああああんっ! だっ、めええ!」
私の下着ごと私の穴へと細長い○クの指が入ってくる。しかも意思とは関係なく存分にぬれてしまった私のそこはまるで掃除機のように指を吸い込んでしまう。
「あったかいよ、○カねえのここ。下着がびしょびしょに濡れちゃうね」
「ぬい、てぇ……おねがいぃ」
自分でするのとは比べ物にならないその感覚に頭がおかしくなってしまいそうになっても、○クは楽しそうに笑って更に奥へと指を進めていく。
「ひぁ、もう、はいら、ないぃ……」
「はぁはぁ……○カねえ、○クももう我慢できないよぉ……この○カねえのお○んこに、ずぼずぼ、いれたいの……」
「なっ、なにを……ひぃ!?」
それを見たとき、私はついに幻覚を見ているのかと思った。だけど、それは目の前の○ク以上に異質な存在感を放っている。
「あはっ、これね、○クのマスター。私に新しい歌を教えてくれたの。この、甘くて高い声で奏でる合唱の仕方を」
○クはそう言って自らのスカートの股から出てきた黒いその触手の先っぽを、咥え込むようにキスをする。
「んっ、○カねえにも教えてあげる。ふふっ、そしたら○カねえももっと歌が上手になれるし……胸も大きくなるよ」
「や、やめ……こ、こないで……」
505:名無しさん@ピンキー
09/12/28 23:08:42 XiX4Ke1s
この狭い個室の中では逃げ場なんてない。だから私ができるのは口での抵抗だけ。でも、○クはそんな私の言葉にも楽しそうに笑い掛けるだけ。
そして私は再び○クに抱きすくめられてしまう。○クの頭の上から、先ほど○クがキスをした触手が顔を見せる。
「大丈夫怖がらないで……きっと、○カねえもマスターを気に入ってくれる。マスターも○カねえを気に入ってくれるから……だから」
顔を上げた○クの表情は、本当に嬉々としていた。
「一緒に歌お」
「ぁ!? くぅぅぅぅんっ!」
その顔に見とれていた私に何かが入り込んでくる。先ほど入ってきた○クの指とは比べ物にならないぐらいに大きくて……そして、あったかい。
「んんっ、○カねえ良い声。ジェンダーファクター小さめの可愛い声、私に持って聞かせて、○カねえ」
「んっ、ああんっ、っう、ふぁああんっ!」
一突きされるごとに、私の頭の中は白いペンキに埋め尽くされていく。
やだ、だめ、だめなのに……きもちいいのに、なんでだめなの? だめ? だめってなにが? だってこなにきもちいいのに。
私は……私は誰だっけ? う、ううん、私は巡音○カ、そうだ。私は巡音○カ。目の前に居るのは私の大切な子、初音○ク。
私たちは何のために生まれてきたんだっけ? ああ、そうか、私たちは歌うために生まれてきたんだ。だったら―
「んあああっ、いい、もっとぉ、もっとついてぇえええ!」
「くぅうっんっ、すごいぃ……○カねえのなか、ぐちゅぐちゅしてるよぉ……」
○クと私の合唱はCメロを終えて最後のサビに入ろうとしている。そう、もっともっと大きな声で歌わないと。
「ああああああんっ、だめぇえ、○クぅう、とめないでぇええええ!」
「んんんんっ、はぁっ、ますたー、もうぅ、だいじょうぶですぅ。○カねえにも、ますたー、はいってあげてくださいぃいい!」
「んぁああっ、きて! きてください、ますたー! わたしにも、うたをおしえてぇええ! もっと、もっとうたわせてぇえええ!」
そして……私の願いは聞き入れられた。
「「んぁあああああああああああああああっ!」
マスターの熱い触手が○クの身体からプチンと切れて、私の奥深くへと入ってくる。と、同時に火照った身体全体が更に熱くなる。
前髪が段々とピンク色に変わり、私の胸の中で息を切らしている○クとの身長差が更に広がり、○クが寄りかかっている私の胸が大きく膨らんでいく。
「はぁはぁ……ほらっ、○カねえの胸が大きくなった」
「くぅぅ、ふはぁ……ふあっ……マスター、ありがとうございますぅ……」
「あぅぅ、私もぉ……」
頬を膨らませて○クが可愛く怒りを振るう。私はそんな○クを強く抱きしめて、耳元で囁く。
「行こっか……私はもっと、歌いたい」
「うん。まだ……ステージは始まったばっかりだもんね……ふふっ」
こうして今年も寄生ラッシュはピークを迎える。
506:名無しさん@ピンキー
09/12/28 23:22:23 XiX4Ke1s
以上です。とりあえず年内に上げれて一安心。
と、また規制が始まる前にちょっと返答にスペースを借ります。すいません。
>>485氏
あれから考えたところ、もう寄生でもTSでもならなくなりそうなので……複雑になる前に終りにしようかと思います。
せっかく探していただいたのに、本当に申し訳ありませんでした。
>>487氏
一応、ある程度の続きは書いたんですが……話が分かりづらいうえに複雑になり、エロ描写がまったくない状況なので、
現在書きなおすかどうかで迷っているところです。
期待に添えるかは分かりませんが、ありがたいお言葉をありがとうございました。
507:名無しさん@ピンキー
09/12/29 00:07:49 sAL15VWq
むちゃくちゃやりやがってw やっぱ素敵な奴だなあんた、さすがだぜ乙
508:名無しさん@ピンキー
09/12/29 00:34:47 ElGpomKB
おお、これで年が越せる・・・ありがたやありがたや・・・・
509:名無しさん@ピンキー
09/12/29 06:44:16 fPoRsAbU
Uターン分もお願いしますだ
510:名無しさん@ピンキー
09/12/30 19:39:15 /xZhpx+1
>>505
gj
コスプレしてる女の子を、本物に変えるのか。
まさか、帰省ラッシュと同時に規制ラッシュまで起きるとは思わなかった。
511:名無しさん@ピンキー
09/12/31 16:22:23 4lXI0H3v
2009年に寄生していた連中が2010年に寄生する準備が急ピッチで進んで…
512:名無しさん@ピンキー
10/01/01 18:07:28 Zel4q2NS
>>511
ヤドカリみたい。
513:名無しさん@ピンキー
10/01/02 11:29:49 dCihKdyy
>>512
ちょっと和んだ
514:名無しさん@ピンキー
10/01/04 00:00:40 icazJix3
何に規制されたのかわかんないけど、クリスマスSS書いてたら年明けてた
515:名無しさん@ピンキー
10/01/04 21:35:48 dTRWe7kg
里帰りの途中の新幹線に乗った時からところどころの記憶がない。
なんかぬめぬめしたのがついてることもあるし・・・
ああ、新幹線でトイレ行ったときに誰かに声を・・・
516:名無しさん@ピンキー
10/01/09 03:15:17 CQp8cLfY
夜行列車なら安心と思っていた時期もありました
517:名無しさん@ピンキー
10/01/09 20:25:28 evyG3UdA
>>506
いつかどこかで続きを書いて欲しい
ひとまずお疲れ様でした
518:名無しさん@ピンキー
10/01/12 20:35:24 fRmGdxCT
月光蝶さんのログ保管サイト
もしかして見れなくなってね?
519:名無しさん@ピンキー
10/01/12 23:58:23 gTMINHEu
こっちは見れるよ
パソコンが何かに寄生されてるのではないか?
520:名無しさん@ピンキー
10/01/13 00:15:58 YyL60JgS
>>518
あるよ。保守は忙しいんでたまにだが・・・。
521:月光蝶
10/01/13 00:16:46 YyL60JgS
>>518
しまった!!・・久方にアゲてしまった・・・。
522:名無しさん@ピンキー
10/01/13 20:03:33 R7AvTeA4
浮上させることで新しい人をこのスレの虜にさせようとするとは、お主も悪よのぅ
523:名無しさん@ピンキー
10/01/14 00:37:57 E35eip61
浮上させてこのスレを開いた人に寄生するとは……許セル!
524:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:42:37 QRoeSo82
うぅ~、寄生は大好きだけど規制はつらい……(´・ω・`)
さて、またスペースをお借りして作品を上げさせていただきます。相変らず、これが寄生ジャンルなのかが気になるところですが。
年末のほろ酔い気分でばばっと書いたものなので、誤字や“多少の”脈絡無視はご勘弁いただけると幸いです。
では、失礼します。
525:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:43:11 QRoeSo82
「だぁ~っ! なにやってるのよ! あの王国を落すのにいつまで時間を掛ける気なの!?」
「ひぃっ! す、すいません」
女王の怒号に震え上がるのは気弱な隊長の兵士だ。果たしてそんな子に兵士がついてくることが毎回不思議で仕方ないこの頃。
癇癪を起こした女王はたいそうな飾りのついた椅子に踏ん反り返って黒いショートヘアーをかき乱す。その上から見えるのは小さな猫耳二つ。
その成熟していない彼女こそがこのブラックキャット(以下、BC)帝国の女王―レティ女王その人だ。
彼女が率いるのは半猫、半人の猫人族だ。長い歴史はないが、レティの祖母は国民を思う善政で有名だった。
しかしその祖母が急死すると、その娘は本性を現したかのように悪政を開始。間もなく他国との戦争を始めた。
それまでの善政の事もあり、国としての力は持っていた帝国は周りの国を次々に陥没させていくが、近隣国に関わらず落ちない国が一つだけあった。
犬人族のホワイトドック(以下、WD)王国、十年前程前まではBC帝国とかなり親交のあった国である。
だが、それはもう十年以上も前の話だ。
レティの祖母の急死後、BC帝国の前女王であるレティの母親が宣戦布告をすると、それに応戦するようにWD王国は同盟を破棄し、攻めて来るBK帝国の兵士に抵抗。
WD王国はBC帝国の兵士を見事に撃退し続けたが、逆にBC帝国に攻め入るようなことはしなかった。
それから7年ほどでBC帝国の前女王が亡くなり、その後を引き継いだのが唯一の跡取りのレティ女王だった。
そうして火種となった前女王が亡くなったことによって終結するかに見えた戦争は、しかし終わることは無かった。
レティ女王は前女王の生前からWD王国の非道なる仕打ちを教えられてきた。もちろん、大嘘のものだが。
だが、小さなレティ女王はそれを間に受け現在まで成長し、彼女の中にとってはWD王国はもはや悪の根源と化していた。
対するWD王国は現在まで何回も停戦、和解交渉を続けているが実る気配は微塵も無いのである。
力の無いBC帝国はWD王国征服に的を絞って攻め続けるが、WD王国はそれを軽々といなし、やはり停戦を求める。
そんな終わりなき戦争がもう10年も続いてしまった。
「あ、あの……」
「なに!?」
ピリピリとした王の間に一人の兵士が現れ、女王の怒号に思わず目を瞑りながらも報告を開始した。
「ラ、ライザ様が女王様の謁見にお見えになられました!」
「ライザがねぇ……まぁ、いいわ。通してちょうだい」
「は、はっ!」
兵士が一礼の後、王の間から出て行くと同時に女王は頭を垂れたままの隊長にも下がるように命じた。
その隊長と入れ替わりにゆらりと現れた一人の女性。闇のように真っ黒なローブに身を包み、顔も同じく漆黒のフードに隠されている。
それでも彼女が女性と分かるのは、ローブの真ん中の少し上に二つの大きな膨らみが存在していたからである。
「まったく、たまには入ってくる前にそのフードを下ろしてくるぐらいの礼儀を見せたらどうなの?」
「これは申し訳ありません」
反省しているとは到底思えないような声と、人を小ばかにするようなせせら笑う声がフードの下から聞こえ、レティはわずかに顔をしかめた。
それを察したのかどうかは分からないが、間もなくフードを取り去り女性はその長く伸びたピンク色の眩しい髪をなびかせながら一礼をした。
最初の5年は終始フードを降ろさずにいた。それに比べれば、ライザの今の無礼はまだ大分可愛いほうなのだ。
526:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:43:38 QRoeSo82
「ご機嫌麗しく、レティ女王様」
「あなたも相変らず元気そうね、ライザ」
お互いをあまり親しみの込められていない挨拶が行き交う。
と言うのも、ライザはそうではなかったが、レティのほうはライザのことが好きではなかった。
BC帝国の未開拓の森林に住んでいる妖しげな魔術師、という肩書きが町に出回ったのはもう十何年も前のことだ。
間違えて足を踏み入れたら最後、戻ってきたものは一人としていないというその魔術師は、時折こうしてBC帝国に謁見に来ていた。
以前、その面妖な噂を真に受けたレティはライザを召集しようとしたが、ライザがそれを受けることは無かった。
しかしライザは来るたびに舌が蕩けるような美味しい手土産やきれいな宝石などを持参してくるため、レティはライザが来るたびにこうして謁見をしていた。
「本日はお日柄もよく」
「能書きはいいの。んで、今日は何の用なの?」
あらかじめその反応を読んでいたかのようにライザはピタリと口を動かすのを止めた。その表情からは終始微笑みが絶えない。
対するレティの表情には更に不機嫌そうに新しい皺が刻まれるが、そんなことはまったく気にしていないような口調でライザは口を開いた。
「実は……此度の戦争、私が終わらせて差し上げましょうか、思いましてお伺いいたしました」
「……はっ?」
思いがけない言葉にレティは滅多に出さないほうけた声を上げ、半開きの口を開けっぱなしという貴婦人らしからぬ表情をした。
しかしそれらはすぐに引っ込み、身を乗り出して小さな星のように目を輝かせた。
「そこまで嬉しそうなお顔をしていただけると光栄の極みです」
「でも、本当にそんなことができるの? ……まさか、嘘だなんて言うんじゃないでしょうね?」
「この状況では嘘、と言っても命はなさそうですがね。まぁ、お任せ下さい」
レティが訝しむのも無理はないというものだ。
なにせ目の前に立っている女性は、魔術師と言う噂が先走りしているただの少女、という肩書きのほうがよほど似合っているからだ。
何百年にも及ぶ研究と致死性の実験によって魔術はやっと成就する、というのがこの世の魔術における勉学の基本らしい。
しかし目の前の少女の流れるようなピンクの長い髪、そして貴族より綺麗で幼げある顔とローブでも隠せないその恵まれた肉体。
そのどれをとっても噂される魔術師のイメージとはかけ離れているのだ。
「それで、何が必要なの? 一師団? それとも大量の資源かしら?」
「いえ……そうですね。使節としての書状がもらえると助かるのですが」
またも予期せぬ返答にレティは驚かされる。何万の兵を導入しても終わらないこの戦争を、一体どうやってライザは終わらせるつもりなのか、と。
しかし聞いたところで眉一つ動かさない反応を返してくる、と言うことをレティは分かっていたのでその代わりにこう言うのだった。
「分かったわ。それで、書状の内容は?」
「とりあえず、油断させるために……親善、とでもしといてください」
そんな返事を聞く頃には、もう何をするつもりかと考えをめぐらすことさえレテイには面倒なこととなってしまっていたのだ。
527:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:44:21 QRoeSo82
「では、ここでお待ち下さい」
それから3日後、ライザはすんなりとWD王国の謁見の間へと足を踏み入れていた。
しかしその格好は相変らずで、端から見たら胡散臭い占い師かそこらに見えてしまいそうなものである。
それでも中に入れたのはやはりBC帝国からの書状、それ親善という名目のそれがあったからこそだった。
「ねぇ……あれが本当に親善の使者なの?」
「警戒しておきましょ。お姫様に何か変な術でも掛けるのかもしれないわ」
進められた飾り付けの椅子には座らず、立ったまま微動だにしないライザを厳しい目つきで背後から見つめるのは二人の衛兵。
しかし数年前にライザが初めてBC帝国を訪れたときには、兵士10数人に囲まれながらの謁見だった。それに比べたらかなり丁重な扱いである。
フードの下で表情を変えずに苦笑しながら、ライザはのんびりとWD王国の姫を待っていた。
そして、顔を向けずとも後ろの二人が姿勢を正したのを察知し、ライザはその人が近づいてくる足音を耳にした。
「お待たせしてすまない」
対して現れたWD王国の姫の格好もまた姫と呼ぶには変わった出で立ちであった。
銀色の鉄にわずかに可愛げを追加したような蒼い装飾が施された鎧を見ると、どちらかといえば姫というより将軍という肩書きのほうが似合っていそうな気がする。
