イナズマイレブンでエロパロpart3at EROPARO
イナズマイレブンでエロパロpart3 - 暇つぶし2ch900:名無しさん@ピンキー
09/10/23 00:30:38 wUouGPgY
 切ない思いが、胸中に渦巻いていた。
 「なあ、木野」
 「うん? どうしたの、染岡君」
 「お前、そんなに円堂のことを大事に思えるのは何でだ?」
 「えっ…」
 染岡が尋ねると、木野は目を伏せて、すっかり困ったような表情になった。
 「なんで……だろうね」
 それから、自嘲するように小さく笑う。
 「でも、みんなのキャプテンだか…」
 「俺が聞きたいのはそんなことじゃねえよ」
 自分でも驚くくらい不機嫌な声が出て、染岡は「しまった」と思った。
 案の定、木野は自分と目を合わせてもくれない。
 「す、すまねえ。お、お前を責めるつもりじゃなかったんだ…ホントだ」
 頬をぽりぽりと指でかいて、染岡は深呼吸した。
 自分が出来る限り優しく、落ち着いた声を出せるようにするためだ。
 「木野」
 出だしが震えたが、先よりも柔らかい口調で紡ぐことが出来た。
 「お前、円堂のこと好きなんだろ?」
 「あっ。……え、えっ? そ、そんなこと…」
 「ごまかすなよ。サッカー部の奴ならみんな知ってる」
 そう言われると、木野は恥ずかしそうに笑って、顔を真っ赤にした。
 「や、やだ、みんな、知ってたの? もっ、…もっと早く教えてくれれば良かったのに…」
 すると、突然恥ずかしそうに笑っていた顔が突然ぐしゃりと崩れる。
 染岡が目を見開くと、木野の目からはボロボロと涙が溢れていた。
 「私の気持ちが……もう円堂君に伝わらない、のも、みんな知ってるんでしょ…?」
 体を震わせ、声を震わせ、息を殺して、木野が泣く。
 みんなひどい! と加えて、ついに木野はわっと声をあげて泣き出してしまった。
 「お、おい! 泣くな! 泣くんじゃねえ!」
 泣かせるつもりではなかったのに、と染岡はすっかり戸惑っていた。
 こういう時、どうしてやるべきかもわからない。何を言えば良いかさえも、だ。
 ただ、常々木野にしてやりたいと思っていたことをするならば、きっと、今が―。
 そう思った瞬間、染岡は泣きじゃくる木野の頭を抱きしめていた。
 「…木野、泣かないでくれ」
 染岡の胸で、木野が言葉を失う。だが抵抗はしなかった。
 いや、むしろ心地が良かったのだ。優しくて暖かい彼の気持ちを、木野は感じ取ったのである。
 「そ、染岡君…」
 「なあ、俺じゃダメか? そ、そりゃあ俺は円堂と違ってひねくれてるし、顔も…怖いけどよ」

901:名無しさん@ピンキー
09/10/23 00:32:10 wUouGPgY
 そう言いながら木野の頭を解放すると、少女の濡れた真っ黒い瞳がこちらを見て、また溢れた。
 「私……私、最低の女だよ、染岡君……?」
 「どこがだ? ちっとも最低なんかじゃねえよ、お前は…」
 「だって、だって、私ッ、ついさっきまで円堂君のこと…諦められなかったのに!」
 次は木野から染岡の体に抱き着いて、ひどい鼻声で続けた。
 「今、染岡君に甘えたくって、しょうがないんだよ…?」
 抱き着いてきた木野の背をポンポンと優しく叩いて、染岡はまた頭を抱く。
 それから「良いじゃねえか」と、耳元で囁いた。
 「甘えろよ。お前は今まで誰にも甘えられなくて、辛かったじゃねえか…」
 染岡が言うと、木野はまたわーっ、と声をあげて泣いた。
 「木野、好きだ。もう俺に乗り換えちまえよ。な?」
 告白としては最悪だけどな、と笑うと
 「そんなことない…そんなことないよ!」
 と、木野が首を横に振る。
 「染岡君、ありがとう……私も、染岡君のこと好きって、言って、良い…?」
 惑いながら言う少女の唇を、染岡は自分の唇で塞いだ。
 染岡はそれを返事として、木野の体を抱き上げ、自分の膝の上に乗せてやる。
 「ん、ぁ……んっ…」
 舌を絡めるキスをしてやると、木野の口から甘い、媚薬のような声が漏れた。
 歯をなぞり、唾液を送り込み、自分を愛撫し続けてくれた口を可愛がる。
 「木野、ずっと……お前とこうしたいと思ってた」
 「染岡君…ありがとう……」
 口を離すと、嬉しそうに返事をしてくれた。
 木野の髪を撫でながら、染岡は「そ、その…」と唇を尖らせる。
 「体…さ、触っても…」
 「えっ………う、うーん……うんっ。優しくしてくれる?」
 「お、おう」
 「うふふっ! じゃあ……」
 鼻をぐずぐず鳴らしながら、少女はブラウスのボタンを一つずつ外してゆく。
 白い肌と、膨らみかけの乳房を包む下着が暗闇の中でもはっきりと見えた。
 染岡は思わず、ごくりと息を飲む。
 「触って! 染岡君」
 ブラウスとブラジャー、それからパンツをも床に脱ぎ捨てて、スカート一枚という卑猥な姿になる。
 大胆な木野の行動に染岡は照れつつも、嬉しくてたまらなかった。
 いきなりスカートの中へ手を延ばしたのも、彼が興奮しているからだ。
 「やっ、いきなりっ……」
 「い、嫌か? やめるか…?」

902:名無しさん@ピンキー
09/10/23 00:33:23 wUouGPgY
 「う、ううんっ、あん…あはぁっ!」
 愛液が溢れ出てきている穴に指を一本突っ込み、間接をクッと曲げてやる。
 「やぁ…染岡君っ」
 「痛いか?」
 「ふふっ、染岡君さっきから聞いてばっかり…ううん、平気だよ。その…気持ちぃ…の」
 上目遣いでこんなことを言われようものならば、たまったものではない。
 染岡は木野にキスをしながら、人差し指を膣に入れつつ、親指でクリトリスを弄ってやった。
 「んふ……あんっ、や、は、ぁ!」
 親指を激しく擦れば、木野が体をのけ反らせてよがる。
 「あっ、あ…あーっ……あはぁ、イく! 染岡君っ!」
 「イって良いぞ」
 「あ、や、はぁあんッ!」
 一際高い声をあげて、木野は絶頂を迎えた。
 強い性的興奮に、膣からの分泌液がその勢いを増してゆく。
 染岡に寄り掛かりながら、木野は自分を愛してくれるその少年の額に唇を落とした。
 柔らかい木野の唇の感触に胸の高鳴りを感じつつ、染岡は胸を愛撫してやる。
 それから再び勃起を始めた自分を、木野の陰核にぐにぐにと押し付けた。
 「やっ、染岡くんっ…」
 「木野、良いか…?」
 「あんっ、あ、あ……うんっ…入れて」
 木野は自らの意思で、指を使い割れ目をぱっくり開く。
 そして、染岡を導くように、性器を彼の肉棒に宛てがう。
 一気に中へ入ってくると身構えていた木野だったが、予想に反して染岡はゆっくり侵入してきた。
 「はっ……あ、そめっ、おか、く……」
 「木野、痛かったら……すぐやめる。必ず言えよ…」
 「うんっ…」
 染岡の優しさが、結合部から伝わってくるかのように温かい。
 はあっ、と息を吐いて、木野は染岡の亀頭を受け入れた。
 ぬぷりっ、と沈むような水音と共に、深く深く染岡と繋がってゆく。
 「あ、いっ……はぁぁんっ!」
 「木野っ…木野っ!」
 「染岡く……ぅんっ!」
 狭い肉壁を、熱い欲望が突き進む。
 染岡を強く抱きしめて、木野は初めてこの身に受ける快楽に悦んだ。
 自分を愛してくれる少年の性器は、なんと熱く心地が良いのだろうか。
 陰茎が木野の全てを満たした時、染岡は少女の唇に幾度もキスをして、微笑んだ。
 「痛くないか?」
 「うんっ、染岡君でいっぱいなの……嬉しい…」
 「俺も…嬉しい……く、くそっ、恥ずかしいな…」
 強面をさらにしかめ、しかし顔色を真っ赤にしながら、染岡が呟く。

903:名無しさん@ピンキー
09/10/23 00:34:32 wUouGPgY
 木野はうふふと笑いながら、先のキスの、お返しのキスをした。
 「あぅんっ……あ、ふぁ…」
 やがて染岡の腰が、一定のリズムで前後に動き出し始める。
 じゅぷっ、じゅぷっ、と愛液が鳴って、陰茎が激しく木野の膣を擦った。
 「や、や、あぁっ! 染岡く、あ、あ、あっ!」
 桜の花のような色をした乳首を頂きに構えた小ぶりな乳房が、ぶるんぶるんと腰の律動に合わせ揺れる。
 染岡は無我夢中で腰を打ち付けながらも、目の前に差し出された胸を愛撫することを忘れない。
 胸の突起にちゅうっと吸い付いて、さらに奥深くへ自らを突き入れた。
 「ひゃぁんっ!」
 グポッ、と勢い良く引き抜いて―。
 「んあんっ!」
 ズプリ、と勢い良く突っ込む。
 この繰り返しだけで、木野は「もうっ、ダメェッ!」と淫らな声をあげた。
 「そ、め、おかく…イ、イっちゃぅ、イっちゃうッイっちゃうッ、イっちゃ、あ、あ、あぁーッ!」
 膣がきゅうっと強く締まった。
 同時に、染岡は木野の中へ精を放つ。
 ぐぷっ、ごぽぽ…と音を立てて、木野の膣口から収まらなかった液体が溢れた。
 快楽の余韻で、少女の体はびくんびくん震えたままだ。
 「木野…!」
 可愛い娘の乳首に口づけをして、そのまま染岡はその体を抱きしめた。
 下半身がぐちゃぐちゃに塗れた木野も、荒い呼吸を整えながら染岡を抱き返す。
 「染岡君ッ…、好き…大好きなの。…離れないで、もう少し…このまま」
 中に入ったままの染岡の根本を撫でながら、木野がねだった。
 「ああ…お前が好きなだけ、こうしててやるからな」
 勃起した乳首を指で撫でて、染岡は言う。あんっ、と嬉しそうな木野の声が漏れた。
 少女の中で、また愛液が溢れ出る。まだ萎れそうにない肉棒は、その温もりでまた固くなろうとしていた。
 木野が、またゆっくりと腰を動かす。
 初めての愛と性の悦楽に酔い、二回目を開始しようとしているのだ。
 染岡は恥ずかしそうに眉を寄せながらも、木野の腰をがっしりと掴んだ。
 「染岡君、ありがとう…大好き」
 木野は綺麗に笑って、染岡に、大好きな彼の為だけに言うのだった。



 終

904:名無しさん@ピンキー
09/10/23 01:44:35 A0J4zW+M
>>903
GJ!
秋かわいいよ秋
染岡さんかわいいよ染岡さん

905:名無しさん@ピンキー
09/10/23 03:30:44 67gFXTqS
GJ

906:名無しさん@ピンキー
09/10/23 08:53:28 zOdqNAc5
GJ
久々に感動したよ…お疲れ様でした。

907:名無しさん@ピンキー
09/10/23 10:25:07 Ihr6qddK
GJ!
な、なんか感動した!
ドラマチックというかなんか合うなこの二人

908:名無しさん@ピンキー
09/10/23 10:30:17 Griu9+MV
GJ! イイ奴だな染岡

909:名無しさん@ピンキー
09/10/23 10:36:54 wUouGPgY
>>904>>905>>906
ありがとうございます!また投下する時はよろしくお願い致します。

二カ所、誤字がございましたので訂正させて下さい。

2レス目・下から15行目
 すると、突然恥ずかしそうに笑っていた顔が突然ぐしゃりと崩れる。
 →
 すると、突然恥ずかしそうに笑っていた顔がぐしゃりと崩れる。

4レス目・上から2行目
 愛液が溢れ出てきている穴に指を一本突っ込み、間接をクッと曲げてやる。
 →
 愛液が溢れ出てきている穴に指を一本突っ込み、関節をクッと曲げてやる。

上記のように脳内で変換していただけますよう、お願いします。

910:名無しさん@ピンキー
09/10/23 10:40:11 wUouGPgY
>>907>>908
訂正文を書いている間のリロードが間に合わず、先のレスでお返事出来ませんでした。
GJありがとうございます!

