09/09/11 04:20:15 thFAES83
断片的に書いたからどこか抜けてるかもしらん
二次創作だけど原作知らんでも多分問題ない
ちなみにショタはイナズマイレブンの豪炎寺修也
誰かがついてきてる…?
街頭がパチパチと切れかかる住宅街、もうすっかり日も暮れている。
練習後に円堂達と別れた豪炎寺修也は、背後の気配に不安に身を強ばらせた。
大人っぽいと言ってもまだ中●生、焦りと恐怖に自然と足が早くなる。
早く歩けども背後の気配は段々と近づき、小走りになっていた豪炎寺の肩が掴まれた。
「ひっ…!?」
「修也くん、僕だよ」
そう言ってニッコリとしたのは近所に住む既婚のサラリーマンの男だ。
スーツに銀縁メガネをかけたエリート風の男だが、豪炎寺は前からこの男を苦手としていた。
路上で出会い挨拶するたびに、ねっとりとまとわりつくような視線と、どこか裏のありそうな笑みを向けられれば、それも無理はないだろう。
「あ…」
一時は知り合いだと安心した豪炎寺も、再び不安を感じていた。
なぜこの男は駅からの帰り道ではなく、通学路にいるんだ?
「いやぁ、何だか怯えているようだったから、僕だと知らせてあげたほうが良いかと思って。」
「あの、肩…」
未だ痛いほどの力で掴まれた肩からとにかく手を外してほしいと豪炎寺は声をあげる。
「あ、ああごめんね。」
口では謝りながらも、しかし男は肩から手を離すことはない。
鼻先がくっつくほどに男は豪炎寺の顔を凝視する。
豪炎寺のツリ目の奥の、普段は落ち着いた瞳が不安に揺れて、潤む。
「ああやっぱり可愛いねぇ、修也くん。僕はね、前から君と仲良くしたいと思っていたんだよ。」
「え、は…?い、やです…!離してくださ…」