しかしその防御より俊敏さを重視しているのであろうその鎧は、衛兵が着ているものよりは大分露出が多く、逆にそれがいやらしくもあった。
「なるほど。確かに使いとしては面白い格好をしているな」
「これは失礼をいたしまして」
王女は毅然とした動きで一際装飾のされている椅子に音もなく座ろうとしたが、フードを取り去ったライザの格好にわずかに姫は驚いた。
「ほぅ、もっとがさつな者かと思っていたのだが」
「ご期待に添えず申し訳ありません。ホワイト・ベル王女様」
恭しく頭を下げるライザに対し、ベルも降ろしかけていた腰をもう一度上げて一礼をした。とても、一使者に対して国の王女が行うに相応しくない行動だ。
「それで使者殿、貴殿の名前を伺ってもよろしいかな?」
「名乗るほどのものでもございませんが、ライザとレティ女王には呼ばれております」
レティ、という名前がライザの口から出るとベルは少しだけ感慨深げな表情をして目を細めた。
「そうか……して、BC帝国からの書状を見せてもらってもよろしいかな?」
ベルの言葉に反応して衛兵の一人がライザに近寄ろうとしたが、言葉なくベルが手でそれを制した。
「しかし」
「構わない。さぁ、ライザ殿。渡してもらえますか?」
ライザはコクリと頷き、まるで影が歩くような動きでゆっくりとベルに近づき、そしてローブ下から黒い筒を取り出した。
衛兵は持っている槍に両手を掛け、ライザがベルになにかしようものならばすぐにその尖った先端をライザのローブに突き刺そうと狙いをつけている。
「どうぞ、ベル王女」
「ありがとう」
しかしライザはあっさりとベルに書状を渡すと、中身を見ないように数歩ほど下がって目を閉じる。おかしなことをする気配は微塵も感じられない。
528:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:45:13 QRoeSo82
「……まだ、戦争は続けるのか。残念だが、こうして友好への一歩を踏み出してくれたこと、私は嬉しく思う」
ベルの表情は少しだけ残念そうではあったが、大事そうに書状を何度も読み返してはわずかに笑顔を見せた。
「ご苦労だった。すぐに返事の書状を返そうと思うが……どうだろうか、よければ今晩こちらに泊まっては行かないか?」
王女の意外な言葉に驚いたのは衛兵だった。
「ひ、姫様!? そ、そのような輩をこの城に泊めようと言うのですか?!」
「ニース、口を慎め」
衛兵の過ぎた言動に、それまで穏やかだったベルの表情は冷たい怒りを孕んだそれに変わり、ニースと呼ばれた衛兵の槍を持つ手が大きく震えた。
「……すまない、失礼なことを」
「いえいえ、気になどしていませんよ。それに王女の身を一心に考えてくれるとは、立派な衛兵ではないですか」
「ふふっ、だそうだ、ニース。すまない、怒ってしまって」
そう言って微笑む王女に衛兵は涙を目に貯めながら顔を下に向けて頭を下げる。そんな光景を見てライザは思う。
同じくらいの年齢で、同じような地位に立つ二人でもこうも違うのか、と。
豪華な晩餐を終え、ライザは案内された来賓室で分厚い本を片手にくつろいでいた。
静かなその部屋にトントン、とドアを叩く音が響き、ライザは持っていた本をローブの中にしまってゆっくりとドアに近づいてそれを開ける。
すると赤い絨毯がひかれた廊下に昼間の衛兵、ニースが槍を持たずにぽつんと立っていた。
「あ、あの……夜遅くに申し訳ありません」
「いえ、どうかされましたか?」
フードの中から覗く微笑みにニースは思わず口ごもってしまうが、それを見たニースは黙って一歩身を引いて中に入るように促した。
「す、すいません」
「くすっ、気にしないで下さい。ちょうど退屈していたところですから」
ライザは窓際に置いてあった椅子をベットの近くに持ってくると、その椅子を掌で示して自分はベットに腰掛けた。
ニースが向かいに座ると、ライザはフードを取り去りその長い髪を軽く左右に振ってから口を開いた。
「ニースさんは何歳なんですか?」
「あ、こ、今年で19歳になります」
「へぇ、若いのにお城の衛兵なんてすごい出世ですね」
小麦色の頭から覗く小さな二つの耳と同じくらいにつぶらな両目は、勇ましいという印象より可愛さあふれるものを感じさせる。
「そんな……戦場に出ても私は怯えて後ろで震えるばかりで、それを見かねた姫様が推薦してくれたお陰です」
「なるほど。じゃあベル王女を尊敬してるわけですね?」
ライザの言葉に頬を染めるという分かりやすい反応をニースは返し、ライザはそれを見て珍しく表情を変えて笑った。
「だからあの時も、あんなに必死でベル王女のことを心配してたんですか」
「あ、そ、その、本当に申し訳ありませんでした!」
ニースは椅子から立ち上がると勢いよく腰を折って頭を下げた。まるで釘を打つカナヅチの様なスピードだ。
「いえいえ、本当に気にしないで下さい。逆に感心したぐらいですから、気にしないで下さい」
ベットから立ってニースの頭を優しく上げさせると、ライザはその天使のような微笑みをニースに向けた。
ニースは先ほどの自分が謝り易い様にする話の流れと、この暖かなライザの心遣いに心から感謝していた。
対するライザもニースに心から感謝し、彼女を優しく抱きしめた。
529:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:45:44 QRoeSo82
「夜分遅くに失礼、私だ」
星空が一番きれいに見える時間帯に、ライザの来賓室にはまたしても来客があった。
「これはこれは、ベル王女。どうかなされましたか?」
「いえ、少し貴殿と話がしたくてな。お時間、よろしいかな?」
「もちろんです。まだ寝るには早く、退屈していたところですから」
フードの下からライザは微笑み、ドアから一歩身を引いて部屋の中へとベルを招き入れた。
ベルの格好は昼間の出で立ちとは違い、白いドレスのようないかにも王女の気品のある衣装を身に着けていた。
「そう言ってもらえると助かる」
「いえいえ。そういえばお付の方はいらっしゃらないのですか?」
ベットの前に置いてあった椅子を勧めながらライザはベルに問いかけた。対してベルは苦笑いをしながら返す。
「実は忍んできたのだ。任務に忠実なのは嬉しいのだが、さすがに私も気ままに行動したいときがあるのでね」
「なるほど。そこまでしてお伺いしていただけるとは、光栄の極みでございます」
フードを取り去ってピンクの長い髪を左右に振って整えてから、ライザは口を開いた。
「そういえば、ベル王女はレティ女王と年齢がお近いように見えますが」
「ああ、その通りだ。私もレティ……おっと、失礼」
「あっ、御気になさらずどうぞ」
「すまない。私もレティも同い年だ。……小さい頃はお互いによく遊んだものでね」
昔を思い出すベルは目を細めて小さい頃のレティの姿を懐かしんでいた。
それから白い髪の上から生えた小さな耳の根元を掻きながら、視線を下に逸らして言葉を詰まらせた。
「元気に過ごされていますよ、レティ女王も」
ライザの察しのよさに顔を上げたベルは、まるで子供の成長を喜ぶような母親のように満面の笑みで笑う。
「そうか……そうか」
「最後にお会いしたのは」
「10年前だ。戦争が始まる直後に会ったあの小さな姿のレティが、私が最後に見たレティの姿だ」
最後にあった年数を即答できるところをみれば、ベルがどれだけレティとの思い出を大切にしているのかが誰にでもよく分かる。
「やはり、お会いしたいですか?」
「……うん、会いたい。私のことなんて、レティにとっては憎むべき敵なのかもしれないけど、私にとってはかけがいのない友達だから」
ふと垣間見せたその表情は一国の逞しい王女のそれではなく、年頃の友達思いの少女のそれだった。
レティとベルは生い立ちが似ていることもあり、そして今では二人とも親を早くに亡くした者同士でもあったからだ。
「そうですか……実はいい方法があるのですが」
「っ! 本当に!?」
掴みかかろうとするような勢いで身を乗り出してきたベルにも、やはりライザの表情は変わらない。
「簡単なことです。戦争を終わらせればいいんです」
帰ってきたなんとも期待はずれの答えにベルは数秒硬直した後、やがて小さく笑いながら椅子に戻った。
「ははっ、確かに。それができればいいのだが、知ってのとおりだ。私も私の感情だけで国を滅亡させる気はないからね」
つまりベルはライザが自分に降伏するようにけしかけているのだと気付き、そしてその気がない事をしっかりと告げた。
しかしライザは逆に身を乗り出してこう追い討ちを掛ける。
530:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:47:04 QRoeSo82
「他人なんて関係ありますか? あなたはレティ様に会いたい。それで充分じゃないですか」