911:名無しさん@ピンキー
09/10/23 18:45:09 DrEItCjX
GJ!!

912:名無しさん@ピンキー
09/10/24 11:29:59 BA6bkjBb
「顔も怖いけどよ」に笑った
とても感動したGJ

913:名無しさん@ピンキー
09/10/24 14:25:40 c5Q+rvQT
女子メン、お風呂はどうしてるの

914:名無しさん@ピンキー
09/10/24 23:00:21 uxRp2lQV
文才もないのに妄想ばかりが先走った感が否めないが
隙を見て投下です

※このスレでの一之瀬の扱いにあえて逆行してみた 需要?知らんな
 リカ×一之瀬です 一之瀬が受け身だから注意
 エロはあるのに救いがない
 あと関西弁はインチキですごめんね!※

逆行しといてなんですが凄くドキドキしている 果たして受け入れられるのか
ただアニメ見てると俺には一之瀬はこう見えるんだという一心です

915:リカ×一之瀬
09/10/24 23:01:31 uxRp2lQV
皆の寝静まるキャラバンの中、一之瀬はふと目を覚ました。
目の前では土門が寝息を立てている。そしてその後ろからは一際豪快な寝息、もといいびきが。
そういえば以前、土門が壁山のいびきに辟易して外へ避難したという話を聞いた。
自分は一旦眠ると朝まで起きない方なので今まで特に気にしたことはなかったけれど、
いざ夜中に起きてみると確かにこれは到底寝られそうもない。
一之瀬は軽く身震いして、寝袋を這い出た。
そもそも目を覚ました理由というのが、こういう場合のたいていの例に漏れず尿意だ。
野宿の夜は冷える。キャラバンに用意された寝袋は北海道の極寒にも耐える代物だけれども、
一之瀬はいつもの通り土門とおしゃべりしながらそのまま眠りに落ちたせいで、上半身を寝袋にしまい損ねた。
しかしかく言う話し相手の土門はちゃっかり全身くるまってぬくぬくと寝ている。
一之瀬はなんとなく理不尽な不満を感じながら靴をはき、土門の体をそっとまたいで表へ出た。

外は若干肌寒いくらいだ。
涼しい風が吹き抜けて木々を揺らし、空には星が瞬く。
そもそもなんでこんなところで野宿かというと、いつ何時宇宙人の襲撃を受けるかわからない雷門イレブン及び、
たった一人の運転手である古株さんの睡眠を保障するためである。
イナズマキャラバンは目的地に着いていようがいなかろうが、夜はきっちり休む。よい子の鑑だ。
しかし最初から野宿を見込んだ旅ならキャラバンにトイレくらいつけてほしい。
自分たち男子はともかくとして、車外に張ったテント内の女性陣は一体どうしているんだろう。
自分の娘を送り出した理事長はそこの辺りどうなんだろうか。
そんな取り留めもないことを考えながら、手近な茂みに分け入る。
そのとき―

916:リカ×一之瀬
09/10/24 23:03:02 uxRp2lQV
「あれぇ、ダーリンどこ行くん?」
「!?」
背後から突然よく通る声が聞こえて一瞬びくりとなる。
そしてその声の主が誰なのかを確かめるまでもなく、リカが腕に飛びついてくる。
「こんな夜中にもダーリンに会えるなんてうち幸せやわぁv」
「あー、あはは…」
リカ。大阪での出会いからこっち、片時も一之瀬のそばから離れない押し掛け女房だ。
ナニワのギャルの行動力はすさまじい。
お好み焼きを一枚食べたかどで危うく結婚させられそうになった一之瀬は、
大阪からキャラバンが出発するときにこの騒動ともおさらばだと思ったものだ。
今思えばずいぶん甘かった。
しっかり雷門ジャージを着こんで自分の隣に陣取っているリカを見た時は、
もうショックとか呆れなんか通り越して乾いた笑いしか出なかった。
そしてそのテンションは出会いから全く衰えていない。
「な、なんでもないよ。キミこそ何してたんだい?」
「うちはぁー、とっても星が綺麗やからぁ、ダーリンと一緒に見れたら素敵やなぁって思ってたとこや!」
「そ、そう…」
四六時中この調子である。一之瀬は毎度のように、曖昧に笑って返事を濁した。
別にリカが嫌いなわけではない。誰だってそうであるように、好意を寄せてくれること自体は悪い気はしない。
ただちょっと、ほんの少し…その猛烈すぎるアタックが迷惑なだけで。
「リカ、もう夜も遅いよ。テントに戻った方がいい」
「いやぁん、うちもダーリンと一緒がいい!」
さて困った。
面倒なタイミングで捕まってしまった。どうしたものか。
理由が理由なのでどうしようもなく、なおかつ言いづらい。
言えば素直に放してくれると思うが、女の子にわざわざ宣言するものでもない。
「ご、ごめんリカ…放してくれないかな。ちょっと用事が」
出来るだけ優しくその腕を振りほどき、茂みの中を歩きだす。
寝起きなうえにそっちが差し迫っているのもあって、上手い口上が思いつかない。
惚れた弱みに付け込んで「心配だから夜中に出歩いてほしくない」とかなんとか言えば、
目をハートにしてテントに戻ってくれそうな気もするけど、
明日以降のべったり度が急上昇するのを考えるとそれも気が引ける。
困った。半ば混乱した頭で、とりあえずリカを引き離そうと歩調を少し早める。
しかしリカはさも当然のように追いすがってくる。
「ダーリンどうしたん?なんか悩んどるん?うちなんでもするさかい、なんだって言うたってや!」
だったら今すぐ離れてほしい、と喉まで出かかったのをぐっと飲み込む。
何もこの子を傷つけたいわけじゃないんだ、ほんの少し離れていてくれるだけでいいんだ。
リカが隣できゃいきゃい騒いでいるせいで、ただでさえまとまらない思考がさらに鈍る。
適当な相槌を打ちつつ、腕にぶら下がるリカを引きずりながら、とりあえず歩き続ける。
次第にリカが静かになって、本当に不安そうな声で、
ダーリン、ホンマにどしたん、と言われてはっと我に帰った。気付かない間に結構森の奥まで来ている。
「あ…ご、ごめん」
重たい沈黙。リカは見るからに、暗い森に怯えている。しかし、深刻そうな一之瀬を気にしてしがみつけないでいる。
何をやってるんだオレは。女の子を真夜中にこんなところに連れ込んだりして。怖がってるじゃないか。
ようやく少し頭が回り始める。冷静になってみると凄く間抜けな状況だ。頭を抱えたくなる。
この際、下手に言い訳しないほうがいいと結論付けた一之瀬は、若干ためらいながらもリカに白状した。
リカは一瞬あっけに取られたような顔をしたが、すぐにいつもの調子に戻って、
「やだわぁダーリン、そういうことはもっと早く言ってやぁ!
 ごっつ心配したんやで。うちここで待ってるさかい、早く戻ってきてやv」
「う、うん…ごめん」
半分自己嫌悪に陥りながら、リカを残してさらに奥の茂みに入る。
そのとき背後でリカがいつになく神妙な面持ちになっていたことに、一之瀬は気付かなかった。

917:リカ×一之瀬
09/10/24 23:04:02 uxRp2lQV
用を足し終えてリカのいるところに戻ると、リカは木の根もとにちょこんと腰かけて膝を抱えていた。
黙ってれば可愛いんだけどな。
やや失礼なことを考えながら歩み寄る。
しかし、いつもなら主人の足音を聞いた子犬のように飛びついてくるリカがいつになく静かだ。
一之瀬が目の前まで来ても、リカは立ち上がらずに自分のつま先を見つめている。
「…リカ?」
一之瀬がしゃがみ込んで、リカと目線の高さを合わせる。リカは目を合わせない。
いつもとのあまりの違いに一之瀬の胸がざわついた。
「リカ」
もう一度呼んで、俯いたその顔を覗き込む。
リカは何か思いつめたような、あるいは今にも泣き出しそうな、そんな顔をしていた。
不安が胸をちくちくと刺す。どうしたんだ?待っている間、怖かった?
直前までの状況はよいとは言えないけど、こんな顔をさせる要因は思い当たらない。
どこか悪いの?リカ。返事をしてくれ。リカ!
リカの厚い唇が、重たげに開かれた。その声は蚊の鳴くようで。
「ダーリンは…うちのこと、キライ?」
「え、」
頭が真っ白になったようでもあり、心臓がドスンと沈み込んだようでもあった。
嫌いかどうかだって?
日頃、どちらかというと相手の気持なんかお構いなしに接しているリカの、
突然の核心的な問いに一之瀬は酷くうろたえた。
「嫌い…って、わけでは」
とっさに曖昧に否定。嫌いじゃないというのは嘘ではない。
好きかと言われるとわからないが、決して嫌いではない。
迷惑、とか、少しうざったい、とか、そういう感情があるのは否定できないけれど、
でもリカが嫌いなわけでは。
するとリカはまるでそれを見透かしたように、
「じゃぁ、…好き?」
「そ、それは…」
わからない。嫌いではない、けど好きなのか?オレはこの子を。
選手としては信頼している。仲間としても素敵な子だと思う。
でも今リカが求めているのは恋人としての「好き」だ。
リカはいつでもそういう「好き」をアピールしてきたが、
一之瀬はリカをそういう風に考えたことはまだなかった。
リカはいつの間にか一之瀬の目をまっすぐに見つめている。
一之瀬が言葉に詰まっているのを、複雑なまなざしで見据えている。
一之瀬は完全に混乱していた。こういう深刻なムードは初めてで、どうしていいかわからない。
長い沈黙が流れる。

918:リカ×一之瀬
09/10/24 23:06:10 uxRp2lQV


リカが状況を動かした。
先刻からずっと何か思いつめたような顔をしていたリカは、
突如はじかれたように木の根元から身を起し、一之瀬に飛びついた。
しゃがみ込んだ不安定な姿勢を取っていた上に酷く動揺していた一之瀬は、
突然のことにバランスを崩して、リカを抱えたまま尻もちをついてそのまま背後に倒れる。
追い打ちをかけるように唇をふさぐ、柔らかく温かい感触。
キスされた、と気付くのに数秒かかり、自分の置かれている状況を把握するのにさらに数秒。
唇が離れても一之瀬は言葉を発せず、目の前の泣きそうなリカの顔を茫然と見つめることしかできなかった。
「うちは、ダーリンが、好きや」
リカが呟く。
「うち…ダーリンのものに、なりたい」

