【博冷】ニコニコMUGENでエロパロ3【中間中国】at EROPARO
【博冷】ニコニコMUGENでエロパロ3【中間中国】 - 暇つぶし2ch521:名無しさん@ピンキー
09/09/09 17:12:09 SzpQOQvK
今日は9/9なので頑張ってみた。
しかしエロはない。



「今日は誕生日なのよ」

 その日、嘉神慎之介はアルクェイド・ブリュンスタッドに呼び出された。
 有無を言わせぬ勢いで呼び出され、渋々指定の喫茶店に向かう。
 そして嘉神が椅子に座るや否、開口一番にアルクェイドが口にしたのが先の言葉だった。
「誕生日? 誰のだ?」
「レンよ。当たり前じゃない。他の誰の誕生日を貴方に教えなきゃいけないの?
 あ、あたしの誕生日教えたら何かくれる?」
「…………」
「冗談よー。あたし、誰からでもプレゼントが欲しいってタイプじゃないもの。あ、くれるものは拒まないわよ?」
「………………」
「どうしたの?」
 黙り込んで固まってしまった嘉神に、アルクェイドは大きく首を傾げる。
「おーいもしもし、かがみーん?」
 ひらひらと嘉神の顔の前で手を振ってみる。
「あ、あぁ……すまん」
 それでようやく我に返った嘉神は大きく息をつく。
「どうしたの?」
「いや……レンにも誕生日があるのだなと」
「そりゃあるわよ。誰にだって生まれた日はあるわ。貴方にもあるでしょ?」
「それは、そうだが……」
 使い魔に誕生日があるなどと思っていなかっただけに、嘉神は虚を突かれていた。
「……今日が誕生日なら……」
「お祝いぐらいしてあげなさいよ? マスターなんだから」
「うむ……ケーキでも買って帰るとしよう」
「ダメダメ、そんなんじゃ。ケーキなら遠野の家で今頃ごちそうになってるわよ」
 レンが自分が出かけるより先に、どこかへ出かけていったことを嘉神は思い出した。
「む、そうか……」
 ならばどうしたものかと生真面目に考える嘉神に、アルクェイドはにやーりと悪戯な笑みを浮かべた。
「貴方には貴方にしかできない贈り物があるでしょー?」
「私に、しか?」
「そ。…………(ごにょごにょごにょごにょ)」
「……! な、ななな……」
「誕生日ぐらいいじゃないこれぐらーい。
 というか、誕生日ぐらいこれぐらいやりなさい。いやむしろやれ。
 がんばってね、かがみん」
 笑顔できっぱりとどめを刺すアルクェイドに、嘉神は頷くしかなかった。



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