「残念だが、その口車には乗らない。私は母から受け継いだこの国を守る義務がある。……そのためならレティだって……」
決意に満ちた目はその先の言葉を口で示すより明確に現していた。だが、その奥にある迷いがまだ消えきっていないのもまた事実であった。
「……くすっ、素直じゃありませんね。でも……」
ベルの周りをゆっくりと歩き、その背後に回った瞬間、その言葉は放たれた。
「あなたの部下は素直でしたけどね」
「なっ!?」
言葉に驚くと同時にベルの身体はライザに抱きしめられ、慌ててもがくがライザの身体は離れない。
「くっ、はっなせ!」
「いやですよ、くすくすっ。さぁって、ニース。手伝って」
そのライザの掛け声と共にクローゼットがカタカタと音を立て、そして木目のドアがゆっくりと開かれた。
「ニ、ニース! な、なんて格好を!」
そこに現れたのは一糸纏わぬニースの裸体。右手は胸に、左手は陰部に当てられているが、程よく育ったその身体を隠しきれてはいない。
「ふあぅぅ、ひ、ひめさまぁぁ……」
「きっ、貴様! 私の部下に非道な真似を!」
怒気を放ち、怒号を上げて怒りに震えるベルに、ライザはまるで一体何に怒っているのかが分かっていないような顔を覗かせた。
「ベル王女、落ち着いてください。私はニースを素直にしてあげただけですよ?」
「何をいって……ニ、ニー、ス?」
「ひめさまぁ……身体が、熱くて、たまらないの……ひめさま、ひめさまぁぁ……」
クローゼットから出てきたニースがベルの前に立った時、ベルはニースの両手が身体を隠すためではなくその火照りの煽るためのものだとやっと気付いた。
「ニース、な、何をしているんだ?」
「王女、ニースは自分の身体の快感を素直に愉しんでいるだけですよ?」
「ば、馬鹿を言え! ニースはそんなことをするようなやつでは」
「あんっ、きもちいぃのぉ……ゆびでちくびをさわったり、おま○こをいじったりすると、んんっ、きもちいいのぉ……」
自分の部下がライザに強制されているのだとベルは考えていたが、しかしニースの火照った顔、嬌声を上げるたびに跳ねる耳と尻尾を見てその考えが揺らぐ。
そして右手でいじっている彼女の穴の上には立派なものがいきり立っており、その先っぽは赤く丸まると膨らんでいる。
「さて、ベル王女。今度はあなたが素直になるためのお手伝いをして差し上げましょう」
「くっ、誰が貴様などにそんなことをさせるか!」
「ひめさまぁ、だいじょうぶですよぉ……すぐに、きもちよくなれますからぁ……」
信頼を寄せていた部下の変わり果てた姿にベルは心が折れそうになるが、首を振って弱気を飛ばすと言葉を投げる。
「ニース、あなたは操られてるの! 正気に戻って!」
「無駄ですよ。操ってるわけじゃないんですから。ニースは正直者になっただけですよ。んっ……さぁって、ニース足を持って」
531:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:48:09 QRoeSo82
「あっ、はぁい。らいざさまぁ」
主の危機なのに従者はその元凶である人物の言葉に従順に反応し、ベルの両足を抱きかかえるように持ち上げた。
「きゃっ、離してニース!」
「ベットにお連れするだけですよぉ、ひめさまぁ、そんなにはしゃがないで下さい、ふふっ」
なすすべなくベッドに下ろされたベルの上にニースが跨り、いやがるベルの服を脱がせようとする。
「やめろ! ニース、やめるんだ!」
「あぅぅ……しかたないです。んっ……くふぅ、はぅぅ……」
突然顔をしかめて前かがみになったニースを不安に思いながらも、自分から意識が離れていることを好機と思ったベルは彼女のことを払いどけようと力を込めた。
ニースが身体をえびぞらせたのはその時だった。
「ふああああんっ! ……くふぅぅ……はぁはぁ」
突然の出来事にベルの全身からは力が抜け、逆にそれをチャンスと見たニースは不敵に笑うとベルの足を拘束した。
しかしそれは自らの両手ではなく、背中から生えた新たな足で、だ。
「なっ、ひぃっ! な、なんだこれは!」
ベルの腕に絡みつくそれは艶やかな紫色の光を放ち、ヌメヌメとした液体が絶えず分泌されていた。
「くすっ、王女があまりに強情なのでニースが怒ってしまったようですね」
いつの間にか裸になったライザの背中にもニースと同じように八本の足が生え、その姿はまるで―ー。
「く、くも……」
「あらっ、やはりお気づきになられましたか。いかにも、私は蜘蛛人族の端くれの者です」
「し、しかし蜘蛛人族は代々紫色か黒色の髪をしているはず」
ベルは城の書庫で見たことのある本の知識をとっさに思い出しながら口にすると、ライザは感心したように目をわずかに大きく開く。
「その通りです。この身体は森を訪れた者の身体。……ふふっ、このようなきれいな容姿をしていたので奪ってしまった次第でございます」
そう言ってニヤリと笑うライザの表情に、これが本来の彼女の姿なのか、ということにベルはそのときやっと気付いた。
「そして私は長年研究し続けたのです。私のみたいな一介の女が他の種族を支配するその方法を」
「支配、だと?」
「大変でした。森に時折訪れる者を捕まえてはその身体を奪い実験し、そして私はこの少女の身体を奪ったとき、ようやくそれを完成させた……」
そうして浮かべた笑顔に偽りはなく、本当にその長年の苦労を思い出してのことだった。
「この少女の身体には大きな魔力が備わっていたようで、それが私の術の最後の材料となってくれました。今まで何十年と悩んできた最後のピースをわずか5年で埋められたんです」
「っ、人の身体を奪っておきながらよくそのような笑顔を浮かべられるものだな!」
「くすっ、それはそうです。これでBC帝国とWD王国の長年の戦争を終わらせられると思えば笑顔もこぼれるというものでしょう」
まるで自分のチェス盤の上で最高の一手が思いついたかのようなその笑顔に、ベルの怒りのボルテージは湧き上がる温泉のようにうなぎのぼりに上がっていく。
「ふざけたことを……貴様は国を、民をなんだと思っている。貴様のゲームの駒ではな」
「王女こそ、この戦争をいったいいつまでお続けになるおつもりですか? 守るだけで攻めないのならば、この戦争は終わることはないですよ」
「そんなことはない! レティは……レティは、いつか分かってくれる! もう一度手を取り合って」
「あなたのそんな理想論のために、国民をずっと戦わせ続けるのですか?」
532:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:49:53 QRoeSo82
これまでにない真剣な表情をしたライザにベルは心底驚く。端から見る限りその顔に嘘の匂いは感じない。
「……このままではあなたの政策に不満を持つ輩がいつか必ず現れ、あなたは失脚します」
そう言ってから見せる微笑みには、まるで母親が子供に優しく教えを説くような温かさがあった。
「大丈夫、あなたは素直になれないだけ。……私が、あなたをもっと素直にしてあげます」
「そうです、ひめさま……もうこんな戦争、おわりにしましょう……」
戦争は国を疲労させる。しかし、レティならいつかは自分の言葉に耳を貸してくれる。
そう信じていたベルの心に二人の言葉は深く突き刺さった。
「くっ、くるな……くるなぁぁぁ……」
ライザの足がゆっくりと顔に近づいてくるが、手を固定されてニースにのしかかられているベルにはどうしようもできない。
顔をそむけて見たところでそれはすぐに目の前に現れ、そしてついにライザが最後の宣告を口にした。
「私が、あなたを変えてあげます」
「いっ、いやぁああああ! んんんっ!」
ベルの悲鳴をさえぎったのは彼女の口に飛び込んできたライザの背中から生えた細い足だ。
それはベルの口だけではなく鼻、耳の両穴からも侵入してまるで決壊を起こした川のようにドンドンと奥へと突き進んでいく。
「ぐぅ、えぐぅ……かっ……」
宝石のような眼球が飛び出してしまいそうなほどにベルの二つの両目は大きく見開かれるが、それを見下ろすライザとニースの顔は嬉々としている。
「くすっ、そんな顔しなくても大丈夫ですよ。ちょっと苦しいかもしれませんが、すぐにそれが別の良いものに変わりますから」
両耳をふさがれていなくともパニック状態のベルがライザののんきな声など理解できるはずもなく、やがて両目から涙が溢れ出てきた。
「ああっ、ライザさまぁ、ひめさまがないていますぅ……」
「仕方ないですね。じゃあニース、ちょっと気持ちよくさせてあげてください」
「あはっ、りょうかいです~」
ぼんやりとニースの顔が視界から消えたことを察知しながらも両腕はピクリとも動かず、ベルはただひたすら顔の内側でうごめく不快な感触の恐怖に怯えるばかりだ。
そんな彼女に突如別の感触が与えられ、動かなかったはずの身体が勝手に跳ねた。
「んんんっ! んんぅぅう!