「っリカ…っ、やめるんだ…!」
ぴちゃ、と卑猥な音が立つ。
小さな水音だが、静かな森の中ではまるでそれが森中に響き渡っているかのように聴覚を犯す。
リカは一之瀬の足の間に顔をうずめ、太もものあたりに手を添えて、それを愛撫している。
つい先程用を足したそれをためらいなく口に含み、音をたててねぶり上げる。
「…っは、ぁ…っ」
一之瀬の息が上がる。
すぐに引き離すべきだとわかっているのに、初めての刺激に痺れる体には力が入らない。
上体を起こすこともできず、ただリカのされるがままにされる一之瀬。
手で口をふさいで情けない声が漏れ出るのを抑えるのが精いっぱいだった。
空いた方の手が、せめてもの抵抗でリカの長い髪をつかむ。
しかしその手にも力はなく、指をその青い髪に絡めるのがせいぜいだ。
リカの口淫は拙かったが、慣れない刺激に追い上げられる一之瀬のくぐもった呻きは断続的に響いた。
「ひっ、ん、うぅ…!」
限界の近い一之瀬が息をつめて目をギュッとつぶる。
羞恥から目に浮かんでいた涙が、目じりからポロリと一粒こぼれた。
手のひらの下で唇をきつく噛み締め、来るべき絶頂に自分を見失わないよう血をにじませる。
しかし予想に反して、リカの唇が離される。一之瀬の脚を抱え込んでいた腕もほどかれた。
指に絡んでいた長い髪が、名残惜しげにするりと逃げていく。

919:リカ×一之瀬
09/10/24 23:07:19 uxRp2lQV
「っ…?」
一之瀬が恐る恐る目を開ける。
が、次の瞬間再びリカにのしかかられる。今度は腰のあたりに、馬乗りになって。
シャツをまくられた裸の下腹部にぬるりとした感触が伝わり、
リカが下衣を身につけていないことを知る。そしてそれが何を意味するのかをも。
「リカ!ダメだ…こんな、やめるんだ!」
一之瀬が身を起こそうとする。しかしリカに体重をかけて肩を押さえ込まれ、
重力に加勢された体はあえなく敗北を喫する。
リカは悲壮な面持ちで、呟くように言う。
「ダーリンごめんな、うちダーリンのこと全然考えてへんかった。
 ホンマ迷惑しとったんやろ。結婚相手…失格やわぁ」
さっきからの、今にも泣きそうな顔の真意をここにきて悟る。一之瀬の胸がずきりとする。
しかしリカはつと腰を浮かし、一之瀬の屹立をそこにあてがいながら続けた。
「でもうち…ダーリンのことホンマに好きやねん。どんどん好きになってん…
 ダーリンお願い、今だけでええの、今だけでええからっ…!」
「っリカ!やめ…っ!!」
リカがぐっと腰を沈めた。ぱちゅっ、というような音をたてて、一之瀬の性器がリカの胎内に飲み込まれる。
「ああぁぁっ…!ダーリンっ…!」
「う、あぁ…リカっ…!!」
リカが苦しげに顔をしかめる。一之瀬も急所をきつく圧迫されて息を詰める。
お互いに痛く苦しい性交。それは今のリカの心境にも似た。
「り、リカっ…こんな、の、ダメだっ…!」
早く抜いて、と苦しそうな顔で訴える一之瀬を見下ろすリカの目に涙が浮かぶ。
答える代りに一之瀬の胸に手を付き、ぐ、と腰を浮かす。
一之瀬の性器はリカの愛液でぬらりと光り、破瓜の血がそこに伝っていた。
取り返しのつかない、そんな証。
リカが再び腰を沈める。二人の口から再び悲鳴が漏れる。
ダーリン、うち、とうわごとのように呟きながら腰を揺すぶるリカの長い髪が、
一之瀬の頬や胸をくすぐる。
一之瀬は呻き混じりの息を吐き出し、下生えの雑草を握りしめた。
そして靄のかかる意識の中で、なぜ、どうして、といった言葉を繰り返していた。

920:リカ×一之瀬
09/10/24 23:08:22 uxRp2lQV
そんな悲しい性交がどれだけ続いたか、
すぐのようでもあり永遠の時間のようでもあり、二人には全くわからなかった。
そして一之瀬に限界が訪れる。一之瀬が目を見開き、リカの太ももに指を食い込ませる。
切羽詰った声が必死に訴えた。
「リカ、オレもう…!お願いだ、からっ…!」
熱い吐息に遮られて、文として意味を成しえない言葉。
すがるような目でリカに抜いてくれと懇願する一之瀬の頬にも涙が伝っていた。
リカは今にも崩れそうな笑みを見せると、さらに腰を激しく上下させる。
一之瀬の悲痛な訴えはやがて喘ぎ声に変わり、間もなく一之瀬が体を大きく痙攣させた。
リカの腕の力が抜け、一之瀬の胸に倒れ込む。
涙に濡れた目で見上げた一之瀬は茫然自失としていて、
涙の跡と荒い息遣いと上気した頬が事後の余韻を物語っていた。うつろな目は空を見上げている。
リカは目を伏せ、一之瀬の胸に顔をうずめて肩を震わす。
木々の間から木漏れ日のように差し込む月明かりが、つながったままの二人をまだらに照らしていた。





921:名無しさん@ピンキー
09/10/24 23:09:24 uxRp2lQV
本当はこのあとなんだかんだ結ばれる二人まで考えてたんだが
無駄に長くなりそうだった上まともな文が思いつかなかったので豚切った
あと小説とか初めてで色々見苦しいと思う
お目汚し失礼しました、本当に
読んでくださった方有難うございました

922:名無しさん@ピンキー
09/10/24 23:52:42 P2/9eksk
>>921
うおおおおGJ!
ダウナーモードのリカにマジ萌えた!!
初めて書いたとか嘘だろ…
気が向いたら是非続きも書いてくれ!

923:名無しさん@ピンキー
09/10/25 01:50:41 STpXfX9M
>>921
ラブラブな二人が好きだったがこれもいいな。GJ!
続きあるなら全力で待ってる。

924:名無しさん@ピンキー
09/10/25 09:16:21 N2nFL5gf
GJ!!!!
切ない感じでよかった!

925:名無しさん@ピンキー
09/10/25 09:31:10 FJadJzcq
リカが可愛くて切ないな、GJ!

926:名無しさん@ピンキー
09/10/25 18:53:27 s6zq4c8Y
コンビニ店員俺×半田(1/2)

「なっ、やめろってば!」
半田の腕を頭上でまとめて木の幹に押し付ける。
夕暮れ七時過ぎの公園は薄暗く人気も無い。
「や、やだ!冗談だろ!?」
「冗談でこんなことしないよ、半田くん」
ジャージのチャックを開けてシャツの裾から手を忍び入れると少し汗ばんだ滑らかな肌に触れた。
柔らかい胸を揉みしだく。
「かわいい、かわいいよ」
「ひ…っ!」
「乳首、たってきてる…気持ちいいんだね」
「っちが、う!」
否定のする半田の唇を塞いで歯列をなぞる。
唇を離すと唾液が口端から零れて嗜虐心をそそられる。
そのまま乳首をこねる様に苛めるとぷっくり赤く色づいてさくらんぼのようだ。
「な…なん、で…?」
「よくうちのコンビニ来てたよね?初めて見たときから大好きだったんだよ」
胸から徐々に下へ手を伸ばして、半勃ちのものをきゅっと掴む。
「ひゃぁっ、ああっ!」
「あれー?まだ乳首しか弄ってないのに勃起させてるの?半田くんって淫乱なんだね」
「ちがっ、うって…!」
尿道に爪を食い込ませて刺激してやると先走りが溢れてきて、指で掬って菊座にすり込むと嗚咽にも似た声が聞こえた。
「んひ・・・ッ!あ、ぁああ!!」
「ここに指が入ってくんだよ」
「や、やぁあ!む、りだっ…て!」
「無理じゃないって、見てどんどんはいってく」
中指を突き刺して中でぐっと折り曲げる。
「ん、ぁあ・・・あッあぁ!」
「もう三本も入ってるよ…ほんと半田くんはエッチだなあ」
「や、やらぁ・・・!」
内部にしこりを見つけて其処を指で刺激すると、半田の身体がビクッと揺れた。
「ひ!あぁああッ」
「ここ?」
「なっ、なんか…ひぁッ、へん…!」
ぐずぐずになったそこから指を引き抜いて自身の逸物を宛がう。
「や、やだやだやだ!そんな…ん、入…んないッ」
「大丈夫だよ半田くんはエッチだから。ほら、もう先っぽ呑みこんでるよ?」
「う、うそ…ッ」
「嘘じゃないって」
ぐちゅぐちゅと粘着質な音を立ててナカを蹂躙していく。
口を開けっ放しにいているからか、唾液が顎を伝って地面に落ちる。
嫌というわりに頬は赤くそまり、僅かながら腰も動いている。


927:名無しさん@ピンキー
09/10/25 18:54:01 s6zq4c8Y
コンビニ店員俺×半田(2/2)


「半田くん初めてじゃないのかなぁ?もう全部入っちゃったよ」
「ひぃっ、あぁああ!…苦し、い…!!」
「腰動いちゃってるよ?気持ちいいんだ」
「いう、な…ぁ!」
頭上で拘束したままだった腕を引っ張って更に深くつながる。
「んぅっあ、ああ、深…ぃッ!」
「半田くんのなか、すっごく気持ちいいよ…」
「や、ああっら、らめぇえ!なん…く、る……ッ!」
「いいよ、イッて」
「もう…だ、めぇっ!あッああ!で、ちゃ…うっ!ああぁっあ、あああ!!」
ビクビク身体をしならせて、吐き出した白濁は半田の腹を濡らした。
「あ、はぁ…は…」
射精して脱力した半田を抱えなおして、律動を再開する。
「え、や、あ、あぁああっ!やだぁあっ!!」
「まだ俺イってないから、ね」
「あ、ああぁっ!は、はひっぁ…っ」
どろどろになった半田のものを弄りながらどんどん激しさを増していく。
「あ、ぁああっ…ま、たッ…イっちゃ……!」
「くっ、」
「ひゃあぁあっああッ!」
自らが放った白濁を残らず半田に注ぎこむ。
内包しきれず溢れた精液が地面を白く染めた。
「は…ぁ、あ…ど、して…?」
「だぁいすきだよ、半田君」
俺は半田を抱きかかえて公園の近くに泊めてあった車へ向かった。
おしまいッ☆

928:名無しさん@ピンキー
09/10/25 19:00:39 zhoA7W1O
半田エロいですGJ!

