09/10/03 18:14:55 BU7cXAmv
紅くも屋の奥で53(「なんとか峠」第二部 log2-256のオニ)
前からは三次が、浪乃進と男根を絡ませるように股をこすりつけている。何度も何度も唇を
合わせ、唾を飲みあう。しゃぶられつくした浪乃進の乳首は、紅に発色し、指の先ほどにも勃
起してかちんかちんに硬直し、突き出していた。
竹内が後ろから羽交い絞めにしながら、浪乃進の腕を万歳の形にあげさせて、三次をそその
かす。
「三次、腋の下も味見してみな」
「へいっ」
三次が顔から浪乃進の腕の下に潜り、わき腹から舐めあげるように、つやつやとした腋の下
にしゃぶりついた。
「あっ、はあああぁぁぁぁっーーっ」
ひときわ高い、震えるような嬌声を、浪乃進は張り上げてしまった。もはや、快感は限界を超
えていた、陰茎を食い締めた肛門から、腸の奥から、唇から、絡み合った陰茎から、そして腋の
下から、際限のない快感がこみ上げてきた。
「さんじっ、さんじっ、抱いて強く抱いて、ああ、ああ、いく、浪、いきたいっ
ごいんきょさまっ、突いてっ、浪を、もっと突いてぇ、ああ、突き殺してぇーっ」
前からくる三次を硬く抱きしめたまま浪乃進は、後ろから深く深く貫かれて、すべての動き
を止めた。息が止まり、体中の筋肉が痙攣し麻痺した。声さえ、呻き声さえ出せない。
細い息がやっと出たのは随分時間がたってからだった。向こうの鏡の中に、浪乃進がいる。あ
んなに泣いたあとで、あらゆる液が飛び散った中で、乱れに乱れた髪に巻きつかれ、二人の男
の手足に絡みつかれたまま、でも、浪乃進はかすかに微笑んでいた。
第二部完結しました。やっぱりスレ違いかなあと、思いつつも、ともかくもけりをつけるべ
く、投下しました。 さようなら。