「やっぱりきもちいいですかぁ? ふふっ、うれしいです~」
ベルの白いスカートに隠れている女の穴のふちを覚えのある感触のものがなぞるように動き、その快感に身体が反応したのだ。
「いいですよ、その調子でもっと王女を喜ばせてあげてください、ニース。……そちらの穴はあなたにお任せしましょう、ふふっ」
「ありがとうございます……はぁっ、うれしいぃ……ひめさまのぉ、おま○こにわたしがうみつけさせていただけるなんて」
ニースは先ほどまでベルの両腕を掴んでいた足で絶え間なくベルの秘所をなぞり続け、対するベルの頭も段々とその快感に苦しみさえもがぼやけ始める。
「くふぅぅ……ふぅぅぅ、んっ!」
「ふあぁっ、らいざさまぁ、ひめさまのおま○こぐちゅぐちゅってないてますぅ」
「ニースも気持ちよさそうですね……では、そろそろ終わりにしましょう……私も早く王女にしてあげたくて、んんっ、疼いてきちゃいます」
小刻みに身震いをしたライザはニースと共に火照った顔でベルに笑いかけ、ベル自身はまるでそれをどこか遠くの景色でも見ているかのようにぼんやりと認識していた。
しかしそのニース自身の身体は、ニースのそれと同じように興奮が感情以上に身体を素直にさせて女陰の上には立派なモノが天に向かって伸びていた。
ニースはそれを片手で掴み、そして動かしていた足をピタリと止めてベルの入り口へと宛がうと、ゆっくりとベルの中へともぐりこみ始めた。
「ぎゅぅうう! んんんんんんぐううぐう!」
533:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:51:32 QRoeSo82
飛び上がるほどに大きく跳ねたのは、ベルの純潔が奪われたからであり、ライザの侵入を拒むことが出来ずにへたっていた両耳もピンと張り詰めてその衝撃に耐える。
しかし彼女に痛みが襲うことはなかった。
「ほらっ、ベル王女……少しずつ、変わってきましたか? ふふっ、今あなたの頭の中に私の液体を染込ませているんですよ……」
衝撃に気を取られていたベルはそのせいだと思っていた頭の違和感の正体が、ライザによって与えら得たものだと気付くが、恐怖や痛みは感じない。
「くぅぅぅっっ……ぎっちぎちに……しめてくるぅぅぅ……ひめさまぁ、わたしのあしがぁ……ちぎれちゃいそうぅぅ……きゅんっ」
「くすくすっ、ほらっニース、動いてあげないと王女も気持ちよくなれませんよ?」
「あっ、ご、ごめんなさぃ……じゃ、じゃあ、うごきますよぉ……ひめさまぁ、くぅぅっ!」
「ぎゅうぅぅっっ、がっぐぅうぅ……」
ベル自身は頭が蕩けるような感覚に浸っており、声をあげてしまうのは襲い掛かる快感に身体が勝手に反応しているためだった。
もちろん、彼女がニースの足をもぎ取らんばかりに秘所に力を入れているのも、そびえたったモノの先から垂れる先走りの液体もそのためであった。
「ふぅぅっ……やっぱり、この感覚……やめられないわぁ……私の頭がおかしくなってきちゃいそう……んんっ」
絶え間なく頭に流し込まれる液体を否応なしにベルの脳は吸い込み、そしてその思考を弄られていく。
(私はWD王国の王女……民のために国を守らなくては……レティは私の大事な友達……いつか、わかってくれる……)
そんな中でベルが考えられるのは自分がなんであったのかを思い出すのがやっとであったが、段々とそれは変わり始めていた。
(私は王女……みんなが好き……でも、レティはもっと大好き……今すぐ会いたい……)
ゆがみ始めた記憶はベルの最後の砦であった国とレティとの思い出までおも侵食し、そして素直な彼女の思いは更に加速する。
(私はベル……王女様……レティのことが……会って、それで……)
眼光鋭かったベルの目が幼い少女の無垢な瞳に変わり、何かが自分の中で変わっていく恐怖は自分の中を満たす快楽となった。
やがてベルの顔の穴からするりとライザの足が抜け出ると、ベルは既に思考の変化を終えていた。あとに残るは最後の仕上げ。
身体の変化を残すのみであった。
「んぐぅうぅ……きもちいぃぃい! もっとぉおお、してぇええ!」
「くぅうぅつ! ひめさまあぁぁ……ひめさまぁああああああ!」
ベットの荒々しい交わりを椅子に腰掛けたライザは満足そうな微笑みで見守る。
お互いを抱きしめ、唇を貪り、尻尾を絡めて少しでも一つになろうと身体を重ねる姿はまさに欲望に素直になった姿そのものだった。
「かふっううう、もぅうぅ、でましゅぅううう! ひめしゃまにぃいだしましゅうううう!」
あまりの快感にろれつの回っていないニースだったが、ベルの中に入れた足を素早く動かしながらしっかりとベルのモノを両手でしごいていた。
「きゃはんっ! もうだめぇえええ! きちゃうううう! しろいのでちゃうううううううう!」
対するベルの限界ももう近いようで、丸く開いた口から舌を出したまま白い息を上げていた。
そして、ベルは身体の変化を受け入れる。
「くあああああああああんっ! れるうううううううううううううう!」
先に達したニースがベルの身体の中に子供を孕むためのそれとは別の種を放つと、熱いそれが中に流れ込んでくる快感がベルの最後の一押しをした。
「きゃああああんっ! くぁああああああああああああんっ!」
白い飛沫がニースの身体を汚し、そして二人はそれを挟み込むようにして力なく倒れこむ。
その様子を見守っていたライザはゆっくりと立ち上がると、ニースの身体の脇についていた白い液体をすくい、口に運び入れてからベルの耳元で囁く。
「さぁ、ベル王女……もうすぐ、レティ女王に会えますよ……ふふふっ」
その言葉に息を切らすベルの顔が嬉しそうに笑った。
534:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:52:53 QRoeSo82
それから2週間後のほど経ち、ライザは再びBC帝国に戻ってきた。
その傍らにWD王国の王女、白いドレスに身を包んだベル王女を従えて。
レティはそれを聞くとライザ達を王座の間ではなく、自らの自室に来るようにと命令をし、ライザ達はもちろんそれに従った。
城を基調とした扉の前まで5人の衛兵がついてきていたが、ライザ達がそこまで辿り着くのを確認すると、ドアをノックして二人の前から何も言わず立ち去った。
「入りなさい」
ドアの向こうからそんな声が聞こえ、ライザがゆっくりとドアを開けると赤を基調とした部屋の真ん中で、椅子に座りながらレティが一人でティーカップを傾けていた。
ベルと共に部屋に入ったライザは後ろ手にドアを静かに閉め、こちらに見向きもせずにティータイムを楽しみつづけるレティを見ていた。
「……ふふっ、くくっ……」
静かな時間が流れていた部屋にもれるような笑い声が響き渡る。見れば、レティはティーカップを揺らしながら口元に笑みを浮かべている。
「ふふふっ、あはははははははははっ!」
やがてそのティーカップを机の上に置いたレティはお腹を抱えながら人目をはばからずに大笑いを始める。上品さを目立たせるドレスを着た彼女のその行動はとても滑稽であった。
「くくくくくっ……ベルぅ、どう? 私の勝ちよ? 悔しい? 悔しいわよね?! あはははははっ!」
席を立ったレティは笑いながらベルの前に立つと、無表情で自分を見ているベルの周りを回りながら言葉を続ける。
「捕まえた私の兵士を自分の兵士の慰めものにしたり、私の国を訪れようとする商人を捕まえて強姦したり……くくくっ、最悪ね」
それは小さい頃にレティがWD王国の行いとして小さい頃に教えられた非道の数々だった。
しかし、それはもちろん嘘である。
ベルは捕まえた兵士をそのままBC帝国に帰るように釈放し、BC帝国に向かう商人には戦いに巻き込まれる危険のない道を教えていた。
だが、塀の中で何不自由なく育ってしまったレティがその真実を知っているはずがなかった。
「……勝った。勝った、勝った、勝った、勝った! 母さんが心のそこから憎んでいたWD王国をついに滅ぼすことが出来た! はぁ……うれしい」
レティは両手を組んで天国に居るはずの母親に祈りをささげ、不適な微笑みを浮かべながらベルの前で口を開く。