929:名無しさん@ピンキー
09/10/25 19:02:05 bwu3FSpg
なんという俺得

930:名無しさん@ピンキー
09/10/25 23:28:21 0CGoBD3P
絵版とかしたらばとかできたから新テンプレ
投下のお約束とか絵板のルールはまとめサイトにあるからカットで



イナズマイレブンのキャラに萌えられる内容なら
ショタロリホモ百合乱交なんでもおk
リアルタイム投下は禁止、sage進行
次スレは>>970が立てる。無理だったら代わりを指名
またはスレ容量が490KBになったときなど臨機応変に

前スレ
イナズマイレブンでエロパロpart3
スレリンク(eroparo板)

過去スレ
1 スレリンク(eroparo板)
2 スレリンク(eroparo板)


まとめサイト
URLリンク(lightning11.web.fc2.com)
お絵かき掲示板
URLリンク(www17.oekakibbs.com)
したらば(避難所)
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)

931:名無しさん@ピンキー
09/10/25 23:33:11 fJJNOXie
もうそんな時期ですか

932:名無しさん@ピンキー
09/10/25 23:47:20 0CGoBD3P
うん、今の容量は447KBだし作品1,2個投下されたら終了
現行>>1では「次スレは>>950」だけど流れ的には緩やかなんで>>970にささやかながら変更させてもらった

933:名無しさん@ピンキー
09/10/26 00:31:57 lNV8J0jL
ああ妥当じゃね
むしろ今思うと初代と二代目は異常な消費だったな

934:名無しさん@ピンキー
09/10/26 00:45:59 hHpuEWeZ
>>926
GJ!

935:名無しさん@ピンキー
09/10/26 21:12:53 l/sB2AC2
したらばで書いてる職人さん、サイトでやったほうがいいんじゃない?
追放したいとかそんなんじゃなくてオリジナルな設定とか独自の世界観とかの展開が上手いと言うか
さっき見たら雷門中七不思議とか八個目の不思議の気合いの入りようが凄かったから・・・

936:名無しさん@ピンキー
09/10/26 21:44:07 Eaq2VSic
>雷門中七不思議
kwsk

937:名無しさん@ピンキー
09/10/26 22:29:31 RjBHKJBL
>>936
したらば行ってこい

確かにやぶてん版とカマイタチの夜のダブルパロは「すげぇw」と思ったがこれこそ読んでるだけの俺らが横から口出しすることじゃなくね?

938:名無しさん@ピンキー
09/10/26 22:35:36 RjBHKJBL
なんだ意味のわからん文章になっとるw
確かにやぶてん版とカマイタチの夜のダブルパロは独特すぎて「すげぇw」と思ったが「サイトでやれ」とか俺ら外野が口出しすることではない

939:名無しさん@ピンキー
09/10/27 00:33:01 9YrFhlnc
したらばに投下されたものにまで言うのもな…
というか何故ここで言う

940:名無しさん@ピンキー
09/10/27 13:14:06 Vked3221
ホモばっか(ー.ー)

941:935
09/10/27 21:44:49 W58tBZrx
ごめん、今回も>>935もしたらばに書き込もうとしたら「書き込みました」みたいな画面は表示されるんだけどリロードしてみたら書き込めてない現象が発生したからこっちに書く
エラーは出ないんだが書き込めない・・・あとで管理人さんその原因教えてください・・・俺したらば書き込んだこと一度もないのに・・・

やめろといいたいわけじゃないし、追放する気も全然無いんだ
料理が上手いっつーんかな、風丸が円堂を慕う理由は給食の嫌いなオカズを代わりに食べてくれたから説とかワロタし
宍戸のかまいたちの夜は面白かったし、七不思議の八個目の不思議とそれからの展開もすげぇと思った
気合い入いりようすげーなあって、けど思うんだわ
なんか「イナズマ二次創作」の枠に捕らわれないで、オリジナルとか一次創作にチャレンジしてみてもいいんじゃね?って
宍戸シリーズのかまいたちみたいなのはサイトでバリバリやってくれたほうがいいんじゃね?っていうのが言いたい


942:名無しさん@ピンキー
09/10/27 22:03:04 Y+Xlah5b
善意装おうとして結局支離滅裂になってる典型的な荒らしですね、分かります。

943:名無しさん@ピンキー
09/10/27 22:04:53 Rf7kOBJf
したらば見てないからよくわからないけど
本人がイナズマで書きたいから書いてるんだろ
オリジや一次創作に興味ないだけかもしれないのにチャレンジした方がいいとか何様

944:名無しさん@ピンキー
09/10/27 22:10:51 W58tBZrx
だから荒らしじゃないって!
追い出したいわけじゃない、二次創作の職人に留まらずオリジナルや一次にも挑戦してみたら?って言いたいんだよ

945:名無しさん@ピンキー
09/10/27 22:36:01 7N/VIXP5
一次創作を書けとか
オリジナルを書けとか言ってる見たいだが
実際にそれをやる意思はしたらば人が決めることで
他人がどうこう言える立場でもないだろ。

これ以上はスレチになるから控えようぜ

946:名無しさん@ピンキー
09/10/27 22:58:12 Q5BQZdGX
したらばのURL教えてほしい

947:名無しさん@ピンキー
09/10/27 23:08:49 W58tBZrx
だって七不思議の鈴姫様とかイナズマ関係ないしだから作者もオリジナルやりたいんじゃないの?
ならサイト開いて思いっきり一次創作やってくれればいいじゃないの、俺応援するし

>>946
>>270

948:名無しさん@ピンキー
09/10/28 00:42:32 iK5Jjtn1
>>947
      ___    ━┓
    / ―\   ┏┛
  /ノ  (●)\  ・
. | (●)   ⌒)\
. |   (__ノ ̄  |
  \        /
    \     _ノ
    /´     `\
     |       |
     |       |

           ___   ━┓
         / ―  \  ┏┛
        /  (●)  \ヽ ・
       /   (⌒  (●) /
       /      ̄ヽ__) /
.    /´     ___/
    |        \
    |        |

949:名無しさん@ピンキー
09/10/28 01:21:50 Us5559VR
>>947
あんた主張が「オリジナルに挑戦してみれば?」から「オリジナルでやれ」にすりかわってるよ
つまりそれが本音かい?
粘着乙

950:名無しさん@ピンキー
09/10/28 02:04:31 XffERwCY
どうでもいいから議論やめてくれ

951: ◆gYCSAIVZniW6
09/10/28 08:35:42 rYfsnove
>>941
URLリンク(helpguide.livedoor.com)
今の所NGワードや規制は行ってないので念の為

>>950
次スレよろ

952:名無しさん@ピンキー
09/10/28 10:19:25 GPAd+wEr
まだ次スレ大丈夫じゃね?
あと1つ2つは投下できそうだべ

953:名無しさん@ピンキー
09/10/28 10:29:23 Z9QGR5fq
容量的にもうすぐ落ちそうだから、
落ちる前に次スレ立てておいて誘導貼ったほうがいいじゃない

954:名無しさん@ピンキー
09/10/28 11:21:45 FIkvSFaT
いよいよ4スレ目か
過去スレに比べて流れが緩やかだよな

955:名無しさん@ピンキー
09/10/28 13:39:11 uklDShId
容量は現在453KBで作品投下1,2個ならいけるし(テンプレでは490KBで次スレ)
スレの流れも緩やかなんでこのスレから>>970が立てることにすればよろし
反対意見あったら理由も一緒に書き込んでほしいのねん
仕切ってるみたいな印象もたれたら申し訳ないのねん

まぁおいらはイナズマのエロ及び文章を見に来てるわけだから
本人の意思でオリジナルに行くなら止めはしないけど、そうじゃないならイナズマ書き続けてほしいのねん
そんなわけで本スレ職人もしたらば職人もみんなファイト!と声援を送っておくのねん

956:名無しさん@ピンキー
09/10/28 23:56:39 grHA2A2m
反論はないけど、エロパロの投稿制限とかイマイチわからんのよね
490KBで落ちちゃうってことなの?詳しい人降臨キボンヌ

957:名無しさん@ピンキー
09/10/30 23:26:56 BIgLkEn5
円堂の頭のアレって何?
バンダナ?ヘアバンド?ハチマキ?

958:名無しさん@ピンキー
09/10/31 00:29:17 cTlpTs/W
>>957
バンダナだとおも

959:名無しさん@ピンキー
09/10/31 13:21:23 Fq2K4gpJ
どんなプレイを書く気だよ

960:名無しさん@ピンキー
09/11/01 09:53:13 fYjRper/
・女の子の腕を縛る
・女の子の足を縛る
・女の子の目隠しをする


961:名無しさん@ピンキー
09/11/01 14:21:33 VDbDOTx5
・自分のあれを縛る

962:名無しさん@ピンキー
09/11/01 16:35:32 Ycy1mU3X
・タイヤで四肢を拘束されたうえ、バンダナで目隠しされる円堂

963:名無しさん@ピンキー
09/11/01 22:22:29 UoVKVeoI
タイヤで拘束って、この前鬼道にやられてたやつか

964:名無しさん@ピンキー
09/11/01 22:24:34 Etjh1ijO
円堂が女キャラを犯す話が読みたくなった

965:名無しさん@ピンキー
09/11/02 03:19:47 1YbRW5sh
円堂+豪炎寺+鬼道×夏未をかいてもいいですか?

966:名無しさん@ピンキー
09/11/02 07:04:57 jE2Gysvr
いいよ

967:957
09/11/02 13:06:08 e/G4U9i+
>>958
ありがとう~


よっしゃ投下するべ、といきたいとこなんだけど
>>965を待ったほうがいい?

968:名無しさん@ピンキー
09/11/02 14:12:51 /CkvLBkE
いや>>965はかれこれ12時間近く経ってるから先に投下しても大丈夫だろう

楽しみにしてるぞ

969:コテハン ◆vagXVzAsTw
09/11/02 22:09:38 e/G4U9i+
まりがとー


今から投下するものは2の最終章~ラストまでをネタにしています
当然ネタバレ全開です
嫌な予感がする人はIDをNGワードに突っ込んでください
こっちに落とした理由は上記の通り「IDであぼーんができるから」です

970:がんばれ風丸 エイリア道中~俺がラスボスになった理由~
09/11/02 22:11:24 e/G4U9i+
・これはアッー!です
・ネタバレ注意…って今更ですね
・嘘八百文章です、内容も電波です
・設定はアニメ1割、ゲーム4割の双方のいいとこ取り




※おことわり
原作ゲームの特色である引き抜きシステムやスカウトシステムについて
また、原作ゲームの根本的テーマを否定する意思は一切ありません
アニメ千羽山戦の「勝てないと思って助っ人呼んだんだ」発言からの発生です
ご迷惑をお掛けしますがご理解の程、宜しくお願います
また気分を害し不快に思われた方に謝罪申し上げます

971:がんばれ風丸 エイリア道中~俺がラスボスになった理由~
09/11/02 22:12:05 e/G4U9i+
「終わったんだな……全部、ぜんぶ」
「……ああ」
宴が終わった後に寄り道した河川敷。
各々が解散した後もふたりは帰宅せずに語り合う。
話したいことがいっぱいあった。
言いたいことも、伝えたいことも。数えきれないくらい沢山。

