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共通点は赤髪、ツンデレ、魔の血がそれぞれの一族の中でも濃い。エロが想像できない５。
１１年前、日本の中心に突然ひらけた巨大な穴。通称、魔界孔。
日本中に生えた結晶柱Ｂストーンによって、Ｂ能力者と言われる異能の若者が現れた。
それらの能力ある者たちを特体生と呼び、それぞれの学校を力と意志でまとめ上げるものを番長と呼んだ。
「兄さんが負けたのだから仕方ないわね。遠野家のものとして恥ずかしくない戦いをしましょう」
個人同士が素手でぶつかり合いカネを得るストリートファイト。それはやがてさまざな大会へと昇格し、スポンサーが付き、ＴＶなどで放映された。
全世界規模の格闘大会、キング・オブ・ファイターズ。三人一組で戦い優勝した者達には、莫大な賞金と比類なき栄誉が与えられるだろう。
だが気をつけろ、力が集う場所にはそれを狙う者たちがいることを……。
「俺はこの学校とは関係ないが、だが奴が俺以外の者に負けるのは癪に障る」
そして斬真狼牙ひきいる狼牙軍団が、草薙京のいる高校へと攻めてきた。（学校名が分からない）
「……学園のものでもないのに邪魔をしてくる男がいると聞いて来てみたら、あなたとはね。オロチの炎を使うという八神家の者、八神庵」
「誰だ？」
「遠野家の当主、遠野秋葉。学園抗争だなんて関係の無い話だと思っていたけれど、あなたのような者が出てくるのであれば本気を出さないといけないわね」
「髪が、赤く？ 人間じゃないのか？」
「人間よ。半分は」
炎と略奪、互いの赤が入り混じり合い激しくぶつかり合う。
長い闘いの末に立っていたのは遠野秋葉だった。
「疲労してるわね。私が来るまでにかなり戦っていたようね」
「……くそっ」
「それで？ 仲間になるというなら、もうおしまいにするけれど？」
「願い下げだ。と言いたいところだが、俺が復讐するまでに誰かに殺されていては困る」
「本当はあなたのような狂犬は手に余るのだけど、使いようというやつね」
「せいぜい寝首をかかれんよう気をつけるんだな」
「もし私の周りの人を傷つけるなら覚悟することね。それまでは置いといてあげるわ」
「安心しろ、お前らが無様なまねをしない限りは守ってやる」
（これがツンデレって人か）
（これがツンデレという女か）
斬真狼牙「よし！ ここも傘下に入れさせてもらうぜ！」
草薙京「まあ、仕方ねーか」
愛乃はぁと「よろしくね、燃え太郎さん！」
草薙京「古いネタだなオイ」
遠野志貴「お前みたいな強い奴が仲間になって心強いな、燃え太郎」
草薙京「いや、違うって」
水瀬名雪「燃え太郎君、おはよう」
草薙京「違う！ それにいま起きたのか！？」
矢吹真吾「俺はずっとついていきますよ、燃え太郎さん！」
草薙京「焼くぞ、テメェ」
速攻生徒会は特に意識していないし、最近のＭＳＩも特に意識はしていない。大闘領も意識してない。