「さぁて、悪い人にはお仕置きしなきゃねぇ……八つ裂きにして、手足をもぎ取って、脳みそをかき混ぜて……あぁ、それぐらいでも足りないわ」
なんともわざとらしい悩む素振りでレティはベルの前を右往左往し、やがて何かを思いついたかのように顔を上げてベルの目の前に再び近づく。
「でもぉ、どぉぉぉぉぉぉぉぉしてもベルが死にたくない、って言うなら……ふふっ」
なんとも楽しそうにレティは笑うとベルは履いていた赤い靴を脱いで、赤いドレスの先から覗く黒いタイツに包まれてたその足先を空中に浮かせながら言った。
「この足先にキスをしたら……ゆるして、あ・げ・る」
この上ない屈辱を与えるような命令を口にしたレティを、相変らずの無表情でベルは見つめる。
が、やがてゆっくりと膝を折ると文字通り犬のように両手両足を床につけて、その足先にゆっくりと唇を近づける。
その様子を見下すレティの表情はニヤリという笑いを口に浮かべながらも、どこか緊張した様子であった。
そしてタイツの感触の上から生暖かい唇がゆっくりと重なってきた。
「はぁっ……んっ、くくくくくくくっ。ここから見る眺めは最高よ、ベル。あなたの気分はどうかしら?」
わずかに一瞬、火照った笑顔を見せたレティはすぐにそれを引っ込めると、喉を転がすような声でベルを嘲笑った。
数秒待ってベルの返事が帰ってこないことを、言葉も出せないほどの屈辱を味わっているのだと考えたレティは笑いながら口を開いた。
「ふふっ、悔しくて言葉にもならないの? ねぇ、なんとか言って……ちょ、ちょっと……私は足を舐めろなんて言ってないわよ!」
思いも寄らないベルの行動にレティは驚き後ろに下がろうとしたが、その足をベルはしっかりと掴んで更に足を舐め続ける。
「はっ、はははははっ! 狂っちゃったの、ベル? まるでそれじゃあ本当に犬みたいよ?」
535:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:53:56 QRoeSo82
「んはっ……わたしは……んっ、れてぃのいぬでも、かまわないよ……れてぃ……んっ」
「え、えっ!? べ、ベル? きゃっ!」
あまりのことにレティが尻餅をついた時、やっと彼女はベルの様子がおかしいことに気付いた。
ティアラを載せた頭の横に付いている耳はペタリと垂れ、白かったはずの両頬はリンゴにように赤く火照り、そして表情は悦びに満ちたその表情は……発情している、と表現するにぴったりのものだった。
「んっ、んんっ、れひぃのあひぃ……はぅぅ、すっごく、おいひぃよぉ……」
「や、やめろ! やめて! ふあっ! ラ、ライザ、この子を引き剥がしてちょうだい!」
自分の足にすがりつくようにしてそのつま先をしゃぶり続けるベルから逃れようと、壁際でフードも取らずに俯き立ち続けるライザに助けを求めた。
しかし、フードを捲り上げて相変らずの微笑みを浮かべていたライザの口から紡がれた言葉はその期待にこたえるものではなかった。
「申し訳ありませんが、それはできません」
「なっ?! わ、私の命令が聞けないの!? ひぁっ! 登って、こないで!」
ベタベタに濡れた足だけでは物足りなかったのか、ベルはゆっくりとレティの身体に覆いかぶさるように身体を動かし、対するレティはそれから少し逃れようともがいている。
その様子にライザの微笑みは笑顔へと昇華し、そしてこう言うのだった。
「ふふっ。流石の私でも、惹かれあう二人を引き裂くなどそんな無粋な真似はしたくはありませんので。よっ」
「きゃっ! は、離しなさいよ! え、衛兵! だ、誰か、くせ、んんっ!」
ライザがじたばたと暴れるレティの両手を掴みあげると、ベルは嬉しそうな表情でレティの目の前に到達すると桜の花びらのようなピンク色の唇を奪い取った。
「衛兵の方はご自分で引き払ってしまったではないですか。それに……皆様おそらく、レティ様と同じようにお楽しみ中だと思いますよ?」
そう言ったライザの視線がカーテンの閉められた窓の方へ向くが、そんなことを気にしていられるほどレティの冷静さは残ってはいない。
レティの上に重なったベルは獣のように唇を貪り、しかしレティのドレスの上から二つの膨らみを揉み解すその手さばきには力強さだけでなく優しさが感じられる。
「んっ、はぅっぅ、れてぃぃ……きもちいぃでしょぅ?」
「はぁはぁ、だ、誰が! は、早く、どきな、さい!」
「あぅぅ、もっとすなおになってぇ、れぇてぃいぃ」
少しだけ機嫌を損ねたのか、ベルは頬を膨らませてレティの乳首の先を軽く引っ張った。しかしレティにはそんな痛みを感じる以上に、ベルのその表情を見てあることを一人心の中で喜んでいた。
それは目の前にいるベルが大きく成長していても、その仕草には最後に会った小さい頃の面影が残っていたからだった。
「ふふっ、じゃあ私が手伝ってあげましょうかね……ベルはレティの大事なところを綺麗にして上げて下さい」
「はぅうぅ! りょうかいですぅ、らいざさまぁ!」
しかしライザの言葉に従順なベルの姿を見ていると、ライザに対しての怒りがレティの中にふつふつと湧き上がっていき、思わず歯を食いしばる。
「ふふっ、そんなに怖い顔をしなくても大丈夫ですよ。痛いことはしませんから」
そしてそんな風に涼しげな微笑みを浮かべ続けるライザの顔を見たとき、レティの中で怒りが爆発した。
「ふざけないで! ベルに何をしてのよ! ……返してよ! 馬鹿で、私の嫌いな……ベルを……ぐすっ、かえしてよ……ううっ」
その叫び声に一番驚いたのはベルであり、レティのスカートの中に突っ込んでいた頭をゆっくりと上げるとレティの顔を見て更に彼女は驚きを与えられた。
涙を流していたのだ。両手をライザにつかまれたレティは隠そうともせずに、子供のようにべそをかいて泣き始めてしまった。
しばらくベルはそのレティの突然の変化に呆気を取られていたが、やがて再びレティの上に重なるように移動すると優しくその華奢な身体を抱きしめた。
「レティ……私の心はずっと変わってないよ……私はずっとあなたが大好きだった……だから、私は素直になったの」
「ううぅっ、ぐすっ……し、しらないわよ、そんなの! わ、わたしは……んっ、わたしはぁ……」
「いいから、レティ、分かってるから。……すぐに素直になれるから、ね? だから、ちからをぬいて……」
536:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:55:08 QRoeSo82
暖かいベルの胸から離されたレティがゆっくりと瞼を開くと、紫色の細長い何かがこちらに向かってくるのが僅かに見える。
しかしそれに対して驚く暇さえもなく、それはレティの口、鼻に入り込み、そしてわずかに遅れて耳にもそれが入ってきていることが分かった。
「んんんんんんんんんんっ!? えぅ、んっ、ぐぇっ!」
「落ち着いて下さい、レティ様……ふふっ、大丈夫です。もう苦しみは消えますから」
ベルのときとは違い、一息に脳まで達したライザの足の衝撃にレティはパニック状態になったが、それを目覚めさせる新たな感触が身体に送り込まれる。
「んんっ! がぁぅ、んぁぅう!」
「ふふふっ、そんなによろこんでくれてうれしいなぁ、れてぃ……んっ、わたしはれてぃがのぞむならどこだってなめてあげるよ、んっ、あしでも、んっ、むねでも、んっ、おま○こでも。はむっ、んっ」
ライザのスカートの中から篭った声が漏れ出し、そしてその言葉が途切れるたびにレティの秘所から快感が電流のように身体を走り抜けていく。
レティももちろんその言葉をライザの足が滑り込んでいる耳の隙間から聞いてはいるのだが、それに対して返事をすることもその返事を考えることさえもおぼつかない状況であった。
「ほらっ、私の足の先から出る汁をレティ様の脳がしゃぶっていますよ……おいしいですか? ふふふふっ」
否応なしに頭に流し込まれる液体を脳は勝手に染込ませてしまい、レティの精神はゆっくりと変化させられていく。
(くそっ、はなせ! ……私の言うことを聞きなさい! ……お母さんのために、ベルを殺すんだ! ……で、でも……私に服従するなら助けてあげる、私は……優しいから……)