『思い出せ!みんなーーッッ!!』
円堂の必死の咆哮によって正気を取り戻した風丸たち。
富士山ろくの爆発と首脳陣の逮捕。
もうエイリア石による悲劇が繰り返されることは無いだろう。
「改めてさ。…おかえり、風丸」
「ああ…円堂も、おかえり」
「おう!ただいま!!」
とびきりの笑顔につられ風丸も笑い出す。
特に珍しくとも何とも無い、ごくありふれた日常のやりとり。
それさえも今は愛おしかった。
「ところで、さ」
笑顔から急に真顔になった円堂に風丸は身を硬くする。
「何も…ないよな?」
「…はぁ?」
主語の無い言葉の意味が分からず問い直す。
「だからさ…その、エイリア石の後遺症とか、そんな感じの」
「あ…ああ……大丈夫だ、何も無い」
「そっか、よかった!
 あの石、強化人間にするとかなんとか聞いてたから気になってたんだ」
「………」
彼は嘘をつかない人間だ。
風丸の身を案じてくれたことには間違いないだろう。
「やっぱさ、強くなるにはまず特訓だもんな!」
「円堂」
「他人から与えられた力で強くなっても…って何だ?」
「気になるんだろ…なんで俺たちがダークエンペラーズになったのか」
「え…あ、いや……」
言葉に詰まった円堂の目が泳ぐ。
彼は隠し事などできる性格ではない。全くもって判りやす過ぎる反応であった。
「でも…風丸が言いたくなかったら、その……」
「本当にそう思ってる?」
「う……」
判りやすいを通り越して単純、風丸は思わず吹き出した。
からかわれたのだとようやく気付いた円堂が
反論せんばかりに身を乗り出そうとするものの、すぐに腰を落とし不機嫌に呟く。
「……なんでバレたんだよ……」
むしろ判らないほうがおかしいのだが、と言おうとして引っ込める。
これ以上機嫌を損ねさせるのはかわいそうだ。
「何年越しの付き合いだと思ってんだよ」
「………」
若干むっとした表情を見せるものの、どことなく納得したようなそぶりを見せる。
この微妙な変化に気付けるのも長年の付き合いの賜物であった。
「あれは、俺が戦線離脱してしばらく経った頃だったかな……」
円堂の心のささくれが緩和したのを確認してから風丸は語り始める。
悪魔に魂を売り渡してしまった苦い過去を。

972:がんばれ風丸 エイリア道中~俺がラスボスになった理由~
09/11/02 22:12:53 e/G4U9i+
グラン率いるジェネシスの集団攻撃によって再起不能となった風丸は
福岡の救急病棟に搬送され、長い処置の末なんとか後遺症持ちは免れた。
しかし満身創痍である彼はキャラバンを降りることを余儀なくされてしまう。
その後地元である稲妻総合病院に転院し、入院病床に案内された先に広がった景色は
先に長旅から下りてしまった染岡と栗松、キャラバンに乗ることも無く去ってしまったメンバーたち。
終わりの見えない戦いに疲れきり歪んでしまった風丸の心には声無き声が脳裏に響いた。
「ああ、お前もなのか」と。
その鬱屈した想いは次第に彼の精神を蝕んだ。
もっと、力があれば。宇宙人を超越する力の源―神のアクアがあれば。
だがここで想いをぶちまけるわけにはいかない。
入院生活を共にする仲間たちもまた宇宙人の被害者であった。
自分"だけ"が被害者面をするわけにはいかない。前向きにリハビリを続ける姿を見れば尚のこと。

暫く経った頃、医師から外出許可を得て河川敷にてサッカーでのリハビリを開始する。
今まで当たり前にできていた行為ができなくなってしまったことへの戸惑い。
早くよくなりたいという想いからの焦り、思い通りにいかない苛立ち。
風丸も例外なくその理想と現実のギャップに思い悩んでいた。
今までのように走り抜けても風を感じない。
まだキャラバンに同行していた頃に吹雪から言われた「風になろう」という言葉が薄ら寒く感じた。
所詮、人間は人間だ。
全てのしがらみをかなぐり捨てて叫んでしまいたい。
「……今日はこれくらいにして帰るぞ」
染岡がその場に居るメンバー全員に呼びかけ、帰り支度を促す。
ぞろぞろと河川敷グラウンドを後にしようというとき、ふと背後に人の気配を感じ振り向いた。

「やあ、練習お疲れ様です」
軽く手を打ちながら心の篭っていない感想を述べる、顔色の悪い男がひとり。
「誰?」
「申し遅れました、私は…」
「はいはーい」
会話を成立させようとする男と少林寺の間に松野が乱入する。
「怪しい人には関わってはいけません、って学校で習ったね。
 ほっといて帰るよー」
入院生活で曜日を把握する感覚が鈍ってはいたが
言われてみればこの平日の昼間という時間帯、スーツ姿の大人が居るという状況は確かに妙である。
そしてこちら側を知っているかのような口ぶり、警戒するに越したことは無いだろう。
再び戻ろうと歩み始めたときまたもや声が掛けられる。
「入院生活は快適ですか?早く退院したいとは思いませんか?」
「ちょっ…」
「無視して」
神経を逆撫でする言い方に反応する後輩を影野が注意する。
しかしこちら側の事情を把握している一言を発したことで"不審者"であることが決定的となった。
歩調を速めつつポケットから携帯電話を取り出そうとしたところ
「おっと、困りますね」
「なっ…!」
「半田!」
素早く駆け寄った男に手首を締め上げられ、思わず手から携帯電話を滑り落としてしまう。
「何するんだ!放せよ!!」
「話だけでも聞こうという気にはなりませんかね」
「ほ、本気で通報…」
「待ってくれ」
慌てて通話ボタンに指を滑らそうとしていた宍戸の手を風丸が押さえ込んだ。
「ほう……理解のある対応に感謝します」
「おい風丸……」
「早く退院したいかと訊いてきたよな?あんた、何かアテでもあるのか?」
「ふふふ…そう焦らずとも。
 ここでは難ですので場所を移しましょうか」

973:がんばれ風丸 エイリア道中~俺がラスボスになった理由~
09/11/02 22:14:07 e/G4U9i+
場所は移り、高架下。
「これをご覧いただきましょうか」
そう言ってスーツの男が取り出したのは頑丈な銀色のアタッシュケース。
中には宝石のような輝きを放つ小さな結晶が大事に詰め込まれていた。
「これは……」
見覚えがある紫色の光。
「真・帝国学園から逃げ出してきた子供が持ってたペンダントじゃねーか…」
愛媛県の"海ボウズ"からペンダントを身につけずに命かながら逃げ出してきた
子供からのエイリア学園追跡のための手がかり。
この地で染岡は地上最強のチームから離脱したのだ。
最後の外界のできごととして深く印象に残っていたのだろう。
「帝国……影山つながり……」
「そっ…そんなのに手なんて出せるわけないじゃん!」
参加していない者でも理解できる程の、安全とは言いがたい代物。
男は気にせず話を続ける。
「これはエイリア石と呼ばれるものの結晶です。
 これだけの少量でも凄まじい効力を秘めていて…」
「エイリアだって?!」
ここに居る全員が傷つけられた大元の名前が飛び出し、皆が一斉に反応する。
諸悪の根源に手を出すなど、ますますできるわけがない。
「早とちりは損をしますよ…」
話の腰を折られたことに若干苛立っているのか男が意見する。
「その力はもう皆さんの身をもって体感しているはずなので説明は不要ですね。
 これさえあればあなたたちは世界一、いや宇宙一の強さを手にすることができます」
「そんな物を…なんで、俺たちに……」
「力が欲しいのだろう?風丸くん」
「…どうして、それを……?!」
当時、福岡にて心情を吐露したことを聞かれていたとは露知らず
この男が陽花戸にて出合った重鎮・吉良星二郎の側近であったことは彼の記憶の中では
忘却の彼方へと追いやられているらしい。

「力を……」
これさえあれば強くなれる、念願の力を手に入れられる。
相手だってこの力の源を使って強くなったのだ、こちらからも使ってやっと五分五分になる。
こうこうと光を湛える結晶に手を伸ばしかける。
「風丸やめろ!」
「いけません!センパイ!!」
が、寸でのところで引っ込められた。
「……駄目だ」
伸ばしたほうの手を胸元に引き寄せ、反対側の手で擦りながら答える。
「円堂が言っていた…他人から与えられた力なんて素晴らしくともなんとも無い。
 こんなものに頼ってるエイリア学園には尚更、自分の力で勝たないと駄目だって……」
仲間の顔からは安堵の色が現れ、対照的に男の顔からは笑みが消え失せた。
「ならば、これを見てもそんなことが言えますかね?」
懐から新たに取り出された機械、携帯型のノートパソコンであった。


「ここは…『りあるわーるど』でやんすか?」
無言のままカタカタとキーボードを打ち込む男の背後から液晶画面を覗き込んだ栗松がぼやいた。
「なんだそりゃ?」
「ネット掲示板でやんす。実はオレもあまり詳しくないでやんすが…」
「その通り」
作業を終えた男が話しに割り込む。
「ネット上にある巨大匿名掲示板群『りあるわーるど』
 話題によってカテゴリ分けされ、ひとつのスレッド内にて多数の人間が語り合う。
 ジャンルはTVの感想などの娯楽から政界まで様々」
説明に一区切りをつけ、改めて風丸たちに向き直す。
「…当然、あなたたちのことも彼らは興味津々のようですよ」

974:がんばれ風丸 エイリア道中~俺がラスボスになった理由~
09/11/02 22:14:57 e/G4U9i+
 666 名前: 五十嵐先生  ID:PfoexUk5
 しっかしマジで患者増えたなぁ…8人目かよ
 しっかりしてくれよ…きみら雷門イレブンが潰れたら地球壊滅しちゃうよ…

「……!?」
自分たちは地球の命運を託されて旅立ったのだ。負ければ地球の未来は無い。
その使命を果たすことができず、今は病院で燻っている。
「酷く落胆したでしょうね…文面から書き込み主の心境が伝わってきます。
 あなたたちは人類の期待を裏切ったんですよ」
「………」
改めて説明され、皆うつむき視線をモニターから逸らす。
非常に申し訳ないという気持ちでいっぱいだ。
「目を逸らさないでくださいよ、まだ続きがあるんですから」
正直なところ、彼らのコンプレックスを直に刺激する文字が並ぶこのネット掲示板を
今の彼らが閲覧し、その意味を受け止めることは拷問に近い。
しかし任務を放棄してしまったと思い込む彼らは責任を感じ、意を決して読み進めていく。

 668 名前: ソウル1万超える君  ID:3Sdafv3s
 ケガなら仕方なし
 離脱者の子らにはゆっくり傷を癒してほしいところ
 しかし疑問なんだが、完治したらキャラバンに合流するのかな?

