09/09/03 12:45:01 W7Xq+I8v
白黒フレイザード
レンがかがみんを監禁話
エロ。エロくなくてもエロ。
光の差さぬ地下室に、嘉神慎之介は囚われていた。
目隠しをされ、腕は後ろ手にいましめられ、石の壁にもたれて座らされている。
力を込めてみても枷はびくともしない。焼き切ろうともしてみたが、冷たい枷は嘉神の力を受け付けなかった。
コツ、コツ、と足音が近づいてくるのが聞こえた。それに重なって、鈴の音も。
「レンか?」
返事の代わりに、また鈴の音が聞こえた。聞き慣れたその音に、解放されると嘉神がほっとしたのもつかの間。
「……!?」
唇が重なった。
嘉神が状況を理解するより早く、小さな舌が嘉神の口内に押し入ってくる。
逃れられないように頭が両手で固定され、舌が絡められる。
本来なら嘉神にふりほどけない力ではなかった。だが腕をいましめられた状態ではろくな抵抗もできない。
なにより、意識が自分の口内を蹂躙するレンの舌からそらせない。
脳の奥が、じんじんと熱を持つような気がする。今まで理性と倫理観が押さえ込んできたモノが解放を訴えているような……
この感覚は深い口づけのせいなのか、それとも抵抗できない、姿が見えないという状態のせいなのか。
どちらにせよ、自分自身に幾つかの意味で危機感を覚えた嘉神が全力でもがこうとした時、唐突に解放された。
「っ……は……」
嘉神は荒く息をつくが、レンの呼吸が乱れた様子はない。どころか、嘉神の口から溢れた唾液をぺろぺろとなめている。
「レン……やめない、か……」
精一杯顔を逸らして見えないレンに言うと、素直に離れた。
しかし今度もレンは嘉神に安堵を与えない。嘉神の首のタイに触れるとシュッと音を立ててほどいてしまう。
次にベストとシャツのボタンも外され、前をはだけられた。
「…………」
レンの小さな手が嘉神の逞しい胸元を撫でる。何も嘉神には見えないが、その手つきは酷く優しいのだけはわかった。
それがかえって恐ろしく、背筋にぞくりと震えが走る。
ちゅっと音を立てて首筋に口づけられる。古い刀傷が残るそこにキスをしては舌を這わす。
「はっ……っ、く……」
上がりそうになった声を殺そうと唇を噛む嘉神を嫐るように、水音が大きくなる。その音は首筋から胸元、腹へと下っていく。
再び衣擦れの音と共に嘉神の腰帯がほどかれる。ズボンが下着と共にずらされれば、既に嘉神のペニスは半勃ちとなっていた。