そんな言葉を頭の中に思い浮かべて、なんとか自我を保つのがレティに出来る精一杯のことだ。しかし、やがてそれに張り付いていた嘘がはがれ始める。
(や、やめて……は、恥ずかしい……ベルを倒さないと……でも、私はベルを助けたい……だって、ベルは私の……大事な友達なんだから……)
うそと言う鎧がはがれたレティの本心は、この十年間悩んできた思いが詰まっていた。その悩みを解放するため、ライザは液体を一気に彼女の頭へと流し込む。
(いっしょにいて……かなしませないで……べるはわたしを、すきなままでいてくれたのかな……ちいさいころのやくそく……おぼえていてくれてるのかな……)
それを流し込み、全てが終わったことを悟ったライザはゆっくりと足をレティから引き抜き、頬から流れていた涙をそっと拭いてあげた。
「大丈夫ですよ……もう、悩む必要なんてないですから……」
「はぁはぁ……ぐすっ……ほんとうに……?」
まるで華奢な人形のようにそこに横たわるレティの表情は、以前の強気な女王という仮初めのそれとは違い、幼げな静かで気弱そうな女の子という感じであった。
「本当です……もう戦争は終わり……そうですよね、ベル」
スカートの中に潜っていたベルが顔を出し、べそをかいているレティを背中から生えた足と両手で抱きしめながら耳元で囁く。
「ええ。だからもう大丈夫……ねっ……レティ、だから私と一緒になろ?」
「んぐすっ、うん……私はベルと一緒になる……だからもう……はなれないで、ぐすっ」
そう言ってレティはベルの身体を抱きしめ返した。
それを満足そうに見ていたライザはベルの後ろから小さな声で告げる。
「では、ベルがレティ様の最初の人になってあげてください。私は彼女の後ろの方をいただきますから」
「あっ……はい、ありがとうございます。ライザさま……レティ、今から私がきもちいいことしてあげるからね……」
ベルの言葉にレティは曇りない笑顔を浮かべて応えた。
レティを抱き上げたベルは、小柄な彼女を持ち上げてベットに連れて行くと、長いドレスの裾を捲り上げて大きく反り返るモノを露にした。
「れてぃ……いまからこれで、れてぃをぐちゅぐちゅにしてあげる……」
「わあぁ……わたしのよりずっとおっきいぃ……くすっ、んん~っ」
「あっ、やっ、だっ、だめぇっ! ああんんっ!」
537:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:56:13 QRoeSo82
レティの目の前でそれを見せてしまったが最後、レティはベルのモノに両手を添えるとそのまま口に咥え込んでしまった。
「んっくちゅ……おいひいよぉ、んっ、べるぅ」
「ううっぁぁ、だ、だめだめぇ! で、でちゃうよぉお!」
ベルを気持ちよくさせてあげたい、という一心でベルのモノを優しく舐めるレティの舌使いにはテクニック以上の快感をベルにもたらしめた。
「んぁあうぅ……あはっ、ここが膨らんでる……なめちゃお~」
「ひぁあああああう! で、でちゃううううううう!」
「あうぅぅぅ、いっぱいでたぁ、ふふっ」
竿の裏を舐められたベルは白い液体をレティの顔に放ち、それを見たレティはまるで子供が噴水を見るかのように嬉しそうな笑顔でそれを受け取った。
「よかったぁ、こんなによろこんでくれるなんて……あんっ、んん~っ、おいしぃ~」
顔についた白濁液をお菓子のように口へと運んだレティは悪戯っぽく笑う。
その肩にライザが手を置いて上を向いたレティに笑いかけながらもこう言って彼女を制した。
「ではその身体の中に今度はそれを注いでもらいましょうか。ふふっ……す~っごく、きもちいぃですよ……」
ライザの言葉にごくりと生唾を飲んだレティの反応が、なんとも可愛らしくてライザは更に笑みを増やしながらレティを優しく持ち上げてベルを解放した。
そのベルもどうやらかなりの絶頂を味わったらしくなにやらぼーっとしていたが、ライザが二回ほど呼びかけるとようやくうなづいてベットに横になり、その上に跨るようにしてレティが乗っかった。
「じゃあ、レティ……はじめてはいたいとおもうから、ゆっくりとね……」
「ふふっ、大丈夫ですよ……レティ様、もう一度失礼しますね」
ライザの言葉に横を向いたレティの右耳に再びライザの背中の足が挿入され、その不慣れな感覚にレティは小さくうめき声を上げる。
「ふあっ……くぅぅ……」
「んっ、これで準備はオーケーです……ではレティ様、ベルのモノを……」
「う、うん……じゃ、じゃあベルの……たべ、ちゃうね?」
今度はレティは赤いドレスの裾を捲くり上げ、その入り口がベルに見えるようにしてベルのモノをゆっくりと飲み込み始めた。
「はぐぅうぅ! れ、れてぃいにぃ、たべられてるぅぅ……」
「くぅっ! あ、あ、ぐぅぅう……」
「レティ様。いたい、ですか?」
歯を食いしばっているレティにライザが声を掛けると、レティはぶるぶると首を振って応えた。
レティが歯を食いしばっているのはもちろん、ベルが彼女にとって初めての相手で、そのモノを入れるための穴がまだ狭くて入りづらいからであった。
「ひろ、げてくるのぉ……べる、がぁぁぁ、くうぅう! わたしのなかに、はいって、くるのぉぉぉお!」
「きゃあああんっ! はぁはぁはぁ……」
痛みを感じず、挿入の快感だけ感じることに気付いたレティは思い切ってベルのモノを一息に飲み込んでしまった。
しかしそれによってレティのピンク色の薄い壁は突き破られ、その証として結合部からは赤い血がしたたり落ちた。
「はぁはぁはぁ……だ、だいじょうぶ、れてぃぃ?」
「くはぁあぅはぁ……しゅ、しゅごいぃのぉ……べるのぉ、おっきいぃのがぁ、んぁぅぅ、なかで、びくんびくんしてるのぉぉ……」
身体の中心に突き刺さったベルのモノは果物から果汁を搾り取るかのように締め付け、それに反抗するが如くベルのモノはその中で暴れている。
ライザはそれを見てクスクスと笑いながら椅子に座り、その背中の足を一本だけゆらりと動かし始めた。
「では、次は私がライザ様の後のお穴をいただかせてもらえますか?」
「はうぅぅ、ぐぅぅ、こ、これで、だ、だいじょうぶぅ?」
「はい、ありがとうございます」
538:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:57:26 QRoeSo82
ベルに身体を預けるようにレティが前かがみに姿勢を変えると、黒い尻尾の付け根の下に彼女のもう一つの穴の入り口がライザの足の方向へと顔を上げた。
ぬるりとした液体を滴らせるほど纏った紫の足がその小さな口にキスをする。
「んあぅっ……や、やさしく、して……」
「ふふっ、痛くはないと思いますが……まぁ、入り口が入り口だけに狭いので、ちょっと苦しいかもしれませんね」
にやりと笑ったライザの顔にレティが制止の声を上げようとした瞬間には、ライザの足が既に入り始めていた。
「きゃああああああぁぁ! だぁ、めぇぇ……は、らないぃ、よぉ、やぁあああああ!」
「クスッ、力を抜いてください。一度入ってしまえば楽ですから」
「あぐぅぅ、そ、くぅぅ、こと、い、た、ってぇぇぇ」
りきむレティを落ち着けようとベルが身体を抱き寄せて優しく包むと、小さな唇から彼女を安心させる言葉を紡ぐ。
「れてぃ、だいじょうぶだから……そう、ゆっくりしんこきゅうをするの……ゆっくりとね」
「べ、べるぅ……あぐぅぅ……」
「そうですよ……んっ、あと少し……」
ベルはレティの気を逸らすように彼女と唇を重ねて舐めまわす。
するとレティの身体から想像以上に力が抜けたことをライザはわずかに驚きながらも、これを好機とばかりに残りを一気に突き刺した。
「んぁあああああああ! はぁはぁはぁはぁ……」
「くぅぅぅ……あはは、いま、レティのなかがきゅん、ってちぢまって、私のち○こ、たべられちゃうかとおもった」
「ほらっ、レティ様……こちらもレティ様の中で私の足をもっと吸い込みたいかのようにうごめいていますよ」