 669 名前: らんらんるー☆  ID:KlSfVc9J
 それはないでしょ、今戻られても正直戦力にならない。
 入院してるから回復に精一杯で特訓なんてやる暇ないだろうし。
 それよか強豪校回って強い奴集めたほうが確実。

 670 名前: マジ恋  ID:03+mMlmd
 所詮、離脱者は戦いについていけなかった弱者だからねぇ
 監督「戦力にならない人は降りてもらいます!」(キリッ

 671 名前: カブトムシ  ID:Vsqnr9rb
 怪我人相手に血も涙もねぇなw

 672 名前: 伴  ID:zHbEzj3d
 でも事実は事実
 弱いからケガなんてするんですよってばっちゃが言ってた

 673 名前: もしもしアニヲタです  ID:mwhxurhm
 ばっちゃが言うなら間違いない
 そもそも雷門って弱小の無名校だったんだろ?
 なんでそんなところがFFで優勝できたのか甚だ疑問

 674 名前: ジジイ  ID:uuCAj6xs
 マネージャーに雷門家のお嬢が居るからでFA

 675 名前: ガチャ  ID:SuxMgVtO
 確かに大会中に他校から引き抜きとかコッスイ手使ってたもんなw
 準々決勝に帝国学園の鬼道が雷門の選手として出て来たときは流石に吹いたわ
 こんな時期に転校?んな馬鹿なwwwwwwwwwwww

 676 名前: ぶど子名無しさん  ID:8AQKgpsA
 えっそんな奴らが地球の命運かけた戦いに立候補したってこと?
 身の程を知れ

975:がんばれ風丸 エイリア道中~俺がラスボスになった理由~
09/11/02 22:15:45 e/G4U9i+
 677 名前: 鉄乙女  ID:IX5W2Q16
 財力と時の運で優勝できたもんなのに勘違いして討伐に名乗り出ちゃった連中
 それが雷門中
 今の生き残りのメンツ見りゃ明らかやろ

 678 名前: 山本  ID:1OnXNHIL
 大半が他校からの助っ人やもんな…
 エースストライカーからして木戸川からの転校生やし
 もうおまえら雷門イレブン名乗るのやめれ

 679 名前: 五十嵐先生  ID:PfoexUk5
 おまえらよく暢気に構えてられるな…
 あいつらが潰れたら地球滅亡の危機だっつーのに

 680 名前: 閣下  ID:ThePenis
 厨房に託すこと自体まちがっとるやろ
 政府仕事しろ

 681 名前: C.C.のケツ  ID:j4DxpyF2
 いや違うね
 奴らは大会でやってきたこと(他校の強い選手の引き抜き)を正当な理由で実行している
 財前総理はその実績とノウハウを見込んで依頼しているのさ

 682 名前: 評価豚  ID:PWOBE2pj
 仲間との絆より実力者か…まぁある意味間違っちゃいないけどさぁ……
 そんなだからプロは相手にしないんだろうな、緊急事態とはいえサッカー侮辱されたんだもん
 そんな奴らプッシュする総理に頼まれても答えはノーだ

 683 名前: セバスちゃん  ID:3EktHH9e
 けど大会規定には反してないんだろ?>大会中に他校選手の引き抜き

 684 名前: 初代  ID:kJjJKrTE
 だから余計に性質が悪いんだっちゅーに

 685 名前: べホイミ  ID:U9A6Xo/H
 今までそんな手使う中学無かったものw


「非道いっ!!」
匿名を笠にして包み隠すことの無い本音の応酬に、とうとう堪えきれなくなった少林寺が叫ぶ。
「人の気も知らずに言いたい放題言いやがって……!」
半田もやるせない想いを連鎖的に吐き出した。
雷門中とエイリア学園との試合は全国を通じてTVで放映されている。
当然、試合中に怪我をした自分達の失態も。
今や日本中で大注目されているものである。話題に上がるのも自然なこと。

標的になってしまったときに上手く攻撃をかわすことができなかったのは事実。
バランスを崩したときに受身をとれず、派手に地面にぶつかったのも事実。
負傷した身体のケアを怠り無理を通して結果的に悪化させてしまったのも事実。
志半ばで旅から降り、現在入院生活を余儀なくされた。
鍛錬が足りなかったからこうなってしまったのだと思い込む彼らに
改めて目に見える形で再確認し、傷付いた心に新たな言葉の刃物が突き刺さる。
言われるとおり回復…怪我をする前に戻ることで精一杯、特訓などもってのほか。
"生き残り"と称される現メンバーは尚も特訓を積み重ね更なる高みへと昇っている。
彼らと自分たちの実力の差は歴然。今更戻ったとしても何の役にも立てない。
それについて非難されるのは心が痛むものの、仕方ないことだと無理やり納得できる。
怪我をしたくて故意に怪我をしたわけではない!と叫びたくなる気持ちを抑えてでも。

976:がんばれ風丸 エイリア道中~俺がラスボスになった理由~
09/11/02 22:17:36 e/G4U9i+
自分たちが悪く言われるのはまだいい。
だがしかし、何故マネージャーやチームメイトが槍玉に挙げられなければいけないのか。
何故ホームチームの雷門中学サッカー部が悪く言われなければならないのか。
何故信頼し大役を任せてくれた政府や財前総理がバッシングされる羽目になるのか。
追い討ち的なフットボールフロンティア優勝の実績の根本否定。
「鬼道さんは自らの意思で雷門に来たんですよ?!それなのにこんな…」
「引き抜きじゃないでやんすっ!」
何と言っても恐ろしいのは、所詮空想が事実のものとしてまかり通っているということ。
中には嘘や勘違いも混じっており、正されることもなくネットの世界では事実になっていること。
「だから何だと?彼らには"これ"が『正解』ということになっています。
 訂正意見など聞き入れられないでしょうね…逆に加速の燃料と化して終わりです」
何も言い返すことができずに表情を歪める宍戸と栗松。
握り締めた拳は指先が白く変色し、手のひらの薄い皮に爪が食い込み今にも血が流れそうだ。

名誉毀損などというレベルを通り越した酷い言葉の羅列。
画面の向こうの悪意。膨大な数のユーザーの否定意見。
眺めたのは氷山の一角にも満たないほどの、ほんのわずかな一部分にしかすぎず
閲覧を中断した以下にも延々と討論は続いている。
この全てを受け入れることは、若干中学生のメンバーには未熟すぎた。
「どうして…」
ただ見ているだけの第三者に"どうして"ここまで言われなければいけない?
「まさか「今まで頑張った」のに理不尽だ、とでも言いたいのですか?」
「なんだと…!?」
まるで嘲笑うかのように言い放つ男に激昂する染岡が吠える。
「何を仰る…無様にも怪我をして離脱したあなた方が!」
「………!」
一番気にしていることを一刀両断され言葉を詰まらせる。
「頑張った?ッハ!結果も出さずに!
 過程が評価されるのは学校まで!社会に出れば結果が全てなんですよ!」
無情にも義務教育の保護下に置かれる彼らに世間の厳しさを説いていく。
宇宙人に負けて結果が出せなかったから失望された?
仲間がそれこそ危険と隣り合わせで戦っているのに、自分達は遠くからただ養生しているだけ。
弱いから負傷した。弱いことは罪。
弱いから、他人を巻き込んだネガティブな噂が作り出された。
弱い自分たちのせいで仲間が悪く言われる。
「だったら強くなればいいんですよ」
じわじわと闇に侵食されようかというタイミングで放たれた、救いの手を称した悪魔の囁き。
「強くなれば仲間も道連れに評価を落とすことは無かった。
 力を手に入れれば再加入しても足を引っ張ることは無い、むしろ即戦力以上になるでしょうね」
「………」
風丸は考える。
『サッカーの世界も最高のスピードで駆け抜けてみせるぜ!』
陸上部からサッカー部へ転部する際に円堂と交した言葉だ。
だが実際に、その自慢のスピードは宇宙人相手には通用せずに
「風になろう」の言葉通り風のようにフィールドを走る吹雪に嫉妬すら覚えた。
どれだけ自分は井の中の蛙であったのだろう、と。力を手にすればそんな感情は抱かなくなるだろう。
でも。
「……だからといって…それは、受け取れない……」
心の内を影野が代弁した。
敵の力を使うなどという裏切り行為なんてできるわけがない。
何より、本当に仲間を失望させたくない。
「むしろ強くなれば皆さんに喜んでもらえるんじゃないでしょうかね?
 他人から与えられた力は駄目?そんな綺麗ごと、建前だけでしょう」
「円堂を侮辱するな!!」
カッと頭に血が上り即座に反論する。
ネット上だけでなく、目の前に居る人物にまで仲間を誹謗中傷されるなど許せなかったのだ。

977:がんばれ風丸 エイリア道中~俺がラスボスになった理由~
09/11/02 22:18:25 e/G4U9i+
「円堂はそんな奴じゃない!円堂は…円堂は!!」
怒りに任せて擁護の言葉を発する。
くだらない書き込みをするあんな奴らと一緒にされるなど、たまったものではない。
「本当にそう断言できるのですか?」
「何だと?!」
やれやれという様子で息をつき、核心に迫るために男が表情を検めた。
「今までの彼らの行為を振り返ってみてくださいよ。
 あなたたちが外れた穴を埋めるために、彼らは何を行ったか。
 人員の補充です。
 それも、あなたたちよりも"強い"選手のね」
人員が不足していればそれを補うのは当たり前。
正当化して、ためらうこともなく新しい選手をスカウトしていった。
女で子供であるにも関わらず、大人に混じり引けを取らないプレイを魅せた、塔子。
実力も十分な豪炎寺に代わる新しい"雷門"のエースストライカー、吹雪。
大会に出場していれば優勝候補だと噂される漫遊寺の、補欠だが莫大な潜在能力を持つ選手、木暮。
エイリアの残した地下訓練場を「遊び場」に日々特訓をしていた天真爛漫な少女、リカ。
故人・円堂大介の残したノートに記された究極奥義を円堂より早く成功させた素質を秘める、立向井。
沖縄で出合ったという、サッカー未経験者だが驚くほどの適応力と身体能力の持ち主、綱海。
誰も彼も相当な実力を持った"強い"選手ばかり。
見舞いに来た円堂が嬉しそうに彼らの活躍を土産話として語っていた。
「そ…そんなこと……」
普段ならば自信満々に発言する松野が言いよどむ。
その覇気を消沈させるほど、今の彼は動揺している。

確か、ついこの間豪炎寺がチームに戻ってきたことを嬉しそうに報告していた。
『すっげーよな!アイツ、離れている間ずっと特訓してパワーアップして帰ってきたんだぜ!』
パワーアップ、すなわち"強く"なって帰ってきた。
どんどん成長していく、彼には限界という言葉など存在しないのかというくらいに。
―円堂が喜んでいるのは、豪炎寺の帰還なのか? 本当は"強く"なったことでは?
「くっ………!!」
また出てきた"強さ"という単語に陰りが生じる。
「円堂に限って…そんな……」
そういえば、フットボールフロンティアで思い出した。
準々決勝の千羽山の『無限の壁』を破るべく探し出した『イナズマブレイク』の秘伝書。
円堂の母が鍵を預かり、部室内の通称『開かずの間』に保管されていた、それだけ貴重な必殺技。
そのパートナー選抜の際、円堂が指名したのはエースストライカーの豪炎寺と
当時突然「転校してきた」と雷門に訪れたばかりの鬼道だった。
迷うこともなく、しっかりと見据えて。
―やっぱり、円堂も"強い"選手が……?
皆、男の思惑通りどんどんと深みにはまっていく。
不安が不安を呼び、スパイラルの連鎖を巻き起こし、止まらない。

「今は怪我をしていて実力が劣るのは当たり前でしょう、が。
 怪我をする前のあなたたちと彼らを比較して、劣ってなどいないと、そう断言できますか?」
あと一歩のところで潰れる、そう読み男はスパートをかける。
「打倒宇宙人という目的のために地上最強のチームを作る、あなたたちのしてきたことだ。
 …そのチームから外れたあなたたちは、戦力外ということですよ」
「戦力外……」
薄々自覚はしていたことだ。
大会で着けていた背番号。今は新生雷門イレブンのメンバーが使用している。
つまり、戻っても自分たちの席は無いということ。
傍らにあるエイリア石のペンダントがより強く発光する。
まるで、疑心暗鬼な彼らの心境に共鳴するかのように。

978:がんばれ風丸 エイリア道中~俺がラスボスになった理由~
09/11/02 22:19:29 e/G4U9i+
「だってそうでしょう?今のメンバーはあなたたちより"強い"!!
 今戻っても戦力になるどころか足を引っ張るだけ!!」
「もう…やめてください!!」
「数合わせにすらならない!役立たずなんだ!」
「やめろって言ってるだろ!!」
「弱いから見捨てられるんだ!!弱いことは罪なんだ!!」
非情な単語が容赦なく発せられる。
やめてくれ、もう聞きたくない、悲痛に叫ぶも止まることは無い。
本音の吹き溜まり、ネット掲示板の大量の非難する内容の書き込みとデジャヴを感じる。
みんなそう思っているんだ。
世間の総意なんだ。
戦いについていけなかった弱者。今戻られても正直戦力にならない。
強豪校回って強い奴集めたほうが確実。弱いからケガなんてする。
…自分たちが弱いから、ここまで言われる。弱いから、仲間を巻き込んで。
…もしかして、円堂をはじめとする仲間も皆同じことを思っている?
イナズマブレイクのくだりからしてそうだ、豪炎寺が"強く"なって帰ってきたことも
土産話に聞かされる、円堂曰く"凄ぇ奴"である新メンバーの活躍を嬉々として語るのも。
暗に弱者は要らない、そういう意味が含まれているのではないか。
実は陰で嘲笑っていたのではないか、この"弱い"自分たちを。
「……ぐ………!」
あの見舞いは弱者の自分たちを見下すための行為だったのではないか。
「自分はこうならなくて、本当に良かった」と安心するための行為だったのではないか。
止まらない後ろ向きな思考はやがて最悪の結論をたたき出す。
仲間との絆より、実力者。
「くそおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
憎くなった。彼だけは味方だと思っていたのに。結局は強い選手が好きなんじゃないのか。
もう誰も、何も信じられない。自分たちに向けられるのは悪意しか存在しない。
はじめて見た電子越しの、手加減無しに降り注ぐ罵倒の雨を凌ぐ術の知らない彼ら。
身も心もボロボロな上に更に鞭を打たれた耐性の無いかわいそうな彼らが、今、闇に呑まれた。
「このエイリア石を使えば、あなたたちは強くなれる!!
 念願の力を手に入れることができるんですよ…さあ!!!」
言われるがままに、先程よりも強い光を放つ石を躊躇することなく鷲掴みにした。
覚醒したかのように指の隙間から光源が爆発的に広がり周りの景色を紫色に染める。
暗黒面に堕ちた瞬間であった。

身体が軽い、今まで無理に動かそうとすると痛みを生じていたことができるようになった。
光が収まった後の彼らの感じたこと。身体が言うことを利いてくれる。
もうもどかしい思いをしなくて済む。限界を感じることも、何も。
「おめでとう、きみたちは宇宙一の力を手に入れた!!」
高らかに宣言する男。確かに身体の奥底から力が溢れてくる、そんな気がする。
その力を確かめるのに、丁度いいところに目の前に転がるのはサッカーボール。
河川敷でのリハビリのために使用していたものだ。
染岡が踏み込み、蹴飛ばした。
すると凄まじい破裂音を発しながら弾け飛び、空中でバラバラに分解していく。
「すげぇ……!」
両の手をわなわなと震わせながら当の染岡が呟く。必殺技を使ったわけではないのに、この威力。
驚きの表情を見せるものの、口角はつり上がっている。
皆が皆、手にした力の余韻に浸っていた。
「ダークエンペラーズの誕生ですね…これで世界は私の……
 ふふふ…はははははは!!!」
男が高笑いを木霊させるその側で
かくして人間兵器と化した彼らの瞳からは、輝きが失われていた。

979:がんばれ風丸 エイリア道中~俺がラスボスになった理由~
09/11/02 22:20:29 e/G4U9i+
「そんなことが……」
信じられないという想いと、彼らのされた仕打ちに対する憤りを露にしながら円堂が呟く。
「…ごめん……俺……」
沈み込む風丸は静かに肩を震わせている。表情は伺えない。
最後まで仲間を信じ切れず裏切ってしまったことへの謝罪。
追い詰められていたとはいえ、勝手に暴走して恨みまでも抱いてしまったことへの後悔。
洗脳されたわけではなく、自らの意思で力を手に入れたという消えない過去。
彼らは無事に正気を取り戻すことはできたが、その傷が完全に癒えることはないだろう。
時間を巻き戻すことはできない。
「風丸………」
掛ける言葉が見つからない。
気にするなよ、余計に気にするだろう。
悩んでも仕方ないだろう、そんな無神経なことなど言えるわけもなし。
考えている最中にふとあるやり取りの光景が頭を掠めた。
「……そうだ!!」
これぞ名案とばかりに円堂が立ち上がり駆け出した。
「………円堂?」
遠く離れていく円堂が遠近法で豆粒くらいの大きさになったとき、風丸が顔を上げ首をかしげる。
一体何をしようというのか。
「風丸ー!」
「円堂!一体何を……」
「約束!!」
「……はぁ?」
急に駆け出したかと思えば、今度は行動と無関係なことを口走る。
風丸の頭上からクエスチョンマークが浮かぶ。
「約束!!したじゃないか!」
「だから何の?!」
「必ず追いつくから先に行っててくれって!!忘れたのかよ?!」
言われて脳裏に浮かんだのは、離脱の際に陽花戸校門前にて交した説得の言葉。
当時はもうその時点で戦意は喪失していた。
だがそうでも言わなければ頑固な友人のこと、納得などしてくれなかっただろう。
「追いついて来いよ!!」
「だからって…そういう意味じゃ……」
「早く!」
思い付いたら一直線、いい意味でも悪い意味でも一途な彼のことだ。
反対意見は聞き入れられないだろうと長年の勘がはたらく。
「………」
しかたないと諦め、渋々ではあるものの彼の要求に応える。
スタートを切れば加減無しで駆け抜けていくのは身体が覚えているからなのだろうか。
一心不乱に、走る、走る。
離れていた距離が近づいていく。待ち構える円堂が両手を広げていたのが見えた。
「ゴールってうわあ!!」
手を伸ばせば余裕で届く距離まできたとき、円堂に飛び込む形で踏み切りをつけた。
予想外の、だが想定内の行動に抱きとめたものの支えきれずに尻餅をつく。
「…あっはは、やっぱ早いなー風丸は」
「……円堂」
「ん?なに?」
「ごめん…俺…!」
風丸は恥じた。信じきれずに逆恨みした過去の己を。
彼は何ひとつ、変わっていない。
「風丸はさ、弱くなんてないよ」
そのことを確信へとする言葉。
今も尚、彼はずっと信頼し続けてくれている。

980:がんばれ風丸 エイリア道中~俺がラスボスになった理由~
09/11/02 22:21:14 e/G4U9i+
「だってさ、こんなに早く走れるんだぜ?
 これは風丸が今まで頑張ってきたから、だろ?」
「それと…約束、果たしてくれてありがとな。
 やっと追いついてきてくれたな」
「おかえり!…って、さっきも言ったか。へへ」
照れ笑いを浮かべる円堂。
温かい言葉の数々に風丸は感極まり、一層強く縋りつき涙を一筋流す。
「……円堂」
「うん?」
ごめん、は場違いな気がする。
「ありがとう……」
「…うん」
先程とはアクセントの位置が違う同じ単語を返し、円堂も風丸の背に回している腕に力を込める。
互いに密着状態となり、息苦しくなるまで抱き合っていた。


先に動いたのは円堂だった。
背に回っていた手が風丸のユニフォームをたくし上げ、直に素肌に触れる。
「…!」
人差し指一本でスッと背骨をなぞられ、風丸がぴくりと身を震わせた。
そのまま前に移動させ、へそを通過し胸板へと指を這わせた。
触れられ慣れない部分を撫ぜられ、風丸の右肩がやや上ずる。
「円堂」
「………」
まるで誘うような言い方をする風丸に円堂も指の動きを止めない。
無言のまま進める円堂のバンダナを掴み、目元まで引きずり落とす。
「わっ!」
急に視界が真っ暗になったことに驚きやっと口を開く。
「かぜま…」
る、と紡ごうとした円堂の口からは声が発せられなかった。
目隠しに気を取られている隙をついて風丸が塞いでいたからである。
そのまま彼らの接吻は激しさを増し、お互いの口腔をむさぼる。
呼吸がかち合わずに唾液が滴り落ちてもお構い無しだ。
「…ぃ?!」
もう一度唇を重ね合わそうとしたとき、また円堂の口から驚きの声が発せられる。
風丸が円堂の股間を握っていたからだ。
「おい、風丸」
ずり下げられたバンダナを戻しながら嗜める口調で相手の名を呼ぶ。
「欲しいか?」
「えっ?」
「俺が欲しいか?円堂」
確かに下半身は爆発寸前、できることなら早急に抱いてしまいたい。
けれど切羽詰ったように答えを懇願する風丸が気がかりに思えた。
「…どうした?なんか変だぞ」
「別に…聞きたいだけ。円堂の口から、直接」
「俺も聞きたい。なんでそんなこと言うのか」
「………」
強い意志を込めた瞳で風丸を見返し、そのまま無言の時間が流れる。
根負けした風丸がとうとう口を開いた。
「…知りたかった。円堂が、こんな俺でも……求めてくれるのか」
「あ、当たり前だろ…俺は、その」
「別にただの性欲処理でも構わない…それだけのことを俺はやった」
「言っただろ!?俺たちは仲間だって!」
許すも許さないも仲間同士。声を荒げてあのときに言った言葉をもう一度繰り返す。
風丸は未だに裏切り行為を引きずり自分に罪の意識という後ろめたさを気にしている。
相手の望むように、欲情のまま喰らい付くのは簡単だ。
だがそうしてしまえば彼の心を救うことはできなくなるだろう。

981:がんばれ風丸 エイリア道中~俺がラスボスになった理由~
09/11/02 22:22:17 e/G4U9i+
思い起こせば部員不足で練習試合どころか部の存続すら危うかったとき。
陸上部の活動中の合間ではあったが特訓に付き合ってくれた。
とうとう廃部の条件を提示されたとき、真っ先に助けてくれたのが風丸だった。
その後も、様々なかたちで円堂及びサッカー部を支えてくれている。
「今まで風丸はさ、頑張りすぎてたんだよ。それで疲れちゃったんだ。
 ゴメンな。俺、風丸に頼りすぎてた」
「そんな…こと……」
「風丸が居たら、なんか安心するんだ。絶対大丈夫だって。
 いつも助けてくれててさ、今度は俺が助ける番だって、そう思った」
「………」
「風丸は速いんだ。さっき追いついたって思ったらもう追い越して行った。
 俺、頑張って追いつくから。それでまた一緒に…」
「いいのかよ」
続きを遮るように言葉を重ねる風丸。
「それで、いいのかよ」
「いいも何も、俺は風丸が好きだ」
改めての告白。風丸も円堂も、その顔は熟した果実のように真っ赤に染まっている。
どちらからともなく抱き寄せ合い倒れこむ。
赤く染まった顔と同じくらい熟れた身体。唇を重ね合わせ、丁寧に味わっていった。