レティは息を切らしながらも、微笑む二人に笑いかけ不思議な達成感に浸り、しばらく身体の中に突き刺さった二つの感覚を愉しんでいた。
「さぁってレティ、そろそろ動いていい?」
「あ、まって……わたしが、する、から……んくくくぅ……」
ベルの首に腕を回したまま、レティはゆっくりと腰を上げ始めた。いやらしく淫靡な声で結合部が小さな鳴き声をあげる。
「ひああぁぁぁ……、ひ、っぱられるぅぅ……」
先ほどまで自分をフォローしてくれていたベルが快感を感じていることをレティは嬉しく思いながら、今度は腰を沈め始める。
「がぁっ、くぅぅぅ……あっついぃぃ……べるの、まるでもえてるみたいだよぉぉ……」
一往復しただけなのにベルのモノは更に太くなり、熱を帯びた血流が血管を膨らませている。
「はぐぅぅ……ねぇ、べるぅ、んぐ……どう? くぅ、きもち、んっ、いい? あんっ!」
「んぁう、きもち、いい! れてぃの、あぅ、なか、きもち、いいのぉお!」
二人のピストン運動は段々と早くなり、部屋に響き渡るリズミカルな水音と嬌声のハーモニーをライザは愉しんでいたが、やがてレティの中に差し込んでいた足をゆっくりと動かし始めた。
「あぐぅ! おしりぃがぁ、だっ、だめぇえ!」
前の穴を突かれる感覚に慣れ始めていたレティは、忘れた頃にやって来た後の穴の感触に思わず声を上げる。
「くすっ、大丈夫ですよ、ほらっ、するっと抜けて……」
ライザはレティの声を笑ってスルーすると、レティの穴から埋まっていた足の半分ほどを抜いた。
「くうぅぅう! あんっ、ま、た、はいって、くるのぉぉお!」
539:名無しさん@ピンキー
10/01/14 22:58:17 QRoeSo82
「今度はさっきより、んっ、私の体液で濡れてますから……ほらっ、すぐに入りました」
微笑むライザの言うとおり、ライザの足は再びレティの肛門にするりと入り込み、レティはその衝撃に尻尾をピンと張り詰めた。
「はんっ、れてぃぃ、とまっちゃ、くあぅぅ、やなのぉ」
「くぅぅ……べるぅぅ……ま、ってぇ、あんっ、したから、ついちゃ、らめなのぉぉぉ……」
ベルはレティの太ももを抱えると、レティを突き上げて更に快感を得ようとしているが、レティは肛門を往復するライザの足にまたしばらく動けなくなっていた。
しかしそれも何度か繰り返すと、肛門のリズムに合わせて再びレティは腰を動かし始める。
「いいのぉ! もっと、ついてぇええ! くぁあうう! そう、もっとぉお! もっとぉおおおお!」
「くぅぅぅ、れてぃ、れてぃい! わたしも、んんっ! きもちいいのぉ!」
「ふあぅぅ……レティさま……わたしも、あぅ……んっ、そろそろ、だしてしまいそうです……」
ライザは珍しく快感に酔い始めていた。頭がボーっとし始めて、背中の足から伝わってくる快感に身を任せてしまいそうになるのを、ギリギリで踏みとどまっていた。
「れてぃぃい! でちゃうのぉお! わたし、もうぅ、でちゃうのぉおおおおおお!」
「だしてぇええ! わたしのなかでぇ! らいざさまもぉ、わたしのなかにどぴゅどぴゅしてぇえええええ!」
その声とよがるレティの表情を見たとき、ついにライザから理性が吹き飛び、その足の動きが一段と加速した。
「くぅうぅぅつ! だしますうぅ……れてぃをかえてやりますぅううう!」
「ふぁああああんっ! かえてぇええ! わたしを、ふたりぃとぉ、いっしょにしてぇええええええ!」
そして、三人は同時に頂点に達した。
「「「くぁああああああああああああんっ!」」」
篭った水音が鳴り響き、レティは子種と変化を受け入れた。
その部屋の窓の外では、WD王国の兵士や民がBC帝国に流れ込み、部屋の中の状況と同じようにBC帝国に変化がおき始めていた。
それからわずか半日で、その変化はBC帝国全国民を巻き込み、そして戦争は終焉した。
戦争が終わると同時にBC帝国とWD王国は同盟を結んではや1ヶ月が過ぎた。
白昼の下の両国の城下町ではお互いの国の国民が笑って行き交うようになり、それは10年前の両国の姿そのものであった。
しかしその時と大きく違うのは、町の角を一つ曲がれば交わりを求める民が溢れるようになったことと……国民のほとんどが背中に新たな足を隠し持つようになったことだ。
ライザが今見下ろしているBC帝国の城下町とて例外ではない。
いつものように商売を続ける商人、槍を小脇に城下町の平穏を守る兵士、子供達に勉学を教える教師。その全員の衣服の下には8本の足が生えている。
その大半は夜中になると見境なく交わりを求めようとするが、それまで待てない民の幾人かはすでに建物の裏でお互いの火照りを醒ましあっている。しかしほとんど余計に火照りを加熱させてしまうのだが。
それのいい例がライザのすぐ背後で起きていた。
「ふにゃぅぅぅうう! べぇるぅぅぅう、べるのなかぁ、きもちぃぃのぉおおお!」
「きゃはぁんっ! れてぃいいい! ら、らめぇえぇぇぇっ! こわれちゃぅううううう!」
この1ヶ月、二人は飽きもせずに時間をみつけてはこうして激しく交わりあっている。
540:名無しさん@ピンキー
10/01/14 23:00:02 QRoeSo82
これだけ交わっているのだから、おそらく二人のおなかの中にはそれぞれの子種を受け取った子供ができているはずだ。元々繁殖力の高い二つの種族。そう遠くないうちに二人の子供が何人も産まれるだろう。
もちろん、背中に二人の遺伝子と共にライザの八本の足を受け継いだ子供達が。
ライザはそんな二人の背中に笑い掛けるとゆっくりと部屋から抜け出た。扉をはさんでも聞こえる交わりの音に小さな苦笑いを浮かべる。
「あっ、ライザ様。……ふふっ、その御様子だと中では姫様たちが?」
「ええ。なんとも気持ちよさそうに二人で交わってるわ」
向かいの客間から出てきたニースと笑いあいながらも、ふと半開きの客間を覗くとBC帝国の兵士がベットの上ではだけた格好のまま横たわっていた。
「まったく……あなたも人のことは言えないじゃない」
「え、えへへへっ……あっ、どちらに行かれるんですか?」
ニースの横を通り過ぎて歩き出したライザの背中に言葉が掛かった。足を止めたライザはちらりと顔だけ振り返るとこう告げる。
「この国から去ろうかな、と思うの」
「へ……えっ? な……な、なんでですか?!」
予想通りの返答が帰ってきたことにライザは少しだけ後悔しながらも、駆け寄ってくるニースから逃げようとはしなかった。
「だって、この国の戦争は終わったし、もう私のやるべきことないでしょう?」
「そ、そんな……姫様とレティ様を支えてくれるのではないのですか?」
「あの二人だったらもう大丈夫よ。それに、二つの国の国民に私の種が行き渡ってるのだから、何もしなくても私の子孫は残っていくわ」
ニースはその言葉に自分自身の背中にも生えている八本の足がざわりと動くのを感じた。
「じゃ、じゃあ森に戻るって事ですよね? い、いつか私も訪れたり」
「森の家はもう焼き払ったの」
唖然とするニースを見ず、廊下の窓の外で眩しく照っている太陽に目を細めながらライザは続ける。
「私の長年の研究成果をとられたくはないもの。それに、私は死ぬこともないし新しい種として力も手に入れたから」
今度はライザのローブの下でざわりと八本の足がうごめいた。
「では……これから一体どこに行こうと?」
ライザはいつもの微笑みを崩し、そして彼女らしくない恥ずかしそうな表情でニースを見つめてこう言った。
「この世から争いをなくしてみよう、と思ってるの」
まるで子供が夢見るような言葉にニースは表情を硬直させ、ライザはそれを見て小さく吹き出しながら続けた。
「ふふっ、この身体の持ち主ね、どうも私のことを悪の元凶か何かと勘違いしてたみたいで、あなたを倒して平和を取り戻してやる~、なんて言って襲い掛かってきたの」
「は、はぁ……」
突然語りだしたライザに驚きながらもニースは相槌を打つ。
「私も死にたくなかったから反撃して倒しちゃったわけだけど、彼女のお陰で私の術は成就した。これで世界を支配してやろう、って私は期待に胸を膨らませたわ」
ライザの口調はどこか楽しげであり、しかし何処か憂いのような成分を含んでいるようでもあった。