ふたりのすぐ側の河川の流れる水音に、卑猥な水音が呑まれていく。
「ふ……ぅ、ぁ!あ…!」
股を割り、風丸が円堂の指を受け入れている。
ぬるついた異物が出し入れされる度に風丸の口から切ない吐息が零れる。
「ひゃ…あっあああっ!!!」
二本、三本と増やされていく指。ばらばらと各々が蠢き、中を蹂躙していく。
その中の一本がある部分に触れ、ひときわ甲高い悲鳴が上がった。
「ああぁ…はあっ!……ひあああああ!!」
直後、重点的にその部分を攻められる。
「んん…んあ!…えんど……えんどう……あああ!!!」
快楽のせいで霞がかる頭で嬌声に混じり円堂の名を呼ぶ。
やがて全ての指が一斉に引き抜かれ、身震いすると同時に肢体が脱力する。
だがその入口におおよその臨戦状態の陰茎があてがわれ、再び身体を強張らせる。
その様を見て、円堂が若干意地の悪い質問をした。
「なぁ風丸、俺が欲しい?」
「…ぃ……今更……!あ、当たり前……」
「じゃあ、力、抜いて」
指示通り風丸が深呼吸し、息を吐ききった頃を見計らい挿入が開始された。
「ひぎ……!ぁ……が……ああっ!!」
じわじわと、ごく僅かずつの進行ではあるものの
久々に受け入れた括約筋は本人の意思とは裏腹に収縮を繰り返す。
その締め付けがきつくなるたびに侵入を停止し、少々緩くなると進行が再開される。
こちら側に合わせてくれている。
脳がそう判断を下すと生理的な涙とはまた別のものが風丸の目に溢れた。
時間は掛かったものの全てが収まる頃、円堂もまた荒く息をついていた。
「……全部、入った…ぞ」
「は……ぅ………」
「風丸の、風丸がいいってときに、動かすから…」
円堂が言い終えるとすぐに風丸は相手の首に腕を回した。
「え…大丈夫なの、か?」
「ん……早く、動いて……」
風丸が円堂を求め、円堂もまた風丸を求めた。
はじめは緩やかだった旋律が、次第に強く、より激しさを増していく。
突き動かされる都度、風丸は歓喜の声を漏らした。
ふたりの限界が来るのは時間の問題。大きく身体を痙攣させ、白濁を吐き出す。
性交を終えてもふたりは離れずぴたりとくっつき寄り添い合う。
もう、エイリア石による悲劇は起きることは無い。
再び灯った鉄塔の電光が象徴する平和を、幸せという形で実感していたのだった。

終了

982:がんばれ風丸 エイリア道中~俺がラスボスになった理由~
09/11/02 22:22:48 e/G4U9i+
「顔色の悪い男」は文中にてとってもアレな人になってしまったため
固有名詞はとても出せませんでした。
例の部分の元ネタは言わずもがな。
名前欄(アニメサロン板)と過去スレの自身の書き込み(一部を除く)ID以外のコピペはやってません。

983:名無しさん@ピンキー
09/11/02 22:25:33 e/G4U9i+
次スレ! 次スレ!!

イナズマイレブンでエロパロpart4
スレリンク(eroparo板)

984:名無しさん@ピンキー
09/11/02 22:31:51 e/G4U9i+
スレが落ちるとき
総レス1000超え 容量500KB超え→越えた時点から書き込めなくなる
板の総スレ数が800を超えると行われる『圧縮』(普段から書き込んでたら落ちない)

投稿制限
1レス全角2048文字、改行60行まで 1行に書き込めるのは最大で全角128文字(256byte)
名前欄とメール欄は64byte(全角42文字)までらしい…けどよくわからない
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 (なので別のスレで投下がかぶらなければ規制されて数時間アウト)
 つまり何が言いたいかというと、8超えたら用心

エロパロ板の即死判定(コピペ)
レス30未満で最終レスから7日間経過
以前はDAT容量でも判定があったようですが、今はこんな感じですかね
どこかに明記されているわけではないので、いつの間にか変わっていることもありますが

――
必要かなぁと思った、他になにか知りたいことはある?

985:名無しさん@ピンキー
09/11/02 23:22:29 DM6EaG8s
>>969
糞つまんねーからしたらばに篭ってろよ

986:名無しさん@ピンキー
09/11/02 23:54:07 gbR8c5UI
>>983

よく分からない前置きがあって長いな~とは思ったが積極的な風丸もエロくてよかったよ
キャプテンが裏山

987:名無しさん@ピンキー
09/11/02 23:55:25 gbR8c5UI
ってお前コテハンかよ…感想書かなきゃよかった

988:名無しさん@ピンキー
09/11/03 00:11:05 GHTFnXrn
スレ最後にして粘着厨が釣れまくりですね…コテ氏乙

前置きが長いのは2のエンディングのネタバレだから仕方ないんじゃ?
まだクリアしてない人でネタバレ嫌いはIDあぼーんの必要あるし

989:名無しさん@ピンキー
09/11/03 00:44:52 xLB6wct8
だからさ、腐女子特有の長い前書きはもう慣れたからいいよ。
でも
>ご迷惑をお掛けしますがご理解の程、宜しくお願います
>また気分を害し不快に思われた方に謝罪申し上げます
こんな畏まってまで2ちゃに投下する意味がさっぱり分からない。上の方でも言われてたけど、そこまでするなら自分のサイトでやれよと思うわ。
そうすれば自分の文章を読みたい人しか来ないだろうし、わざわざこんな注文書きしなくて済むだろ。

990:名無しさん@ピンキー
09/11/03 01:00:06 qLWnGh+f
まーたお前等は…ちゅーか議論やめてください大迷惑です
やりたいならお前等こそしたらば行ってくれない?



991:名無しさん@ピンキー
09/11/03 01:11:47 WahHMLt6
感想書かなきゃよかったとか、わざわざアンチ意見言うために書き込みするお前等の意味もさっぱりわからんわ…
これ以上はしたらば池、コテハン氏に直接物言えるぜ

>>969
GJです、円風好きなので投下嬉しかったです、めげずに頑張ってほしいけど無理はせんでください
あとエロパロの投稿制限とかも教えてくれてどうもありがとう、次スレも乙でした

992:名無しさん@ピンキー
09/11/03 01:30:11 /KiqMOOI
ごめん>>969の何が悪くてみんな議論してるのか俺には分らんので
>>986-989はしたらばの議論スレにその理由書き込んできてくれない?
>>984情報によると今492KBだし残りレス数も少ないし、何よりスレ違いなもんでね

>>969
GJGJ!円堂も風丸もらしくてヨカッタヨー

993:名無しさん@ピンキー
09/11/03 01:57:13 g+9PIN3N
>>970
GJ&乙です!
よかった

994:名無しさん@ピンキー
09/11/03 03:35:41 xOzeBG7a
>>970
風丸エロイ!GJ!!

でもちょっと気になったんだけど、風丸たちが弱いとか戦力にならないとか…入院組み(初期メン)嫌いなの?
引き抜きスカウト助っ人は卑怯せこいみたいなのが散々協調されてた印象が強いんだけど…貴女はゲーム版のアンチなの?ねぇ答えて?

995:名無しさん@ピンキー
09/11/03 03:37:15 xOzeBG7a
協調じゃなくて強調ですね、ごめんなさい…>>970は2が嫌いなんですか?

996:名無しさん@ピンキー
09/11/03 10:07:02 Pr4ZO7mE
989 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2009/11/03(火) 00:44:52 ID:xLB6wct8
だからさ、腐女子特有の長い前書きはもう慣れたからいいよ。
でも
>ご迷惑をお掛けしますがご理解の程、宜しくお願います
>また気分を害し不快に思われた方に謝罪申し上げます
こんな畏まってまで2ちゃに投下する意味がさっぱり分からない。上の方でも言われてたけど、そこまでするなら自分のサイトでやれよと思うわ。
そうすれば自分の文章を読みたい人しか来ないだろうし、わざわざこんな注文書きしなくて済むだろ。


65 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2009/08/29(土) 21:36:42 ID:f0A1RTN7 
あのスレを見ていたらもうどうでも良いのかな、って気分になった。今更どんな意見が出ても腐女子に占領されるのは目に見えてるし。
てかこれからは堂々と腐作品が投下されて、腐作品でスレが埋まるのか。もうエロパロ板なのか801板なのか分からないな。
何を言っても「もう決まった事だからw」「嫌ならスルー」の決まり文句か。あああ憂鬱だ。
誰か801禁止のスレ立てないかな。それなら今書きかけのSSを急いで仕上げて真っ先にうpするのに。それかもうシチュスレに移り住もうかな…。


文体一致するんですが、もしや同一人物ではあるまいな?
>>935以降サイトサイトとうるせーのも乱闘スレで801801うるさかったのも一致するし
お前腐女子嫌いだから別スレに移り住むんじゃなかったのかよw

997:名無しさん@ピンキー
09/11/03 11:28:59 Olnddd62
面白かった!!GJGJGJ

998:名無しさん@ピンキー
09/11/03 13:09:34 ZFTjsre2
>>996
文体一致はむしろこっちじゃね?「腐女子特有」とか腐女子にやたら拘ってんのも一致する
207: 2009/07/22 15:35:05 G4EKlf9e [sage]
全部読んだけど、なんかお嬢と秋が風丸の引き立て役みたいだな。
てか◆gYCSAIVZniW6は腐女子だよね?素直に風丸×円堂にして801スレに投下した方が良かったんじゃない?
まあ乙でした。
221: 2009/07/22 17:57:17 G4EKlf9e [sage]
このスレはマンセーしか書き込んじゃいけないのか?
てか◆gYCSAIVZniW6も、2ちゃんに作品を晒してる時点で酷評もあると思って投下してるよな?
自分は◆gYCSAIVZniW6に期待していたからこそ、思った事を書き込んだまでだけど。
234: 2009/07/22 23:26:43 G4EKlf9e [sage]
荒らし紛いのレスをしてすみません。自分にこのスレは合わなかったんだとつくづく思いました。
ただ、女キャラを当て馬にするのは読後感が悪く、それならばいっそのこと完全な801にしてしまえばいいのに。と思った勝手な感想でした。
それと、まとめ人◆gYCSAIVZniW6さん、お手を煩わせますが、まとめサイトにある自分の投下作品を削除して下さい。
・女女の夏未×秋
・混合のガングロ×一之瀬&秋×一之瀬&土門×一之瀬
上記2作品です。
あと>>145は誰かが勝手に転載したやつだからまとめサイトには載せないで下さい。
あと途中まで書いた豪炎寺+円堂×鬼道さんを今から投下します。まとめサイトには載せないで下さい。未完です。
ただ、このスレに投下する為に書いてるものだから行き場が無いんです。
それではお騒がせしました。

このスレ合わないんじゃなかったのかよ
帰って来たならさっさと続き書いて投下しろよ

999:名無しさん@ピンキー
09/11/03 13:49:01 VBDTAjc1
>>1000なら本編でパンチラ解禁

1000:名無しさん@ピンキー
09/11/03 13:51:17 mjQeFlCP
何の関係もない通りすがりの俺が颯爽と1000ゲト

1001:1001
Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。


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